こちらから

IFCPMGR.WIN 

システム監視ライブラリ 

エコ Classembly Devices® 用 Windows ドライバソフトウェア 

Help for Windows 

www.interface.co.jp


目次 

第 1 章はじめに 3 

1.1 概要 ...........................................................................3 

1.2 特長 ...........................................................................3 

第 2 章製品仕様 4 

2.1 基本仕様 .......................................................................4 

2.2 製品構成 .......................................................................5 

第 3 章導入方法 6 

3.1 インストール手順 ...............................................................6 

3.2 クラスライブラリの参照方法 .....................................................6 

3.3 実行手順 .......................................................................7 

3.4 サービス ......................................................................14 

第 4 章リファレンス(システム監視 ) 18 

4.1 関数一覧 ......................................................................18 

4.2 関数個別説明 ..................................................................20 

4.3 コールバック関数 ..............................................................92 

4.4 構造体説明 ....................................................................93 

4.5 戻り値一覧 ....................................................................95 

第 5 章リファレンス(FBWF メモリ監視 ) 96 

5.1 関数一覧 ......................................................................96 

5.2 関数個別説明 ..................................................................97 

5.3 コールバック関数 .............................................................102 

5.4 構造体説明 ...................................................................103 

5.5 戻り値一覧 ...................................................................105 

第 6 章サンプルプログラム 106 

6.1 実行方法 .....................................................................106 

6.2 コンパイル方法 ...............................................................107 

6.3 サンプルプログラム一覧 .......................................................108 

第 7 章ユーティリティ 109 

7.1 起動方法 .....................................................................109 

7.2 コマンド .....................................................................110 

7.3 機能 .........................................................................110 

第 8 章重要な情報 119 

© 2010, 2013 Interface Corporation. All rights reserved. 

2


第 1 章はじめに 

1.1 概要 

本ソフトウェアは、Windows 上のアプリケーションから、弊社エコ Classembly Devices®を監視 

する為のソフトウェアです。 

本ソフトウェアを Windows 上のアプリケーションから DLL をダイナミックリンクし、API をコー 

ルすることにより監視します。 

本ドキュメントは、Windows 上でシステム監視ライブラリを使用するための情報を掲載していま 

す。 

1.2 特長 

●ウォッチドッグタイマ(WDT)の開始、停止、周期の設定をソフトウェア上で自由に設定できます。 

●WDT が指定した周期時間中にクリアされない場合、CPU リセット、または割り込みイベント通知 

のいずれかを選択できます。 

● 基板温度、メモリ周辺温度を取得できます。 

●あらかじめ設定しておいた基板温度上限値、基板温度下限値の超えた場合に割り込みイベント 

を通知できます。 

● 電源電圧を取得できます。 

●あらかじめ設定しておいた電源電圧上限値、電源電圧下限値の超えた場合に割り込みイベント 

を通知できます。 

●あらかじめ条件を設定しておくことで、異常時に自動的に RAS 出力することができます。アプ 

リケーションで自由に出力を制御することもできます。 

● 汎用デジタル入出力機能をサポートし、全点割り込みイベントを通知できます。 

●オプションのバッテリモジュールを接続すると、停電が起きた際の動作を設定できます。また、 

バッテリステータスを取得できます。 

●バッテリステータスをシミュレーションすることができます。 

●マルチプロセスに対応しています。複数のアプリケーションからシステム監視が行えます。 

●WDT、温度監視、電源電圧監視、割り込みイベント通知、RAS 出力、汎用デジタル入出力、FBWF 

メモリ監視のサンプルプログラムが付属しています。 

●FBWF メモリの空き容量を監視することで、システムの安定性を確保できます。 

●あらかじめ設定しておいた FBWF メモリの空き容量を下回った場合に割り込みイベントを通知 

できます。 

●FBWF メモリの空き容量を GUI ユーティリティで確認することができ、閾値を超えた際にバルー 

ン表示することができます。 


3


第 2 章製品仕様 

2.1 基本仕様 

機能 

ウォッチドッグ 

タイマ(WDT) 

温度監視 

電源電圧監視 

割り込みイベント 

(※) 

RAS 出力 

バッテリ 

(オプション) 

FBWF メモリ監視 

その他 (※) 

・設定可能周期 :1 秒 ~255 秒 (1 秒単位 ) 

・周期満了時の挙動 :CPU リセット、割り込みイベント通知のい 

ずれか 

・監視対象 : 基板温度、メモリ周辺温度 

・温度上限・下限範囲 :-60℃~125℃(1℃ 単位 ) 

( 基板温度のみ設定可能 ) 

・監視対象 : 電源電圧 

・電圧上限・下限範囲 :DC+0V~DC+32.844V 

(0.1288V 単位 ) 

・ WDT 周期満了検出 

・基板温度上限超え検出 

・基板温度下限超え検出 

・電源電圧上限超え検出 

・電源電圧下限超え検出 

・ FAN 異常検出 

・汎用デジタル入力のスイッチ OFF→ON 検出 

・アプリケーションでの出力制御 

・条件設定による下記の異常発生時自動出力 

WDT 周期満了検出 

基板温度上限超え検出 

基板温度下限超え検出 

電源電圧上限超え検出 

電源電圧下限超え検出 

FAN 異常検出 

・監視対象 :バッテリステータス 

・停電時動作 

停電発生からシャットダウン開始までの時間 : 

1 秒 ~255 秒 (1 秒単位 ) 

シャットダウン開始から電源強制断までの時間 : 

1 秒 ~255 秒 (1 秒単位 ) 

・ステータスシミュレーション機能 

・ FBWF メモリの空き容量取得 

・ FBWF メモリの空き容量下限超え検出 

・ FBWF Memory Watcher 機能 

FBWF メモリ確保値表示 

FBWF 使用メモリ量表示 

設定した閾値を超えた場合警告を画面上に表示可能 

・汎用デジタル入出力 

・ブザー制御 

※ご使用のコンピュータのタイプによってはサポートしないモデルもあります。機能の有無はマニュ 

アルをご確認ください。 


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2.2 製品構成 

製品構成ファイル名説明 

最新情報 

ドキュメント 

インストール 

プログラム 

ユーティリティ 

サンプル 

プログラム 

README.HTM 

SETUP.EXE 

IFUtil.exe 

IFUtil.ini 

IFDiMan.DLL 

IFBatUtil.DLL 

IFGetVer.DLL 

IFFBWFMEMORYWATCHER.DLL 

IFFBWFMEMORYWATCHER.RESOURCES.DLL 

FBWFCONF.INI 

wdt 

temperature 

power 

event 

rasout 

dio 

udpreceive 

bat 

最新ドキュメント掲載ファイル 

インストール用ファイル 

Interface Utility 

Interface Utility の設定情報ファイル 

Interface Utility のライブラリ 





Interface Utility の設定情報ファイル 

WDT 監視サンプルプログラム 

温度監視サンプルプログラム 

電源電圧監視サンプルプログラム 

WDT 割り込みイベント通知サンプルプログラム 

RAS 出力サンプルプログラム 

汎用デジタル入出力サンプルプログラム 

UDP 受信サンプルプログラム 

バッテリモジュール監視サンプルプログラム 

MemWatchCall 

FBWF メモリ監視サンプルプログラム 

(コールバック) 

MemWatchMsg 

FBWF メモリ監視サンプルプログラム 

(ウィンドウメッセージ) 

IFCCPMGR 

システム監視用クラスライブラリソース 

(Visual C# .NET、Visual Basic .NET 用 ) 

IFCFBWFMEMORYWATCHER 

FBWF メモリ監視用クラスライブラリソース 

(Visual C# .NET、Visual Basic .NET 用 ) 

DLL IFCPMGR.DLL システム監視用 

ダイナミックリンクライブラリファイル 

IFCPMGR.LIB 

システム監視用インポートライブラリファイル 

IFFBWFMEMORYWATCHER.DLL 

FBWF メモリ監視用 

ダイナミックリンクライブラリファイル 

IFFBWFMEMORYWATCHER.LIB 

FBWF メモリ監視用インポートライブラリファイル 

デバイス IFCPMGR.SYS 

Windows 7/XP 用ドライバ 

ドライバ IFCPDIO.SYS Windows 7/XP 用ドライバ 

ヘッダファイル IFCPMGR.H システム監視用ヘッダファイル(Visual C++ 用 ) 

IFCPMGR.BAS システム監視用ヘッダファイル(Visual Basic 用 ) 

IFFBWFMEMORYWATCHER.H FBWF メモリ監視用ヘッダファイル(Visual C++ 用 ) 

IFFBWFMEMORYWATCHER.BAS 

FBWF メモリ監視用ヘッダファイル(Visual Basic 

用 ) 

ヘルプ HELP.PDF ヘルプ(PDF 形式 ) 

※Visual C# .NET,Visual Basic.NET 用サンプルプログラムは、それぞれ Viausl C# .NET 2003, 

Visual Basic .NET 2003 を使用して作成しています。 


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第 3 章導入方法 

3.1 インストール手順 

README.HTM のインストール方法を参照してください。 

3.2 クラスライブラリの参照方法 

本製品では、クラスライブラリファイル、およびクラスライブラリのソースファイルを用意して 

います。 

Visual C# .NET、および Visual Basic .NET をご利用の際は、ソースコードをビルドしてクラス 

ライブラリを生成し、参照することで、DLL 関数の定義を容易にすることができます。 

(DLL 関数の呼び出しをカスタマイズしたい場合は、クラスライブラリのソースを参照してくだ 

さい) 

ビルド済みクラスライブラリは、それぞれ下記のフォルダにあります。 

Visual C# .NET の場合 

¥Interface¥IFCPMGR¥samples¥CS_NET¥IFCCPMGR 

¥Interface¥IFCPMGR¥samples¥CS_NET¥IFCFBWFMEMORYWATCHER 

Visual Basic .NET の場合 

¥Interface¥IFCPMGR¥samples¥VB_NET¥IFCCPMGR 

¥Interface¥IFCPMGR¥samples¥VB_NET¥IFCFBWFMEMORYWATCHER 

1.クラスライブラリの作成方法 

.NET において DLL 関数を呼び出すには、まずクラスライブラリを用意する必要があります。 

あらかじめビルド済みクラスライブラリをご利用いただくか、下記に従い、クラスライブラリ 

をビルドしてください。 


Visual Studio を起動し、以下のプロジェクトファイルを開きます。 

\interface\IFCPMGR\samples\CS_NET\IFCCPMGR\IFCCPMGR.csproj 

< インストール先 > \interface\IFCPMGR\samples\CS_NET\IFCFBWFMEMORYWATCHER 

\IFCFBWFMEMORYWATCHER.csproj 

このプロジェクトをビルドすると、bin フォルダにクラスライブラリ IFCCPMGR.dll が作成され 

ます。 


Visual Studio を起動し、以下のプロジェクトファイルを開きます。 

\interface\IFCPMGR\samples\VB_NET\IFCCPMGR\IFCCPMGR.vbproj 

< インストール先 > \interface\IFCPMGR\samples\VB_NET\IFCFBWFMEMORYWATCHER 

\IFCFBWFMEMORYWATCHER.vbproj 

このプロジェクトをビルドすると、bin フォルダにクラスライブラリ 

IFCCPMGR.dll,IFCFBWFMEMORYWATCHER.dll が作成されます。 


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2.クラスライブラリの参照 

Visual C# .NET, Visual Basic .NET の場合 

Visual Studio のメニューの「プロジェクト」の「参照の追加」を選択してください。 

「参照」ボタンをクリックして参照したいクラスライブラリ DLL を指定します。 

例 ) 

\Interface\IFCPMGR\samples\CS_NET\IFCCPMGR\bin\Release\ifccpmgr.dll 

\Interface\IFCPMGR\samples\VB_NET\IFCCPMGR\bin\Relaase\ifccpmgr.dll 

< インストール先 >\Interface\IFCPMGR\samples\CS_NET\IFCFBWFMEMORYWATCHER 

\bin\Release\IFCFBWFMEMORYWATCHER.dll 

< インストール先 >\Interface\IFCPMGR\samples\VB_NET\IFCFBWFMEMORYWATCHER\bin 

\Relaase\IFCFBWFMEMORYWATCHER.dll 

「選択されたコンポーネント」に指定した DLL が表示されます。 

「OK」ボタンをクリックすると設定は完了です。 

次にソースのヘッダで各言語毎に下記のように InterfaceCorpDllWrap の名前空間を追加すれ 

ば DLL 関数を次章の「使用例」の方法で呼び出すことができるようになります。 


using InterfaceCorpDllWrap; 


Imports InterfaceCorpDllWrap 

3.3 実行手順 

基本的な制御の手順は以下の通りです( 記述例は C 言語です)。 

3.3.1 WDT 

下記の流れで WDT を使用します。 

1.WDT の周期、周期満了アクション(CPU リセット、または割り込みイベント通知 )を設定。 

2.WDT 開始。 

3. 指定した周期に達する前に WDT クリア。 

WDTの周期、周期満了アクションの設定は、CmSetWDTConfig 

で行います。 

UINT Ret; 

// 50 秒間クリアされなければ CPU リセットを行う 

Ret = CmSetWDTConfig(50, CM_WDT_ACT_RESET); 

WDTの開始は、CmStartWDTで行います。 

Ret = CmStartWDT(); 

WDTのクリアは、CmClearWDTで行います。 


7


Ret = CmClearWDT(); 

WDTの使用を停止する場合は、CmStopWDTを実行してください。 

Ret = CmStopWDT(); 

WDT 周期満了時、CPUリセットの他に、割り込みイベントを通知することができます。( 割り込みイ 

ベントの詳細は『3.3.4 割り込みイベント』をご参照ください)。 

WDT の割り込みイベントと CPU リセットの用途は下記を参考にしてください。 

WDT 処理 

用途 

割り込みイベントアプリケーションの動作異常によるプロセス停止検出を目的としていま 

す。 

アプリケーションとは別の監視プロセスを作成し、アプリケーションで 

WDT の周期的クリアを実行します。監視プロセスには WDT 割り込みイベン 

トを登録しておきます。 

もしアプリケーションに異常が生じて WDT クリアが途絶えた場合、監視プ 

ロセスに割り込みイベントが発生し、アプリケーションの異常が検知でき 

ます。 

CPU リセットシステム(OS)のフリーズ等の自動復旧を目的としています。 

3.3.2 温度監視 

基板温度と、メモリ周辺温度を取得することができます。 

いずれもCmGetTempを使用します。 

UINT Ret; 

int BrdTemp; 

int MemTemp; 

// 基板温度の取得 

Ret = CmGetTemp(CM_TEMP_TARGET_BRD, &BrdTemp); 

// メモリ周辺温度の取得 

Ret = CmGetTemp(CM_TEMP_TARGET_MEM, &MemTemp); 

取得値は負数になることもあります。単位は℃になります。 

温度の上限と下限を設定することで、その範囲を超えた場合に、割り込みイベントを通知するこ 

とができます。詳細は『3.3.4 割り込みイベント』をご参照ください。 

3.3.3 電源電圧監視 

電源電圧を取得することができます。 

CmGetPowerを使用します。 

UINT Ret; 

float Power; 

// 電源電圧の取得 

Ret = CmGetPower(CM_POWER_TARGET_EXT, &Power); 


8


電源電圧の上限と下限を設定することで、その範囲を超えた場合に、割り込みイベントを通知す 

ることができます。詳細は『3.3.4 割り込みイベント』をご参照ください。 

3.3.4 割り込みイベント 

割り込みイベントは下記の流れで使用します。 

1. 各割り込みイベントの条件 (WDT 周期、温度上限、下限 )を設定します。 

2. 割り込みイベント(シグナルイベント、メッセージ、コールバック関数等 )を登録します。 

3. 割り込みイベントマスクを設定し、イベントを有効化します。 

上記を行った後、割り込みイベント要因が満たされれば、割り込みイベントが通知されます。 

割り込みイベントが発生した場合、必ずイベント要因の取得を行なってください。 

イベント要因の取得を行なっていない場合、次の割り込みは発生しません。 

割り込みイベントの登録はCmSetEventで行い、割り込みイベントマスクの設定はCmSetEventMask 

で行います。 

イベント発生時にコールバック関数が呼び出される設定例を下記に示します。 

(WDT、基板温度上限、基板温度下限、電源電圧上限、電源電圧下限を有効にします。) 

// コールバック関数 

void CALLBACK UserCallback(PVOID User) 

{ 

UINT Ret; 

UINT Factor; 

} 

// イベント要因取得 

Ret = CmGetEventFactor(&Factor, 1); 

// イベントごとの処理 

… 

int main(void) 

{ 

UINT Ret; 

UINT Mask; 

CM_EVENT_REQ EventReq; 

// 基板温度下限 (0℃)、上限 (50℃) 設定 

Ret = CmSetTempLimit(CM_TEMP_TARGET_BRD, 0, 50); 

// 電源電圧下限 (7.084V)、上限 (27.048V) 設定 

Ret = CmSetPowerLimit(CM_POWER_TARGET_EXT, 7.084, 27.048); 

// イベント登録 

ZeroMemory(&EventReq, sizeof(CM_EVENT_REQ)); 


9


EventReq.CallBackProc = (LPCMCALLBACK)UserCallback; 

Ret = CmSetEvent(&EventReq); 

// イベントマスク設定 (WDT、基板温度上限・下限、電源電圧上限・下限 ) 

Mask = CM_EVENT_WDS | CM_EVENT_CPTHS | CM_EVENT_CPTLS | 

CM_EVENT_V27HST | CM_EVENT_V27LST; 

} 

Ret = CmSetEventMask(&Mask, 1); 

… 

割り込みイベントの使用終了時は、割り込みマスク設定でイベントを無効化し、CmKillEventで割 

り込みイベントを解除してください。 

UINT Ret; 

UINT Mask; 

// 全割り込みを無効化 

Mask = 0; 


// 割り込みの解除 

Ret = CmKillEvent(); 

コールバック関数以外の使用方法は、サンプルプログラムをご参照ください。 

3.3.5 RAS 出力 

異常検出時に、RAS 出力を行うことができます。 

あらかじめ RAS 出力を行う異常検知の種類と、異常時に出力する端子状態を設定しておくことで、 

異常検知時に自動的に RAS 出力を行います。 

UINT Ret; 

// RAS 出力をリレーOFF 状態で初期化 

Ret = CmControlRO(CM_RO_OFF); 

// WDT タイマと基板温度上限越え時に RAS 出力をリレーON 状態にするように設定 

Ret = CmSetROConfig(CM_ROCONF_WDS | CM_ROCONF_LCTHS, CM_RO_ON); 

CmControlROにより、アプリケーションで自由にRAS 出力を制御することもできます。 

RAS 出力状態とCmSetROConfigで設定された値はデバイス内蔵 ROMに保存され、次回起動時も設定値 

は保持されます。 

異常時のRAS 出力をクリアするにはCmControlROを実行しクリアを行って下さい。 


10


3.3.6 バッテリモジュール 

バッテリモジュールを接続すると、バッテリステータスの取得および、停電が起きた際の動作を 

設定できます。(バッテリモジュール接続時のみ使用可能です。) 

CmSetPowerOffTimeで停電発生からシャットダウン開始までの時間と、シャットダウン開始から電 

源強制断までの時間を秒単位で設定できます。 

CmSetPowerOffTimeで設定された値はデバイス内蔵 ROMに保存され、次回起動時も設定値は保持さ 

れます。 

UINT Ret; 

// 停電発生 ~シャットダウン開始 16 秒 

// シャットダウン開始 ~ 電源強制断 180 秒 

Ret = CmSetPowerOffTime(16, 180); 

CmGetBatStatusでバッテリステータスを取得できます。 

UINT Ret; 

UINT Status 

// バッテリステータスの取得 

Ret = CmGetBatStatus(&Status); 

バッテリステータスは、CmSetBatSimStatusでシミュレーションすることができます。 

シミュレーション機能を有効にすると、CmGetBatStatusを呼び出した際、バッテリモジュールの 

実際のステータスではなく、CmSetBatSimStatusで設定したシミュレーションステータス値が取得 

できるようになります。 

UINT Ret; 

UINT Status 

// 現在のバッテリステータスの取得 


// バッテリのシミュレーション機能を有効にする(ERR ビットをシミュレーション) 

Ret = CmSetBatSimStatus(CM_BAT_SIM_ON, (Status | 0x80)); 

… 

// バッテリのシミュレーション機能を無効に戻す 

Ret = CmSetBatSimStatus(CM_BAT_SIM_OFF, 0); 

シミュレーションの設定は、CmGetBatSimStatusで取得することができます。 

本機能は取得するステータスのみをシミュレーションします。例えば、バッテリステータスを「放 

電中」に設定したとしても、CmSetPowerOffTimeで設定された時間後に、シャットダウン/ 電源強 

制断は発生しません。 


11


また、バッテリ機能を有効にしたまま OS を再起動した場合、次回起動時にシミュレーション機能 

は無効に戻ります。 

3.3.7 FBWFメモリ監視 

FBWF メモリの空き容量を取得できます。 

MwGetStatusを使用します。 

UINT Ret; 

UINT Status; 

// FBWF メモリの空き容量の取得 

Ret = MwGetStatus(&Status); 

割り込みイベント(メッセージ、コールバック関数等 )を登録した後、FBWF メモリの空き容量が 

下限値を下回れば、割り込みイベントが通知されます。 

割り込みイベントの登録はCmSetEventで行います。 

イベント発生時にコールバック関数が呼び出される設定例を下記に示します。 

// コールバック関数 

void CALLBACK UserCallback(PVOID User) 

{ 

UINT Ret; 

UINT Status; 

} 

// FBWF メモリの空き容量取得 


// イベントごとの処理 

… 

int main(void) 

{ 

UINT Ret; 

MW_EVENT_REQ EventReq; 

// イベント登録 

ZeroMemory(&EventReq, sizeof(MW_EVENT_REQ)); 

EventReq.CallBackProc = (LPMWCALLBACK)UserCallback; 

Ret = MwSetEvent(100, &EventReq); 

} 

… 

割り込みイベントの使用終了時は、CmSetEventのpEventにNULLを指定し、割り込みイベントを解 

除してください。 


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UINT Ret; 

// 割り込みの解除 

Ret = MwSetEvent(0, NULL); 

コールバック関数以外の使用方法は、サンプルプログラムをご参照ください。 


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3.4 サービス 

Interface Disk Information は HDD のホットスワップの処理やボリュームの状態監視を行うサー 

ビスです。サービスが停止している場合は、HDD のホットスワップ等の処理が行われません。 

※サービスのインストール直後は停止しています。次回起動時からは自動的に起動します。 

手動で起動する方法は『3.4.1サービス起動方法』をご参照ください。 

3.4.1 サービス起動方法 

Interface Disk Information サービスを手動で起動する方法を説明します。 

・Windows 7 の場合 

1. スタートメニューからコントロールパネルを開き、表示方法がアイコンでない場合はアイコンに 

切り替えます。 

2. 「管理ツール」を開き「サービス」を起動すると、下記のウィンドウが表示されます。 

3. 名前の一覧から Interface Disk Information を右クリックし、開始を選びサービスを開始します。 


14


・Windows XP の場合 

1.スタートメニューからコントロールパネルを開き、クラシック表示でない場合はクラシック表示に 


2.「管理ツール」を開き「サービス」を起動すると、下記のウィンドウが表示されます。 

3. 名前の一覧から Interface Disk Information を右クリックし、開始を選びサービスを開始します。 


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3.4.2 サービス停止方法 

サービスを手動で停止する方法を説明します。 

ドライババージョンアップを行う祭はサービスを停止する必要があります。 

・Windows 7 の場合 

1.スタートメニューからコントロールパネルを開き、表示方法がアイコンでない場合はアイコンに切 

り替えます。 


3. 名前の一覧から Interface Disk Information を右クリックし、停止を選びサービスを停止します。 


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・Windows XP の場合 

1.スタートメニューからコントロールパネルを開き、クラシック表示でない場合はクラシック表示に 



3. 名前の一覧から Interface Disk Information を右クリックし、停止を選びサービスを停止します。 


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第 4 章リファレンス(システム監視 ) 

4.1 関数一覧 

No 関数名機能 

●WDT 

1 CmSetWDTConfig 周期、周期満了時のアクション設定を行います。 

2 CmGetWDTConfig 周期、周期満了時のアクションの取得を行います。 

3 CmStartWDT WDT を開始します。 

4 CmStopWDT WDT を停止します。 

5 CmClearWDT WDT のクリアを行います。 

● 温度監視 

6 CmGetTemp 現在の指定対象の温度を取得します。 

7 CmSetTempLimit 指定対象の監視温度下限、上限を設定します。 

8 CmGetTempLimit 指定対象の監視温度下限、上限を取得します。 

● 電源監視 

9 CmGetPower 電源電圧を取得します。 

10 CmSetPowerLimit 指定対象の監視電源電圧下限、上限を設定します。 

11 CmGetPowerLimit 指定対象の監視電源電圧下限、上限を取得します。 

●RAS 出力 

12 CmControlRO RAS 出力状態を制御します。 

13 CmSetROConfig 自動 RAS 出力の異常条件、異常時の RAS 出力状態を設定します。 

14 CmGetROConfig 自動 RAS 出力の異常条件、異常時の RAS 出力状態を取得します。 

● 汎用デジタル入出力 

15 CmInputUP 汎用デジタル入力接点を読み込みます。 

16 CmOutputUP 汎用デジタル出力接点を制御します。 

●ステータス 

17 CmGetSpecifiedStatus 要求した各種ステータスのみを取得します。 

● 割り込みイベント 

18 CmSetEvent 割り込みイベントを登録します。 

19 CmKillEvent 割り込みイベントを削除します。 

20 CmSetEventMask 割り込みイベントマスクを設定します。 

21 CmGetEventMask 割り込みイベントマスクを取得します。 

22 CmGetEventFactor 割り込みイベント要因を取得します。 

●ブザー 

23 CmControlBuzzer ブザーを制御します。 

24 CmGetBuzzerStatus ブザーの状態を取得します。 


18


●バッテリ 

25 CmGetBatStatus バッテリステータスを取得します。 

26 CmSetPowerOffTime 停電発生からシャットダウン/ 電源強制断までの時間を設定します。 

27 CmGetPowerOffTime 停電発生からシャットダウン/ 電源強制断までの時間を取得します。 

28 CmSetBatSimStatus バッテリのシミュレーション機能を設定します。 

29 CmGetBatSimStatus 現在のバッテリシミュレーション設定を取得します。 

●LED 

30 CmControlLed LED を制御します。 

31 CmGetLedStatus 現在の LED 状態を取得します。 

● 情報取得 

32 CmGetDeviceInfo 現在の DSW の状態を取得します。 


19


4.2 関数個別説明 

1. CmSetWDTConfig 

【機能】 

WDT の周期、および周期満了時のアクションを設定します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetWDTConfig( 

UINT Cycle, 

UINT Action 

); 

●Visual Basic 

Declare Function CmSetWDTConfig Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Cycle As Long, _ 

ByVal Action As Long _ 

)As Long 

●Visual C# .NET 

[DllImport("ifcpmgr.dll")] 

public static extern uint CmSetWDTConfig( 

uint Cycle, 

uint Action 

); 

●Visual Basic .NET 

Declare Function CmSetWDTConfig Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Cycle As Integer, _ 

ByVal Action As Integer _ 

)As Integer 

【パラメータ】 

Cycle 

WDT の周期を設定します。設定可能範囲は 1~255 で、単位は秒です。 

デフォルトは 30 です。 

Action 

WDT 周期満了時のアクションを指定します。 

下記の値が指定できます。デフォルトは CM_WDT_ACT_INTERRUPT です。 

識別子値意味 

CM_WDT_ACT_INTERRUPT 0 周期満了時に割り込みイベントを発生させます。 

CM_WDT_ACT_RESET 1 周期満了時に CPU リセットを起こします。 


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【戻り値】 

本関数実行時には下記の戻り値が返ります。 

識別子値内容 

IFCM_ERROR_SUCCESS 0 正常終了 

IFCM_ERROR_INTERNAL C0000001h 内部エラー 

IFCM_ERROR_INVALID_PARAMETER C0000002h 入力パラメータ不正 

IFCM_ERROR_INVALID_HANDLE C0000007h 内部エラー 

IFCM_ERROR_SUCCESS 以外の値が返された場合については、『4.5 戻り値一覧』をご参照ください。 

【備考】 

・WDT 動作中に、本関数を実行すると、新しく設定した周期で、再度カウントし直します。 

・複数の異なるアプリケーションで本関数を実行した場合、最後に設定した周期、アクション 

が有効となります。 

【使用例】 

●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmSetWDTConfig(50, CM_WDT_ACT_RESET); 


Dim Ret As Long 

Ret = CmSetWDTConfig(50, CM_WDT_ACT_RESET) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetWDTConfig(50, IFCCPMGR.CM_WDT_ACT_RESET); 


Dim Ret As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmSetWDTConfig(50, IFCCPMGR.CM_WDT_ACT_RESET) 

WDT 周期を 50 秒、アクションを CPU リセットに設定します。 


21


2. CmGetWDTConfig 

【機能】 

現在の WDT の周期、および周期満了時のアクションを取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetWDTConfig( 

UINT* pCycle, 

UINT* pAction 

); 


Declare Function CmGetWDTConfig Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pCycle As Long, _ 

ByRef pAction As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetWDTConfig( 

out uint pCycle, 

out uint pAction 

); 


Declare Function CmGetWDTConfig Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pCycle As Integer, _ 

ByRef pAction As Integer _ 

)As Integer 


pCycle 

WDT の周期格納先です。 

pAction 

WDT 周期満了時のアクション格納先です。 

CmSetWDTConfig 

で設定可能な値が取得できます。 


22







IFCM_ERROR_NULL_POINTER C0000005h NULL ポインタ検出 




●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Cycle; 

UINT Action; 

Ret = CmGetWDTConfig(&Cycle, &Action); 



Dim Cycle As Long 

Dim Action As Long 

Ret = CmGetWDTConfig(Cycle, Action) 


uint Ret; 

uint Cycle; 

uint Action; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetWDTConfig(out Cycle, out Action); 



Dim Cycle As Integer 

Dim Action As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetWDTConfig(Cycle, Action) 

WDT 周期とアクションを取得します。 


23


3. CmStartWDT 

【機能】 

WDT のカウントを開始します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmStartWDT(void); 


Declare Function CmStartWDT Lib "ifcpmgr.dll"() As Long 



public static extern uint CmStartWDT(); 


Declare Function CmStartWDT Lib "ifcpmgr.dll"() As Integer 


なし 






IFCM_ERROR_ALREADY C0000003h 既に動作中 



【備考】 

一度 WDT を停止させた後、再度本関数を実行した場合、カウント数は最初からカウントし直さ 

れます。 


24



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmStartWDT(); 



Ret = CmStartWDT() 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmStartWDT(); 



Ret = IFCCPMGR.CmStartWDT() 

WDT のカウントを開始します。 


25


4. CmStopWDT 

【機能】 

WDT のカウントを停止します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmStopWDT(void); 


Declare Function CmStopWDT Lib "ifcpmgr.dll"() As Long 



public static extern uint CmStopWDT(); 


Declare Function CmStopWDT Lib "ifcpmgr.dll"() As Integer 


なし 






IFCM_ERROR_NOT_YET C0000004h まだ動作していない 




26



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmStopWDT(); 



Ret = CmStopWDT() 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmStopWDT(); 



Ret = IFCCPMGR.CmStopWDT() 

WDT のカウントを停止します。 


27


5. CmClearWDT 

【機能】 

WDT のカウントをクリアします。 

クリアすると設定した周期の値でカウントし直します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmClearWDT(void); 


Declare Function CmClearWDT Lib "ifcpmgr.dll"() As Long 



public static extern uint CmClearWDT(); 


Declare Function CmClearWDT Lib "ifcpmgr.dll"() As Integer 


なし 










28



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmClearWDT(); 



Ret = CmClearWDT() 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmClearWDT(); 



Ret = IFCCPMGR.CmClearWDT() 

WDT のカウントをクリアします。 


29


6. CmGetTemp 

【機能】 

指定対象の温度を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetTemp( 

UINT Target, 

INT* pTemp 

); 


Declare Function CmGetTemp Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Target As Long, _ 

ByRef pTemp As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetTemp( 

uint Target, 

out int pTemp 

); 


Declare Function CmGetTemp Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Target As Integer, _ 

ByRef pTemp As Integer _ 

)As Integer 


Target 

温度を取得する対象を指定します。 

下記の値が指定できます。 


CM_TEMP_TARGET_BRD 1 基板温度を取得します。 

CM_TEMP_TARGET_MEM 2 メモリ周辺温度を取得します。 

pTemp 

温度格納先です。 

負数が得られることもあります。単位は℃です。 


30












●C 言語 

UINT Ret; 

INT BrdTemp; 

Ret = CmGetTemp(CM_TEMP_TARGET_BRD, &BrdTemp); 



Dim BrdTemp As Long 

Ret = CmGetTemp(CM_TEMP_TARGET_BRD, BrdTemp) 


uint Ret; 

int BrdTemp; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetTemp(IFCCPMGR. CM_TEMP_TARGET_BRD, out BrdTemp); 



Dim BrdTemp As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetTemp(IFCCPMGR. CM_TEMP_TARGET_BRD, BrdTemp) 

現在の基板温度を取得します。 


31


7. CmSetTempLimit 

【機能】 

指定対象の温度の上限、下限を設定します。 

ここで設定した範囲を超えた場合に、割り込みイベントを通知することができます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetTempLimit( 

UINT Target, 

INT LowerLimit, 

INT UpperLimit 

); 


Declare Function CmSetTempLimit Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


ByVal LowerLimit As Long, _ 

ByVal UpperLimit As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmSetTempLimit ( 

uint Target, 

int LowerLimit, 

int UpperLimit 

); 


Declare Function CmSetTempLimit Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


ByVal LowerLimit As Integer, _ 

ByVal UpperLimit As Integer _ 

)As Integer 


Target 

温度リミットを設定する対象を指定します。 



CM_TEMP_TARGET_BRD 1 基板温度リミットを設定します。 


32


LowerLimit 

温度の下限値です。-60~UpperLimit より小さい値が設定できます。 

(-60



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmSetTempLimit(CM_TEMP_TARGET_BRD, 0, 50); 



Ret = CmSetTempLimit(CM_TEMP_TARGET_BRD, 0, 50) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetTempLimit(IFCCPMGR.CM_TEMP_TARGET_BRD, 0, 50); 



Ret = IFCCPMGR.CmSetTempLimit(IFCCPMGR.CM_TEMP_TARGET_BRD, 0, 50) 

基板温度の下限を 0℃、上限を 50℃に設定します。 


34


8. CmGetTempLimit 

【機能】 

指定対象の温度の上限、下限を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetTempLimit( 

UINT Target, 

INT* pLowerLimit, 

INT* pUpperLimit 

); 


Declare Function CmGetTempLimit Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


ByRef pLowerLimit As Long, _ 

ByRef pUpperLimit As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetTempLimit ( 

uint Target, 

out int pLowerLimit, 

out int pUpperLimit 

); 


Declare Function CmGetTempLimit Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


ByRef pLowerLimit As Integer, _ 

ByRef pUpperLimit As Integer _ 

)As Integer 


Target 

温度リミットを取得する対象を指定します。 



CM_TEMP_TARGET_BRD 1 基板温度リミットを取得します。 


35


pLowerLimit 

温度の下限値です。-60~UpperLimit より小さい値が取得されます。 

単位は℃です。 

pUpperLimit 

温度の上限値です。LowerLimit より大きい値 ~125 が取得されます。 

単位は℃です。 










●C 言語 

UINT Ret; 

INT LowerLimit; 

INT UpperLimit; 

Ret = CmGetTempLimit(CM_TEMP_TARGET_BRD, &LowerLimit, &UpperLimit); 



Dim LowerLimit As Long 

Dim UpperLimit As Long 

Ret = CmGetTempLimit(CM_TEMP_TARGET_BRD, LowerLimit, UpperLimit) 


uint Ret; 

int LowerLimit; 

int UpperLimit; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetTempLimit(IFCCPMGR.CM_TEMP_TARGET_BRD, out LowerLimit, 

out UpperLimit); 



Dim LowerLimit As Integer 

Dim UpperLimit As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetTempLimit(IFCCPMGR.CM_TEMP_TARGET_BRD, LowerLimit, UpperLimit) 

基板温度の下限、上限を取得します。 


36


9. CmGetPower 

【機能】 

電源電圧を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetPower( 

UINT Target, 

float* pPower 

); 


Declare Function CmGetPower Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


ByRef pPower As Single _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetPower( 

uint Target, 

out float pPower 

); 


Declare Function CmGetPower Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


ByRef pPower As Single _ 

)As Integer 


Target 

電圧を取得する対象を指定します。 

現状では下記の値のみが指定できます。 


CM_POWER_TARGET_EXT 0 電源電圧を取得します。 

pPower 

電圧値格納先です。単位は V です。 


37












●C 言語 

UINT Ret; 

float Power; 

Ret = CmGetPower(CM_POWER_TARGET_EXT, &Power); 



Dim Power As Single 

Ret = CmGetPower(CM_POWER_TARGET_EXT, Power) 


uint Ret; 

float Power; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetPower(IFCCPMGR.CM_POWER_TARGET_EXT, out Power); 



Dim Power As Single 

Ret = IFCCPMGR.CmGetPower(IFCCPMGR.CM_POWER_TARGET_EXT, Power) 

現在の電源電圧値を取得します。 


38


10. CmSetPowerLimit 

【機能】 

指定対象の電圧の上限、下限を設定します。 

ここで設定した範囲を超えた場合に、割り込みイベントを通知することができます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetPowerLimit( 

UINT Target, 

float LowerLimit, 

float UpperLimit 

); 


Declare Function CmSetPowerLimit Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


ByVal LowerLimit As Single, _ 

ByVal UpperLimit As Single _ 

)As Long 



public static extern uint CmSetPowerLimit ( 

uint Target, 

float LowerLimit, 

float UpperLimit 

); 


Declare Function CmSetPowerLimit Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


ByVal LowerLimit As Single, _ 

ByVal UpperLimit As Single _ 

)As Integer 


Target 

電圧リミットを設定する対象を指定します。 



CM_POWER_TARGET_EXT 0 電源電圧リミットを設定します。 


39


LowerLimit 

電圧の下限値です。0~UpperLimit より小さい値が設定できます。 

(0



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmSetPowerLimit(CM_POWER_TARGET_EXT, 7.084, 27.048); 



Ret = CmSetPowerLimit(CM_POWER_TARGET_EXT, 7.084, 27.048) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetPowerLimit(IFCCPMGR. CM_POWER_TARGET_EXT, 7.084, 27.048); 



Ret = IFCCPMGR.CmSetPowerLimit(IFCCPMGR. CM_POWER_TARGET_EXT, 7.084, 27.048) 

電圧の下限を 7.084V、上限を 27.048V に設定します。 


41


11. CmGetPowerLimit 

【機能】 

指定対象の電圧の上限、下限を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetPowerLimit( 

UINT Target, 

float* pLowerLimit, 

float* pUpperLimit 

); 


Declare Function CmGetPowerLimit Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


ByRef pLowerLimit As Single, _ 

ByRef pUpperLimit As Single _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetPowerLimit ( 

uint Target, 

out float pLowerLimit, 

out float pUpperLimit 

); 


Declare Function CmGetPoewrLimit Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


ByRef pLowerLimit As Single, _ 

ByRef pUpperLimit As Single _ 

)As Integer 


Target 

電圧リミットを取得する対象を指定します。 



CM_POWER_TARGET_EXT 0 電源電圧リミットを取得します。 


42


pLowerLimit 

電圧の下限値です。0~UpperLimit より小さい値が取得されます。 

単位は V です。 

pUpperLimit 

電圧の上限値です。LowerLimit より大きい値 ~32.844 が取得されます。 

単位は V です。 










●C 言語 

UINT Ret; 

float LowerLimit; 

float UpperLimit; 

Ret = CmGetPowerLimit(CM_POWER_TARGET_EXT, &LowerLimit, &UpperLimit); 



Dim LowerLimit As Single 

Dim UpperLimit As Single 

Ret = CmGetPowerLimit(CM_POWER_TARGET_EXT, LowerLimit, UpperLimit) 


uint Ret; 

float LowerLimit; 

float UpperLimit; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetPowerLimit(IFCCPMGR.CM_POWER_TARGET_EXT, out LowerLimit, 

out UpperLimit); 



Dim LowerLimit As Single 

Dim UpperLimit As Single 

Ret = IFCCPMGR.CmGetPowerLimit(IFCCPMGR.CM_POWER_TARGET_EXT, LowerLimit, UpperLimit) 

電圧の下限、上限を取得します。 


43


12. CmControlRO 

【機能】 

RAS 出力端子を制御します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmControlRO( 

UINT Ctrl 

); 


Declare Function CmControlRO Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Ctrl As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmControlRO( 

uint Ctrl 

); 


Declare Function CmControlRO Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Ctrl As Integer _ 

)As Integer 


Ctrl 

RAS 出力の制御値を指定します。下記の値が指定できます。 

識別子 (※) 値意味 

CM_RO_OFF 0 RAS 出力をリレーOFF に設定します。 

CM_RO_ON 1 RAS 出力をリレーON に設定します。 










44


【備考】 

RAS 出力状態はデバイス内蔵 ROM に保存され、次回起動時も RAS 出力状態は保持されます。 


●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmControlRO(CM_RO_ON); 



Ret = CmControlRO(CM_RO_ON) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmControlRO(IFCCPMGR.CM_RO_ON); 



Ret = IFCCPMGR.CmControlRO(IFCCPMGR.CM_RO_ON) 

RAS 出力をリレーON に設定します。 


45


13. CmSetROConfig 

【機能】 

自動 RAS 出力条件と、異常時の RAS 出力状態を設定します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetROConfig( 

UINT Enable, 

UINT Ctrl 

); 


Declare Function CmSetROConfig Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Enable As Long, _ 


)As Long 



public static extern uint CmSetROConfig( 

uint Enable, 

uint Ctrl 

); 


Declare Function CmSetROConfig Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Enable As Integer, _ 


)As Integer 


Enable 

RAS 出力する異常条件を設定します。 

下記の値が設定できます。複数の条件を OR で設定することもできます。 


CM_ROCONF_WDS 1h WDT 周期満了時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_LCTHS 8h 基板温度上限超え時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_LCTLS 10h 基板温度下限超え時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_TFANST 20000000h FAN 異常発生時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_V27HST 40000000h 電源電圧上限超え時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_V27LST 80000000h 電源電圧下限超え時に RAS 出力を行います。 


46


Ctrl 

異常時に RAS 出力する端子状態を設定します。 

下記の値が使用できます。 


CM_RO_OFF 0 異常検知時に RAS 出力をリレーOFF に設定します。 

CM_RO_ON 1 異常検知時に RAS 出力をリレーON に設定します。 









【備考】 

本関数で設定された値はデバイス内蔵 ROM に保存され、次回起動時も設定値は保持されます。 

異常時の RAS 出力をクリアするには CmControlRO 関数を実行しクリアを行って下さい。 

【注意】 

FAN が搭載されていないデバイスでは常に FAN 異常状態となります。 


●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmSetROConfig(CM_ROCONF_WDS | CM_ROCONF_LCTHS, CM_RO_ON); 



Ret = CmSetROConfig(CM_ROCONF_WDS Or CM_ROCONF_LCTHS, CM_RO_ON) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetROConfig(IFCCPMGR.CM_ROCONF_WDS | IFCCPMGR. CM_ROCONF_LCTHS, 

IFCCPMGR.CM_RO_ON); 



Ret = IFCCPMGR.CmSetROConfig(IFCCPMGR.CM_ROCONF_WDS Or IFCCPMGR. CM_ROCONF_LCTHS, 

IFCCPMGR.CM_RO_ON) 

WDT 異常、基板温度上限超え時に RAS 出力をリレーON にします。 


47


14. CmGetROConfig 

【機能】 

自動 RAS 出力条件と、異常時の RAS 出力状態を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetROConfig( 

UINT* pEnable, 

UINT* pCtrl 

); 


Declare Function CmGetROConfig Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pEnable As Long, _ 

ByRef pCtrl As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetROConfig( 

out uint pEnable 

out uint pCtrl 

); 


Declare Function CmGetROConfig Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pEnable As Integer, _ 

ByRef pCtrl As Integer _ 

)As Integer 


pEnable 

RAS 出力する異常条件格納先です。 

下記の値が取得できます。複数の条件が取得されることもあります。 


CM_ROCONF_WDS 1h WDT 周期満了時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_LCTHS 8h 基板温度上限超え時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_LCTLS 10h 基板温度下限超え時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_TFANST 20000000h FAN 異常発生時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_V27HST 40000000h 電源電圧上限超え時に RAS 出力を行います。 

CM_ROCONF_V27LST 80000000h 電源電圧下限超え時に RAS 出力を行います。 


48


pCtrl 

異常時に RAS 出力する端子状態の格納先です。 

下記のいずれかが取得できます。 


CM_RO_OFF 0 異常検知時に RAS 出力をリレーOFF に設定します。 

CM_RO_ON 1 異常検知時に RAS 出力をリレーON に設定します。 








IFCM_ERROR_SUCCESS 以外の値が返された場合については、『4.5 戻り値一覧』をご参照くださ 

い。 


●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Enable; 

UINT Ctrl; 

Ret = CmGetROConfig(&Enable, &Ctrl); 



Dim Enable As Long 

Dim Ctrl As Long 

Ret = CmGetROConfig(Enable, Ctrl) 


uint Ret; 

uint Enable; 

uint Ctrl; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetROConfig(out Enable, out Ctrl); 



Dim Enable As Integer 

Dim Ctrl As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetROConfig(Enable, Ctrl) 

現在の RAS 出力条件、異常時の RAS 出力設定を取得します。 


49


15. CmInputUP 

【機能】 

汎用デジタル入力接点を読み込みます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmInputUP( 

UINT* pData 

); 


Declare Function CmInputUP Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pData As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmInputUP( 

out uint pData 

); 


Declare Function CmInputUP Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pData As Integer _ 

)As Integer 


pData 

汎用デジタル入力接点情報の格納先です。各ビットが下記の端子状態を示します。 

bit31~bit16 bit15 bit14 bit13 bit12 bit11 bit10 bit9 bit8 

予約 ( 値は無視してください) DIN16 DIN15 DIN14 DIN13 DIN12 DIN11 DIN10 DIN9 

bit7 bit6 bit5 bit4 bit3 bit2 bit1 bit0 

DIN8 DIN7 DIN6 DIN5 DIN4 DIN3 DIN2 DIN1 

0:スイッチ OFF、1:スイッチ ON 









50



●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Data; 

Ret = CmInputUP(&Data); 



Dim Data As Long 

Ret = CmInputUP(Data) 


uint Ret; 

uint Data; 

Ret = IFCCPMGR.CmInputUP(out Data); 



Dim Data As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmInputUP(Data) 

汎用デジタル入力接点を読み込みます。 


51


16. CmOutputUP 

【機能】 

汎用デジタル出力接点を制御します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmOutputUP( 

UINT Data 

); 


Declare Function CmOutputUP Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Data As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmOutputUP( 

uint Data 

); 


Declare Function CmOutputUP Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Data As Integer _ 

)As Integer 


Data 

汎用デジタル出力接点データを指定します。各ビットが下記の制御端子に対応します。 


予約 DOUT16 DOUT15 DOUT14 DOUT13 DOUT12 DOUT11 DOUT10 DOUT9 


DOUT8 DOUT7 DOUT6 DOUT5 DOUT4 DOUT3 DOUT2 DOUT1 

0:スイッチ OFF、1:スイッチ ON 








52



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmOutputUP(0x00000001); 



Ret = CmOutputUP(&H1) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmOutputUP(0x00000001); 



Ret = IFCCPMGR.CmOutputUP(&H1) 

DOUT1 を ON に設定します。 


53


17. CmGetSpecifiedStatus 

【機能】 

現在のステータスを指定したビット分だけ取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetSpecifiedStatus( 

UINT* pStatus 

); 


Declare Function CmGetSpecifiedStatus Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pStatus As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetSpecifiedStatus( 

ref uint pStatus 

); 


Declare Function CmGetSpecifiedStatus Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pStatus As Integer _ 

)As Integer 


pStatus 

あらかじめ取得したいステータスビットを 1 にして渡します。予約ビットには 0 を指定し 

て下さい。 

関数が正常終了すると、あらかじめ 1 にしておいたビット位置のステータスが返されます。 

それ以外のビットは 0 が返ります。 

bit31 bit30 bit29 bit28~bit11 bit10 bit9 bit8 bit7~bit0 

RAIDV3 RAIDV2 RAIDV1 予約 FAN RAS0 WDTE 予約 

WDTE : WDT の動作状態を取得できます。0 が WDT 有効、1 が WDT 無効です。 

RASO : RAS 出力状態を取得できます。0 がリレーOFF、1 がリレーON です。 

FAN : 現在の FAN の稼動状態が取得できます。0 が FAN 停止、1 が FAN 稼動中です。 

RAIDV1 : 現在の RAID ボリューム( 一番目 )の状態を取得できます。0 が異常状態、ボリ 

ュームが無い、認識できない状態、1 が正常に稼動中です。 

RAIDV2 : 現在の RAID ボリューム( 二番目 )の状態を取得できます。0 が異常状態、ボリ 


RAIDV3 : 現在の RAID ボリューム( 三番目 )の状態を取得できます。0 が異常状態、ボリ 



54










【備考】 

RAID ボリュームの状態監視の順番はインテル(R)ラピッドストレージテクノロジーのユーティ 

リティに表示されるストレージシステムビューに表示される RAID 順番に対応します。 


●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Status; 

Status = 0x00000300; 

Ret = CmGetSpecifiedStatus(&Status); 



Dim Status As Long 

Status = &H300 

Ret = CmGetSpecifiedStatus(Status) 


uint Ret; 

uint Status; 

Status = 0x00000300; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetSpecifiedStatus(ref Status); 



Dim Status As Integer 

Status = &H300 

Ret = IFCCPMGR.CmGetSpecifiedStatus(Status) 

現在の WDT と RAS 出力状態を取得します。 


55


18. CmSetEvent 

【機能】 

シグナルイベント、ウィンドウメッセージ、コールバック関数等の割り込みイベントを登録し 

ます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetEvent( 

PCM_EVENT_REQ 

); 

pEvent 


Declare Function CmSetEvent Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pEvent As CM_EVENT_REQ _ 

)As Long 



public static extern uint CmSetEvent( 

ref CM_EVENT_REQ pEvent 

); 


Declare Function CmSetEvent Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pEvent As CM_EVENT_REQ _ 

)As Integer 


pEvent 

イベント登録用構造体を指定します。 

詳細は『4.4.1 CM_EVENT_REQ』をご参照ください。 





IFCM_ERROR_ALREADY C0000003h 既にイベント登録済み 


IFCM_ERROR_NOT_ALLOCATE C0000006h メモリ確保失敗 




56


【備考】 

1 つのアプリケーションにつき、1 つのイベントを登録できます。 

コールバック関数についての詳細は『4.3 コールバック関数』をご参照ください。 

【注意】 

コールバック関数は C 言語でのみ使用できます。 

その他の言語では、シグナルイベント、またはメッセージをご利用ください。 


●C 言語 

UINT Ret; 

CM_EVENT_REQ EventReq; 

EventReq.Signal = CreateEvent(NULL, TRUE, FALSE, NULL); 

EventReq.Wnd = NULL; 

EventReq.Msg = WM_NULL; 

EventReq.CallBackProc = NULL; 

EventReq.User = NULL; 

Ret = CmSetEvent(&EventReq); 



Dim EventReq As CM_EVENT_REQ 

EventReq.Signal = CreateEvent(0, True, False, 0) 

EventReq.Wnd = 0 

EventReq.Msg = 0 

EventReq.CallBackProc = 0 

EventReq.User = 0 

Ret = CmSetEvent(EventReq) 


uint 

Ret; 

IFCCPMGR.CM_EVENT_REQ EventReq = new IFCCPMGR.CM_EVENT_REQ(); 

EventReq.Signal = IFCCPMGR.CreateEvent(IntPtr.Zero, true, false, null); 

EventReq.Wnd = IntPtr.Zero; 

EventReq.Msg = 0; 

EventReq.CallBackProc = IntPtr.Zero; 

EventReq.User = IntPtr.Zero; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetEvent(ref EventReq); 


57




Dim EventReq As IFCCPMGR.CM_EVENT_REQ = New IFCCPMGR.CM_EVENT_REQ 

EventReq.Signal = IFCCPMGR.CreateEvent(IntPtr.Zero, True, False, Nothing) 

EventReq.Wnd = IntPtr.Zero 

EventReq.Msg = 0 

EventReq.CallBackProc = IntPtr.Zero 

EventReq.User = IntPtr.Zero 

Ret = IFCCPMGR.CmSetEvent(EventReq) 

シグナルイベントを登録します。 


58


19. CmKillEvent 

【機能】 

登録している割り込みイベントを解除します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmKillEvent(void); 


Declare Function CmKillEvent Lib "ifcpmgr.dll"() As Long 



public static extern uint CmKillEvent(); 


Declare Function CmKillEvent Lib "ifcpmgr.dll"() As Integer 


なし 









59



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmKillEvent(); 



Ret = CmKillEvent() 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmKillEvent(); 



Ret = IFCCPMGR.CmKillEvent() 

割り込みイベントを解除します。 


60


20. CmSetEventMask 

【機能】 

割り込みイベントマスクを設定し、各イベントの有効、無効を設定します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetEventMask( 

UINT* pMask, 

UINT Count 

); 


Declare Function CmSetEventMask Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pMask As Long, _ 

ByVal Count As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmSetEventMask( 

uint[] pMask, 

uint Count 

); 


public static extern uint CmSetSiEventMask( 

ref uint pMask, 

uint Count 

); 


Declare Function CmSetEventMask Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pMask As Integer, _ 

ByVal Count As Integer _ 

)As Integer 


61



pMask 

有効にするイベントを下記の値で指定します。 

0 を指定すると、すべてのイベントが無効になります。デフォルトは 0 です。 

複数の値を OR で指定することができます。 

CM_EVENT_SIGx と CM_EVENT_RISE_SIGx は OR で設定できません。 

同時に設定した場合は CM_EVENT_RISE_SIGx が優先されます。 

※CM_EVENT_RISE_SIGx の設定はエコ 2 、エコ 3 モデルで使用できます。 

要素 1 


CM_EVENT_WDS 1h WDT 周期満了イベントを有効にします。 

CM_EVENT_LCTHS 8h 基板温度上限超えイベントを有効にします。 

CM_EVENT_LCTLS 10h 基板温度下限超えイベントを有効にします。 

CM_EVENT_SIG1 100000h DIN1 OFF→ON 検出イベントを有効にします。 








CM_EVENT_TFANST 20000000h FAN 異常発生イベントを有効にします。 

CM_EVENT_V27HST 40000000h 電源電圧上限超えイベントを有効にします。 

CM_EVENT_V27LST 80000000h 電源電圧下限超えイベントを有効にします。 

要素 2 


CM_EVENT_RISE_SIG1 100000h DIN1 ON→OFF 検出イベントを有効にします。 








CM_EVENT_RAID_RECOVER 40000000h RAID ボリューム復旧検出イベントを有効にしま 

す。 

CM_EVENT_RAID_FAIL 80000000h RAID ボリューム劣化検出イベントを有効にしま 

す。 

Count 

pMask の要素数である 2 を指定して下さい。 

互換のため 1 を指定することが出来ます。 


62









【備考】 

・1 つのアプリケーションにつき、1 つのイベントマスク値を設定できます。 

( 異なるアプリケーションでは、異なるイベントマスク値が使用できます。) 

・複数のアプリケーションで同じイベントを有効にしている場合、イベント要因が満たされる 

と、どちらのアプリケーションにも割り込みイベントが通知されます。 

【注意】 

・FAN が搭載されていないデバイスでは常に FAN 異常状態となります。 

・CM_EVENT_RISE_SIGx の設定はエコ 2 、エコ 3 モデルでのみ使用できます。 


63



●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Mask; 

Mask = CM_EVENT_WDS | CM_EVENT_V27HST; 




Dim Mask As Long 

Mask = CM_EVENT_WDS Or CM_EVENT_V27HST 

Ret = CmSetEventMask(Mask, 1) 


uint Ret; 

uint Mask; 

Mask = IFCCPMGR.CM_EVENT_WDS | IFCCPMGR.CM_EVENT_V27HST; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetEventMask(ref Mask, 1); 



Dim Mask As Integer 

Mask = IFCCPMGR.CM_EVENT_WDS Or IFCCPMGR.CM_EVENT_V27HST 

Ret = IFCCPMGR.CmSetEventMask(Mask, 1) 

WDT イベント、電源電圧上限超えイベントを有効にします。 


64


21. CmGetEventMask 

【機能】 

現在の割り込みイベントマスク値を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetEventMask( 

UINT* pMask, 

UINT Count 

); 


Declare Function CmGetEventMask Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pMask As Long, _ 


)As Long 



public static extern uint CmGetEventMask( 

uint[] pMask, 

uint Count 

); 


public static extern uint CmGetEventMask( 

out uint pMask, 

uint Count 

); 


Declare Function CmGetEventMask Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pMask As Integer, _ 


)As Integer 


pMask 

イベントマスク格納先です。 

CmSetEventMaskで設定した値が取得できます。 

Count 

pMask の要素数である 2 を指定して下さい。 



65










●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Mask; 

Ret = CmGetEventMask(&Mask, 1); 



Dim Mask As Long 

Ret = CmGetEventMask(Mask, 1) 


uint Ret; 

uint Mask; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetEventMask(out Mask, 1); 



Dim Mask As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetEventMask(Mask, 1) 

現在のイベントマスク値を取得します。 


66


22. CmGetEventFactor 

【機能】 

割り込みイベントの発生要因を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetEventFactor( 

UINT* pFactor, 

UINT Count 

); 


Declare Function CmGetEventFactor Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pFactor As Long, _ 


)As Long 



public static extern uint CmGetEventFactor( 

uint[] pFactor, 

uint Count 

); 


public static extern uint CmGetEventFactor( 

out uint pFactor, 

uint Count 

); 


Declare Function CmGetEventFactor Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pFactor As Integer, _ 


)As Integer 


67



pFactor 

イベント要因格納先です。 

下記の値が取得できます。複数の要因が検出されることもあります。 

要素 1 


CM_EVENT_WDS 1h WDT 周期満了イベント 

CM_EVENT_LCTHS 8h 基板温度上限超えイベント 

CM_EVENT_LCTLS 10h 基板温度下限超えイベント 

CM_EVENT_SIG1 100000h DIN1 OFF→ON 検出イベント 








CM_EVENT_TFANST 20000000h FAN 異常発生イベント 

CM_EVENT_V27HST 40000000h 電源電圧上限超えイベント 

CM_EVENT_V27LST 80000000h 電源電圧下限超えイベント 

要素 2 


CM_EVENT_RISE_SIG1 100000h DIN1 ON→OFF 検出イベント 








CM_EVENT_RAID_RECOVER 40000000h RAID ボリューム復旧検出イベント 

CM_EVENT_RAID_FAIL 80000000h RAID ボリューム劣化検出イベント 

Count 

pFactor の要素数である 2 を指定して下さい。 








68




【注意】 

割り込みイベントが通知された (シグナルイベントがシグナル状態になった、メッセージが通 

知された、コールバック関数が呼び出された) 後に、本関数でイベント発生要因を取得してく 

ださい。 

割り込みイベント通知後に、本関数を呼び出さないと次の割り込みイベントは通知されません。 

【備考】 

・割り込み要因を取得すると、要因はクリアされます。 

( 本関数を呼び出して要因を取得した後、何も要因が満たされていない状態で再度本関数を呼 

び出すと、2 回目は要因として 0 が返されます。) 

・割り込み要因を取得する前に、複数回要因が満たされた場合、1 回にまとめられます。 

例えば、基板温度上限超えイベント発生後、要因を取得する前に、再度基板温度が上限を超 

えた場合、本関数を実行すると CM_EVENT_CPTHS が検出されますが、再度本関数を実行しても、 

要因として 0 が返されます。 

また、この場合、割り込みイベントも 1 回しか発生しません。 

( 本関数で要因取得後に、再度基板温度が上限を超えると、再度イベント通知されます。) 

・イベント要因は、アプリケーションごとに独立しています。 

例えば 2 つのアプリケーションで WDT イベントを有効にし、周期満了になって WDT イベント 

が 2 つのアプリケーションで発生したとします。 

この場合、片方のアプリケーションで要因を取得しても、もう片方の要因はクリアされませ 

ん。もし片方のアプリケーションでしか要因を取得しなければ、要因を取得した方のアプリ 

ケーションでのみ、次回も割り込みイベントが通知されます。( 要因を取得しなかった方のア 

プリケーションは次回の割り込みイベントは通知されません。) 

両方のアプリケーションで要因を取得すると、どちらのアプリケーションにも CM_EVENT_WDS 

が検出され、どちらのアプリケーションも次回の割り込みイベントが通知されます。 


●C 言語 

LRESULT CEventDlg::OnMessage(WPARAM wParam, LPARAM lParam) 

{ 

UINT Ret; 

UINT Factor; 

} 

Ret = CmGetEventFactor(&Factor, 1); 

… 


69



Public Sub OnMessage() 


Dim Factor As Long 

Ret = CmGetEventFactor(Factor, 1) 

… 

End Sub 


private void OnMessage(IntPtr WParam, IntPtr LParam) 

{ 

uint Ret; 

uint Factor; 

} 

Ret = IFCCPMGR.CmGetEventFactor(out Factor, 1); 

… 


Public Sub OnMessage(ByVal WParam As IntPtr, ByVal LParam As IntPtr) 


Dim Factor As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetEventFactor(Factor, 1) 

… 

End Sub 

メッセージハンドラ内でイベント要因を取得します。 


70


23. CmControlBuzzer 

【機能】 

ブザーを制御します。 

ブザーが搭載されているデバイスでのみ使用できます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmControlBuzzer( 

UINT Control 

); 


Declare Function CmControlBuzzer Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Control As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmControlBuzzer( 

uint Control 

); 


Declare Function CmControlBuzzer Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Control As Integer _ 

)As Integer 


Control 

ブザーの制御値を指定します。 

0 でブザーOFF、1 でブザーON です。 









71



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmControlBuzzer(0); 



Ret = CmControlBuzzer(0) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmControlBuzzer(0); 



Ret = IFCCPMGR.CmControlBuzzer(0) 

ブザーを切ります。 


72


24. CmGetBuzzerStatus 

【機能】 

ブザーの状態を取得します。 

ブザーが搭載されているデバイスでのみ使用できます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetBuzzerStatus( 

UINT* pStatus 

); 


Declare Function CmGetBuzzerStatus Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


)As Long 



public static extern uint CmGetBuzzerStatus( 

out uint pStatus 

); 


Declare Function CmGetBuzzerStatus Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


)As Integer 


pStatus 

ブザーの動作を格納します。 

0 の場合ブザーOFF、1 の場合ブザーON です。 









73



●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Status; 

Ret = CmGetBuzzerStatus(&Status); 




Ret = CmGetBuzzerStatus(Status) 


uint Ret; 

uint Status; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetBuzzerStatus(out uint Status); 




Ret = IFCCPMGR.CmGetBuzzerStatus(Status) 

ブザー状態を取得します。 


74


25. CmGetBatStatus 

【機能】 

バッテリステータスを取得します。 

バッテリモジュール接続時のみ使用できます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetBatStatus( 

UINT* pStatus 

); 


Declare Function CmGetBatStatus Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


)As Long 



public static extern uint CmGetBatStatus( 


); 


Declare Function CmGetBatStatus Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


)As Integer 


pStatus 

バッテリステータス格納先です。 

以下の値が取得できます。 

bit31~bit8 

予約 


ERR BLALM LALM DCHG CHG RSOC2 RSOC1 RSOC0 


75


ERR : バッテリ異状 

0:エラーなし 

1:バッテリ異状が発生 

※バッテリ異状が発生した場合、弊社サポート窓口までお問い合わせ下さい。 

BLALM : バッテリ残容量低下アラーム 

0: 正常 

1:バッテリの残容量が 20% 以下 

LALM : 寿命アラーム 

0: 正常 

1: 寿命アラームが発生 

※ 本アラームが発生した場合、バッテリモジュール交換時期です。 

DCHG : 放電情報 

0: 放電していない 

1: 放電中 

CHG : 充電情報 

0: 充電していない 

1: 充電中 

RSOC2-0 : バッテリ残容量 

111:100%~80% 

011:79%~30% 

001:29%~1% 

000:0% 








IFCM_ERROR_NOT_SUPPORTED C0000008h サポートされていません 

IFCM_ERROR_NOT_LINKED C0000009h バッテリモジュール接続異常 



76



●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Status; 





Ret = CmGetBatStatus(Status) 


uint Ret; 

uint Status; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetBatStatus(out Status); 




Ret = IFCCPMGR.CmGetBatStatus(Status) 

現在のバッテリステータスを取得します。 


77


26. CmSetPowerOffTime 

【機能】 

停電発生からシャットダウン/ 電源強制断までの時間を設定します。 


【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetPowerOffTime( 

UINT Shutdown, 

UINT PowerOff 

); 


Declare Function CmSetPowerOffTime Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Shutdown As Long, _ 

ByVal PowerOff As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmSetPowerOffTime( 

uint Shutdown, 

uint PowerOff 

); 


Declare Function CmSetPowerOffTime Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Shutdown As Integer, _ 

ByVal PowerOff As Integer _ 

)As Integer 


Shutdown 

停電発生からシャットダウン開始までの時間を設定します。 

設定可能範囲は 0~255 で、単位は秒です。工場出荷時は 16 秒です。 

0 を指定すると、シャットダウン/ 電源強制断を行いません。 

PowerOff 

シャットダウン開始から電源強制断までの時間を設定します。 

設定可能範囲は 0~255 で、単位は秒です。工場出荷時は 180 秒です。 

0 を指定すると、電源強制断を行いません。 


78












【備考】 

・本関数で設定された値はデバイス内蔵 ROM に保存され、次回起動時も設定値は保持されます。 

・停電後に本関数を実行すると、新しく設定した時間で、再度カウントし直します。 

・複数の異なるアプリケーションで本関数を実行した場合、最後に設定した時間が有効となりま 

す。 


●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmSetPowerOffTime(16, 180); 



Ret = CmSetPowerOffTime(16, 180) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmSetPowerOffTime(16, 180); 



Ret = IFCCPMGR.CmSetPowerOffTime(16, 180) 

停電発生からシャットダウン開始までの時間を 16 秒、シャットダウン開始から電源強制断まで 

の時間を 180 秒に設定します。 


79


27. CmGetPowerOffTime 

【機能】 

停電発生からシャットダウン/ 電源強制断までの時間を取得します。 


【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetPowerOffTime( 

UINT* pShutdown, 

UINT* pPowerOff 

); 


Declare Function CmGetPowerOffTime Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pShutdown As Long, _ 

ByRef pPowerOff As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetPowerOffTime( 

out uint pShutdown, 

out uint pPowerOff 

); 


Declare Function CmGetPowerOffTime Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pShutdown As Integer, _ 

ByRef pPowerOff As Integer _ 

)As Integer 


pShutdown 

停電発生からシャットダウン開始までの時間の格納先です。 

CmSetPowerOffTimeで設定可能な値が取得できます。 

pPowerOff 

シャットダウン開始から電源強制断までの時間の格納先です。 

CmSetPowerOffTimeで設定可能な値が取得できます。 


80













●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Shutdown; 

UINT PowerOff; 

Ret = CmGetPowerOffTime(&Shutdown, &PowerOff); 



Dim Shutdown As Long 

Dim PowerOff As Long 

Ret = CmGetPowerOffTime(Shutdown, PowerOff) 


uint Ret; 

uint Shutdown; 

uint PowerOff; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetPowerOffTime(out Shutdown, out PowerOff); 



Dim Shutdown As Integer 

Dim PowerOff As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetPowerOffTime(Shutdown, PowerOff) 

停電発生からシャットダウン開始までの時間と、シャットダウン開始から電源強制断までの時 

間を取得します。 


81


28. CmSetBatSimStatus 

【機能】 

バッテリのシミュレーション機能を設定します。 

シミュレーション機能を有効にすると、CmGetBatStatusを呼び出した際、本関数で設定したシ 

ミュレーションステータス値が取得できるようになります。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmSetBatSimStatus( 

UINT Simulation, 

UINT SimStatus 

); 


Declare Function CmSetBatSimStatusLib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByVal Simulation As Long, _ 

ByVal SimStatus As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmSetBatSimStatus ( 

uint Simulation, 

uint SimStatus 

); 


Declare Function CmSetBatSimStatus Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByVal Simulation As Integer, _ 

ByVal SimStatus As Integer _ 

)As Integer 


Simulation 

バッテリのシミュレーション機能の有効、無効を設定します。 

下記の値が指定できます。デフォルトは CM_BAT_SIM_OFF です。 


CM_BAT_SIM_OFF 0 バッテリシミュレーション機能無効 

CM_BAT_SIM_ON 1 バッテリシミュレーション機能有効 

SimStatus 

シミュレーションステータス値を設定します。SimulationにCM_BAT_SIM_ONを指定した場合 

に有効となります。設定値は、CmGetBatStatusで取得できる値と同じ内容になります。 


82









【備考】 

・本機能はCmGetBatStatusで取得できるステータスのみをシミュレーションします。例えば、 

バッテリステータスを「放電中」に設定したとしても、CmSetPowerOffTimeで設定された時間 

後に、シャットダウン/ 電源強制断は発生しません。 

・OS を再起動した場合、次回起動時にシミュレーション機能は無効に戻ります。 


●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Status; 


Ret = CmSetBatSimStatus(CM_BAT_SIM_ON, (Status | 0x80)); 




Ret = CmGetBatStatus(Status) 

Ret = CmSetBatSimStatus(CM_BAT_SIM_ON, (Status Or &H80)) 


uint Ret; 

uint Status; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetBatStatus(out Status); 

Ret = IFCCPMGR.CmSetBatSimStatus(IFCCPMGR.CM_BAT_SIM_ON, (Status | 0x80)); 




Ret = IFCCPMGR.CmGetBatStatus(Status) 

Ret = IFCCPMGR.CmSetBatSimStatus(IFCCPMGR.CM_BAT_SIM_ON, (Status Or &H80)) 

バッテリのシミュレーション機能で、ERR ビットをシミュレーションします。 


83


29. CmGetBatSimStatus 

【機能】 

現在のバッテリシミュレーション設定を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetBatSimStatus( 

UINT* pSimulation, 

UINT* pSimStatus 

); 


Declare Function CmGetBatSimStatus Lib "ifcpmgr.dll"( _ 

ByRef pSimulation As Long, _ 

ByRef pSimStatus As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetBatSimStatus( 

out uint pSimulation, 

out uint pSimStatus 

); 


Declare Function CmGetBatSimStatus Lib "ifcpmgr.dll"(_ 

ByRef pSimulation As Integer, _ 

ByRef pSimStatus As Integer _ 

)As Integer 


pSimulation 

バッテリのシミュレーション機能の有効、無効設定の格納先です。 

CmSetBatSimStatusで設定可能な値が取得できます。 

pSimStatus 

シミュレーションステータス値の格納先です。 


84










●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Simulation; 

UINT SimStatus; 

Ret = CmGetBatSimStatus(&Simulation, &SimStatus); 



Dim Simulation As Long 

Dim SimStatus As Long 

Ret = CmGetBatSimStatus(Simulation, SimStatus) 


uint Ret; 

uint Simulation; 

uint SimStatus; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetBatSimStatus(out Simulation, out SimStatus); 



Dim Simulation As Integer 

Dim SimStatus As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetBatSimStatus(Simulation, SimStatus) 

バッテリのシミュレーション設定を取得します。 


85


30. CmControlLed 

【機能】 

LED を制御します。 

汎用 LED が搭載されているデバイスでのみ使用できます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmControlLed( 

UINT Ctrl 

); 


Declare Function CmControlLed Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


)As Long 



public static extern uint CmControlLed( 

uint Ctrl 

); 


Declare Function CmControlLed Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


)As Integer 


Ctrl 

LED 状態を指定します。各ビットが下記の LED に対応します。 


予約 LED8 LED7 LED6 LED5 LED4 LED3 LED2 LED1 

0: 消灯、1: 点灯 











86



●C 言語 

UINT Ret; 

Ret = CmControlLed(0x00000001); 



Ret = CmControlLed(&H1) 


uint Ret; 

Ret = IFCCPMGR.CmControlLed(0x00000001); 



Ret = IFCCPMGR.CmControlLed(&H1) 

LED1 を点灯させます。 


87


31. CmGetLedStatus 

【機能】 

現在の LED 状態を取得します。 

汎用 LED が搭載されているデバイスでのみ使用できます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetLedStatus( 

UINT* pStatus 

); 


Declare Function CmGetLedStatus Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


)As Long 



public static extern uint CmGetLedStatus( 


); 


Declare Function CmGetLedStatus Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


)As Integer 


pStatus 

LED 情報の格納先です。各ビットが下記の LED 状態を示します。 


予約 ( 値は無視してください) LED8 LED7 LED6 LED5 LED4 LED3 LED2 LED1 

0: 消灯、1: 点灯 











88



●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Status; 

Ret = CmGetLedStatus(&Status); 




Ret = CmGetLedStatus(Status) 


uint Ret; 

uint Status; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetLedStatus(out Status); 




Ret = IFCCPMGR.CmGetLedStatus(Status) 

LED 状態を取得します。 


89


32. CmGetDeviceInfo 

【機能】 

現在の DSW の状態を取得します。 

DSW が搭載されているデバイスでのみ使用できます。 

【書式】 

●C 言語 

UINT CmGetDeviceInfo( 

UINT Info, 

UINT* pData 

); 


Declare Function CmGetDeviceInfo Lib "ifcpmgr.dll"( _ 


ByRef pData As Long _ 

)As Long 



public static extern uint CmGetDeviceInfo( 

uint Target, 

out uint pData 

); 


Declare Function CmGetDeviceInfo Lib "ifcpmgr.dll"(_ 


ByRef pData As Integer _ 

)As Integer 


Info 

状態を取得するする対象を指定します。 



CM_INFO_DSW1 1 DSW の状態を取得します。 

pData 

情報の格納先です。 

Info で指定した DSW の状態が取得できます。 


90













●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Data; 

Ret = CmGetDeviceInfo(CM_INFO_DSW1, &Data); 



Dim Shutdown As Long 

Ret = CmGetDeviceInfo(CM_INFO_DSW1, Data) 


uint Ret; 

uint Shutdown; 

Ret = IFCCPMGR.CmGetDeviceInfo(IFCCPMGR.CM_INFO_DSW1, out Data); 



Dim Shutdown As Integer 

Ret = IFCCPMGR.CmGetDeviceInfo(IFCCPMGR.CM_INFO_DSW1, Data) 

DSW の状態を取得します。 


91


4.3 コールバック関数 


【書式】 

●C 言語 

void CALLBACK UserCallBack( 

PVOID User 

); 


User 

ユーザパラメータです。 

CM_EVENT_REQ 構造体のUserメンバで指定した値が渡されます。 

『4.4.1 CM_EVENT_REQ』をご参照ください。 


『3.3.4 割り込みイベント』をご参照ください。 


92


4.4 構造体説明 

4.4.1 CM_EVENT_REQ 

割り込みイベント登録用の構造体です。 

●C 言語 

typedef struct _CM_EVENT_REQ{ 

HANDLE Signal; 

HWND 

Wnd; 

UINT 

Msg; 

LPCMCALLBACK CallBackProc; 

PVOID User; 

} CM_EVENT_REQ, *PCM_EVENT_REQ; 


Type CM_EVENT_REQ 

Signal As Long 

Wnd 

As Long 

Msg 

As Long 

CallBackProc As Long 

User 

As Long 

End Type 


[StructLayout(LayoutKind.Sequential)] 

public struct CM_EVENT_REQ 

{ 

public IntPtr Signal; 

putlic IntPtr Wnd; 

public int Msg; 

public IntPtr CallBackProc; 

putlib IntPtr User; 

} 


 

Structure CM_EVENT_REQ 

Dim Signal As IntPtr 

Dim Wnd As IntPtr 

Dim Msg As Integer 

Dim CallBackProc As IntPtr 

Dim User As IntPtr 

End Structure 


93


メンバ 

Signal 

Wnd 

Msg 

CallBackProc 

User 

説明 

割り込みイベント通知時にシグナル状態となるイベントオブジェクトのハン 

ドルを指定します。 

イベントオブジェクトを使用しない場合には、C 言語では NULL、Visual Basic 

では 0、Visual C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero を指定して 

ください。 

割り込みイベント通知時に Msg メンバで指定したメッセージのポスト先ウィ 

ンドウハンドルを指定します。 

メッセージポストを行わない場合は、C 言語では NULL、Visual Basic では 0、 

Visual C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero を指定してください。 

割り込みイベント通知時に送出するメッセージコードを指定します。 

メッセージポストを行わない場合は、C 言語では WM_NULL、Visual Basic、 

Visual C# .NET、Visual Basic .NET では 0 を指定してください。 

割り込みイベント通知時に呼び出されるコールバック関数へのポインタを指 

定します。 

コールバック関数は C 言語でのみ使用できます。Visual Basic では 0、Visual 

C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero を指定してください。 

C 言語でコールバック関数を使用しない場合は NULL を指定してください。 

コールバック関数に渡すユーザデータを指定します。 

ここで指定したデータが、コールバック関数の第 1 引数として渡されます。 

Visual Basic では 0、Visual C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero 

を指定してください。 


94


4.5 戻り値一覧 

エラー識別子値意味対処方法 

IFCM_ERROR_SUCCESS 0 正常終了 - 

IFCM_ERROR_INTERNAL 

C0000001h 

(-1073741823) 

内部エラー 

ハードウェア制御中の内部エラーです。 

どのような状況でエラーが発生したか 

をご連絡ください。 

IFCM_ERROR_INVALID_PARAMETER C0000002h 

(-1073741822) 

入力パラメータが不正設定可能範囲をご確認の上、パラメータ 

を設定してください。 

IFCM_ERROR_ALREADY 

IFCM_ERROR_NOT_YET 

IFCM_ERROR_NULL_POINTER 

IFCM_ERROR_NOT_ALLOCATE 

IFCM_ERROR_INVALID_HANDLE 

IFCM_ERROR_NOT_SUPPORTED 

IFCM_ERROR_NOT_LINKED 

C0000003h 

(-1073741821) 

C0000004h 

(-1073741820) 

C0000005h 

(-1073741819) 

C0000006h 

(-1073741818) 

C0000007h 

(-1073741817) 

C0000008h 

(-1073741816) 

C0000009h 

(-1073741815) 

・既に WDT が動作している 

・既にイベントが登録され 

ている 

・まだ WDT が動作していない 

・まだイベントが登録され 

ていない 

NULL ポインタ検出 

メモリ確保失敗 


サポートされていません 

バッテリモジュール接続異常 

・ WDT 停止中に実行してください。 

・イベントが登録されていない状態で 

実行してください。 

・ WDT 動作中に実行してください。 

・イベントが登録されている状態で実 

行してください。 

引数に NULL が渡されています。 

有効な変数を指定してください。 

メモリの使用を抑えてください。 

DLL 初期化時の内部エラーです。 

デバイスマネージャで IFCPMGR が正常 

に動作していることをご確認ください。 

カスタマーサポートセンタへお問い合 

わせください。 

バッテリモジュールが正しく接続され 

ているかご確認ください。 


95


第 5 章リファレンス(FBWFメモリ監視 ) 

5.1 関数一覧 

No 関数名機能 

●FBWF メモリ監視 

1 MwGetStatus FBWF メモリの空き容量を取得します。 

● 割り込み設定 

2 MwSetEvent 割り込みイベントを登録します。 


96


5.2 関数個別説明 

1. MwGetStatus 

【機能】 

FBWF メモリの空き容量を取得します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT MwGetStatus( 

UINT* pStatus 

); 


Declare Function MwGetStatus Lib "iffbwfmemorywatcher.dll"( _ 


)As Long 


[DllImport("iffbwfmemorywatcher.dll")] 

public static extern uint MwGetStatus( 


); 


Declare Function MwGetStatus Lib "iffbwfmemorywatcher.dll"(_ 


)As Integer 


pStatus 

FBWF メモリの空き容量 (MB 単位 ) 格納先です。 




IFMW_ERROR_SUCCESS 0 正常終了 

IFMW_ERROR_NULL_POINTER C0000005h NULL ポインタ検出 

IFMW_ERROR_INVALID_HANDLE C0000007h 内部エラー 

IFMW_ERROR_SUCCESS 以外の値が返された場合については、『5.5 戻り値一覧』をご参照ください。 


97



●C 言語 

UINT Ret; 

UINT Status; 





Ret = MwGetStatus(Status) 


uint Ret; 

uint Status; 

Ret = IFCFBWFMEMORYWATCHER.MwGetStatus(out Status); 




Ret = IFCFBWFMEMORYWATCHER.MwGetStatus(Status) 

現在の FBWF メモリの空き容量を取得します。 


98


2. MwSetEvent 

【機能】 

FBWF メモリの空き容量が指定の値を下回った際の割り込みイベント(ウィンドウメッセージ、 

コールバック関数 )を登録 / 削除します。 

【書式】 

●C 言語 

UINT MwSetEvent( 

UINT 

PMW_EVENT_REQ 

); 

Threshold, 

pEvent 


登録 

Declare Function MwSetEvent Lib "iffbwfmemorywatcher.dll"( _ 

ByVal Threshold As Long, _ 

ByRef pEvent As MW_EVENT_REQ _ 

)As Long 

削除 

Declare Function MwKillEvent Lib "iffbwfmemorywatcher.dll" _ 

Alias "MwSetEvent"( _ 

ByVal Threshold As Long, _ 

ByVal pEvent As Long _ 

)As Long 


登録 


public static extern uint MwSetEvent( 

uint Threshold, 

ref MW_EVENT_REQ pEvent 

); 

削除 


public static extern uint MwSetEvent( 

uint Threshold, 

IntPtr 

pEvent 

); 


99



登録 

Declare Function MwSetEvent Lib "iffbwfmemorywatcher.dll"(_ 

ByVal Threshold As Integer, _ 

ByRef pEvent As MW_EVENT_REQ _ 

)As Integer 

削除 

Declare Function MwSetEvent Lib "iffbwfmemorywatcher.dll"(_ 

ByVal Threshold As Integer, _ 

ByVal pEvent As IntPtr _ 

)As Integer 


Threshold 

割り込みイベントを発生させる FBWF メモリの空き容量 (MB 単位 )を指定します。 

設定可能範囲は 1~1023 です。 

現在の FBWF メモリの空き容量がこの値より大きい状態から、この値以下へ変化した際に、 

割り込みイベントを発生させます。 

pEvent 

イベント登録用構造体を指定します。 

詳細は『5.4.1 MW_EVENT_REQ』をご参照ください。 

登録済みのイベントを削除する場合、C 言語では NULL、Visual C# .NET と Visual Basic .NET 

では IntPtr.Zero を指定してください。 

Visual Basic で登録済みのイベントを削除する場合は、MwKillEvent 関数を使用し、0 を指 

定してください。 




IFMW_ERROR_SUCCESS 0 正常終了 

IFMW_ERROR_INVALID_PARAMETER C0000002h 入力パラメータ不正 

IFMW_ERROR_ALREADY C0000003h 既にイベント登録済み 

IFMW_ERROR_NOT_YET C0000004h まだイベント登録していない 

IFMW_ERROR_NOT_ALLOCATE C0000006h メモリ確保失敗 

IFMW_ERROR_INVALID_HANDLE C0000007h 内部エラー 

IFMW_ERROR_SUCCESS 以外の値が返された場合については、『5.5 戻り値一覧』をご参照ください。 

【備考】 

1 つのアプリケーションにつき、1 つのイベントを登録できます。 

メッセージのWPARAMにはMW_EVENT_REQ 構造体のMsgメンバで指定した値が渡されます。 

また、LPARAMにはMW_EVENT_REQ 構造体のUserメンバで指定した値が渡されます。 

コールバック関数についての詳細は『5.3 コールバック関数』をご参照ください。 

【注意】 


100



その他の言語では、ウィンドウメッセージを使用してください。 


●C 言語 

UINT Ret; 

MW_EVENT_REQ EventReq; 

EventReq.Wnd = this->m_hWnd; 

EventReq.Msg = WM_USER + 1000; 

EventReq.CallBackProc = NULL; 

EventReq.User = NULL; 

Ret = MwSetEvent(100, &EventReq); 



Dim EventReq As MW_EVENT_REQ 

EventReq.Wnd = Form1.hWnd 

EventReq.Msg = &H400 + 1000 

EventReq.CallBackProc = 0 

EventReq.User = 0 

Ret = MwSetEvent(100, EventReq) 


uint 

Ret; 

IFCFBWFMEMORYWATCHER.MW_EVENT_REQ EventReq = new IFCFBWFMEMORYWATCHER.MW_EVENT_REQ(); 

EventReq.Wnd = this.Handle; 

EventReq.Msg = 0x400 + 1000; 

EventReq.CallBackProc = IntPtr.Zero; 

EventReq.User = IntPtr.Zero; 

Ret = IFCFBWFMEMORYWATCHER.MwSetEvent(100, ref EventReq); 



Dim EventReq As IFCFBWFMEMORYWATCHER.MW_EVENT_REQ _ 

= New IFCFBWFMEMORYWATCHER.MW_EVENT_REQ 

EventReq.Wnd = Me.Handle 

EventReq.Msg = &H400 + 1000 

EventReq.CallBackProc = IntPtr.Zero 

EventReq.User = IntPtr.Zero 

Ret = IFCFBWFMEMORYWATCHER.MwSetEvent(100, EventReq) 

FBWF メモリの空き容量が 100MB を下回った際に通知するウィンドウメッセージを登録します。 


101


5.3 コールバック関数 


【書式】 

●C 言語 

void CALLBACK UserCallBack( 

PVOID User 

); 


User 

ユーザパラメータです。 

MW_EVENT_REQ 構造体のUserメンバで指定した値が渡されます。 

『5.4.1 MW_EVENT_REQ』をご参照ください。 


『3.3.7 FBWFメモリ監視』をご参照ください。 


102


5.4 構造体説明 

5.4.1 MW_EVENT_REQ 

割り込みイベント登録用の構造体です。 

●C 言語 

typedef struct _MW_EVENT_REQ{ 

HWND 

Wnd; 

UINT 

Msg; 

LPMWCALLBACK CallBackProc; 

PVOID User; 

} MW_EVENT_REQ, *PMW_EVENT_REQ; 


Type MW_EVENT_REQ 

Wnd 

As Long 

Msg 

As Long 

CallBackProc As Long 

User 

As Long 

End Type 


[StructLayout(LayoutKind.Sequential)] 

public struct MW_EVENT_REQ 

{ 

putlic IntPtr 

public int 

public IFCFBWFMEMORYWATCHER.LPMWCALLBACK 

putlib IntPtr 

} 

Wnd; 

Msg; 

CallBackProc; 

User; 


 

Structure MW_EVENT_REQ 

Dim Wnd As IntPtr 

Dim Msg As Integer 

Dim CallBackProc As IFCFBWFMEMORYWATCHER.LPMWCALLBACK 

Dim User As IntPtr 

End Structure 


103


メンバ 

Wnd 

Msg 

CallBackProc 

User 

説明 

割り込みイベント通知時に Msg メンバで指定したメッセージのポスト先ウィ 

ンドウハンドルを指定します。 

メッセージポストを行わない場合は、C 言語では NULL、Visual Basic では 0、 

Visual C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero を指定してください。 

割り込みイベント通知時に送出するメッセージコードを指定します。 

ここで指定したメッセージコードは、メッセージの WPARAM へ渡されます。 

メッセージポストを行わない場合は、C 言語では WM_NULL、Visual Basic、 

Visual C# .NET、Visual Basic .NET では 0 を指定してください。 

割り込みイベント通知時に呼び出されるコールバック関数へのポインタを指 

定します。 

コールバック関数は C 言語でのみ使用できます。Visual Basic では 0、Visual 

C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero を指定してください。 

C 言語でコールバック関数を使用しない場合は NULL を指定してください。 

コールバック関数に渡すユーザデータを指定します。 

ここで指定したデータは、メッセージの LPARAM、コールバック関数の第 1 引 

数へ渡されます。 

Visual Basic では 0、Visual C# .NET と Visual Basic .NET では IntPtr.Zero 

を指定してください。 


104


5.5 戻り値一覧 

エラー識別子値意味対処方法 

IFMW_ERROR_SUCCESS 0 正常終了 - 

IFMW_ERROR_INVALID_PARAMETER C0000002h 

(-1073741822) 

入力パラメータが不正設定可能範囲をご確認の上、パラメー 

タを設定してください。 

IFMW_ERROR_ALREADY 

C0000003h 

(-1073741821) 

既にイベントが登録され 

ている 

イベントが登録されていない状態で 

実行してください。 

IFMW_ERROR_NOT_YET 

C0000004h 

(-1073741820) 

まだイベントが登録され 

ていない 

イベントが登録されている状態で実 

行してください。 

IFMW_ERROR_NULL_POINTER C0000005h 

(-1073741819) 

NULL ポインタ検出引数に NULL が渡されています。 

有効な変数を指定してください。 

IFMW_ERROR_NOT_ALLOCATE C0000006h メモリ確保失敗 

メモリの使用を抑えてください。 

(-1073741818) 

IFMW_ERROR_INVALID_HANDLE C0000007h 

(-1073741817) 


DLL 初期化時の内部エラーです。 

アプリケーションを再起動してくだ 

さい。 


105


第 6 章サンプルプログラム 

6.1 実行方法 

あらかじめ用意してある実行形式のファイルを使用する場合は下記のようになります。 

●Visual C++の場合 

各サンプルフォルダの*.exe ファイルをそのまま実行して下さい。 

●Visual Basic の場合 

各サンプルフォルダの*.exe ファイルをそのまま実行して下さい。 

●Visual C# .NET の場合 

Visual C# .NET のクラスライブラリを、各サンプルフォルダの*.exe ファイルと同じフォルダにコピ 

ーしてから実行して下さい。 

●Visual Basic .NET の場合 

Visual Basic .NET のクラスライブラリを、各サンプルフォルダの*.exe ファイルと同じフォルダに 

コピーしてから実行して下さい。 


106


6.2 コンパイル方法 

ソースコードをコンパイルする方法は下記のようになります。 

●Visual C++の場合 

Visual C++(Visual Studio)を起動し、「ファイル」メニューから「ワークスペースを開く」を選び、 

ファイルの種類で「プロジェクト(dsp)」を選んだ後、各サンプルプログラムのプロジェクトファイ 

ル「*.dsp」を開き、ビルドしてください。 

●Visual Basic の場合 

Visual Basic を起動し、各サンプルプログラムのプロジェクトファイル「*.vbp」を開き、ビルドし 

てください。 

●Visual C# .NET の場合 

Visual Studio を起動し、「ファイル」メニューから「開く」→「プロジェクト」を選び、各サンプ 

ルプログラムのプロジェクトファイル「*.csproj」 ※1 を開き、ビルドしてください。 

●Visual Basic .NET の場合 

Visual Studio を起動し、「ファイル」メニューから「開く」→「プロジェクト」を選び、プロジェ 

クトファイル「*.vbproj」 ※1 を開き、ビルドしてください。 

※1 クラスライブラリもビルドされます。 


107


6.3 サンプルプログラム一覧 

サンプルプログラム名 

wdt 

temperature 

power 

event 

rasout 

dio 

udpreceive 

bat 

MemWatchCall 

MemWatchMsg 

概要 

WDT の周期を 5 秒、アクションを CPU リセットに設定し、3 秒ごとに WDT 

クリアを行うサンプルプログラムです。 

5 回クリアすると終了します。 

3 秒ごとに基板温度とメモリ周辺温度を取得し、表示するサンプルプログ 

ラムです。 

5 回表示すると終了します。 

3 秒ごとに電源電圧を取得し、表示するプログラムです。 


WDT 周期満了イベントを、シグナルイベント、コールバック関数 (Visual C++ 

のみ)、メッセージで通知します。 

「Initialize WDT」ボタンで WDT 周期を 3 秒に、アクションを割り込みイ 

ベントに設定します。 

「Signal」ボタンで、シグナルイベントを登録します。 

「Callback」ボタンで、コールバック関数を登録します。 

「Message」ボタンでメッセージハンドラを登録します。 

それぞれの方法で、WDT 周期満了が通知されます。 

「Kill Event」ボタンでイベントを解除などの後処理を行います。 

異常時の自動 RAS 出力を行うサンプルプログラムです。 

WDT の周期を 3 秒に設定し、WDT エラーが発生した時点で RAS 出力をリレー 

ON に設定するプログラムです。 

汎用デジタル入出力を行うサンプルプログラムです。 

汎用デジタル出力後、1 秒待機して汎用デジタル入力を行い、入力データ 

を表示します。 

出力データをシフトさせながら 8 回繰り返します。 

UDP 受信を行うサンプルプログラムです。 

ポート番号 10000 の UDP 受信を待ち続けます。 

受信が完了すると受信内容を表示して終了します。 

3 秒ごとにバッテリステータスを取得し、表示するサンプルプログラムで 

す。放電中にバッテリ低下アラームが発生すると、シャットダウンします。 


FBWF メモリ監視の割り込みイベントを発生させるサンプルプログラムで 

す。 

割り込みイベントを発生させる任意の FBWF メモリの空き容量を設定し、下 

回った場合には割り込みイベント(コールバック関数 )が発生します。 

また、FBWF メモリの空き容量を 1S 周期で表示します。 

FBWF メモリ監視の割り込みイベントを発生させるサンプルプログラムで 

す。 

割り込みイベントを発生させる任意の FBWF メモリの空き容量を設定し、下 

回った場合には割り込みイベント(ウィンドウメッセージ)が発生します。 

また、FBWF メモリの空き容量を 1S 周期で表示します。 


108


第 7 章ユーティリティ 

Interface Utility を使用することで、下記が可能になります。 

■Disk Manager 

・RAID ボリュームの状態を判別 

・RAID ボリュームに変化があった場合のメール通知 

・RAID ボリュームに変化があった場合のメッセージ通知 

・新しく挿入されたドライブを自動的にスペアへ設定 

・ユーティリティの起動、終了や設定変更などの情報をイベントログへ出力 

■Battery Utility 

・バッテリステータスの表示 

・シャットダウン、電源強制断までの時間の表示 

・シャットダウン、電源強制断までの時間の設定 

・ユーティリティの起動、終了や設定変更などの情報をイベントログへ出力 

■FBWF Memory Watcher 

・FBWF 使用メモリの監視とバルーンチップによる警告 

・FBWF メモリの設定値確認 

・FBWF メモリ使用量の閾値設定 

■Information 

・ユーティリティのバージョン情報、当社 Web site の URL 情報を表示 

※ 本ユーティリティは OS インストール済みデバイスでのみ使用頂けます。 

7.1 起動方法 

本ユーティリティは、OS 起動時に自動的に起動します。 

ユーティリティが起動しているかどうかはタスクトレイをご確認下さい。 

ユーティリティが起動している場合、下記のアイコンが表示されます。 

一度終了した場合は、¥interface¥IFCPMGR¥bin¥IFUtil.exe を実行してください。 


109


7.2 コマンド 

Interface Utility のアイコンを右クリックすると、下記のようなコマンドウィンドウが起動します。 

各コマンドの内容は下記の通りです。 

コマンド 

内容 

Open Interface Utility を開き、各機能の操作が行えます。 

Exit ユーティリティを終了します。 

実行するとタスクトレイからアイコンが消え、終了します。 

7.3 機能 

※ご使用の製品によっては、実際の画面とユーティリティの画面が一部異なる場合があります。 

7.3.1 Disk Manager 

※ 本機能は OS インストール済みデバイスでのみ使用頂けます。 

Disk Manager タブを選択すると、下記モニタダイアログが表示されます。 


110


各内容は下記の通りです。 

表示 

内容 

RAID Status Status 

RAID ステータスの確認が行えます。 

現在の Alarm LED の状態の確認が行えます。 

Alarm LED については、セットアップマニュアルを参照してく 

ださい。 

Detail 

Intel(R) Rapid Storage Technology を起動します。 

Alarm LED Port 

Alarm LED を操作する対象を選択します。 

LED ON 

Port で設定した対象の Alarm LED を点灯させます。 

メンテナンス時等に使用してください。 

LED Reset 

Port で設定した対象の Alarm LED を現在の LED 状態に戻します。 

LED Clear 

Port で設定した対象の Alarm LED 状態をクリアし消灯します。 

Auto SPARE 

※RAID モデ 

ルのみ 

ON 

OFF 

電源 ON 状態で新しい HDD を挿入すると自動で SPARE の設定を行 

います。 

SPARE の設定を行いません。 

SPARE の設定を行う場合は手動で行う必要があります。 

Message 

※RAID モデ 

ルのみ 

RAID volume failed チェックを入れると、RAID ボリュームが劣化した時にメッセー 

ジを送信します。 

RAID volume restore チェックを入れると、RAID ボリュームが復旧完了した時にメッ 

セージを送信します。 

Settings 

ダイアログを開きメッセージ送信先の設定を行います。 

Message、Auto SPARE 機能の操作には管理者権限が必要です。 

権限がない場合は以下の様に警告が表示され、操作できません。 


111


7.3.1.1 Settings 

Settings ボタンを押すと、下記ダイアログが開きます。 

Mail の内容は下記の通りです。 

表示 

From 

User Setting SMTP-AUTH 

SMTP server 

Mail address 

Test mail 

Name 

Password 

Name 

Port 

List 

To 

Add 

Delete 

内容 

送信元のメールアドレスを設定します。 

SMTP-AUTH を使用する場合はチェックを入れてください。 

使用しない場合はチェックを外してください。 

ユーザ名を設定します。 

パスワードを設定します。 

メールサーバーを設定します。 

メール送信ポートを設定します。 

現在登録されているメールアドレスを確認できます。 

登録するメールアドレスを入力します。 

To に入力されているメールアドレスをリストへ登録します。 

リストで選択されている項目を削除します。 

Send ボタンを押すと現在登録されているメールアドレスに対して 

メッセージを送信します。 


112


Network message の内容は下記の通りです。 

表示 

内容 

Port 

ポートを設定します。 

送信ポート、受信ポートは同一のポートとなります。 

Send server List 

現在登録されているホスト、IP アドレスを確認できます。 

To 

登録するホスト、IP アドレスを入力します。 

Add 

To に入力されているホスト、IP アドレスをリストへ登録します。 

Delete リストで選択されている項目を削除します。 

Test message 

Send ボタンを押すと現在登録されているホスト、IP アドレスに UDP 

にてメッセージを送信します。 

Message の内容は下記の通りです。 

表示 

内容 

Failed RAID ボリュームが劣化した時に本内容をメッセージ文として送信されます。 

Restore RAID ボリュームが復旧完了した時に本内容をメッセージ文として送信されます。 

上記メッセージ文は文字コードを UTF-8 で送信されます。 

文字化けが発生する場合は文字コードの設定をご確認ください。 

7.3.2 Battery 

※ 本機能はバッテリモジュール接続時のみ使用頂けます。 

Battery タブを選択すると、下記モニタダイアログが表示されます。 


113


各表示の内容は下記の通りです。 

表示 

内容 

Status 

バッテリの状態を表示します。 

Link 

バッテリモジュールが正しく接続されているかを表示します。 

●: 接続 

●: 切断 

Battery 

バッテリの残容量と充電状況を表示します。 

残容量 

■■■:100%~80% 

□■■:79%~30% 

□□■:29%~1% 

□□□:0% 

Life 

Low battery 

Battery error 

Time remaining 

Shutdown 

PowerOff 

充電状況 

Charging: 充電中 

Discharging: 放電中 

寿命アラームが検出されているかを表示します。 

●: 正常 

●: 寿命アラームが発生 

※ 本アラームが発生した場合、バッテリモジュール交換時期です。 

バッテリの残容量が低下したことを検出して表示します。 

●: 正常 

●:バッテリの残容量が 20% 以下 

バッテリ異状が発生したことを検出して表示します。 

●: 正常 

●:バッテリ異状が発生 

※バッテリ異状が発生した場合、弊社サポート窓口までお問い合わせ下さ 

い。 

停電発生からシャットダウン/ 電源強制断までの時間を設定します。 

停電発生からシャットダウン開始までの時間を設定します。 

設定範囲 ( 単位 : 秒 ):0~255 

0 を指定すると、シャットダウン/ 電源強制断を行いません。 

シャットダウン開始から電源強制断までの時間を設定します。 

設定範囲 ( 単位 : 秒 ):0~255 

0 を指定すると、電源強制断を行いません。 

シャットダウンプロセスが正常に終了しなかった場合に、強制的に終了 

させるまでの時間を設定します。 

シャットダウンが正常に終了した場合の処理時間を計測し、すこし余裕 

をもった時間を設定してください。 


114


Simulation 

バッテリのシミュレーション機能を設定します。 

チェックを付けるとシミュレーションステータスの設定が行えるよう 

になります。 

Charging 

Discharging 

Battery 

Life 

Low battery 

Battery error 

OK 

Cancel 

Apply 

※シミュレーション機能はステータスのみをシミュレーションします。 

例えば、「放電中」に設定したとしても、Time remaining で設定された 

時間後に、シャットダウン/ 電源強制断は発生しません。 

充電情報をシミュレーションします。 

チェックなし: 充電していない 

チェックあり: 充電中 

となります。 

放電情報をシミュレーションします。 

チェックなし: 放電していない 

チェックあり: 放電中 


バッテリ残容量をシミュレーションします。 

各 □をクリックすることで切り替えられます。 

■■■:100%~80% 

□■■:79%~30% 

□□■:29%~1% 

□□□:0% 


寿命アラームをシミュレーションします。 

○をクリックすることで切り替えられます。 

●: 正常 

●: 寿命アラームが発生 


バッテリの残容量低下をシミュレーションします。 


●: 正常 

●:バッテリの残容量が 20% 以下 


バッテリ異状をシミュレーションします。 


●: 正常 

●:バッテリ異状が発生 


設定を反映してダイアログを閉じます。 

設定を反映せずにダイアログを閉じます。 

ダイアログを閉じずに設定を反映します。 


115


7.3.3 FBWF Memory Watcher 

FBWFMemoryWatcher タブを選択すると、下記モニタダイアログが表示されます。 


表示 

メイン画面 FBWF Memory 使用量 

FBWF RAM 

FBWF Threshold 

内容 

現在 FBWF で使用しているメモリ量です。 

FBWF で使用できるメモリの総量です。 

FBWF 使用メモリ容量の閾値です。 

ここで指定した閾値を、FBWF 使用メモリ容量が上回ると、警告の 

バルーンが表示されます。 

チェックの有無で、Threshold の有無を決定します。有りの状態 

の時、Threshold が設定できます。 

初期設定は 300MB に設定しています。 

※ 設定範囲は環境により異なります。設定範囲以上の設定は可能 

ですが、実際設定範囲以上は使用できません。 

また OS でも異なります。 

Windows Embedded Standard 2009 では 10-500MB 

Windows Embedded Standard 7 では 10-1024MB 


116


「 OK 」 , 「 Cancel 」 , 

「Apply」ボタン 

「OK」または「Apply」ボタンをクリックすることで設定値を反 

映させることが出来ます。「Cancel」ボタンをクリックすると設 

定値を反映させずにメイン画面のみ最小化します。 

※FBWF Memory Watcher の操作には下記の制限があります。警告が表示され、操作できません。 

1.FBWF Memory Watcher の操作には管理者権限が必要です。 

2.Windows Embedded Standard 2009, Windows Embedded Standard 7 でのみ使用可能な機能です。 


117


7.3.4 Information 

Information タブを選択すると、下記モニタダイアログが表示されます。 


表示 

内容 

Function 

ユーティリティの機能を表示します。 

Version 

バージョンを表示します。 

Copy 

Function、Version をクリップボードへコピーします。 


118


第 8 章重要な情報 

保証の内容と制限 

弊社は本ドキュメントに含まれるソースプログラムの実行が中断しないこと、またはその実行に 

誤りが無いことを保証していません。 

本製品の品質や使用に起因する、性能に起因するいかなるリスクも使用者が負うものとします。 

弊社はドキュメント内の情報の正確さに万全を期しています。万一、誤記または誤植などがあっ 

た場合、弊社は予告無く改訂する場合があります。ドキュメントまたはドキュメント内の情報に 

起因するいかなる損害に対しても弊社は責任を負いません。 

ドキュメント内の図や表は説明のためであり、ユーザ個別の応用事例により変化する場合があり 

ます。 

著作権、知的所有権 

弊社は本製品に含まれるおよび本製品に対する権利や知的所有権を保持しています。 

本製品はコンピュータソフトウェア、映像 / 音声 ( 例えば図、文章、写真など)を含んでいます。 

医療機器 / 器具への適用における注意 

弊社の製品は人命に関わるような状況下で使用される機器に用いられる事を目的として設計、製 

造された物では有りません。 

弊社の製品は人体の検査などに使用するに適する信頼性を確保する事を意図された部品や検査機 

器と共に設計された物では有りません。 

医療機器、治療器具などの本製品の適用により、製品の故障、ユーザ、設計者の過失などにより、 

損傷 / 損害を引き起こす場合が有ります。 

複製の禁止 

弊社の許可なく、本ドキュメントの全て、または一部に関わらず、複製、改変などを行うことは 

できません。 

責任の制限 

弊社は、弊社または再販売者の予見の有無にかかわらず発生したいかなる特別損害、偶発的損害、 

間接的な損害、重大な損害について、責任を負いません。 

本製品 (ハードウェア,ソフトウェア)のシステム組み込み、使用、ならびに本製品から得られる 

結果に関する一切のリスクについては、本製品の使用者に帰属するものとします。 

本製品に含まれるバグ、あるいは本製品の供給 ( 納期遅延 )、性能もしくは使用に起因する付帯的 

損害もしくは間接的損害に対して、弊社に全面的に責がある場合でも、弊社はその製品に対する 

改良 ( 正常に動作する)、代品交換までとし、金銭面での賠償の責任は負わないものとしますので、 

予めご了承ください。 

本製品 (ソフトウェアを含む)は、日本国内仕様です。本製品を日本国外で使用された場合、弊 

社は一切責任を負いかねます。また、弊社は本製品に関し、海外での保守サービスおよび技術サ 

ポート等は行っておりません。 

商標 / 登録商標 

本書に掲載されている会社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 


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こちらから

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