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(a)<br />

(b)<br />

線形傾圧モデルを用いた北太平洋高気圧の発達要因の解明<br />

* 竹内茜 1 , 大庭雅道 2 , 植田宏昭 1 (1.筑波大院・生命環境, 2.筑波大学陸域環境センター)<br />

1.はじめに<br />

北太平洋東部対流圏下層を中心に存在す<br />

る北太平洋高気圧(以下 NPH) は, 夏季に<br />

最大規模に発達することが知られている.<br />

NPH の発達メカニズムとその要因を理解<br />

することは, 北半球の夏季気候を予測する<br />

上で重要である. 夏季に NPH が発達する<br />

要 因 と し て , Miyasaka and<br />

Nakamura(2005)では, 東西海陸温度コン<br />

トラストの強化に伴う北米大陸西岸の局地<br />

的な海陸風循環の影響を示した. また<br />

Wakabayashi and Kawamura(2004)によ<br />

ると, 北太平洋域で夏季に形成される気圧<br />

場は西方からのテレコネクションパターン<br />

の複合的な効果で説明可能としている.<br />

夏季の気候場の形成に関し,夏季に卓越<br />

する個々に熱源応答に焦点を当てた研究は<br />

数多くなされているが, 季節進行に伴う段<br />

階的な加熱量の変化が NPH に与える影響<br />

について調査したものは少ない.<br />

2.目的<br />

本研究では, 非断熱加熱(Q1)の時間変化<br />

量が NPH の発達にどの程度寄与するかを<br />

調査する.<br />

3.使用データ・モデルと解析方法<br />

使用データは NCEP/NCAR 再解析デー<br />

タ(1958-1997 年)を用いた. Q1 の季節変<br />

化に伴う大気の応答を調べるために, 線形<br />

傾圧モデル(Linear Barocrinic Model:<br />

LBM)を使用した. この大気大循環モデル<br />

は, 非線形性を除去することで,複雑な大気<br />

力学過程に明快な理解・解釈を与える<br />

(Watanabe and Kimoto,2000).なお, 今回<br />

行われた全ての実験において, 加熱強制は<br />

6 月の気候場に与え, モデル内で準定常状<br />

態になる 14 日後の応答を解析に用いた.<br />

4.結果・考察<br />

6 月から 7 月にかけての Q1 増加量(ΔQ1)<br />

を全球に与えたモデル実験の結果, NPH の<br />

気候値はほぼ再現され, ΔQ1 が NPH の季<br />

節進行を説明しうることが確認された. 次<br />

に, NPH 発達と熱源位置との関係を客観的<br />

に調査するため, 格子状の鉛直カラム一様<br />

に 3[K/day]に設定した仮想熱源を個別に与<br />

えた結果, NPH を効果的に発達させる熱源<br />

には位置的な規定があることが明らかにな<br />

った. 以上の結果をふまえて選定した複数<br />

領域についてΔQ1 を個別に与える実験を<br />

行った. いずれの領域のΔQ1 も NPH 発達<br />

に寄与し, NPH 近接領域の熱源は NPH 下<br />

層を中心に, 遠隔領域の熱源は順圧的に<br />

NPH を強化する様子が認められた(図 1).<br />

5.参考文献<br />

Miyasaka, T. and H. Nakamura, 2005: Structure and<br />

formation mechanisms of the Northern hemisphere<br />

summertime subtropical highs. J. Climate, 18,<br />

5046-5065.<br />

Wakabayashi, S. and R. Kawamura, 2004: Extraction of<br />

major teleconection patterns possibly associated with the<br />

anomalous summer climate in Japan. J. Meteor. Soc.<br />

Japan, 82,1577-1588.<br />

Watanabe, M. and M. Kimoto, 2000: Atmosphere-ocean<br />

thermal coupling in the North Atlantic: A positive<br />

feedback. Quart.J.R.Met.Soc., 126, 3343-3369.<br />

図 1.(a)再解析データによる流線関数 7 月気候値[×10 6m 2/s]. 実線は高気圧性偏差, 点線は低気圧性偏差を示す. (b)加熱強制ΔQ1 を全球に<br />

与えたモデル実験結果. 6 月気候値からの流線関数差分を表す. (c)(b)に同じ. ただし加熱強制領域は枠内のみ. (d)(c)に同じ. 陰影は流線<br />

関数差分が(a)16×106[m2/s]以上, (b)2×106[m2/s]以上, (c)(d)0.2×106[m2/s]以上の領域を示す. (c)<br />

(d)


SST に対する大気の非線形な応答が ENSO の遷移の非対称性にもたらす役割<br />

* 大庭 雅道 1 , 植田 宏昭 2<br />

(筑波大学 1 陸域環境研究センター 2 生命環境科学研究科)<br />

1. はじめに<br />

熱帯太平洋上で発生するエルニーニョ・南方振動 (El Niño<br />

and Southern Oscillation; ENSO)は、大気の橋を介して地球上<br />

の他の地域へ大きく影響する。これまでに、ENSO の経年変動<br />

のメカニズムを説明するために、幾つかの振動モデルが考えら<br />

れてきた。西太平洋振動子(Weisberg and Wang 1997)、再充填<br />

振動子(Jin 1997a,b)はその理論モデル中でも特に重要な役割<br />

を果たすと考えられているものであり、これら振動子理論ではそ<br />

の線形的な発達・衰弱・遷移の振る舞いを説明することに成功<br />

している。しかしながら、実際の観測結果では正位相から負位<br />

相への遷移は急速に進むのに対し、負位相から正位相への遷<br />

移は多くのイベントで停滞する傾向があり (Kessler 2002)、従<br />

来の振動子理論だけでは説明が困難であることが知られてい<br />

る(Hasegawa et al. 2006)。しかし、現存する気候モデルなどの<br />

全球大気海洋結合モデルでは ENSO イベントの頻度が高くな<br />

る (AchutaRao and Sperber 2006) ・線形的な振動をする<br />

(Hannachi et al. 2002)など、多くのモデルで修正再充填振動<br />

子 (Jin and An 1999)に代表されるような海洋内部の力学に依<br />

存してしまう傾向が見られる。<br />

ENSO の遷移プロセスの差違に対し、海洋内部の力学的効<br />

果に注目した研究はあるものの(An and Jin 2004)、Hoerling et<br />

al. (1997) や Kang and Kug (2001) で述べられているような大<br />

気の応答やその非対称性に注目した研究は少ない。そこで<br />

SST 偏差に対する大気(非断熱加熱)の非線形的な応答が<br />

ENSO 自身の遷移プロセスにどのような効果がもたらすかを調<br />

べた。<br />

2. データとモデル<br />

感度実験には、MRI-CGCM2.3 を用いた (Yukimoto et al.<br />

2006)。大気の診断解析には、ERA-40, 海洋には SODA を利<br />

用した。<br />

3. 結果<br />

①観測で見られる遷移時の特異性<br />

ENSO を駆動する最も大きな要素として知られている温度躍<br />

層は、成熟期以降の ENSO の衰退・遷移期において、正位相<br />

時には冷水偏差の東方伝播が見られた。一方、負位相時では<br />

暖水偏差の東進が見られず、また、その減衰速度がゆっくりし<br />

ており、正負位相間において温度躍層フィードバックに大きな<br />

非対称性が存在することが解った。また、正位相時における赤<br />

道太平洋の西風偏差は北半球冬において急速に減衰し、海<br />

洋冷水ケルビン波の発生を介して、ENSO の遷移を加速させる<br />

ように働いていた。反対に、負位相時における赤道東風偏差は<br />

引き続く春まで持続することで、負位相から正位相への ENSO<br />

の遷移を妨げていた。さらに、再充填振動子理論で指摘される<br />

ような海洋内部のプロセスは両位相で概ね対称的であり、非対<br />

称性を説明するプロセスは海洋内部ではなく、主に赤道直下<br />

の風偏差との関連が強いことが解った。<br />

②理想化したモデル実験<br />

観測で見られる遷移の特徴をふまえ、GCM を用いた SST 偏<br />

差の強制実験を行った。強制実験には正位相 minus 負位相の<br />

SST とそれとは真逆のものを使用した。同様の空間分布の SST<br />

偏差を与えたのにも関わらず、西太平洋上の赤道風は非対称<br />

的な振る舞いを示し、ENSO の遷移の非対称性に影響を与え<br />

ていることがわかった。<br />

③ハイブリッド線形大気海洋結合モデル<br />

経験的に計算された風の応答モデルを線形 1.5 層逓減重力<br />

海洋モデルに線形結合させたハイブリッド線形大気海洋結合<br />

モデルを構築し、ENSO の SST に対し①線形的な風の応答モ<br />

デルを使用した場合(図 1a)と②非対称な風の応答を使用した<br />

場合(図 1b)の大気海洋結合不安定モードの時間発達を調べ<br />

た。①では線形的な単振動を示したが、②では正位相から負<br />

位相への遷移は急速であるにもかかわらず、負位相から正位<br />

相への遷移時に 2-4 年遅延する傾向が見られる。このことから、<br />

SST 偏差に対する大気の応答の非線形性が ENSO の遷移プロ<br />

セスの非対称性を理解する上でかなり重要であることが確認さ<br />

れた。<br />

図 1: ハイブリッド線形大気海洋結合モデルにおける Nino3.4<br />

index の応答。大気場の応答に(a)線形回帰モデルと(b)片側<br />

線形回帰モデルを使用したもの。<br />

図2: 非対称の遷移プロセスを示した模式図。(上図)エルニー<br />

ニョ時、(下図)ラニーニャ時。<br />

Ohba, M. and H. Ueda 2008: Role of nonlinear atmospheric response to<br />

SST on the asymmetric transition process of ENSO. Journal of Climate<br />

(in press).


CO2 倍増による全球降水抑制効果<br />

* 釜江陽一, 植田宏昭(筑波大学 生命環境科学研究科)<br />

はじめに<br />

温暖化に伴う全球降水量変動の主要因として, 大<br />

気中の水蒸気量の増加が挙げられる. 大気中の水蒸<br />

気量は Clausius-Clapeyron 関係(7~8%/K)に従って<br />

気温上昇とともに大きく増加する(e.g. Vecchi and<br />

Soden 2007). これにより降水量も増加すると予測<br />

されているが, その増加割合は 1~2%/K と小さい.<br />

これは大気循環強度の弱化により説明される. 一方<br />

で, CO2 倍増時において, 一定の気温上昇がなけれ<br />

ば, 降水量は増加しないことが指摘されている<br />

(Allen and Ingram 2002).<br />

大気におけるエネルギーバランスの観点から, 全<br />

球降水量の変化は, その凝結熱加熱の変化に対応す<br />

る放射冷却の変化とバランスすると考えられる. 温<br />

暖化により放射冷却が強化する一方, CO2 は水蒸気<br />

とのオーバーラップ効果により大気放射冷却を弱化<br />

させるため, 降水量を減少させる(杉 2008). つまり,<br />

温暖化に伴う全球降水量の変化には, 温度上昇によ<br />

る降水量増加に加え, CO2 濃度上昇による降水量減<br />

少の効果が内在していると考えることができる.<br />

また, 地表面におけるエネルギー収支の変化も降<br />

水量変化とバランスする(Vecchi and Soden 2007).<br />

凝結による大気加熱の源は地表面からの潜熱の供給<br />

であり, 温暖化時に降水量が増えるためには, 同時<br />

に潜熱加熱が増加することが必要となる.<br />

本研究では, CO2 倍増による全球降水量の増加を<br />

抑制する効果について, 地表面・大気エネルギーバ<br />

ランスの観点から定量的に評価することを目的とす<br />

る.<br />

CO2 倍増平衡実験(2xCO2)<br />

CMIP3 マルチモデルデータセットより, CO2 倍増<br />

平衡実験結果を使用した. CO2 外部強制を瞬間的に<br />

倍増させるために急激な温度上昇が起こり, 海洋混<br />

合層モデルと結合させているため, 20 年程度で定常<br />

状態へ推移する. この遷移期のデータが入手可能な<br />

7 種類のモデルの結果から, CO2 倍増による降水量<br />

とエネルギーフラックスの変化の関係性(Lambert<br />

and Webb 2008)について, 地表面・大気エネルギー<br />

収支を対象に解析を行った.<br />

結果と考察<br />

2xCO2 実験月平均値(季節変動成分を除去)の降水<br />

量(凝結熱加熱)は, 気温上昇に従って徐々に増加し<br />

ていくものの, CO2 を倍増させた直後は負に分布す<br />

る (図 1). 大気における放射冷却にも同じ振幅の減<br />

少が見られ, CO2 倍増による大気放射冷却と降水量<br />

の弱化が互いにバランスしていることがわかる.<br />

降水量および地表面熱収支の変化について, 気温<br />

上昇値に対する線形回帰分析の切片の値から, CO2<br />

倍増による効果を推定すると, 潜熱加熱は降水量と<br />

同程度の負の値となる(表 1). CO2 倍増により強い放<br />

射強制力が働き, 大気および地表面が加熱されるが,<br />

大気における放射冷却は弱化し, 大気下端の正味放<br />

射量(R)の変化は小さい. 一方で, 熱容量の大きい地<br />

表面を加熱するために下向きの正味地表面加熱(=<br />

正味放射量-顕熱加熱-潜熱加熱)が働く. これと<br />

バランスするように潜熱加熱は減少を示している.<br />

つまり, CO2 倍増下において, 地表面エネルギー収<br />

支の変化によって潜熱加熱(蒸発量), さらには凝結<br />

熱加熱(降水量)が抑制されることが説明される.<br />

図 1. 地上気温変化に対する凝結熱加熱(lP), 正味放射量<br />

(R), 顕熱加熱(H), 潜熱加熱(lE), 正味地表面加熱<br />

(R−H−lE)の変化(W/m 2 ). 7 モデルのアンサンブル平均.<br />

slabcntl 実験気候値に対する割合で, 季節変動成分は除<br />

く. 直線は線形回帰.<br />

表 1. 図 1. における線形回帰直線の切片(W/m 2 ). 99%信<br />

頼区間の全モデル間の最大の範囲を示す.<br />

lP R H lE R−H−lE<br />

−2.17<br />

±1.06<br />

1.22<br />

±0.64<br />

−0.47<br />

±0.33<br />

−1.96<br />

±0.79<br />

3.39<br />

±0.96<br />

謝辞:本研究の一部は, 環境省の地球環境研究総合推進費<br />

(S-5-2)の支援により実施された.<br />

参考文献<br />

Allen, M. R., and W. J. Ingram, 2002: Constraints on future changes in<br />

climate and the hydrologic cycle. Nature, 419, 224-232.<br />

Lambert, F. H., and M. J. Webb, 2008: Dependency of global mean<br />

precipitation on surface temperature, Geophys. Res. Lett.,<br />

doi:10.1029/2008GL034838, in press.<br />

杉正人 2008: 全球数値予報モデルの開発とそれを用いた気候予測に関す<br />

る研究 - 2007年度日本気象学会賞受賞記念講演-. 天気, 55,<br />

391-400.<br />

Vecchi, G. A., and B. J. Soden, 2007: Global warming and the<br />

weakening of the tropical circulation. J. Climate, 20, 4316-4340.

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