こちら。 - JAIF 日本原子力産業協会

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平 成 25 年 6 月

富 岡 町 基 準 木 ( 夜 の 森 ロータリー)

福 島 市 及 び 県 北 地 区 在 住 富 岡 町 民 自 治 会


福 島 市 内 及 び 県 北 地 区 で 避 難 生 活 を 送 る 富 岡 町 住 民 が 立 ち 上 げた 自 治 会 は、

福 島 市 及 び 県 北 地 区 在 住 富 岡 町 民 自 治 会 、 県 北 地 方 に 避 難 する 町 民 約 500

人 のコミュニティーづくりを 目 指 し、 町 や 会 員 との 連 絡 調 整 を 務 めるほか、

親 睦 を 深 めるために、 様 々な 活 動 をしています。その 活 動 の 一 環 として、 会

員 を 対 象 とした 放 射 能 ・ 放 射 線 に 関 する 勉 強 会 を 開 催 しました。

講 師 : 柴 田 徳 思 ( 東 京 大 学 名 誉 教 授 )

1. 平 成 24 年 5 月 15 日 ( 火 )14:00~16:30 富 岡 町 さくらサロン

講 演 ( 配 付 資 料 :「 放 射 線 とその 影 響 を 知 ろう」)1 時 間 30 分 、 質 疑 応 答 1 時 間

2. 平 成 24 年 6 月 5 日 ( 火 )14:00~16:00 富 岡 町 さくらサロン

講 演 ( 配 付 資 料 : 副 読 本 「 放 射 線 について 考 えてみよう」)1 時 間

質 疑 応 答 1 時 間 ( 前 回 のアンケートに 掲 載 された 質 問 にも 回 答 済 )

3. 平 成 24 年 6 月 26 日 ( 火 )14:00~16:00 富 岡 町 さくらサロン

質 疑 応 答 2 時 間 ( 講 演 ・ 配 布 資 料 なし)

4. 平 成 24 年 7 月 13 日 ( 金 )14:00~16:00 富 岡 町 さくらサロン

「チェルノブイリと 福 島 ~ 虚 構 と 真 実 ~」DVD 鑑 賞 後 、 質 疑 応 答

5. 平 成 24 年 8 月 23 日 ( 木 ) 8:30~17:00 川 内 村 での 除 染 現 場 の 見 学

1) 川 内 村 役 場 訪 問 : 川 内 村 ・ 遠 藤 村 長 他 挨 拶 、 除 染 担 当 者 からの 説 明

2) 除 染 中 のお 宅 や 仮 置 き 場 の 視 察

3) 秋 元 美 誉 氏 ( 川 内 村 在 住 ・ 農 業 者 )との 交 流 会

6. 平 成 24 年 10 月 28 日 ( 日 )14:00~16:00 富 岡 町 さくらサロン

講 演 ( 配 付 資 料 :「こどもに 対 する 放 射 線 の 影 響 」)1 時 間 、 質 疑 応 答 1 時 間

7. 平 成 24 年 12 月 5 日 ( 水 )14:00~16:00 富 岡 町 さくらサロン

講 演 と 放 射 線 測 定 の 実 演 (テーマ:「 家 の 中 の 除 染 」)、 質 疑 応 答

8. 平 成 25 年 4 月 5 日 ( 金 )14:00~16:00 富 岡 町 さくらサロン

放 射 線 勉 強 会 のまとめ、 質 疑 応 答

勉 強 会 風 景

2


1 仮 置 き 場 から、 放 射 能 が 出

てくるのでは? p5

2 原 発 事 故 って、 収 束 した

の? p6

富 岡 町 夜 の 森 駅 のつつじ

3いつになったら、 富 岡 町 に

帰 れるの?

p7

4 除 染 してもムダなんじゃな

い!?

p10

5 農 作 業 をしても 大 丈 夫 ?

p12

6 放 射 線 どのくらいなら 被 ば

くしても 大 丈 夫 ? p14

7 偉 い 先 生 の 見 解 を 一 本 化 し

てほしい!

p15

8 放 射 線 と 避 難 生 活 、どっち

が 怖 い!?

p16

3


9こどもへの 影 響 が 心 配 っ!

p18

10 放 射 線 でがん 以 外 の 病 気 に

なるって、 本 当 ? p19

11 家 の 中 の 除 染 、どうしたら

いい!?

p21

12 富 岡 町 の 自 宅 に 帰 ってもいい

と 言 われても、 不 安 だっ!p24

13 東 電 は、きちんと 廃 炉 をや

るのかっ!?

p27

14 廃 炉 にする 段 階 で、 事 故 は

起 きないの!? p29

富 岡 の 花 (つつじ) 木 ( 桜 ) 鳥 (セキレイ)

15 甲 状 腺 がんや 他 のがんのリ

スクは?

p31

16 今 後 どうする!? 富 岡 町

p33

4


1 仮 置 き 場 から、 放 射 能

が 出 てくるのでは?

( 富 岡 ) 町 内 の「 帰 れそう」という 場 所 の 目 の 前 が 仮 置 き 場 の 候 補 地 になっていて、( 放

射 能 ) 汚 染 が 心 配 である。「 仮 置 き 場 から 放 射 能 が 出 るのではないか、そんな 場 所 に 住 めるかっ!」

という 人 もいるが、どうしたらよいか。

柴 田 ( 除 染 に 関 しては) 側 溝 の 線 量 の 高 い 土 などは 取 ったほうがいい。 取 った 土 につ

いて、 皆 さんは 自 分 の 家 に 置 いているようだが、 公 共 の 仮 置 き 場 を 作 ってそこに 置 かないと、 各 自

で 埋 めたのでは 10 年 、20 年 経 った 時 に 汚 れた 土 がどこにあるのかわからなくなってしまう。 仮 置

き 場 を 作 ることに 皆 が 反 対 したら 除 染 が 進 まない。 風 評 被 害 はあるが、 安 全 面 では 心 配 はいらない。

心 配 なことはしっかり 聞 いて 納 得 して 仮 置 き 場 を 作 ってほしい。しかし、 仮 置 き 場 に 保 管 し、3 年

たったら 運 ぶというが、10 分 の 1 になるには 100 年 かかる。3 年 経 過 した 後 で 掘 り 起 こして 運 ぶ

のは 大 変 だから、 出 来 れば 仮 置 き 場 なんか 作 らないで 中 間 貯 蔵 を 作 って、そこに 置 いた 方 がいい。

自 治 会 現 在 の 福 島 市 のやり 方 では「 自 分 の 家 は 自 分 で 対 処 するように」という 施 策 なの

で、 先 日 、 自 ら、 除 染 作 業 をし、 取 り 除 いたものは 避 難 先 の 庭 の 片 隅 に 埋 めた。 数 年 後 に 私 たちが

富 岡 町 に 帰 る 時 までに 中 間 処 理 施 設 が 決 まらなければ、 後 に 借 りた 方 は 除 染 した 物 が 埋 まっている

場 所 など 分 からなくなってしまうのではないか。

柴 田 そんなことがあちこちで 起 きて、 新 聞 に 掲 載 されたら「やっぱり 福 島 は 危 ない」

ということになってしまう。 東 京 だって 雨 どいの 下 は 線 量 が 高 い 場 所 もある。 印 象 として、「その

町 全 体 が 汚 れている」ということになってしまう。そこら 中 に「ここに 埋 めた」という 看 板 があった

のでは、それはそれで 風 評 被 害 になるので、そんなことをせずに、 仮 置 き 場 はきちんと 作 ったほう

がいいと 思 う。

5


2 原 発 事 故 って、 収 束 し

たの?

「 原 発 事 故 は 収 束 した」とはいえ、まだ 放 射 性 物 質 を 出 しているといわれている。 発 電 所

全 体 をカバーで 覆 う 工 事 をしているが、その 工 事 で 放 射 性 物 質 は 出 なくなるのか? 放 射 性 廃 棄 物 の

処 分 問 題 も 決 まっていない。これらの 影 響 は 将 来 的 にどうなるのか?これが 解 決 しないと 住 むこと

ができないと 思 うが。

柴 田 放 射 性 物 質 は 今 でもまったく「ゼロ」ではないが、 非 常 に 少 ないので、 新 たな 事

故 が 起 きないかぎり 問 題 は 無 いと 思 う。 今 は 1 号 機 にカバーをしただけであり、 他 はまだなので、

まったく「ゼロ」ではない。

ただ 量 は 少 なく、サイトの 外 側 で 問 題 になるような 放 射 性 物 質 が 出 ているようなことはないと 思

う。 次 に、 廃 棄 物 の 処 理 問 題 、これは 一 番 の 問 題 点 で、 結 局 、 富 岡 町 に 戻 るときは、そこを 除 染 せ

ざるを 得 ない。どのくらいだったら 帰 れるかを 考 える 場 合 に、 町 の 線 量 が 1μSv/hであるとして、

半 減 期 で 減 ること、 部 屋 の 中 が 汚 染 されていないことを 踏 まえた 場 合 は、 通 常 時 が 100 人 に 30 人

ががんで 死 亡 するとしたら、50 年 間 で 30.5 人 が、こどもの 場 合 は 31 人 ががんで 死 亡 するという

リスク。その 程 度 であれば、ものすごく 怖 いということは 無 いと 思 う。 但 し 年 間 で 6、7mSvにな

る。

年 間 50mSvを 超 えたところは 当 分 帰 れない、50mSvから 20mSvは 除 染 し、20mSv 以 下 にな

れば 帰 れる。 現 在 20mSv 以 下 のところは 帰 れる、ということになっている。20mSvだとがんで

死 亡 する 人 のリスクが( 通 常 時 が 100 人 に 30 人 ががんで 死 亡 するとしたら)31.5 人 になる。そう

いったリスクを 踏 まえてどのくらいで 帰 るのかを 決 めるのが 難 しいが、 戻 る 人 達 がこれなら 帰 れる

と 決 めないと 仕 方 がないのではないか。

例 えば、 業 務 上 は 1 年 間 20mSvとなっており、50 年 間 続 けると 1Sv(1,000mSv)になる。

そうすると 50 年 間 でのがんの 死 亡 率 が 5%になり、 農 業 、 林 業 、 漁 業 の 職 業 上 の 死 亡 リスクと 同

じになる。こういうことが 怖 いと 思 うかによる。 職 業 上 のリスクとは 違 うが、 線 量 にこだわってい

ると 町 に 戻 って 再 建 することができないので、どの 程 度 であったら 我 慢 できるのか。 戻 る 人 達 が 考

えなければならないのではないかという 気 はする。

また、 年 間 20mSvを 超 えている 部 分 に 関 しては、 何 とかして 除 染 する。 町 のデータでは 多 くの

ところが 1μSv/hを 超 えており、できれば 少 しでも 減 らすよう 除 染 をしていくことが 必 要 である。

6


3いつになったら、 富 岡

町 に 帰 れるの?

富 岡 町 夜 の 森 駅 のつつじ

全 なのか?

富 岡 町 に 帰 れる 時 に、どのような 除 染 をしたら 安 全 か、 数 値 はどのくらいになったら 安

柴 田 帰 還 できるとされている 年 間 20mSvは、1μSv/hより 高 い。そういったところ

をどう 考 えて、 町 を 再 建 していくのか。 富 岡 町 はすぐに 帰 還 するということはないと 思 うが、どこ

かの 段 階 では 大 勢 の 人 が 戻 るという 時 期 がくるので、そのときに 戻 られる 方 がいろいろ 議 論 したう

えで、ここまでやって 戻 ろうといったことになるのだと 思 う。

ただ、 自 分 で 除 染 したのにその 費 用 を 自 己 負 担 しなければならない、というようなことがあるよ

うで、それは 非 常 にまずいことだと 思 う。 国 が 道 路 、 溝 などを 大 手 ゼネコンに 任 せて 除 染 すること

は 可 能 だが、 各 家 では 一 軒 一 軒 ごとに 除 染 の 条 件 が 違 ってくるので、 大 手 がそこまでやってくれる

のか、やってくれたとして「 安 全 ですよ」といわれても、どのあたりまで 安 心 できるか、 自 分 達 で

やったほうが、それぞれにあった 除 染 ができ、 安 心 できると 考 えている。ただ、 自 分 で 除 染 する 際

は、ある 程 度 国 による 費 用 の 負 担 が 必 要 であり、 全 部 を 自 己 負 担 するのは 厳 しいと 考 える。

この 町 では、こういう 方 法 で 復 興 していきたいので、 除 染 もこういうやり 方 で 行 うといったよう

な、それぞれの 町 なり 市 なりが 方 針 を 出 し、 国 がそれをサポートしていく 方 法 でないといけないの

ではないか。 地 元 で 苦 労 されている 方 から 声 が 出 て、そういう 方 向 に 行 かないと 安 心 して 帰 還 でき

ないのではないかと 考 える。

また、「 低 線 量 被 ばく」に 関 しては、いろんな 問 題 がある。1μSv/hで、どのくらいのリスクが

あるのかについて 計 算 はできるが、それが 安 全 かどうかは、それぞれが 判 断 するしかない。

富 岡 町 に 帰 れる 時 に、どのような 除 染 をしたら 安 全 か、 数 値 はどのくらいになったら 安 全 かとい

うことだが、 年 間 1mSv 程 度 だったら 安 全 で 問 題 ないと 考 えるが、そこを 照 準 にすると 何 年 も 帰

れないので、 年 間 5mSv 程 度 で 決 心 しないと、ずっと 先 になってしまうと 思 う。

一 軒 、 一 軒 の 汚 染 の 条 件 が 違 うので、 地 域 ごとの 線 量 を 測 って 除 染 計 画 を 立 てていかないといけ

ないと 思 う。 数 値 がどのくらいというのはなかなか 誰 かが 提 示 できるものではないので、 自 分 達 で

判 断 して、ここまでは 除 染 してくれということを 決 めておくべきである。また、 国 が 今 後 の 除 染 計

画 をたてて 予 算 をどうするかも 課 題 である。

7


私 の 考 えでは、 大 人 は 0.6μSv/h( 年 間 約 5mSv) 以 下 で 帰 還 、こどもは 0.1μSv/

h( 年 間 約 1mSv) 以 下 で 帰 還 できると 考 えている。それでいくと、 富 岡 町 のこどもは 十 年 以 上

帰 れないと 考 えている。

柴 田 それは、 皆 さんで 話 し 合 って、 合 意 するしかない。

例 えば、 富 岡 町 には5 年 間 はだれも 帰 らないで、 補 償 は 一 律 同 じにする。5 年 間 は 誰

も 帰 らない 理 由 として、0.6μSv/h 以 下 にしないと 帰 らないというようにしたらどうか。もしくは、

警 戒 区 域 を 解 除 して、 一 律 同 じ 条 件 にしたらどうか。

将 来 、こどもたちを 富 岡 町 に 返 せないというのであれば、 町 はだめになってしまう。 高 齢 者 は 1

μSv/hだったら 許 容 範 囲 であると 思 うので 出 来 れば 戻 って 何 とかしたいと 思 っている。

柴 田 年 間 1mSvぐらいに 全 部 の 地 域 がなれば 望 ましいと 思 う。

1 平 方 メートルにセシウム 137 と 134 が 100~300 万 Bq 入 っているといわれている。

そこをきれいにするのは 不 可 能 ではないか?

柴 田 住 む 近 所 だけをある 程 度 やるのは 可 能 であると 思 う。ただ、 山 の 木 を 全 部 切 って

しまうと、 大 雨 が 降 ったときに 洪 水 になったりすることもあるので、なかなか 難 しいのではないか

と 思 う。

家 の 周 りの 山 の 木 を 切 っても 構 わないが、 膨 大 な 量 である。 木 を 切 って、 表 土 を 取 り、

落 ち 葉 をとって 3μSv/hくらいにはなるようだ。

自 治 会 先 生 が 言 った「 集 落 でどのくらいの 合 意 をしていくか」というのが 大 切 であり、

それをするのには 行 政 で 先 生 のような 方 を 呼 んで 勉 強 し、みんなが 放 射 線 の 知 識 を 共 有 するべきで

ある。

8


柴 田 自 分 の 家 の 場 所 の 線 量 を 測 ってみて、 個 々に 対 応 していかないと 安 心 できないの

ではないか。 国 がやってくれたから、 安 心 というわけではないと 思 う。

自 治 会 具 体 的 な 例 として、 福 島 市 内 で 現 在 住 んでいる 家 のある 場 所 は、 自 分 で 計 測 した

ら 10μSv/hあり、 改 めて 市 に 計 測 してもらったら 17μSv/hあった。そういったところが 福 島 県

のいたるところにある。 皆 さんも 平 気 な 顔 しているが、 自 分 達 が 今 住 んでいるところも 注 意 しなけ

ればならない。 特 に、 防 水 シート、アスファルトのひび 割 れているところは 注 意 しなければならな

い。

個 人 で 線 量 計 を 借 りるなどして、 計 測 してみることが 必 要 だと 思 う。 富 岡 町 に 戻 ったほうが 線 量

が 低 いのではないかと 思 ってしまう。 現 実 に 政 府 に 除 染 してもらっても、まったく 安 心 ができない。

安 心 するためには 勉 強 会 をして、みんなで 情 報 を 共 有 し、 自 分 達 で 計 測 して 除 染 をする。みんなで

方 法 を 考 え、いかにそこに 住 むかを 考 えないといけない。

9


4 除 染 してもムダなんじ

ゃない!?

除 染 に 関 しては、どのようにしたらよいか?

柴 田 除 染 に 関 しては、 大 手 ゼネコンが 一 手 に 引 き 受 けて、 下 請 け 業 者 を 使 ってやると

思 うが、それで 安 心 というようには 住 民 の 皆 さんも 思 えないのではないか。やはり、 除 染 をした 後

に、 住 民 のみなさんが、 自 分 たちで 家 の 周 りとかを 細 かく 測 って、チェックして 納 得 することが 重

要 。 住 民 の 皆 さん 自 身 が 納 得 するまで、きちんときめ 細 かく 除 染 してくれるかは、 疑 問 である。も

し、 追 加 で 除 染 をしてほしいということがあった 場 合 に 対 応 してくれるのか、 又 は、 自 分 たちで 追

加 でやった 場 合 の 費 用 はどうなるのかという 点 がわからない。

木 は、 葉 っぱや 枝 を 取 れば、かなり 低 くなると 思 うが、 屋 根 にくっついてしまったものは、なか

なか 取 れない。 物 理 的 に 何 かで 削 る 等 すれば 取 れると 思 うが、 地 震 の 際 に 屋 根 が 壊 れていて、そこ

から 水 が 漏 れていた 場 合 は、 天 井 にも 放 射 性 物 質 がくっついてしまっている。 屋 根 瓦 を 全 部 取 り 替

える 等 しないと 取 れないかもしれない。 家 の 中 が 汚 れている 場 合 は、 畳 を 取 り 替 える 等 すればよい

が、 除 染 については、あまり 期 待 してやっても 期 待 通 りに 下 がらない。 確 かに、 今 の 放 射 線 施 設 の

法 律 では、 公 衆 の 被 ばく 限 度 が 年 間 1mSv となっているので 矛 盾 するが、「 年 間 1mSv になるまで 帰

らない」となると、 非 常 に 長 い 期 間 帰 れなくなってしまうと 思 う。

自 治 会 除 染 に 関 しては、どの 方 法 が 有 効 なのかの 結 果 がまだ 出 ていない。それが 出 るま

で 除 染 はできないということで、 除 染 は 進 んでいない。

年 間 1mSv の 被 ばく 量 にするには、 毎 時 何 マイクロシーベルトまで 下 げればよいのか?

10


柴 田 屋 外 での 線 量 が1μSv/hだと、 屋 内 は 遮 蔽 効 果 があるので、 約 0.5μSv になる。

屋 外 に 8 時 間 、 屋 内 に 16 時 間 いたとすると、16μSv/ 日 なので、 年 間 では、5.8mSv。よって、だい

たい 0.2μSv 弱 /h 程 度 にまで 下 げないといけない。 国 も 年 間 1mSv 以 上 の 地 域 は、 除 染 すると 言

うが、「 除 染 をして1mSv(/ 年 ) 以 下 にする」のか、「 除 染 はするが、 下 がらなかったら、その 後

のことは 知 らない」ということなのかが、よく 分 からない。

自 治 会 ( 国 は)その 答 えを 出 していない。

柴 田 1mSv のリスクは、 転 倒 して 死 亡 するリスクと 同 じ 程 度 であるが、そのリスクを

避 けて、 住 んでいる 場 所 を 捨 ててよそに 住 むか、しかし、よそに 行 って 仕 事 があるのかとか、 様 々

なことを 考 えて 判 断 しなければならない。 除 染 に 関 しては、 自 分 たちでいくつかの 家 をやってみて、

( 放 射 線 量 を)3 分 の1にすることはできそうだが、5 分 の 1 にするのは 難 しいとかがわかれば、

自 分 たちで 判 断 することが 出 来 るようになると 思 う。

11


5 農 作 業 をしても 大 丈 夫 ?

私 たちは、 線 量 の 高 いところで、ただ 散 歩 をしているわけではなく、 農 作 業 をしなけれ

ばいけない。そのような 場 合 は、 土 をいじるので、マスクをしたりしなければならないと 思 うがい

かがか。

柴 田 水 田 の 場 合 は、あまり 土 が 舞 い 上 がらないので 大 丈 夫 だと 思 うが、 畑 のような 乾

いた 土 の 場 合 は、 土 が 舞 い 上 がる。その 場 合 、どの 程 度 内 部 に 入 り 込 むかはわからないので、ホー

ルボディカウンター(WBC)で 測 ってみないとわからない。ただし、 土 から 身 体 に 入 ったものは、

土 は 栄 養 ではないので、 吸 収 されず 大 便 として 排 出 される。 食 べ 物 の 場 合 は、 栄 養 となり 身 体 に 吸

収 される。 参 考 となるデータとしては、 先 日 の 勉 強 会 で 申 し 上 げた 通 り、 学 校 の 校 庭 で 遊 んでいた

時 に、 土 を 吸 い 込 む、 又 は、 転 んだりして 土 が 口 の 中 に 入 ってしまった 場 合 でも、 多 くても 外 部 被

ばくの4% 程 度 の 被 ばく 量 である。しかし、 農 作 業 の 場 合 のデータはない。 今 は、セシウムしかな

いので、セシウムは 半 減 期 が 長 いので、 農 作 業 後 の 1 ヵ 月 後 くらいに WBC で 測 ってみればわかる。

土 の 種 類 によっても 違 うと 思 う。しかし、それは 人 体 実 験 になってしまうので、 私 から「( 農 作 業

を)やってみたら?」とあまり 強 く 勧 められないのですが…( 笑 )。

そうですね。わかりました( 笑 )。

測 定 したくても、WBC が 少 ない。( 町 に)50 台 くらいあると 良 い。 福 島 県 内 に 1,000

台 くらい、 集 落 ごとに 設 置 してほしい。

柴 田 森 林 の 中 は、 放 射 線 量 が 高 いので 要 注 意 である。

12


自 治 会 WBC は、 平 田 村 でしかやっておらず、ここから 行 くのは 不 便 である。

柴 田 避 難 されている 方 の 中 でも、 農 作 業 をされている 方 もいらっしゃると 思 うが、 例

えば、ゼオライトを 畑 に 撒 いておくと、チェルノブイリでは、プルシアンブルーを 使 用 したそうだ

が、 農 作 物 のほうにセシウムがあまりいかないようである。また、 牧 畜 業 では、 屠 殺 の 数 ヶ 月 前 ま

では、 汚 染 された 土 地 での 飼 料 で 育 てても、 数 か 月 前 からキレイな 飼 料 を 与 えれば、 牛 の 肉 にはセ

シウムがいかないというデータもある。 漁 業 の 場 合 は、ヒラメとかカレイなど、 海 底 のほうにいる

魚 は、セシウムをたくさん 含 んでいると 思 う。 湖 や 池 、ダムなども、 水 はキレイだと 思 うが、 地 底

の 土 には、 放 射 性 セシウムが 溜 まっているであろう。 川 も 澱 んでいるところの 川 底 土 は、( 放 射 性

セシウムで) 汚 染 されているので、 要 注 意 である。また、 川 が 濁 っている 場 合 は 放 射 性 セシウムで

汚 染 された 細 かい 土 壌 が 浮 遊 しているので、 要 注 意 である。

13


6 放 射 線 どのくらいなら

被 ばくしても 大 丈 夫 ?

内 部 被 ばくや 外 部 被 ばくに 関 して、どの 程 度 であれば OK で、これ 以 上 は、ダメというこ

とを 教 えてほしい。 孫 がいて、その 孫 の 母 親 が 放 射 線 について 心 配 しているので、 教 えてあげたい

が、 根 本 となる 知 識 がないので。

柴 田 外 部 被 ばくに 関 しては、 広 島 ・ 長 崎 のデータに 基 づいて 出 した 見 解 (100mSv/ 生 涯

以 下 の 場 合 の 発 がん 影 響 については、 科 学 的 に 有 意 なデータが 出 ていない)に 文 句 を 言 う 人 はあま

りいないと 思 う。

内 部 被 ばくに 関 しては、 食 品 に 含 まれる 放 射 性 物 質 が 主 な 内 部 被 ばくの 原 因 になるが、 放 射 性 の

カリウムは 自 然 界 に 存 在 し、 多 くの 食 品 に 含 まれている。 例 えば、 米 は 30Bq/kg、 魚 は 100Bq/kg、

干 しこんぶは、2,000Bq/kg、 干 ししいたけは 700Bq/kg 程 度 ある。また、 人 の 身 体 は、カリウム 40

や 炭 素 14 等 の 放 射 能 ( 放 射 性 物 質 )を( 体 重 60kg 程 度 であれば)6,000Bq 程 度 持 っている。

今 度 、 新 たにセシウムが 加 わったわけなので、セシウムが 加 わったというのは、カリウムとセシ

ウムは 何 が 違 うかというと、 実 は、カリウムというのは、ガンマ 線 を 出 すのは、カリウムが 壊 変 し

たときの 10%だけ。セシウムは、90%ガンマ 線 を 出 す。そういうことがあるので、ガンマ 線 の 影 響

から 言 うと、 同 じ 量 だったらセシウムのほうが 大 きい。

それから、 体 の 中 に 入 ってしまうと、その 違 いは 何 かというと、 体 の 中 に 入 っても、ガンマ 線 に

関 しては、 影 響 としてはセシウムのほうが 約 10 倍 くらい 大 きい。ただし、 内 部 被 ばくという 観 点

からすると、ベータ 線 とガンマ 線 が 出 るので、ベータ 線 が 内 部 被 ばくで、 外 部 被 ばくとの 違 いにな

る。ガンマ 線 のほうは、 中 から 来 ても 外 から 来 ても、 別 に 体 を 通 るだけで 同 じ。そう 考 えると、 内

部 被 ばくの 特 徴 的 な 影 響 というのはベータ 線 による。そうすると、ベータ 線 のエネルギーをセシウ

ムとカリウムで 考 えると、カリウムのほうがエネルギーが 高 いから、 体 の 中 で 飛 ぶ 距 離 が 長 く、 大

体 セシウムの3 倍 ぐらい 飛 ぶ。よって、 影 響 も3 倍 ぐらい 大 きくなるはず。

そういうことを 考 えると、セシウムとカリウムの 違 いというのは、 大 ざっぱに 言 うと、カリウム

のほうがセシウムの 半 分 ぐらいの 影 響 と 考 えておけばよいのでないかと 思 うので、カリウムが 700

(Bq)と 書 いてあれば、セシウムにすると 350(Bq)ぐらいであるというような 感 じである。

出 典 : 文 部 科 学 省 放 射 線 等 に 関 する 副 読 本

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7 偉 い 先 生 方 の 見 解 を 一

本 化 してほしい!

偉 い 先 生 方 の 見 解 を 一 本 化 してほしい。「 大 丈 夫 」という 情 報 発 信 が 少 ないと 思 う。

柴 田 専 門 家 の 見 解 が 違 うというのは、 例 えば、 水 俣 病 やイタイイタイ 病 に 関 しても、

最 初 は、 有 機 水 銀 が 原 因 ということは、 認 められなかった。チッソ㈱の 現 場 で 働 いていた 人 の 中 で

は、 有 機 水 銀 が 生 成 されているかもしれないと 分 かっていた 人 もいたが。 公 害 的 な 要 因 に 関 しては、

専 門 家 の 見 解 の 統 一 は 難 しいのが 現 実 。 放 射 線 については、 原 発 について 社 会 科 的 な 話 はされてい

たが、 放 射 線 そのものの 影 響 については、 教 育 がなされていない。マスコミも、 例 えば、 朝 日 新 聞

の 記 者 だって、 記 者 によって、それぞれ 考 え 方 は 違 う。

国 民 の 放 射 線 教 育 をしなくてはならないと 思 う。 事 故 が 起 こって、 初 めてテレビ 等 で、

放 射 線 のことが 報 道 されたが、 私 たちは、 放 射 線 とか 放 射 性 物 質 とかその 違 いすらわからないし、

判 断 しようにも、その 判 断 の 基 準 がない。

だから、 国 ( 文 部 科 学 省 )は、この 副 読 本 を 作 ったのでしょ。

い。

柴 田 でも、この 副 読 本 には、( 放 射 線 やその 他 の)リスクに 関 することが 何 も 書 いてな

8 時 から8 時 15 分 までの 朝 の 連 ドラを NHK でやっているが、そんな 連 ドラを 放 送 して

いる 場 合 じゃなくて、 今 は、その 15 分 でもいいから、その 時 間 に 放 射 線 の 番 組 をやってほしい!

自 治 会 ( 放 射 線 については) 自 分 たちが、どこで 折 り 合 いをつけるかの 問 題 だな。

柴 田 一 部 の 人 が 帰 還 しても 生 活 は 成 り 立 たない。このような 勉 強 会 に 来 ない 人 も 含 め

て、 理 解 してもらわないといけない。みんなが 正 確 な 情 報 を 得 て 判 断 しなければならないと 思 う。

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8 放 射 線 と 避 難 生 活 、

どっちが 怖 い!?

私 は、 環 境 放 射 線 のモニタリングデータを 図 書 館 で 全 てコピーし、 取 ってきた。 原 発

事 故 の 起 きる 前 の 富 岡 町 の 平 均 は、0.04~0.06μSv/h 程 度 。チェルノブイリ 事 故 の 際 には、3 倍 の

0.17μSv/hになった。 青 森 の 平 均 は、0.02、 大 阪 は 0.08、 東 京 は 0.06、 岐 阜 は 0.15、 福 島 は 0.02

~0.03、 原 発 の 近 くは 0.04μSv/h。 以 前 は、この 数 字 の 意 味 もよくわからなかったが、 今 は、 勉

強 していろいろと 分 かった。 柴 田 先 生 の 意 見 にも、 真 っ 向 から 反 対 してはいるが、 少 しでも 勉 強 し

たいと 思 って、この 勉 強 会 に 参 加 している。 今 まで 自 然 界 にあったリスクは 受 け 入 れざるを 得 ない

と 思 っているが、 事 故 により 新 たに 発 生 したリスクは「ゼロ」にしなければならない。

柴 田 「 事 故 前 のリスクにまで 戻 せ」というのは、 難 しいと 思 う。

富 岡 町 の 場 合 、 山 は、5~10μSv/h 程 度 ある。5 年 経 っても、 子 どもたちは 帰 れない。

子 どもたちが 帰 れないような 町 に、 自 分 も 帰 りたくない。

ところで、JCO 事 故 の 際 の 被 ばくは、どの 程 度 であったのか。

柴 田 ウランの 核 分 裂 により 中 性 子 がたくさん 出 て、 作 業 者 は 非 常 に 大 きな 被 ばくをし

て2 名 が 亡 くなった。しかし、ウラン 自 体 がこぼれたわけでもなく、 温 度 も 60 度 程 度 であったの

で、 外 への 放 射 能 汚 染 はなかったであろう。 敷 地 の 一 番 近 くにいた 人 でも、2mSv 程 度 の 被 ばく

で、 事 故 が 終 息 した 後 は、 放 射 線 レベルは 元 に 戻 っている。

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自 治 会 セシウムなどよりも、 今 の 避 難 生 活 の 方 がよっぽど 怖 い。このままでは、( 住 民

は、 何 もすることがなく)バカになるか、ボケるかのどっちかで、 死 ぬのを 待 っているだけ。 賠 償

の 仕 方 にも 問 題 がある。 住 民 が、 本 来 の 農 業 や 漁 業 ができるようにしなければならない。

自 治 会 ゼオライトの 効 果 にもバラツキがあるようである。ゼオライトを 入 れることによ

って、カリウムの 肥 料 が 多 く 作 物 に 吸 収 され、 作 物 の 味 が 悪 くなるとうい 情 報 もある。

柴 田 ゼオライトの 効 果 に 関 しても、 自 分 の 畑 でやってみないとわからないと 思 う。

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9こどもへの 影 響 が

心 配 っ!

こどもに 対 する 放 射 線 の 影 響 が 一 番 心 配 なので、 教 えてほしいのですが・・・。

柴 田 こどもが 放 射 線 に 被 ばくすると、 小 さいうちにがんになるのではないかと 心 配 す

る 人 が 多 いと 思 うが、 固 形 がんの 潜 伏 期 間 は~20 年 なので、 小 さいときに 被 ばくしても、 多 くの

人 が、がんになるのはがん 年 齢 (60~70 歳 くらい)になってから。10 歳 で 被 ばくしたら 20~30

歳 で 死 亡 する 割 合 はごく 小 さく、60、70、80 歳 になってからということ。

ICRP の 2007 年 の 勧 告 によると、 胎 児 と 小 児 の 時 の 被 ばくでは、がんリスクは 同 程 度 で 大 きな 差

はなく、 胎 児 のがんリスクについても、 妊 娠 初 期 と 後 期 との 差 はない。

胚 および 胎 児 における 放 射 線 影 響 は、100mSv 以 下 では 致 死 的 影 響 はまれであり、 奇 形 の 発 生 リ

スクも 期 待 されないし、IQ( 知 能 指 数 )へのいかなる 影 響 もない。しかし、こどもへの 放 射 線 影 響

は 大 人 の2~3 倍 高 いと 考 えられる。

また、 幼 児 の 校 庭 等 での 内 部 被 ばくは、 再 浮 遊 吸 入 摂 取 が 地 表 沈 着 からの 外 部 被 ばくの 2~4%、

土 壌 摂 取 は 0.04~0.3%と 考 えられる。なお、 土 は 栄 養 素 ではないので、 消 化 されないため 被 ばく

が 低 い。

ストレスにより 免 疫 力 が 低 くなるとがんやその 他 の 病 気 にかかりやすくなる。 外 に 出 て 遊 びたい

こどもに 我 慢 をさせるより、 強 風 で 土 埃 が 舞 うようなことがなければ、 外 で 元 気 にこどもを 遊 ばせ

たほうがよいと 思 う。

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10 放 射 線 でがん 以 外 の 病

気 になるって、 本 当 ?

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ウクライナの 25 周 年 レポートでは、 免 疫 の 低 下 が 最 初 に 起 こる、がん 以 外 の 疾 病 が 発 生

していると 報 告 されている。これは NHK のドキュメンタリーになり、 本 も 出 版 された(『チェルノ

ブイリ 原 発 事 故 : 汚 染 地 帯 からの 報 告 』)。ただ、それが 放 射 線 のせいだと 疫 学 的 には 証 明 できない

と 思 うが、がん 以 外 の 疾 病 に 関 しては、どう 思 われるか?

柴 田 骨 髄 機 能 が 侵 されるほど 被 ばくすると 免 疫 低 下 が 起 こるが、それは 相 当 高 い 線 量

のときのみ。セシウムの 方 が 影 響 が 大 きいかというと、そうではないのではないか。 線 量 はこれだ

け 増 えたらこれだけ 影 響 が 増 えるとしか 言 えない。 避 難 して 環 境 が 変 わったり、 心 配 でストレスが

加 わると 免 疫 力 が 落 ちるということはあり 得 る。

健 康 診 断 を 受 けないといけないが、 機 能 障 害 ( 臓 器 に 影 響 が 出 る)ということは 考 えられない。

しかし、 東 海 村 の 女 性 研 究 者 は、 福 島 原 発 事 故 後 心 配 で 大 阪 へ 移 ってしまった。 精 神 的 にあるレベ

ルを 超 えて 影 響 を 受 けると、それに 対 してどうケアするかは 難 しい 問 題 である。

自 治 会 がれき 問 題 等 で 騒 いだ 多 くは 福 島 から 避 難 した 人 達 と 言 われている。ただ 放 射 能

が 怖 いとしか 思 っていない。 焼 却 してフィルターから 出 て 行 くものの 線 量 は 低 い。そういう 勉 強 を

ちゃんとしていない。この 勉 強 会 もそのための 企 画 である。

柴 田 知 らないで 不 安 に 思 うのは 良 くない。もっと 若 い 人 たちにも 勉 強 してほしい。 自

分 で 考 えて、 自 分 で 行 動 できるようになっていくことが 大 切 。

事 故 直 後 の 3 月 13 日 に、 孫 達 が 自 転 車 に 乗 って 遊 びに 来 たが、 後 で 考 えるとぞっとする。

既 に 起 きてしまった 問 題 なので、これからこどもたちを 医 学 的 な 面 で 記 録 をとりながら 見 守 ること

が 大 切 である。

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セシウム 134 や 137 は 自 然 界 になかった。しかし、1Bq たりとも 放 射 性 セシウムを 摂 るべ

きではないというのは 不 可 能 なので、どこで 折 り 合 いをつけて 生 きていくか・・・。

自 治 会 福 島 の 農 作 物 も 100Bq より 低 いものがほとんどである。 毎 年 同 じものを 食 べてい

れば 問 題 だが、100Bq を 上 限 として 通 常 はそれより 下 なので、 気 にする 必 要 はないのではないかと

思 う。

上 限 100Bq を 10Bq にすると 農 業 が 成 り 立 たなくなる。

すべては 起 こってしまったこと、これからのこどもや 孫 をこういう 状 況 からどうやったら

救 っていけるか 考 えなくてはいけないと 思 う。

柴 田 影 響 が 出 るとするとがん。 線 量 が 低 いので 臓 器 の 機 能 に 影 響 が 出 ることはない。

がん 検 診 を 真 面 目 に 受 ければ 早 く 見 つかり 治 る 可 能 性 は 高 い。 煙 草 は 吸 わない、 酒 は 飲 みすぎない、

これを 気 をつけるだけでがん 死 亡 率 は 高 くならない。そのためには 検 診 を 受 ける、 明 らかに 身 体 に

悪 いことはやらない、 適 度 な 運 動 をし、 日 常 生 活 をきちんと 過 ごして 生 活 習 慣 病 を 減 らせば、がん

のリスクは 減 らせる。

自 治 会 自 分 は 2 回 大 腸 がんの 手 術 をしている。 検 診 を 受 けていたから 今 生 きているわけ

で、 身 をもって 検 診 の 大 切 さを 感 じている。

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11 家 の 中 の 除 染 、

どうしたらいい!?

柴 田 除 染 に 関 しては、 住 宅 近 傍 約 20m の 範 囲 は 国 が 除 染 することとなっている。 自 宅

に 帰 っても 安 心 して 過 ごせるように 住 居 内 の 除 染 も 必 要 である。それには 汚 染 状 況 を 正 しく 知 るこ

とが 必 要 。その 場 合 、 線 量 率 測 定 のシンチレーションサーベイメータではなく、 表 面 汚 染 測 定 の

GM サーベイメータが 適 切 である。 前 者 は、あちこちのγ 線 を 拾 ってしまい、その 場 所 の 汚 染 を 正 確

に 知 るのには 適 さない。 後 者 は 主 にβ 線 を 測 定 するが、β 線 はあまり 飛 ばないので 適 する。まずは、

町 役 場 にある GM サーベイメータで 居 住 内 を 測 定 するのがよい。

事 故 時 の 3 月 に 窓 が 空 いていたり、 屋 根 が 傷 んでいたりすると 家 内 部 も 汚 染 されているであろう。

帰 宅 するとなると 内 部 被 ばくを 避 けるためには、 家 の 中 の 除 染 ( 掃 除 )を 面 倒 だが 自 分 でやるしか

ない。 家 中 を 除 染 するのは 大 変 な 作 業 なので、まずは、なるべく 高 い 線 量 箇 所 をみつけて 除 染 して

いく。

天 井 は 掃 除 機 で 埃 を 取 る、 畳 なら 表 替 、 壁 紙 なら 剥 がす。 雨 が 漏 れて 柱 等 の 木 に 浸 透 していれば

削 ればよい。 家 に 帰 ったらまずは 掃 除 。 線 量 をはかってみて 高 くなければ 普 通 の 掃 除 でよい。

自 治 会 天 井 には 素 足 で 入 れない。 埃 だらけで 雨 で 放 射 性 物 質 が 中 に 入 っているであろう

し、 築 10 年 以 上 であれば 隙 間 から 入 っているであろう。 屋 根 部 で 汚 染 されているのは 瓦 だけでな

ない。 除 染 業 者 は 瓦 だけを 除 染 するが( 破 損 の 恐 れから 放 水 せずに 雑 巾 で 拭 っている)、 瓦 の 下 に

は 紙 があり、それが 地 震 で 破 れ、 雨 でその 下 の 板 にまで 汚 染 が 届 いている 可 能 性 がある。

天 井 は 断 熱 材 が 貼 ってあり、その 掃 除 や 撤 去 等 、 自 分 で 実 施 するには 困 難 を 伴 う。 年 配 者

にはそんなことはできない。 今 は 電 気 も 水 もないから 掃 除 したくてもできない。 国 に 更 地 にしても

らって 再 出 発 したい。あちこち 汚 染 されていては、 柱 を 削 るとしても 限 界 があり、 全 損 扱 いでつく

りかえることになろう。 外 部 業 者 に 作 業 を 委 託 することになろうが、いくらぐらいかかるものなの

か。

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柴 田 断 熱 材 の 上 の 埃 をとるだけで 可 能 な 場 合 もあれば、 雨 で 中 に 入 り 込 んでしてまっ

ているケースもあろう。 後 者 だと 天 井 を 含 めて 取 り 外 すしかない。コストは 各 住 居 によりけり。 汚

染 調 査 作 業 や 除 染 作 業 に 必 要 な 人 数 による。

自 治 会 住 宅 近 傍 約 20m の 範 囲 は 国 が 除 染 することになっている。その 先 や 田 畑 について

はその 後 の 作 業 。 一 方 、 家 の 中 の 作 業 や 除 染 作 業 は 誰 がやるのか、その 費 用 負 担 についてまだはっ

きりしない。

家 は 使 いものにならなければ 全 損 扱 いとなり、 撤 去 、 中 間 貯 蔵 所 や 焼 却 炉 までの 運 搬 、 土 台 のコ

ンクリート 撤 去 まで 国 が 全 部 やってくれる。 家 に 愛 着 がありこのまま 住 み 続 けるということであれ

ば、 柱 や 梁 を 残 してリフォームする。どうするかは、 先 生 の 話 しをきいて 各 自 で 判 断 するしかない。

放 射 能 は 全 般 にあるのか、 部 分 的 に 留 まるのか。

柴 田 計 測 してみないと 分 からない。とにかく 内 部 被 ばくは 避 けたいので、 除 去 できる

ものについては 家 中 を 水 ぶきで 掃 除 してきれいにする。GM カウンターを 近 づけて 音 が 鳴 ってもそ

れほど 線 量 が 高 くなければこれでよし、とすることもできよう。 但 し、 滲 みこんだものは 落 ちない。

半 減 期 を 待 つしかない。セシウム 137 は 30 年 の 半 減 期 。セシウム 134 の 半 減 期 は 2 年 で、6 年 経

つと 1/8 となる。

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( 参 考 資 料 )

放 射 線 は、 人 間 の 五 感 で 感 じることはできないが、 目 的 に 合 わせて 適 切 な 測 定 器 を 利 用 すること

によって、 数 値 として 確 かめることができる。 測 定 の 方 法 は、 大 きく 三 つに 分 類 される。1. 放 射

性 物 質 の 有 無 を 調 べるもの、2. 空 間 の 放 射 線 量 を 調 べるもの、3. 個 人 の 被 ばく 線 量 を 調 べるもの

である。

1. 放 射 性 物 質 の 有 無 を 調 べる

ガイガー・ミュラーカウンタ(GM 計 数 管 )など

放 射 線 の 数 を 測 るもの。 物 質 に 放 射 性 物 質 が 付

着 しているかを 調 べるのに 利 用 される。

( 単 位 :cpm※など)

※cpm:1 分 間 に 計 測 された 放 射 線 の 数

2. 空 間 の 放 射 線 量 を 調 べる

シンチレーション 式 サーベイメータなど

空 間 の 放 射 線 量 率 を 測 るもの。 放 射 線 による

人 体 への 影 響 を 調 べるのに 利 用 される。

( 単 位 :μSv/h)

3. 個 人 の 被 ばく 線 量 を 調 べる

個 人 線 量 計

個 人 が 受 ける 放 射 線 量 を 測 るもの。 放 射 線 量

を 知 りたい 時 にも 使 われる。 ( 単 位 :mSv)

( 注 ) 個 人 被 ばく 線 量 計 は、 携 帯 電 話 などか

らの 電 気 的 ノイズにより 誤 計 数 する 場 合 があ

るので、 携 帯 電 話 などと 同 じポケットに 入 れて

使 用 しないこと。

文 部 科 学 省 放 射 線 等 による 副 読 本 より 作 成

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12 富 岡 町 の 自 宅 に 帰 ってもい

いと 言 われても、 不 安 だっ!

帰 宅 してよいといわれても、リスク 限 度 をどう 考 えればよいのか。

自 治 会 富 岡 町 の 区 域 見 直 しを 町 長 がするといっている。すべての 家 屋 を 0.2μSv/h まで

に 除 染 する。 例 えば 1 年 前 に 試 験 的 に 除 染 した 区 域 が 0.2μSv/h。 今 もその 値 は 変 わっていない。

他 地 域 でも 除 染 前 後 で 大 きな 変 動 はない。データは 公 表 されている。もちろん、 富 岡 第 二 中 のグラ

ウンドも 風 埃 が 舞 い、 周 りの 土 が 入 れば 高 くなり、 役 場 庁 舎 の 周 りも 除 染 したが、 周 りは 雑 木 林 の

ため 風 により 落 ち 葉 ・ 土 等 が 入 れば 高 くなる。

料 プールが 気 になる。

福 島 第 一 の 現 在 の 状 況 はいかに。また 放 射 性 物 質 が 飛 んでくるのではないか。 使 用 済 燃

柴 田 大 地 震 がおきて 使 用 済 燃 料 が 落 下 し、 空 冷 もきかないとなると 外 側 が 溶 けて 飛 び

出 す 危 険 があるが、 燃 料 の 取 出 し 作 業 自 体 に 漏 れの 危 険 はないと 思 う。 取 出 し 時 には 4 号 機 にもカ

バーができて、フィルターを 設 置 して 漏 れを 防 ぐ。 燃 料 プールもマグニチュード 8.5 には 耐 える 設

計 という。 今 は 1 号 機 のみカバーがあり、フィルターもある。 他 3 基 はまだカバーがないので、 若

干 出 ている 可 能 性 はあるが、 数 値 が 上 昇 するということはない。1200 年 に 一 度 というような 規 模 の

地 震 の 発 生 はもはや 近 い 将 来 には 考 えられないので 同 様 の 事 態 は 発 生 しないのではないか。 何 十 年

もすれば 空 冷 でも 問 題 なくなろう。 先 の 事 故 を 上 回 る 汚 染 の 発 生 は 考 えにくい。それに 今 、 大 量 に

漏 れれば 住 民 はすぐに 線 量 計 で 分 かる。1 個 ぐらいの 燃 料 集 合 体 が 落 ちてもその 周 辺 が 汚 染 される

程 度 で、 外 部 に 大 量 に 飛 散 することはない。

自 治 会 除 染 の 仕 方 が 地 域 で 異 なる。 地 域 によっては、 下 請 け、そのまた 下 請 け(4、5 段

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階 )で 対 応 がひどく、 表 土 3cm を 剥 ぐとしているのに、 実 際 には 剥 がない。 表 面 を 刈 取 りして 集 め

る 程 度 。これだと 作 業 を 繰 り 返 しやらないとならない。3~5cm は 剥 がないとダメである。 川 内 村 は、

川 内 の 業 者 と 中 央 の 会 社 で 合 弁 企 業 をつくってきちんと 対 応 している。 富 岡 町 は 試 験 除 染 で 表 土 を

剥 いでいる。 富 岡 町 が 会 社 を 作 り、ゼネコンの 下 請 けで 入 り、 孫 請 けで 町 内 業 者 の JV(ジョイント

ベンチャー)を 作 る 川 内 方 式 を 試 みたが、 国 から 会 社 の 実 績 が 無 い 富 岡 町 会 社 は 認 められなかった。

自 宅 は 山 から 2mしか 離 れていない。 山 の 木 の 伐 採 は 国 、 政 府 から 地 権 者 に 言 ってくれ

るのか。 自 分 が 植 林 し 育 てた 木 への 愛 着 もあり 伐 採 したがらないのでは。

いる。

柴 田 住 宅 近 傍 約 20m の 範 囲 内 の 木 は、 木 の 高 さの 半 分 に 切 るとマニュアルではなって

自 治 会 楢 葉 町 の 除 染 では 生 活 圏 20m 以 内 の 立 木 も 竹 も3m 位 現 場 で 枝 打 ちはするが、

木 は 根 元 からは 切 らない。たとえ 山 林 でも 同 じである( 直 径 5cm 位 以 下 は 全 伐 )。 線 量 が 高 い・

賠 償 額 が 低 いから 帰 宅 しない、 従 って 除 染 に 応 じないと 言 う 地 権 者 がいると、 除 染 ができないとい

う 現 実 はある。 地 主 さんを 説 得 して 除 染 だけでもやって 貰 わないと 帰 りたい 周 りの 人 が 困 る。

山 林 はどうするか 決 まっていない。 国 が 除 染 するにしても、 木 を 切 るには 地 主 の 了 解 が 必 要 にな

ってくる。

5 年 後 に 帰 宅 してよいといわれても 家 はそのまま 住 める 状 況 にはない。すぐに 保 守 作 業

をやってもらえるのか。

がある。

自 治 会 帰 宅 したときの 作 業 をスムーズに 行 うためにも、このように 勉 強 をしておく 必 要

周 囲 20m までは 除 染 しても、 隣 家 との 往 来 のため 小 道 があった。 現 在 は 藪 になって 通 れない、こ

れも 生 活 圏 として 認 めてほしい。 必 要 があっての 小 道 であり、 除 染 されないのは 困 る。

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柴 田 防 護 服 をきて 往 復 してから 計 測 し、 汚 染 されていなければ 大 丈 夫 。 今 は 雨 で 流 れ

ている 部 分 も 多 い。 簡 単 には 移 らないと 思 う。

落 ち 葉 には 放 射 性 物 質 がついていてそれを 踏 むと 靴 の 溝 にはいってしまう。 家 の 周 りを 除 染 した

際 に、 取 り 残 された 落 ち 葉 があれば 拾 って 片 付 けることで 線 量 は 段 々 減 る。 線 量 だけの 問 題 であれ

ば、 国 は 年 間 1mSv/ 年 であれば 大 丈 夫 といっている。しかし、 放 射 性 物 質 が 舞 い、 口 からはいって

内 部 被 ばくをして 影 響 は 大 きくなるので、それは 避 けなければならない。 天 井 、 畳 の 埃 が 汚 染 され

ているとそれを 吸 い 込 んでしまうので、 掃 除 しないとならない。 線 量 を 測 ればそのリスクは 計 算 で

分 かる。それほど 高 くなければ、この 程 度 なら 許 容 できるか、ということはあろう。その 程 度 が 難

しいところである。

帰 宅 した 際 、 家 の 前 の 舗 装 道 路 、1m 高 さで 2.0μSv/h、10cm 高 さで 9.0μSv/h。 汚 染 は

舗 装 道 路 全 体 なのか、 測 ったところだけなのか。

柴 田 その 汚 染 がスポット 的 か 否 か、 細 かい 汚 染 分 布 を 知 るには GM サーベイメータで 計

測 しないとならない。 広 領 域 の 線 量 をはかるならシンチレーションサーベイメータでよいのだが。

1 年 に 1 回 はホールボディカウンターによる 内 部 被 ばく 検 査 を 受 けたい。 自 家 米 を 食 べ

ている 場 合 、 数 値 が 高 いという 話 を 聞 く。

自 治 会 要 望 は 出 しているが。 年 齢 (20 歳 以 下 )、 居 住 場 所 による 制 限 がある。

柴 田 線 量 が 高 い 地 域 に 帰 る 場 合 、 外 部 線 量 をどれだけ 受 けたかや、 内 部 被 ばくの 状 況

を 調 べなくてはならない。がん 検 診 やホールボディカウンターによる 検 査 は 必 要 であろう。

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13 東 電 は、きちんと 廃 炉 をやる

のかっ!?

富 岡 町 は、 昔 の 町 に 戻 るのか。 農 業 や 観 光 ができるようになるのか。 原 発 の 廃 炉 はいか

に。 東 電 はきちんと 廃 炉 をやってくれるのか。

柴 田 放 射 能 がなくなって 昔 の 状 態 に 戻 るまでには 時 間 はかかるであろう。Cs-137 の 半

減 期 は 30 年 あまり。 但 し、 怖 がってばかりで 戻 らないならば 町 の 復 興 にはならない。 土 地 の 権 利

も 放 棄 してしまえば 次 の 復 興 を 担 う 子 孫 に 何 も 残 すこともできない。 廃 炉 は 40 年 後 であるが、だ

んだん 処 理 が 進 み、 安 全 になってくる。あれほどの 大 きな 地 震 は 今 後 数 百 年 、 発 生 しないのではな

いか。4 号 機 の 使 用 済 燃 料 もあと 何 年 かすれば 取 り 出 すので、 地 震 がきても 問 題 ないだろう。1~3

号 機 も 冷 却 を 続 け、 時 折 、 調 子 が 悪 くなることもあろうが、5~10 年 もすると 落 ち 着 くのではない

かと 思 う。 空 間 放 射 線 レベルが 下 がるのはだいぶ 先 だが。どんな 政 権 下 であれ、 廃 炉 はきちんと 行

われるはず。コストは 電 気 代 に 跳 ね 返 るだろうが。

富 岡 町 には 中 間 貯 蔵 施 設 は 建 設 されないようだ。 減 らす 動 きはあるようだが、 大 熊 町 に

は 9 箇 所 建 設 される 予 定 。 富 岡 町 にないのは 最 終 処 分 場 ができるからなのか。

自 治 会 富 岡 町 には 現 在 、 楢 葉 町 から 出 入 りする 産 業 廃 棄 物 関 係 資 材 を 置 く、 産 業 廃 棄 物

処 分 場 がある。 埋 設 処 分 しかできないものが 運 び 込 まれている。 今 回 燃 やすことのできないものは

この 場 所 に 置 くことになる。

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もう 帰 れません、といわれたほうがいい。 再 出 発 しやすいっ!

役 場 前 広 場 の 線 量 は 0.2μSv/h ということだが、 除 染 してその 値 になるのならば、 外

はもう 大 丈 夫 なのではないか。 家 の 中 はもっと 一 般 的 低 い。

自 治 会 自 宅 の 畳 表 、 高 さ 1cm で 1.8μSv/h。そのままでは 住 めない。 今 後 も、GM サー

ベイメータ 等 で 測 定 してみないと 住 めるかどうかの 判 断 はできない。

柴 田 何 人 かが 放 射 線 測 定 器 の 使 い 方 の 講 習 を 受 けて、 他 の 人 に 教 えられるようにする

とよい。

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14 廃 炉 にする 段 階 で、 事 故 は 起

きないの!?

原 発 を 廃 炉 にする 段 階 で、 何 か 事 故 が 起 きないかが 心 配 っ!

柴 田 最 も 注 意 しなければならないのは、4 号 機 には 大 量 の 使 用 済 燃 料 があるので、 大

きな 地 震 で 倒 れると 大 量 の 放 射 性 物 質 の 放 出 につながる 可 能 性 がある。

富 岡 町 の 自 宅 では、 部 屋 の 中 では1μSv/h、 道 路 では2μSv/hで、3.11からあ

まり 変 わらない。まだ 原 発 から 放 射 性 物 質 が 出 ているのではないかと 思 うが、いかがか?

柴 田 以 前 は 原 子 炉 内 の 水 が 沸 騰 していたが、 今 は、100 度 以 下 。 若 干 は 放 射 性 物 質 が

出 ていると 思 うが、 線 量 が 上 がるほどは 出 ていないはず。また、 先 日 WHO が 出 したリスク 評 価 では、

セシウムが 半 減 期 で 減 るのとセシウムが 流 れて 土 の 中 に 入 ったりして 減 り、また、 日 本 では 様 々な

放 射 線 防 護 対 策 を 実 施 しているため、 事 故 から 1 年 間 に 被 ばくした 線 量 の 約 2 倍 が 生 涯 線 量 になる

と 推 計 している。 例 えば、 最 初 の 1 年 に 10mSv 浴 びたとすると、 生 涯 の 線 量 は、その 倍 の 20mSv

になる、ということ。

自 治 会 ( 空 間 放 射 線 量 の) 定 点 観 測 をしているが、 放 射 線 量 の 減 りが 早 くてビックリし

ている。

ほたる 草 ( 露 草 )は、 放 射 性 物 質 がつくと 色 が 変 わる。ほたる 草 の 色 が 変 わったのは、 原 発 から

放 射 性 物 質 が 飛 んできているからと 言 われているが、それについてはどうか?

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柴 田 汚 染 水 中 にあるトリチウム( 三 重 水 素 )のような 放 射 性 物 質 は、 飛 んでくるかも

しれない。トリチウムは、 水 素 (H)の 放 射 性 同 位 元 素 で、 宇 宙 線 によっても 作 られる( 宇 宙 線 の

中 性 子 または 陽 子 が 大 気 中 の 窒 素 または 酸 素 と 核 反 応 し 生 成 )ので、 自 然 界 にも 存 在 し 地 下 水 の 中

にもあるが、 非 常 に 深 いところにある 地 下 水 にはあまりないと 思 う。 原 発 からの 汚 染 水 の 中 で、 他

の 放 射 性 物 質 はフィルター 等 により 汚 染 水 から 取 り 除 けるが、トリチウムは 取 り 除 けないため、 現

時 点 で 汚 染 水 は 流 せない。しかし、トリチウムは、18keV の 弱 いベータ 線 のみを 出 し、ガンマ 線 は

出 さないので、 放 射 性 物 質 としての 毒 性 は 低 いので、 世 界 中 の 理 解 が 得 られれば、ある 程 度 薄 めて

海 に 流 すことも 検 討 してはどうかと 思 う。

自 治 会 今 の 富 岡 町 の 水 は、 大 丈 夫 だと 思 うが。

柴 田 セシウムは、あまり 動 かないので、 地 下 水 も 汚 染 されないであろう。 川 の 水 も、

澄 んでいれば 上 澄 みの 部 分 は、 汚 染 されていない。しかし、 天 候 が 荒 れて 水 が 濁 っている 場 合 には、

その 水 は 汚 染 されているので、 飲 まないほうがよい。 環 境 に 関 しては、IAEA が 著 作 権 を 持 つ 放 射

線 学 的 評 価 報 告 書 「チェルノブイリ 原 発 事 故 による 環 境 への 影 響 とその 修 復 :20 年 の 経 験 」(チ

ェルノブイリ・フォーラム 専 門 家 グループ「 環 境 」の 報 告 )の 翻 訳 版 が、 日 本 学 術 会 議 の HP で 閲

覧 できるようになっている。チェルノブイリと 日 本 では 状 況 が 異 なるので、 全 てが 参 考 になるわけ

ではないが、 参 考 になる 部 分 もあると 思 う。

【 日 本 学 術 会 議 HP】↓

2013-03-25 原 発 事 故 による 環 境 汚 染

調 査 に 関 する 検 討 小 委 員


チェルノブイリ 原 発 事 故 による 環 境 への 影 響 とその 修

復 :20 年 の 記 録 ( 表 紙 )

チェルノブイリ 原 発 事 故 による 環 境 への 影 響 とその 修

復 :20 年 の 記 録 ( 全 文 )(PDF 形 式 :4,167KB)

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15 甲 状 腺 がんや 他 のがんの

リスクは?

福 島 県 の 子 供 の 甲 状 腺 のしこりは、 福 島 県 より 他 県 の 方 が 多 いと 新 聞 記 事 にあった。 甲 状

腺 がんや 他 のがんのリスクについてはどうか?

柴 田 福 島 の 被 災 者 の 健 康 調 査 で 行 動 調 査 からの 結 果 だが、 一 番 高 い 人 で 被 ばくは 25mSv。

そのくらいであれば、 双 葉 郡 において、 発 がんのリスクは 高 くならないであろう。WHO の 報 告 でも、

国 内 や 国 外 に 住 む 一 般 的 な 人 々において、 福 島 第 一 原 発 で 発 生 した 事 故 による 健 康 への 危 険 度 は 低

く、 甲 状 腺 がんを 含 め、がんが 増 加 するおそれは 低 いと 結 論 付 けている。

れている。

しかし、 放 射 線 業 務 従 事 者 の 場 合 、 白 血 病 は、 年 間 5mSv で 多 くの 労 働 災 害 認 定 がなさ

柴 田 5mSv で 白 血 病 になるということではなく、 裁 判 所 では、5mSv を 超 えていたら、

白 血 病 と 認 定 することとなっている。

国 際 機 関 の 基 準 でも、 一 般 人 の 線 量 限 度 は、1mSv/ 年 となっている。 以 前 、ある 放 射 線

の 専 門 家 が「100mSv 以 下 なら 影 響 は 無 い」と 言 ったが、そんな 発 言 は 福 島 では 許 されない。

か?

自 宅 のシクラメンの 花 がヘンな 形 になった。シクラメンは、 放 射 線 の 影 響 を 受 けやすいの

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柴 田 シクラメンが 放 射 線 の 影 響 を 受 けやすい 植 物 かどうかはわからない。ほたる 草 (つ

ゆ 草 )の 染 色 体 は、 放 射 線 の 影 響 を 受 けやすいらしいが。

富 岡 町 にスズメ 等 の 鳥 が 少 なくなったような 気 がしているが、 放 射 線 の 影 響 か?

い。

柴 田 これまで、 動 物 への 放 射 線 の 影 響 があったということは、あまり 聞 いたことがな

自 治 会 震 災 前 に 野 鳥 の 会 の 人 の 話 を 聞 いたが、10 年 前 と 比 べてカラスは1/3になって

いた。また、カラス・スズメ 等 も 居 住 者 がいなくなって、 田 畑 から 食 物 が 少 なくなり、 残 飯 等 がな

くなったためではないか。

柴 田 チェルノブイリの 場 合 は、 原 子 力 発 電 所 から 近 い 森 の 松 の 葉 が 真 っ 赤 になった。

福 島 の 場 合 はなっていない。チェルノブイリの 場 合 は、 土 の 中 の 虫 が1/30になったが、その 後 、

生 物 が 少 なくなったところに、 放 射 能 汚 染 地 域 の 枠 の 外 から 新 たな 生 物 が 入 って 繁 殖 した。 福 島 の

場 合 は、 昆 虫 が 非 常 に 減 ったということはないと 思 う。

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16 今 後 どうする!?

富 岡 町

富 岡 の 花 (つつじ) 木 ( 桜 ) 鳥 (セキレイ)

自 治 会 先 日 、 富 岡 町 の 自 宅 に 帰 ったら、 屋 根 の 上 に 置 いてあった 土 嚢 の 袋 が 破 れて、 瓦

の 隙 間 から 放 射 性 物 質 に 汚 染 された 土 が 家 の 中 の 天 井 の 屋 根 裏 にまで 入 っていた。 屋 根 の 外 の 放 射

線 量 より 家 の 中 の 屋 根 裏 の 放 射 線 量 の 方 が 高 かった。また、 畳 の 中 も 土 ぼこりで 放 射 性 物 質 により

汚 染 されてしまっているので、これでは、 屋 根 や 屋 根 裏 、 畳 を 全 部 取 り 替 えなければならない。 富

岡 町 の 自 宅 に 帰 るまでは、 早 く 富 岡 町 に 帰 りたいと 思 っていたが、 自 宅 の 状 況 をみたら、 帰 る 気 が

失 せてきた。このような 家 の 状 況 については、どうすればよいのかと 役 人 に 聞 いたが、「 現 在 検 討

中 」との 回 答 。 全 くもって、 役 所 の 対 応 はなってない。

柴 田 富 岡 町 の 人 たちが、 今 後 、 富 岡 町 をどうしていきたいのか、どういう 町 を 作 って

いきたいのか、 自 治 会 で 意 見 をまとめて、または、せめてここの 自 治 会 の 人 たちだけでも、 考 えを

まとめて 提 案 してはどうかと 思 う。

今 後 は、 高 齢 化 や 少 子 化 が 加 速 することは 間 違 いないので、もっとコンパクトな 町 を 作 って、 歩

いて 買 い 物 や 病 院 にも 行 けるような 町 を 作 るのも 一 案 。 例 えば、1 箇 所 にニュータウンのようなも

のを 作 って、そこだけ、 造 成 して 土 を 盛 ってしまえば、 放 射 線 はかなり 遮 蔽 されるし、 大 規 模 な 除

染 をする 必 要 もなくなる。 田 んぼは、 代 掻 きをしてゼオライトを 撒 いて 農 業 をすれば、 作 物 にはほ

とんど 放 射 性 物 質 はいかなくなるし、また、 林 業 にしても、 放 射 性 物 質 は、 木 の 皮 の 部 分 に 多 くつ

くから 製 材 してしまえば、 利 用 できる。 住 むところをまずキレイにして、 林 業 、 農 業 、 漁 業 をやる。

山 は 少 々 汚 れていても、 毎 日 山 に 入 るのでなければ、 被 ばくする 積 算 の 線 量 はそんなに 高 くならな

い。 除 染 に 回 すお 金 を 新 しい 町 づくりに 回 したほうがよいのではないかと 思 う。まずは、 自 治 会 等

で 住 民 の 同 意 を 得 なければいけないと 思 う。いつまでたっても 今 のままでは、 町 の 将 来 が 見 えない

気 がしてならない。

自 治 会 除 染 を「 国 がやる」というのが、ネック。 国 が 全 部 、 富 岡 町 の 土 地 を 買 い 上 げて

くれればいいのだが・・・。

今 回 の 勉 強 会 は 一 つの 区 切 りではあるが、 今 後 も、 放 射 線 の 問 題 が 解 決 したわけではないので、

今 後 も 適 宜 支 援 をお 願 いしたい。

柴 田 こちらこそ、 今 後 とも 宜 しくお 願 いします。

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平 成 24 年 8 月 23 日 ( 木 ) 8:30~17:00 川 内 村 での 除 染 現 場 の 見 学

平 成 24 年 6 月 26 日 ( 火 ) に 開 催 された 第 3 回 勉 強 会 の 際 に、 今 後 の 勉 強 会 では、 講 演 や 質 疑

応 答 のみではなく、 除 染 についても 現 場 を 見 学 しながら 柴 田 先 生 にアドバイスを 頂 きたいと 住 民

からの 要 望 が 出 た。 当 初 、 富 岡 町 に 入 ることを 計 画 したが、 富 岡 町 役 場 からの 許 可 が 得 られなか

ったため、 除 染 を 開 始 している 川 内 村 の 見 学 を 実 施 することとした。

往 路 、 貸 し 切 りバスの 中 で 富 岡 町 自 治 会 ・ 三 瓶 副 会 長 より、「 本 日 の 見 学 では、 皆 さん、 自 分

たちが 富 岡 町 に 帰 還 したときに、「 川 内 村 では、こんなにきちんと 除 染 をやっていた」などの 主

張 できるくらいしっかりと 見 学 し、 勉 強 をしていただきたい。」との 挨 拶 が 述 べられた。

1. 川 内 村 役 場 訪 問

遠 藤 村 長 ほかとの 会 合

1) 川 内 村 ・ 遠 藤 雄 幸 村 長 挨 拶

・ 帰 還 した 際 の 市 町 村 での 生 活 について、 皆 さん、 当 然 のことながら、 低 線 量 放 射 線 の 影 響 につ

いて 心 配 されていると 思 いますが、 生 活 環 境 ということを 考 えると、 買 い 物 ができる 場 所 や、

病 院 や 介 護 施 設 等 、 必 要 なものはたくさんある。それらは、 川 内 村 だけでは 完 結 できないので、

富 岡 町 の 住 民 の 方 々にも 早 く 帰 ってきてほしいし、 富 岡 町 には、 川 内 村 に 仮 の 町 を 作 ってほし

いと 思 っている。

・ 除 染 に 関 しては、 効 果 があるのかということについて、 懐 疑 的 な 人 もいるが、 前 に 一 歩 進 むた

めには 必 要 なことで、 結 果 がついてこないこともあるが、 諦 めずに、やるからには、しっかり

最 後 までやることが 大 事 。しかし、 川 内 村 の 8 割 以 上 が 山 林 であるが、 山 林 の 除 染 に 関 しては、

まだ、 国 の 方 針 が 出 ていない。

・ 市 町 村 に 戻 ってきても、いろいろと 問 題 はある。しかし、いつまでも、 被 害 者 意 識 を 持 ってい

てはいけない。 国 や 東 電 に 任 せてはおけない。 自 分 たちの 村 は、 自 分 たちで 守 らなければなら

ない。

・ とにかく、 川 内 村 だけでは、 存 在 できないと 思 っている。 富 岡 町 や 他 の 自 治 体 にも、 戻 ってき

てほしい。

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2) 井 出 復 興 対 策 課 長 挨 拶

・ 川 内 村 の 人 口 約 3,000 人 のうち、 帰 還 したのは、まだ 750 人 のみ。750 人 では、 復 興 できない。

病 院 も 必 要 だし、 買 い 物 ができるところも 必 要 。 富 岡 町 には、 川 内 村 に 仮 の 町 を 作 っていただ

き、 川 内 村 の 人 口 を 増 やしてほしい。

3) 除 染 担 当 ・ 横 田 係 長 から 除 染 についての 説 明

・ 仮 置 き 場 は、4 箇 所 のうち、3 箇 所 は 住 民 の 同 意 を 得 ている。

・ 山 林 は、 住 民 の 家 +20 メートルまでは、 除 染 をしてくれる( 予 算 がつく)。

・ 除 染 は、 表 土 を(5cm) 剥 ぎ、 洗 浄 し、 砂 利 を 敷 き 詰 めて 遮 蔽 し、 玄 関 前 の 空 間 線 量 が 0.23

μSv/h(1mSv/ 年 ) 以 下 にすることを 目 標 にしている。

・ 空 間 線 量 が 0.5μSv/hであっても、 雨 どいは 10μSv/hくらいのところもある。その 場 合 、 可

能 であれば、 雨 樋 は、 水 洗 いし 雑 巾 でふき 取 ると 良 い。たて 樋 の 下 は、より 高 濃 度 の 放 射 性 物

質 があるので 50cmくらい 掘 って、その 後 、 砂 利 で 遮 蔽 すると、0.2μSv くらいに 減 る。

・ 除 染 に 関 しては、 住 民 が 自 ら 実 施 する 場 合 は、 単 価 基 準 に 従 って、お 金 を 払 うことにしている。

・ 仮 置 き 場 に 関 しては、 週 に 1 回 線 量 を 測 り、 地 下 水 は、 月 に 1 回 検 査 し、 住 民 には、 定 期 的 に

見 てもらっている。

・ 除 染 に 関 しては、 自 分 の 自 宅 の 除 染 に 立 ち 会 って 業 者 が 実 施 した 場 合 は、うまく 行 っている。

しかし、 住 民 が 立 ち 会 わずに、 業 者 のみが 実 施 した 場 合 は、 切 ってほしくない 木 を 切 ってしま

ったり、「この 線 量 では 納 得 がいかない」 等 々のトラブルが 発 生 してる。

・ 現 在 は、 山 と 川 、ため 池 の 除 染 は、ガイドラインもなく、 実 施 していない。

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2. 除 染 中 のお 宅 や 仮 置 き 場 の 視 察

除 染 担 当 の 横 田 係 長 の 案 内 で、 除 染 中 のお 宅 と 仮 置 き 場 の 視 察 を 行 った。

除 染 中 のお 宅

仮 置 き 場

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3. 秋 元 美 誉 氏 ( 川 内 村 在 住 ・ 農 業 者 )との 交 流 会

秋 元 家

樹 齢 1200 年 の 大 杉 農 作 業 の 記 録 神 棚 にお 供 えするための 稲 穂

秋 元 家 は、 川 内 村 の 旧 家 で「 坂 上 田 村 麻 呂 が 大 滝 根 山 の 山 賊 を 退 治 するために」 秋 元 家 に 逗 留 し

たおりに 記 念 樹 として 植 えたと 伝 えられる「 将 軍 杉 」と 命 名 されている 樹 齢 1,200 年 を 誇 る 大 杉 が

植 えられている。 交 流 会 では、 富 岡 町 の 住 民 の 方 々を 快 く 迎 えてくださり、 美 味 しいスイカとぶど

うジュースを 振 舞 っていただいた。

1) 秋 元 美 誉 氏 :(JAS 認 定 農 業 者 であった)

・ 放 射 線 に 対 する 心 の 葛 藤 はあったが、 避 難 しながら 一 部 分 ではあるが 23 年 度 も 農 業 を 続 け、 神

棚 に 供 える 分 の 一 握 りの 稲 だけを 残 し、 今 後 の 試 験 ・ 研 究 の 為 、 収 穫 できた 作 物 は、 総 て 福 島

県 に 提 出 した。

・ 減 農 薬 には 若 い 頃 から 興 味 があり、 平 成 14 年 からは、 化 学 肥 料 ・ 化 学 農 薬 を 一 切 使 わない 無 農

薬 アイガモ 農 法 に 取 り 組 んでいた。

2) 秋 元 夫 人 :

・ 農 作 業 に 関 しては、 全 て 写 真 やデータを 記 録 として 残 して、いつでも 同 じ 話 ができるようにし

てある。 口 でいくら「 川 内 村 の 作 物 が 安 全 」と 言 ってもダメで、きちんとデータを 出 して、 証

明 していかなければならない。 前 に 進 んでいかなければならない。

・ データに 関 しては、1 年 だけではダメで、2 年 3 年 とデータを 取 って、 評 価 しなければならない

と 思 う。

・ 今 回 提 出 した、 水 稲 ・ 野 菜 (ナスやアズキ 等 )について 放 射 能 検 査 したが、 検 出 限 界 以 下 (ND)

であった。

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富 岡 町 の 現 在 の 状 況 について: 人 口 約 16,000 人 全 町 避 難 中

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