報告書参照 - JAIF 日本原子力産業協会

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報告書参照 - JAIF 日本原子力産業協会

量 子 放 射 線 利 用 普 及 連 絡 協 議 会

活 動 報 告 書

平 成 20 年 9 月

社 団 法 人

日 本 原 子 力 産 業 協 会

量 子 放 射 線 利 用 普 及 連 絡 協 議 会


はじめに

原 子 力 利 用 は 発 電 に 対 応 するエネルギー 利 用 と 放 射 線 利 用 に 大 別 でき、これ

らはしばしば 車 の 両 輪 に 例 えられる。 事 実 、 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 調 査 では 積

算 方 法 には 問 題 があることが 指 摘 されているものの、エネルギー 利 用 と 同 程 度

の 経 済 規 模 であることはまぎれもない 事 実 である。 問 題 はこのような 事 実 が 一

般 に 知 られていないことである。 一 方 で、 病 院 での RI や PET による 診 断 、X 線

撮 影 や CT、さらには 放 射 線 治 療 と、 放 射 線 なしには 診 断 や 治 療 が 成 り 立 たない

ことも 事 実 であり、 放 射 線 の 医 学 分 野 での 利 用 については 国 民 には 受 入 れられ

ているように 見 受 けられる。このように 放 射 線 の 威 力 、 魅 力 を 素 直 に 受 入 れて

頂 き、 有 効 な 技 術 として 国 民 的 な 了 解 を 得 た 上 で 利 用 してゆくことがふさわし

い 姿 だと 考 えられる。

本 協 議 会 はこのような 放 射 線 利 用 の 普 及 を 進 めるために、 各 地 域 で 普 及 活 動

を 進 めてきている 機 関 、 放 射 線 にかかわる 研 究 機 関 などからの 委 員 を 構 成 員 と

して 設 置 され、 各 委 員 の 間 で 問 題 意 識 を 共 有 し、 今 後 の 活 動 が 計 画 的 で 戦 略 的

な 取 り 組 みに 発 展 できるよう 目 標 を 設 定 した。

この 二 年 弱 の 活 動 期 間 で、 勿 論 最 終 目 標 には 未 だ 到 達 できてはいないものの、

普 及 活 動 の 実 態 をデータベース 化 することができ、 現 状 を 把 握 することは 出 来

たように 思 われる。 適 宜 、 放 射 線 研 究 の 現 場 や 最 前 線 を 訪 問 する 見 学 の 機 会 も

持 った。さらに、 放 射 線 利 用 の 受 容 性 が 進 まない 原 因 についても、 教 育 、マス

メディア 等 も 取 り 上 げ、さらには 食 品 照 射 についても 現 状 を 勉 強 することもで

きた。

本 報 告 書 は 本 協 議 会 設 置 後 二 年 間 の 活 動 報 告 書 である。 設 定 目 標 に 向 かって

の 一 里 塚 と 考 えたい。 今 後 、さらに 計 画 的 で 戦 略 的 な 取 り 組 みを 現 実 化 するた

めの 第 二 のステップへの 活 動 を 展 開 したいと 考 えている。

量 子 放 射 線 利 用 普 及 連 絡 協 議 会

座 長 勝 村 庸 介

i


目 次

はじめに

Ⅰ. 協 議 会 設 置 について ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

1. 設 置 趣 旨 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

2. 活 動 の 内 容 、 方 向 性 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

3. 期 間 、 構 成 員 、 会 合 、 運 営 規 則 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

Ⅱ. 普 及 活 動 の 実 態 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

1. 活 動 情 報 の 実 態 把 握 、 集 約 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

Ⅲ. 重 要 な 取 組 の 評 価 と 協 議 会 の 方 針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

1. 重 要 な 取 組 の 評 価 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 18

2. 協 議 会 の 方 針 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 19

Ⅳ. 個 別 テーマの 活 動 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

1. 教 育 問 題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

2.マスメディア 対 策 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 32

3. 食 品 照 射 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 33

4. 放 射 線 展 の 全 国 主 要 都 市 開 催 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 38

5. 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 調 査 結 果 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 42

6. 放 射 線 医 学 利 用 の 普 及 への 課 題 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 46


Ⅰ. 協 議 会 設 置 について

1. 設 置 趣 旨

量 子 放 射 線 利 用 に 係 る 普 及 活 動 については、 一 般 市 民 、マスメディア、ユーザー

業 界 などに 対 する 情 報 提 供 が 量 的 、 質 的 に 不 足 していることが 旧 来 より 指 摘 されて

おり、 国 をはじめ 関 係 機 関 でその 対 策 が 進 められているにもかかわらず、 依 然 十 分 な

効 果 が 上 がっているとは 言 い 難 い。 関 係 各 機 関 の 実 施 している 事 業 には、 例 えばシ

ンポジウムやセミナー、あるいは 技 術 相 談 会 などが 挙 げられるが、 限 られた 予 算 で 小

規 模 にそれぞれ 個 別 に 実 施 されており、それらが 国 内 全 体 として 関 係 機 関 の 意 思 疎

通 が 図 られた 上 で 体 系 的 にプログラムされた 状 態 にはない。このことは、 各 機 関 の 活

動 が 類 似 した 同 様 のイベントに 集 中 化 してしまい、 社 会 全 体 の 大 局 的 な 視 点 で 必 要

と 思 われる 活 動 が 見 逃 されがちな 状 態 を 作 り 出 しているといえる。 例 えば 大 規 模 な 資

金 や 組 織 力 を 要 するもの、 定 量 的 な 統 計 データ 調 査 など、 全 体 としては 必 要 性 が 認

識 されているもののなかなか 実 施 に 至 らない、あるいは 実 施 主 体 が 現 れない、といっ

た 活 動 にもっと 目 を 向 けていくことが 肝 要 である。

このため、 関 係 機 関 が 問 題 意 識 を 共 有 し、 協 力 ・ 協 調 して、それぞれが 戦 略 的 に

事 業 に 取 組 み、 限 られた 社 会 的 経 済 資 源 でより 効 果 的 に 普 及 活 動 を 展 開 させること

を 目 的 に、( 社 ) 日 本 原 子 力 産 業 協 会 に「 量 子 放 射 線 利 用 普 及 連 絡 協 議 会 」を 設 置

し、 相 互 の 情 報 交 流 、 連 携 ・ 協 力 を 促 進 することとした。

2. 活 動 の 内 容 、 方 向 性

まず 第 1ステップは、 量 子 放 射 線 利 用 に 係 る 普 及 活 動 について、 国 内 の 関 係 機 関

が 十 分 な 情 報 交 流 、 意 思 疎 通 をはかり、お 互 いの 動 向 をよく 知 ることを 基 本 とした。

続 いて、 第 2ステップでは、それらの 活 動 を 社 会 全 体 として 見 渡 したとき 新 たな 展 開 や

取 り 組 みが 重 要 と 考 えられる 活 動 、 例 えば 大 規 模 な 資 金 や 組 織 力 を 要 するもの、あ

るいは 定 期 的 実 施 が 望 まれる 統 計 調 査 などの 活 動 について、そのあるべき 姿 を 相 互

に 議 論 し、 共 通 の 問 題 意 識 をもつこととした。 第 3ステップとしては、 各 構 成 員 機 関 が

そういった 共 通 認 識 を 有 効 に 活 かし、それぞれで 効 果 的 に 事 業 活 動 を 展 開 していく

ことであり、さらに、 状 況 が 許 す 限 りにおいて、 相 互 に 連 携 ・ 協 力 および 役 割 分 担 して、

課 題 へむけた 対 策 を 実 施 していくことも 視 野 にいれていくこととした。

3. 期 間 、 構 成 員 、 会 合 、 運 営 規 則

(1) 設 置 期 間 平 成 18 年 8 月 4 日 ~ 平 成 20 年 8 月 31 日

1


(2) 構 成 員 ( 敬 称 略 ・ 順 不 同 )

< 座 長 >

勝 村 庸 介

< 構 成 員 >

大 嶋 隆 一 郎

桑 原 政 昭

柴 田 洋 二

中 村 龍 太

高 倉 吉 久

竹 内 宣 博

武 田 篤 彦

田 中 隆 一

棚 瀬 正 和

東 ヶ 崎 邦 夫

中 川 祐 司

東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 原 子 力 国 際 専 攻 教 授

日 本 放 射 線 化 学 会 会 長

( 社 ) 大 阪 ニュークリアサイエンス 協 会 専 務 理 事

( 財 ) 日 本 原 子 力 文 化 振 興 財 団 事 務 局 次 長

( 社 ) 日 本 電 機 工 業 会 原 子 力 部 長 ( 第 5 回 会 合 まで)

( 社 ) 日 本 電 機 工 業 会 原 子 力 部 課 長 ( 第 6 回 会 合 から)

東 北 原 子 力 懇 談 会 技 術 部 長

( 株 ) 千 代 田 テクノル 常 務 取 締 役 ・ 営 業 推 進 本 部 長

放 射 線 照 射 利 用 促 進 協 議 会 理 事 ( 第 5 回 会 合 まで)

NPO 法 人 放 射 線 教 育 フォーラム 理 事

( 財 ) 放 射 線 利 用 振 興 協 会 理 事 ・ 高 崎 事 業 所 長

( 社 ) 日 本 アイソトープ 協 会 理 事

関 西 原 子 力 懇 談 会 副 部 長 ( 第 4 回 会 合 まで)

西 村 健 関 西 原 子 力 懇 談 会 副 部 長 ( 第 5 回 会 合 から)

南 波 秀 樹

野 村 啓 市

橋 本 武 次

早 川 一 精

武 藤 利 雄

( 独 ) 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 高 崎 量 子 応 用 研 究 所 長

・ 量 子 ビーム 応 用 研 究 部 門 副 部 門 長

北 陸 原 子 力 懇 談 会 技 術 部 次 長

( 社 ) 茨 城 原 子 力 協 議 会 常 務 理 事

中 部 原 子 力 懇 談 会 技 術 部 長

( 独 ) 東 京 都 立 産 業 技 術 研 究 センター 駒 沢 支 所 長

渡 辺 宏 ラジエ 工 業 ( 株 ) 常 務 取 締 役

上 野 山 直 樹

木 下 雅 仁

( 社 ) 日 本 原 子 力 産 業 協 会 国 際 ・ 産 業 基 盤 強 化 本 部 リーダー( 第 5 回 会

合 まで)

( 社 ) 日 本 原 子 力 産 業 協 会 政 策 推 進 第 2 部 ( 第 6 回 会 合 から)


浅 田 浄 江 ウィメンズ・エナジー・ネットワーク(WEN) 代 表

黒 木 慎 一 内 閣 府 政 策 統 括 官 ( 科 学 技 術 政 策 担 当 ) 付 参 事 官 ( 原 子 力 担 当 )

木 村 直 人 文 部 科 学 省 研 究 振 興 局 量 子 放 射 線 研 究 推 進 室 長 ( 第 3 回 会 合 まで)

林 孝 浩 文 部 科 学 省 研 究 振 興 局 量 子 放 射 線 研 究 推 進 室 長 ( 第 4 回 会 合 から)

中 島 達 雄 読 売 新 聞 東 京 本 社 編 集 局 科 学 部 記 者 ( 第 4 回 会 合 から)

2


(3) 会 合 実 施 実 績 と 内 容

第 1 回 会 合 ( 平 成 18 年 9 月 14 日 ( 木 ) 実 施 )

・ 各 組 織 の 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 の 現 状 - 各 機 関 より 活 動 状 況 報 告

第 2 回 会 合 ( 平 成 18 年 12 月 19 日 ( 火 ) 実 施 )

・ 食 品 照 射 の 現 状 と 課 題 多 田 氏 ( 原 子 力 委 員 会 食 品 照 射 専 門 部 会 長 )- 同 専 門

部 会 報 告 の 内 容 説 明 を 受 け 各 機 関 活 動 への 反 映 を 確 認

・ 量 子 放 射 線 利 用 普 及 に 係 る 活 動 ・ 取 組 - 今 後 全 体 として 取 り 組 むべき 課 題 につ

いて 議 論

第 3 回 会 合 ( 平 成 19 年 4 月 25 日 ( 水 ) 実 施 )

・メディアからみた 量 子 放 射 線 利 用 普 及 に 関 する 課 題 中 島 氏 ( 読 売 新 聞 )- 指 摘

を 踏 まえ、 各 機 関 活 動 への 反 映 を 確 認

・ 量 子 放 射 線 利 用 普 及 に 係 る 活 動 ・ 取 組 - 今 後 取 り 組 むべき 課 題 に 関 してそれぞ

れの 取 組 の 方 向 性 を 確 認

第 4 回 会 合 ( 平 成 19 年 9 月 5 日 ( 水 ) 実 施 )

・ 理 科 教 育 の 課 題 と 展 望 江 田 氏 ( 青 森 大 学 ) 指 摘 を 踏 まえ、 各 機 関 活 動 への 反 映

を 確 認

・ 各 組 織 の 教 員 ・ 学 生 向 け 啓 発 活 動 における 課 題 - 今 後 取 り 組 むべき 課 題 への 相

互 協 力 可 能 性 を 議 論

第 5 回 会 合 ( 平 成 19 年 12 月 19 日 ( 水 ) 実 施 )

・ 馬 鈴 薯 の 照 射 事 業 の 状 況 と 課 題 亀 山 氏 、 内 海 氏 ( 士 幌 町 農 業 協 同 組 合 )- 事

業 支 援 方 策 を 議 論

・ 「くらしと 放 射 線 展 」の 運 営 と 概 要 について 大 嶋 氏 ( 大 阪 ニュークリアサイエンス 協

会 )- 実 施 内 容 、 運 営 等 を 議 論

第 6 回 会 合 ( 平 成 20 年 5 月 9 日 ( 金 ) 実 施 )

・ 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 調 査 結 果 について 久 米 氏 ( 原 子 力 機 構 )

・ 学 習 指 導 要 領 への 放 射 線 教 育 取 り 入 れについて 田 中 氏 ( 放 射 線 教 育 フォーラ

ム)

第 7 回 会 合 ( 平 成 20 年 8 月 22 日 ( 金 ) 実 施 )

・ 放 射 線 の 医 学 利 用 ( 診 断 ・ 治 療 )における 課 題 北 川 氏 ( 放 医 研 )

3


(4) 設 置 運 営 規 則

( 社 ) 日 本 原 子 力 産 業 協 会 量 子 放 射 線 利 用 普 及 連 絡 協 議 会 規 則

平 成 18 年 8 月 4 日 制 定

( 設 置 )

第 1 条 社 団 法 人 日 本 原 子 力 産 業 協 会 ( 以 下 「 本 協 会 」という。)は、 定 款 第 4 条 に 定

めのある 事 業 を 具 体 的 に 実 施 するため、 専 門 委 員 会 運 営 一 般 規 程 第 8 条 の 規 定 により、

定 款 第 34 条 に 定 める 専 門 委 員 会 とは 別 に、 本 協 会 に 量 子 放 射 線 利 用 普 及 連 絡 協 議 会

( 以 下 「 協 議 会 」という。)を 置 く。

( 目 的 )

第 2 条 協 議 会 は、 関 係 機 関 が 情 報 ・ 問 題 意 識 を 共 有 し、 協 力 ・ 協 調 のもと、それぞ

れが 戦 略 的 に 事 業 に 取 組 むことで、わが 国 全 体 として 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 をより

効 果 的 に 展 開 させることを 目 的 とする。

( 活 動 )

第 3 条 協 議 会 は、 次 の 各 号 に 掲 げる 事 項 を 実 施 する。

(1) 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 に 係 る 連 絡 ・ 調 整

(2) 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 に 係 る 課 題 と 対 策 の 検 討 、 協 議

(3) 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 に 係 る 全 体 構 想 、 戦 略 の 検 討 、 協 議

(4)その 他 必 要 な 事 項

( 構 成 )

第 4 条 協 議 会 は、 次 に 掲 げる 構 成 員 及 びオブザーバー( 以 下 「 構 成 員 等 」という。)

をもって 構 成 する。

(1) 構 成 員

量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 を 実 施 する 組 織 の 担 当 責 任 者

量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 に 関 し 専 門 的 知 識 を 有 する 者

(2)オブザーバー

関 係 行 政 機 関 の 担 当 責 任 者

量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 との 係 りが 深 く 協 議 会 に 出 席 が 必 要 とされる 者

( 設 置 期 間 )

第 5 条 協 議 会 の 設 置 期 間 は 原 則 2 年 とする。ただし、 必 要 に 応 じてこれを 延 長 するこ

とが 出 来 る。

( 座 長 )

第 6 条 協 議 会 に 座 長 を 1 名 置 く。 座 長 は、 協 議 会 を 代 表 し、 会 務 を 総 括 する。

( 委 嘱 ・ 解 嘱 、 任 期 )

第 7 条 座 長 および 構 成 員 等 の 委 嘱 ・ 解 嘱 は 本 協 会 の 担 当 常 務 理 事 が 行 う。 任 期 は、

原 則 2 年 とする。

( 会 議 )

第 8 条 協 議 会 の 会 議 は、 座 長 が 召 集 する。

2 会 議 の 議 長 は、 座 長 がこれにあたる。

3 座 長 は、 会 議 の 進 行 に 際 して 専 門 的 知 見 を 有 する 者 の 意 見 聴 取 を 必 要 と 認 める 場

合 、 構 成 員 等 以 外 の 者 の 出 席 を 要 請 することができる。

4 議 案 の 整 理 など 運 営 を 円 滑 に 行 うため、 協 議 会 に 幹 事 会 およびタスクグループを

置 くことができる。

( 報 告 )

第 9 条 協 議 会 の 検 討 結 果 等 の 重 要 事 項 は、 本 協 会 理 事 会 へ 担 当 常 務 理 事 を 通 じて 報

告 するものとする。

( 規 則 )

第 10 条 本 規 則 および 本 規 則 の 変 更 は、 協 議 会 の 承 認 を 得 ることとし、 本 協 会 理 事 会

へ 担 当 常 務 理 事 を 通 じて 報 告 するものとする。

( 運 営 事 務 )

第 11 条 協 議 会 の 運 営 事 務 は、 本 協 会 が 行 う。

附 則

本 規 則 は、 平 成 18 年 8 月 4 日 から 施 行 する。

4


Ⅱ. 普 及 活 動 の 実 態

1. 活 動 情 報 の 実 態 把 握 、 集 約

協 議 会 では、まず 全 国 の 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 の 実 態 を 把 握 するため、 各 構 成

員 によるアンケート 調 査 を 実 施 した。その 結 果 得 られた、 各 機 関 の 活 動 情 報 を 集 約 し

たものが 表 1である。 各 機 関 は、 原 子 力 発 電 分 野 も 活 動 範 囲 の 対 象 としているところが

多 いため、 量 子 放 射 線 利 用 関 係 になるべく 限 定 し 拾 い 上 げたが、 一 部 分 離 不 能 な 活

動 も 含 まれている。また、 構 成 員 機 関 以 外 の 組 織 等 が 実 施 している 活 動 は 反 映 できて

いないので、 必 ずしも 日 本 全 国 すべての 事 業 を 網 羅 しているわけではない。しかしなが

ら、 大 勢 に 影 響 を 与 える 要 素 となるものは 少 ないと 思 われ、 全 体 の 傾 向 の 把 握 には 十

分 なデータが 揃 っていると 考 えられる。

調 査 結 果 としては、まず 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 の 数 は、 全 国 で 年 間 126 にのぼ

ることがわかった。ただし、この 中 には 複 数 回 / 年 実 施 しているものを 一 括 りで1 事 業 と

カウントしているものもかなりあるので、 単 純 にこの 数 だけを 鵜 呑 みにせず、それぞれの

事 業 規 模 的 な 評 価 と 共 に 内 容 を 深 く 掘 り 下 げて 実 態 把 握 する 必 要 がある。

これらの 活 動 は、まず 活 動 の「 対 象 」となる 層 について、「 一 般 人 向 け」、「 関 係 者 向

け」に 大 きく 分 類 することが 出 来 る。さらに「 事 業 の 種 類 」について、「 一 般 人 向 け」では、

「 教 育 講 義 」、「 見 学 会 」、「 施 設 公 開 」、「メディア 対 策 」、「 広 報 教 育 活 動 」、「 講 演 会 」、

「 展 示 」、「 広 報 誌 発 行 」、「パンフ 発 行 」に 分 類 出 来 、「 関 係 者 向 け」には、「 会 報 発

行 」、「 情 報 誌 発 行 」、「 専 門 書 発 行 」、「 研 究 会 」、「 講 習 会 」、「 政 策 要 望 」、「 調 査 」、

「 委 員 会 活 動 」、「 国 際 協 力 」に 分 類 が 可 能 である。

全 体 的 傾 向 としては、「 一 般 人 向 け」と「 関 係 者 向 け」で、それぞれほぼ 半 々の 割 合

で 実 施 されていることがわかった。また、 事 業 の 種 類 では、「 教 育 講 義 」、「 講 習 会 」、

「 講 演 会 」といった 活 動 が 全 体 の 約 5 割 を 占 め、 教 育 、 人 材 養 成 、 知 識 普 及 、 情 報 提

供 という 役 目 を 帯 びた 活 動 に 重 きが 置 かれている 実 態 が 浮 き 彫 りとなった。

5


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (1/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

1 放 射 線 科 学 研 究 会

大 阪 ニュークリア

サイエンス 協 会

研 究 会 研 究 会

関 係 者

放 射 線 利 用 関 係

者 及 び 一 般

4 月 、7 月 、

10 月

3 回 / 年

30~40

名 / 回

大 阪

2 UV/EB 研 究 会

大 阪 ニュークリア

サイエンス 協 会

研 究 会 研 究 会

関 係 者

放 射 線 利 用 関 係

者 及 び 一 般

5 月 、8 月 、

11 月

3 回 / 年

30~40

名 / 回

大 阪

3

みんなのくらしと 放 射

線 展

知 識 普 及 実

行 委 員 会

展 示 展 示 会 一 般 一 般

8月 1 回 / 年 23,854 名 6 日 大 阪

主 催 は9 団 体 、 事 務 局 は 大 阪 府


4

放 射 線 利 用 総 合 シンポジウ


大 阪 ニュークリア

サイエンス 協 会

講 演 会 シンポ

関 係 者

放 射 線 利 用 関 係

者 、 一 般

1 月

1 回 / 年 100 名 1 日 大 阪

6

5

高 校 生 のための 放 射 線

実 習 セミナー

原 子 力 文 化

財 団

教 育

講 義

セミナー 一 般 高 校 生 随 時

34 回 / 年 全 国

6

「 原 子 力 の 日 」 記 念 高 校

生 作 文 ・ 論 文 募 集

原 子 力 文 化

財 団

広 報 教

育 活 動

コンテスト 一 般 中 学 生 ・ 高 校 生

10 月 発

表 、11 月

表 彰

1 回 / 年 約 1 万 篇 全 国

作 文 テーマ「 身 の 回 りの 放 射

線 」 論 文 テーマ「これからの 原

子 力 ・ 放 射 線 利 用 に 思 う」

7 放 射 線 の 世 界 2008

原 子 力 文 化

財 団

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 一 般 随 時 ^ ^ 全 国

放 射 線 の 発 見 の 歴 史 から 利 用

の 最 前 線 までを 網 羅

8 原 子 力 文 化

原 子 力 文 化

財 団

広 報 誌

発 行

広 報 誌 発 行 一 般 一 般 毎 月 12 回 / 年 3 万 部 全 国

コラム「ほうしゃせん 古 今 東

西 」H20 年 2 月 号 巻 頭 「J-PARC

探 検 記 」

9

放 射 線 ってなんだろう

改 訂

原 子 力 文 化

財 団

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 中 学 生 随 時 全 国 原 子 力 機 構 受 託

10

第 2 種 放 射 線 取 扱 主 任 者

受 験 講 習 会

東 北 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者 試 験 受 験 予 定 者

5 月 、7 月 2 回 / 年 19 名 5 日 東 北

前 期 、 後 期 で2 回 、 参 加 者 数 は

19 年 度 実 績

11

第 1 種 放 射 線 取 扱 主 任 者

受 験 講 習 会

東 北 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者 試 験 受 験 予 定 者

6 月 1 回 / 年 9 名 5 日 東 北 参 加 者 数 は19 年 度 実 績


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (2/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

12 理 科 ( 出 前 放 射 線 ) 教 室 東 北 原 懇

教 育

講 義

講 師 派 遣 一 般 小 中 学 校 随 時

16 回 / 年 572 名 むつ 市 等

13 放 射 線 基 礎 講 座 東 北 原 懇

教 育

講 義

セミナー 一 般 高 校 生 、 婦 人 層 随 時 7 回 / 年 252 名

青 森 県 、 福

島 県

14

放 射 線 業 務 従 事 者 講 習


東 北 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者

放 射 線 業 務 従 事


5 月

1 回 / 年 50 名 仙 台 市

アイソトープ 協 会 主 任 者 部 会 との

共 催

15

放 射 線 管 理 実 務 セミナ


東 北 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者

放 射 線 業 務 従 事


3 月

1 回 / 年 34 名 仙 台 市

アイソトープ 協 会 主 任 者 部 会 との

共 催

7

16

東 北 大 学 金 属 材 料 研 究

所 放 射 線 業 務 従 事 者 研

修 会

東 北 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者

放 射 線 業 務 従 事


4 月

1 回 / 年 100 名 仙 台 市

17 教 育 関 係 者 との 懇 談 東 北 原 懇

広 報 教

育 活 動

懇 談 会 一 般 教 育 者

12月 1 回 / 年

三 沢 市 、 他

18 講 演 会 東 北 原 懇 講 演 会 講 演 会 一 般 一 般 随 時

5 回 / 年

13 名 ~

1,430 名

東 北 各 地 区

全 体 で110 回 、9,954 名 参 加 。

他 は、 環 境 、エネルギー、 原

子 力 がテーマ

19

市 民 講 座 「エネルギーと 環 境

フォーラム」、 弘 前 レディースフォ

ーラム

東 北 原 懇 講 演 会 講 演 会 一 般 一 般 随 時

4 回 / 年

×4 会 場

延 べ805


宮 城 、 青 森 、

テーマはエネルギーと 環 境 。その

新 潟 、 弘 前 、

中 の 一 部

福 島

20 新 聞 広 告 東 北 原 懇

メディ

ア 対 策

新 聞 広 告 一 般 一 般

3月 1 回 / 年

岩 手 、 青 森 岩 手 日 報 、 他 に 掲 載

21

医 療 機 械 向 け 加 速 器 の

使 用 状 況 に 関 する 調 査

電 機 工 業 会 調 査 調 査 関 係 者

医 療 機 関 、 加 速 器

メーカ

17 年 度

次 回 未


全 国

22

食 品 、 医 薬 品 および 関 連

業 界 における 滅 菌 ・ 殺 菌

処 理 方 法 の 状 況 調 査

電 機 工 業 会 調 査 調 査 関 係 者

食 品 、 医 薬 品 メー

カ 等

18 年 度

次 回 未


全 国


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (3/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

23

大 学 ・ 研 究 機 関 における

加 速 器 利 用 者 の 使 用 状

況 調 査

電 機 工 業 会 調 査 調 査 関 係 者

大 学 、 研 究 機 関 に

おける 加 速 器 利

用 者 、 開 発 者 等

19 年 度

次 回 未


全 国

24

社 会 に 役 立 つ 加 速 器 パ

ンフレット 作 成 ・ 配 布

電 機 工 業 会

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 一 般 17 年 度 全 国 本 年 9 月 に 改 定 版 発 行 予 定

25 自 主 統 計 電 機 工 業 会 調 査 調 査 関 係 者

加 速 器 専 門 委 員

会 加 盟 各 社

18~20

年 度

1 回 / 年 全 国

18~20 年 度 の3ヵ 年 分 を

公 表 予 定

26 規 制 緩 和 要 望 提 出 電 機 工 業 会

政 策

要 望

政 策 要 望

関 係 者

加 速 器 専 門 委 員

会 加 盟 各 社

17 年 度 以

降 実 現 ま

で 継 続

2 回 / 年 全 国

経 団 連 経 由 内 閣 府 へ 加 速 器 取

扱 規 制 を1 種 放 取 主 任 者 より

拡 大 するよう 要 望

8

27 公 開 シンポジウム

御 茶 ノ 水 ア

カデミア 研

究 会

講 演 会 シンポ 一 般 一 般 市 民

10 月 ~12


1 回 / 年 東 京

千 代 田 テクノル 協 賛 、 放 射 線 影 響 、

医 療 被 ばくがテーマ

28 講 演 会

放 射 線 防 護

研 究 会

講 演 会 講 演 会

関 係 者

放 射 線 防 護 専 門

家 および 原 子 力

関 係 者

2ヶ 月 毎

1 回 /2ヶ


全 国

千 代 田 テクノル 協 賛

29

国 際 個 人 線 量 計 モニタリング

ワークショップ

千 代 田 テクノル

国 際

協 力

ワークショップ

関 係 者

放 射 線 計 測 技 術

者 ・ 研 究 者

12 月 1 回 / 年

2~3


東 アジアを 中 心

に 欧 州 、 南 米

など 世 界 各 国

17 年 度 より、 情 報 交 換 、 国 際

交 流

30 テクノル 情 報 セミナー 千 代 田 テクノル 講 演 会 セミナー 関 係 者

放 射 線 管 理 技 術

者 ・ 研 究 者

2 月 1 回 / 年 2日 全 国 2005 年 より

31 学 術 集 会

放 射 線 照 射

利 用 促 進 協

議 会

講 演 会 学 術 集 会 関 係 者

2 回 / 年 関 西 地 区

32 講 演 会

放 射 線 照 射

利 用 促 進 協

議 会

講 演 会 講 演 会

関 係 者

関 係 者 および 一


2 回 / 年 大 阪

33 部 会 小 講 演 会

放 射 線 照 射

利 用 促 進 協

議 会

講 演 会 講 演 会 関 係 者 関 係 者

1 回 / 年

×4 部 会

関 西 地 区


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (4/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

34

JAPIニュ-スレター 発


放 射 線 照 射

利 用 促 進 協

議 会

会 報

発 行

会 報 発 行 関 係 者 会 員 6 回 / 年

全 国

35 小 冊 子 発 行

放 射 線 照 射

利 用 促 進 協

議 会

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 一 般 不 定 期 全 国

36

学 校 教 員 のためのセミ

ナー 活 動

放 射 線 教 育

フォーラム

教 育

講 義

セミナー

一 般

小 中 高 教 員 ( 文 系

中 心 )

10 回 / 年

30~100

名 / 回

1~2


全 国

37 ニュースレター 発 行

放 射 線 教 育

フォーラム

会 報

発 行

会 報 発 行 関 係 者 会 員 および 一 般

3 回 / 年 全 国

9

38 「 放 射 線 教 育 」 誌 発 行

放 射 線 教 育

フォーラム

情 報 誌

発 行

情 報 誌 発 行 関 係 者 会 員 および 一 般

1 回 / 年 全 国

39 国 際 シンポジウム 開 催

放 射 線 教 育

フォーラム

講 演 会 シンポ

関 係 者

関 係 者 および 一


1 回 /3~

4 年

100 名 国 際

40 国 の 政 策 への 働 きかけ

放 射 線 教 育

フォーラム

政 策

要 望

政 策 要 望 関 係 者 全 国

41 勉 強 会

放 射 線 教 育

フォーラム

研 究 会 研 究 会 関 係 者 会 員 3 回 / 年

全 国

42 公 開 シンポジウム

43 パネル 討 論 企 画

放 射 線 教 育

フォーラム

放 射 線 教 育

フォーラム

講 演 会 シンポ 一 般 全 国

講 演 会 会 議 企 画 関 係 者 全 国

44 講 師 派 遣

放 射 線 教 育

フォーラム

教 育

講 義

講 師 派 遣 一 般 全 国


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (5/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

45 一 般 からの 質 問 対 応

放 射 線 教 育

フォーラム

広 報 教

育 活 動

質 問 対 応 一 般 全 国

46 「 放 射 線 と 産 業 」 発 行

放 射 線 利 用

振 興 協 会

情 報 誌

発 行

技 術 誌 発 行

関 係 者

関 係 者 および 関

係 機 関

4 回 / 年 1500 部 全 国

47

放 射 線 プロセスシンポ

ジウム 開 催

放 射 線 利 用

振 興 協 会

講 演 会 シンポ 関 係 者 関 係 者 12月 1 回 /2 年 460 名 2 日 間 東 京

48 普 及 啓 発 品 の 頒 布

放 射 線 利 用

振 興 協 会

広 報 教

育 活 動

普 及 啓 発 品

頒 布

一 般 一 般 全 国 放 射 線 着 色 装 飾 品 等

10

49 専 門 家 派 遣

放 射 線 利 用

振 興 協 会

講 習 会 技 術 者 派 遣

関 係 者

研 究 開 発 機 関 の

技 術 者 、 研 究 者

原 子 力 発 電

所 立 地 地 域

派 遣 者 40 名 文 科 省 受 託

50 技 術 セミナー

放 射 線 利 用

振 興 協 会

講 習 会

技 術 セミナ


関 係 者

研 究 開 発 機 関 の

技 術 者 、 研 究 者

2 回 / 年

原 子 力 発 電

所 立 地 地 域

文 科 省 受 託

51

中 性 子 利 用 技 術 の 指 導 、

普 及

放 射 線 利 用

振 興 協 会

講 習 会 技 術 説 明 会

関 係 者

研 究 開 発 機 関 の

技 術 者 、 研 究 者

随 時

原 子 力 発 電

所 立 地 地 域

文 科 省 受 託

52

原 子 力 体 験 セミナー

初 級 課 程

放 射 線 利 用

振 興 協 会

教 育

講 義

セミナー 一 般 小 中 高 教 員 等 随 時 9コース/ 年 350 名 全 国 文 科 省 受 託

53

原 子 力 体 験 セミナー

中 級 課 程

放 射 線 利 用

振 興 協 会

教 育

講 義

セミナー 一 般 小 中 高 教 員 等 随 時 9コース/ 年 300 名 全 国 文 科 省 受 託

54

原 子 力 体 験 セミナー

上 級 課 程

放 射 線 利 用

振 興 協 会

教 育

講 義

セミナー 一 般 小 中 高 教 員 等 随 時 9コース/ 年 250 名 全 国 文 科 省 受 託

55

原 子 力 体 験 セミナー

地 域 コース(Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ)

放 射 線 利 用

振 興 協 会

教 育

講 義

セミナー 一 般 小 中 高 教 員 等 随 時 33 回 / 年 1,000 名 全 国 文 科 省 受 託


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (6/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

56

アイソトープ・ 放 射 線 研

究 発 表 会

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 演 会 研 究 発 表 会 関 係 者 研 究 者 ・ 技 術 者

7 月 1 回 / 年 1200 名 3 日 間 全 国

57 主 任 者 部 会 年 次 大 会

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 演 会 年 次 大 会

関 係 者

放 射 線 取 扱 主 任


11 月

1 回 / 年 400 名 2 日 間 全 国

58

NMCC 共 同 利 用 研 究 成

果 発 表 会

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 演 会 成 果 発 表 会 関 係 者 PET、PIXE 関 係 者 7 月

1 回 / 年 100 名 全 国

NMCCは、 仁 科 記 念 サイクロトロンセン

ター

59 サマースクール

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 習 会 講 習 会

関 係 者

放 射 線 量 子 ビーム

関 係 者

8 月

1 回 / 年 50 名 全 国

11

60 各 種 講 習 会

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 習 会 講 習 会 関 係 者 学 会 関 係 者 不 定 期 随 時

50~300


全 国

H17 年 度 は、 医 療 関 係 安 全 取

扱 講 習 会 を4 件

61

アイソトープニュース

発 行

日 本 アイソ

トープ 協 会

会 報

発 行

広 報 誌 発 行 関 係 者 会 員 毎 月

1 回 / 月 全 国

62 パンフレット 製 作 ・ 配 布

日 本 アイソ

トープ 協 会

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 医 療 関 係 者 、 患 者 随 時 全 国 10種

63

各 種 部 会 活 動 ( 講 演 会 、

講 習 会 、 見 学 会 )

日 本 アイソ

トープ 協 会

研 究 会 研 究 会 関 係 者 部 会 員 全 国

理 工 学 部 会 、ライフサイエンス 部 会 、

医 学 ・ 薬 学 部 会 、 放 射 線 取 扱

主 任 者 部 会

64 各 種 委 員 会 活 動

日 本 アイソ

トープ 協 会

委 員 会

活 動

委 員 会 活 動 関 係 者 委 員 会 委 員 全 国

各 部 会 のもとに 分 野 別 委 員 会

や 地 区 別 委 員 会 を 設 置 。 課 題

への 対 応 を 検 討 。37 種 。

65

放 射 線 取 扱 主 任 者 指 定

講 習

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 習 会 講 習 会 関 係 者 試 験 合 格 者 随 時 15 回 / 年

30 数 名 /


2~5


全 国 法 定 講 習 (1 種 13 回 /3 種 1 回 )

66

放 射 線 取 扱 主 任 者 定 期

講 習

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 習 会 講 習 会 関 係 者 取 扱 主 任 者 随 時

全 国 7 地

区 各 1 回

/ 年

30~50

名 / 各 地


1 日 間 全 国 法 定 講 習


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (7/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

67 作 業 環 境 測 定 士 講 習

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 習 会 講 習 会 関 係 者 試 験 合 格 者 随 時 3 回 / 年

30~50

名 / 回

2 日 間 全 国 法 定 講 習

68

アイソトープ・ 放 射 線 関

連 技 術 講 習 会

日 本 アイソ

トープ 協 会

講 習 会 講 習 会 関 係 者 研 究 者 ・ 技 術 者

6 種 各 1

回 / 年

1~100


全 国

69 RADIOISOTOPES

日 本 アイソ

トープ 協 会

情 報 誌

発 行

学 術 誌 発 行 関 係 者 研 究 者 ・ 技 術 者

1 回 / 月 全 国

70 各 種 法 令 関 係 出 版 物

日 本 アイソ

トープ 協 会

情 報 誌

発 行

法 令 書 籍 発


関 係 者 研 究 者 ・ 技 術 者 全 国 16種

12

71 施 設 公 開

日 本 アイソ

トープ 協 会

施 設

公 開

施 設 公 開 一 般 一 般 市 民

1 回 / 年 盛 岡

72 原 子 力 講 演 会 関 西 原 懇

専 門 講

演 会

講 演 会

関 係 者 会 員 、 学 会 員

1 回 / 年 関 西 地 区

6 回 / 年 のうち1 回 程 度 は 放 射

線 関 連

73 なるほど 原 子 力 展 近 畿 大 学 展 示 展 示 会 一 般 一 般 市 民 11 月 1 回 / 年 2日 間 関 西 地 区 関 原 懇 共 催

74

マスコミとの 原 子 力 ・エ

ネルギー・ 環 境 に 関 する 情

報 交 換 会

関 西 原 懇

メディ

ア 対 策

情 報 提 供 一 般 マスコミ 2 回 / 年 福 井 、 大 阪

75 放 射 線 測 定 器 貸 出 関 西 原 懇

広 報 教

育 活 動

機 器 貸 出 一 般 一 般 市 民

年 間 を 通

じて

全 国

76

放 射 線 データブック 発


関 西 原 懇

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 学 校

年 間 を 通

じて

全 国

77 保 物 セミナー 実 行 委 員 会 講 演 会

学 会 セミナ


関 係 者 研 究 者 、 技 術 者 10~11 月 1 回 / 年 全 国

実 行 委 員 会 は、 関 原 懇 含 む5

団 体


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (8/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

78

放 射 線 取 扱 主 任 者 受 験

講 習 会

関 西 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者

放 射 線 取 扱 主 任

者 試 験 受 験 予 定


5~7 月

3 回 / 年 西 日 本

基 礎 講 座 2 日 間 、 受 験 講 座 5 日

間 、 直 前 模 試 講 座 3 日 間

79

原 子 力 オープンスクー


原 子 力 学 会

関 西 支 部

教 育

講 義

個 別 講 義

一 般

次 世 代 層 、 一 般 市


10 数 回 /


関 西

8 割 が 放 射 線 関 連 、 関 原 懇 協 力

80 花 と 緑 の 見 学 会

原 子 力 開 発

機 構

施 設

公 開

施 設 公 開 一 般 一 般 市 民 4 月 1 回 / 年 3000 名 1 日 間 高 崎

81

放 射 線 利 用 フォーラム200X

in 高 崎

原 子 力 開 発

機 構

講 演 会 成 果 発 表 会 関 係 者 大 学 、 産 業 界

2 月 1 回 / 年 120 名 高 崎

13

82

高 崎 量 子 応 用 研 究 シン

ポジウム

原 子 力 開 発

機 構

専 門 講

演 会

成 果 発 表 会 関 係 者 大 学 、 産 業 界

6 月 1 回 / 年 550 名 2 日 間 高 崎

83

高 崎 研 オープンセミナ


原 子 力 開 発

機 構

講 演 会

技 術 移 転 セ

ミナー

関 係 者 大 学 、 産 業 界

不 定 期

1 回 /2ヶ


40~100


高 崎

84 放 射 線 加 工 講 習 会

原 子 力 開 発

機 構

講 習 会 講 習 会 関 係 者 産 業 界

7月 1 回 / 年 15 名 2 日 間 高 崎

85

一 般 向 け 展 示 会 への 出


原 子 力 開 発

機 構

展 示 展 示 出 展 一 般 一 般 市 民 、 産 業 界 不 定 期 7 回 / 年

200~

20000 名

全 国

京 都 、 前 橋 、 大 阪 、 高 崎 、 東

京 、 福 井 、 鯖 江

86

他 事 業 所 主 催 イベント

への 出 展

原 子 力 開 発

機 構

展 示 展 示 出 展 一 般 一 般 市 民 、 産 業 界 不 定 期

4 回 / 年 70 名 福 井 、 敦 賀

87

近 隣 県 主 催 イベントへ

の 出 展

原 子 力 開 発

機 構

展 示 展 示 出 展 一 般 産 業 界 不 定 期 4 回 / 年

200~

20000 名

埼 玉 、 茨 城 、

新 潟

88

新 産 業 創 出 イベントへ

の 出 展

原 子 力 開 発

機 構

展 示 展 示 出 展 一 般 産 業 界 不 定 期 4 回 / 年

100~

28000 名

関 東 他

関 東 経 済 産 業 局 推 進 地 域 産 業

活 性 化 プロジェクトの 一 環




名 称

活 動 主 体

表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (9/12)

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

89 講 師 派 遣

原 子 力 開 発

機 構

教 育

講 義

講 師 派 遣 一 般 一 般 、 専 門 家 不 定 期 随 時 全 国 派 遣 講 師 数 : 延 30 名 / 年

14

90 環 境 講 演 会 北 陸 原 懇 講 演 会 講 演 会 一 般 会 員 、 一 般

91 エネルギーセミナー 北 陸 原 懇

92

放 射 線 取 扱 主 任 者 受 験

講 習 会

教 育

講 義

セミナー

一 般

北 陸 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者

93 RI 研 修 会 北 陸 原 懇 講 習 会 講 習 会 関 係 者

94 見 学 会 北 陸 原 懇 見 学 会 見 学 会 一 般

地 元 教 員 、 学 生

( 高 専 、 短 大 、 大

学 )

1 種 、2 種 放 射 線 取

扱 主 任 者 試 験 受

験 予 定 者

北 陸 3 県 のRI 取 り

扱 主 任 者 および

業 務 従 事 者

地 元 の 工 業 高 校

及 び 大 学 等 の 学


8 月 ~9 月 1 回 / 年

8 月 ~9 月 1 回 / 年

6 月 ~7 月

1 回 / 年

1 月 ~3 月 1 回 / 年

募 集 人

員 :200


募 集 人

員 :50


募 集 人

員 :40


募 集 人

員 :50


随 時 随 時 10~40

名 / 回

半 日

1 日 北 陸

6 日 北 陸

1 日 北 陸

1 日 北 陸

福 井 、 石 川 、

富 山 の 各 県

テーマはエネルギー、 環 境 を

含 む

テーマはエネルギー、 環 境 を

含 む

発 電 所 に 加 え、モニタリングポスト、

放 射 線 分 析 装 置 の 見 学 や 放 射

線 管 理 業 務 の 実 際 を 研 修

95 パンフレット 製 作 ・ 配 布 北 陸 原 懇

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 一 般 随 時 随 時 北 陸

見 学 、 講 演 会 等 の 参 加 者 に 配


96

先 端 医 学 薬 学 研 究 セン

ター

シンポジウム

北 陸 原 懇

講 演 会

先 端 医 薬 学

シンポ

関 係 者

一 般 、 医 療 機 関 関

係 者

10 月 ~11


1 回 / 年

約 100 名

半 日

北 陸

( 社 ) 先 端 医 学 薬 学 センター 主 催

PET 検 査 や 放 射 性 医 薬 品 など

医 学 、 薬 学 分 野

97 科 学 館 での 展 示 茨 城 原 協 展 示 展 示 一 般 一 般 、 小 中 学 生 常 時 常 時 38000 名 全 国

J-PARC、 放 射 線 利 用 関 連 展

示 イベント 実 施

98 出 前 授 業 茨 城 原 協

教 育

講 義

実 験 教 室 等 一 般 小 中 高 学 生 他 7 月 ~2 月 4 回 / 年 360 名 茨 城 県 内

99

アトミックワンダーラ

ンド

茨 城 原 協

展 示

展 示 体 験 出


一 般

小 中 学 生

10 月 ~11


4 回 2000 名

茨 城 県 内 市

町 村


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (10/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

100

アトミックワンダーシ

アター

茨 城 原 協

展 示

展 示 イベン


一 般 小 中 学 生 、 保 護 者 6 月 ~2 月 2 回 / 年 500 名 茨 城 県 内

101

アインシュタインこど

も 広 場

茨 城 原 協

教 育

講 義

実 験 教 室 等 一 般 小 中 学 生 8 月 7000 名

茨 城 県 内 及

び 全 国

102 原 子 力 教 員 セミナー 茨 城 原 協

教 育

講 義

教 員 セミナ


一 般 教 育 者 7 月 ~8 月 9 回 / 年 400 名 茨 城 県 内 県 教 委 でも 別 途 研 修 あり

103 原 子 力 施 設 見 学 会 茨 城 原 協 見 学 会 見 学 会 一 般 一 般 県 民

11 月 ~2 月 4 回 / 年 160 名 茨 城 県 内

15

104 広 報 紙 「あす」 発 行 茨 城 原 協

広 報 誌

発 行

会 報 ・ 広 報 誌

発 行

一 般 一 般 市 民 季 刊 4 回 / 年

38 万 部 /


茨 城 県 内 及

び 全 国

所 在 ・ 隣 接 市 町 村 等 は 全 戸 配

付 、その 他 関 係 機 関

105

原 子 力 事 業 所 解 説 冊 子

作 成

茨 城 原 協

広 報 誌

発 行

解 説 冊 子 発


一 般 一 般 市 民 3 月 隔 年 5000 部 茨 城 県 内 等

106 新 聞 広 報 茨 城 原 協

メディ

ア 対 策

新 聞 広 報 一 般 一 般 市 民 11 月 ~3 月 県 域 版 中 央 6 紙 、 地 方 紙 2 紙

107 ラジオ 広 報 茨 城 原 協

メディ

ア 対 策

放 送 広 報 一 般 一 般 市 民

10~11 月 県 域 局 3 分 間 ×2 回 / 日 ×20 日 間

108 副 読 本 配 布 茨 城 原 協

広 報 誌

発 行

副 読 本 配 布 一 般 科 学 館 来 場 者 周 年 周 年 全 国

茨 城 県 が 小 4, 中 1, 高 1 及 び 教 員

に 全 員 配 付 しているもの

109

RI・ 放 射 線 利 用 促 進 セミ

ナー

中 部 原 懇 講 演 会 セミナー 関 係 者

放 射 線 業 務 従 事


2 月

1 回 / 年 60 名 1 日 間 中 部 地 区

110

放 射 線 関 連 パンフレッ

トの 作 成

中 部 原 懇

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 学 校 、 業 界 、 一 般 適 宜 適 宜

1000~

2000 部

全 国

4 種 + 新 規 作 成 検 討 中


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (11/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

111 PR 誌 「C-PRESS] 発 行 中 部 原 懇

広 報 誌

発 行

会 報 ・ 広 報 誌

発 行

一 般

会 員 、 教 育 関 係 者 6、10、2 月 3 回 / 年

12000 部

/ 回

全 国

誌 名 変 更

112 エネルギー、 環 境 展 中 部 原 懇 展 示 展 示 会 一 般 一 般 市 民

10~11 月 1 回 / 年

数 日

~2 週


中 部 地 区

パネルの 一 部 で 量 子 放 射 線 利

用 を 紹 介

113 出 張 授 業 中 部 原 懇

教 育

講 義

出 前 講 義 一 般 中 高 生

10 数 回 /


中 部 地 区

114 放 射 線 ウォッチング 中 部 原 懇

教 育

講 義

教 育 活 動 一 般 中 高 生 1 回 / 年 20 名 / 回 2 日 間 中 部 地 区 中 学 と 高 校 は 別 々の 日 に 実 施

16

115 技 術 セミナー

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

講 習 会

技 術 移 転 セ

ミナー

関 係 者 企 業 の 技 術 者 通 年

9 件 / 年 50 名 / 回 6 時 間 東 京

116 研 究 発 表 会

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

講 演 会 成 果 発 表 会

関 係 者 企 業 の 技 術 者

6 月 1 回 / 年 2日 間 東 京

放 射 線 関 連 5~6テーマ、 学 会

発 表 形 式 、25 分 /テーマ

117 施 設 公 開

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

施 設

公 開

施 設 公 開

一 般

企 業 、 学 生 、 一 般

都 民

10 月 1 回 / 年

500~

600 名

2 日 間 東 京

講 演 会 、 展 示 会 、 実 験 コーナ

ー 等

118 施 設 見 学

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

施 設

公 開

見 学 受 入

一 般

企 業 、 学 生 、 一 般

都 民

随 時

10 団 体 /


東 京

119

放 射 線 利 用 施 設 連 絡 協

議 会

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

広 報 教

育 活 動

地 元 連 絡 協

議 会

一 般 近 隣 住 民

5、11 月 2 回 / 年

委 員 20


東 京

区 議 会 議 員 、 近 隣 町 会 長

120 技 術 相 談

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

講 習 会 技 術 支 援

関 係 者

企 業 の 技 術 者 、 一

般 都 民

通 年

通 年

3000 件 /


東 京

来 所 、 電 話 、 電 子 メール

121

放 射 線 施 設 利 用 による

技 術 指 導

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

講 習 会 技 術 支 援 関 係 者 企 業 の 技 術 者 通 年 通 年

100 件 /


東 京


表 1 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 一 覧 (12/12)



名 称

活 動 主 体

事 業 の 種 類

対 象 者

分 類 具 体 的 種 類 種 別 具 体 的 対 象

実 施 時 期 実 施 頻 度

参 加 者 数 /

発 行 部 数

会 期 ・

期 間

主 な

対 象 地 域

備 考

122 広 報 誌 発 行

都 立 産 業 技

術 研 究 セン

ター

広 報 誌

発 行

各 種 情 報 誌 、

広 報 誌

一 般

企 業 の 技 術 者 、 一

般 都 民

各 1 回 /

年 程 度

東 京

年 報 、 研 究 報 告 、 広 報 誌 、ニ

ュースレター 等

123

量 子 放 射 線 利 用 普 及 連

絡 協 議 会

原 産 協 会

委 員 会

活 動

情 報 連 絡 会

関 係 者

関 係 機 関 担 当 責

任 者

不 定 期

2、3 回 /


20 機

関 ・ 名

全 国

124

食 品 照 射 パンフレット

製 作 、 配 布

原 産 協 会

パンフ

発 行

パンフ 発 行 一 般 一 般 市 民

平 成 18 年

12 月

単 発 16000 部 全 国

125

食 品 照 射 Q&Aハンドブ

ック

原 産 協 会

専 門 書

発 行

Q&Aハンド

ブック

関 係 者 関 係 機 関 専 門 家

平 成 19 年

3 月

単 発 250 部 全 国

17

126

原 子 力 ・ 放 射 線 従 事 者 の

被 ばく 管 理 システム 検 討 委

員 会

原 産 協 会

委 員 会

活 動

委 員 会 活 動 、

政 策 要 望

関 係 者 関 係 機 関 専 門 家

平 成 18 年 7

月 以 降 隔


隔 月

21 名 全 国


Ⅲ. 重 要 な 取 組 の 評 価 と 協 議 会 の 方 針

1. 重 要 な 取 組 の 評 価

全 国 の 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 の 実 態 に 係 る 調 査 結 果 (Ⅱ. 参 照 )を 念 頭 におき

つつ、 社 会 全 体 の 大 局 的 な 視 点 で 必 要 と 思 われる 活 動 、 必 要 性 が 認 識 されているも

のの 実 施 されていない 活 動 、 各 関 係 機 関 の 活 動 だけでは 取 組 が 十 分 でないと 思 われ

る 活 動 等 について、 構 成 員 によるアンケート 調 査 を 実 施 した。その 際 、 表 2で 示 す、1)

目 的 、2) 対 象 、3) 手 段 ・ 方 策 、4) 分 野 (キーワード)、5) 実 施 形 態 の 観 点 からの 活

動 の 性 格 づけ、 整 理 の 考 え 方 を 参 考 にした。

表 2 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 の 性 格 づけ、 整 理

1) 目 的

α 社 会 理 解 促 進

β 研 究 開 発 、 実 用 化 促 進

γ 産 業 基 盤 強 化 、 経 済 発 展

2) 対 象

A 関 係 者 ( 含 専 門 家 )

B ユーザー

C 教 育 者

D 学 生

E メディア

F 一 般 人

3) 手 段 ・ 方 策

a 政 策 提 言 ( 委 員 会 等 での 検 討 ・ 報 告 書 ・ 提 言 、 国 ・ 自 治 体 等 への 働 きかけ)

b 調 査 ( 内 外 動 向 の 情 報 収 集 、 分 析 、データ 作 成 )

c 情 報 発 信 ・ 啓 蒙 ( 広 報 、 教 育 、 出 版 、セミナー、 講 演 会 、 展 示 )

d 専 門 家 ・ 技 術 の 交 流 ( 情 報 交 流 、 人 材 養 成 、 研 究 発 表 会 、 出 版 )

e 国 際 協 力 ( 情 報 交 換 、 人 材 養 成 、 技 術 ・ 機 材 ・ノウハウ 導 入 ・ 提 供 )

4) 分 野 (キーワード)

ア 医 療 (がん 治 療 、 診 断 、 放 射 性 医 薬 品 、 創 薬 、 分 子 イメージング、・・・)

イ 工 業 ( 高 分 子 材 料 、 滅 菌 、 微 細 加 工 、 非 破 壊 検 査 、 分 析 、 構 造 解 析 、 計 測 、・・・)

ウ 農 業 ( 食 品 照 射 、 品 種 改 良 、トレーサー 利 用 、 害 虫 不 妊 化 、・・・)

エ 環 境 ( 排 煙 ・ 排 水 ・ 汚 泥 処 理 、 燃 料 電 池 、・・・)

オ 施 設 ・ 装 置 (TIARA、J-PARC、HIMAC、RIBF、 産 業 用 小 型 電 子 加 速 器 、

重 粒 子 線 ・ 陽 子 線 医 療 施 設 、SPring8、 原 子 炉 、Co-60 線 源 ・・・)

カ 量 子 放 射 線 利 用 全 般 ( 新 分 野 の 開 拓 ・ 展 開 、 規 制 合 理 化 、 規 準 ・ 規 格 化 、 品 質 管 理 、

RI 供 給 ・ 輸 送 、 廃 棄 物 、 産 業 空 洞 化 、 学 校 教 育 、 広 報 ・メデイア 対 策 、 人 材 養 成 ・・・)

5) 実 施 形 態

ⅰ 各 機 関 別 々に 独 自 に 取 り 組 む

ⅱ 複 数 の 機 関 による 共 催 で 取 り 組 む

ⅲ 総 括 的 ・ 指 導 的 役 割 の 機 関 ( 例 えば 国 )が 取 り 組 む

ⅳ 各 機 関 それぞれで 戦 略 的 に 同 じテーマで 取 り 組 む

ⅴ 調 整 による 役 割 分 担 をした 上 で 各 機 関 で 取 り 組 む

18


その 結 果 、 構 成 員 から25の 活 動 が 提 示 された。さらにそれらを 評 価 し 順 位 付 けする

ため、 再 度 アンケート 調 査 をし、 重 要 度 の 観 点 および 緊 急 性 ( 早 く 実 施 すべき 度 合 )、コ

スト 性 ( 経 費 のかかる 度 合 )、 容 易 性 ( 内 容 的 に 簡 単 に 実 施 できる 度 合 )、 適 格 性 ( 協 議 会

活 動 として 相 応 しい 度 合 )の 観 点 からそれぞれの 活 動 項 目 を 点 数 化 した( 表 3)。その 結

果 、 点 数 の 高 かった10 項 目 を 絞 り、 協 議 会 としての 方 向 性 、 効 果 的 な 実 施 形 態 を 検 討

した( 表 4)。

2. 協 議 会 の 方 針

上 記 の 評 価 を 踏 まえ、 協 議 会 としての 次 のステップに 必 要 な 具 体 的 アクションを 下 記

のとおりとした。

❶ 放 射 線 教 育 - 理 科 教 育 の 現 状 と 課 題 について 説 明 を 受 け、 放 射 線 教 育 を 中 心 に

議 論 し、 問 題 点 、 対 策 を 検 討 ( 第 4 回 ・ 第 6 回 会 合 )の 上 、 各 構 成 員 機 関 の 活 動

へ 適 宜 反 映 する。 教 育 指 導 要 領 、 教 科 書 内 容 改 善 への 働 きかけを 含 め、 必 要

に 応 じ、 協 議 会 活 動 で 引 き 続 き 取 り 上 げていく。

❷ 食 品 照 射 - 原 子 力 委 員 会 の 検 討 について 説 明 を 受 けた( 第 2 回 会 合 ) 上 で、 食 品

安 全 委 員 会 、 厚 労 省 、 農 水 省 等 の 動 向 をしばらくの 間 注 視 していく。さしあたっ

て、 各 構 成 員 組 織 での 広 報 ・PR 活 動 を 継 続 する。 馬 鈴 薯 照 射 事 業 については、

士 幌 農 協 より、 状 況 説 明 を 受 け、 必 要 に 応 じ 支 援 策 を 検 討 する( 第 5 回 会 合 )。

❸ 放 射 線 展 の 全 国 主 要 都 市 開 催 -「みんなのくらしと 放 射 線 展 」の 実 施 概 要 につい

て 説 明 を 受 け、 主 要 都 市 での 実 現 可 能 性 等 について 検 討 する( 第 5 回 会 合 )。

❹ 粒 子 線 治 療 施 設 普 及 - 粒 子 線 だけでなく、 放 射 線 治 療 ・ 診 断 の 全 体 的 な 現 況 の

俯 瞰 を 含 め 実 態 を 把 握 するため 適 任 者 より 説 明 を 受 ける。

❺ 産 業 総 合 展 示 会 - 原 産 協 会 で 実 現 可 能 性 を 検 討 する。 発 電 分 野 も 含 めた 業 種

の 範 囲 で、 原 子 力 ルネサンスもテーマに 掲 げることで、 原 子 力 ・ 放 射 線 産 業 が

社 会 に 活 力 を 示 すイベントとする 場 合 の 要 件 データを 調 査 ・ 検 討 する。

❻TV 情 報 番 組 へテーマ 採 用 働 きかけ-TV 情 報 番 組 の 信 頼 性 、あり 方 が 問 われて

いることから、しばらくの 間 動 向 を 注 視 し、 判 断 する。マスメディア 対 策 について

は、 新 聞 側 からみた 課 題 の 説 明 を 受 けた( 第 3 回 会 合 ) 上 で、 議 論 を 踏 まえて、

適 宜 それぞれの 活 動 における 取 組 を 継 続 していくこととする。

❼ 産 業 実 態 ・ 経 済 規 模 調 査 - 内 閣 府 で 平 成 19 年 度 委 託 事 業 としての 実 施 ( 原 子 力

機 構 受 託 )が 決 まったので、 調 査 結 果 について 説 明 を 受 けた( 第 6 回 会 合 ) 上 で、

所 要 の 課 題 について 議 論 する。

❽ 全 国 の 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 - 各 構 成 員 機 関 での 活 動 実 態 把 握 のため、 今

後 も 適 宜 調 査 し、データを 更 新 していく。

19


表 3 重 要 な 取 組 に 関 するアンケート 調 査 結 果

分 野

1 教 育

2 教 育

3 教 育

4 教 育

5 教 育

量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 項 目

小 中 学 校 教 員 志 向 の 大 学 生 ( 教 育 学 部 )に、 放

射 線 の 基 礎 知 識 ( 自 然 界 の 理 解 )と 利 用 の 現 状

について 啓 蒙

小 中 高 学 校 教 員 に、 放 射 線 の 基 礎 知 識 ( 自 然 界

の 理 解 )と 利 用 の 現 状 について 啓 蒙

大 学 入 試 に 放 射 線 の 基 礎 知 識 に 関 する 問 題 を

出 題 するよう 働 きかけ

原 子 力 研 究 機 関 に 付 属 して 単 科 大 学 と 大 学 院 を

新 設

中 ・ 高 校 生 に 対 する 放 射 線 の 基 礎 と 利 用 に 関 す

る 出 前 講 義 を 広 く 実 施

補 足

セミナー、 講 演 会 、 科 学 実 験

( 霧 箱 等 ) 等

理 科 ・ 物 理 の 教 師 と 連 携 放

射 線 の 基 礎 及 びサーべイ

メータを 使 用 した 実 習 を 行 う


A B C D E 大 中 小 大 中 小 大 中 小 大 中 小

7 1 1 1 1 1 1 2 2

31 5 1 1 1 4 3 1 5 3 1 6 4 6 2

4 1 1 1 1 1

0

重 要 度

緊 急 性

( 早 く 実 施

すべき 度

合 )

コスト 性

( 経 費 のか

かる 度 合 )

評 価

容 易 性

( 内 容 的 に

簡 単 に 実

施 できる

度 合 )

適 格 性

( 協 議 会 活

動 として 相

応 しい 度

合 )

18 1 2 1 1 2 3 1 2 2 3 2 3 1 1

6 教 育 教 育 指 導 内 容 、 教 科 書 内 容 改 善 への 働 きかけ 19 2 1 1 1 4 1 1 4 2 3 3 1 1

7 広 報 材 料

8 広 報 材 料

9 広 報 材 料

10 広 報

汎 用 教 材 キットの 開 発 および 各 機 関 での 広 報 リ

ソースの 効 率 的 活 用

放 射 線 の 基 礎 と 利 用 に 関 する 分 かり 易 くかつきれ

いなPowerPoint 資 料 の 作 成 と 無 料 配 布

日 常 生 活 の 各 場 面 ( 家 庭 、 病 院 、ドライブ・ 旅 行 な

ど)での 放 射 線 について 説 明 する 漫 画 ( 画 像 、ア

ニメーション)の 作 成 。

「 身 の 回 りの 放 射 線 」など、 小 中 学 生 等 、 一 般 市

民 を 対 象 とした 展 示 会 の 全 国 主 要 都 市 での 開 催

各 事 業 所 の 見 学 案 内 や 高 校

大 学 の 授 業 に 活 用 希 望 者

に 無 料 配 布

共 同 で 作 って、 色 々なホーム

ページや 展 示 会 などで 使 用

「みんなのくらしと 放 射 線 展 」

(ONSA 等 )のような 内 容

3 1 1 2 2 1 1 2

6 1 1 1 2 1 1 2 3 3

6 1 1 1 2 1 1 2 3 1 2

21 4 1 2 4 1 1 3 2 1 3 3 6

11 普 及 政 策 ユーザー 業 界 の 秘 匿 傾 向 対 策 0

12 普 及 政 策

TVの 情 報 番 組 (ためしてガッテン、ガイアの 夜 明

け、 他 )でのテーマ 採 用 働 きかけ

18 1 2 1 1 3 2 3 1 1 3 2 5

13

14

15

技 術 移

転 ・ 交 流

人 材 資

源 ・ 養 成

産 業 基 盤

強 化

( 原 子 力 分 野 全 体 で) 産 業 総 合 展 示 会 ( 技 術 相

談 会 、セミナー 等 併 催 )の 開 催

( 原 子 力 分 野 全 体 で) 大 学 ・ 研 究 機 関 ・ 民 間 のOB

も 含 めた 人 材 データベースを 構 築 し、 専 門 分 野

毎 にネットワーク 化 し、 雇 用 と 連 結

15 1 1 2 1 2 3 1 2 3

8 1 2 1 1 2 1 1 1 2 1 3

産 業 実 態 ・ 経 済 規 模 調 査 の 実 施 13 2 1 1 4 3 1 1 2 1 2 2

16

規 制 合 理


放 射 線 取 扱 い 規 制 に 関 する 申 請 手 続 きの 簡 素


8 2 2 1 1 1 1 2

17

民 間 標

準 ・ 規 格

高 線 量 標 準 化 規 格 に 関 する 国 内 対 応 組 織 整 備 0

18 食 品 照 射

19 食 品 照 射

香 辛 料 以 外 の 国 内 ニーズ( 輸 出 向 け 含 め) 調 査

の 実 施

照 射 食 品 の 輸 入 実 態 ( 公 定 検 知 法 整 備 ) 調 査 の

実 施

9 1 1 1 1 1 1 2 2

10 2 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1

20 食 品 照 射 許 可 申 請 手 続 き・ 表 示 などの 法 整 備 7 2 1 1 2 1 2 1 2 2

1

21

放 射 線 育


イオンビーム 育 種 技 術 の 高 度 化 と 研 究 開 発 基 盤

(センター 機 能 )の 充 実

0

22 医 療 重 粒 子 線 治 療 施 設 の 普 及 活 動 14 1 3 4 2 2 1 3 2 1

23 工 業

高 出 力 ・コンパクト・ 安 価 な 電 子 加 速 器 の 開 発 促


2 1 1 1 1 1

24 工 業

放 射 線 による 有 害 物 の 分 解 、 無 害 化 技 術 の 開

発 、 利 用 促 進

副 生 成 物 が 発 生 しない 低 コス

ト 無 害 化 処 理 技 術 の 開 発 促


微 細 領 域 への 機 能 付 与 ・ 発

現 技 術 の 開 発 促 進

0

25 工 業

量 子 ビームによる 微 細 加 工 、 造 形 (マイクロマシ

ン) 技 術 開 発

0

20


表 4 量 子 放 射 線 利 用 者 普 及 活 動 の 重 要 度 および 評 価 と 取 組 の 方 向 性

分 野 量 子 放 射 線 利 用 普 及 活 動 項 目

補 足






重 要 度

緊 急 性

( 早 く 実 施

すべき 度

合 )

コスト 性

( 経 費 のか

かる 度 合 )

評 価

容 易 性

( 内 容 的 に

簡 単 に 実

施 できる

度 合 )

適 格 性

( 協 議 会 活

動 として 相

応 しい 度

合 )

A B C D E 大 中 小 大 中 小 大 中 小 大 中 小

協 議 会 としての 方 向 性

効 果 的 な 実 施 形 態

次 のステップに 必 要 な 具 体 的 ア

クション

2 教 育

5 教 育

6 教 育

小 中 高 学 校 教 員 に、 放 射 線

の 基 礎 知 識 ( 自 然 界 の 理 解 )

と 利 用 の 現 状 について 啓 蒙

中 ・ 高 校 生 に 対 する 放 射 線 の

基 礎 と 利 用 に 関 する 出 前 講

義 を 広 く 実 施

教 育 指 導 内 容 、 教 科 書 内 容

改 善 への 働 きかけ

セミナー、 講 演 会 、 科 学

実 験 ( 霧 箱 等 ) 等

理 科 ・ 物 理 の 教 師 と 連

携 放 射 線 の 基 礎 及 び

サーべイメータを 使 用 し

た 実 習 を 行 う

31 5 1 1 1 4 3 1 5 3 1 6 4 6 2

18 1 2 1 1 2 3 1 2 2 3 2 3 1 1

19 2 1 1 1 4 1 1 4 2 3 3 1 1

既 に 多 くの 組 織 で 一 定 程 度 実 施 されていることを

踏 まえ、さらなる 充 実 ・ 強 化 策 について、 課 題 を

探 り、 必 要 に 応 じ 対 策 を 講 ずる。

必 要 に 応 じ 委 員 会 を 立 ち 上 げ、 政 策 提 言 など、

関 係 機 関 へ 働 きかける。

基 本 的 には、 各 機 関 それぞれで 実 施 。 戦 略 的 に

歩 調 を 合 わせる、あるいは 役 割 分 担 をするなどし

て 連 絡 を 密 にすることは 必 要 。

協 議 会 の 組 織 力 を 活 かしたアクションがより 効 果

的 。

協 議 会 で 教 育 問 題 をテーマに

議 論 し、 問 題 点 、 対 策 を 検 討 の

上 、 各 機 関 の 活 動 へフィード

バックする。

原 子 力 学 会 、 放 射 線 教 育

フォーラムなどの 活 動 状 況 を 聴

取 し、 対 応 を 検 討 する。

21

10 広 報

普 及

12

政 策

「 身 の 回 りの 放 射 線 」など、 小

「みんなのくらしと 放 射

中 学 生 等 、 一 般 市 民 を 対 象 と

線 展 」(ONSA 等 )のよう

した 展 示 会 の 全 国 主 要 都 市

な 内 容

での 開 催

TVの 情 報 番 組 (ためしてガッ

テン、ガイアの 夜 明 け、 他 )で

のテーマ 採 用 働 きかけ

21 4 1 2 4 1 1 3 2 1 3 3 6

内 容 、 来 場 者 、 開 催 方 法 、 予 算 措 置 など、 実 現

に 必 要 な 情 報 を 共 有 した 上 で、 可 否 についてコ

ンセンサスを 固 める。

18 1 2 1 1 3 2 3 1 1 3 2 5 基 礎 調 査 を 行 い、 実 現 可 能 性 を 探 る。

核 となる 組 織 ( 協 議 会 )と 主 要 都 市 を 地 盤 とする 組

織 との 連 携 が 重 要 。

協 議 会 の 組 織 力 を 活 かしたアクションがより 効 果

的 。

「みんなのくらしと 放 射 線 展 」に

ついて 関 係 者 より 聴 取 、 実 現 可

能 性 を 検 討 する。

番 組 制 作 会 社 、TV 関 係 者 など

から 状 況 を 聴 取 する。

技 術 ( 原 子 力 分 野 全 体 で) 産 業 総

13 移 転 ・ 合 展 示 会 ( 技 術 相 談 会 、セミ

交 流 ナー 等 併 催 )の 開 催

15 1 1 2 1 2 3 1 2 3

右 記 、 実 施 形 態 を 明 確 にした 上 で、 協 力 ・バック

アップを 行 う。

複 数 機 関 の 協 力 も 効 果 的 であるが、 核 となる 組 織

が 主 体 となることが 望 ましい。

実 施 主 体 が 産 業 界 のニーズの

把 握 、 参 加 意 思 の 確 認 などを

行 い、 実 現 可 能 性 調 査 を 行 う

産 業

15 基 盤

強 化

産 業 実 態 ・ 経 済 規 模 調 査 の

実 施

13 2 1 1 4 3 1 1 2 1 2 2

必 要 性 を 協 議 会 として 確 認 し、 実 施 主 体 として 望

ましい 組 織 へ 働 きかける。

単 独 組 織 、もしくは 主 体 となる 組 織 が 必 要 。

前 回 実 施 した 原 子 力 機 構 より、

実 施 内 容 、 最 近 の 動 向 等 につ

いて 状 況 を 聴 取 する。

食 品

18

照 射

香 辛 料 以 外 の 国 内 ニーズ( 輸

出 向 け 含 め) 調 査 の 実 施

9 1 1 1 1 1 1 2 2

必 要 性 を 協 議 会 として 確 認 し、 実 施 主 体 として 望

ましい 組 織 へ 働 きかける。

単 独 組 織 、もしくは 主 体 となる 組 織 が 必 要 。

これまでに 実 現 できていない 事

情 を 把 握 し、 成 果 が 出 せるか 検

討 する。

食 品

19

照 射

22 医 療

照 射 食 品 の 輸 入 実 態 ( 公 定

検 知 法 整 備 ) 調 査 の 実 施

重 粒 子 線 治 療 施 設 の 普 及 活


10 2 1 1 1 1 2 1 1 2 1 1

14 1 3 4 2 2 1 3 2 1

必 要 性 を 協 議 会 として 確 認 し、 実 施 主 体 として 望

ましい 組 織 へ 働 きかける。

各 機 関 で、 事 業 活 動 へ 反 映 すると 共 に 広 く 関 係

機 関 と 連 携 する。 協 議 会 として 個 別 活 動 の 実 施

を 検 討 。

専 門 機 関 が 必 要 。

活 動 の 種 類 に 応 じ、 適 宜 必 要 な 活 動 形 態 で。

* 注 : 上 記 は、 今 後 の 協 議 会 の 取 組 として、すべてを 同 時 に 対 象 にするのではなく、 優 先 順 位 をつ

けて 一 つ 一 つ 取 り 組 むと 仮 定 した 場 合 、 個 別 項 目 においてどのような 方 向 性 、 展 開 が 考 えられるか

を 議 論 するためのたたき 台 。

これまでに 実 現 できていない 事

情 を 把 握 し、 成 果 が 出 せるか 検

討 する。

粒 子 線 ( 陽 子 線 含 む) 治 療 施 設

の 設 置 検 討 状 況 や 課 題 を 把 握

するため、 関 係 者 より 事 情 聴 取

する。


Ⅳ. 個 別 テーマの 活 動

1. 教 育 問 題

(1) 放 射 線 教 育 の 現 状 と 課 題

1 理 科 教 育 の 課 題 と 展 望

教 育 問 題 は、もっとも 重 要 度 評 価 の 点 数 が 高 い 項 目 であった。 協 議 会 では、 理 科

教 育 という 視 点 から 現 状 と 課 題 および 展 望 について、 江 田 稔 氏 ( 青 森 大 学 大 学 院

環 境 科 学 研 究 科 教 授 )より 以 下 のとおり 説 明 を 受 けた 上 で、 意 見 交 換 した。

● 文 科 省 は、PISA(Programme for International Student Assessment) 型 学 力 育 成 、

脱 ゆとり 教 育 、 総 合 的 な 学 習 削 減 、 理 科 教 育 における 競 争 原 理 の 導 入 等 、 教 育

施 策 面 の 軌 道 修 正 をしてきているが、 学 習 内 容 面 、 教 員 面 、 予 算 面 等 での 一 層

の 充 実 が 課 題 として 挙 げられる。

● PISA 型 学 力 とは、 義 務 教 育 終 了 段 階 (15 歳 児 )の 生 徒 がもっている 知 識 や 技 能

を 実 社 会 の 様 々な 場 面 で 直 面 する 課 題 にどの 程 度 活 用 できるかを 評 価 するもの

で、 各 国 の 教 育 政 策 に 最 も 大 きな 影 響 力 をもっている。2000 年 と 比 べ 2003 年 で

は、 国 際 的 な PISA 型 学 力 調 査 の 結 果 において、 日 本 の 順 位 が 読 解 力 リテラシ

ー( 国 語 )8 位 →14 位 、 数 学 的 リテラシー1 位 →6 位 、 科 学 的 リテラシー2 位 →2

位 となった。この 結 果 を 受 け、 文 科 省 は、「 脱 ゆとり 路 線 」に 軌 道 修 正 した。

● 総 合 的 な 学 習 は、PISA 型 学 力 の 育 成 に 有 効 であるが、「 総 合 的 な 学 習 の 削 減 」

が、 知 識 量 を 競 う 従 来 の 教 育 への 逆 もどりではないというメッセージを 発 する 必 要

があり、そのためには、「 教 科 」の 中 で 総 合 的 学 習 に 相 当 する 学 習 を 行 うことを 強

調 する 必 要 がある。

● 理 数 教 育 の 改 訂 の 重 点 としては、(1) 計 算 力 、 図 形 などの 基 礎 基 本 の 定 着 、(2)

自 然 体 験 の 充 実 。 生 活 科 での 科 学 的 認 識 の 重 視 、(3) 実 生 活 との 関 連 、 著 名 な

発 見 や 原 理 の 理 解 、(4) 学 年 進 行 に 伴 う 反 復 学 習 の 重 視 、(5) 観 察 、 実 験 、 探

究 的 活 動 の 重 視 が 取 り 上 げられている。

● 理 科 教 育 における 競 争 原 理 の 導 入 として、スーパー・サイエンス・ハイスクール

( 理 数 能 力 を 伸 ばす 高 校 )、サイエンス・パートナーシップ・プログラム( 科 学 者 ・ 大

学 と 学 校 の 連 携 )、 理 数 大 好 きモデル 地 域 指 定 ( 博 物 館 等 と 連 携 して 理 数 能 力

を 伸 ばす 教 育 )が 導 入 されたが、 一 部 の 優 れた 生 徒 の 才 能 は 伸 ばされているも

のの 全 体 の 理 科 予 算 が 減 って 格 差 が 広 がっている。

● 初 等 中 等 教 育 における 理 科 ・ 数 学 教 育 の 充 実 のためには、「スーパー・サイエン

ス・ハイスクール」と 大 学 との 連 携 、 観 察 、 実 験 等 の 体 験 的 ・ 問 題 解 決 的 学 習 の

重 視 、 身 の 回 りの 科 学 についての 学 習 の 重 視 、「 総 合 的 な 学 習 の 時 間 」 等 にお

ける 理 科 学 習 の 充 実 、 第 一 線 研 究 者 による 魅 力 ある 授 業 の 推 進 、 理 科 系 教 員

の 資 質 の 向 上 、 小 学 校 における 専 科 指 導 の 充 実 、 中 学 校 教 員 等 の 活 用 、 理 科

系 教 員 の 表 彰 制 度 、 理 科 設 備 や 情 報 環 境 等 の 整 備 充 実 、 理 数 科 教 育 の 充 実

に 資 する 中 ・ 高 一 貫 教 育 の 推 進 、 科 学 技 術 への 関 心 を 培 う 進 路 指 導 の 充 実 、イ

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ンターンシップの 充 実 、 教 育 センターの 機 能 の 充 実 、 学 校 図 書 館 における 科 学

の 書 物 の 充 実 、などが 重 要 である。

● 放 射 線 教 育 については、 中 学 校 の 理 科 教 育 課 程 で 取 り 上 げてもらえるよう 働 き

かけているが、3 年 間 で 300 時 間 あるうち、 取 り 入 れてもらえてせいぜい 1 時 間 で

ある。「はかるくん」を 使 った 実 験 を 組 み 込 みたいと 思 っているが、1 時 間 で 実 験 +

説 明 を 行 うのは 難 しいのが 現 実 である。

2 主 な 意 見

(a) 理 科 教 育 、 教 育 全 般 に 関 連 した 意 見

・ スーパー・サイエンス・ハイスクールは、 学 力 の 比 較 的 高 い 階 層 の 生 徒 を 引 っ 張

り 上 げることにはなるが、 必 ずしも 底 上 げには 繋 がらないのではないか。

・ 「PISA の 日 本 の 順 位 」で、 読 解 力 と 数 学 的 リテラシーが 落 ちているのに、 科 学

的 リテラシーが 落 ちていないのは 納 得 がいかない。 科 学 にも 当 然 読 解 力 や 数 学

が 必 要 である。この 結 果 をもとに 国 がゆとり 教 育 から 脱 却 する 方 針 転 換 を 決 定 し

たというが、その 原 因 をきちんと 究 明 すべきと 思 われる。

・ 教 育 の 総 予 算 を 増 やすことが、 改 善 のためにはまず 大 切 である。

・ 理 科 教 育 を 小 ・ 中 ・ 高 校 ・ 大 学 の 全 体 課 程 でとらえ、どの 年 齢 で 何 を 教 えるか、

段 階 に 応 じた 内 容 を 検 討 し 位 置 づけることが 必 要 である。

・ 総 合 学 習 の 時 間 が 減 ったというのは 無 理 からぬことと 思 う。 今 までのやり 方 では

教 員 の 裁 量 にまかせっきりになり、 現 場 の 教 員 に 大 きな 負 担 がかかっていた。

・ 総 合 学 習 の 趣 旨 に 合 ったことが 教 科 ごとに 何 かできるはずである。 全 体 でやろう

とすると、お 金 もエネルギーもかかって 無 理 があるので、 各 教 科 の 教 員 が、 専 門

性 を 活 かしてやるのがよい。

・ 米 国 と 日 本 では、 一 般 人 の 科 学 リテラシーのバックグラウンドの 水 準 に 差 がある

と 感 じる。それは、 米 国 の 主 な 科 学 誌 (2 誌 )と 日 本 の 科 学 誌 (1 誌 )の 読 者 数 の

違 いに 大 きく 現 れている。 日 本 では 新 聞 、テレビなどの 報 道 からの 情 報 に 主 軸

が 置 かれているのが 問 題 である。

・ 教 育 には、 実 験 が 大 事 だと 思 うが、 一 方 でどんどんリスクを 避 ける 傾 向 にある。

その 点 で 民 間 企 業 が 学 校 の 実 験 を 請 け 負 ってやるという 方 法 があり、いい 方 法

だと 思 う。リスクを 教 員 に 負 わせるのは 適 切 でない。

・ 実 体 験 が 少 ないという 問 題 に 関 連 し、 今 の 若 い 世 代 は 小 さい 頃 から「 自 然 観 察

の 時 間 が 少 ない」などにはじまり、 大 学 生 でもハンダづけができない 人 がいると

いう 問 題 があるが、まず 基 礎 的 な 面 でもう 少 しやるべきことがあるのではないかと

いう 気 がする。 全 体 の 底 上 げを 行 うという 意 味 で、 教 育 すべきことのプライオリテ

ィも 考 える 必 要 があるのではないか。

(b) 放 射 線 教 育 についての 意 見

・ 放 射 線 教 育 フォーラムでは、 教 科 書 というより 小 中 の 学 習 指 導 要 領 において、

放 射 線 を 明 確 に 位 置 づけてほしいということで 要 望 を 出 している。

・ 現 状 の 理 科 教 育 では、「 原 子 力 エネルギー」という 項 目 の 中 で「 放 射 線 」をとりあ

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げることになるが、 放 射 線 については、 特 別 にそれだけの 時 間 を 設 けて 教 える 必

要 はない。 放 射 線 は 太 古 の 昔 より 宇 宙 ・ 自 然 界 に 存 在 しており、その 自 然 界 の

理 解 の 一 環 で、 放 射 線 があるということを 教 えればよい。

・ 今 の 教 育 は( 放 射 線 が) 怖 いということを 刷 り 込 まれた 人 に、あとからそうではな

いと 一 生 懸 命 説 明 しているようなものである。 刷 り 込 みの 前 に 放 射 線 が 自 然 界

のひとつの 要 素 だというふうに 教 えられないか。

・ 放 射 線 だけ 取 り 上 げて 教 えても 効 果 がない。また、 大 学 の 入 試 問 題 に 出 るか、

出 ないで、 取 り 上 げる、 取 り 上 げないが 決 められているということも 原 因 の 一 つ.

である。

・ 力 学 、 電 気 に 融 合 した 形 で 教 科 書 の 前 の 方 に 持 ってこられれば 試 験 に 出 やす

くなる。

・ 全 国 の 高 校 の 校 長 会 で、3 年 生 で 習 う 物 理 は 入 試 問 題 に 出 題 してほしくないと

申 し 入 れているらしい。これでは、 放 射 線 などは 20 世 紀 の 科 学 の 中 に 入 ってい

るので、 後 の 方 の 順 番 となり 出 題 されなくなってしまう。

・ 広 く 浅 く 教 える 中 で 放 射 線 も 入 れて 出 題 してもらうのがよい。

・ 産 業 界 としてこんなに 教 育 への 取 り 上 げへ 努 力 している 業 界 は 他 にないのでは

ないか。

・ 放 射 線 は、まず 教 育 学 部 の 学 生 に 理 解 してもらうのが 大 切 である。 教 員 自 身 が

理 解 していることが 大 事 であり、 教 員 になる 前 の 学 生 時 代 なら 素 直 に 理 解 しても

らえるのではないか。

・ 教 職 員 対 象 のセミナーは 実 施 されており、 女 子 学 生 向 けには、 教 育 学 部 の 女

子 学 生 も 若 干 名 ではあるが 参 加 してもらっている 活 動 もある。

・ 「 放 射 線 」についてきちんと 説 明 している 教 科 書 がないことは 問 題 である。

・ 放 射 線 に 関 しては、 粒 子 、 量 子 などいろいろな 言 葉 が 氾 濫 し 混 乱 を 招 くので、

言 葉 の 整 理 をする 必 要 がある。

・ 一 般 社 会 は、「 放 射 線 」と「 原 子 力 」が 別 であるとの 意 識 があるようだ。 医 療 被 ば

くが 比 較 的 すんなり 受 け 入 れられているのは、その 意 識 の 表 れである。

・ 一 般 によく 知 られていないタイヤへの 照 射 利 用 などについても 教 育 で 取 り 上 げ

るべきである。

・ 放 射 線 利 用 の 一 般 社 会 への 貢 献 度 という 意 味 で、 経 済 規 模 としてのタイヤの 売

上 高 の 定 量 把 握 は 容 易 であるが、 放 射 線 の 利 用 率 としての 数 値 化 が 難 しく、ど

うすべきか 検 討 している。インタビューなど、 放 射 線 の 役 割 を 示 して 補 う 方 向 を

考 えている。

(c) 教 育 活 動 の 評 価 についての 意 見

・ 教 育 がどの 程 度 の 効 果 を 上 げたかということについては、 教 えた 直 後 にどのくら

い 覚 えているかを 調 べれば、ある 程 度 の 知 見 を 得 られるが、 長 期 的 な 理 解 につ

いての 評 価 はむずかしい。

・ 講 義 の 事 前 ・ 事 後 のアンケートを 行 っており、「はかるくん」を 使 った 講 義 で、 少

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なくともその 場 においては、 理 解 度 が 上 がったという 結 果 が 出 ている。 事 前 のア

ンケートでは 放 射 線 のイメージが「こわい」、「ゴジラ」、「 原 爆 」などであったのが、

事 後 では「 自 然 にあるもの」、「 怖 いだけではないのがわかった」など 変 化 がわか

る。 生 徒 の 印 象 に 残 るだけでもよいと 思 う。

・ 一 般 社 会 の 放 射 線 に 対 しての 理 解 が 進 むことは、 風 評 被 害 の 防 止 に 有 効 であ

ると 評 価 できる。 中 越 沖 地 震 による 柏 崎 刈 羽 NPP への 影 響 による 風 評 被 害 に

ついても、 放 射 線 に 対 しての 知 識 があれば、 経 済 的 損 失 の 拡 大 を 抑 えられたと

考 えられる。

・ 原 子 力 教 育 支 援 の 事 業 効 果 の 評 価 については、「 講 師 がどのようにやったか 発

表 会 をする」、「 講 師 をどう 思 ったか 受 講 者 ・ 依 頼 者 側 が 評 価 する」、「 第 三 者 的

評 価 委 員 会 が 講 義 を 見 学 して 評 価 する」などの 方 法 がある。

・ 評 価 結 果 ( 改 善 すべき 点 )を 教 科 書 の 内 容 へ 反 映 していくことが 大 事 である。

(2) 各 構 成 員 機 関 における 現 場 の 課 題

教 育 に 関 しては、 原 子 力 政 策 大 綱 などで 次 のような 課 題 が 指 摘 されている。

● ウエブサイトの 充 実 をはじめとする 学 習 機 会 の 多 様 化 、 充 実 およびその 存 在 の 周


● サイエンスコミュニケーター、リスクコミュニケーターなどの 人 材 育 成

● 学 校 における 指 導 の 充 実 、 様 々な 視 点 からの 幅 広 い 情 報 提 供 (Ex. 学 習 指 導

要 領 、 教 科 書 の 改 善 )

● 国 、 自 治 体 の 教 育 支 援 制 度 の 充 実 (Ex. 広 報 普 及 団 体 への 活 動 支 援 )

● 実 体 験 ( 研 究 施 設 、 科 学 館 、 博 物 館 等 )の 活 用 (Ex. 核 物 質 防 護 と 施 設 見 学 の

両 立 )

これを 念 頭 におきつつ、 実 際 の 現 場 における 教 育 関 係 啓 発 活 動 における 課 題 、ある

いは 教 育 問 題 全 般 について、 意 見 を 提 出 された 組 織 別 に 整 理 した。

茨 城 原 子 力 協 議 会

・ 教 育 関 係 啓 発 活 動 については、 立 地 県 や 原 子 力 普 及 組 織 の 有 無 にかかわら

ず、 全 国 的 に、 学 校 における 指 導 の 充 実 、さまざまな 視 点 からの 正 しい 情 報 の

提 供 が 必 要 である。そのためには、 国 策 としての 推 進 が 欠 かせない。

・ また、 現 在 先 進 的 に 進 められている 国 、 自 治 体 の 教 育 支 援 制 度 による、 広 報 普

及 活 動 団 体 への 活 動 支 援 については、 積 極 的 にその 充 実 を 図 っていく 必 要 が

ある。

関 西 原 子 力 懇 談 会

・ 教 員 、 学 生 向 け( 出 張 講 義 )の 放 射 線 関 連 出 張 講 義 の 実 績 は、H16 年 度 :1 回

( 小 学 校 )、H17 年 度 :3 回 ( 小 学 校 、 中 学 校 、 専 門 学 校 、 各 1 回 )、H18 年 度 :2

回 ( 高 校 )、H19 年 度 :2 回 ( 小 学 校 1 回 、 高 校 1 回 (2 日 ))(H19 年 度 実 績 は 8

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月 末 現 在 )である。 講 義 の 内 容 は、 放 射 線 ・ 放 射 線 利 用 に 関 する 講 義 、 身 の 回

りの 放 射 線 測 定 、 霧 箱 工 作 ・ 実 験 である。

・ 今 のところ、 限 られた 学 校 からの 依 頼 によるものに 止 まっているため、 学 校 や 教

育 委 員 会 へ 出 向 いて 行 き、 我 々の 活 動 を 紹 介 し、 広 く 知 っていただくことが 必

要 である。

・ 原 子 力 学 会 関 西 支 部 所 属 の 有 志 の 講 師 (K-ask)に 講 義 を 担 当 してもらって

いるが、 特 定 の 人 に 集 中 しがちなので、 講 義 内 容 、ノウハウ 等 をデータベースと

して 共 有 する 必 要 がある。

・ 教 員 向 けセミナーとしては、「みんなのくらしと 放 射 線 展 」において、 昨 年 度 から

放 射 線 教 育 セミナーを 実 施 。 今 年 度 は「クイズで 学 ぶ 原 子 力 と 放 射 線 」と 題 し、

クイズ 形 式 の 教 材 を 利 用 した 授 業 例 を 紹 介 。 教 職 員 ( 小 学 校 ~ 大 学 )14 名 、 大

学 生 2 名 を 含 む 教 育 関 係 者 約 40 名 が 参 加 した。これについても、 学 校 や 教 育

委 員 会 へ 出 向 いて 行 き、 我 々の 活 動 をより 広 く 知 ってもらうことが 必 要 である。

・ 原 文 振 の 世 論 調 査 ( 平 成 17 年 度 )によれば、 放 射 線 に 関 する 知 識 については、

性 別 では 女 性 の 方 が、 年 代 別 では 低 年 齢 層 の 方 が 認 知 度 は 低 いとの 結 果 が

出 ている。 女 性 を 対 象 とした 取 組 みも 必 要 である。 当 懇 談 会 では、 大 学 の 女 子

学 生 を 対 象 として、 料 理 講 習 に 併 せて 講 義 を 行 う「クックエネの 会 」を 昨 年 度 か

ら 始 めており、この 中 で 放 射 線 についても 取 り 上 げている。

・ 単 独 で 取 組 むよりも、 関 係 機 関 が 連 携 、 協 力 することで、より 広 く、より 充 実 した

啓 発 活 動 が 可 能 となる。たとえば、 出 張 講 義 については、 関 係 機 関 が 協 力 し、

小 ・ 中 ・ 高 のレベルに 応 じた 体 系 的 な 講 義 内 容 を 構 築 、 講 義 メニューを 作 成 し

共 有 する。 関 係 機 関 が 学 校 へのアプローチを 分 担 して 実 施 する 等 である。

・ 教 育 関 係 の 取 組 みについては、 教 育 現 場 の 教 員 の 意 見 、 助 言 やニーズを 踏 ま

えることが 大 切 である。 当 懇 談 会 では、 中 ・ 高 校 および 大 学 の 教 員 をメンバーと

する「エネルギー 教 育 について 考 える 会 」を 設 け、 教 員 の 率 直 な 意 見 を 今 後 の

取 組 みに 反 映 している。

中 部 原 子 力 懇 談 会

・ 教 員 ( 小 、 中 、 高 ) 全 体 に 活 動 内 容 を 周 知 、PR したいが、 学 校 毎 に 案 内 を 送 っ

ても 末 端 まで 情 報 がいきわたらない。 教 育 委 員 会 、 校 長 会 等 の 組 織 を 通 じて 協

力 を 依 頼 するが、なかなか 効 果 がでない。 事 業 の 種 類 によっては、 参 加 者 のロ

コミによる PR 効 果 は 小 さい。 広 告 媒 体 を 利 用 した、 積 極 的 PR 活 動 の 必 要 性 が

ある。

・ 小 ・ 中 ・ 高 教 員 の 新 規 参 加 者 が 少 ない。 特 に 若 い 参 加 者 が 少 ない。 教 員 が 参

加 する 場 合 、 学 校 側 から 研 修 、 出 張 扱 いなどとして 認 められないと 参 加 しにくい。

教 員 が 忙 しく、 参 加 する 時 間 がない。 学 校 単 位 の 活 動 では、 関 係 教 員 の 転 勤 、

退 職 により、 参 加 が 停 止 するケースが 多 い。 学 校 単 位 の 活 動 の 場 合 、 教 員 が 参

加 に 熱 心 、 積 極 的 でも、 学 校 内 ( 校 長 )での 理 解 、コンセンサスが 得 られないと

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参 加 に 結 びつかない。 文 科 省 の 後 援 や、 教 育 委 員 会 、 校 長 会 等 の 組 織 の 積 極

的 な 協 力 、 支 援 がないと 参 加 校 の 増 大 に 結 びつかない。

・ 教 育 関 係 者 のニーズの 掘 り 起 こしという 意 味 で、 何 を 必 要 としているかを 知 り、そ

れに 的 確 にこたえられるかが 課 題 である。

・ 授 業 で 活 用 できる 教 材 、 器 材 の 提 供 に 関 し、 個 別 データは、 入 手 できるが、ある

テーマで 教 材 として 活 用 、 入 手 出 来 るまとまったデータがない(テーマ 毎 にデー

タをそろえるのが 大 変 )。 授 業 で 簡 易 に 活 用 でき 要 望 に 対 応 できる 実 験 器 材 を

幅 広 く 揃 えることが 困 難 である( 特 定 の 器 材 しか 確 保 できない)。

・ 他 組 織 の 教 育 関 係 者 向 け 事 業 との 関 係 では、 差 別 化 が 図 られていない。 連 携

もとれていない。

・ 当 会 事 業 の 限 界 として、 大 人 数 の 対 応 ができない( 学 年 全 体 の 対 応 は 難 しい)。

メニューが 少 ないため、 対 応 に 限 界 がある。

東 京 都 立 産 業 技 術 研 究 センター

・ 当 協 議 会 における 今 後 の 活 動 として、 実 現 可 能 でかつ 効 果 の 大 きい 案 件 を 少

数 に 絞 り、これの 実 現 に 向 けて 具 体 策 を 検 討 していくべきである。このような 観

点 から 下 記 の 具 体 策 を 提 案 する。

○ 中 ・ 高 校 生 に 対 する 放 射 線 の 基 礎 と 利 用 に 関 する 出 前 講 義 ( 教 育 )

- 当 所 では 某 都 立 高 校 の 要 請 により、 物 理 の 授 業 の 一 環 として 放 射 線 の 基

礎 及 びサーベイメーターを 使 用 した 実 習 を 行 っている。 放 射 線 知 識 の 普

及 ・ 啓 蒙 に 有 益 であると 思 われるので、 理 科 ・ 物 理 の 教 員 と 連 携 して 広 く 同

様 の 出 前 講 義 を 行 ってはどうか。

○ 「 身 の 回 りの 放 射 線 」 等 小 中 高 生 を 含 む 学 生 、 一 般 市 民 を 対 象 とした 展 示

会 の 全 国 主 要 都 市 での 開 催 ( 普 及 ・ 啓 蒙 )

-「みんなのくらしと 放 射 線 展 」は 学 生 ・ 一 般 市 民 への 普 及 啓 蒙 の 観 点 から 非

常 に 有 益 である。このような 内 容 の 展 示 会 を 東 京 はじめ 全 国 の 主 要 都 市 で

展 開 してはどうか。

○ 放 射 線 の 基 礎 と 利 用 に 関 するPower Point 資 料 の 作 成 と 無 料 配 布 ( 普 及 ・

啓 蒙 )

- 各 事 業 所 の 見 学 案 内 や 高 校 大 学 の 授 業 に 活 用 できるような、 分 かり 易 くか

つきれいな Power Point 資 料 を 作 成 し、 希 望 者 に 無 料 配 布 する。

放 射 線 利 用 振 興 協 会

・ 放 振 協 が 実 施 している 原 子 力 体 験 セミナーは、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 校 の 教 職

員 及 びこれに 準 ずる 教 育 関 係 者 を 対 象 としており、 通 常 2 日 間 にわたる 専 門 家

による 講 義 、 実 習 、 原 子 力 施 設 の 見 学 などを 通 じて、 原 子 力 や 放 射 線 について

資 源 、エネルギー、 環 境 などの 教 育 に 役 立 つ 知 識 、 情 報 を 提 供 している。この

セミナーに 対 し、 付 加 価 値 をもたせたいと 考 える。 例 えば、セミナーを 受 講 すれ

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ば 将 来 予 定 されている 教 員 免 許 更 新 にあたっての 単 位 を 与 えるなどである。

北 陸 原 子 力 懇 談 会

・ 当 懇 談 会 での 次 世 代 層 への 理 解 促 進 活 動 については、 見 学 会 等 でパンフレッ

トを 配 布 するなどが 主 であるが、 今 後 は 小 、 中 、 高 校 生 を 対 象 とした 理 解 活 動 の

充 実 を 図 っていきたいと 考 えている。 活 動 推 進 に 当 たっては 以 下 課 題 がある。

○ 活 動 の 方 法 としては、「 出 前 講 座 の 周 知 (ダイレクトメール、HP 掲 載 、 広 報

誌 掲 載 )」、「 学 園 祭 、 児 童 会 イベントへのブース 参 加 」、「エネルギー、 環

境 問 題 、 放 射 線 等 の 啓 蒙 活 動 のための 小 中 学 生 対 象 科 学 クラブを 計 画

( 地 元 大 学 の 退 官 教 授 と 連 携 、 教 授 の 住 居 近 傍 の 生 徒 対 象 )」、「 見 学 会

の 充 実 ( 原 子 力 発 電 所 の 主 要 施 設 見 学 は 制 限 されているが、モニタリング

ポストや 環 境 放 射 線 分 析 装 置 等 の 見 学 は 可 能 であり、 対 象 を 理 化 学 系 学

生 からより 広 く 範 囲 拡 大 を 図 る。)」、が 課 題 である。

○ 教 材 の 充 実 に 関 しては、 市 販 されている 霧 箱 、 簡 易 放 射 線 測 定 器 等 では

放 射 線 の 透 過 作 用 や 照 射 による 性 状 改 善 等 を 簡 単 に 理 解 できるものが

少 なく、 教 材 メーカー 等 へ 製 品 開 発 の 働 きかけが 必 要 である。また、 教 材

の 共 有 化 (パンフレット、ビデオ 等 は 原 文 振 等 で 貸 出 しシステムを 整 備 して

いるが、 模 型 等 の 体 験 型 教 材 についても 本 協 議 会 メンバー 間 で 貸 し 出 し

を 可 能 とすること( 有 料 でも 可 ))が 課 題 である。

○ 講 師 の 確 保 に 関 しては、 地 元 大 学 教 授 等 との 連 携 ( 放 射 線 取 扱 主 任 者

試 験 講 習 会 、 出 前 講 座 等 専 門 講 座 で 地 元 大 学 教 授 等 に 講 師 を 依 頼 )は

じめ、 原 子 力 学 会 シニアネットワークの 講 師 派 遣 の 活 用 、 電 力 と 連 携 した

電 力 社 内 講 師 の 活 用 、 講 師 育 成 セミナー 等 への 職 員 参 加 等 、 人 材 育 成

が 課 題 である。

○ その 他 、マスコミ(TV 等 )の 活 用 (NHK「クローズアップ 現 代 」 等 に 放 射 線

活 用 の 現 状 と 展 望 について 特 集 番 組 放 映 を 働 きかける、 内 容 的 には PET

等 医 学 関 連 に 比 し 産 業 利 用 、 食 品 照 射 利 用 についての 周 知 が 不 十 分 )

が 考 えられる。

(3) 学 習 指 導 要 領 における 放 射 線 教 育

1 学 習 指 導 要 領 への 放 射 線 教 育 取 り 入 れ

学 習 指 導 要 領 への 放 射 線 教 育 取 り 入 れについて、 田 中 隆 一 氏 ( 放 射 線 教 育 フォ

ーラム)より 以 下 のとおり 説 明 を 受 けた 上 で、 意 見 交 換 した。

● 中 学 校 理 科 の 指 導 要 領 の 変 遷 を 見 ると、 昭 和 26 年 改 訂 では、X 線 がどの

ように 利 用 されているかが 盛 り 込 まれ、 昭 和 33 年 の 改 訂 では、わが 国 でも

原 子 力 平 和 利 用 が 開 始 していることから 原 子 力 を 明 らかに 意 識 した 書 き 方

に 変 わり、 原 子 の 構 造 を 扱 うこととした。その 後 44 年 改 訂 では 扱 いが 小 さ

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くなり、ついに52 年 改 訂 では 放 射 線 ・ 放 射 能 の 記 述 が 消 えることになった。

● 昨 年 度 、 中 教 審 の 学 習 指 導 要 領 改 訂 審 議 のなかで、ゆとり 教 育 について 異

例 の 反 省 が 行 われ、 生 きる 力 の 共 通 理 解 の 不 十 分 さ、 総 合 学 習 の 理 解 不 十 分

さ、 必 修 教 科 の 授 業 時 間 減 、などが 指 摘 された。これを 踏 まえ、 本 年 3 月 2

8 日 に 小 中 学 校 の 改 訂 指 導 要 領 が 告 示 された。 理 数 教 育 における 改 訂 の 完 全

実 施 は22 年 度 である。

● 今 回 改 訂 のポイントは、 基 礎 的 ・ 基 本 的 な 知 識 ・ 技 能 の 習 得 、 思 考 力 ・ 判

断 力 ・ 表 現 力 等 の 育 成 、「 生 きる 力 」という 理 念 の 共 有 、 改 正 教 育 基 本 法 等

を 踏 まえた 改 訂 、という 点 。

● 平 成 20 年 の 改 訂 中 学 校 学 習 指 導 要 領 の 構 成 のうち、 理 科 第 1 分 野 ( 物 理 ・

化 学 )のうち、「 目 標 」、「 内 容 」、「 内 容 の 取 扱 い」が 記 述 されている。 改 訂

を 具 体 的 にみると、 中 学 理 科 第 1 分 野 ( 物 理 ・ 化 学 )の「 目 標 」では、「 科

学 技 術 の 発 展 と 人 間 生 活 とのかかわりについて 認 識 を 深 め」という、これま

でより 踏 み 込 んだ 表 現 を 盛 り 込 んでいる。

●「 内 容 」においては、「 運 動 とエネルギー」の 項 でエネルギーの 変 換 につい

て 記 述 がなされ、「 化 学 変 化 とイオン」の 項 で、 前 回 改 訂 では 削 除 されたイ

オンについての 記 述 が 復 活 した。「 科 学 技 術 と 人 間 」に 関 する 項 では、「 科 学

技 術 の 利 用 のあり 方 について 科 学 技 術 的 に 考 察 し、 持 続 可 能 な 社 会 をつくる

ことが 重 要 」との 持 続 可 能 な 社 会 に 着 目 する 踏 み 込 んだ 記 述 がなされた。わ

が 国 の 学 習 指 導 要 領 では 初 めてこのキーワードが 取 り 入 れられた。

●「 内 容 の 取 扱 い」で 今 回 、 放 射 線 について、エネルギー 資 源 に 関 連 して「 放

射 線 の 性 質 と 利 用 にも 触 れること」と 記 述 された。「 扱 う」のでなく「 触 れ

る」という 表 現 は 若 干 トーンダウンではあるが、 記 述 されたことの 意 味 は 大

きい。

● 新 学 習 指 導 要 領 の 全 体 的 な 方 向 性 としては、 理 数 教 育 の 指 導 内 容 の 増 加 が

指 摘 できる。 学 術 研 究 や 科 学 技 術 の 世 界 的 な 競 争 激 化 に 対 応 する 指 導 内 容 の

見 直 し、 二 次 方 程 式 やイオンの 扱 いが 高 校 から 中 学 に 移 行 したこと、 授 業 時

間 増 による 繰 り 返 し 学 習 の 時 間 確 保 などである。

● 放 射 線 教 育 フォーラムは、 放 射 線 に 関 する 知 識 ・ 意 識 調 査 や 放 射 線 ・ 放 射

能 リテラシーの 検 討 に 基 づく 授 業 展 開 例 の 作 成 教 育 課 程 検 討 などの 活 動 実

績 があるほか、 学 校 における 放 射 線 教 育 に 関 する 研 究 グループを 設 立 。 基 礎

知 識 学 習 の 標 準 的 カリキュラムの 作 成 を 目 的 として 活 動 を 実 施 している。 当

面 の 放 射 線 教 育 に 関 する 目 標 は、 放 射 線 利 用 に 関 する 共 通 基 礎 の 教 育 、 低 レ

ベル 放 射 線 影 響 のわかり 易 い 教 育 、 学 校 でのリスク 教 育 の 取 り 入 れ、などで

ある。

● 今 回 改 訂 により 放 射 線 の 記 述 が 復 活 したことを 契 機 として、どう 教 育 課 程

に 反 映 していくかを 検 討 することが 重 要 な 課 題 である。

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2 主 な 意 見

・ 新 学 習 指 導 要 領 中 に 原 子 力 という 言 葉 がでてきているのか、エネルギーの

中 で 扱 われているのか、 原 子 力 と 放 射 線 は 同 列 で 記 述 されているのか、が 気

になる。

・ 原 子 力 という 言 葉 はエネルギー 資 源 の 項 目 の 中 に 入 っている。 一 方 、 放 射

線 という 言 葉 は、 以 前 は 原 子 核 とか 放 射 性 元 素 との 兼 ね 合 いで 出 てきたが、

今 回 は 独 立 して 扱 われている。 従 属 的 ではないという 意 味 では 放 射 線 の 位 置

づけが 上 がっていると 考 えられる。

・ 学 習 指 導 要 領 には 即 効 性 はないが、 長 く 地 道 にいかないと 効 果 を 判 断 でき

ないとの 指 摘 は 分 かるが、 教 育 とは 1 世 代 、2 世 代 と 長 いスパンで 考 えなく

てはならない。 改 訂 が 10 年 おきというのは 遅 いかもしれない、 改 訂 とは 大

変 な 作 業 であるのでしかたがないと 思 う。 基 本 的 には 前 の 考 え 方 を 踏 襲 して

いくこと、 継 続 性 は 重 要 。ただし 今 回 は 教 育 基 本 法 が 変 わったり、 学 校 教 育

法 が 変 わったので、これを 踏 まえていくのはひとつのエポックである。

・ 何 故 入 試 に 放 射 線 が 出 題 されないかは 大 事 なポイントである。 今 回 の 大 学

入 試 ではどうだったか 調 査 はしていないが、 原 子 力 そのものはなかなか 入 試

には 出 せないようだ。 科 学 の 進 歩 という 観 点 からもっと 放 射 線 を 入 試 に 出 し

てもらいたいと 思 っている。 現 実 には 難 しいと 思 うが 今 回 はひとつのはずみ

がついたのではないか。

・ 時 代 が 変 わってきていると 実 感 した。「 持 続 可 能 な 社 会 」や「リスク」などの

新 しい 概 念 、「 安 全 と 安 心 」など、 社 会 の 中 で 変 ってきた 新 しい 考 え 方 を 整 理

しなくてはならない。

・リスクに 関 しては 放 射 線 フォーラムから 指 導 要 領 にいれるように 働 きかけ

てきたが、 基 礎 的 に 検 討 していかなくてはいけない 問 題 。 次 回 改 訂 時 には 理

科 教 育 の 中 に 入 れていくべきである。

(4) 今 後 の 方 向 性

教 育 は、 放 射 線 教 育 に 限 らず、 理 科 教 育 ひいては 全 分 野 に 亘 って 対 処 すべき、わ

が 国 全 体 の 重 要 課 題 であり、 国 をはじめ 関 係 組 織 においても、 高 いプライオリティをお

いて 活 動 を 展 開 すべき 項 目 である。

協 議 会 では、 小 学 校 、 中 学 校 、 高 等 学 校 等 の 教 育 課 程 において、 放 射 線 教 育 が 適

切 に 位 置 づけられ、 実 施 されているとはいい 難 く、 様 々な 改 善 すべき 課 題 があることが

指 摘 された。また、 個 々の 実 際 の 現 場 の 活 動 における 課 題 として、 出 張 講 義 の 内 容 、

講 師 の 養 成 ・ 確 保 、 教 材 の 共 有 化 等 でのアライアンスが 期 待 されること 等 も 指 摘 され

た。

これらの 課 題 に 対 し、 各 構 成 員 機 関 は、それぞれの 組 織 の 特 徴 、 活 動 範 囲 に 応 じ

たかたちで、 事 業 活 動 へ 反 映 を 図 っていくこととする。さらに、 協 議 会 においても、 引 き

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続 き、 関 連 するテーマを 適 宜 取 り 上 げていくこととし、 継 続 的 に 所 要 の 対 応 を 図 ってい

くこととする。

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2.マスメディア 対 策

(1) 報 道 関 係 者 との 相 互 信 頼

1メディアからみた 量 子 放 射 線 利 用 普 及 に 関 する 課 題

協 議 会 では、メディアからみた 量 子 放 射 線 利 用 普 及 に 関 する 課 題 について、 中 島

達 雄 氏 ( 読 売 新 聞 東 京 本 社 科 学 部 記 者 )より 以 下 の 説 明 を 受 けた。

● 新 聞 報 道 に 対 する 批 判 として、「 記 者 はもっと 勉 強 しなさい」、「 記 者 の 担 当 替 え

が 早 過 ぎる」と 言 う 指 摘 があるが、 科 学 部 の 取 材 分 野 は、 原 子 力 はじめ、 宇 宙 開

発 、 脳 死 ・ 臓 器 移 植 、 地 震 、 火 山 、 気 象 、 環 境 問 題 、ノーベル 賞 、 科 学 技 術 政 策

に 至 るまで 非 常 に 広 範 囲 にわたっていることも 認 識 してもらう 必 要 がある。

● 原 子 力 が 責 められるのは、 原 爆 、 放 射 能 という 歴 史 的 な 問 題 、および 繰 り 返 され

る 隠 ぺい、データ 改 ざんなどからの 原 子 力 業 界 全 体 への 不 信 感 をもたれているこ

とが 関 係 している。 原 子 力 業 界 は、「 情 報 を 公 開 し 信 頼 回 復 に 全 力 を」というが、

言 葉 だけになってしまっており、 住 民 、 自 治 体 、 規 制 当 局 、マスメディアと 信 頼 関

係 は 築 かれていない。

● 安 全 神 話 の 崩 壊 は、 敦 賀 原 発 事 故 という、 軽 微 ではあったが「 日 本 で 起 きた 事

故 」により 始 まった。 以 後 、 日 本 の 原 子 力 発 電 の 安 全 対 策 に 対 する 価 値 観 が 大

きく 変 わり、 原 子 力 は「 危 険 」と 判 断 されるようになった。「 科 学 的 安 全 性 」を 考 え

た 認 識 や 感 情 ではなかったが、 一 旦 原 子 力 への 不 信 がもたれるようになってから

は 安 全 性 を 主 張 するほど 国 民 の 不 安 感 は 高 まっていった。

● さらに、その 後 のもんじゅナトリウム 漏 れ 事 故 、JCO 臨 界 事 故 、 東 電 データ 改 ざん

事 件 、 関 電 美 浜 蒸 気 噴 出 事 故 などにより、 原 子 力 関 係 者 は「 安 全 」を 繰 り 返 すが、

都 合 の 悪 いことは 隠 し、すぐウソをつき、 専 門 用 語 で 煙 に 巻 くといった 不 信 感 が

定 着 していき、 一 般 市 民 の 意 識 の 差 が 拡 大 していった。

● 原 子 力 報 道 は、 偏 りや 間 違 いもあるが、 一 方 では、 原 爆 、 放 射 能 といった 歴 史 的

経 緯 や 繰 り 返 される 隠 ぺい、 改 ざんから、 事 業 者 も 規 制 行 政 庁 も 信 頼 できないと

いう 一 般 市 民 の 不 安 を 代 弁 している 面 もある。また、 情 報 不 足 による 特 ダネ 合 戦

の 種 にもなりやすいため、 原 子 力 関 係 者 とメディアとのふだんからのコミュニケー

ションが 大 事 である。

(2)まとめ

放 射 線 ・ 原 子 力 関 係 者 は、 引 き 続 きメディアとのコミュニケーション 改 善 に 努 力 し、 信

頼 回 復 に 取 り 組 んでいくことが 重 要 である。 中 島 氏 からの 指 摘 および 意 見 交 換 を 踏 ま

え、 構 成 員 の 各 機 関 のそれぞれの 活 動 へ 適 宜 反 映 に 努 めていくこととする。さらには、

報 道 関 係 者 との 相 互 信 頼 回 復 等 に 関 してどのような 対 策 を 講 ずるべきか 協 議 会 として

の 取 組 を 継 続 していくこととする。

テレビ 情 報 番 組 へテーマ 採 用 働 きかけについては、 情 報 番 組 の 信 頼 性 、あり 方 につ

いての 情 勢 を 見 極 めた 上 で、 今 後 関 係 者 からのヒヤリング 等 を 検 討 する。

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3. 食 品 照 射

(1) 原 子 力 委 員 会 食 品 照 射 専 門 部 会 報 告

1 報 告 の 内 容

協 議 会 では、 原 子 力 委 員 会 食 品 照 射 専 門 部 会 の 検 討 について、 多 田 幹 郎 氏 ( 同

専 門 部 会 長 )より 以 下 の 説 明 を 受 けた。

(a) 原 子 力 委 員 会 食 品 照 射 専 門 部 会 報 告 書 の 内 容

● 食 品 照 射 は 食 品 衛 生 の 確 保 や 損 耗 防 止 に 有 効 な 技 術 の 一 つであること、 化 学

薬 剤 を 用 いた 食 品 衛 生 管 理 に 代 替 技 術 が 求 められていること、 各 国 において 照

射 食 品 の 許 可 ・ 実 用 化 が 進 展 し 実 績 があることなどから、 食 品 照 射 には 有 用 性

があり、 特 に 香 辛 料 については、わが 国 において 実 用 化 する 意 義 は 高 いと 見 込

まれる。また、 照 射 食 品 の 健 全 性 については、 国 内 外 の 研 究 成 果 が 蓄 積 されて

いることなどから、 一 定 の 見 通 しがあり、 照 射 施 設 については、 周 辺 環 境 に 影 響

を 及 ぼすおそれの 極 めて 小 さいものとして 建 設 ・ 運 転 しうる。

● 有 用 性 が 認 められる 食 品 への 照 射 については、 食 品 安 全 行 政 の 観 点 からの 妥

当 性 を 判 断 するために、 食 品 衛 生 法 及 び 食 品 安 全 基 本 法 に 基 づく 検 討 ・ 評 価

が 進 められることが 適 切 であり、まず、 香 辛 料 への 照 射 について、 検 討 ・ 評 価 が

行 われることが 妥 当 であると 考 える。さらに、その 他 の 食 品 についても、 産 業 界 の

ニーズや 社 会 動 向 等 を 踏 まえ 有 用 性 が 認 められる 場 合 には、 適 宜 、 検 討 ・ 評 価

が 進 められることが 期 待 される。

● 照 射 食 品 の 表 示 は、 現 行 の 食 品 衛 生 法 及 び JAS 法 に 基 づく 表 示 の 義 務 付 けに

ついて 引 き 続 き 行 われることが 必 要 である。また、 照 射 食 品 の 表 示 の 今 後 のあり

方 について、 食 品 全 体 の 表 示 に 関 する 状 況 や 照 射 食 品 に 関 する 検 討 ・ 評 価 の

動 きも 踏 まえつつ、 科 学 的 ・ 合 理 的 観 点 から 必 要 な 検 討 がなされることが 期 待 さ

れる。

● わが 国 において 公 定 検 知 法 を 早 期 に 確 立 し 実 用 化 するため、 既 存 検 知 技 術 の

試 験 手 順 の 厳 密 化 、 公 定 検 知 法 への 採 用 等 の 取 組 を 引 き 続 き 進 めることが 重

要 である。また、 精 度 の 向 上 等 のために、 引 き 続 き、 検 知 技 術 の 高 度 化 に 向 けた

研 究 開 発 が 行 われることが 期 待 される。さらに、 新 しい 照 射 食 品 の 許 可 に 伴 う 監

視 ・ 指 導 に 係 る 新 たな 対 応 については、 国 際 的 な 状 況 やわが 国 の 社 会 状 況 も 踏

まえ、リスク 管 理 機 関 において 必 要 に 応 じ 検 討 されることが 期 待 される。

● 照 射 食 品 の 流 通 が 進 められるには、 食 品 照 射 の 社 会 受 容 性 の 向 上 が 重 要 であ

り、 関 係 行 政 機 関 、 研 究 者 、 事 業 者 など 関 係 者 が 情 報 公 開 を 推 進 するとともに、

国 民 の 意 見 を 伺 う 広 聴 活 動 、それを 踏 まえた 広 報 や 対 話 を 行 う 活 動 に 取 り 組 ん

でいくことが 必 要 である。これらの 活 動 を 通 じ、 関 係 者 と 国 民 の 相 互 の 努 力 により、

食 品 照 射 に 関 する 理 解 が 進 むことが 望 まれる。

(b) 報 告 を 受 けた 原 子 力 委 員 会 決 定

● 本 報 告 書 の 考 え 方 は 尊 重 すべきものと 評 価 すると 共 に、 報 告 書 の 示 す 今 後 の 取

組 に 関 する 考 え 方 を 踏 まえ、 文 部 科 学 省 、 厚 生 労 働 省 、 農 林 水 産 省 等 において

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以 下 の 取 組 が 進 められることが 必 要 であるとし、 原 子 力 委 員 会 としても、 国 民 との

相 互 理 解 の 充 実 に 努 めると 共 に、 関 係 行 政 機 関 等 の 当 該 取 組 の 状 況 を 把 握 し、

それを 踏 まえ 必 要 な 対 応 を 図 ることを 決 定 した。

● 取 組 の 内 容 としては、 食 品 安 全 行 政 の 観 点 から 妥 当 性 を 判 断 するために、 食 品

衛 生 法 及 び 食 品 安 全 基 本 法 に 基 づく、 有 用 性 が 認 められる 食 品 への 照 射 に 関

する 検 討 ・ 評 価 (まずは、 香 辛 料 への 照 射 、その 次 に 有 用 性 が 認 められるその 他

の 食 品 に 適 宜 、 検 討 ・ 評 価 を 実 施 。)、 照 射 食 品 の 健 全 性 についての 知 見 の 不

断 の 集 積 および 研 究 開 発 、 照 射 食 品 に 関 する 表 示 の 今 後 の 在 り 方 に 関 する 検

討 、 公 定 検 知 法 の 早 期 確 立 、 実 用 化 に 向 けた 取 組 の 推 進 、 検 知 技 術 の 高 度 化

に 向 けた 研 究 開 発 、 照 射 食 品 の 監 視 ・ 指 導 に 係 る 対 応 の 検 討 、 社 会 受 容 性 の

向 上 のための 国 民 との 相 互 理 解 の 推 進 のための 情 報 公 開 および 広 聴 ・ 広 報 活

動 の 推 進 、 放 射 線 に 関 する 基 本 的 な 知 識 に 係 る 教 育 の 充 実 、 等 が 指 摘 された。

(c) 協 議 会 への 要 望

● 各 構 成 員 組 織 に 対 しては、この 食 品 照 射 専 門 部 会 報 告 および 原 子 力 委 員 会 決

定 を 踏 まえ、 事 業 者 等 に 対 して 期 待 されるとされている、 食 品 照 射 に 関 する 社 会

受 容 性 の 向 上 等 についての 普 及 活 動 の 展 開 を 望 む。

(2) 馬 鈴 薯 照 射 事 業 の 課 題

1 馬 鈴 薯 の 照 射 事 業 の 状 況 と 課 題

協 議 会 では、「 馬 鈴 薯 の 照 射 事 業 の 状 況 と 課 題 」について 亀 山 裕 介 氏 ( 士 幌 町 農

業 協 同 組 合 農 産 部 経 済 課 )ならびに 内 海 和 久 氏 ( 士 幌 町 農 業 協 同 組 合 士 幌 アイソト

ープ 照 射 センター)より 説 明 を 受 けた 上 で、 意 見 交 換 した。

● 士 幌 地 域 での 馬 鈴 薯 事 業 は、4 町 5 農 協 により 士 幌 馬 鈴 薯 施 設 運 営 協 議 会 を

組 織 し、 共 同 馬 鈴 薯 施 設 ( 馬 鈴 薯 選 果 場 、 貯 蔵 庫 、 澱 粉 工 場 、 照 射 施 設 等 )を

設 置 して 実 施 している。 約 15 万 t を 8 月 ~10 月 収 穫 し、 全 体 の 3/4 を 加 工 用 、

1/4 を 生 食 用 として 出 荷 する。 生 食 用 は、8 月 ~4 月 出 荷 するが、3 月 までは 非

照 射 もの、3 月 中 旬 ~4 月 頃 ( 端 境 期 ) 照 射 芽 止 めものを 出 荷 する。 馬 鈴 薯 照 射

事 業 は、 昭 和 49 年 に 操 業 開 始 した。 照 射 コストは、20~30 円 /kg である。

● 照 射 事 業 における 課 題 は、 放 射 線 、 放 射 能 に 対 するアレルギーをもっている 消

費 者 の 理 解 および 科 学 的 データによるリスクコミュニケーションが 重 要 なメディア、

批 判 派 等 の 理 解 ならびに 放 射 線 利 用 の 全 般 的 認 知 度 の 向 上 を 得 ることである。

照 射 表 示 においては、ビールのように 旬 別 (○ 年 ○ 月 上 旬 等 )の 表 示 ( 現 在 は 年

月 日 まで)に 規 制 緩 和 を 要 望 したい。

● 照 射 馬 鈴 薯 の 出 荷 量 は、JAS 法 改 正 以 前 は 大 体 1 万 t~1 万 5 千 t で 推 移 して

きたが、H12 年 より 約 8 千 t の 量 を 維 持 してきた。ところが、 平 成 18 年 は 約 3 千 t

となった。これは、 表 示 確 約 販 売 を 実 施 したことによるものである。18 年 出 荷 先 別

数 量 では、 関 東 1,078t、 東 北 852t、 中 四 国 537t、 甲 信 越 469t、 京 阪 神 66t、 北

陸 11t となっている。

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● 18 年 の 表 示 確 約 販 売 の 経 緯 は 以 下 である。1 従 来 不 明 瞭 であったスーパーな

ど 流 通 の 末 端 での 表 示 実 態 の 現 状 整 理 と 今 後 の 販 売 のあり 方 について 協 議 し

た、218 年 産 取 扱 方 針 として、 末 端 での 表 示 を 確 約 できる 販 売 先 のみ 要 望 数 量

を 積 み 上 げ、その 結 果 を、12 月 確 定 数 量 として 確 約 書 を 締 結 した、3その 結 果 、

確 約 ( 要 望 ) 数 量 が 約 3 千 t となった。 照 射 芽 止 め 馬 鈴 薯 の 出 荷 減 少 分 につい

ては、 生 馬 鈴 薯 との 併 売 を 実 施 して 対 応 した。43 月 、 農 水 省 より、「 照 射 馬 鈴 薯

については、その 旨 の 表 示 の 実 態 について 調 査 を 実 施 したことがない。 食 品 照

射 の 実 態 等 については 国 会 で 質 問 も 出 ており、 照 射 馬 鈴 薯 の 全 国 流 通 ・ 販 売

状 況 について 全 国 調 査 を 実 施 する。 調 査 の 方 法 は、 各 県 の 農 政 局 担 当 者 が 卸

売 市 場 を 訪 問 し 末 端 まで 追 跡 調 査 する。 万 が 一 、 店 頭 などで 表 示 がなかった 場

合 は、 店 舗 に 対 して 指 導 ・ 啓 発 を 行 う。 表 示 の 啓 発 が 第 一 の 目 的 である。」との

通 知 があった。

● これに 対 する 取 組 みとしては 以 下 である。1 小 袋 などの 販 売 形 態 に 対 応 し、 表 示

用 のシールと 解 説 リーフレットを 作 成 し、 流 通 段 階 から 末 端 まで 表 示 義 務 を 周 知

徹 底 する 目 的 で、すべての 10kg ダンボールに 封 入 した。2 表 示 義 務 周 知 徹 底

のため、 芽 止 め 馬 鈴 薯 取 扱 確 約 書 を 締 結 した。3 芽 止 めと 生 を 同 時 期 に 併 売 、

生 馬 鈴 薯 販 売 期 間 を 延 長 した、4 段 ボール 箱 のデザインを 箱 のどこから 見 ても

わかるよう 変 更 した。

● これらの 動 きに 対 し、 卸 売 市 場 や 消 費 者 から 様 々な 声 が 寄 せられているが、 農 水

の 調 査 などがほぼスムーズに 完 了 したこと、 消 費 者 の 反 応 も 大 きな 問 題 がなかっ

たことなどから、19 年 産 照 射 馬 鈴 薯 の 出 荷 量 は、 対 18 年 産 比 1,000t 増 の 4,

000t を 見 込 んでいる。

● 発 芽 しないことにより 鮮 度 が 保 てるという 馬 鈴 薯 照 射 のメリットを 売 り 場 でアピール

し、 消 費 者 の 認 知 と 理 解 を 深 めてもらうことが 課 題 である。また、「 食 品 照 射 」に 対

するイメージを 関 係 機 関 ・ 行 政 を 交 えて 把 握 した 上 で、 正 しい 知 識 と 情 報 を 発 信

していくことが 必 要 である。

2 主 な 意 見

・ 日 本 では、ポテトチップスなどの 加 工 用 も 含 めて 馬 鈴 薯 が 約 二 百 数 十 万 t/ 年

市 場 に 出 回 る。 生 食 用 としては 20~30 万 tであり、そのうち 北 海 道 産 が 17 万 t

で、 士 幌 農 協 が 4 万 tの 出 荷 がある。4 万 tうち、 昨 年 は 3000tが 照 射 処 理 された

ものである。 海 外 からも 冷 凍 品 で、 一 時 加 工 のものが 入 ってきており、シェアを 伸

ばし 続 けている。 昨 年 から、 加 工 会 社 がポテトチップス 用 の 生 馬 鈴 薯 をアメリカ

から 輸 入 している。 量 的 には 少 ないし、コストも 高 い。5~6 月 の 頭 から 8 月 ぐらい

まで、 絶 対 量 が 足 りないため 輸 入 していると 聞 いている。

・ 発 芽 抑 制 剤 としては、かつてエルノー(マレイン 酸 ヒドラジド)が 平 成 13 年 ぐらい

まで 認 可 されていたが、 発 がん 性 があることで 禁 止 され、それ 以 降 は 認 可 がなく、

現 在 は 認 可 されている 薬 品 はない。

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・ 芽 が 出 ないことをコマーシャルすることは 効 果 的 かということについては、「ジャガ

イモは 芽 が 出 るものだ、 出 たときはとって 食 べればいい」という 消 費 者 の 認 識 が

一 般 的 であれば、 特 に 照 射 による 芽 止 め 馬 鈴 薯 は 必 要 性 がなくなる。しかし、

やはり 売 場 で 芽 が 出 たものがあれば、それを 買 う 消 費 者 はいない。 加 えて、 低 い

温 度 貯 蔵 で 皮 が 緑 化 し、ジャガイモの 芽 と 皮 が 緑 化 したところは 毒 性 (ソラニンと

いう 有 害 物 質 )があるという 知 識 についても、 消 費 者 にきちんと 伝 えることも 必 要

である。

・ 消 費 者 からよせられた 質 問 に 対 して、いいチャンスという 捉 え 方 をし、 面 倒 がら

ず 一 つひとつ 丁 寧 に 正 確 な 情 報 を 提 供 していくことが 大 事 である。 表 示 に 関 し

ては、10kg ダンボールに 表 示 しているということで 義 務 は 果 たしていると 言 える

が、 昨 年 は、 末 端 のスーパーでもきちんと 表 示 がなされているよう 徹 底 し、 消 費

者 に 認 識 してもらった。 今 後 は、 作 り 上 げた 土 台 をもとにどのように 積 み 上 げて

いくかということが 課 題 である。

・ 消 費 者 の 声 の 中 には、 他 のジャガイモと 比 べるとはるかにおいしいという 前 向 き

な 声 もあると 伺 い 嬉 しく 思 った。リピーターが 増 えてくるのは 非 常 に 大 事 なことで

ある。 研 究 をしている 現 場 からの 希 望 として、「 芽 止 めジャガイモ」というブランド

を 確 立 してほしいと 思 う。

・ 生 産 者 としても、この 時 期 にしか 食 べられないというのも 売 り 方 のひとつの 手 法 と

してブランド 化 を 進 めていきたいと 考 えている。そのためには、まず 表 示 販 売 とい

う 土 台 はしっかりしていかなくてはならないので、18 年 はまず 土 台 づくりをしたと

いうことである。

・ スーパーなど 実 際 に 売 っている 現 場 の 人 が 十 分 理 解 していることが 重 要 で、 反

対 のクレームに 対 しても 堂 々と「 問 題 ない」といえるようになる 必 要 がある。 農 水

の 調 査 に 対 しても、さも 悪 いことをして 調 査 を 受 けているかのように 現 場 に 捉 えら

れるのは 問 題 である。 農 水 を 巻 き 込 み、 小 売 、スーパーの 人 にも 十 分 理 解 しても

らえるようにすることが 必 要 である。そもそもこのような 議 論 している 場 に 農 水 、 厚

労 がいないのはおかしい。 消 費 者 にとってみても 関 係 省 庁 や 原 子 力 委 員 会 不

在 では 安 心 感 が 得 られない。 行 動 一 つ 一 つに 対 して、 行 政 も 巻 き 込 んでいかな

いとうまくいかない。 消 費 者 の 理 解 に 対 して、 国 の 後 ろ 盾 、 後 押 しが 必 要 であ

る。

・ 反 対 の 声 は 昔 と 今 とでさほど 変 わらない。もう 片 がついた 古 いデータをもち 出 し

て 危 険 だと 言 っている。メディアともコミュニケーションを 十 分 とる 必 要 がある。 消

費 者 の 関 心 は、 若 い 世 代 の 主 婦 の 方 が 比 較 的 高 く、 年 配 の 方 は 無 関 心 であっ

たと 聞 いている。

・ 食 品 照 射 のべネフィットは 誰 にあるかということについて、 安 全 な 食 品 を 食 べら

れるということから 消 費 者 だと 私 は 思 っているが、 役 所 は、 企 業 、 生 産 側 にあると

間 違 った 解 釈 をしている。

・ 最 終 的 にやはりメリットは 消 費 者 にあると 思 うが、 日 本 には 企 業 の 利 益 になると

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思 われる 下 地 があるのではないか。

・ 国 内 でニンニクは 照 射 候 補 になりえないかということについてであるが、エルノー

が 中 止 になった 後 はニンニクでも 放 射 線 照 射 を 考 えたときいている。しかし、 消

費 者 の 受 容 の 観 点 から 難 しいと 判 断 し、 低 温 貯 蔵 で 対 応 している。 中 国 は 進 ん

でいて 照 射 ニンニクが 好 評 のようである。

・ 照 射 装 置 は 休 んでいる 時 間 が 長 くもったいないと 思 うが、 線 量 が 低 いので、 他

の 用 途 での 使 い 途 はあまりない。 現 状 で 食 品 照 射 を 行 っているのが 馬 鈴 薯 の 士

幌 農 協 のみということで、 何 かあると 全 部 矢 面 に 立 つことになる。 香 辛 料 やニン

ニクなど 品 目 が 増 えるのは 歓 迎 である。

・ 熊 取 町 のタマネギ 栽 培 農 業 の 方 からタマネギの 芽 止 めができないかと 相 談 を 受

けたことがある。 需 要 としてはあるのではないか。 展 示 会 で 実 物 を 見 るとこれを 応

用 できないかと 感 じる 方 がいるようだ。

・ 士 幌 農 協 としての 希 望 は、 消 費 者 への 安 全 性 のアピールについて 行 政 の 後 押

しがほしいということ、 協 議 会 の 構 成 員 機 関 と 連 携 を 密 にさせていただいて 消 費

者 の 理 解 を 得 る 方 向 にもっていきたいということ、 今 回 の 末 端 のスーパーでの 表

示 徹 底 で 消 費 者 の 認 知 は 拡 大 されつつあると 感 じるので、さらに 広 げていきた

いということである。

(3)まとめ

今 後 、 原 子 力 委 員 会 食 品 照 射 専 門 部 会 報 告 およびこれを 受 けた 原 子 力 委 員 会 決

定 の 示 す 考 え 方 を 踏 まえ、 文 部 科 学 省 、 厚 生 労 働 省 、 農 林 水 産 省 等 において 所 要 の

取 組 が 進 められることが 期 待 される。 協 議 会 としても、 原 子 力 委 員 会 が 事 業 者 等 に 対

して 期 待 されると 指 摘 している、 食 品 照 射 に 関 する 社 会 受 容 性 の 向 上 、 国 民 との 相 互

理 解 を 一 層 進 めるための 国 民 にわかりやすい 形 でのデータの 提 供 等 の 情 報 公 開 およ

び 広 報 ・ 広 聴 活 動 の 推 進 、さらには 放 射 線 利 用 全 体 に 関 する 広 報 ・ 広 聴 活 動 および

放 射 線 に 関 する 基 本 的 な 知 識 に 係 る 教 育 の 充 実 等 に 関 して、 各 構 成 員 組 織 それぞ

れの 特 徴 、 事 業 範 囲 に 応 じたかたちで、 重 要 なテーマ、 項 目 として 出 来 る 限 り 事 業 活

動 へ 反 映 を 図 っていくこととする。

また、 照 射 馬 鈴 薯 については、 表 示 徹 底 への 取 組 を 今 後 も 継 続 していくにあたって、

消 費 者 の 認 知 度 の 向 上 と 理 解 を 深 めることが 一 層 求 められる。「 発 芽 しない」ことにより

「 鮮 度 が 保 てる」、すなわち「 卸 売 市 場 も 売 りやすい」、「 小 売 も 売 りやすい」、「 消 費 者 も

調 理 しやすい」、という 本 来 のメリットを 売 場 でアピールできるような 体 制 をつくっていく

必 要 がある。 士 幌 農 協 としては、 今 後 も 照 射 事 業 を 続 けていくという 姿 勢 に 揺 るぎはな

いが、 風 評 被 害 などが 起 きてしまうと、 内 部 から 消 極 的 な 意 見 が 出 てくることも 懸 念 され

る。また、 卸 売 市 場 からも 安 全 性 をもっとアピールしてほしいという 要 請 もあるので、 正

確 な 情 報 、 知 識 の 発 信 は 欠 かせない。 協 議 会 としては、わが 国 で 唯 一 の 食 品 照 射 実

用 化 事 業 が 今 後 も 発 展 していくことが 出 来 るよう、 士 幌 農 協 と 連 携 を 密 にし、 各 構 成 員

組 織 において 普 及 活 動 を 展 開 することとする。

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4. 放 射 線 展 の 全 国 主 要 都 市 開 催

(1)みんなのくらしと 放 射 線 展 について

関 西 地 区 で 実 施 されている「みんなのくらしと 放 射 線 展 」あるいは 類 似 のものを 他

地 域 で( 全 国 規 模 で) 試 みることができないかを 視 野 に 入 れ、まずはその 実 施 ・ 運 営

概 要 についての 説 明 を 受 け、 意 見 交 換 することとした。

1 実 施 ・ 運 営 概 要 についての 説 明

「 第 24 回 みんなのくらしと 放 射 線 展 」について、 大 嶋 隆 一 郎 構 成 員 ( 大 阪 ニュークリ

アサイエンス 協 会 )より 以 下 のとおり 説 明 を 受 けた。

・ みんなのくらしと 放 射 線 展 は、1983 年 に 第 1 回 を 開 催 して 以 来 、ほぼ 毎 年 実 施

してきており、2007 年 で 24 回 目 を 数 える。 会 期 は 6 日 間 程 度 、2~3 万 人 程 度

の 参 加 者 がある。 今 年 は、 第 24 回 みんなのくらしと 放 射 線 展 「 宇 宙 ・ 地 球 そして

私 たち」というテーマで、 平 成 19 年 8 月 14 日 ( 火 )~19 日 ( 日 )に 扇 町 キッズパ

ークで 実 施 した。 入 場 料 は、 無 料 で「みんなのくらしと 放 射 線 」 知 識 普 及 実 行 委

員 会 が 主 催 、 構 成 団 体 は、 関 西 地 区 の 関 係 組 織 9 団 体 である。

・ 実 際 の 企 画 準 備 は、イベント 会 社 へ 委 託 (3~5 年 程 度 の 頻 度 で 競 争 入 札 )して

行 うが、 専 門 部 会 ( 開 催 年 の 4 月 始 動 )、 実 行 委 員 会 等 の 検 討 を 経 て 進 める。

予 算 は、 約 2,000 万 円 であり、 主 催 団 体 のうち 7 団 体 の 拠 出 で 賄 われる。

・ 会 場 の 構 成 は、テーマ 展 示 、 放 射 線 の 基 礎 知 識 、いきものと 放 射 線 、 医 療 関 係 、

くらしの 中 の 放 射 線 、 放 射 線 実 験 の 各 コーナーでパネル、 実 演 の 展 示 が 行 われ、

イベントステージでは、セミナー、 実 験 ショーなどが 行 われる。 府 立 大 の 担 当 教

官 の 負 担 も 大 きいので、 説 明 員 は 高 校 生 、 大 学 生 アルバイトを 手 配 する。

・ 反 省 会 での 意 見 は、 主 として 以 下 のとおりである。

○ 会 期 が 長 すぎるのではないか? 現 状 では 教 員 の 負 担 が 大 きい。 会 期 を 短

縮 した 場 合 に 予 算 規 模 の 縮 小 を 要 求 されたら 困 る。

○ 来 場 者 の 対 象 をどこに 設 定 するか? 小 学 校 高 学 年 ・ 中 学 生 とその 保 護 者 と

考 えているが、パネルなどの 表 現 が 難 しい。( 内 容 ・ 表 現 が 難 しいとの 意 見

がかなりある。)

○ 開 催 に 関 しては 例 年 チラシなどで 広 報 しているが、アンケートでは 現 場 に 来

て、 開 催 を 知 ったという 層 が 圧 倒 的 に 多 い。 宣 伝 方 法 の 見 直 しがいるかもし

れない。

○ 展 示 の 内 容 が 多 岐 にわたるので、 配 置 された 学 生 ・ 高 校 生 では 答 えられな

いような 質 問 が 出 た 場 合 の 対 処 法 を 徹 底 しておく 必 要 がある。(マニュアル

では、 付 近 にいる 大 学 教 員 を 頼 るように 指 示 してはあるが、 現 場 ですぐに 答

えられないと 質 問 者 に 不 信 感 を 与 えるおそれもある。

○ 例 年 使 用 出 来 ていた「げんしろう」が 今 年 は 諸 般 の 事 情 で 使 えなかった。 次

年 度 以 降 パソコンゲームのようなものが 必 要 である。

○ 要 約 版 のパンフレットを 作 ったらどうか。ブース 毎 のものを 集 めてファイルし

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たら、 小 冊 子 が 出 来 るようなものが 欲 しい。

○ 会 場 は 狭 くなったが、 昨 年 のような 直 線 型 でなく、ステージと 展 示 のバランス

がとれている 丸 型 で 良 かった。ただ、ステージから 一 部 見 えない 展 示 物 があ

った。

○ 医 療 関 係 のパネルは 難 しすぎた。わかりやすく 簡 単 にして 欲 しい。

○ 体 験 型 のものを 増 やしたい。

2 主 な 意 見

(a) 放 射 線 展 の 実 施 内 容 、 方 法 に 関 連 した 意 見

・ 放 射 線 展 は、 盛 況 に 開 催 されている 印 象 を 受 ける。24 回 分 の 経 験 も 十 分 蓄 積

されていると 思 われる。

・ 測 定 体 験 コーナーのサンプルとしては、 放 射 線 が 良 く 出 るマントルピースが 適 当

であるが、 放 射 性 物 質 を 含 まないものもあるので、 含 むものを 探 すことが 必 要 で

ある。 今 回 、 大 学 のスタッフが 苦 労 して、こっそりガイガーカウンターかサーベイメ

ーターをポケットに、 忍 ばせて 近 隣 のスーパーやホームセンターを 回 って、キャン

ピング 用 品 のところで 放 射 線 が 出 る 方 のものを 確 保 してきたという 裏 話 がある。

・ 来 場 者 層 として 母 親 が 子 供 連 れで 来 るのは、 小 学 校 の 中 学 年 ぐらいまでが 多

い。 子 どもたちより、 母 親 教 育 に 重 点 をおくべきとの 声 も 出 ている。

・ 現 状 で 放 射 線 については、 小 ・ 中 学 校 の 教 育 課 程 でほとんど 取 り 上 げていない

ので、 放 射 線 教 育 フォーラムでも 取 り 入 れを 働 きかけている。その 結 果 、 年 度 末

に 出 る 新 指 導 要 領 で、「 放 射 線 」という 言 葉 が、 指 導 要 領 本 文 ではなく、「 取 扱 」

に 入 るようになり、かなり 改 善 が 見 込 まれている。 得 てして、 小 学 校 低 学 年 では

学 んだことが 高 学 年 になると 放 射 線 バッシング、ナッシングになったり、あるいは、

小 学 校 5 年 生 で 必 ずある 原 爆 教 育 で 放 射 線 が 非 常 に 怖 いものだという 強 いイン

プットがなされることになり、そういったことが 将 来 どのように 影 響 するかが 気 にな

る。 知 識 を 得 てもらうためには、このような 放 射 線 展 へ 小 学 校 高 学 年 、 中 学 生 に

なるべく 多 く 来 てもらえるような 対 策 を 考 える 必 要 がある。

・ 中 学 生 以 下 対 象 の 来 場 者 アンケート 調 査 では、「 放 射 線 」という 言 葉 を 聞 いたこ

とがあるかという 設 問 に 対 し、「 聞 いたことがない」が 58%、「 聞 いたことがある」が

41.8%であった。この 放 射 線 展 で 放 射 線 のことがわかったかという 設 問 に 対 し

ては、 「よくわかった」と「 少 しわかった」を 合 わせて 約 80%になった。

・ 同 展 の 中 で「 放 射 線 教 育 セミナー」を 昨 年 より 併 催 しており、 昨 年 は 沖 縄 で 放 射

線 教 育 を 実 践 されている 先 生 を 招 き、 放 射 線 教 育 の 実 例 について、 京 阪 神 の

中 ・ 高 の 先 生 方 へ 紹 介 していただいた。 今 年 は 近 畿 大 学 の 渥 美 先 生 に 放 射 線

教 育 の 経 験 をお 話 しいただいた。 時 期 として 旧 盆 頃 は 主 催 者 側 として 正 直 大 変

であるが、 中 ・ 高 校 の 先 生 にとっては 研 修 などが 無 くちょうど 良 い 時 期 である。し

かし、なかなか 参 加 してもらえていないので、 運 営 方 法 を 考 えていきたい。

・ 以 前 は 近 鉄 百 貨 店 で 開 催 していたが、3 年 前 からキッズパークで 開 催 するように

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なり、 客 層 が 変 わったと 感 じる。キッズパークに 変 わって、 遊 びに 来 たついでに

入 るという 人 も 多 い。また、 近 鉄 百 貨 店 では 大 人 が 多 かったが、キッズパークに

なってから 子 どもが 多 くなった。このような 入 場 者 の 変 化 を 考 えていく 必 要 があ

る。

・ 身 の 回 りに 放 射 線 が 普 通 にあることを 示 すためには、 展 示 物 として 特 別 なものを

集 めてきたわけではないことをわかってもらうことが 必 要 である。 建 物 の 大 理 石 の

部 分 が 局 所 的 に 高 かったり、 自 然 界 で 高 いところがあったりすることを 示 すような

工 夫 が 必 要 と 思 う。

・ 身 の 回 りの 放 射 線 については、 主 催 者 として 毎 年 苦 労 している 点 である。 場 所

によって 数 値 が 変 動 することや、その 変 動 の 範 囲 程 度 は 問 題 がないことを 一 般

の 方 によく 理 解 してもらわないといけない。

・ 身 の 回 りの 放 射 線 を 理 解 してもらうため、 私 ははかる 君 をよく 使 っている。 周 りの

人 に 対 し、ほとんどの 食 品 にはカリウムが 含 まれており、そのカリウムの 中 には 放

射 線 を 出 すものがあること、 量 的 に 多 いものも 少 ないものもあるが、 私 たちは、こ

のようなものを 毎 日 食 べているのですよという 言 い 方 をしている。 比 較 的 よくわか

ってもらえると 感 じている。

・ 放 射 線 展 で 配 る 芽 止 め 馬 鈴 薯 については、リピーターもいるが、 一 方 で、 放 射

能 は 大 丈 夫 かという 質 問 も 受 けるので、きちんと 説 明 して 対 応 している。

・ 都 立 産 業 技 研 では、 毎 年 秋 に 施 設 公 開 をしている。 今 年 のテーマは「くらしに

役 立 つ 放 射 線 」で「 放 射 線 展 」のミニミニ 版 を 開 催 した。ラジアルタイヤや 消 臭 剤

などを 展 示 し、 非 常 に 好 評 であった。アンケート 調 査 では、「 放 射 線 は 怖 いイメ

ージしかなかったが、 生 活 の 中 でこんなに 使 われているとは 知 らなかった」との 声

が 結 構 あった。 中 ・ 高 生 に 一 番 来 てもらいたいと 思 い、そこに 力 を 入 れて 案 内 を

したが、ほとんど 皆 無 で、 一 番 多 い 来 場 者 はリタイアした 人 であった。 小 学 生 に

は 内 容 が 難 しいが、 中 ・ 高 生 に 多 く 来 てもらうことが 大 切 である。 士 幌 農 協 提 供

の 照 射 馬 鈴 薯 は、あっという 間 に 無 くなり、いい 意 味 で 意 外 であった。「 放 射 線

展 」は、よくやっていると 感 心 しており、 東 京 でも 是 非 同 様 のものをやるべきであ

ると 思 う。

・ 「 放 射 線 展 」のアンケート 調 査 では、「 放 射 線 に 対 しての 印 象 が 変 わった。」「 授

業 として 化 学 などはきらいだったが、いろいろ 教 えてもらうと 分 かりやすく 興 味 が

わく。」「 放 射 線 について、 以 前 より 少 し 理 解 できるようになった。」「まだ 放 射 線

は 怖 いイメージがある。」「 生 活 の 中 でずいぶん 使 われていることを 改 めて 知 って

よかった。」などの 声 があった。

(b) 他 所 での 実 施 協 力 方 策 に 関 連 した 意 見

・ 他 所 で 実 施 となるとまず 問 題 は 資 金 ということになろうか。 一 般 施 設 公 開 など 既

存 のイベントと 一 緒 に 開 催 するというのが 実 施 しやすいのではないか。

・ 大 阪 では 実 行 委 員 会 を 10 団 体 でつくり、 役 割 分 担 を 図 っているが、6 日 間 の 開

催 となり、 費 用 がかなり 大 変 である。

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・ 共 催 事 業 ということでは、 原 産 協 会 は 以 前 日 本 アイソトープ 協 会 、 放 振 協 と 協 力

して、「 日 本 アイソトープ・ 放 射 線 総 合 会 議 」を 隔 年 で 開 催 していたが、 諸 般 の

事 情 、 情 勢 変 化 から 現 在 はやめている。 組 織 改 革 の 一 環 で、 協 会 事 業 として 取

り 組 む 内 容 については、 総 花 的 にではなく、 事 業 の「 選 択 と 集 中 」という 方 針 で

限 定 的 ・ 重 点 的 に 実 施 することになっており、 放 射 線 利 用 分 野 においても、 他

の 事 業 や 予 算 との 関 連 で、 相 対 的 に 重 要 な 事 業 であるとの 位 置 づけが 理 事 会

で 確 認 されれば 実 施 が 可 能 となる。

・ 関 西 では、 施 設 公 開 などのイベントを 原 子 力 学 会 や 関 原 懇 、 民 間 企 業 などいく

つかの 組 織 がタイミングを 合 わせて 行 っているが、 東 京 で 実 施 する 場 合 、 同 様

に 都 内 の 施 設 がイベントの 時 期 を 調 整 するようなかたちで 協 力 し 合 うというのが

まずは 現 実 的 ではないか。

・ 今 後 の 方 針 としては、ひとつには、 関 西 の 活 動 をどうまねするか 考 えてはどうか。

また、 今 それぞれ 独 立 して 活 動 しているものを、 本 協 議 会 外 の 組 織 も 含 めて 連

携 して 行 う 可 能 性 を 考 えてはどうか。

・ 「 放 射 線 展 」は、 長 い 時 間 をかけてノウハウが 蓄 積 されてきて、これだけの 規 模

に 成 長 してきた。いきなり 同 様 のものを 実 現 するのは 大 変 であるが、 今 ある 個 別

のそれぞれの 活 動 を 発 展 させて 考 えてみるか、あるいはこれとは 逆 にお 客 さんの

ところへ 出 向 くようなシステムで、キャラバンのようなやり 方 もある。

(2) 今 後 の 方 向 性

放 射 線 展 の 全 国 主 要 都 市 開 催 が 実 現 するには、まず 資 金 の 確 保 と 受 け 皿 的 組 織

の 存 在 、リーダーシップが 必 要 である。まだそのための 環 境 と 構 成 員 組 織 の 連 携 ・ 協

力 が 進 展 途 上 であるが、 協 議 会 としての 重 要 な 活 動 であるという 認 識 は 一 致 している。

みんなのくらしと 放 射 線 展 を 参 考 にしつつ、 今 ある 個 別 のそれぞれの 活 動 を 発 展 させ

て 考 えてみるなど、 本 協 議 会 外 の 組 織 との 連 携 も 含 め、 実 現 へ 向 けての 可 能 性 をさ

ぐる 努 力 は 引 き 続 き 継 続 していくこととする。

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5. 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 調 査 結 果

(1) 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 調 査 について

放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 に 関 する 調 査 については、 平 成 9 年 度 を 対 象 として 実 施 さ

れて 以 来 実 施 に 至 らず、 協 議 会 でも 重 要 な 取 組 として、 最 新 データを 反 映 した 調 査 の

実 施 が 期 待 されていた。このほど、 内 閣 府 からの 平 成 19 年 度 科 学 技 術 基 礎 調 査 等 委

託 事 業 として、( 独 ) 日 本 原 子 力 研 究 開 発 機 構 において 平 成 17 年 度 を 対 象 とする 調

査 が 実 現 することとなり、その 調 査 結 果 がまとまり、 平 成 20 年 4 月 に 原 子 力 委 員 会 へ

報 告 された。 協 議 会 では、その 調 査 概 要 について 説 明 を 受 け、 意 見 交 換 することとし

た。

1 調 査 概 要 についての 説 明

「 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 調 査 」 結 果 について 久 米 民 和 氏 ( 原 子 力 機 構 )より 以 下

のとおり 説 明 を 受 けた。

● 経 済 規 模 の 算 出 にあたっては、 放 射 線 の 工 業 利 用 、 農 業 利 用 、 医 学 ・ 医 療

利 用 の 分 野 に 分 類 し、さらにエネルギー 利 用 も 含 めて 実 施 した。 諸 外 国 に

おける 食 品 照 射 の 利 用 の 経 済 規 模 の 評 価 も 行 なった。 前 回 調 査 の 際 の 批 判

を 受 け、 経 済 分 野 の 専 門 家 も 含 む 吟 味 評 価 部 門 を 設 け、 検 討 した。

● 放 射 線 利 用 の 経 済 規 模 は、 約 4 兆 1,000 億 円 で、 分 野 別 割 合 では、 工 業 利 用

分 野 が 約 2 兆 3,000 億 円 (56%)、 農 業 利 用 分 野 が 2,800 億 円 (7%)、そして 医

学 ・ 医 療 分 野 が 1 兆 5,400 億 円 (37%)である。

● 工 業 分 野 では、 製 品 に 占 める 放 射 線 の 寄 与 率 を、 出 荷 額 が 約 1 兆 円 を 超 え

経 済 規 模 算 定 への 影 響 が 大 きい 半 導 体 加 工 に 対 して 25%、ラジアルタイヤ

に 対 して 4%を 適 用 し、 他 の 放 射 線 加 工 製 品 は 出 荷 額 を 経 済 規 模 とした。こ

の 結 果 、 平 成 17 年 度 の 放 射 線 工 業 利 用 経 済 規 模 は 約 2 兆 3,000 億 円 となっ

た。 半 導 体 加 工 が 1 兆 3,500 億 円 、 照 射 設 備 が 4,600 億 円 、 放 射 線 滅 菌 が

1,700 億 円 、 非 破 壊 検 査 が 1,100 億 円 、 放 射 線 計 測 機 器 等 が 1,000 億 円 、そ

して 高 分 子 加 工 が 1,000 億 円 となった。 経 済 規 模 としては 非 破 壊 検 査 が 増

加 し、 放 射 線 滅 菌 が 減 少 しているが、 経 済 規 模 全 体 額 で 見 ると 2,400 億 円

の 増 である。

● 農 業 分 野 の 経 済 規 模 は 総 額 2,786 億 円 で、 内 訳 は、 照 射 利 用 が 102 億 円 、 突

然 変 異 育 種 が 2,539 億 円 、アイソトープ・ 放 射 能 分 析 が 146 億 円 だった。コ

メの 突 然 変 異 育 種 の 経 済 規 模 の 算 出 において、 前 回 調 査 値 には 品 種 の 数 え

落 としがあり 940 億 円 が 2,900 億 円 となったため、 農 業 分 野 の 経 済 規 模 は 2

倍 以 上 となった。

● 医 学 ・ 医 療 利 用 分 野 の 経 済 規 模 については、 保 険 診 療 で、 検 査 、 画 像 診 断 、

放 射 線 治 療 の 3 項 目 を 対 象 とし、 放 射 線 医 療 に 使 われた 保 険 診 療 の 点 数 を

金 額 に 換 算 する 方 法 を 取 った。また、「 包 括 医 療 」についても 放 射 線 医 療 の

寄 与 率 を4%として 補 正 した。その 結 果 、 医 科 ・ 歯 科 合 わせて 1 兆 5,100

億 円 と 算 出 された。 保 険 外 診 療 については、マンモグラフィによる 乳 がん

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検 診 200 億 円 、PETによるがん 検 診 82 億 円 、 陽 子 線 治 療 および 重 粒 子 線

治 療 27 億 円 など、 合 計 318 億 円 であった。 再 評 価 した 前 回 調 査 の 経 済 規 模

は、 保 険 診 療 1 兆 2,500 億 円 、 保 険 外 診 療 3 億 円 であった。 医 学 ・ 医 療 分

野 の 経 済 規 模 はデフレータ 補 正 を 行 った 結 果 、 約 1 兆 5,700 億 円 であり、

前 回 調 査 より 約 3,600 億 円 の 増 であった。

● 原 子 力 のエネルギー 利 用 としては 原 子 力 発 電 の 経 済 規 模 を 評 価 した。 発 電

に 関 わる 直 接 費 用 の 他 に、 送 電 、 配 電 に 要 する 諸 経 費 や 一 般 管 理 費 等 の 間

接 費 用 を 加 算 し、さらに 付 加 価 値 が 上 乗 せされたものが 最 終 的 な 売 電 価 格

となる「 需 要 端 」における 経 済 規 模 を 算 出 した。さらに、 原 子 力 発 電 所 の

建 設 、 諸 設 備 ・ 機 器 の 据 付 、 運 転 に 伴 う 保 守 や 核 燃 料 の 準 備 から 後 処 理 ま

で 様 々な 産 業 の 経 済 規 模 を 参 考 として 評 価 した。ただし、ダブルカウント

を 避 けるため、 原 子 力 発 電 等 関 連 機 器 の 輸 出 額 のみを 原 子 力 発 電 需 要 端 に

おける 経 済 規 模 に 加 算 することで、 原 子 力 エネルギー 利 用 の 総 経 済 規 模 と

して 算 出 した。 平 成 17 年 度 の 原 子 力 発 電 による 需 要 端 での 経 済 規 模 は、 約

4 兆 7,000 億 円 であり、 原 子 力 発 電 関 連 機 器 等 の 輸 出 額 は 371 億 円 で 合 計 約

4 兆 7,400 億 円 となった。 平 成 17 年 度 の 経 済 規 模 は、 原 子 力 発 電 機 器 等 の

輸 出 額 は 増 加 傾 向 にあるが、 総 発 電 設 備 容 量 が 増 加 しているにも 拘 わらず

平 成 9 年 度 、13 年 度 の 経 済 規 模 を 下 回 った。

● 平 成 17 年 度 における 放 射 線 利 用 とエネルギー 利 用 の 経 済 規 模 を 比 較 すると、

放 射 線 利 用 が 約 4 兆 1,000 億 円 に 対 してエネルギー 利 用 は 約 4 兆 7,000 億 円

であった。 今 回 の 調 査 において、 平 成 9 年 度 の 評 価 値 が 一 部 不 十 分 なもの

は 再 評 価 した。 工 業 利 用 の 大 半 を 占 めている 半 導 体 とラジアルタイヤにつ

いては、その 売 上 高 全 額 をもって 算 出 していたが、 寄 与 率 を 乗 じて 再 評 価

した 結 果 、 経 済 規 模 は 約 半 分 の 値 となった。その 上 で、 平 成 17 年 度 と 平 成

9 年 度 における 比 較 可 能 なデフレータ 補 正 を 行 った。 放 射 線 利 用 の 経 済 規

模 では、 平 成 9 年 度 の 3 兆 6,258 億 円 に 対 し 平 成 17 年 度 は 4 兆 2,085 億 円

と 増 加 。エネルギー 利 用 分 野 では、 平 成 9 年 度 の 5 兆 6,226 億 円 に 対 し 平

成 17 年 度 は 4 兆 8,526 億 円 と 減 少 した。このため、 放 射 線 利 用 とエネルギ

ー 利 用 の 経 済 規 模 に 関 する 相 対 割 合 は、 平 成 9 年 度 39%:61%に 対 し、 平

成 17 年 度 は 46%:54%となった。

● 世 界 における 食 品 照 射 の 処 理 量 と 経 済 規 模 について 調 査 した 結 果 、 世 界 の

食 品 照 射 処 理 量 の 総 量 は 40 万 5 千 トンであり、 経 済 規 模 は 1 兆 6,100 億 円

と 求 められた。 品 目 別 では、 香 辛 料 類 の 殺 菌 18.6 万 トン、ニンニクなどの

発 芽 防 止 8.8 万 トン、 穀 物 ・ 果 実 の 殺 虫 8.2 万 トン、などだった。

2 主 な 意 見

・ 医 療 機 器 については、 国 内 ・ 輸 出 とも、 照 射 設 備 、 装 置 全 て 機 器 類 という 考

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え 方 で 工 業 分 野 に 含 めている。

・ 工 業 利 用 の 放 射 線 滅 菌 が 減 っているのは 意 外 だと 感 じた。 対 象 物 は 増 えてい

ると 思 うが、 滅 菌 の 割 合 が 減 っているのは、 全 体 の 比 率 としてガス 滅 菌 が 増

えているからではないか。ガス 滅 菌 はコストが 安 いほか、 放 射 線 滅 菌 は 海 外

でやる、という2つのファクターが 絡 んでいる。

・ 簡 単 な 医 療 器 具 に 関 しては 海 外 に 生 産 拠 点 を 移 すという 方 向 であると 聞 いて

いる。 海 外 の 拠 点 で 生 産 し 滅 菌 した 場 合 なども 含 めないと、 放 射 線 利 用 の 経

済 規 模 の 実 態 がつかめないことになる。

・ 競 争 入 札 額 はいくらだったのか。 平 成 9 年 度 調 査 の 経 済 規 模 の 値 を 再 評 価 し

ているが、 滅 菌 はどうして 減 っているのか。 高 分 子 加 工 については 寄 与 率 を

考 慮 したとのことだが、 評 価 するときの 基 準 を 決 めないといけない。 寄 与 率

の 考 慮 がラジアルタイヤと 半 導 体 だけなのはなぜか。 条 件 を 変 えると 系 統 だ

って 統 計 を 見 られないと 思 う。 原 子 力 発 電 についても 寄 与 率 を 導 入 してはど

うか。 寄 与 率 については、ひとつの 思 想 に 基 づいてやったほうがいいのでは

ないか。

・ 平 成 9 年 度 の 調 査 とは 違 った 項 目 がでてきたり、 違 う 計 算 を 適 用 したものが

あるので、 平 成 9 年 度 値 を 求 めたものに 対 して 今 回 の 方 法 で 再 度 評 価 した。

滅 菌 に 関 しては 全 てのものに 対 する 数 値 ではなく、 照 射 していないパーツは

今 回 は 除 いたりしているので 再 評 価 の 結 果 、 数 字 が 減 っている。 農 業 利 用 で

の 稲 の 再 評 価 でもかなり 値 が 変 わっている。 今 回 は 代 表 的 な 品 目 の 調 査 では

なく、 全 体 に 調 査 した 結 果 になっているので 再 評 価 した。

・ 寄 与 率 をきちんと 出 すのは 不 可 能 だが、 前 回 の 批 判 を 受 け、 今 回 の 調 査 は 経

済 学 者 も 入 って 検 討 した。 寄 与 率 の 出 る 可 能 性 のあるもの、1 兆 円 規 模 のも

のの 代 表 例 として 半 導 体 とラジアルタイヤを 選 んだ。 今 回 の 調 査 は 半 年 なの

で 短 期 間 のため 全 部 は 無 理 であり、 中 途 半 端 になってしまった。エネルギー

利 用 も 含 め 系 統 的 に 継 続 的 にやることを 考 えていかなければいけない。

・これ 以 外 に 紙 パルプの 製 造 や 製 鉄 などでも 放 射 線 計 測 を 使 っていたり、 空 港

での 検 査 など 安 全 に 関 与 しているものもあるが、 今 回 は 直 接 効 果 のものを 調

査 した。 間 接 効 果 的 、 波 及 効 果 の 評 価 方 法 は 確 立 していないのが 現 状 である。

・ 食 品 照 射 に 関 して、ウクライナの 数 値 が 大 きいのは 小 麦 大 麦 の 殺 虫 に 利 用 さ

れているからである。 世 界 的 に 有 名 な 電 子 加 速 器 が 30 年 間 稼 動 している。ソ

連 崩 壊 後 もそのまま 装 置 が 残 っていて、 今 回 は 現 地 調 査 により 確 認 できた。

世 界 でも2つしかない 照 射 専 用 装 置 で 現 在 稼 動 しているものとして 貴 重 なデ

ータが 得 られた。 国 内 向 けで 7 万 トンの 処 理 量 がある。 現 地 コストで 算 出 し

ており、スパイスなどに 比 べ、かさばるため 量 的 には 多 いが 経 済 規 模 となる

と 小 さい。この 点 スパイスは 非 常 に 経 済 規 模 が 大 きい。

・エネルギー 利 用 の 経 済 効 果 について、 発 電 所 の 場 合 、かなりの 経 済 効 果 が 考

えられるが、 輸 出 機 器 の 経 済 効 果 についてきちんと 評 価 する 必 要 がある。 原

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子 炉 1 基 が 数 千 億 と 金 額 が 大 きいこともあり、メーカーの 国 際 的 な 企 業 グル

ープの 再 編 、 業 務 提 携 も 考 慮 しなくてはいけない。

(2)まとめ

調 査 結 果 データの 利 用 に 関 し、 引 用 元 を 明 記 することで 容 易 に 利 用 できるよ

うにしてほしい 旨 の 要 望 が 多 く 出 された。 後 日 内 閣 府 より、 放 射 線 利 用 の 経 済

規 模 報 告 書 の 記 述 引 用 については、 引 用 している 旨 出 典 を 明 記 すれば、 著 作 権

法 上 の 範 囲 内 において 引 用 し 利 用 してよい 旨 回 答 があり、 協 議 会 活 動 の 成 果 と

して 各 構 成 員 組 織 での 普 及 活 動 へ 役 立 てる 環 境 整 備 が 図 られた。

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6. 放 射 線 医 学 利 用 の 普 及 への 課 題 - 重 粒 子 線 がん 治 療 の 普 及

協 議 会 では、 放 射 線 医 学 利 用 の 普 及 への 課 題 - 重 粒 子 線 がん 治 療 の 普 及 につい

て、 北 川 敦 志 氏 (( 独 ) 放 射 線 医 学 総 合 研 究 所 重 粒 子 医 科 学 センター 重 粒 子 線 がん

治 療 普 及 推 進 室 長 )より 以 下 の 説 明 を 受 け、 意 見 交 換 することとした。

(1) 重 粒 子 線 がん 治 療 の 原 理 と 特 徴

放 射 線 治 療 のメリットとしては、1 外 科 手 術 より 体 に 負 担 がかからないで 治 療 が 受

けられる、2 元 の 体 の 機 能 を 回 復 できる 可 能 性 があることである。 治 療 可 能 な 条 件 とし

て、がんが 局 所 にとどまっていること。 原 則 として、がんが 散 らばっていると 放 射 線 治 療

はやりがたい。 一 番 良 い 放 射 線 治 療 はがんの 部 分 にだけ 集 中 して 照 射 でき、 正 常 な

部 分 なるべくあたらないようにできることである。 正 常 な 部 分 への 障 害 がなければ、どん

どん 線 量 を 上 げていけば、 死 なないがん 細 胞 はない。かならず 直 る。しかし、 放 射 線 治

療 で 患 者 さんを 救 えないのは、がん 細 胞 が 死 ぬまで 照 射 したとき 重 篤 な 障 害 が 起 こる

からである。 放 射 線 量 を 手 控 えるからなおらないのである。またX 線 で 放 射 線 治 療 を 行

って 行 くと 正 常 な 組 織 だけ 死 んでがん 細 胞 だけ 生 き 残 ることもある。 生 物 学 的 効 果 も

重 要 である。 従 来 に 比 べて 高 い 治 療 効 果 が 得 られるとして 重 粒 子 線 治 療 が 出 てきた。

がんへの 集 中 性 と 高 い 生 物 効 果 がある 重 粒 子 線 でのがん 治 療 として 選 択 した。X 線 に

比 べて 陽 子 線 や 重 粒 子 線 はがんへの 集 中 がさせ 易 い、 陽 子 線 に 比 べて 重 粒 子 線 は

横 方 向 散 乱 が 少 ない。 生 物 効 果 として 重 粒 子 線 は 体 表 面 ではLETが 小 さくて、RBE

が 低 くて、 患 部 においてはLETが 大 きく、RBEも 高 くできる。

(2) 治 療 施 設 の 仕 組 み

1981 年 に 日 本 のがん 死 亡 率 が 第 一 位 を 占 めて、このままでは 増 加 の 勢 いが 止 まら

ないため、1984 年 に 日 本 政 府 が 対 がん 10 ヵ 年 総 合 戦 略 でがんの 対 策 に 乗 り 出 した。

従 来 の 治 療 法 より 有 効 な 新 しい 治 療 法 の 開 発 ・ 普 及 が 求 められ、 放 医 研 での 重 粒 子

線 治 療 の 臨 床 研 究 を 開 始 することとなった。 最 近 は 高 年 齢 化 に 伴 い 負 担 の 少 ない 治

療 が 求 められている。

(3) 臨 床 試 験 の 経 緯 と 結 果

外 部 の 有 識 者 による 治 療 成 績 の 評 価 部 会 などを 当 初 から 設 立 して 運 用 することに

よって 有 効 な 治 験 データの 収 集 が 可 能 となっていることで、 国 際 的 に 評 価 されることに

なった。1994 年 以 来 4000 人 の 患 者 に 治 療 を 行 っており、 昨 年 度 の 新 規 患 者 は 641

名 、 治 療 患 者 数 は 約 700 名 を 治 療 した。 今 年 度 は 昨 年 に 比 べ 10%くらいの 患 者 数 が

増 加 している。 世 界 では 日 本 とドイツで 治 療 している。ドイツでは 頭 しか 治 療 していない。

重 粒 子 線 治 療 の 物 理 学 的 および 生 物 学 的 優 位 性 と 安 全 性 を、 世 界 で 始 めて 科 学 的

に 証 明 している。 今 まで 治 せなかったがんが 治 せるようになっている。 例 として 骨 肉 種

が 治 療 できる。 外 科 では 全 て 取 ってしまうため、 身 体 に 障 害 が 残 るが、 放 射 線 治 療 で

は 軟 骨 の 再 生 ができて、 以 前 と 同 様 な 生 活 が 可 能 になる。 肺 のがんの 治 療 が 当 初 18

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分 割 照 射 していたものが、9 回 、4 回 分 割 照 射 しても 同 様 の 効 果 が 得 られることが 判 り、

現 在 は 1 回 照 射 での 臨 床 試 験 をおこなっている。この 照 射 回 数 を 少 なくできることによ

り、 一 人 当 たりの 治 療 費 が 安 くすることが 可 能 となり、 商 業 ベースになるのではないかと

国 際 的 に 関 心 を 集 めている。 肺 がんでは 1~2 日 、 肝 臓 がんでは 1 週 間 以 内 とすること

を 証 明 できている。 治 せないがんは 全 身 に 広 がったがんと 胃 とか 腸 などのぜん 動 運 動

している 部 位 は 治 療 できない。 乳 がんは 別 の 手 段 で 安 く 治 療 できるものは 治 療 の 対 象

外 としています。

(4) 普 及 に 向 けた 取 組 み

装 置 の 小 型 化 の 研 究 が 進 んでおり、 普 及 機 のプロトタイプが 群 馬 大 学 に 設 置 され

つつある。 普 及 させるべきか 否 かについて、ニーズの 把 握 として、 日 本 人 のがん 患 者

数 データを 収 集 し、 重 粒 子 線 治 療 が 適 用 できるかを 検 討 し、50 万 人 の 患 者 に 対 して

少 なくとも 年 間 に 数 千 名 、 多 くて 数 万 名 の 対 象 者 がいるとの 推 算 をしていて、それに 応

じた 施 設 は 必 要 であると 考 えている。 集 約 して 施 設 をつくるか、 各 地 域 に 施 設 を 作 るか

である。 放 医 研 の 過 去 の 患 者 が 何 処 から 来 たかのデータを 調 査 した 結 果 、 千 葉 県 が

約 4 割 であり、 近 隣 の 人 が 主 になると 考 える。 拠 点 集 約 型 ではなく、 地 域 ごとに 建 設 し

ていくことがいいのではないかと 考 えている。 全 国 で 炭 素 粒 子 線 はここと 兵 庫 の 2 箇 所

である。 陽 子 線 は 4 箇 所 で 6 箇 所 。 建 設 中 は 群 馬 大 1 箇 所 、 陽 子 線 は 4 箇 所 となっ

ている。 現 在 作 りたいところが 計 画 している 状 況 であり、 一 番 心 配 しているのは、 人 材

の 不 足 である。 医 者 や 放 射 線 技 師 で 照 射 治 療 の 知 識 を 持 っている 人 が 少 ない。 医 学

物 理 士 がいない。バックアップのためのさまざまの 技 術 者 がいない。 平 成 19 年 度 から

文 部 科 学 省 では 専 門 人 材 の 育 成 システムを 立 ち 上 げて、 座 学 だけではだめで、オン

ザジョブで 習 得 していくこととした。ただし、 筑 波 大 学 を 除 くとその 他 の 施 設 は 教 育 機

関 ではないため 受 け 入 れができない。オールジャパンで 人 材 育 成 をしていく 取 組 みを

していて 平 成 19 年 度 は 教 育 プログラムのカリキュラムを 作 成 し、 今 年 度 から 教 育 を 開

始 する。

(5) 普 及 への 課 題 と 将 来 への 展 望

普 及 のためにはコストが 課 題 であり、 放 射 線 照 射 装 置 は 高 額 であり、 稼 働 率 をあげ

る 必 要 がある。4 年 前 の 推 算 で 年 間 800 人 を 治 療 できるとすると 一 人 当 たりの 治 療 費

は 土 地 代 、 金 利 を 含 めず「 約 200 万 円 」で、 土 地 や 金 利 の 条 件 によっては「300 万 円 」

くらいになる。 推 算 の 条 件 設 定 として 民 間 で 借 入 金 や 土 地 の 購 入 から 始 めると 15 年

間 後 も 赤 字 続 きになるとの 試 算 もある。まだ、 実 際 の 病 院 での 実 績 がないため 判 断 は

できない。 治 療 費 だけでは 推 し 量 れないとは 考 えている。 施 設 を 作 るかの 判 断 は 色 々

な 条 件 の 基 で 判 断 していくことになるであろう。 治 療 費 用 に 見 合 った 適 切 な 患 者 さんを

集 める 必 要 がある。 一 般 病 院 、 地 域 の 中 核 病 院 から 対 象 となる 患 者 さんを 紹 介 しても

らう 必 要 がある。このようなモデルのスキームを 作 っていく 必 要 がある。 研 究 所 でできる

のは 治 療 データを 相 互 間 に 共 有 していく 必 要 がある。 科 学 的 データを 残 していくことが

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必 要 である。 知 的 財 産 の 課 題 で、 基 本 特 許 は 切 れており、それ 1 つでは 成 り 立 たない

周 辺 特 許 やノウハウしかないため、それらの 技 術 をパッケージ 化 して 知 的 財 産 を 守 っ

ていく 必 要 がある。 普 及 させるときに 知 的 財 産 をどの 様 に 取 り 扱 っていくかはまだでき

ていない。 群 馬 大 学 は 同 じ 国 の 組 織 なので 問 題 はなかった。 作 ろうとする 地 方 自 治 体

が 出 てきたときにどの 様 に 知 的 財 産 を 移 転 するかは 今 後 の 課 題 である。 今 まで 先 進 医

療 の 仕 組 みの 中 で 患 者 さんから 費 用 をいただいていて 問 題 ないが、 次 のステップとし

て、 放 射 線 治 療 の 保 険 収 載 の 適 用 になる。 何 点 になるのかが 課 題 である。 世 界 での

状 況 は 2 つの 方 式 がある。 日 本 式 とヨーロッパ 式 。 照 射 法 が 大 きく 異 なる。 日 本 式 はど

っと 照 射 する 方 法 であり、 正 常 な 部 分 にあたることもあるが、ヨーロッパ 法 は 集 中 して 照

射 できるスキャニング 方 式 を 取 っている。このスキャニング 法 は 放 医 研 が 発 明 した 方 法

である。ドイツでは 頭 しかできないのは 呼 吸 によって 動 くところはできない。 日 本 は 動 く

ところでも 使 える 方 法 として 採 用 した。その 他 の 国 はどちらの 方 法 を 取 るかの 様 子 見 状

態 である。アメリカはどちらかの 方 式 をカタログ 品 として 購 入 するつもりでいくつか 計 画

されている。 国 際 展 開 の 課 題 として、1 相 手 国 の 国 内 規 制 への 対 応 があるが、 何 処 の

国 でも 規 制 は 現 在 できていない、2 外 為 法 は 医 学 目 的 のため、 大 きな 課 題 とはならな

いであろう、3 国 際 協 力 として 人 材 確 保 が 上 がってくるであろう。

(7) 主 な 質 疑 応 答

Q 人 材 育 成 の 問 題 がネックになって、 育 成 人 材 数 によって 施 設 は 絵 に 掻 いた 餅

ではないか。

A 今 後 、 年 間 十 数 名 を 育 成 していく 必 要 がある。これは 教 育 プログラムが 動 き

だしたので 大 丈 夫 であろう。 医 学 物 理 士 が 必 要 なのであるが、 国 家 資 格 では

なく 学 会 の 認 定 であり、 今 までの 職 分 を 侵 される 分 野 の 反 対 がある。 世 界 的

な 流 れでは 医 学 物 理 士 が 必 要 であるといわれているが、 日 本 はこの 分 野 では

後 進 国 となっている。

Q 治 療 効 果 の 広 報 をしていく 必 要 があるのではないか。

A 当 初 は 関 係 していただいた 医 師 の 紹 介 で 患 者 が 来 たが、その 後 クチコミによ

って 患 者 が 来 ることになった。 広 報 は 専 門 医 の 学 会 に 向 けて 実 施 している。

一 般 の 医 師 に 向 けての 広 報 をどの 様 にしていくかは 課 題 である。

C 地 方 への 広 報 を 行 っていって 欲 しい。

A 広 報 活 動 は 今 後 も 一 般 向 けには 積 極 的 に 行 っていきたい。 最 近 はインターネ

ットを 調 べてきた 方 も 多 くなり、インターネットの 活 用 を 考 えていきたい。

Q 日 本 全 体 として 放 射 線 治 療 の 統 一 的 基 準 を 作 っていく 必 要 があるのではな

いか。その 中 心 は 放 医 研 が 中 心 となって、 炭 素 線 はこの 疾 病 、 陽 子 線 はこの

疾 病 と 区 分 けしていってはどうか。

A 第 2 相 試 験 のデータを 並 べてみていく 必 要 がある。 厚 生 省 の 検 討 会 で 検 討 し

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ていくことになろう。

Q 放 射 線 の 医 学 利 用 は 国 民 から 認 められているが、そこから 離 れる 分 野 になる

と 悪 者 になっている。これを 克 服 する 案 はないでしょうか

A 千 葉 に 引 っ 越 してこられた 方 の 中 で 放 医 研 が 何 故 あるのかけしからんと 議

会 へ 質 問 される 方 が 数 年 に 一 度 いるが、 年 1 回 の 見 学 会 を 行 っていて、 見 学

をしていただくとそのような 発 言 はされなくなる。 内 容 をよく 説 明 していく

ことしかないと 思 う。

以 上

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