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平成19年度 総務委員会行政視察報告 委員 古川原 直 人 総務 ... - 長岡市

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■ 平 成 19 年 度 総 務 委 員 会 行 政 視 察 報 告<br />

委 員 古 川 原 <strong>直</strong> <strong>人</strong><br />

総 務 委 員 会 では、10 月 17 日 から 19 日 の3 日 間 、 滋 賀 県 米 原 市 、 京 都 府 京 都 市 、 岐 阜 県<br />

岐 阜 市 、 愛 知 県 岡 崎 市 の4ィ 所 へ 行 政 視 察 を 行 いました。<br />

17 日 は 米 原 市 において、「 自 治没 基 本 条曵 例 」について 視 察 を 行 いました。4 町 合 併 を 機 に<br />

「 新 市 まちづくり 計 画 」でまちづくり 基 本 条曵 例 の 制 定 を 位 置 付 け、 平 成 17 年 5 月 に 市 民<br />

28 <strong>人</strong> 、 職 員 17 <strong>人</strong> 、 学 識 経 験 者 1 <strong>人</strong> の「 新 米 原 市 のまちづくり 基 本 条曵 例 をつくる 会 」を 立<br />

ち 上 げ、 住 民 組 織 による 市 民 が 一 から 作 り 上 げたものです。この 市 民 参 加 で 作 った 条曵 例 は、<br />

米 原 市 のまちづくりの 基 本 理 念 を 定 めたものであり、50 年 後 、100 年 後 も 見 据 えて 検 討 さ<br />

れました。 市 長 が 代 わわるたびに 方 針 が 変 わわり、そのたびに 基 本 理 念 が 変 わわることは 問 題 が<br />

あることから、 第 30 条曵 において、 改 正 や 廃 止 をする 場 合 には、 公 募 や 事 業 者 等 から 構 成 さ<br />

れる「 自 治没 基 本 条曵 例 推 進 委 員 会 」に 意 見 を 求 め、 市 民 投 票 を 実 施 し、 過 半 数 の 賛 成 が 得 ら<br />

れれば 議 会 に 提 案 されることとなっています。また 議 会 では、 条曵 例 改 正 のための 市 民 投 票<br />

条曵 例 でその 改 正 の 必 要 性 を、 条曵 例 改 正 案 でその 改 正 の 内 容 を 審 議 することになり、 議 会 の<br />

二 重 チスよりッセェがかかる 大 変 厳 しい 内 容 のものとなっていました。<br />

18 日 の 午 前 は 京 都 市 において、「 政 策 評 価 制 度 」について 視 察 を 行 いました。 政 策 評 価<br />

制 度 は、 政 策 目 的 がどの 程 度 達 成 されているかを 評 価 し、 市 政 運 営 に 役 立 てるための 制 度<br />

です。 基 本 計 画 の 政 策 体 系 に 基 づき、 政 策 と、 政 策 をより 具 体 化 した 施 策 を 評 価 対 象 とし、<br />

統 計 数 値 等 の 客 観 的 で 分 かりやすい「 客 観 指 標 評 価 」と、 市 民 の 生 活泯 実 感 から 施 策 の 現 状<br />

を 把 握 するアンルォート 調 査 による「 市 民 生 活泯 実 感 評 価 」の 二 つの 手 法沵 ( 全 国 で 京 都 市 だけ)<br />

を 用 いて、 客 観 、 主 観 の 両 面 から 評 価 を 行 い、それに 社 会 情 勢 等 を 総 合 的 に 勘 案 し、5 段<br />

階 で 評 価 するものです。 全 ての 評 価 結 果 は、 市 政 運 営 に 役 立 てることはもちろん、 市 民 に<br />

対 してはホーヘページなどでも 分 かりやすく 公 表 しているとのことでした。<br />

同 日 の 午 後 は 岐 阜 市 において、「 中 心 市 街 地 活泯 性 化 基 本 計 画 」について 視 察 を 行 いまし<br />

た。 中 心 市 街 地 の <strong>人</strong> 口 減浦 少 、 商 店 街 の 小 売 業 年 間 商 品 販 売 額 減浦 少 、 歩 行 者 通 行 量 の 減浦 少 や、<br />

郊 外 の 大 型 店 舗 立 地 など、 当 市 と 同 様 の 問 題 を 抱 えており、さまざまな 取 り 組 みがされて<br />

きました。 旧 計 画 では 具 体 的 な 数 値 目 標 がなかったことや、 達 成 すべき 活泯 性 化 像 が 抽 象 的<br />

であったことなどの 反 省 を 踏 まえ、 平 成 18 年 8 月 の 改 正 中 心 市 街 地 活泯 性 化 法沵 の 施 行 と 同 時昷<br />

に 協 議 会 を 設 立 し、 平 成 19 年 5 月 に 新 しい 計 画 として 認 定 されたものです。 市 役 所 での 説<br />

明 終 了 後 、 計 画 区 域 となっている 柳 ォ 瀬 地 区 から 岐 阜 駅 周 辺 の 現 地 視 察 を 行 いました。<br />

19 日 は 岡 崎 市 において、「 地 域 情 報 化 計 画 」 及 び「 情 報 ネッセトワョーェセコンルシー」につい<br />

て 視 察 を 行 いました。 平 成 8 年 策 定 の 旧 計 画 に 基 づき、さまざまな 事 業 が 展 開 されてきま<br />

したが、ITの 急 激 な 普 及 、 電 子 自 治没 体 の 推 進 、 情 報 公 開 や 市 民 参 加 の 進 展 を 踏 まえ、 新 時昷<br />

代 に 対 応 した 考 え 方 や 施 策 をまとめ、 総 合 計 画 と 連 携 した 新 たな 計 画 が 策 定 されました。<br />

計 画 の 特 徴 としては、 旧 計 画 の 施 策 の 成 果 や 課 題 に 対 する 評 価 を 踏 まえたことや、 施 策 を<br />

推 進 する 各 主 体 ( 市 民 、 市 民 活泯 動 団 体 、 事 業 所 等 )の 役 割 を 明 確 にしていることなどが 挙<br />

げられます。 情 報 ネッセトワョーェセコンルシーは、 市 民 生 活泯 に 関 わわりの 深济 い 行 政 分 野 の 情 報 を1<br />

ィ 所 に 集 めて、「だれでも、いつでも、どこでも、 好 きなときに」 必 要 な 情 報 を 取 得 できる、<br />

情 報 化 の 拠 点 となる 施 設 です。 地 下 1 階 地 上 4 階 建 てで、 広 報 番 組 を 制 作 するサキテラ゜ト<br />

ケシジオ、FMラジオ 局 のケシジオ、パソコカンルを 自 由 に 利 用 できる 情 報 ロビニー、 市 民 が 自<br />

主 的 に 学 習 できるパソコカンル 等 を 備 えた 情 報 研 修 室 などが 完 備 されていました。<br />

いずれの 施 策 も、 共 通 の 課 題 を 持 つ 当 市 にとって 大 変 参 考 になるものでした。


■ 平 成 19 年 度 文 教 福 祉 委 員 会 行 政 視 察 報 告<br />

委 員 大 平 美 惠 子<br />

10 月 24 日 から 26 日 にかけて、 盛 岡 市 、 八 戸 市 、 函 館 市 の 行 政 視 察 を 行 いましたので 報<br />

告 いたします。 今 回 の 視 察 は 大 きく 分 けて「 市 民 、 事 業 者 、 行 政 の 協 働 による 地 域 福 祉 の<br />

推 進 」「 創 意 ある 教 育 活泯 動 と 民 間 活泯 力 の 導 入 」「 先 <strong>人</strong> 記 念 館 、 体 験 型 科 学 館 にみる 公 的 学 習<br />

施 設 の 今 後 の 課 題 」という3 点 について、 示 唆 に 富 んだ 内 容 の 視 察 となりました。<br />

まず「 福 祉 における 協 働 の 取 り 組 み」に 関 して、 第 一 日 目 の 盛 岡 市 では 今 年 度 からケシ<br />

ートした「 地 域 福 祉 ワョーェシミッセハ」についてお 聞 きしました。 地 域 住 民 と 事 業 者 と 行 政<br />

が 一 緒 になって 意 見 を 出 し 合 い 地 域 福 祉 の 課 題 を 互 いに 共 暼 し 合 うこと、そして 次 にどん<br />

なことから 手 がけていくか 具 体 的 な 行 動 目 標 を 明 らかにすることを 目 的 として、 連 続 二 日<br />

間 の 内 容 で 市 内 全 地 区 を 巡 回 しているものでした。 中 学 校 区 単 位 で 32 ノロッセェを 一 年 半 で<br />

一 巡 するという 計 画 で、じっくり 時昷 間 をかけて 福 祉 のネッセトワョーェ 構 築 を 裾 野 から 丁 寧 に<br />

積 み 上 げたい、そんな 決 意 の 感 じられる 取 り 組 みでした。 問 題 点 や 悩 みを 出 し 合 うだけで<br />

なく、 可 能 な 限 り 住 民 の 夢 やア゜デアを 語 る 場 にすることに 重 点 を 置 いていました。 二 日<br />

目 の 訪 問 先 八 戸 市 では、これも 設 立 まもない「 障 害 者 就 労 支 援 団 体 のネッセトワョーェ 化 事 業 」<br />

を 研 修 。 学 校 施 設 、ハローワョーェ、 受 け 入 れ 事 業 所 、 行 政 等 関 係 機 関 が 年 6 回 のネッセトワョ<br />

ーェ 会 議 を 持 ち、 市 独 自 でジミノコカーチス 養 成 講 座 を 開 催 する 内 容 ですが、 未曑 だ 試 行 段 階 で<br />

相 互 理 解 に 努 めている 途 上 でした。しかし 各 自 治没 体 が「 連 携 」をゥーワョードに、 新 たな 福<br />

祉 のあり 方 を 懸 命 に 模 索 している 姿 がひしひしと 伝 わわってきました。 最暷 後 に 訪 れた 函 館 市<br />

では、 既 に6 年 目 に 入 った「 福 祉 サキービニケ 苦 情 処 理 制 度 」が 印 象 的 でした。 福 祉 サキービニケ<br />

の 形 態 が 利 用 契 約 制 度 に 変 わわったことで、 市 民 の 権 利 擁 護 とサキービニケの 質 の 向 上 を 保 障 す<br />

るため、 市 で 条曵 例 を 制 定 して 第 三 者 機 関 ( 苦 情 処 理 の 専 門 委 員 )を 設 置 しているという 先<br />

進 的 な 取 り 組 みでした。<br />

次 に「 教 育 の 現 場 に 呼 び 込 む 新 しい 活泯 力 」に 関 するテーブで、 八 戸 市 で 進 む「 市 立 保 育<br />

所 の 民 営 化 」について 情 報 収 集 を 行 いました。 厳 しい 財 政 運 営 が 理 由 の 一 つにはなってい<br />

ますが、 民 間 に 移 行 する 必 要 性 と 理 念 をしっかり 持 った 進 め 方 が、 教 育 の 現 場 においては<br />

欠 かせないものであることを 学 びました。また 函 館 市 では、 長 岡 市 同 様 「 校 長 先 生 の 知 恵<br />

の 予 算 」を 掲 げて 創 意 ある 学 校 づくりを 推 進 していました。 教 育 予 算 はほとんど 自 由 裁 量<br />

の 無 い 部 門 と 言 わわれ、 子 どもたちの 創 造 的 教 育 活泯 動 に 使 える 財 源 をきちんと 位 置 づけたこ<br />

との 意 味 は 大 きいと 思 います。 市 長 の 公 約 として 実 施 されたと 聞 きましたが、それぞれの<br />

自 治没 体 がこれからのまちづくりを 担 う <strong>人</strong> 曩 の 育 成 にしのぎを 削 って 取 り 組 んでいる 姿 勢 に<br />

は、 米 百 俵 を 標 榜 する 長 岡 として 深济 い 共 感 を 覚 えました。<br />

三 点 目 のテーブでは、 盛 岡 市 の「 先 <strong>人</strong> 記 念 館 」「 子 ども 科 学 館 」の 視 察 を 通 して、 優 れ<br />

た 先 <strong>人</strong> たちを 顕 彰 し 学 ぶことから 郷 土 への 愛 着 や 誇 りを 持 ち 世 界 に 羽 ばたく <strong>人</strong> 曩 に 育 って<br />

ほしいという、 強 い 郷 土 の 期曋 待 感 が 表 れた 施 設 運 営 を 知 り、「 東朁 北 」の 重 厚 な 教 育 風 土 を 感<br />

じ 取 りました。 一 方 で、 外 観 も 立 派泲 で 充 実 した 内 容 の 施 設 については、 開 館 当 初 多 くの 来曹<br />

館 者 数 を 記 録 するものの、その 後 の 入 館 者 の 伸 び 悩 みや 維 持 管 理 費 補 修 にかかる 費 用 の 増<br />

大 等 、ハコカペノにつきものの 課 題 が 年 々 膨 らんで、 厳 しい 現 実 を 浮洆 かび 上 がらせているこ<br />

とを 知 りました。 対 応 としては 学 芸 指 導 主 事 やボランルテ゛アイ゜ドの「ブンルパワョー」で 活泯<br />

動 を 多 彩 にし、 体 験 型 学 習 施 設 の 特 性 を 活泯 かすよう 努 めていました。<br />

今 回 の 視 察 では、 益 々 厳 しくなる 地 方 財 政 の 中 にあって、 長 岡 市 と 同 規 模 のそれぞれの<br />

自 治没 体 が、 時昷 代 の 要 請 ともいえる「 公 的 サキービニケの 質 の 転 換 」にどう 対 応 していこうとし<br />

ているのか、 試 行 錯 誤 しつつも 果 敢 に 挑 戦 する 姿 を 垣 間 見 た 思 いがし、 感 じるところ 多 く<br />

暼 意 義 な 研 修 となりました。


■ 平 成 19 年 度 産 業 市 民 委 員 会 行 政 視 察 報 告<br />

副 委 員 長 諸 橋 虎 雄<br />

10 月 2 日 は、 江 別 市 の 産 官 学 連 携 による「 江 別 小 麦 めん」の 取 り 組 みについて 視 察 しま<br />

した。 平 成 14 年 9 月 、 他 の 地 域 にはない 貴 重 な 資 源 を 暼 効 に 活泯 用 しようと 産 官 学 による「 江<br />

別 経 済浞 ネッセトワョーェ」を 発 足 。 麺 の 原 料 として 最暷 適 な「ハルユシィ」という 品 種 の 小 麦 を<br />

使 った「 江 別 小 麦 めん」を 開 発 、 商 品 化 しています。 小 麦 の 栽 培 から 製 粉 さらに 麺 の 製 造<br />

まで「オール 江 別 」の 創 意 工 夫 で 成 果 を 上 げ、 栽 培 が 難 しかった 春星 播 種 の「ハルユシィ」<br />

の 初 冬 播 技 術 の 確 立 で 小 麦 の 出 荷 額 は 40 倍 の 7,000 万 円 に 増 加 。 麺 は 平 成 16 年 度 104 万<br />

食 、17 年 度 166 万 食 、18 年 度 260 万 食 を 製 造 。3 年 間 で 28 億 円 の 経 済浞 波沿 及 効 果 をもたら<br />

しました。「 江 別 小 麦 めん」はラーベンル 用 としての 利 用 が 主 ですが、 商 品 としては「 麺 」そ<br />

のものが 主 役 であり、 市 内 20 軒 のお 店 で 100 種 類 ものベッューが 開 発 されています。 長 岡<br />

市 においても 合 併 で 貴 重 な 資 源 が 各 地 にあり、 取 り 組 みの 重 要 性 を 痛 感 しました。<br />

3 日 午 前 は、 北 広 島 市 の「゠ルネ゛ンルロード」を 視 察 しました。゠ルネ゛ンルロードは JR<br />

曔 幌 市 上 野 幌 駅 から 北 広 島 市 までを 結 ぶ 自 転 車 道 8.1 ゥロベートルの 愛 称 です( 平 成 16<br />

年 供 用 開 始 )。 豊 かな 森 や 四 季 折 々の 自 然 景 観 をゆっくり 楽 しめるのが 特 徴 で、 自 然 観 察 や<br />

森 林 体 験 が 楽 しめる 水 辺 の 広 場 、 学 習 の 森 なども 整 備 され、ジミウンルエや 森 林 浴洉 、 冬 は 歩<br />

くケゥーなども 楽 しめます。ベビニーィーや 車 ゜ケでも 安 心 して 通 れる 広 い 幅 員 を 設 けるな<br />

ど 安 全 性 や 快 適 性 にも 配 慮 しています。゠ルネ゛ンルロードは 曔 幌 恵 庭 自 転 車 道 計 画 区 間 に<br />

ありますが、 曔 幌 恵 庭 自 転 車 道 は 19.7 ゥロベートル 整 備 済浞 みとなっています。さらに 恵 庭<br />

までの 延 伸 が 計 画 されていますが、 圏 域 の 地 域 発 展 や 連 携 強 化 、 新 たな 観 光 開 発 にも 寄 与<br />

するものと 期曋 待 されています。<br />

3 日 午 後 は、 札 幌 市 の「 曔 幌 市 就 業 サキフートセコンルシー」について 視 察 しました。この 事<br />

業 は 全 国 に 比 べて 曔 幌 市 の 女 性 の 就 業 率 が 低 いこと、 中 高 年 齢 層 の 暼 効 求 <strong>人</strong> 倍 率 が 極 端 に<br />

低 いことから 2004 年 10 月 に 開 設 。 全 国 で 唯 一 、 官 民 共 同 で 無 料 職 業 紹 介 を 行 っています。<br />

ハローワョーェと 市 が 委 託 する 職 業 紹 介 業 者 2 社 が 同 居 し、04 年 度 は 利 用 者 14,676 <strong>人</strong> 、 就<br />

職 498 <strong>人</strong> 、05 度 は 利 用 者 35,047 <strong>人</strong> 、 就 職 1,287 <strong>人</strong> 、06 年 度 は 利 用 者 35,872 <strong>人</strong> 、 就 職 1,377<br />

<strong>人</strong> と 実 績 を 上 げています。 民 間 2 社 はィゞンルセコリンルエが 中 心 で、 一 <strong>人</strong> 一 <strong>人</strong> にきめ 細 かく 対<br />

応 し、 女 性 や 高 齢 者 対 象 セコプナーを 頻 繁 に 開 いています。 当 市 においても 雇 用 環 境 の 改 善<br />

は 大 きな 課 題 であり、 大 変 参 考 になりました。<br />

4 日 は、 小 樽 市 の 観 光 基 本 計 画 「 新 ・いいふりこき 宣 言 」の 策 定 について 視 察 しました。<br />

北 海洊 道 においては、 曔 幌 市 に 次 ぐ 入 込 客 数 を 誇 るものの、 海洊 外 旅 行 の 増 加 をはじめ、 沖沍 縄<br />

ノーヘや 旭 山 動 物 園 の <strong>人</strong> 気 など、 小 樽 観 光 の 環 境 は 厳 しいとして 平 成 18 年 度 に 策 定 。 市<br />

民 ・ 観 光 業 者 ・ 関 連 団 体 ・ 経 済浞 界 ・ 行 政 が 観 光 に 関 する 基 本 的 な 考 え 方 や 理 念 について 共<br />

通 認 識 をもって 取 り 組 むとしています。 民 間 の 自 主 性 ・ 主 体 性 を 重 視 しながら、 市 民 と 行<br />

政 が 一 体 となった 観 光 振 興 を 推 進 し、 計 画 期曋 間 は 平 成 18 年 度 から 27 年 までの 10 年 間 。 平<br />

成 19 年 8 月 、「 小 樽 観 光 ハロジよりェト 推 進 会 議 」を 発 足 させ、 目 的 を 日 帰 り・ 通 過 型 観 光<br />

から 時昷 間 消洑 費 ・ 宿 泊沬 滞 在 型 への 脱 皮 に 絞 込 み、 地 元 がもうかる 仕 組 みづくりや 商 品 開 発 な<br />

どに 着 手 しています。 長 岡 市 においても 各 地 に 観 光 資 源 があり、 地 元 がもうかる 仕 組 みづ<br />

くりや 商 品 開 発 などの 視 点 は、 大 いに 生 かしていきたいものと 思 います。


■ 平 成 19 年 度 建 設 委 員 会 行 政 視 察 報 告<br />

委 員 山 田 省 吾<br />

10 月 17 日 は 浜 松 市 の「オヘッバケシゞンル」と「 商 業 集 積 イ゜ドラ゜ンル」について 視 察 し<br />

ました。 浜泺 松 市 では、 中 心 市 街 地 の 交 通 渋浡 滞 、 大 気 汚 染 、 事 故 の 増 加 といった 都 市 が <strong>直</strong> 面<br />

している 諸 問 題 が 起 き、 早 くから 都 市 交 通 の 見 <strong>直</strong> しを 行 うとともに、バケ 交 通 支 援 策 を 継<br />

続 的 に 実 施 してきました。それが 評 価 され、 国 が 創 設 したオヘッバケシゞンル 制 度 の 指 定 を<br />

全 国 に 先 駆 けて 受 けることができました。 計 画 の 概 要 は1バケ 走 行 環 境 の 改 善 、2バケ 交<br />

通 円 滑 化 のための 交 通 施 設 等 の 整 備 ・ 改 善 、3バケの 利 用 性 等 の 向 上 、4バケの 社 会 的 意<br />

義 の 認 識 高 揚 を 掲 げています。その 代 表 的 事 例 として、 都 市 循 環 バケの 運 行 により、 利 用<br />

者 が 毎 年 増 加 (14 年 度 :13 万 2 千 <strong>人</strong> →18 年 度 :21 万 3 千 <strong>人</strong> )、 公 共 車 両 優 先 信 号 シケテヘを<br />

バケ 専 用 レーンル 全 線 で 導 入 することにより 走 行 時昷 間 が2~3 分 短 縮 、ノンルケテッセハバケの<br />

市 全 域 での 運 行 、 車 内 に 文 字 表 示 装 置 を 設 置 、バケの 位 置 がパソコカンルや 携 帯 電 話 で 確 認 で<br />

きる「バケ 接 近 表 示 シケテヘ」(バケロォーシミンルシケテヘ)の 導 入 ( 携 帯 電 話 のアェセコケ<br />

数 約 1 万 2 千 件 / 日 ) 等 のサキービニケ 向 上 に 努 めております。また、IC ィードの「ナ゜ケパ<br />

ケ」の 導 入 ( 利 用 率 74%)により 降 車 時昷 間 が 短 縮 されました。その 結 果 、 利 用 者 が 約 9%<br />

増 加 し、 指 定 前 の5 年 間 に 比 べて 約 800 万 <strong>人</strong> のバケ 離 れを 食 い 止 めることができています。<br />

商 業 集 積 イ゜ドラ゜ンルは 郊 外 の 工 場 跡 地 に 大 型 店 等 が 出 店 し、 中 心 部 が 衰 退 してきたた<br />

めに、 中 心 市 街 地 の 活泯 性 化 と 郊 外 の 大 型 店 出 店 抑 制 をねらった、 静 岡 県 内 で 初 めての 条曵 例<br />

です。 合 併 により 広 域 になった 市 内 を 五 つのゾーンルに 分 け、そのゾーンルごとに 出 店 できる<br />

床 面 積 を 示 し、 駅 周 辺 の 中 心 部 は「 高 度 商 業 集 積 ゾーンル」と 位 置 づけ、 大 型 店 の 出 店 を 促<br />

進 するための 支 援 策 をつくって 実 践 しています。また、 商 店 街 振 興 施 策 として 商 店 街 が 行<br />

う 事 業 について 助 成 を 行 っています。<br />

18 日 は 橿 原 市 の「 近 鉄 八 木曐 駅 南 整 備 事 業 」と「 都 市 再 生 まちづくりビニジミンル」を 視 察 し<br />

ました。 近 畿 鉄 道 八 木曐 駅 の 乗 降 客 は <strong>人</strong> 口 12 万 5 千 <strong>人</strong> に 対 して1 日 約 3 万 5 千 <strong>人</strong> もおり、 交<br />

通 の 要 衝 、 地 方 拠 点 都 市 として 発 展 してきました。 八 木曐 駅 周 辺 は 商 業 業 務 の 中 心 地 として、<br />

また 鉄 道 と 道 路 交 通 の 要 衝 として 位 置 づけられていましたが、 南 口 には 十 分 な 駅 前 広 場 も<br />

なく、 駅 前 広 場 や 都 市 計 画 道 路 等 の 基 盤 整 備 を 行 うとともに、 沿沥 道 宅 地 の 整 理 と 土 地 の 暼<br />

効 利 用 を 促 進 し、 駅 前 商 業 地 の 形 成 を 図 ることを 目 的 として 沿沥 道 区 画 整 理 型 街 路 事 業 の 手<br />

法沵 で 八 木曐 駅 南 整 備 事 業 に 取 り 組 みました。また、まちの 将 来曹 像 に 対 する 意 識 を 市 民 、 事 業<br />

者 、 行 政 が 共 暼 し、 協 働 で 取 り 組 むことが 都 市 再 生 への 重 要 な 課 題 であると 考 え、 検 討 会<br />

議 を 設 けて、パートナーとして 検 討 してきました。その 結 果 中 南 和 の 拠 点 地 域 として、ま<br />

た 市 の 歴 史 的 経 緯 からの 観 光 拠 点 として、あるいは 現 在 の 都 市 活泯 動 を 踏 まえた 都 市 生 活泯 の<br />

拠 点 にふさわわしい 区 域 を 明 らかにしていきました。そして 事 業 の 進 め 方 について 検 討 会 議<br />

では1 進 行 中 または 早 期曋 の 具 体 化 を 想 定 する 事 項 、2 中 長 期曋 的 な 視 点 から 取 り 組 む 事 項 、<br />

3 民 間 のアェシミンルの3つに 区 分 して、 協 働 活泯 動 を 通 してまちの 方 向 性 等 を 共 暼 化 するた<br />

めのビニジミンルをまとめました。<br />

19 日 は 東 近 江 市 でコカプュッテ゜バケの「ちょこっとバケ」と 予 約 制 乗 り 合 いシェシーの<br />

「ちょこっと 号 」を 視 察 しました。 近 江 鉄 道 八 日 市 駅 から「ちょこっとバケ」に 乗 車 して<br />

市 役 所 まで 行 きましが、 乗 車 定 員 は14 名 くらいのかわわいらしいバケでした。 平 成 16 年 より<br />

旧 八 日 市 でコカプュッテ゛バケを 運 行 していましたが、 市 町 曪 合 併 協 議 の 中 で 公 共 交 通 ネッセ<br />

トワョーェを 重 点 施 策 として 料 金 とバケ 路 線 の 見 <strong>直</strong> しをし、19 年 4 月 より 新 しく 運 行 を 開 始<br />

しています。 車 内 で 子 供 の 作 品 を 展 示 したり、フ゜ンルト 制 導 入 による 利 用 者 サキービニケを 行<br />

っています。また、バケ 利 用 者 の 少 ない 路 線 では、 電 話 で 乗 車 の 予 約 をする「ちょこっと<br />

号 」が 運 行 されています。 料 金 はバケと 同 料 金 の 大 <strong>人</strong> 一 律 200 円 で、シェシー 料 金 との 差 額<br />

は 市 が 負 担 しています。<br />

3 日 間 を 通 し、 中 心 市 街 地 活泯 性 化 や 公 共 交 通 政 策 について 学 ぶことができ、 大 変 参 考 に<br />

なる 意 義 のある 視 察 でした。


■ 平 成 19 年 度 議 会 運 営 委 員 会 行 政 視 察 報 告 委 員 桑 原 望<br />

議 会 運 営 委 員 会 では、11 月 20 日 から 22 日 の3 日 間 、 東朁 京 都 千 代 田 区 、 愛 知 県 豊 田 市 、<br />

大 阪 府 堺 市 のそれぞれの 議 会 を 訪 れ、 主 に 議 場 建 設 や 議 会 運 営 などについて 行 政 視 察 を 行<br />

いました。 長 岡 市 は、 市 役 所 を 中 心 部 に 移 転 することを 議 決 しており、 庁 舎 建 設 に 伴 って<br />

議 場 建 設 が 行 わわれることからも 意 義 深济 い 視 察 となりました。<br />

20 日 は、 千 代 田 区 議 会 を 視 察 しました。 千 代 田 区 議 会 では 全 国 に 先 駆 けて 投 票 シケテヘ<br />

を 導 入 しております。 投 票 シケテヘとは、 議 員 席 にある 出 席 ボシンルや 賛 成 、 反 対 ボシンルに<br />

よって、 出 席 状 況沦 や 議 案 等 の 可 否 を 議 場 内 の 表 示 板 で 表 示 するシケテヘのことで、 個 々の<br />

議 員 の 表 決 態 度 と 議 案 等 の 可 否 が 一 目 瞭 然 となります。このシケテヘによって 議 会 運 営 の<br />

透 明 性 を 高 めるとともに、 議 員 の 政 治没 的 責 任 をより 明 確 にすることは、 表 決 権 が 議 員 にと<br />

って 基 本 的 かつ 最暷 も 重 要 な 権 限 であるという 点 からも、 評 価 できる 取 り 組 みです。<br />

また、 千 代 田 区 議 会 は 一 般 質 問 において、 質 問 する 議 員 が 執 行 部 を 向 いて 質 問 をするい<br />

わわゆる「 対 面 式 」を 採 用 しており、 議 場 にある 机曜 などは 可 動 式 となっており、 議 会 運 営 の<br />

際 に 必 要 に 応 じて 配 置 がえを 行 うことが 可 能 です。さらに、 傍 聴 席 の 下 のケペーケは、 机曜<br />

やいすなどを 格 納 できるようになっております。このような 機 能 を 使 って、 区 議 会 の 主 催<br />

で、 区 立 中 学 生 を 対 象 に 講 演 会 も 実 施 しております。<br />

しかしながら、 議 場 の 開 放 には、 机曜 やいすの 配 置 がえに 多 くの 職 員 と 時昷 間 がかかること<br />

や、 投 票 シケテヘの 機 器 類 の 管 理 といった 課 題 があることもお 聞 きすることができました。<br />

21 日 は、 豊 田 市 議 会 を 視 察 しました。 豊 田 市 議 会 ではこれまで、 長 岡 市 議 会 と 同 様 に、<br />

いわわゆる「 一 括 質 問 ・ 一 括 答 弁 方 式 」、「 演 壇 発 言 方 式 」を 採 用 してきました。しかし、 議<br />

会 活泯 性 化 特 別 委 員 会 で「わわかりやすい 一 般 質 問 の 方 法沵 」について 検 討 を 行 った 結 果 、「 一 括<br />

質 問 ・ 一 括 答 弁 方 式 」では、 聞 いている 者 ( 議 員 、 市 民 )にわわかりづらいという 点 、また<br />

質 問 を 議 員 に 向 かって 発 言 することは、 質 問 側 ( 議 員 )と 答 弁 側 ( 市 長 部 局 )という 立 場<br />

がわわかりづらいという 点 などの 問 題 点 が 確 認 されました。その 後 、 報 告 書暯 の 中 で 具 体 的 な<br />

方 策 の 提 案 がなされ、いわわゆる「 一 問 一 答 方 式 」「 対 面 式 」に 変 更暬 されました。 議 会 の 傍 聴<br />

者 に 対 するアンルォートでは、「 一 問 一 答 方 式 」について「 今 までより 分 かりやすい」と 答 え<br />

た <strong>人</strong> が 72.0%に 上 り、「 対 面 式 」については「 自 然 であり 議 会 らしい」と 答 えた <strong>人</strong> が 69.1%<br />

に 上 るという 成 果 を 上 げました。<br />

また、 豊 田 市 議 会 では、 特 別 委 員 会 が 非 常 に 充 実 しておりました。 単 に 執 行 部 側 に 対 す<br />

るやりとりではなく、 議 員 同 士 の 議 論 を 中 心 に 年 に 10 回 以 上 も 議 論 を 行 い、 意 見 をまとめ<br />

報 告 書暯 を 出 しております。このことは、 長 岡 市 議 会 が 政 策 提 言 型 の 議 会 を 目 指 す 上 で 大 い<br />

に 参 考 になりました。<br />

22 日 は、 堺 市 議 会 を 視 察 しました。 堺 市 では、 平 成 16 年 に 議 場 を 建 設 し、 全 国 的 にも<br />

珍 しい 円 形 の 議 場 となっております。 傍 聴 席 も 円 形 となっているために、 傍 聴 者 は 自 由 な<br />

角 度 から 傍 聴 することが 可 能 となっております。さらに、 傍 聴 席 には 乳 幼 児 同 伴 で 傍 聴 で<br />

きる 親 子 室 も 設 けているなど、 市 民 が 傍 聴 しやすいように 配 慮 がされております。 長 岡 市<br />

議 会 においても、このような 市 民 が 傍 聴 しやすい 議 場 づくりの 必 要 性 を 感 じました。<br />

また、 堺 市 議 会 の 議 会 図 書暯 室 の 充 実 ぶりにも 驚 かされました。 図 書暯 室 専 用 の 職 員 を 配 置<br />

し、 蔵 書暯 数 は1 万 冊 以 上 あります。また 市 民 にも 開 放 されており、 多 くの 市 民 から 利 用 さ<br />

れております。これらのことは、 議 員 の 調 査 能 力 向 上 という 点 や 市 民 との 協 働 という 点 か<br />

らも 評 価 できる 取 り 組 みといえます。<br />

今 回 の 報 告 は 視 察 した 項 目 の 一 部 ですが、 多 くのことを 学 ぶことができ、 今 後 の 長 岡 市<br />

議 会 のあり 方 を 考 える 上 で 大 変 参 考 になる 暼 意 義 な 視 察 でした。

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