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アート・リサーチセンター研究活動報告 - 立命館大学 アート・リサーチ ...

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アート・リサーチセンター 研 究 活 動 報 告 2001 年 度アート・リサーチセンター 研 究 活 動 報 告2001 年 度 プロジェクト 研 究■ 京 都 演 劇 ・ 映 像 デジタルアーカイブプロジェクト( 代 表 : 赤 間 亮 [ 文 学 部 教 授 ])これまで、シナリオ 検 索 システム、 舞 台 写 真 検 索 システム 等 の 開 発 、 片 山 家 能 楽 保 存 財 団 ・ 京 舞 井 上 流 との 連 携 研究 を 行 ってきた。モーションキャプチャプロジェクトとの 連 携 により「 都 市 と 芸 能 ─ 無 形 文 化 ・ 時 間 芸 術 に 関 する 総 合 的研 究 」という 学 術 フロンティア 研 究 プログラムの 中 核 プロジェクトである。 今 年 度 はこれまで 科 学 研 究 費 によって 行 なってきた 無 形 文 化 財 保 存 プロジェクトの 活 動 を 合 併 吸 収 する。1. 近 世 芸 能 関 連 : これまで 開 発 してきたさまざまな 演 劇 情 報 検 索 システムのデータ 増 補 と 修 正 、 相 互 リンクの 強 化 などを 行 なった。また、 外 部 個 人 研 究 者 へのデータベース 構 築 指 導 を 行 ない、 寄 託 を 受 けた 上 でデータ 公 開 を 開 始した。また、 外 部 機 関 の 関 連 資 料 データベース 構 築 協 力 も 積 極 的 に 行 ない、 早 稲 田 大 学 演 劇 博 物 館 では、 本 プロジェクトの 協 力 開 発 したデータベース 群 が 公 開 された。 東 京 都 立 中 央 図 書 館 では、WEB 利 用 ではないが、 館 内 において 貴 重 書 室 所 蔵 の 役 者 絵 8000 枚 が 閲 覧 できる 浮 世 絵 検 索 システムを 開 発 提 供 し 公 開 に 踏 切 った。 他 機 関 との 共 同 研 究 では、さらに 日 本 大 学 総 合 情 報 センター 所 蔵 歌 舞 伎 関 係 番 付 のデジタルアーカイブを 行 なった。これは、 来 年 度 に 歌 舞 伎 年 表 研 究 会 との 共 同 によりデータベース 化 して 出 版 されることになる。 松 竹 大 谷 図 書 館 との 共同 研 究 も 開 始 した。 上 演 データベースの 共 同 利 用 ・ 共 同 構 築 について 協 議 し、 大 谷 図 書 館 側 のデジタル 環 境 作 りへの 協 力 を 行 なった。データベースの 増 強 作 業 の 中 では、とくに 難 解 を 極 める 歌 舞 伎 を 中 心 とする 舞 台 写 真 について 慎 重 な 考 証 作 業 を 続 けている。 本 年 度 でその8 割 の 考 証 を 終 え、いよいよ 来 年 度 の 完 成 をめざすことになった。2. 片 山 家 能 楽 保 存 財 団 との 共 同 研 究 : 本 年 度 は、 能 楽 DVDの 制 作 を 睨 んだ 映 像 収 録 や 素 材 蓄 積 、CG 動 画 の 制作 を 行 なった。DVD 基 礎 となる、 絵 本 の 制 作 を 試 み、 筋 書 きと 物 語 絵 を 専 門 家 に 委 託 して 制 作 した。また、 小 中 学校 などの 教 育 現 場 での 普 及 活 動 と 古 典 芸 能 の 保 存 との 関 連 性 に 思 い 至 り、 高 松 市 や 栗 東 町 の 小 学 校 でのワークショップを 行 った。ここでは、 片 山 清 司 氏 の 解 説 手 法 のバックアップや、その 解 説 の 後 での 生 徒 の 能 楽 鑑 賞 時 における 反 応 の 変 化 を 記 録 した。 絵 本 は、「 大 会 」「 敦 盛 」「 海 士 」の 三 作 品 をまったく 画 風 の 違 う 日 本 画 家 や 版 画 家 に 委託 し、 片 山 清 司 氏 の 監 修 の 下 、 能 楽 鑑 賞 の 補 助 教 材 開 発 のプロジェクトチームの 中 で 完 成 させた。この 絵 本 に 関連 させて、2 月 1 日 には、「 能 と 京 舞 ~ 海 士 vs. 珠 取 海 女 ~ 華 麗 なる 姉 弟 競 演 !!」と 題 する 公 演 を 京 都 芸 術 劇 場 「 春 秋座 」( 京 都 造 形 芸 術 大 学 内 )において 行 なった。 絵 本 の 絵 をデジタル 化 し、 紙 芝 居 式 に 舞 台 にスクリーンを 設 置 し、それに 舞 台 照 明 を 組 合 せ、 語 りと 囃 子 、それに 仕 舞 等 を 組 合 せるといった 実 験 舞 台 を 創 作 した。 海 士 と 玉 取 海 女は、 能 楽 と 舞 とで 同 内 容 の 演 目 の 競 演 であり、 学 術 的 にも 興 味 深 い 公 演 となった。これらは、カメラ4 台 を 駆 使 して、デジタル 映 像 記 録 を 行 なったのは 言 を 待 たない。 片 山 清 司 氏 にはこのあと、 大 会 の 演 技 をモーションキャプチャ 収録 で 協 力 いただき、CG 大 会 を 完 成 させた。3 月 1 日 にはモーションキャプチャプロジェクトのシンポウジウム「モーションキャプチャーと 舞 踊 研 究 」に 片 山 清 司 氏 と 赤 間 が 参 加 し、 能 楽 におけるモーションキャプチャ 利 用 の 可 能 性 について 発 表 した。 展 示 関 係 では、 昨 年 に 引 続 き、8 月 1 日 から3 日 まで 京 都 文 化 博 物 館 において「 第 五 回楽 保 存 財 団 能 装 束 ・ 能 面 展 」を 行 なった( 本 年 度 のテーマは、 能 にみる 源 氏 物 語 )。片 山 家 能3. 中 村 保 雄 能 面 資 料 : 故 中 村 保 雄 氏 の 遺 族 からの 寄 託 を 受 け、 能 面 アーカイブプロジェクトを 開 始 した。 中 村 保 雄資 料 は 能 面 研 究 の 第 一 人 者 であった 中 村 氏 の 収 集 したフィルムの 他 、 研 究 ノート、 能 面 作 家 でもあった 中 村 氏 の尊 父 直 彦 氏 の 能 面 修 理 、 製 作 時 の 資 料 として 集 めた 能 面 型 紙 と 石 膏 型 である。 保 雄 氏 の 子 息 暁 氏 は、 共 同 研 究者 としてもこのプロジェクトに 参 加 し、 直 彦 作 能 面 の 高 精 細 デジタルアーカイブ 撮 影 と3D 画 像 作 成 を 行 なった。4. 映 像 アーカイブ : 映 像 アーカイブ 部 門 としては、 古 典 芸 能 のDVD 製 作 に 関 する 研 究 会 を 二 回 実 施 した。 一 つは、12 月 に「デジタル 時 代 のアナログインターフェイス~Making of 『 萬 狂 言 の 世 界 』」として、 狂 言 の 最 初 のDVDソフト271


アート・リサーチセンター 研 究 活 動 報 告 2001 年 度『 三 朝 小 唄 』のフィルム 検 証 と 文 化 論 的 考 察 は『アート・リサーチ』Vol.2に 掲 載 。3.「マキノ」 活 動 リサーチ →マキノ・プロジェクトHP 上 で 公 開a.マキノ 映 画 1010 作 品 の 情 報 →『マキノ 作 品 目 録 』としてHP 公 開b.マキノ 映 画 撮 影 所 の12 年 間 活 動 情 報 →『マキノ 活 動 年 表 』としてHP 公 開c.マキノ 映 画 制 作 者 情 報 →『マキノ 人 名 リスト』としてHP 公 開d.マキノ 画 像 情 報 → 検 索 DBを 作 成 中4.マキノ 映 画 および 洛 西 地 域 映 画 文 化 についての 証 言 収 集→ 小 林 昌 典 氏 への 聞 き 書 き(『アート・リサーチ』Vol.2に 掲 載 )【 論 文 等 】・ 冨 田 美 香 「「 場 」への 回 帰 ─『 三 朝 小 唄 』という 装 置 ─」( 立 命 館 大 学 アート・リサーチセンター『アート・リサーチ』Vol.2、2002 年 、pp. 105-113)・ 冨 田 美 香 、 紙 屋 牧 子 、 権 藤 千 恵 「 洛 西 地 域 映 画 史 聴 き 取 り 調 査 報 告 Ⅱ 小 林 昌 典 氏 談 話 」( 同 上 、pp. 115-136)・ 冨 田 美 香 「[ 研 究 報 告 ] 洛 西 地 域 と 映 画 文 化 ─イメージ 創 出 の 地 場 産 業 ─」(『 京 都 地 域 研 究 』Vol.16、2002 年 、pp.99-111)■ 京 都 文 化 形 成 の 書 誌 学 的 考 察 ─ 藤 井 永 観 文 庫 プロジェクト( 代 表 : 川 嶋 將 生 [ 文 学 部 教 授 ])財 団 法 人 藤 井 永 観 文 庫 は、 古 文 書 を 中 心 とする400 点 余 のコレクションである。 財 団 による 内 容 分 類 は、 宸 翰 、 墨 跡・ 古 筆 ・ 古 文 書 、 経 巻 、 古 典 籍 ・ 刊 本 、 仏 画 、 絵 画 、 工 芸 品 、 衣 装 裂 、 拓 本 となっているが、この 分 類 自 体 は、 内 容 が 十分 吟 味 されて 行 われたものではない。したがって 本 プロジェクトでは、それぞれの 分 担 にしたがって 文 書 の 解 読 や 内 容を 検 討 すると 同 時 に、 京 都 国 立 博 物 館 で 採 用 されている 分 類 をもとに、 改 めて 分 類 しなおす 作 業 をおこなった( 但 し、旧 分 類 と 対 応 できるようにしてある)。内 容 検 討 にあたっては、 資 料 の 真 贋 の 判 断 、あるいは 原 本 か 写 しかなどの 判 断 をするための 作 業 に、 多 くの 時 間 が費 やされた。その 結 果 、 宸 翰 、 墨 跡 、 古 文 書 、 経 巻 類 については、かなりの 進 展 をみることができたが、なお 作 業 の 一部 を 残 している。また 工 芸 品 、 衣 装 裂 、 版 本 、 拓 本 、 絵 画 類 の 本 格 的 な 調 査 ・ 研 究 は、 来 年 度 になろう。さらに 本 年 度かなり 調 査 が 進 んだもののうち、 本 コレクションの 特 色 ともなっている 聖 教 類 については、 来 年 度 以 降 も 更 なる 内 容 検 討が 必 要 である。以 上 の 成 果 を 踏 まえて、 来 年 度 秋 には 宸 翰 類 を 中 心 とした 展 覧 会 を 開 催 する 予 定 である。【 論 文 】・ 川 嶋 將 生 「 絵 図 や 古 地 図 にみる 中 世 の 被 差 別 民 」(『 絵 図 の 世 界 と 被 差 別 民 』2001 年 、pp. 3-14)・ 川 嶋 將 生 「 時 宗 の 寺 々と 中 世 の 被 差 別 民 」(『 世 界 人 権 問 題 研 究 センター 講 演 録 』2001 年 、pp. 201-214)・ 松 本 郁 代 「 中 世 東 寺 をめぐる 歴 史 叙 述 と 王 権 神 話 ─ 弘 法 大 師 と 東 寺 即 位 法 の 可 能 性 ─」(『 日 本 文 学 』2001 年 、pp.11-19)【 図 書 】・ 川 嶋 將 生 「 国 宝 上 杉 本 洛 中 洛 外 図 大 鑑 CD-ROM」( 小 学 館 、2001 年 )■ 京 焼 の 総 合 的 研 究 ─ 鳴 滝 乾 山 窯 跡 を 中 心 にして─( 代 表 : 木 立 雅 朗 [ 文 学 部 助 教 授 ])1) 発 掘 成 果 について鳴 滝 乾 山 窯 跡 の 第 2 次 発 掘 調 査 を 行 い、 法 蔵 寺 本 堂 西 側 で 明 治 時 代 の 溝 を 検 出 した。この 溝 から 煎 茶 関 連 の 急 須などが 出 土 しており、 黄 檗 宗 と 煎 茶 との 関 連 を 知 る 上 で 貴 重 な 成 果 であった。また、 窯 跡 があると 想 定 されていた 地 点 の 試 掘 トレンチを 広 げたところ、 大 量 の 遺 物 が 出 土 した。しかし、 遺 物 を 大 量273


アート・リサーチセンター 研 究 活 動 報 告 2001 年 度た。1990 年 にはあたらしい 讃 仏 歌 の 募 集 があり、 白 人 の 女 性 が 美 しい 歌 を 作 っている。 他 に、 真 宗 の 考 えを 反 映 した 盆 踊 り 歌 も 作 られた。以 上 のような 宗 教 歌 の 歴 史 は、 日 本 とアメリカの 政 治 的 な 動 きや 文 化 の 動 きを 如 実 に 反 映 していて 面 白 い。また、繰 り 返 し 改 定 されていく 讃 仏 歌 集 で 生 き 残 る 歌 をたどると、 人 々の 感 性 の 変 化 がよくわかる。たとえば、 初 期 には 和歌 的 な 叙 景 によって 仏 陀 のイメージを 表 現 する 歌 がほとんどであったが、 戦 後 には 抽 象 的 、 思 索 的 な 歌 詞 が 増 えた。また、 戦 前 までよくうたわれたハントらによる 英 語 の 歌 も、 現 在 大 陸 ではほとんど 歌 われていない。それは、これらの歌 にあるキリスト 教 的 な 雰 囲 気 に 大 陸 の 真 宗 メンバーが 敏 感 で、 排 除 しようとしていることを 示 している。今 後 の 発 展 性 : 大 陸 とハワイでは、 好 みの 傾 向 や 讃 仏 歌 発 展 の 経 過 が 違 うので、ハワイの 研 究 を 補 足 する 必 要 がある。その 補 足 によって、 政 治 、 風 土 、 思 潮 などに 歌 が 如 何 に 左 右 されるかを 見 ることができるし、 日 本 とアメリカの 文 化 融合 の 様 子 も、 多 面 的 に 捉 えられる。また、 宗 教 音 楽 の 歌 詞 には、 信 仰 の 内 容 を 越 えてなにか 共 通 する 特 色 があるのか、 調 べてみたいと 思 う。【 論 文 】・Keiko Wells “A Study of Shin Buddhist Song Lyrics Sung in the United States: Their History and ExpressedBuddhist Images (1) 1898-1939.” Pacific and American Studies.( 東 京 大 学 ) No. 2, 2002・Keiko Wells “A Study of Shin Buddhist Song Lyrics Sung in the United States: Their History and ExpressedBuddhist Images (2) 1939-1999”Pacific and American Studies. ( 東 京 大 学 )No.3,2003・ウェルズ 恵 子 「 農 業 国 アメリカ: 怠 慢 クラブの 歌 をうたおう」(『アメリカ 文 化 ・ 文 学 講 義 』 松 伯 社 、2002 年 )・ウェルズ 恵 子 「19 世 紀 アメリカコモンマンの 暮 らしを 歌 に 探 る」(『 史 料 で 読 むアメリカ』 全 3 巻 、 南 雲 堂 、2002 年 )・ウェルズ 恵 子 「ジョン・ヘンリー」( 同 上 )■マルチメディア 時 代 に 対 応 するファカルティ・ディベロップメント 研 究 ( 仲 間 裕 子 [ 産 業 社 会 学 部 教 授 ])1999 年 度 、2000 年 度 の 欧 米 各 地 での 調 査 を 踏 まえて、とくにラトガーズ 大 学 、 南 カリフォルニア 大 学 とカールスルーエ 造 形 大 学 のカリキュラムに 注 目 したが、その 理 由 は3 大 学 が 共 通 して 美 術 史 研 究 の〈 今 日 〉と〈 将 来 〉を 見 据 えた「 時代 」に 適 応 する 内 容 を 考 慮 していることにある。そこで 今 後 の 大 学 教 育 のあり 方 として、「 美 術 史 とカルチュラル・スタディーズ」「 美 術 と 公 共 性 」「デジタル 表 現 と 理 論 」をキーワードとして 以 下 の 提 案 をおこないたい。1 今 日 美 術 史 学 ・ 美 学 を 問 わず、 美 術 研 究 において 広 範 な 多 面 的 なテーマの 考 察 が 進 み、たとえばジェンダー、 階級 性 、 他 者 性 、 制 度 論 などが 不 可 避 な 論 点 として 関 心 を 集 めている。さらにこうした 研 究 の 成 果 は 美 術 館 教 育 にも反 映 し、グッゲンハイム 美 術 館 のファミリー・アクティヴィティにみられるように、 研 究 機 関 から 市 民 一 般 へと 美 術 の 多面 的 鑑 賞 ・ 考 察 を 伝 えることに 重 点 が 置 かれている。ラトガーズ 大 学 美 術 史 学 部 のカリキュラムにおけるカルチュラル・スタディーズ 的 視 点 は 決 して 例 外 ではなく、 美 術 と 社 会 というテーマが 今 後 も 大 学 における 美 術 教 育 の 中 心 軸をなすと 思 われる。 日 本 では 美 術 と 社 会 受 容 に 関 して、とくに 西 洋 志 向 でなく、 日 本 ・アジアに 視 点 を 向 けた 研 究 が今 後 ますます 必 要 となり、 大 学 教 育 においてもこの 点 への 顧 慮 は 必 須 である。2 美 術 を 公 共 に 発 信 する 美 術 館 の 学 としての 美 術 館 学 、それに 付 随 してのインターンシップに 関 し、 日 本 では 欧 米 と比 較 して 体 験 的 ・ 実 践 的 指 導 が 残 念 ながら 不 十 分 であるように 思 われる。そのような 指 導 と 同 時 に、たとえばコロンビア 大 学 ・ニューヨーク 大 学 の 例 にみられるような 法 律 ・ 経 営 などマネージメントを 視 野 に 含 めた 多 様 な 学 びが 必 要になろう。パブリック・アートへの 関 心 は、 行 政 の 都 市 計 画 ・ 芸 術 計 画 あるいは 企 業 のメセナ 活 動 とも 結 びつき、 産 官学 の 連 携 が 重 要 となる。 南 カリフォルニア 大 学 のカリキュラムにみられるような 美 術 ・ 美 学 、 作 品 分 析 などの 研 究 はもとより、マネージメントの 知 識 、 地 域 環 境 および 当 該 地 域 の 美 術 ・ 芸 術 の 調 査 を 含 む、 多 角 的 な 教 育 が 必 要 であろう。たとえば 立 命 館 大 学 の 場 合 、 伝 統 と 近 代 美 術 ・ 芸 術 の 両 者 を 兼 ね 備 えた 都 市 である 京 都 に 所 在 することからも、こうした 地 域 性 を 重 視 するパブリック・アート 研 究 が 今 後 の 当 大 学 における 美 術 教 育 の 課 題 のひとつとなることは 間 違275


アート・リサーチ Vol.3いないだろう。3テクノロジーと 美 術 ・ 芸 術 表 現 の 融 合 は 今 日 様 々な 課 題 に 直 面 している。 美 術 研 究 には 歴 史 的 な 視 座 が 不 可 避 であるが、デジタル 表 現 とその 理 論 的 研 究 が21 世 紀 の 美 術 研 究 の 支 柱 となる 今 日 性 をもっていると 言 っても 過 言 ではない。カールスルーエ 造 形 大 学 のカリキュラムに 見 られるような 芸 術 学 とメディア 論 の 枠 組 みのなかで、 写 真 ・ 映 像 ・デジタル 画 像 などあたらしい 技 術 を 駆 使 した 芸 術 表 現 を 大 学 の 美 術 理 論 の 教 育 に 取 り 入 れる 方 向 性 を 見 い 出 していかなければならない。 立 命 館 大 学 アート・リサーチセンターで 昨 年 度 から 開 催 されている「デジタル 環 境 下 の 芸術 」 研 究 会 は、そのような 意 味 で 研 究 の 大 きな 一 歩 を 踏 み 出 そうとしているが、 教 育 に 結 びつく 展 開 も 望 まれる。【 雑 誌 論 文 】・ 仲 間 裕 子 「ドクメンタdocumentaの 美 学 と 政 治 学 」(「 立 命 館 大 学 言 語 文 化 研 究 」13 巻 4 号 、2002 年 、pp. 177-184)・ 仲 間 裕 子 「 美 学 研 究 と 大 学 教 育 の『 今 日 』」(「1999~2000 年 度 科 学 研 究 費 補 助 金 ( 基 盤 研 究 B2) 研 究 成 果 報 告 」2002 年 、pp. 14-25)・ 遠 藤 保 子 「アートマネジメントと 大 学 教 育 」( 同 上 、pp. 1-13)・ 池 田 章 子 「フランスのNational Studio of Contemporary Art」( 同 上 、pp. 67-73)・ 三 木 いずみ「ベルリン 絵 画 館 の 現 在 ─Kulturforum,Gemaeldegalerieの 位 置 と 課 題 」( 同 上 、pp. 95-104)・ 板 井 由 紀 「 新 しい 美 術 館 の 形 」( 同 上 、pp. 86-94)・ 奥 田 素 子 「ライト・ギャラリー 再 編 が 生 み 出 したナショナリズム」( 同 上 、pp. 105-113)・ 竹 下 暁 子 「 福 岡 アジア 美 術 館 ─ 交 流 型 美 術 館 の 可 能 性 :アジア 美 術 を 巡 って」( 同 上 、pp. 113-125)・ 内 藤 紫 都 「 美 術 館 と 大 学 連 携 における 鑑 賞 教 育 ─ 横 浜 トリエンナーレ2001のスクール・プログラムを 通 じて」( 同 上 、pp. 134-143)・ 野 崎 るみ 花 「 町 おこしとトリエンナーレ─ 越 後 妻 有 トリエンナーレの 調 査 報 告 」( 同 上 、pp. 126-133)■インテリジェント・デジタルアーカイブ・プロジェクト( 代 表 : 稲 葉 光 行 [ 政 策 科 学 部 助 教 授 ])本 研 究 は、 学 術 フロンティアプロジェクトの 一 部 として、1999 年 度 より 活 動 を 行 っている。この 研 究 では、インターネット 上 に 公 開 されたデジタルコンテンツを 知 識 共 有 の 基 盤 である「ナレッジブルアーカイブ(Knowledgeable Archives)」として 再 構 築 する 技 術 の 研 究 と、その 上 で 文 化 芸 術 に 関 わる 知 識 交 換 を 行 う「ナレッジブル・コミュニティ(KnowledgeableArchives Community)」の 形 成 を 目 指 している。2001 年 度 の 具 体 的 な 研 究 成 果 としては、 以 下 の3 点 が 挙 げられる。1)「 可 知 納 書 院 」における 公 開 実 証 実 験 (http://www.arc.ritsumei.ac.jp/unchiku/)著 作 権 が 切 れた 日 本 文 学 の 古 典 ( 夏 目 漱 石 、 宮 沢 賢 治 など)やオープンソース 運 動 に 関 する 技 術 文 書 をコンテンツとした、 追 記 型 ナレッジブルアーカイブの 公 開 実 験 を 昨 年 度 より 継 続 して 行 った。2)Webコンテンツを 用 いた 協 調 学 習 の 適 用 実 験 (http://www.arc.ritsumei.ac.jp/{netorg|scival}/)昨 年 度 に 引 き 続 き、 本 研 究 代 表 者 が 担 当 する2つの 講 義 において、 講 義 ノートをWeb 上 で 公 開 し、 受 講 者 同 士 が 協調 的 に 講 義 コンテンツを 拡 張 する 実 験 を 行 った。 本 年 度 は、データベースサーバのパフォーマンスを 向 上 させると 共に、コンテンツの 視 覚 化 機 能 を 更 に 充 実 させ、 評 価 実 験 を 行 った。3) 平 和 学 習 のためのアーカイブ・コミュニティ 形 成 に 関 する 研 究 (http://www.arc.ritsumei.ac.jp/kachina/peace/)国 際 平 和 ミュージアムと 共 同 で、 平 和 に 関 する 資 料 のアーカイブ 構 築 と、コミュニティ 形 成 支 援 機 能 の 開 発 を 行 った。本 年 度 の 成 果 として、キーワード 検 索 によらない 直 感 的 なアーカイブ・ブラウジングの 仕 組 みと、インターネット 経 由 での 画 像 投 稿 機 能 を 具 えた 電 子 会 議 室 などが 実 現 された。【 論 文 】・ 稲 葉 光 行 「 蓄 積 型 Web 教 材 『 蘊 蓄 』システムによる 協 調 学 習 のためのコミュニティ 形 成 とメタ 認 知 に 関 する 研 究 」(『 電子 情 報 通 信 学 会 信 学 技 報 』2002 年 、pp. 13-18)276


アート・リサーチセンター 研 究 活 動 報 告 2001 年 度■モーションキャプチャデータのコード 化 記 述 およびデータ 検 索 についての 研 究 ( 代 表 : 八 村 広 三 郎 [ 理 工 学 部 教 授 ])本 年 度 は 過 年 度 からの 継 続 課 題 と、 本 年 度 の 新 たな 課 題 について 検 討 を 行 った。おもに、モーションキャプチャデータの 処 理 と、 舞 踊 譜 Labanotationに 関 するデジタル 化 の 課 題 が 中 心 である。また、 本 研 究 は 文 部 科 学 省 科 学 研 究 費( 地 域 連 携 推 進 研 究 費 )の 研 究 と 関 連 付 けながら 行 った。まず、モーションキャプチャにより 得 られる 身 体 動 作 データを 解 析 し、これから 舞 踊 譜 Labanotationの 譜 面 を 自 動 生成 するためのシステムについて 研 究 と 開 発 を 行 った。システムはMotion2Labanと 名 づけているが、これにより、 舞 踊 の基 本 的 な 身 体 動 作 を 譜 面 として 記 録 できるようになった。 生 成 した 譜 面 のデータから、さらに3 次 元 CGキャラクタの 踊 りとして 画 面 上 に 再 現 することもできる。モーションキャプチャによる 踊 りのデータから、 踊 りにおけるさまざまな 特 徴 量 、 特 に、 身 体 運 動 の「 間 」を 抽 出 し、これにより 演 技 の 比 較 と 評 価 を 行 うことを 検 討 した。また、 踊 りなどの 一 連 の 身 体 運 動 の 時 間 系 列 データから、 特 に 特 徴的 と 思 われるフレームを 抽 出 するための 手 法 、また、データベース 中 の 身 体 動 作 データの 中 から、 与 えた 身 体 運 動 と類 似 した 部 分 を 検 索 する 手 法 についても 研 究 を 行 った。これらは、いまだ 基 礎 的 なレベルにとどまっているが、 今 後 、データを 増 やして 評 価 を 行 うことによって、より 完 成 度 の 高 いソフトにする 予 定 である。また、 従 来 から 研 究 開 発 を 進 めているLabanotationの 譜 面 エディタLabanEditorと 譜 面 からの 身 体 運 動 表 示 システムMotionViewerについて、さらにその 機 能 を 拡 充 した。これにより、 表 現 できる 踊 りの 範 囲 が 拡 大 した。以 上 で 開 発 したソフトウェアを 活 用 して、Labanotationの 教 育 用 マルチメディア 教 材 についての 研 究 と 教 材 作 成 を 行った。2002 年 3 月 1 日 には、 地 域 連 携 科 研 費 のシンポジウムとして、「モーションキャプチャと 舞 踊 研 究 」シンポジウムを 開 催し、 国 内 の 関 連 研 究 者 の 研 究 発 表 と 討 論 を 行 った。【 論 文 】・ 中 村 美 奈 子 、 山 川 誠 、 八 村 広 三 郎 「 舞 踊 記 譜 法 Labanotationとモーションキャプチャを 用 いた 舞 踊 教 育 のためのマルチメディア 教 材 の 開 発 」(「 情 報 処 理 学 会 研 究 報 告 」CH-150、2001 年 、pp. 33-40)・ 八 村 広 三 郎 、 中 村 美 奈 子 「モーションキャプチャデータから 舞 踊 譜 Labanotationの 生 成 」(「 情 報 処 理 学 会 研 究 報告 」CVIM-128、2001 年 、pp. 103-110)・Kozaburo Hachimura, Minako Nakamura, “Method of Generating Coded Description of Human Body Motion fromMotion-captured Data” Proc. 10th IEEE ROMAN workshop, 2001, pp.122-127・ 岡 本 賢 一 、 八 村 広 三 郎 、 中 村 美 奈 子 「 舞 踊 譜 Labanotationに 基 づく 身 体 運 動 データ 入 力 ・ 編 集 ・ 表 示 システムの 開発 」( 情 報 処 理 学 会 「 人 文 科 学 とコンピュータ」シンポジウム 論 文 集 、2001 年 、pp. 73-80)・ 中 村 美 奈 子 、 八 村 広 三 郎 「ラバノテーションLabanotationとコンピュータテクノロジー─モーションキャプチャデータの舞 踊 教 育 と 舞 踊 分 析 への 利 用 」( 舞 踊 学 会 「 舞 踊 學 」 第 24 号 、2001 年 、pp. 17-22)・ 中 村 美 奈 子 「 舞 踊 記 譜 法 ─ 用 途 、 歴 史 、 分 類 、そして 応 用 ─」( 立 命 館 大 学 アート・リサーチセンター『アート・リサーチ』Vol.2、2002 年 、pp. 89-100)・ 八 村 広 三 郎 「 舞 踊 のデジタル 化 -モーションキャプチャとLabanotationの 利 用 -」(システム 制 御 情 報 学 会 「システム/ 制 御 / 情 報 」 第 46 巻 第 8 号 、2002 年 )・ 八 村 広 三 郎 「デジタルミュージアムとデジタルアーカイブ」( 国 立 民 族 学 博 物 館 「 民 博 通 信 」No.92、2001 年 、61-67頁 )■ゲームアーカイブプロジェクト( 代 表 : 細 井 浩 一 [ 政 策 科 学 部 教 授 ])1.ゲームソフトのアーカイブ 構 築 に 向 けた 活 動1-1 ファミリーコンピューター277


アート・リサーチ Vol.3・1999 年 から 基 本 情 報 のリストを 作 成 ・ 公 表 している 任 天 堂 ( 株 )ファミリーコンピュータのゲームソフトにNES( 米 国NINTENDO 製 ソフト)を 追 加 し、 基 本 データベースを 公 開 した。 http://www.kyoto-one.ad.jp/gap/gatl/1-2 セガサターン・ゲームアーカイブの 第 2ステップとして、( 株 )セガ・エンタープライゼスのセガサターンソフトを 対 象 に 分 類 ・ 整 理 を 進めている。 現 在 、 国 内 で 販 売 された 約 1000 本 中 、500 本 分 の 収 集 と 基 本 情 報 の 整 理 が 終 了 しており、 上 記 のファミコンソフトとあわせて 公 開 するためにデータベースをリニューアル 中 である。2.ゲームアーカイブを 活 用 した 研 究 活 動 とネットワーク 活 動2-1 研 究 活 動・テレビゲームソフトに 体 化 された 知 識 や、その 活 用 に 伴 って 獲 得 される 知 識 などを 蓄 積 ・ 共 有 ・ 活 用 するための 方 法と 技 術 についての 研 究 を 継 続 し、ユーザー 参 加 型 データベースである「gam++」をバージョンアップしている( 次 年 度に 継 続 予 定 )。・エデュテイメント 市 場 へのゲームの 活 用 を 意 識 した「 教 育 ・ 学 習 とテレビゲーム」 研 究 会 を 定 例 化 し、4 回 の 公 開 研 究会 を 実 施 した。2-2 ネットワーク 活 動・ 京 都 府 のコーディネートで 関 連 企 業 との 連 携 を 図 りながら、ゲームアーカイブを 活 用 した 人 材 育 成 プログラムを 実 施した。「ICE2」(2002 年 2 月 ~3 月 ) http://www.kyoto-one.ac.jp/gap/ice2/・この 間 に 蓄 積 した 人 的 ネットワークをベースとして、 昨 年 度 に 引 き 続 きテレビゲームの 社 会 的 可 能 性 についてのアカゲームぷらぷらデミックシンポジウム「game++3」を 企 画 し、2001 年 11 月 10 日 に 京 都 リサーチパークを 会 場 として 実 施 した。 韓 国 から2【 論 文 】名 のゲストスピーカーを 招 き、 延 べ100 名 の 参 加 があった。 http://www.kyoto-one.ad.jp/gap/game3/・ 細 井 浩 一 「ゲーム 的 創 造 力 の 拡 張 と 応 用 ─game++3 講 演 とシンポジウムの 記 録 ─」( 立 命 館 大 学 アート・リサーチセンター『アート・リサーチ』Vol.2、2002 年 、pp. 27-48)・ 細 井 浩 一 「デジタルコンテンツ 産 業 の 構 造 と 政 策 的 課 題 」( 仲 田 正 機 ・ 夏 目 啓 二 編 著 『21 世 紀 の 企 業 経 営 システム』同 文 舘 出 版 )■デジタルアーカイブを 対 象 とする 次 世 代 型 インタフェースの 開 発 と 応 用 ( 代 表 : 細 井 浩 一 [ 政 策 科 学 部 教 授 ])1. 次 世 代 型 ブラウザシステムによる 新 しい 知 識 ・ 情 報 の 操 作 環 境1-1 CoNavの 開 発 とブラッシュアップ本 研 究 プロジェクトの 基 盤 技 術 であるCoNavシステムの 継 続 的 なバージョンアップを 行 った。ブラッシュアップの 主要 なポイントはユーザーフレンドリネスの 向 上 、オーサリングの 容 易 化 にある。 本 年 度 を 通 じた 改 良 でそれらの 点 についての 改 善 が 十 全 に 進 んだと 評 価 している。この 研 究 開 発 については 武 邑 研 究 室 が 行 った。1-2 実 装 試 作 の 状 況最 新 バージョンのCoNavを 用 いた 試 作 的 コンテンツとして、 武 邑 研 究 室 のリソースが 参 照 できる。http://www.media.k.u-tokyo.ac.jp/~takemura/MotionWebまた、 立 命 館 大 学 アート・リサーチセンターにおいて 進 められている 研 究 プロジェクトの 中 からいくつかのデジタルアーカイブリソースをCoNavに 実 装 する 準 備 を 行 った。 具 体 的 な 実 装 作 業 については 次 年 度 からスタートする。1-3 次 世 代 型 情 報 操 作 環 境 についての 理 論 的 研 究CoNavの 設 計 思 想 の 背 景 にある 情 報 プロセッシングの 新 しい 理 解 について 研 究 会 を 開 催 し、その 成 果 の 一 部 をフォーラム、セミナーで 公 表 した。2.ブロック 型 知 識 ・ 情 報 格 納 操 作 システムの 開 発278


アート・リサーチセンター 研 究 活 動 報 告 2001 年 度/ 学 術 フロンティア 推 進 事 業 「 都 市 と 芸 能 - 無 形 文 化 ・ 時 間 芸 術 に 関 する 総 合 的 研 究 」]【 論 文 ・ 資 料 紹 介 】○ 中 村 美 奈 子 「 舞 踊 記 譜 法 Labanotationとモーションキャプチャを 用 いた 舞 踊 教 育 のためのマルチメディア 教 材 の 開 発 」( 中 村 美 奈 子 , 山 川 誠 , 八 村 広 三 郎 『 情 報 処 理 学 会 研 究 報 告 ( 人 文 科 学 とコンピュータ)』Vol.2001, No.51, 2001 年 5 月 ,pp33-40)○ 中 村 美 奈 子 「モーションキャプチャデータから 舞 踊 譜 Labanotationの 生 成 」( 八 村 広 三 郎 , 中 村 美 奈 子 『 情 報 処 理 学会 研 究 報 告 (コンピュータビジョンとイメージメディア)』128-14,2001 年 7 月 ,pp103-110)○ 中 村 美 奈 子 「ラバノーテーション(ラバン 式 身 体 運 動 記 譜 法 )のマルチメディア 教 材 の 開 発 」(『 松 下 視 聴 覚 教 育 研 究財 団 平 成 12 年 度 研 究 開 発 助 成 報 告 書 』, 2001 年 9 月 ,pp. 217-226)○Kozaburo Hachimura and Minako Nakamura “Method of Generating Coded Description of Human Body Motionfrom Motion-captured Data”, Proceedings of the 10th IEEE International Workshop on Robot- Human InteractiveCommunication, 2001 Sep., pp. 122-127○ 中 村 美 奈 子 、 八 村 広 三 郎 「ラバノテーションLabanotationとコンピュータテクノロジー─モーションキャプチャデータの舞 踊 教 育 と 舞 踊 分 析 への 利 用 ─」(『 舞 踊 学 』 第 24 号 ,2001 年 11 月 ,pp.17-22)【 口 頭 発 表 】○Minako Nakamura and Kozabro Hachimura “Development of Multimedia teaching material for Labanotation in Japan”,ICKL world conference 2001, July 26- August 3, Ohio state University,USA.○Kozaburo Hachimura and Minako Nakamura “Method of Generating Coded Description of Human Body Motionfrom Motion-captured Data”, Proceedings of the 10th IEEE International Workshop on Robot-Human InteractiveCommunication, September14 2001○ 中 村 美 奈 子 「Labanotationについて」( 第 4 回 アート・リサーチセンタープロジェクト 研 究 発 表 会 , 2001 年 10 月 19 日 )○ 中 村 美 奈 子 「Labanotationについて( 補 足 )」(Dance Notation 研 究 会 , 2001 年 10 月 20 日 )○「 娯 楽 とメディアとアート、そしてアカデミズム」パネリスト( 平 成 13 年 度 秋 季 第 52 回 舞 踊 学 会 大 会 シンポジウム2,2001 年 12 月 9 日 )○ 中 村 美 奈 子 、 八 村 広 三 郎 「モーションキャプチャーの 舞 踊 教 材 への 応 用 」(シンポジウム「モーションキャプチャーと舞 踊 研 究 」 文 部 科 学 省 科 学 研 究 費 ( 地 域 連 携 推 進 研 究 費 )「モーションキャプチャー 技 術 による 身 体 動 作 の 分 析 ・ 比較 研 究 ─3 次 元 動 画 のデータベース 化 の 研 究 開 発 ─」,2002 年 3 月 1 日 )○ 中 村 美 奈 子 「 舞 踊 記 譜 法 とコンピュータテクノロジー( 研 究 報 告 )」( 第 5 回 アート・リサーチセンタープロジェクト 研 究 発表 会 ,2002 年 3 月 15 日 )【 研 究 会 ・ 講 演 会 の 企 画 運 営 (ARC 内 )】○Dance Notation 研 究 会 「ダンスとテクノロジー─ 舞 踊 記 譜 法 Labanotationを 通 して─」(2001 年 10 月 20 日 )○ 立 命 館 大 学 アート・リサーチセンター 秋 季 連 続 講 演 会 第 1 回 「ジャワ 舞 踊 における 伝 統 と 現 代 」レクチャー&ワークショップ(2001 年 10 月 30 日 )○シンポジウム「モーションキャプチャーと 舞 踊 研 究 」 文 部 科 学 省 科 学 研 究 費 ( 地 域 連 携 推 進 研 究 費 )「モーションキャプチャー 技 術 による 身 体 動 作 の 分 析 ・ 比 較 研 究 ─3 次 元 動 画 のデータベース 化 の 研 究 開 発 ─」(2002 年 3 月 1 日 )【 研 究 会 ・ 講 演 会 の 企 画 運 営 (ARC 外 )】○Labanotation 研 究 会 「Labanotation 中 級 : 総 復 習 」( 講 師 : 糟 谷 里 美 ,2001 年 4 月 21 日 , 福 祉 パルたま( 神 奈 川 ))○カールウォルツ 氏 によるLabanotation 上 級 ワークショップ(2001 年 6 月 16-17 日 , 墨 田 区 立 家 庭 センター( 東 京 ))○ 東 京 大 学 教 養 学 部 自 主 ゼミナール2001 年 夏 学 期 :ダンスの 記 譜 法 ―ダンスとコンピュータ」( 講 師 : 中 村 美 奈 子 ,ゲスト 講 師 : 糟 谷 里 美 ,2001 年 8 月 27 日 ~31 日 , 東 京 大 学 本 郷 キャンパス 法 文 一 号 館 115 教 室 ( 東 京 ))281


アート・リサーチ Vol.3○Labanotation 研 究 会 「 初 心 者 のためのLabanotation 初 級 1」( 講 師 : 糟 谷 里 美 ,2001 年 12 月 22 日 , 福 祉 パルたま( 神奈 川 ))○Labanotation 研 究 会 「 初 心 者 のためのLabanotation 初 級 2」( 講 師 : 糟 谷 里 美 ,2002 年 2 月 9 日 , 福 祉 パルたま( 神 奈川 ))282

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