PDF 版 - 筑波大学化学系

基 礎 化 学 (Introduction to Chemistry)
科 目 番 号 : FE11 511
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 1 学 期 木 曜 4 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 : 齋 藤 一 弥
キーワード: 化 学 の 位 置 づけ, 物 質 の 起 源 と 進 化 , 分 子 の 成 り 立 ち, 国 際 単 位 系
授 業 概 要 :
化 学 を 専 門 的 に 学 ぶために 必 要 な 基 本 的 姿 勢 , 自 然 観 , 科 学 的 思 考 法 , 基 礎 概 念 について 学 習 する.
自 然 界 での 元 素 や 化 学 物 質 の 生 成 および 分 子 の 成 り 立 ち,その 集 合 体 の 性 質 などを 話 題 にする. 科
学 情 報 と 単 位 系 についても 解 説 する.
授 業 の 到 達 目 標 :
専 門 的 に 学 ぼうとしている「 化 学 」の 位 置 づけと 基 本 的 な 物 質 観 を 身 につける.
授 業 計 画 :
1. 化 学 という 学 問
2. 物 理 量
3. 物 質 の 歴 史
4. 量 子 力 学 発 見 まで
5. 水 素 原 子
6. 多 電 子 原 子 と 周 期 表
7. 化 学 結 合 ( 共 有 結 合 )
8. 分 子 集 団 としての 気 体
9. 物 質 の 三 態
成 績 評 価 方 法 :
毎 回 のレポートによる.
教 材 ・ 参 考 文 献 :
教 科 書 はウェブ 上 で 公 開 する 予 定 ( 一 部 公 開 済 み).URL は 講 義 で 指 示 する.
参 考 書 は 講 義 で 適 宜 紹 介 する.
時 間 外 における 学 習 方 法 :
授 業 で 課 す 課 題 についてレポートを 作 成 すること.
受 講 学 生 に 望 むこと:
基 礎 知 識 を 学 ぶと 同 時 に, 自 発 的 学 習 姿 勢 と 論 理 的 思 考 方 法 を 身 につけてほしい.
オフィスアワー: 月 〜 水 17:00~18:00
( 上 記 以 外 も 在 室 時 は 随 時 質 問 を 受 け 付 ける.
予 約 は 不 要 であるが 上 記 の 時 間 帯 も 出 張 等 で 不 在 の 可 能 性 があるので,
事 前 にメールで 確 認 した 方 が 確 実 である.)
連 絡 先 : 居 室 総 合 研 究 棟 B 0607 室
E-mail kazuya@chem.tsukuba.ac.jp

基 礎 化 学
(Introduction to Chemistry)
科 目 番 号 : FE11 521
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 1 学 期 木 曜 4 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 : 赤 阪 健
キーワード: 化 学 入 門 、 電 子 のふるまい、 光 と 分 子 の 相 互 作 用 、 炭 素 の 化 学 、 酸 素 の 化 学
授 業 概 要 :
本 科 目 では、 化 学 を 学 ぶために 必 要 な 基 本 的 姿 勢 、 自 然 観 、 化 学 的 思 考 法 を 解 説 する。また、 自 然
界 での 元 素 や 化 学 物 質 の 生 成 及 び 進 化 について 説 明 する。さらに、 光 と 分 子 の 相 互 作 用 や 光 エネル
ギーの 利 用 に 関 するトピックスを 紹 介 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
化 学 の 基 礎 知 識 の 習 得 と、 化 学 を 学 ぶために 必 要 な 基 本 的 姿 勢 および 考 え 方 を 身 につける。
授 業 計 画 :
(1) 化 学 入 門
(2) 自 然 観 と 自 然 探 究 の 方 法
(3) 化 学 における 電 子 のふるまい
(4) 炭 素 と 酸 素 の 化 学
(5) 光 と 分 子 の 相 互 作 用 と 反 応
成 績 評 価 方 法 :
出 席 と 試 験 を 総 合 的 に 評 価 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 : 教 科 書 は 特 になし。
時 間 外 における 学 習 方 法 :
図 書 館 を 有 効 利 用 する。
受 講 学 生 に 望 むこと:
基 礎 知 識 を 学 ぶと 同 時 に、 化 学 的 思 考 方 法 を 身 につけてほしい。
オフィスアワー: 月 曜 日 15:30~17:00
連 絡 先 : 居 室 TARA センターA 棟 アスペクト 研 究 室 (4)
電 話 029-853-6409, 5881 E-mail akasaka@tara.tsukuba.ac.jp

化 学 結 合 論 (Introduction to Chemical Bond Theory)
科 目 番 号 : FE11 111
単 位 数 : 2 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 1・2 学 期 木 曜 2 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 : 寺 西 利 治
キーワード: 化 学 結 合 (Chemical Bond)、 原 子 軌 道 (Atomic Orbital)、 分 子 軌 道 (Molecular Orbital)
授 業 概 要 :
化 学 が 取 り 扱 う 現 象 は、 原 子 、 分 子 中 の 電 子 により 支 配 されており、 原 子 ・ 分 子 の 電 子 構 造 やそれ
らの 振 舞 を 知 ることは、 化 学 を 学 ぶものにとって 不 可 欠 になっている。 本 科 目 では、 原 子 の 電 子 構
造 と 分 子 の 化 学 結 合 について 講 義 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
2 年 時 以 降 の 専 門 科 目 に 備 え、 原 子 ・ 分 子 の 電 子 構 造 やそれらの 振 舞 を 説 明 できるようにする。
授 業 計 画 :
(1) 化 学 と 電 子 : 分 子 構 造 ・ 化 学 反 応 を 支 配 する 電 子
(2) 原 子 の 電 子 構 造 : 原 子 軌 道 の 種 類 ・ 形 ・エネルギー・ 性 質
(3) イオン 結 合 、イオン 化 エネルギー、 電 子 親 和 力
(4) 電 子 対 結 合 、 原 子 軌 道 の 重 なり、σ 型 結 合 、π 型 結 合
(5) 混 成 軌 道 : 混 成 軌 道 の 形 と 方 向 性 、 混 成 軌 道 と 分 子 の 形
(6) 共 有 結 合 エネルギー、 解 離 エネルギー、 原 子 化 熱
(7) 量 子 化 学 的 共 鳴 、 共 鳴 エネルギー
(8) 分 子 軌 道 : 分 子 軌 道 のでき 方 、LCAO 近 似 、 等 核 2 原 子 分 子 、 異 核 2 原 子 分 子
(9) 共 有 結 合 のイオン 性 、ポーリングの 電 気 陰 性 度 、 双 極 子 モーメント
(10) 水 素 結 合 : 水 素 結 合 エネルギー、 蛋 白 質 、 核 酸 の 水 素 結 合
(11) 分 子 性 結 晶 、ホスト・ゲスト 錯 体 、 金 属 結 合
成 績 評 価 方 法 :
レポート、 授 業 時 の 小 テスト、 期 末 試 験 を 総 合 的 に 判 断 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
(1) 初 等 化 学 結 合 論 (ブラウン 著 、 鳥 井 泰 男 訳 ) 培 風 館
(2) 原 子 価 と 分 子 構 造 (カート・メル・ファウレス 著 、 久 保 訳 ) 丸 善
(3) 化 学 序 説 ( 池 田 、 大 島 、 大 野 、 久 司 、 益 山 共 著 ) 学 術 図 書 出 版
時 間 外 における 学 習 方 法 :
授 業 終 了 時 に 示 す 課 題 についてレポートを 作 成 すること。
受 講 学 生 に 望 むこと:
化 学 結 合 論 は 化 学 の 基 礎 であるため、 予 習 ・ 復 習 を 十 分 行 ってほしい。
オフィスアワー: 月 ・ 火 曜 日
9:00~11:00
連 絡 先 : 居 室 自 然 系 学 系 棟 B505
電 話 029-853-4011 E-mail teranisi@chem.tsukuba.ac.jp

化 学 結 合 論 (Introduction to Valence Bond Theory)
科 目 番 号 : FE11 121
単 位 数 : 2 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 1、2 学 期 木 曜 2 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 :
キーワード:
末 木 啓 介
化 学 結 合 (Valence Bond Theory)
授 業 概 要 :
分 子 の 構 造 や 化 学 反 応 は 原 子 , 分 子 中 の 電 子 によってコントロールされており, 分 子 の 電 子 構 造 や
結 合 様 式 を 知 ることは 化 学 を 学 ぶ 上 で 基 本 的 事 項 である。 化 学 結 合 論 では 種 々の 結 合 様 式 を 具 体 例
について 講 義 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
種 々な 化 学 結 合 の 様 式 の 説 明 が 出 来 るようになる。
授 業 計 画 :
(1) 化 学 と 電 子 、 分 子 構 造 ・ 化 学 反 応 を 支 配 する 電 子
(2) 原 子 の 電 子 構 造 、 原 子 軌 道 の 種 類 ・ 形 ・エネルギー・ 性 質
(3) イオン 結 合 、イオン 化 エネルギー、 電 子 親 和 力
(4) 電 子 対 結 合 、 原 子 軌 道 の 重 なり 方 、s 型 結 合 、p 型 結 合
(5) 混 成 軌 道 、 混 成 軌 道 の 形 と 方 向 性 、 混 成 軌 道 の 分 子 と 形
(6) 共 有 結 合 エネルギー、 解 離 エネルギー、 原 子 化 熱
(7) 共 鳴 、 共 鳴 の 概 念 、 共 鳴 エネルギー
(8) 分 子 軌 道 、 分 子 軌 道 のでき 方 、LCAO 近 似 、 等 核 2 原 子 分 子 、 異 核 2 原 子 分 子 、 非 局
在 分 子 軌 道
(9) 共 有 結 合 のイオン 性 、ポーリングの 電 気 陰 性 度 、 双 極 子 モーメント
(10) 水 素 結 合 、 水 素 結 合 エネルギー、 蛋 白 質 ・ 核 酸 の 水 素 結 合
成 績 評 価 方 法 :
出 席 、レポート、 期 末 試 験 の 結 果 を 総 合 的 に 評 価 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
( 教 科 書 ) 初 等 化 学 結 合 論 ブラウン 著 、 鳥 居 泰 男 訳 ( 培 風 館 )
あと、 次 の 本 等 を 参 考 にすること。
(1) 化 学 結 合 ピメンテル 他 著 、 千 原 ・ 大 西 訳 ( 東 京 化 学 同 人 )
(2) 原 子 価 と 分 子 構 造 カートメル・ファウレス 著 、 久 保 訳 ( 丸 善 )
(3) 入 門 化 学 結 合 オドワイヤー 他 著 、 鳥 居 ・ 山 本 訳 ( 培 風 館 )
時 間 外 における 学 習 方 法 :
2-3 回 の 授 業 毎 に 授 業 終 了 時 に 示 す 課 題 についてレポートを 作 成 すること。
受 講 学 生 に 望 むこと:
基 礎 知 識 を 学 ぶと 同 時 に、 具 体 的 な 物 質 との 関 係 を 考 えて 欲 しい。
オフィスアワー: 月 、 木 曜 日 11:30~13:00
連 絡 先 : 居 室
アイソトープ 総 合 センターC103

電 話 029-853-2512 E-mail ksueki@chem.tsukuba.ac.jp

基 礎 無 機 化 学
(Basic Inorganic Chemistry)
科 目 番 号 : FE11 301
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 3 学 期 木 曜 4 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 :
キーワード:
山 本 泰 彦
周 期 表 (Periodic Table)、 典 型 元 素 (Typical Element)、 遷 移 元 素 (Transition Element)、
無 機 化 合 物 の 結 合 (Bonding in Inorganic Compound)、 無 機 化 合 物 の 性 質 (Property of Inorganic
Compound)
授 業 概 要 :
本 科 目 では、 無 機 化 学 において 取 り 扱 われる 無 機 化 合 物 を 典 型 元 素 や 遷 移 元 素 など 周 期 表 との 関
連 から 眺 め、それらの 基 本 的 な 性 質 について 学 習 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
無 機 化 合 物 の 結 合 様 式 、 立 体 構 造 および 反 応 性 についての 基 礎 を 修 得 する。
授 業 計 画 :
無 機 化 学 の 基 礎 的 事 項 について、 典 型 元 素 や 遷 移 元 素 の 典 型 的 な 無 機 化 合 物 について 周 期 表 と 関
連 づけて 説 明 する。また、 無 機 化 合 物 の 構 造 と 結 合 との 相 関 関 係 について 解 説 すると 共 に、その 基
本 的 な 性 質 や 反 応 性 についても 紹 介 する。 具 体 的 には、 元 素 の 基 本 的 な 性 質 であるイオン 化 エネル
ギー、 電 子 親 和 力 、 電 気 陰 性 度 、 酸 化 数 と 原 子 価 、 原 子 半 径 とイオン 半 径 、 結 合 エネルギーなどに
ついて、 周 期 性 と 関 連 づけて 説 明 する。また、 共 有 結 合 がどうして 形 成 するのかを、 原 子 価 結 合 法
に 基 づいて 解 説 すると 共 に、 共 有 結 合 により 生 じる 化 合 物 の 構 造 について 説 明 する。さらに、 分 子
軌 道 法 の 基 本 的 な 考 え 方 について、 多 くの 実 例 をあげて 定 性 的 ではあるが 簡 単 に 説 明 し、 結 合 、 混
成 、 分 子 構 造 などについて 説 明 する。また、 金 属 やイオン 性 固 体 などの 無 機 化 学 の 立 場 から 重 要 な
物 質 に 関 して、 金 属 結 合 と 電 気 伝 導 性 、イオン 伝 導 性 固 体 の 構 造 などについても 説 明 する。 化 学 反
応 の 平 衡 と 速 度 について、いくつかの 具 体 的 な 例 をあげて 基 本 的 な 事 項 を 説 明 し、 熱 力 学 と 動 力 学
の 基 礎 についても 解 説 する。
成 績 評 価 方 法 :
中 間 試 験 、 期 末 試 験 の 結 果 を 総 合 的 に 評 価 する。 単 位 の 取 得 には、2/3 以 上 の 出 席 が 必 要 である。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
教 科 書 「はじめて 学 ぶ 大 学 の 無 機 化 学 」 三 吉 克 彦 著 化 学 同 人
参 考 書 基 礎 無 機 化 学 J.D.Lee 著 浜 口 博 訳 東 京 化 学 同 人
無 機 化 合 物 基 礎 化 学 選 書 3 斉 藤 一 夫 著 裳 華 房
無 機 化 学 概 論 新 村 陽 一 著 朝 倉 書 店
無 機 化 学 木 田 茂 夫 著 裳 華 房
無 機 化 学 福 田 ・ 海 崎 ・ 北 川 ・ 伊 藤 編 講 談 社 サイエンティフィク
時 間 外 における 学 習 方 法 :
講 義 日 程 を 参 考 にした 予 習 および 講 義 内 容 の 復 習 を 行 うことが 望 ましい。
受 講 学 生 に 望 むこと:
基 礎 知 識 を 学 ぶと 同 時 に、 論 理 的 思 考 方 法 を 身 につけてほしい。
オフィスアワー: 金 曜 日 16:00~18:00
連 絡 先 : 居 室 自 然 系 学 系 棟 B513
電 話 029-853-6521 E-mail yamamoto@chem.tsukuba.ac.jp

基 礎 有 機 化 学
(Basic Organic Chemistry)
科 目 番 号 : FE11 211
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 3 学 期 木 曜 2 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 : 木 越 英 夫
キーワード: 化 学 結 合 共 鳴 有 機 化 合 物 有 機 電 子 論 反 応 機 構 論 命 名 法
授 業 概 要 :
有 機 化 学 は 人 類 の 生 活 と 密 接 なかかわりをもっている。 生 物 は 有 機 物 質 によって 構 成 され、また 取
り 囲 まれている。 生 命 体 内 のほとんどすべての 反 応 には 有 機 物 質 が 関 与 しており、 有 機 化 学 を 知 ら
ずに 生 命 を 理 解 することは 不 可 能 である。また、 最 近 の 機 能 性 材 料 の 多 くは 有 機 化 合 物 から 成 る。
本 講 義 では、 身 の 回 りにある 有 機 化 合 物 の 性 質 を 十 分 に 理 解 すると 共 に 実 際 の 有 機 化 学 反 応 で 結 合
がどのように 生 成 ・ 切 断 し、 反 応 が 完 結 しているかを 理 論 的 に 教 示 し、 化 学 結 合 論 に 基 づいた 有 機
反 応 の 筋 道 を 学 習 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
有 機 化 合 物 の 構 造 と 反 応 性 の 関 係 を 学 び、 有 機 化 学 反 応 の 起 こる 機 構 を 理 解 する。
授 業 計 画 :
(1) 化 学 結 合 と 構 造 式
(2) 有 機 化 学 反 応 式 、 基 礎 的 な 有 機 化 合 物 命 名 法
(3) アルカン: 立 体 配 置 と 立 体 配 座 、ラジカル 反 応
(4) アルケン: 求 電 子 付 加 反 応
(5) アルケン:その 他 の 反 応
(6) 芳 香 族 化 合 物 : 芳 香 族 求 電 子 置 換 反 応 の 反 応 機 構
(7) 芳 香 族 化 合 物 : 芳 香 族 化 合 物 の 反 応 性
(8) 立 体 異 性 体 と 光 学 異 性 体
(9) 有 機 ハロゲン 化 合 物 : 求 核 置 換 反 応 と 脱 離 反 応
(10) フェノールとカルボニル 化 合 物 の 反 応 性
成 績 評 価 方 法 :
出 席 、 毎 回 のレポート、 期 末 試 験 を 総 合 的 に 判 断 する。なお、2/3 以 上 の 出 席 が 必 要 。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
(1) 教 科 書 :「ハート 基 礎 有 機 化 学 」( 培 風 館 )
(2) 参 考 書 :「ボルハルト・ショアー 現 代 有 機 化 学 」( 化 学 同 人 )
時 間 外 における 学 習 方 法 :
毎 授 業 終 了 時 に 示 す 課 題 についてレポートを 作 成 すること。レポートの 回 答 例 は、 回 収 後 にホーム
ページ(http://www.chem.tsukuba.ac.jp/kigoshi/hart/)に 掲 載 する。
受 講 学 生 に 望 むこと:
有 機 化 合 物 の 構 造 の 複 雑 さに 惑 わされずに、 有 機 化 学 の 根 底 にある 理 論 ( 有 機 電 子 論 )を 身 につけ
てほしい。

オフィスアワー: 水 曜 日 16:00~18:00
連 絡 先 : 居 室 自 然 系 学 系 棟 B514
電 話 029-853-4313 E-mail kigoshi@chem.tsukuba.ac.jp

基 礎 有 機 化 学
(Basic Organic Chemistry)
科 目 番 号 : FE11 221
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 3 学 期 木 曜 2 時 限 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 : 赤 阪 健
キーワード: 有 機 化 合 物 、 化 学 結 合 、 有 機 化 学 反 応 、 有 機 電 子 論
授 業 概 要 :
人 を 含 む 全 ての 生 体 を 構 成 するタンパク 質 ・ 糖 類 ・ 核 酸 、 工 業 製 品 として 私 たちの 生 活 を 支 える 合
成 繊 維 ・ 合 成 樹 脂 ・ 医 薬 品 などの 有 機 化 合 物 は、 様 々な 形 で 身 の 回 りに 存 在 している。この 授 業 で
は、これらの 有 機 化 学 物 の 構 造 や 性 質 を 概 説 する。さらに、 有 機 化 合 物 の 反 応 性 および 反 応 機 構 を
解 説 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
有 機 化 合 物 の 構 造 、 性 質 、 反 応 などについての 基 礎 知 識 および 考 え 方 を 身 につける。
授 業 計 画 :
(1) 身 の 回 りの 有 機 化 合 物
(2) 有 機 化 合 物 の 構 造
(3) 有 機 化 合 物 の 反 応
(4) 有 機 電 子 論
成 績 評 価 方 法 :
出 席 と 試 験 を 総 合 的 に 評 価 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 : 教 科 書 は 特 にないが、 次 の 本 を 参 考 にすること。
(1) ハート 基 礎 有 機 化 学 (A. Hart 著 秋 葉 他 訳 ) 培 風 館
(2) 初 等 化 学 結 合 論 (G. I. Brown 著 鳥 居 訳 ) 培 風 館
時 間 外 における 学 習 方 法 :
図 書 館 を 有 効 利 用 する。
受 講 学 生 に 望 むこと:
有 機 化 学 の 基 礎 知 識 を 学 ぶと 同 時 に、 化 学 的 思 考 方 法 を 身 につけてほしい。
オフィスアワー: 月 曜 日 15:30~17:00
連 絡 先 : 居 室 TARA センターA 棟 アスペクト 研 究 室 (4)
電 話 029-853-6409, 5881 E-mail akasaka@tara.tsukuba.ac.jp

化 学 実 験
(Chemical Experiments)
科 目 番 号 : FE11 413、FE11 423、FE11 433
単 位 数 : 1.5 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 1、2または3 学 期 月 曜 4~6 時 限 授 業 形 態 : 実 験
担 当 教 員 :
キーワード:
授 業 概 要 :
1 学 期 : 野 本 信 也 、 山 村 泰 久 、 渕 辺 耕 平 、 横 山 幸 弘
2 学 期 : 野 本 信 也 、 秋 根 茂 久 、 渕 辺 耕 平 、 横 山 幸 弘
3 学 期 : 野 本 信 也 、 三 浦 勝 清 、 百 武 篤 也 、 二 瓶 雅 之
化 学 合 成 金 属 イオンの 分 離 定 性 吸 収 スペクトル 水 素 イオン 濃 度 分 子 量
光 化 学 反 応 天 然 有 機 化 合 物 滴 定 金 属 錯 体
毎 回 実 験 前 にその 日 に 行 う 実 験 項 目 についての 内 容 、 諸 注 意 および 実 験 に 関 連 する 基 礎 知 識 を 講 義
する。 実 験 は 2 人 1 組 で 行 う。
授 業 の 到 達 目 標 :
化 学 実 験 を 通 じて、 物 質 の 構 造 、 反 応 、 物 性 などを 原 子 、 分 子 レベルで 理 解 を 深 める。 化 学 実 験 器
具 の 取 り 扱 い 方 、 化 学 薬 品 を 取 り 扱 う 上 で 注 意 すべき 点 、および 実 験 廃 棄 物 の 処 理 法 を 習 得 すると
共 にレポートの 作 成 の 仕 方 について 学 ぶ。
授 業 計 画 : 以 下 の 実 験 テーマの 中 から 適 宜 選 択 する。
(1) 分 子 模 型
(2) 吸 収 スペクトル
(3) 光 化 学 反 応
(4) コバルト 錯 体 の 合 成
(5) 無 機 イオンの 分 離 と 定 性 反 応
(6) 色 素 の 合 成 と 染 色
(7) アセチルサリチル 酸 の 合 成
(8) pH 計 による 滴 定 曲 線
(9) 植 物 色 素 の 抽 出 、 分 離 、 同 定
(10) 気 体 の 密 度 と 分 子 量
成 績 評 価 方 法 :
毎 回 のレポートを 採 点 し、その 総 合 評 価 により 成 績 が 決 定 される。なお、2/3 以 上 の 出 席 が 必 要 。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
「 化 学 実 験 I」 筑 波 大 学 自 然 学 類 化 学 実 験 I 担 当 教 官 編 (イセブ 印 刷 )
時 間 外 における 学 習 方 法 :
実 験 内 容 の 予 習 をして 実 験 に 臨 むこと。 実 験 終 了 後 に 直 ちにレポートを 作 成 すること。
受 講 学 生 に 望 むこと:
実 験 により 化 学 の 原 理 を 体 験 する 講 義 であるので、 実 験 の 原 理 を 十 分 理 解 しておくこと。 実 験 の 結
果 や 考 察 を、 論 理 的 にレポートにまとめる 技 術 を 身 につけること。
オフィスアワー: 火 曜 日 16:00~18:00
連 絡 先 ( 野 本 ): 居 室 理 科 系 修 士 棟 A102
電 話 029-853-4954 E-mail nomoto@chem.tsukuba.ac.jp

フレシュマンセミナー ( 化 学 1・2) (Freshman Seminar (Chemistry 1・2))
科 目 番 号 : 1314 102 ・ 1314 202
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 1 学 期 金 曜 6 時 限 授 業 形 態 : セミナー 形 式
担 当 教 員 : 市 川 淳 士 ・ 二 瓶 雅 之
キーワード: 科 学 技 術 科 学 技 術 の 基 礎 化 学 の 考 え 方 化 学 の 基 本 原 理 化 学 と 社 会
授 業 概 要 :
科 学 技 術 の 進 歩 、 発 展 はめざましく、 人 類 の 発 展 を 支 えてきた。 科 学 技 術 の 基 盤 は、 言 うまでもな
く 自 然 科 学 である。 自 然 科 学 とは、 自 然 現 象 を 研 究 して 普 遍 的 な 法 則 を 見 出 そうとする 学 問 であり、
その 研 究 対 象 は 極 めて 多 岐 にわたる。そこで、 自 然 科 学 全 般 を 見 ながら、 受 講 する 学 生 が 各 自 興 味
のある 化 学 分 野 のトピックスをテーマに 選 び、お 互 いに 紹 介 し 合 うことによって、 化 学 についての
知 識 を 広 め、 興 味 を 深 める。 学 生 が 主 体 となって 授 業 をすすめ、 担 当 教 員 は 必 要 に 応 じて 指 導 助 言
を 行 い、 問 題 を 提 起 して 議 論 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
本 セミナーを 通 じて、 様 々な 分 野 の 自 然 科 学 について 理 解 を 深 める。 同 時 に、 自 然 科 学 と 科 学 研 究
のおもしろさに 触 れながら、 自 分 の 興 味 のある 化 学 分 野 を 見 きわめる。 各 自 の 興 味 に 応 じて 化 学 分
野 の 基 礎 的 知 識 を 増 やし、 自 然 科 学 の 基 本 的 な 考 え 方 を 学 ぶ。また、 学 術 著 書 、 論 文 を 読 み、 化 学
の 基 本 原 理 についての 理 解 を 深 めつつ、 研 究 論 文 の 読 み 方 を 学 習 する。さらに、 研 究 結 果 のまとめ
方 など 研 究 資 料 作 成 方 法 の 基 礎 について 学 ぶ。
授 業 計 画 :
随 時 話 し 合 いながら 進 める。
成 績 評 価 方 法 :
出 席 と 発 表 ・レポートにより 総 合 的 に 判 断 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
特 に 定 めず、 適 宜 指 示 する。
時 間 外 における 学 習 方 法 :
受 講 学 生 に 望 むこと:
論 理 的 な 思 考 法 と 表 現 法 を 習 得 してほしい。
オフィスアワー: 火 曜 日 16:00~18:00
連 絡 先 : 居 室
総 合 研 究 棟 B 棟 623 室
E-mail nihei@chem.tsukuba.ac.jp

クラスセミナー ( 化 学 1・2) (Class Seminar (Chemistry 1・2))
科 目 番 号 : FE00 012 ・ FE00 022
単 位 数 : 2 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1 年 次
開 講 時 期 等 : 2・3 学 期 金 曜 6 時 限 授 業 形 態 : セミナー 形 式
担 当 教 員 : 市 川 淳 士 ・ 二 瓶 雅 之
キーワード: 科 学 技 術 科 学 技 術 の 基 礎 化 学 の 考 え 方 化 学 の 基 本 原 理 化 学 と 社 会
授 業 概 要 :
科 学 技 術 の 進 歩 、 発 展 はめざましく、 人 類 の 発 展 を 支 えてきた。 科 学 技 術 の 基 盤 は、 言 うまでもな
く 自 然 科 学 である。 自 然 科 学 とは、 自 然 現 象 を 研 究 して 普 遍 的 な 法 則 を 見 出 そうとする 学 問 であり、
その 研 究 対 象 は 極 めて 多 岐 にわたる。そこで、 自 然 科 学 全 般 を 見 ながら、 受 講 する 学 生 が 各 自 興 味
のある 化 学 分 野 のトピックスをテーマに 選 び、お 互 いに 紹 介 し 合 うことによって、 化 学 についての
知 識 を 広 め、 興 味 を 深 める。 学 生 が 主 体 となって 授 業 をすすめ、 担 当 教 員 は 必 要 に 応 じて 指 導 助 言
を 行 い、 問 題 を 提 起 して 議 論 する。
授 業 の 到 達 目 標 :
本 セミナーを 通 じて、 様 々な 分 野 の 自 然 科 学 について 理 解 を 深 める。 同 時 に、 自 然 科 学 と 科 学 研 究
のおもしろさに 触 れながら、 自 分 の 興 味 のある 化 学 分 野 を 見 きわめる。 各 自 の 興 味 に 応 じて 化 学 分
野 の 基 礎 的 知 識 を 増 やし、 自 然 科 学 の 基 本 的 な 考 え 方 を 学 ぶ。また、 学 術 著 書 、 論 文 を 読 み、 化 学
の 基 本 原 理 についての 理 解 を 深 めつつ、 研 究 論 文 の 読 み 方 を 学 習 する。さらに、 研 究 結 果 のまとめ
方 など 研 究 資 料 作 成 方 法 の 基 礎 について 学 ぶ。
授 業 計 画 :
随 時 話 し 合 いながら 進 める。
成 績 評 価 方 法 :
出 席 と 発 表 ・レポートにより 総 合 的 に 判 断 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
特 に 定 めず、 適 宜 指 示 する。
時 間 外 における 学 習 方 法 :
受 講 学 生 に 望 むこと:
論 理 的 な 思 考 法 と 表 現 法 を 習 得 してほしい。
オフィスアワー: 火 曜 日 16:00~18:00
連 絡 先 : 居 室
総 合 研 究 棟 B 棟 623 室
E-mail nihei@chem.tsukuba.ac.jp

化 学 セミナー I〜IV(Chemistry Seminar)
科 目 番 号 : FE11 601
単 位 数 : 1 単 位 標 準 履 修 年 次 : 1〜4 年 次
開 講 時 期 等 : 通 年 不 定 期 授 業 形 態 : 講 義
担 当 教 員 :
キーワード:
授 業 概 要 :
守 橋 健 二 末 木 啓 介
最 先 端 の 化 学 化 学 の 新 しい 挑 戦 化 学 の 発 明 発 見 学 問 の 創 造 現 代 の 錬 金 術
近 年 、 化 学 が 関 連 する 分 野 は 大 変 広 範 囲 なものとなっている。 化 学 の 分 野 は 今 どのようになってい
るのだろうか、そして、 将 来 どのような 方 向 に 進 むのであろうか。このことは 学 生 諸 君 にとっても、
また、 化 学 を 専 門 とする 者 にとっても 大 変 重 要 である。そこで、「 化 学 セミナー」 では、 最 先 端 の
化 学 研 究 に 従 事 している 方 を 講 師 として 招 き、その 最 先 端 の 化 学 を 分 かりやすく 解 説 する。また、
質 問 により 更 に 理 解 を 深 める。
授 業 の 到 達 目 標 :
古 代 、 中 世 の 錬 金 術 師 の 元 素 変 換 の 夢 は、19 世 紀 に 入 って 全 く 異 なった 新 しい 形 で 蘇 り、それと
ともに 近 代 化 学 が 確 立 された。 最 近 は、 様 々な 領 域 で 最 先 端 化 学 の 研 究 が 行 なわれる。 一 方 、この
ために 最 近 の 化 学 は 細 分 化 、 専 門 化 され 相 互 に 大 変 理 解 し 難 いものとなっているとも 言 われている。
「 化 学 セミナー」では、この 機 に 臨 んで 最 先 端 の 専 門 家 によるわかり 易 い 解 説 をもとに、もう 一 度
化 学 の 原 点 に 戻 り、 統 合 的 、 体 系 的 な 化 学 の 理 解 の 場 を 提 供 する。
授 業 計 画 :
年 7〜10 回 、 掲 示 により 通 知 する。( 原 則 として 火 曜 日 6 時 限 を 予 定 、ただし、この 時 限 以
外 の 開 講 もある)。
成 績 評 価 方 法 :
出 席 とレポートなどにより 総 合 的 に 評 価 する。
教 材 ・ 参 考 文 献 :
「 化 学 の 発 明 発 見 」 奥 野 ・ 久 保 ・ 都 築 ・ 白 井 ( 大 日 本 図 書 )。
「 学 問 の 創 造 」 福 井 ( 佼 成 出 版 )。
「 新 しい 化 学 の 挑 戦 」 吉 田 編 ( 三 共 出 版 )。
「 現 代 の 錬 金 術 」 中 島 ( 法 政 大 学 出 版 局 )。
「Profiles, Pathways, and Dream」シリーズ、J. I. Seeman 編 (アメリカ 化 学 会 )。
時 間 外 における 学 習 方 法 :
講 演 されたテーマについて、Web や 科 学 雑 誌 などに 目 を 通 して 理 解 と 関 心 を 深 めること。
受 講 学 生 に 望 むこと:
わからないことは 積 極 的 に 質 問 すること。
オフィスアワー: 水 曜 日 16:00~18:00( 守 橋 )
火 曜 日 15:00~17:00( 末 木 )
連 絡 先 : 守 橋 : 居 室 自 然 系 学 系 棟 B510
電 話 029-853-5771 E-mail morihasi@chem.tsukuba.ac.jp
末 木 : 居 室 研 究 基 盤 総 合 センター アイソトープ 部 門 棟 C103
電 話 029-853-2512 E-mail ksueki@ri-center.tsukuba.ac.jp