PDFlib TET 4.1

DEF
製 品 ガイド
PDFlib TET 4.1
テキスト 抽 出 ツールキット
PDFlib TET とは
PDFlib Text Extrtaction Tool Kit(TET)は、PDF 文 書 からテキスト、
画 像 、メタデータを 確 実 に 抽 出 します。TET を 利 用 すると、PDF の
テキスト 内 容 を Unicode 文 字 列 として 取 得 することができるほか、
グリフやフォントに 関 する 詳 しい 情 報 や、ページ 上 の 位 置 を 知 るこ
とができます。ラスタ 画 像 は、 広 く 用 いられている 画 像 形 式 で 抽 出
されます。TET は、TETML という XML ベースの 書 式 を 実 装 してお
り、 必 要 に 応 じ PDF 文 書 を TETML 形 式 に 変 換 することができます。
TETML はテキストやメタデータに 加 えリソース 情 報 を 保 持 すること
ができます。
TET は、 高 度 な 内 容 分 析 アルゴリズムを 実 装 し、 単 語 境 界 の 検 出 、
テキストの 段 組 認 識 、 冗 長 テキストの 除 去 などの 処 理 を 効 率 的 に
実 現 します。また pCOS インタフェースにより、PDF からメタデー
タやインタラクティブ 要 素 等 任 意 のオブジェクトを 抽 出 することがで
きます。
PDFlib TET の 利 用 例 :
>> 検 索 エンジンの PDF 文 書 のインデクシング
>> 既 存 PDF 文 書 内 のテキストや 画 像 の 再 利 用
>> PDF 文 書 の 内 容 の 異 なる 形 式 への 変 換
>> PDF 文 書 を 解 析 し、その 内 容 に 応 じて 異 なる 処 理 を 実 施 。
例 えば、 見 出 しによる 文 書 の 分 割 (TET の 他 、PDFlib+PDI が 必
要 となります)
PDFlib TET の 機 能
対 応 する PDF
PDFlib TET は 様 々な PDF の 入 力 に 対 応 しています :
>> ISO 32000-1 を 含 む、Acrobat X までのすべての PDF バージョン
>> 表 示 用 パスワードを 必 要 としない 暗 号 化 された PDF
>> 破 損 した PDF 文 書 も 修 復
Unicode
PDF 内 のテキストは 通 常 、Unicode でエンコードされていないので、
PDFlib TET は PDF 文 書 内 のテキストを、 次 のように Unicode によ
り 正 規 化 します。
>> TET は、すべてのテキストコンテンツを Unicode へ 変 換 します。
C などの Unicode 非 対 応 言 語 では、テキストは UTF-8 または
UTF-16 形 式 で 返 され、Unicode 対 応 のプログラミング 言 語 では、
ネイティブ 文 字 列 として 返 されます。
>> 合 字 などの 複 数 文 字 グリフは、 対 応 する Unicode 文 字 列 に 分 解
します。
>> 適 切 な Unicode マッピングのないグリフを 認 識 した 場 合 、 誤 解
釈 防 止 のため 設 定 可 能 な 置 き 換 えキャラクタへマップします。
>> InDesign や TeX の 文 書 或 いはメインフレームシステム 上 で 生 成
された PDF など 特 定 の 文 書 作 成 環 境 に 起 因 する 問 題 に 対 して
TET ではさまざまな 回 避 策 を 実 装 しています。
内 容 分 析 と 単 語 の 検 出 *
TET は、 次 のような 高 度 な 分 析 アルゴリズムを 有 しています。
>> 適 切 な 単 語 抽 出 に 必 須 の 単 語 境 界 決 定 アルゴリズム( 特 許 技 術 )
>> ハイフネーションされた 単 語 の 各 部 分 の 再 結 合 (デハイフネー
ション)
>> 影 付 きや 太 字 化 等 のテキストの 重 複 インスタンスの 除 去
>> 段 落 の 読 み 順 による 再 結 合
>> ページ 上 に 分 散 したテキストを 正 しい 順 序 に 並 べ 替 え
ページレイアウトと 表 組 みの 検 出 *
ページ 内 容 を 分 析 し、 段 組 を 割 り 出 します。 複 数 列 をまたぐセルも
含 め 表 組 みを 検 出 します。 本 処 理 により 抽 出 テキストの 順 序 の 決 定
が 容 易 になり、 表 の 行 や 各 表 のセルの 内 容 を 特 定 することができ
ます。
幾 何 情 報
TET は、ページ 上 の 位 置 、グリフの 幅 、テキストの 向 きなど、テキ
ストの 正 確 な 幾 何 情 報 を 提 供 します。ページの 特 定 の 領 域 を 指 定
してテキスト 抽 出 の 対 象 から 除 外 したり、 逆 に 指 定 部 分 のみからテ
キスト 抽 出 することができます。たとえばヘッダー、フッターや 余 白
を 除 外 することができます。
画 像 抽 出
PDF ページ 上 の 画 像 を、TIFF、JPEG または JPEG 2000 ファイルと
して 抽 出 できます。 各 画 像 について、 正 確 な 幾 何 情 報 ( 位 置 、 寸
法 及 び 角 度 )を 取 得 できます。 分 割 されている 画 像 を 大 きな 画 像
に 結 合 して 再 利 用 することができます。ダウンサンプリングや 色 空
間 の 変 換 は 行 われないので、 画 像 の 忠 実 度 が 保 証 され、 最 高 の 画
像 品 質 が 保 証 されます。
PDF の 分 析
TET ライブラリには pCOS インタフェースが 含 まれ、PDF 文 書 の 文
書 情 報 、XMP メタデータ、フォントリストやページ 寸 法 などさまざ
まな 詳 細 情 報 を 取 得 できます。(pCOS 製 品 については pCOS のデー
タシートを 参 照 してください)
* 本 機 能 は、 主 に 欧 文 処 理 を 対 象 としており、 日 本 語 処 理 については 制 限 が
あります。

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問 題 を 含 む PDF に 対 するオプション 設 定
TET は、 他 の 製 品 では 正 しくテキストを 抽 出 できないようなさまざ
まな 種 類 の PDF に 対 して、 特 殊 な 処 理 や 回 避 策 を 実 現 します。さ
らに、 問 題 文 書 の 処 理 を 改 善 するためのさまざまな 設 定 機 能 を 備
えています。
>> 文 字 コードまたはグリフ 名 を Unicode へマッピングするテーブル
をユーザーが 設 定 することによって、Unicode マッピングをカス
タマイズすることができます。
>> PDFlib FontReporter は、PDF 内 のフォント、エンコーディング
及 びグリフを 分 析 する 補 助 ツールで、Adobe Acrobat のプラグイ
ンとして 動 作 します。このプラグインには Mac 版 と Windows 版
があり、 無 料 で 使 用 できます。
>> Unicode マッピングに 有 効 な 情 報 を 得 るために 埋 め 込 みフォント
を 解 析 します。フォントが 埋 め 込 まれていないときは、 外 部 フォ
ントファイルまたはシステムフォントを 用 い、テキスト 抽 出 結 果 を
改 善 します。
Unicode への 後 処 理
TET は Unicode への 様 々な 後 処 理 をサポートし、より 良 い 抽 出 結
果 が 得 られるようにします。
>> フォルディングは 文 字 の 保 持 や 削 除 、 置 換 を 行 います。 例 えば、
検 索 と 無 関 係 な 句 読 点 や 不 要 な 文 字 を 削 除 します。
>> デコンポジッションは 文 字 を 一 字 ないし 複 数 の 等 価 な 文 字 に 置 き
換 えます。 例 えば、 和 文 の 半 角 ・ 全 角 キャラクタや 英 字 の 上 付 き
形 (ª 等 )を、 標 準 的 で 等 価 な Unicode 文 字 に 置 き 換 えます。
>> 正 規 化 はテキストをすべて 4 バイトの Unicode に 変 換 します。
例 えば、Web テキストやデータベースの 要 件 に 合 うように NFC
形 式 で 出 力 します。
文 書 の 領 域
PDF 文 書 では、ページコンテンツ 以 外 の 場 所 にもテキストがありま
す。 多 くのアプリケーションはページコンテンツしか 扱 いませんが、
文 書 のその 他 の 領 域 が 必 要 な 場 面 も 多 くあります。TET は、 以 下 の
文 書 領 域 全 てからテキストを 抽 出 することができます。
>> ページコンテンツ
>> 定 義 済 み 及 びカスタム 文 書 情 報 項 目
>> 文 書 と 画 像 レベルの XMP メタデータ
>>しおり
>> ファイル 添 付 と PDF ポートフォリオの 再 帰 的 処 理
>> フォームフィールド
>> コメント( 注 釈 )
>> ページ 数 や PDF/A・PDF/X 等 標 準 への 準 拠 状 態 など 一 般 的 PDF
プロパティ
XMP メタデータ
TET は、 以 下 のような 形 式 で XMP メタデータをサポートしています。
>> 内 蔵 pCOS インタフェースを 用 い、 文 書 、 各 ページ、 画 像 また
は 文 書 のその 他 部 分 の XMP メタデータをプログラムにより 抽 出
する。
>> XMP 文 書 や 画 像 メタデータが PDF 文 書 内 に 存 在 する 場 合 には
TETML 出 力 にこれを 含 める。
>> 画 像 メタデータが PDF 文 書 内 に 存 在 する 場 合 には TIFF または
JPEG 形 式 で 抽 出 された 画 像 にこれを 含 む。
TETML:PDF 内 容 を XML で 表 現
TET では、PDF コンテンツを TETML という 一 種 の XML で 表 現 す
ることができます。TETML で 表 現 されたさまざまな PDF 情 報 は 広
く 用 いられている XML ツールで 容 易 に 処 理 することができます。
TETML にはテキスト 本 体 のほか、フォント、 位 置 情 報 、 画 像 ・カラー
スペースなどリソースの 詳 細 及 びメタデータを 含 めることができま
す。
TETML は、 対 応 する XML スキーマに 規 定 されており、TET はつねに、
一 貫 性 と 信 頼 性 を 具 えた XML 出 力 を 生 成 します。フィルタリングや
書 式 の 変 換 などのために XSLT スタイルシートで TETML を 処 理 す
ることも 可 能 です。TET には、TETML を 処 理 するサンプル XSLT ス
タイルシートが 添 付 されています。
以 下 に 示 すのはグリフの 詳 細 の 一 部 を TETML で 表 したものです。
PDFlib
P
D
F
l
i
b
TET コネクタ
TET コネクタは、TET を 他 のソフトウェアと 連 携 するのに 必 要 な 接
続 用 プログラムです。 以 下 の TET コネクタにより、PDF テキスト 抽
出 機 能 が 各 種 ソフトウェア 環 境 で 利 用 可 能 になります。
>> Lucene 検 索 エンジン 用 TET コネクタ
>> Solr 検 索 サーバ 用 TET コネクタ
>> TIKA toolkit 用 TET コネクタ
>> Oracle Text 用 TET コネクタ
>> MediaWiki 用 TET コネクタ
>> Microsoft 社 製 品 用 には、PDFlib TET PDF IFilter をお 使 いくださ
い。PDF 文 書 からテキストとメタデータを 抽 出 し、Windows 上
の 検 索 ・ 抽 出 ソフトウェアでの 利 用 を 可 能 にします( 詳 しくは
PDFlib TET PDF IFilter のデータシートをご 覧 下 さい)
TET クックブック
TET クックブックは、さまざまなテキスト・ 画 像 抽 出 タスクにおける
TET の 使 用 法 を 示 したプログラミング 作 成 例 集 です。ページ 上 のテ
キストに 応 じてしおりやリンクを 追 加 するなど、TET と PDFlib+PDI
を 組 み 合 わせて PDF 文 書 を 改 良 する 方 法 を 示 したサンプルもあり
ます。

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PDF からテキストの 抽 出 に 挑 戦 *
ハイフンの 除 去
TET は、 複 数 行 にわたるハイフネーションされた 単 語 を 検 出 してハ
イフンを 除 去 し、 部 分 どうしを 結 合 して 単 語 を 復 元 します。これは、
文 書 内 で 単 語 がハイフンで 分 割 されていても 単 語 が 正 しく 検 索 にか
かるようにするための 重 要 な 処 理 です。ハイフンと 異 なるダッシュ
は 除 去 しないよう 区 別 して 扱 われます。
ハイフンは 除 去 されますが、ダッシュは 温 存 されます
他 製 品 による 抽 出 結 果 :「Inttrroduccttiion」
TET による 抽 出 結 果 :「Introduction」
他 製 品 による 抽 出 結 果 :「Midi-Pyr´en´ees」
TET による 抽 出 結 果 :「Midi-Pyrénées」
他 製 品 による 抽 出 結 果 :「 e rst photographs」
TET による 抽 出 結 果 :「The first photographs」
影 付 き・ 太 字 テキストの 検 出
電 子 文 書 では 影 付 きテキストがよく 使 われますが、これは、 同 じ
テキストを 少 しずらして 複 数 回 ページ 上 に 配 置 することで 影 付 き 効
果 を 得 ています。 同 様 に 太 字 テキストもたいていは、 同 じテキスト
を 複 数 個 重 ねることで 太 字 に 見 せかけています。その 結 果 、 影 付
きや 太 字 の 箇 所 のキャラクタは、 文 書 内 に 複 数 個 含 まれています。
TET の 影 付 き 検 出 アルゴリズム( 特 許 取 得 済 )は、 重 複 したテキ
ストを 特 定 して 除 去 することで、 余 分 なテキスト 抽 出 を 防 止 します。
他 のソフトウェアでは、 影 付 きや 太 字 は 重 複 して 抽 出 されてしまい
ますが、TET では 重 複 が 正 しく 除 去 されます。 単 語 全 体 が 重 複 して
いるなら 検 索 エンジンでヒットしますが、 例 のように 文 字 毎 に 重 複
してるケースでは 検 索 結 果 に 含 まれないことになります。
アクセント 付 きキャラクタ
多 くの 言 語 では、アクセント 等 の 発 音 区 別 記 号 を 他 キャラクタのそ
ばに 配 して 合 成 キャラクタを 形 成 します。TeX に 代 表 される 特 定 の
組 版 ソフトウェアではベースキャラクタとアクセントの 2 つのキャラ
クタを 別 々に 出 力 し、 合 成 キャラクタを 作 るものがあります。たと
えばキャラクタ ä を 作 るには、まず 文 字 a をページ 上 に 配 置 し、そ
の 頭 に 分 音 記 号 ¨を 配 置 します。TET はこうした 状 況 を 検 出 し、2
つのキャラクタを 再 合 成 して 適 切 な 合 成 キャラクタを 復 元 します。
合 字
合 字 は、 複 数 のキャラクタを 1 つのグリフに 合 体 したものです。よ
く 見 られる 合 字 は fi・fl・ffi ですが、ほかにも Th・sp・ct・st 等 あま
り 目 にしない 合 字 が 数 多 くあります。 電 子 文 書 からテキストを 抽 出
する 際 には、 合 字 を 分 析 してキャラクタ 列 に 分 解 することで、 適 切
なテキスト 処 理 を 可 能 にする 必 要 があります。TET は 合 字 を 検 出 し、
適 切 な 複 数 キャラクタとして 出 力 します。
ドロップキャップ
ドロップキャップは、 一 番 初 めの 段 落 の 一 文 字 目 を 大 きな 文 字 で
表 現 したものです。ドロップキャップは 段 落 の 開 始 を 強 調 したいと
きによく 使 います。ドロップキャップを 適 切 に 扱 わないと、 単 語 の
一 文 字 目 とそれ 以 降 の 文 字 を 別 々の 単 語 として 抽 出 してしまうでしょ
う。
他 製 品 による 抽 出 結 果 :「S」と「tellen」の 2 単 語
TET による 抽 出 結 果 :「Stellen」の 1 単 語
* 本 機 能 は、 主 に 欧 文 処 理 を 対 象 としており、 日 本 語 処 理 については 制 限 が
あります。

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テキストの 抽 出 に 挑 戦 *
他 製 品 では 使 い 物 にならないゴミを 抽 出 しますが、TET ではテキス
トを 抽 出 します
Acrobat でページ 内 容 を 表 示 できない 場 合 でも、TET なら 正 確 に
文 字 を 抽 出 します
TET は 左 向 きのテキストと 右 向 きのテキストが 混 在 している 場 合 で
も、 正 しい 順 序 に 並 び 替 えます
他 製 品 による 抽 出 結 果 : 細 切 れの 画 像 133 個
TET による 抽 出 結 果 : 大 きな 画 像 1 つ
Unicode マッピング
Unicode マッピングは PDF からテキストを 抽 出 するための 基 礎 で
あり、グリフごとに 対 応 する Unicode 値 を 割 り 当 てなければなりま
せん。PDF は 様 々なフォントやエンコーディングをサポートしてお
り、 中 には 適 切 な Unicode を 割 り 当 てるための 情 報 を 持 たないも
のもあるため、Unicode マッピングは 複 雑 な 作 業 です。 最 悪 の 場 合 、
PDF 文 書 から 使 い 物 にならないテキストしか 抽 出 できず、 十 分 な
情 報 が 得 られない 場 合 もあります。
TET の 特 許 技 術 である Unicode マッピングアルゴリズムは Unicode
値 を 決 定 するための 情 報 すべてを 使 うような 数 珠 つなぎのアルゴリ
ズムを 実 装 しています。 問 題 を 抱 える 多 くの 文 書 に 対 して、 他 の 製
品 が 使 い 物 にならないゴミしか 抽 出 できない 場 合 でも、TET は 適
切 な Unicode テキストを 抽 出 します。
破 損 した PDF
変 換 エラーなどによって、PDF が 破 損 する 場 合 があります。TET の
修 復 モードは PDF の 破 損 の 多 くを 復 元 します。PDF の 破 損 が 激 し
く、Acrobat で 表 示 できないような 極 端 なケースにおいても、TET
はページ 内 容 を 抽 出 します。
アラビア 語 やヘブライ 語 による 双 方 向 テキスト
PDF は 論 理 的 なテキストをエンコードせずに、 単 純 にグリフとして
内 包 しています。アラビア 語 やヘブライ 語 で 書 かれたテキストは 右
から 左 に 進 みます。また、 数 字 や 欧 米 言 語 の 名 前 といった 右 から
左 に 進 むテキストが 挿 入 される「bidirectinal」と 呼 ばれる 状 態 に
なることもあり、 両 方 向 に 解 釈 しなければなりません。また 他 の 課
題 として、アラビア 語 の 文 字 は 文 脈 によって 最 大 4 つの 形 をとるこ
とがあげられます。このような 文 字 に 対 しては、 対 応 する 標 準 形 ( 独
立 形 )に 正 規 化 する 必 要 があります。
画 像 抽 出 に 挑 戦
色 空 間 と 圧 縮
PDF 内 のラスタ 画 像 データは、11 の 色 空 間 と 9 の 圧 縮 フィルタの
任 意 の 組 み 合 わせでエンコードされている 可 能 性 がありますが、
JPEG や TIFF など 一 般 的 な 画 像 ファイル 形 式 は、それらのサブセッ
トしかサポートしていません。TET の 画 像 抽 出 は PDF 画 像 の 特 性
と 出 力 形 式 の 機 能 のバランスを 慎 重 にとります。PDF 画 像 の 内 部
構 造 に 関 係 なく、ピクセル 画 像 は、 共 通 の 画 像 ファイル 形 式 で 抽
出 されます。
画 像 の 結 合
多 くの PDF 文 書 では、それを 作 ったソフトウェアによって、 中 の 画
像 が 細 かく 分 解 されています。ページ 上 で 1 つの 画 像 として 見 えて
いても、 実 は 数 百 ・ 数 千 の 断 片 の 寄 せ 集 めということがあります。
とくに、Microsoft Office アプリケーションや TeX がこうした 文 書 を
作 ることで 知 られています。TET は、 断 片 化 した 画 像 を 検 出 して 結
合 し、 大 きく 利 用 可 能 な 画 像 として 復 元 します。このような 画 像 を
利 用 するためには 結 合 は 必 須 の 処 理 といえます。
* 本 機 能 は、 主 に 欧 文 処 理 を 対 象 としており、 日 本 語 処 理 については 制 限 が
あります。

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TET の 多 様 な 利 用 形 態
TET は、 各 種 開 発 環 境 用 のプログラミングライブラリ(コンポーネ
ント)としても、バッチ 処 理 向 けにコマンドラインツールとしても
利 用 できます。 両 者 は 同 等 の 機 能 を 提 供 しますが、 実 装 目 的 に 応
じて 使 い 分 けられます。TET ライブラリ 及 びコマンドラインツール
共 に、TETML(XML ベースの 出 力 形 式 )を 生 成 することができます。
TET は 以 下 のように 使 い 分 けられます。
>> TET プログラミングライブラリ(コンポーネント)は、デスクトッ
プ 上 やサーバー 上 のアプリケーションに 組 み 込 んで 利 用 します。
ライブラリの 使 用 例 は 製 品 に 添 付 されています。
>> TET コマンドラインツールは PDF 文 書 のバッチ 処 理 に 適 していま
す。プログラミングを 全 く 必 要 とせず、コマンドラインオプション
による 処 理 を 複 雑 なワークフローに 組 み 込 むことができます。
>> XSLT などさまざまな XML 処 理 ツールや 言 語 に 通 じた 開 発 者 で
あれば、TETML による 出 力 を 用 いて XML ベースのワークフロー
を 実 現 することができます。
>> TET コネクタはデータベースや 検 索 エンジンなどさまざまな 汎 用
ソフトウェアパッケージに TET を 容 易 に 統 合 できます。
TET ファミリー
TET ファミリーには 以 下 の 製 品 があります。
>> TET コア 製 品
当 データシートで 述 べてきた 製 品 です。
>> TET PDF IFilter
Windows Search、SharePoint 、SQL Server などの Microsoft 社
製 検 索 製 品 に 適 した 製 品 です。 詳 しくは TET PDF IFilter のデータ
シートをご 覧 ください。
>> TET Plugin
Adobe Acrobat 用 のプラグインで、PDF からテキストや 画 像 の
抽 出 を 無 償 行 えるユーティリティです。TET の 性 能 を 検 証 してい
ただくことができます。
対 応 開 発 環 境
PDFlib TET is everywhere. TET は 事 実 上 、すべてのコンピューティ
ングプラットフォーム 上 で 動 作 します。32 ビット /64 ビットバージョ
ンの Windows をはじめ Mac OS X、Linux、Unix、さらに IBM i5/
iSeries・zSeries メインフレーム 版 も 提 供 しています。また、iOS、
Android、Windows Embedded Compact/CE などのモバイル 環 境
版 も 提 供 しています。
パフォーマンスの 最 大 化 を 図 りオーバーヘッドを 小 さくするため
TET の 中 核 部 分 は 高 度 に 最 適 化 された C コードで 書 かれています。
平 易 な API(アプリケーションプログラミングインタフェース)を 通
じて、PDFlib の 機 能 は、 次 のようなさまざまな 開 発 環 境 から 利 用
することができます。
>> COM(VB・ASP・Borland Delphi 等 での 使 用 )
>> C・C++
>> Java(サーブレット・Java Application Server を 含 む)
>> .NET(C#・VB.NET・ASP.NET 等 での 使 用 )
>> Objective-C (Mac OS X・iOS)
>> Perl
>> PHP
>> Python
>> REALbasic
>> RPG(IBM i5/iSeries)
>> Ruby
PDFlib の 特 長
世 界 的 な 導 入 実 績 と 信 頼 性
世 界 100 カ 国 以 上 で 20,000 ライセンスを 超 える 導 入 実 績 がある
PDF 文 書 処 理 ライブラリの 定 番 ソフトウェアです。
使 いやすい API を 提 供
PDF の 詳 細 を 意 識 することなく、 製 品 ファミリーに 共 通 する 使 いや
すいインタフェースや 操 作 性 で PDF 文 書 の 生 成 や 処 理 を 行 うことが
できます。
事 前 に 評 価 、 開 発 が 可 能
PDFlib はダウンロードして 無 償 で 評 価 することができます。 評 価 版
は 一 部 の 制 限 を 除 いて 製 品 の 全 機 能 を 使 用 でき、 納 得 いくまで 評
価 した 後 で 購 入 することができます。
効 率 的 で 安 定 した 動 作
PDFlib は、コンパクトなコードとして 設 計 、 開 発 されており、 資 源
消 費 やオーバーヘッドが 少 なく 高 速 かつ 安 定 的 に 動 作 します。また
スレッドセーフな 設 計 のためマルチスレッド 環 境 でも 安 心 して 利 用
することができます。
リーズナブルな 価 格 体 系
クライアント 数 に 依 存 せず 管 理 の 容 易 なシンプルかつリーズナブル
な 価 格 のライセンス 体 系 でご 提 供 しています。
総 合 的 な PDF 文 書 処 理 機 能 を 実 現
PDFlib、PLOP、TET、pCOS の 併 用 により 総 合 的 な PDF 文 書 処 理
を 実 現 できます。
PDFlib GmbH について
PDFlib の 開 発 元 である PDFlib GmbH は PDF テクノロジにフォーカ
スしたドイツのソフトウェア 会 社 です。1997 年 に PDFlib を 発 表 し
て 以 来 、 同 製 品 ファミリーの 充 実 を 図 り、PDF 関 連 技 術 の 最 新 動
向 に 迅 速 に 対 応 しています。
購 入 及 びお 問 い 合 わせ
PDFlib のご 購 入 及 びお 問 い 合 わせは PDFlib GmbH まで。 評 価 版
のダウンロードや PDFlib 技 術 情 報 の 入 手 も PDFlib GmbH のウェ
ブサイトで 行 えます。お 見 積 りやその 他 ご 質 問 については 下 記 まで
お 問 い 合 わせください。
DEF
PDFlib GmbH
Franziska-Bilek-Weg 9,
80339 München, Germany
phone +49 • 89 • 452 33 84-0,
fax +49 • 89 • 452 33 84-99
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