新しい価値の創造 - ハーティング

harting.co.jp

新しい価値の創造 - ハーティング

tec News24

ハーティング テクノロジーニュースレター

ゲスト 寄 稿 : ゲスト 寄 稿 :

Prof. Dr. Alexander Pflaum

RFID – 「 長 き 眠 り」より 目 覚 めた

技 術

Claus Hilger

「 産 業 シス テム の 垂 直 統 合 」:

ハーティングでは 既 に 着 手

Dr. Anselm Blocher

SemProM - 第 4 次 産 業 革 命 を

支 えるデジタルプロダクトメモリ

新 しい 価 値 の 創 造

生 産 のネットワーク 化 が 産 業 を 変 える


世 界 の 多 様 な 言 語 に 対 応

Bienvenidos

Herzlich Willkommen

Benvenuti

Bun venit

Welcome

Vítejte

Bienvenue

Witamy serdecznie

환영합니다

欢 迎

Добро пожаловать

Van harte welkom

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2


「Integrated Industry」 –

製 造 の 柔 軟 化 の 基 礎

お 客 様 各 位

» Claus Hilger, Director of HARTING IT System

Integration GmbH & Co. KG, HARTING

Technology Group, Claus.Hilger@HARTING.com

「 産 業 システムの 垂 直 統 合 (Integrated

Industry)」 – それは、 単 なるキャッチフ

レーズではなく、 工 業 企 業 のための 持 続

可 能 な 戦 略 です。 製 造 をより 柔 軟 かつ 迅

速 な 形 で 構 築 し、 環 境 に 優 しく、 資 源 を

有 効 利 用 する 形 で 事 業 を 運 営 すること

で、 顧 客 の 要 求 に 最 適 な 形 で 応 えられ

るようになります。

製 造 プロセスに 対 する 要 求 は 高 くなる

一 方 です。 硬 直 化 した 製 造 システムでは

もはや、こうした 要 求 すべてに 応 えるこ

とは 不 可 能 です。インテリジェントなソ

リューションをシステム 全 体 に 統 合 する

こと、つまり「スマートファクトリー」が 求

められているのです。

「Industry 4.0」というキャッチフレーズ

のもと、 製 造 におけるシステムとハード

ウェア、ソフトウェア、 組 み 込 みシステム

の 統 合 が 強 力 に 推 進 されています。これ

はすなわち、 製 造 工 程 に 関 する 情 報 が 即

座 に 、しか も 総 合 的 に 入 手 可 能 になると

いうことを 意 味 しています。そのため 製

造 においては 新 しい 考 え 方 が 求 められま

す。 複 雑 なプロセスは 迅 速 な 意 思 決 定

が 必 要 となりますが、それは 自 己 制 御 可

能 なシステムによってのみ 実 行 できると

いうことです。ハーティングではさらに

そ の 先 、「 産 業 シ ス テ ム の 垂 直 統 合 」を

目 指 しています。

器 の 制 御 はこれまで 分 断 されており、

各 種 ITシステムに 分 かれていました。

「 産 業 システムの 垂 直 統 合 」では、 分 断

されていたITシステムと 制 御 プロセスの

ネットワーク 化 が 進 み、 統 合 された 形 で

実 行 されることになります。その 結 果 、

製 造 および 物 流 側 からのデータはすべ

ての 部 署 からアクセス 可 能 になります。

つまり、 企 業 内 の 水 平 統 合 が 実 現 し

ます。

ハーティングでは「 産 業 システムの 垂 直

統 合 」への 道 を 着 実 に 進 んでおり、すで

に 自 社 製 造 業 務 においてAuto-IDソリュ

ーションの 導 入 に 成 功 しています。 製 品

や 製 造 された 部 品 にトランスポンダを 装

着 することで、 製 品 自 体 とともに 情 報 を

次 の 製 造 工 程 に 送 ります。 社 内 のダイカ

スト 製 造 への「e-Kanban」ソリューショ

ン 導 入 にも 成 功 し、ほかにもAuto-IDプ

ロ ジェクトが いくつか 進 行 中 で す。そして

アイディアは 次 々に 生 まれています。 業

務 を 通 じて 得 られた 自 らの 経 験 と 専 門

知 識 に 勝 るものはありません。

そのため、ハー ティンググループ では 産

業 システムの 垂 直 統 合 ソリューションの

販 売 を 推 進 しています。この 流 れを 通 じ

て、 私 たちは 市 場 の 要 求 に 敏 感 に 反 応 し

ながら、 顧 客 が 長 期 間 にわたって 競 争 力

を 維 持 できるようサポートします。

水 平 / 垂 直 統 合 :

垂 直 統 合 は 、 物 流 と 製 造 を 最 適 化 する

大 いなる 可 能 性 を 秘 めています。 障 害 発

生 時 の 応 答 時 間 を 最 小 限 に 抑 えるととも

に 、リソ ース 利 用 の 最 適 化 も 可 能 に なり

ます。これに 対 して、E R P システム 内 で

の 製 造 プロセスと 生 産 現 場 における 機

それでは、tec.Newsの 最 新 号 をお 楽 し

みください。

3


08 10

RFID ― 「 長 き 眠 り」より

目 覚 めた 技 術

SemProM - 第 4 次 産 業 革 命 を 支 える

デジタルプロダクトメモリ

目 次

ストラテジー

ソリューション

03 | 論 説 | "Integrated Industry" – 製

造 の 柔 軟 化 の 基 礎

06 | 姿 をあらわし 始 めた「 産 業 システ

ムの 垂 直 統 合 (Integrated Industry)」

| 産 業 システムの 垂 直 統 合 の

分 野 で 先 駆 的 役 割 を 果 たすハーティン

グテクノロジーグループ

08 | ゲスト 寄 稿

Prof. Dr. Alexander

Pflaum

RFID –

「 長 き 眠 り」より 目 覚 めた 技 術

10 | ゲスト 寄 稿

Dr. Anselm Blocher

SemProM –

第 4 次 産 業 革 命 を 支 えるデジタルプ

ロダクトメモリ

12 | 「 産 業 システムの 垂 直 統 合 (Integrated

Industry)」:ハーテ

ィングでは 既 に 着 手

サイバーフィジカルシステム(C PS)の

開 発 を 進 めるハーティング

14 | RFIDの 再 評 価 へ ― 一 元 供 給 で 実

現 する 柔 軟 なシステム

ハーティングテクノロジーグループは

RFIDシステムのコンポーネントを1から

10まで 一 元 供 給

18 | 用 途 に 合 わせて 自 由 に 選 べる 産 業

別 RFIDソリューション

UHF 技 術 に 重 点 を 置 くハーティング

20 | 制 御 放 射 パターンによるアンテナ

ハーティングテクノロジーグループ、 指

向 特 性 を 制 御 して 最 大 限 の 効 率 を 実 現

する3Dアンテナを 開 発

22 | バイナリRFIDセンサー

ハーティングテクノロジーグループ、

RFIDトランスポンダをベースにしたバ

イナリセンサーを 開 発

16 | ともにあるべきものを 統 合 | ハー

ティングテクノロジー グループ、R F I Dソ

リューションの 効 率 的 な 導 入 に 必 要 な

あらゆるコンポーネントを 提 供

17 | 実 用 本 位 のハイテクパッケージ |

過 酷 な 環 境 に 耐 えるUHF RFIDアプリ

ケーションのためのソリューション

19 | 最 も 厳 しい 品 質 要 求 に 応 えるトラ

ンスポンダ | 徹 底 した 品 質 管 理 を 行 う

ハーティングテクノロジーグループの

テストベンチ

24 | 確 実 な 商 品 流 通

ハーティング、CargoCBMプロジェク

トに 参 加

27 | 効 率 的 な 識 別 手 段 | R F I D 、 機 械

やシステムの 説 明 書 なしで 交 換 部 品 を

識 別

28 | 保 護 クラスを 強 化 した 新 Han ® B

ハウジング

保 護 等 級 IP 67のHan ® Bコネクタハウ

ジングが 新 たに 登 場

4


19 41

最 も 厳 しい 品 質 要 求 に 応 える

トランスポンダ

世 界 チャンピオンと

世 界 のマーケットリーダーの 対 話

世 界 におけるアプリケ

ーション

トピックス

29 | 極 限 の 高 温 下 での 信 頼 性

高 温 下 でも 信 号 と 電 力 を 確 実 に 伝 送 す

る 新 しいHan ® HighTempシリーズ

30 | 産 業 仕 様 の「プラグアンドプレ

イ」 | きわめて 多 様 な 用 途 に 対 応 する

eCon 製 品 シリーズ

32 | har-flexicon ® : 単 線 をすばやく

PCBに 接 続

har-flexicon ® 基 板 用 コネクタにピッチ

の 異 なる 新 製 品

34 | より 軽 量 、より 高 速 、より 高 性 能

3D MID( 立 体 成 形 基 板 )の2 回 射 出 成

形 法 を 用 いたM12 丸 型 コネクタを 開 発

35 | 高 速 ネットワークにより 敏 速 に 結

線 | 現 場 で 迅 速 な 結 線 を 可 能 にする、

圧 接 コネクタ(IDC) 技 術 を 採 用 した

har-speed M12

38 | 太 陽 光 エネルギー 管 理 システム

Han-Eco ® が 独 立 型 太 陽 光 発 電 所 に 最

適 な 接 続 ソリューションに

39 | ユニークな 不 織 繊 維

Han-Yellock ® の 使 用 により、 製 造 設 備

で 配 線 が 削 減

40 | ハーティングの 製 品 で 高 品 質 の 音

響 | エンタテインメント 分 野 の 舞 台 裏

で 活 躍 するハーティングのプリント 回

路 基 板 とコネクタ

37 | 人 と 機 械 が 連 動 する ― 人 とロボッ

トの 協 同 作 業 に 関 する 展 望

ビーレフェルト 大 学 とハーティングが 共

同 で 行 った 研 究 プロジェクトにおける 最

初 の 成 果

41 | 世 界 チャンピオンと 世 界 のマーケ

ットリーダーの 対 話 | ロ バート・ハ ー テ

ィング、ハーティングテクノロジーグル

ープを 訪 問

42 | 読 者 アンケート

43 | イベントカレンダー

43 | パブリケーション

36 | M12 Power

より 高 い 電 流 と 電 圧 に 対 応 する 新 コネ

クタ 規 格

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tec.News 24: ストラテ ジー

姿 をあらわし 始 めた

「 産 業 システムの 垂 直 統 合

(Integrated Industry)」

産 業 システムの 垂 直 統 合 分 野 で 先 駆 的 役 割 を 果 たしているハーティングテクノロジーグループ。ハーティングの 掲 げる

コンセプトが、 産 業 システムの 垂 直 統 合 を 成 功 へと 導 きます。その 土 台 となるのが、 各 種 システムコンポーネントとシステ

ムインテグレーションです。

» Philip Harting, Senior Vice President Connectivity & Networks

「 産 業 システムの 垂 直 統 合 」とい

う 概 念 のもと、バリューチェーン 全 体 を

統 一 されたIT 環 境 に 統 合 しようという

動 きが 高 まっていま す。そ の な かで、 製

造 手 段 はサイバーフィジカル 製 造 システ

ムへと 進 化 を 遂 げる 一 方 、 製 造 される 製

品 もまた 続 々と、デ ー タ 交 換 の な かに 組

み 込 まれています。 特 に、 製 品 との デ ー

タ 交 換 はシンプルかつコストも 手 ごろ

でなくては ならない、 何 より、 製 造 工 程

全 体 にわたっていつでもどこでも 実 行 で

きるようでなくてはならない ― そのた

めハーティングテクノロジーグループは

現 在 、 産 業 のバリューチェーンにおける

Auto-IDシステム 導 入 に 一 段 と 力 を 注 い

でいます。

ここで 重 要 な 役 割 を 果 たしているのが

RFID( 無 線 自 動 識 別 )です。RFIDを 使

って 製 品 とそのコンポーネントそれぞ

れ に 製 品 情 報 を 付 加 することで、これ

ら 情 報 を 製 造 工 程 全 体 にわたって 効 率

的 に 活 用 することができます。R FI Dは

その 際 、シンプル な 無 線 通 信 を 可 能 に

します。

付 加 した 製 品 デ ー タを 利 用 すれ ば、オ ー

トメーションの 工 程 の 最 適 化 や、 製 品 の

個 別 製 造 、 製 造 に 関 する 詳 細 を 製 品 そ

のものに 保 存 しておくこともできます。ま

た、それだけではなく、トランスポンダに

( 製 品 のDNAとして) 保 存 してあるデー

タをもとに、 製 品 を 自 動 製 造 することさ

え 可 能 になります。

産 業 システムの 垂 直 統 合 をシームレス

な 形 で 導 入 する

ハーティングのAuto-IDソリューション

は、 汎 用 性 に 優 れたミドルウェアをベー

スに 高 度 なシステムインテグレーション

を 進 めることにより、 産 業 システムの 垂

直 統 合 というコンセプトを 各 種 アプリ

ケーションにシームレスに 導 入 します。

ハーティングではこうして、システムレ

ベルで 高 度 な 技 術 水 準 を 達 成 。すでに 自

社 の 製 造 業 務 で 成 果 を あ げ、そ の 優 れ た

クオリティを 証 明 しています。

その 要 となるのが、システムレベルと、

コンポーネント、ハーティングのサービ

スを 連 携 させることです。ハーティング

は、 産 業 の 現 場 ではごく 当 たり 前 に 存 在

する 過 酷 な 環 境 条 件 でも 導 入 可 能 な、

産 業 システムの 垂 直 統 合 に 相 応 しいト

ランスポンダを 開 発 しました。「コンセ

プトの 実 証 」を 始 めとする 各 種 サービス

には、 産 業 の 現 場 に 合 わせた 調 整 を 加 え

ています。

イーサネットネットワークコンポーネン

トでは、 産 業 用 途 のスイッチング 技 術 か

ら、 今 日 の 産 業 システムの 垂 直 統 合 に 必

要 とされる 統 合 通 信 プラットフォームを

構 築 することが 可 能 となりました。

さらに、コネクタなど 各 種 コンポーネン

トについては、 純 正 なシステムコンポー

ネントに 変 貌 するような 飛 躍 的 進 歩 も

期 待 できます。M12コネクタの 帯 域 幅 を

拡 張 するなど、ハーティングはこの 点 に

ついても、 産 業 システムの 垂 直 統 合 に 向

けて 重 要 な 一 歩 を 踏 み 出 しています。ま

た、 従 来 型 のパッシブコンポーネントを

通 信 機 能 を 持 つインテリジェントな 装 置

へと 進 化 させて、たとえば 状 態 監 視 シス

テムへのデータ 提 供 を 実 現 しています。

ハーティングテクノロジーグループが 製

造 するコンポーネントは、 顧 客 との 緊 密

な 協 力 を 通 じて、 産 業 の 世 界 におけるモ

ジュラー 化 、フレキシブル 化 、 小 型 化 に

向 かうトレンドにも 配 慮 しながら、さらに

開 発 が 続 けられています。コンポーネン

トは 最 終 的 にはシステムの 一 部 になるか

らです。ハーティングテクノロジーグル

ープでは、すべてのコンポーネントが 垂

直 統 合 された 産 業 システムに 組 み 込 ま

れることを 目 指 しています。

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tec.News 24: ストラテ ジー

RFID

Solutions

産 業 システムの

垂 直 統 合 用

コンポーネント/

ソリューション

Installation

Technology

Communication

Networks

Industrial

cabling

垂 直 統 合 された

産 業 システム

Power

Networks

Device

Connectivity

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tec.News 24: ストラテ ジー

RFID ― 「 長 き 眠 り」より 目 覚

めた 技 術

ゲスト 寄 稿

» Prof. Dr. Alexander Pflaum

RFID( 無 線 自 動 識 別 )が 製 造 の 現 場 に 導 入 されたのは、25

年 以 上 も 前 のことです。 当 時 使 われていた 製 品 はほとんどが 閉

鎖 的 なシステムであり、 市 場 も 安 定 はしていましたが、 長 きにわ

たり 小 規 模 なままでした。10 年 ほど 前 に 始 まった 技 術 の 飛 躍

的 進 歩 にともない、RFID 市 場 を 大 規 模 市 場 に 発 展 させるチ

ャンスが 生 まれました。 以 来 、 新 しい 製 造 技 術 によって 製 品

の 小 型 化 と 低 価 格 化 が 進 む 一 方 、 企 業 間 物 流 が 新 しい、 成 功

確 実 なア プリケー ションとして 認 識 され 始 めました。 従 来 のハ

イプサイクル(ブーム)が 始 まり、そして 終 わりを 迎 えました。

ひと 頃 のようなブームが 去 った 今 、RFID 技 術 が 提 供 する 可 能

性 について、より 現 実 的 な 全 体 像 が 見 えてきました。

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tec.News 24: ストラテ ジー

Prof. Dr. Alexander Pflaum

バイエルン 州 バンベルク 市 のオットー・

フリードリッヒ 大 学 の 経 営 学 部 長 で、 専

門 はサプライチェーンマネジメント。フ

ラウンホーファー 集 積 回 路 研 究 所 (IIS)インテリジェ

ントオブジェクトセンター(ZIO) 所 長 を 兼 任 。

RFIDタグ

数 え 切 れないほどの 試 験 を 経 て 投 入 されたRFIDは、その 当 初

から 大 きな 可 能 性 の 片 鱗 を 見 せていました。 消 費 財 業 界 では、

衣 類 用 タグが 短 期 間 のうちに 数 百 万 単 位 で 売 れるものと 予 想

しています。 自 動 車 業 界 では、 高 価 でかつ 安 全 上 必 要 不 可 欠 な

自 動 車 部 品 約 200 点 への 電 子 タグの 採 用 を 計 画 しているほか、

航 空 産 業 、 鉄 道 、 海 運 業 においても、 同 様 の 用 途 が 見 込 まれて

います。ほかにも、プラントおよび 機 械 製 造 の 分 野 では、RFID

ベースによる 資 産 管 理 の 市 場 がごく 短 期 間 で 形 成 される 可 能

性 が 広 がっています。

技 術 プロバイダー 各 社 ではこうした 進 展 状 況 を 把 握 して、 関

連 製 品 の 開 発 に 力 を 注 いでいます。しかし、 程 度 の 差 はあれ、

ットを 使 ったサービスとしてどこからでも 低 コストでアクセス

で きるソリュー ションを 提 供 して い ま す。つ まり、R F I D はも は

や、 強 力 な 財 務 基 盤 を 持 つ 企 業 だけのものではなくなり、 突 如

として、 中 小 企 業 にも 手 の 届 くものとなったということです。ソ

リューションやビジネスモデルを 構 築 するためのプロセスモデ

ル、 手 段 、ツールはすべて 出 揃 い、 日 々の 実 践 を 通 じて 厳 しいテ

ストが 続 けられています。そんな 未 来 が 始 まったばかりです。

結 局 のところ、 社 内 でRFID 技 術 の 利 用 を 開 拓 し、 技 術 や 情 報

サービスプロバイダーと 協 力 しながら、 自 社 のニーズに 合 わせ

たソリューションを 構 築 していくのが 最 善 のやり 方 ということに

なります。 大 規 模 な 需 要 主 導 型 市 場 の 誕 生 に 必 要 な 前 提 条 件

はいまや、かつてないまでに 整 っているのです。

R F I D はもはや、 高 い 財 務 力 を 持 つ 企 業 だ

けのものではなくなり、 突 如 として、 中 小

企 業 にも 手 の 届 くものとなっています。

不 特 定 多 数 を 相 手 にした 大 規 模 市 場 に 向 けて 堅 牢 性 と 信 頼

性 の 高 いタグを 提 供 するだけでは 十 分 とは 言 えません。もし

本 当 に 大 規 模 市 場 へと 成 長 を 遂 げるのであれば、 顧 客 ごとに

異 なるニーズがこれからも 重 要 になり、 技 術 サプライヤーと

主 要 ユーザとの 間 でより 活 発 な 議 論 が 必 要 になり、また、 個 別

的 かつ 具 体 的 なソリューションとして 新 しい 製 品 を 開 発 しなけ

ればなりません。

実 用 的 なソリューションを 提 供 するための 前 提 条 件 は 揃 ってお

り、RFIDタグそのものに 加 え、 企 業 のITインフラへの 統 合 に

必 要 なベースステーションとミドルウェアも 存 在 します。モバ

イルおよびクラウドコンピューティングはさらに、インターネ

IN BRIEF

• RFID 市 場 は 安 定 かつ 持 続 的 に 成 長

• 現 在 では 技 術 そのものよりも、 潜 在 する 問 題 の 解 決

が 主 眼 に

• クラウドやモバイルコンピューティングが 実 現 させ

た 新 しいアーキテクチャにより、 中 小 企 業 でも 利 用

可 能 に

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tec.News 24: ストラテ ジー

SemProM

第 4 次 産 業 革 命

を 支 える

デジタルプロダ

クトメモリ

高 品 質 製 品 をめぐる 情 報 通 信 技 術 (ICT)ベースのサービスは、コンサルティングに

始 まり、メンテナンス、 修 理 、さらにはリサイクルにいたるまで、 多 くの 産 業 分 野 にお

いて 重 要 な 成 功 要 因 となっています。

国 際 競 争 力 を 維 持 するためにも、 製 造 業 や 商 社 では 今 後 、 製 品 とそのライフサイクル

について、すべての 関 連 データと 合 わせて 記 録 し 追 跡 することがますます 求 められま

す。

ゲスト 寄 稿

» Dr. Anselm Blocher

Dr. Anselm

Blocher,

ドイツ 人 工 知 能 研

究 センター (DFKI)

上 級 研 究 員

SemProMプロジェクトマネージ

ャー

ドイツ 連 邦 教 育 研 究 省 (BMBF)の 研

究 プログラム「ICT 2020」の 一 環 として

行 われた「セマンティックプロダクトメ

モリ(Semantic Product Memory)」の

研 究 開 発 イニシアティブでは、 身 の 回 り

にあるモノ 同 士 のセマンティック( 意 味

論 的 )インターネット 通 信 に 向 けた 次 世

代 のモバイル、 組 み 込 み、 無 線 ベースの

要 素 研 究 が 行 われ、ドイツ 連 邦 政 府 の

ハイテク 戦 略 にもとづく 将 来 を 見 据 えた

「Industry 4.0」プロジェクト 実 現 のため

の 重 要 な 前 提 条 件 が 提 示 されました。

ドイツ 連 邦 教 育 研 究 省 (BMBF)の

助 成 により2008 年 から2011 年 にかけ

て 行 われたセマンティックプロダク

トメモリに 関 する 共 同 プロジェクト

SemProM(www.semprom.de)は、 身

の 回 りにあるモノのインテリジェント

化 に 焦 点 をあてるものでした 。イン テリ

ジェント 化 されたこれらのモノは、 埋 め

込 まれた 様 々なセンサー 類 ( 例 : 温 度 、

光 、 湿 度 、 速 度 、 加 速 度 、 位 置 )を 使 っ

て「デジタルメモリ」に 環 境 情 報 を 記 録

して、ある 種 の「モノのインターネット」

という 考 えの 枠 内 で、 関 連 する 製 品 と 運

用 データを 連 動 させ、この 情 報 を 意 味 論

的 な 形 で 他 の 製 品 や 環 境 、ユーザと 積 極

的 に 交 換 します。

「デジタルメモリ」とは、 物 理 的 な 人 工

物 と 組 み 合 わせたデジタルデータの 集 合

体 で、 仮 想 または 物 理 的 な 形 で 人 工 物 と

やり 取 りする 実 体 物 から 継 続 的 にデータ

の 供 給 を 受 けるものを 意 味 しています。

技 術 的 には 、このような デ ー タ 貯 蔵 庫 を

人 工 物 そのものに 設 けたり、 外 付 けした

り、 両 者 を 混 合 させた 形 にすることが 可

能 です。 内 容 的 面 から 見 れば、 現 時 点 ま

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tec.News 24: ストラテ ジー

IN BRIEF

デジタルプロダクトメモリの 開 発 および 活 用

• 製 品 のライフサイクル 全 体 を

扱 う、ハードウェアから 独 立

したメモリソリューションが

誕 生

• 業 界 や 分 野 の 枠 を 超 えたソリ

ューションにより、 製 品 のライ

フサイクル 全 体 を 通 してきめ

細 かな 情 報 通 信 を 実 現

• より 安 全 な、 役 割 ベース、 権 限

ベースのアクセスを「モノのイ

ンターネット」で 実 現

カスタム

組 み 立 て

製 品 の 受 け 渡 しによる

オープンな 伝 達 プロセス

エンドユーザへの

情 報 提 供

カスタム 記 憶

物 流 チェーンの

監 視

制 御

でのイベントログから 成 るデータへのア

クセスも 可 能 になります。

技 術 的 にベースとなっているのは、 高 度 に

小 型 化 した 組 み 込 み 要 素 、RFID 技 術 、 機

器 を 取 り 付 けた 環 境 、およびイン テリジェ

ントなセンサーによるネットワークです。

実 用 化 の 一 つとしては、センサーをデジタ

ルプ ロ ダクトメモリに 直 接 組 み 込 んで、こ

れを 関 連 製 品 に 取 り 付 ける 方 法 がありま

す。セ ン サ ー、メモリ、プ ロセッサ、R F I D

無 線 接 続 を 組 み 合 わせたこの 形 態 は、ス

マートラベル(Smart Label)またはスマー

トタグ(Smart Tag)とも 呼 ばれています。

「スマート」 製 品 の 機 能 は 、 現 在 の R F I D

タグが 持 つ 純 粋 な 識 別 能 力 のはるか 先

まで 及 んでいます。

デジタルプロダクトメモリはおもに、メ

ンテナンス、 修 理 、 保 守 の 分 野 で 活 躍 し

ます。 製 品 のライフサイクルに 関 連 する

すべてのデータを 記 憶 させて、 整 理 され

た 形 で 取 り 出 すことができれば、 製 品 の

利 用 状 況 、リソースの 使 用 状 況 、 消 耗 部

品 の 磨 耗 状 況 を 監 視 して、メン テ ナンス

時 の 診 断 に 利 用 できるようになります。

「スマート」 製 品 の 機 能 は、

現 在 のRFIDタグが 持 つ 純 粋 な 識 別 能 力 の

はるか 先 まで 及 んでいます。

複 雑 な 製 品 の 場 合 は、 製 品 の 取 り 扱 い

を 補 助 する 形 でメモリを 利 用 することも

可 能 です。たとえば 技 術 者 は、 自 動 車 に

内 蔵 されたメモリからメンテナンスに 関

する 情 報 を 引 き 出 したり、メン テ ナンス

担 当 者 のために 設 定 内 容 を 記 録 するこ

ともできます。デジタルプロダクトメモ

リはこのような 形 で、 自 動 車 修 理 工 場 で

の 整 備 作 業 の 透 明 性 を 向 上 させます。

技 術 的 知 識 をあまり 持 たない 顧 客 でも、

必 要 に 応 じて 実 際 に 自 動 車 に 施 された

部 品 や 技 術 の 分 だけ 料 金 を 支 払 えばよ

いことになります。

第 4 次 産 業 革 命 を 積 極 的 に 展 開 するた

め、 現 在 、SemProMの 結 果 を 受 けて、 次

世 代 プロジェクト「Industry 4.0」プロジ

ェクトの 一 環 としてRES - COMプロジェ

クト(www.res-com-projekt.de)が 進 め

られています。

11


tec.News 24: ストラテ ジー

「 産 業 システムの 垂 直 統 合

(Integrated Industry)」:

ハーティングでは 既 に 着 手

いまは 構 想 段 階 でも、やがては 現 実 に ― 「 産 業 システムの 垂 直 統 合 」の 世 界 におい

ては、 製 品 の 加 工 法 や 次 の 工 程 に 関 する 情 報 を、 製 品 自 体 が 提 供 します。サイバーフ

ィジカルシステム(C P S) 間 で 行 われる 相 互 通 信 により、 最 適 なプロセスを 定 めるこ

とができます。ハーティングはこの 流 れを 推 進 しています。

» Claus Hilger, Director of HARTING IT System Integration GmbH & Co. KG, HARTING Technology Group,

Claus.Hilger@HARTING.com

「 産 業 シ ス テム の 垂 直 統 合 」に

おけるAuto-ID

Auto-ID 技 術 、とりわけRFID( 無 線 自 動

識 別 ) 技 術 は、 産 業 システムの 垂 直 統 合

というコンセプトにおいて 重 要 な 役 割 を

果 たしています。トランスポンダは 製 造

およびメンテナンスに 関 する 情 報 を 保 存

し、 近 接 するシステムとこの 情 報 を 交 換

することができます。トランスポンダが

書 き 込 み 可 能 であるという 点 がこのプロ

セスのキーであり、RFIDが 他 のAuto-ID

技 術 と 異 なる 所 以 で もあります。トラン

スポンダに 保 存 されたデータを、バック

エンドシステムと 交 換 ― いわゆる「 垂 直

統 合 」を 行 うことも 可 能 です。

ソフトウェアアーキテクチャ

一 方 、 複 雑 なプ ロセ スを 再 現 するには 、

強 力 なソフトウェアインフラが 必 要 に

なりま す。そ のた め 、ハ ー ティン グの

H a - V I S シリーズ は 、 一 貫 してサ ー ビ ス 志

向 型 アプローチを 追 及 しています。 同 シ

リーズでは、コンポーネントとシステム

を 独 立 した 形 で 使 用 できるため、 開 発 の

効 率 性 が 高 まるほか、よりメン テ ナンス

がしやすく 柔 軟 なソリューションが 可 能

になります。

産 業 規 格 に 準 拠 したミドルウェアは、リ

ーダから 送 られてきたイベントの 処 理 と

フィルタリン グを 実 行 します。トランス ポ

ンダでデータ 読 み 取 り/ 書 き 込 みができ

るよう、 様 々な 装 置 に 対 応 したインター

フェースが 設 けられています。

Ha-VIS Business Application Framew

o r k (B A F)により、ビジネス プ ロセ

スは 図 式 でモデル 化 されます。こうし

て 作 成 したワークフローには、H a - V I S

Enterprise Service Bus (ESB) 経 由

で 適 切 なバックエンドシステムに 送 り、

処 理 するサービスコールも 盛 り 込 まれ

ています。

ハ ー ティン グ で は こ の ほ か、S A P

NetWeaver Process Integration(SAP

PI)に 接 続 した 形 でSAPバックエンドシ

ステムに 統 合 できるよう、SAP Auto-ID

インフラも 提 供 しています。

ハーティングがeKanbanソリューショ

ンの 実 用 化 で 培 ってきた 経 験 が、 標 準

仕 様 に 組 み 込 まれています。H a - V I S

Business Application Frameworkはこ

れによって、 顧 客 それぞれのプロセスに

添 った 形 で 実 装 できる、 強 力 かつ 使 いや

すいツールとなっています。

12


tec.News 24: ストラテ ジー

Ha-VIS

Auto-ID Transponder

Ha-VIS

Stationary Reader

ハ ー ティン グの H a - V I S シリーズ は 、 一 貫 して

サービス 志 向 型 アプローチを 追 及 しています。

Ha-VISシリーズが 顧 客 にもたらす

メリット

ハーティング 独 自 のノウハウと 実 績 のあ

るソフトウェアソリューションを 採 用 する

ことで、1 度 に 入 手 で きる 情 報 すべ てを 一

貫 したシステムに 集 約 できるため、ビジ

ネスプロセスを 質 と 量 の 両 面 で 改 善 す

ることが 可 能 になります。

大 幅 なコスト 削 減 に 加 え、 企 業 における

効 率 性 も 大 きく 向 上 、 作 業 プロセスが 加

速 するほか、 顧 客 の 要 件 を 実 現 する 際 の

柔 軟 性 も 高 まります。

ハーティングテクノロジーグループで

はすでに 必 要 なハードウェアコンポ

ー ネント、ソフトウェア ソリュー ション

を 開 発 ・ 製 品 化 した 上 、ビ ジ ネス プ ロ

セスコンサルティングに 関 する 専 門

知 識 を 備 え、 顧 客 の 産 業 システムの 垂

直 統 合 プロジェクトの 導 入 を 支 援 し

ます。

IN BRIEF

• A u t o - I D 技 術 が、 企 業 内 を 垂

直 統 合 するための 基 盤 を 構 築

• 統 合 型 のフロントエンドシス

テムにより、プ ロセ スを 確 実

に 実 行

• ハーティングテクノロジーグ

ループは、 必 要 となる 関 連 ハ

ードウェアコンポーネントや

ソフトウェアソリューションを

開 発 し、コンサルティングの

専 門 知 識 を 蓄 積

13


tec.News 24: ストラテ ジー

RFIDの 再 評 価 へ ―

一 元 供 給 で 実 現 する 柔 軟 なシステム

RFID( 無 線 自 動 識 別 )のメリットは 十 分 知 れ 渡 っているのに、RFIDの 普 及 はなぜ、

いまひとつ 進 んでいないのか RFIDソリューションを 一 社 だけで 供 給 したベンダー

は、いまだかつてありませんでした。ハーティングテクノロジーグループは、RFIDシ

ステムのコンポーネントを1から10まで 一 元 供 給 します。

» Dr. Jan Regtmeier, Product Manager RFID Reader, HARTING Technology Group, Jan.Regtmeier@HARTING.com

» René Wermke, Product Manager RFID Transponder, HARTING Technology Group, Rene.Wermke@HARTING.com

RFIDは 特 にUHF 周 波 数 帯 域 において、 優 れた 威 力 を 発 揮 しま

す。この 帯 域 では 環 境 条 件 に 左 右 されず、1 秒 あたり 最 高 300 個 の

対 象 物 を、 遮 蔽 物 を 隔 てていても 識 別 することができます。 金 属

物 の 多 い 環 境 や、 貨 物 列 車 の 真 下 などの 過 酷 な 環 境 でも 制 約 を

受 けることなく、RFIDコンポーネントは 利 用 できます。ハーテ

ィングのRFIDトランスポンダはいずれも 電 池 なしで 動 作 しなが

ら、1 cmから15 mまでの 読 み 取 り 範 囲 を 実 現 します。これによ

り、 産 業 プラントではデータの 透 明 性 が 大 幅 に 向 上 し、プロセ

ス 最 適 化 やリソース 活 用 の 向 上 、その 結 果 としてコスト 削 減 に

も 役 立 っ て い ま す。ハ ー テ ィ ン グ は 、「 産 業 シ ス テ ム の 垂 直 統 合

(Integrated Industry)」への 移 行 を 積 極 的 に 推 進 しています。

RFIDシステム 一 式 は、 識 別 する 対 象 物 に 取 り 付 けたトランス

ポンダ、アンテナ、リーダ、そして 業 務 ソフトウェアにデータを

転 送 するためのソフトウェアインターフェースで 構 成 されてい

ます。システム 全 体 とならんで、コンポーネントの 品 質 と 堅 牢

性 もまた、 関 連 する 製 造 産 業 の 諸 要 件 を 満 たすものでなけれ

ばなりません。ハーティングはこの 分 野 で、 新 しい 地 平 に 足 を

踏 み 入 れました。

モジュラー 設 計 原 則 (MDP)

ハ ー ティン グ で は 、モ ジュラ ー 設 計 を 採 用 して、 産 業 現 場 の 過

酷 な 環 境 で 求 められる 要 件 に 合 わせたRFIDシステムコンポー

ネントの 包 括 的 なラインアップを 完 成 させました。ハーティン

グのRFIDトランスポンダは、 保 護 等 級 IP69Kに 準 拠 し、210℃

での 動 作 も 可 能 であるなど、 過 酷 さを 極 めた 環 境 に 合 うよう 設

計 されています。アンテナも 極 めて 過 酷 な 環 境 での 使 用 に 対

応 、 周 囲 の 金 属 物 による 干 渉 にも 影 響 されることもありませ

ん。ハーティングのリーダは、 悪 条 件 のもとでもかなり 高 速

でデータを 取 得 できるよう 設 計 されています。

これらコンポーネントを 組 み 合 わせて、 顧 客 に 合

わせて 完 璧 にカスタマイズしたRFIDソリューションを 構

築 で きます。たとえば、 金 属 物 やコンクリート 製 対 象 物 の

識 別 用 に 設 計 したトランスポンダ( 特 にCT89トランスポンダ)

があります。ほかにも、ハーティングは 特 にソフトウェア 領 域

との 接 続 の 面 で、 顧 客 固 有 のニーズに 応 えることに 重 点 を 置

いています。ハ ー ティン グのソリュー ション は 、まさに 選 択 自

在 です。

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tec.News 24: ストラテ ジー

Ha-VISミドルウェアを 例 に 説 明 しましょう。Ha-VISミドル

ウェアはRFID 用 ハードウェアとソフトウェアの 間 を 橋 渡 しし

て、RFIDリーダとの 通 信 を 制 御 します(1 秒 につき 装 置 数 百

台 まで、またはトランスポンダ20,000 個 までに 対 応 )。 顧 客

は 煩 雑 なプログラミングを 行 うことなく、 設 定 画 面 だけで 取

得 データ 送 信 のフォーマット、 頻 度 、インターフェースを 指 定

できます。

PLC 接 続 を 例 にあげれば、ハーティングは 顧 客 に 対

し、Siemens S7 ® やSiemens Simotion ® などのソフトウェア

テンプレートを 提 供 ているほか、BeckhoffやMITSUBISHI 製

のコントローラーへの 直 接 統 合 も 提 供 しています。

IN BRIEF

• RFIDソリューションを 一 元 供 給

• ハードウェアとソフトウェアの 橋 渡 しをするハーティ

ングの 製 品

• 堅 牢 性 に 優 れたRFIDシステム

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tec.News 24: ソリューション

ともにあるべきものを 統 合

RFID( 無 線 自 動 識 別 )の 実 用 化 にあたっては、 整 合 性 のある 専 門 知 識 と 学 習 システムが 必 要 です。ハーティングテクノ

ロジーグループはRFIDの 進 化 を 推 進 します。

» René Wermke, Product Manager RFID Transponder, HARTING Technology Group, Rene.Wermke@HARTING.com

ハーティングテクノロジーグループが

誇 る 数 々の 核 となる 技 術 力 は、RFIDア

プリケーションの 飛 躍 的 進 歩 を 最 適 な

形 で 支 えています。トランスポンダから

リー ダ やアクセ サリ、さらにはソフトウェ

アレベルまでカスタマイズされたインタ

ーフェースにいたるまで、ハーティングテ

クノロジーグループの「R FI Dトータルソ

リューション」は、RFIDソリューション

の 効 果 的 な 導 入 に 必 要 なあらゆるコン

ポーネントを 提 供 します。

ハーティングテクノロジーグループは、

様 々なビジネス 分 野 において、 顧 客 の

多 彩 なニーズに 応 えられる 能 力 を 有 し

ています。

HARTING AG 社 では、M I D( 立 体 成 形

基 板 ) 技 術 と3 次 元 金 属 化 導 体 経 路 を

用 いて、 小 型 サイズのアンテナ 構 造 の

実 用 化 を 可 能 にしています。 強 化 プラス

チック 素 材 をレーザーで 活 性 化 した 後 、

亜 鉛 メッキを 施 します。この 方 法 で 施 し

た 金 属 皮 膜 は、 最 も 過 酷 な 条 件 にも 耐

えることができるため、ハーティングの

「HardTag( 頑 丈 なタグ)」を 生 み 出 す

ための 優 れた 土 台 となっています。

HARTING Electronics 社 ではここ 数 年 、

高 周 波 数 動 作 のシミュレーションで 大

きな 成 功 を 収 めています。ここで 得 られ

た 専 門 知 識 は、 特 にトランスポンダのア

ンテナ 設 計 に 活 かされています。

HARTING Systems 社 では、 鉄 道 線 路

上 など 屋 外 での 使 用 を 前 提 に 設 計 され

た「RFIDリーダボックス」など、RFIDア

プリケーション 用 にカスタマイズした 制

御 盤 を 供 給 しています。

HARTING AT 社 のプラスチック 専 門 家

は、RFID 用 にカスタマイズしたコンポ

ーネントとプロセスを 開 発 しています。

ハ ー ティン グの 品 質 管 理 は 、 各 種 ア プ リ

ケーションの 現 場 への 導 入 を 確 実 にして

います。ハーティングテクノロジーグル

ープでは、RFIDアプリケーション 用 総 合

ソリューションを 最 高 の 品 質 と 機 能 性 で

提 供 す るた め に 力 を 尽 くし、そ の 熱 意 が

各 所 で 実 を 結 んでいます。

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tec.News 24: ソリューション

実 用 本 位 のハイテク

パッケージ

極 めて 強 力 で 高 速 なUHF RFID( 極 超 短 波 による 無 線 自 動 識 別 )

アプリケーションは、 比 較 的 長 距 離 においても 威 力 を 発 揮 します。

ハーティングテクノロジーグループは、 過 酷 な 環 境 に 耐 えるUHF

RFIDアプリケーションのための 包 括 的 ソリューション 開 発 に 重 点

を 置 いています。

» Dr. Jan Regtmeier, Product Manager RFID Reader, HARTING Technology Group,

Jan.Regtmeier@HARTING.com

» Detlef Tenhagen, Head of Technology Development / Division ICPN, HARTING Technology Group,

Detlef.Tenhagen@HARTING.com

過 酷 な 環 境 条 件 により 厳 しい 要 件 が

課 される 場 所 では、ハーティング 製 品 を

目 にすることが できます。ハーティング

は 今 、コネクタ 技 術 の 分 野 において 数 十

年 にわたって 培 ってきたこの 経 験 と 知 識

を 業 界 標 準 のRFIDコンポーネントに 活

用 しています。

取 り 範 囲 は1 cm~15 m 超

• SHF(2.4 GHz): 読 み 取 り 範 囲 は10

m 超 。ただし、トランスポンダにバッ

テリーが 必 要

ハーティングでは、 過 酷 な 環 境 でも 恒

久 的 に 動 作 するコンポーネントを 優 先

このような 環 境 では、バッテリー 不 要 で 恒 久 的 に 動 作 可 能

であり、 金 属 物 の 多 い 環 境 でも 最 高 の 検 出 率 を 誇 るUHF

が、 最 高 のソリューションとなります。

とから、バッテリーなしで 読 み 取 り 範 囲

1cmから15m 超 というUHF RFIDの 最 大

の 強 みがここで 威 力 を 発 揮 します。

従 来 、 様 々な 技 術 を 併 用 せざるを 得 ず、

コスト 高 になっていたケースでは、 標 準

化 されたUHF RFIDシステムが 活 躍 しま

す。ソリュー ションの 煩 雑 さを 抑 え、 信 頼

性 とメンテナンスのしやすさの 向 上 によ

りコストを 削 減 します。

RFIDとは 電 波 を 介 して 対 象 物 を 識 別 す

る 技 術 で、 製 造 工 程 と 在 庫 水 準 をさら

に 最 適 化 して 競 争 上 の 優 位 性 維 持 を 目

指 す 企 業 が、 次 に 進 むべき 必 然 的 段 階 と

されています。とりわけ、データの 透 明 性

が 大 幅 に 向 上 することで、 業 務 の 効 率 性

が 高 まります。

現 在 、 市 場 で 普 及 しているRFID 技 術 は

次 の4 種 類 です。

• LF( 長 波 ): 読 み 取 り 範 囲 は 数 ミリ

• HF(13.56 MHz、 短 波 ): 読 み 取 り

範 囲 は 最 大 約 10 cm

• UHF(865 MHz、 極 超 短 波 ): 読 み

して 開 発 しています。「 過 酷 」とはすな

わち、R F I D について 言 うなら、 極 端 な

温 度 または 温 度 変 化 や、おびただしい

量 の 金 属 物 や 液 体 に 囲 まれた 環 境 、コ

ンポーネントの 汚 れ、 複 数 の 対 象 物 を 並

行 してスピーディーに 検 出 することを 意

味 します。このような 環 境 では、 高 速 、

バッテリー 不 要 で 恒 久 的 に 動 作 可 能 で

あり、 金 属 物 の 多 い 環 境 でも 最 高 の 検

出 率 を 誇 るU H Fが、 最 高 のソリューショ

ンとなります。

ユーザの 多 くは、ツールや 機 械 内 部 にあ

る 加 工 物 の 認 識 など 単 一 の 用 途 だけでな

く、 物 流 プロセスも 念 頭 に 置 いているこ

IN BRIEF

• 1つの 技 術 で、あらゆ る 用 途

に 対 応

• 1 cm~15 mの 距 離 から 対 象

物 を 識 別

• 恒 久 的 に 動 作 するきわめて 堅

牢 なトランスポンダ

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tec.News 24: ストラテ ジー

用 途 に 合 わせて 自 由 に 選 べる

産 業 別 RFIDソリューション

産 業 システムの 垂 直 統 合 において 重 要 な 役 割 を 担 ってい

るのが、RFID( 無 線 自 動 識 別 )です。ハーティングテクノ

ロジーグループではUHF 技 術 に 重 点 を 置 いています。

» Andreas Huhmann, Strategy Consultant Connectivity & Networks, HARTING Technology Group,

Andreas.Huhmann@HARTING.com

産 業 システムの 垂 直 統 合 におけるRFID 技 術 の 主 な 役 割 は

わかりやすく、RFIDによって 製 造 対 象 物 との 常 時 通 信 を 可 能

にすることで、 製 造 全 体 にわたって 工 程 管 理 を 最 適 化 すると

いうものです。

RFIDトランスポンダは、 製 造 対 象 物 に 取 り 付 けられ(モノの

インターネット)、すべての 製 造 データと 工 程 段 階 を 記 録 しま

す。 材 料 加 工 装 置 のような 閉 じられた 小 さな 環 境 で 検 出 できる

ことだけを 目 指 しているわけではないので、ここでは 金 属 を 含

むすべてが 記 録 の 対 象 になります。

• バルク 読 み 取 りができること

• ( 短 波 HFや 長 波 LFよりも) 広 い 読 み 取 り 距 離 に 対 応 してい

ること

• さまざまな 個 体 ( 金 属 面 を 含 む)にタグを 装 着 できること

これら 要 件 を 満 たすことができるのはただ1つ、 極 超 短 波 UHF

技 術 だけです。

範 囲 が 限 られている 用 途 では、センサーやリミットスイッチと 同

様 に 書 き 込 みと 読 み 取 りの 範 囲 を 明 確 に 限 定 しておき、 限 られた

使 用 域 で 高 周 波 (HF) 技 術 を 使 えるようにすることも 可 能 です。

産 業 プロセスの 世 界 へ

RFID 技 術 を 工 業 生 産 プロセス 全 体 に 使 用 する 場 合 、 作 業 工

程 の 流 れのなかでトランスポンダへの 読 み 書 きを 何 度 も 行 う

ことになります。そのため、RFIDゲートを 使 った 読 み 取 りが、

手 動 での 個 別 読 み 取 りと 同 様 に 重 要 となる 場 合 も 出 てきます。

また、ベルトコンベヤー 上 で 位 置 を 限 定 して 読 み 取 りを 行 った

方 がよい 場 合 もあります。

工 程 管 理 用 のPLC(プログラマブルロジックコントローラ)に

統 合 すれば、 時 間 と 空 間 の 両 面 で 精 度 が 高 まります。また、 在

庫 管 理 システムに 統 合 すれば、バルク 読 み 取 りなどの 必 要 性

が 生 じます。

こうした 点 を 考 慮 すれば、 適 切 なRFID 技 術 の 条 件 が 明 確 に

見 えてきます。

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tec.News 24: ソリューション

ハーティングテクノロジーグループのトランスポンダテストベンチ

最 も 厳 しい 品 質 要 求 に 応 える

トランスポンダ

ハーティングのRFIDトランスポンダは、 徹 底 した 最 終 検 査 をクリアしています。

» Stefan Wallenhorst, Quality Planning, HARTING Technology Group, Stefan.Wallenhorst@HARTING.com

» René Wermke, Product Manager RFID Transponder, HARTING Technology Group, Rene.Wermke@ HARTING.com

新 規 に 開 発 された 製 品 は、 量 産 段 階 に 入 っても 最 も 厳 しい 品

質 要 件 を 満 たしています。テストベンチを 経 て、 製 品 の 付 加 価

値 は 完 結 されるのです。

これこそが、ハーティングテクノロジーグループがVT86トラ

ンスポンダなど 新 たに 開 発 した 製 品 に、 徹 底 した 品 質 管 理 を

課 している 理 由 です。 原 則 として、 以 下 の 性 能 を 備 えているか

確 認 を 行 っています。

1. トランスポンダの 基 本 機 能 : リーダからの 信 号 にトラン

スポンダが 応 答 するか。

2. 到 達 距 離 シミュレーション: トランスポンダが、 一 定 距 離

で 所 定 の 読 み 取 り 性 能 にて 認 識 されるか。

3. 書 き 込 み 対 応 機 能 : トランスポンダの 記 憶 領 域 へ 書 き 込

みが 可 能 か。 書 き 込 み 内 容 を 再 度 読 み 取 って、 機 能 を 確

認 。

成 されています。 加 えて、トランスポンダの 記 憶 領 域 に 顧 客 固

有 のデータを 記 録 することもできます。

試 験 の 第 2 段 階 は、トランスポンダの 特 性 を 確 認 するもので

す。ここでは、すべての 製 品 が 各 特 性 の 要 求 値 を 満 たしている

かを 確 認 します。データはデータベースに 保 管 され、いつでもア

クセスして 個 々の 統 計 情 報 を 作 成 できる 状 態 になっています。

ハーティングのエンジニアにとって 特 に 困 難 を 極 めたのは、で

きる 限 り 柔 軟 性 を 持 たせたテストベンチの 開 発 でした。まず

1つに、サイズが 異 なるトランスポンダを 機 械 的 に 適 合 させる

必 要 がありました。もう1つ、UHF( 極 超 短 波 ) 性 能 について

は 最 大 限 の 柔 軟 性 を 持 たせることが 条 件 でした。これは 基 本

的 に 、す べ ての 製 品 バ リ エー ション、つ ま り、 使 用 地 域 に 合 わ

せて 周 波 数 帯 域 や 記 憶 容 量 を 増 やしたものについても 漏 れな

く 試 験 を 行 うことを 意 味 しています。

第 3 段 階 では、 最 終 ラインテストの 中 でも 重 要 な 作 業 が 行 わ

れます。この 段 階 では、トレーサビリティを 容 易 にするための

規 定 情 報 をトランスポンダに 記 録 します。ここで 記 録 される 文

字 列 は、 型 番 の 冒 頭 部 分 、 製 造 日 、 連 続 したシリアル 番 号 で 構

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tec.News 24: ストラテ ジー

制 御 放 射 パターンによる

アンテナ

特 定 用 途 のアンテナデザインは 顧 客 に 価 値 をもたらします。ハーティングテクノロジーグループは、

指 向 特 性 を 制 御 して 最 大 限 の 効 率 を 実 現 する3Dアンテナを 開 発 しました。

» Dr. Lutz Tröger, Head of Corporate Technology Development, HARTING Technology Group, Lutz.Troeger@HARTING.com

アンテナは、 幾 何 学 的 設 計 に 従 って 電

磁 放 射 線 を 放 出 します。これにより、ア

ンテナの 形 状 を 顧 客 の 用 途 に 合 わせる

ことが できます。 情 報 の 伝 送 に 使 用 され

る 放 射 電 磁 界 の 伝 播 は 常 に 三 次 元 空 間

で 行 われるので、3Dアンテナでのみ、ア

ンテナの 指 向 特 性 を 完 全 かつ 個 別 に 制

御 することが 可 能 になります。

射 出 成 形 プラスチック 本 体 をベー

スにした 三 次 元 の 回 路 基 盤 技 術

3D-MID(Molded Interconnect Device:

立 体 成 形 基 板 )はお 客 様 の 製 品

のカスタマイズを 可 能 にし、ハーティン

グの 製 品 にも 利 用 されています。M I D 技

術 は 複 雑 な3D 構 造 の 部 品 の 小 型 化 に 特

に 優 れています。ア ン テ ナのサイズは 適

用 される 波 長 に 比 例 するので、アプリケ

ーションはRFID(868MHz、λ/2≈35cm)

だ け で な く 、ワ イ ヤ レ ス U S B ( 最 大

10GHz、λ/2≈3cm)や 自 動 車 レー

ダ(24GHz~80GHzの 周 波 数 帯

域 、λ/2≈0.4cm)までの 広 がりを 持 ち

ます。

3Dアンテナ

3Dアンテナ 構 造 は2Dアンテナシステム

をモディファイして 製 造 されます。そのた

め、アンテナ 形 状 の 数 学 的 仕 様 を 少 なく

ともパラメータ1つ 分 追 加 するので、 放

射 作 用 に 決 定 的 な 影 響 を 与 える 場 合 が

あります。

この 効 果 は、HARTING Ha-VIS SL89

UHF RFIDスロットトランスポンダの 磁

気 結 合 対 応 機 種 と 組 み 合 わせて 使 うこ

とができるくの 字 型 のスロットアンテナ

で は 、 特 に 顕 著 です。ス ロットア ン テ ナと

放 射 電 磁 界 の 磁 気 結 合 効 果 を 変 えること

で、ハイパーカージオイドの 指 向 性 ギャッ

プをなくし、 平 面 上 で 無 指 向 性 放 射 パター

ンを 形 成 できます。アンテナへのトラン

スポンダーの 取 付 位 置 は 分 散 しており、

角 度 のある 形 状 から、 設 置 も 容 易 です。

同 様 の 効 果 はスロットアンテナを 巻 き 付

けることでも 得 ることができます。これ

は、チューブやケーブルに 巻 き 付 ける 場

合 など、 柔 軟 性 が 必 要 とされる 技 術 用 途

に 特 に 便 利 です。

定 インピーダンスアンテナ

定 インピーダンスアンテナは、スパイラ

ルなど、アンテナ 形 状 の 数 学 的 仕 様 が 角

度 依 存 関 数 のみに 基 づく 場 合 に 採 用 され

ます。 効 果 的 な 放 射 パターンを 設 計 する

ため、 角 度 の 原 理 はさらなる 数 学 的 原 理

と 組 み 合 わせることができます。アンテ

ナの 構 造 は 対 数 級 数 の 成 分 に 準 拠 して

構 成 され、アンテナのセグメントで 覆 わ

れているエリアにおいて 擬 似 定 インピー

ダンスアンテナとなります。 同 様 に、アン

テナアームのデザインもフラクタル 構 造

として 形 成 され、 反 復 度 でアンテナの 帯

域 幅 が 決 定 されます。 伝 導 性 または 非 伝

導 性 のアンテナ 表 面 に 自 己 相 補 性 の 設 計

を 採 用 し、 実 質 的 なアンテナインピー ダ

ンスが 生 成 され、 顧 客 特 定 のドライバチ

ップを 柔 軟 に 使 用 することができます。

ハーティングのアンテナは、 放 射 伝 播 方

向 に 特 化 したカスタマイズから 無 指 向 性

放 射 パターンまで、 要 件 に 合 わせて 設 計

されています。 特 に 広 帯 域 の 設 計 と 組 み

合 わせて、 設 置 場 所 に 左 右 されず、 柔 軟

に 使 用 することを 可 能 にしています。す

べてのアンテナは、EPCglobal Class1

Gen2 規 格 に 準 拠 したRFIDシステムで

の 使 用 に 合 わせて 設 計 されています。

3Dヘリカルアンテナのパラメータ

円 錐 体 の3D 自 己 相 補 ヘリカルアンテナ

20


tec.News 24: ストラテ ジー

円 錐 形 の 自 己 相 補 ヘリカルアンテナの 指 向 性 シ

ミュレーション

定 インピーダンス3Dアンテナ

現 場 での 顧 客 への 最 大 の 利 点 は、 関 連 す

るアンテナ 原 理 を 組 み 合 わせることで 得

られます。 平 面 ヘリカルアンテナの 突 出

部 による、 数 学 的 な 角 度 依 存 構 造 のみ

に 基 づいた 円 錐 アンテナのパラメータ

セットにより、 目 的 を 定 めたエンジニア

リングが 可 能 になります。ハーティング

の 製 品 開 発 では、 高 度 に 特 化 されたシミ

ュレーションツールで 複 雑 なパラメータ

セットを 操 作 し、 特 定 の 放 射 特 性 の 生 成

を 可 能 にします。

ハーティングが 社 内 で 有 する3D-MID 技 術 でお 客 様 の 製 品 のカ

スタマイズが 可 能 に

IN BRIEF

• 指 向 性 を 制 御 できる3Dアン

テナデザイン

• シミュレーションに 基 づく 開

発 で 最 高 のアプリケーション

性 能 を 保 証

3D 自 己 相 補 対 数 周 期 ヘリカルアンテナ

チップと3Dヘリカルアンテナ 間 のマッチングネットワーク

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tec.News 24: ストラテ ジー

バイナリRFIDセンサー

自 律 作 動 システムには 周 りの 環 境 を 総 合 的 に 認 識 する 機 能 が 求 められます。ハーティングテクノロジーグループの 開

発 したバイナリセンサーソリューションが 必 要 なデータを 提 供 します。

» Dr. Lutz Tröger, Head of Corporate Technology Development , HARTING Technology Group, Lutz.Troeger@HARTING.com

21 世 紀 の 通 信 事 情 は、サーバーベースの 構 造 から 異 種 ネッ

トワークへと 急 速 に 発 展 しました。この 発 展 では、 人 による

二 者 間 通 信 ( 電 話 や 電 子 メールトラフィックなど)やマンマシ

ン 通 信 ( 機 械 制 御 、データベース 検 索 )は、 自 律 したマシン 間

の 直 接 通 信 に 取 って 代 わられました 。 今 日 、 日 常 生 活 や 産 業

界 でのより 多 くのプロセスがオートメーションから 自 律 性 に

移 行 し、モノとサービスのインターネット 上 で 独 立 して 実 行 さ

れています。 同 時 に、マシン 間 およびマンマシン 通 信 おいてコ

ンテキストに 基 づく 判 断 と 自 主 的 なアクションを 可 能 にする

ため、 周 りの 環 境 を 総 合 的 に 感 知 する 能 力 が 必 要 とされてい

ます。この 要 件 を 満 たすため、 現 在 、 幅 広 い 電 子 センサーおよ

びマイクロメカニカルセンサーがデータ 処 理 システムとつない

で 使 われています。

原 則 として、 自 律 および 独 立 して 作 動 するシステムではエネル

ギー 効 率 と 小 型 化 に 対 して 高 い 要 求 が 課 されます。センサーシ

ステムでは、データ 量 と 電 力 消 費 を 削 減 するため、 感 知 のコン

テキストを 基 にデータ 取 得 シナリオを 正 確 に 解 釈 することが

必 要 です。 計 測 タスクの 対 象 分 析 では、 収 集 したデータ 全 て

の 記 録 が 必 要 でないこと が 多 々ありま す。そ れ より、デ ー タ 化

が 必 要 なのは、しきい 値 を 超 えた、もしくは 達 しなかった 場 合

です。 冷 蔵 輸 送 の 監 視 では、エンドユーザにとって 重 要 なの

は 特 定 の 保 管 温 度 が 保 たれているかどうかです。 温 度 がこれ

を 超 えると、 商 品 は 損 なわれたとみなされます。 温 度 がどれだ

け 上 回 ったか、またはいつ 上 回 ったかは 重 要 ではありません。ま

た、コンクリートの 硬 化 を 監 視 する 場 合 、 重 要 な 唯 一 の 情 報

は、コンクリートが 必 要 な 乾 燥 度 、つまり 硬 度 に 達 したかどう

かです。 正 確 な 湿 度 は 関 係 ありません。 商 品 監 視 における 輸

送 の 安 全 性 確 保 の 場 合 では、 損 害 を 受 けたかどうかを 証 明 す

るだけで 十 分 です。

これらすべてのケースでは、 単 純 に「イエスかノーか」の 情 報 が

あれば 事 足 ります。データ 量 は、 本 質 的 なバイナリセンサー 原

理 を 直 接 使 って 情 報 を 集 めることで 最 大 限 に 削 減 できます。こ

れにより、センサーからプロセスシステムへのデータ 伝 送 路 に

かかる 負 担 を 即 時 に 軽 減 できます。 特 に、 無 線 インターフェー

ハ ー ティン グ は お 客 様 と 協 力 して、 特 定 の

システム 専 門 知 識 を 活 用 し、ユーザの 要

求 に 正 確 に 合 ったソリューションにカスタ

マイズできます。

スによって 接 続 され、 自 律 電 源 で 作 動 する 必 要 のあるセンサ

ーベースのアプリケーションでは、これが 動 作 に 必 要 な 技 術 的

な 条 件 を 満 たす 唯 一 の 方 法 になることがほとんどです。RFID

技 術 は、 急 激 に 拡 大 している 低 エネルギー 予 算 での 応 用 分 野

の 通 信 インターフェースとして 確 立 されています。

ハーティングテクノロジーグループはこれらの2つの 低 エネル

ギーコンセプトを 融 合 させ、RFIDトランスポンダをベースにし

たバイナリセンサーを 開 発 しました。 位 置 センサーと 温 度 セン

サーの 両 方 を 使 用 することで、エネルギー 消 費 を 増 やすことな

く、 無 線 到 達 範 囲 を 狭 めることなく、 監 視 対 象 のシステムに 関

する 情 報 を 提 供 することを 可 能 にしました。 再 利 用 可 能 なセ

ンサーは 可 逆 の 原 則 により、 長 期 間 の 使 用 が 可 能 です。 再 変

22


tec.News 24: ストラテ ジー

更 できないようにステータスの 変 更 を 行 うセンサーは、コー

ルドチェーンの 監 視 や 輸 送 ロックの 場 合 など、 改 ざんに 対 して

保 護 された 状 態 変 更 の 証 明 となります。そのため、ハーティン

グは 顧 客 と 協 力 して、 特 定 のシステム 専 門 知 識 を 活 用 し、 顧 客

の 要 求 に 正 確 に 合 ったソリューションにカスタマイズできるの

です。

IN BRIEF

• バイナリセンサーは 低 エネルギーで 情 報 提 供

• エネルギー 効 率 とコスト 効 率 の 高 い 設 置 と 稼 動

23


tec.News 24: ソリューション

確 実 な 商 品 流 通

常 に 利 用 でき、 信 頼 性 の 高 い 貨 物 車 両 は、 現 代 の 鉄 道 貨 物 輸 送 の 基 本 条 件 です。ハーティングは、 状 態 をベースにしたメ

ンテナンス 戦 略 を 実 現 するソリューションについて 研 究 しています。

» Dr. Lutz Tröger, Head of Corporate Technology Development, HARTING Technology Group, Lutz.Troeger@HARTING.com

世 界 貿 易 が 長 きに 渡 って 著 しく 増 え

続 けたことに 伴 い、 商 品 流 通 も 将 来 、 継

続 的 に 増 大 することが 予 想 されます。 政

治 的 な 支 持 と 環 境 面 での 多 くの 利 点 に

もかかわらず、 輸 送 機 関 分 担 における

鉄 道 貨 物 輸 送 の 比 率 は 、 道 路

輸 送 と 比 べて 伸 びていません。 特 に、

鉄 道 車 両 の 不 十 分 な 利 用 可 能 率 と 関

連 するメンテナンス 費 用 が 大 幅 な 成 長

の 妨 げとなっています。 効 果 的 に 輸 送 能

力 を 向 上 させるには、 効 率 を 改 善 するた

めの 新 しい 戦 略 と 技 術 が 必 要 とされて

います。

ら 予 測 した 製 品 寿 命 をもとに 状 態 に 基

づくメンテナンス 戦 略 を 開 発 すること

にあります。

ドイツ 連 邦 経 済 技 術 省 (BMWi)

の 支 援 の 下 、ハ ー ティン グ テ クノ

ロジーグループはベルリン 工 科 大

学 、Eckelmann、PC-Soft、Lenord +

Bauer、Vattenfall、Wascosa 社 と 協 力

し、 状 態 に 基 づくメンテナンスシステム

の 開 発 を 目 指 してCargoCBM 研 究 プロ

ジェクトを 立 ち 上 げました。

強 力 なシステム 構 成

CargoCBMシステムは、 車 載 コンポー

ネント、 固 定 コンポーネント、ユーザー

インターフェースの 分 野 に 分 かれていま

す。 車 載 ハードウェアはIP68のテストを

行 い、 極 めて 過 酷 な 条 件 下 で も 継 続 して

運 用 できるように 設 計 します。システム

の 中 核 を 成 すのは 各 貨 物 車 両 に 装 備 さ

れる 車 載 機 器 (OBU)です。この 機 器 は

全 センサーからの 測 定 信 号 をまとめ、デ

ータの 前 処 理 を 行 い、 車 両 側 の 通 信 機 器

を 含 みます。また、OBUはCANバスと

現 在 の 法 律 では、 貨 物 車 両 のメンテナン

スは6~8 年 の 決 められた 間 隔 で 行 われ

ています。この 期 間 ベースのメンテナン

スでは、 原 則 的 に 操 業 時 間 ではなく 走 行

距 離 に 基 づくコンポーネントの 状 態 は 考

慮 されず、 多 くのコンポーネントには 不

適 切 な 方 法 です。

ブレーキの 磨 耗 や 車 輪 フラットなどの

多 くの 損 傷 は、 運 行 または 単 発 の 出 来

事 によるもので、 走 行 距 離 ベースのメン

テ ナンスで は 検 出 されません 。しかし、

フラットは 貨 物 輸 送 による 騒 音 公 害 に

おいて 非 常 に 深 刻 な 問 題 になり、ディス

クと 車 軸 に 損 傷 を 引 き 起 こす 可 能 性 が

あります。

状 態 ベースのメンテナンス

状 況 を 大 幅 に 改 善 する 可 能 性 は、 関 連

コンポーネントの 監 視 と、この 監 視 か

4つのCargoCBMシステムを2012 年 3 月 から 過 酷 な 条 件 で 使 用 。システム 障 害 なく、

50,000 kmを 超 えるテストを 完 了 。

24


tec.News 24: ソリューション

モノのインターネット 技 術 で 一 貫 輸 送 での

商 品 流 通 を 確 実 に

OBUは 貨 物 車 両 システムの 中 核 。システムは 全 てのデータを

収 集 し、 事 前 処 理 し、サーバーに 送 信 。

ZigBeeインターフェイスを 備 え、ワイヤ

レスセンサーの 接 続 も 可 能 です。 複 数 の

OBUを 組 み 合 わせて、ZigBeeモジュー

ルでワイヤレストレインバスを 形 成 する

ことも 可 能 です。O B Uには、 温 度 センサ

ーとGPSレシーバーのほかに、 力 行 を 記

録 する 加 速 度 センサーも 装 備 されてい

ます。A/DコンバーターとCANモジュー

ルを 内 蔵 する 特 別 開 発 の 複 合 センサー

は、 軸 受 からの 回 転 速 度 、 加 速 度 、 温 度

に 関 する 情 報 を 提 供 します。

モバイルOBUと 固 定 サーバー 間 の 通

信 はGSMモジュールを 介 して 行 われま

す。OBUの 高 性 能 CPUは 損 傷 特 性 を 抽

出 するための 複 雑 な 計 算 を 行 い、 通 常 稼

動 時 の 無 線 インターフェースからのデー

タ 伝 送 量 を 減 らします。また 、ソフトウェ

アのアップデートもこのインターフェー

スからOBU 上 に 行 うことができます。

自 動 データ 分 析

現 時 点 の 開 発 では、 損 傷 診 断 アルゴリズ

ムは、フラットなど 車 輪 の 非 円 形 性 を 検

出 する 関 数 、 走 行 力 学 と 車 輪 に 関 する 磨

耗 状 況 を 監 視 する 関 数 、 重 大 な 力 行 イベ

ントを 記 録 する 関 数 、ベアリン グの 温 度

を 監 視 する 関 数 を 備 えます。システムは

IN BRIEF

• 極 めて 過 酷 な 条 件 下 で

50,000 kmを 超 えるテスト

• 状 態 に 基 づくメンテナンスで

競 争 力 を 向 上

• 一 貫 輸 送 物 流 における 磨 耗 に

基 づくビジネスモデルの 技 術

基 盤 としての 状 態 管 理

25


tec.News 24: ソリューション

貨 物 車 両 の 現 状 とその 走 行 距 離 に 関 す

る 情 報 を 提 供 します。 振 動 に 基 づくベア

リングの 監 視 とブレーキシューの 磨 耗 の

監 視 は、 現 在 開 発 中 です。 柔 軟 なシステ

ムデ ザイン に より、ブレ ー キ 機 能 の 監

視 、 自 動 ブレーキテスト、 貨 物 監 視 など

のタスクも 行 うことが 可 能 になります。

考 えられる 顧 客 にとっての 最 大 の 利 点

は、 生 成 データの 自 動 解 析 です。データ

は 非 車 載 の 固 定 側 にあるデータベース

に 直 接 送 られ、 結 果 はzedas® Maintenance

Planning Program (ISP)に 送 信

され、 最 終 的 に 評 価 されます。このソフ

トウェアにはメンテナンスとスケジュー

リングプロセスを 管 理 するツールが 全 て

揃 っているので、メンテナンスとフリー

ト 管 理 ができます。

天 採 掘 の 過 酷 な 環 境 にもかかわらず、こ

れまでシステムを 原 因 とするダウンタイ

ムは 発 生 していません。 開 発 されたアル

ゴリズムの 機 能 と 精 度 は、メンテナン

スの 記 録 と 固 定 システムによる 測 定 と

比 較 により 確 認 されています。システム

は、2 013 年 3 月 からの 第 2 テスト 段 階 に

おいて、 公 共 交 通 網 にてプ ロジェクトパ

ートナーのWascosa 社 の 貨 物 車 両 に 使

用 されます。

CargoCBMシステムは、メンテナンス 戦

略 を 最 適 化 し、 鉄 道 車 両 の 安 全 性 を 向

上 することで 直 接 費 を 削 減 するだけでな

く、 鉄 道 貨 物 輸 送 の 競 争 力 を 高 めるまっ

たく 新 しいビジネスモデルの 技 術 基 盤 と

もなります。

試 用 での 成 功

2012 年 3 月 以 来 、CargoCBMハードウェ

アはドイツとポーランドの 国 境 にまたが

るラウジッツ 地 方 のVattenfall Europe

Mining 社 の 車 両 で 使 用 されています。 露

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tec.News 24: ソリューション

効 率 的 な 識 別 手 段

ドイツ 東 フリースラント 地 方 ワッデン 海 に 位 置 するAlpha 1ウインドパーク。

故 障 した 油 圧 ポンプの 交 換 中 に、ピッチ 制 御 に 使 われる 接 続 ケーブルが 破

損 ― こうした 状 況 では、 交 換 部 品 を 特 定 することが 最 優 先 です。ハーティ

ン グ テ クノロ ジ ー グル ープ は 、このために ス ピー ディー な オ ン ラインソリュ

ーションを 開 発 しました。

» Claus Hilger, Director of HARTING IT System Integration GmbH & Co. KG, HARTING Technology Group,

Claus.Hilger@HARTING.com

» Andreas Naß, Director Global R&D Installation, HARTING Technology Group,

Andreas.Nass@HARTING.com

» Dr. Lutz Tröger, Head of Corporate Technology Development, HARTING Technology Group,

Lutz.Troeger@HARTING.com

ケーブルアセンブリやその 他 の 機 器

では 一 般 的 に、 使 われているコンポー

ネントやコンポーネントの 機 種 を 即 座

に 特 定 できません。RFID( 無 線 自 動 識

別 )を 使 えば、 機 械 や システムの 説 明 書

なしでも、この 問 題 を 現 場 で 速 やかに 解

決 することができます。

どこでもデ ータを 利 用 できるよう、コネ

クタのハウジングにはこの 用 途 のため、

ハーティングが 特 別 に 開 発 したEPCglobal

Class1 Gen2 準 拠 のRFIDタグ

が 取 り 付 けられています。タグには、コ

ネクタを 特 定 できるよう、 固 有 の 識 別 番

号 が 保 存 されています。スマートフォンと

ハーティングのアプリ 経 由 で 読 み 取 った

I D を、デ ー タベース に 登 録 されてい るケ

ーブルアセンブリと 照 合 します。IDは40

ビットしか 要 し ないため、トランス ポ ン

ダ 上 の 残 りの470ビット 分 を 顧 客 独 自 の

情 報 に 直 接 割 り 当 てることができます。

無 料 アプリが 提 供 するセキュリティ 機 能

により、 登 録 ユーザは 独 自 のデータに 排

他 的 アクセスをすることができます。

ハーティングのeBusinessソリューション

とアプリの 統 合 も 予 定 されており、 顧 客

に 対 して、 該 当 するケーブルアセンブリの

データをもとに 作 成 された 交 換 部 品 の 注

文 に 迅 速 かつ 簡 便 にアクセスすることが

できるようになります。

コネクタ 内 部 のRFID

ID

RFIDタグ

EPCg C1G2

スマート

フォン

WAN

ウェブ

サーバ

データ

データ

ベース

ハーティングのアプリ 経 由 でデータベー

ス、つまり 設 置 情 報 や 回 路 図 、 部 品 表 、

データシートなどアセンブリに 関 する 技

術 文 書 に、 世 界 のどこからでも 簡 単 にア

クセスできます。トランスポンダ 上 で 自

由 にリライト 可 能 な 記 憶 領 域 を、たとえ

ばメンテナンス 情 報 用 に 設 定 するなど

の 作 業 を、 現 場 で 行 うことも 可 能 です。

コネクタ

User

Interface

User

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tec.News 24: ソリューション

保 護 クラスを 強 化 した

新 Han ® Bハウジング

ハーティングテクノロジーグループは、 保 護 クラスIP 67の

新 Han ® B 標 準 コネクタハウジングを 発 表 しました。

» Alexej Beckstedt, Product Manager, HARTING Technology Group, Alexej.Beckstedt@HARTING.com

ハーティングの 標 準 ハウジングは、 外 部 からの 物 理 的 な 影

響 に 対 し 最 適 な 保 護 を 提 供 します。Han ® Bハウジングのこれま

での 製 品 ファミリーは、ロックし 接 続 された 状 態 で 保 護 クラス

IP 65に 準 拠 していました。 新 しいパネル 取 付 ハウジングでは、

これがさらに 高 いIP 67 保 護 クラスに 強 化 されました。ハウジン

グの 特 殊 フランジがコネクタへの 水 の 侵 入 を 防 止 し、ハウジン

グ 内 部 のコンタクトポイントを 最 適 に 保 護 します。この 環 状 カ

ラーは 保 護 機 能 だけでなく、 確 実 なグリップでシールの 内 外

への 滑 り 止 めとしても 機 能 します。

ーションで 外 的 環 境 に 対 する 保 護 等 級 をさらに 強 化 していま

す。 想 定 されるこのハウジングの 用 途 は、 厳 しい 天 候 下 で 確

実 な 機 能 を 保 証 することが 必 要 とされる 風 力 タービン、クレ

ーン、 送 電 設 備 から 鉄 道 分 野 まで 及 びます。

また、IP 67パネル 取 付 ハウジングは、 取 付 カラーのサイズが

既 存 のHan ® ハウジング 製 品 ファミリーと 同 一 であるため、 追

加 の 費 用 は 発 生 しません。

さらに、 新 しいIP 67ハウジングには 取 り 付 け 面 の 形 状 に 安 定

して 対 応 するシールも 装 備 されています。

新 しいパネル 取 付 ハウジングは、ハーティングHan-Easy Lock ®

レバーを 介 してロックされるので、 最 小 限 の 力 でコンタクトに 高 い

圧 力 をかけ、フードとハウ ジング 間 を 最 適 な 状 態 に 密 閉 します。

新 しいIP 67フランジで、ハーティングはハウジングの 製 品 レ

ンジを 体 系 的 に 補 完 し、このハウジングを 使 用 するアプリケ

• 保 護 レベルをIP 67に 強 化

IN BRIEF

• 取 り 付 け 寸 法 が 標 準 ハウジングと 同 じで 置 き 換 え

が 容 易

• 高 い 気 密 性 が 必 要 な 用 途 に 最 適

新 しいIP 67フランジで、ハーティングはハウジングの 製 品

レンジを 体 系 的 に 補 完 し、このハウジングを 使 用 するアプリ

ケーションで 外 的 環 境 に 対 する 保 護 等 級 をさらに 強 化 して

います。

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tec.News 24: ソリューション

極 限 の 高 温 下 での 信 頼 性

ハー ティングは、 新 しいH a n ® HighTempシリーズをハーティングテクノロジー

グループの 実 績 のある Han ® B およびHan ® E 製 品 ラインに 追 加 しました。 新 し

い Han ® HighTempシリーズで、 高 温 下 でも 信 号 と 電 力 を 確 実 に 伝 送 します。

» Moritz Krink, Technical Application Manager, HARTING Technology Group,

Moritz.Krink@HARTING.com

最 新 の 産 業 インターフェースを 選 択 する 際 、 定 格 電 流 や 定

格 電 圧 などの 電 気 的 要 素 は、 適 切 なコンタクト 数 の 選 択 や、

サイズ、 保 護 等 級 、 温 度 耐 性 などの 機 械 的 な 要 素 と 同 様 に

重 要 です。

耐 熱 インサートのほか、H a n ® HighTemp 製 品 ライン 全 体 には、

技 術 的 に 成 熟 している 圧 着 式 や 現 場 で 接 続 可 能 なネジ 式 を 使

用 しています。ハウジング、インサート、コンタクトの 他 、 将 来

的 には 対 応 するケーブルグランドも 提 供 します。

耐 熱 性 や 耐 寒 性 はコネクタの 設 計 時 に 非 常 に 重 要

な 要 素 です。また、 産 業 用 途 がさらに 強 力 に、さらに

柔 軟 になるにつれ、 要 求 される 条 件 も 高 くなる 一 方

です。

ハーティングHan ® HighTempシリーズの 登 場 で、 周 囲 温 度 最

大 200℃で 機 械 と 設 備 の 両 方 に 電 力 を 確 実 に 供 給 できるよう

になりました。

コネクタは、 温 度 耐 性 の 低 いコンポーネントに 分 類 されます。

そのため、H a n ® HighTemp シリーズの 開 発 ではコンタクト、 絶

縁 体 、ハウジング、シール、アース 端 子 などすべてのコンポーネ

ントの 耐 熱 設 計 を 特 に 考 慮 しました。 開 発 時 、これらのコンポ

ーネントの 耐 性 はハーティングの 社 内 に 設 置 された 試 験 ラボ

で 検 証 されています。

IN BRIEF

• H a n ® HighTempコネクタは 高 レベルの 耐 熱 コンポ

ーネントのみを 使 用

• 最 高 温 度 200 ℃での 電 力 供 給 も 可 能 に

Han ® H i g h Te m p のコ ン ポ ー ネ ントに は 6 、1 0 、1 6 、2 4 の サイズ

があり、400 Vの 定 格 電 圧 で 使 用 可 能 です。

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tec.News 24: ソリューション

産 業 仕 様 の

「プラグアンドプレイ」

イーサネットは 長 いこと、オフィスや 家 庭 向 けネットワークソリューションの 標 準 としての 地 位 を 確 立 しています。イ

ーサネットベースの 伝 送 方 式 は、WAN( 広 域 ネットワーク)による 長 距 離 ネットワーク 構 築 の 分 野 でも、 既 存 技 術

に 取 って 代 わるようになりました。すでにかなり 進 行 したこれらの 変 化 と 並 んで、いまや 産 業 分 野 でも 同 じような 展

開 が 起 こりつつあります。 最 もシンプルかつコスト 効 果 が 高 いのは、スイッチを 使 用 してイーサネットを 統 合 する 方

法 です。ここではアンマネージドスイッチを 使 うのが 最 もシンプルで 低 コストです。

» Oliver Opl, Product Manager, HARTING Technology Group, Oliver.Opl@HARTING.com

イーサネットスイッチは、きわめて 重 要 なネットワークインフ

ラストラクチャコンポーネントです。 制 御 装 置 とフィールド 機

器 、および 上 位 の 制 御 と 管 理 レベルを 接 続 します。スイッチの

重 要 性 と、スイッチに 対 する 要 求 とは、ここ 数 年 で 劇 的 に 変 化

しています。 現 在 、スイッチ はその 機 能 と 技 術 的 能 力 により、ネ

ットワークインフラにおいて 重 要 な 影 響 力 を 持 っています。イ

ーサネットスイッチの 中 で 最 もシンプルな 形 態 を 持 つのが、い

わゆる「アンマネージドイーサネットスイッチ」です。eCon 製

品 シリーズは、 高 価 なプロセッサーや 各 種 記 録 装 置 が 不 要 で

あることから、マネージドスイッチに 比 べて 費 用 効 果 に 優 れて

います。それにもかかわらず、オートクロッシングやオートネゴ

シエーション、オートポラリティなどの 標 準 的 機 能 はすべて 揃

っています。 機 能 の 幅 を 絞 ったことで、さらなるメリットも 生 ま

れています。 設 定 作 業 なしでスイッチを 設 置 できるため、あらゆ

る 意 味 での「プラグアンドプレイ」が 可 能 になりました。こうし

たシンプルなコンポーネントはFast Ethernetからギガビットイ

ーサネットに 至 るポート 通 信 速 度 を 備 え、 現 在 の 市 場 の 要 求

を 満 たし、 各 種 アプリケーションにも 相 応 しいものとなってい

ます。 同 製 品 シリーズは、きわめて 多 様 な 用 途 に 対 応 します。

従 来 、 個 々の 装 置 に 依 存 したシステムは、これらの 装 置 を 接 続

してネットワークを 構 築 したとしても 管 理 できる 範 囲 がごく 限

られていたのに 対 し、 今 では 相 互 通 信 を 行 うクライアントの

数 が 急 速 に 増 える 中 システム 規 模 の 拡 大 が 進 んでいます。 管

理 や 診 断 の 機 能 はこの 用 途 では 必 要 不 可 欠 であるため、 全 シ

ステムレベルでのネットワーク 構 築 はマネージドスイッチを 使

って 行 うことになります。たとえば、 冗 長 化 メカニズムにより

可 用 時 間 を 最 大 にすることも、そうした 管 理 機 能 の1つです。こ

うしたシステム 内 でアンマネージドイーサネットスイッチは、 機

現 在 、スイッチはその 機 能 と 技 術 的 性 能

により、ネットワークインフラにおいて 重

要 な 影 響 力 を 持 っています。

械 やロボットに 取 り 付 けられた 制 御 盤 内 部 でローカルポートを

二 重 化 する 役 目 を 果 たします。eConアンマネージドスイッチな

らばポートにかかるコストを 大 幅 に 低 減 できるため、 様 々な 市

場 でこの 方 法 が 数 多 く 採 用 されています。この 方 法 を 使 えば、

大 幅 な コ スト 増 なく、より 多 くの ネットワ ー ククライア ントをネ

ットワークに 統 合 できるようになります。

eConスイッチはほかにも、メタル 線 から 光 ファイバーケーブル

への 低 コストでの 切 り 替 えといった 用 途 に 利 用 できます。この

場 合 、スイッチをメディアコンバーターとして 使 います。 上 位 レ

ベルネットワークへの 接 続 は 通 常 、 光 ポート 経 由 で 行 われま

す。この 場 合 、 経 路 や 距 離 を 長 く 取 ることが 可 能 で、EMI( 電

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tec.News 24: ソリューション

磁 干 渉 ) 作 用 に 配 慮 する 必 要 もなくなるというメリットがあり

ます。こうした 性 質 により、システムのプ ランニ ングと 設 計 が

かなり 楽 になるほか、 電 磁 干 渉 によって 生 じる 問 題 の 防 止 にも

役 立 ちます。

DINレール 取 付 用 のeConスイッチは、 使 用 場 所 に 合 わせた2

種 類 のデザインを 揃 えています。1つ 目 のeCon 3000シリーズ

は、かなりスマートな 形 状 をしているため、 制 御 盤 内 部 に 高 密

度 に 取 り 付 けでき、コスト 節 減 につながります。2つ 目 のeCon

2000シリーズは、フラットな 設 計 により 使 用 箇 所 における 設

置 高 さを 大 幅 に 抑 えられます。

ドスイッチの 長 所 は、 設 置 や 取 り 扱 いが 簡 単 な 点 です。 使 用 に

あたって、 設 定 やパラメーター 化 も 必 要 ありません。つまり、イ

ーサネットやネットワーク 技 術 について 詳 しい 知 識 がなくとも、

現 場 で 必 要 に 応 じてどこでも 簡 単 に 運 用 することが 可 能 になり

ます。

直 接 比 較 した 場 合 、アンマネージドスイッチは、マネージドイ

ーサネットスイッチのように 複 雑 な 技 術 性 能 や 包 括 的 な 機 能

を 提 供 するものではありません。とはいえ、イーサネット 市 場

において 重 要 なコンポーネントであることに 変 わりはなく、 今

後 数 年 で 大 きく 成 長 する 可 能 性 も 秘 めています。ア ンマネー ジ

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tec.News 24: ソリューション

har-flexicon ® :

単 線 をすばやくPCBに

接 続

ハーティングテクノロジーグループは、 産 業 用 デバイス 向 けの 基 板 接 続 技 術 への 取 り 組 みを 強 化 しており、 単 線 接 続 の

har-flexicon ® を 開 発 しました。この 製 品 は、 電 線 の 断 面 積 の 違 いによりピッチの 異 なる 製 品 を 用 意 して、アプリケーショ

ン 分 野 の 拡 大 と 設 計 を 容 易 にしています。

» Lennart Koch, Product Manager, HARTING Technology Group, Lennart.Koch@HARTING.com

プリント 回 路 基 板 技 術 の 発 展 は 目 覚

ましく、 回 路 基 板 上 の 部 品 のみならず、

製 造 技 術 への 要 求 も 目 まぐるしく 変 わり

ます。 そのため、プ ロセ スの 最 適 化 、プ

ロセスの 向 上 、コストの 低 減 を 可 能 にす

る 革 新 的 なソリューションが 必 要 とされ

ています。 接 続 用 の 部 品 はより 小 さく、

より 柔 軟 で、 取 り 扱 いが 容 易 でなければ

なりません。

こ れ は 、P L C 、ド ライブ、セ ン サ ー 、アク

チュエータ、インターフェースモジュール

などの 電 気 および 電 子 デバイスが 使 用 さ

れるあらゆる 産 業 (メカニカルエンジニ

アリング、 産 業 オートメーション、エネル

ギー、 交 通 技 術 など)で 求 められます。

デバイス 設 計 のトレンドは、 回 路 基 板 上

のすべての 部 品 が 同 様 に 処 理 できる 方

向 に 進 んで い ま す。つ ま り、す べ ての 部

品 が、コンデンサ、 抵 抗 器 、 集 積 回 路 な

どのSMD( 表 面 実 装 型 デバイス) 部 品

と 同 じ プ ロ セ スで 位 置 決 めされ 、 一 回

のリフロー 工 程 ではんだ 付 けされる

ことです。このトレンドは 回 路 基 板 の

電 気 接 続 技 術 でも 同 様 です。 この 状

況 に 対 応 するため、ハー ティングテク

ノロジーグループではコネクタも、

電 子 部 品 と 同 じ 自 動 実 装 プロセス、つ

まりリフローはんだ 付 けプロセスで

位 置 決 めし、はんだ 付 けできるよう、

har-flexicon ® のコンセプトを 開 発 しま

した。

基 板 接 続 技 術 は 、 現 場 で 産 業 デバイス

を 接 続 するために 使 用 されています。

現 場 での 装 置 の 据 付 と 配 線 の 処 理 はカ

スタマイズベースで 行 われます。 その

ため 接 続 技 術 は、 小 型 化 が 進 んでいる

にもかかわらず、デバイス がどん な に 小

さくてもユーザが 現 場 でカスタマイズで

きる 必 要 があります。このカス タマイズ

には、I/O 信 号 送 信 または 電 源 の 供 給 の

ため、 特 殊 な 組 み 立 て 工 具 を 使 用 するこ

となく、 単 配 線 でデバイス 接 続 できるよ

うにすることが 含 まれます。

昨 秋 、ハーティングテクノロジーグルー

プは、コスト 効 率 の 高 い 産 業 デバイスの

接 続 を 実 現 する 基 板 用 端 子 とコネクタ

32


tec.News 24: ソリューション

の 新 しい 製 品 シリーズ har-flexicon ® を

発 表 しました。

この シリーズの 最 も 小 さい 製 品 は 、 極 限

まで 最 小 化 されたピッチサイズ1.27 mm

の 基 板 用 コネクタで、 工 具 なしで 単 線 接

続 が で きま す。そ のため、 現 場 で 最 小 ピ

ッチサイズでの 取 付 が 可 能 となります。

I D C( 圧 接 コ ネクタ) 技 術 は 、 特 殊 な

工 具 を 必 要 としないため、 断 面 積 が

AWG28-26(0.05 ~ 0.14 mm²)の 細

いフレキシブルワイヤの 接 続 が 容 易 に

なります。この 場 合 、 最 大 4ア ンペアの

電 流 が 伝 送 できます。

さらに 高 い 電 流 及 び 太 い 電 線 に 対 応 する

ために、ハーティングは0.5 ~ 2.5 mm²

までのワイヤに 対 応 し、 最 大 2 0 ピ ンの

2.54 mm、3.50 mm/3.81 mm、5.00/

5.08 mmピッチの 基 板 端 子 およびコネ

クタをストレ ート、ア ン グルタイプ で 用

意 し、 今 年 のハノーバー・メッセ 見 本 市

で 紹 介 します。 押 し 込 み 式 のスプリング

ケー ジ 接 続 を 採 用 することで、 工 具 を 使

うことなく、より 線 や 単 線 をすばやく 接

続 できることができます。

すべ ての 部 品 は 、 自 動 実 装 が 可 能 で、リ

フローはんだ 付 けに 対 応 するように 設

計 されています。 また、har-flexicon ®

は、SMD 対 応 部 品 としては1.27 mmと

2.54 mmのピッチのものを 用 意 してい

ます。 表 面 実 装 技 術 で 確 実 にSMD 部 品

を 回 路 基 板 に 実 装 します。

Highlights

• 電 線 断 面 積 0.05 ~ 2.5 mm²

の 単 線 に、 工 具 不 要 の 簡 単 接

続 技 術 を 採 用 した 基 板 端 子 と

プラグコネクタ

• 自 動 実 装 プロセスに 対 応 ( 表

面 実 装 とリフローはんだ 付 け

に 対 応 )

• 1.27 mm、2.54 mm、

3.50/3.81 mm、5.00/5.08 mm

のピッチ

har-flexicon ® は 産 業 用 途 における 革 新 的 な 回 路 基 板 接 続 技 術

33


tec.News 24: ソリューション

より 軽 量 、より 高

速 、より 高 性 能

ハーティングは、3D MID( 立 体 成 形 基 板 )の2 回 射 出 成 形 法 を 用 いたM12

丸 型 コネクタを 開 発 しました。 金 属 製 のシールド 端 子 を 追 加 することなく、

コネクタを 製 造 することが 可 能 です。

» Stephan Schreier, Development Engineer Circular Connectors,

HARTING Technology Group, Stephan.Schreier@HARTING.com

M1 2 丸 型 コ ネクタは 、 信 頼 性 が 高 く 堅

牢 なことから、 用 途 がますます 広 がって

います。 同 時 に、 追 加 機 能 の 統 合 も 必 要

とされるため、コネクタの 製 造 はより 複

雑 になっています。

の 表 面 は 回 路 が 必 要 な 部 分 のみとなっ

ており、コネクタは 優 れた 高 周 波 伝 送 特

性 を 発 揮 します。

高 速 カメラやマルチメディアアプリケー

ションに 使 用 される8ピンのXコードの

コネクタ 面 は、コンタクトにペアのシー

ルド(1 対 ごとにシールド)が 必 要 です。

現 在 ハーティングでは、スクリーン 面 を

統 合 化 するために MIDの2 回 成 形 法 でコ

ネクタの 絶 縁 体 を 製 造 しています。 最

初 の 工 程 は 一 般 的 な 絶 縁 部 分 の 成 形 を

行 い、2 回 目 の 成 形 では 配 線 となる 部 分

を2 次 成 形 します。この2 次 成 形 された 部

この 製 品 の 大 きな 利 点 はコネクタの 処

理 にあります。 組 み 立 てられたコネクタ

のインシュレーターは50 % 軽 量 化 され

ているので、 自 動 組 み 立 て 時 に 優 位 とな

ります。もう1つの 利 点 は 製 造 精 度 です。

これは 基 板 上 での 位 置 決 めをする 際 に

有 効 となります。 金 属 化 された 2 次 成 形

3D MIDによるM12 Xコード

組 み 立 てられた 絶 縁 体

を50 % 軽 量 化

分 は 表 面 をメッキするため、 高 度 な 精 度

が 必 要 で す。そ の 後 、 基 板 コ ネクタに は

コンタクトが 取 り 付 けられ、 堅 牢 性 と 高

い 挿 抜 回 数 を 持 った、リフロープロセス

に 対 応 する 製 品 となります。

コネクタの 近 端 漏 話 (NEXT)

34


tec.News 24: ソリューション

高 速 ネットワークによ

り 敏 速 に 結 線

ハーティングは、 現 場 で 迅 速 に 結 線 できるよう、 圧 接 コネクタ

(IDC) 技 術 を 採 用 したhar-speed M12を 新 たに 追 加 しました。

これにより10GBイーサネット 用 への 切 り 替 えが 加 速 されます。

» Dirk Peter Post, Product Manager, HARTING Technology Group,

Dirk-Peter.Post@HARTING.com

ハーティングテクノロジーグループは、har-speed M12 コ

ネクタのオプションを 拡 張 しています。 今 回 、 高 速 伝 送 を 実 現

し、コネクタの 現 場 での 組 み 立 てを 可 能 にする 圧 接 コネクタ

を 製 品 化 しました。 新 しく 標 準 化 されたコネクタは、Cat 6 A と

性 能 クラスClass E A の 要 件 を 満 たし、 着 実 に 増 大 するデータ

量 の 確 実 な 伝 送 を 保 証 します。またハーティングは、 独 自 の

M12 Xタイプ、つまりIEC 61076-2-109に 準 拠 するXコードを

開 発 しました。この 取 り 組 みは 当 初 から 大 手 メーカーにサポー

トされています。

設 計 ではケーブルの 構 造 に 特 に 配 慮 しています。 接 続 性 能 を

保 証 するため、できる 限 りSTPケーブルのツイストペアを 維 持

するようにされています。この 場 合 、ツイスト 部 分 はコネクタの

接 続 面 まで 達 しています。

PCB 接 続 用 のコネクタのほか、 製 品 シリーズには 圧 着 タイ

プ、M12-RJ45 変 換 アダプタ、 中 継 アダプタ(メス/メス)、 組

立 済 みケーブルなどの 製 品 も 取 り 揃 えています。ハーティン

グは、ギガビットイーサネットのアングル 型 M12レセプタクル

を 提 供 した 初 めてのサプライヤーでもあります。

現 場 で 組 み 立 てが 可 能 なバージョンの 製 品 化 は、ハーティン

ググループの 計 画 に 従 って 進 められています。ハーティングで

はこれに、H A R A X ® の 名 前 で 市 場 に 広 く 浸 透 している 実 証 済

みのIDC 技 術 ( 圧 接 コネクタ)を 使 用 しています。har-speed

M12は、 迅 速 なケーブルの 接 続 または 調 整 が 必 要 とされる、あ

らゆる 産 業 オートメーションの 場 で 使 用 されています。

har-speed M12

35


tec.News 24: ソリューション

M12 Power

産 業 界 ではフロントパネル 側 のコネクタが 堅 牢 な 構 造 であることから 主 にM12コネクタ

が 使 用 されています。より 高 い 電 流 と 電 圧 でM12を 使 用 できるようにするため、IECでは

新 しいコネクタの 規 格 を 検 討 しています。

» Dirk Peter Post, Product Manager, HARTING Technology Group, Dirk-Peter.Post@HARTING.com

» Stephan Schreier, Development Engineer Circular Connectors, HARTING Technology Group, Stephan.Schreier@HARTING.com

現 在 、M12コネクタはセンサー、 最 大 4Aの 電 源 供 給 、そし

てイーサネットのデータ 伝 送 に 使 用 されています。しかし、 多

くのアプリケーションではこれより 大 きな 電 流 が 必 要 です。

その 場 合 、しばしば 仕 方 なく7/8"インチコネクタなどより 大 き

なコネクタが 選 ばれます。7/8"インチコネクタは 分 散 型 コン

ポーネントに 使 用 されることが 多 く、そのため 小 型 化 が 遅 れ

ハーティングはこの 規 格 の 策 定 において

主 導 的 な 役 割 を 担 い、 電 源 コネクタや 丸

型 コネクタに 関 する 豊 富 な 経 験 をもって

大 きく 貢 献 しています。

ることになります。また 、このコ ネクタの 標 準 ベースももはや

存 在 しません。

現 在 、ドイツの 国 際 電 気 標 準 会 議 (IEC)のワーキンググルー

プでは、より 小 さなM12コネクタでより 大 きな 電 力 を 供 給 で

きる 規 格 の 提 案 書 を 作 成 しています。 提 案 される 規 格 は 直 流

(DC)で 電 力 が 供 給 されるリモートデバイスのバーションと、

ドライブに 必 要 な 交 流 (AC)バージョンの 両 方 を 含 みます。

提 案 されるコネクタは、2~6 芯 のコンタクトと、 用 途 に 応 じて

異 なる 芯 数 を 持 ちます。 芯 数 と 用 途 (ACまたはDC)を 区 別 す

るため、7 種 のコーディングが 提 案 されています。

コネクタ 面 の 設 計 では、M12コネクタの 誤 挿 入 を 防 ぐ 必 要 があ

ります。ケーブルのサイズと 重 量 が 大 きくなるため、サイズを 決

定 する 際 には、コネクタに 適 した 耐 久 性 を 保 証 することも 必 要

です。 太 さが 不 十 分 であると、コネクタの 耐 久 性 と 信 頼 性 が 損

なわれる 可 能 性 があります。.

大 きな 利 点 は、 製 品 のサイズと、センサー、 分 電 盤 、ドライブ

でM12サイズを 一 貫 して 使 用 できることです。

ハーティングはこの 規 格 の 策 定 において 主 導 的 な 役 割 を 担 い、

電 源 コネクタや 丸 型 コネクタに 関 する 豊 富 な 経 験 をもって 大

きく 貢 献 しています。IEC 規 格 は、2014 年 にリリースが 予 定 さ

れています。

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tec.News 24: ショートニュース

人 と 機 械 が

連 動 する

人 とロボットの 協 同 作 業 に 関 する 展 望

高 度 な 柔 軟 性 を 備 えたロボットによる 最 初 のフィールドテストで、

ビーレフェルト 大 学 の 研 究 者 たちは、 新 しい 画 期 的 なインタラク

ション 法 で、 人 と 機 械 との 協 同 作 業 を 大 きく 向 上 させました。

» Dr.-Ing. Sebastian Wrede, Group Leader Cognitive Systems Engineering,

CoR-Lab & CITEC, Bielefeld University

» Dr.-Ing. Agnes Swadzba, Post Doc & Research Fellow in the Applied Informatics

Group, Bielefeld University

新 技 術 の 開 発 と 評 価 にKUKA 社 のOmniRob

技 術 デモンストレーターを 使 用

ロボットの 操 作 部 は 柔 軟 な 作 りになっ

ているため、 人 の 間 近 に 設 置 しても 安 全

にアシスト 作 業 を 行 うことができます。

これにより、 組 み 立 て 工 程 で 作 業 者 をア

シストするといった 新 しいアプリケーシ

ョンシナリオが 可 能 になります。 産 業 分

野 におけるアシストロボットの 普 及 を 促

進 するためには 、 作 業 者 が 現 場 で ロ ボッ

ト 制 御 システムを 新 しい 環 境 やワークフ

ローに 合 わせて 即 座 に 調 整 することが 大

前 提 となります。

研 究 結 果

ハーティングで 行 われたパイロット 研 究

でビーレフェルト 大 学 の 研 究 者 は、 冗 長

ロボットがどの 程 度 直 観 的 に 適 応 可 能

かを 検 証 しました。これらロボットは、 必

要 最 小 限 を 超 える 自 由 度 を 与 えられてい

ます。つまり、ある 地 点 から 別 の 地 点 ま

で 移 動 するのに 何 通 りもの 経 路 から 選

ぶ 能 力 を 持 っています。 新 たに 開 発 さ

れたインタラクションコンセプトは、2

つの 段 階 から 構 成 されています。まず、

ユーザは 物 理 的 なインタラクションを

通 じ て、ロボットシステムを 取 り 巻 く 環

境 をモデル 化 します。 次 に、システムか

ら 積 極 的 なサポートを 受 けながら、 専

新 しい 柔 軟 なロボットプラットフォームにより、

人 の 間 近 にも「 第 3の 手 」として 安 全 に 導 入

できます。

用 のインタラクションモードでエンドエ

フェクタを 操 作 して 特 定 のタスクを

プログラミングします。 研 究 の 結

果 、 第 2 段 階 で 提 供 され た サ ポ ート

に より、ロ ボ ット に 関 する 専 門 知 識

がない 人 間 でも、タスクの 教 示 をよ

り 迅 速 に 、しか も より 高 い 精 度 で 実

行 できることが 証 明 されました。

生 成 された 動 作 はス ムーズで、 周 囲 に

あるものとの 衝 突 も 回 避 できます。こ

れ によって、 作 業 者 が 冗 長 ロ ボットアー

ムを 新 しい 環 境 やタスクに 合 わせて 迅 速

に 調 整 することができます。

将 来 の 展 望

今 後 の 開 発 では、 学 習 したタスクを 段 階

的 に 適 応 させたり、イン タ ラ ク ション の

相 手 である 人 間 がロボットの 状 態 をより

直 観 的 に 把 握 できるようにすることも 計

画 されています。 開 発 された 手 法 は、 組

み 立 ての 場 面 で 積 極 的 にアシストを 提

供 する 新 しい 可 搬 型 ロボットプラットフ

ォーム にも 導 入 され る 予 定 で す。す ば や

く 適 応 できるということは、 人 間 ならで

はの 融 通 性 が 求 められる 小 ロットのプロ

セスに、 効 率 性 という 観 点 からみても 適

しているということになります。

参 考 文 献

詳 細 ついてはこちらをご 参 照 くだ

さい:Wrede et al. (2013): A User

Study on Kinesthetic Teaching of

Redundant Robots in Task and

Configuration Space. In: Journal of

Human-Robot Interaction

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tec.News 24: 世 界 におけるア プリケーション

太 陽 光 エネルギー 管 理 システム

Han-Eco ® が 独 立 型 太 陽 光 発 電 所 に 最 適 な 接 続 ソリューションに

» Gero Degner, Product Manager, HARTING Technology Group, Gero.Degner@HARTING.com

独 立 型 ソーラーシステムは 今 後 、 補 助

的 な 電 力 供 給 システムとして 導 入 の 拡 大

が 見 込 まれています。このために、コネ

クタも 含 めた 確 実 で 効 率 的 なソリューシ

ョンが 必 要 です。

2 0 1 2 年 秋 、 蓄 電 を 専 門 とするドイツ・ザ

クセン 州 にあるAXXELLON 社 は、SLM

24 太 陽 光 エネルギー 管 理 システムを 導

入 しました。このシステムは、 需 要 レベ

ルに 応 じてユーザに 電 気 を 供 給 するた

めに、 蓄 電 装 置 と 太 陽 光 発 電 設 備 を 結

合 しています。インターフェースの 接 続

に、AXXELLON 社 はハーティングの

Han-Eco ® コネクタを 採 用 しました。

Han-Eco ® は 、モ ジ ュ ー ル 設 計 に よ

り、S L M 2 4システムでバッテリーの 運

用 に 使 用 される 充 電 電 流 の 供 給 と 制 御

信 号 を 伝 送 することが 可 能 です。メタル

ハウジングのコネクタに 対 して 軽 量 化 を

実 現 したHan-Eco ® の 最 新 型 の 産 業 デザ

インは、とりわけこのアプリケーション

に 使 用 する 上 で 効 果 的 でした。

IN BRIEF

• 高 性 能 プラスチックを 使 用 し

て 軽 量 化 すると 同 時 に 機 械 的

耐 久 性 を 実 現

• 環 境 の 影 響 に 対 し 極 めて 高 い

耐 久 性

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tec.News 24: 世 界 におけるア プリケーション

不 織 繊 維 製 造 の 製 造 ライン

ユニークな 不 織 繊 維

Han-Yellock ® の 使 用 により、 最 新 技 術 を 用 いた 不 織 繊 維 の 製 造 施 設 で 配 線 の 労 力 が 大 幅 に

削 減 されました。そのレポートです。

» Frank Quast, Head of Product Management Han ® , HARTING Technology Group, Frank.Quast@HARTING.com

不 織 繊 維 の 拡 大 図

不 織 繊 維 は 日 常 生 活 に 欠 かせないものです。 衛 生 分 野 にも、

医 療 、または 技 術 製 品 にも 使 用 されています。 織 物 とは 異 な

り、 不 織 繊 維 は 個 々の 繊 維 がゆるく 並 んだ 繊 維 表 面 を 持 ちま

す。この 構 造 の 強 度 は 繊 維 の 独 自 の 粘 着 力 と、そのために 発

生 する 凝 固 性 によるものです。 機 能 が 最 適 化 されているスタ

ンピング 構 造 のローラーによって、 熱 と 圧 力 でフリースが 正

確 に 結 合 されます。

この 製 造 では、 顧 客 の 要 件 に 応 じて 構 築 される 製 造 ラインが

必 要 とされます。REICOFIL GmbH & Co. KGは、ドイツ、ラ

インラント 地 方 のトロイスドルフにあるこの 分 野 の 大 手 メーカ

ーです。REICOFIL 社 では、 不 織 繊 維 業 界 での 非 常 に 高 い 品

質 基 準 を 経 済 的 に、タイムリーに 満 たす 独 自 の 技 術 を 採 用 し

ています。

製 造 ラインの 規 模 に 応 じて 不 織 繊 維 の 材 料 に 効 率 よく 加 熱

するために、 多 数 のカートリッジが 使 用 されています。これら

の 加 熱 カートリッジは、Han-Yellock ® のボックスハウジング

タイプを 使 用 して、 新 しい 製 造 施 設 に 設 置 されています。モジ

ュール 型 の 統 合 バスバーにより 省 スペース 化 を 実 現 します。

以 前 の 端 子 台 を 使 った 小 型 配 電 盤 は 大 幅 に 不 要 になり、 製 造

施 設 の 建 築 時 の 配 線 作 業 を 最 小 化 し、サービスおよびメンテ

ナンスのための 作 業 も 軽 減 されます。 加 熱 カートリッジはコ

ネクタによってすばやく 切 り 離 して 検 査 できるので、ダウンタ

イムも 大 幅 に 縮 小 できます。

コネクタが 小 型 配 電 盤 の 機 能 も 果 たし、コンポーネントレベ

ルでの 費 用 の 削 減 を 実 現 します。

同 社 の 取 り 組 みは 製 造 施 設 の 電 気 設 備 技 術 にも 及 び、そのた

めにREICOFIL 社 ではHan-Yellock ® シリーズを 採 用 していま

す。

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tec.News 24: 世 界 におけるア プリケーション

ハーティングの 製 品 で

高 品 質 の 音 響

Sennheiser 社 のDigital 9000

ワイヤレスマイクシステム は 、 音 声 、 音 楽 、サ ウ ンド 信 号 を 送 信 するために エ ンター テインメント 分 野 で 利 用 されること が

増 えています。これらは 有 線 と 比 較 して 実 用 面 と 技 術 面 でとても 便 利 な 技 術 です。これらのワイヤレスマイクシステムに

ハーティングが 提 供 する 高 度 な 制 御 電 子 PCBアセンブリとコネクタが 必 要 とされています。

» Thorsten Stuckenberg, Market Manager, HARTING Technology Group, Thorsten.Stuckenberg@HARTING.com

現 在 、 大 規 模 な 音 楽 イベント、コンサ

ート、ミュージカル、 演 劇 はワイヤレスマ

イク 技 術 なしには 考 えられません。ダン

ス、ステージショーなど、すべてワイヤレ

ス 技 術 がなければ 公 演 は 不 可 能 です。ワ

イヤレスマイクは『スターライト・エクス

プレス 』のローラースケートでの 上 演 を

可 能 にし、ステージ 中 をギタリストが 移

動 しながら 演 奏 するのを 可 能 にします。

ワイヤレスマイクは 映 画 、テレビの 撮 影

所 、スポーツイベントでも 好 んで 使 用 さ

れています。

Sennheiser 社 ではこの 厳 しい 要 件 の 用

途 に「Digital 9000 System」を 開 発 し

ました。このシステムはデジタルワイヤ

レスハイエンドシステムで、 商 業 放 送 、

テレビ 放 送 、 大 規 模 なライブイベントで

使 用 されています。

このシステムの 中 核 はモジュール 設 計

の E M 9 0 4 6 レシ ーバーで、この 主 な 役

割 は 受 信 した 無 線 信 号 を 電 気 信 号 に

変 換 し、 無 線 チャネルを 監 視 すること

です。レシーバー の 主 要 な 構 成 部 品 は

非 常 に 複 雑 なプリント 回 路 基 板 で、

HARTING Integrated Solutions(HIS)

が 開 発 し、テストしたものです。

顧 客 の 仕 様 に 合 わせてカスタマイズされ

たハイブリッドのミッドプレーンには、ハ

ーティングのコネクタが 両 面 に 使 用 され

ています。プリント 回 路 基 板 で は 、デ ジ

タルデータバスと 高 周 波 の 有 線 通 信 が

実 現 されています。

アプリケーションの 動 作 確 認 は、ハーテ

ィング 社 内 で 製 造 前 にシミュレーション

分 析 と 適 合 試 験 を 通 じて 検 証 されてい

ます。

ミッドプレーンの 正 面 図

ミッドプレーンの 背 面 図

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tec.News 24: ショートニュース

ハーティング 社 屋 を 訪 問 するロバート・

ハーティング

世 界 チャンピオンと 世 界 のマーケットリーダーの 対 話

ロバート・ハーティングは、ヨーロッパと 世 界 選 手 権 、オリンピックの 円 盤 投 げチャンピオンです。

2012 年 12 月 には 年 間 最 優 秀 アスリートに 選 ばれました。

「 何 事 も 精 神 力 の 問 題 です」。ヨーロッパと 世 界 選 手 権 、

オリンピックで 円 盤 投 げのチャンピオンに 輝 いたロバー

ト・ハーティングが、 昨 年 9 月 にエスペルカンプを 訪 れた

際 にハーティング 社 員 にこのように 語 りました。けれど

もトップアスリートがホスト 役 を 何 よりも 驚 かせたのは、

「11 歳 の 頃 、 機 械 にあった 会 社 のロゴを 初 めて 見 て、いつ

かは 行 ってみたいと 思 いました」という、 子 供 の 頃 の 意 外

なエピソードでした。このとき、リラックスして 寛 いだ 様

子 のアスリートに、 周 囲 の 注 目 が 一 気 に 集 まりました。

100 名 ほどのハーティング 社 員 とこれに 並 ぶ 人 数 の 研 修 生

を 前 に、ロバート・ハーティングは 自 分 をスポーツへと 駆 り

立 てるものについて 話 してくれました。「 勝 利 とは90%ま

でが 精 神 力 の 問 題 です。 失 敗 のたびにもっとうまくなりた

いと 思 います」と、2 7 歳 のアスリートは 説 明 しました。 常 に

向 上 しなければ、 競 争 には 勝 てないとも 言 っています。こ

れに 対 してフィリップ・ハーティングは「それは、スポーツ

でもビジネスにおける 成 功 でも 同 じでしょう」と 付 け 加 え

ました。 成 功 が 競 合 を 行

動 に 駆 り 立 て、そ れ が 私

たちのさらなる 向 上 を 促

し ま す。「ロ バ ー ト ・ハ ー

ティングだけではない。

私 たちも 常 に 、‘ 最 後 の

数 メートル’が 何 から 成 っているのかを 自 分 に 問 いかけて

いま す」と、フィリップ・ハ ー ティン グ は 、 技 術 こそが 決 定

的 な 差 を 生 み 出 す「 陸 上 のダイヤモンドリーグ」になぞら

えました。

ヨーロッパ、 世 界 選 手 権 、オリンピックのチャ

ンピオン、2012 年 の 年 間 最 優 秀 アスリート

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tec.News 24: 読 者 アンケート

読 者 の 皆 様 へ

Our thanks

「tec.News」ではハーティングの 新 製 品 やアプリケーションを

最 良 の 方 法 でお 届 けすることを 目 的 としております。

つきましてはぜひご 意 見 をお 聞 かせいただきたいと 存 じます。

皆 様 のご 意 見 とご 要 望 をできる 限 り 反 映 させ、「tec.News」の

内 容 を 引 き 続 き 改 善 してまいります。

お 忙 しいとは 存 じますが、オンライン・アンケートにご 協 力 を

お 願 いいたします。ご 入 力 は 数 分 ほどで 完 了 します。ご 協 力 い

ただいたお 礼 として、アンケートにご 回 答 いただいた 方 の 中 か

ら 抽 選 でApple iPadおよびオリンピックチャンピオン、ロバー

ト・ハ ー ティン グ 氏 サイン 入 りのフリス ビー を 差 し 上 げ ま す。

アンケートは2013 年 7 月 31 日 まで 実 施 おります。

何 卒 ご 協 力 賜 りますようお 願 い 申 し 上 げます。

アンケートにはこちらの

リンクからご 参 加 いただ

けます。

www.HARTING.com/en/

tecNews-survey

tec.News 編 集 チーム

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tec.News 24: イベントカレンダー

ハーティング イベントカレンダー

Apr 08 – Apr 12, 2013 ドイツ・ハノーバー Hannover Messe 2013

Apr 10 – Apr 11, 2013 米 国 ・ボストン BIOMEDevice Boston

Apr 16 – Apr 18, 2013 ドイツ・ニュルンベルク Sensor+Test

Apr 17 – Apr 18, 2013 オランダ・デンボス Mocon 2013

Apr 22 – Apr 27, 2013 中 国 ・ 北 京 CIMT 2013

Apr 23 – Apr 26, 2013 ウクライナ・キエフ Elcom Ukraine

Apr 30 – May 02, 2013 英 国 ・ロンドン Railtex 2013

May 07 – May 09, 2013 インド・ニューデリー Power Gen

May 10 – May 12, 2013 ベルギー・ブリュッセル Cebeo Technologie

May 14 – May 17, 2013 ロシア・サンクトペテルブルク Energetica-Electrotehnica-2013

May 21 – May 23, 2013 イタリア・パルマ SPS/IPC/DRIVES

Sep 24 – Sep 29, 2013 ブルガリア・プロヴディフ International Fair Plovdiv

Nov 26 – Nov 28, 2013 ドイツ・ニュルンベルク SPS/IPC/Drives 2013

PUBLICATION DETAILS

Published by: HARTING KGaA, M. Harting, P.O. Box 11 33,

32325 Espelkamp (Germany), Phone +49 5772 47-0, Fax +49 5772 47-400,

Internet: http://www.HARTING.com

Chief Editor: S. Chmielewski

Vice Chief Editor: Dr. F. Brode, A. Huhmann, Dr. S. Middelkamp

Overall coordination: Communication and Public Relations Department, M. Hesse

Design and Layout: Dievision Agentur für Kommunikation GmbH

Production and printing: M&E Druckhaus, Belm

Circulation: 15.000 copies worldwide (German, English and 12 additional languages)

Source: If you are interested in obtaining this newsletter on a regular basis,

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in writing by the Editor. This also applies to input into electronic databases and

reproduction on electronic media (e. g. CD-ROM and Internet).

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All rights reserved.

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p.25 © dv243005 | p.26 © 125805818 | p.27 © 123474958 | p.28 © 126428297 | p.29 © dv094011 | p.31 © 139555314 | p.34 © 146803542 | p.35 © 101861798 |

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AE - United Arabic Emirates

HARTING Middle East FZ-LLC

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Fehérvári út 89-95, H-1119 Budapest

E-Mail: hu@HARTING.com, www.HARTING.hu

IN - India

HARTING India Pvt Ltd

7th Floor (West Wing), Central Square II

Unit No.B-19 Part, B 20&21, TVK Industrial Estate

Guindy, Chennai – 600032

E-Mail: in@HARTING.com, www.HARTING.co.in

IT - Italy

HARTING SpA

Via dell’Industria 7, I-20090 Vimodrone (Milano)

E-Mail: it@HARTING.com, www.HARTING.it

JP - Japan

ハーティング 株 式 会 社

〒222-0033 横 浜 市 港 北 区 新 横 浜 1-7-9

友 泉 新 横 浜 1 丁 目 ビル2F

E-Mail: jp@HARTING.com, www.HARTING.co.jp

KR - Korea

HARTING Korea Limited

#308 Yatap Leaders Building, 342-1 Yatap-dong

Bundang-gu, Sungnam-City, Kyunggi-do

463-828 Republic of Korea

PE-Mail: kr@HARTING.com, www.HARTING.co.kr

MY - Malaysia (Office)

HARTING Singapore Pte Ltd

Malaysia Branch, 11-02 Menara Amcorp, Jln. Persiaran

Barat, 46200 PJ, Sel. D. E., Malaysia

E-Mail: sg@HARTING.com, www. HARTING.com

NL - Netherlands

HARTING B.V.

Larenweg 44, NL-5234 KA ‘s-Hertogenbosch

Postbus 3526, NL-5203 DM ‘s-Hertogenbosch

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NO - Norway

HARTING A/S

Østensjøveien 36, N-0667 Oslo

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PL - Polen

HARTING Polska Sp. z o.o.

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Europa Unita str. 21, 550018-Sibiu, Romania

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