アルミニウム建築構造物製作工場審査・認定規程 および製作工場認定 ...

アルミニウム 建 築 構 造 物 製 作 工 場 審 査 ・ 認 定 規 程
および 製 作 工 場 認 定 基 準
を 補 足 する 細 則
1. 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注
1.1 一 括 外 注 の 禁 止
1.2 溶 接 加 工 を 含 む 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注 加 工 について
1.3 溶 接 加 工 を 含 まない 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注 加 工 について
1.4 管 理 要 領 について
2. 製 作 実 績
平 成 14 年 11 月 14 日
平 成 23 年 4 月 1 日 追 記
アルミニウム 建 築 構 造 協 議 会

1. 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注 加 工
趣 旨
工 場 認 定 において、 外 注 加 工 は 製 作 工 場 にとって 受 注 量 と 自 社 工 場 の 生 産 量 のギャップの 調
整 ( 適 切 な 操 業 率 の 維 持 )および 施 主 側 の 納 期 などの 変 更 への 対 応 などから 必 要 なものとして、
適 切 な 管 理 ( 自 社 製 作 と 同 等 品 質 の 確 保 )を 条 件 として 認 めるものとする。
ただし、 外 注 加 工 は 管 理 が 行 き 届 かない 場 合 、 品 質 低 下 の 要 因 となることもあるので、 特 に 問
題 の 多 いと 考 えられる 一 括 外 注 は 禁 止 し、 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注 加 工 に 対 して 管 理 要 項 を 明 確
にし、さらに 溶 接 のある 場 合 は、 品 質 確 保 の 為 に 管 理 が 非 常 に 重 要 であることから 管 理 要 件 を
設 け 厳 正 に 取 扱 うこととする。
接 着 ハニカムパネル(AHP と 称 する) 工 場 認 定 に 当 っては、 接 着 工 程 は 申 請 者 の 自 社 工 場 に
限 り、 外 注 は 認 めない。
注 ) 主 要 な 構 造 部 材 とは、 構 造 耐 力 上 主 要 な 部 分 である 柱 、 梁 、 小 屋 組 およびブレース 等
に 使 用 する 部 材 をいう。(2 次 部 材 を 除 く。)
1.1 一 括 外 注 の 禁 止 。
認 定 工 場 はアルミニウム 建 築 構 造 物 の 主 要 な 構 造 部 材 の 製 作 ・ 管 理 を 他 の 製 作 工 場 に 一 括
して 請 け 負 わせてはならない。
1.2 溶 接 を 含 む 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注 加 工 について
溶 接 を 含 む 主 要 な 構 造 部 材 は 自 社 製 作 を 原 則 とする。ただし、 次 の 要 件 を 満 たす 場 合 は 外
注 加 工 を 認 める。
(1) 外 注 先 および 外 注 範 囲 を 明 記 した 文 書 により、 外 注 元 に 対 する 発 注 者 の 工 事 管 理 者 また、
工 事 監 理 者 の 承 認 を 得 ていることとする。
(2) 外 注 先 は、アルミニウム 建 築 構 造 協 議 会 認 定 の1 類 製 作 工 場 とする。または 一 般 社 団 法 人
軽 金 属 溶 接 協 会 ( 旧 ( 社 ) 軽 金 属 溶 接 構 造 協 会 )の 認 定 工 場 とすることができる。
(3) 外 注 元 に 溶 接 の 施 工 管 理 能 力 の 有 る 技 術 者 [アルミニウム 建 築 構 造 物 製 作 管 理 技 術 者 の 有
資 格 者 のうち、 一 般 社 団 法 人 軽 金 属 溶 接 協 会 の 溶 接 管 理 技 術 者 ( 旧 ( 社 ) 軽 金 属 溶 接 構 造
協 会 の 溶 接 施 工 管 理 技 術 者 )の 資 格 を 有 する 者 ]がいなければならない。
1.3 溶 接 を 含 まない 主 要 な 構 造 部 材 の 外 注 加 工 について
溶 接 を 含 まない 主 要 な 構 造 部 材 は 次 に 示 すものをいう。
板 材 ・ 押 出 材 ・ 鋳 物 ・ 鍛 造 品 の 切 断 ・ 孔 明 け 加 工 ・ 開 先 加 工 等 の 加 工 品 など
1.4 管 理 要 領 について
(1) 外 注 するにあたって
1 外 注 先 の 工 場 の 選 定
材 質 ・ 板 厚 ・ 形 状 、 溶 接 方 法 に 応 じた 技 術 能 力 、 加 工 設 備 のある 工 場 を 選 定 すること。
2 契 約
仕 様 を 明 確 にした 契 約 書 または 注 文 書 および 明 細 書 があること。
(2) 製 作 管 理 について
1 外 注 加 工 に 関 する 管 理 要 領 書 があり、 当 該 工 事 の 管 理 者 が 明 確 になっていること。
2 工 作 図 、 製 作 要 領 書 を 作 成 し、 製 作 要 領 書 に 従 って 製 作 するように 指 導 すること。
・ 外 注 先 が 工 作 図 、 製 作 要 領 書 を 作 成 する 場 合 は、 管 理 者 が 実 検 し 承 認 すること。
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・ 工 作 図 、 製 作 要 領 書 に 外 注 先 ( 製 作 工 場 名 )を 明 記 すること。
3 管 理 ・ 検 査 記 録 を 作 成 するよう 指 導 すること。
アルミニウム 材 に 関 する 製 造 記 録 、 工 程 途 中 の 管 理 記 録 、 製 品 検 査 記 録 、 溶 接 部 の 検 査
記 録 など。
4 受 入 検 査 を 行 うこと。
材 質 、 数 量 、 形 状 ・ 寸 法 、 溶 接 部 の 検 査 確 認 を 行 うこと。
材 質 は 製 品 証 明 書 ( 材 料 検 査 成 績 書 もしくはミルシート)、または 原 本 相 当 規 格 品 証 明 書
により 行 うこと。
2. 製 作 実 績
2.1 製 作 実 績 物 件 はアルミニウム 建 築 構 造 物 および、(1)から(8)に 示 すアルミニウム 建 築 構 造 物
に 準 じるアルミニウム 構 造 物 を 対 象 とする。
ただし 更 新 時 の 製 作 実 績 は、 原 則 としてアルミニウム 建 築 物 を2 件 以 上 とする。AHP 製 作 工
場 においては、2 件 以 上 かつパネル 製 作 が 延 べ 500 m2 以 上 とする。
(1) 船 舶 の 上 部 構 造
(2) 土 木 構 造 物 (コンクリート 型 枠 、 水 門 、 浮 き 桟 橋 、 橋 梁 など)
(3) 輸 送 関 係 構 造 物 ( 鉄 道 車 両 、トラック、タンクローリーなど)
(4) 圧 力 容 器
(5) 貯 蔵 用 タンク、サイロ
(6)カーテンウォール
(7)サンルーム
(8)パネル 屋 根 、 庇
(9)バスストップシェルター 等
製 作 実 績 物 件 に 該 当 するか 否 かについては、 資 格 審 査 部 会 が 審 査 を 行 い 技 術 委 員 会 が 判 定 す
る。この 場 合 当 該 工 場 は、アルミニウム 建 築 構 造 物 全 体 を 製 作 することができる 体 制 を 速 や
かに 整 えることが 可 能 であることを 必 須 条 件 とする。このために、 次 の2 点 により 審 査 を 実
施 する。
1 申 請 諸 元 表 の 別 添 資 料 3 工 場 配 置 図 、 別 添 資 料 4 組 織 図 、 別 添 資 料 5 品 質 管 理 組 織 図 お
よび 別 添 資 料 7 製 作 工 程 図 などは、 建 築 構 造 物 の 製 作 を 行 う 場 合 の 計 画 について 作 成 したも
のとする。
2 工 場 実 態 調 査 の 時 に 計 画 の 審 査 、 検 証 を 行 う。
2.2 外 注 加 工 を 含 む 製 作 実 績 については、 原 則 として 外 注 元 と 外 注 先 はそれぞれの 製 作 分 を 計 上
し、 双 方 でのダブルカウントはしないこと。
3. 制 定
3.1 この 細 則 は、 平 成 13 年 10 月 15 日 に 制 定 する。
3.2 AHP 製 作 工 場 に 関 する 内 容 を 平 成 23 年 4 月 1 日 から 追 加 する。
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