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VMware ESX ServerにおけるF5製品の導入

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導 入 ガイド<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server におけるF5 製 品 の 導 入


目 次目 次<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入 ......................................................................1-1前 提 条 件 と 設 定 上 の 注 意 .................................................................................................1-1<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> に 関 する BIG-IP LTM の 設 定 ...........................................................................1-3仮 想 マシンのゲス ト ・ アプ リ ケーシ ョ ンのロー ド バラ ンス .............................1-3DRS によるロードバランス 動 作 ...................................................................................1-7<strong>VMware</strong> HA によるロードバランス 動 作 ....................................................................1-8BIG-IP LTM によ る 仮 想 化 環 境 のハー ド ウ ェ ア 能 力 の 向 上 .................................1-8<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における BIG-IP WebAccelerator の 導 入<strong>VMware</strong> で 実 行 するアプ リケーシ ョ ン と BIG-IP WebAccelerator の 設 定 ...............2-1前 提 条 件 と 設 定 上 の 注 意 .................................................................................................2-1設 定 例 ......................................................................................................................................2-1WebAccelerator の 設 定 .....................................................................................................2-2BIG-IP LTM への 接 続 ..........................................................................................................2-2HTTP Class プロ フ ァ イルの 作 成 ...................................................................................2-2Class プ ロ フ ァ イルを 使 用 するための 仮 想 サーバの 変 更 ....................................2-3アプ リ ケーシ ョ ンの 作 成 .................................................................................................2-4<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセン ター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入BIG-IP GTM によるセカンダリ ・ データセンターへのグローバル ・ サイ ト ・ リ ダイ レ ク シ ョ ンの 提 供 .............................................................3-1BIG-IP LTM 上 でのセルフ IP ア ド レスの 設 定 ...........................................................3-2BIG-IP GTM 上 の リ スナの 作 成 .......................................................................................3-2BIG-IP GTM 上 のデー タ セン タ ーの 作 成 ....................................................................3-3モニ タの 作 成 ........................................................................................................................3-4デー タ セン タ ー 用 のサーバの 作 成 ...............................................................................3-5BIG-IP GTM プールの 作 成 ................................................................................................3-6BIG-IP GTM 上 のワイ ド IP の 作 成 .................................................................................3-8MX レコードとしてのワイド IP の 設 定 (ZoneRunner を 使 用 ) .........................3-9<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の 導 入<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server に 関 する WANJet の 設 定 ...................................................................4-1共 通 シナ リ オ ........................................................................................................................4-1前 提 条 件 と 設 定 上 の 注 意 .................................................................................................4-2ネッ トワーク ・ トポロジ .................................................................................................4-2導 入 の 準 備 作 業 ...................................................................................................................4-2<strong>ESX</strong> デバイスに 関 する WANJet の 設 定 ...............................................................................4-5運 用 モー ド の 設 定 ...............................................................................................................4-5最 適 化 ポ リ シーの 設 定 ......................................................................................................4-6チ ューニング ・ オプシ ョ ンの 設 定 ...............................................................................4-7アプリケーシ ョ ン QoS 設 定 の 変 更 .............................................................................4-8導 入 の 最 終 作 業 ...................................................................................................................4-9最 適 化 のア ク テ ィ ブ 化 ......................................................................................................4-9その 他 の 推 奨 事 項 ..................................................................................................................... 4-10WAN 環 境 の 変 化 ............................................................................................................. 4-10パフォーマンス ・ チャート .......................................................................................... 4-10SMB/CIFS の 考 慮 事 項 ...................................................................................................... 4-10F5 導 入 ガ イ ドi


目 次ii


1<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の導 入•<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong>に 関 する BIG-IP LTM の 設 定• 仮 想 マシンのゲス ト ・ アプ リ ケーシ ョ ンのロードバランス•DRSによるロードバランス 動 作•<strong>VMware</strong> HAによるロードバランス 動 作• BIG-IP LTM による 仮 想 化 環 境 のハー ド ウ ェ ア 能 力の 向 上


第 1 章<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入本 書 は、 <strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server と 組 み 合 わせた F5 ネッ ト ワークス ( 以下 、 F5) 製 品 の 導 入 ガイドです。BIG-IP Local Traffic Manager ( 以 下 、BIG-IP LTM) 、BIG-IP Global Traffic Manager ( 以 下 、 BIG-IP GTM) 、WebAccelerator、 WANJet を <strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server の 環 境 上 で 実 行 するアプ リ ケーシ ョ ンに 合 わせて 導 入 する ためのガ イ ド と 設 定 手 順 を 示します。<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server は、 特 に <strong>VMware</strong> Virtual Infrastructure の 一 部 と して 導 入 する 場 合 、 データ セン ター 内 ま たは リ モー ト ・ データ センター 間 でのゲス ト ・ オペレーティ ングシステムおよびアプリ ケーシ ョ ンの 高 度 な 柔 軟 性 を 実 現 します。 BIG-IP LTM および BIG-IPGTM を <strong>ESX</strong> Server と 組 み 合 わせて 使 用 する こ と に よ り 、 管 理 者 やアプ リ ケーシ ョ ン 設 計 者 は、 仮 想 化 環 境 でホ ス ト さ れる アプ リ ケーシ ョ ンの 拡 張 性 の 向 上 、 管 理 オーバーヘ ッ ド の 緩 和 、 エン ド ユーザ ・ エ ク スペ リ エン スの 向 上 が 可 能 と な り ます。 F5 および <strong>VMware</strong>に 関 する 追 加 情 報 については、 DevCentral の <strong>VMware</strong> フォーラムを参 照 し て く だ さ い。URL: http://devcentral.f5.com/Default.aspx?tabid=53重 要このガイドはF5 の 標 準 的 な 導 入 ガ イ ド と は 異 なっています。 F5 製品 の 構 成 が <strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> デバイ ス 上 で 実 行 される アプ リ ケーシ ョ ンに 大 き く 依 存 する ためです。 そのため、 本 書 の 説 明 の 大 半 は、 具 体的 な 設 定 手 順 ではな く 、 <strong>VMware</strong> に F5 製 品 を 導 入 する ための 一 般 的なガ イ ド を 提 供 し ます。 個 別 の 設 定 手 順 については、 使 用 する アプリケーションに 対 応 した 導 入 ガイドを 参 照 してください。こ の 導 入 ガ イ ド は、 次 の 章 で 構 成 さ れています。• 「<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> に 関 する BIG-IP LTM の 設 定 」(1-3 ページ)• 「<strong>VMware</strong> で 実 行 する アプ リ ケーシ ョ ン と BIG-IP WebAcceleratorの 設 定 」 (2-1 ページ)• 「BIG-IP GTM によるセカンダリ ・データセンターへのグローバル・サイト ・ リダイレクションの 提 供 」 (3-1 ページ)• 「<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server に 関 する WANJet の 設 定 」 (4-1 ページ)前 提 条 件 と 設 定 上 の 注 意こ の ソ リ ューシ ョ ンにおけ る 前 提 条 件 は 次 の と お り です。◆◆こ の 導 入 ガ イ ド は、 <strong>VMware</strong> Virtual Infrastructure 3 を 使 用 して 確 認されています。 ただし、 本 書 の 「 仮 想 マシンのゲ ス ト ・ アプ リケーシ ョ ンのロードバランス」 (1-3 ページ) のセ ク シ ョ ンで 概 説した 基 本 的 なプラクティスの 多 く も <strong>VMware</strong> Server やその 他 の<strong>VMware</strong> 仮 想 化 製 品 に 基 づいて 検 証 さ れていますが、 他 のセ クションの 大 半 は、Virtual Infrastructure スイートのみに 含 まれるエン タープ ラ イ ズ レベルの 機 能 に よ って 異 な り ます。BIG-IP LTM バージ ョ ン 9.4 以 降 の 使 用 をお 勧 めし ます。1 - 1


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入◆この 導 入 ガイドでは、 ネッ ト ワーク ト ラフィ ックを 受 け 付 けるBIG-IP LTM 上 の IP アドレスおよびポートを 仮 想 サーバ と 呼 びます。 ま た、 <strong>ESX</strong> Server 上 で 仮 想 化 さ れたオペレーテ ィ ング ・ シ ステムをゲス ト と 呼 びます。F5 導 入 ガ イ ド 1 - 2


第 1 章<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> に 関 する BIG-IP LTM の 設 定ここでは、<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> デバイ スに BIG-IP LTM を 導 入 するための一 般 的 なガ イ ド を 提 供 し ます。 こ の 項 は、 次 の 内 容 で 構 成 さ れています。• 仮 想 マシンのゲス ト ・ アプ リ ケーシ ョ ンの ロー ド バ ラ ン ス• 「DRS によるロードバランス 動 作 」(1-7 ページ)• 「<strong>VMware</strong> HA によるロードバランス 動 作 」 (1-8 ページ)• 「BIG-IP LTM に よ る 仮 想 化 環 境 のハー ド ウ ェ ア 能 力 の 向 上 」(1-8ページ)仮 想 マシンのゲス ト ・ アプ リ ケーシ ョ ンのロー ド バラ ンス<strong>ESX</strong> ゲス ト 内 のアプ リ ケーシ ョ ンは、 多 く の 点 において、 仮 想 化 された 環 境 以 外 で 実 行 さ れてい る アプ リ ケーシ ョ ン と きわめて 類 似 した 動 作 を し ます。 ト ラ フ ィ ッ クは BIG-IP LTM によってネッ ト ワーク・アドレスに 送 信 されるため、BIG-IP LTM のプールメ ンバと して定 義 さ れたゲス ト は、 任 意 の 数 の <strong>ESX</strong> サーバ 上 に 配 置 でき、 あ ら ゆる 方 法 で 複 数 のホ ス ト ・ サーバ 間 に 分 散 する こ と がで き ます。図 1.1 BIG-IP LTM を 使 用 して ト ラ フ ィ ッ ク を <strong>ESX</strong> 展 開 に 送 信1 - 3


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入ロー ド バラ ンシング 方 式 に 関 する 考 慮 事 項BIG-IP LTM を 設 定 する 際 、ターゲッ ト ・ デバイスやアプリ ケーショ ンの IP アドレスとサービス・ポートがロードバランス・プールに 追 加されます。 <strong>ESX</strong> サーバを 含 む BIG-IP LTM のプールご と に、 以 下 のロ ード バラ ンス 方 式 のいずれかを 選 択 する こ と を お 勧 めし ま す。◆ Observed (member)Observed ( 監 視 ) ロ ー ド バ ラ ン シ ン グ 方 式 では、 BIG-IP LTM がLeast Connections ( 最 小 接 続 数 ) ロー ド バ ラ ンシング 方 式 と Fastest( 最 速 ) ロー ド バ ラ ンシン グ 方 式 に 基 づ く ロ ジ ッ ク を 組 み 合 わせて、 新 しい ト ラ フ ィ ッ ク を 送 信 するための 最 適 な <strong>ESX</strong> ゲス ト を 決定 で き ます。 通 常 、 同 一 のハー ド ウ ェ ア 上 に 仮 想 化 さ れたゲス トが 共 存 する ため、 こ の 方 式 に よ り 、 最 も ト ラ フ ィ ッ ク の 処 理 能 力の 高 いプール メ ンバに 新 しい ト ラ フ ィ ッ ク が 確 実 に 送 信 されます。 た と えば、 あ る <strong>ESX</strong> サーバが 別 のゲス ト 内 で 生 じ た イベン トによ る 負 荷 の 大 き なデ ィ ス ク 活 動 に 従 事 し ているため、 ターゲ ット ・ ゲス ト が 通 常 状 態 と 同 様 には 要 求 を 迅 速 に 処 理 で き ない 場 合 、BIG-IP LTMはトラフィックの 処 理 に 余 裕 のある 他 のホスト 上 のゲストをターゲットにするように、 トラフィック・レベルを 動 的 に調 節 し ます。 Observed 方 式 は、 各 種 <strong>ESX</strong> ホス トのハードウェア ・プ ロ フ ァ イルが 異 な る 場 合 や、 アプ リ ケーシ ョ ンが 環 境 全 体 で 均一 に 分 散 さ れていない 場 合 に 特 に 有 効 です。◆ Predictive (member)Predictive ( 予 測 ) ロー ド バ ラ ンシング 方 式 は、 Observed 方 式 と 似ていますが、 さ らに 各 プール メ ンバの 傾 向 も 考 慮 に 入 れます。 きわめて 動 的 な <strong>ESX</strong> 環 境 や、 極 度 の ト ラ フ ィ ッ ク 変 動 を 受 け る 環境 において、 Predictive アルゴ リ ズムは、 最 も 接 続 数 が 少 な く 、 最も 応 答 が 速 いだけでな く 、 その 状 態 が 維 持 される 可 能 性 の 高 いゲス ト に ト ラ フ ィ ッ ク を 送 信 する こ と に よ り 、 <strong>VMware</strong> DRS テクノロ ジに よ って 起 動 さ れる VMotion マイグレーション 数 の 削 減 が 可能 です。BIG-IP LTM のロードバランシング 方 式 を 変 更 するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Pools] をクリ ックします。[Pool] 画 面 が 開 き ます。2. [Pool] リ ス ト で 該 当 する プールの 名 前 を ク リ ッ ク し ます。[Pool Properties] 画 面 が 開 き ます。3. メニューバーの[Members] をクリ ックします。4. 前 述 の 説 明 に 基 づいて、 [Load Balancing Method] リストから[Observed (member)] または [Predictive (member)] を 選 択 します。F5 導 入 ガ イ ド 1 - 4


第 1 章5. [Update] ボタンをク リ ックします。図 1.2 プールのロード バラ ンシング 方 式 の 変 更<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server を 使 用 する こ と で、 既 存 ゲス ト の ク ローン 作 成 、ゲス ト の 一 時 停 止 と 後 日 の 即 時 運 用 再 開 、 シ ャ ッ ト ダ ウ ン さ れたゲス ト の 完 全 ブー ト が 容 易 にな り ます。 その 結 果 、 管 理 者 はゲス ト の追 加 が 即 座 に 行 え る ため、 ゲス ト を 予 測 可 能 な 間 隔 で 追 加 する か、予 測 不 能 な ト ラ フ ィ ッ ク の 急 増 に 合 わせて 追 加 する かの 選 択 がで きます。 ゲス ト の IP アドレスを 事 前 に 割 り 当 て、 これらのゲストをBIG-IP LTM 内 の ノ ードおよびプール メ ンバ と し て 事 前 に 設 定 し ておく の も いいで し ょ う 。 こ の 場 合 、 それら のゲス ト がオン ラ イ ンになるまで、 それらにはト ラフィックは 送 信 されず、 ゲストをアクティブにした 後 は、 BIG-IP LTM の 設 定 が 不 要 にな り ます。ヘルスモニ タ に 関 する 考 慮 事 項<strong>ESX</strong> 上 で 実 行 されている アプ リ ケーシ ョ ンのヘルスモニ タは、 icmpや tcp などの 単 純 な 手 法 でな く 、 アプ リ ケーシ ョ ンの 動 作 に 基 づ くものでなければなりません。 たとえば、 http parent に 基 づき、 ゲスト ・ アプ リ ケーシ ョ ンか ら の 特 定 の 応 答 文 字 列 をチェ ッ ク する 高 度なヘルスモニタを 推 奨 します。 これにより、 新 しくプロビジョニング さ れたゲス ト や、 新 し く 一 時 停 止 解 除 さ れたゲス ト 、 新 し く 移 行さ れたゲス ト がアプ リ ケーシ ョ ン ト ラ フ ィ ッ ク を 正 し く 処 理 する 準備 が 確 実 に 整 います。次 の 手 順 に 従 って、 既 存 のヘルスモニ タ を 変 更 する こ とや、 新 しいヘルスモニ タ を 作 成 する こ と がで き ます。高 度 なヘルスモニ タ を 設 定 するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Monitors] をクリ ックします。2. [Create] ボタンをク リ ックします。 [New Monitor] 画 面 が 表 示されます。3. [Name] ボ ッ ク スにモニ タ の 名 前 を 入 力 し ます。この 例 では、 advhttp-monitor と 入 力 します。4. [Type] リストから[http] を 選 択 し ます。1 - 5


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入5. [Configuration] セクションで、 [Interval] ボックスと[Timeout] ボ ッ ク スに 間 隔 と タ イ ムア ウ ト の 値 を 入 力 し ます。間 隔 と タ イ ムア ウ ト の 比 は 1:3 +1 以 上 をお 勧 め し ます (た とえば、 デフ ォル ト 設 定 ではイ ン ターバルが 5、 タイムアウトが 16 です)。 この 例 では、 間 隔 として30 を、 タイムアウトとして91 を 使 用 し ます。 [Send String] セクションと [ReceiveRule] セ ク シ ョ ンには、 チェ ッ ク 対 象 デバ イ ス 固 有 の SendString や Receive Rule を 追 加 できます。6. [Send String] ボ ッ ク スに、 ターゲ ッ ト ・ デバイ スが 返 す 文 字列 を 入 力 し ます。 この 例 では、 Send String としてGET/iisstart.htm を 使 用 し ます。Send String で 要 求 し ているページで 認 証 が 必 要 な 場 合 には、ユーザ 名 と パス ワー ド を 該 当 する ボ ッ ク スに 入 力 し ます。7. [Receive Rule] ボックスに、 Send String から 受 信 する 内 容 を 入力 します。 この 例 では、 Under Construction ページが 返 さ れるものとして、 [Uu]nder [Cc]onstruction と 入 力 します。 ( 図 1.3参 照 )8. [Finished] ボタンをク リ ックします。作 成 した 新 しいモニタがモニタのリ ス トに 追 加 されます。図 1.3 高 度 な HTTP モニタの 作 成F5 導 入 ガ イ ド 1 - 6


第 1 章DRS によるロードバランス 動 作<strong>VMware</strong> DRS は、 ホ ス ト 間 の リ ソースバラ ン ス、 割 り 当 て、 管 理 のためのテク ノ ロジです。 管 理 者 は、 DRS を 使 用 して、 各 ホス ト の 閾値 限 度 を 定 義 する こ と がで き ます。 <strong>ESX</strong> ゲス トが CPU やメモリの 閾値 に 達 する と 、 DRS は、 こ のゲス ト を リ ソースに 余 裕 のあ る ホ ス トに 移 動 し ます。 <strong>VMware</strong> の VMotion テクノロジは、 この 動 作 をゲスト が 稼 働 中 に も 実 行 可 能 にする も のです。BIG-IP LTM は、 途 切 れる こ と な く 新 しいホ ス ト 上 のゲス ト に ト ラフィックを 送 信 します。BIG-IP LTM にとって、 このゲストは 引 き 続き 同 じプールメ ンバとな り ます。 Predictive 方 式 ま たは Observed 方式 のロード バラ ンシングを 使 用 する こ と によ り 、 制 約 の 少 ないホスト 上 で 稼 働 中 の 新 し いゲス ト に、 その 容 量 に 適 し た レベルで 自 動 的に ト ラ フ ィ ッ ク が 送 信 さ れます。BIG-IP LTM のも う 1 つの 利 点 は、 VMotion が 実 行 されたゲス ト がネ ッ ト ワーク 上 にない 間 の 非 常 に 短 い 時 間 のマイ グレーシ ョ ンです。たとえば、 忙 しいWeb サーバでは、 い く つかの 要 求 がス ト リ ームの途 中 で 中 断 さ れる こ と があ り ます。 ク ラ イ アン ト の 多 く はデータ の再 要 求 が 問 題 な く 可 能 ですが、 アプ リ ケーシ ョ ンが 間 違 っ て 動 作 する こ とや、 コ ンテンツの 配 信 が 不 完 全 になる 可 能 性 も あ り ます。 そこで、 BIG-IP LTM を 使 用 して、 ク ラ イアン ト の 代 わ り にサーバとの直 接 接 続 を 管 理 する こ と に よ り 、 正 確 で 完 全 な 有 効 データ のみを 確実 に ク ラ イ ア ン ト に 返 す こ と が 可 能 にな り ます。図 1.4 BIG-IP LTM を 使 用 して VMotion されたゲス トに 適 切 なト ラフィックを 透 過 的 に 送 信1 - 7


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入<strong>VMware</strong> HA によるロードバランス 動 作<strong>VMware</strong> HA (High Availability) は、 <strong>ESX</strong> ゲス トのハードウェア ・ ホス ト で 障 害 が 発 生 し た 場 合 、 そのゲ ス ト を 元 のホ ス ト と は 異 な る ホス ト で 再 起 動 し ます。 利 用 可 能 な リ ソースに 余 裕 のあ る ホ ス ト にゲストが 移 動 される<strong>VMware</strong> DRS とは 異 なり、 ハードウェア 障 害 の 場合 には、 リ ソース ・ プールで 利 用 可 能 な 総 リ ソースが 減 少 し ます。そのため、 能 力 の 制 約 の 大 きなホストでゲストが 再 起 動 される 可 能性 があ り ます。BIG-IP LTM は、 ホ ス ト の 割 り 当 てには 無 関 係 に、 新 し く 再 起 動 さ れたゲ ス ト に ト ラ フ ィ ッ ク を 送 信 し ます。 ま た、 Predictive 方 式 ま たはObserved 方 式 の ロー ド バ ラ ンシングを 使 用 する こ と に よ り 、 ゲス トは 新 し いホ ス ト に 見 合 った 比 例 量 の ト ラ フ ィ ッ ク を 受 信 し ます。図 1.5 BIG-IP LTM を 使 用 して 別 のホス ト で 再 起 動 され、 正 常 に 応 答するゲス トに ト ラフ ィ ッ クを 送 信BIG-IP LTM によ る 仮 想 化 環 境 のハー ド ウ ェ ア 能 力 の 向 上<strong>ESX</strong> ゲス トは、 そのホス トの CPU、 ディスク、RAM リソースを 共 有し ます。 各 ゲ ス ト か ら 要 求 さ れる ト ラ ンザ ク シ ョ ン ご と の リ ソ ース を小 さ く する こ と に よ り 、 任 意 のホ ス ト 上 で 効 果 的 に 実 行 可 能 な 仮 想マシンの 数 を 動 的 に 増 加 でき る と と もに、それぞれの 仮 想 マシンが 達成 可 能 な 有 効 作 業 を 増 大 する こ と も 可 能 です。たとえば、BIG-IP LTM の TCP Express 機 能 セ ッ ト は、オペレーテ ィ ング ・ システムやバージ ョ ンには 無 関 係 に、 すべてのク ラ イアン ト とサーバに 対 して 最 適 なネッ ト ワーク ・ パフォーマンスを 保 証 します。F5 導 入 ガ イ ド 1 - 8


第 1 章SSL トランザクションのオフロードキーおよび 証 明 書 のイ ンポー トまた、 F5 の WebAccelerator (BIG-IP 上 でモジ ュール と し て 利 用 可能 ) では、 仮 想 化 環 境 のハー ド ウ ェ ア 能 力 を 大 幅 に 向 上 で き ます。「<strong>VMware</strong> で 実 行 する アプ リ ケーシ ョ ン と BIG-IP WebAccelerator の 設定 」 (2-1 ページ) を 参 照 し て く だ さ い。BIG-IP LTM の 強 みの 1 つは、 HTTPS やその 他 の SSL 接 続 を 終 端 し、ト ラ フ ィ ッ ク を 暗 号 化 せずにゲス ト に 送 信 する 機 能 です。 こ の 際 、BIG-IP LTM の 専 用 暗 号 化 ハー ド ウ ェ ア を 使 用 する こ と に よ り 、 <strong>ESX</strong>ゲス トでの CPU と メ モ リ 負 荷 が 軽 減 さ れます。 ま た、 BIG-IP LTMで SSL/TLS 接 続 を 終 端 する こ と に よ り 、 証 明 書 管 理 が 簡 略 化 さ れ、新 規 のゲス ト が 素 早 く 、 安 価 にオン ラ イ ンにな る こ と がで き ます。BIG-IP LTM の SSL をオフロードするよ うに BIG-IP LTM を 設 定 するには、 BIG-IP LTM に SSL 証 明 書 を イ ン ス ト ールし、 適 切 な 仮 想サーバに 追 加 された Client SSL プ ロ フ ァ イルに 証 明 書 およびキーを追 加 する 必 要 があ り ます。 SSL 証 明 書 を BIG-IP LTM にインス トールする 方 法 、 証 明 書 をプ ロ フ ァ イルに 追 加 する 方 法 、 プ ロ フ ァ イルを 追 加 する よ う に 仮 想 サーバを 変 更 する 方 法 については、 後 述 の 手順 で 説 明 し ます。証 明 書 作 成 に 関 する 詳 細 、 ま たは BIG-IP LTM を 使 用 して 新 しい 証明 書 と キーを 認 証 局 か ら 取 得 する ための 要 求 の 作 成 方 法 の 詳 細 については、 『Configuration Guide for Local Traffic Management』 の「SSL トラフィックの 管 理 」 の 章 を 参 照 してください。認 証 局 か ら の 証 明 書 の 取 得 が 完 了 し た ら、 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を 使用 し て、 こ の 証 明 書 を BIG-IP LTM にインポート します。キーまたは 証 明 書 を イ ンポー ト するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し ます。2. [SSL Certificates] を ク リ ッ ク し ます。 既 存 の 証 明 書 の 一 覧 が表 示 さ れます。3. 画 面 の 右 上 の [Import] をク リ ックします。4. [Import Type] リストからインポートの 種 別 (Certificate または Key) を 選 択 します。5. [Certificate Key] (または Key Name]) ボッ クスに 一 意 の 証 明書 名 ま たはキー 名 を 入 力 し ます。6. [Certificate Source]( または[Key Source]) ボックスでファイルのアッ プロ ード ま たはテキス ト のペース ト を 選 択 し ま す。7. [Import] をクリ ックします。証 明 書 のイ ンポー ト が 終 了 し た ら、 この 手 順 を 繰 り 返 し てキーをインポート してください。1 - 9


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入Client SSL プ ロ フ ァ イルの 作 成次 に、 Client SSL プロファイルを 作 成 します。 このプロファイルには、 サーバに 代 わって SSL ト ラ フ ィ ッ ク を 復 号 化 する ための SSL 証明 書 と キー 情 報 が 含 まれます。新 しい Client SSL プロファイルを 作 成 するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Profiles] をクリ ックします。[HTTP Profiles] 画 面 が 開 き ます。2. [Menu] バーの [SSL] メニューから [Client] を 選 択 し ます。[Client SSL Profiles] 画 面 が 表 示 さ れます。3. 画 面 の 右 上 の [Create] ボタンをク リ ックします。[New Client SSL Profile] 画 面 が 表 示 さ れます。4. [Name] ボッ ク スに、 このプロフ ァ イルの 名 前 を 入 力 します。この 例 では、 clientssl-profile と 入 力 します。5. [Configuration] セクションで、 [Certificate] と [Key] に 対 応 する [Custom] チェッ クボッ クスにチェッ クを 入 れます。6. [Certificate] リストから、キーおよび 証 明 書 の イ ンポー ト でイ ンポー ト し た 証 明 書 の 名 前 を 選 択 し ます。7. [Key] リストから、キーおよび 証 明 書 の イ ンポー ト でインポー ト したキーを 選 択 し ます。8. [Finished] ボタンをク リ ックします。Client SSL プ ロ フ ァ イルを 追 加 するための 仮 想 サーバの 変 更BIG-IP LTM で 確 実 に SSL をオフロードするための 最 後 の 作 業 は、作 成 し た Client SSL プ ロ フ ァ イルを 追 加 する ための 仮 想 サーバの 変更 です。Client SSL プ ロ フ ァ イルを 使 用 する よ う に 既 存 の 仮 想 サーバを 変 更 するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Virtual Servers] をクリックします。[Virtual Server] 画 面 が 表 示 さ れます。2. [Virtual Server] リストから、SSL トラフィックをオフロードする 仮 想 サーバを ク リ ッ ク し ます。3. [Configuration ] セクションの[SSL Profile (Client)] リストから、 「Client SSL プロファイルの 作 成 」 (1-10 ページ) の 手 順で 作 成 したプロファイルの 名 前 を 選 択 します。 この 例 では、clientssl-profile を 選 択 し ます。F5 導 入 ガ イ ド 1 - 10


第 1 章4. [Update] ボタンをク リ ックします。図 1.6 Client SSL プロファイルを 仮 想 サーバに 追 加アプリケーシ ョ ン ・ ト ランザクシ ョ ンを 最 適 化 するための BIG-IPLTM プロ フ ァ イルの 作 成HTTP プ ロ フ ァ イルの 作 成BIG-IP LTM では、 プ ロ フ ァ イルを 使 用 する こ と に よ り 、 ネ ッ ト ワーク ・ ト ラ フ ィ ッ ク の 管 理 が 強 化 され、 ト ラ フ ィ ッ ク 管 理 タ ス ク が 簡 単かつ 効 率 的 にな り ます。 <strong>VMware</strong> 上 で 実 行 する アプ リ ケーシ ョ ンに 対しては、 カスタムの HTTP プロファイルおよび TCP プロファイルを使 用 し て、 BIG-IP LTM か ら ゲス ト への 接 続 を 最 適 化 する こ と が 推 奨さ れます。 こ れに よ り 、 それぞれのゲ ス ト が 最 大 限 に 効 率 的 に 実 行 可能 と な り ます。 最 適 化 さ れた HTTP プロファイルでは、 F5 の RAMキャッシュと 圧 縮 エンジンを 使 用 してアプリケーション・ト ランザクションの 速 度 を 向 上 します。デフ ォル ト のプ ロ フ ァ イルを 使 用 する こ と も 可 能 ですが、 初 期 的 には 設 定 を 変 更 し ていない 場 合 で も、 デフ ォル ト の 親 プロ フ ァ イルを基 にし て 新 しいプロ フ ァ イルを 作 成 する こ と を 強 く お 勧 めし ます。新 しいプロファイルを 作 成 するこ とで、 アプリ ケーシ ョ ンに 固 有 のプ ロ フ ァ イル 設 定 の 変 更 が 簡 単 にな る ほか、 デフ ォル ト のプ ロ フ ァイルを 誤 って 上 書 きするこ と もなくなり ます。HTTP プロファイルには、 BIG-IP LTM での HTTP トラフィックの 処理 方 法 に 関 する 設 定 オプシ ョ ンが 多 数 含 まれます。 次 の 例 では、 すべての 設 定 をデフォル ト のま まにしておき ます。 任 意 のプロ フ ァ イル 設 定 を 変 更 し、 実 際 のアプ リ ケーシ ョ ンに 合 わせてプ ロ フ ァ イルを 調 整 する こ とができます。 デフォル ト のプロフ ァ イルを 使 用 しても かまいませんが、 作 成 する 親 プ ロ フ ァ イルに 基 づいて、 新 し いプロ フ ァ イルを 作 成 する こ と を 強 く お 勧 め し ます。新 しい HTTP プロファイルを 作 成 するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Profiles] をクリ ックします。[HTTP Profiles] 画 面 が 開 き ます。1 - 11


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における F5 製 品 の 導 入WAN に 最 適 化 し た TCP プ ロ フ ァ イルの 作 成2. 画 面 の 右 上 の [Create] ボタンをク リ ックします。[New HTTP Profile] 画 面 が 表 示 さ れます。3. [Name] ボッ ク スに、 このプロフ ァ イルの 名 前 を 入 力 します。この 例 では、 http-optimized と 入 力 します。4. [Parent Profile] リストから[http-wan-optimized-compression-caching] を 選 択 し ます。5. [Content Compression] の [Custom] チェッ クボッ クスにチェッ クを 入 れ、 [Content List] の 選 択 はそのま まにし ます。6. その 他 の 設 定 は、 実 際 のネ ッ ト ワー ク に 合 わせて 変 更 し て ください。 この 例 では、 残 り の 設 定 をデフォル ト のままにしておきます。7. [Finished] ボタンをク リ ックします。次 に 作 成 するプロ フ ァ イルは、WAN に 最 適 化 し たプロ フ ァ イルです。新 しい TCP プロファイルを 作 成 するにはLAN に 最 適 化 し た TCP プ ロ フ ァ イルの 作 成1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Profiles] をクリ ックします。[HTTP Profiles] 画 面 が 開 き ます。2. [Menu] バーの [Protocol] メニューから [TCP] をクリ ックします。3. 画 面 の 右 上 の [Create] ボタンをク リ ックします。[New TCP Profile] 画 面 が 表 示 さ れます。4. [Name] ボッ ク スに、 このプロフ ァ イルの 名 前 を 入 力 します。この 例 では、 optimized-tcp-wan と 入 力 します。5. [Parent Profile] リストから[tcp-wan-optimized] を 選 択 します。6. 実 際 のネ ッ ト ワー ク に 合 わせて 設 定 を 変 更 し て く だ さ い。 この 例 では、 残 り の 設 定 をデフ ォル ト のま まにし ておき ます。7. [Finished] ボタンをク リ ックします。次 に 作 成 するプロ フ ァ イルは、LAN に 最 適 化 し たプロ フ ァ イルです。新 しい TCP プロファイルを 作 成 するには1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Profiles] をクリ ックします。[HTTP Profiles] 画 面 が 開 き ます。2. [Menu] バーの [Protocol] メニューから [TCP] をクリ ックします。3. 画 面 の 右 上 の [Create] ボタンをク リ ックします。[New TCP Profile] 画 面 が 表 示 さ れます。F5 導 入 ガ イ ド 1 - 12


第 1 章4. [Name] ボ ッ ク スに、 こ のプ ロ フ ァ イルの 名 前 を 入 力 し ます。この 例 では、 optimized-tcp-lan と 入 力 します。5. [Parent Profile] リストから[tcp-lan-optimized] を 選 択 します。6. 実 際 のネッ ト ワークに 合 わせて 設 定 を 変 更 して く ださい。 この 例 では、 残 り の 設 定 をデフォル ト のままにしておきます。7. [Finished] ボタンをク リ ックします。新 し いプ ロ フ ァ イルを 使 用 するための 仮 想 サーバの 変 更次 に、 作 成 し たプロ フ ァ イルを 使 用 する よ う に 仮 想 サーバを 変 更 します。1. [Main] タブで [Local Traffic] を 展 開 し、 [Virtual Servers] をクリックします。[Virtual Server] 画 面 が 表 示 さ れます。2. [Virtual Server] リストから、 新 しいプロファイルを 使 用 する仮 想 サーバを ク リ ッ ク し ます。3. [Configuration] リストから[Advanced] を 選 択 します。詳 細 な 設 定 オプシ ョ ンが 表 示 さ れます。4. [Protocol Profile (Client)] リストから、WAN に 最 適 化 し た TCPプロファイルの 作 成 の 手 順 で 作 成 し たプロ フ ァ イルの 名 前 を選 択 し ます。 こ の 例 では、 optimized-tcp-wan を 選 択 し ます。5. [Protocol Profile (Server)] リストから、LAN に 最 適 化 し たTCP プロファイルの 作 成 で 作 成 し たプ ロ フ ァ イ ルの 名 前 を選 択 し ます。 こ の 例 では、 optimized-tcp-lan を 選 択 し ます。6. [HTTP Profile] リストから、HTTP プロファイルの 作 成 で 作 成し たプ ロ フ ァ イルの 名 前 を 選 択 し ます。 こ の 例 では、http-optimized を 選 択 します。7. [Update] ボタンをク リ ックします。以 上 で、 <strong>VMware</strong> デバイ スに 関 する BIG-IP LTM の 設 定 は 終 了 です。1 - 13


2<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server におけるBIG-IP WebAccelerator の 導 入


第 2 章<strong>VMware</strong> で 実 行 するアプ リケーシ ョ ン と BIG-IPWebAccelerator の 設 定この 章 では、 <strong>VMware</strong> デバイ スに 関 する BIG-IP WebAccelerator ( 以下 、 WebAccelerator) の 設 定 を 行 い、 仮 想 化 環 境 のハー ド ウ ェ ア 容 量を 拡 大 し ます。 F5 の WebAccelerator は、 一 連 のイ ンテ リ ジ ェ ン ト 技術 を 備 えた 高 度 な Web アプ リ ケーシ ョ ン 配 信 ソ リ ューシ ョ ンであり、 ユーザのパフォーマンスに 影 響 を 与 えるブラ ウザ、 Web アプ リケーシ ョ ンのプラ ッ ト フォーム、 WAN の 遅 延 に 伴 う 問 題 を 解 決 するように 設 計 されています。WebAccelerator の 詳 細 については、http://www.f5networks.co.jp/product/bigip/wa/index.html をご 覧 ください。前 提 条 件 と 設 定 上 の 注 意この 項 における 前 提 条 件 は 次 の とお り です。◆◆◆こ の 導 入 ガ イ ド に 従 い、 <strong>ESX</strong> サーバに ト ラ フ ィ ッ ク を 送 信 する ようにBIG-IP Local Traffic Manager ( 以 下 、 BIG-IP LTM) がすでに設 定 さ れてい る も の と し ます。BIG-IP LTM (バージ ョ ン 9.4 以 上 ) の WebAccelerator を 購 入 し、 ライ セン ス 許 諾 を 受 けてい る こ と が 必 要 です。9.4.2 以 上 の BIG-IP LTM を 使 用 している 場 合 は、BIG-IP LTM 上 でHTTP プロファイルを 作 成 し、 RAM Cache を 有 効 化 している こ とが 必 要 です。 この 導 入 ガイ ド の 例 では、 RAM Cache を 含 む 親 プ ロファイルを 使 用 します。 RAM Cache が 有 効 化 さ れた HTTP プロフ ァ イルを 作 成 し ていない 場 合 、 RAM Cache を 使 用 する 親 プ ロファイルに 基 づいて 新 しいHTTP プロファイル (HTTPAcceleration 推 奨 ) を 作 成 し、 こ れを 仮 想 サーバに 関 連 付 け る 必要 があ り ます。 この 作 業 が 必 要 と なるのは、 バージ ョ ン 9.4.2 以上 の BIG-IP LTM のみです。設 定 例この 項 の 設 定 によ り、 WebAccelerator を 搭 載 した BIG-IP LTM 設 定 の最 適 化 が 行 われ、 <strong>VMware</strong> デバイスのハードウェア 能 力 が 向 上 します。 WebAccelerator を 搭 載 した BIG-IP LTM は、 重 複 し た コ ンテン ツを 繰 り 返 し 提 供 する こ とによ る 負 荷 を 軽 減 し ます。この 設 定 においては、 WAN 遅 延 のあ る リ モー ト ・ ク ラ イ ア ン ト はWebAccelerator 経 由 で <strong>ESX</strong> にア ク セス し ます。 繰 り 返 し 発 生 するユーザ 要 求 は、 ブラ ウザのローカル ・ キ ャ ッ シュに 保 存 されている動 的 ま たは 静 的 オブジ ェ ク ト を 使 用 する よ う に WebAccelerator がブラ ウザに 指 示 する こ と に よ って 高 速 化 さ れます。 さ ら に、 動 的 オブジェクトおよび 静 的 オブジェクトはWebAccelerator にもキャッシュさ れてお り 、 同 一 オブジ ェ ク ト をサーバに 再 度 要 求 をする こ と な く 、すぐに 提 供 できます。2 - 1


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における BIG-IP WebAccelerator の 導 入WebAccelerator の 設 定WebAccelerator を 設 定 するには、 HTTP Class プロファイルの 作 成 とアプ リ ケーシ ョ ンの 作 成 が 必 要 です。 WebAccelerator には、 これ 以外 に も パフ ォーマン ス 向 上 を 微 調 整 する ための 多 数 の 機 能 と オプションがあります。 詳 細 については、『WebAccelerator AdministratorGuide』 を 参 照 し て く だ さ い。BIG-IP LTM への 接 続次 の 手 順 に 従 って、 BIG-IP LTM の Web ベースの 設 定 ユーテ ィ リティにWeb ブラウザからアクセスします。設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し て BIG-IP LTM に 接 続 するには1. ブラウザの URL 欄 にhttps://と 入 力 します。 [Security Alert] ダイアログボックスが 表 示 されたら、 [Yes] をクリ ックします。認 証 用 ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表 示 さ れます。2. ユーザ 名 と パス ワード を 入 力 し、 [OK] をクリ ックします。[Welcome] 画 面 が 表 示 さ れます。HTTP Class プ ロ フ ァ イルの 作 成まず、 HTTP Class プロファイルを 作 成 します。 着 信 HTTP トラフィックがWebAccelerator クラスで 指 定 された 基 準 に 一 致 すると、システムは、 このクラスを 通 してト ラフィ ックを 迂 回 させます。 次の 例 では、 デフ ォル ト のプロ フ ァ イルを 基 に 新 しい HTTP Class プロファイルを 作 成 します。新 しい HTTP Class プロファイルを 作 成 するには1. [Main] タブで [WebAccelerator] を 展 開 し、 [Classes] をクリ ックします。[HTTP Class Profiles] 画 面 が 開 き ます。2. 画 面 の 右 上 の [Create] ボタンをク リ ックします。[New HTTP Class Profile] 画 面 が 表 示 さ れます。3. [Name] ボッ ク スに、 このク ラ スの 名 前 を 入 力 します。 この例 では、 example-class と 入 力 します。4. [Parent Profile] リストから[httpclass] が 選 択 されている こ とを 確 認 し ます。5. [Configuration ] セクションの[WebAccelerator] 行 から[Enabled] が 選 択 されている こ と を 確 認 し ます。F5 導 入 ガ イ ド 2 - 2


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における BIG-IP WebAccelerator の 導 入し、 この 新 しいプロファ イルを 使 用 するよ うに 仮 想 サーバを 変 更 する 必 要 があ り ます。 こ の 作 業 が 必 要 にな るのは、 バージ ョ ン 9.4.2 以上 の BIG-IP LTM のみです。HTTP プ ロ フ ァ イルを 作 成 するには、 「HTTP プロファイルの 作 成 」(1-11 ページ) の 「HTTP Acceleration 親 プ ロ フ ァ イルの 選 択 」 の 手順 を 使 用 し ます。 RAM Cache は 有 効 化 のま まに し てお く 必 要 があ ります。 それ 以 外 の 設 定 はすべて 任 意 です。 仮 想 サーバを 変 更 する には、 前 の 手 順 のステ ッ プ 1 ~ 2 に 従 った 後 、 作 成 し た 新 し いプ ロファイルの 名 前 を[HTTP Profile] リストから 選 択 し、[Update] をクリックします。アプリケーショ ンの 作 成次 に、 WebAccelerator Application を 作 成 します。 WebAcceleratorApplication は、 アプ リ ケーシ ョ ンに 対 する 要 求 を 適 切 に 処 理 で き るようにするため、WebAccelerator に 重 要 な 情 報 を 提 供 し ます。新 しい WebAccelerator Application を 作 成 するには1. [Main] タブで [WebAccelerator] を 展 開 し、 [Applications] をクリックします。WebAccelerator UI の [Application] 画 面 が 新 し い ウ ィ ン ド ウ に開 きます。2. [New Application] ボタンをク リ ックします。3. [Application Name] ボッ ク スに、 アプ リ ケーシ ョ ンの 名 前 を 入力 します。この 例 では、 Example Application と 入 力 します。4. [Description] ボックスには、 このアプリケーションの 説 明 を任 意 に 入 力 で き ます。5. [Local Policies] リストから、<strong>VMware</strong> デバイ ス 上 で 実 行 し ているアプリ ケーショ ンに 最 も 適 したポリシーを 選 択 します。実 行 中 のアプ リ ケーシ ョ ンに 対 応 する 事 前 定 義 ポ リ シーがない 場 合 は、 そのアプ リ ケーシ ョ ン 用 に WebAccelerator ポリシーを 新 し く 作 成 する こ と がで き ます。6. [Requested Host] ボックスに、 エンドユーザがアプリケーシ ョ ン を ア ク セスする ために 使 用 する ホ ス ト 名 を 入 力 し ます。 こ れは、 前 述 の 手 順 6a で 使 用 し たホス ト 名 と 同 じでなければな り ません。 この 例 では、http://example-application.f5.com/ と 入 力 します。追 加 のホ ス ト 名 があ る 場 合 は、 [Add Host ] ボタンをク リ ックし、 ホス ト 名 を 入 力 します。7. [Save] ボタンをク リ ックします。WebAccelerator の 残 り の 設 定 オプシ ョ ンは 任 意 選 択 です。 実 際 のネ ッ ト ワーク に 合 わせて 設 定 し て く ださい。 この 基 本 設 定 によ り 、エンドユーザの 2 回 目 以 降 のア ク セスのパフ ォーマン スが 大 幅 に 向上 します。F5 導 入 ガ イ ド 2 - 4


第 2 章2 - 5


3<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセンター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入


第 3 章BIG-IP GTM によるセカンダリ ・ データセンターへのグローバル ・ サイ ト ・ リ ダ イ レ ク シ ョ ンの提 供この 章 では、 <strong>VMware</strong> のマルチデータ セン ター 展 開 用 に BIG-IPGlobal Traffic Manager ( 以 下 、 BIG-IP GTM) を 設 定 します。 <strong>VMware</strong>イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャ を 使 用 する こ と で、 リ モー ト ・ データ センターでの 同 一 環 境 の 構 築 やアプ リ ケーシ ョ ンのホ ス テ ィ ング ・ タ スク が 容 易 にな り 、 扱 いやす く な り ます。 こ の イ ン フ ラ ス ト ラ ク チャにおいては、 ク ラ イ アン ト を 正 しい 稼 働 サイ ト にタ イ ミ ング よ く 導くことができるグローバル・ トラフィック 管 理 ソリューションの 導入 がこれまで 以 上 にきわめて 重 要 です。BIG-IP GTM は、 こ の ソ リ ューシ ョ ン を 実 現 する ために 必 要 な 機 能をすべて 実 行 できます。 たと えば、 Site 1 のインターネッ ト 接 続 が 切断 されたため、 このサイ トが 利 用 できなくなった 場 合 、 BIG-IP GTMは、 必 要 に 応 じ て ク ラ イ ア ン ト を Site 2 に 導 く よ う に DNS を 変 更 します。 <strong>VMware</strong> イ メ ージのレプ リ ケーシ ョ ンが 完 了 する と 、 ゲス トが 稼 働 し、 アプ リ ケーシ ョ ンが ト ラ フ ィ ッ ク を 受 け 付 けます。BIG-IP GTM は BIG-IP 上 のモジ ュール と し て 利 用 でき ます。BIG-IP GTM の 詳 細 については、http://www.f5networks.co.jp/product/bigip/gtm/index.html を 参 照 して ください。図 3.1 BIG-IP の LTM と GTM を 使 用 し た 論 理 設 定 例3 - 1


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセン ター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入BIG-IP LTM 上 でのセルフ IP ア ド レスの 設 定まず、 BIG-IP GTM で 使 用 する BIG-IP Local Traffic Manager ( 以 下 、BIG-IP LTM) 上 に 固 有 のセルフ IP アドレスを 作 成 します。 BIG-IPLTM の 冗 長 ペアご と に 固 有 のセルフ IP アドレスが 必 要 です。 したがって、 BIG-IP LTM のペアが 複 数 あ る 場 合 には、 そのペアご と に 固有 のセルフ IP アドレスが 必 要 となります。選 択 する IP アドレスと、 そのアドレスを 割 り 当 てる VLAN は、BIG-IP GTM に 対 し て DSN ク エ リ を 実 行 するすべての ク ラ イ アン トか ら ア ク セ ス 可 能 であ る こ と が 必 要 です。 こ のア ド レ スは、 BIG-IPLTM、 フ ァ イ ア ウ ォール、 ルータ などの NAT (Network AddressTranslation) デバイスがパブリ ッ ク ・ アドレスを 提 供 し、 DNS トラフィックをリスナに 転 送 している 場 合 には、プライベート IP アドレスでもかまいません。セルフ IP アドレスを 作 成 するには1. [Main] タブで [Network] を 展 開 し、 [Self IPs] をク リ ックします。[Self IP] 画 面 が 開 き ます。2. [Create] ボタンをク リ ックします。新 しい [Self IP] 画 面 が 開 き ます。3. [IP Address] ボックスで、 該 当 する VLAN ( 手 順 5 で 選 択 する VLAN) に IP アドレスを 入 力 します。この 例 では、 10.133.20.70 と 入 力 します。4. [Netmask] ボックスに、 対 応 するサブネッ トマスクを 入 力 します。この 例 では、 255.255.255.0 と 入 力 します。5. [VLAN] リストから 該 当 するVLAN を 選 択 し ます。6. [Finished] ボタンをク リ ックします。新 しいセルフ IP アドレスがリストに 表 示 されます。BIG-IP GTM 上 の リ スナの 作 成次 に、 BIG-IP GTM 上 にリスナを 作 成 します。 リスナは、 特 定 のIPアドレスに 向 かうネッ トワーク ・ トラフィックをリスニングするようにBIG-IP GTM に 指 示 を 与 えます。 こ の 例 では、 前 の 手 順 で 作 成した BIG-IP LTM 上 のセルフ IP アドレスが 目 的 のIP アドレスになります。BIG-IP GTM 上 にリ スナを 作 成 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を 展開 し、 [Listeners] をクリ ックします。 リスナのメイン 画 面 が表 示 さ れます。2. [Create] ボタンをク リ ックします。F5 導 入 ガ イ ド 3 - 2


第 3 章3. [Destination] ボックスに、 「BIG-IP LTM 上 でのセルフ IP アドレスの 設 定 」(3-2 ページ) で 作 成 し たセルフ IP アドレスを入 力 し ます。 こ の 例 では、 10.133.20.70 と 入 力 します ( 図 3.2を 参 照 )。4. [VLAN Traffic] リ ス ト の 設 定 は [All VLANs] のままにしておきます。5. [Finished] ボタンをク リ ックします。6. BIG-IP LTM 上 でのセルフ IP アドレスの 設 定 セクションで 設定 した 追 加 のセルフ IP ア ド レ スに 対 し て、 こ の 手 順 を 繰 り返 します。図 3.2 新 しいリ スナの 作 成BIG-IP GTM 上 のデー タ セン タ ーの 作 成次 に、 グ ローバルにロード バラ ン ス された <strong>ESX</strong> デバイ ス ・ サーバをホス トする 実 際 の 場 所 ごとに、 BIG-IP GTM 上 にデータセン ターを作 成 し ます。 データ セン ターは、 BIG-IP GTM、 BIG-IP LTM、 ホスト ・ システム、 およびネッ ト ワーク 上 の 同 じサブネッ トを 共 有 するリンクのグループを 定 義 します。 この 例 では、Seattle データ センターと New York データセンターを 作 成 します。BIG-IP GTM 上 にデータ セン ターを 作 成 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を 展開 し、 [Data Centers] をクリ ックします。 データセンターのメイン 画 面 が 開 きます。2. [Create] ボタンをク リ ックします。[New Data Center] 画 面 が 開 き ます。3. [Name] ボ ッ ク スに、 こ のデータ セン ターの 名 前 を 入 力 し ます。 こ の 例 では、 Seattle DC と 入 力 します。4. [Location] ボ ッ ク スに、 データ セン ターの 物 理 的 な 場 所 を 入力 します。 この 例 では、 Seattle, Washington と 入 力 します。5. [Contact] ボ ッ ク スに、 データ セン ターのネ ッ ト ワー ク 管 理 担当 者 の 名 前 を 入 力 し ます。 こ の 例 では、admin@f5seattledatacenter.com と 入 力 します。6. [State] リストが[Enabled] である こ と を 確 認 します ( 図 3.3参 照 )。7. [Finished] ボタンをク リ ックします。3 - 3


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセン ター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入8. データ セン ターのそれぞれに 対 し て こ の 手 順 を 繰 り 返 し ます。 この 例 では、 この 手 順 をも う 一 度 繰 り 返 して New Yorkデータ セン ターを 作 成 し ます。図 3.3 新 しい BIG-IP GTM データ セン ターの 作 成モニタの 作 成次 は、 BIG-IP GTM 上 にモニタを 作 成 します。 モニタは、 プールと仮 想 サーバの 接 続 を 検 証 し、 所 定 の 間 隔 で 継 続 的 にプールや 仮 想サーバの 状 態 をチェ ッ クする こ と を 目 的 と し ています。 チェ ッ ク 対象 のプールま たは 仮 想 サーバが 指 定 さ れた タ イ ムア ウ ト 時 間 内 に 応答 し ない 場 合 や、 プールま たは 仮 想 サーバの 状 態 がパフ ォーマン ス低 下 を 示 している 場 合 、 BIG-IP GTM はトラフィックを 別 のリソースにリダイレク トします。この 例 では、 <strong>VMware</strong> デバイ ス 上 で 実 行 する アプ リ ケーシ ョ ンが Eメールであるため、 SMTP (Simple Mail Transport Protocol) モニタを作 成 し ます。 SMTP モニタは、 標 準 の SMTP コマンドを 発 行 して、BIG-IP LTM 仮 想 サーバが 使 用 可 能 であ る こ と を 確 認 し ます。 実 際 の構 成 に 合 わせてモニ タ を 設 定 し て く ださい。デフ ォル ト のモニ タ を 使 用 する こ と も 可 能 ですが、 デフ ォル ト のモニタを 基 にして 新 しいモニタを 作 成 する こ と をお 勧 めします。 これに よ り 、 特 定 のオプシ ョ ンの 設 定 が 可 能 にな り ます。BIG-IP GTM ヘルスモニ タ を 作 成 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を展 開 し、 [Monitors] をクリ ックします。2. [Create] ボタンをク リ ックします。 [New Monitor] 画 面 が 表 示されます。3. [Name] ボッ ク スにモニタの 名 前 を 入 力 します。 この 例 では、gtm_smtp と 入 力 します。4. [Type] リストから[SMTP] を 選 択 し ます。5. 実 際 の 導 入 に 合 わせてオプシ ョ ン を 設 定 し ます。 こ の 例 では、 オプシ ョ ン をデフ ォル ト のま まにし ておき ます。6. [Finished] ボタンをク リ ックします。作 成 し た 新 し いモニ タ が リ ス ト に 追 加 さ れます。F5 導 入 ガ イ ド 3 - 4


第 3 章デー タ セン タ ー 用 のサーバの 作 成次 の 作 業 は、 データ セン ター 用 の BIG-IP GTM サーバの 作 成 です。サーバは、 ネ ッ ト ワーク 上 の 特 定 システムを 定 義 し ます。 こ の 例 では、 こ のガ イ ド で 先 に 設 定 し た BIG-IP LTM が BIG-IP GTM サーバにな り ます。BIG-IP GTM サーバを 作 成 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を 展開 し、 [Servers] をク リ ックします。サーバの メ イ ン 画 面 が 表 示 されます。2. [Create] ボタンをク リ ックします。 [New Server] 画 面 が 表 示されます。3. [Name] ボックスにBIG-IP LTM を 特 定 する 名 前 を 入 力 し ます。 こ の 例 では、 Seattle_BIG-IP と 入 力 します。4. [Product] リストから、 実 際 の 設 定 に 応 じて[BIG-IP System(Single)] または [BIG-IP System (Redundant)] のいずれかを 選択 します。 この 例 では、 [BIG-IP System (Redundant)] を 選 択します。5. [Address List] セクションの[Address] ボックスにBIG-IP LTMのセルフ IP アドレスを 入 力 し、 [Add] ボタンをク リ ックします。 こ の 例 では、 10.133.20.227 と 入 力 します。6. 手 順 4 で [BIG-IP System (Redundant)] を 選 択 した 場 合 は、[Peer Address List] セクションの[Address] ボックスに 冗 長BIG-IP LTM のセルフ IP アドレスを 入 力 し、 [Add] ボタンをクリックします。注 : 冗 長 ペアの 浮 動 IP アドレスは 使 用 しないでください。 また、 冗 長 ペアの メ ンバの 管 理 イ ン ターフ ェ イ ス を 使 用 し ないでください。7. [Data Center] リストから、BIG-IP GTM 上 のデータ セン ターの 作 成 の 手 順 で 作 成 し たデータセン ターの 名 前 を 選 択 し ます。 こ の 例 では、 Seattle DC を 選 択 し ます。8. [Health Monitors] セクションでは、 モニタの 作 成 の 手 順 で 選択 したモニタ 名 を 選 択 し、 [


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセン ター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入図 3.4 BIG-IP GTM サーバの 作 成BIG-IP GTM プールの 作 成次 に、 BIG-IP GTM 上 に BIG-IP LTM 仮 想 サーバを 含 むプールを 作 成します。BIG-IP GTM 上 にプールを 作 成 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を 展開 し、 [Pools] ([Wide IPs] の 下 ) を ク リ ッ ク し ます。2. [Create] ボタンをク リ ックします。 [New Pool] 画 面 が 表 示 されます。F5 導 入 ガ イ ド 3 - 6


第 3 章3. [Name] ボ ッ ク スにプールの 名 前 を 入 力 し ます。 こ の 例 では、Seattle_pool と 入 力 します。4. [Health Monitors] セクションでは、 モニタの 作 成 の 手 順 で 選択 したモニタ 名 を 選 択 し、 [


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセン ター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入BIG-IP GTM 上 のワイ ド IP の 作 成次 は、 BIG-IP GTM 上 にワ イ ド IP を 作 成 し ます。 ワイド IP は、 完 全修 飾 ド メ イ ン 名 (FQDN) から ド メ インのコンテンツをホス トする仮 想 サーバのセッ トへのマッピングです。BIG-IP GTM 上 にワイ ド IP を 作 成 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を 展開 し、 [Wide IPs] をクリ ックします。2. [Create] ボタンをク リ ックします。 [New Wide IP] 画 面 が 表 示されます。3. [Name] ボックスにワイド IP の 名 前 を 入 力 し ます。 こ の 例 では、 mail.example.com と 入 力 します。4. この 例 ではiRule を 使 用 しないため、 [iRule] セクションは 省略 します。 実 際 の 導 入 に 合 わせて 設 定 してください。5. [Pools] セクションの[Load Balancing Method] リストからロードバランシング 方 式 を 選 択 し ます。 この 例 では、 [GlobalAvailability] を 選 択 します。 Global Availability を 選 択 する と 、BIG-IP GTM はワイ ド IP の 最 初 のプールが 利 用 可 能 であ る 限りこのプールを 選 択 し、 最 初 のプールが 利 用 できなくなると 、 こ のプールが 再 度 利 用 可 能 にな る まで 次 のプールを 選 択します。この 例 では、 BIG-IP GTM によってリ ス トの 最 初 のプールである Seattle_pool にすべての 着 信 E メールが 送 信 されます。こ のプールが 利 用 でき な く な る と、 リ ス ト の 次 のプールである NewYork_pool にすべての E メールが 送 信 されます。 着 信E メ ールを 複 数 のプールに 分 散 する 場 合 には、 別 の 方 式(Ratio など) を 選 択 してください。ロー ド バラ ンシング 方 式 に 関 する 詳 細 については、 オン ライ ン ・ ド キ ュ メ ン ト や 製 品 マニ ュ アルを 参 照 し て く だ さ い。6. [Pool List] セクションの[Pool] リストから、BIG-IP GTM プールの 作 成 の 手 順 で 選 択 したプールの 名 前 を 選 択 し、 [Add] ボタンをク リ ックします。この 例 では、 Seattle_poolを 選 択 し ます。 すべてのプールについて こ の 手 順 を 繰 り 返 してください。 この 例 では、NewYork_pool について 手 順 を1 回 繰 り 返 し ます。7. その 他 の 設 定 はすべて 任 意 選 択 です。 実 際 の 導 入 に 合 わせて設 定 し て く だ さ い。8. [Finished] ボタンをク リ ックします ( 図 3.6 を 参 照 )。F5 導 入 ガ イ ド 3 - 8


第 3 章図 3.6 BIG-IP GTM 上 の 新 しいワ イ ド IP の 作 成次 に、 新 し く 作 成 し たワ イ ド IP を DNS システムの MX レコードとして 追 加 します。 BIG-IP GTM をプラ イマ リ DNS システムとして 使用 し てい る 場 合 、 こ の 作 業 は ZoneRunner ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し て実 行 し ます。MX レコードとしてのワイド IP の 設 定 (ZoneRunner を 使 用 )次 に、 ワ イ ド IP を DNS システムの MX レコードとして 設 定 します。この 例 では、 BIG-IP GTM をプラ イマリ DNS として 使 用 し、ZoneRunner によってワイド IP を MX レコードとして 追 加 します。ZoneRunner は、 BIG-IP GTM の 高 度 な 機 能 です。 こ の 機 能 を 使 用 する 前 に、 BIND および DNS の さ ま ざ ま な 要 素 について 十 分 に 理 解 してお く こ と をお 勧 め し ます。 詳 細 な 情 報 については、 以 下 の 参 考 文書 を 推 奨 します。• 『DNS and BIND, 4th edition』 (Paul Albitz、 Cricket Liu 著 )• IETF DNS の 文 書 : RFC 1034 および RFC 1035• Internet Systems Consortium の Web サイ トhttp://www.isc.org/index.pl?/sw/bind/3 - 9


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server のマルチデータセン ター 展 開 における BIG-IP GTM の 導 入BIND や Microsoft Windows 2007 DNS Service などの DNS サーバに 必要 な MX レ コード を 追 加 する 方 法 については、 該 当 する 製 品 のマニュアルを 参 照 してください。ZoneRunner を 使 用 してワイ ド IP を MX レコードとして 追 加するには1. ナビゲーシ ョ ンペインの [Main] タブで [Global Traffic] を 展開 し、 [ZoneRunner] をク リ ックします。2. [Create] ボタンをク リ ックします。 [New Resource Record]画 面 が 表 示 さ れます。3. [View] リストからビューを 選 択 します。 この 例 では、[external] を 選 択 し ます。4. [Zone] リストから 該 当 するゾーンを 選 択 します。 この 例 では、 [example.com] を 選 択 し ます。5. [Name] ボッ ク スに リ ソース ・ レコードの 名 前 を 入 力 します。作 成 し てい る MX レコードのド メインが 表 示 されていることを 確 認 して く ださい。 また、 最 後 にピ リ オド を 付 ける 必 要 がある 点 に 注 意 してください。6. [TTL] ボックスに 秒 数 を 入 力 します。 この 例 では、 500 (この例 のゾーンのデフォル ト TTL) を 入 力 し ます。7. [Type] リストから[MX] を 選 択 し ます。8. [Preference] ボックスに10 と 入 力 します。 Preference は、ドメインにおける 他 のすべてのE メール 交 換 ホス トに 対 するこのE メ ール 交 換 ホ ス ト の 優 先 順 位 を 表 す 数 値 です。 数 値 が小 さ く な る ほど 高 い 優 先 順 位 を 表 し ます。従 来 の DNS 設 定 では、 複 数 の MX レコードを 作 成 して、 それらに 異 なる 優 先 順 位 を 付 けていま し たが、 こ こでは BIG-IPGTM を 使 用 して 真 の 広 域 ロードバランシングを 提 供 している ため、 単 一 のレ コー ド を 作 成 する だけで 済 みます。9. [Mail Server] に、 BIG-IP GTM 上 のワ イ ド IP の 作 成 の 手 順 で作 成 し た ワ イ ド IP の 名 前 を 入 力 します。 この 名 前 の 最 後 にもピリオドを 付 ける 必 要 があります。 この 例 では、mail.example.com. と 入 力 します。10. [Finished] ボタンをク リ ックします ( 図 3.7 を 参 照 )。F5 導 入 ガ イ ド 3 - 10


第 3 章図 3.7 ZoneRunner による 新 しいリ ソースレコードの 作 成以 上 で BIG-IP GTM の 設 定 は 終 了 です。 詳 細 については、 BIG-IPGTM のマニュアルを 参 照 して く ださい。3 - 11


4<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の導 入


第 4 章<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server に 関 する WANJet の 設 定この 章 では、 フ ァ イルの 転 送 を 高 速 化 し、 <strong>ESX</strong> の 展 開 に 対 する 帯 域幅 の 利 用 を 低 減 する よ う に WANJet を 設 定 する 方 法 について 説 明 します。 <strong>VMware</strong> を 使 用 する こ とで、 管 理 者 は 仮 想 マシン ・ ディ ス ク ・ファイル (VMDK) を 広 域 ネッ ト ワーク (WAN) 上 で 簡 単 にコピーするこ とができ、 アプリ ケーシ ョ ンのみならずデータセンター 全 体を リ モー ト ・ ロ ケーシ ョ ンに 複 製 する こ と が 可 能 と な り ます。 ただし、 VMDK は 大 規 模 ( 通 常 、 数 ギガバイ ト か ら 数 十 ギガバイ ト ) になる 傾 向 があるため、 これらのファイルの 転 送 には 膨 大 な 時 間 と 帯域 幅 が 必 要 と な る のが 普 通 です。 WAN のいずれかの 端 部 に F5 のWANJet を 導 入 する こ と に よ り 、 フ ァ イル 転 送 の 高 速 化 と 全 体 的 な帯 域 利 用 の 低 減 が 可 能 と な り 、 その 程 度 も 場 合 に よ っては 劇 的 な 規模 となります。 個 々のVMDK の 圧 縮 率 と キ ャ ッ シ ュ の 可 能 性 は、 オペレーティング ・ システムや 他 のコンテンツ、 レイアウ トによって大 き く 異 な り ますが、 転 送 速 度 が 3 倍 以 上 に 向 上 する こ と も 珍 し いこ と ではな く 、 同 時 に、 それに 応 じ て 帯 域 利 用 が 低 減 さ れます。WANJet は、 アプラ イ アン スベースの 高 機 能 ソ リ ューシ ョ ンであ り 、WAN 全 域 のすべてのユーザおよびアプ リ ケーシ ョ ンに 対 し、 安 定し た 予 測 可 能 な 高 速 パフ ォーマン ス を 提 供 し ます。 WANJet は WANの 限 界 を 打 開 し、 データセン ターと ブラ ンチ ・ オフ ィ ス 間 でのフ ァイル 転 送 やデータ ・ レプ リ ケーシ ョ ンに 有 効 に 機 能 し ます。 大 幅 な遅 延 、 帯 域 幅 の 制 約 、 許 容 さ れないパケ ッ ト ・ ロ ス 率 などの ト ラフィック ・パフォーマンスの 問 題 に 対 し、WANJet は、 TCP 最 適 化 、データ 圧 縮 、 イ ンテ リ ジ ェ ン ト ・ バ イ ト ・ キ ャ ッ シングを 使 用 し てこれらを 大 幅 に 改 善 します。 WANJet バージ ョ ン 5.0 以 降 では、VMDK の よ う な 大 規 模 なデータ セ ッ ト の 効 率 的 なキ ャ ッ シングには不 可 欠 のデ ィ ス ク ベース ・ キ ャ ッ シングを 使 用 し て 容 量 を 追 加 するためのオプシ ョ ンを 備 えています。WANJet の 詳 細 については、http://www.f5networks.co.jp/product/wanjet/ をご 覧 ください。共 通 シナ リ オ<strong>VMware</strong> Virtual Infrastructure は、 FibreChannel または iSCSI を 使 用 した SAN (Storage Area Network) 経 由 または NFS を 使 用 した NAS(Network-Attached Storage) 経 由 でホ ス ト さ れた 仮 想 デ ィ ス ク を 使 用し ます。 こ れ ら の 選 択 肢 に 基 づき、 一 連 の 仮 想 デ ィ ス ク の 全 部 ま たは 一 部 のレプ リ ケーシ ョ ンを リ モー ト ・ ロケーシ ョ ンに 作 成 するための 選 択 肢 がい く つかあ り ます。◆NFS ストレージ・ホストは、NFS を 使 用 して、WAN 経 由 で 別 の リモー ト ・ ス ト レージ ・ ホ ス ト にフ ァ イルを 複 製 するのが 普 通 です。◆ NFS と SMB/CIFS の 両 方 をサポー ト する ス ト レージ ・ ホ ス ト は、SMB/CIFS を 使 用 して、 WAN 経 由 で 別 の リ モー ト ・ ス ト レージ ・ホ ス ト にフ ァ イルを 複 製 するのが 普 通 です。◆ ストレージ・ホストは、FTP を 使 用 して、 WAN 経 由 で 別 の リ モート ・ ス ト レージ ・ ホ ス ト にフ ァ イルを 複 製 する のが 普 通 です。4 - 1


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の 導 入◆SAN ホス トは、 実 装 に 固 有 のネイティブ ・ テクノロジ (EMCSRDF、 Network Appliance SnapMirror など) を 使 用 して、 ボリ ューム 全 体 またはボ リ ューム 変 更 を リ モー ト ・ データセンターに 複 製 するのが 普 通 です。前 提 条 件 と 設 定 上 の 注 意こ の 導 入 におけ る 前 提 条 件 は 次 の と お り です。◆最 低 2 つの WANJet (WAN の 各 端 に 1 つずつ)。いずれかの 端 部 に冗 長 ペア を 構 成 する こ と が 推 奨 さ れます。◆ それぞれのWANJetはバージ ョ ン5.0 以 上 を 実 行 し てい る こ と (5.0.1以 上 を 推 奨 )。 すべての WANJet は 同 一 バージ ョ ンであ る こ と 。◆デ ィ ス クベース ・ キ ャ ッ シングを 有 効 にするには、 それぞれのWANJet が 少 な く と も 1 台 のハード ド ラ イブを 備 え る こ と。ネッ トワーク ・ トポロジWANJet は、 In-Line モード と One-Arm モード の 2 つのモー ド のいずれかで 稼 働 し ます。◆◆In-Line と し て 設 定 する と 、 WANJet は 透 過 ブ リ ッ ジ と し て 動 作 します。 ス ト レージ ・ ホス ト やその 他 のデバイ スへのルーテ ィ ングの 変 更 は 不 要 ですが、 WAN に 向 か う ト ラ フ ィ ッ ク がすべて 通 過する よ う なネ ッ ト ワー ク の 場 所 に WANJet を 配 置 する 必 要 があ ります。One-Arm として 設 定 すると、WANJet はルータ と し て 動 作 し ます。その 場 合 、 リモート ・ネットワークへのゲートウェイとしてWANJet を 使 用 する よ う にデバ イ ス を 再 設 定 する こ と が 必 要 と なる 場 合 があ り ます。導 入 の 準 備 作 業導 入 が 成 功 する には、 すでにレプ リ ケーシ ョ ン ・ シ ス テムが 正 常 に動 作 し てお り 、 所 定 のパフ ォーマン ス ・ ターゲ ッ ト に 達 し てい る こと が 必 要 です。 導 入 を 開 始 する 前 に、 次 の 確 認 を 実 施 し てお く こ とを 強 くお 勧 めし ます。ネッ トワーク ・ トラフィ ック◆WAN リ ン ク 上 に ト ラ フ ィ ッ ク を 送 出 する アプ リ ケーシ ョ ン をすべて 記 録 し、 VMDK の 転 送 に 使 用 されるプロ ト コル と 共 通 ポー トの 一 覧 を 次 の 表 にま と めます。 その 結 果 に よ り 、 設 定 がカ ス タ マイズされ、 異 なってくる 可 能 性 があります。F5 導 入 ガ イ ド 4 - 2


第 4 章プロ トコ ルFTPNFSSMB/CIFSEMC SRDFNetApp SnapMirror共 通 デフォ ルト ・ポー ト20、 21( TCP)2049( TCP)139、 445( TCP)1748( TCP)10566( TCP)表 4.1 プ ロ ト コル と その 共 通 デフ ォル ト ・ ポー ト◆◆WAN リンク 上 にトラフィックを 送 出 するアプリケーションごとの TCP 接 続 数 の 平 均 と 最 大 を 記 録 します。VMDK レプリ ケーシ ョ ンのト ラフ ィ ッ クのみが WANJet を 横 切 るようにするか、すべてのWAN トラフィックがWANJet を 横 切 るようにするかを 決 定 します。 リモート ・ ロケーション 間 のすべてのトラフィックがWANJet を 通 過 する よ う に し、 その 結 果 、 こ れらのデバイ スがすべての 接 続 を 認 識 して、 よ り 効 率 的 に ト ラフ ィ ッ ク を 最 適 化 で き る よ う にする こ と を 強 く お 勧 め し ます。ネッ トワーク 構 成WANJet はネッ ト ワーク ・ デバイ ス (ルータやス イ ッチなど) から透 過 的 ですが、 正 し く 設 定 さ れていない 場 合 、 こ れら のデバイ スがWANJet のパフ ォーマン ス を 阻 害 する 可 能 性 があ り ます。 た と えば、トラフィックがWANJet に 届 く 前 に、 デバイ スが ト ラ フ ィ ッ ク の暗 号 化 や 圧 縮 を 行 ってい る 場 合 、 WANJet の 圧 縮 やデータ 削 減 のパフォーマンスが 低 下 します。ソース 側 と ターゲッ ト 側 の 両 方 のス ト レージ ・ ホス ト と WAN ルータ の 間 にあ る 以 下 のネ ッ ト ワー ク ・ コ ンポーネン ト を 記 録 し ます。• ルータ• スイッチ• ハブ• 暗 号 化 デバイ スWANJet で 最 適 化 する ト ラ フ ィ ッ ク は 暗 号 化 し ないで く だ さ い。たとえば、 ストレージ・ホストでIPsec を 使 用 しないで く ださい。必 要 に 応 じ て、 最 適 化 する ト ラ フ ィ ッ ク の 暗 号 化 は WANJet によって 実 行 されます。• 圧 縮 デバ イ スWANJet で 最 適 化 する ト ラ フ ィ ッ ク は 事 前 に 圧 縮 し ないで く ださい。4 - 3


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の 導 入WAN リンク最 適 に 機 能 する ためには、 WANJet が WAN 上 で 実 際 に 利 用 可 能 な帯 域 、 遅 延 、 パケ ッ ト ・ ロ スの 平 均 を 認 識 する 必 要 があ り ます。ユーザは WAN リンクが 所 定 のパラメータを 満 たしていると 思 い 込んでいることが 頻 繁 にありますが、 実 際 はそうではないことがあります。 実 際 に ト ラ フ ィ ッ ク が 通 過 する 回 線 を 反 映 し た 測 定 結 果 が 得ら れる よ う に、 正 し いネ ッ ト ワー ク 優 先 順 位 を 使 用 し、 負 荷 の 重 い状 態 で こ れ ら のパ ラ メ ータ のすべて をテ ス ト する こ と が き わめて 重要 です。 軽 い 負 荷 状 態 で 特 定 の 特 性 を 示 す WAN リンクが 重 い 負 荷状 態 では 大 き く 異 な る 特 性 を 示 す こ と があ り ます。 WANJet はトラフ ィ ッ ク を 高 速 化 する 際 、 すべての 利 用 可 能 な 帯 域 幅 を 使 用 する のが 普 通 であ る ため、 負 荷 状 態 でのテ ス ト が きわめて 重 要 です。最 大 負 荷 (ま たは 非 常 に 重 い 負 荷 ) 状 態 で 以 下 のネ ッ ト ワー ク ・ パラ メータに 注 意 してください。• スループ ッ ト 測 定 値 の 平 均 と 最 大 (Mbps)• ラ ウ ン ド ト リ ッ プ 時 間 におけ る 遅 延 測 定 値 の 平 均 と 最 大 (RTT ms)• パケ ッ ト ・ ロ ス 比 率 の 測 定 値 と 最 大 値• 可 能 であれば、 遅 延 ジ ッ タ の 測 定 値 と 平 均 値 も 有 効 な メ ト リ ッ クとなります。F5 導 入 ガ イ ド 4 - 4


第 4 章<strong>ESX</strong> デバイスに 関 する WANJet の 設 定ここでは、 ファイルの 転 送 を 高 速 化 し、<strong>ESX</strong> の 展 開 に 対 する 帯 域 幅の 利 用 を 低 減 する よ う に WANJet を 設 定 します。 次 の 手 順 をすべて実 行 し て く だ さ い。運 用 モー ド の 設 定この 導 入 の 各 WANJet で 運 用 モード (Operational Mode) をセッ トアップする 必 要 があります。運 用 モー ド を 設 定 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Operational Mode] をク リ ックします。 [Operational Mode]画 面 が 表 示 さ れます。2. 次 項 以 降 の WANJet 設 定 がすべて 完 了 する まで、 [Mode] は[Inactive] のままにしておきます。3. [TDR-2 Storage Mode] セクションの[Disk-Based Storage]ストレージをクリックします。4. [Topology] セクションで、 実 際 の 構 成 に 適 したモードをクリックします。 この 例 では、[In-Line] をク リ ックします。5. [Save] をクリ ックして 変 更 を 保 存 します。図 4.1 運 用 モー ド の 設 定4 - 5


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の 導 入最 適 化 ポ リ シーの 設 定次 に、 各 WANJet の 最 適 化 ポ リ シー (Optimization Policy) を 設 定 します。WANJet を 通 過 するすべての ト ラ フ ィ ッ ク を 最 適 化 する 場 合 や、 レプリ ケーシ ョ ンおよび 他 の ト ラ フ ィ ッ ク が 使 用 する 具 体 的 なポー ト が不 明 な 場 合 は、 次 の 手 順 を 実 行 して く ださい。 レプ リ ケーシ ョ ン ・ト ラ フ ィ ッ ク のみを 最 適 化 する 場 合 には、 後 の 手 順 を 実 行 し て く ださい。WANJet を 通 過 するすべての ト ラ フ ィ ッ ク を 最 適 化 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Optimization Policy] をクリ ックします。2. [Common] セクションの[Service Name] 列 で [All ports] をクリ ッ ク し ます (このセクシ ョ ンですでに 特 定 のポー ト を 設 定し てい る 場 合 、 こ の リ ン ク は [All other ports] となっているこ と があ り ます)。[Edit Port/Service Name] ボックスが 表 示 されます。3. [Edit Port/Service Name] ボックスの[Processing Mode] リストから [Optimized] を 選 択 します。4. [TDR-1]、 [ TDR-2]、 [Connection Intercept] のチェ ッ クボック スがすべて 選 択 さ れてい る こ と を 確 認 し ます。5. WAN トラフィックを 暗 号 化 する 場 合 は、[Encryption] のチェ ッ ク ボ ッ ク ス を 任 意 に 選 択 で き ます。6. [OK] ボタンをク リ ックします。ダイアログボックスが 閉 じ、 [Optimization Policy] ページに 戻ります。7. [Save] ボタンをク リ ックして 変 更 を 確 定 します。図 4.2 すべての ト ラ フ ィ ッ ク に 対 する 最 適 化 ポ リ シーの 設 定レプ リ ケーシ ョ ン ・ ト ラ フ ィ ッ クおよびその 他 の 詳 細 が 明 確 な ト ラフ ィ ッ ク ・ フ ローのみを 最 適 化 する 場 合 は、 次 の 手 順 を 実 行 し て ください。F5 導 入 ガ イ ド 4 - 6


第 4 章レプリケーション ・ ト ラフ ィ ックのみを 最 適 化 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Optimization Policy] をク リ ックします。2. [Common] セクションの[Add] ボタンをク リ ックします。3. [Service Name] リストからサービスを 選 択 するか、[FromPort] セクションの 最 初 のテキス ト ・ フィールドにポート 番 号を 入 力 し ます (ポー ト 範 囲 を 指 定 する 場 合 は、 最 小 のポー ト番 号 を 最 初 のフ ィ ール ド に 入 力 し、 最 大 のポー ト 番 号 を 2 番目 のフ ィ ール ド に 入 力 し て く だ さ い)。 こ の 例 では、 NFS を選 択 し てい る ため、 自 動 的 に 21 がポー ト ・ フ ィールドに 入力 されています。4. [Processing Mode] リストから[Optimized] を 選 択 し ます。5. [TDR-1]、 [ TDR-2]、 [Connection Intercept] のチェ ッ クボ ック スがすべて 選 択 さ れてい る こ と を 確 認 し ます。6. WAN ト ラ フ ィ ッ ク を 暗 号 化 する 場 合 は、 [Encryption] のチェッ クボッ クスを 任 意 に 選 択 できます。7. [OK] ボタンをク リ ックします。ダイアログボックスが 閉 じ、 [Optimization Policy] ページに 戻ります。8. 追 加 のプ ロ ト コルご と に こ の 手 順 を 繰 り 返 し、 [Save] をクリ ッ ク して 変 更 を 確 定 します。チ ューニング ・ オプシ ョ ンの 設 定チューニング ・ パラ メータを 正 し く 設 定 するこ とはきわめて 重 要 です。 こ れが 正 し く 設 定 さ れていない と 、 ト ラ フ ィ ッ ク が 効 率 的 に 最適 化 さ れません。チューニング ・ オプションを 設 定 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Tuning] をク リ ックします。2. [Bandwidth] ボックスに、 「WAN リンク」 (4-4 ページ) で 記 録し た 実 際 の WAN の 帯 域 幅 を 正 確 に 反 映 し た 帯 域 幅 を 入 力 します。 この 例 では、 45 を 入 力 し、 専 用 T3 回 線 を 反 映 して[mb/s] を 選 択 しています。3. [RTT] ボックスに、 「WAN リンク」 (4-4 ページ) で 記 録 し たラ ウ ン ド ト リ ッ プ 時 間 の 測 定 値 を 入 力 し ます。 この 例 では、80 ミ リ 秒 を 入 力 し ています。 実 際 の 値 は、 使 用 する 回 線 と リモー ト ・ データ セン ターまでの 距 離 に よ って 異 な り ます。4. ほとんどの 場 合 、 必 ず[Congestion Control] の 選 択 を 解 除 してください。WANJet の 輻 輳 制 御 がオンの 場 合 、WANJet は、EMCSymmetrix SRDF などの 一 部 のプロ ト コル 内 で 使 用 される 内 部的 な フ ロー 制 御 メ カニズム を 干 渉 し ます。 通 常 、 [CongestionControl] をオンにするのは、 ブランチ・オフ ィ スで 見 られるように、 多 数 の 同 時 TCP 接 続 (た と えば、1,000 以 上 ) が WANJet4 - 7


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の 導 入を 通 過 している 場 合 です。 レプ リ ケーシ ョ ンのシナ リ オの 場合 、 こ の 状 況 は 一 般 的 ではな く 、 ま た、 他 のフ ロー 制 御 メ カニズム と 競 合 する ため、[Congestion Control] はオフにする こ とを 強 くお 勧 めし ます。5. [Save] を ク リ ッ ク し て 変 更 を 確 定 し ます。図 4.3 チューニング ・ オプシ ョ ンの 設 定アプリケーショ ン QoS 設 定 の 変 更次 に、 アプ リ ケーシ ョ ン QoS (サービ ス 品 質 ) オプシ ョ ン を 変 更 します。 アプ リ ケーシ ョ ン QoS 帯 域 幅 は、 リ ン ク 全 体 の 場 合 であ っ ても 使 用 可 能 な 相 手 固 定 接 続 (PVC) 部 分 のみの 場 合 であって も、WANJet が 実 際 に 使 用 可 能 な 帯 域 幅 に 設 定 する 必 要 があ り ます。 TCPプロ ト コルでのオーバーヘッ ドを 考 慮 してこの 設 定 を 小 さ くする 必要 はあ り ません。アプリケーシ ョ ン QoS 設 定 を 変 更 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Application QoS] をク リ ックします。 [Application QoS] 画 面が 開 き ます。2. [Application QoS] テーブルで、 アプ リ ケーシ ョ ン QoS ポリシーを 適 用 する リ モー ト WANJet の IP アドレスをクリ ックします。 [Manage the Application QoS Settings of a RemoteWANJet] ボックスが 表 示 されます。3. [Link Bandwidth] ボックスに、 ローカルWANJet とリモートWANJet の 間 の リ ン ク の 帯 域 幅 サ イ ズを 入 力 し ます。 隣 の リストから[kb/s] または [mb/s] を 選 択 し ます。この 例 では、 T3 リンクを 使 用 しているため、45 を 入 力 し、[Mb/s] を 選 択 し ます ( 図 4.4 参 照 )。注 : 同 じ WAN リンクをVMDK レプリ ケーシ ョ ンと 共 有 してい る アプ リ ケーシ ョ ン ・ ト ラ フ ィ ッ ク が 別 に 存 在 する 場 合は、 Virtual Infrastructure のトラフィックを 他 のトラフィックよ り 優 先 させる こ と が 可 能 です。 た と えば、 FTP ベースの 重要 な VMDK レプリ ケーシ ョ ン ・ ト ラフ ィ ッ クを、 重 要 度 の低 い リ モー ト ・ テープ ・ バ ッ ク ア ッ プの ト ラ フ ィ ッ ク よ り 優先 させる などです。 こ の 方 法 については、 『WANJet UserGuide』 を 参 照 してください。F5 導 入 ガ イ ド 4 - 8


第 4 章4. [OK] ボタンをク リ ックします。 [Manage the Application QoSSettings of a Remote WANJet] ボックスが 閉 じます。5. [Application QoS] メインページの[Save] ボタンをク リ ックします。図 4.4 アプ リ ケーシ ョ ン QoS の 設 定導 入 の 最 終 作 業ローカル WANJet に 対 し て 上 述 の 設 定 手 順 がすべて 終 了 し た ら、リモート WANJet に 対 してこれらの 手 順 を 繰 り 返 し ます。最 適 化 のア ク テ ィ ブ 化両 方 の WANJet を 正 し く 設 定 し た 後 、 それそれの WANJet の 運 用モード (Operational Mode) を Active に 変 更 する 必 要 があ り ます。運 用 モー ド を 変 更 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Operational Mode] をク リ ックします。 [Operational Mode]画 面 が 表 示 さ れます。2. [Mode] セクションの[Active] ボタンをク リ ックします。3. [Save] をクリ ックして 変 更 を 保 存 します。しばら く する と 、 画 面 上 部 の WANJet Links インジケータが緑 に 変 わ り 、 WANJet-to-WANJet リンクが 正 常 にアクティブ化 されたこ とが 示 されます。4 - 9


<strong>VMware</strong> <strong>ESX</strong> Server における WANJet の 導 入その 他 の 推 奨 事 項この 項 では、 VMDK レプリ ケーシ ョ ン 用 に WANJet を 導 入 する 際 のその 他 の 考 慮 事 項 について 説 明 し ます。WAN 環 境 の 変 化WANJet で 使 用 可 能 な WAN 回 線 ( 帯 域 幅 、 遅 延 など) が 変 化 し た場 合 には 常 に、 アプ リ ケーシ ョ ン QoS (Application QoS) および 最適 化 ポ リ シー (Optimization Policy) のすべての 設 定 を 変 化 に 合 わせて 調 整 する 必 要 があ り ます。 遅 延 入 力 は、 負 荷 状 態 のネ ッ ト ワークの 遅 延 と 一 致 する 必 要 があ る 点 に 注 意 し て く ださい。 すなわち、 レプリケーションおよび 他 のトラフィックが 流 れている 状 態 で 遅 延 を測 定 し、 それに 応 じ て WANJet をチューニングして ください。パフォーマンス ・ チャートWANJet GUI のリアルタイム・パフォーマンス ・チャート 部 分 を 表示 状 態 のま ま WANJet が 稼 働 する と 、 全 体 的 なパフ ォーマン スがわずかに 低 下 する 可 能 性 があ り ます。 最 大 限 のパフ ォーマン ス を 実 現する ためには、 長 期 間 にわたって こ の タ ブを 開 いた ま まの 表 示 状 態にしないでください。SMB/CIFS の 考 慮 事 項遅 延 接 続 の 許 容SMB/CIFS を VMDK 転 送 の 伝 送 メ カニズム と し て 選 択 する 場 合 、 通常 は 追 加 の 手 順 を 実 行 する 必 要 があ り ます。 次 の 手 順 を 実 行 し て ください。次 の 手 順 を 実 行 し て、 遅 延 接 続 の 許 容 (Delayed ConnectionAcceptance) を 設 定 します。遅 延 接 続 の 許 容 を 設 定 するには1. ナビゲーシ ョ ンペインで [WAN Optimization] を 展 開 し、[Local WANJet] をクリ ックします。 [Local WANJet] 画 面 が 開きます。2. [Settings for Delayed Congestion Acceptance] を 選 択 します。3. ポー ト 139 と 445 が 入 力 さ れ、 コ ロ ンで 区 切 ら れてい る こ とを 確 認 し ます (この 値 がデフォル ト )。4. 変 更 し た 場 合 は、 [Save] を ク リ ッ ク して 変 更 を 適 用 します。F5 導 入 ガ イ ド 4 - 10


第 4 章SMB 署 名 の 無 効 化ストレージ・ホストがWindows ベース (た と えば、 Windows 2003Storage Server など) であり、 それらの 間 のファイル 転 送 にSMB/CIFS を 使 用 している 場 合 、https://support.f5.com/kb/en-us/solutions/public/6000/200/sol6241.html?sr=539735 の 手 順 に 従 ってス ト レージ ・ ホス ト 上 での SMB 署 名 をオフに し て く だ さ い。 こ の 設 定 を 無 効 化 し ない 場 合 、 WANJet はSMB/CIFS トラフィックを 最 適 化 できません。4 - 11

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