Boston Scientific in Japan - ãã¹ãã³ã»ãµã¤ã¨ã³ãã£ãã£ãã¯ã»ã¸ã£ãã³
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<strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong><br />
Company Profile 2010
患 者 さんのケアの 向 上 と 医 療 への<br />
これまでも、そしてこれからも。<br />
ボストン・サイエンティフィック コーポレーションは、インターベンションによる 低 侵 襲 治 療 を 提 供 する<br />
医 療 機 器 メーカーとして、1979 年 に 米 国 で 誕 生 しました。<br />
以 来 、 治 療 法 や 製 品 の 研 究 、 開 発 、 改 良 を 重 ねながら、 世 界 の 医 療 テクノロジーをリードし 続 けています。<br />
製 品 群 は 主 に、X 線 透 視 下 で 治 療 を 行 う 血 管 内 治 療 分 野 、そして 内 視 鏡 と 共 に 使 用 される 内 視 鏡 分 野 に 分 かれます。<br />
私 たちの 取 り 扱 う 製 品 群 は13,000 種 以 上 であり、 脳 血 管 疾 患 、 心 疾 患 、 末 梢 血 管 疾 患 、<br />
さらには 消 化 器 ・ 泌 尿 器 疾 患 と、まさに「 頭 からつま 先 まで」のさまざまな 疾 患 の 治 療 に 使 用 されています。<br />
そして、 私 たちボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社 は、その 経 験 とノウハウをもとに、<br />
低 侵 襲 治 療 のパイオニアとして 日 本 国 内 でのインターベンションの 更 なる 普 及 に 努 めています。<br />
1 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
貢 献 を 第 一 に。<br />
患 者 さんに 優 しい 治 療 法 、“インターベンション”<br />
患 者 さんの 気 持 ちを 一 番 に 考 え、 身 体 にも 心 にも 優 しい 医 療 を 実 現 する 治 療 法 — “インターベンション”。<br />
血 管 内 治 療 をはじめとするインターベンションでは、 身 体 をメスで 大 きく 切 ることなく、 例 えば 足 の 付 け 根 などに 直 径 数 ミリ<br />
の 穴 をあけて 血 管 にカテーテルを 挿 入 し、 患 部 を 治 療 します。<br />
30 年 以 上 前 に 開 発 されたこのインターベンションは、 治 療 技<br />
術 と“Quality of Life”の 向 上 に 大 いに 貢 献 してきました。<br />
外 科 的 な 治 療 で1ヶ 月 程 度 かかる 入 院 期 間 が、インターベン<br />
ションにより 数 日 で 退 院 できるとすれば、 結 果 として 治 療 に 必<br />
要 な 医 療 費 を 削 減 することができます。 以 前 なら 入 院 し、 手<br />
術 を 受 け、 何 週 間 も 静 養 する 必 要 のあった 病 気 が、 今 日 では<br />
わずか 数 時 間 の 処 置 を 受 けるだけで 治 療 することが 可 能 に<br />
なるからです。<br />
インターベンションに 使 われる 新 しいテクノロジーによって、<br />
治 療 リスクの 減 少 、 手 術 時 間 の 短 縮 、 傷 痕 の 軽 減 、 医 療 コスト<br />
の 低 減 、アフターケアの 軽 減 などが 実 現 され、 患 者 さんの 肉<br />
体 的 ・ 精 神 的 負 担 を 少 なくする 治 療 法 として、 日 本 国 内 の<br />
ニーズも 拡 大 の 一 途 をたどっています。<br />
<br />
療 コスト<br />
者<br />
患 者<br />
・ 傷 痕 の 軽 減<br />
・ 早 期 社 会 復 帰<br />
・ 治 療 リスクの 低 減<br />
・ 患 者 さんの 不 安 の 低 減<br />
・ 信 性 の 高 い 製 品<br />
・ 患 者 さんにより 集 中 しやすい 環 境<br />
・ 治 療 選 択 肢 の 増 加<br />
・ 治 療 費 の 低 減<br />
・より 良 い 結 果<br />
<br />
<br />
・ 護 が 容 に<br />
患 者 ・ 早 期 社 会 復 帰<br />
・ストレスの 軽 減<br />
低 侵 襲 治 療 による 付 加 価 ( 有 性 )の 一 求 範 <br />
標 準 治 療 である 外 科 的 手 技 および 外 科 的 療 法 との<br />
・ 安 全 な 手 技<br />
・ 合 併 症 の 低 減<br />
・ 生 産 性 の 向 上<br />
・ 最 新 治 療 の 選 択 肢<br />
<br />
用 <br />
・ 生 産 的 な 労 働 日 数 の 増 加<br />
・ 早 期 社 会 復 帰<br />
・ 医 療 コストの 低 減<br />
・ 入 院 期 間 の 短 縮<br />
・ 治 療 にかかる 総 費 用 の 低 減<br />
・アフターケアの 軽 減<br />
2<br />
Company Profile 2010
患 者 さんのQuality of Lifeを<br />
インターベンション<br />
私 たちの 最 先 端 技 術 は 低 侵 襲 治 療 の 更 なる<br />
ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社<br />
代 表 取 締 役 社 長<br />
モーリック・ナナバティ<br />
Maulik Nanavaty<br />
30 年 以 上 にわたる 歴 史 を 持 つ 低 侵 襲 治 療 用 医 療 機 器 メーカーのパ<br />
イオニア、それが 私 たちボストン・サイエンティフィックです。 私 たち<br />
は 独 自 の 環 境 と 企 業 文 化 のもとで、 医 療 従 事 者 が 患 者 さんの 生 命<br />
を 救 うことをサポートし、 患 者 さんのQuality of Life(QOL)を 向 上<br />
させるという 使 命 を 掲 げ、 日 々 奮 闘 しています。 創 設 者 ピート・ニコ<br />
ラスとジョン・エイブリーによってボストン・サイエンティフィックが 創<br />
設 されて 以 来 、 現 在 ではグローバルで25,000 名 を 超 える 従 業 員 、<br />
26ヵ 所 の 製 造 および 販 売 ・ 技 術 拠 点 を 擁 し、45ヵ 国 以 上 で 製 品 を 提<br />
供 する 世 界 最 大 級 の 医 療 機 器 メーカーへと 成 長 しました。<br />
私 たちは 新 製 品 開 発 に 向 けて、 毎 年 10 億 ドル 以 上 の 投 資 を 継 続 し、<br />
最 新 テクノロジーを 医 療 従 事 者 に 提 供 しています。 当 社 独 自 の 製 品<br />
と 技 術 は、 治 療 にかかる 費 用 を 低 減 させつつ、 患 者 さんのQOL 向 上<br />
に 貢 献 します。この 低 侵 襲 テクノロジーによって、 患 者 さんは 通 常 外<br />
科 手 術 を 行 った 際 に 必 要 な 長 期 入 院 や、 退 院 後 の 何 週 間 にもわたる<br />
回 復 期 間 を 経 ずとも、 数 日 で 通 常 の 日 常 生 活 に 復 帰 することができ<br />
るのです。<br />
私 たちは 現 在 、 心 血 管 領 域 および 不 整 脈 ・ 心 不 全 領 域 における 広 範<br />
かつ 優 れた 製 品 群 を 取 り 扱 う 世 界 最 大 級 の 医 療 機 器 メーカーです。<br />
グローバルでは、マーケットリーダーの 地 位 を 築 いている 心 疾 患 領<br />
域 に 加 え、 脳 血 管 疾 患 、 消 化 器 疾 患 、 泌 尿 器 疾 患 、そして 疼 痛 管 理 の<br />
治 療 領 域 においても 最 先 端 テクノロジーを 医 療 従 事 者 との 連 携 に<br />
よって 率 先 して 導 入 し、リーディングポジションを 確 立 しています。<br />
日 本 においては、「TAXUS® Liberté®」と「PROMUS®」の2つの 薬<br />
剤 溶 出 型 ステント(DES)を 日 本 市 場 に 送 り 出 したことにより、 医 療<br />
従 事 者 に 新 たな 治 療 の 選 択 肢 と 最 先 端 のステント・テクノロジーを<br />
利 用 していただく 機 会 を 提 供 しています。また、2 種 類 の 薬 剤 プラッ<br />
トフォーム、そして 現 在 臨 床 評 価 中 の 第 3 世 代 および 第 4 世 代 のステ<br />
ントをはじめとする 強 力 かつ 確 固 としたDESの 製 品 パイプラインを<br />
擁 し、DES 市 場 でマーケットリーダーの 地 位 を 維 持 しています。<br />
DES 以 外 の 製 品 においても、 血 管 内 超 音 波 診 断 装 置 (IVUS)や<br />
ロータブレーター・テクノロジーをはじめとする 豊 富 な 製 品 群 を 展 開<br />
し、 心 血 管 治 療 を 包 括 的 にサポートする 最 前 線 のトータルソリュー<br />
ションを 提 供 しています。<br />
また、 不 整 脈 ・ 心 不 全 治 療 領 域 において、 徐 脈 、 致 死 性 不 整 脈 および<br />
心 不 全 などの 重 篤 な 心 疾 患 に 苦 しむ 患 者 さんを 救 うさまざまな 医<br />
療 機 器 の 迅 速 な 開 発 に 向 けて 尽 力 しています。<br />
例 えば、 主 要 製 品 である「COGNIS®」、「TELIGEN®」は、 世 界 で 初<br />
3 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
向 上 するために—。<br />
発 展 に 貢 献 しています。<br />
Mission Statement<br />
ボストン・サイエンティフィック 社 の 使 命 は、 最 新 のインターベンションによる<br />
低 侵 襲 ( 身 体 に 傷 をつける 度 合 いの 低 い)の 医 療 機 器 や 手 技 を 開 発 ・ 普 及 し、<br />
患 者 さんが 受 ける 治 療 の 質 や、 医 療 体 制 の 生 産 性 を 高 めていくことです。<br />
めて 薄 さ1cmを 切 った 長 寿 命 バッテリーのハイエナジータイプの 植<br />
込 み 型 除 細 動 器 システムであり、その 高 性 能 なテクノロジーによっ<br />
て 日 本 の 患 者 さんのQOLの 向 上 に 大 きく 貢 献 しています。<br />
心 疾 患 領 域 以 外 に 目 を 向 けると、 脳 血 管 疾 患 領 域 では 次 世 代 の 塞<br />
栓 用 プラチナコイルである「Matrix2 」に 加 えて、 本 年 度 は 頚 動 脈<br />
疾 患 の 治 療 機 器 として「Carotid Wallstent Monorail 」と<br />
「FilterWire EZ 」を 導 入 し、 脳 卒 中 治 療 に 対 する 幅 広 い 製 品 群 を<br />
ラインナップすることになりました。また、 腫 瘍 領 域 では 豊 富 な 塞 栓<br />
用 プラチナコイルの 製 品 ラインアップを 展 開 しています。 泌 尿 器 疾<br />
患 領 域 では、 内 視 鏡 下 での 結 石 ・ 前 立 腺 肥 大 症 治 療 に 重 点 を 置 き、<br />
特 に 軟 性 尿 管 鏡 を 用 いた 経 尿 道 的 砕 石 を 行 うための 製 品 導 入 を 積<br />
極 的 に 進 めています。 胆 ・ 膵 ・ 消 化 管 および 気 管 治 療 用 機 器 を 有 する<br />
内 視 鏡 領 域 では、 高 品 質 で 幅 広 い 品 揃 えの 製 品 提 供 を 行 っていま<br />
す。2009 年 には、 従 来 製 品 の 長 所 を 継 承 しつつ 多 くの 臨 床 医 からの<br />
フィードバックに 基 づき 胆 道 用 ステントの 留 置 精 度 を 向 上 させた 新<br />
世 代 の 胆 道 用 ステント「WallFlex Biliary RX Stent」を、そして<br />
2010 年 には 日 本 で 初 めて 胃 十 二 指 腸 用 ステントの「WallFlex <br />
Duodenal Stent」を 日 本 市 場 に 導 入 しました。このように、 私 たち<br />
が 現 在 そして 今 後 展 開 する 製 品 は、 医 療 の 進 歩 に 多 大 な 機 会 を 提<br />
供 し 続 け、 低 侵 襲 治 療 により 主 要 な 疾 患 を 治 療 する 取 り 組 みのシン<br />
ボルとなり 続 けることでしょう。 私 たちが 日 本 の 臨 床 開 発 への 取 り<br />
組 みを 広 げていくことにより、すべての 治 療 領 域 において 製 品 導 入<br />
を 加 速 することができると 確 信 しています。<br />
日 本 の 患 者 さんの 治 療 に 活 用 できる 画 期 的 なテクノロジーの 開 発<br />
に 向 けて、 私 たちは 医 療 従 事 者 と 緊 密 に 連 携 し、 高 品 質 の 製 品 を 提<br />
供 するため、 積 極 的 に 取 り 組 んでいきます。そして、 私 たちは 社 員 一<br />
丸 となり、 製 品 の 品 質 の 向 上 に 今 後 も 全 力 を 傾 けていきます。<br />
私 たちは、 最 新 鋭 設 備 を 備 えたインスティテュート(Institute for<br />
Therapy Advancement)の 施 設 を 通 じ、 医 療 従 事 者 に 対 し、 弊 社<br />
製 品 をより 安 全 かつ 適 正 に 使 用 いただくため、 最 新 の 製 品 情 報 や 医<br />
療 技 術 を 紹 介 するプログラムを 提 供 しています。これまでの12 年 間<br />
で6,000 人 を 超 える 医 療 従 事 者 にご 利 用 いただいており、 現 在 では<br />
宮 崎 と 東 京 ( 港 区 台 場 )の2 施 設 を 運 営 しています。<br />
私 たちボストン・サイエンティフィックに 成 功 をもたらすのは、 製 品 で<br />
あり 従 業 員 です。 製 品 の 開 発 と 同 時 に 人 材 育 成 を 行 うことも 重 要 で<br />
す。ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社 には、 優 れた<br />
キャリアを 持 つ 熱 心 で 有 能 な850 名 近 い 従 業 員 がいます。 私 たちボ<br />
ストン・サイエンティフィックチームは、 患 者 さんのQOLを 向 上 させ<br />
る 安 全 かつ 最 も 革 新 的 な 製 品 を 医 療 従 事 者 に 提 供 するために、 今 後<br />
も 一 丸 となって 取 り 組 んでいきます。<br />
Company Profile 2010<br />
4
世 界 中 の 人 たちに、<br />
より 良 いインターベンション 治 療 を—。<br />
私 たちの 医 療 の 未 来 への 貢 献 に<br />
終 わりはありません。<br />
患 者 さんのQuality of Lifeを 向 上 させる 治 療 の 選 択 肢 として、イン<br />
ターベンションに 対 するニーズは 増 加 の 一 途 をたどり、その 認 知 度 は<br />
日 々 向 上 しています。これまでに、 世 界 中 で 約 9,600 万 人 の 患 者 さん<br />
が、ボストン・サイエンティフィック 製 品 による 治 療 を 受 けています。<br />
私 たちの 医 療 の 未 来 への 貢 献 は 終 わることはありません。<br />
インターベンションにおける 世 界 最 大 級 の 企 業 となった 当 社 は、 過 去 5<br />
年 間 にわたり、 新 しいテクノロジー 開 発 に 年 間 10 億 ドルを 投 資 し、 基 礎<br />
研 究 、 教 育 、 地 域 社 会 に 毎 年 2,500 万 ドル 以 上 を 提 供 しています。ま<br />
た、 承 認 前 ・ 承 認 後 の 臨 床 試 験 に 何 万 例 もの 症 例 を 登 録 しています。<br />
パイオニアからインターベンション 治 療 における 世 界 的 リーダーへ<br />
ガイダント 社 の 収<br />
8,357<br />
8,050<br />
7,821<br />
売 上<br />
$8,188<br />
( 万 ドル)<br />
TAXUS ® 薬 剤 溶 出 型 ステント<br />
米 国 食 品 医 薬 品 局 (FDA) 認 可 を 取 得<br />
5,624<br />
6,283<br />
ジ ョ ン・エ イ ブ リ ー と<br />
ピート・ニコラスの 共 同 経 営 で、<br />
ボ スト ン・サ イ エ ン ティフィック 社<br />
を 設 立<br />
薬 剤 溶 出 型 ステント(DES)<br />
における 初 の 臨 床 試 験 を 開 始<br />
1,831<br />
1,551<br />
1,191<br />
2,919<br />
2,842 2,673<br />
2,664<br />
2,234<br />
3,476<br />
380 449<br />
230 315<br />
99 116 159<br />
2 3 8 13 16 22 31 47 71<br />
'79 '80 '81 '82 '83 '84 '85 '86 '87 '88 '89 '90 '91 '92 '93 '94 '95 '96 '97 '98 '99 '00 '01 '02 '03 '04 '05 '06 '07 '08 '09<br />
第 低 侵 襲 治 療 の 先 駆 者 /マーケットリーダー<br />
第 的 拡 大<br />
( 収 による)<br />
第 ステント 統 合 および<br />
薬 剤 溶 出 型 ステントで<br />
市 場 をリード<br />
第 C 合 併<br />
5 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
グローバル・ネットワーク&<br />
テクノロジ ー・リーダ ーシップ で<br />
世 界 の 医 療 に 貢 献<br />
米 国 マサチューセッツ 州 ネイティックに 本 社 を 置 くボストン・サイエンティ<br />
フィックは、 世 界 中 に 研 究 開 発 と 製 造 の 拠 点 を 持 ち、 現 在 では、26ヵ 所 の 製<br />
造 および 販 売 ・ 技 術 拠 点 を 展 開 、45ヵ 国 以 上 で 製 品 を 提 供 しています。<br />
創 立 以 来 、ボストン・サイエンティフィックは 継 続 的 な 吸 収 合 併 を 繰 り 返 しな<br />
がら、 積 極 的 に 新 しいビジネスを 統 合 させ、 新 技 術 の 開 発 を 行 ってきました。<br />
さまざまなアイデアとビジネス 観 を 持 つ、 人 種 、 国 境 を 超 えた 多 くの 個 性 が<br />
集 まったグローバル 企 業 として、 米 国 やヨーロッパ、アジア、 南 米 等 、 海 外 と<br />
の 迅 速 な 情 報 交 換 を 通 じて、 全 世 界 の 医 療 従 事 者 や 患 者 さんに 広 範 で 高 性<br />
能 な 医 療 革 新 を 提 供 し、 医 療 の 発 展 に 貢 献 しています。<br />
妥 協 のない 品 質<br />
「クオリティー」への 取 り 組 み<br />
ボストン・サイエンティフィックでは、 誰 もがみな、 品 質 に 何 らかの 影 響 を 日 々<br />
与 えているという 自 覚 を 胸 に、 妥 協 のない 品 質 に 取 り 組 み、 患 者 ケアとボス<br />
トン・サイエンティフィックのあらゆるもののクオリティーを 向 上 させることに<br />
全 力 を 投 じています。<br />
私 たちが、 日 々、サポートしていること。それはつまり、 患 者 さんの 病 気 をより<br />
早 く 治 すことであり、 痛 みを 感 じることなく 生 活 してもらうこと。そして、ただ<br />
単 に 生 活 をより 良 いものにすること 以 上 を 実 現 することなのです。<br />
私 たちの 品 質 マネジメントシステムは、<br />
顧 客 と 共 に 始 まり 顧 客 と 共 に 終 わりま<br />
す。 顧 客 からの 要 求 やフィードバックを<br />
活 かし、 製 品 ・プロセスおよび 会 社 そのも<br />
ののクオリティーを 継 続 的 に 改 善 し、 最<br />
終 的 には 業 績 の 向 上 および 競 争 上 の 優<br />
位 性 へとつなげています。<br />
品 質 マネジメントシステム<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
私 は 患 者 ケアと<br />
<strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong>の<br />
あらゆるものの<br />
クオリティー を<br />
向 上 させます<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
<br />
笑 顔 を 増 やしていく<br />
企 業 として<br />
— 地 域 社 会 への 貢 献<br />
私 たちの 使 命 は、 最 先 端 の 製 品 や 技 術 を 提 供 するだけではありません。 仕<br />
事 の 場 であり、また 生 活 の 場 でもある 地 域 社 会 に 貢 献 することも 大 きな 責<br />
任 と 考 えています。 私 たちは、ボストン・サイエンティフィック 基 金 をはじめと<br />
する 様 々なプログラムを 通 じて、 健 康 と 教 育 という2つの 重 要 な 分 野 の 向 上<br />
に 寄 与 することを 目 的 に、 個 人 や 社 会 に 貢 献 する 団 体 や 活 動 を 支 援 してい<br />
ます。 基 金 は、 恵 まれない 人 々に 質 の 高 いヘルスケアと 教 育 の 機 会 を 提 供<br />
する 地 域 社 会 の 組 織 を 支 援 します。<br />
2002 年 に 同 基 金 を 創 設 して 以 来 、これまでに500 件 の 助 成 金 制 度 を 通 じ、<br />
全 米 の350 以 上 の 非 営 利 団 体 へ 約 1,400 万 ドルの 助 成 金 を 寄 付 しました。<br />
また、2005 年 から 社 員 奨 学 金 制 度 を 通 じ、100 件 以 上 の 奨 学 金 を 社 員 の 子<br />
供 たちに 提 供 するほか、 地 域 社 会 に 学 習 環 境 や 専 門 知 識 の 普 及 を 行 い、 年<br />
間 2,500 万 ドル 近 くの 助 成 金 を 提 供 しています。<br />
私 たちは 今 後 も 引 き 続 き、 世 界 中 の 拠 点 でボランティア 活 動 を 組 織 し、 数 多<br />
くの 活 動 に 参 加 していきます。<br />
Company Profile 2010<br />
6
私 たちの 革 新 的 な<br />
テクノロジーやアイデアを<br />
社 会 へとつなぐために。<br />
糖 尿 病 に 取 り 組 む 企 業 として<br />
今 、 世 界 中 で、 糖 尿 病 に 関 連 する 疾 病 により、10 秒 に1 人 が 命 を<br />
落 とし、10 秒 に2 人 が 新 たに 糖 尿 病 を 発 症 しています。つまり、 糖<br />
尿 病 による 死 亡 者 は 年 間 300 万 人 以 上 にも 達 し、700 万 人 以 上<br />
が 新 たに 糖 尿 病 を 発 症 しているのです。30 秒 に1 本 の 足 が 糖 尿<br />
病 のために 失 われています。 糖 尿 病 は 毎 年 、100 万 件 を 超 える 四<br />
肢 切 断 の 原 因 となり、また 失 明 の 主 な 原 因 にもなっています。<br />
先 進 国 では、 糖 尿 病 は 腎 疾 患 の 最 大 の 原 因 でもあり、また 糖 尿<br />
病 患 者 が 心 血 管 疾 患 を 発 症 する 可 能 性 も 極 めて 高 くなっていま<br />
す。 糖 尿 病 とその 合 併 症 による 年 間 の 犠 牲 者 は、エイズ(AIDS)<br />
による 犠 牲 者 を 大 きく 上 回 っています。<br />
糖 尿 病 は 今 やパンデミック( 世 界 的 な 流 行 病 )となっています。 糖<br />
尿 病 に 罹 患 する 人 々は、 今 や 世 界 の 成 人 人 口 の 約 5~6%となる<br />
2 億 5,000 万 人 以 上 に 及 び、2025 年 までに、 米 国 、カナダおよび<br />
オーストラリアの 現 在 の 人 口 を 合 計 した 以 上 の 人 々が 糖 尿 病 を 患<br />
うことになると 予 想 されています。<br />
7 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
日 本 においても 糖 尿 病 は 急 激 な 勢 いで 増 え 続 けており、2007<br />
年 に 厚 生 労 働 省 により 実 施 された 国 民 健 康 ・ 栄 養 調 査 の 結 果<br />
によると、 日 本 には「 糖 尿 病 が 強 く 疑 われる 人 」および「 糖 尿 病<br />
の 可 能 性 を 否 定 できない 人 」が、 合 計 で 約 2,210 万 人 いると 推<br />
計 されています。また、 糖 尿 病 が 原 因 の 死 亡 者 も 年 間 約 1 万 人<br />
に 上 っています。<br />
糖 尿 病 は、 私 たちボストン・サイエンティフィックが 製 造 ・ 販 売 し<br />
ている 製 品 で 治 療 が 行 われる 多 くの 疾 患 にとっても、 大 きな 危<br />
険 因 子 となります。<br />
重 要 なことは、 糖 尿 病 に 関 する 正 しい 知 識 を 高 めることです。<br />
私 たちは 一 企 業 として、 社 員 とその 家 族 、 地 域 社 会 に 対 して、さ<br />
らに 私 たちの 製 品 が 関 わっている 数 多 くの 糖 尿 病 の 患 者 さん<br />
に 対 して 意 識 改 革 を 行 い、 実 際 に 生 活 を 変 えていく 責 任 があり<br />
ます。<br />
私 たちは2008 年 、「 糖 尿 病 に 取 り 組 む 企 業 」として 国 際 糖 尿 病<br />
連 合 (IDF)の「 世 界 糖 尿 病 デー」キャンペーンのオフィシャルス<br />
ポンサーとなりました。 私 たちの 取 り 扱 ういくつかの 製 品 群 は<br />
糖 尿 病 で 苦 しむ 患 者 さんのQuality of Lifeの 向 上 に 役 立 って<br />
いるからです。 日 本 においても、 糖 尿 病 に 対 する 認 知 キャン<br />
ペーンに 参 加 しています。<br />
私 たちは、 糖 尿 病 に 関 する 正 しい 知 識 の 普 及 啓 発 や 患 者 さんに<br />
対 するより 良 い 治 療 を 求 めて 活 動 しているNPO 法 人 の 日 本 糖<br />
尿 病 協 会 と 協 力 し、 積 極 的 にキャンペーンを 推 進 しています。<br />
拡 大 し 続 ける 糖 尿 病 の 脅 威 を 踏 まえ、2006 年 12 月 20 日 、 国 連 は 国 連 総 会 で、 国 際 糖 尿 病 連 合 が 要 請 してきた「 糖 尿 病 の 全 世 界 的<br />
脅 威 を 認 知 する 決 議 」を 加 盟 192カ 国 の 全 会 一 致 で 可 決 しました。 同 時 に 国 連 は、 従 来 、 国 際 糖 尿 病 連 合 (IDF) 並 びに 世 界 保 健 機 関<br />
(WHO)が 定 めていた11 月 14 日 を「 世 界 糖 尿 病 デー」として 指 定 しました。 国 際 糖 尿 病 連 合 は 決 議 に 先 駆 け、“Unite for Diabetes”<br />
( 糖 尿 病 との 闘 いのために 団 結 せよ)というキャッチフレーズと、 国 連 の 空 を 表 す「ブルー」と、 団 結 を 表 す「 輪 」を 使 用 したシンボル<br />
マークを 採 用 して 全 世 界 での 糖 尿 病 抑 制 に 向 けたキャンペーンを 推 進 しています。<br />
Company Profile 2010<br />
8
日 本 でのインターベンションの 発 展 を 目 指 して。<br />
私 たちはボストン・サイエンティフィック グループの 一 員 として 日 本 の 医 療 の<br />
日 本 におけるボストン・サイエンティフィック グループ<br />
世 界 規 模 で 展 開 するグローバル 企 業 、ボストン・サイエンティフィック コーポレーションの 日 本<br />
法 人 であるボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社 は、 日 本 におけるインターベン<br />
ションのための 医 療 機 器 と 新 しい 診 断 および 治 療 法 の 開 発 を 通 じ、 常 に 医 療 の 発 展 に 貢 献 し<br />
ています。<br />
今 後 も、 革 新 的 製 品 の 提 供 と 医 療 従 事 者 の 皆 さんへのサポートを 通 じ、 国 内 のインターベンショ<br />
ンの 未 来 を 創 造 していきます。<br />
ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社 は、1987 年 に 創 立 以 来 、 日 本 国 内 でのイン<br />
ターベンションの 発 展 に 貢 献 してきました。<br />
私 たちは、 日 本 全 国 の 医 療 機 関 にインターベンション 関 連 の 製 品 と 医 療 情 報 を 提 供 しています。<br />
1998 年 、 宮 崎 県 に「 宮 崎 テクノロジー& 教 育 センター」を 設 立 。 以 来 、 製 品 評 価 や 適 正 使 用 情 報<br />
の 提 供 を 通 じて、 私 たちの 取 り 扱 う 製 品 の 革 新 性 や 技 術 力 を、そして 更 なる 医 療 貢 献 につなぐ<br />
ための 最 新 医 療 技 術 を 提 供 する 場 として、 次 世 代 の 医 療 を 担 う 医 療 従 事 者 の 皆 さんにご 利 用 い<br />
ただいています。<br />
インスティテュート 宮 崎<br />
「インスティテュート 宮 崎 」では、フィリップス エ<br />
レクトロニクス 社 製 の 血 管 造 影 X 線 診 断 装 置 を<br />
設 置 したアンギオルームと、ヴァーチャルシミュ<br />
レーター 等 を 備 えたワークショップルームを 増<br />
設 しました。 快 適 に 研 修 が 受 けられる「オーディ<br />
トリアム」には、 最 新 のIT 器 材 やインスティ<br />
テュート 東 京 との 双 方 向 の 通 信 システムを 設 置<br />
しています。<br />
オーディトリアム<br />
アンギオルーム<br />
9 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
未 来 に 貢 献 します。<br />
宮 崎 テクノロジー& 教 育 センターの 創 立 十 周 年 に 際 し、2008 年 、より 一 層 充 実 したセミナーや<br />
プログラムの 提 供 に 向 けて 施 設 の 全 面 的 なリニューアルを 行 い、 最 新 鋭 の 設 備 を 導 入 し、 臨 床<br />
に 近 い 環 境 下 でのプログラムを 提 供 する「インスティテュート 宮 崎 」を 開 設 しました。<br />
「インスティテュート 宮 崎 」では、 弊 社 製 品 をより 安 全 かつ 適 正 に 使 用 いただくため、 最 新 の 製 品<br />
情 報 を 提 供 し、チーム 医 療 のためのプログラム、 次 世 代 製 品 の 開 発 ・ 改 良 に 繋 がる 製 品 評 価 会 等<br />
を 年 間 を 通 して 開 催 しています。そして、 社 員 教 育 や 特 約 店 対 象 の 勉 強 会 も 実 施 しています。<br />
また、 東 京 都 港 区 台 場 には「インスティテュート 東 京 」を 開 設 しています。 宮 崎 と 東 京 、2ヵ 所 の<br />
「インスティテュート」の 連 携 を 図 り、より 多 くの 医 療 従 事 者 の 方 々に 向 けた 製 品 関 連 プログラム<br />
の 更 なる 充 実 を 図 っていきます。<br />
医 療 従 事 者 の 皆 さんからのプログラムに 対 する 期 待 やそのニーズは 年 々 増 加 しています。<br />
2008 年 から「 立 会 い 基 準 」が 導 入 されるなど、 医 療 環 境 は 刻 々と 変 化 しています。<br />
私 たちは「インスティテュート」に 関 する 投 資 を 今 後 一 層 加 速 し、 医 療 機 器 メーカーとしての 責 任<br />
を 果 たし、 患 者 ケアの 向 上 に 向 けて 貢 献 していきたいと 考 えています。<br />
インスティテュート 東 京<br />
最 大 36 名 収 容 のセミナールームには、 参 加 者 の<br />
意 見 や 回 答 を 瞬 時 にグラフ 化 できる「アナライ<br />
ザーシステム」を 完 備 しています。<br />
宮 崎 と 同 様 のヴァーチャルシミュレーターや 血<br />
管 モデル 等 のハンズオン 器 材 を 揃 えています。<br />
また、 宮 崎 で 行 われているプログラムの 模 様 をリ<br />
アルタイムで 視 聴 、ディスカッション 等 に 参 加 す<br />
ることも 可 能 です。<br />
インスティテュートの 誇 るグローバル・ネットワーク<br />
インスティテュートは<br />
日 本 の 宮 崎 ・ 東 京 だけでなく、アメリカ ミネソタ 州 セントポール、フ<br />
ランスのパリにも 拠 点 を 置 いています。これらの 拠 点 は 同 一 のミッ<br />
ションに 従 って 運 営 しており、グローバルなネットワークを 通 じたオ<br />
リジナリティの 高 いハンズオン・プログラムを 提 供 しています。<br />
Europe<br />
Campus<br />
<strong>Japan</strong><br />
Campus<br />
North<br />
American<br />
Campus<br />
セミナールーム<br />
Company Profile 2010<br />
10
先 を 見 通 す 力 とカタチにする 技 術<br />
全 身 を 網 羅 する 低 侵 襲 テクノロジー<br />
脳<br />
"Deliver<strong>in</strong>g what's next."—このスローガンは、「 <br />
最 新 のイ<br />
ンターベンションによる 低 侵 襲 の 医 療 機 器 や 手 技 を 開 発 ・ 普 及<br />
し、 患 者 さんが 受 ける 治 療 の 質 や 医 療 体 制 の 生 産 性 を 高 めて<br />
いく」という 私 たちの 使 命 を 実 現 する 決 意 を 表 しています。<br />
ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社 は、 頭 からつ<br />
ま 先 までの 全 身 の 疾 患 を 血 管 内 治 療 や 内 視 鏡 治 療 をはじめと<br />
するインターベンションによって 治 療 するテクノロジーを 取 り<br />
扱 っています。<br />
現 在 、 疾 患 の 治 療 領 域 に 応 じて 構 成 された 全 5 事 業 部 におい<br />
て、 豊 富 な 製 品 群 、 最 良 のクオリティーとサービス、そして 患 者<br />
さんへの 幅 広 い 治 療 選 択 肢 を 提 供 しています。<br />
ここでご 紹 介 する 製 品 は、 各 疾 患 の 治 療 において 市 場 を 牽 引 す<br />
る 先 端 のテクノロジーであり、また 事 業 を 展 開 しているほとん<br />
どの 領 域 において、マーケットリーダーとして 市 場 をリードし、<br />
私 たちの 飛 躍 的 な 成 長 を 牽 引 しています。<br />
肝 臓<br />
末 梢 血 管<br />
頚 動 脈<br />
心 臓<br />
胆 膵 消 化 管<br />
泌 尿 器<br />
常 に 次 なる 一 歩 のために—<br />
私 たちの 革 新 に 終 わりはありません。<br />
11 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
脳 ・ 頚 動 脈<br />
脳 血 管 疾 患 ・ 頚 動 脈 疾 患 治 療 脳 卒 中<br />
ニューロバスキュラー / オンコロジー 事 業 部<br />
脳 血 管 疾 患 ・ 頸 動 脈 疾 患 の 治 療 に 関 わる 製 品 群 。 外 科 手 術 をせずに、 直 径 1mm 以 下 のマイクロカテーテルを 足 の 付 け 根 から 挿 入 し、 血 管 を<br />
経 由 して 病 変 部 を 治 療 します。 代 表 的 な 製 品 は、 脳 動 脈 瘤 に 詰 めることでくも 膜 下 出 血 を 治 療 ・ 予 防 する 脳 動 脈 瘤 塞 栓 用 プラチナコイル。ま<br />
た、この 治 療 の 際 に 必 要 とされるマイクロカテーテル 等 のサイズ・ 種 類 も 豊 富 に 提 供 しています。<br />
頚 動 脈 血 管 拡 張 用 ステント & 塞 栓 防 止 用 システム<br />
がん、 心 臓 病 に 続 き、 日 本 人 の 死 亡 原 因 の 第 3 位 に 挙 げられるのが、<br />
脳 卒 中 という 総 称 で 呼 ばれる「 脳 内 出 血 」や「 脳 梗 塞 」です。 脳 卒 中<br />
の 原 因 としては、 以 前 は 脳 出 血 が 多 かったのですが、 食 生 活 の 欧 米<br />
化 や 高 齢 化 に 伴 い、 現 在 はその8 割 が 脳 梗 塞 によるものといわれて<br />
います。<br />
なかでも、 大 動 脈 からの 血 液 を 脳 に 流 す 太 い 首 の 血 管 ( 頚 動 脈 )に<br />
動 脈 硬 化 が 発 生 し、 血 管 が 細 くなる 頚 動 脈 狭 窄 症 が 増 加 傾 向 にあ<br />
り、 最 近 では 脳 梗 塞 の 原 因 として 注 目 されています。 頚 動 脈 に 溜<br />
まった 脂 肪 等 で 血 管 内 が 狭 くなったり、はがれた 血 の 塊 等 が 脳 の 血<br />
管 に 詰 まったりすることにより、 脳 梗 塞 を 引 き 起 こします。<br />
この 頚 動 脈 が 狭 くなった 狭 窄 病 変 に 対 する 治 療 法 には、 直 接 血 管 を<br />
切 開 し、 血 の 塊 等 を 取 り 除 く 外 科 的 方 法 と、 主 に 血 管 の 内 側 からバ<br />
ルーン 付 きのカテールで 血 管 を 拡 張 し、ステント( 金 属 のメッシュ 状<br />
の 筒 )を 留 置 する 方 法 ( 頚 動 脈 ステント 留 置 術 )があります。<br />
私 たちは2010 年 、 新 たに 頚 動 脈 血 管 拡 張 用 ステント「Carotid<br />
Wallstent Monorail 」と 塞 栓 防 止 用 システム「FilterWire<br />
EZ 」を 日 本 市 場 に 導 入 します。<br />
今 後 も 脳 血 管 、 頸 動 脈 疾 患 におけるインターベンション 治 療 の 更 な<br />
る 普 及 と 向 上 に 貢 献 していきます。<br />
頚 動 脈 血 管 拡 張 用 ステント & 塞 栓 防 止 用 システム<br />
脳 動 脈 塞 栓 用 プラチナコイル<br />
脳 卒 中 のなかでも、 脳 内 出 血 、つまり 脳 血 管 の 破 裂 の 治 療 に 関 して<br />
は、 従 来 開 頭 して 行 う 外 科 手 術 が 主 流 でしたが、 近 年 、 身 体 を 大 きく<br />
傷 つけることなく、 血 管 を 経 由 し、 血 管 の 内 側 から 破 裂 脳 動 脈 瘤 の<br />
治 療 、または 破 裂 の 予 防 を 行 う「インターベンション( 血 管 内 治 療 )」<br />
が 広 く 普 及 してきました。この 治 療 に 使 用 される 当 社 の 脳 動 脈 瘤 塞<br />
栓 用 プラチナコイルは、この 領 域 におけるパイオニアであり、すでに<br />
世 界 において20 万 例 以 上 の 臨 床 実 績 があります。 日 本 においても<br />
この 数 年 で 急 速 に 普 及 し、 外 科 手 術 ではリスクが 高 く、 治 療 不 能 と 診<br />
断 された 症 例 はもとより、 脳 動 脈 瘤 治 療 の 選 択 肢 のひとつとして 確<br />
固 たる 地 位 を 確 立 しつつあります。<br />
また、2008 年 には、 新 たに 脳 動 脈 瘤 塞 栓 用 プラチナコイル「Matrix2 」<br />
を 日 本 市 場 に 導 入 しました。 塞 栓 用 プラチナコイルのラインアップ<br />
拡 充 により、 今 後 も 脳 血 管 疾 患 におけるインターベンション 治 療 の<br />
更 なる 普 及 と 向 上 に 貢 献 していきます。<br />
塞 栓 用 プラチナコイル<br />
脳 動 脈 塞 栓 用 プラチナコイル<br />
〈 動 脈 瘤 に 塞 栓 用 プラチナコイルが 埋 め 込 まれていく 様 子 〉<br />
代 表 的 製 品 : 塞 栓 用 プラチナコイル/マイクロカテーテル/ 脳 血 管 拡 張 用 バルーンカテーテル/ガイディングカテーテル/ガイドワイヤー<br />
Company Profile 2010<br />
12
心 臓<br />
心 血 管 治 療 狭 心 症 ・ 心 筋 梗 塞<br />
カーディオバスキュラー 事 業 本 部<br />
狭 心 症 や 心 筋 梗 塞 等 の 心 疾 患 治 療 に 用 いる 製 品 群 。 先 端 に 治 療 機 器 がついたカテーテルを 足 の 付 け 根 等 から 挿 入 し、 血 管 を 経 由 して 病 変 部<br />
を 治 療 します。 代 表 的 な 製 品 は、 血 管 のサイズ・ 硬 さ( 石 灰 化 ) 等 をより 正 確 に 診 断 することができるIVUS( 血 管 内 超 音 波 診 断 装 置 )、 心 臓 の<br />
周 りを 這 うように 走 る 冠 動 脈 の 狭 窄 部 ( 狭 くなった 部 分 )を、 風 船 のようなもので 広 げるPTCA 用 バルーンカテーテル、 血 管 を 広 げたまま 固 定<br />
するためのステント(メッシュ 状 の 金 属 の 筒 )、さらに 新 たな 製 品 として、 従 来 のステントに 新 生 内 膜 増 殖 を 抑 制 する 働 きのある 薬 剤 をコーティ<br />
ングした 薬 剤 溶 出 型 ステント(DES)があります。いずれも、 従 来 の 大 がかりな 外 科 手 術 (バイパス 手 術 )に 代 わるPTCA( 経 皮 的 冠 動 脈 形 成<br />
術 )というインターベンション 治 療 において 高 い 評 価 を 得 ています。<br />
薬 剤 溶 出 型 ステント(DES:Drug-Elut<strong>in</strong>g Stent)<br />
狭 心 症 や 心 筋 梗 塞 等 の 冠 動 脈 の 血 管 内 治 療 において、 現 在 、 第 一<br />
選 択 肢 に 挙 げられる「 薬 剤 溶 出 型 ステント」。 新 しく 開 発 された 薬<br />
剤 溶 出 型 ステントは、 従 来 の 薬 剤 を 塗 布 していないステントに、 再<br />
狭 窄 の 原 因 となる 新 生 内 膜 増 殖 を 抑 制 する 作 用 のある 薬 剤 を 塗<br />
布 しています。<br />
「TAXUS®」は、 金 属 ステントにパクリタキセルという 薬 剤 、<br />
「PROMUS®」は、エベロリムスという 薬 剤 を 採 用 し、 双 方 に 独 自<br />
に 開 発 したポリマーコーティングを 施 しています。ポリマーは 術 前<br />
と 術 中 に 薬 剤 保 護 の 役 割 を 果 たし、ステント 留 置 後 にステントから<br />
溶 出 する 薬 剤 の 量 と 速 度 を 一 定 に 保 つ 働 きがあります。この 働 き<br />
により、 再 狭 窄 を 十 分 に 抑 制 しながら 治 癒 が 促 されます。<br />
私 たちは2010 年 、 次 世 代 の 薬 剤 溶 出 型 ステント(DES)システム<br />
である「PROMUS®」を 日 本 市 場 に 導 入 しました。2009 年 に 発 売<br />
した「TAXUS® Libertè®」と 合 わせ、2 種 類 のDESを 販 売 していま<br />
す。 狭 心 症 や 心 筋 梗 塞 で 苦 しむ 日 本 の 患 者 さんに 最 適 な 治 療 の<br />
選 択 肢 を 提 供 しています。<br />
薬 剤 溶 出 型 ステント(TAXUS ® Libertè ® ) 薬 剤 溶 出 型 ステント(PROMUS ® )<br />
IVUS( 血 管 内 超 音 波 診 断 装 置 )<br />
PTCA 用 バルーンカテーテル<br />
薬 剤 溶 出 型 ステント(DES)<br />
代 表 的 製 品 : 薬 剤 溶 出 型 ステント(DES)/IVUS( 血 管 内 超 音 波 診 断 装 置 )/PTCA 用 バルーンカテーテル/PTCA 用 ガイディングカテーテル<br />
PTCA 用 ガイドワイヤー/ロータブレーター/ 血 管 造 影 用 アクセサリー<br />
13 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
心 臓<br />
不 整 脈 ・ 心 不 全 治 療 不 整 脈 ・ 突 然 死 ・ 心 不 全<br />
カ ー ディアック・リズ ム・マ ネ ジ メ ント / エレクトロフィジオロジー 事 業 本 部<br />
心 不 全 治 療 、 不 整 脈 治 療 に 用 いる 植 込 み 型 医 療 機 器 の 製 品 群 。 徐 脈 として 知 られる 心 臓 の 正 常 な 刺 激 伝 導 システム 障 害 による 異 常 に 遅 い 心<br />
拍 や 不 規 則 な 心 拍 を 治 療 する 心 臓 ペースメーカ、 頻 拍 として 知 られる 心 室 細 動 等 の 異 常 に 速 い 脈 を 自 動 的 に 検 知 し、 心 拍 リズムを 調 整 し 心<br />
臓 突 然 死 を 予 防 する 植 込 み 型 除 細 動 器 (ICD)、また、 重 症 心 不 全 に 対 し、 電 気 刺 激 を 用 いて 心 室 収 縮 タイミングのずれを 調 整 し、 血 行 動 態 を<br />
改 善 する 両 室 ペーシング 機 能 付 き 植 込 み 型 除 細 動 器 (CRT-D)が 代 表 的 な 製 品 です。<br />
両 室 ペーシング 機 能 付 き 植 込 み 型 除 細 動 器<br />
(CRT-D:Cardiac Resynchronization Therapy-Defibrillator)<br />
心 不 全 治 療 において、 非 薬 物 療 法 として 期 待 されている 製 品 が、 両 室<br />
ペーシング 機 能 付 き 植 込 み 型 除 細 動 器 (CRT-D)です。CRT-Dは、 血 行<br />
動 態 の 改 善 を 目 的 とした 両 室 ペーシング 機 能 に 加 え、 心 臓 突 然 死 をもた<br />
らす 致 死 性 不 整 脈 を 検 出 し、 電 気 ショック 療 法 等 により 心 臓 を 正 常 な 脈<br />
に 戻 す 植 込 み 型 除 細 動 器 (ICD)の 機 能 も 搭 載 している 製 品 であり、 私<br />
たちは、2009 年 より「COGNIS®」を 日 本 市 場 に 送 り 出 しています。<br />
CRT-Dは、 心 不 全 症 状 の 改 善 による 患 者 さんのQuality of Life( 生 活<br />
の 質 )の 向 上 だけではなく、 死 亡 率 を 低 減 させQuantity of Life( 生 命<br />
予 後 )の 向 上 に 寄 与 することが 臨 床 試 験 でも 実 証 されています。 継 続 的<br />
な 製 品 開 発 の 努 力 による 医 療 への 貢 献 を 通 じ、 重 症 心 不 全 に 悩 む 患 者<br />
さんとそのご 家 族 に、 明 日 への 希 望 を 提 供 していきます。<br />
代 表 的 製 品 : ペースメーカ/ 植 込 み 型 除 細 動 器 (ICD)<br />
両 室 ペーシング 機 能 付 き 植 込 み 型 除 細 動 器 (CRT-D)<br />
ペースメーカ<br />
植 込 み 型 除 細 動 器 (ICD)<br />
心 臓 電 気 生 理 学 的 治 療 不 整 脈<br />
カ ー ディアック・リズ ム・マ ネ ジ メ ント / エレクトロフィジオロジー 事 業 本 部<br />
心 疾 患 の 一 つである 不 整 脈 の 診 断 ・ 治 療 に 用 いる 製 品 群 。アブレーションカテーテルを 経 皮 的 に 心 腔 内 に 挿 入 し、 目 的 とする 頻 脈 の 起 源 を 電<br />
気 生 理 学 的 検 査 により 同 定 します。その 目 標 部 位 に 高 周 波 電 流 を 通 電 し、 不 整 脈 の 治 療 を 行 います。 電 気 生 理 学 的 治 療 分 野 の 製 品 は、この<br />
領 域 の 診 断 ・ 治 療 に 対 して、 低 侵 襲 アプローチにより 目 覚 しい 成 果 を 上 げ、 注 目 を 浴 びています。<br />
代 表 的 製 品 : 高 周 波 発 生 装 置 /アブレーションカテーテル/ 診 断 用 カテーテル<br />
アブレーション<br />
カテーテル<br />
診 断 用 カテーテル<br />
Company Profile 2010<br />
14
肝 臓<br />
腫 瘍 治 療<br />
肝 臓 がん<br />
ニューロバスキュラー / オンコロジー 事 業 部 、エンドスコピー 事 業 部<br />
腫 瘍 治 療 分 野 では、 現 在 、 肝 臓 がん 治 療 を 中 心 とした 製 品 を 取 り 扱 ってい<br />
ます。 肝 臓 がんの 経 皮 的 治 療 に 使 用 されるラジオ 波 焼 灼 システムは、 肝 細<br />
胞 がんの 局 所 的 治 療 を 実 現 し、 近 年 注 目 を 集 めています。また、 血 管 内 を<br />
経 由 して 腫 瘍 や 瘤 を 治 療 する 動 脈 塞 栓 術 やリザーバーによる 静 注 ・ 動 注 化<br />
学 療 法 の 際 に 使 用 されるマイクロカテーテル、 塞 栓 用 プラチナコイル、ガイ<br />
ドワイヤー 等 の 製 品 も 提 供 しています。<br />
代 表 的 製 品 : RFAシステム(ラジオ 波 焼 灼 システム)/マイクロカテーテル<br />
塞 栓 用 プラチナコイル/ガイドワイヤー<br />
マイクロカテーテル<br />
RFAシステム<br />
末 梢 血 管<br />
末 梢 血 管 疾 患 治 療 末 梢 血 管 疾 患<br />
カーディオバスキュラー 事 業 本 部<br />
心 臓 ・ 頭 蓋 内 以 外 の 血 管 疾 患 の 治 療 に 用 いる 製 品 群 。カテーテルを 血 管 の 内 側 に 挿 入 し、 病 変 部 に 到 達 させて 治 療 します。 代 表 的 な 製 品 は、<br />
動 脈 硬 化 症 や 透 析 シャント 不 全 等 で 狭 くなった 血 管 を 広 げ、 血 流 を 再 開 させる 経 皮 的 血 管 形 成 術 (PTA) 用 バルーンカテーテル、 腸 骨 動 脈 用<br />
ステント、 頚 動 脈 用 ステント、 血 栓 が 主 な 原 因 となる 致 死 的 な 肺 塞 栓 症 を 防 ぐ 下 大 静 脈 フィルター、これらの 機 器 を 病 変 部 に 誘 導 するための<br />
ガイドワイヤー、ガイディングカテーテル、 血 管 内 腔 から 動 脈 硬 化 の 程 度 を 検 査 するIVUSカテーテル( 血 管 内 超 音 波 診 断 用 カテーテル) 等 が<br />
あります。X 線 透 視 下 で 低 侵 襲 に 血 管 病 変 を 治 療 するカテーテルインターベンションの 基 礎 を 築 いたのがボストン・サイエンティフィックの 製<br />
品 群 といわれています。<br />
代 表 的 製 品 : PTA 用 バルーンカテーテル/ 腸 骨 動 脈 用 ステント/ 頚 動 脈 用 ステント<br />
下 大 静 脈 フィルター/IVUSカテーテル/ガイディングカテーテル<br />
ガイドワイヤー<br />
腸 骨 動 脈 用 ステント<br />
PTA 用 バルーンカテーテル<br />
15 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
胆 膵 消 化 管<br />
消 化 器 疾 患 治 療 消 化 器 系 がん・ 胆 膵 疾 患 ・ 消 化 管 狭 窄 症<br />
エンドスコピー 事 業 部<br />
消 化 器 系 の 癌 やポリープ、 胆 石 症 、 消 化 管 狭 窄 症 等 の 治 療 に 用 いる 製 品 群 。 内 視 鏡 を 用 いて 口 腔 から 食 道 、 胃 、 十 二 指 腸 を、また 肛 門 から 大<br />
腸 まで、その 他 、 胆 道 、 膵 臓 等 も 開 腹 せずに 内 視 鏡 下 で 治 療 します。 代 表 製 品 は、 組 織 検 査 用 の 生 検 鉗 子 、 狭 くなった 管 を 広 げる 消 化 管 用 バ<br />
ルーンカテーテル、 広 げた 部 分 を 固 定 する 金 属 メッシュ 状 のステントです。 疾 患 の 早 期 発 見 、 早 期 治 療 に 貢 献 すると 共 に、 在 宅 医 療 を 支 える<br />
製 品 の 提 供 等 、 患 者 さんのQuality of Lifeの 向 上 に 積 極 的 に 取 り 組 んでいます。<br />
消 化 管 ステント<br />
人 体 には、 様 々な 管 (くだ)が 体 中 を 走 行 しています。 代 表 的 なも<br />
のは、 食 べ 物 を 流 しながら 消 化 する 消 化 管 、 空 気 を 肺 まで 運 ぶ 気<br />
管 、 消 化 を 助 ける 消 化 酵 素 ( 胆 汁 )を 十 二 指 腸 へ 流 す 胆 管 等 です。<br />
これらの 管 が 狭 窄 したり 閉 塞 したりすると、 大 きな 苦 痛 や 障 害 が<br />
発 生 します。<br />
私 たちは、ステントメーカーのパイオニアとして、 閉 塞 してしまった<br />
管 を 拡 張 し、その 開 存 を 維 持 する 様 々なステントを 市 場 に 提 供 して<br />
きました。2009 年 に 導 入 した「WallFlex RX Biliary Stent」は、<br />
胆 管 ステントに 求 められる 柔 軟 性 と 拡 張 力 をさらに 向 上 させた 製<br />
品 です。また、2010 年 には 日 本 で 初 めて 胃 十 二 指 腸 用 のメタリッ<br />
クステント「WallFlex Duodenal Stent」を 導 入 しました。 胃 が<br />
んや 膵 がんにより 十 二 指 腸 が 圧 迫 されると、 嘔 吐 、 食 事 や 水 分 の<br />
摂 取 が 困 難 になります。 十 二 指 腸 ステントは、 十 二 指 腸 狭 窄 治 療<br />
の 新 しい 選 択 肢 として、 患 者 さんの 苦 痛 をやわらげ、Quality of<br />
Lifeの 向 上 に 大 きく 寄 与 すると 期 待 されています。<br />
十 二 指 腸 ステント<br />
胆 道 用 メタリックステント<br />
代 表 的 製 品 : 胆 膵 内 視 鏡 処 置 具 /ガイドワイヤー/ 胆 道 用 ステント<br />
造 設 ・ 交 換 用 胃 瘻 製 品 / 消 化 管 用 バルーンカテーテル/ 生 検 鉗 子<br />
食 道 用 ステント/ 消 化 管 用 処 置 具<br />
生 検 鉗 子<br />
内 視 鏡 用 ガイドワイヤー<br />
Company Profile 2010<br />
16
泌 尿 器<br />
泌 尿 器 疾 患 治 療 尿 路 結 石 ・ 前 立 腺 肥 大 症<br />
ウロロジー 事 業 部<br />
高 齢 化 とともに、 患 者 数 の 増 加 が 予 想 される 泌 尿 器 科 領 域 において、 結 石 ・ 前 立 腺 肥 大 症 等 の 治 療 に 用 いる 製 品 群 。 主 な 製 品 は、 尿 の 通 り 道<br />
を 確 保 する 尿 管 用 ステント、 尿 管 用 ダイレータ、 結 石 を 粉 砕 する 結 石 破 砕 装 置 等 を 取 り 扱 っています。さらにホルミウムレーザによる 前 立 腺<br />
肥 大 症 の 最 新 治 療 法 等 を 推 進 すると 共 に、 軟 性 尿 管 鏡 を 用 いた 経 尿 道 的 砕 石 を 行 うための 製 品 導 入 を 積 極 的 に 進 めています。<br />
尿 管 ステント<br />
尿 管 とは 腎 臓 と 膀 胱 をつなぐ 管 で、 何 らかの 原 因 ( 結 石 、 腫 瘍 、 炎 症 な<br />
ど)で 尿 管 が 狭 くなったり、 閉 塞 してしまうと 排 尿 困 難 となり、 痛 み、 発<br />
熱 、 腎 臓 の 機 能 悪 化 等 が 生 じます。 症 状 が 著 しい 場 合 には 生 命 に 危 険<br />
を 及 ぼすこともあります。この 症 状 を 改 善 するため、 尿 管 ステントとい<br />
う 柔 軟 な 管 を 尿 管 に 挿 入 し、 閉 塞 部 位 より 上 流 に 溜 まった 尿 を 排 出 す<br />
る 方 法 が 取 られます。 尿 管 ステントは 尿 管 内 にしっかりと 留 置 できるよ<br />
うに、 膀 胱 側 と 腎 臓 側 がコイル 形 状 になる 尿 管 ステントが 主 流 となって<br />
いますが、 膀 胱 壁 にステントのコイルがあたる 刺 激 が 不 快 感 や 苦 痛 を<br />
生 じさせることが 知 られています。 私 たちはこの 膀 胱 刺 激 をより 低 減<br />
するため、 膀 胱 側 により 柔 らかい 素 材 を 用 い、 形 状 をループ 状 にして 膀<br />
胱 内 でフワフワ 浮 くようにデザインした 独 自 のステント「Polaris <br />
Loop」を 開 発 、2009 年 に 日 本 市 場 に 導 入 し、 患 者 さんのQuality of<br />
Lifeの 向 上 に 努 めています。<br />
空 圧 式 結 石 破 砕 装 置<br />
代 表 的 製 品 : 尿 管 用 ステント・ 尿 管 用 カテーテル<br />
結 石 除 去 用 バスケットカテーテル<br />
尿 管 用 ダイレータ<br />
腎 瘻 造 設 キット<br />
空 圧 式 結 石 破 砕 装 置<br />
ホルミウムレーザ 装 置<br />
結 石 除 去 用 バスケットカテーテル<br />
ホルミウムレーザ 装 置<br />
17 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> <strong>in</strong> <strong>Japan</strong>
会 社 概 要<br />
ボストン・サイエンティフィック コーポレーション<br />
会 社 名 ボストン・サイエンティフィック コーポレーション<br />
設 立 1979 年<br />
所 在 地 米 国 マサチューセッツ 州 ネイティック<br />
代 表 J. レイモンド・エリオット<br />
社 長 兼 最 高 経 営 責 任 者 (CEO)<br />
海 外 拠 点 北 米 、 南 米 、ヨーロッパ、 日 本 、<br />
アジア・パシフィック、 中 近 東 、アフリカ<br />
総 売 上 高 81 億 8,800 万 ドル(2009 年 )<br />
Director, President and<br />
Chief Executive Officer<br />
J. Raymond Elliott<br />
ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社<br />
本 社 所 在 地 〒160-0023<br />
東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 1-14-11 日 廣 ビル<br />
TEL : 03-5322-3711( 代 )<br />
URL : http://www.bostonscientific.jp<br />
事 業 所 東 京 、 札 幌 、 仙 台 、 北 関 東 、 横 浜 、 金 沢 、 名 古 屋 、 大 阪 、 広 島 、 福 岡<br />
宮 崎 テクノロジー& 教 育 センター(インスティテュート 宮 崎 )<br />
インスティテュート 東 京<br />
川 崎 ( 東 扇 島 ) 物 流 センター<br />
創 立 1987 年 11 月<br />
ボストン・サイエンティフィック 株 式 会 社<br />
設 立 1993 年 7 月<br />
ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社<br />
(サイメド・ライフシステム 社 との 合 併 による)<br />
資 本 金 6 億 5,000 万 円<br />
代 表 取 締 役 社 長 モーリック・ナナバティ<br />
主 要 取 引 先 全 国 主 要 病 院<br />
総 売 上 高 930 億 円<br />
(2009 年 度 )<br />
社 員 数 846 名 (2010 年 3 月 末 現 在 )<br />
事 業 内 容 1. 医 療 機 器 の 輸 入 および 販 売<br />
2. 医 療 に 関 する 情 報 提 供 サービス<br />
3. 医 療 に 関 するセミナー、 講 演 会 、 展 示 会 の 開 催 等<br />
4. 医 療 機 器 の 臨 床 開 発 、 薬 事 申 請 およびこれらに 付 随 ・ 関 連 する 業 務<br />
取 引 銀 行 三 菱 東 京 UFJ 銀 行 /みずほコーポレート 銀 行 /<br />
三 井 住 友 銀 行 / 日 本 政 策 投 資 銀 行<br />
Company Profile 2010<br />
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© 2010 <strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> Corporation or its affiliates. All rights reserved.<br />
TAXUS ® 、Liberté ® 、PROMUS ® 、COGNIS ® 、TELIGEN ® は<strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> Corporationの 登 録 商 標 です。<br />
Matrix2 TM 、Wallstent TM 、Monorail TM 、FilterWire EZ TM 、WallFlex TM 、Polaris TM 、Deliver<strong>in</strong>g what's next. TM は<br />
<strong>Boston</strong> <strong>Scientific</strong> Corporationのトレードマークです。<br />
ボストン・サイエンティフィック ジャパン 株 式 会 社<br />
本 社 東 京 都 新 宿 区 西 新 宿 1-14-11 日 廣 ビル<br />
www.bostonscientific.jp<br />
1005・50001・3