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DB2デザイン・ガイド<br />
解説<br />
©日本IBMシステムズ・エンジニアリング(株) Information Management部<br />
32<br />
データベース物理設計<br />
� ページ・サイズ<br />
� 表に必要となるディスク容量を計算する時に、どのページサイズを使用するかが非常に重要な要素になります。<br />
� DB2では、4K/8K/16K/32Kバイトの4種類のページサイズをサポートします。<br />
� 1行のレコードが複数のページにまたがることはできません。1レコードの長さがページ内に収まらない場合は、ペー<br />
ジサイズを大きくして下さい。<br />
� 表の最大容量の制限<br />
� V8までは、表の最大容量は64/128/256/512GB(それぞれのページサイズは4/8/16/32KB)でしたが、V9以降では、<br />
LARGE RIDを使用することにより、最大容量が2/4/8/16TB (ページサイズは4/8/16/32KB)に拡張されました。<br />
� 格納効率<br />
� LARGE RIDを使用しない表スペースの場合、1ページに格納できるのは最大255行までという制限があります。<br />
� 1行のサイズが100バイトの表があった場合、32KBページでは最大約 (32000 ÷ 100) 320行を1ページに格納できるは<br />
ずですが、この制限によって(320 - 250)約70行分のデータ領域にはデータが格納されず使われない無駄な領域にな<br />
ります。<br />
� 例えば、レコードサイズがLOB(Large Object:BLOB,CLOB,DBCLOB,LONG VARCHAR)を含まない5000バイトの表が<br />
あった場合、4KBページでは表を作成することができません。5000バイトの長さを持つ表を作成するためには、少なくと<br />
も8Kバイトのページサイズを使用する必要があります。しかしこの場合、8Kバイトページのうち5000バイトにしかデータ<br />
が書かれない為、残りの3000バイトは使用されない無駄な領域になります。このようなケースの場合、16KBページとい<br />
う選択肢もあります。16KBページには、5000バイト長のレコードは3レコード入ります。残りは1000バイトとなり、使用さ<br />
れないスペースを抑えることができます。<br />
� LARGE RIDを使用する表スペースでは、この行数の上限値が大きくなりますので、レコードが格納されない無駄な<br />
領域を減らすことができます。(1ページ当たりに格納できる行数の上限値は、ページサイズ毎に異なります。)<br />
� 行のランダム読み取り および 書き込みを実行するOLTPアプリケーションは、不必要な行に使用するバッファー<br />
ページを少なくするために小さいページサイズを使用するようにしてください。<br />
� 一度に多くの連続した行にアクセスするDSSアプリケーションは、指定された数の行を読み取るのに必要な入出力<br />
要求の数を減らすように大きなページサイズを使用するようにしてください。<br />
� 異なるページ・サイズによる考慮点<br />
� バッファプール、一時表スペースはページサイズ毎に必要<br />
� USEオプションを使用した再編成では、一時表スペースは表スペースと同じページサイズである必要がある<br />
� 拡張ストレージは大きなページサイズに合わせる<br />
� バックアップを異なるページサイズに復元することは出来ない