14.03.2015 Views

質疑応答要旨 - MS&ADホールディングス

質疑応答要旨 - MS&ADホールディングス

質疑応答要旨 - MS&ADホールディングス

SHOW MORE
SHOW LESS

You also want an ePaper? Increase the reach of your titles

YUMPU automatically turns print PDFs into web optimized ePapers that Google loves.

MS&AD ホールディングス 電 話 会 議 (2012 年 4 月 16 日 開 催 )<br />

「インドにおける 有 力 生 命 保 険 会 社 との 戦 略 的 資 本 提 携 について」 質 疑 応 答 要 旨 1 / 3<br />

2012 年 4 月 16 日 に 実 施 したIR 電 話 会 議 の 質 疑 応 答 ( 要 旨 )を 以 下 のとおりまとめました。<br />

Q1: のれんの 償 却 額 と 期 間 について 教 えてほしい。<br />

A1: のれんの 額 は 約 380 億 円 を 見 込 む( 為 替 レートにより 変 動 )。 償 却 期 間 は 未 定 だが、5 年 ~20 年<br />

度 の 間 で 決 まることになると 思 われる。<br />

Q2: 今 回 の 出 資 案 件 は( 中 期 経 営 計 画 最 終 年 度 の)2013 年 度 に 修 正 利 益 ベースでどの 程 度 の 寄 与 をす<br />

るのか。<br />

A2: のれんの 影 響 を 入 れた 本 格 的 な 利 益 寄 与 は 2014 年 度 あたりからになる。<br />

Q3: MAX Life 社 がNew York Life 社 から 得 ていたメリットとそれに 代 わって 三 井 住 友 海 上 が 与 えられる<br />

メリットは 何 か。<br />

A3: New York Life 社 から 得 ていたメリットは、 伝 統 的 商 品 を 中 心 にした 商 品 面 におけるノウハウ、 業<br />

界 随 一 の 生 産 性 を 誇 る 専 属 代 理 店 の 教 育 ノウハウにあったと 考 えている。 但 し、 現 在 同 社 は 従 業<br />

員 も 常 駐 役 員 も New York Life 社 から 受 け 入 れておらず、 既 に 自 立 した 経 営 を 行 っている。<br />

一 方 、 三 井 住 友 海 上 との 提 携 により、 三 井 住 友 海 上 が 既 にインドにおいて 展 開 している 損 保 事 業<br />

とのシナジーが 期 待 できる。<br />

Q4: 変 額 商 品 と 伝 統 的 商 品 をバランスよく 販 売 しているとのことだが、 伝 統 的 商 品 の 内 訳 として、 定<br />

期 保 険 、 養 老 保 険 などの 商 品 構 成 はどのようになっているのか。<br />

A4: 詳 細 な 資 料 はないが、 養 老 保 険 のような 貯 蓄 性 商 品 は 伝 統 的 商 品 の 半 分 以 上 になる。<br />

Q5: 今 回 の 出 資 でアジアでの( 生 保 事 業 ) 出 資 としては 地 図 で 言 えば 大 方 の 部 分 が 塗 りつぶされたよ<br />

うに 思 うが、 今 後 の 展 開 は。<br />

また、1 月 頃 と 比 較 すると 金 融 マーケットは 随 分 改 善 してきており、 資 本 バッファという 観 点 で<br />

はもう 少 し 出 資 の 余 地 があるのではないかと 推 察 しているが、どうか。<br />

A5: 今 回 の 出 資 でアジアにおいて 押 さえるべきところはまず 押 さえたということは 言 える。 今 後 につ<br />

いては 引 き 続 き 案 件 の 株 主 価 値 貢 献 を 勘 案 しながら 厳 選 して 海 外 事 業 投 資 を 検 討 していく。<br />

Q6: 保 有 ベースで、 伝 統 的 商 品 と 貯 蓄 性 商 品 の 割 合 、および 伝 統 的 商 品 の 内 訳 で 貯 蓄 性 商 品 、 保 障 性<br />

商 品 それぞれが 占 める 割 合 はどうなっているのか。<br />

A6: 総 保 険 料 ベースにおける 伝 統 的 商 品 と 変 額 保 険 の 割 合 は6:4である。(2011 年 3 月 末 時 点 )<br />

伝 統 的 商 品 における 養 老 保 険 の 割 合 については 公 表 していないと 思 われるため、 貯 蓄 性 商 品 が 伝<br />

統 的 商 品 の 半 分 以 上 を 占 めているとの 回 答 でご 容 赦 願 いたい。 但 し、ご 参 考 までに 申 し 上 げると、<br />

日 本 市 場 におけるように 保 障 性 商 品 が 貯 蓄 性 商 品 と 比 較 して 極 めて 収 益 性 に 優 れるとの 想 定 は、<br />

同 国 においては 必 ずしも 当 てはまらないと 考 えている。


MS&AD ホールディングス 電 話 会 議 (2012 年 4 月 16 日 開 催 )<br />

「インドにおける 有 力 生 命 保 険 会 社 との 戦 略 的 資 本 提 携 について」 質 疑 応 答 要 旨 2 / 3<br />

Q7: 今 回 、New York Life 社 が 売 却 を 決 断 した 背 景 には 何 があると 理 解 しているか。<br />

A7: New York Life 社 は 経 営 資 源 を 北 米 市 場 に 集 中 する 方 針 に 舵 を 切 ったことが 理 由 と 理 解 している。<br />

アジア 地 域 において、 同 社 は 既 に 中 国 、 韓 国 、 香 港 、タイから 撤 退 している。<br />

Q8: EVの 算 出 においてTEV 方 式 による 場 合 、 変 額 保 険 の 最 低 保 証 リスクが 考 慮 されていない 懸 念<br />

があるが、 資 料 P.7 記 載 のEVはTEV 方 式 によるものか。<br />

A8: TEVかMCEVかについて 当 社 から 開 示 することは、 先 方 との 秘 密 保 持 契 約 に 抵 触 する 可 能 性<br />

があるのでご 容 赦 頂 きたい。 但 し、ご 懸 念 の 変 額 保 険 の 最 低 保 証 リスクについては 当 社 も 十 分 に<br />

調 査 をし、 最 低 保 証 付 きの 商 品 がないことを 確 認 している。<br />

Q9: アプレーザル・バリューについての 考 え 方 が 資 料 に 示 されているが、 計 算 にあたっての 新 契 約 価<br />

値 、マルチプル、それに 対 して 今 回 の 買 収 価 格 がアプレーザル・バリューの 何 倍 程 度 プレミアム<br />

として 支 払 われているのかを 教 えてほしい。<br />

A9: マルチプルなどの 当 社 側 評 価 の 詳 細 開 示 についてはご 勘 弁 頂 きたいがPEVで 言 うと 3 倍 弱 とい<br />

った 水 準 である。<br />

また、 買 収 価 格 は 将 来 新 契 約 価 値 を 含 めたアプレーザル・バリューの 幅 の 中 で 決 まったものであ<br />

る。<br />

Q10: 契 約 条 項 の 中 に、 今 回 出 資 する 持 分 をプロテクトするような、つまり26%の 持 分 が 希 薄 化 され<br />

ないような 条 項 があるのかどうかを 教 えてほしい。<br />

また、 直 ちに 増 資 の 必 要 がある 会 社 には 見 えないが、 将 来 もしこの 会 社 が 外 部 からの 出 資 を 受 け<br />

入 れようとした 場 合 でも、 三 井 住 友 海 上 が 追 加 出 資 に 応 じれば、26%の 持 分 がキープできると<br />

いう 条 項 であるとの 理 解 でよいか。<br />

A10: 持 分 を 維 持 できる 条 項 が 入 っている。また、ご 理 解 のとおり 業 界 随 一 のソルベンシー・マージン<br />

に 表 れているように 資 本 基 盤 は 厚 く、 直 ちに 希 薄 化 に 至 る 懸 念 はさほどないと 考 えている。<br />

三 井 住 友 海 上 は Max Life 社 が 増 資 を 行 う 場 合 の 優 先 交 渉 権 を 有 している。<br />

Q11: 例 えば 外 資 規 制 が 撤 廃 され26% 以 上 の 出 資 が 可 能 となった 場 合 、どういうことになるのか。な<br />

んらかの 取 り 決 めがなされているのか。<br />

A11: 三 井 住 友 海 上 は 出 資 の 優 先 交 渉 権 を 有 している。その 際 の 状 況 を 勘 案 し、 出 資 比 率 を 維 持 する、<br />

あるいは 引 き 上 げるなどの 判 断 を 行 う。<br />

Q12:MAX India 社 の 電 話 会 議 では、 三 井 住 友 海 上 の 商 品 ( 開 発 )ノウハウに 関 する 期 待 が 高 いようだっ<br />

たが、 先 ほどの 回 答 にあったクロスセル 以 外 にどのようなシナジーを 想 定 しているのか。<br />

A12: 現 段 階 で 具 体 的 に 決 まったものはないが、 保 険 先 進 国 である 日 本 の 大 手 が 提 供 できる 商 品 企 画 ノ<br />

ウハウについて 先 方 の 期 待 が 大 きいことは 十 分 に 理 解 できる。また、 今 後 その 期 待 には 十 分 応 え<br />

ていけると 考 えている。


MS&AD ホールディングス 電 話 会 議 (2012 年 4 月 16 日 開 催 )<br />

「インドにおける 有 力 生 命 保 険 会 社 との 戦 略 的 資 本 提 携 について」 質 疑 応 答 要 旨 3 / 3<br />

Q13:2 名 派 遣 されるボードメンバーはどの 分 野 を 担 当 するかを 教 えてほしい。<br />

A13:そのあたりの 詳 細 はまだ 決 まっていない。<br />

Q14:インドの 保 険 市 場 において、 国 営 保 険 会 社 と 民 間 保 険 会 社 さらに 外 資 の 入 った 民 間 保 険 会 社 の 間<br />

では、 規 制 上 の 有 利 ・ 不 利 はないのか。<br />

A14: 我 々の 知 る 限 りにおいてはないとの 認 識 である。<br />

Q15:インドの 定 期 保 険 や 医 療 保 険 は、 日 本 と 同 様 に 収 益 性 が 高 いとの 理 解 でよいのか 確 認 させてほし<br />

い。<br />

A15: 保 障 型 商 品 が 日 本 ほどの 収 益 性 をもたらすものではないとの 認 識 であり、 貯 蓄 性 商 品 とのミック<br />

スをはかりながら 稼 いでいくビジネスモデルを 想 定 している。<br />

Q16:インドの 保 険 会 社 で 今 後 再 編 が 生 じた 場 合 、このMAX Life 社 は 再 編 の 受 け 皿 になれるような 会 社<br />

なのか。<br />

A16:MAX Life 社 は、 将 来 の 業 界 再 編 において 受 け 皿 となる 可 能 性 が 無 いとはいえないが、 今 回 の 提 携<br />

において、 特 にそのことを 想 定 に 織 り 込 んではいない。<br />

Q17: 足 下 の 業 績 等 をバリュエーションにあてはめると、 新 契 約 マルチプルで30~40 倍 といった 水 準 に<br />

見 えるが、パートナーとしての 希 少 性 のプレミアムは 加 味 されているのか。<br />

A17:アプレーザル・バリューを 出 す 過 程 で“ 希 少 性 ”を 明 示 的 に 織 り 込 んだものではないが、 同 社 の<br />

卓 越 した 各 種 の 強 みについて 正 当 に 評 価 したことにより、 結 果 的 には 希 少 性 が 反 映 されていると<br />

も 言 える。<br />

Q18: 新 契 約 価 値 の 年 平 均 成 長 率 をどのぐらいで 見 ているのか。<br />

また、この 平 均 成 長 率 はプロダクトミックスの 変 化 は 織 り 込 んでいるのか。<br />

A18: 新 契 約 価 値 の 年 平 均 成 長 率 は、15%~17% 程 度 を 想 定 している。<br />

プロダクトミックスの 変 化 については、 同 社 の 戦 略 を 反 映 し 合 理 的 な 範 囲 で 見 込 んでいる。<br />

Q19: 公 募 増 資 することになった 場 合 に 持 分 を 一 定 に 保 つことができる 契 約 になっているのか。<br />

また、 仮 にMAX Life 社 がIPOする 場 合 はどうか。<br />

A19:ご 理 解 のとおりである。<br />

仮 にIPOを 行 う 場 合 、 三 井 住 友 海 上 の 権 利 が 一 定 の 範 囲 で 守 られる 契 約 になっている。<br />

Q20:MAX India 社 の 開 示 資 料 から、Max Life 社 における 新 契 約 獲 得 によるEVへの 貢 献 は、 毎 年 15 億<br />

ルピー 程 度 と 推 定 されるが 正 しいか。<br />

A20: 開 示 資 料 によると、2011 年 3 月 期 におけるEVの 新 契 約 価 値 は 約 23 億 ルピーである。<br />

以 上

Hooray! Your file is uploaded and ready to be published.

Saved successfully!

Ooh no, something went wrong!