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PRIMECLUSTER GLS for Windows ホワイトペーパー - ソフトウェア ...

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<strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>1. 概 要インターネットを 基 盤 としたシステムがビジネス 社 会 において 重 要 な 役 割 を 担 う 現 在 、ネットワーク 障 害 によるシステム 停 止 は、 企 業 にとって 大 きな 損 失 となります。近 年 のサーバやネットワーク 機 器 の 高 速 化 や 高 度 化 に 伴 い、システムに 障 害 が 発 生 する 頻 度が 高 くなっています。また、ネットワークの 構 成 が 複 雑 になったことで、トラブル 発 生 時 の 故障 箇 所 の 特 定 や 復 旧 に 時 間 がかかり、 業 務 が 長 時 間 停 止 してしまうという 問 題 があります。そこで、これらのネットワーク 障 害 に 迅 速 に 対 応 できるシステムの 構 築 (ネットワークの 高 信 頼化 )が 必 要 です。今 般 、 当 社 が 新 たに 提 供 する <strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>(プライムクラスタージーエルエス フォー ウインドウズ)は、ネットワーク 仮 想 化 技 術 によって、<strong>Windows</strong> システムにおけるネットワークの 高 信 頼 化 を 実 現 するソフトウェアです。All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 20083


<strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>2. お 客 様 に 提 供 する 価 値2.1. NIC 仮 想 化 によるネットワークの 高 信 頼 化<strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong> では、システムに 接 続 される 複 数 の NIC(NIC:Network Interface Card)を 冗 長 化 します。また、ネットワークの 監 視 を 行 い、ネットワーク 機 器 に 障 害 (リンクダウン、ハングアップ)が 発 生 した 場 合 に、 使 用 する NIC を 自 動 的 に 切 り 替 えます。このため、アプリケーションは、ネットワーク 上 で 発 生 した 障 害 を 意 識 することなく、 通 信 を 継 続 できます。2.2. ネットワークトラブル 解 決 時 間 を 削 減<strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong> では、 自 サーバから 通 信 相 手 先 の 機 器 までを 含 めた、 通 信 経 路 の 各 点 が 監視 可 能 になります。このため、トラブル 発 生 箇 所 を 素 早 く 特 定 でき、ネットワークトラブル 解決 時 間 を 削 減 できます。2.3. Microsoft Cluster Service(MSCS)の 信 頼 性 の 向 上MSCS 環 境 において、ネットワークの 両 系 障 害 が 発 生 した 場 合 、<strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong> と MSCSが 連 携 してフェイルオーバーを 行 うため、 業 務 を 継 続 できます。MSCS 連 携 のための 設 定 は、<strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong> の 連 携 スクリプトを MSCS に 登 録 するのみです。2.4. プラットフォーム 混 在 環 境 における 運 用 の 標 準 化マルチプラットフォーム 環 境 においても、 同 一 の 操 作 方 法 と 機 能 を 提 供 します。— NIC の 種 類 に 依 存 しないため、サーバの 違 いを 意 識 した 運 用 をする 必 要 がありません。— 各 OS(Solaris/Linux/<strong>Windows</strong>)の 環 境 に 応 じた、 複 数 のネットワーク 二 重 化 技 術 を習 得 する 必 要 がありません。All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 20084


<strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>図 3.2 OS 内 部 における 仮 想 アダプター 機 能 の 位 置 付 けAll Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 20086


<strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>3.2. point-to-pointネットワーク 監 視 機 能<strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong> は、 自 サーバ 本 体 から 通 信 相 手 サーバまでを 含 めた 通 信 経 路 の 各 点 を 監 視可 能 です(point-to-point 監 視 )。このため、サーバが 故 障 したのか 途 中 のネットワーク 機 器 が 故障 したのかが、<strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong> のメッセージと 各 ネットワーク 機 器 の 状 態 から 判 別 できます。point-to-point 監 視 の 考 え 方 と 動 作 概 要 について、 下 図 のモデルケースを 例 に 取 り、 説 明 します。図 3.3 point-to-point 監 視 のモデルケース3.2.1. 監 視 箇 所 の 選 定 と 考 え 方pint-to-point 監 視 では、 以 下 の 観 点 で 監 視 箇 所 の 設 定 を 行 います。・ 何 処 に 故 障 が 発 生 したら、NIC を 切 り 替 えるか。また、 監 視 範 囲 を 拡 大 したい 場 合 、 通 信 相 手 先 までの 各 点 を 監 視 可 能 です。 図 3.3のモデルにおいて、 監 視 可 能 な 範 囲 と、 監 視 の 考 え 方 について 以 下 に 説 明 します。NIC1 における 伝 送 路 監 視 範 囲 と 監 視 の 考 え 方NIC1 における 監 視 の 範 囲 と、 異 常 検 出 を 契 機 とした NIC の 切 替 の 必 要 有 無 は 以 下 の 通 りです。表 1 point-to-point 監 視 の 範 囲NIC11スイッチブレード 1 2ネットワーク機 器 A 3ネットワーク機 器 C 4伝 送 路 監 視 範 囲 ○ ○ ○ ○ ○有 有 有 無 無NIC 切 替 の 必 要有 無○・・・ 監 視 可 能通 信 相 手サーバ 5また、 上 記 表 における 各 点 の 監 視 の 考 え 方 については 以 下 の 通 りです。All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 20087


<strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>・ NIC1 および、NIC1 とスイッチブレード 1 間 のリンクダウン 監 視 を 行 います(1、2)。 NIC と NIC に 直 接 接 続 されたネットワーク 機 器 がリンクダウンした 場 合 、NICを 切 り 替 える 必 要 があります。<strong>GLS</strong> ではリンクダウン 監 視 のための 設 定 は 自 動 で行 われます。・ スイッチブレード 1 に ping 監 視 を 行 います(2)。 スイッチブレード 1 がハングアップ 故 障 した 場 合 に、NIC1を 使 用 した 通 信 が 不可 になるため、NIC を 切 り 替 える 必 要 があります。このため、スイッチブレード1 に ping 監 視 を 行 い、ハングアップ 故 障 の 検 出 を 行 えるようにします。<strong>GLS</strong> には、スイッチブレード 1 の IP アドレスを 登 録 します。また、この IP アドレスが 応 答無 しになった 場 合 に NIC を 切 り 替 えるように <strong>GLS</strong> に 設 定 を 行 います。・ ネットワーク 機 器 A と C に ping 監 視 を 行 います(3、4)。 ネットワークトラブル 発 生 時 には、 自 サーバが 属 するネットワーク 内 でトラブルが 発 生 したのか、それとも、 別 のネットワークでトラブルが 発 生 したのかを 迅 速に 切 り 分 ける 事 が 出 来 れば、トラブルの 調 査 に 掛 かる 時 間 を 少 なくすることが 可能 です。このため、ネットワーク 機 器 A と C の IP アドレスを <strong>GLS</strong> に 登 録 します。なお、ルータであるネットワーク 機 器 A と B に 冗 長 化 機 能 が 備 わっていない 場 合 、機 器 A が 故 障 した 場 合 に NIC を 切 り 替 える 必 要 があります。この 場 合 、 機 器 Aの IP アドレスが 応 答 無 しになった 場 合 に NIC を 切 り 替 えるように、<strong>GLS</strong> に 設 定を 行 います。・ 通 信 相 手 サーバに ping 監 視 を 行 います(5)。 通 信 トラブルが 発 生 した 場 合 、ネットワークの 異 常 なのか、 通 信 を 行 うアプリケーションの 異 常 なのかを 切 り 分 けることは 重 要 です。 通 信 相 手 サーバまでパケットが 正 常 に 到 達 することが 確 認 出 来 れば、ネットワークかアプリの 異 常 かを 切 り分 けることが 可 能 です。このため、<strong>GLS</strong> には、 通 信 相 手 サーバの IP アドレスを登 録 します。また、この IP アドレスが 応 答 無 しになった 場 合 には、NIC を 切 り替 える 必 要 がないため、その 設 定 を <strong>GLS</strong> に 行 います。NIC2 における 伝 送 路 監 視 範 囲 と 監 視 の 考 え 方NIC2 における 監 視 の 範 囲 と、 異 常 検 出 を 契 機 とした NIC の 切 替 の 必 要 有 無 は NIC1 と 同 じです。また、NIC1 と 同 様 に ping 監 視 の 設 定 を <strong>GLS</strong> に 行 います。 各 点 の 監 視 の 考 え 方 についても NIC1 と 同 様 です。なお、 待 機 NIC である NIC2 からはパケットが 送 信 されないため、ping による 監 視 は 行 われません。リンクダウンの 監 視 のみ 行 われます。All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 20088


<strong>PRIMECLUSTER</strong> <strong>GLS</strong> <strong>for</strong> <strong>Windows</strong>4. おわりに企 業 経 営 の 根 幹 を 支 える IT システムを 構 成 するサーバはネットワークで 繋 がっており、ネットワーク 障 害 に 強 いシステムを 作 ることが 重 要 です。このため、ネットワークの 高 信 頼 化 技術 に 対 する 期 待 は 今 後 も 高 まることが 予 想 されます。このホワイトペーパーでは、<strong>GLS</strong> <strong>for</strong><strong>Windows</strong> で 可 能 なネットワーク 高 信 頼 機 能 について 説 明 しました。富 士 通 は、 常 にお 客 様 の 視 点 から 発 想 し、お 客 様 が 抱 えている 課 題 と 目 標 の 達 成 に 貢 献 する姿 勢 で、 製 品 の 開 発 に 取 り 組 んでまいります。All Rights Reserved, Copyright© FUJITSU LIMITED 200811

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