AQSOA - 三菱樹脂株式会社
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2009.10<br />
Vol.5<br />
P LASTICS - Communication<br />
三 菱 樹 脂 グループの“ 今 ”を 伝 えるInformation Magazine<br />
Focus On<br />
低 温 排 熱 や 太 陽 光 エネルギーを<br />
有 効 利 用 する 新 素 材<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」<br />
低 い 温 度 領 域 で 効 率 良 く 水 蒸 気 を 吸 着 ・ 放 出 することができる<br />
当 社 独 自 のゼオライト 系 水 蒸 気 吸 着 材 「<strong>AQSOA</strong> ® 」。<br />
2009 年 の 日 経 BP 技 術 賞 (エコロジー 部 門 )やものづくり 日 本 大 賞 ( 優 秀 賞 )を 受 賞 するなど、<br />
省 エネを 実 現 する 画 期 的 な 新 素 材 として、 各 方 面 から 注 目 されています。<br />
Point 1<br />
低 温 領 域 で 水 蒸 気 を 放 出 可 能<br />
従 来 のゼオライトやシリカゲルといった 水 蒸 気 吸 着 材 と 比 べて、<br />
低 温 で 多 量 の 水 蒸 気 を 吸 脱 着 することができます。<br />
Point 2<br />
吸 着 式 冷 凍 機 や<br />
デシカント 空 調 機 に 適 用<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」を 用 いたデシカント 空 調 機<br />
およびハニカムローターを 開 発 し、テ<br />
スト 販 売 を 開 始 しました。また 吸 着 式<br />
冷 凍 機 および 熱 交 換 器 については、テ<br />
スト 販 売 に 向 けて、 現 在 開 発 中 です。<br />
Point 3<br />
省 エネ・CO2 削 減 に 貢 献<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」を 用 いた 吸 着 式 冷 凍 機<br />
やデシカント 空 調 機 は、 低 い 熱 源 で 装<br />
置 が 稼 動 す る た め 、 今 ま で 利 用 で き な<br />
かった 工 場 の 低 温 排 熱 や 太 陽 エネル<br />
ギーを 有 効 利 用 でき、 大 幅 な 省 エネ 効<br />
果 、C O 2 削 減 効 果 が 期 待 できます。<br />
<strong>AQSOA</strong> ® デシカント 空 調 機<br />
裏 面 で「<strong>AQSOA</strong> ® 」の 魅 力 を 紹 介 していま す
特 集<br />
三 菱 樹 脂 グループの<br />
農 業 関 連 商 品 をご 紹 介 します<br />
近 年 、 食 糧 自 給 率 の 低 下 や 農 業 従 事 者 の 高 齢 化 、 担 い 手 不 足 などが 課 題 となる 一 方 で、<br />
食 の 安 全 ・ 安 心 志 向 が 高 まるなど、 農 業 を 取 り 巻 く 環 境 が 変 化 してきています。<br />
日 本 初 のビニルハウス 用 フィルムを 開 発 するなど、 私 たちは 農 業 資 材 のパイオニアとして、<br />
永 年 にわたり 日 本 の 農 業 を 支 えてきました。これからも 時 代 のニーズを 先 取 りして、<br />
新 商 品 や 新 システムの 開 発 を 加 速 し、 未 来 の 食 を 支 えるべく、 農 業 の 発 展 に 貢 献 していきます。<br />
農 業 ハウス 用 フィルム<br />
青 果 物 用 通 いコンテナー<br />
MKVドリームは、 日 本 で 初 めて 農 業 ハウス 用 ビニルフィルムを 開<br />
発 した 農 業 用 フィルムのパイオニアであり、この 分 野 のリーディン<br />
グ カ ン パ ニ ー で す 。 今 日 で は 、 農 ビ 、 農 P O か ら 1 0 年 の 耐 久 性 を 誇 る<br />
超 耐 久 PETフィルムまで、 各 種 素 材 の 農 業 用 フィルムを 幅 広 く 取 り<br />
扱 っています。また、 太 陽 光 線 の 熱 線 を 吸 収 し、 植 物 体 温 や 地 温 の<br />
上 昇 を 抑 制 する「メガクール ® 」を 発 売 す る な ど 、 光 質 を コ ン ト ロ ー<br />
ルする 各 種 フィルムの 開 発 にも 取 り 組 んでいます。<br />
環 境 先 進 国 ドイツから 導 入 された「イフコ・コンテナーレンタル<br />
システム」は、 野 菜 や 果 物 を 産 地 から 小 売 店 (スーパーマーケット)ま<br />
で 輸 送 する 容 器 に、ポリプロピレン 製 コンテナーを 用 いた、リデュー<br />
ス・リユース・リサイクルの「3R」を 実 現 した、 資 源 節 約 ・ 循 環 型 の 新<br />
しい 物 流 システムです。また、 使 用 する「イフコ・コンテナー」は 軽 量<br />
で 丈 夫 。 通 気 性 が 高 く 鮮 度 保 持 にも 効 果 があり、レタスやキャベツ、<br />
イチゴ、ミカンなどの 輸 送 で 活 躍 しています。<br />
お 問 い 合 わせ 先 MKVドリーム㈱ 03-3279-3241<br />
お 問 い 合 わせ 先 イフコ・ジャパン㈱ 03-5401-7431<br />
超 耐 久 フィルムについては<br />
農 業 ハイテク 事 業 部 0297-52-3112<br />
マルチフィルム<br />
ドリームマルチダークグリーン<br />
畑 の 保 温 ・ 保 湿 や 雑 草 の 抑 制 のために 畑 を 覆 うマルチフィルム<br />
の 製 造 ・ 販 売 を 行 っています。このマルチフィルムは、 使 用 後 に 畑<br />
から 取 り 除 く 必 要 がありますが、その 作 業 は 高 齢 化 が 進 む 農 家 の 大<br />
きな 負 担 になってきています。そこで 登 場 したのが、 微 生 物 の 働 き<br />
で 自 然 に 分 解 する 生 分 解 性 フィルム。しかし、 現 在 は、 従 来 品 の3 〜<br />
4 倍 という 価 格 がネックとなって 普 及 は 進 んでいません。それを 解<br />
決 すべく、MKVドリームは、 普 及 タイプの 生 分 解 性 マルチフィルム<br />
の 来 年 度 の 発 売 に 向 けて、 配 合 改 良 や 歩 留 まり 向 上 などの 技 術 開<br />
発 に 取 り 組 んでいます。<br />
お 問 い 合 わせ 先 MKVドリーム㈱ 03-3279-3241<br />
太 陽 光 利 用 型 の 植 物 工 場<br />
三 菱 樹 脂 グループは、 農 業 用 フィルムハウス 内 でLED 照<br />
明 や 高 度 な 養 液 栽 培 技 術 を 活 用 することで、 高 品 質 な 野 菜<br />
を 安 定 的 かつ 効 率 的 に 生 産 できる 太 陽 光 利 用 型 植 物 工 場<br />
( 普 及 型 植 物 工 場 )の 事 業 化 に 向 けた 取 り 組 みを 行 ってい<br />
ます。これは、 一 般 の 農 業 用 ハウス 設 備 に、LED 照 明 ( 曇 天<br />
などの 日 照 不 足 時 に 補 光 として 使 用 )や 高 度 な 養 液 栽 培 技<br />
術 などを 導 入 し、 高 品 質 な 野 菜 を 多 く、かつ 安 定 的 に 収 穫<br />
できるようにすることが 特 長 で、 初 期 投 資 も 閉 鎖 型 の 植 物<br />
工 場 よりも 抑 えることができます。このLED 照 明 の 開 発 を<br />
三 菱 樹 脂 が、 最 適 な 養 液 栽 培 技 術 と 光 質 をコントロールす<br />
るハウス 用 フィルムの 開 発 などをMKVドリームが 担 当 し、<br />
2011 年 度 の 事 業 化 を 目 指 してグループの 総 力 を 挙 げて 開<br />
発 を 進 めています。<br />
世 界 の 薔 薇 の 生 産 にも 貢 献 !<br />
ダイヤスター®<br />
養 液 栽 培 システム<br />
土 を 使 用 せずに 養 分 を 含 んだ 養 液 を 使<br />
用 する 養 液 栽 培 システムなど、 農 業 生 産<br />
者 の 視 点 で 最 適 な 栽 培 システムの 提 案 を<br />
行 っています。 例 えば、 葉 菜 類 用 養 液 栽 培<br />
システム「ナッパーランド ® 」は 、 病 気 リ ス<br />
クを 軽 減 し、 計 画 生 産 が 可 能 な 新 しい 養<br />
液 栽 培 です。また、 作 付 け 回 数 を 増 やすこ<br />
ともできます(ホウレンソウの 場 合 は 平 均<br />
で 年 16 作 以 上 )。<br />
さらに、 野 菜 栽 培 で 重 要 となる 苗 の 育 成<br />
に お い て も 、 密 閉 さ れ た 施 設 の 中 で 、 短 期<br />
間 で 品 質 の 良 い 苗 を 効 率 的 に 育 てる 人 工<br />
光 ・ 閉 鎖 型 苗 生 産 システム「 苗 テラス ® 」<br />
も 千 葉 大 学 と 共 同 で 開 発 した 独 自 のシス<br />
テムです。<br />
お 問 い 合 わせ 先<br />
メガクール®<br />
MKVドリーム㈱<br />
農 業 ハイテク 事 業 部<br />
0297-52-3112<br />
ナッパーランド®<br />
ル ー ト リ ッ チ ®シ ス テ ム<br />
苗 テラス®<br />
べたがけ・<br />
トンネル 資 材<br />
寒 さや 霜 、 病 害 から 作 物 を 守 る 農 業<br />
用 不 織 布 (べたがけ)「パオパオ ® 」や 、<br />
散 水 チューブ「エバフロー ®」、ト ン ネ<br />
ル 資 材 など、 各 種 野 菜 や 果 物 の 栽 培<br />
に 最 適 な 農 業 資 材 をご 提 供 してい<br />
ます。<br />
お 問 い 合 わせ 先<br />
MKVドリーム㈱<br />
03-3279-3241<br />
パオパオ®<br />
サンホット®<br />
お 問 い 合 わせ 先<br />
農 業 用 ・ 自 然 圧 パイプラインシステムと<br />
農 業 用 パイプ<br />
「 ヒ シ コ ッ プ ス シ ス テ ム ® 」は、 圃 場 の 小 用 水 路 、 小 排 水 路 をパイプ<br />
ライン 化 して、 用 水 弁 と 水 位 調 整 管 がセットになったコップスユ<br />
ニットで、 給 排 水 と 水 位 調 節 を 操 作 できる 汎 用 化 水 田 対 応 ・ 自 然<br />
圧 パイプラインシステムです。 暗 渠 管 と 接 続 すれば、 簡 易 な 地 下<br />
灌 漑 も 可 能 となります。また 農 業 用 パイプラインに 使 用 する<br />
「ヒシパイプ ® 」も 各 種 取 り 揃 えています。<br />
管 材 事 業 部 03-3279-3134<br />
MKVドリームは、ロックウール 養 液 栽 培 をベースにした<br />
画 期 的 なバラ 栽 培 技 術 (アーチング® 栽 培 法 )とその 生 産<br />
システムも 取 り 扱 っています。 高 品 質 なバラを 育 てること<br />
ができるこの 特 殊 な 栽 培 法 は、MKVドリームが 事 務 局 を 努<br />
める 研 究 会 による 普 及 活 動 等 によって、 現 在 、 日 本 のバラ<br />
生 産 の30% 以 上 に 採 用 されています。また、オランダやド<br />
イ ツ 、 台 湾 、 韓 国 な ど 、 世 界 7 カ 国 で 特 許 を 取 得 し 、 世 界 的 に<br />
も 注 目 され、 導 入 が 進 んでいます。 皆 さんが 親 しい 方 にプ<br />
レゼントするバラも、 日 本 が 誇 るこの 栽 培 法 で 栽 培 されて<br />
いるかもしれません。<br />
お 問 い 合 わせ 先<br />
アーチング® 栽 培 システム<br />
MKVドリーム㈱<br />
農 業 ハイテク 事 業 部 0297-52-3112<br />
※「メガクール <br />
® 」、「ダイヤスター®」、「ナッパーランド ® 」、「 苗 テ ラ ス ® 」「 ル ー ト リ ッ チ ® 」、「 パ オ パ オ ® 」、<br />
「エバフロー®」、「<br />
サ ン ホ ッ ® ト 」、「 ア ー チ ン グ ® 」は、MKVドリーム㈱の 登 録 商 標 です。<br />
2 3
ews<br />
Flash<br />
Event イベント Product 製 品 紹 介 Topics トピックス<br />
Product<br />
新 技 術 により 実 現 した<br />
均 一 微 細 化 アルミ 鋳 塊 「アルファイン ® 」を 発 売<br />
Topics<br />
菱 琵 テ ク ノ が 、 滋 賀 労 働 局 よ り<br />
「 仕 事 と 子 育 ての 両 立 を 図 る 企 業 」として 認 定 される<br />
アルミ 鋳 塊 内 のミクロ 組 織 のばらつきを 表 皮 部 から 中<br />
アルミ 合 金 スラブ<br />
菱 琵 テクノ 株 式 会 社 は、 次 世 代 育 成 支 援 対 策 推 進<br />
心 部 まで 均 一 微 細 化 する 特 殊 な 鋳 造 技 術 を 開 発 し、この<br />
法 に 基 づき、 滋 賀 労 働 局 より、 仕 事 と 子 育 ての 両 立<br />
新 技 術 によって 製 造 されるアルミ 鋳 塊 「アルファイン ® 」<br />
を 図 る 企 業 として、 滋 賀 県 内 で4 社 目 となる 認 定 を<br />
の 販 売 を 開 始 しました。この「アルファイン ® 」は 、 新 技<br />
受 けました。 今 回 の 認 定 は、 同 社 が「フレックス 制 度<br />
術 により 基 礎 物 性 が 大 幅 に 向 上 し、1 均 一 微 細 な 結 晶<br />
の 導 入 」、「 子 どもの 看 護 休 暇 の 取 得 率 向 上 措 置 の 実<br />
組 織 を 有 す る 、2 変 形 抵 抗 が 少 な い 、3 高 靭 性 ( 伸 び )、<br />
施 」、「 男 性 1 人 以 上 、 女 性 で70%の 育 児 休 業 の 取 得 」<br />
4 内 部 欠 陥 ( 巣 等 )が 少 ないなど、 優 れた 特 性 を 有 し、<br />
などの 計 画 を 策 定 し、その 目 標 を 達 成 したことによ<br />
鍛 造 性 や 切 削 性 の 向 上 を 実 現 します。 今 後 、 高 品 質 な<br />
るものです。また、 同 社 が 実 施 する、 誰 でもできる、 助<br />
「アルファイン ® 」を 改 鋳 事 業 の 柱 として、 鍛 造 や 切 削<br />
け 合 える 職 場 作 りを 推 進 している「DDK( 誰 でもで<br />
きる 化 ) 活 動 」は、 育 児 休 暇 取 得 を 促 進 する 事 例 とし<br />
て、さまざまなメディアでも 紹 介 されました。 今 後 も<br />
ワークライフバランスの 実 現 に 向 けた 活 動 に 積 極 的<br />
に 取 り 組 んでまいります。<br />
加 工 素 材 など 幅 広 い 用 途 へ 展 開 し、3 年 後 に 売 上 高<br />
20 億 円 を 目 指 してまいります。<br />
お 問 い 合 わせ 先 軽 金 属 事 業 部 TEL 03-3279-3213<br />
アルミ 合 金 ビレット<br />
認 定 証 を 受 け 取 る 柴 田 総 務 営 業 部 長<br />
(2009 年 7 月 10 日 京 都 新 聞 掲 載 )<br />
お 問 い 合 わせ 先 菱 琵 テクノ 株 式 会 社 TEL 0749-73-3071<br />
Topics<br />
農 業 資 材 事 業 の 統 合 新 社 「MKVドリーム」が 発 足<br />
7 月 1 日 、MKVプラテック 株 式 会 社 、 丸 井 加 工 株 式 システムなど、 農 業 関 連 事 業 の 領 域 が 拡 大 しました。<br />
会 社 、アグリドリーム 株 式 会 社 の3 社 が 統 合 し、MKV 三 菱 ケミカルホールディングスグループの 農 業 資<br />
ドリーム 株 式 会 社 が 発 足 しました。この 事 業 統 合 に 材 事 業 の 中 核 を 担 う 企 業 として、 農 業 ビジネスの 拡<br />
よって 事 業 基 盤 の 強 化 を 図 るとともに、 農 業 用 フィル 大 ・ 成 長 を 目 指 してまいります。<br />
ムを 中 心 とした 資 材 関 連 と 新 たに 導 入 した 養 液 栽 培 お 問 い 合 わせ 先 MKVドリーム 株 式 会 社 TEL 03-3279-3241<br />
従 業 員 数 : 約 230 名<br />
主 要 事 業 : 農 業 用 フィルムの 製 造 ・ 販 売<br />
農 業 資 材 ・ 施 設 資 材 の 製 造 ・ 販 売<br />
会 社 名 :MKVドリーム 株 式 会 社<br />
養 液 栽 培 システムの 製 造 ・ 販 売<br />
住 所 : 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 本 石 町 1-2-2<br />
営 業 拠 点 : 東 京 、 大 阪 、 北 海 道 、 守 谷 、 九 州 、 東 北 、 名 古 屋<br />
代 表 者 : 代 表 取 締 役 荻 原 勝 年<br />
製 造 ・ 開 発 拠 点 : 筑 波 生 産 センター( 茨 城 県 牛 久 市 )、<br />
資 本 金 :3 億 円<br />
守 谷 生 産 センター( 茨 城 県 つくばみらい 市 )、<br />
売 上 高 : 約 180 億 円 (2009 年 度 見 込 み)<br />
開 発 センター( 愛 知 県 名 古 屋 市 )<br />
Product<br />
余 剰 汚 泥 を 解 消 する<br />
接 触 ばっ 気 式 排 水 処 理 システムを 発 売<br />
青 森 県 八 戸 市 の 水 産 加 工 会 社 に 納 入 したヒシビオタンク ®<br />
食 品 製 造 過 程 などの 排 水 処 理 で 発 生 する 余<br />
剰 汚 泥 を、 有 用 微 生 物 を 用 いて 分 解 ・ 処 理 する<br />
「ヒシビオタンク ® 」を 開 発 し、 販 売 を 開 始 しました。こ<br />
のFRP 製 パネルタンクを 用 いた「ヒシビオタンク ® 」<br />
は、 既 存 の 活 性 処 理 設 備 に 追 加 設 置 するだけで 稼 動<br />
でき、 移 設 や 増 設 、メンテナンスも 容 易 です。また 微<br />
生 物 が 有 機 物 を 分 解 する 際 に 熱 を 発 散 するため、 冬<br />
季 でも 補 助 熱 源 を 用 いることなく、 安 定 した 処 理 が<br />
可 能 です。<br />
産 業 廃 棄 物 を 削 減 し、 環 境 保 全 やCO2 排 出 削 減 に<br />
貢 献 するシステムとして、 拡 販 を 進 めてまいります。<br />
お 問 い 合 わせ 先 設 備 機 器 部 TEL 03-3279-3443<br />
4 5
Event イベント Product 製 品 紹 介<br />
Topics<br />
トピックス<br />
展 示 会 情 報<br />
今 後 の 予 定<br />
2009 年 10 月 4 日 〜7 日<br />
名 古 屋 プラスチック 工 業 展 (ポートメッセなごや)<br />
アルミ 樹 脂 積 層 板 「アルポリック ® 」、PETGフィルム・シート「ディアフィクス ® ※<br />
」( 熱 成 型 グレード)、 樹 脂 成 型 用 アルミ 金 型 材 等 を 出 展<br />
Topics<br />
「 三 菱 樹 脂 CSRレポート2009」を 発 行<br />
2009 年 10 月 21 日 〜 23 日<br />
びわ 湖 環 境 ビジネスメッセ( 滋 賀 県 立 長 浜 ドーム)<br />
高 機 能 樹 脂 フィルム 積 層 鋼 板 「ヒシメタル ® E X - D R 」や「 ヒ シ メ タ ル ® EX-DR」を 使 った 省 エネ 照 明 器 具 等 を 出 展<br />
私 たち 三 菱 樹 脂 グループは、 社 会 から 広 く 信 頼 さ<br />
れ、 親 しまれる 企 業 グループを 目 指 して「 統 合 シナ<br />
ジーの 実 現 」と「CSR 経 営 の 完 遂 」を 経 営 方 針 とし、 社<br />
会 貢 献 ・コンプライアンス・ 安 全 環 境 ・ 人 権 啓 発 ・リ<br />
スク 管 理 の5つを 柱 に、CSR 活 動 に 取 り 組 んでいます。<br />
このたび、 当 グループのCSR 活 動 をステークホルダー<br />
の 皆 さまにお 伝 えするために、その 取 り 組 みをまとめ<br />
た「 三 菱 樹 脂 CSRレポート<br />
2009」を 発 行 いたしました。<br />
冊 子 は、 弊 社 ホームペー<br />
ジからご 請 求 いただけます。<br />
お 問 い 合 わせ 先 環 境 安 全 品 証 部 TEL 03-3279-3160<br />
三 菱 樹 脂 ホームページ http://www.mpi.co.jp<br />
2009 年 10 月 29 日 〜 31 日<br />
東 京 トラックショー( 東 京 ビッグサイト)<br />
アルミ 樹 脂 積 層 板 「アルポリック ® 」(バントラック 架 装 用 )やポリプロピレン 長 尺 床 下 防 水 シート「ユカプルーフ」 等 を 出 展<br />
2009 年 11 月 25 日 〜 27 日<br />
アグロ・イノベーション2009( 幕 張 メッセ)<br />
MKVドリームが 太 陽 光 利 用 型 植 物 工 場 、 生 分 解 性 マルチフィルム、 機 能 性 被 覆 資 材 等 を、イフコ・ジャパンが「イフコ・コンテナー」を 出 展<br />
2009 年 12 月 2 日 〜4 日<br />
セミコン・ジャパン 2 0 0 9( 幕 張 メッセ)<br />
日 本 ポリペンコが、スーパーエンジニアリングプラスチック 素 材 「ポリペンコ ® MDSプレート」や 帯 電 防 止 用 素 材 「セミトロン ® 」 等 を 出 展<br />
Topics<br />
2008 年 度 連 結 決 算 情 報<br />
2009 年 12 月 10 日 〜12 日<br />
エコプロダクツ2009( 東 京 ビッグサイト)<br />
植 物 系 フィルム・シート「エコロージュ ® 」、ゼオライト 系 水 蒸 気 吸 着 材 「<strong>AQSOA</strong> ® 」、 接 触 ば っ 気 式 排 水 処 理 シ ス テ ム 「 ヒ シ ビ オ タ ン ク ® 」 等 を 出 展<br />
出 展 予 定 は 変 更 する 場 合 がありますので、ご 了 承 ください。<br />
※ 三 菱 ケミカルホールディングスグループとして 出 展<br />
2008 年 度 は、 米 国 発 金 融 危 機 に 端 を 発 した 世 界<br />
経 済 の 減 速 により、 国 内 においても 民 間 設 備 投 資 や<br />
業 績 概 要 ( 連 結 )<br />
単 位 : 億 円<br />
2008 年 度 2007 年 度 増 減<br />
展 示 会 Photo Report<br />
輸 出 が 減 少 するなど 景 気 が 急 速 に 悪 化 し、 極 めて 厳<br />
しい 事 業 環 境 となりました。 当 社 は、 昨 年 4 月 の 経 営<br />
統 合 後 、 各 社 が 独 自 に 培 ってきた 開 発 力 や 技 術 力 、<br />
事 業 ノウハウやチャネル・ 拠 点 などを 活 用 すること<br />
により「 統 合 シナジーを 最 大 化 」し、より 大 きな 発 展<br />
を 実 現 するための 施 策 に 全 力 で 取 り 組 んでまいりま<br />
したが、この 景 気 の 急 速 な 悪 化 に 伴 う 大 幅 な 需 要 減<br />
200<br />
売 上 高 3,462 4,004 △ 542<br />
営 業 利 益 △ 35 190 △ 225<br />
経 常 利 益 △ 59 165 △ 224<br />
当 期 利 益 △ 121 63 △ 184<br />
四 半 期 業 績 推 移 ( 連 結 )<br />
売 上 高 : 億 円<br />
2008 年 <br />
統 合<br />
営 業 利 益 : 億 円<br />
売 上 高<br />
営 業 利 益<br />
20<br />
LIGHT FAIR<br />
(2 0 0 9 年 5 月 アメリカ)<br />
「ヒシメタル ® E X - D R 」と<br />
「ヒシメタル ® E X - D R 」を<br />
使 った 照 明 器 具 ・ 電 飾<br />
サイン 等 を 出 展<br />
下 水 道 展<br />
(2009 年 7 月 東 京 )<br />
たくさんのお 客 さま<br />
がブースに 立 ち 寄 られ<br />
ました<br />
退 の 影 響 を 受 け、 売 上 高 は3,462 億 円 となりました。<br />
損 益 面 につきましては、 製 品 価 格 の 改 定 と 徹 底 した<br />
コスト 削 減 に 努 めましたものの、 売 上 高 の 減 少 が 大<br />
きく 影 響 し、59 億 円 の 経 常 損 失 となり、また 公 正 取<br />
引 委 員 会 からの 命 令 に 基 づく 課 徴 金 等 の 特 別 損 失<br />
により、121 億 円 の 当 期 純 損 失 となりました。<br />
00<br />
000<br />
900<br />
800<br />
700<br />
00<br />
500<br />
54 58<br />
2007 年<br />
月<br />
79 月<br />
52<br />
26<br />
02 月 2008 年<br />
月<br />
20<br />
月<br />
25<br />
79 月<br />
△6<br />
951 1,014 1,044 995 912 978 899 673<br />
△75<br />
02 月 2009 年<br />
月<br />
※ 経 営 統 合 以 前 の 数 値 は、 統 合 各 社 の 合 算 ベースにより 算 出<br />
90<br />
0<br />
0<br />
0<br />
0<br />
0<br />
90<br />
NEW 環 境 展 (2009 年 5 月 東 京 )<br />
エネルギー<br />
ソリューション&<br />
蓄 熱 フェア<br />
(2009 年 7 月 東 京 )<br />
ブースの 入 口 に 新 製 品 の「<strong>AQSOA</strong> ®<br />
ハニカムローターカセット」を 展 示<br />
植 物 系 フィルム・シート<br />
「エコロージュ ® 」や 植 物<br />
系 シュリンクフィルム<br />
「PLABIO ® 」 等 を 出 展<br />
環 境 に 配 慮 した<br />
リサイクル 三 層<br />
商 品 を 多 数 出 展<br />
管 工 機 材 ・ 設 備 総 合 展 (2009 年 7 月 東 京 )<br />
熱 交 換 器 「 H E X 」や 地<br />
中 採 熱 用 「Uチューブ」<br />
など 環 境 配 慮 型 商 品<br />
も 出 展<br />
2010 年 発 売 予 定 の<br />
「エクセルパイプ<br />
スプリンクラー 配 管<br />
システム」<br />
三 菱 樹 脂 および 三 菱 樹 脂 グループ 会 社 は、 本 広 報 誌 に 記 載 されている 商 品 に 関 する 複 数 の 登 録 商 標 を 所 有 しています。<br />
6 7
P LASTICS -Communication<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」の<br />
未 知 なる 可 能 性 を 追 求 し<br />
省 エネやCO2 削 減 を 実 現 !<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」<br />
夢 の 素 材 として 開 発 され、 多 面 的 な 用 途 展 開 が 期 待<br />
される「<strong>AQSOA</strong> ® 」。 本 年 4 月 、 全 社 横 断 プロジェクト<br />
として、 新 規 事 業 推 進 <strong>AQSOA</strong>プロジェクトが 発 足 し、<br />
設 備 機 器 や 冷 熱 管 材 などの 関 連 事 業 と 連 携 しながら、<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」の 事 業 化 に 取 り 組 んでいます。8 月 からテ<br />
スト 販 売 を 開 始 した「<strong>AQSOA</strong> ® デ シ カ ン ト 空 調 機 」に<br />
続 き、「<strong>AQSOA</strong> ® 」を 活 用 した 吸 着 式 冷 凍 機 とその 熱 交<br />
換 器 の 開 発 ・ 生 産 体 制 を 整 備 するなど、 当 社 は 今 後 も<br />
「<strong>AQSOA</strong> ® 」の 早 期 事 業 化 と、その 優 れた 機 能 性 を 活 か<br />
した 新 たな 用 途 開 拓 を 進 めてまいります。<br />
<strong>AQSOA</strong> ® デシカント 空 調 機<br />
ハニカムローターに「<strong>AQSOA</strong> ® 」を 使<br />
用 したことで、40℃〜 80℃という 従 来<br />
よりも 低 温 の 熱 源 を 用 いて 空 気 中 の 湿<br />
度 をコントロールすることが 可 能 とな<br />
りました。 湿 度 管 理 をすることにより、<br />
快 適 で 衛 生 的 な 空 間 を 実 現 するだけで<br />
なく、フィルムや 製 紙 などの 生 産 性 や 品<br />
質 の 向 上 も 期 待 できます。 一 般 のデシカ<br />
ント 空 調 機 と 比 べて、 約 2 割 の 省 エネル<br />
ギー 化 が 可 能 で、 電 気 駆 動 式 ヒートポン<br />
プや 燃 料 電 池 の 排 熱 、 太 陽 光 エネルギー<br />
を 有 効 利 用 することにより、さらなる 省<br />
エネ 効 果 を 期 待 できます。<br />
主 な 用 途<br />
◦ 調 湿 が 必 要 とされる 工 場 (リチウムイオン 二<br />
次 電 池 工 場 、 半 導 体 工 場 、 食 品 工 場 、フィルム<br />
工 場 、 印 刷 工 場 など)<br />
◦ 除 霜 対 策 が 必 要 とされる 施 設 ( 冷 凍 ・ 冷 蔵 倉<br />
庫 、ス ー パ ー マ ー ケ ット な ど )<br />
◦ 雑 菌 の 抑 制 が 必 要 な 施 設 ( 病 院 、 福 祉 施 設 など)<br />
三 菱 化 学 ㈱ 小 田 原 事 業 所 に 導 入 さ<br />
れた<strong>AQSOA</strong> ® デシカント 空 調 機<br />
<strong>AQSOA</strong> ® ハニカムローター<br />
<strong>AQSOA</strong> ® 吸 着 式 冷 凍 機<br />
平 成 17 〜 19 年 度 NEDO 技 術 開 発 機 構<br />
「 太 陽 エネルギー 新 利 用 システム 技 術 研 究 開 発 事 業 」<br />
( 写 真 提 供 :㈱ 前 川 製 作 所 )<br />
吸 着 式 冷 凍 機 は、 水 が 蒸 発 する 際 に<br />
熱 を 奪 う“ 気 化 熱 ”の 原 理 を 利 用 する<br />
長 野 県 の 健 康 福<br />
祉 施 設 に 導 入 さ<br />
れた 太 陽 熱 利 用<br />
の<strong>AQSOA</strong> ® 吸 着<br />
式 冷 凍 機<br />
<strong>AQSOA</strong> ® 塗 布 熱 交 換 器<br />
ことにより、わずかな 動 力 で 冷 熱 ( 冷<br />
水 )を 連 続 的 に 作 るノンフロンの 産 業<br />
用 冷 凍 機 です。 機 械 圧 縮 式 冷 凍 機 と 比<br />
較 して、 騒 音 ・ 振 動 が 少 なく、メンテナ<br />
ンスも 容 易 。 吸 着 式 冷 凍 機 の 熱 交 換 器<br />
に「<strong>AQSOA</strong> ® 」を 塗 布 することで、 従 来<br />
は 使 用 できなかった60℃〜 80℃の 低<br />
温 排 熱 や 太 陽 光 を 利 用 した 省 エネ 型 の<br />
吸 着 式 冷 凍 機 が 実 現 しました。<br />
高 性 能 材 料 を<br />
部 材 ・ユニットでご 提 供<br />
新 規 事 業 推 進 <strong>AQSOA</strong>プロジェクト<br />
長 谷 川 格<br />
三 菱 化 学 で 開 発 された「<strong>AQSOA</strong> ® 」。 当 社 の 優 れた 部 材 化 技<br />
術 、ノウハウ、 私 たち<strong>AQSOA</strong>プロジェクトのエンジニアリン<br />
グ 評 価 機 能 を 駆 使 し、 当 社 グループのお 客 様 をはじめとして、<br />
社 会 に 広 く「<strong>AQSOA</strong> ® 」の 機 能 性 を 活 かした 製 品 を 提 案 して<br />
いきたいと 考 えています。そして 各 方 面 で 得 た 高 い 評 価 を、<br />
一 日 も 早 く 新 たな 部 材 やユニットの 販 売 に 結 びつけ、 社 会 に<br />
役 立 てていきます。<br />
未 来 を 変 える 技 術 に<br />
チャレンジ!<br />
新 規 事 業 推 進 <strong>AQSOA</strong>プロジェクト<br />
垣 内 博 行<br />
吸 着 式 冷 凍 機 やデシカント 空 調 機 に 使 用 される「<strong>AQSOA</strong> ® 」<br />
の 技 術 開 発 、 品 質 保 証 、 営 業 を 担 当 しています。“S 字 ”と 呼 んで<br />
いる 吸 着 特 性 はマーケティング 当 初 から 高 い 評 価 を 得 ました<br />
が、 既 存 の 材 料 とあまりに 挙 動 が 違 うため、お 客 様 に 活 用 して<br />
いただくのに 苦 労 しました。 早 急 に「<strong>AQSOA</strong> ® 」の 潜 在 能 力 を<br />
引 き 出 し、「<strong>AQSOA</strong> ® 」でしか 達 成 できない 市 場 を 見 出 し、 少 し<br />
でも 早 く 新 商 品 の 販 売 につなげていきたいと 考 えています。<br />
お 問 い 合 わせ 先 : 新 規 事 業 推 進 <strong>AQSOA</strong>プロジェクト 03-3279-3094<br />
2009 年 9 月 30 日 発 行 発 行 : 三 菱 樹 脂 株 式 会 社 総 務 部 広 報 室<br />
〒 103-0021 東 京 都 中 央 区 日 本 橋 本 石 町 1-2-2( 三 菱 樹 脂 ビル) TEL:03-3279-3800