Untitled - 九州大学演習林

はしがき 

九州大学農学部附属演習林では,所属教職員の努力によって蓄積される知的資源を学内外に広く 

認識していただくために,毎年「演習林年報」を刊行してきており,ここに 2004 年度・年報を刊 

行する運びとなりました.昨年度までは,印刷物として刊行しておりましたが,今年度からは電子 

版とし,演習林ホームページに掲載・公開することより,さらに多くの方々に閲覧していただける 

ことを望んでおります. 

演習林は,ここ数年,森林科学に関する専門教育はもちろんのこと,「フィールド科学研究入門」 

の開講にみられるように,低年次全学教育にも積極的に取り組んできました.また,「開かれた大 

学」を達成するために,公開講座の開催や地域社会との連携にも努めています.本年報には,演習 

林が行っているこのような教育・研究,管理・運営,社会連携・国際交流などの活動状況が網羅的 

に記載されています. 

演習林は本学におけるフィールド科学研究,環境教育の推進拠点として位置づけられています. 

既刊の年報と合わせて通覧され,90 年以上に渡り蓄積されてきた演習林の知的資源を評価いただ 

き,九大関係者に限らず多くの方に本演習林を活用していただけることを願っております. 

2005年3月 

演習林長白石進

九州大学演習林年報 

はしがき……………………………………………………………………………演習林長白石進 

Ⅰ.研究部 

目次 

A.研究概要…………………………………………………………………………………………… 1 

1.流域環境制御学研究室………………………………………………………………………… 1 

2.森林生産制御学研究室………………………………………………………………………… 3 

B.研究成果…………………………………………………………………………………………… 6 

C.公開講座…………………………………………………………………………………………… 14 

1.里山森林体験講座-森林生態系フィールド調査と環境学習への展開-………………… 14 

2.十勝の里山を歩こう…………………………………………………………………………… 14 

Ⅱ.北海道演習林 

A .活動概要…………………………………………………………………………………………… 15 

B..試験調査資料……………………………………………………………………………………… 18 

Ⅲ.宮崎演習林 

A .活動概要…………………………………………………………………………………………… 20 

B..試験調査資料……………………………………………………………………………………… 21 

Ⅳ.福岡演習林 

A .活動概要…………………………………………………………………………………………… 22 

B..試験調査資料……………………………………………………………………………………… 23 

Ⅴ.研究教育業務関係 

A.研究項目一覧……………………………………………………………………………………… 24 

B.担当授業科目一覧………………………………………………………………………………… 25 

C.指導論文…………………………………………………………………………………………… 27 

D.文部省科学研究費補助金および研究助成金の交付概況……………………………………… 28 

E.演習林利用状況…………………………………………………………………………………… 30

1.固定試験地……………………………………………………………………………………… 30 

2.研究教育用資材およびデータの提供………………………………………………………… 33 

3.演習林利用による研究成果…………………………………………………………………… 34 

4.学生実習………………………………………………………………………………………… 40 

5.利用者数………………………………………………………………………………………… 40 

F.森林生態圏管理学(演習林)研究発表会……………………………………………………… 41 

G.演習林気象年報…………………………………………………………………………………… 43 

H.刊行物……………………………………………………………………………………………… 45 

V.事務関係 

A.庶務事項…………………………………………………………………………………………… 46 

B.業務事項…………………………………………………………………………………………… 50 

演習林機構図

1.流域環境制御学研究室 

森林環境に関する研究 

Ⅰ.研究部 

A.研究概要 

流域生態系における水循環と水資源管理に関する研究 

福岡市の多々良川水系の上流に位置する福岡演習林御手洗水流域に量水試験地を設置し,流出 

水の量と質,林外雨・林内雨・樹幹流の量と質,林外の気象(日射,風向,風速,気温,湿度, 

降水量)の観測を行い,森林における水循環,物質循環等の素過程,流域水循環における森林の 

役割に関する研究を行っている.本研究の一部は,科学研究費補助金・基盤研究B「九州のヒノ 

キ人工林流域における水・エネルギー・物質循環の定量化と公益的機能の解明」(代表:大槻恭 

一),科学研究費補助金・基盤研究A「流域生態圏における水・熱・物質循環の長期変動モニタ 

リングと広域比較研究」(代表:小川滋),平成16年度農学研究院若手助手支援プロジェクト 

「九州地方福岡都市圏の森林流域における物質循環の長期モニタリング体制の構築」(代表:智 

和正明)によるものである. 

個葉・単木・群落スケールにおけるスギ・ヒノキの水分動態に関する研究 

宮崎演習林矢立樹木園に高さ20mのタワーを建設した.このタワーは数高度で水平方向に梯子 

が伸び,隣接するスギ・ヒノキの樹幹,個葉の精密な生理学的計測を行なうことが可能である. 

また,タワー近傍のスギ・ヒノキ林分では,大量の樹液流速センサーが投入され,群落スケール 

の蒸散量推定手法の検討,さらには,スギ・ヒノキの林分単位水利用の定量的把握が行なわれて 

いる. 

森林の水源涵養機能の定量化に関する研究 

広島県江田島に設置された3試験流域において降雨流出観測を行い,森林の持つ水資源涵養機 

能の定量的評価を行った.これまでに,森林回復による年流出量の減少,蒸発散量の増加といっ 

たデータが得られている.本研究は,広島県,水利科学研究所との共同研究である. 

熱帯雨林における大気-林冠間のエネルギー・物質交換過程に関する研究 

マレーシア国サラワク州ランビル国立公園の低地混合フタバガキ林に建てられた高さ90m,回 

転半径80mのクレーンを用いて,林冠上の熱・水・二酸化炭素交換速度と大気乱流による交換特 

性,林冠空間内,土壌中の熱・水・二酸化炭素環境,さらに個葉レベルでの生理生態学的特性の 

長期連続観測を行っている.東南アジア熱帯雨林における物質交換速度の長期連続観測は世界初 

であり,現在までにデータが蓄積されており,熱帯雨林特有の物質交換特性が徐々に明らかにさ 

れてきた.本研究の一部は,科学技術振興機構戦略的創造研究推進事業「水の循環系モデリング 

と利用システム」「熱帯モンスーンアジアにおける降水変動が熱帯林の水循環・生態系に与える 

影響」(代表:鈴木雅一)によるものである. 

中国黄土高原における砂漠化防止に関する研究 

中国黄土高原は過去数千年にわたる人為的影響等により大部分の森林が破壊され,土壌侵食や 

頻繁な砂嵐が深刻な問題となっている.現在中国政府は退耕還林政策を推進しようとしているが, 

森林回復に不可欠な生態学を基盤とした基本理念や造林目標は不明確であり,造林に伴う技術的 

問題も解決されていない.また,以前から広範に造林されてきた北米産のニセアカシアに成長不 

良や先枯れ等の問題が生じており,今後どのような森林を造成していくのかが課題となっている. 

1

2 

そこで,ニセアカシア人工林とわずかに残された自然林の生態系機能の比較を行い,得られたデー 

タを基に半乾燥地における造林の方向性について検討している.本研究の一部は,日本学術振興 

会拠点大学方式による学術交流事業(鳥取大学乾燥地研究センター,中国科学院水利部水土保持 

研究所)「中国内陸部の砂漠化防止及び開発利用に関する研究」によるものである. 

緑地環境の保全と造成に関する研究 

都市緑地の機能評価と緑地の適正配置に関する研究 

都市緑地に関しては,都市面積あたりの公園緑地面積や人口一人あたりの公園面積といった, 

総量的基準が話題になることが多いが,今後は緑地の質についてのより深い検討と,適切な質の 

緑地を適切な位置に配置するための手法が必要である. 

2004年度は,古賀市森林緑地保全条例の策定作業において緑地の機能区分と機能別の評価項目 

の検討を行い,条例分案を作成した.また,中国大連市の公園緑地系統の評価を行うために,住 

民に対するアンケート調査を実施した. 

大型専用重機を用いた樹木集団の移植に関する研究 

樹林の残る丘陵地などで大規模な土地開発が行われると,貴重な資源である樹木と森林表土が 

失われ,造成地の法面などに緑化を必要とする新たな裸地が発生する.この新たな緑化空間に, 

森林の樹木と表土を有効に活用することは,森林資源を無駄にせず,短期間で元の森林生態系を 

回復させるために有効である. 

前年度までの大分県スポーツ公園の造成における調査成果を踏まえ,九州大学新キャンパス造 

成工事の中での森林資源活用計画を作成し,新キャンパス生物多様性保全ゾーンにおいて,根株 

移植,表土移植,高木移植などを行い,その後の生育状況など成果検証のための調査を実施した. 

廃棄物を利用した植栽基盤の生成に関する研究 

都市域の建設現場から出る発生土のほとんどは廃棄物として投棄され,埋め戻しや整地には採 

土場から採取した山砂(マサ土)が用いられるが,現場発生土の再利用は山砂の採取の減少と, 

廃棄物の資源化に寄与する.建設発生土を高分子吸収剤によって粒状化した改良土は,主に埋め 

戻し材としての利用を念頭に置いて開発されたが,前年度までの研究によって,この改良土が, 

造園･緑地の分野において雑草の生えにくい植栽土壌として利用できる性質を持つことが見いだ 

された. 

2004年度は,北九州市響灘埋立地において,改良土と剪定枝コンポストなど廃棄物由来の栄養 

塩類供給素材を用いた植栽基盤を造成し,土壌の配合による土壌の性質の差異や樹種ごとの成長 

特性などを調査した. 

里山の保全管理に関する研究 

農家の裏山の丘陵地や低山地(いわゆる里山)は,かつては薪炭材や堆肥原料などの採取の場 

とされ,田畑や溜め池,水路,社叢などとともに,農家の生活と一体となった生態系を作ってい 

たが,燃料革命と化学肥料の普及は里山の存在意義と人為介入のあり方を一変させ,継続的に人 

手が加えられることによって維持されてきた里山景観の減少・消滅と,半自然環境の生態的な劣 

化が問題となっている. 

かつての農山村の里山特有の生物生態系を保全し,多くの日本人が長年見馴れてきたいわゆる 

原風景としての里山風景を維持していくことを目標として,九州大学移転用地の稀少生物の保全 

や二次林の植生管理作業を実践し,市民ボランティアによる植生管理活動についての資料を収集 

した.

2.森林生産制御学研究室 

樹木の生長プロセスに関する研究 

樹木フェノロジーの観測 

北海道演習林庁舎構内において,落葉樹の葉フェノロジーの観測を樹冠の写真撮影と合わせて 

行った.観測した主な樹木の開葉日と落葉日は次の通りであった.シラカンバ:5月10日~10月 

31日,ヤエガワカンバ:5月18日~10月24日,カツラ:5月1日~10月17日,ハルニレ:5月22 

日~10月31日,ヤチダモ:5月28日~10月11日,イタヤカエデ:5月18日~10月17日,ミズナラ: 

5月18日~11月3日. 

人工林の二酸化炭素吸収に関する研究 

北海道演習林18林班において,アカエゾマツ針葉の加齢に伴う生化学特性の変化を調べた. 

木材資源利用に関する研究 

①.スギの材質と遺伝的・環境的要因との係わり 

九州大学,鹿児島大学,宮崎大学,愛媛大学,日田林工高校の各演習林に設定されている旧六 

演習林共同スギ品種試験地(第Ⅳ試験地)のスギ精英樹25クローンを対象に,1998年から成長と 

材質に関する調査を行っている.昨年度に引き続き得られたデータを解析した.また,昨年度に 

引き続き大分県湯布院町に設定されている九州産スギ品種試験地および大分県九重町に設定され 

ているスギ品種試験地から得られたスギ在来品種の基礎材質について計測と解析を行った. 

②.カラマツ材の高度利用に関する研究 

産学連携による共同研究として,カラマツ丸太木口面の画像情報による高付加価値製材技術の 

開発研究を始めた.今年度は,カラマツ丸太の木口面から得られた画像情報と製材品のねじれと 

の関係について検討した. 

③.立木材質の非破壊的評価技術の開発 

携帯型X線発生装置による材内部の評価手法の開発に向け,予備試験および関連する企業との 

共同研究の可能性について検討した.また応力波伝搬速度によりカラマツ樹幹における腐朽進行 

度の評価について検討した. 

④.檜皮採取が成長と材質に及ぼす影響 

昨年度に引き続き,剥皮処理木の剥皮後の成長,材色,ヤング率,木部組織構造の変化,師部 

や木部における傷害組織の形成の有無,剥皮部位の特定等を行った.なお,本研究は,東京大学, 

北海道大学,京都大学,文化庁との共同研究として実施されている. 

森林の構造と動態制御に関する研究 

九州のブナ天然林の生態に関する研究 

九州南部の鹿児島県高隈山系に存在する分布南限天然林の林分構造と種組成等を現地調査し,九 

州中央山地の表日本ブナ林との関連性とそれぞれの植生的な特性について比較検討を行った. 

野生シカが植生に及ぼす影響に関する研究 

宮崎演習林におけるシカがスズタケを摂食することにより,林床植生に与える環境及び種変化等 

について調査,取り纏めを行った. 

3

4 

木質エネルギーに関する研究 

ペレットの生産と利用に関する研究 

昨年度に引き続き,カラマツ林地残材からペレットの試験生産を行い,その製造方法,製造物 

の品質等の評価を行うとともに,地域エネルギーとしての木質エネルギーの可能性について検討 

した. 

ガス化装置に対応した原料供給に関する研究 

木質エネルギーリサーチコアの研究で木質バイオマスのガス化装置を開発したが,それに対応 

する原料供給が課題であり,放置竹林をその一つとして検討した. 

キノコに関する研究 

冬虫夏草菌類の生育特性 

セミタケの生育特性を明らかにして,実用化規模での栽培に成功した.機能性成分について検 

討を加え,コルジセピン含有量が著しく高くなる培地を考案した. 

電気パルス処理の実用化試験 

高圧パルスを食用キノコの菌床に印可して子実体発生に及ぼす影響を検討した.可搬式の電気 

インパルス印加装置を考案して,シイタケほだ木栽培や菌根菌に対する適用について考察した. 

マツタケの発生に及ぼす核酸関連物質の効果 

中国吉林省でのマツタケ試験地において子実体発生試験を行った. 

森林資源管理に関する研究 

不成績造林地におけるアカエゾマツ苗木の植林技術の開発 

北海道演習林18林班において,アカエゾマツ苗木の春先の気孔コンダクタンス低下に及ぼす土 

壌凍結の影響を調べた. 

カラマツ人工林の新たな育成技術の構築に関する研究 

北海道演習林2林班に造成された更新試験区において,カラマツ母樹からの種子散布を引き続 

き調査した. 

カラマツ長伐期施業確立のための基礎的研究 

北海道演習林において,2004年度に伐採を行った全ての林分でカラマツ根株の腐朽調査を行っ 

た.調査した根株は4000個程度で,このうちのおよそ600個の根株に腐朽が見られた. 

カラマツ生立木の非破壊腐朽診断に関する研究 

カラマツ生立木の材質腐朽を非破壊で判定する診断法を確立することを目的として,応力波の 

測定を北海道演習林9林班のカラマツ林において行った. 

カラマツ二代目造林地における後継樹種の検索 

北海道演習林2林班のカラマツ林皆伐跡地に常緑針葉樹2種(アカエゾマツ,トドマツ)と落 

葉広葉樹2種(ミズナラ,ヤチダモ)を植栽し,植栽後の成長をカラマツと比較した. 

東南アジアにおける林業山村研究 

ベトナムに関する研究 

ベトナムはドイモイ政策によって市場経済が導入され,以降,林業活動は活発になり,禿げ山

の緑化が進んでいる.また,これに併せて国有・国営林業の私有化が進んでいる.特に,南部に 

おけるゴム林の拡大,中部における早生樹の栽培と日本向けのチップ生産には注目すべき点があ 

る.これらの実態について取り纏めを行った. 

カンボジアに関する研究 

カンボジアには虎の徘徊する原生林が存在する.東南アジアにおける数少ない天然林地帯を持っ 

ている.この持続的な利用をするための調査を行い,取り纏めを行った. 

5

6 

1.著書 

B.研究成果 

堺正紘,小川滋他23名.森林政策学.2004.日本林業調査会 

大賀祥治.キノコ学への誘い.1-300.2004.海青社 

堀江郁夫,小林哲夫,塚本修,大槻恭一(編).局地気象学.2004.森北出版 

2.学会誌 

Kumagai, T., Nagasawa, H., Mabuchi, T., Ohsaki, S., Kubota, K., Kogi, K., Utsumi, Y., Koga, 

S. and Otsuki, K. Sources of error in estimating stand transpiration using 

allometric relationships between stem diameter and sapwood area for Cryptomeria 

japonica and Chamaecyparis obtusa. Forest Ecology and Management.206,191- 

195,2005. 

津島俊治,古賀信也,小田一幸,白石進.スギ在来品種の成長量と動的ヤング率におよぼす植栽 

密度の影響.九州森林研究.58,95-100,2005. 

Ohga, S., Royse, D.J.Cultivation of Pleurotus eryngii on umbrella palnt (Cyperus alternifolius) 

substrate.J. Wood Sci. Technol.50,466-469,2004 

Ohga, S. , Cho, N. - S. , Li, Y. , Royse, D. J. . Utilization of pulsed power to stimulate 

fructification of edible mushrooms.Mushroom Sci.16.343-351.2004 

大賀祥治.キノコ学の将来.木材学会誌.51.55-57.2004 

Ohga, S., Yao, F.J., Li, Y..Effect of RNA related compounds on fructification of Tricholoma 

matsutake.Mycosystema.23.555-562.2004 

Cho, N.-S., Kim, D.H., Ohga, S.Effect of water soluble fraction from Japanese larch wood on 

sawdust cultivation of Lentinula edodes.J. Wood Sci. Technol.32.35-44.2004 

小林元,玉泉幸一郎.スギ樹冠における光環境と当年葉窒素分布の季節変動.林学会誌.86. 

271-274.2004 

Chiwa M., Crossley A., Sheppard L. J., Sakugawa H., and Cape J. N.Throughfall chemistry 

and canopy interactions in a Sitka spruce plantation sprayed with six different 

simulated polluted mist treatments. Environmental Pollution. 127 . 57- 64. 

2004 

Otsuki, K., Yamanaka, N., Du, S., Yamamoto, F., Xue, Z., Wang, S. and Hou, Q. .Seasonal 

Changes of Forest Ecosystems in an Artificial Forest of Robinia pseudoacacia in the 

Loess Plateau in China.Journal of Agricultural Meteorology.60.2005. 

Sato, Y., Kumagai, T., Kume, A., Otsuki, K. and Ogawa, S . Experimental analysis of 

moisture dynamics of litter layers - the effects of rainfall conditions and leaf shapes-. 

Hydrological Process.18(6).3007-3018.2004. 

Hirose, S. , Kume, A. , Takeuchi, S. , Utsumi, Y. , Otsuki, K. and Ogawa, S.Stem water 

transport of Lithocarpus edulis, an evergreen oak with radialporous wood, Tree 

Physiology.25.221-228.2005. 

西川僚子,村上拓彦,大槻恭一,木村玲二,溝上展也,吉田茂二郎.リモートセンシングデータお 

よび地上測定データからみた-竹林の分光反射特性の季節変動-.九州森林研究.58.

119-222.2005. 

Kumagai, T., Katul, G. G., Porporato, A., Saitoh, T. M., Ohashi, M., Ichie, T. and Suzuki, M. 

Carbon and water cycling in a Bornean tropical rainforest under current and future 

climate scenarios.Advances in Water Resources.27.1135-1150.2004. 

Kumagai,T.,Saitoh,T.,Sato,Y.,Morooka,T.,Manfroi,O.J.,Kuraji,K.andSuzuki,M. 

Transpiration, canopy conductance and the decoupling coefficient of a lowland 

mixed dipterocarp forest in Sarawak, Borneo: dry spell effects. Journal of 

Hydrology.287(1-4).237-251.2004. 

Kumagai,T.,Katul,G.G.,Saitoh,T.,Sato,Y.,Manfroi,O.J.,Morooka,T.,Ichie,T.,Kuraji, 

K., Suzuki, M. and Porporato, A.Water cycling in a Bornean tropical rainforest 

under current and projected precipitation scenarios.Water Resources Research.40 

.W01104, 10.1029/2003WR002226.2004. 

Kumagai,T.,Saitoh,T.,Sato,Y.,Takahashi,H.,Manfroi,O.J.,Morooka,T.,Kuraji,K., 

Suzuki, M., Yasunari, T. and Komatsu, H.Annual water balance and seasonality of 

evapotranspiration in a Bornean tropical rainforest. Agricultural and Forest 

Meteorology.128(1-2).81-92.2005. 

斎藤琢,熊谷朝臣,佐藤嘉展,鈴木雅一.樹冠内CO2濃度プロファイル自動計測装置について. 

水文・水資源学会誌.17.648-653.2004. 

Komatsu, H., Kumagai, T. and Hotta, N.Is surface conductance theoretically independent of 

reference height?.Hydrological Processes.19.339-347.2005. 

Saitoh, T., Kumagai, T., Sato, Y. and Suzuki, M.Journal of Agricultural Meteorology.60. 

553-556.2005. 

斎藤琢,熊谷朝臣,大橋瑞江,諸岡利幸,鈴木雅一.ボルネオ熱帯雨林における夜間CO2フラッ 

クス.水文・水資源学会誌.18.64-72.2005. 

宋在,薛孝夫.造成樹林の生態系回復の指標としての林床植生および土壌動物.日本緑化工 

学会誌.30.21-26.2004. 

宋在,薛孝夫,須田隆一.移植用専用重機を用いて造成された樹林の階層構造の変化が土壌 

動物層に及ぼす影響.ランドスケープ研究.46.469-474.2004. 

宋在,薛孝夫,上田智之,金大雄,朴錫坤.土壌動物調査のための土壌トラップ法の開 

発-充填土壌と誘引特性―.九州森林研究.57.113-116.2005. 

宋在,金大雄,朴錫坤,薛孝夫.根株移植した樹木の根部および幹部の体積と生育状況 

との関係.日本造園学会九州支部大会.12.13-14.2004. 

7

8 

3.国際会議などのプロシーディング 

Ohga, S., Ashitani, T.Cultivation of insect mushrooms on polyurethane form prepared from 

liquefied sugi bark. Proceeding of the 3rd Meeting of Far East asia for 

Collaboration on Edible Fungi research.2004. 

Ohga, S. Utilization of electric pulse on various mushroom cultivation. International 

Symposium on Edible Fungi Cultivation.2004. 

Ohga, S. Cultivation of veaious medicinal mushrooms on the new substrate. International 

Joint Symposium between Korea and Japan.2004. 

Koga, S. , Mitsuda, Y. , Yoshida, S. , Imada, M. , and Okano, T. Modelling basic wood 

properties of Japanese larch ( Larix kaempferi) and integration with a stand level 

growth simulator. Proc. of the IAWSP 

products.2.970-976.2005. 

2003 International conference on forest 

Kuraji, K., Kume, T., Manfroi, O. J., Morooka, T., Kumagai, T. and Suzuki, M.Long-term 

micro- meteorological monitoring and some findings in relation to the possible 

proximate cue of general flowering events in Dipterocarp forest, Lambir Hills 

National Park, Sarawak, Malaysia.Forest and Water in Warm, Humid Asia (P 

roceedings of a IUFRO Forest Hydrology Workshop, 

Kinabal, Malaysia.84-87.2004. 

10- 12 July 2004, Kota 

4.大学報告 

Park, G.-S., Ohga, S.Effect of cutting cycle and spacing on carbon content of willow.J. Fac. 

Agr., Kyushu Univ.49.13-24.2004. 

Pokhrel,C.P.,Yoshimoto,H.,Iida,S.,Ohga,S.Mycelial growth and fruit body formation of 

Lyophyllum decastes in livestock compost.J. Fac. Agr., Kyushu Univ.49.273 

-282.2004. 

東智洋,井手淳一郎,大槻恭一,小川滋.ライパリアンゾーンの水分状態と流域スケールの流 

出の関係-御手洗水試験流域における観測例-.九州大学農学部演習林報告.86.1- 

13.2005. 

藤山洋介,廣瀬茂樹,大槻恭一,小川滋.Granier法による樹液流測定に基づくヒノキ林におけ 

る蒸散量の推定-御手洗水試験流域における観測例-.九州大学農学部演習林報告.86. 

15-31.2005. 

Sato, Y., Kumagai, T., Saitoh, T. M. and Suzuki, M.Characteristics of soil temperature and 

soil heat flux within tropical rainforest, Lambir Hills National Park, Sarawak, 

Malaysia.Bulletin of the Institute of Tropical Agriculture, Kyushu University.27. 

55-63.2004.

5.総説 

6.講演学会 

小川滋,池淵周一,合田廣.土砂災害警戒避難システムについて.第2回土砂災害に関するシ 

ンポジウム論文集.2回.65-68.2004. 

古賀信也,津島俊治,松村順司,小田一幸,白石進.植栽密度がスギ品種の成長と木材性質にお 

よぼす影響.第54回日本木材学会.54.69.2004. 

内海泰弘,古賀信也,山本篤志,斎藤幸恵,有馬孝禮,山本博一,門松昌彦,坂野上なお.檜皮採 

取がヒノキの木部および師部形成に及ぼす影響.第54回日本木材学会.54.22.2004. 

山本篤志,斎藤幸恵,内海泰弘,古賀信也,有馬孝禮,山本博一,門松昌彦,坂野上なお.檜皮剥 

皮がヒノキ木部の組織構造と物性に及ぼす影響.第54回日本木材学会.54.70.2004. 

津島俊治,古賀信也,小田一幸,白石進.スギ在来品種の動的ヤング率,容積密度,生材含水率. 

第54回日本木材学会.54.54.2004. 

梅林俊弘,内海泰弘,古賀信也,井上晋,椎葉康喜,長澤久視,久保田勝義.温帯性広葉樹51種 

における水分通道様式.第54回日本木材学会.54.497.2004. 

Koga, S., Okano, T., Tashiro, N., Mabuchi, T., Sotoda, S., Sugawara, T. and Akimoto, N. . 

Warp in dimension lumbers of Japanese larch. IUFRO Working Party S2. 02- 7- 

Larch Breeding and Genetic Resources-. International Symposium Larix 2004.71. 

2004. 

Kobayashi, H., Kaji, K., Osaki, S., Koga, S. and Okano, T.Butt rot in twenty to fifty years 

old larix kaempferi stands at the Hokkaido Branch of Kyushu University Forests. . 

IUFRO Working Party S2. 02- 07- Larch Breeding and Genetic Resources- . 

International Symposium Larix 2004.59.2004. 

梅林利弘,内海泰弘,古賀信也,井上晋,椎葉康喜,長澤久視,大崎繁,久保田勝義,井上幸 

子,馬渕哲也.九州産広葉樹55種における水分通道様式.第60回日本林学会九州支部大 

会.60.2004. 

津島俊治,古賀信也,小田一幸,白石進.植栽密度の異なるスギ在来品種の成長と材質.第60回 

日本林学会九州支部大会.60.2004. 

久保田勝義,熊谷朝臣,長澤久視,馬渕哲也,大崎繁,古木公男,内海泰弘,古賀信也.DBH 

と辺材面積の関係を用いた蒸散推定の誤差-スギとヒノキの例-.第60回日本林学会九 

州支部大会.60.2004. 

古賀信也,岡野哲郎,田代直明,馬渕哲也,外田昭七,菅原智美,秋元紀幸.カラマツ製材品のね 

じれと材質指標との関係.第55回日本木材学会.55.2005. 

岡野哲郎,田代直明,小林元,古賀信也.北海道東部落葉広葉樹林の生態学的研究(Ⅷ)-北東 

斜面ミズナラ天然林の5年間における動態-.第116回日本森林学会大会.116.2005. 

大賀祥治.キノコを知ろう,キノコと暮らそう.九大・糸島会,地域資源再発見塾.2003. 

大槻国彦,大賀祥治.ヒノキ,スギのオガ屑培地によるクロアワビタケ栽培.日本きのこ学会. 

2004 

吉本博明,江口文陽,大賀祥治.ヒメマツタケ収穫量に及ぼす覆土の影響.日本きのこ学会.2004 

大賀祥治,吉本博明.電気パルス印加によるキノコ子実体発生促進効果.日本木材学会.2004 

宮澤紀子,江口文陽,大賀祥治.Pleurotus nebrodensisの抗糖尿病効果とその作用機序.日本木 

材学会.2004 

9

10 

吉本博明,江口文陽,大賀祥治.ヒメマツタケの系統特性(第3報).日本木材学会.2004 

Kobayashi, H., Kaji, K., Osaki, S., Koga, S. and Okano, T.Butt rot in twenty to fifty years 

old Larix kaempferi stands at the Hokkaido Branch of Kyushu University Forests. 

UFRO International Symposium " Larix2004" Final Program and Abstract. 59. 

2004 

小林元,田代直明.スギ樹冠における窒素動態と針葉の窒素利用効率.第51回日本生態学会大会 

講演要旨集.111.2004 

小林元,田代直明,作田耕太郎,扇大輔,岡野哲郎.アカエゾマツ若齢木の成長と光合成にお 

よぼす積雪と土壌凍結の影響.第116回日本森林学会大会講演要旨集.CD-ROM媒体. 

2005 

岡野哲郎,田代直明,小林元,古賀信也.北海道東部落葉広葉樹林の生態学的研究(Ⅷ)-北東 

斜面ミズナラ天然林の5年間におけるおける動態-.第116回日本森林学会大会講演要 

旨集.CD-ROM媒体.2005 

壁村勇二,大崎繁,鍜治清弘,小林元,岡野哲郎.樹木フェノロジー観測における写真撮影法 

の有効性.第116回日本森林学会大会講演要旨集.CD-ROM媒体.2005 

Chiwa, M. , Matsuda, T. , Nakatani, N. , Sueki Y. , Kobayashi, T. , and Sakugawa, H. 

Physiological effects of hydroxyl radical (:OH) generating solution as simulated dew 

ontheneedlesurfaceeofJapaneseredpine(Pinus densiflora Sieb. et Zucc.).The 6th 

International Symposium on Plant Responses to Air Pollution and Global Changes. 

204.2004 

Nakatani, N., Akane, S., Chiwa, M., and Sakugawa, H. .Needle gas exchange of Japanese red 

pine (Pinus densiflora Sieb. et Zucc.) seedlings subjected to simulated dew waters 

containing a mixed source of hydroxyl radical. The 6th International Symposium on 

Plant Responses to Air Pollution and Global Changes.209.2004 

Matsuda, T. , Miyake T. , Nakatani, N. , Chiwa, M. , and Sakugawa, H. . Photochemical 

production of hydroxyl radical in aqueous solution bubbling with diesel exhaust gas 

and it's effects on gas exchange rate of Japanese red pine (Pinus densiflora Sieb. et 

Zucc.).The 6th International Symposium on Plant Responses to Air Pollution and 

Global Changes.210.2004 

近藤宏壮, 智和正明, 佐久川弘.大気エアロゾル水抽出画分からのヒドロキシルラジカルの光化学 

的生成.日本地球化学会第51回年会.173.2004 

大槻恭一,藤山洋介,宮野岳明,東智洋,井手淳一郎,廣瀬茂樹,小川滋.九州大学演習林に 

おける長期生態研究に対する取り組み-福岡演習林における水文観測基盤整備の概要-. 

第115回日本林学会大会学術講演集.353.2004 

井手淳一郎, 久米篤, 大槻恭一, 小川滋, 永淵修.森林小流域における窒素およびリンの流出 

負荷量の評価に関する研究.第115回日本林学会大会学術講演集.528.2004 

山中典和,杜盛,山本福壽,大槻恭一,薛智徳,王勝旗,侯慶春.中国黄土高原におけ 

る生態系回復に関する基礎的研究-延安周辺におけるリョウトウナラ天然林の林分構 

造-.第115回日本林学会大会学術講演集.688.2004. 

山本福壽,山中典和,杜盛,大槻恭一,韓蕊連,梁宋鎖,侯慶春.中国黄土高原の生態 

系回復に関する基礎的研究-延安周辺における樹木の乾燥耐性-.第115回日本林学 

会大会学術講演集.689.2004. 

廣瀬茂樹,久米篤,内海泰弘,大槻恭一,小川滋,竹内真一.マテバシイ(放射孔材)の水通

導特性-ヒートパルス速度と道管流量の関係-.第115回日本林学会大会学術講演集. 

829.2004. 

大槻恭一.森林流域における水循環・物質循.農学研究院・芸術工学研究院合同シンポジウム講 

演要旨集.13-16.2004. 

小谷洋平, 久保田哲也, 大村寛, 大槻恭一, 脇水健次.インターネット上の降水短時間予報情報を 

用いた山地地点雨量の推定.平成16年度砂防学会概要集.272-273.2004. 

藤山洋介,廣瀬茂樹,東智洋,大槻恭一,小川滋.ヒノキ林における樹液流測定を利用した蒸 

散に関する研究.2004年度森林生態圏管理学(演習林)研究発表会講演要旨集.21-24. 

2004. 

金築理恵, 宮野岳明, 東智洋, 井手淳一郎, 大槻恭一, 小川滋 .御手洗水試験流域におけるパイ 

プ流の観測-パイプ流の発生について-.2004年度森林生態圏管理学(演習林)研究発 

表会講演要旨集.25-28.2004. 

宮野岳明, 井手淳一郎, 智和正明, 大槻恭一, 小川滋.御手洗水森林流域における渓流水質の季節 

変動について-渓流水の流量とNO3-濃度の関係について-.2004年度森林生態圏管理 

学(演習林)研究発表会講演要旨集.29-30.2004. 

井手淳一郎, 東智洋,大槻恭一, 小川滋, 永淵修.御手洗水流域におけるリンの流出負荷量の 

評価について.2004年度森林生態圏管理学(演習林)研究発表会講演要旨集.31-32. 

2004. 

大槻恭一, 中山昌弘, 宮野岳明, 智和正明, 小川滋, 佐藤嘉展.各種森林地の樹冠構造と雨水動態に 

関する研究.2004年度森林生態圏管理学(演習林)研究発表会講演要旨集.33-36. 

2004. 

久保田哲也, 大槻恭一, 脇水健次.山地災害の警戒・避難基準に使用する観測雨量及びインターネッ 

ト降水短時間予報値の役割と地域的誤差.2004年気象学会秋季大会予稿集.78-79. 

2004. 

Tokuchi, N., Tateno, R., Yamanaka, N., Du, S., Otsuki, K., Xue, Z, Wang, S and Hou, Q. . 

Compsrison of Litter fall and leaf liter decomposition between Acacia plantation and 

Quercus forest Near Yanan in the loess plateau.China, Abstracts of Japan-China 

Joint Open Seminar on Combating Desertification and Development in Inland China 

of Year 2004.23-24.2004. 

Yamanaka, N., Du, S., Yamamoto, F., Otsuki, K., Xue, Z., Wang, S. and Hou, Q. .Differences 

in understory species diversity between artificial Robinia forests and natural 

Quercus forest in Loess Plateau near Yan' an. China, Abstracts of Japan- China 

Joint Open Seminar on Combating Desertification and Development in Inland China 

of Year 2005.55-56.2004. 

Otsuki, K., Yamanaka, N., Du, S., Yamamoto, F., Tokuchi, N. and Wang, S., Xue, Z and Hou, 

Q. .Seasonal changes of forest floor environment in a Robinia pseudoacacia forest. 

China, Abstracts of Japan-China Joint Open Seminar on Combating Desertification 

and Development in Inland China of Year 2006.57-58.2004. 

Du, S., Yamanaka, N., Yamamoto, F., Otsuki, K., Wang, S., Xue, Z. and Hou, Q. .The effect 

of climate on radial growth of Quercus liaotungensis forest trees in Loess Plateau. 

China, Abstracts of Japan-China Joint Open Seminar on Combating Desertification 

and Development in Inland China of Year 2007.59-60.2004. 

井手淳一郎, 智和正明,大槻恭一, 小川滋.先行降雨期間を考慮した懸濁態リンの流出負荷量推 

11

12 

7.報告書 

定モデル.第116回日本森林学会大会学術講演集.CD-ROM媒体.2005. 

小川滋.土砂災害系買う避難システムの課題.2003年7月九州豪雨災害に関する調査研究. 

223-230.2004. 

山本博一,古賀信也,内海泰弘.木造建造物文化財の修理用資材確保に関する研究.平成14年度~ 

16年度基盤研究(一般)(課題番号:14209005) 研究成果報告書.1-50.2005. 

高田克彦,伊藤哲,古賀信也.ゲノム情報に立脚したスギ木材性質と成長の解析-遺伝子型及び 

成句環境効果の総合的解明に向けて-.平成14年度~16年度基盤研究(B)(一般)(課題 

番号:14360100) 研究成果報告書.1-174.2005. 

薛孝夫.古賀市の植生.古賀市自然環境調査報告書.1-41.2004. 

8.博士修士卒業論文 

王維真.Applications of Time Domain Reflectometry(TDR)to Soil Hydrological Analyses 

in Arid and Semiarid Regions(乾燥・半乾燥地域の土壌水文解析に対するTDRの適用). 

平成16年度九州大学生物資源環境科学府博士論文.1-107.2005. 

斎藤琢.ボルネオ熱帯雨林における炭素収支の定量的評価に関する研究.平成16年度九州大学生 

物資源環境科学府博士論文.1-77.2005. 

廣瀬茂樹.マテバシイ(Lithocarpus edulis)樹幹の水輸送特性.平成16年度九州大学生物資源環 

境科学府博士論文.1-58.2005. 

宋在.生態系回復を目指した森林資源の移植に関する研究.平成16年度九州大学生物資源環境 

科学府博士論文.1-86.2005. 

梶亜希子.常緑広葉樹の気孔形態と気孔コンダクタンスに関する研究.平成16年度九州大学生物資 

源環境科学府修士論文.37-40.2005. 

藤山洋介.樹液流測定に基づくヒノキ林の蒸散に関する研究.平成16年度九州大学生物資源環境科 

学府修士論文.45-48.2005. 

宮野岳明.御手洗水試験流域における窒素収支に関する研究.平成16年度九州大学生物資源環境科 

学府修士論文.49-52.2005. 

金大雄.廃棄物再生素材のみを用いた植栽土壌における樹木苗の生育.平成16年度九州大学生物 

資源環境科学府修士論文.41-44.2005. 

六田宗一郎.北部九州におけるハンノキ群落の構造と動態.平成16年度九州大学生物資源環境科学 

府修士論文.53-56.2005. 

梅林利弘.日本産樹木80種における水分通道様式の解明.平成16年度九州大学生物資源環境科学府 

修士論文.33-36.2005. 

中山昌弘.落葉広葉樹林における林内雨について-アベマキ林を対象とした事例研究-.平成16年 

9.解説その他 

度地球森林科学コース卒業論文.29-30.2005. 

古賀信也,井上晋.椎葉の樹木(18)マンサク.広報しいば.603.18.2004. 

佐野雄三,内海泰弘.低温走査電子顕微鏡による樹木のキャビテーションの可視化.北の木材化学.

6.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(19)コバノミツバツツジ.広報しいば.607.18.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(20)ミズキ.広報しいば.608.18.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(21)イワガラミ.広報しいば.609.18.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(22)ケヤキ.広報しいば.610.18.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(23)シラキ.広報しいば.611.18.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(24)ヤマウルシ.広報しいば.612.20.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(25)シキミ.広報しいば.603.18.2004 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(26)ヤマグルマ.広報しいば.614.24.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(27)カヤ.広報しいば.615.20.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(28)キハダ.広報しいば.616.18.2004. 

井上晋,内海泰弘.椎葉の樹木(29)タムシバ.広報しいば.617.18.2004. 

古賀信也.足寄自然探訪(31)キハダ.広報あしょろ .615.12.2004. 

古賀信也.足寄自然探訪(33)ツリバナ.広報あしょろ .617.11.2004. 

古賀信也.足寄自然探訪(35)凍裂.広報あしょろ .619 .12.2005. 

古賀信也.より使われる人工林資源の育成を目指して-九州大学北海道演習林の研究から-.北方 

林業 .57.17-19.2005. 

大賀祥治.東アジアにおけるキノコ研究.菌輪.2004. 

小林元,田代直明,作田耕太郎,扇大輔,岡野哲郎.九州大学北海道演習林の北東斜面と南西 

斜面におけるアカエゾマツ若齢木の成長と光合成-積雪および季節凍土との関連-.北 

海道の林木育種.47.23-26.2004. 

13

14 

C.公開講座 

1.里山森林体験講座 -森林フィールド調査体験と総合学習への展開-

2.十勝の里山を歩こう 

北海道演習林主催の九州大学公開講座「十勝の里山を歩こう」が2004年7月3日,4日,11日, 

12日の4日間,北海道演習林および帯広市にある「とかちプラザ」を会場に実施された.受講者は 

17名(男性12名,女性5名)で,年齢の範囲は15~67歳であった.ほとんどが帯広市とその周辺町 

村からの参加であった. 

1日目は「とかちプラザ」で開講し,古賀,小林,田代が担当した.講座開講の趣旨および演習 

林の概要等を説明した後,「身近な森林と樹木たち」と題し,日本,北海道,十勝の森林の現状や 

その特徴について解説した.また,過去の受講者アンケートで,樹木の同定ができるようになりた 

いとの要望が多数寄せられたことから,樹木図鑑の検索表を用いた樹種の見分け方の演習を実際の 

枝葉を用い行った. 

2日目は,古賀,小林,田代に加え,中井,大崎,壁村の技術職員が担当した.「天然林見学と 

樹木の名前」と題し,本演の自然林保全区内を散策しながら,天然林の特徴,立地環境と樹木の分 

布状況,樹木の成長や更新特性,木材の特性などを解説した. 

3日目は,「とかちプラザ」で帯広畜産大学の橋本靖を講師に招き実施した.「森林と菌類」と 

題し,菌類の定義,菌類がもつ様々な働き,樹木と菌類の共生関係等について,多くのスライドを 

用い丁寧に解説して頂いた. 

4日目は,古賀,小林,田代,中井,大崎と帯広畜産大学の紺野康夫助教授にご協力いただき, 

「十勝平野の孤立林」と題し,帯広市の国見山および帯広農業高校の保護林内で野外実習を行った. 

本講座は今回で6回目となるが今回も前回同様,好評のうちに終了することができた.受講後の 

アンケート調査によれば,身近な樹木の見分け方の実習や本演の自然林保全区内を解説してもらい 

ながら実際に森を歩いたことを高く評価する受講者が多かった.これらについては次年度も継続し 

たい.受講者から7月の2週連続の週末開講は,地域行事と重なることが多く,開講日を検討して 

ほしいとの意見も多数寄せられた.次年度の課題としたい. 

講義のようす野外実習のようす 

15

16 

1.研究 

Ⅱ.北海道演習林 

A.活動概要 

カラマツ長伐期施業確立のための基礎的研究 

平成16年度に伐採を行った全ての林分でカラマツ根株の腐朽調査を行った.調査した根株は 

4000個程度で,このうちのおよそ600個の根株に腐朽が見られた. 

カラマツ二代目造林地における後継樹種の検索 

2林班のカラマツ林皆伐跡地に常緑針葉樹2種(アカエゾマツ,トドマツ)と落葉広葉樹2種 

(ミズナラ,ヤチダモ)を植栽し,植栽後の成長をカラマツと比較した. 

カラマツ人工林の新たな育成技術の構築に関する研究 

2林班の更新試験区において,カラマツ母樹からの種子散布を引き続き調査した. 

カラマツの高付加価値製材技術の開発 

産学連携による共同研究として,カラマツ丸太木口面の画像情報による高付加価値製材技術の 

開発研究を行っている.平成16年度は,カラマツ丸太の木口面から得られた画像情報と製材品の 

ねじれとの関係について検討した. 

北海道東部内陸の季節凍土地帯における植林技術の開発 

アカエゾマツ苗木の春先の気孔コンダクタンス低下におよぼす土壌凍結の影響を,18林班にお 

いて調べた. 

生立木の非破壊腐朽診断に関する研究 

生立木の材質腐朽を非破壊で判定する診断法を確立することを目的として,樹幹横断面の応力 

波伝播速度の測定を9林班のカラマツ林および細胞式舌状皆伐作業法試験区の平成16年度伐区の 

広葉樹林において行った. 

人工林の二酸化炭素吸収に関する研究 

アカエゾマツ針葉の加齢に伴う生化学特性の変化を,18林班に設置された観測タワーにおいて 

調べた. 

樹冠における受光量の幅の種間差に関する研究 

昨年に引き続き,樹木個体の耐陰性や成長と樹冠形成様式の関連性を明らかにするために,カ 

エデ属2種,ミズナラ,シラカンバ等の落葉広葉樹の個体について,樹冠内における着葉限界光 

量と個体の最大受光量を測定した.またこの着葉限界光量と最大光量の差と個体サイズとの関係 

解析を行った. 

樹木フェノロジーの観察と調査法の開発 

本年も,本演庁舎構内において8樹種(シラカンバ,ヤエガワカンバ,ミズナラ,カシワ,ハ 

ルニレ,イタヤカエデ,ヤチダモ,ライラック)のフェノロジー観察と,樹冠の写真撮影による 

着葉量計測法の開発を行った.本研究は全国演習林協議会樹木フェノロジー観察ネットワークの 

一環として行われている(http://www.foest.kyushu-u.ac.jp/phenology). 

雨水および渓流水の水質等に関するモニタリング 

北海道大学との共同研究体制により,自然林保全区19・20林班において雨水および渓流水の 

pH,ECの計測とサンプリングを行った.化学分析は北海道大学が担当.また5林班において渓 

流水温の計測を行った.

細胞式舌状皆伐作業区における更新林分の成長経過に関する調査 

1989年より毎年実行している細胞式舌状皆伐作業法試験区の更新林分における調査を行った. 

測定結果は「B.試験調査資料」に掲載した. 

2.教育 

講義・実習 

8月30日~9月4日にかけて九州大学農学部地球森林科学コース3年生18名による「北方圏森 

林管理学」,8月23日~27日にかけて九州大学1・2年生20名による全学共通教育科目「フィー 

ルド科学研究入門-北海道プログラム-」が行われた.10月19日に足寄高校1年生による森林体 

験学習,10月25日に北海道立農業大学校(本別町仙美里)の学生による実習「環境保全農業論」 

が行われた.7月21日に本別中央小学校,10月14日に芽登小学校の児童による総合学習が実施さ 

れた.また,7月3日~11日に,九州大学公開講座「十勝の里山を歩こう」が開講された(?? 

ページ参照).足寄町教育委員会主催による「すすめ!あしょろ☆冒険王」による林内見学,北 

海道立少年自然の家(ネイパル足寄)・足寄町教育委員会との共催により春と秋に「ファミリー 

森林浴」,NPO法人トカプチの森による天然林見学会,九大森の友の会による林業体験実習(椎 

茸の駒打ち,下刈り),十勝森づくりセンターによる現地研修会が行われた. 

来演者 

総来演者数は1433名であり,昨年度よりもやや減少した.内訳は九州大学関係者318名(農学 

部関係者158名,他学部関係者160名),他大学および研究機関304名(北海道大学,帯広畜産大 

学,京都大学,信州大学,鹿児島大学,森林総合研究所,道立林業試験場等),林業関係者66名, 

一般745名であった. 

研修等 

北海道地区国立学校等技術専門職員研修(11月,札幌市),北海道大学北方生物圏フィールド 

科学センター森林圏ステーション技術職員研修(9月,中川研究林・天塩研究林),玉掛け技能 

講習(4月,帯広市),安全衛生推進者養成講習(12月,帯広市),第三級無線従事者講習(1月, 

帯広市),刈払機取扱作業者安全教育(2月,帯広市),伐木等(チェンソー)特別教育(3月, 

帯広市)に職員が受講した. 

3.協議会等 

平成16年度全国大学演習林協議会秋季総会及び技術職員連絡会議(9月16日,京都市)に1名 

が出席した. 

第8回九州大学北海道演習林協議会を11月11日に開催した.委員19名が出席し,協議会では, 

北海道演習林の運営に対する協議および活動報告が行われた. 

第38回北海道地方演習林協議会が,11月4日~5日に東京大学農学生命科学研究科附属演習林北 

海道演習林で開催され,4名が出席した. 

第30回北海道地区業務担当者会議を10月6日~8日に本演で開催した.道内にある大学のフィー 

ルド科学センターおよび演習林から21名が参加した.十勝森づくりセンター新谷幸政氏による民 

有林化に関する講演,林内および木質ペレット生産工場の見学を行った後,業務上の諸問題につ 

いて協議した. 

17

18 

4.その他 

9月8日朝に北海道西海上を北上した台風18号により,8,28,29,30林班に340本(181.38m3) 

の風倒被害が出た.被害木のほとんどはカラマツで立木処分した.

B.試験調査資料 

1.細胞式舌状皆伐作業区におけるナラの生育調査 

細胞式舌状皆伐作業区におけるナラの生育過程を明らかにし,本作業法の改良を目的として, 

1989年10月および1990年10月に設置されたプロットについて毎年測定を行っている.2003年10月に 

測定を行ったのでその結果を下表に記す. 

(中井武司・鍜治清弘・扇大輔・壁村勇二) 

表-1細胞式舌状皆伐作業区におけるナラの生育 2004 

プロット名林齢(年) 個体本数 

(本/ha) 

地際直径 

胸高直径 

(cm) 

樹高(m) 

生枝下高 

(m) 

樹幹面積 

(㎡) 

AI1 

17 

32 

23,738 

4,427 

4.00 

0.7-8.6 

- 

2.50 

0.4-5.6 

8.36 

3.72-13.75 

4.25 

0.8-7.3 

9.94 

4.24-13.2 

2.21 

0.2-4.3 

3.87 

1.14-8.39 

0.70 

0.01-3.08 

2.7 

0.16-8.55 

CI2 

8 

24 

30,684 

6,402 

1.00 

0.2-0.3 

- 

0.90 

0.5-1.3 

3.1 

0.8-9.1 

0.58 

0.1-2.3 

4.06 

1.67-10.61 

0.79 

0.3-0.9 

1.96 

1.1-4.61 

0.10 

0.00-0.75 

1.56 

0.06-5.41 

FI3 

1 

15 

140,735 

21,783 

0.30 

0.1-0.8 

3.2 

0.2-8.50 

- 

2.0 

0.2-5.00 

0.15 

0.01-0.73 

2.57 

0.14-5.83 

- 

0.95 

0.14-2.02 

0.01 

0.00-0.06 

0.56 

0.00-3.12 

上段:平均値、下段:範囲。それぞれ計測開始時における測定値も示した. 

2.カラマツ人工林における腐朽調査 

1.カラマツ人工林における長伐期施業確立のための基礎資料を得ることを目的として,2004年度 

に伐採を行った全てのカラマツ林分で伐根を対象とした腐朽調査を行った.その結果を下表に記 

す. 

19

20 

表カラマツ人工林における健全木と腐朽木の本数 

林小班健全木腐朽木A 腐朽木B 調査本数腐朽率(%) 

2-は 127 27 30 184 31.0 

2-ろ 130 39 18 187 30.5 

7-く 49 2 2 53 7.5 

7-の 472 58 25 555 15.0 

9-に 445 43 18 506 12.1 

9-は 152 71 71 294 48.3 

14-6い 140 10 1 151 7.3 

14-15い 163 9 1 173 5.8 

14-13い 475 20 10 505 5.9 

14-11い 95 7 3 105 9.5 

13-9い 320 12 6 338 5.3 

13-7い 322 45 13 380 15.3 

13-5い 209 16 7 232 9.9 

13-3い 90 6 5 101 10.9 

13-1い 129 3 2 134 3.7 

13-11い 157 14 15 186 15.6 

全体 3,475 382 227 4,084 

腐朽木A:腐朽径が伐根径の1/2より小さい.腐朽木B:腐朽径が伐根径の1/2以上大きい. 

(大崎繁・中井武司・壁村勇二・扇大輔)

1.研究 

Ⅲ.宮崎演習林 


森林水文に関する研究 

大藪川支流に設置されているトウザ谷森林利水試験地(26林班)において,降水量および流出 

量の計測が行なわれた. 

ニホンジカおよびササが天然林植生に及ぼす影響に関する研究 

林内3箇所にシードトラップ(14個),2箇所に実生コドラート(46個)を設定し,調査を開 

始した.また,林内全域のササの被害状況等を調査した. 

九州山岳地域におけるヒノキ育成に関する研究 

試験地(16林班)において,ヒノキ植栽木3種(上光2号苗・南郷檜苗・実生苗)の生育状態に 

ついて調査が行われた(B.「試験調査資料」参照). 

山地渓流における土砂流送過程に関する研究 

三方岳団地の大藪川流域を対象に,最上流部における川岸浸食量の計測,4支流域における降 

雨に伴う土砂流出量の計測,本流流路内の滞留土砂の計測等が信州大学農学部森林科学科流域環 

境学講座との共同により行われた. 

九州山地におけるニホンジカの生態に関する研究 

林内におけるシカの生息数,行動範囲等に関する調査が森林総合研究所九州支所によって行わ 

れた. 

2.教育 

講義・実習等 

7月26日~29日に本学大学院生物資源環境科学府森林資源科学専攻1年生24名を対象にした「森 

林資源管理学特論」,また8月23日~27日に本学1･2年生22名を対象にした全学共通教育科目「フィー 

ルド科学研究入門-地域資源プログラム-」が実施された. 

一般市民対象の天然林見学会および森林教室(4･6･10月),椎葉中学校・松尾中学校の天然林 

見学(6月),公開講座「九州山地の森を知ろう」(9･11月),椎葉村林業部会による林内視察 

(6月),宮崎県森林インストラクターによる森林視察(7月)が行われた. 

職員による研修等 

森林生態圏管理学(演習林)研究発表会(6月,福岡県),第10回日本木材学会九州支部大会 

(9月,鹿児島市),第13回九州地区国立大学法人農学部附属演習林等技術職員研修(10月,宮 

崎県),日本林学会九州支部大会(10月,鹿児島市) 

3.その他 

長澤技術専門職員が全国大学演習林協議会による第6回森林管理技術賞を受賞した. 

21

22 


九州山岳地域におけるヒノキ育成 

2004年3月にヒノキ3種(上光2号苗・南郷檜苗・実生苗)を植栽し,根元直径と苗高について 

測定した結果をまとめた.(図-1) 

(井上幸子・久保田勝義・長澤久視・馬渕哲也)

1.研究 

Ⅳ.福岡演習林 


平成16年度福岡演習林を利用して行われた主な研究は以下の通りである. 

固定試験地(新規設定及び継続について) 

① 森林斜面の流出機構に関する研究(森林資源科学部門流域環境制御学) 

② 竹林の環境動態に関する研究(森林資源科学部門流域環境制御学) 

③ 石炭灰造粒物とコンポストを用いた植栽土壌の性能試験(九州大学農学研究院) 

研究調査利用 

① 九州大学演習林における変形菌類の調査(広島市立基町高等学校) 

研究資材提供 

① カシワのマイクロサテライト多方の地理的クライン(東北大学大学院・生命科学研究科) 

② コナラ由来リグニンの化学構造の再検討(理学研究院地球惑星科学部門) 

③ ニセアカシアのリグニン生合成に関する研究(森林圏環境資源科学講座) 

④ ヒノキ林の炭酸ガス固定機能の評価(森林資源科学部門森林機能開発学講座) 

データの提供 

① 福岡地域森林計画福岡市森林設備計画(福岡県治山課計画係) 

② 福岡地域森林計画篠栗町・久山森林設備計画(福岡県治山課計画係) 

③ 台風18号の暴風雨状況調査(平成16年9月7日雨量データー)(久山町役場総務課消防 

防災係) 

④ 九州大学演習林の名義変更のため(財務部資産管理課) 

⑤ 久山町地域新エネルギービジョン策定(久山町役場政策推進課) 

23

24 

1.フェノロジー調査 


全国大学演習林協議会の共同研究である樹木フェノロジー調査を,9・10林班内のコナラ,ヤマ 

ザクラ,ケヤキ,コブシの4樹種を対象に行っている.2004年度の開葉・開花等の状況を調査した 

結果は下表のとおりである. 

(長慶一郎) 

表-1 標本木の開葉・開花・紅葉及び落葉日 

樹種開葉開花紅葉落葉 

コナラ 1 2004. 3. 22 - 2004. 11. 8 2005. 2. 8 

コナラ 2 2004. 3. 25 - 2004. 11. 8 2004. 12. 27 

ヤマザクラ 2004. 3. 25 2004. 3. 25 2004. 8.30 2004. 12. 6 

ケヤキ 2004. 4. 14 - 2004. 8.30 2004. 12. 13 

コブシ 2004. 3. 23 2004. 3. 16 2004. 9. 6 2004. 12. 27 

注:開葉,紅葉,開花は開始日,落葉は終了日

流域環境制御学研究室 

V.研究教育業務関係 

A.研究項目一覧 

研究項目研究者名 

自然地域の景観管理に関する研究大槻恭一 

農林生態系における水・熱・物質循環〃 

農林業における環境管理〃 

森林レクリェーションに関する研究薛孝夫 

都市緑地の保全と利用に関する研究〃 

森林ー大気間における熱・水・二酸化炭素交換過程熊谷朝臣 

熱帯雨林生態系における気象等物理的環境要因の把握〃 

森林流域における物質循環に関する研究智和正明 

森林生産制御学研究室 

森林社会学飯田繁 

森林資源の管理に関する研究〃 

植物の分類と群落の生態に関する研究井上晋 

群落の保全技術に関する研究〃 

食用ならびに薬用キノコの生理特性や生産技術大賀祥治 

森林の木材腐朽菌および菌根菌に関する研究〃 

木材材質に関する研究古賀信也 

木質バイオマスの有効利用に関する研究〃 

樹木成長の可塑性に関する研究田代直明 

樹木の水分通導に関する組織学的研究内海泰弘 

(平成17年10月現在) 

25

26 

B.担当授業科目一覧 

授業科目担当補助 

平成16年度 

者 

学部 

森林生態圏管理学概論 (後期・集中) 小川滋薛孝夫熊谷朝臣 

飯田繁大槻恭一智和正明 

井上晋田代直明 

大賀祥治内海泰弘 

古賀信也小林元 

森林水文・水資源学 (前期) 小川滋 

大槻恭一 

森林環境保全学 (後期) 小川滋 

大槻恭一 

樹木学 (後期) 井上晋 

景観管理学 (後期) 薛孝夫 

森林資源管理学 (後期) 飯田繁 

大賀祥治 

生態系の構造と機能 (後期) 井上晋 

全学教育科目 

フィールド科学研究入門 

(前期・集中) 

物質循環プログラム小川滋薛孝夫智和正明 

大槻恭一 

地域資源プログラム飯田繁井上晋内海泰弘 

大賀祥治熊谷朝臣 

北海道プログラム古賀信也田代直明小林元 

大学院(修士) 

流域環境制御学特論 (前期) 小川滋 

流域景観生態学特論 (前期) 薛孝夫 

森林環境システム学特論 (後期) 大槻恭一 

流域環境制御学演習第一 (通年) 小川滋熊谷朝臣 

薛孝夫智和正明 

大槻恭一 

流域環境制御学演習第二 (通年) 小川滋熊谷朝臣 

薛孝夫智和正明 

大槻恭一 

森林生産制御学特論 (前期) 大賀祥治 

森林資源管理学特論 (前期) 井上晋 

北方圏森林管理学 (後期) 古賀信也田代直明 

小林元 

森林社会学特論 (前期) 飯田繁

授業科目担当補助者 

森林生産制御学演習第一飯田繁田代直明 

井上晋小林元 


古賀信也小林元 

森林生産制御学演習第二 (通年) 飯田繁田代直明 

井上晋小林元 


古賀信也 

森林生態圏管理学特別研究第一 (通年) 小川滋薛孝夫熊谷朝臣 



大賀祥治小林元 

古賀信也内海泰弘 

森林生態圏管理学特別研究第一 (通年) 小川滋井上晋熊谷朝臣 

飯田繁薛孝夫智和正明 

大賀祥治田代直明 

大槻恭一小林元 


大学院(博士) 

森林生態圏管理学講究 (通年) 小川滋薛孝夫熊谷朝臣 





森林生態圏管理学講究演習 (通年) 小川滋薛孝夫熊谷朝臣 





27

28 

学生氏名 

(所属) 

廣瀬茂樹 

(流域環境制御学) 

斎藤琢 


宋在 


王維真 

(流域環境制御学) 博士 

梶亜希子 


藤山洋介 


宮野岳明 


六田宗一郎 


金大雄 


梅林利弘 

(森林生産制御学) 

中山昌弘 


C.指導論文 

学位論文題目 

博士マテバシイ(Lithocarpus edulis)樹幹 

の水輸送特性: 

博士ボルネオ熱帯雨林における炭素収支の定 

量的評価に関する研究 

博士生態系回復を目指した森林資源の移植に 

関する研究 

Applications of Time Domain Reflecto 

metry(TDR)to Soil Hydrological A 

nalyses in Arid and Semiarid Regions 

(乾燥・半乾燥地域の土壌水文解析に対 

するTDRの適用) 

修士常緑広葉樹の気孔形態と気孔コンダクタ 

ンスに関する研究 

修士樹液流測定に基づくヒノキ林の蒸散に関 

する研究 

修士御手洗水試験流域における窒素収支に関 

する研究 

修士北部九州におけるハンノキ群落の構造と 

動態 

修士廃棄物再生素材のみを用いた植栽土壌に 

おける樹木苗の生育 

修士日本産樹木80種における水分通動様式の 

解明 

学士落葉広葉樹林における林内雨について~ 

アベマキ林を対象とした事例研究 

利用 

演習林名 


担当 

福岡演習林小川滋 

大槻恭一 

小川滋 

熊谷朝臣 


薛孝夫 

小川滋 

大槻恭一 



大槻恭一 


大槻恭一 

智和正明 

薛孝夫 

薛孝夫 

宮崎演習林古賀信也 

内海泰弘 


大槻恭一 

智和正明

D.文部省科学研究費補助金および研究助成金の交付概況 

研究種目 

(科学研究費) 

研究課題代表・分担別 


研究機関・職・氏名 

基盤研究(A)(1) 流域生態圏における水・熱・物質循環 

の長期変動モニタリングと広域比較研 

究 

基盤研究(A)(1) 木造建造物文化財の修理用資材確保に 

関する研究 

基盤研究(B)(1) ゲノム情報に立脚したスギの成長・木 

材性質解析-遺伝子型及び生育環境効 

果の総合的解明に向けて- 

基盤研究(B)(1) 東アジア域の水害生起と異常気象現象 

の遠隔影響及び将来予測に関する調査 

研究 

基盤研究(B)(2) 九州のヒノキ人工林流域における水・ 

エネルギー・物質循環の定量化と公益 

的機能の解明 

基盤研究(B)(2) 熱帯林におけるモデルコラム観測に基 

づく時空間炭素収支モデルの開発 

基盤研究(C)(2) 立木段階におけるスギ材質予測モデル 

の開発 

基盤研究(C)(2) 分光計測とグラニエ法を併用したカン 

キツの水分ストレス診断技術の開発 

基盤研究(C) 複雑系科学の応用による森林斜面不安 

定化予測と水源涵養に及ぼす影響の評 

価 

若手研究(B) 樹木の生活史および更新特性と樹冠形 

成の可塑性との関連性 

代表九大農教授小川滋 

分担九大農助教授大槻恭一 

分担九大農助手智和正明 

代表東大農教授山本博一 

分担九大農助教授古賀信也 

代表秋田県立大助教授高田克彦 


代表京都大助教授寶馨 

分担九大農助手熊谷朝臣 

代表九大農助教授大槻恭一 


分担九大農助手智和正明 

代表総合地球環境学研究所吉村充則 


代表九大農助教授古賀信也 

分担九大農助手内海泰弘 

代表山口大農教授山本晴彦 


代表九大農教授大村寛 


代表九大農助手田代直明 

(研究助成金等) 

水利科学研究所森林水文に関する研究代表九大農助教授大槻恭一 

電源開発㈱ 

技術センター 

石炭灰造粒物を利用した植生フィールド 

による植生試験 

科学技術振興機構水の循環系モデリングと利用システム: 

熱帯モンスーンアジアにおける降水変 

動が熱帯林の水循環・生態系に与える 

影響 

代表九大農助手薛孝夫 

代表東大農教授鈴木雅一 


29

30 

研究種目研究課題代表・分担別研究機関・職・氏名 

九州電力㈱ 

総合研究所 

木質バイオマスガス化装置に対応した 

原料供給に関する研究 

畜産環境整備機構家畜排泄物処理コスト低減技術開発促 

進事業 

福岡ISTマッチン木質系廃棄物由来ポリウレタン材料の 

グコーディネート事有用キノコ栽培菌床及び新規栽培技術 

業 

の開発 

農林水産研究 

高度化事業 

代表九大農教授飯田繁 

代表九大農教授飯田繁 

分担九大農助教授大賀祥治 

代表九大農助教授大賀祥治 

クロアワビタケ優良交雑品種作出研究代表九大農助教授大賀祥治 

森林総合研究所環境変動と森林施業に伴う針葉樹人工 

林のCO2吸収量の変動評価に関する研 

究 

北海道地域技画像情報に基づいたカラマツの高付加 

術振興センター価値製材技術の開発 

九州指月㈱電気パルス印加によるきのこ生産量増 

収システムの開発 

代表九大農助教授玉泉幸一郎 

分担九大農助手小林元 


代表九大農助教授大賀祥治

1.固定試験地 

E.演習林利用状況 

平成16年度に新規に設定された固定試験地は,福岡演習林4件,宮崎演習林2件であった.各試験 

地の名称,面積,林小班,設定期間,設定者,担当者および目的・概要は以下のとおりである.ま 

た,平成16年度に終了・廃止した固定試験地は,福岡演習林1件であった. 

a. 新規設定 

福岡演習林 

森林斜面の流出機構に関する研究 

試験地番号:F2004-001 

面積・小林班名:36㎡(16林班ろ2小班) 

設定者:小川滋(森林資源科学部門流域環境制御学) 

担当者:朝堀泰明(国土交通省九州地方整備局川辺川ダム砂防事務所) 

設定年月:2004年6月1日 

設定期限:2005年5月31日 

目的・概要:針葉人工林(ヒノキ林)の幼齢林を対象に5m×5mの規模の散水実験を行 

い,降雨強度の測定,地表流の観測及び土壌の水分状態等の計測を行い,地 

表流の定量的な計測や発生機構を明らかにし,森林斜面の流出機構を明らか 

にする事を目的とする. 

竹林の環境動態に関する研究 

試験地番号:F2004-002 

面積・小林班名:400㎡(10林班) 

設定者:大槻恭一(森林資源科学部門流域環境制御学講座) 

担当者:大槻恭一(森林資源科学部門流域環境制御学講座) 



目的・概要:近年,里山に竹林が拡大し,里山の生物多様性が失われることが懸念されて 

いる.そこで,本研究では,竹林内の環境動態をモニタリングし,竹林が他 

の植生を駆逐して拡大していくこと機構を明らかにする. 

木質等バイオマスのエネルギー利用に関する研究 

試験地番号:F2004-003 

面積・小林班名:260㎡(10林班ル小班) 

設定者:飯田繁(森林生態圏管理学講座) 

担当者:飯田繁(森林生態圏管理学講座) 



目的・概要:小型のエネルギー変換施設の性能を向上することによって,木質等バイオマ 

スのエネルギー利用を促進し,CO2の削減や日本林業の発展に貢献する. 

31

32 

石炭灰造粒物とコンポストを用いた植栽土壌の性能実験 

試験地番号:F2004-004 



担当者:薛孝夫(森林生態圏管理学講座) 



目的・概要:石炭灰造粒物と基材とした植栽土壌の性能を試験し,用途の可能性を検証す 

るとともに,植栽基盤として用いる場合に有効な土壌改良の方向を探ること 

を目的とする. 

宮崎演習林 

スギ枝打ち施業試験 

試験地番号:M2004-001 

面積・小林班名:4.68ha(22林班) 

設定者:井上晋(演習林) 

担当者:宮崎演習林技術班(演習林) 



目的・概要:スギの育林において,その材質を向上させる目的で枝打ち作業を行うが,枝 

打ちの有無によるスギの成長及び材質への影響は未だ不明な点がある.そこ 

で本研究では宮崎演習林内のスギ20年生人工林内に枝打ち処理区と未処理区 

を設定し,枝打ちがスギの成長及び材質に及ぼす影響を明らかにすることを 

目的とする. 

九州山岳地域におけるヒノキ育成試験 

試験地番号:M2004-002 

面積・小林班名:3.60ha(16林班) 

設定者:井上晋(演習林) 

担当者:宮崎演習林技術班(演習林) 



目的・概要:九州山岳地域におけるヒノキの成長量及び材質の品種間差は未だ十分には明 

らかにされていない.そこで本研究では宮崎演習林内に3品種のヒノキ苗木 

を植林し,50年間の成長量と材質の品種間差を明らかにすることを目的とす 

る.

c.廃止 


省力造林試験 

試験地番号:F2000-003 



担当者:飯田繁(森林生態圏管理学講座) 

終了・廃止時期:2004年10月31日 

33

34 

2.研究教育用資材およびデータの提供 

目的場所資材・データ 


利用者(所属) 

福岡地域森林計画福岡市森林設備福岡演習林森林調査簿・田中孝一 

計画のため 

位置図 

福岡県治山課計画係 

福岡地域森林計画篠栗町・久山森福岡演習林森林調査簿・田中孝一 

林設備計画のため 

位置図 

福岡県治山課計画係 

ニセアカシアのリグニン生合成に関福岡演習林ニセアカシア近藤隆一郎 

する研究 

直径18㎝2本森林圏環境資源科学講座 

台風18号の暴風雨状況調査 

福岡演習林平成6年9月7日 

雨量データー 

九州大学演習林の名義変更のため福岡演習林境界補助簿、 

計9冊 

久山町地域新エネルギービジョン策福岡演習林平成15年度 

定 

気象データ 

ヒノキ林の炭酸ガス固定機能の評価福岡演習林ヒノキ 

計18本 

スギ樹幹における水分通道経路の日 

変動に関する研究 

水源森林総合整備事業 

日本産樹木の80種の樹幹内の水分通 

導経路の解明 

一ッ瀬ダム上流域における濁水発生 

素因の把握に関する研究 

椎葉村矢立破壊地解析 

九州中央山地におけるニホンシカの 

生息地利用様式 

久芳菊司 

久山町役場総務課消防防災係 

近藤良三 

財務部資産管理課 

安部憲一郎 

久山町役場政策推進課 

白石進 

宮崎演習林スギ計4本飯田繁 

宮崎演習林気象年報 

(1994~2003) 

宮崎演習林気象月報 

(2003年度) 

宮崎演習林森林台帳・森 

林計画図 

宮崎演習林宮崎演習林最大 

日雨量及び最大 

時間雨量( 1981 

~2004) 


衛星画像地図 

データ 

森林法第5条に基づく地域森林計画 

対象に関する森林調査簿の作製 

北海道演習林 

森林調査簿 

画像情報にもとづいたカラマツの高北海道演習林カラマツ 

付加価値製材技術の開発のため 

計10本 

森林機能開発学講座 

森林生産制御学講座 

山下孝志 

飯田繁 

福岡法人宮崎県治山林道協会 

森林生産制御学講座 

江崎哲朗 

森林総合研究所九州支店 

森林動物研究グループ 

小八重祥一郎 

宮崎大学農学部 

矢部恒晶 

森林総合研究所九州支店 

森林動物研究グループ 

梶本孝博 

北海道水産林務 

飯田繁 

森林生産制御学講座

3.演習林利用による研究成果 

研究対象地発表者全氏名題名 

雑誌名・書名 

もしくは学会名 

卷・号 

回 


35 

頁年発行所筆頭著者所属 

大学･学部･学科 

北海道演習林古賀信也足寄自然探訪(31) キハダ. 広報あしょろ 615 12 2004 九州大学・農 

学研究院・森 

林資源科学部 

門・森林生産 

制御学講座 

古賀信也足寄自然探訪(33) ツリバナ. 広報あしょろ 617 11 2004 九州大学・農 





古賀信也足寄自然探訪(35) 凍裂. 広報あしょろ 619 12 2005 九州大学・農 





古賀信也より使われる人工林資源の育成を目指し北方林業 

て-九州大学北海道演習林の研究から-. 

57 17-19 2005 九州大学・農 





Koga,S., Warp in dimension lumbers of Japanese 

Okano,T., larch 

Tashiro,N., 

Mabuchi,T., 

Sotoda,S., 

Sugawara, T. 

Akimoto,N. 

Kobayashi,H., 

Kaji,K., 

Osaki,S., 

Koga,S. 

Okano,T. 

古賀信也 

岡野哲郎 

田代直明 

馬渕哲也 

外田昭七 

菅原智美 

秋元紀幸 

岡野哲郎 

田代直明 

小林元 

古賀信也 

小林元 

田代直明 

作田耕太郎 

扇大輔 

岡野哲郎 

Kobayashi,H., 

Kaji,K., 

Osaki,S., 

Koga,S. 

Okano,T. 

小林元 

田代直明 

作田耕太郎 

扇大輔 

岡野哲郎 

岡野哲郎 

田代直明 

小林元 

古賀信也 

壁村勇二 

大崎繁 

鍜治清弘 

小林元 

岡野哲郎 

Buttrotintwentytofiftyyearsold 

larix kaempferi stands at the Hokkaido 

Branch of Kyushu University Forests. 

カラマツ製材品のねじれと材質指標との 

関係 

北海道東部落葉広葉樹林の生態学的研究 

(Ⅷ)-北東斜面ミズナラ天然林の5年 

間における動態- 

九州大学北海道演習林の北東斜面と南西 

斜面におけるアカエゾマツ若齢木の成長 

と光合成-積雪および季節凍土との関連 

- 

Buttrotintwentytofiftyyearsold 

Larix kaempferi stands at the 

Hokkaido Branch of Kyushu University 

Forests. 

アカエゾマツ若齢木の成長と光合成にお 

よぼす積雪と土壌凍結の影響 

北海道東部落葉広葉樹林の生態学的研究 

(Ⅷ)-北東斜面ミズナラ天然林の5年 

間におけるおける動態- 

樹木フェノロジー観測における写真撮影 

法の有効性 

IUFRO Working 

Party S2.02-07- 

Larch Breeding and 

Genetic Resources-. 

International 

Symposium Larix 

2004 

IUFRO Working 

Party S2.02-07- 

Larch Breeding and 

Genetic Resources-. 

International 

Symposium Larix 

2004 

71 2004 九州大学・農 





59 2004 九州大学・農 





第55回日本木材学会 55 2005 九州大学・農 





第116回日本森林学会 

大会 

116 2005 信州大学・農 

学部・森林科 

学科 

北海道の林木育種 47-1 23-26 2004 九州大学・農 





UFRO International 

Symposium 

"Larix2004" Final 

Program and 

Abstract 


大会講演要旨集 





CD- 

ROM 

媒体 

CD- 

ROM 

媒体 

CD- 

ROM 

媒体 

59 2004 九州大学・農 





2005 九州大学・農 





2005 信州大学農学 

部森林科学科 

2005 九州大学北海 

道演習林

36 


Koga, S., 

Mitsuda, Y., 

Yoshida,S., 

Imada,M., 

Okano,T. 

Modelling basic wood properties of 

Japanese larch (Larix kaempferi) and 

integration with a stand level growth 

simulator. 

Kajisa,T., Estimation of timber volume by 

Murakami,T., LANDSAT/TM imagery -Case of the 

Mizoue,N., experimental forest of Kyushu 

Yoshida,S. University in Hokkaido-. 

加治佐剛 

村上拓彦 

溝上展也 

吉田茂二郎 

宮崎演習林梅林俊弘 

内海泰弘 

古賀信也 

井上晋 

椎葉康喜 

長澤久視 

久保田勝義 

梅林利弘 

内海泰弘 

古賀信也 

井上晋 

椎葉康喜 

長澤久視 

大崎繁 


井上幸子 

馬渕哲也 

九州大学北海道演習林における-k- 

Nearest Neighbor 法を用いた林分材積の 

推定- 



Proc. of the IAWSP 

2003 International 

conference on forest 

products. 

Proceedings of the 

25th Asian 

Conference on 

Remote Sensing 

卷・号 

回 



2 970-976 2005 九州大学・農 





970-972 2004 森林計画学 

九州森林研究 58 139-141 2005 森林計画学 

温帯性広葉樹51種における水分通道様式第54回日本木材学会 54 497 2004 九州大学・大 

学院生物資源 

環境科学府・ 

森林資源科学 

専攻 

九州産広葉樹55種における水分通道様式. 第60回日本林学会九 

州支部大会 

梅林利弘日本産樹木80種における水分通道様式の 

解明 

Kumagai,T., Sources of error in estimating stand 

Nagasawa,H., transpiration using allometric 

Mabuchi,T., relationships between stem diameter 

Ohsaki,S., and sapwood area for Cryptomeria 

Kubota,K., japonica and Chamaecyparis obtusa. 

Kogi,K., 

Utsumi,Y., 

Koga,S. 

Otsuki,K 

高田克彦 

伊藤哲 

古賀信也 

古賀信也 

井上晋 


熊谷朝臣 

長澤久視 

馬渕哲也 

大崎繁 

古木公男 

内海泰弘 

古賀信也 

ゲノム情報に立脚したスギ木材性質と成 

長の解析-遺伝子型及び成句環境効果の 

総合的解明に向けて- 

平成16年度九州大学 

生物資源環境科学府 

修士論文 

Forest Ecology and 

Management 

平成14年度~16年度 

基盤研究(B)(2)(一般) 

(課題番号:14360100) 

研究成果報告書 

60 2004 九州大学・大 




専攻 

33-36 2005 九州大学・大 




専攻 

206 191-195 2005 九州大学・農 



門・流域環境 


1-174 2005 秋田県立大学 

木材高度加工 

研究所 

椎葉の樹木(18) マンサク広報しいば 603 18 2004 九州大学・農 





DBHと辺材面積の関係を用いた蒸散推定 

の誤差-スギとヒノキの例- 

第60回日本林学会 

九州支部大会 

60 2004 九州大学・農 

学部附属演習 

林・宮崎演習 

林 

矢部恒晶獣道における野生動物の自動撮影の検討九州森林研究 58 91-192 2004 森林総合研究 

所・九州支所 

矢部恒晶 

小泉透 

Kasai,M., 

Marutani,T 

Brierly,G. 

Kasai,M., 

Marutani,T 

Brierly,G 

九州中央山地におけるニホンジカの定住 

および移動 

Channel bed adjustments following 

major aggradation in a steep headwater 

setting: findings from Oyabu Creek, 

Kyushu, Japan 

Patterns of sediment slug translation 

and dispersion following Typooninduced 

disturbance, Oyabu Creek, 

Kyushu, Japan 

森林総合研究所九州 

支所年報 

16 37 2004 森林総合研究 

所・九州支所 

Geomorphology 62 199-215 2004 ELSEV 

IER 

Earth Surface 

Processes and 

Landforms 

29 59-76 2004 Wiley 

&Sons 

Macquarie 

University, 

Australia 

Macquarie 

University, 

Australia


福岡演習林山本博一 

古賀信也 

内海泰弘 

内海泰弘 

古賀信也 

山本篤志 

斎藤幸恵 

有馬孝禮 

山本博一 

門松昌彦 

坂野上なお 

山本篤志 

斎藤幸恵 

内海泰弘 

古賀信也 

有馬孝禮 

山本博一 

門松昌彦 

坂野上なお 

木造建造物文化財の修理用資材確保に関 

する研究 

檜皮採取がヒノキの木部および師部形成 

に及ぼす影響 

檜皮剥皮がヒノキ木部の組織構造と物性 

に及ぼす影響 



平成14年度~16年度 

基盤研究(A)(1)(一般) 

(課題番号:14209005) 

研究成果報告書 

卷・号 

回 

37 



1-50 2005 東京大学・農 

学部附属演習 

林 

第54回日本木材学会 54 22 2004 九州大学・農 





第54回日本木材学会 54 70 2004 東京大学・大 

学院農学生命 

科学研究科・ 

生物材料科学 

専攻・材料・ 

住科学大講座 

大賀祥治キノコ学への誘いキノコ学への誘い 1-300 2004 海青社演習林 

Ohga,S., 

Royse,D.J. 

Ohga,S., 

Cho,N.-S., 

Li,Y., 

Royse,D.J. 

Cultivation of Pleurotus eryngii on 

umbrella palnt (Cyperus alternifolius) 

substrate 

Utilization of pulsed power to 

stimulate fructification of edible 

mushrooms 

J. Wood Sci. 

Technol. 

50 466-469 2004 演習林 

Mushroom Sci. 16 343-351 2004 演習林 

大賀祥治キノコ学の将来木材学会誌 51-1 55-57 2004 演習林 

Ohga,S., 

Yao,F.J., 

Li,Y. 

Cho,N.-S., 

Kim,D.H., 

Ohga,S. 

Park,G.-S., 

Ohga,S. 

Pokhrel,C.P., 

Yoshimoto, 

H.,Iida,S., 

Ohga,S. 

Effect of RNA related compounds on 

fructification of Tricholoma matsutake 

Effect of water soluble fraction from 

Japanese larch wood on sawdust 

cultivation of Lentinula edodes 

Effect of cutting cycle and spacing on 

carbon content of willow 

Mycelial growth and fruit body 

formation of Lyophyllum decastes in 

livestock compost 

Mycosystema 23-4 555-562 2004 演習林 

J. Wood Sci. 

Technol. 

J. Fac. Agr., 

Kyushu Univ. 

J. Fac. Agr., 

Kyushu Univ. 

32 35-44 2004 韓国,忠北大学, 

演習林 

49-1 13-24 2004 韓国,忠南大学, 

演習林 

49-2 273-282 2004 演習林 

大賀祥治キノコの生育と栽培九大演報 85 11-45 2004 演習林 

Ohga,S., 

Ashitani,T. 

Cultivation of insect mushrooms on 

polyurethane form prepared from 

liquefied sugi bark 

Ohga,S. Utilization of electric pulse on various 

mushroom cultivation 

Ohga,S. Cultivation of veaious medicinal 

mushrooms on the new substrate 

Proceeding of the 

3rd Meeting of Far 

East asia for 

Collaboration on 

Edible Fungi 

research 

International 

Symposium on 

Edible Fungi 

Cultivation 

International Joint 

Symposium between 

Korea and Japan 

2004 演習林 

2004 演習林 

2004 演習林 

大賀祥治キノコを知ろう,キノコと暮らそう九大・糸島会,地域資 

源再発見塾 

2003 演習林 

大賀祥治東アジアにおけるキノコ研究菌輪 2004 演習林 

大槻国彦 

大賀祥治 

大賀祥治 

吉本博明 

小林元 

田代直明 

ヒノキ,スギのオガ屑培地によるクロアワ 

ビタケ栽培 

電気パルス印加によるキノコ子実体発生 

促進効果 

スギ樹冠における窒素動態と針葉の窒素 

利用効率 

日本きのこ学会 2004 演習林 

日本木材学会 2004 演習林 

第51回日本生態学会 


111 2004 九州大学・農 




制御学講座

38 


Otsuki,K., 

Yamanaka, 

N.,Du,S., 

Yamamoto, 

F.,Xue,Z., 

Wang,S. 

Hou,Q. 

Sato,Y., 

Kumagai,T., 

Kume,A., 

Otsuki,K. 

Ogawa,S. 

Hirose,S., 

Kume,A., 

Takeuchi,S., 

Utsumi,Y., 

Otsuki,K. 

Ogawa,S. 

大槻恭一 

藤山洋介 

宮野岳明 

東智洋 

井手淳一郎 

廣瀬茂樹 

小川滋 

Seasonal Changes of Forest Ecosystems 

in an Artificial Forest of Robinia 

pseudoacacia in the Loess Plateau in 

China 

Experimental analysis of moisture 

dynamics of litter layers - the effects 

of rainfall conditions and leaf shapes- 

Stem water transport of Lithocarpus 

edulis, an evergreen oak with radialporous 

wood, 25(2), pp.221-228 

九州大学演習林における長期生態研究に 

対する取り組み-福岡演習林における水 

文観測基盤整備の概要- 



Journal of 

Agricultural 

Meteorology 

Hydrological 

Process 

卷・号 

回 



60-5 2005 演習林 

18-6 3007-3018 2004 演習林 

Tree Physiology 25-2 221-228 2005 演習林 

第115回日本林学会大 

会学術講演集 

大槻恭一森林流域における水循環・物質循農学研究院・芸術工 

学研究院合同シンポ 

ジウム講演要旨集 

大槻恭一 

中山昌弘 

宮野岳明 

智和正明 

小川滋 

佐藤嘉展 

吉本博明 

江口文陽 

大賀祥治 

宮澤紀子 

江口文陽 

大賀祥治 

吉本博明 

江口文陽 

大賀祥治 

東智洋 


大槻恭一 

小川滋 

藤山洋介 

廣瀬茂樹 

大槻恭一 

小川滋 

廣瀬茂樹 

久米篤 

内海泰弘 

大槻恭一 

小川滋 

竹内真一 

金築理恵 

宮野岳明 

東智洋 


大槻恭一 

小川滋 

宮野岳明 


智和正明 

大槻恭一 

小川滋 

各種森林地の樹冠構造と雨水動態に関す 

る研究 

2004年度森林生態圏 

管理学(演習林)研 

究発表会講演要旨集 

353 2004 九州大学・大 

学院農学研究 

院・森林資源 

科学部門 

13-16 2004 九州大学・大 



科学部門 

33-36 2004 

ヒメマツタケ収穫量に及ぼす覆土の影響日本きのこ学会 2004 演習林 

Pleurotus nebrodensisの抗糖尿病効果と 

その作用機序 

日本木材学会 2004 演習林 

ヒメマツタケの系統特性(第3報) 日本木材学会 2004 演習林 

ライパリアンゾーンの水分状態と流域ス 

ケールの流出の関係-御手洗水試験流域 

における観測例- 

Granier法による樹液流測定に基づくヒノ 

キ林における蒸散量の推定-御手洗水試 

験流域における観測例- 

マテバシイ(放射孔材)の水通導特性 

-ヒートパルス速度と道管流量の関係- 

御手洗水試験流域におけるパイプ流の観 

測-パイプ流の発生について- 

御手洗水森林流域における渓流水質の季 

節変動について-渓流水の流量とNO3- 

濃度の関係について- 

九州大学農学部演習 

林報告 

九州大学農学部演習 

林報告 









86 1-13 2005 演習林 

86 15-31 2005 演習林 

829 2004 演習林 

25-28 2004 演習林 

29-30 2004 演習林



東智洋 

大槻恭一 

小川滋 

永淵修 

Sato,Y., 

Kumagai,T., 

Kume,A., 

Otsuki,K. 

Ogawa, S. 

宋在 

薛孝夫 

須田隆一 

宋在 

薛孝夫 

上田智之 

金大雄 

朴錫坤 

宋在 

金大雄 

朴錫坤 

薛孝夫 

御手洗水流域におけるリンの流出負荷量 

の評価について 

Experimental analysis of moisture 

dynamics of litter layers -the effects of 

rainfall conditions and leaf shapes 

移植用専用重機を用いて造成された樹林 

の階層構造の変化が土壌動物層に及ぼす 

影響 

土壌動物調査のための土壌トラップ法の 

開発-充填土壌と誘引特性- 

根株移植した樹木の根部および幹部の体 

積と生育状況との関係 

廣瀬茂樹マテバシイ(Lithocarpus edulis)樹幹の 

水輸送特性 

梶亜希子常緑広葉樹の気孔形態と気孔コンダクタ 

ンスも関する研究 

藤山洋介樹液流測定に基づくヒノキ林の蒸散に関 

する研究 

宮野岳明御手洗水試験流域における窒素収支に関 

する研究 






Hydrological 

Processes 

卷・号 

回 

39 



31-32 2004 演習林 

18-16 3007-3018 2004 九州大学・大 



科学部門 

ランドスケープ研究 46-5 469-474 2004 演習林 

九州森林研究 57 113-116 2005 演習林 

日本造園学会九州支 

部大会 



博士論文 



修士論文 



修士論文 



修士論文 

松本祐樹人工構造物が渓流の流況に及ぼす影響平成15年度地球森林 

科学コース卒業論文 

発表会要旨集 

森下楽嗣ナラの樹幹からのリグニンの分離と酵素 

分解 

理学部地球惑星科学 

科平成16年度卒業論 

文 

村上拓彦画像処理(Ⅰ)入力,補正森林リモートセンシ 

ング 

Murakami,T. Seasonal variation in classification 

accuracy of forest-cover types examined 

by a single band or band combinations. 

Journal of Forest 

Research 

西川僚子竹林の分光反射特性の把握とその応用平成15年度森林資源 

科学専攻修士論文発 

表会要旨集 

西川僚子 

村上拓彦 

大槻恭一 

木村玲二 

溝上展也 



久米篤 

大槻恭一 

小川滋 

永淵修 

藤山洋介 

廣瀬茂樹 

東智洋 

大槻恭一 

小川滋 


智和正明 

大槻恭一 

小川滋 

リモートセンシングデータおよび地上測 

定データからみた-竹林の分光反射特性 

の季節変動- 

森林小流域における窒素およびリンの流 

出負荷量の評価に関する研究 

ヒノキ林における樹液流測定を利用した 

蒸散に関する研究 

先行降雨期間を考慮した懸濁態リンの流 

出負荷量推定モデル 

12 13-14 2004 演習林 

1-58 2005 演習林 

37-40 2005 演習林 

45-48 2005 演習林 

49-52 2005 演習林 

39-40 2003 森林保全学 

1-21 平成 

16年 

77-90 2004 日本林 

業調査 

会 

九州大学・理 

学部・地球惑 

星科学科 

森林計画学 

9 211-215 2004 森林計画学 

77-80 2005 森林計画学 

九州森林研究 58 119-222 2005 森林計画学 







大会学術講演集 

528 2004 九州大学・大 




専攻 

21-24 2004 九州大学・大 




専攻 

PA025 2005 九州大学・大 




専攻

40 


中山昌弘落葉広葉樹林における林内雨について 

~アベマキ林を対象とした事例研究~ 

早良実習場大長光純 

馬場伸二 

堤昭広 



平成16年度地球森林 

科学コース卒業論文 

発表会 

平成16年度松くい虫発生予察調査平成16年度福岡県森 

林林業技術センター 

年報(印刷中) 

卷・号 

回 



29-30 2005 九州大学・大 




専攻 

福岡県 

森林林 

業技術 

センター 

(福岡県森林 

林業技術セン 

ター研究部)

4.学生実習 

実習名期間日数講座名担当教官場所学生 

森林資源学管理学 H.16.7.26~7.29 4日演習林井上晋外1名宮崎演習林大学院修士 

課程 

北方圏森林管理学 H.16.8.30~9.3 5日演習林古賀信也外2名北海道演習林地球森林 

科学コース 

森林工学実習 H.16.9.27~9.29 3日森林保全学久保田哲也外2名福岡演習林地球森林 


森林計画学実習 H.17.2.21~2.25 5日森林計画学吉田茂二郎外2名宮崎演習林地球森林 


造林学実習 H.17.2.21~2.25 5日造林学玉泉幸一郎外2名福岡演習林地球森林 


森林防災学実習 H.17.2.28~3.3 4日森林保全学大村寛外2名福岡演習林地球森林 


フィールド科学 

研究入門 

(全学教育科目) 

5.利用者数 


41 

1年生 17名 

3年生 16名 

3年生 11名 

3年生 19名 

3年生 29名 

3年生 5名 

物質循環プログラム H.16.8.25~8.29 5日演習林大槻恭一外4名福岡演習林 1~2年生 23名 

地域資源プログラム H.16.8.23~8.27 5日演習林井上晋外2名宮崎演習林 1~2年生 22名 

北海道プログラム H.16.8.23~8.28 6日演習林古賀信也外2名北海道演習林 1~2年生 20名 

九州大学他大学 

地球森林森林生態圏他研究院および 

科学コース管理学部門等研究機関 

林業関係 

一般 

(見学等) 


福岡演習林 409 301 293 372 0 2184 3559 

早良実習場 33 167 13 70 156 2668 3107 

宮崎演習林 0 594 160 281 29 515 1579 

北海道演習林 138 20 160 304 66 745 1433 

計 580 1082 626 1027 251 6112 9678 

※延人数で記載 

計

42 

F.森林生態圏管理学(演習林)研究発表会 

標記の研究発表会が2004年6月17日に演習林講義室で開催された.この研究発表会は大型野外実 

験施設である演習林を利用した研究成果の公表による研究の活性化と,異分野の研究者による共同 

研究の推進を主目的としてる.今年度は21件の発表,38名の参加者があった.発表題目と発表者は 

以下に示すとおりである. 

技術職員として現場に携わって 

大崎繁 

(農学部附属演習林北海道演習林) 

[一般講演] 

1. シイタケ抽出物のメラニン生成抑制効果 

安藤亮 1 , 清水邦義 2 , 近藤隆一郎 2 

( 1 生物資源環境科学府・森林圏環境資源科学講座, 2 農学研究院) 

2. 高分子リグニン酸化能を有するペルオキシダーゼアイソザイムCWPO-Cはポプラ木繊維の木 

化に関与する 

佐々木慎弥 1 , 馬場啓一 2 , 小川直人 3 , 西田友昭 3 , 堤祐司 4 , 近藤隆一郎 4 

( 1 生物資源環境科学府・森林圏環境資源科学講座, 2 京大・生研, 3 静大・農, 4 九大院・農) 

3. DBHと辺材面積の関係を用いた蒸散推定の誤差 -スギとヒノキの例- 

久保田勝義 1 , 熊谷朝臣 2 , 長澤久視 1 , 馬渕哲也 1 , 大崎繁 3 , 古木公男4, 内海泰弘 2 , 古賀信也 2 

( 1 農学部附属演習林宮崎演習林, 2 農学研究院・森林生態圏管理学講座(演習林), 3 4. 

農学部附属演 

習林北海道演習林, 4農学部附属農場・演習林事務局) 

九州大学北海道演習林の北斜面と南斜面におけるアカエゾマツ苗木の成長と光合成活性-積 

雪および季節凍土との関連- 

小林元 1 , 扇大輔 1 , 田代直明 1 , 作田耕太郎 2 , 岡野哲郎 3 

( 1 農学部附属演習林北海道演習林, 2 農学部造林学教室, 3 信州大学農学部) 

5. 剥皮処理ヒノキにおける木部および師部組織の形成 

内海泰弘 1 , 古賀信也 1 , 山本篤史 2 , 斎藤幸恵 2 , 有馬孝禮 3 , 山本博一 4 , 門松昌彦 5 , 坂野上なお 6 

( 1 九大演習林, 2 東大院農, 3 宮崎木技セ, 4 東大院農, 5 北大FSC, 6 6. 

京大FSC) 

冷温帯性広葉樹51種における水分通道様式 

梅林利弘 1 , 内海泰弘 2 , 古賀信也 2 , 井上晋 2 , 椎葉康喜 3 , 長澤久視 3 , 大崎繁 3 , 久保田勝義 3 

( 1 生物資源環境科学府・森林資源科学専攻・森林生産制御学分野, 2 農学研究院・森林資源科学 

部門・森林生態圏管理学講座, 3 7. 

農学部附属演習林) 

スズタケの後退にシカはどう関わったか? 

小泉透 1 , 矢部恒晶1, 井上晋 2 

( 1 森林総合研究所九州支所, 2 8. 

農学部附属演習林) 

御手洗水試験流域のヒノキ林における樹液流測定を利用した蒸散に関する研究 

藤山洋介, 廣瀬茂樹, 東 

(農学部附属演習林) 

智洋, 大槻恭一, 小川滋 

9. 御手洗水試験流域におけるパイプ流の観測~パイプ流の発生について~ 

金築理恵, 宮野岳明, 東 


智洋, 井手淳一郎, 大槻恭一, 小川滋

10. 御手洗水森林流域における渓流水質の季節変動について 

宮野岳明, 井手淳一郎, 智和正明, 大槻恭一, 小川 


滋 

11. 御手洗水試験流域におけるリンの流出負荷量の評価について 

井手淳一郎 1 , 東智洋 1 , 大槻恭一 1 , 小川滋 1 , 永淵修 2 

( 1 農学部附属演習林, 2 12. 

千葉科学大学) 

各種森林地の樹冠構造と雨水動態に関する研究 

大槻恭一 1 , 中山昌弘 1 , 宮野岳明 1 , 智和正明 1 , 小川滋 1 , 佐藤嘉展 2 

( 1 農学部附属演習林, 2 13. 

総合地球環境学研究所) 

土砂災害警戒避難システムの課題- 

小川滋 1 , 片峯理恵 1 , 合田廣 2 

( 1 農学部附属演習林, 2 日本気象協会関西支社) 

14. The Current Situation of Forest Concession Management in Cambodia 

Kao Dana 

(Laboratory of Forest Resource Management, Division of Forest Ecosphere Sciences and 

Management) 

15. Mycelial Growth and Fruit Body Formation of Lyophyllum decastes (sing) in Livestock 

Compost 

Chandra Prasad Pokhrel, Ogha Shoji 

(Laboratory of Forest Resource Management, Division of Forest Ecosphere Sciences and 

Management) 

16. 中学生向け環境教育プログラム 

長慶一郎, 椎葉康喜, 井上一信, 鍜治清弘 


17. ヒメマツタケ廃菌床のナス栽培に対する施用効果 

吉本博明 1 , 江口文陽 2 , 宮澤紀子 2 , 河上博 3 , 桧垣宮都 4 , 大賀祥治 1 

( 1 九大院農, 2 高崎健康福祉大, 3 河上農園, 4 18. 

東京農大地域環境) 

再生土を用いた植栽基盤における緑化樹の生育 

金大雄 1 , ソンゼェタク 2 , 上田智行 2 , 朴錫坤 2 , 薛孝夫 1 

( 1 生物資源環境科学府･流域環境制御分野(演習林), 2 19. 

農学研究院･森林生態圏管理学講座(演習 

林)) 

台湾の国家公園における利用インパクト対策に関する研究 

曽宇良, 飯田繁 

20. 

(森林生産制御学分野) 

多時期リモートセンシングデータからみた福岡演習林 

村上拓彦,川上貴久 

(農学研究院森林資源科学部門) 

43

44 

G.演習林気象年報 

平成16年北海道演習林 

月気温 

日気温の 

地温降水量(mm) 天気(9時) 

日最高 

月平均 

日最高 

極値 

日最低 

月平均 

日最低月平均 (9 

時) 

極値 

0.1m 0.2m 0.3m 0.5m 1.0m 月合計日最大快晴晴曇雨雪 

℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ (79.5) (26.0) 日日日日日 

1 -0.7 2.3-13.5 -21.6 -7.2 1.3 2.2 65.5 21.5 1 23 3 1 3 

2 1.3 5.6 -13.7 -20.2 -6.3 1.2 1.9 

(39.0) 

31.5 

(34.0) 

20.5 

19 4 1 4 

3 4.1 11.0 -8.6 -18.4 -2.2 1.2 1.9 4.0 2.0 19 9 2 1 

4 11.5 22.0-2.3 -9.0 4.4 4.7 3.8 11.5 6.0 22 4 3 1 

5 19.1 28.5 5.7-3.4 12.2 12.6 10.5 85.5 19.0 19 9 3 

6 23.6 29.6 11.0 5.2 16.9 17.7 16.1 50.5 14.0 8 11 6 5 

7 25.5 35.0 14.8 7.2 19.7 20.6 20.8 66.5 50.5 15 10 6 

8 25.2 32.6 14.5 5.9 19.4 21.2 22.0 88.5 39.5 3 16 6 6 

9 21.9 27.6 10.7 4.6 15.8 17.8 19.5 70.0 16.5 13 10 7 

10 15.6 23.9 3.2-5.5 9.1 12.1 14.0 3.5 2.0 12 14 5 

11 9.9 17.7-1.7-14.3 3.7 6.5 9.1 21.0 5.0 15 11 4 

12 1.0 9.4 -13.4 -23.6 -6.5 2.2 4.1 

(61.0) 

55.5 

(35.0) 

30.5 

16 11 1 3 

総計 158.0 - 6.7 - 79.0 117.8 125.9 553.5-12 200 97 44 12 

年平均 13.2 - 0.6 - 6.6 9.8 10.5- - - - - - - 

注1)降水量の欄で, 1・2・12月は積雪量を上段に( )書きとした。 

平成16年宮崎演習林 

月気温 

日気温 

地温降水量天気 (9時) 

日最高日最高日最低日最低の月平 

均 

月平均極値月平均極値 


℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ mm mm 日日日日日 

1 8.1 14.5-4.0 -8.5 1.0 47.5 30.5 19 7 2 0 3 

2 11.3 19.6-1.6 -6.5 4.2 106.0 75.5 15 4 7 1 2 

3 13.4 19.7 1.0-6.8 6.6 146.5 35.5 12 5 7 4 3 

4 20.1 27.1 5.2-2.3 13.3 229.5 66.0 13 6 10 1 0 

5 21.4 27.5 11.0 5.3 16.9 377.5 101.0 7 6 13 5 0 

6 24.2 29.6 15.3 8.8 20.0 252.5 89.0 7 7 12 4 0 

7 29.2 32.5 18.0 14.5 24.1 108.0 22.5 11 6 14 0 0 

8 27.2 29.5 18.2 14.1 22.7 902.5 347.0 3 9 12 7 0 

9 24.7 27.4 16.0 10.1 19.9 665.0 235.5 3 6 12 9 0 

10 21.0 25.1 7.7 1.5 13.7 377.0 183.5 14 4 6 7 0 

11 17.5 21.4 2.7-2.7 7.8 82.5 26.5 20 1 8 1 0 

12 13.7 19.3-1.1 -5.6 3.6 167.0 127.0 14 5 10 2 0 

総計 231.9 - 88.3 - 153.7 3,461.5 - 138 66 113 41 8 

年平均 19.3 - 7.4 - 12.8 288.5- - - - - -

平成16年福岡演習林 

気温 

日気温 

地温 1 地温 2 降水量天気(9時) 

月 

の 

月平均 

日最高日最高日最低日最低 

日平均日最高日最低日平均日最高日最低月合計日最大快晴 

月平均極値月平均極値 

晴曇雨雪 

℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ mm mm 日日日日日 

1 8.3 15.3-5.3 -8.5 3.9 61.3 10.4 8 11 5 2 5 

2 17.1 23.7 0.4-3.7 7.5 60.9 34.1 5 8 11 3 2 

3 17.0 23.7 0.4-3.9 9.2 89.9 17.4 8 6 8 7 2 

4 22.8 28.5 7.1 2.9 15.5 69.7 29.5 10 13 5 2 0 

5 24.7 29.6 14.6 9.4 19.6 320.0 60.2 7 9 8 7 0 

6 29.3 34.9 17.7 11.3 23.1 253.3 89.5 5 8 11 6 0 

7 28.8 34.4 24.7 19.4 27.3 82.8 21.6 4 16 9 2 0 

8 29.8 35.0 24.5 17.3 27.1 306.0 134.5 5 14 7 5 0 

9 27.0 32.8 18.7 15.5 23.2 313.1 63.1 4 8 8 10 0 

10 21.3 27.6 13.2 6.9 17.6 246.5 90.0 5 12 4 10 0 

11 20.1 25.2 8.7 4.3 13.7 57.0 22.5 10 10 9 1 0 

12 15.3 20.8 1.0-1.8 9.5 112.8 79.0 13 8 7 3 0 

総計 261.5 - 125.7 - 197.2 1973.3 - 84 123 91 58 9 

年平均 21.8 - 10.5 - 16.4 164.4- 平成16年早良実習場 

月日最高 

月平均 

気温 

日気温 

の月平 

均(9時) 

地温降水量天気(9時) 

日最高日最低日最低 

極値月平均極値 


℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ ℃ mm mm 日日日日日 

1 11.3 15.0 2.8-1.8 6.1 59.0 15.00 17 11 1 2 

2 14.3 22.0 4.6-0.3 9.5 62.0 26.50 17 11 1 0 

3 16 25.2 5.4 0.0 12 93.5 20.00 17 12 2 0 

4 22.6 32.4 10.2 4.2 17.9 66.5 24.0 0 19 9 2 0 

5 25.6 33.0 16.1 1.3 22.3 251.0 57.0 0 16 8 7 0 

6 29.8 34.3 20.2 14.9 25.9 216.5 58.9 2 15 6 7 0 

7 34.5 37.9 26 22.7 31.4 58.0 18.00 20 11 0 0 

8 33.7 37.8 25.9 23.4 33.5 59.0 18.0 0 21 9 1 0 

9 29.6 36.3 22.3 19.4 26 110.0 34.0 0 9 16 5 0 

10 23.7 28.8 15.6 9.0 20.6 14.0 6.0 1 17 8 5 0 

11 20.4 26.1 11.1 6.4 15.3 20.0 11.5 0 24 6 0 0 

12 15.5 19.5 6.2 1.0 9.6 26.0 22.50 16 12 3 0 

総計 277.0 - 166.4 - 230.1 1035.5-3 208 119 34 2 

年平均 23.1 - 13.9 - 19.2 86.3- - - - - - 

45

46 

H. 刊行物 

九州大学農学部演習林報告第86号 (平成17年 3月27日発行) 

論文名著者名 

斜面,ライパリアンゾーンの水分状態と流域スケールの出の関係…………東智洋 … 1 


大槻恭一 

小川滋 

Granier法を用いて推定した御手洗水試験流域の 

ヒノキ林における蒸散量…………………………………………………………藤山洋介 … 15 

廣瀬茂樹 

大槻恭一 

小川滋 

九州大学福岡演習林での粘菌類の生態季節変動………………………………原紺勇一 … 33 

大 

遺伝学的手法を用いた Botychium ternaturn 

賀祥治 

根茎のVA菌根の同定(欧文)……………………………………………………リー・ジュンキ … 55 

オー・ハンハム 

ム・ドンクーン 

チョ・ナムソク 

須原弘登 

大賀祥治 

カンボジアにおける違法伐採の規模と予測される問題 

-CFC会社の事例を中心に-……………………………………………………カオ・ダナ … 69 

飯田繁 

井上晋 

大賀祥治 

自然公園における入場制限に関する研究 

-種丁国家公園を事例に-………………………………………………………曽宇良 … 85 

飯田繁 

1975年以降におけるベトナムの森林政策………………………………………ラヴィンハイハー …101 

飯田繁 

林業賃金の男女格差………………………………………………………………飯 

森林環境教育に対する教育委員会,小学校教育関係者と環境NGO代表者の意識 

田繁 … 121 

-九州北部の3都市を事例として-……………………………………………青田勝 … 133 

村上拓彦 


九州大学演習林における伐採量,収入額の推移………………………………椎葉康喜 … 149 

中野珠美 


中井武司 

高橋進 

井上一信 

鍛冶清弘 

長慶一郎 

小川滋 

年報 2003 (平成17年 3月23日発行) 

九州大学演習林 概要 (平成17年 3月発行)

Ⅵ.事務事項 

A.庶務事項 

1.会議 

演習林審議会(平成16年6月18日(金)開催) 

1.議題 

平成15年度歳入歳出決算書について 

平成16年度予算について 

平成16年度・17年度収入見込額について 

平成17年度概算要求事項について 

民有林化について 

九州大学北海道演習林インストラクター要項について 

第6次宮崎演習林森林管理計画について 

その他 

2.報告事項 

人事異動について 

平成16年度全国大学演習林協議会春季総会について 

平成16年度学生実習等について 

平成16年度公開講座について 

研究部及び各演習林の近況報告 

その他 

演習林審議会(平成16年8月26日(木)書面回議開催) 

1.議題 

平成16年度当初演習林予算配分(案)について 

演習林審議会(平成17年1月13日(木)開催) 

1.議題 


規則等の一部改正について 

平成17年度学生実習について 

平成18年度収入見込額について 

その他 



平成16年度全国大学演習林協議会秋季総会について 

出版活動(演習林報告等)について 

公開講座について 

研究部及び各演習林の近況報告 

その他 

47

48 

演習林管理運営委員会(平成16年6月16日(水)開催) 

1.議題 

平成15年度歳入歳出決算書について 

平成15年度年間総括について 

平成16年度予算配分について 


民有林化について 

第6次宮崎演習林森林管理計画について 

森林インストラクターについて 

その他 



平成16年度全国大学演習林協議会春季総会について 

平成16年度フィールド科学研究入門について 

地球森林科学コースのカリキュラム変更について 

演習林運営内規の改正について 

演習林協議会日程等について 

平成16年度公開講座について 

非常勤職員補充について 

災害復旧箇所の工事完了について 

演習林における教育事業等について 

その他 

演習林管理運営委員会(平成17年1月12日(水)開催) 

1.議題 

平成16年度研究支援活動(試験地の新設と改廃)について 

平成16年度予算執行状況について 

平成17年度計画について 

平成17年度・平成18年度収入見込額について 


規則等の一部改正について 

モニタリング1000への対応について 

「演習林・講座概要」について 

森林調査実習Ⅰ・Ⅱについて 

法人化後の会計事務について 

安全作業マニュアルについて 

その他 



平成16年度全国大学演習林協議会秋季総会について 

出版活動(演習林報告等)について 

各演習林における教育事業等について 

民有林化について

第6次宮崎演習林管理計画(中間報告)について 

台風被害について 

福岡演習林協議会について 

その他 

2.人事異動(平成16年4月1日~平成17年3月31日) 

教員 

発令年月日異動後の職等氏名異動区分異動前の職等備考 

H16.4.1 小川滋免北海道演習林長(兼) 

古賀信也免宮崎演習林長 

〃北海道演習林長古賀信也命 

〃宮崎演習林長井上晋命 

〃助手(研究部) 智和正明採用 

H16.6.1 助手(北海道) 田代直明勤務地換助手(研究部) 

H17.3.31 小川滋定年退職流域環境制御学分野教授 

事務職員及び技術職員 


H16.4.1 医学部附属病院 

総務課人事掛長 

西木戸勉配置換農場・演習林庶務掛長 

〃 

農場・演習林 

事務長 

吉松建次〃 

福岡教育大学附属図書館 

事務長 

〃 


庶務掛長 

大山健一〃 

医系学部等総務課情報・ 

広報掛長 

H16.4.1 北海道演習林 

技術専門職員 

大崎繁配置換宮崎演習林技術専門職員 

〃 


技術職員 

鍜治清弘勤務地換北海道演習林技術職員 

〃 


技術職員 

井上幸子〃福岡演習林技術職員 

H16.8.31 石村勝昭勧奨退職農場・演習林会計掛長 

H16.9.1 農場・演習林 

会計掛長 

H17.1.1 病院経理課 

施設管理掛長 

〃 


会計掛主任 

安部道明配置換財務部資金管理･執行課 

支出掛長 

古賀嘉信昇任農場・演習林会計掛主任 

長副博之配置換病院患者サービス課主任 

H17.3.31 古沢淳二定年退職農場・演習林専門員 

〃中井武司〃北海道演習林技術専門員 

〃宮川宏子〃北海道演習林掛主任 

49

50 

有期契約職員及びパート職員 


H16.4.1 

〃 

〃 

〃 

〃 

〃 

〃 

〃 

〃 

〃 

〃 

H16.5.1 

技能補佐員 

(福岡演習林) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

〃 

( 〃 ) 

臨時用務員 

( 〃 ) 

〃 

(北海道演習林) 

〃 

(庶務掛) 

城戸敬治採用パート 

金子千博〃〃 

松井紀代子〃〃 

阿部晴子〃〃 

豊田恵美子〃〃 

実渕博美〃〃 

今任順子〃〃 

伊東清明〃〃 

池磯雄〃〃 

中島栄子〃〃 

高橋胡子〃〃 

今林美貴子〃 

H16.7.1 那須香那子退職臨時用務員(宮﨑演習林掛) 有期契約 

〃 

臨時用務員 

(宮﨑演習林掛) 

椎葉庄子採用〃 

H16.7.10 片峰理恵退職事務補佐員(福岡演習林) パート 

H16.8.20 菅原恵子〃事務補佐員(会計掛) 〃 

H16.11.1 

事務補佐員 

(会計掛) 

山本俊子採用〃 

H17.3.31 伊東清明退職技能補佐員(福岡演習林) 〃

B.業務事項 

平成16年度事業経費 

生産事業 

研究費 

立木伐採材積 

数量 

㎥ 

福岡 937 

宮崎 1,262 

北海道 3,296 

計 5,495 

生産経費素材生産資材素材生産経費及び生産量 

金額数量数量金額 

円㎥㎥円 

福岡 10,062,434 福岡 921 福岡 592 10,062,434 

宮崎 4,954,458 宮崎 1,252 宮崎 785 4,944,378 

北海道 4,948,626 北海道 1,174 北海道 693 4,948,626 

計 19,965,518 計 3,347 計 2,070 19,955,438 

立木処分材積販売 

数量数量金額 

㎥円 

福岡 16 宮崎 10,080 

宮崎 10 計 10,080 

北海道 2,122 

計 2,148 

51

52 

育林事業 

研究費 

人工更新地拵下刈 

ha 円 ha 円 ha 円 

福岡 3.76 19,464 宮崎 1.84 650,000 福岡 2.71 552,744 

宮崎 4.36 1,744,535 北海道 4.42 1,202,637 宮崎 9.15 796,300 

北海道 12.79 3,021,437 計 6.26 1,852,637 北海道 12.45 570,000 

計 20.91 4,785,436 計 24.31 1,919,044 

新植 

細胞式作業 ha 円つる切・除伐 

ha 円宮崎 2.52 562,500 ha 円 

北海道 6.68 535,443 北海道 6.18 825,000 福岡 0.91 262,440 

計 6.68 535,443 計 8.70 1,387,500 北海道 17.42 1,350,000 

計 18.33 1,612,440 

虫害・野鼠等防除補植 

ha 円 ha 円つる切・除伐・枝打 

宮崎 26.96 802,000 福岡 3.76 19,464 ha 円 

育林事業北海道 172.96 387,581 北海道 2.19 95,000 北海道 6.48 600,000 

円計 199.92 1,189,581 計 5.95 114,464 計 6.48 600,000 

福岡 1,940,584 

早良 1,696,862 器具購入修理苗木購入つる切・枝打 

宮崎 5,317,915 円本円 ha 円 

北海道 7,914,655 福岡 68,310 宮崎 6,380 532,035 北海道 6.49 600,000 

計 16,870,016 早良 370,388 北海道 12,750 898,800 計 6.49 600,000 

宮崎 1,231,480 計 19,130 1,430,835 

北海道 40,194 除伐 

計 1,710,372 ha 円 

早良 1.78 390,000 

保育計 1.78 390,000 

ha 円 

福岡 6.41 1,852,810 枝打 (8m) 

早良 5.64 1,326,474 ha 円 

宮崎 16.19 1,539,900 北海道 10.96 810,000 

北海道 53.80 3,930,000 計 10.96 810,000 

計 82.04 8,649,184 

保育間伐 

ha 円 

福岡 2.38 360,000 

早良 1.93 770,000 

宮崎 6.43 639,000 

計 10.74 1,769,000 

保育除伐 

ha 円 

福岡 0.41 390,000 

計 0.41 390,000 

枝条整理 

ha 円 

福岡 287,626 

早良 1.93 166,474 

計 1.93 454,100 

風倒木整理作業 

ha 円 

宮崎 0.61 80,000 

計 0.61 80,000 

雪害木伐採 

本円 

宮崎 142 24,600 

計 142 24,600

教育費 

福岡 

円 

10,411,620 

早良 99,329 

宮崎 899,411 

北海道 3,655,556 

計 15,065,916 

資源植物園経費 

ha 円 

福岡 95.11 5,861,142 

計 95.11 5,861,142 

種苗 

㎡円 

福岡 1,600 1,471,964 

宮崎 6,337 126,454 

北海道 300 295,075 

計 8,237 1,893,493 

学生実習 

福岡 

円 

1,733,588 

宮崎 494,791 

北海道 982,152 

計 3,210,531 

諸調査 

福岡 

円 

451,461 

宮崎 278,166 

北海道 2,378,329 

計 3,107,956 

気象観測 

早良 

円 

44,546 

計 44,546 

交通費 

福岡 

円 

319,900 

早良 49,200 

計 369,100 

保険料 

福岡 

円 

573,565 

早良 5,583 

計 579,148 

その他 

福岡 

円 

12,578,951 

早良 1,066,511 

宮崎 9,532,949 

北海道 8,926,794 

計 32,105,205 

研究費 

福岡 

円 

208,431 

宮崎 4,095,201 

計 4,303,632 

研究調査費 

福岡 

円 

208,431 

計 208,431 

大薮川理水試験地 

宮崎 

円 

129,150 

計 129,150 

人吉試験地 

宮崎 

円 

527,828 

計 527,828 

森林観測タワー 

宮崎 

円 

2,906,100 

計 2,906,100 

ブナ観測タワー 

宮崎 

円 

266,097 

計 266,097 

森林環境調査研究 

宮崎 

円 

266,026 

計 266,026 

その他 

一般管理費 

福岡 

円 

1,958,900 

早良 967,182 

宮崎 4,538,337 

北海道 5,271,238 

計 12,735,657 

山火予消防 

宮崎 

円 

88,200 

北海道 107,527 

計 195,727 

境界管理 

福岡 

円 

605,042 

早良 967,182 

宮崎 327,925 

北海道 431,181 

計 2,331,330 

自動車維持費 

福岡 

円 

331,633 

宮崎 2,877,407 

北海道 3,017,467 

計 6,226,507 

林道 

m 円 

福岡 24,115 1,022,225 

宮崎 7,663 1,244,805 

北海道 405,862 1,715,063 

計 437.640 3,982,093 

車道歩道 

m 円 m 円 

福岡 24,115 1,022,225 宮崎 3,182 265,900 

宮崎 7,663 978,905 計 3,182 265,900 

北海道 405,862 1,715,063 

計 437.640 3,716,193 補修 

m 円 

新設宮崎 3,182 265,900 

m 円計 3,182 265,900 

北海道 1,648 289,514 

計 1,648 289,514 

補修・刈払 

m 円 

福岡 24,115 281,925 

宮崎 4,263 548,350 

北海道 116,635 986,968 

計 145.013 1,817,243 

借料・器材・修理 

福岡 

円 

740,300 

宮崎 258,355 

北海道 228,033 

計 1,226,688 

手入・補助 

m 円 

宮崎 218 172,200 

北海道 287,579 210,548 

計 287.797 382,748 

53

平成18年3月18日印刷 

平成18年3月23日発行 

平成16年度演習林年報 

編集発行九州大学農学部附属演習林 

福岡県糟屋郡篠栗町大字津波黒394番地 

印刷アイメディア㈱ 

福岡市中央区港2丁目11番8号

Untitled - 九州大学演習林

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