002_02_00
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資 料 2<br />
IT 技 術 者 の 動 向<br />
~IT 人 材 白 書 から~<br />
2015 年 3 月 25 日<br />
独 立 行 政 法 人 情 報 処 理 推 進 機 構<br />
IT 人 材 育 成 本 部 田 中 久 也
ユーザ 企 業<br />
IT 部 門<br />
事 業 部 門<br />
日 本 のIT 技 術 者 はどこに<br />
26 万 人 80 万 人<br />
IT 企 業 (SIer)<br />
ハードベンダー 系<br />
事 務 系 ソフト( 受 託 開 発 )<br />
IT 企 業 (SIer)<br />
独 立 系<br />
マンパワー 取 引<br />
(ソフトの 目 方 売 り)<br />
価 値 の 取 引<br />
IT 企 業<br />
(ハードベンダー)<br />
IT 企 業<br />
(PKGベンダー)<br />
サービス<br />
製 品<br />
組 込 ソフト<br />
( 受 託 開 発 )<br />
IT 企 業 ( 組 込 )<br />
ベンダー 系 , 独 立 系<br />
IT 企 業<br />
(ベンチャー 企 業 )<br />
個 人<br />
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IT 企 業<br />
(ウエブサービス)<br />
2
マンパワー 取 引 (ソフトウエアの 目 方 売 りとは)<br />
楽 しい<br />
=<br />
価 格<br />
価 値 の 取 引 創 造 性 マンパワー 取 引<br />
楽 しい<br />
ゲーム<br />
×<br />
ゲーム<br />
価 格<br />
=<br />
楽 しい<br />
ゲーム<br />
プログラム<br />
行 数<br />
プログラム<br />
×<br />
行 数<br />
×<br />
時 間<br />
時 間<br />
金 額<br />
価 値<br />
コスト<br />
=<br />
価 値<br />
IT 機 能<br />
×<br />
IT 機 能<br />
コスト<br />
=<br />
IT 機 能<br />
プログラム<br />
行 数<br />
×<br />
プログラム<br />
行 数<br />
時 間<br />
×<br />
時 間<br />
コスト<br />
攻 めのIT<br />
クラウドサービス<br />
(パッケージ)<br />
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受 託 開 発<br />
3
IT 技 術 者 はどこに<br />
• 欧 米 では、 新 たなソフト 製 品 の 発 表 会 には、ユーザ 企 業 の 技 術 者 が<br />
押 し 寄 せ 歓 喜 する。 日 本 では、ベンダー 技 術 者 が 押 し 寄 せ 舌 打 ちする。<br />
• 受 託 開 発 が 価 値 ではなく、 量 の 取 引 になっていることが 日 本 の<br />
IT 技 術 者 の 価 値 を 下 げている。<br />
8,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
7,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
6,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
5,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
4,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
3,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
2,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
1,<strong>00</strong>0,<strong>00</strong>0<br />
0<br />
2,362,3<strong>00</strong><br />
941,410<br />
4,263,<strong>00</strong>0<br />
3,062,<strong>00</strong>0<br />
554,069<br />
365,416<br />
1,452,<strong>00</strong>0 1,446,809<br />
276,<strong>00</strong>0<br />
819,<strong>00</strong>0<br />
US(2010) EU(2013) CHN(2010) IND(2010) JPN(2013)<br />
(Worker)<br />
ICT other sectors<br />
ICT sector<br />
ユーザ<br />
欧 米 型<br />
ユーザ<br />
日 本 型<br />
PKG、ツール、サービス<br />
(ソフト 価 値 取 引 、 市 場 原 理 )<br />
受 託 開 発 (ソフト 目 方 取 引<br />
価 値 取 引 ではないので 市 場 原 理 が<br />
働 きにくい)<br />
ベンダ<br />
ベンダ<br />
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4
人 材 不 足 の 現 状<br />
• IT 企 業 の 人 材 の 量 的 な 不 足 感 は、<br />
2<strong>00</strong>7 年 度 並 みになってきたが・・・<br />
ユーザー 企 業<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
IT 企 業<br />
【IT 人 材 の「 量 」の 過 不 足 感 】<br />
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5
人 材 不 足 の 現 状<br />
• IT 企 業 はユーザ 企 業 の 雇 用 調 整 の 役 割 になっている。<br />
• 量 の 不 足 は2<strong>02</strong>0 年 までと6 割 の 企 業 が 考 えている。<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
いつまで 不 足 は 続 くか?<br />
【IT 人 材 の 量 的 不 足 感 の 見 通 し】<br />
【IT 人 材 の「 量 」の 過 不 足 感 】<br />
人 材 採 用 は?<br />
【 昨 年 度 採 用 数 との 増 減 】<br />
それほど 増 えて<br />
いない<br />
新 卒 採 用<br />
中 途 採 用<br />
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ITビジネスの 動 向<br />
特 需 での 人 不 足 の 裏 で 進 行 していること<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 従 来 型 の 受 託 開 発 は、 確 実 に 減 少 する。ユーザの 求 めているのは<br />
ソリューションサービスだが、ITベンダーの 構 造 改 革 が 遅 れている。<br />
• 相 変 わらず、 受 託 開 発 の3K 風 評 がぬぐえない。<br />
ユーザー 企 業 とITベンダでの 志 向 ギャップ<br />
→ 特 需 (2015 年 問 題 等 )によって、ベンダーのシフトも 停 滞 ?<br />
ユーザー 企 業<br />
今 後 利 用 を 拡 大 を 予 定 しているITサービス<br />
受 託<br />
継 続<br />
ITベンダー<br />
今 後 提 供 を 拡 大 を 予 定 しているITサービス<br />
意 識 乖 離<br />
サービス<br />
志 向 化<br />
1<strong>00</strong>0 人 単 位 で 仕 事 が 消 滅<br />
構 造 改 革 遅 れる<br />
A 社<br />
自 社 システムからASPへ<br />
3Kの 風 評<br />
B 社<br />
自 社 システムからクラウドへ<br />
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ソリューションサービスへの<br />
移 行 難 航<br />
7
IT 人 材 の 環 境 は3Kか?<br />
1988 年 のとあるプロジェクトの 風 景<br />
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きつい<br />
帰 れない<br />
給 料 が 安 い<br />
厳 しい<br />
キリがない<br />
気 が 休 まらない<br />
缶 詰 状 態<br />
心 を 病 む<br />
消 える 人 続 出<br />
許 容 出 来 ない 上 司<br />
公 開 できない 雇 用 関 係<br />
休 暇 がない<br />
彼 氏 ができない<br />
彼 女 ができない<br />
結 婚 できない<br />
子 供 が 作 れない<br />
化 粧 ののりが 悪 い<br />
気 が 狂 いそう<br />
8
IT 人 材 の 環 境 は3Kか<br />
IT 人 材 白 書 2010<br />
• 全 体 としてはIT 技 術 者 の 作 業 環 境 は 改 善 されている。<br />
( 一 部 のブラックと 言 われる 企 業 の 状 態 は 個 別 に 考 えるべき。)<br />
• しかし、 風 評 としての3Kイメージを 変 えなければならない。<br />
風 評 とは 異 なる 全 体 感<br />
仕 事 の 満 足 度<br />
仕 事 や 職 場 の 環 境 に 対 す る 満 足 度<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
会 社 の 満 足 度<br />
あなたの 会 社 について<br />
給 与 ・ 報 酬<br />
7 .3 %<br />
3 1 .9 %<br />
3 9 .1 %<br />
2 1 .7 %<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
職 場 の 雰 囲 気<br />
1 4 .3 %<br />
4 8 .1 %<br />
2 7 .2 %<br />
1 0 .4 %<br />
社 員 ・ 従 業 員 を 大 切 にしている<br />
7.3%<br />
46.1%<br />
35.1%<br />
11.5%<br />
仕 事 の 充 実 感 ・ 達 成 感<br />
7 .7 %<br />
4 7 .4 %<br />
3 4 .2 %<br />
1 0 .7 %<br />
この 会 社 に 長 く 勤 めたい<br />
5.2%<br />
42.4%<br />
39.6%<br />
12.8%<br />
仕 事 の 内 容 ( 希 望 に 合 っ た 仕 事 か ど う か )<br />
7 .8 %<br />
4 8 .9 %<br />
3 4 .7 %<br />
8 .6 %<br />
この 会 社 に 満 足 している<br />
4.2%<br />
36.1%<br />
44.7%<br />
15.0%<br />
労 働 時 間<br />
社 内 で の 今 後 の キ ャ リ ア に 対 す る 見 通 し<br />
1 1 .7 %<br />
3 .1 %<br />
2 9 .1 %<br />
4 5 .4 %<br />
4 8 .6 %<br />
2 9 .9 %<br />
1 3 .0 %<br />
1 9 .2 %<br />
正 当 ・ 公 平 な 人 事 評 価 が 行 われている<br />
会 社 のビジョンが 明 確 である<br />
今 後 も 成 長 ・ 発 展 すると 思 う<br />
4.4%<br />
3.7%<br />
3.1%<br />
34.0%<br />
31.6%<br />
31.6%<br />
46.8%<br />
49.4%<br />
51.3%<br />
14.8%<br />
15.3%<br />
14.0%<br />
休 暇 の 取 り や す さ<br />
プ ラ イ ベ ー ト と の 両 立<br />
2 0 .2 %<br />
1 1 .9 %<br />
4 3 .0 %<br />
4 8 .4 %<br />
2 3 .6 %<br />
2 9 .1 %<br />
1 3 .2 %<br />
1 0 .6 %<br />
よく 当 てはまる<br />
どちらかと 言 えば 当 てはまらない<br />
N=1<strong>00</strong>0<br />
どちらかと 言 えば 当 てはまる<br />
まったく 当 てはまらない<br />
N = 1 0 0 0<br />
満 足 し て い る<br />
ど ち ら か と 言 え ば 満 足 し て い な い<br />
ど ち ら か と 言 え ば 満 足 し て い る<br />
満 足 し て い な い<br />
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9
では、 何 が 課 題 か<br />
IT 人 材 白 書 2010<br />
• 日 本 のIT 技 術 者 は 将 来 への 不 安 が 大 きい。 世 界 的 には 稀 有 。<br />
• 技 術 変 化 への 不 安 と 所 属 企 業 への 不 安 。 不 安 だが、 何 を 勉 強 して<br />
「 将 来 の 自 分 のキャリアが 不 安 である」( 業 種 別 )<br />
良 いかが 分 からない 人 が 多 い。<br />
将 来 への 不 安<br />
全 産 業 (N=1499)<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
13.9%<br />
46.4%<br />
35.7% 3.9%<br />
IT(ソフトウェア) 関 連 (N=3<strong>00</strong>)<br />
17.3%<br />
51.0%<br />
28.7%<br />
3.0%<br />
食 品 ・フードサービス(N=149)<br />
15.4%<br />
47.0%<br />
34.2%<br />
3.4%<br />
銀 行 ・ 証 券 ・ 保 険 ・その 他 金 融 (N=3<strong>00</strong>)<br />
9.7%<br />
51.7%<br />
34.7%<br />
4.0%<br />
建 設 / 土 木 ・ 住 宅 ・ 不 動 産 / 運 輸 ・ 倉 庫 (N=3<strong>00</strong>)<br />
13.7%<br />
44.7%<br />
38.0%<br />
3.7%<br />
自 動 車 ・ 自 動 車 部 品 / 機 械 ・ 機 械 部 品 (N=3<strong>00</strong>)<br />
14.0%<br />
41.7%<br />
39.0%<br />
5.3%<br />
商 社 /マスコミ・ 広 告 /ホテル・ 旅 行 (N=150)<br />
14.7%<br />
39.3%<br />
42.0%<br />
4.0%<br />
不 安 の 原 因<br />
自 分 の<br />
技 術 、 会 社 への 不 安<br />
そう 思 う<br />
どちらかと 言 えばそう 思 う<br />
どちらかと 言 えばそう 思 わない<br />
将 来 のキ ャ リア への 不 安 点<br />
まったくそう 思 わない<br />
0% 10% 20% 30% 40% 50% 60%<br />
自 分 の 現 在 のスキルが 将 来 にも 通 用 するかどうか 分 からない<br />
49.2%<br />
自 分 の 会 社 が、 将 来 も 今 と 同 じ 状 況 にあるかどうか 分 からない<br />
常 に 新 しい 技 術 について 勉 強 しなければならないので、 負 担 に 感 じる<br />
このままこの 会 社 に 勤 め 続 けても、 自 分 が 望 む 給 与 が 得 られない 可 能 性 がある<br />
現 在 の 業 務 が 忙 しくて、スキルアップの 時 間 がない<br />
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34.2%<br />
32.6%<br />
32.0%<br />
29.6%<br />
10
経 営 者 のビジョン<br />
IT 人 材 白 書 2010<br />
• 経 営 者 の 将 来 ビジョンが 明 確 だと 不 安 が 無 い。<br />
今 後 も 発 展 ・ 成 長 すると 思 う<br />
ま<br />
経 営 者 のビジョンと 将 来 への 期 待<br />
よ<br />
く<br />
当<br />
て<br />
は<br />
ま<br />
る<br />
当<br />
て<br />
は<br />
ま<br />
る<br />
ど<br />
ち<br />
ら<br />
か<br />
と<br />
い<br />
え<br />
ば<br />
当<br />
て<br />
は<br />
ま<br />
ら<br />
な<br />
い<br />
ど<br />
ち<br />
ら<br />
か<br />
と<br />
い<br />
え<br />
ば<br />
っ<br />
た<br />
く<br />
当<br />
て<br />
は<br />
ま<br />
ら<br />
な<br />
い<br />
会<br />
社<br />
明<br />
の<br />
確<br />
ビ<br />
で<br />
ジ<br />
あ<br />
る<br />
ョ<br />
ン<br />
が<br />
よく 当 てはまる(N=37) 59.5% 40.5% 0.0% 0.0%<br />
どちらかと 言 えば 当 てはまる(N=316) 2.2% 64.9% 29.7% 3.2%<br />
どちらかと 言 えば 当 てはまらない(N=494) 0.2% 18.6% 75.7% 5.5%<br />
まったく 当 てはまらない(N=153) 0.7% 2.6% 29.4% 67.3%<br />
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11
自 分 の 将 来 のキャリアに 不 安 があるグループとないグループとの 比 較 分 析<br />
「 将 来 のために 勉 強 した 方 がいいことは 分 かっているが、なかなか 行 動 に 移 せな<br />
い」との 問 いには 将 来 キャリアに 不 安 のあるグループのほうが 当 てはまると 回 答<br />
した 割 合 が 高 い。<br />
将 来 への 期 待 があれば 勉 強 する<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
将 来 キャリアに 不 安 あり(N=690)<br />
79.4%<br />
20.6%<br />
将 来 キャリアに 不 安 なし(N=310)<br />
51.3%<br />
48.7%<br />
IT 人 材<br />
よくあてはまる、どちらかと 言 えばあてはまる<br />
どちらかと 言 えばあてはまらない、まったくあてはまらない<br />
「 忙 しい 中 でどのような 勉 強 をしたらよいのかわからない」との 問 いには 将 来<br />
キャリアに 不 安 のあるグループのほうが 当 てはまると 回 答 した 割 合 が 高 い。<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
将 来 キャリアに 不 安 あり(N=690)<br />
63.3%<br />
36.7%<br />
将 来 キャリアに 不 安 なし(N=310)<br />
39.4%<br />
60.6%<br />
All Rights Reserved, Copyright©IPA2015<br />
よくあてはまる、どちらかと 言 えばあてはまる<br />
どちらかと 言 えばあてはまらない、まったくあてはまらない<br />
12
受 託 開 発 の 現 状<br />
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受 託 開 発 が 悪 いわけではない<br />
IT 機 能<br />
コスト<br />
=<br />
IT 機 能<br />
プログラム<br />
行 数<br />
×<br />
プログラム<br />
行 数<br />
時 間<br />
×<br />
時 間<br />
コスト<br />
提 案 型 の 受 託 開 発<br />
従 来 型 の 受 託 開 発<br />
顧 客 または 一 次 請 けから 提 示 された<br />
システムを 開 発 ( 労 働 力 の 提 供 契 約 )<br />
自 社 の 得 意 分 野 の 業 務 、または 技 術 を 基 に 顧 客 や<br />
一 次 請 けに 提 案 する 受 託 開 発<br />
( 創 造 性 が 含 まれるソリューションサービスの 一 種 )<br />
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14
多 重 請 負 ( 再 委 託 )が 悪 いわけではない。<br />
生<br />
産<br />
管<br />
理<br />
シ<br />
ス<br />
テ<br />
ム<br />
1<br />
0<br />
0<br />
0<br />
0<br />
行<br />
1<br />
0<br />
人<br />
月<br />
★<br />
問 題 視 されているマンパワーの 請 負 構 造 ( 人 買 い)<br />
● ●<br />
P ○<br />
M ○<br />
○<br />
○<br />
●<br />
○<br />
○<br />
○<br />
○<br />
●<br />
●<br />
●<br />
○<br />
●<br />
●<br />
○<br />
○<br />
●<br />
●<br />
○<br />
@90 @80 @70 @60<br />
●<br />
●×11<br />
生<br />
産<br />
管<br />
理<br />
シ<br />
ス<br />
テ<br />
ム<br />
1<br />
0<br />
0<br />
0<br />
万<br />
円<br />
あるべき 請 負 構 造 (プロフェッショナル 連 鎖 構 造 、 不 足 技 術 の 補 完 )<br />
イ<br />
ン<br />
テ<br />
グ<br />
レ<br />
ー<br />
シ<br />
ョ<br />
ン<br />
●<br />
3<br />
5<br />
0<br />
万<br />
円<br />
5<br />
0<br />
0<br />
万<br />
円<br />
部<br />
品<br />
表<br />
受<br />
発<br />
注<br />
A<br />
L<br />
C<br />
●<br />
●<br />
●<br />
●<br />
●<br />
1<br />
8<br />
0<br />
万<br />
円<br />
●ワ<br />
ネ<br />
ー ッ<br />
ク ト<br />
6<br />
0<br />
万<br />
円<br />
●リ<br />
セ<br />
テ キ<br />
ィ ュ<br />
60 万 円<br />
●×8
受 託 開 発 比 率<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 従 来 型 の 受 託 開 発 比 率 はまだまだ 高 いが、 小 規 模 企 業 は<br />
自 社 ビジネスの 比 率 が 比 較 的 高 い。 課 題 は 中 間 層 。<br />
• また、 従 来 型 の 受 託 ビジネスを 主 に 行 っている 企 業 は 人 材 育 成 もして<br />
いないところが 多 い。<br />
IT 企 業<br />
低<br />
高<br />
IT 企 業 の 売 上 における 受 託 開 発 比 率 【 従 業 員 規 模 別 】<br />
従 来 型 と 提 案 型 の 受 託 開 発 を 行 う 人 材 育 成 状 況 の 比 較 【IT 企 業 】<br />
16
一 次 請 け 比 率<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 中 規 模 ベンダーが 一 次 受 け 比 率 が 高 い。<br />
( 自 社 のマーケットをもっている)<br />
● 小 規 模 ベンダーも 二 次 請 けばかりとは 言 えない。<br />
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グローバルITベンダーの 売 上 比 率<br />
• グローバルSIerは、サービスビジネスシフトが 進 んでいる。<br />
一 方 、 国 内 SIerは、 事 業 区 分 すら 出 来 ていないところが 多 い。<br />
• クラウド 技 術 がサービス 化 をさらに 加 速 する。<br />
SI( 個 別 システム 開 発 )→ メニュー( 仕 様 ) 化 されたサービス<br />
グローバルマーケットでのITサービスの 売 上 ( 物 販 を 除 く)<br />
SI<br />
25%<br />
◆クラウド 技 術 がサービス 化 を<br />
さらに 加 速 する<br />
SI<br />
34%<br />
◆ 単 独 のビジネスモデルから<br />
多 様 なビジネスモデルへ<br />
アウトソーシング 等 のサービス<br />
A 社 B 社 C 社<br />
グローバル 化 が 進 んでいるSIer 国 内 SIer<br />
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◆ 労 働 集 約 型 から 付 加 価 値 の 競 争<br />
(イノベーション 競 争 )<br />
(2011 年 )<br />
18
では、 変 革 の 意 識 はもっているか<br />
Copyright © 2015 IPA. All rights reserved.<br />
19
変 革 の 意 識 を 持 っているのか<br />
IT 企 業 のビジネスシフトの 実 態<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 受 託 開 発 でも、「 業 務 特 化 」や「 技 術 特 化 」に 移 行 していきたいという<br />
意 思 は 確 認 できる。<br />
( 表 1) 受 託 開 発 の 型<br />
従 来 型<br />
“ 発 注 者 の 意 向 に 沿 う 形 の 再 委 託 もある” 形 態 の 受 託 開 発<br />
IT 企 業<br />
提 案 型<br />
“ 自 社 が 得 意 な 技 術 ・ 業 務 分 野 を 生 かした” 受 託 開 発<br />
従 来 型<br />
受 託 開 発<br />
従 来 型 & 提 案 型<br />
受 託 開 発<br />
提 案 型<br />
受 託 開 発<br />
将 来 は、 従 来 型 受 託 開 発 から<br />
ビジネスシフトする 意 向 あり<br />
70.8%<br />
IT 企 業 の 受 託 開 発 実 施 企 業 の 将 来 拡 大 予 定<br />
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20
変 革 の 意 識 を 持 っているのか<br />
IT 企 業 のビジネスシフトの 実 態<br />
• ほぼ 半 数 のIT 企 業 が 従 来 型 ビジネスからのシフトを 始 めている。<br />
• 受 託 開 発 における「 一 次 請 け 比 率 」の 高 いITベンダーで、 変 革 できて<br />
いない 企 業 は 変 革 の 必 要 性 をあまり 感 じていない。<br />
• 「 二 次 請 け 比 率 」の 高 いITベンダーは、 変 革 の 必 要 性 を 感 じていても<br />
なかなか 進 んでいない 企 業 がある。<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
IT 企 業<br />
「ビジネスシフト」とは<br />
IT 人 材 白 書 2014では、「 受 託 開 発 を 行 う<br />
IT 企 業 における 事 業 内 容 の 変 化 」と 定 義<br />
低<br />
一 次 請 けではない 企 業 は、<br />
事 業 実 施 の 計 画 はあるが<br />
実 行 に 至 っていない<br />
高<br />
一 次 請 け 企 業 は<br />
「 必 要 性 」を 感 じていない<br />
低<br />
高<br />
従 来 型 受 託 開 発 以 外 の 事 業 実 施 状 況 【IT 企 業 】<br />
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21
ダイバーシティ<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
● 女 性 比 率 、 外 国 人 比 率 ともにはIT 企 業 がやや 多 い。<br />
IT 企 業<br />
ユーザ 企 業 (IT 部 門 のみ)<br />
女 性 比 率<br />
女 性 比 率<br />
11-30% 11-30%<br />
外 国 人 比 率<br />
外 国 人 比 率<br />
0% 0%<br />
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人 材 不 足 とダイバーシティ<br />
ダイバーシティ( 多 様 性 )マネジメントの 現 状<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 女 性 活 用 は、 人 材 不 足 解 消 に 一 定 の 成 果 をあげている。<br />
• 女 性 比 率 はダイバーシティマネージメントができているかの 指 標<br />
( 多 様 性 の 受 容 、キャリアや 処 遇 の 透 明 性 )<br />
IT 企 業<br />
【IT 企 業 の 人 材 の 不 足 感 ( 女 性 比 率 別 )】<br />
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人 材 不 足 とダイバーシティ<br />
ダイバーシティ( 多 様 性 )マネジメントの 現 状<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
IT 企 業<br />
• 女 性 比 率 の 高 いのはサービス<br />
• 低 いのは 受 託 開 発 と 人 材 派 遣<br />
IT 企 業 の 女 性 比 率 【 事 業 内 容 別 】<br />
24
IT 人 材 の 如 何 に 確 保 するか<br />
IT 人 材 の 流 動 の 実 態<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 人 材 流 動 は 起 こっている。<br />
( 人 材 の 質 的 マッチができれば、さらに 加 速 するはず。)<br />
IT 企 業 中 途 採 用 (キャリア 採 用 )<br />
の 割 合<br />
ユーザー 企 業<br />
ウェブ 企 業<br />
2012 年 度 に 中 途 採 用 した 人 材 数 ÷IT 人 材 数 (a)<br />
「IT 人 材 白 書 2014」<br />
IT 人 材 推 計 数 (b)<br />
中 途 採 用 された<br />
IT 人 材 推 計 数<br />
(a)×(b)<br />
IT 企 業 (N=754) 3.4% 819,<strong>00</strong>0 人 28,<strong>00</strong>0 人<br />
ユーザー 企 業 (IT 部 門 ) (N=321) 3.6% 276,<strong>00</strong>0 人 10,<strong>00</strong>0 人<br />
ウェブビジネス 企 業 (N=105) 27.1% - -<br />
合 計 1,095,<strong>00</strong>0 人 38,<strong>00</strong>0 人<br />
中 途 採 用 したIT 人 材 の<br />
最 も 多 い 直 前 の 勤 務 先<br />
適 材 適 所 な 人 材 配 置 のために、 求 めら<br />
れる 社 内 ・ 社 外 からの 人 材 の 流 動<br />
25
これからのIT 技 術 者 に 求 められるもの<br />
質 的 に 足 りない 人 材<br />
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26
インターネットサービス(ウエブ 系 技 術 者 )<br />
27
ウエブビジネス 市 場 の 拡 大<br />
IT 人 材 白 書 2013<br />
WEB 企 業<br />
近 年 、ITの 分 野 では、インターネットを 活 用 した“WEBビジネス”が 急 速 な 拡 大 を 見 せている。 新 たな 需 要 を 創 造 する 今 後 の 成 長<br />
産 業 のひとつとして 捉 え、 人 材 を 取 り 巻 く 環 境 や 人 材 の 実 態 について、 今 年 度 調 査 にてその 一 部 を 明 らかにした。<br />
「 経 済 産 業 省 平 成 23 年 度 次 世 代 高 信 頼 ・ 省 エネ 型 IT 基 盤 技 術 開 発 ・ 実 証 事 業<br />
(ウェブビジネスの 動 向 を 踏 まえたIT 産 業 における 競 争 力 強 化 戦 略 に 関 する 調 査 研 究 )より」<br />
28
IT 企 業 全 体 の3 割 強 がWEB 関 連 ビジネスへシフトの 動 き<br />
IT 企 業 においてWEB 関 連 ビジネスへの「 大 幅 なシフトを 進 めている」 企 業 の 割 合 はそれほど 高 くはないが、「ある 程 度 の 規 模 の<br />
シフトを 進 めている」、「 少 しだけシフトを 進 めている」とする 企 業 の 合 計 の 割 合 は3 割 を 超 える 結 果 となっている。また、「 現 在 検<br />
討 している」と 回 答 した 企 業 を 加 えると「WEB 関 連 サービスに 携 わる 人 材 」が「いる」と 回 答 したIT 企 業 のうちの 半 数 以 上 の 企 業<br />
が、WEB 関 連 業 務 への 人 材 のシフトを 意 識 していると 言 える。<br />
従 業 員 規 模 別 の 結 果 を 見 ると、こうした 動 きは、 従 業 員 数 が1<strong>00</strong> 名 以 下 のIT 企 業 において 活 発 に 見 られる。<br />
IT 人 材 白 書 2013<br />
IT 企 業<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
IT 企 業 におけるWEB 関 連 業 務 への 人 材 の<br />
シフト( 配 置 転 換 等 )の 実 施 状 況<br />
※WEB 関 連 サービスに 携 わる 人<br />
材 がいると 回 答 した 企 業 のみ<br />
N=213 2.8% 12.7% 22.1%<br />
20.7% 39.0%<br />
大 幅 なシフトを 進 めている<br />
ある 程 度 の 規 模 のシフトを 進 めている<br />
少 しだけシフトを 進 めている<br />
現 在 検 討 している<br />
特 に 取 り 組 んでいない<br />
無 回 答<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
30 名 以 下 (N=49)<br />
6.1% 16.3%<br />
18.4%<br />
24.5%<br />
28.6%<br />
6.1%<br />
31 名 以 上 1<strong>00</strong> 名 以 下 (N=56)<br />
3.6%<br />
14.3%<br />
23.2%<br />
17.9%<br />
41.1%<br />
101 名 以 上 3<strong>00</strong> 名 以 下 (N=63)<br />
7.9%<br />
25.4%<br />
22.2% 42.9%<br />
0.0%<br />
301 名 以 上 1,<strong>00</strong>0 名 以 下 (N=28)<br />
10.7%<br />
25.0%<br />
14.3%<br />
46.4%<br />
3.6%<br />
0.0%<br />
1,<strong>00</strong>1 名 以 上 (N=16)<br />
18.8%<br />
12.5%<br />
25.0%<br />
37.5%<br />
6.3%<br />
0.0%<br />
大 幅 なシフトを 進 めている<br />
少 しだけシフトを 進 めている<br />
特 に 取 り 組 んでいない<br />
ある 程 度 の 規 模 のシフトを 進 めている<br />
現 在 検 討 している<br />
無 回 答<br />
29<br />
Copyright © 2014 IPA. All rights reserved.
猛 スピードで 変 化 するウェブ 業 界 で 働 くということ<br />
ウェブビジネス 動 向 とウェブ 技 術 者<br />
IT 人 材 白 書 2013<br />
• ウェブビジネスに 携 わるIT 人 材 (インターネット 専 門 職 ) と 既 存 のIT 人 材 (SE) の 求 人 倍 率 の 比 較 を 下 記 に 示 す。 転 職 市 場 におい<br />
て、「SE」の 求 人 倍 率 は 大 きな 伸 びはないが、インターネット 専 門 職 の 求 人 倍 率 は、2010 年 と 比 較 して 約 5.1 倍 と 増 加 し 続 けている。<br />
• ウェブビジネス 企 業 において 人 材 不 足 を 感 じている 事 業 内 容 は「スマートホン・タブレットアプリ 開 発 」「ウェブビジネスコンサルティ<br />
ング、データ 分 析 」「ウェブサイト 構 築 (デザイン)・ウェブコンテンツ 制 作 の 請 負 」が 突 出 して 高 い。<br />
ウェブ 企 業<br />
転 職 市 場 で 人 材 需 要 が 高 まり 続 ける<br />
「インターネット 専 門 職 」<br />
インターネット 専 門 職 とSE 求 人 倍 率 の 比 較<br />
( 株 )リクルートキャリア 社 内 調 べ 有 効 求 人 人 数 ÷ 有 効 登 録 者 数 (2013 年 7 月 現 在 )<br />
現 在 実 施 している 事 業 のうち 人 材 不 足 を 感 じている 事 業<br />
【ウェブビジネス 企 業 】<br />
30
ウェブ 企 業<br />
猛 スピードで 変 化 するウェブ 業 界 で 働 くということ<br />
ウェブビジネス 動 向 とウェブ 技 術 者<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 必 要 とされているのは、ウエブ 系 技 術 とデータ 解 析 技 術 、 発 想 力 、 企 画 力 とスピード<br />
• 従 来 型 の 人 材 に 求 められてきたことと 異 なる<br />
IT 企 業<br />
ユーザー 企 業<br />
技 術 力<br />
能 力 区 分<br />
知 識 、スキル<br />
人 間 力 (コンピテンシー)<br />
行 動 特 性 、 社 会 ・ 対 人 関 係 、 自 己 制 御 等<br />
変 化 の 早 いウェブビジネスの<br />
特 徴 に 即 した 能 力 を 重 視<br />
今 後 拡 大 を 予 定 しているIT 人 材 で 重 視 する「 技 術 力 」<br />
今 後 拡 大 を 予 定 しているIT 人 材 で 重 視 する「 人 間 力 」<br />
31
企 画 、 開 発 、 運 用 を 兼 務 した 少 人 数 で 開 発 体 制<br />
• 開 発 のスタイルや 役 割 分 担 が 従 来 型 のIT 企 業 と 異 なる。<br />
• 従 来 の 大 きいことがスキルが 高 いのではなく、 速 いことがスキルが 高 い。<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
WEB 企 業<br />
IT 人 材<br />
WEB 企 業 の 中 でも、 特 に 個 人 対 象 の 取 引 を<br />
主 体 とするB to Cサービス 企 業 では、 企 画<br />
から 開 発 、その 後 のサポートまでを 少 人 数<br />
のチームで 一 貫 して 行 っている 傾 向 が 把 握<br />
された。 開 発 期 間 が 短 いことが 多 く、 仕 様 変<br />
更 にも 柔 軟 に 対 応 する 必 要 があることから、<br />
開 発 手 法 としてアジャイル 開 発 を 用 いる 傾 向<br />
が 見 られる。<br />
インタビュー 調 査 より<br />
WEB 企 業 インタビュー<br />
各 チームのエンジニアが 企 画 、 開 発 から 運 用 までを 分 担 して 担 当 している。<br />
自 社 サービスを 支 えるシステムは 内 製 を 基 本 としている。 外 注 する 場 合 も、 技 術 者 派 遣 を 利 用<br />
し、 自 社 に 来 てもらう 形 で 開 発 業 務 を 実 施 している。<br />
自 社 でニーズを 発 見 しシステムを 開 発 することを 強 みとしているため、システムはほぼ 内 製 し<br />
ているが、 開 発 ツールやユーザーサポートなどの 一 部 のシステムは 他 社 から 購 入 している。<br />
<br />
<br />
<br />
企 画 が 決 まるとメンバーが 集 められてスクラムが 組 まれ、2 週 間 単 位 のスプリントで 開 発 が 進 め<br />
られる。<br />
以 前 より 仕 様 変 更 が 多 いなどの 業 務 上 の 要 求 から、 現 場 主 導 で 自 然 にアジャイル 開 発 を 行 うよ<br />
うになっている。<br />
「WEB 技 術 者 」は 他 のIT 技 術 者 と 比 較 して「アジャイル 型 」と 回<br />
答 した 割 合 が 最 も 高 くなっている。「ベンダーIT 技 術 者 」の 半 数<br />
以 上 は「ウォーターフォール 型 」と 回 答 しており、 開 発 スタイル<br />
に 違 いが 見 られる。<br />
提 供 するサービスの 区 分 ごとに、 企 画 、 開 発 、 運 用 の 担 業 当 務 者 において を 配 最 した もよく 用 組 いられる 織 を 設 開 発 けている。 プロセス 開 発<br />
と 検 証 結 果 のサイクルを 素 早 く 回 転 させるため、 組 織 の 規 模 は10 人 以 下 としている。<br />
ベンダーIT 技 術 者 (N=395)<br />
ユーザーIT 技 術 者 (N=128)<br />
組 込 み 技 術 者 (N=286)<br />
0% 25% 50% 75% 1<strong>00</strong>%<br />
16.2%<br />
31.3%<br />
25.5%<br />
57.5%<br />
46.1%<br />
52.4%<br />
26.3%<br />
22.7%<br />
22.0%<br />
インターネット 関 連 企 業 における<br />
「 企 画 ・ 開 発 ・ 運 用 を 一 体 で 行 う 役 割 」<br />
【 開 発 を 担 当 する 役 割 】<br />
B<br />
企 画<br />
開 発<br />
運 用<br />
開 発<br />
企 画<br />
A<br />
運 用<br />
開 発<br />
運 用<br />
【 企 画 を 担 当 する 役 割 】<br />
企 画<br />
フェーズ 横 断 の 少 人 数 チーム<br />
C<br />
【 運 用 を 担 当 する 役 割 】<br />
WEB 技 術 者 (N=66)<br />
( 参 考 )IPAでは2011 年 度 「 今 後 のIT 人 材 スキルセット 委 員 会 報 告<br />
書 」でインターネット 関 連 企 業 における「 開 発 体 制 」について、 報<br />
告 書 を 公 開 している。<br />
( 出 典 )IPA「 今 後 のIT 人 材 スキルセット 検 討 委 員 会 報 告 書 」<br />
36.4%<br />
業 務 において 最 もよく 用 いられる<br />
開 発 プロセス( 技 術 者 別 )<br />
43.9%<br />
19.7%<br />
アジャイル 型 ウォーターフォール 型 その 他<br />
※アジャイル 型 ( 開 発 の 迅 速 性 や 開 発 者 個 人 の 能 力 ・ 意 欲 を 重 視 するエクストリーム<br />
プログラミング(XP)、スクラム(Scrum) 開 発 、 機 能 駆 動 開 発 (FDD:Feature-Driven<br />
Development)など)<br />
※その 他 (ウォーターフォール 改 良 型 など)( 開 発 工 程 の 早 い 段 階 で 試 作 品 を 作 成 する<br />
プロトタイプモデルやスパイラルモデル( 反 復 型 ・ 繰 り 返 し 型 ・インクリメンタル 型 )など、<br />
伝 統 的 なウォーターフォール 型 に 改 良 を 加 えたものなど)<br />
32
アジャイル 型 開 発 の 状 況<br />
• アジャイル 型 開 発 は 欧 米 企 業 に 比 べ 比 率 が 少 ない。<br />
• ウエブビジネスではアジャイルの 比 率 が 高 い。<br />
• アジャイル 型 開 発 は、「 独 学 」が 多 く、 学 ぶ「 場 」がない。<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
IT 人 材<br />
開 発 手 法<br />
ウェブビジネスでアジャイル<br />
型 が 高 い 割 合 で 採 用 される<br />
中 、IT 企 業 の 使 用 割 合 が 最 も<br />
低 い<br />
最 もよく 使 用 する 活 用 手 法<br />
アジャイル 型 開 発 のノウハウ<br />
を 身 につける 場 は 独 学 が 多 い<br />
開 発 手 法 を 学 習 した 場 所 【 使 用 する 開 発 手 法 別 】<br />
33
情 報 セキュリティ 人 材<br />
34
IT 企 業<br />
高 度 化 する 脅 威 に 対 抗 できるか<br />
情 報 セキュリティ 人 材<br />
IT 人 材 白 書 2014<br />
• 一 般 企 業 では、セキュリティマネージメント 人 材 が 足 りない。<br />
(8 万 人 足 りない、16 万 人 スキル 不 足 はセキュリティマネージメント 人 材 。)<br />
• ハッカーの 不 足 は 別 の 観 点 ( 国 益 の 課 題 )<br />
情 報 セキュリティにおける<br />
関 心 事<br />
「セキュリティマネジメント( 運 用 ・ 体 制 )」<br />
が「 攻 撃 」への 関 心 を 上 回 る<br />
ユーザー 企 業<br />
情 報 セキュリティにおける<br />
関 心 事<br />
35
高 度 化 する 脅 威 に 対 抗 できるか IT 人 材 白 書 2014<br />
情 報 セキュリティ 人 材<br />
IT 企 業<br />
• セキュリティマネージメント 人 材<br />
の 育 成 も 遅 れている。<br />
→セキュリティマネージメント 試 験 の 新 設 ( 予 定 )<br />
ユーザー 企 業<br />
情 報 セキュリティ 人 材 育 成 の 取 り 組 み 状 況<br />
「 情 報 セキュリティ 人 材 」とは<br />
IT 人 材 白 書 2014においては、ITSS(ITスキル 標 準 )とUISS(ユーザースキ<br />
ル 標 準 )に 定 義 されている、IT 企 業 やユーザー 企 業 の 情 報 システム 部<br />
門 のIT 人 材 であり、 他 社 に 情 報 サービスを 提 供 する 者 を 指 す。<br />
36
ITを 使 った 新 サービス、 新 製 品 を 創 出 する 人 材<br />
「 攻 めのIT」、 「IOT 」 への 人 材 状 況<br />
37
攻 めのITにむけてユーザー 企 業 の 現 状 と 課 題<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
• IT 部 門 は、 業 務 プロセスの 改 善 や 新 事 業 、 新 サービスの 創 出 が<br />
今 後 期 待 されると 考 えている。<br />
ユーザー 企 業<br />
IT 利 活 用 についてユーザー 企 業 IT 部 門 に 期 待 されている 役 割<br />
Copyright © 2015 IPA. All rights reserved.<br />
38
攻 めのITにむけてユーザー 企 業 の 現 状 と 課 題<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
• ただ、 現 状 は 業 務 プロセスの 改 善 や 新 事 業 、 新 サービスの 創 出 は<br />
「 事 業 部 門 」が 担 う 比 率 が 高 い。<br />
• ウエブ 系 システムは 外 部 企 業 頼 り。(スキルが 追 い 付 いていない)<br />
ユーザー 企 業<br />
ユーザー 企 業 でITに 関 する 業 務 を 担 当 している 部 門 ( 部 署 )<br />
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攻 めのITにむけてユーザー 企 業 の 現 状 と 課 題<br />
• 今 後 、 全 社 のIT 企 画 はIT 部 門 が 担 う 意 識 。<br />
運 用 は 外 部 委 託 が 拡 大 傾 向<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
ユーザー 企 業<br />
Copyright © 2015 IPA. All rights reserved. 40
今 、 求 められているIT 人 材 の 役 割 とスキル<br />
( 新 事 業 ・ 新 サービスを 創 出 する 人 材 )<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
• 新 事 業 、 新 サービスの 創 出 を 担 う 人 材 が 必 要 だが、 確 保 できていない。<br />
IT 企 業<br />
ユーザー 企 業<br />
41
イノベーションを 育 む 組 織 文 化 の 醸 成<br />
• イノベーションを 起 こすには 個 人 の 育 成 に 加 え<br />
イノベーションを 育 む 組 織 文 化 の 醸 成 や 人 材 育 成 の 仕 組 みが 必 要 。<br />
成 熟 度 モデルの 概 要<br />
組 織 能 力 ( 項 目 )<br />
レベル<br />
1<br />
レベル<br />
2<br />
レベル<br />
3<br />
レベル<br />
4<br />
組 織 環 境 の 評 価 軸<br />
改 変 するには 時 間 を<br />
要 するもの<br />
イノベーション 創 出 に 向 けた<br />
組 織 づくり<br />
・ 経 営 者 のリーダーシップ<br />
・ 自 社 におけるイノベーションの 定 義<br />
・ 役 割 ・ 育 成 対 象 者 の 明 確 化<br />
・ 組 織 文 化 ・ 風 土<br />
好<br />
ま<br />
浸 し<br />
透 く<br />
・ な<br />
尊 い<br />
重 環<br />
境<br />
が<br />
好<br />
ま<br />
方 し<br />
が<br />
く<br />
優 な<br />
越 い<br />
環<br />
境<br />
の<br />
好<br />
方 ま<br />
が し<br />
優 い<br />
環<br />
越<br />
境<br />
の<br />
好<br />
浸 ま<br />
透 し<br />
・ い<br />
尊 環<br />
重 境<br />
が<br />
仕 組 みの 評 価 軸<br />
企 業 が 短 期 間 で<br />
設 定 改 変 できるもの<br />
イノベーション 人 材 「 育 成 の 場 」の<br />
提 供 、 活 用<br />
・ 育 成 フレームの 整 備<br />
・ 実 践 的 学 習 の 場 の 提 供<br />
イノベーションの「 実 践 の 場 」の<br />
提 供 、 活 用<br />
・ 価 値 発 見 の 場<br />
・ 価 値 実 現 プロセス<br />
・ 多 様 性<br />
・オープンイノベーション<br />
・トライアル&エラー<br />
仕<br />
組<br />
不<br />
在<br />
。<br />
初<br />
期<br />
状<br />
態<br />
試<br />
行<br />
的<br />
・<br />
部<br />
分<br />
的<br />
な<br />
仕<br />
組<br />
存<br />
在<br />
公<br />
式<br />
な<br />
仕<br />
組<br />
の<br />
利<br />
用<br />
公<br />
式<br />
な<br />
仕<br />
組<br />
み<br />
の<br />
定<br />
着<br />
・<br />
浸<br />
透<br />
・<br />
成<br />
果<br />
42
イノベーションを 育 む 組 織 文 化 の 醸 成<br />
IT 人 材 白 書 2015<br />
• イノベーションを 育 む 組 織 文 化 の 醸 成 や 人 材 育 成 の 仕 組 みは、<br />
ほとんど 整 っていない。<br />
ユーザー 企 業<br />
43
IoT、ビッグデータに 向 けて 必 要 なスキル IT 人 材 白 書 2015<br />
組 込 み 技 術 者<br />
ウエブ 技 術 、セキュリティ、オープンソフトウエア、<br />
スマートデバイス、デザイン 力<br />
モバイルソリューション<br />
M2M( 制 御 、センサー 関 連 )、ビッグデータ<br />
ワイヤレス、クラウド、セキュリティ<br />
組 込 み 技 術 者 が 現 状 必 要 と 考 える 技 術 力 / 今 後 必 要 になると 考 える 技 術 力<br />
モバイル 開 発 関 連 人 材 において 今 後 、モバイルソリューション<br />
における 技 術 で 重 要 となる 領 域<br />
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まとめ<br />
IT 企 業 、IT 人 材 の 定 義 が 変 わってきている。<br />
従 来 型 のIT 企 業 の 量 的 な 人 材 不 足 は 一 時 的 と 考 えられてい<br />
る。<br />
従 来 型 受 託 請 負 からサービスへ 転 換 が 求 められるが 進 みが 遅 い。<br />
IT 人 材 の 質 の 転 換 が 求 められる。 ( 質 の 不 足 、ミスマッチが 大 きい)<br />
ダイバーシティマネージメントは 必 ずしも 進 んでいない。)<br />
(トップの 意 識 、 多 様 性 の 受 容 、 透 明 性 のあるキャリアと 処 遇 )<br />
人 材 ミスマッチを 減 らすため、 人 材 流 動 化 の 加 速 が 必 要 。<br />
イノベーションを 起 こす 人 材 が 必 要 だが、 確 保 できていない。<br />
また 人 材 育 成 の 場 がない。( 業 種 をまたがった 育 成 環 境 が 必 要 )<br />
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45