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DB2デザイン・ガイド<br />
解説<br />
©日本IBMシステムズ・エンジニアリング(株) Information Management部<br />
44<br />
データベース物理設計<br />
� 表に作成する索引は、本の索引と同様の機能を果たします。<br />
� 索引の第一の目的は、データをアクセスする際の処理効率を向上させることです。余計な<br />
入出力をすることなく、最短の方法で目的のデータにたどりつくには、索引は非常に有効<br />
です。<br />
� ユニーク索引を作成した際には、索引のキー列のユニーク性を保証する機能を使用可能<br />
です。<br />
� クラスター索引<br />
� クラスター索引を作成すると、データの挿入時に、索引順とデータの並び順を同じにするようにデータを格納しようと<br />
試みます。<br />
� データを索引の列項目の値順に読み込む場合、I/O回数が軽減され、処理効率が向上します。<br />
� クラスター索引を作成する場合、データが格納されるページに空きスペースを準備する必要があります。<br />
� 索引の列項目の値が更新される(更新があった場合、索引順に再格納は行わないため、再編成の必要性を検討す<br />
る必要がある)場合や、検索結果が常に1件となる照会処理が頻繁に行われる場合は、作成してもメリットはありま<br />
せん。<br />
� 索引の設計手順<br />
� パフォーマンス改善を目的とし、内部設計から統合テストの局面まで、繰り返し行う必要があります。<br />
� 索引候補の検討<br />
� 主キーや外部キーなどは、データの意味から索引候補として決定可能であるため、外部設計後に可能な作業です。一<br />
方、その他の2次索引については、具体的なSQL文を元にアクセス・プランを検討し、候補の洗い出しを行います。<br />
� 索引数の検討<br />
� 索引数が増えると、索引のメンテナンス負荷が高くなり、処理効率が低下します。従って、トランザクションの内容によ<br />
り、索引数を制限して作成する必要があります。<br />
� 索引候補の取捨選択<br />
� どの列に索引を付与するか、最適なアクセス・プランを検討し、本当に必要と思われる索引を選択します。<br />
� 索引の物理定義と検証<br />
� 索引が有効に活用されているかを確認し、使用されていない場合には、DROPする必要があります。索引が存在す<br />
ることによるメンテナンス負荷を軽減するためです。静的SQLプログラムについては、SYSCAT.PACKAGESで確認で<br />
きます。また、動的SQLプログラムについては、EXPLAINツールで確認します。