BIOSTAT® CultiBag STR

2. 設置について:
はじめに | 初期設置
2. 設置について:はじめに | 初期設置
初期設置の際には通常、Sartorius Stedim Systems GmbH の認定スタッフがバイ
オリアクターを作業場に設置および接続します。設定時に注意すべき主なポ
イントを以下に要約しました。これらは、設置場所を変更したり使用を一時的
に停止した後に、装置を作業場に再設置する際にも適用されます。
「初期設置」という用語は、BIOSTAT ® CultiBag STR を操作できるよう設置する
作業を指します。
バッグの取り付けは「標準」プロセスとして分類されているため、その説明に
ついては別項を参照してください。
2.1 移動 y バイオリアクターを設置場所から移動させる際には、負荷に十分耐えら
れる移動器具を使用してください。移動ルート(エレベーターを含む)に
十分なスペースがあるかどうか、そしてバイオリアクターと移動器具を
含めた重量に耐えられるかどうか確認します。
y 機器を移動させる資格を持っている従業員以外は、この作業を行わない
でください。他の人物に被害がないよう注意します。移動用留め具は、シ
ステムが設置場所に到着するまで取り外さないでください。
2.2 設置および接続前の点検事項
2.2.1 同梱物の確認
2.2.2 実験室における接
続およびエネルギー供給
ラインに関する要件
14 設置について:はじめに | 初期設置
注文どおりに納品されているか、注文書と比較して確認します。
いずれの構成部品にも損傷がないことを確認します。
y 構成部品であるバッグ ホルダー、タワー、バッグに加え、付属品である
ホースおよび | またはケーブルがすべて同梱されていることを確認しま
す。Sartorius Stedim Systems GmbH の仕様を満たしていない部品は使用し
ないでください。
y 装置の起動時に、配達による損傷を見つけた場合には、運送業者に通知す
るほか、損傷内容を記録しておいてください。配達時の損傷、不足してい
る部品、または故障については、Sartorius Stedim Systems GmbH の代理店お
よび | またはSartorius Stedim Biotech GmbH まで報告してください。
実験室用の電源接続および電源供給に対して電圧変動や機能異常の保護対策
護が適切に講じられておらず、制御不能なほどのエネルギー放出に従業員が
さらされると、人身事故が発生する危険性があります。
(湿った環境など)建築用の安全指針 | 基準を満たしている保護具をいつで
も利用できるように用意するほか、これらが機能するかどうか確認しておき
ます。
y 特に、以下は必要なことおよび | または守らなければならないことです:
– 電気接続にインパルス電圧や許容外の電圧変動が発生しないこと(漏電
回路安全装置や故障電流保護装置などよって防止することが可能)。
– 冷却水に圧力サージがないこと、粒子状物質がないこと、水硬度が許容
範囲内であること。
– 圧縮空気および他のガスに圧力サージがないこと、凝縮物や粒子状物質
がないこと。
– 冷却水、圧縮空気、ガスの供給ラインのすべてに、ブロックまたは緊急遮
するための適切な留め具が備わっていること。