House of Orientation (経営方針の体系): ビジョン、行動 ... - Bosch-Career

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House of Orientation (経営方針の体系): ビジョン、行動 ... - Bosch-Career

Robert Bosch GmbH

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D–70049 Stuttgart

Germany

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私 たちを 動 かすもの、 私 たちをつなぐもの、そして 私 たちが 信 条 とするもの。

House of Orientation ( 経 営 方 針 の 体 系 ): ビジョン、 行 動 指 針 、 企 業 価 値

(ボッシュ・バリュー)、 企 業 力 (コア・コンピテンス)、Bosch Business System

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序 文

ボッシュが 信 条 としているものは 正 確 にはどのような 事 柄 でしょうか。 私 たち

をつないでいる 経 営 理 念 、ビジョンとは、どんなものでしょうか。どのような 行 動

指 針 にしたがって、あるいは 変 革 によって、 私 たちは 働 いているのでしょうか。

私 たちの 企 業 価 値 、 私 たちの 企 業 力 (コア・コンピテンス= 競 争 力 )はどこにある

のでしょうか。

従 業 員 の 皆 様 へ

ボッシュ・グループは 120 年 以 上 に 渡 り、 画 期 的 で 有 用 な 技 術 革 新 で 成 功 を 収 め

てきました。グループは 大 きく 成 長 し、 今 日 ではお 客 さまや 協 業 会 社 との 世 界 規

模 でのネットワークを 築 いています。このポジションを 維 持 し、さらに 発 展 させて

いくのが 私 たちの 永 続 的 な 使 命 です。そのためには、 私 たち 従 業 員 が 共 に 理 解 し

合 うことが 必 要 です。しかしながら、ボッシュという 会 社 が 国 際 的 になればなる

ほど、 私 たちが 伝 承 してきた 価 値 や 信 念 をすべての 従 業 員 にあたりまえのように

浸 透 させることは 困 難 になります。 企 業 としての 方 針 / 指 針 を 明 確 に 打 ち 立 て、 実

行 するためのコミットメント ( 必 達 目 標 ) と 並 んで、 共 通 の 理 解 という 基 盤 に 立 脚

した 明 確 な 企 業 文 化 こそが、 企 業 が 国 際 市 場 におけるビジネスの 成 功 と 絶 ゆまぬ

進 化 を 続 けるための 重 要 な 前 提 条 件 となるのです。

未 来 は 伝 統 (ルーツ)の 上 に 成 り 立 つ

創 業 者 Robert Bosch は、 会 社 に 自 分 の 名 前 を 与 え、 今 日 なお 有 効 な 企 業 価 値 を

創 出 しました。 彼 にとって 成 功 とは 経 済 的 な 成 長 だけを 意 味 するのではありませ

ん。 生 活 の 質 の 向 上 も 含 まれるのです。 現 在 、 私 たちはこの 主 張 を、 当 社 のスロー

ガン「Invented for life」にこめています。さらに Robert Bosch が 文 書 化 した 経

営 理 念 と 指 針 は 現 在 も 効 力 を 持 っています。 彼 の 理 念 と 指 針 は、 現 在 もなお 適 用

されています。 未 来 とは、 伝 統 という 力 強 い 遺 産 の 上 に 築 かれるものだからです。

私 たちは 伝 統 と 現 代 性 の 双 方 を 尊 重 し、そこから 道 を 切 り 開 くための 力 を 引 き 出

すのです。けれども、モチベーションや 共 通 のゴールを 目 指 す 信 念 は、 個 人 個 人

の 責 任 感 を 引 き 出 すための 十 分 な 情 報 の 浸 透 によってもたらされます。ボッシュ・

グループが 言 うところの「 力 強 く 有 益 な 発 展 」に 向 けた 考 え 方 をみなさんと 共 有 化

するために、この「House of Orientation」は 作 られました。

私 たちの 共 通 の 目 標 は、すべての 事 業 部 門 、すべての 地 域 においてボッシュの 持

つ 大 きな 潜 在 能 力 を 引 き 出 し、 持 続 的 な 競 争 力 をさらに 高 めることです。

企 業 文 化 を 理 解 し、その 中 で 生 きる

House of Orientation」には、 私 たちが 将 来 的 な 発 展 をどのように 見 ているか、

プロセス 策 定 の 基 礎 となる 指 針 / 原 則 、 将 来 にわたり 継 続 的 に 成 功 するために 私

たちに 今 ある 能 力 / 開 発 しなければならない 能 力 、といったことが 書 かれています。

またさらに、 私 たちが 日 々 求 めてやまない 成 果 と 改 善 のために、どのような 基 準 、

どのような 価 値 が 私 たちのモチベーションとなるか、ということも 書 かれています。

House of Orientation」は、すべての 従 業 員 がボッシュの 企 業 文 化 を 理 解 し、そ

の 中 で 生 きる 手 助 けとなります。 企 業 文 化 は、 私 たちに 方 向 性 を 示 し、 結 束 力 を

強 化 し、アイデンティティを 創 り 出 してくれるのです。

フランツ・フェーレンバッハ

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この「House of Orientation」は、ビジョン、 行 動 指 針 、 企 業 価 値 (ボッシュ・バリュー)、 企 業 力

(コア・コンピテンス)、Bosch Business System (BBS) の 各 モジュールで 構 成 されています。

これらは、 私 たちを 導 き、 強 化 し、 動 かしてくれるものです。また 私 たちに、 支 えや 力 、 私 たち

の 能 力 を 認 識 させ、 常 に 自 分 たちを 変 革 ・ 改 善 していくためのツールとなってくれます。

目 次

ビジョン

ビジョン 6

行 動 指 針

BeQIK

Be Better Be Bosch

行 動 指 針 Be QIK 8

企 業 価 値 (ボッシュ・バリュー) 10

企 業 力

ボッシュ・

バリュー

企 業 力 (コア・コンピテンス) 12

Bosch Business System 16

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ビジョン – House of Orientation | 6

ビジョンには 私 たちの 目 標 が 描 かれています。 私 たちが 発 展 していく 方 向 を

示 し、 何 が 私 たちを 動 かすのかを 教 えてくれます。

私 たちの 目 指 す 場 所 。 私 たちの「あるべき 姿 」。

ボッシュのビジョン 価 値 の 創 造 – 価 値 の 共 有

産 業 界 をリードする 技 術 とサービスを 提 供 する 企 業 としての 力 強 い 発

展 に、 私 たちの 世 界 規 模 でのネットワークは 大 きな 威 力 を 発 揮 します。

私 たちは 革 新 的 で 有 益 なソリューションを 用 いて、 人 々の 生 活 の 質

(Quality of life) を 向 上 させることを 目 指 します。そのためには、 自 動 車

機 器 テクノロジーや 産 業 機 器 テクノロジーといった 中 核 的 な 事 業 に 加

え、プロ 用 および 個 人 向 けの 消 費 材 およびサービスにも 焦 点 を 当 てて、

事 業 活 動 を 展 開 します。

私 たちは、すべての 事 業 分 野 において、 持 続 的 な 業 績 の 成 功 を 収 め、 市

場 での 優 位 性 を 追 求 することを 目 指 します。 自 主 独 立 の 企 業 であるこ

と、さらに 財 務 上 の 独 立 性 が 保 たれていることによって、 私 たちは 長 期

的 な 展 望 に 立 った 事 業 展 開 が 可 能 です。 創 業 者 の 精 神 を 継 承 し、 私 た

ちはビジネスのあらゆる 場 面 において、 企 業 の 社 会 的 責 任 および 環 境

に 対 する 責 任 に 対 し、 格 別 の 重 きを 置 いて 行 動 します。

顧 客 は、 技 術 的 先 進 性 と 経 済 性 、さらに 品 質 と 信 頼 性 という 観 点 から、

私 たちの 製 品 を 選 択 しています。 私 たちの 組 織 構 造 、 業 務 プロセス、お

よびマネジメント 力 は、どれもが 明 確 かつ 効 率 的 であり、ビジネスにお

ける 様 々な 要 求 に 応 えうるものです。 全 社 が 共 通 の 原 則 に 基 づいて 行

動 し、 一 緒 に 取 り 決 めた 目 標 を 全 員 で 達 成 しようとする 強 い 決 意 に 満 ち

あふれています。

世 界 中 のボッシュ 社 員 は、 共 通 の 価 値 感 にもとづき、 日 々の 業 務 の 中 で

特 別 な 結 束 力 を 発 揮 しています。 文 化 的 多 様 性 は 更 なる 強 さを 生 み 出

す 源 泉 です。 私 たちは、 業 務 を 新 たなチャレンジとして 捉 え、 自 らの 仕

事 に 喜 びをもって 取 り 組 むとともに、ボッシュの 一 員 であることに 誇 り

を 持 っています。

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行 動 指 針 – House of Orientation | 8

私 たちの 行 動 指 針

BeQIK

品 質 は 最 も 価 値 ある 私 たちの 財 産 です

今 日 の 革 新 が 明 日 のビジネスを 確 かなものにします

顧 客 志 向 がお 客 様 と 私 たちをも 元 気 にします

BeQIK

– Qualität

– Innovation

– Kundenorientierung

Be Better Be Bosch

いかにして、ともに 行 動 していくか。

BeBetter

私 たちは 継 続 的 改 善 を 目 指 しています

私 たちは 競 合 相 手 より、 良 くなるために 努 力 します

BeBosch

私 たちは 最 高 の 製 品 とサ-ビスを 世 界 中 に 提 供 します

私 たちはお 客 様 との 約 束 を 守 ります

利 益 が 私 たちの 成 長 を 保 証 します

私 たちの 未 来 のゴールへの 道 のりにおいて、 行 動 指 針 BeQIK は 具 体 的 な 基 本 方 針 です。 私 たちに、 私 たち

の 行 動 における 重 点 を 示 してくれます。 私 たちの 目 標 は、 内 部 プロセスを 常 に 改 善 していくことです。これに

関 しては、CIP( 継 続 的 改 善 プロセス)が 今 後 もボッシュにおいて 変 革 / 改 善 のための 指 標 となります。

BeQIK は 私 たちのすべての 仕 事 がより 迅 速 に 行 われることの 象 徴 であり(be quick)、「Q」は 品 質 を、「I」

は 革 新 をそして「K」は 顧 客 志 向 を 表 しています。これによって、 私 たちの 成 長 と 経 済 的 成 功 を 確 実 なもの

とするために 必 要 な 収 益 を 確 保 し、ボッシュが 長 期 的 に 存 続 していくことが 可 能 となるのです。

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The Bosch Values(ボッシュ・バリュー) – House of Orientation | 10

The Bosch Values(ボッシュ・バリュー)は、これまで 私 たちが 築 き 上 げてきた 成

功 の 土 台 であり、 未 来 を 築 く 礎 (いしずえ)となります。 私 たちの 行 動 指 針 であり、

何 が 大 切 で、 私 たちにどのような 義 務 が 課 されているかを 教 えてくれます。

The Bosch Values (ボッシュ・バリュー)

将 来 と 収 益 への 志 向

自 社 の 力 強 い 発 展 と、 永 続 的 な 成 功 を 確 かなものにするために、 私

たちは 市 場 と 技 術 の 変 革 を 創 造 することに 積 極 的 に 関 わっていきま

す。そうすることによって、 私 たちは 将 来 にわたり、お 客 さまに 革

新 的 ソリューションを 提 供 し、 従 業 員 に 魅 力 ある 職 場 を 提 供 してい

きます。 私 たちは、 収 益 志 向 で 活 動 し、 意 思 決 定 を 行 います。それ

によって、 会 社 の 成 長 と 財 務 上 の 独 立 性 を 確 保 します。そこから 生

み 出 される 配 当 をもって、ロバート・ボッシュ 財 団 は、 非 営 利 事 業

に 資 金 援 助 を 行 います。

責 任

私 たちの 企 業 活 動 は、 社 会 の 利 益 と 合 致 しなければならないと、

私 たちは 明 確 に 認 識 しています。 何 にもまして、 私 たちの 製 品 およ

びサービスは、 人 々の 安 全 、 資 源 の 効 率 的 な 利 用 、 環 境 の 保 全 に

役 立 つものでなければならないと 位 置 付 けています。

フェアであること

私 たちは 一 緒 に 仕 事 をするにあたり、 従 業 員 間 、またビジネス・

パートナーとの 間 で、 互 いにフェアであることが 成 功 の 条 件 であると

考 えます。

信 頼 ・ 信 用 ・ 遵 法

私 たちは、 守 れることのみを 約 束 します。 約 束 したことは 果 たす 義

務 があると 考 えます。また、 法 を 遵 守 します。

文 化 的 多 様 性

私 たちは、 自 分 たちがそれぞれ 異 なった 地 域 的 、 文 化 的 背 景 をもっ

ていることを 認 識 すると 同 時 に、その 多 様 性 を 私 たちの 共 通 の 財 産

であると 考 えます。またその 多 様 性 こそが、グローバルな 成 功 の 前

提 条 件 であると 考 えます。

私 たちが 土 台 とするもの。 私 たちを 動 かすもの。

イニシアチブと 強 い 意 志

私 たちは、 企 業 家 としての 責 任 感 を 持 って 自 発 的 に 行 動 し、 強 い 意

志 を 持 って 目 標 を 追 求 します。

オープンであること

私 たちは、 会 社 の 重 要 な 事 業 展 開 に 関 する 情 報 を、タイムリーかつ

オープンに、 従 業 員 、ビジネス・パートナーおよび 投 資 家 に 開 示 し

ます。それこそが、 互 いに 信 頼 し 合 える 協 力 関 係 の 基 盤 であると 考

えます。

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ボッシュの 企 業 力 (コア・コンピテンス)

企 業 力 – House of Orientation | 12

戦 略 的 先 見 性

私 たちは 長 い 経 験 から、 将 来 に 向 けたタイムリーな 経 営 動 向 / 技 術

動 向 を 把 握 し、 明 確 で 説 得 力 のある 目 標 を 掲 げ、その 目 的 を 確 実

に 達 成 するための 方 策 をシステマティックに 構 築 します。 目 標 とそ

の 方 策 は、 各 事 業 分 野 における 製 品 ラインナップのポートフォリオ

( 投 資 計 画 ) と、 世 界 的 な 拠 点 バランスの 双 方 を、 有 益 かつ 有 効 に

配 置 するための 明 確 で 長 期 的 な 事 業 戦 略 に 則 ったものです。ボッ

シュがいかなるときでも 自 主 独 立 の 企 業 であること、さらに 財 務 上

の 独 立 性 が 保 たれていることによって、この 長 期 的 な 事 業 戦 略 を

厳 格 に 追 求 することが 可 能 なのです。

100 年 以 上 にわたり、ボッシュは 他 に 類 のない 幅 広 い 企 業 力 (コア・コンピテンス)を 築 き 上 げて

きました。それは、 市 場 競 争 において 決 定 的 な 優 位 性 となり、 将 来 もボッシュの 発 展 の 基 礎 と

なるものです。

私 たちの 何 が 優 れているのか。

革 新 力

ボッシュの 原 点 であり 発 展 の 原 動 力 となっているのは、 独 自 の 創 造

的 アイデアによって、お 客 さまにとって 有 益 な 新 しい 技 術 的 ソリュー

ションを 創 り 出 そうとする 意 志 です。そのための 能 力 は、 従 業 員 の

高 い 専 門 知 識 とモチベーション、そして 技 術 の 先 端 を 行 くお 客 さま

との 密 接 な 協 力 関 係 から 生 まれます。また、 市 場 での 成 功 を 果 たす

までに 長 期 間 を 要 する 基 礎 研 究 やプロジェクトに 多 額 の 投 資 を 行 っ

ていることも 寄 与 しています。

効 率 的 プロセス

成 熟 した 企 業 としてボッシュは、 開 発 から 製 造 、 販 売 にいたるまで

のすべてのレベルにおける 価 値 創 造 のプロセスの 豊 富 な 経 験 を 有 し

ています。さらに 私 たちの 強 みには、 投 資 利 益 を 最 大 まで 上 げるた

めの 効 率 性 を 継 続 的 に 向 上 させるための、 継 続 的 改 善 プロセス (CIP)

を 社 内 において 推 進 する 力 も 含 まれています。このことによって 私

たちは、 他 のサプライヤーとの 世 界 的 な 競 争 の 中 で、 製 品 機 能 を 差

別 化 し、 同 等 の 性 能 をもつ 製 品 においては 価 格 を 主 導 するという 動

きができるのです。

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品 質 と 信 頼 性

ボッシュはその 創 設 以 来 、 最 高 の 品 質 と 信 頼 性 を 備 えた 製 品 を 提

供 することによって 名 声 を 得 ています。 創 業 者 Robert Bosch の 言

葉 、「 品 質 は 私 たちの 最 大 の 財 産 」は、ボッシュの 企 業 方 針 として

今 もなお 変 わることはありません。この 方 針 を 実 行 することによっ

て、ボッシュ・ブランドのすばらしいイメージが 築 きあげられたの

です。 私 たちは、ますます 複 雑 になっている 製 品 やシステムにおい

て 高 い 品 質 要 求 を 満 たすことにより、お 客 さまの 厚 い 信 頼 を 獲 得 で

きます。この 信 頼 はまた、 必 要 な 改 善 を 徹 底 的 ・ 永 続 的 に 行 うと

いう 私 たちの 行 動 によって 得 られるものです。

人 材 開 発

ボッシュの 発 展 にはまた、 体 系 的 で 首 尾 一 貫 した 人 材 開 発 が 不 可

欠 です。これによってボッシュの 従 業 員 は 将 来 的 な 要 求 事 項 に 備 え

て 最 適 な 準 備 をしておくことができます。そのために、 非 常 に 貢 献

しているのが 社 内 の 専 門 教 育 システムです。これらの 知 識 を 結 実 さ

せるためには、 健 全 な 企 業 文 化 が 必 要 なのです。 企 業 文 化 はまた、

重 要 な 会 社 目 標 を 導 入 する 際 に 全 員 のコミットメント ( 必 達 目 標 )

醸 成 を 促 し、さらに 世 界 中 の 多 様 な 文 化 をひとつのボッシュ・

アイデンティティ ( 独 自 性 ) に 収 束 させるための、 大 きな 助 けとなっ

ています。

グローバルな 展 開

ボッシュのルーツはドイツですが、 今 日 まで 自 動 車 機 器 サプライヤー

の 中 でもきわめて 国 際 的 な 事 業 展 開 を 強 力 に 推 し 進 めてきました。

私 たちの 世 界 規 模 での 生 産 拠 点 ・ 開 発 拠 点 は、 互 いに 密 接 に 協 力

しています。このネットワークとグローバル 規 模 での 経 験 を 用 いて、

私 たちは 世 界 中 にある 現 在 の、そして 未 来 の 成 長 市 場 においてチャ

ンスをつかむことができるのです。

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Bosch Business System – House of Orientation | 16

ビジョン、 行 動 指 針 、 企 業 価 値 (ボッシュ・バリュー)、 企 業 力 (コア・コンピテンス)は、 方 向 を 示 し、 舵 をとり、 導 き、そし

て 強 化 するためのものです。これらは、ボッシュの 持 続 的 で 前 向 きな 発 展 の 基 礎 となります。ボッシュのビジョンを 実

行 に 移 すためには、 私 たちは 常 に 発 展 し 続 け、 変 革 していかなければならないのです。そのためには、 私 たち 自 身 の

業 務 プロセスのどこを 刷 新 し、その 転 換 や 構 造 変 化 を 現 場 でよりよく 習 得 するための、 系 統 立 った 方 法 論 が 必 要 です。

マネジメント

セールス & マーケティング

プロダクト・エンジニアリング

注 文

サポート

ボッシュ・

プロダクション・

システム

(BPS)

図 1 並 行 して 行 われる 個 別 のコアプロセスの 集 積 から

Bosch Business Systemへ

ボッシュ・

セールス&

マーケティング・

システム

(BSS)

ボッシュ・

プロダクト・

エンジニアリング・

システム

(BES)

マネジメント・

アンド・

サポート・

システム

企 業 力

ビジョン

行 動 指 針

BeQIK

Be Better Be Bosch

バリュー

図 2 House of Orientation( 経 営 方 針 の 構 造 )

におけるBosch Business Systemの 位 置

いかにして 学 ぶか。

いかにして 先 頭 に 立 ち 続 けるか。

The Bosch Business System(BBS)

BBSは、 継 続 的 改 善 プロセスにおける 体 系 的 な 方 法 論 というニーズ

にこたえる 当 社 独 自 のシステムです。

BBS は 統 合 された 明 確 でシンプルな 構 造 を 持 ち、ボッシュのコアプロ

セスとサポートプロセスから 成 ります。コアプロセスとは、 市 場 からお

客 さままでの、 価 値 を 付 加 する 3つのプロセスのことです。BBS には、

各 コアプロセスに 対 応 する 特 定 のマネジメントシステムがあり、マネジ

メントプロセスとサポートプロセスがその 中 央 に 配 置 されます( 図 1)。

各 プロセスの 特 性 と、それに 起 因 する 異 なった 要 求 事 項 が、 経 営 陣

と 従 業 員 によって 考 慮 される 構 造 になっています。ビジョンおよび

ビジョンから 導 き 出 された 事 業 目 標 は、Bosch Business System

(BBS) によって 事 業 分 野 や 機 能 を 超 えて 包 括 的 に 伝 達 され、 調 整

され、 実 行 されます。したがってBBSはミッション・ステートメント

BeQIK の 中 のBeBetterの 実 行 に 貢 献 します。

このことにより、BBSは House of Orientation の 重 要 な 構 成 要 素

のひとつであるといえます。

なぜ 私 たちに 変 革 のためのシステムが 必 要 なのでしょうか?

私 たちが 変 革 を 成 功 させたいと 思 うなら、それを 常 に 全 体 的 な 関 係 性

の 中 で 考 えなければなりません。BBS とその 中 に 含 まれるコアシステム

は、 変 革 時 における 複 雑 な 関 係 性 と 相 互 作 用 を 考 慮 し、 特 に 経 営 陣 と 従

業 員 に 対 する 要 求 と 影 響 に 留 意 しつつ、 全 体 的 なアプローチによってそ

の 要 求 事 項 を 達 成 します。

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目 標

原 理 原 則

モジュール

図 3 BBSのシステム 構 造

どのようにしたら 達 成 できるのでしょうか?

ボッシュにおける 変 革 活 動 が、 集 中 的 に、 互 いに 調 整 しあいながら 進 める

ことができるよう、BBS とそのコアシステムは 統 一 された 構 造 ( 図 3) に

したがって 作 られています。

最 上 部 には 目 標 (Objectives) があり、 私 たちはこの 目 標 の 達 成 に 向 けて

変 革 を 実 行 します。 目 標 はボッシュのビジョンから 導 き 出 されたもので、

事 業 体 の 戦 略 的 方 向 性 を 支 援 するものです。

次 のレベルは 原 理 原 則 (Principles) です。これは 私 たちの 行 動 の 方 向 性

を 示 してくれるガイダンスです。 原 理 原 則 はいわば 道 を 逸 れないための

ガードレールであると 同 時 に、 私 たちの 行 動 に 対 し、 変 革 を 実 行 する 際

に 必 要 な 余 地 を 与 えてくれます。 大 多 数 の 原 理 原 則 は、BBS のコアシス

テムに 独 自 の、あるいは 類 似 した 表 現 で 書 かれています。

モジュール (Modules) には、プロセスの 改 善 や 発 展 のための 実 証 済

みの 方 法 や 手 順 がまとめられています。モジュールの 文 書 の 中 には、

モジュールを 使 用 する 際 、 成 果 のために 最 大 限 の 効 果 が 発 揮 されるよ

うな 形 で、 経 営 陣 や 従 業 員 に 対 する 要 求 が 書 かれています。

Bosch Business Systemsを 用 いることで、 具 体 的 にどのような

メリットがあるのですか?

BBS とそのコアシステムにおける 統 一 された 概 念 と 構 造 、 一 貫 性 の

ある 目 標 、 共 通 の 原 理 原 則 に 従 った 行 動 、BBS/コアシステム 内 のモジ

ュールにおける 統 一 された 表 現 が、 私 たちが 競 争 力 を 維 持 し 高 めるた

めに 必 要 な、すべての 改 善 活 動 、 変 革 活 動 を 明 確 なものにします。

BBS は、 経 験 をより 良 く 分 かち 合 うことができ、 互 いに 学 びあうこと

が 容 易 になるようにしてくれます。その 結 果 、 各 事 業 分 野 や 事 業 部 内 の

進 歩 や 向 上 が 横 展 開 され、 幅 広 く 活 用 されることになります。ボッシュと

いう 事 業 規 模 が 大 きく 文 化 的 多 様 性 に 富 んだ 企 業 体 に 内 在 する 潜 在 力

を 引 き 出 すのが 容 易 になるのです。

したがって、Bosch Business Systems を 用 いることによって、

ボッシュ・グループ 全 体 で 発 展 に 邁 (まい) 進 することができます。

現 在 BBS には 以 下 のようなコアシステムが 導 入 または 開 発 されて

います。

ボッシュ・プロダクト・エンジニアリング・システム(BES)は、 製 品

開 発 とその 関 連 事 項 のためのシステムです。 最 も 合 理 的 なプロセスと 能

力 の 高 い 従 業 員 を 投 入 することで、 製 品 開 発 における 優 位 性 と 最 高 の 製

品 を 獲 得 することができます。

ボッシュ・プロダクション・システム(BPS)は、お 客 さまに 納 品 する

までの 価 値 形 成 プロセスを 調 整 し 再 構 築 するための 体 系 的 なアプロー

チです。BPS の 中 核 にあるのは、 生 産 とそれに 付 随 する 業 務 プロセス

における 無 駄 を 省 くことです。

ボッシュ・セールス & マーケティング・システム(BSS)は 販 売 とマー

ケティングにおける 市 場 からの 要 求 に 対 応 することに 端 を 発 しています。

BSS で 定 義 されたゴールとは、「セールス・エクセレンス」を 達 成 する

ことです。

マネジメントおよびサポート・システムのひとつであるボッシュ・

ヒューマン・リソース・システム(BHS)は 人 事 における 世 界 的 な

変 革 の 方 針 です。 人 事 関 連 の 戦 略 と 運 営 における 枠 組 みと 方 向 性 を

示 すものです。そのゴールは 人 事 プロセスおよび 組 織 を 世 界 的 に 最

適 化 し、 運 営 方 法 を 体 系 化 することにあります。

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ビジョン、 行 動 指 針 、 企 業 価 値 (ボッシュ・バリュー)、 企 業 力 (コア・コンピテンス)、Bosch Business Systemにはすべ

て、どのようにして、そしてどの 方 向 へボッシュが 発 展 していこうとしているかが 書 かれています。これらは、 私 たち

が 将 来 に 向 かい 発 展 する 上 での 基 礎 となるものです。

House of Orientation」– モジュール ( 方 針 / 指 針 ) 一 覧

ボッシュ・ビジョンはボッシュにとって 最 も 重 要 な 未 来 図 です。

ボッシュ・グループの 力 強 く 意 義 ある 発 展 のための 方 向 性 を 示 してく

れます。

日 々の 行 動 の 基 本 方 針 として、 行 動 指 針 は 利 益 と 成 長 をいかに 長 期

的 に 確 保 していくかを 示 してくれる 具 体 的 な 原 則 です。

ボッシュ・バリュー( 企 業 価 値 ) は、 世 界 的 な 協 力 関 係 を 成 功 させる

ための 共 通 の 基 礎 となるものです。このきわめて 重 要 なボッシュ・

カルチャー、 企 業 風 土 は、 国 際 的 な 市 場 で 常 に 進 化 していく 能 力 を

ボッシュに 与 えてくれます。

ボッシュ・グループは 事 業 分 野 / 事 業 部 の 壁 を 超 えた 明 確 な 企 業 力

( コア・コンピテンス ) を 持 っています。すべての 事 業 分 野 と 地 域 を

越 えて、その 潜 在 能 力 を 体 系 的 に 活 用 することで、ボッシュは 自 身

の 競 争 力 を 強 化 します。

Bosch Business System は、ボッシュにおけるすべての 内 部 プロ

セスの 継 続 的 な 改 善 と、 現 場 への 導 入 を 促 進 します。

このガイドは、ボッシュ・グループのすべての 従 業 員 がボッシュにおける 変 革 をよりよく 理 解 し、ともに 変 革 を 実 行 し、それによって 私 たちの 競 争 力 を

継 続 的 に 維 持 していくことを 助 けるものです。

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5 つの 赤 いアルファベットの 文 字 「BOSCH」とアンカー・マークは、 数 十 年 もの 間 、ボッシュのシンボルで

あり 続 けています。そして、ブランド 訴 求 を 代 表 する 柱 となるのが、 新 スローガン「Invented for life」です。

このスローガンは、ボッシュ・ブランドがもつ 企 業 力 (コア・コンピテンス)と 有 用 性 / 有 益 性 を 伝 えるものです。

スローガンは 各 国 言 語 に 翻 訳 され、ボッシュの 技 術 の 先 進 性 ( 革 新 力 )、 製 品 ・サービスの 高 い 品 質 と 製

品 の 有 用 性 を 象 徴 しています。スローガンには 特 別 な 二 重 の 意 味 があります。 私 たちの 製 品 の 耐 久 性 と 信

頼 性 に 加 え、 人 々の 生 活 の 質 (Quality of life) を 向 上 させ、 循 環 型 環 境 社 会 (life) を 創 出 するのが、ボッシュ

の 先 進 の 技 術 力 であることを 強 調 しているのです。このスローガンは、 私 たちが 担 う、 社 会 と 人 々への 特

別 な 責 務 を 示 すものでもあります。

Invented for life.

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24.08.2005 17:35:44 Uhr

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