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-----「コントロールマイコン PIC を使ったアクチュエータ制御入門」

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コントロールマイコン<strong>PIC</strong>を 使 ったアクチュエータ 制 御 入 門<br />

開 発 環 境 の 全 体 像 は、 以 下 のような 感 じになります。<br />

1. まえがき<br />

教 育 研 究 支 援 センター 第 1 班 中 尾 三 徳<br />

3つのサーバ 開 発 用 パソコンのシリアルポートと<strong>PIC</strong>ライタ 基 板 を 接 続 して、<strong>PIC</strong>ライタソフト<br />

で <strong>PIC</strong> にプログラムをダウンロードします。プログラムを 書 き 込 んだ<strong>PIC</strong>はライタ 基 板 から 取 り 外 し<br />

て、ターゲットとなる 基 板 に 付 け 替 えて 使 用 します。<br />

この 技 術 研 修 会 も 以 下 の 様 に、 今 回 で8 回 目 を 迎 えました。(^^ゞ<br />

--------------------------------------------------------------------<br />

教 育 研 究 支 援 センター 技 術 研 修 会 開 催 一 覧<br />

1 回 「 初 めてのホームページ 作 成 講 座 」 中 尾 三 徳 2002.3.18~3.22<br />

2 回 「マシニングセンター 使 用 方 法 」 神 田 尚 弘 2002.7.22~7.26<br />

3 回 「 走 査 型 電 子 顕 微 鏡 ・X 線 マイクロアナライザの 操 作 方 法 」 西 彰 矩 2003.9.24~9.2<br />

4 回 「4サイクルエンジンの 理 論 と 分 解 組 み 立 て」 仲 井 正 明 2004.8.5~8.<br />

5 回 「ネットワーク 環 境 におけるセキュリティーのあり 方 」 日 下 孝 二 2004.12.<br />

6 回 「マイクロコントローラ<strong>PIC</strong>の 活 用 」 徳 方 孝 行 2005.8.3~8.5<br />

7 回 「ワイヤー 放 電 加 工 機 による 物 作 り 教 育 への 利 用 と 応 用 」 川 村 純 司 2006.3.8~3.1<br />

8 回 今 <strong>「コントロールマイコン</strong><strong>PIC</strong>を 使 ったアクチュエータ 制 御 入 門 」 中 尾 三 徳 2007.11.27~<br />

11.2<br />

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第 6 回 技 術 研 修 で 行 った<strong>PIC</strong>の 制 御 はアセンブラ 言 語 で 行 いました。 今 回 は、FREEWARE の HITEC-C<br />

言 語 を 使 った 実 験 を 行 います。アセンブラ 言 語 からC 言 語 に 替 わったことで、 皆 様 もより<strong>PIC</strong>の 制 御<br />

が 分 かりやすくなったのではないかと 思 います。また、それぞれの 周 辺 電 子 素 子 も 規 格 表 やマニュアル<br />

等 をそのままで 添 付 していますので、この 実 験 が 終 われば、 各 人 で 自 力 で<strong>PIC</strong>を 使 った 電 子 回 路 を 構<br />

築 できると 思 います。 自 由 な 発 想 でブレッドボード 上 に 回 路 を 構 築 していただければ 幸 いです。<br />

細 かい 操 作 については 質 問 していただければとおもいます。<br />

3. ブレッドボード<br />

資 料 は P-06 の「AKI-<strong>PIC</strong> ライタ」を 参 照 ください<br />

少 し 大 きめの4 列 のものを 使 用 します。ブレッドボードの 裏 の 配 線 の 様 子 は<br />

以 下 の 図 のようになっています。 赤 と 青 の 線 の 様 につながっています。<br />

<strong>PIC</strong>のプログラムのコンパイル、 焼 き 付 け 用 に3 台 のPCサーバを 用 意 しておりますのでサーバの<br />

マイクロソフトファイル 共 有 フォルダーにCで 作 ったプログラムをコピーしていただければ、 各 サーバ<br />

で 処 理 が 行 えます。<br />

サーバ 名 は<br />

1HPC09<br />

2HPC15<br />

3HPC21<br />

で、それぞれに 共 有 フォルダをフォルダー 名<br />

「 技 術 研 修 」<br />

という 名 前 で 作 成 しています。<br />

マイネットからコンピュータの 検 索 でサーバー 名 を 指 定 していただけたらフォルダーが 出 てくると<br />

思 います。 読 み 書 自 由 にしていますので、コピーして、コピーしたサーバのところに 出 向 きコンパイル、<br />

<strong>PIC</strong> 書 き 込 みを 行 ってください。<br />

2. <strong>PIC</strong> 書 き 込 みライター<br />

<strong>PIC</strong>の 書 き 込 みライターはAKIの<strong>PIC</strong>ライターを3つのサーバともに 同 じものを 使 用 してい<br />

ます。<br />

ライタボード 秋 月 AKI-<strong>PIC</strong>プログラマ Ver4 キット 秋 月 電 子 通 商 オリジナルのプログラマキット<br />

です。MPLABで 実 際 に<strong>PIC</strong>に 書 き 込 むことができるプログラムデータ(ヘキサファイル)を<br />

HITEC-C で 生 成 します。<br />

線 で 消 された 穴 の 個 所 が 全 部 、 裏 でつながっています。<br />

使 用 するケーブルは、10BASET ケーブルの 芯 線 を 使 用 します。これは 適 当 な 長 さにケーブルを 切 り<br />

ラジオペンチで 芯 線 をケーブルカバーから 引 き 出 して 使 用 します。( 少 し 力 が 必 要 です。)<br />

ブレッドボードの 周 辺 の 電 源 コネクタは 赤 が+、 青 が-となるように 配 線 しています。<br />

AC アダプターから 供 給 される12V、1.0A の 電 力 をそれぞれ、 周 辺 配 線 に 送 っています。<br />

4. 電 子 素 子 の 説 明<br />

今 回 使 用 する 電 子 素 子 は、 抵 抗 、コンデンサ、レギュレータ、<strong>PIC</strong>、スイッチ、 発 振 子 (セラロック)<br />

LED、DC モータドライバーIC、ダーリントントランジスタ、DC モータ、ステッピングモータ、 整 流 ダイ<br />

オードとなっています。<br />

資 料 は P-09 の「 使 用 電 子 部 品 説 明 」を 参 照 ください<br />

5. <strong>PIC</strong>マイコンとHITEC-C<br />

MPLAB Ver7.62では 統 合 環 境 のインストールと 一 緒 に HITEC C の 開 発 環 境 もインストールされ<br />

ます。<br />

以 下 に 参 考 文 書 を 添 付 します。<br />

資 料 は P-12 の「C 言 語 による <strong>PIC</strong> プログラミング」を 参 照 ください<br />

6. 実 習<br />

基 本 的 に1 日 1テーマと 考 えています。ハードの 回 路 は 前 回 作 ったものを 取 り 外 し 違 うところだけ 新<br />

たに 作 成 するという 方 法 で 実 験 を 行 っていきます。<br />

6.1. LEDを 使 ったSWによるエレベータシミュレータ<br />

実 験 概 要 は、LED を1 列 に8 個 配 置 し、 一 番 手 前 が1 階 、1 番 向 うが3 階 、 真 中 が2 階 というように<br />

する。そして、プッシュスイッチを2つ 用 意 し、 通 常 では、LED ランプは1 階 で 点 灯 している。2 階 に<br />

あたる SW を 押 すと、2 階 まで LED が 点 灯 を 順 順 に 行 って 行 き、2 階 に 達 したら、また1 階 に 戻 ってく<br />

る。 同 じように3 階 を 押 すと3 階 まで 順 順 に 点 灯 して 行 き、3 階 に 達 したら、1 階 に 戻 ってきて、1 階<br />

で 待 機 する。<br />

6.1.1. 使 用 素 子<br />

ブレッドボード、LED×9、PSW×3、sw、<strong>PIC</strong>16F84A、R(330Ω)×8、レギュレータ、<br />

コンデンサ、セラロック20M<br />

6.1.2. 考 え 方 と 回 路 図<br />

メインルーチンでは、1 階 にあたる LED のみを 点 灯 させて、while 文 で 繰 り 返 せばよい。この<br />

繰 り 返 しの 中 に SW1、2に 当 たるポートの 変 化 があれば、それに 対 応 したサブプログラム(2 階 もしく<br />

は3 階 に 順 順 に 点 灯 するプログラム)に 動 作 が 渡 されれば 良 い。<br />

6.1.3. C 言 語 プログラム<br />

P-25 の「プログラムリスト01」を 参 照 ください<br />

6.2. DCモータの 回 転 制 御<br />

4つのプッシュ SW を 押 すそれぞれ 押 すたびに SW に 対 応 する DC モータドライバのモードが0から1<br />

から0というように 替 わり、それに 対 応 して DC モータの 回 転 の 様 子 が 変 わるプログラム。SW の 状 態 は<br />

LED で 確 認 できるようにする。<br />

6.2.1. 使 用 素 子<br />

ブレッドボード、DC モータ、DC モータドライバーIC、LED×10、PSW×3、<strong>PIC</strong>16F84A、R330<br />

PSW×2、TSW、R10K×2、R100×2、コンデンサ<br />

6.2.2. DCモータ 原 理<br />

資 料 は P-19 の「DC モータを 廻 す」を 参 照 ください<br />

6.2.3. 考 え 方 フローチャートと 回 路 図<br />

6.2.4. C 言 語 プログラム<br />

P-27 の「プログラムリスト02」を 参 照 ください<br />

6.3. STEPINGモータの 回 転 制 御<br />

ステッピングモータの 回 転 の 励 磁 方 法 を3つ 変 えて、 動 作 させるプログラムを 作 成 する。プッシュ SW<br />

を3つ 使 い、<br />

1で 1 相 励 磁<br />

2で2 相 励 磁<br />

3で1-2 相 励 磁<br />

で 回 転 するようにする。<br />

うまくできれば、 逆 回 転 する SW も 考 えてみる。<br />

6.3.1. 使 用 素 子<br />

ブレッドボード、STEPING MOTOR、LED×10、PSW×3、<strong>PIC</strong>16F84A、R330×8<br />

ダイオード、ダーリントントランジスタ<br />

6.3.2. ステッピングモータ 原 理<br />

資 料 は P-22 の「ステッピングモータの 原 理 」を 参 照 ください<br />

6.3.3. 考 え 方 と 回 路 図<br />

6.3.4. C 言 語 プログラム<br />

P-29 の「プログラムリスト03」を 参 照 ください

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