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熊本大学学術リポジトリ Kumamoto University Repository System

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7-15)SPARCペプチド負荷BM-DCを免疫したマウスにおける<br />

腫瘍増殖の抑制<br />

BALB/cマウスに、H2-K.拘束性SPARCエビトープペプチドKd-1と4を混合<br />

して負荷したBM-DCを1週間間隔で2回免疫し、2回目の免疫の1週間後にSPARC<br />

を高発現繊維肉腫細胞株McthAを側背部に皮下移植して、腫瘍増殖抑制効果につ<br />

いて検討した。ペプチドを負荷しないBM-DC投与群、あるいは非投与群をコント<br />

ロールとして用いた。BALB/cマウスに生着したMCthA細胞が形成した腫瘍の大<br />

きさの経時的変化を図17A、B、Cに示す。エピトープペプチドを負荷したBM-DC<br />

で免疫したマウスでは、一旦生着した腫瘍が10匹中8匹で完全に拒絶され、コン<br />

トロールのBM-DC非投与群と比較して明らかな腫瘍増殖抑制が認められた(P<<br />

0.05)。なお、コントロールのBM-DC投与群でも、10匹中4匹において腫瘍拒絶<br />

が認められたため、エピトープペプチドを負荷したBM-DCと比較して有意差は認<br />

められなかったが(p=0.07)、腫瘍増殖の抑制傾向(Day31:267.8±252.8VS51.3<br />

±82.1)が認められた。<br />

SPARCエビトープペプチド負荷BM-DC群、コントロールBM-DC群、非投与<br />

群の生存曲線を図17,に示す。エピトープペプチド負荷BM-DC群と非投与群では、<br />

生存期間においても有意な差が生じた(p

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