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9<br />

(案)敦賀発電所敷地内断層の評価について(基本的考え方)<br />

原子力規制委員会、敦賀発電所破砕帯に関する有識者会合<br />

当社の見解<br />

本日の<br />

資料番号<br />

本文 論点<br />

⑦これらのことから、現時点で入手できるデータ(事業者が3月8日の評<br />

価会合で示したものも含む)から判断する限り、有識者会合としては<br />

、D-1断層は、安全側の判断として、耐震設計上考慮する活断層である<br />

可能性が高く、また至近距離にある浦底断層と同時に活動し、直上の<br />

重要な施設に影響を与えるおそれがあると考えている。<br />

-<br />

(これまでの考え方)<br />

・上記①~⑥の個々の議論に基づけば、D-1破砕帯は耐震設計上考慮す<br />

べき活断層ではないと判断している。<br />

-<br />

⑧なお、今後新たな知見が得られた場合、必要があれば、この評価を見<br />

直すこともあり得るが、その際には、追加調査等によって“活断層であ<br />

る可能性を否定する”客観的なデータを揃えること等が必要である。<br />

-<br />

(これまでの考え方)<br />

・D-1破砕帯の評価については、データを拡充するために、追加調査を<br />

実施中である。<br />

-<br />

【別添】事業者が示した不十分な立証データの例<br />

1.火山灰(テフラ)によるD-1断層の活動年代の主張<br />

(1)D-1断層が考慮すべき活断層ではないとする事業者の主張<br />

(主張2と同じ)<br />

(2)鉱物分析によるテフラの同定<br />

(主張3と同じ)<br />

(3)テフラが堆積した地層の特定<br />

(主張3と同じ)<br />

日本原電の主張に対する見解<br />

主張2及び3の論点と同じ<br />

左に対する当社の見解と同じ -<br />

(専門家のコメント)<br />

「第四紀テフラ(火山砕屑物)研究の第一人者:首都大学東京 鈴木毅<br />

彦教授」からのメール(抜粋)<br />

詳細が不明なので、あまり正確なコメントにならないと思いますが、<br />

たとえば1mのローム層を10cmごとに連続サンプリングし、ある層<br />

準で3000個数えて斑晶鉱物が100個有り、その上下で30個、さ<br />

らにその上下で10個ということであれば説得力があると思います。<br />

しかし、1mのローム層のうち、ある層準だけに3000個数えて斑<br />

晶鉱物が1個未満でその前後で検出できなければ、信頼性は低いといわ<br />

ざるを得ないと思います。<br />

-<br />

(これまでの考え方)<br />

・検出量は微量であるが、同一層準に広がりを持って分布すること、基<br />

盤を構成する江若花崗岩類やドレライトには、普通角閃石が含まれな<br />

いことから、テフラ起源の角閃石であると判断される。<br />

・この普通角閃石には多少の再堆積を示す上下方向の検出量の増減の繰<br />

り返しが見られるが、⑤層基底あるいはそれより上位に検出下限が見<br />

られることから、検出下限並びに⑤層基底は、ほぼ降灰時期を示して<br />

いると判断される。<br />

・以上のことから、同定方法に問題はない。<br />

-<br />

2.薄片観察による変位センスの特定<br />

(主張1及び2と同じ)<br />

日本原電の主張に対する見解<br />

主張1及び2と同じ<br />

左に対する当社の見解と同じ -<br />

「有識者会合の評価」に対する当社の見解(2/2)

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