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1 エチオピア出張報告(第 5 回) 2009 年 9 月 7 日 GRIPS 開発フォーラム ...

1 エチオピア出張報告(第 5 回) 2009 年 9 月 7 日 GRIPS 開発フォーラム ...

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゠スアヌア 出 張 報 告 ( 第 5 回 )<strong>2009</strong> <strong>年</strong> 9 暻 7 <strong>日</strong><strong>GRIPS</strong> 開 発 ネァーラム<strong>2009</strong> <strong>年</strong> 8 暻 30 <strong>日</strong> ~9 暻 4 <strong>日</strong> に、<strong>GRIPS</strong> 開 発 ネァーラムの 大 野 健 一 、 細 野 昭昧 雄 、 大 野 泉沫 の3 名 は、JICA の 派泲 遣 によりアグケアベパバを 訪 問 した。JICA 本 部 からは 押 山 アネモィ 部 長 、産 業 開 発 部 貿 易昒 ・ 投 資 ・ 観 光 課 の 島 田 課 長 、 水 沢 調 査 役 が 参 加 した。 今 回 の 目 的 は、<strong>2009</strong><strong>年</strong> 6 暻 の JICA ハュグェェト(「 政 策 対 話 」と「ィイゴンル」)の 正 式 発 足 に 引 き 続 き、 政 策 対話 の 第 2 回 ハイヤベパャネァーラムを 実 施 することであった。これまでと 同 様 、 駒 野 大 使 をはじめとする 在 ゠スアヌア <strong>日</strong> 本 大 使 館 および JICA ゠スアヌア 事 務 所 の 関 係 者 には、このミックョミンルへの 支 援 と 参 加 をいただいた。 首 相 をはじめ、 主 要 な 政 策 責 任 者 との 面 談 を 多 数アヤンルグいただき、きわわめて 暼 益 な 政 策 対 話 が 実 施 できたことに 感 謝 したい。我 々にとっては、2008 <strong>年</strong> 7 暻 の IPD 会 合 (ケティエモッツ 教 授 主 宰 、JICA 支 援 )から 数えて 今 回 で 5 度 めの゠スアヌア 訪 問 となった。はじめは <strong>日</strong> 本 ・゠スアヌア 間 の 基 本 的 な 相互 理 解 と 枠 組 作 りのための 模 索 であったが、 回 を 重 ねるにつれ、 二 国 間 協 議 の 形 式 と 内 容につき、 徐 々に 絞 り 込 みができつつある。これ 以 降 は、 絞 り 込 んだ 課 題 について 討 議 と 行動 を 深济 めていくことが 主 目 的 になることが 予 想 される。1. 第 2 回 ハイヤベパャネァーラム(HLF)および 関 連 会 合9 暻 1 <strong>日</strong> 午 後 、アグケアベパバのクェラトンルホテャにて、゠スアヌア 開 発 研 究 所 (EDRI)とJICA 共 催 による 第 2 回 HLF を 実 施 した。 議 事 は 駒 野 大 使 とツワョイ 首 相 経 済 顧 問 、 参 加 者はタデッコ 貿 易昒 産 業 省 (MOTI) 国 務 大 臣 、マカヅンル 財 政 経 済 開 発 省 (MOFED) 国 務 大 臣 、さらに MOTI、 農 業 農 村 開 発 省 (MOARD)、EDRI、 大 使 館 、JICA など。 報 告 テーマは、゠スアヌアの 工 業 戦 略 策 定 における「 横 断 的 課 題 」( 大 野 健 一 )、 東朁 アグア 経 験 に 基 づく 政策 策 定 上 の「 組 織 的 問 題 」( 大 野 泉沫 )、および <strong>日</strong> 本 の 中 小 企 業 政 策 の 紹 介 ( 島 田 )であった。前 2 者 については、ケライドに 加 えて 英 語 論 文 が 事 前 配 布 された 1 。これらのテーマが 選 ばれた 背 晙 としては、゠スアヌアが 過 去 5~6 <strong>年</strong> に 数 業 種 の 輸 出 振 興 を通 じて 産 業 支 援 の 基 礎 を 学 び、その 成 果 を 踏 まえて 政 策 範 囲 を 輸 入 代 替暶 等 にまで 拡 大 しようとしていること、そのためにさらなる 政 策 能 力 の 向 上 が 必 要 なこと、 現 在 準 備 中 の 5 ィ<strong>年</strong> 計 画 (PASDEP II)にそれらの 動 きを 書暯 き 入 れる 必 要 があることなどがあげられる。 我 々の 目 的 は、゠スアヌアの 工 業 政 策 担 当 者 に 重 要 課 題 の 発 見 と 討 論 を 促 すことであった。「 横 断 的 課 題 」では 以 下 の 必 要 性 が 提 起 された――1 政 策 文 書暯 の 系 統 的 整 備 、およびPASDEP II による 将 来曹 5 <strong>年</strong> 間 の 工 業 戦 略 全 体 の 方 向 性 の 提 示 、2 過 去 の 輸 出 支 援 と 将 来曹 の1Izumi Ohno and Kenichi Ohno, “Cross-cutting Issues and Organizational Arrangements forIndustrialization: In the Context of Broadening the Policy Scope in Ethiopia,” <strong>GRIPS</strong> DevelopmentForum draft, August 28, <strong>2009</strong>.1


6ハュアェティノな 内 外 投 資 促 進 、7 優 先 業 種 マケターハランルの 策 定 と 順 次 改 定 。第 4 に、 開 発 哲 学 に 関 する゠スアヌアの 見 解 の 再 確 認 。 産 業 戦 略 は 政 府 関 与 の 強 さに 応 じて、1 良 好 な 投 資 環 境 の 一 般 的 整 備 、2 民 間 のニーゲや 問 題 に 対 する 迅 速 な 対 応 、3 政 府による 能 動 的 な 産 業 支 援 ・ 民 間 誘 導 (pro-active industrial promotion、ただし 民 間 との 十分 な 情 報 意 見 交 換 に 基 づくもの)に 分 けられる。このうち1と2については 誰 も 異 論 がないが、3の 是昩 非 については 見 解 の 相 違 がある。 多 くの 欧 米 ドナーや 国 際 機 関 は1と2さえしっかりすれば 産 業 は 伸 びるとするが、゠ 政 府 や 東朁 アグアの 多 くの 論 者 は 所 得 の 持 続 的 向上 には 技 術 の 内 生 化 や 生 産 性 の 突 破 が 必 要 であり、 自 由 市 場 だけではそれらを 達 成 できないとする。このウャホッハは 政 府 の 役 割 をめぐるイデアュウー 的 な 見 解 相 違 からくるものであり、 容 易昒 に 埋 めることはできない。 今 回 のミックョミンルでも、゠ 政 府 首 脳 、 <strong>日</strong> 本 、ドイツが3を 産 業 政 策 の 中 核 にすえるのに 対 し、 世 銀 ・AfDB・USAID ケタッネなどは 投 資 環 境の 改 善 で 十 分 と 主 張 し、この 意 見 対 立 の 根 深济 さがしのばれた。この 点 について、GTZ のEngineering Capacity Building Program (ECBP) 担 当 者 が、 産 業 政 策 は「 市 場 の 失 敗 」を克 服暾 するために 政 府 が 時昷 限 的 に 産 業 支 援 を 行 うものであるとし、ECBP はハュアェティノな 産 業 政 策 に 対 する 技 術 協 力 であると 言 い 切 っていた 点 が 興 味 深济 かった 2 。また、ECBP はベパンルスマーキンルエにもとづき 生 産 工 程 ごとに 目 標 を 設 定 し 作 業 効 率 化 を 図 っているが、 各工 程 に 多 くの 外 国 人 専 門 家 を 送 り 込 み 目 標 達 成 状 況沦 を 管 理 するなど 対 象 企 業 に 過 度 なハヤックャホーを 与 えている 可 能 性 があるとのことで、JICA が 導 入 予 定 の(より 従 業 員 参 加 型 の)ィイゴンルがベパンルスマーキンルエを 補 完 し 相 乗 効 果 を 生 む 可 能 性 を 示 唆 するものとして 注泃 目 される。第 5 に、 産 業 政 策 文 書暯 を 体 系 的 に 整 備 する 必 要 を 説 いた <strong>GRIPS</strong> スームに 対 し、ツアイ 顧 問は、マケターハランルの 典 型 的 な 内 容 構 成 を 国 際 経 験 を 踏 まえて 提 示 してくれるよう 要 請 した。これに 対 し 大 野 健 一 は、 行 動 計 画 マトモッェケは 雛 形 があるが、マケターハランルの 内容 構 成 は 各 国 ごとに 異 なること、ゆゆえに゠スアヌアの 必 要 に 応 じて 自 由 に 構 想 してよいと返 答 した。ツアイ 顧 問 は、それでもいくつかのサキンルハャを 収 集 するよう 希 望曇 し、 当 方 はそれに 同 意 した( 次 節 の 首 相 要 請 もこれを 踏 襲 )。 政 策 アーナークッハがきわわめて 強 いといわわれる゠スアヌアからこのような 要 請 が 出 されたことはある 意 味 で 驚 きであり、それはまた既 存 の 皮 革 (UNIDO 支 援 )、 繊 維 縫 製 ( 中 国 支 援 )などのマケターハランルに 同 国 が 満 足 していないことを 意 味 しており、 興 味 深济 い。2.ベヤケ 首 相 との 会 見ミックョミンルは 大 使 館 ・JICA 関 係 者 とともに 9 暻 3 <strong>日</strong> 午 後 、 約 2 時昷 間 にわわたり 首 相 官 邸 でベヤケ 首 相 と 面 会 した。まず 駒 野 大 使 から HLF とィイゴンル 案 件 の 進 捗 につき 説 明 があった。2 ドイツ 開 発 研 究 所 の Tilman Altenburg 氏 は、Investment Climate Approach だけでは 不 十 分 と 指 摘 し、業 界 団 体 支 援 、 技 術 支 援 、 企 業 ヤベパャの 生 産 性 向 上 など、よりハュアェティノな 産 業 支 援 の 重 要 性 を 主 張している。ECBP とは、GTZ が 調 整 役 となり゠スアヌアで 実 施 している 大 規 模 ・ 包 括 的 な 民 間 コェター 開発 支 援 である(ベパンルスマーキンルエによる 企 業 の 競 争 力 強 化 、 大 学 工 学 部 の 強 化 、 品 質 管 理 インルネラの 整 備 、業 界 団 体 支 援 など)。これら 詳 細 については、<strong>GRIPS</strong> 開 発 ネァーラムによるドイツ・ 英 国 出 張 報 告 を 参 照されたい(http://www.grips.ac.jp/forum/pdf09/Germany-England-report.pdf)。3


大 野 健 一 は 首 相 からの 2 通 の 書暯 簡 に 対 して 謝 辞 を 述 べ、HLF の 論 点 ( 上 記 第 2、3 点 )を報 告 した。これに 対 しベヤケ 首 相 は、 大 野 論 文 ( 脚 注泃 1 参 照 )を 読 んだが 内 容 はすべて 同 意 するのでとくに 論 点 はないとした。またツアイ 顧 問 からと 同 様 、<strong>GRIPS</strong> に 対 してマケターハランルの雛 形 を 示 すよう 要 請 があった( 上 記 第 5 点 )。また <strong>日</strong> 本 が 政 策 対 話 に 加 えて 具 体 的 援 助 案 件を 提 供 すること( 上 記 第 1 点 )に 歓 迎 の 意 を 示 し、 金 属 加 工 ( 輸 入 代 替暶 )、 食 品 加 工 ( 地 域総 合 開 発 的 な 視 点 )、ェラケター・カモドー( 回 廊 ) 戦 略 の 3 分 野 において JICA 協 力 への期曋 待 を 表 明 した。また 首 相 は 鉄 道 、 食 品 ( 砂 糖 )、 発 電 などの 分 野 でドナー 支 援 を 受 けるにあたっては、 国 内で 生 産 された 原 材 料 や 部 品 をできるだけ 購 入 することを 義 務 づけるとした( 前 回 の 会 見 では、ドナーの 産 業 支 援 に 際 しては 必 ず゠スアヌア 人 の 訓 練 を 要 求 するとのことであった)。産 業 ェラケター・ 産 業 回 廊 に 多 くの 意 味 があることに 鑑 み、 首 相 自 身 の 定 義 を 尋 ねたところ、「 産 業 ェラケター」とは 同 一 業 種 、 投 入 産 出 関 係 を 持 つ 業 種 、ハイテェ 業 種 などタイハにこだわわらず、とにかく 地 理 的 に 企 業 が 集 積 するという 広 義 の 産 業 集 積 であるとのことであった。このうちハイテェ 集 積 は゠スアヌアでは 難 しいとの 認 識 であった。 次 に「 産 業 回廊 」については、 首 相 はある 都 市 を growth pole と 呼 び、その 周 辺 に 存 在 しその 都 市 への 農産 物 供 給 やその 都 市 からの 製 品 購 入 を 行 う 農 村 地 域 を growth corridor と 呼 ぶとのことであった( 特 定 都 市 を 核 とするいわわゆゆる 市 場 圏 )。こうした 都 市 工 業 と 周 辺 農 村 間 の 製 品 交 換 は、アグケアベパバとその 周 辺 100~150km の 商 圏 については 自 然 発 生 ・ 拡 大 したものであるが、たとえばバハャダーャではまだそのような 交 換 が 十 分 見 られず、それを 政 策 によって 意 図的 に 作 り 出 そうとするのが 成 長 回 廊 戦 略 であるとのことであった。次 に、 農 工 間 市 場 交 換 を 作 り 出 すにあたっては、 互 いの 物 資 を 購 入 するための 資 金 がまず必 要 だが、その 原 資 はどこから 来曹 るのかを 問 うた。 首 相 の 答 は、それは( 生 存 ぎりぎりの農 業 ではなく) 商 業 化 に 成 功 した 小 農 が 生 み 出 す 余 剰 であり、その 余 剰 を( 台 湾 やサ 連 がやったような) 規 制 や 税 金 を 通 じてではなく、 市 場 ベィニゲムを 通 じて 農 から 工 へと 移 転させるとのことであった。 具 体 的 には、 農 業 生 産 性 の 上 昇 による 農 産 品 ( 賃 金 財 ) 価 格 の低 下 、それが 可 能 にする 工 業 の 投 入 財 価 格 および 労 働 者 賃 金 の 低 下 をさす。ただし 市 場 の非 効 率 性 や 国 際 統 合 による 国 際 価 格 からの 影 響 があれば、これがケムーゲに 進 行 するという 保 証 はない。 首 相 はこの 点 は 認 めたうえで、 相 対 価 格 変 化 以 外 にも、「バッェアッハの 資源 移 転 方 法沵 として」 農 民 の 所 得 向 上 が 追 加 的 な 食 料 や 農 機 具 の 購 入 に 向 かうという 数 量的 ・ 需 要 的 な 農 工 間 モンルェがありうると 述 べた(おそらく 相 対 価 格 変 化 よりもこの 方 がより 現 実 的 ではないかと 思 わわれる)。小 農 の 生 産 性 向 上 による 余 剰 が 工 業 化 を 引 き 起 こすために 十 分 な 規 模 となりうるかを 尋 ねたところ、 農 業 余 剰 はかつて 台 湾 では GDP の 6%であり、゠スアヌアでは 3% 程 度 が 見 込めるであろうとのことであった。 地 域 別 に 見 ると、 雨 量 と 土 壌 に 恵 まれた 余 剰 生 産 地 域 はこれまでも 生 産 性 向 上 が 見 られたし、これからも ha あたり 穀 物 収 量 が 1t 以 下 から 4t 程 度4


への 伸 びは 十 分 可 能 である、 他 方 で 干 ばつ 多 発 地 域 の 生 産 性 向 上 は 十 分 でなく、 遊 牧 地 域ではまったく 見 られなかった。ゆゆえに 当 面 は 余 剰 生 産 地 域 のさらなる 生 産 性 突 破 をめざすとのことであった。細 野 教 授 は、 農 民 からすべての 余 剰 を 取 り 上 げることはできず、 少 なくとも 彼 らの 生 活泯 水準 が 向 上 するだけの 資 金 は 残 されなければならないとし、 余 剰 を 工 業 に 移 転 しても 農 民 を富 ましうる 方 策 として、 農 作 物 の 多 様 化 や 農 外 所 得 の 推 進 を 挙 げた。さらに 農 村 生 活泯 改 善運 動 もこの 政 策 と 組 み 合 わわされるべきだとした。いずれにせよ、 商 業 化 した 小 農 に 工 業 化の 原 資 を 期曋 待 するためには、 技 術 普 及 員 の 役 割 がきわわめて 重 要 であり、また 一 村 一 品 といった 支 援 活泯 動 も 必 要 となってくるであろう。これに 対 し、 首 相 は 地 域 ごとの 特 定 農 作 物 への 特 化 と 農 業 の 多 様 化 は 矛 盾 する 要 請 ではなく、 各 地 域 の 従 来曹 の 第 一 主 要 作 物 に 加 えて、もう 一 つの 作 物 や 農 外 活泯 動 を 奨 励 することによって 農 民 所 得 は 向 上 するとカベンルトした。なお 農 村 生 活泯 改 善 運 動 については、 首 相 は 我 々が 先 に 送 付 した 資 料 3に 基 づき、ある 地 域 で衛 生 普 及 員 と 女 性 普 及 員 を 統 合 するパイュット 事 業 を 今 暻 に 開 始 し、これが 成 功 すればケォーャアッハしていくとのことであった。さらに 首 相 は、 小 農 の 生 産 余 剰 以 外 にも゠スアヌアに 資 金 はたくさん 存 在 するとし、その主 たる 源 泉沫 は、 旧 政 権 時昷 代 の 資 金 ( 没沕 収 モケェが 低 下 したので 今 になって 不 動 産 購 入 等 に向 かっている)、および 脱 税 や 都 市 部 の 土 地 投 機 が 生 む「ヤンルト」( 生 産 活泯 動 に 起 因 しない収 益 )であるとした。 在 外 ゠スアヌア 人 (Diaspora)が 国 内 に 持 ち 込 む 投 資 資 金 は、 今 のところきわわめて 少 ない。 農 工 間 市 場 交 換 の 原 資 としての ODA の 役 割 を 尋 ねたところ、ODAの 大 部 分 は( 外 国 人 カンルサキャや 輸 入 等 に 支 払 わわれて)゠スアヌアに 留 まらないので 貢 献 は少 ないとのことであった。ただし 道 路 のようなインルネラ 建 設 については 需 給 両 サキイドの 国内 経 済 インルパェトは 大 きい。WTO 加 盟 交 渉 については、 米 国 やィナダが 不 当 に 長 い 質 問 モケトを 突 きつけるので 遅 れているとのこと。ただし 二 国 間 交 渉 はまもなく 始 まるはずである。ただし 銀 行 ・ 通 信 部 門 の開 放 については 譲 れないところがあり、とくに 金 融 は 産 業 政 策 ツーャとして 決 定 的 に 重 要なので 決 して 開 放 はしない、WTO 加 盟 はしたいがどんな 犠 牲 を 払 っても 入 りたいわわけではないとのことであった。最暷 後 にベヤケ 首 相 は、 政 策 対 話 に JICA の 協 力 案 件 をモンルェさせることに 賛 同 した 上 で、「 金属 加 工 」「 食 品 加 工 」「 成 長 回 廊 」の 3 分 野 をその 主 要 モンルェ 対 象 とすることを 再 確 認 した。さらに 大 野 健 一 への「アサキインルベンルト」として、1(ツアイ 顧 問 が 要 請 した)マケターハランルの 雛 形 の 提 供 、2 鉄 鋼 ・ 金 属 加 工 を 解 説 する 入 門 的 英 語 文 献 の 提 供 (これらを 理 解 した 上 で 政 策 決 定 したいとのこと、これは 我 々が 勧 告 するところの「 詳 細 の 理 解 に 基 づく 輸入 代 替暶 推 進 」を 実 施 しようとするものである)、3 台 韓 などの 国 々が 民 間 ダイナミゲムを 刺激 するために 実 施 した 具 体 的 政 策 についての 文 献 の 探 索 (゠スアヌアでは 産 業 支 援 に 対 す3JICA、Research on the Life Improvement Programme in Rural Japan (LIP-RuJ) and the Prospects forJapan's Rural Development Cooperation, March 2002. ベヤケ 首 相 の 関 心 をうけて、<strong>GRIPS</strong> スームより、JICA がとりまとめた <strong>日</strong> 本 の 農 村 生 活泯 改 善 運 動 の 英 文 資 料 を 送 付 していたもの。5


る 民 間 投 資 家 の 反 応 が 鈍 い、これは 政 策 の 質 の 問 題 に 加 えて 民 間 の 資 質 にも 起 因 すると 考えられるとのこと)、が 要 請 された。 大 野 は、3はかなり 難 しい 要 請 であるが 努 力 すると 答えた。押 山 部 長 は、JICA の 協 力 をハュエラム 化 しまた 政 策 対 話 とモンルェさせる 必 要 性 、JICA の対 ゠ 支 援 のハライアモティは 農 業 と 経 済 インルネラであること、 農 業 については JICA は 一 村一 品 をはじめ 東朁 アグア 経 験 に 基 づく 多 くのツーャをもっていること、 <strong>日</strong> 本 の 対 ゠ 協 力 ( 無償 資 金 協 力 と 技 術 協 力 )を 倍 増 以 上 にすることを 述 べた。 首 相 は、 会 見 最暷 後 によいニュポーケが 聞 けて 喜 こばしいと 結 んだ。3.PASDEP II 策 定 にむけた 動 きMOFED のオタスョミ 開 発 計 画 研 究 局 長 (PASEDP 責 任 者 )によれば、PASDEP II では 2005<strong>年</strong> 以 降 の゠スアヌア 経 済 の 成 長 軌 道 をいかに 維 持 ・ 加 速 化 するかが 中 心 テーマになる 見 込みとのこと。また 現 在 、 次 期曋 5 ヵ <strong>年</strong> のマェュ 経 済 枠 組 みを 策 定 中 で、この 作 業 結 果 が 閣 議承 認 されれば、 今 後 、 次 のケテッハが 予 定 されているとのことだった。・ <strong>2009</strong> <strong>年</strong> 9 暻 末 : MOFED から 関 係 省 庁 に 対 し PASDEP II のインルハットとなる 文 書暯起 草 を 指 示・ <strong>2009</strong> <strong>年</strong> 10 暻 ~2010 <strong>年</strong> 1 暻 : 関 係 省 庁 は 担 当 章 のドラネトを MOFED に 提 出・ <strong>2009</strong> <strong>年</strong> 11 暻 ~12 暻 : MOFED にて、 現 行 PASDEP の 成 果 ・ 課 題 についてケテーェホャダー( 中 央 ・ 州 ・ワョヤダ 政 府 、 市 民 社 会 、 商 工 会 議 所 など)から 意 見 聴 取・ <strong>2009</strong> <strong>年</strong> 2 暻 : 各 省 庁 は 担 当 章 の 最暷 終 ドラネトを MOFED に 提 出・ 2010 <strong>年</strong> 3 暻 ~4 暻 : MOFED による 全 体 とりまとめ、 閣 議 で PASDEP II ドラネトを審 議・ 2010 <strong>年</strong> 5 暻 : MOFED にて、PASDEP II ドラネトについてケテーェホャダーから 最暷終 の 意 見 聴 取 ・ 全 体 とりまとめ、ドラネトを 議 会 で 審 議 4・ 2010 <strong>年</strong> 6 暻 : PASDEP II 最暷 終 版 の 完 成なお、 我 々は 政 策 対 話 を 通 じて、MOTI による PASDEP II の 工 業 章 ドラネティンルエや、 続く MOTI の 5 ヵ <strong>年</strong> の 実 施 計 画 の 策 定 などへの 知 的 貢 献 をめざしており、これらに 直 接 携 わわる 実 務 ヤベパャ 関 係 者 との 掘 り 下 げた 意 見 交 換 や 在 ゠スアヌア 担 当 者 ・ 専 門 家 による 共 同 作業 をすることも、HLF でのハイヤベパャ 討 論 と 同 様 に 重 要 と 考 えている。それゆゆえ、 前 回 ミックョミンル 時昷 に、 大 臣 ・ 国 務 大 臣 ヤベパャとの 議 論 とは 別 に、MOTI を 核 とし MOFED、MOARD、EDRI から 成 る 実 務 ヤベパャエャーハ( 仮 称 Policy Dialogue Steering Committee)の 設 置 を゠ 政 府 に 要 請 したが、 今 回 ミックョミンルで 得 た 印 象 として、 同 Steering Committee の 役 割 について゠ 政 府 関 係 者 間 で 認 識 がまだ 十 分 に 共 暼 されていないようであった。 今 後 、JICA 事務 所 ベパーケによる Steering Committee ベンルバーとの 打 合 せや 情 報 収 集 を 含 め、より 緊 密 な連 携 関 係 づくりに 取 組 む 必 要 性 が 感 じられた。4現 行 PASDEP を 策 定 した 際 には、 議 会 で 計 12 <strong>日</strong> 間 をかけて、 章 ごとに 担 当 大 臣 が 政 治 家 に 説 明 したとのこと。6


4. 政 策 対 話 の 今 後 の 方 向 性今 回 のミックョミンルを 通 じて、PASDEP II の 工 業 章 の 主 要 ポインルトに 関 する゠ 政 府 (ベヤケ首 相 、MOTI タデッコ 国 務 大 臣 等 )の 意 向 がほぼ 明 らかになった。また、 産 業 政 策 に 対 するドナー 間 の 考 え 方 の 根 本 的 相 違 を 再 認 識 するとともに、 <strong>日</strong> 本 とドイツは゠ 政 府 に 近 い 考えをもっている 点 を 再 確 認 した。これは、7 暻 末 ~8 暻 初 めに <strong>GRIPS</strong> 開 発 ネァーラムが 実施 したドイツ 訪 問 の 結 論 とも 合 致 するものである( 脚 注泃 2 参 照 )。さらに、これからの 政 策対 話 や 支 援 事 業 とのモンルェの 主 要 分 野 として「( 輸 入 代 替暶 業 種 の 中 での) 金 属 加 工 」「 食 品加 工 」「 成 長 回 廊 」が 浮洆 上 してきた。以 上 を 踏 まえて、 政 策 対 話 の 今 後 の 方 向 性 について 以 下 の 諸 点 を 提 起 しておきたい。1 工 業 戦 略 策 定 支 援 の 具 体 化 ・ 深济 化10 暻 以 降 数 ヮ 暻 をかけて、MOTI は PASDEP II の 工 業 章 のドラネティンルエに 取 組 むことになる。11 暻 を 予 定 している 我 々の 次 回 HLF では、 今 回 よりさらに 踏 み 込 んで PASDEP II工 業 章 に 書暯 き 込 まれるべき 内 容 や、゠ 政 府 の 政 策 新 機 軸 である 輸 入 代 替暶 業 種 の 検 討 や 支 援策 のあり 方 について 意 見 交 換 することが 望曇 ましい。 同 時昷 に、 今 後 は 一 般 論 でなく、 具 体 的な 検 討 課 題 を 決 定 ・ 合 意 した 上 で、 工 業 戦 略 の 起 草 と 実 施 に 関 わわる 実 務 関 係 者 (SteeringCommittee)との 意 見 交 換 や 共 同 作 業 に 十 分 な 時昷 間 を 割 くことが 必 要 である。また、ベヤケ 首 相 とツワョイ 顧 問 から 要 請 のあった、マケターハランル 内 容 構 成 の 雛 形 の 提 示についても 積 極 的 に 対 応 すべきである。 優 先 業 種 のマケターハランル 作 成 ・ 改 定 は、PASDEPII 承 認 後 の 課 題 であると 思 わわれるが、この 知 的 支 援 に 成 功 すれば、゠スアヌアの 工 業 戦 略の 視 点 ・ 枠 組 が 中 長 期曋 的 に <strong>日</strong> 本 的 発 想 によって 貫 かれることになる。これは、アネモィにおける <strong>日</strong> 本 ・ 東朁 アグア 経 験 の 浸洋 透 の 足 がかり、 欧 米 勢 との 知 的 バランルケの 回 復 、 <strong>日</strong> 本 企 業進 出 や 我 が 国 の 援 助 実 施 に 適 合 的 な 枠 組 の 設 定 などの 点 において、 意 義 深济 い 支 援 である。また 首 相 から 要 請 のあった、 鉄 鋼 業 ・ 金 属 加 工 業 に 関 する 基 礎 文 献 の 提 供 についても、 同様 の 意 義 が 認 められるであろう。2 輸 出 産 業 ・ 輸 入 代 替暶 産 業 の 調 査 研 究今 回 の HLF および 提 出 論 文 での 提 案 の 一 つとして、これまで 政 府 が 支 援 してきた 輸 出 産 業(とくに 皮 革 と 花 卉 )とこれから 支 援 が 始 まる 輸 入 代 替暶 産 業 (とくに 鉄 鋼 と 金 属 加 工 )について 比 較 的 短 期曋 の 調 査 研 究 を 行 い、PASDEP II 工 業 章 へのインルハットとし、さらには゠スアヌアにおける 研 究 者 の 政 策 支 援 動 員 の 一 助 とするというものがある。輸 出 産 業 のヤビュポーについては、 早 期曋 に TOR を 提 示 し゠スアヌア 経 済 協 会 を 通 じて 現 地 研究 者 の 応 募 をかけることを 提 案 したい。その 内 容 は、 純 粋 理 論 的 ・ 高 度 統 計 手 法沵 的 なものは 避 け、 政 策 評 価 の 分 析 枠 組 ( 静 態 的 カケト・ベパヅネィットだけでなく 動 態 的 効 果 も 含 む)を 明 示 したうえで、 実 績 や 推 計 の 具 体 的 数 字 を 多 く 入 れた、 政 策 担 当 者 にとって 暼 益 なも7


のであるべきである。3 ヮ 暻 程 度 の 研 究 とし、 来曹 <strong>年</strong> 1 暻 頃 にドラネト 提 出 、コミナー 開 催 をする。 現 地 事 務 所 を 通 じた 調 査 契 約 の 可 能 性 など、JICA にて 予 算 措 置 を 含 めて 検 討 いただければ 暼 難 い。輸 入 代 替暶 産 業 の 予 備 調 査 については、゠スアヌア 人 だけでは 難 しいと 思 わわれるので、 <strong>日</strong> 本人 専 門 家 を 動 員 した 上 で( 以 下 6も 参 照 )、 輸 入 代 替暶 産 業 と 同 様 、できるだけ 前 倒 しで 報 告書暯 、コミナーを 開 催 する。 必 要 に 応 じて゠スアヌア 人 の 共 同 研 究 者 ないし 研 究 助 手 を 雇 用する。以 上 の 研 究 に 対 しては、MOTI をはじめとする゠スアヌア 政 府 の 関 連 省 庁 はデータ・ 情 報入 手 の 面 で 全 面 的 に 協 力 するものとする。3「 地 域 総 合 開 発 」の 概 念 提 示 と 実 施 に 向 けての 準 備地 域 総 合 開 発 は 食 品 加 工 、 農 村 開 発 、 観 光 、 投 資 誘 致 などをすべて 包 みうるものである。また゠スアヌアにおける 成 長 回 廊 構 想 は、ベパンルスマーキンルエ、ィイゴンル、 各 村 への 技 術 普及 員 配 置 などと 同 様 、ベヤケ 首 相 が 強 い 関 心 を 持 つ「 産 業 政 策 ツーャ」の1つであるが、これを 地 域 総 合 開 発 と 読 み 替暶 えることも 不 自 然 ではなかろう。ゆゆえに、 先 方 が 指 定 してきた「 食 品 加 工 」「 成 長 回 廊 」を 束曳 ねる 領 域 として、 <strong>日</strong> 本 側 としては 地 域 総 合 開 発 という 視 点から 新 たな 行 動 を 起 こすことは 重 要 かつ 意 義 深济 いものであると 考 える。 先 方 の 成 長 回 廊 構想 はいまだ 曖暛 昧昡 なので、これを <strong>日</strong> 本 的 ・ 東朁 アグア 的 発 想 を 加 味 しながら 具 体 化 ・ 色 付 けしていくことが 望曇 ましい。その 具 体 的 な゠ンルトモーポインルトはこれから 検 討 すればよい。 先 方 の 開 発 戦 略 にアラインルする、 <strong>日</strong> 本 が 比 較 優 位 を 持 つアハュースを 駆 使 する、これまでのわわが 国 の 対 ゠ 支 援 と 継 続性 を 持 つ、 援 助 のハュエラム 化 や 政 策 対 話 とのモンルェに 資 する、 等 の 条曵 件 を 満 たすやり 方を 早 急 に 開 発 し゠スアヌア 側 に 提 示 していく 必 要 があろう。その 上 で、 政 策 対 話 ( 言 葉 )だけではなく、 実 際 の 支 援 案 件 ( 行 動 )を 組 み 合 わわせていくことが 重 要 である。この 組 合せについては、すでに 首 相 をはじめとする゠ 政 府 の 指 導 者 に 約 束曳 ・ 合 意 済 みである。4ベヤケ 首 相ベヤケ 首 相 との 面 談 ・ 書暯 簡 による 政 策 対 話 を 通 じて、 同 首 相 は DD・ADLI といった 理 念 原則 、 農 業 戦 略 や 農 工 連 関 をめぐる 理 論 的 議 論 、TVET・ 鉄 鋼 業 など 国 際 経 験 に 基 づく 具 体 的実 践 的 な 情 報 吸 収 のいずれにも 強 い 関 心 があることが 分 かった。また 実 践 的 情 報 については、ィイゴンル・ 農 村 生 活泯 改 善 運 動 の 場 合 にみられるように、こちらが 提 供 した 情 報 をすぐにパイュットハュグェェトとして 実 行 に 移 し、 成 功 すればケォーャアッハしていくというパターンルが 見 られる。さらに、 当 然 のことであるが、 首 相 との 政 策 対 話 は HLF や 当 方 の 準備 した 論 文 の 枠 組 に 縛 られず、 自 由 な 方 向 へと 展 開 することも 多 い。他 の 多 くのドナーや 外 国 人 研 究 者 もこのような 対 話 をしているとはいえ、 我 々がベヤケ 首8


相 とこのように 政 策 的 に 内 容 の 濃 い 知 的 パイハを 暼 することは、 我 々の 政 策 支 援 を 充 実 させる 上 できわわめて 重 要 な 要 因 である。 我 々はこの「 知 的 資 産 」を 最暷 大 限 に 活泯 用 し、゠ <strong>日</strong> 双方 にとって 利 益 となる 関 係 を 築 くことが 肝 要 である。 今 回 首 相 から 多 くの「アサキインルベンルト」が 与 えられ、ある 意 味 で 我 々は 彼 のモサキースアクケタンルト(RA)として 利 用 されているともいえるが、 逆 にいえば 暼 能 な RA として、゠スアヌアの 開 発 戦 略 に 他 のドナーが 望曇 みえない 領 域 にまで 踏 み 込 んでいるわわけであり、この 機 会 を 大 いに 活泯 用 したいと 思 う。また首 相 ・ 政 府 からのモェ゠ケトにはケヌード 感 をもって 迅 速 に 対 応 することがきわわめて 重 要である。首 相 との 政 策 対 話 のテーマについては、 我 々が 提 起 したものも 首 相 から 提 起 されたものもあるが、 後 者 の 場 合 でも 我 々のインルハットに 反 応 したものが 多 い。これからも、 首 相 が 関心 を 持 つであろうテーマを 探 してこちらから 積 極 的 に 提 示 し、 関 心 が 確 認 されればさらに深济 く 追 究 するという 方 法沵 を 踏 襲 したい。 今 回 の 首 相 との 議 論 を 踏 まえて、 当 面 の 理 論 的 テーマとしては、たとえば 農 工 間 資 源 移 動 の 理 論 ・ 実 証 研 究 および 国 際 経 験 の 紹 介 ( 国 民 経済 ヤベパャの 貯 蓄 投 資 ネューにも 関 係 する)などがいいのではないかと 考 えている。5 <strong>日</strong> 本 企 業 進 出 と 直 結 した 投 資 振 興マカヅンル 国 務 大 臣 からは、 投 資 環 境 整 備 についてはドナー 支 援 も 得 てずいぶん 成 果 をあげたつもりであるとの 発 言 があった。タデッコ 国 務 大 臣 は、ハュアェティノな 投 資 振 興 の 強化 が 次 期曋 5 ヵ <strong>年</strong> の 暫暂 定 課 題 の 一 つであると 述 べた。ツワョイ 顧 問 からは、 政 策 対 話 に 加 えて、少 数 でもよいから <strong>日</strong> 系 製 造 企 業 の 進 出 を 期曋 待 したいという 要 請 があった。 以 上 を 総 合 して勘 案 すると、すでに 一 定 の 成 果 をあげているとみなされる( 投 資 主 体 ・ 投 資 国 を 指 定 しない) 一 般 的 な 投 資 環 境 整 備 ではなく、 <strong>日</strong> 系 製 造 業 を゠スアヌアが 指 定 する 優 先 分 野 ・ 優 先地 域 に 実 際 に 進 出 させるという 戦 略 的 な「 投 資 振 興 」が、 先 方 の 期曋 待 に 応 じるためにも、政 策 対 話 ・ィイゴンルとのモンルェにおいても、゠スアヌアにおける <strong>日</strong> 系 企 業 のビグビモティーを 高 めるためにも、 重 要 なのではないかと 考 える。これを 構 想 段 階 にある「 成 長 回 廊 」と 結 びつけることができればなおよい。<strong>日</strong> 系 企 業 の 対 ゠ 投 資 については、 皮 革 業 においてヒュキがすでに 行 動 を 起 こしつつあるが、このような <strong>日</strong> 系 企 業 の 数 を 増 やし、 彼 らを 強 力 に 支 援 し、 <strong>日</strong> 本 企 業 を(ドイツの ARA 社 やイタモアの 靴 企 業 のように)゠スアヌアの 工 業 戦 略 の 中 にしっかりと 位 置 づけることができればきわわめて 望曇 ましい。 官 民 連 携 を 通 じて、アネモィには <strong>日</strong> 系 製 造 業 は 来曹 ないという 固定 観 念 を 打 ち 破 ることができればすばらしいことである。6 次 回 のハイヤベパャネァーラム<strong>GRIPS</strong> 政 策 対 話 スームとしては、 次 回 HLF のェューゲドコックョミンルのアグェンルダとして、まず゠スアヌア 側 より、1 現 時昷 点 での PASDEP II 工 業 章 の 省 内 構 想 の 報 告 (MOTI)、 続 いて <strong>日</strong> 本 側 より、2PASDEP II 工 業 章 のドラネティンルエに 際 しての 考 え 方 の 整 理 (<strong>GRIPS</strong>)、3 産 業 開 発 マケターハランルの 構 成 ・ 様 式 についての 国 際 比 較 と゠スアヌアへの 示 唆9


(<strong>GRIPS</strong>)、4 金 属 加 工 業 の 暫暂 定 的 なヤビュポーと 提 言 (JICA)、を 提 案 したい。ただし4を可 能 にするためには、 金 属 加 工 業 に 知 見 を 暼 する JICA 専 門 家 の 早 期曋 派泲 遣 が 不 可 欠 である。アーハンルコックョミンルについては、ィイゴンルと 成 長 回 廊 に 焦 点 をあてて、 <strong>日</strong> 本 の 産 業 支 援 アハュースの 経 験 共 暼 と 発 信 を 行 うことを 提 案 する。JICA のィイゴンル 支 援 が 10 暻 下 旬 から開 始 予 定 であること、 成 長 回 廊 は <strong>日</strong> 本 が 途 上 国 支 援 で 蓄 積 してきた 地 域 総 合 開 発 と 重 なる点 が 少 なくないことなどを 考 えると、 公 開 コミナーでこれらに 関 するできるだけ 具 体 的 ・実 践 的 な 諸 例 を 紹 介 することは 暼 用 と 思 わわれる。゠ャサキャバドャなどにおける 我 が 国 の「 地域 総 合 開 発 」 支 援 例 をいくつか 紹 介 することが 望曇 ましい。7ドイツとの 連 携 強 化現 地 で ECBP 関 係 者 と 連 携 強 化 を 進 める 作 業 と 平 行 して、 国 際 的 な 理 論 武 装 のために、 産業 政 策 についてドイツ 研 究 者 との 知 的 交 流泴 に 取 組 むことは 暼 益 である。ィイゴンルとベパンルスマーキンルエの 補 完 性 、 産 業 政 策 に 対 する 共 通 認 識 といった 点 で、 実 務 ・ 研 究 の 両 面 で <strong>日</strong> 本がドイツと 連 携 強 化 を 図 っていく 意 義 は 大 きい。ドイツ 開 発 研 究 所 は 途 上 国 の 産 業 政 策 をテーマとしたワョーェクョミッハを 11 暻 17~18 <strong>日</strong> にボンルで 開 催 し(BMZ・GTZ と 共 催 )、 産業 支 援 に 対 するドナー・アハュースや 国 別 事 例 (゠スアヌアを 含 む)について 意 見 交 換 する 予 定 であり、それへの JICA や <strong>GRIPS</strong> スームの 参 加 を 歓 迎 している。 次 回 HLF の 時昷 期曋については、 同 ワョーェクョミッハ 参 加 を 視 野 に 入 れた <strong>日</strong> 程 を 組 むことを 検 討 すべきである。以 上別 添浘 : <strong>日</strong> 程 ・ 面 談 先10


別 添浘<strong>日</strong> 程 ・ 面 談 先 (<strong>GRIPS</strong> スーム)*8 暻 30 <strong>日</strong> ( <strong>日</strong> ) 東朁 京 羽 田 ( 前 <strong>日</strong> 夕 刻 発 )から 関 空 ・ドバイ 経 由 でアグケアベパバ 着JICA との 打 合 わわせ( 佐 々 木曐 事 務 所 長 、 晋显 川 次 長 、 野 口 企 画 調 査 員 他 )8 暻 31 <strong>日</strong> ( 暻 ) 貿 易昒 産 業 省 にてタデッコ 国 務 大 臣 と 打 合 せ・ 意 見 交 換 、 大 橋 世 銀 所 長と 昼昳 食 会 、 首 相 府 にてツワョイ 首 相 経 済 顧 問 と 打 ち 合 せ・ 意 見 交 換 、 大 使館 にて 駒 野 大 使 と 打 合 せ9 暻 1 <strong>日</strong> ( 火 ) JICA にて JICA 農 業 専 門 家 の 鈴 木曐 氏 、 笹 川 アネモィ 協 会 の 間 遠 氏 と゠スアヌア 農 業 について 意 見 交 換アグケアベパバ・クェラトンルホテャにて、EDRI・JICA 共 催 による 政 策対 話 、 第 2 回 ハイヤベパャネァーラム( 午 後 半 <strong>日</strong> のェューゲドコックョミンルと 夕 食 )、 駒 野 大 使 、ツワョイ 顧 問 が 議 事 、マカヅンル MOFED 国 務 大臣 、タデッコ MOTI 国 務 大 臣 をはじめとする MOTI、MOFED、MOARD、EDRI、 大 使 館 、JICA 関 係 者 出 席 。 報 告 は 大 野 健 一 ( 横 断的 課 題 )、 大 野 泉沫 ( 組 織 的 構 成 )、 島 田 課 長 ( <strong>日</strong> 本 の 中 小 企 業 政 策 )9 暻 2 <strong>日</strong> ( 水 ) JICA にて PSD Donor Technical Working Group 会 合 、JICA にて 内部 打 合 せ、MOTI にてタデッコ 国 務 大 臣 および Policy DialogueSteering Committee と 会 合 、MOTI にて 改 善 スームと 会 合9 暻 3 <strong>日</strong> ( 木曐 ) DFID にてポーャ・ウァャター 氏 と 会 合 、゠スアヌア 経 済 協 会 にてコミナー(HLF の 報 告 と 同 じ)、 首 相 府 にてベヤケ 首 相 と 会 見 、 大 使 公邸 にてタネェラ 農 業 大 臣 、タデッコ 国 務 大 臣 らと 夕 食 会9 暻 4 <strong>日</strong> ( 金 ) MOFED にてマカヅンル 国 務 大 臣 と 会 合 、MOFED にてオタスョミ 開 発 計画 研 究 局 長 と 会 合 、JICA にて 内 部 打 合 せ( 佐 々 木曐 所 長 、 晋显 川 次 長 、野 口 企 画 調 査 員 、 大 使 館 より 伊 藤 書暯 記 官 、 関 氏 )、JICA にて Berihu氏 (EDRI、 今 秋 より <strong>GRIPS</strong> 博 士 課 程 入 学 予 定 ))と 打 合 せ、ドバイ・関 空 経 由 で 帰 国 ( 翌 <strong>日</strong> 夕 刻 羽 田 着 )* 押 山 JICA アネモィ 部 長 は 9 暻 4 <strong>日</strong> 朝曉 、ォニアに 移 動 。11

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