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関学ジャーナル233号 [ 4.78 MB ] - 関西学院大学

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Campus News キャンパスニュース<br />

❷<br />

総 政 ・ 山 中 ゼミドキュメンタリーラジオが 放 送 賞 受 賞<br />

野 田 正 彰 教 授<br />

のだ・まさあき<br />

比 較 文 化 精 神 医 学 専 攻 。 平 和 学 「 広 島 ・ 長 崎 講<br />

座 」、ノンフィクション 作 家 養 成 ゼミを 担 当 。<br />

長 い 夏 休 み。<br />

どのように 過 ごしたらいいのか<br />

分 かりません。<br />

総 合 政 策 学 部 の 山 中 速<br />

人 教 授 のゼミ 生 が2010 年 度<br />

に 制 作 したラジオ 番 組 シリーズ<br />

「 震 災 後 、それぞれの 軌 跡 」が、<br />

4 月 22 日 、 日 本 コミュニティ 放 送<br />

協 会 (JCBA) 近 畿 地 区 評 議 会<br />

が 主 催 する 第 13 回 近 畿 コミュ<br />

ニティ 放 送 賞 「 情 報 ・ 教 養 番 組<br />

部 門 」で、 優 秀 賞 を 受 賞 しました。<br />

番 組 は 阪 神 ・ 淡 路 大 震 災 の<br />

被 災 者 のインタビューをまとめ<br />

たもので、 昨 年 12 月 から 今 年 3<br />

月 にかけて、 神 戸 市 長 田 区 のコ<br />

ミュニティラジオ「FMわぃわぃ」<br />

で 放 送 されました。 番 組 はポッ<br />

ドキャスト( 前 半 http://taseibunka.seesaa.net/<br />

後 半<br />

http://kg-yamanaka-media.<br />

seesaa.net/index-2.html)か<br />

ら 聴 くことができます。<br />

い い 夏 休 みを 過 ごすためには、いい 春 学 期 を 送 っていな<br />

ければなりませんね。もし、これまでに 打 ち 込 むものがな<br />

かった 人 は、ぜひ、 夏 休 みに 何 かに 打 ち 込 んでください。<br />

まずは、 本 を 読 むこと。 授 業 などでさまざまな 書 籍 が 紹 介 さ<br />

れていますので、そのどれかを 一 生 懸 命 読 むのもいいでしょう。<br />

次 に 語 学 の 勉 強 。 第 二 外 国 語 を 学 び 始 めているので、それ<br />

に 集 中 的 に 取 り 組 むのもいいですね。<br />

私 がよく 勧 めるのは 海 外 旅 行 に 行 くことです。 安 くて 近 いア<br />

ジアがいいでしょう。1 年 生 の 夏 休 みに 行 くのは 金 銭 的 に 困<br />

難 かもしれませんが、 高 学 年 になるにつれ 忙 しくなり、 行 きにく<br />

くなりますから、 両 親 を 説 得 して 返 す 約 束 をしてお 金 を 借 りて<br />

でも、 友 達 と 行 ってみるといいでしょう。<br />

その 際 、パックツアーに 参 加 するのではなく、テーマを 持 って<br />

自 分 で 旅 してください。 例 えばタイのスラム 地 域 。 一 人 で 歩 か<br />

ない 方 がいいので、 地 元 の 大 学 に「タイの 貧 しい 人 たちのこ<br />

とを 学 びたいから 案 内 してもらえないか」などと 手 紙 を 出 してみ<br />

るのもいい。カンボジアには 戦 争 の 跡 地 が 多 くあり、ベトナム<br />

のホーチミンからメコン 川 の 下 流 域 を 旅 すると 戦 争 跡 とアジア<br />

の 喧 騒 を 知 ることができます。 中 国 の 瀋 陽 も 日 本 の 侵 略 戦 争<br />

の 跡 地 があり、 長 春 には 旧 満 州 国 の 遺 跡 が 多 く 残 っています。<br />

異 文 化 や 全 く 異 なる 発 想 をする 人 たちの 存 在 に 気 づき、 一 人<br />

前 の 人 間 として 旅 することで 視 野 が 急 に 広 がることでしょう。<br />

ヨーロッパでもいいです。 例 えば、 美 術 が 好 きならイタリアに<br />

いって 美 術 を 集 中 的 に 鑑 賞 する。 戦 争 について 知 りたかった<br />

ら、ドイツからポーランドに 入 って 収 容 所 の 跡 地 を 訪 ねるなど、<br />

ちょっとした 自 分 の 関 心 を 整 理 して 旅 することで、 自 分 に 足 り<br />

ないことが 分 かり、 秋 学 期 には 何 を 勉 強 したいのかが 見 えてく<br />

るでしょう。<br />

国 内 でも 異 文 化 体 験 はできます。 例 えば、 養 護 施 設 に 行 っ<br />

て 手 伝 いをする。 災 害 地 域 に 行 く。ハンセン 病 の 施 設 に 行 く。<br />

とにかく 自 分 と 全 く 違 う 環 境 で 生 きている 人 を 理 解 しようとす<br />

ることが 大 事 です。その 時 、 自 分 は 何 者 かということが 必 ず 問<br />

われ、 本 当 に 勉 強 したい 領 域 が 分 かってくるのです。<br />

夏 休 みを 有 意 義 に 過 ごすかどうかは、その 後 の 大 学 生 活 を<br />

大 きく 変 えます。 具 象 的 な 思 考 から 抽 象 的 な 思 考 ができるよう<br />

になる1 年 生 、2 年 生 の 時 は、 青 年 期 が 大 きく 変 わる 時 。この<br />

時 期 にものを 考 えるトレーニングをしっかりしておきましょう。<br />

そんなあなたを<br />

応 援 します2011を 実 施<br />

応 援 団 総 部 は5 月 7 日 、 鉄<br />

人 28 号 前 広 場 ( 神 戸 市 長<br />

田 区 )で 一 般 市 民 らにエール<br />

を 送 るイベント「そんなあなた<br />

を 応 援 します」を 実 施 しました。<br />

今 年 で6 回 目 。<br />

当 日 は、 商 店 街 の 店 主 や<br />

会 社 員 など 計 8 組 が 応 援 団<br />

のオリジナルエールを 受 けた<br />

ほか、 東 日<br />

本 大 震 災<br />

の 被 災 地<br />

へもエール<br />

を 届 けよう<br />

と「 震 災 に<br />

負 けへん」<br />

などと 書 かれたプラカードを<br />

持 った 応 援 もしました。<br />

森 元 首 相 が 国 際 学 部 連 続 講 演 会 の 講 師 に<br />

森 喜 朗 元 首 相 を 講 師 に 迎 しかし 努 力<br />

え、 国 際 学 部 開 設 記 念 連 続 す れ ば 必<br />

講 演 会 (14 回 目 )を5 月 9 日 、 ずチャンス<br />

西 宮 上 ケ 原 キャンパスで 実 施 は 訪 れる」<br />

しました。 森 元 首 相 は「 楽 苦 美 と 学 生 たち<br />

(ラグビー) 人 生 」と 題 し、ラグ に 呼 びかけ<br />

ビーから 自 己 犠 牲 の 精 神 を 学 ました。<br />

んだことを 語 るとともに、「 人 生 講 演 後<br />

はラグビーのボールと 同 じで、 は、ラグビー 部 の 学 生 らと 交 流<br />

どの 方 向 に 転 ぶか 分 からない。 し、 激 励 しました。<br />

「 地 域 政 策 入 門 」に 稲 村 ・ 尼 崎 市 長 、 井 戸 ・ 兵 庫 県 知 事<br />

法 学 部 、 経 済 学 部 の 連 携 科<br />

目 「 地 域 政 策 入 門 A」の 講 師 と<br />

して5 月 13 日 に 稲 村 和 美 ・ 尼 崎<br />

市 長 が、6 月 10 日 には 井 戸 敏<br />

三 ・ 兵 庫 県 知 事 が 登 壇 しました。<br />

この 授 業 は 地 域 政 策 の 担 い<br />

手 と、それを 取 り 巻 く 法 的 ・ 行 政<br />

的 な 制 度 や 仕 組 みの 理 解 を 目<br />

指 し、 毎 年 近 隣 の 知 事 や 市 長<br />

をゲストスピーカーとして 招 いて<br />

います。<br />

稲 村 市 長 は、<br />

阪 神 ・ 淡 路 大<br />

震 災 でのボラン<br />

ティア 活 動 や<br />

稲 村 市 長<br />

NPO 活 動 への<br />

参 加 がきっかけで 政 治 家 を 目 指<br />

すようになったこと、 井 戸 知 事<br />

は 地 方 分 権 改 革 の 取 り 組 みな<br />

どについて 話 しました。<br />

20 KG JOURNAL

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