総務省 規制の事前評価書 (火災の調査に関する制度の整備)

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総務省 規制の事前評価書 (火災の調査に関する制度の整備)

総 務 省 規 制 の 事 前 評 価 書

( 火 災 の 調 査 に 関 する 制 度 の 整 備 )

所 管 部 局 課 室 名 : 消 防 庁 予 防 課


話 : 03-5253-7523

評 価 年 月 日 : 平 成 24 年 2 月 29 日

1 規 制 の 目 的 、 内 容 及 び 必 要 性

(1) 規 制 の 改 正 の 必 要 性 ( 現 状 及 び 問 題 点 )

近 年 、 電 気 製 品 やガス 製 品 等 の 不 具 合 等 が 原 因 と 考 えられる 火 災 が 発 生 しており、その 原 因

の 調 査 のためには、 当 該 製 品 の 製 造 業 者 等 に 設 計 図 等 の 関 係 資 料 の 提 出 や 報 告 書 の 提 出 等 を 求

める 必 要 があるが、 現 行 消 防 法 令 ではこのような 事 例 を 想 定 しておらず、 消 防 長 又 は 消 防 署 長

が 製 造 業 者 等 に 任 意 の 要 請 を 行 うものの、 製 造 業 者 等 に 拒 否 され、その 結 果 火 災 原 因 を 不 明 と

せざるを 得 ない 事 例 もあることから、 火 災 の 原 因 である 疑 いがあると 認 められる 製 品 を 製 造 又

は 輸 入 をした 者 に 対 する 火 災 調 査 権 の 整 備 を 図 る 必 要 がある。

(2) 規 制 の 改 正 の 目 的 及 び 内 容

【 規 制 改 正 の 目 的 】

火 災 の 調 査 に 関 する 制 度 の 整 備 を 行 う。

【 規 制 改 正 の 内 容 】

消 防 長 又 は 消 防 署 長 は、 火 災 の 原 因 を 決 定 するために 必 要 があるときは、 火 災 の 原 因 である

疑 いがあると 認 められる 製 品 を 製 造 又 は 輸 入 した 者 に 対 して、 必 要 な 資 料 の 提 出 を 命 じ、 又 は

報 告 を 求 めることができることとする。

2 規 制 の 費 用

(1) 遵 守 費 用 について

消 防 長 又 は 消 防 署 長 が、 製 造 業 者 等 に 対 し、 必 要 な 資 料 の 提 出 を 命 じ、 又 は 報 告 を 求 めた 際

に、 製 造 業 者 等 が 必 要 な 資 料 の 提 出 、 又 は 報 告 を 行 うための 費 用 が 発 生 するが、 現 行 制 度 にお

いても、 火 災 の 原 因 を 決 定 するために 必 要 があるときは、 火 災 の 原 因 である 疑 いがあると 認 め

られる 製 品 の 製 造 業 者 等 に 対 して、 設 計 図 等 の 関 係 資 料 の 提 出 や 報 告 書 の 提 出 等 の 要 請 を、 任

意 で 行 っているところであり、 当 該 要 請 に 応 じている 製 造 業 者 等 については、 新 たな 費 用 負 担

は 限 定 的 である。

(2) 行 政 費 用 について

製 造 業 者 等 に 対 する 制 度 改 正 の 周 知 ・ 徹 底 など、 改 正 後 の 制 度 の 円 滑 な 施 行 に 向 けた 準 備 に

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要 する 費 用 、 及 び 消 防 長 又 は 消 防 署 長 が、 製 造 業 者 等 に 対 し、 必 要 な 資 料 の 提 出 を 命 じ、 又 は

報 告 を 求 める 際 の 事 務 費 等 が 発 生 するが、 現 行 制 度 においても 設 計 図 等 の 必 要 な 資 料 の 提 出 を

任 意 で 行 っているところであることから、 増 加 する 行 政 費 用 は 僅 少 である。

(3)その 他 の 社 会 的 費 用

特 段 発 生 しない。

3 規 制 の 便 益

(1) 遵 守 便 益

火 災 の 原 因 である 疑 いがあると 認 められる 製 品 の 製 造 業 者 等 に 対 する 火 災 調 査 権 の 整 備 を 行

うことで、 火 災 原 因 調 査 が 円 滑 に 進 み、 火 災 の 原 因 を 特 定 し、 原 因 に 対 する 対 策 を 講 じること

により 製 品 に 起 因 する 火 災 発 生 件 数 の 抑 制 が 期 待 されるなど、 火 災 予 防 の 実 効 性 の 向 上 に 寄 与

するものである。

(2) 行 政 便 益

火 災 原 因 調 査 が 円 滑 に 進 むことで、 火 災 の 原 因 を 特 定 し、 原 因 に 対 する 対 策 を 講 じることに

より 製 品 に 起 因 する 火 災 発 生 件 数 の 抑 制 等 がなされ、 火 災 発 生 時 に 必 要 となる 消 防 機 関 の 活 動

の 負 担 が 軽 減 されると 見 込 まれる。

4 政 策 評 価 の 結 果 ( 費 用 と 便 益 の 関 係 の 分 析 等 )

火 災 の 原 因 である 疑 いがあると 認 められる 製 品 の 製 造 業 者 等 に 対 する 火 災 調 査 権 の 整 備 を 行 う

ことによって、 以 後 の 火 災 予 防 の 実 効 性 の 向 上 を 大 きく 図 ることができる 一 方 、 製 造 業 者 等 に 対

する 負 担 は 必 要 な 資 料 の 提 出 又 は 報 告 を 行 うための 費 用 に 限 定 されていることから、 今 回 の 改 正

に 伴 う 費 用 は 便 益 に 見 合 ったものであり、 今 回 の 改 正 は 適 切 かつ 合 理 的 なものであると 考 えられ

る。

5 有 識 者 の 見 解 その 他 関 連 事 項

「 予 防 行 政 のあり 方 に 関 する 検 討 会 」( 委 員 長 : 平 野 敏 右 東 京 大 学 名 誉 教 授 )において、 製 品 火 災

に 係 る 火 災 原 因 調 査 の 充 実 方 法 について 検 討 を 行 い、「「 今 後 の 火 災 予 防 行 政 の 基 本 的 な 方 向 について」

を 踏 まえた 対 応 について( 報 告 )」が 取 りまとめられたところである。

今 回 の 改 正 は、「 予 防 行 政 のあり 方 に 関 する 検 討 会 」における 検 討 内 容 を 踏 まえたものである。

6 レビューを 行 う 時 期 又 は 条 件

政 府 は、この 法 律 の 施 行 後 五 年 を 経 過 した 場 合 において、この 法 律 による 改 正 後 の 規 定 の 施 行

の 状 況 について 検 討 を 加 え、 必 要 があると 認 めるときは、その 結 果 に 基 づいて 所 要 の 措 置 を 講 ず

るものとする。

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