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’15.3.25 ( 水 ) - <strong>27</strong> ( 金 )<br />
12:10—12:30 | 18:10-18:30<br />
京 都 大 学 医 学 図 書 館 TEL: 075-753-4313 / MAIL: medlib@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp 1
POINT<br />
• 論 文 をオープンアクセスにすると、 研 究<br />
者 にとってメリットがある<br />
• 投 稿 料 ,APCは 割 引 がある 場 合 がある<br />
• お 金 をかけずにオープンアクセスにする<br />
方 法 ( 機 関 リポジトリ)がある<br />
2
オープンアクセス OPEN ACCESS とは<br />
学 術 情 報 のオープンアクセスとは、 論 文<br />
等 研 究 成 果 へインターネット 上 で 障 壁 の<br />
ないアクセスを 指 す。<br />
ARTICLE<br />
WORLD WIDE WEB<br />
3
購 読 型 とオープンアクセスの 違 い<br />
購 読 型<br />
オープンアクセス<br />
Journal X<br />
Journal X<br />
読 める<br />
Webのつ<br />
ながると<br />
ころ<br />
出 版 社 X<br />
購 読 しない<br />
と 読 めない<br />
出 版 社 X<br />
読 める<br />
Journal X の<br />
購 読 契 約<br />
$<br />
読 める<br />
投 稿<br />
投 稿<br />
A 大 学<br />
B 病 院 …<br />
読 める<br />
投 稿<br />
$<br />
投 稿<br />
$<br />
A 大 学<br />
B 病 院 …<br />
京 都 大 学<br />
京 都 大 学<br />
登 録<br />
4
オープンアクセスのメリット<br />
• インターネット 上 で 全 世 界 の 人 に 無 料 で 論 文<br />
を 読 んでもらえる( 海 外 の 研 究 者 にも!)<br />
• 論 文 が 引 用 される 可 能 性 が 高 まる<br />
• 研 究 成 果 を 社 会 に 還 元 することができる( 説<br />
明 責 任 が 果 たされる)<br />
• インターネットがつながれば 自 分 の 論 文 をいつ<br />
でも 確 認 できる<br />
5
身 近 なオープンアクセス<br />
6
身 近 なオープンアクセス – PMC(PubMed Central)<br />
PMC( 旧 PubMed Central)とは…NIHの 提 供 するパブリックアクセスのアーカイブ<br />
7
オープンアクセス 義 務 化 の 潮 流<br />
• アメリカ:NIHの 助 成 を 受 けた 研 究 成 果 論 文 は、 発<br />
行 後 12ヶ 月 以 内 にPMCへの 登 録 が 義 務<br />
• イギリス:RCUKによる 助 成 を 受 けた 研 究 成 果 論 文<br />
は12か 月 ないし24か 月 以 内 にオープンアクセスにする<br />
ことが 義 務<br />
• ドイツ、オランダ…<br />
他 国 では 公 的 資 金 を 投 入 した 研 究 成 果 のオープンア<br />
クセス 義 務 化 が 進 んでいる<br />
( 日 本 では、 博 論 が 公 開 義 務 )<br />
8
オープンアクセスにするには(お 金 がかかる 方 法 )<br />
掲 載 論 文 がすべてオープンアクセスになるジャーナルに 投 稿 し<br />
てください。または、オープンアクセスにするオプションを 選 択 し<br />
てください。<br />
出 版 社 等 のプラットフォーム 上 で、 出 版 と 同 時 にオープンアク<br />
セスにできます。<br />
この 場 合 、 論 文 投 稿 料 / 論 文 加 工 料 /APC 等 と 呼 ばれるお<br />
金 が 必 要 になります。<br />
9
APC(Article Processing Charge)とは<br />
• ジャーナルに 投 稿 する 際 、 投 稿 者 が 出 版 社 等 に<br />
支 払 う 投 稿 料 。<br />
! 投 稿 ジャーナルによっては、 京 大 所 属 者 には 割 引 があります!<br />
オープンアクセス 費 用 の 割 引 情 報 について – 京 都 大 学 図 書 館 機 構<br />
http://edb.kulib.kyoto-u.ac.jp/lusr/apcdiscount.html [ 学 内 限 定 ]<br />
10
ハゲタカ 出 版 社 に 注 意 !<br />
• APCの 利 益 のみを 目 的 としたオープンアクセス<br />
ジャーナルの 出 版 社<br />
参 考 : 単 なる“ 金 もうけ”の 疑 いのあるオープンアクセス 出 版 社 のリスト(2014 年 版 )<br />
http://current.ndl.go.jp/node/25205<br />
※リストを 作 成 した 個 人 の 見 解 に 基 づくものです。 京 都 大 学 図 書 館 の 見 解 ではありません。<br />
また 国 立 国 会 図 書 館 の 見 解 でもありません。<br />
11
オープンアクセスにするには(お 金 がかからない 方 法 )<br />
京 都 大 学 学 術 情 報 リポジトリ”KURENAI”に 論 文 を 登 録 し<br />
てください。 金 銭 的 負 担 なく 論 文 をオープンアクセスにできます。<br />
登 録 方 法 はこちらへ!<br />
12
機 関 リポジトリ (Institutional Repository) とは<br />
• 学 術 機 関 の 構 成 員 によって 生 産 された 研 究 成<br />
果 を 保 存 ・ 公 開 するシステム<br />
リポジトリ 登 録 可 能 かどうかは 投 稿 ジャーナルによる。<br />
さらに 投 稿 ジャーナルによっては、 公 開 開 始 時 期 が 指 定 されたり、 出 版 される 版 と 同 じ 版 面<br />
が 使 えないなどの 条 件 がつく 場 合 がある。<br />
こうした 条 件 を 調 べるには、Copyright Transfer Agreement (CTA)や、 出 版 社 等 のサイト<br />
で 著 者 規 定 をご 確 認 ください。<br />
!<br />
リポジトリ 登 録 に 関 して、 少 しでもご 不 明 な 点 やご 相 談 があり<br />
ましたら、 附 属 図 書 館 電 子 リソースチームにご 連 絡 ください。<br />
→ ejdb@kulib.kyoto-u.ac.jp<br />
13
Q<br />
A<br />
医 学 部 の 教 員 :<br />
ジャーナル“BMC Cancer”(BioMed Central)に 投 稿 する 予 定 です。この 論 文 をなるべ<br />
くお 金 をかけずにオープンアクセスにするにはどうしたらいいですか?<br />
図 書 館 員 :<br />
BMC Cancerは 掲 載 された 時 点 ですべての 論 文 がオープンアクセスになります。そのた<br />
め、 投 稿 にはAPC (Article Processing Charge) の 支 払 が 必 ず 発 生 します(オープン<br />
アクセスの 選 択 がオプションではないため)。 金 額 はジャーナルの 著 者 規 定 を 読 むか 出<br />
版 社 に 問 い 合 わせてください。<br />
ただし、APCの 割 引 が 適 応 されるジャーナルに 該 当 しますので、 論 文 投 稿 時 に 所 定 の<br />
手 続 きをとっていただければ、APCが10% 安 くなります。<br />
※ 別 途 リポジトリに 登 録 することも 可 能 です<br />
14
Q<br />
A<br />
医 学 部 の 教 員 :<br />
ジャーナル“Nature”(Nature Publishing Group)に 投 稿 した 論 文 がアクセプトされました。<br />
この 論 文 をオープンアクセスにするにはどうしたらいいですか?<br />
図 書 館 員 :<br />
Natureは、 論 文 の 著 者 がAPCを 支 払 うオプションを 選 択 すれば、 掲 載 と 同 時 に<br />
Natureのプラットフォーム 上 でオープンアクセスになります。 金 額 はジャーナルの 著 者<br />
規 定 を 読 むか 出 版 社 に 問 い 合 わせてください。 残 念 ながら、 今 のところAPCの 割 引<br />
情 報 などはありません。<br />
すぐにオープンアクセスにしたい 場 合 …<br />
APCを 支 払 ってオープンアクセスにするオプションを 選 択 してください。<br />
お 金 をかけたくない 場 合 …<br />
“Nature”の 場 合 、 著 者 最 終 稿 をリポジトリ 上 でオープンアクセスにできます。リポジ<br />
トリの 登 録 手 続 をとってください。6か 月 のエンバーゴ( 掲 載 禁 止 期 間 )がありますの<br />
で、 図 書 館 員 がエンバーゴを 過 ぎた 後 に 公 開 します。<br />
15
Q<br />
A<br />
医 学 部 の 院 生 :<br />
複 数 のジャーナルに 投 稿 した 論 文 をまとめて、 博 論 として 提 出 します。 教 務 から 公 開 用<br />
のファイルを 提 出 するように 言 われました。その 前 にしておくことはありますか?<br />
図 書 館 員 :<br />
博 士 論 文 は、 原 則 として 学 位 授 与 後 一 年 以 内 に 全 文 を 公 表 しなければなりま<br />
せん。インターネット 上 での 公 開 にはリポジトリが 利 用 されます。<br />
複 数 のジャーナルに 投 稿 されている 場 合 、それぞれのジャーナルの 著 作 権 ポリシーを<br />
必 ず 確 認 してください。とくに「 機 関 リポジトリで 公 開 可 能 であるかどうか」「エンバーゴ<br />
があれば、どれくらいの 期 間 か」を 確 認 してください。<br />
もし 仮 に、エンバーゴが「12か 月 」と 規 定 されているジャーナルに 投 稿 していたとして、<br />
そのエンバーゴが 解 かれる 期 日 が、 学 位 授 与 日 の 一 年 後 より 過 ぎていた 場 合 、 全<br />
文 が 一 年 以 内 に 公 開 できなくなってしまいます。そのときはエンバーゴが 解 かれるま<br />
で 要 約 を 公 開 し、そのあと 全 文 を 公 開 するという 形 式 になります。<br />
16
本 日 のアンケートをまたメールでご 連 絡 します。<br />
ご 回 答 よろしくお 願 いいたします。<br />
APC 割 引 の 申 込 、リポジトリの 登 録 手 続 については、<br />
下 記 にご 連 絡 ください。<br />
京 都 大 学 附 属 図 書 館 電 子 リソースチーム<br />
✉ ejdb@kulib.kyoto-u.ac.jp<br />
その 他 、ご 不 明 点 やご 質 問 がありましたら、お 近 く<br />
の 図 書 館 員 までお 問 い 合 わせください。<br />
京 都 大 学 医 学 図 書 館 図 書 掛<br />
☎ 075-753-4313<br />
✉ medlib@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp<br />
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