TFT Racing Co., Ltd.

TAIPEI AMPA
4 展示プレビュー
産業概要
台湾の優位性が自動車部品メーカーをバックア
ップ
台湾の自動車部品産業はここ数年、急速かつ安定した
輸出の伸びにより、台湾の経済発展に貢献しています。
この成功の背景にある重要な要素のひとつは、多くのバイ
ヤーが納得する、柔軟な対応が可能な生産ライン、幅広い商
品ラインアップ、コストダウン、短い開発期間、効率的な下請け
業者のネットワークなどにあります。
台湾の自動車部品やアクセサリーメーカーの多くは小中
企業(SMEs)で、そのほとんどは台湾市場のみならず、輸出に
も焦点を当てています。台湾からの輸出の80%は海外のアフ
ターマーケット(AM)市場向けです。台湾はいま、世界で最も
重要なAM自動車部品の供給拠点となっています。現在、台
湾には約2、800の自動車部品及びアクセサリーメーカーと、約
300のオリジナル機材(OE)サプライヤーがあり、その多くが
AM製品を生産しています。
続く成長
世界的な景気低迷をよそに、台湾の自動車の生産高は、
自動車組み立てや自動車部品も含めると、2011年は6102億台
湾ドル(203億米ドル)という記録的な数字となりました。工業
技術研究院産業経済情報センター(IEK)によると、これは昨
年より10%多く、台湾における製造業の総生産高の4.2%を占
めました。
台湾の自動車部品:輸出額
世界のAM部品市場において高い優位性を持つ台湾は、
2009年に世界的な景気後退の影響を受けて前年比8.5%減
少したことを除けば、例年輸出額が安定した伸びを見せてい
ます。
台湾輸送車輌生産者組合のデータによりますと、台湾の
2011年度の自動車部品輸出総額は前年比7.9%増の 1848億
台湾元(61.6億米ドル)。2012年1~9月の輸出額は2011年同期
比9.3%増の1475億台湾ドル(49億米ドル)となっています。
台湾の優位性
パートナーを世界中に増やし、他の追随を許さない台湾
メーカー。そのカギを握るのは、柔軟な対応が可能な生産ライ
ン、幅広い商品ラインアップ、コストダウン、短い開発期間など
です。これに加えてほかにも、台湾メーカーには世界市場で足
場を固めるのに有利な要素があります。
その一つは、台湾と中国における分業体制です。台湾海
峡を挟んで両方に工場を持つことで、コスト、品質、数量、価格
条件、品質、数量、そしてリードタイムなど顧客の要望に柔軟に
対応することが可能となっています。
もう一つは、台湾各地に広がる下請け業者のネットワーク
を利用して、特に海外のAMや性能チューニング部品の顧客
が必要とする小口の発注から大口の発注に至るまで、喜んで
ユニット: 1億台湾元
年 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 2012年1月〜9月
輸出 91.2 107.8 127.4 128.0 132.9 147.9 152.6 139.7 171.3 184.8 147.5
成長幅 15.44% 18.20% 18.09% 0.48% 3.83% 11.29% 3.18% -8.45% 22.62% 7.88% 9.32%
情報出所:台湾輸送車輌生産者組合(2012年12月)