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3 月 刊 「 鼓 童 」2012 年 3 月 号象は八歳〜二〇歳までの若人十二人・太鼓経験問わず。一日四時間(土日で八時間)という長丁場。こちらの心配を他所に、みんな元気に最後まで頑張ってくれました。最終日はステージで観客を前に発表会という形でしたが、観せる為の演奏ではなく、あくまでも本人達が楽しむ事に重きを置き、お互い〝思ひ”と〝音”を感じながらの三五分間の熱演になりました。第二部は鼓童公演。この春から準メンバーの内、三人の初舞台となりました。(報告:齊藤栄一)藤本容子ワークショップ一月〜二月佐渡・小木小学校(全四回)十三年目を迎えたこの取り組み。今年のテーマ曲は「佐渡のむじな」、佐渡出身の詩人であり数学者:高野喜久雄氏(一九二七年〜二〇〇六年)の詩に容子が節をつけた曲だ。佐渡の厳しい冬の寒さを耐えて生き抜く「むじな」への応援歌。元気に歌いながらも、わずかでも七〇年前の佐渡の暮らしの厳しさを感じてもらえたらと願う。一年から六年まで、各学年の個性に向かい合って、一発勝負の現場で、歌う気持ちの8の字をどう描くか。伝える側にとっても、楽しくかつ毎回が挑戦、学びの時をいただいている。(報告:藤本容子)研修所APPRENTICE CENTRE一/三〇三十期生・二年次スタート一月に先輩を見送り、新一年生を迎える四月までの間、新二年生(舞台志望六名、スタッフ志望二名)八名での研修生活が始まりました。寒さが一段と厳しいこの冬は絶好の機会。この環境の中で自分と仲間の気持ちを盛り上げて物事に向かい、結果が出ることは、これから彼らの大きな自信になります。食事作りの腕も磨いておきたいこの時期は、石原所長が打ち出した『魚料理チャレンジ月間』。おかげで皆、五十センチの鱈を目の前にしてもひるまなくなりました。皆から「おいしい」と言われ、また次への意欲が湧き…、佐渡の海の幸を堪能している研修所です。(報告:千田倫子)メンバー短信MEMBER NEWS新メンバーのお知らせこの春より、鼓童準メンバーの立石雷、蓑輪真弥が鼓童正式メンバーとなりました。小松崎正吾はもう一年頑張ります。また、一月末に研修所を修了した安 あんどうあきこ藤明子、井 い のうえようすけ上陽介、住 すみよしゆうた吉佑太、花 はなおかてつみ岡哲海の四人が鼓童準メンバーとして活動を始めました。どうぞよろしくお願いいたします。作:宮﨑正美どんど焼き苦い思い出燃やした雅 し仁名残り雪と呼ぶにはほど遠い、厳しい春の雪が積もった二月十七日、柿野浦の鼓童研修所で俳句講座を開きました。今回は研修生一年生八名と鼓童スタッフ五名の合計十三名、投句数五八句です。各自、特選一句佳作二句を選び、挙手により点盛り、全員から特選句の感想と質問を受けました。「五分間鬼追いかける研修生」の五分間はよく分からないし、鬼だけでは季語にならない。「あげる気はないけど気になるチョコの棚」は字あまりで、これも季語がない。「夏恋しそして夏来る冬恋し」の気持ちは分かるけれど季語だらけ──等と文句も言いながら添削したり、感心したりの二時間。どんど焼き苦い思い出燃やしたし雅仁雪踏んで故郷の音と聴きくらべ菜瑠美互選で最高点を得た二句です。掲出の「どんど焼き」の句は私も特選にいただきました。どんど焼きで習字を燃やすと書が上手になり、その火で焼いた餅を食べると病気にならないと言います。「苦い思い出」も焼いて新しい年のスタートもいいでしょう。「雪踏んで」みるといい音がしますが、雪質によって音もいろいろです。雪の降り方、雪の積もる量、雪を踏む音、雪国といってもいろいろ違って一括りには出来ません。鬼太鼓が大好きな作者の「節分や鬼も内々鬼が島」(哲海)や、故郷福島の放射能を心配しての「雪のごと降り積もりゆく不安かな」(美奈子)も心に残りました。(赤塚五行鼓童文化財団研修所講師)二/十九新準メンバー四名。大雪にも負けず、元気にがんばっています。右から。花岡哲海、安藤明子、井上陽介。住吉佑太。 (写真:洲崎純子)

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