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2012 - Taipei Trade Shows

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自動車パーツ供給元の発達するグループの事業も活気を<br />

帯びています。本国の自動車部品メーカーにとって、世<br />

界的な不況のパラドックスは、自動車メーカーによって<br />

原価を下げるにはさらなる努力を要しましたが、 台湾<br />

ではコスト面で競争力があり、高品質を提供する供給メ<br />

ーカーは、その利点を発揮できる傾向にあります。<br />

台湾で作られる自動車部品でOE市場向けのものは約<br />

20%に過ぎませんが、製造側がコストを上げることなく<br />

品質を改善することで、ヨーロッパと米国での経費削減<br />

を行う自動車メーカーおよび1次部品メーカーにとって<br />

魅力となり、その比率は近年増大しています。<br />

さらに厳しい経済状況の中にあっても、 台湾OE部品<br />

メーカーは、人気のある少量かつ多様性のある生産モー<br />

ドにより利益を上げ、相対的に量の少ない製造において<br />

外国の自動車メーカーからの発注を得ることに成功して<br />

います。<br />

自動車メーカーと主要部品メーカーはすでに一心同<br />

体状態なので、自動車メーカーと1次部品メーカーのサ<br />

プライチェーンから利益を得るのは容易な事でありませ<br />

ん。しかし、毎年新しい車の設計がなされ、自動車メー<br />

カーの主体性が変化し、昨年3月に日本を襲った津波の<br />

被害が自動車メーカーへの部品供給を遮った例にもある<br />

ような自動車市場および自然災害との関連など、自動車<br />

メーカーとサプライヤーの環境は変化してきています。<br />

このような変化は、台湾メーカーがOE発注のシェアを<br />

伸ばすのを助け、飽和した国内市場の向こう側に拡大し<br />

ようとするサプライヤーへの門戸を開きます。過去数年<br />

で変化した市場の傾向は、一次部品メーカーの破産申請<br />

のケースを否応なく増加させており、これは品質と価格<br />

で競争力のある地元の業者により多くの機会を提供する<br />

ものとなります。<br />

台湾の部品供給メーカーは、OE部品の輸出を飛躍<br />

的に伸ばしており、これは特に東南アジア諸国連合<br />

(ASEAN)地域および中国での日本の自動車メーカー<br />

の海外工場向けの輸出が増大しています。経費削減のた<br />

めに台湾に生産を外注化するか、地元のパートナー と<br />

協力する一次部品メーカーの幾つかは、業界で最大手<br />

のVi steon、Dana、DelphiおよびMagnaなどが含まれま<br />

す。<br />

産業概要<br />

AutoTronics <strong>Taipei</strong><br />

共同の製品開発と相互適応の段階の後、地元メーカ<br />

ーは 販売利益を求めるTYC Brother, Depo, Eagle Eyes,<br />

Gordon Auto Body Parts, Just Auto Lighting, Sonar Auto<br />

Parts, Mobiletron Electronic, Tung Thih Electronic (TTE)<br />

といった自動車メーカーおよび一次部品メーカーへ<br />

の出荷を増やしています。<br />

EVフィーバー<br />

台湾の部品産業に活力を与えているもう一つの要因<br />

は、世界的な電気自動車(EV)のトレンドです。台湾<br />

の会社の多くが、BMW Mini-E、Tesla Roadstarおよび<br />

最高級Fiskerスポーツカーを含めた国際的EVメーカー用<br />

のリチウムイオン・バッテリーパック、電気モーター、<br />

電力コントロールユニットの重要部品メーカーとしての<br />

重要な役割を演じています。<br />

過去数年にわたる私企業による活発な努力に加え<br />

て、台湾政府は研究開発助成金プログラムによって国内<br />

のEV関連の産業の急速な開発も促進しており、また国<br />

内研究機関にも新しい、より良いテクノロジーを開発を<br />

依頼、民間の部門への技術移転を援助しています。これ<br />

により、確実な充電インフラを有するローカルEV市場<br />

のみならず、EV基幹システムおよび部品のための重要<br />

な供給基地の確立も目指します。<br />

台湾の自動車メーカーの数社は自社独自のバッテリ<br />

ー駆動車両(BEV)を発表し、さらにプラグインハイ<br />

ブリッド電気車両(PHEV)とハイブリッド電気車両<br />

(HEV)といった他の種類のEVの計画も作成、国内の<br />

部品事業における新しいニッチ分野の創造を支援しま<br />

す。<br />

車載用電子機器<br />

台湾の世界に通用する電子機器および情報・通信テ<br />

クノロジー(iCT)産業の後ろ盾を得て、台湾の自動車<br />

部品メーカーは、手頃な価格で全世界の顧客のために先<br />

進の自動車電子システムおよびコンポーネントを開発、<br />

国内の自動車メーカーのみならず中国での巨大な市場を<br />

も見据えています。<br />

地元業者は、過去数年間、カーエレクトロニクス市<br />

場のOEおよびAM分野で重要な前進を遂げ、成果として<br />

はタイヤ圧力モニタリングシステム(TPMS)、テレマ<br />

ティックオンボードユニット(OBUs)、電荷結合素子<br />

(CCD)/ 相補型金属酸化物半導体(CMOS)カメラ、<br />

薄膜トランジスタ液晶ディスプレイ(TFT-LCDs)、エ<br />

ンジン制御ユニット(ECUs)、AC/DCコンバータ、発<br />

光ダイオード(LED)ランプ、ポータブルナビゲーショ<br />

ン装置(PNDs)、暗視システムが挙げられます。<br />

ショーガイド 3

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