GigaPOWERS - Saudi Aramco
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設 立 以 来 、タンカーの ヴェラのタンカーは 全<br />
乗 組 員 から 役 員 まで、 安 全 てが 超 大 型 。 右 は、ヴ<br />
ェラのタンカー 用 の 巨<br />
と 信 頼 性 を 重 視 する 姿 勢<br />
大 なスクリューを 扱 う<br />
が 企 業 風 土 に 根 付 いてい 造 船 会 社 の 社 員 。 同 社<br />
ます。また、 会 社 の 規 模 が の 船 舶 のほとんどはア<br />
ジアの 大 手 造 船 会 社<br />
大 きくなっても、 業 界 での<br />
が 建 造 。<br />
優 位 性 を 保 つために 厳 格<br />
な 管 理 ・ 方 法 を 継 続 して<br />
実 施 。<br />
「 内 省 的 と 言 えるかも<br />
しれませんし、 自 分 自 身 に<br />
厳 しすぎると 言 う 人 もいるでしょう。」(グセ 運 航 面 で 事 故 に 繋 がりかねないリスクの<br />
イエル 社 長 兼 CEO)<br />
排 除 を 図 ります。<br />
ヴェラは、 業 界 で 勝 ち 続 けるために「 行 1993 年 には、 国 際 標 準 化 機 構 ( 品 質<br />
動 に 基 づく 安 全 」 手 順 を 導 入 しており、 研 管 理 システムと 製 品 搬 送 に 関 する 国 際 認<br />
修 担 当 者 がタンカーに 乗 り 込 んで、 船 上 で 証 )の ISO-9000 規 格 を 全 社 的 かつ 完 全<br />
訓 練 を 行 います。 乗 組 員 と 高 級 船 員 双 方 に 遵 守 するためのプログラムを 設 定 。 国<br />
が 作 業 のやり 方 を 観 察 し、 互 いに 建 設 的 な 際 海 上 機 構 が 制 定 した 国 際 安 全 管 理 規<br />
フィードバックを 行 うことによって、 安 全 と 約 (ISM)にも 準 拠 しています。この 規 約 の<br />
目 的 は、 海 上 での 安 全 確 保 、 傷 害 事 故 や<br />
死 亡 事 故 の 防 止 、 環 境 被 害 、 特 に 海 洋 環<br />
境 と 資 産 の 被 害 防 止 にあります。<br />
また、 品 質 水 準 を 維 持 するために、 社 員<br />
のキャリアを 通 じて 研 修 と 再 研 修 を 定 期<br />
的 に 実 施 しており、 社 員 はヴェラ・ファミリ<br />
ーの 一 員 になると、 長 期 間 の 就 労 が 普 通<br />
になっています( 補 足 記 事 を 参 照 )。<br />
1<br />
,000 人 を 超 えるヴェラ・インターナ<br />
ショナル・マリーンの 社 員 の 経 歴 は<br />
様 々で、 世 界 各 国 の 出 身 者 が 揃 っていま<br />
す。Dimensions International はその<br />
うちの 3 名 にインタビューしました。<br />
働 きつつ 学 ぶ<br />
アブドルアジズ・サブリ(Abdula ziz Sabri)<br />
海 洋 船 団 運 航 上 級 マネージャー<br />
「 入 社 したときは、 石 油 タンカーはもちろん、<br />
船 の 知 識 はほとんどありませんでした。」<br />
1989 年 2 月 に 大 学 を 卒 業 後 、サウジア<br />
ラムコの 研 究 開 発 センターに 加 わったアブド<br />
ルアジズさんは、7 年 後 の 1996 年 にヴェラ<br />
に 応 募 しました。ヴェラに 入 社 す<br />
ると、 世 界 各 地 に 赴 くことになると<br />
は 思 ってもいませんでした。<br />
入 社 当 初 は 航 海 プログラムで<br />
2 年 間 船 に 乗 り、ヴェラのジッダ<br />
事 務 所 で 海 洋 管 理 者 を 務 めた 後 、<br />
ドバイの 事 務 所 に 配 属 されて、 原<br />
全 員 がヴェラ・ファミリー<br />
油 タンカー(VLCC) 船 団 担 当 の 上 級 管 理 者<br />
に 昇 進 しました。<br />
2002 年 半 ば、アブドルアジズさんは 韓<br />
国 の 巨 濟 (ゴゼド) 島 にある 大 宇 造 船 海 洋<br />
(DSME)に、ヴェラの 現 場 マネージャーとし<br />
て 派 遣 され、これがキャリアの 転 機 となりま<br />
す。 昇 進 には 大 きな 責 任 が 伴 いました。アブ<br />
ドルアジズさんの 仕 事 は、 大 宇 に 発 注 された<br />
ヴェラのタンカーが 会 社 の 仕 様 に 基 づいて<br />
正 しく 建 造 され、 国 際 規 制 ・ 基 準 を 満 たして<br />
いることの 確 認 でした。<br />
「この 業 界 、 国 際 海 運 規 定 、 進 化 する 技<br />
術 の 様 々な 側 面 を 学 ぶ 機 会 に 恵 まれました。<br />
」とアブドルアジズさんは 言 います。「 韓 国 で<br />
は 10 カ 月 で 巨 大 な 船 が 完 成 する 様 子 を 見<br />
て 驚 きました。」<br />
大 宇 の 工 場 での 造 船 作 業 の 監 督 はやり<br />
がいと 得 るものが 大 きな 経 験 で、 特 に 船 が 納<br />
入 されたときは 感 動 したと 言 うアブドルアジ<br />
ズさん。 韓 国 で 働 き、 生 活 することで、 世 界<br />
各 地 出 身 の 人 々との 出 会 いがありました。<br />
「 全 く 退 屈 しませんでした。 妻 と 3 人 の<br />
子 供 達 も 様 々な 文 化 に 触 れる 体 験 を 楽 しん<br />
でいましたし、 巨 濟 では 誰 もがお 互 いを 気<br />
遣 う、コミュミティーの 同 胞 の 精 神 が 生 まれ<br />
ました。」<br />
「もちろん、 最 初 は 新 しい 環 境 に 移 り 住<br />
むのは 大 変 でしたが、 乗 り 越 えました。 韓 国<br />
語 を 覚 えようとしたのです<br />
が、 子 供 達 の 方 が 上 達 した<br />
のです。」<br />
アブドルアジズさんは<br />
2008 年 12 月 に 韓 国 での<br />
任 務 を 完 了 し、 現 在 は A 船<br />
団 の 上 級 監 督 者 です。<br />
訪 れた 若 者 達 にヴェラを 隅 々まで<br />
紹 介 するデイブ・ヒンクス(Dave<br />
Hinks) 船 長 の 船 乗 りとしてのキャリ<br />
アは 39 年 。イギリスのチェシェアー<br />
にあるネストン・カントリー 小 学 校 の<br />
公 式 大 使 を 務 める。<br />
退 屈 知 らずデイブ・ヒンクス<br />
(Dave Hinks) 船 長<br />
デイブ 船 長 は、 英 国 海 軍 、シ<br />
ェル 石 油 (Shell)で 17 年<br />
間 、モービル(Mobil)に 短 期<br />
間 勤 めた 後 、1994 年 にヴェ<br />
ラに 入 社 しました。<br />
16<br />
Dimensions International