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1 型糖尿病では病態に合わせて別個に検討を要する。

(結語)

生活習慣病の食事療法を論じるに際しては、日本人の身体活動度の変化と、食生活の変

容を総合的に考慮しなければならない。その上で、患者が家族をはじめとする社会生活の

中で、食を楽しみながら食事療法を実践・継続していくことを勘案すると、現時点では日

本人がこれまで培ってきた伝統的な食文化を基軸にして、かつ現在の食生活の変化にも柔

軟に対応していくことが重要である。また、日本人の糖尿病の病態が欧米化しつつある現

在、日本人の病態と嗜好性に相応しい食事療法の継続的な検討が必要である。食事療法は

実行され、継続できなければ意味をなさない。栄養素組成のみにとどまらず、食事療法の

実践を促すマテリアルあるいはチームケアの在り方についても、さらに調査・研究を要す

る。

食事療法は、患者の病態・嗜好性に応じて、医師・管理栄養士などの医療従事者が患者

と共に考え、それが有効かつ安全に実践されていることを常にモニターしていく必要があ

り、その中から、新しいエビデンスを構築していかなければならない。

(文献)

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3. 厚生労働省:日本人の食事摂取基準 2010 年版,第一出版,2010 年

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