土木研究所 砂防研究概要 平成24年度

研 究 概 要第 三 紀 層 地 域 の 地 すべり 対 策 技 術 の 高 度 化流 動 化 する 地 すべりの 発 生 箇 所 予 測流 動 化 する 地 すべりは、 長 距 離 を 流 動 して 被 災 範 囲 が 広 範 囲に 及 び 大 きな 災 害 になる。 被 害 防 止 のために、 流 動 化 する 地 すべりの 発 生 箇 所 の 予 測 手 法 の 開 発 を 行 う。雪 崩 対 策 工 の 合 理 的 設 計雪 崩 対 策 工 の 合 理 的 設 計地 形 の 変 化 を 考 慮 し、 現 行 の 雪 崩 運 動 モデルより 合 理 的 に雪 崩 の 到 達 範 囲 ・ 高 さ・ 速 度 が 求 められる 数 値 シミュレーションを 用 いた 雪 崩 対 策 工 設 計 手 法 を 検 討 する。繰 り 返 し 軸 差 応 力 (kN/m2) 軸 歪 み(%)300.00200.00100.000.00-100.00-200.00繰 り 返 し 軸 差 応 力軸 歪 み過 剰 間 隙 水 圧 比9.008.007.006.005.004.003.002.001.000.00-1.00間 隙 水 圧 比地 震 による 流 動 化 地 すべり( 福 島 県 ・ 葉 の 木 平 地 区 )-300.00-2.000 500 1000 1500 2000経 過 時 間 (sec)地 すべり 土 塊 地 震 波 載 荷 試 験( 葉 の 木 平 地 区 )雪 崩 減 勢 工 で 停 止 した 雪 崩模 型 実 験 による 検 証地 下 水 調 査 法 の 改 良 ・ 開 発流 速雪 崩高 さ0.00流 量 (ml/min)0 200 40010.0020.00観 測 による 雪 崩 の 流 下 実 態 の 解 明30.00虫 亀 地 区 新 潟 県 中 越 地 震 では活 動 しなかった 地 すべりブロック朝 日 川 地 区 新 潟 県 中 越 地 震による 被 災 ブロック( 上 ) 加 熱 式 地 下 水 検 層 法 による 地すべり 地 の 地 下 水 調 査( 左 ) 加 熱 式 地 下 水 検 層 により 求 められたボーリング 孔 内 深 度 方 向 の流 量 の 分 布地 下 水 排 除 施 設 集 水 管 の 閉 塞 防 止 法 の 開 発深 度 (m)40.0050.0060.0070.0080.00初 期 層 厚従 来 の 雪 崩 層 厚 の 設 定 ( 一 律 に 増 加 )防護シミュレーションに 基 づく 雪 崩 層 厚工施 設 高 の 減 少 ・コスト 縮 減冬 期 の 降 雨 等 に 伴 う 雪 崩 災 害 の 危 険 度 評 価冬 期 の 降 雨 や 気 温 上 昇 で 発 生 する 雪 崩 の 発 生 過 程 を 調 査 し、 降雨 等 に 伴 う 雪 崩 発 生 危 険 度 評 価 手 法 を 開 発 する。降 雨1976-1985降 雪1998-2007降 雪降 雨降 雨横 ボーリングの 閉 塞 した 集 水 管( 新 潟 県 ・ 戸 沢 地 すべり)開 発 した 集 水 管 閉 塞 防 止 器近 年 の 主 な 研 究 成 果冬 期 の 降 雪 ・ 降 雨 の 割 合 の 変 化( 新 潟 県 高 田 )■ 土 木 研 究 所 資 料・ 豪 雪 時 における 雪 崩 斜 面 の 点 検 と 応 急 対 策 事 例 第 4167 号 2010.3・ 平 成 16 年 新 潟 県 中 越 地 震 により 発 生 した 地 すべりの 実 態 調 査 第 4187 号 2010.12・ 地 すべり 防 止 施 設 の 維 持 管 理 に 関 する 実 態 と 施 設 点 検 方 法 の 検 討 第 4201 号 2011. 6・ 既 存 地 すべり 地 形 における 地 震 時 地 すべり 発 生 危 険 度 評 価 手 法 に 関 する 研 究 第 4204 号 2011. 78