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ケーブルおよびコネクタの 選 定 ・ 成 端 ガイド<br />
i
著 作 権 のお 知 らせ<br />
© Copyright 2008 <strong>ODVA</strong>, Inc. 全 権 利 保 有<br />
事 前 に <strong>ODVA</strong> から 書 面 による 許 可 を 取 得 せずに、 本 書 の 一 部 を 何 らかの 媒 体 で<br />
複 製 またはコピーしたり、 他 の 言 語 に 翻 訳 したりすることはできません。<br />
EtherNet/IP およびそのロゴは、<strong>ODVA</strong> のライセンスにもとづいて 使 用 される 商<br />
標 です。<br />
<strong>ODVA</strong><br />
4220 Varsity Drive, Suite A<br />
Ann Arbor, Michigan 48108-5006<br />
U.S.A.<br />
電 話 :1-734-975-8840<br />
ファクス:1-734-922-0027<br />
www.odva.org<br />
ii
目 次<br />
まえがき 本 書 について ............................................................................................................ ix<br />
本 書 の 対 象 者 .............................................................................................................................................................................................. IX<br />
本 書 の 内 容 ................................................................................................................................................................................................... IX<br />
関 連 資 料 ......................................................................................................................................................................................................... X<br />
第 1 章 EtherNet/IP ネットワーク 構 成 ..............................................................................1<br />
ネットワーク 構 成 .......................................................................................................................................................................................... 1<br />
ネットワーク 構 成 要 素 ................................................................................................................................................................................ 2<br />
第 2 章 銅 線 ケーブルの 選 定 ...............................................................................................3<br />
ケーブルの 種 類 ........................................................................................................................................................................................... 3<br />
選 定 時 の 注 意 事 項 ..................................................................................................................................................................................... 3<br />
FA 環 境 で 使 用 する 場 合 の 注 意 事 項 .................................................................................................................................................. 4<br />
第 3 章 RJ45 通 信 コネクタの 選 定 と 成 端 方 法 ...............................................................6<br />
ケーブル 成 端 方 法 ...................................................................................................................................................................................... 6<br />
選 定 時 の 注 意 事 項 ..................................................................................................................................................................................... 9<br />
FA 環 境 で 使 用 する 場 合 の 選 定 ガイド ............................................................................................................................................. 10<br />
第 4 章 4 極 M12 通 信 コネクタの 選 定 と 成 端 方 法 ..................................................... 11<br />
ケーブル 成 端 方 法 ................................................................................................................................................................................... 11<br />
選 定 時 の 注 意 事 項 .................................................................................................................................................................................. 13<br />
FA 環 境 で 使 用 する 場 合 の 選 定 ガイド ............................................................................................................................................. 14<br />
付 録 各 社 の 機 器 紹 介 ......................................................................................................... 15<br />
iii
まえがき<br />
本 書 について<br />
本 書 の 対 象 者<br />
本 書 は、EtherNet/Industrial Protocol (EtherNet/IP TM )を 使 った 産 業 用 制 御 システムにおい<br />
て、ケーブルおよびコネクタの 部 材 選 定 および 配 線 を 行 なう 人 を 意 図 して 作 成 されて<br />
います。 同 様 の 目 的 の 資 料 として「EtherNet/IP メディアプランニングおよび 敷 設 マ<br />
ニュアル」がありますが、 本 書 は 初 めて EtherNet/IP をご 使 用 になられる 方 を 想 定 し、<br />
より 基 本 的 な 項 目 に 限 定 して 解 説 しています。<br />
本 書 の 内 容<br />
本 書 は 以 下 の 内 容 を 含 んでいます。<br />
● コネクタおよびケーブルの 部 材 選 定 方 法<br />
● コネクタの 配 線 方 法<br />
なお 本 書 では 銅 線 ケーブルに 関 してのみで 光 ファイバについては 記 述 していません。<br />
光 ファイバについては「EtherNet/IP メディアプランニングおよび 敷 設 マニュアル」を<br />
ご 参 照 ください。<br />
まえがき ix
関 連 資 料<br />
関 連 資 料<br />
EtherNet/IP ネットワークの 敷 設 に 関 する 詳 細 情 報 については、 以 下 の 資 料 の 最 新 バー<br />
ジョンをご 参 照 ください。<br />
● <strong>ODVA</strong> EtherNet/IP 仕 様 書<br />
● EtherNet/IP メディアプランニングおよび 敷 設 マニュアル<br />
まえがき x
第 1 章<br />
EtherNet/IP ネットワーク 構 成<br />
本 章 は、EtherNet/IP のネットワーク 構 成 とその 構 成 要 素 について 説 明 します。<br />
ネットワーク 構 成<br />
EtherNet/IP のネットワーク 構 成 例 を 以 下 に 示 します。<br />
上 位 コンピュータ<br />
設 定 表 示 器<br />
PLC<br />
通 信 コネクタ<br />
バルクヘッド<br />
スイッチングハブ<br />
通 信 ケーブル<br />
ハブ 用 盤<br />
制 御 盤<br />
スイッチングハブ<br />
PLC<br />
PLC<br />
PLC<br />
EtherNet/IP<br />
対 応 機 器<br />
スイッチングハブ<br />
EtherNet/IP スイッチングハブ<br />
制 御 盤 制 御 盤<br />
対 応 機 器<br />
制 御 盤<br />
図 1-1 EtherNet/IP のネットワーク 構 成 例<br />
1
ネットワーク 構 成 要 素<br />
EtherNet/IP のネットワークを 構 成 する 要 素 は 次 のとおりです。<br />
● 通 信 ケーブル<br />
EtherNet/IP では 銅 線 ケーブルと 光 ファイバケーブルが 使 用 できます。 一 般 的 な 銅 線<br />
ケーブルは 取 り 扱 いがしやすく 低 コストですが 規 格 上 100m までしか 距 離 は 延 ばせま<br />
せん。 光 ファイバは 高 価 ですが、 長 い 距 離 を 延 ばすことが 可 能 です。Ethernet のケー<br />
ブルは 様 々な 種 類 があり、 状 況 により 使 い 分 ける 必 要 があります。<br />
● 通 信 コネクタ<br />
EtherNet/IP は、RJ45 コネクタと 4 極 M12 D コーディングコネクタが 使 用 可 能 です。<br />
RJ45 コネクタは 外 部 ハウジングを 使 用 することで 防 水 ・ 防 塵 ・ 防 油 に 対 応 すること<br />
が 可 能 です。 世 の 中 には 様 々な 形 状 の 外 部 ハウジングがありますが、EtherNet/IP では<br />
統 一 性 の 観 点 から RJ45 の 外 部 ハウジング 構 造 を 限 定 しています。4 極 M12 コネクタ<br />
は 形 状 が 規 定 されており、IP65/IP67 の 耐 環 境 性 が 確 保 されています。<br />
●スイッチングハブ/リピータハブ<br />
Ethernet では 機 器 を 接 続 する 際 にハブを 使 用 します。ハブにはリピータハブとスイッ<br />
チングハブがありますが、 一 般 にリピータハブは、 制 御 アプリケーションでは 推 奨 さ<br />
れません。リピータハブは 安 価 ですがネットワーク 上 で 信 号 の 衝 突 を 発 生 させる 可 能<br />
性 があります。 信 号 の 衝 突 は 伝 送 の 再 送 またはフレーム 脱 落 の 原 因 となり、 制 御 シス<br />
テムの 定 時 性 が 確 保 できません。<br />
スイッチングハブは 高 価 ですが 信 号 の 衝 突 が 発 生 しません。リアルタイムの 性 が 重 要<br />
となる 制 御 アプリケーションでは、スイッチングハブのご 使 用 を 推 奨 します。 近 年 で<br />
はスイッチングハブは 安 価 になってきており、 発 売 されているハブはほとんどスイッ<br />
チングハブになっています。また、スイッチングハブには 様 々なインテリジェントな<br />
機 能 がサポートされているものもあります。<br />
ハブはノイズや 温 度 の 環 境 に 対 する 耐 性 が 必 要 です。 民 生 用 のハブはトラブルの 原 因<br />
になりますので、 工 業 用 を 想 定 したハブを 使 用 することを 推 奨 します。<br />
●バルクヘッド<br />
盤 の 内 外 を 接 続 する 必 要 がある 場 合 にバルクヘッドを 用 いると 便 利 です。バルクヘッ<br />
ドは、 盤 の 壁 面 を 通 してケーブルを 通 過 させます。 盤 にケーブルを 直 接 引 き 込 む 場 合<br />
はバルクヘッドを 使 用 する 必 要 はありません。<br />
2
第 2 章<br />
銅 線 ケーブルの 選 定<br />
本 章 は、 銅 線 ケーブルの 選 定 について 説 明 します。<br />
ケーブルの 種 類<br />
通 信 ケーブルは 必 ずイーサネット 用 のケーブルをご 使 用 ください。<br />
ケーブルには 以 下 ような 選 定 の 種 類 があります。<br />
●カテゴリ<br />
● 単 線 /より 線<br />
●シールド 有 無 、 網 線 シールド/フィルムシールド<br />
●2 対 、4 対<br />
● 導 体 サイズ<br />
選 定 時 の 注 意 事 項<br />
● 通 信 距 離 とケーブルの 種 類 の 関 係<br />
イーサネットでは 銅 線 で 配 線 する 場 合 には 機 器 間 の 距 離 は 最 大 100m になります。た<br />
だし、 実 際 の 最 大 距 離 は 導 体 サイズ、 導 体 構 成 ( 単 線 /より 線 )、 動 作 温 度 などにより<br />
100m 以 下 になる 場 合 があります。 詳 細 はメーカーにご 確 認 ください。<br />
一 般 的 に 周 囲 温 度 が 上 昇 すると 通 信 できる 機 器 間 の 距 離 は 低 下 します。 民 生 用 のケー<br />
ブルは 常 温 での 使 用 しか 想 定 していないものが 多 くあります。 使 用 するケーブルの 使<br />
用 温 度 範 囲 をご 確 認 ください。<br />
●カテゴリ<br />
ANSI/TIA/EIA-568-B.2 Annex N で 規 定 されたカテゴリ5(CAT5) 以 上 が 必 要 です。カテ<br />
ゴリ5 以 上 のケーブルにはカテゴリ5e (CAT5e)、カテゴリ6(CAT6)があります。より<br />
高 いカテゴリを 使 用 することで、 伝 送 品 質 が 向 上 します。また、カテゴリ5は 100Mbps<br />
までしか 対 応 していませんが、カテゴリ5e およびカテゴリ6は 1Gbps の 伝 送 にも 対<br />
応 しています。 将 来 1Gbps の 伝 送 速 度 へ 拡 張 することを 考 慮 するのであれば、カテゴ<br />
リ5e 以 上 のケーブルを 推 奨 します。<br />
● 単 線 /より 線<br />
距 離 の 長 い 配 線 は 単 線 ケーブルとし、 距 離 の 短 い 配 線 は 柔 軟 性 を 考 慮 してより 線 とす<br />
ることが 一 般 的 です。より 線 のケーブルでは 信 号 が 減 衰 しやすいため 機 器 間 の 距 離 が<br />
100m より 短 くなる 場 合 があります。 単 線 のケーブルは 信 号 の 減 衰 が 少 ないため 機 器<br />
間 の 距 離 100m が 一 般 的 に 実 現 可 能 です。しかし、 単 線 は 硬 くケーブルの 引 き 回 しが<br />
しにくいのに 対 し、より 線 はケーブルの 柔 軟 性 が 高 いので 引 き 回 しがしやすくなって<br />
います。<br />
3
●シールド 有 無<br />
FA 環 境 ではノイズ 発 生 が 想 定 されるため、シールド 付 ケーブルを 推 奨 します。ノイ<br />
ズが 発 生 しない 環 境 であればシールド 無 ケーブルを 使 用 することも 可 能 です。 詳 細 の<br />
選 定 方 法 は「ノイズ 環 境 で 使 用 する 場 合 」を 参 照 ください。<br />
●2 対 、4 対<br />
一 般 的 にカテゴリ5ケーブルは 2 対 、カテゴリ5e 以 上 のケーブルは 4 対 になってい<br />
ます。100Mbps の 通 信 では 2 対 しか 使 用 しませんが、1Gbps の 通 信 では 4 対 が 必 要 に<br />
なります。 将 来 1Gbps の 伝 送 速 度 へ 拡 張 することを 考 慮 するのであれば、4 対 のケー<br />
ブルを 選 定 した 方 が 良 いです。メーカーにより 伝 送 性 能 がカテゴリ5e 以 上 で 2 対 の<br />
ケーブルを 発 売 している 場 合 があります。この 場 合 、 伝 送 特 性 は 高 くなっていますが<br />
将 来 1Gbps の 伝 送 速 度 には 対 応 できませんのでご 注 意 ください。<br />
また、4 極 M12 コネクタを 使 用 する 場 合 4 対 タイプは 使 用 できません。2 対 タイプを<br />
ご 使 用 ください。<br />
● 導 体 サイズ<br />
AWG24 が 一 般 的 ですが、 特 性 を 出 すためにメーカーにより AWG22 または AWG26<br />
としている 場 合 があります。コネクタとの 嵌 合 性 に 関 係 しますので、 詳 細 はメーカー<br />
にご 確 認 ください。<br />
FA 環 境 で 使 用 する 場 合 の 注 意 事 項<br />
●ノイズ 環 境 での 使 用<br />
非 シールドケーブル(UTP)と、シールド 付 きケーブル(STP)があります。STP<br />
には、 編 組 シールド、テープシールド、 編 組 +テープシールド(2 重 遮 蔽 )などがあり<br />
ます。<br />
一 般 的 に FA 環 境 ではノイズが 発 生 するため、シールド 付 ケーブルのご 使 用 を 推 奨 し<br />
ます。 特 にノイズが 多 いと 思 われる 場 合 は「 編 組 +テープシールド」 構 造 のケーブル<br />
をご 使 用 ください。<br />
シールド 有 の 場 合 、グランドの 回 りこみを 回 避 するために 両 端 のいずれか 一 方 しか 接<br />
地 してはいけません。<br />
● 防 水 ・ 防 塵 ・ 防 油 環 境 での 使 用<br />
防 水 : 稀 に 水 に 濡 れて 直 ぐ 乾 く 程 度 であれば 一 般 仕 様 品 を 使 用 します。 常 時 水 に 浸 か<br />
る 場 合 はLAPシース、コルゲートシース、 或 いは 配 管 による 隔 離 を 推 奨 します。<br />
防 塵 :ケーブル 自 体 には 特 に 対 処 の 必 要 はありません( 塵 に 化 学 物 質 が 含 まれる 場 合<br />
は 除 きます)。<br />
防 油 : 耐 油 性 を 考 慮 した 外 被 のケーブルが 必 要 です。 但 し、 油 付 着 の 程 度 が 激 しい 場<br />
合 、 長 期 間 において 完 全 ではないため、 配 管 の 中 に 通 す 等 、 環 境 からの 隔 離 を 推 奨 し<br />
ます。 油 の 種 類 によっては 注 意 が 必 要 ですので、メーカーにご 確 認 下 さい。 防 水 ・ 防<br />
油 の 詳 細 についてはメーカーにご 確 認 ください。<br />
4<br />
● 振 動 ・ 衝 撃 ・ 引 っ 張 り 環 境 での 使 用
振 動 、 衝 撃 : 可 動 性 などの 特 殊 な 性 能 が 必 要 な 場 合 はメーカーにご 確 認 ください。<br />
引 っ 張 り : 許 容 張 力 についてはメーカーにご 確 認 ください。<br />
● 厳 しい 温 度 ・ 湿 度 環 境 での 使 用<br />
ケーブルの 使 用 温 度 範 囲 は 一 般 的 には 以 下 の 表 のようになります。 使 用 温 度 範 囲 内 に<br />
なるようにケーブル 配 置 を 考 慮 してください。また、 高 温 では 導 体 抵 抗 が 増 加 するた<br />
め、 一 般 的 に 機 器 間 の 最 大 伝 送 距 離 は 短 くなりますのでご 注 意 ください。<br />
表 2-1 ケーブル 使 用 温 度 範 囲 とケーブル 構 造<br />
仕 様 ※ 温 度 範 囲 ケーブル 構 造<br />
一 般 -10~+ 60℃ PE 絶 縁 PVCシース<br />
耐 熱 -10~+ 75℃ PE 絶 縁 耐 熱 PVCシース<br />
耐 寒 -30~+ 60℃ PE 絶 縁 耐 寒 PVCシース<br />
特 殊 耐 熱 耐 寒 -40~+150℃ フッ 素 樹 脂 絶 縁 フッ 素 樹 脂 シース<br />
※ 上 記 温 度 範 囲 での 使 用 は、 固 定 配 線 時 に 適 用 されます。 可 動 時 についてはメーカー<br />
にご 確 認 ください。<br />
湿 度 : 湿 度 に 関 してケーブル 選 定 で 考 慮 する 必 要 はありません。 但 し、 水 蒸 気 が 常<br />
時 充 満 している 様 な 場 合 であれば 上 記 の 防 水 の 対 策 をご 参 照 ください。<br />
5
第 3 章<br />
RJ45 通 信 コネクタの 選 定 と 成 端 方 法<br />
本 章 は、RJ45 コネクタの 選 定 と 成 端 (ケーブルにコネクタを 取 り 付 けること) 方 法<br />
について 説 明 します。<br />
ケーブル 成 端 方 法<br />
RJ45 通 信 コネクタのピン 配 置 には T568A と T568B の 2 種 類 があります。<br />
どちらを 使 用 しても 問 題 ありませんが、ひとつの 配 線 の 中 では 同 じ 方 式 で 統 一 する 必<br />
要 があります。<br />
ラッチのリリース<br />
対 2 対 3<br />
対 3 対 1 対 4 対 2 対 1 対 4<br />
ラッチ<br />
ラッチ<br />
図 3-1 RJ45 コネクタピン 配 置<br />
ケーブルの 成 端 方 法 にはストレートケーブルとクロスケーブルがあります。 一 般 的 に<br />
はストレートケーブルを 使 用 します。ただし、ハブどうしをつなげる 場 合 は 機 器 に<br />
よってクロスケーブルを 使 用 する 場 合 があります。 詳 細 は 機 器 メーカーにご 確 認 くだ<br />
さい。また、 機 器 を 1 対 1 で 接 続 する 場 合 はクロスケーブルを 使 用 します。<br />
6
ストレートケーブルではケーブルの 両 端 とも 以 下 の 表 のように 配 線 します。T568A と<br />
T568B の 2 つの 種 類 がありますが、ひとつ 配 線 の 中 では T568A もしくは T568B のどち<br />
らかの 方 式 で 合 わせてください。<br />
表 3-1 ストレートケーブルの 配 線<br />
ピン No. 信 号 名 T568A T568B<br />
ワイヤ 色 対 割 当 ワイヤ 色 対 割 当<br />
1 TXD+ ホワイト・グリーン<br />
ホワイト・オレンジ<br />
対 3<br />
2 TXD- グリーン オレンジ<br />
3 RXD+ ホワイト・オレンジ 対 2 ホワイト・グリーン 対 3<br />
(※1)<br />
4 未 使 用<br />
(※1)<br />
5 未 使 用<br />
ブルー<br />
ホワイト・ブルー<br />
対 1<br />
ブルー<br />
ホワイト・ブルー<br />
6 RXD- オレンジ 対 2 グリーン 対 3<br />
(※1)<br />
7 未 使 用<br />
(※1)<br />
8 未 使 用<br />
ホワイト・ブラウン<br />
ブラウン<br />
対 4<br />
ホワイト・ブラウン<br />
ブラウン<br />
(※1)2 対 のケーブルの 場 合 は 配 線 しません。4 対 のケーブルの 場 合 のみ 配 線 してください。このピンは 10 Mbps および 100 Mbps<br />
では 使 用 されません。1Gbps 以 上 に 拡 張 される 場 合 に 使 用 されます。<br />
対 2<br />
対 1<br />
対 4<br />
T568A によるストレートケーブル 配 線 の 図 を 以 下 に 示 します。<br />
No.<br />
1<br />
2<br />
3<br />
4<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
ホワイト/グリーン<br />
No.<br />
R<br />
J<br />
4<br />
5<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
グリーン<br />
ホワイト/オレンジ<br />
ブルー<br />
ホワイト/ブルー<br />
オレンジ<br />
ホワイト/ブラウン<br />
ブラウン<br />
1<br />
2<br />
3<br />
4<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
R<br />
J<br />
4<br />
5<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
図 3-2 ストレートケーブルの 配 線 (T568A)<br />
7
クロスケーブルではケーブルの 両 端 とも 以 下 の 表 のように 配 線 します。T568A と T568B<br />
の 2 つの 種 類 がありますが、ひとつの 配 線 の 中 では T568A もしくは T568B のどちらか<br />
の 方 式 で 合 わせてください。<br />
表 3-2 クロスケーブルの 配 線<br />
ピン No. 信 号 名 T568A T568B<br />
1 TXD+ ホワイト・<br />
ワイヤ 色 対 割 当 反 対 側 コネクタ<br />
グリーン 対 3<br />
接 続 ピン No.<br />
3 ホワイト・<br />
ワイヤ 色 対 割 当 反 対 側 コネクタ<br />
オレンジ 対 3<br />
接 続 ピン No.<br />
2 TXD- グリーン 6 オレンジ 6<br />
3 RXD+ ホワイト・<br />
(※1)<br />
4 未 使 用<br />
(※1)<br />
5 未 使 用<br />
オレンジ<br />
ブルー<br />
ホワイト・<br />
ブルー<br />
対 2<br />
対 1<br />
1 ホワイト・<br />
グリーン<br />
7 ブルー<br />
8 ホワイト・<br />
ブルー<br />
6 RXD- オレンジ 対 2 2 グリーン 対 2 2<br />
(※1)<br />
7 未 使 用<br />
(※1)<br />
8 未 使 用<br />
ホワイト・<br />
ブラウン 対 4<br />
4 ホワイト・<br />
対 2<br />
対 1<br />
ブラウン 対 4<br />
ブラウン 5 ブラウン 5<br />
(※1)2 対 のケーブルの 場 合 は 配 線 しません。4 対 のケーブルの 場 合 のみ 配 線 してください。このピンは 10 Mbps および 100 Mbps<br />
では 使 用 されません。1Gbps 以 上 に 拡 張 される 場 合 に 使 用 されます。<br />
3<br />
1<br />
7<br />
8<br />
4<br />
T568A によるクロスケーブル 配 線 の 図 を 以 下 に 示 します。<br />
No.<br />
1<br />
2<br />
3<br />
4<br />
5<br />
6<br />
7<br />
8<br />
ホワイト/グリーン<br />
No.<br />
R<br />
J<br />
4<br />
5<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
グリーン<br />
ホワイト/オレンジ<br />
ブルー<br />
ホワイト/ブルー<br />
オレンジ<br />
ホワイト/ブラウン<br />
ブラウン<br />
3<br />
6<br />
1<br />
7<br />
8<br />
2<br />
4<br />
5<br />
R<br />
J<br />
4<br />
5<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
図 3-3 クロスケーブルの 配 線 (T568A)<br />
シールド 付 ケーブル(STP)を 使 用 する 場 合 は、シールド 対 応 のコネクタを 用 いてメー<br />
カーで 指 定 されたとおりにシールド 接 続 してください。シールドはグランドの 回 りこ<br />
みを 回 避 するためにケーブル 両 端 のいずれか 一 方 しか 接 地 してはいけません。もし 両<br />
側 の 機 器 のシールド 部 が 接 地 されている 場 合 は、コネクタ 配 線 時 に 片 側 のシールドを<br />
未 接 続 にしてください。<br />
8
選 定 時 の 注 意 事 項<br />
●カテゴリ<br />
使 用 するケーブルのカテゴリと 同 等 のカテゴリのコネクタを 選 定 します。<br />
EtherNet/IP をサポートする 最 低 限 のケーブル 性 能 は、ANSI/TIA/EIA-568-B.2 Annex N<br />
で 規 定 された「カテゴリ5」です。 使 用 するケーブルと 同 等 のカテゴリのコネクタを<br />
選 定 してください。(より 高 いカテゴリのコネクタを 使 用 しても 支 障 はありません。)<br />
● 適 合 ケーブルの 確 認<br />
一 般 にケーブル 用 コネクタは 各 製 品 毎 に 取 付 けることができるケーブルの 仕 様 が 決<br />
められています。RJ45プラグコネクタでは 次 の 項 目 に 注 目 して、 使 用 するケーブ<br />
ルに 適 合 したコネクタを 選 定 してください。<br />
a. 導 体 サイズ : AWG もしくは mm 2 などによって 定 められた 導 体 のサイズ<br />
b. 導 体 構 成 : 単 線 / より 線 の 別 。 より 線 の 場 合 、 線 数 など<br />
c. 各 線 の 絶 縁 外 径<br />
d. ケーブル 仕 上 り 外 径<br />
●シールド 対 応 有 無<br />
シールド 付 ケーブル(STP)を 使 用 する 場 合 は、コネクタもシールド 対 応 のものをご 使<br />
用 ください。<br />
●その 他 の 選 定 ガイド<br />
ラッチの 堅 牢 性<br />
民 生 用 のRJ45プラグコネクタは、ロック/リリース 用 のラッチが 壊 れ 易 いものがあ<br />
ります。 使 用 環 境 に 合 わせて 相 応 の 堅 牢 性 を 持 ったコネクタを 選 定 してください。 例<br />
えば 図 3.4 に 示 すように、ラッチに 保 護 機 構 が 付 加 されているコネクタは、 保 護 機 構<br />
のないものに 比 べ、ラッチの 堅 牢 性 が 格 段 に 改 善 されます。<br />
図 3.4 ラッチ 保 護 付 コネクタの 例<br />
ケーブル 取 付 け 作 業 性<br />
ケーブル 敷 設 現 場 で 成 端 を 行 なう 場 合 、できるだけ 作 業 し 易 いことが 大 きな 利 点 とな<br />
る 場 合 があります。 作 業 性 に 配 慮 したコネクタについてはメーカーにご 確 認 ください。<br />
9
FA 環 境 で 使 用 する 場 合 の 選 定 ガイド<br />
●ノイズ 環 境 での 使 用<br />
ノイズを 考 慮 してシールド 付 きケーブルを 使 用 する 場 合 は、シールド 付 きRJ45プ<br />
ラグコネクタを 選 定 して、ケーブルのシールドとプラグコネクタのシールドを 接 続 し<br />
ます。<br />
このシールドが 最 終 的 に 接 地 されるためには、 各 デバイスに 搭 載 されているRJ45<br />
ジャックコネクタもシールド 付 きである 必 要 があります。<br />
● 防 水 ・ 防 塵 ・ 防 油 が 必 要 な 環 境 での 使 用<br />
RJ45コネクタの 防 水 ・ 防 塵 対 策 は、 通 常 のRJ45コネクタの 外 側 を 外 部 ハウジ<br />
ング 構 造 で 覆 うことによって 行 なわれます。この 外 部 ハウジング 構 造 には 色 々な 種 類<br />
がありますが、EtherNet/IP は 統 一 性 維 持 の 観 点 から IEC 61076-3-106 Variant 01 で 規<br />
定 された 外 部 ハウジング 構 造 の 使 用 を 規 定 しています。EtherNet/IP でRJ45コネク<br />
タに 防 水 ・ 防 塵 対 策 を 行 なう 場 合 は、この 外 部 ハウジング 構 造 をご 使 用 ください。<br />
IEC 61076-3-106 Variant 01 で 規 定 された 外 部 ハウジング 構 造 を 採 用 することにより、<br />
IP65 および IP67 の 防 塵 ・ 防 水 耐 性 が 得 られます。<br />
参 考<br />
IP65 : 粉 塵 の 侵 入 から 完 全 に 保 護 されておりかつ、いかなる 方 向 からの 水 の 直<br />
接 噴 流 によっても 有 害 な 影 響 を 受 けない。<br />
IP67 : 粉 塵 の 侵 入 から 完 全 に 保 護 されておりかつ、 規 定 の 圧 力 ・ 時 間 で 水 中 に<br />
没 しても、 水 が 浸 入 しない。<br />
バルクヘッド 接 続 ( 隔 壁 貫 通 型 接 続 )を 行 なう 場 合 、この 外 部 ハウジング 構 造 を 採 用<br />
することによって 優 れた 防 水 ・ 防 塵 性 を 得 ることができます。<br />
防 油 についてはメーカーに 個 別 にご 確 認 ください。<br />
● 振 動 ・ 衝 撃 ・ 引 張 り 環 境 での 使 用<br />
RJ45コネクタの 機 械 的 性 能 は、IEC などの 公 的 規 格 で 一 部 規 定 されていますが、コ<br />
ネクタの 選 定 に 当 たってはメーカーに 問 い 合 わせて 個 別 製 品 のメーカー 規 格 値 を 確<br />
認 することを 推 奨 します。<br />
参 考 IEC60603-7-5 による RJ45コネクタの 引 張 り 規 格 値 : 嵌 合 したコネクタ<br />
50N (5.1Kgf) 1 分 間<br />
● 厳 しい 温 度 ・ 湿 度 環 境 での 使 用<br />
RJ45コネクタの 環 境 的 性 能 は、IEC などの 公 的 規 格 で 一 部 規 定 されていますが、コ<br />
ネクタの 選 定 に 当 たってはメーカーに 問 い 合 わせて 個 別 製 品 のメーカー 規 格 値 を 確<br />
認 することを 推 奨 します。<br />
参 考 IEC60603-7-5 による RJ45コネクタの 環 境 的 性 能 規 格 値<br />
使 用 温 度 範 囲 : -40℃~70℃<br />
湿 度 サイクル : 25℃~65℃ 湿 度 93% 24 時 間 /1 サイクル x 21 サイクル(21 日<br />
間 )<br />
10<br />
工 業 用 途 を 前 提 とした RJ45コネクタは、 各 メーカーにより、さらに 多 くの 項 目 が<br />
規 定 されていたり、 公 的 規 格 を 上 回 る 規 格 値 を 詠 っている 場 合 があります。 使 用 環 境<br />
に 適 合 した 性 能 を 備 えたコネクタを 選 定 してください。<br />
民 生 用 のRJ45コネクタは、 環 境 的 性 能 について 明 確 でない 場 合 がありますのでご<br />
注 意 ください。
M12<br />
M12<br />
第 4 章<br />
4 極 M12 通 信 コネクタの 選 定 と 成 端 方 法<br />
本 章 は、4 極 M12 通 信 コネクタの 選 定 とケーブル 接 続 方 法 について 説 明 します。<br />
ケーブル 成 端 方 法<br />
EtherNet/IP では D コーディングタイプの M12 コネクタを 使 用 することで IP65/67 の<br />
耐 環 境 性 を 確 保 することができます。<br />
D コーディングとは 以 下 のように 誤 接 続 防 止 のキー 溝 があるものです。<br />
注 :”D”コーディングキー<br />
他 には A コーディングタイプ、Bコーディングタイプなどがありますが、EtherNet/IP<br />
では D コーディングタイプを 使 用 します。<br />
4 極 M12 コネクタは 2 対 のケーブルのみ 使 用 できます。4 対 のケーブルは 使 用 できま<br />
せんのでご 注 意 ください。<br />
ケーブルの 成 端 方 法 にはストレートケーブルとクロスケーブルがあります。 一 般 的 に<br />
はストレートケーブルを 使 用 します。ただし、ハブどうしをつなげる 場 合 は 機 器 に<br />
よってクロスケーブルを 使 用 する 場 合 があります。 詳 細 は 機 器 メーカーにご 確 認 くだ<br />
さい。また、 機 器 を 1 対 1 で 接 続 する 場 合 はクロスケーブルを 使 用 します。<br />
●ケーブルの 両 側 に M12 を 使 用 する 場 合 の 成 端 方 法<br />
ストレートケーブルではケーブルの 両 端 とも 以 下 の 表 のように 配 線 します。<br />
ピン No. 信 号 名 ワイヤ 色<br />
1 TXD+ ホワイト・グリーン<br />
2 RXD+ ホワイト・オレンジ<br />
3 TXD- グリーン<br />
4 RXD- オレンジ<br />
ワイヤ 色 は 上 記 以 外 に 1 ピン:ホワイト・オレンジ、2 ピン:ホワイト・グリーン、3 ピン:オ<br />
レンジ、4 ピン:グリーンの 配 線 でも 問 題 ありません<br />
No.<br />
No.<br />
1<br />
ホワイト/グリーン<br />
1<br />
コ<br />
ネクタ<br />
2<br />
ホワイト/オレンジ<br />
2<br />
コ<br />
ネクタ<br />
3<br />
グリーン<br />
3<br />
4<br />
オレンジ<br />
4<br />
5<br />
11
M12<br />
M12<br />
M12<br />
クロスケーブルでは 以 下 の 表 のように 配 線 します。<br />
ピン No. 信 号 名 ワイヤ 色 反 対 側 コネクタ<br />
接 続 ピン No.<br />
1 TXD+ ホワイト・グリーン 2<br />
2 RXD+ ホワイト・オレンジ 1<br />
3 TXD- グリーン 4<br />
4 RXD- オレンジ 3<br />
ワイヤ 色 は 上 記 以 外 に 1 ピン:ホワイト・オレンジ、2 ピン:ホワイト・グリーン、3 ピン:オ<br />
レンジ、4 ピン:グリーンの 配 線 でも 問 題 ありません<br />
No.<br />
No.<br />
1<br />
ホワイト/グリーン<br />
2<br />
コ<br />
ネクタ<br />
2<br />
ホワイト/グリーン<br />
1<br />
コ<br />
ネクタ<br />
3<br />
オレンジ<br />
4<br />
4<br />
グリーン<br />
3<br />
5<br />
●ケーブルの 一 方 に M12、もう 一 方 に RJ45 を 接 続 する 場 合 の 成 端 方 法<br />
ストレートケーブルでは 以 下 の 表 のように 配 線 します。<br />
M12 側<br />
ピン No.<br />
信 号 名 ワイヤ 色 RJ45 側<br />
ピン No.<br />
1 TXD+ ホワイト・グリーン 1<br />
2 RXD+ ホワイト・オレンジ 3<br />
3 TXD- グリーン 2<br />
4 RXD- オレンジ 6<br />
ワイヤ 色 は 上 記 以 外 に M12 コネクタ 側 の 1 ピン:ホワイト・オレンジ、2 ピン:ホワイト・グ<br />
リーン、3 ピン:オレンジ、4 ピン:グリーンの 配 線 でも 問 題 ありません<br />
RJ45 コネクタ 側 は 4 ピン、5 ピン、7 ピン、8 ピンを 未 接 続 としてください。<br />
No.<br />
No.<br />
1<br />
ホワイト/グリーン<br />
1<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
2<br />
3<br />
4<br />
ホワイト/オレンジ<br />
グリーン<br />
オレンジ<br />
未 接 続<br />
3<br />
2<br />
6<br />
4<br />
R<br />
J<br />
4<br />
5<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
未 接 続<br />
5<br />
未 接 続<br />
7<br />
未 接 続<br />
8<br />
12
M12<br />
クロスケーブルでは 以 下 の 表 のように 配 線 します。<br />
M12 側<br />
ピン No.<br />
信 号 名 ワイヤ 色 RJ45 側<br />
ピン No.<br />
1 TXD+ ホワイト・グリーン 3<br />
2 RXD+ ホワイト・オレンジ 1<br />
3 TXD- グリーン 6<br />
4 RXD- オレンジ 2<br />
ワイヤ 色 は 上 記 以 外 に M12 コネクタ 側 の 1 ピン:ホワイト・オレンジ、2 ピン:ホワイト・グ<br />
リーン、3 ピン:オレンジ、4 ピン:グリーンの 配 線 でも 問 題 ありません<br />
RJ45 コネクタ 側 は 4 ピン、5 ピン、7 ピン、8 ピンを 未 接 続 としてください。<br />
No.<br />
No.<br />
1<br />
ホワイト/グリーン<br />
3<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
2<br />
3<br />
4<br />
ホワイト/オレンジ<br />
グリーン<br />
オレンジ<br />
未 接 続<br />
1<br />
6<br />
2<br />
4<br />
R<br />
J<br />
4<br />
5<br />
コ<br />
ネ<br />
ク<br />
タ<br />
未 接 続<br />
5<br />
未 接 続<br />
7<br />
未 接 続<br />
8<br />
シールド 付 ケーブル(STP)を 使 用 する 場 合 は、シールド 対 応 のコネクタを 用 いてメー<br />
カーで 指 定 されたとおりにシールド 接 続 してください。シールドはグランドの 回 りこ<br />
みを 回 避 するためにケーブル 両 端 のいずれか 一 方 しか 接 地 してはいけません。もし 両<br />
側 の 機 器 のシールド 部 が 接 地 されている 場 合 は、コネクタ 配 線 時 に 片 側 のシールドを<br />
未 接 続 にしてください。<br />
選 定 時 の 注 意 事 項<br />
● 適 合 ケーブルの 確 認<br />
ケーブルは 2 対 ケーブルしか 使 用 できませんのでご 注 意 ください。4 対 のケーブルを<br />
使 用 した 場 合 、 未 接 続 となるワイヤがあるためノイズに 弱 くなる 可 能 性 があります。<br />
コネクタにより 使 用 できるケーブル 太 さなどの 条 件 が 決 められていますので、 適 合 す<br />
るかどうかメーカーにご 確 認 ください。<br />
●シールド 対 応 有 無<br />
シールド 付 ケーブル(STP)を 使 用 する 場 合 は、コネクタもシールド 対 応 のものをご 使<br />
用 ください。<br />
13
FA 環 境 で 使 用 する 場 合 の 選 定 ガイド<br />
●ノイズ 環 境 での 使 用<br />
ノイズを 考 慮 してシールド 付 ケーブルを 使 用 する 場 合 は、コネクタメーカーの 説 明 書<br />
にしたがってシールド 線 を 確 実 に 成 端 してください。<br />
● 防 水 ・ 防 塵 ・ 防 油 環 境 での 使 用<br />
嵌 合 を 確 実 に 行 ってください。ケーブル 引 き 出 し 部 はコネクタメーカーの 指 示 に 従 い<br />
確 実 に 締 めこんでください。<br />
耐 油 性 能 が 必 要 な 場 合 は 個 別 にメーカーにご 確 認 ください。<br />
● 振 動 ・ 衝 撃 ・ 引 っ 張 り 環 境 での 使 用<br />
嵌 合 を 確 実 に 行 ってください。<br />
ケーブル 引 き 出 し 部 はコネクタメーカーの 指 示 に 従 い 確 実 に 締 めこんでください。<br />
● 厳 しい 温 度 ・ 湿 度 環 境 での 使 用<br />
コネクタメーカーの 保 証 している 使 用 環 境 で 必 ずご 使 用 ください。<br />
14
付 録<br />
各 社 の 機 器 紹 介<br />
通 信 ケーブル<br />
本 章 では、EtherNet/IP に 適 合 した 各 社 の 機 器 の 例 を 紹 介 します。<br />
会 社 名 製 品 名 / 製 品 形 式 説 明 問 合 せ 先<br />
倉 茂 電 工 株 式 会 社 製 品 名 :<br />
産 業 用 イーサネット<br />
ケーブル<br />
製 品 型 番 :<br />
KETH-SB<br />
KETH-P<br />
KETH-Z<br />
FA 現 場 における 産 業 用 イーサネットや、<br />
PLC 間 及 び PLC- 上 位 層 間 等 のイーサネット<br />
配 線 に 適 したしゃへい 付 ツイストペアケー<br />
ブルです。<br />
・ 汎 用 2 重 しゃへいタイプの KETH-SB<br />
・パッチコード 用 より 線 タイプの KETH-P<br />
・ 可 動 部 用 タイプの KETH-Z<br />
を 取 り 揃 えています。<br />
シースに 耐 油 性 PVC を 使 用 しており、 油 の<br />
飛 散 する 環 境 にもご 使 用 できます。<br />
〒103-0023<br />
東 京 都 中 央 区 日 本 橋 本 町<br />
4 丁 目 13 番 10 号 日 本 橋<br />
中 野 ビル 6 階<br />
TEL:03-5644-7601<br />
FAX:03-5644-8231<br />
E-mail:<br />
tokyo1@kuramo.co.jp<br />
URL:<br />
http://www.kuramo.co.jp/<br />
KETH-SB<br />
KETH-P<br />
KETH-Z<br />
昭 和 電 線 ケーブル<br />
システム 株 式 会 社<br />
製 品 名 : Cat.5e 対 応<br />
産 業 用 高 遮 蔽 LAN<br />
ケーブル<br />
製 品 型 番 :FAE-5004<br />
EMI 対 策 が 必 要 とされる Cat.5e 対 応 LAN<br />
ケーブルとして、また FA 分 野 におけるケー<br />
ブルとして 使 用 できます。<br />
〒105-8444<br />
東 京 都 港 区 虎 ノ 門 1-1-18<br />
東 京 虎 ノ 門 ビル<br />
昭 和 電 線 ケーブルシステ<br />
ム 株 式 会 社<br />
TEL:03-3597-7156<br />
FAX:03-3597-7199<br />
E-mail:-<br />
URL:-<br />
15
通 信 コネクタ<br />
会 社 名 製 品 名 / 製 品 形 式 説 明 問 合 せ 先<br />
タイコエレクトロ<br />
ニクスアンプ 株 式<br />
会 社<br />
製 品 名 :<br />
インダストリアル<br />
イーサーネット<br />
キット 4 極<br />
製 品 型 番 :<br />
1903526-1<br />
製 品 名 :<br />
インダストリアル<br />
イーサーネット<br />
キット 8 極<br />
製 品 型 番 :<br />
1903527-1<br />
成 端 の 現 場 作 業 性 に 配 慮 した 産 業 用 イー<br />
サーネットコネクタ。<br />
電 線 をコネクタに 結 線 するときにツールを<br />
必 要 としない 新 しい コンセプトと、 専 用 電<br />
線 ストリッパーを 使 用 することで、 成 端 の<br />
作 業 時 間 を 格 段 に 短 縮 致 します。<br />
・ 産 業 機 器 用 途 にマッチした、 折 れないロッ<br />
クスプリングを 採 用 。<br />
・ 電 線 保 持 力 は 98N(10Kgf)の 堅 牢 設 計 。<br />
・4P 品 :IDC ( 圧 接 ) 結 線<br />
・8P 品 :ピアシング 結 線<br />
〒213-853<br />
神 奈 川 県 川 崎 市 高 津 区<br />
久 本 3-5-8<br />
TEL : 044-844-8111<br />
FAX : 044-812-3200<br />
E-mail : -<br />
URL :<br />
http://www.tycoelectronics.<br />
com/japan/<br />
16
日 本 ワ イ ド ミ ュ<br />
ラー 株 式 会 社<br />
製 品 名 :<br />
産 業 用 イーサネット<br />
用 コネクタ IE-LINE<br />
製 品 型 番 :<br />
RJ45 コネクタ<br />
IE-PS-RJ45-FH-BK<br />
IE-PS-RJ45-TH-BK<br />
M12<br />
SAISM-4/8S-M12<br />
4P D-ZF<br />
SAIBM-4/8S-M12<br />
4P D-ZF<br />
アダプタ:<br />
IE-M12-Adap s<br />
IE-M12-Adap a<br />
耐 環 境 性 に 優 れた 産 業 用 イーサネットに 最<br />
適 な 各 種 通 信 コ ネ ク タ (RJ45 、 M12 )、<br />
RJ45/M12 変 換 アダプタです。<br />
RJ45 コネクタ:<br />
IE-PS-RJ45-FH-BK<br />
(ワンタッチ 接 続 )<br />
M12 D コードコネクタ:<br />
SAISM-4/8S-M12 4P D-ZF<br />
(プラグ)<br />
SAIBM-4/8S-M12 4P D-ZF<br />
(ソケット)<br />
・コネクタ:RJ45<br />
(ワンタッチ 接 続 )<br />
RJ45 コネクタ:<br />
IE-PS-RJ45-TH-BK<br />
( 要 圧 着 工 具 )<br />
RJ45/M12 変 換 アダプタ:<br />
IE-M12-Adap s<br />
(ストレート)<br />
IE-M12-Adap a<br />
(アングル)<br />
〒183-0055<br />
東 京 都 府 中 市 府 中 町<br />
1-14-1 朝 日 生 命 府 中 ビル<br />
TEL:042-330-7892<br />
FAX:042-330-7895<br />
E-mail:<br />
info@weidmuuller.co.jp<br />
URL:<br />
http://www.weidmuller.co.jp<br />
17
バルクヘッド<br />
会 社 名 製 品 名 / 製 品 形 式 説 明 問 合 せ 先<br />
日 本 ワ イ ド ミ ュ<br />
ラー 株 式 会 社<br />
製 品 名 : 耐 環 境 コネク<br />
タシステム<br />
製 品 型 番 :<br />
IE-PH-V01M<br />
IE-PH-V01M-BP<br />
IE-BH-V01M<br />
苛 酷 なインダストリアル 環 境 において 確 実<br />
な 接 続 を 実 現 するバルクヘッドとプラグハ<br />
ウジングです。<br />
・ 保 護 等 級 IP67 に 対 応<br />
・Cat.6(ギガビット) 対 応<br />
・IEC60603-7 に 基 づく 750 回 の 挿 抜 試 験 に<br />
合 格<br />
IE-BH-V01M<br />
〒183-0055<br />
東 京 都 府 中 市 府 中 町<br />
1-14-1 朝 日 生 命 府 中 ビル<br />
TEL:042-330-7892<br />
FAX:042-330-7895<br />
E-mail:<br />
info@weidmuuller.co.jp<br />
URL:<br />
http://www.weidmuller.co.jp<br />
IE-PH-V01M<br />
IE-PH-V01M-BP<br />
パ ン ド ウ イ ッ ト<br />
コーポレーション<br />
日 本 支 社<br />
製 品 名 :バルクヘッド<br />
型 カテゴリ 5e モジュ<br />
ラジャック<br />
製 品 型 番 :CJI5E88T<br />
工 業 用 ネットワークアプリケーションが 直<br />
面 する 環 境 には、 振 動 、 高 温 、 湿 度 、 粉 塵 、<br />
破 片 、 洗 浄 、 研 磨 化 学 剤 、 天 候 、 衝 撃 、 火<br />
花 、 誘 起 電 圧 な ど の 問 題 が あ り ま す 。<br />
PANDUIT の 産 業 用 イーサネットソリュー<br />
ションは、 工 業 用 ネットワークアプリケー<br />
ションが 直 面 する 過 酷 な 環 境 下 において<br />
も、これら 諸 問 題 からコネクタを 保 護 し、<br />
信 頼 性 の 高 い 高 性 能 な 配 線 インフラを 提 供<br />
します。<br />
〒143-0016<br />
東 京 都 大 田 区 大 森 北<br />
6-31-5<br />
パンドウイットコーポ<br />
レーション 日 本 支 社<br />
TEL:03-3767-7013<br />
FAX:03-5762-7736<br />
E-mail:<br />
jpn-info-d@panduit.com<br />
URL:<br />
http://www.panduit.co.jp<br />
18
スイッチ・エンクロージャー<br />
会 社 名 製 品 名 / 製 品 形 式 説 明 問 合 せ 先<br />
パ ン ド ウ イ ッ ト<br />
コーポレーション<br />
日 本 支 社<br />
製 品 名 : 産 業 用 イーサ<br />
ネットスイッチ・エン<br />
クロージャー<br />
製 品 型 番 :IAEIP66<br />
産 業 用 イーサネットスイッチに 対 応 したエ<br />
ンクロージャー。スイッチや 電 源 装 置 取 り<br />
付 け 用 に DIN レール、 収 容 機 器 の 安 全 性 向<br />
上 を 図 る 振 動 緩 和 仕 様 の 背 裏 版 が 附 属 され<br />
ています。また 筺 体 内 部 の 温 度 調 整 にファ<br />
ン/フィルターキットをオプションで 追 加<br />
することが 可 能 です。 筺 体 底 面 部 にグラン<br />
ド・プレートを 組 み 合 わせることで、14 個<br />
のバルクヘッド 型 コネクタの 取 り 付 けが 可<br />
能 です。<br />
〒143-0016<br />
東 京 都 大 田 区 大 森 北<br />
6-31-5<br />
パン ドウイットコ ーポ<br />
レーション 日 本 支 社<br />
TEL:03-3767-7013<br />
FAX:03-5762-7736<br />
E-mail:<br />
jpn-info-d@panduit.com<br />
URL:<br />
http://www.panduit.co.jp<br />
19