The 4th IWA Workshop Impact and Adaptation of Climate Change in ...

講 演 者 のプロフィール
Profile of Speakers
■ 議 長 / 基 調 講 演
Chair/Keynote
大 垣 眞 一 郎 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授
Shinichiro Ohgaki Professor, Dept. of Urban Eng., The University of Tokyo
1974 年 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 都 市 工 学 専 門 課 程 博 士 課 程 修 了 ・ 工 学 博 士 。1977 年 東 京 大 学 助
教 授 ( 工 学 部 都 市 工 学 科 )。1983 年 タイ 国 アジア 工 科 大 学 (バンコク)に 助 教 授 。1989 年 東 京 大 学 教
授 ( 工 学 部 )。1994 年 東 京 大 学 大 学 院 教 授 ( 工 学 系 研 究 科 都 市 工 学 専 攻 )。2002 年 4 月 ~2004 年 3 月 東
京 大 学 工 学 部 長 ・ 大 学 院 工 学 系 研 究 科 長 。2005 年 ~ アジア 工 科 大 学 評 議 会 副 議 長 。2005 年 10 月 ~2006 年
10 月 日 本 学 術 会 議 副 会 長 、2006 年 9 月 ~ 国 際 水 協 会 (International Water Association) 副 会 長
Education: 1974 D. Eng., The University of Tokyo (Urban Eng.)
Faculty positions: 1977-1983 Associate Prof., Dept. of Urban Eng., The University of Tokyo (UT), Tokyo,
Japan 1983-1985 Associate Prof., Environmental Eng Div, Asian Institute of Tech., Bangkok, Thailand
1989-present Professor, Dept. of Urban Eng., UT 2002 Apr.-2004 Mar. Dean, School of Engineering,
UT. 2005-present Vice-Chair, Board of Trustees, Asian Institute of Tech (AIT). 2005Oct.-
2006Oct. Vice President, Science Council of Japan. 2006Sep.-present Vice President, International
Water Association (IWA).
講 演 題 名 : 水 供 給 システムの 脆 弱 性 の 克 服 と 気 候 変 動
講 演 概 要 : 水 供 給 は 自 然 の、また、 社 会 的 なさまざまな 脆 弱 点 を 持 っている。 気 候 変 動 による 異 常 気 象 や 渇 水 がこの 脆 弱 な 点 に 襲 いか
かる。これらの 脆 弱 な 点 は 地 域 固 有 であり、 水 供 給 事 業 は、それぞれの 地 域 に 適 した 対 応 、 柔 軟 な 対 応 、 下 水 道 など 他 の 部 門 などとの
十 分 な 協 力 、すべての 施 設 における 十 分 な 余 裕 の 確 保 、など、 気 候 変 動 への 適 応 策 を 早 めに 策 定 、 研 究 、 技 術 開 発 する 必 要 がある。
Title: Vulnerability of Water Supply System and Adaptation to Climate Change
Water supply system has various natural and social vulnerable points. These points will be attacked by extreme weather conditions and
frequent and/or extended droughts due to climate change. These vulnerable points are locally specific. And so water utilities should
develop locally specific and flexible measures against extreme weather in cooperation with other sectors, such as wastewater sectors,
agricultural sectors.
It is necessary to accelerate drawing up adaptation policies and research/development for adaptation technologies.
■ 基 調 講 演
Keynote
栗 原 和 夫 気 象 庁 気 象 研 究 所 環 境 ・ 応 用 気 象 研 究 部 第 三 研 究 室 室 長
Kazuo Kurihara Head of the Third Research Laboratry, Atomospheric Enviroment and
Applied Meteorology Reserarch Department, Meteorological Research Institute
1978 年 : 東 京 工 業 大 学 理 工 学 研 究 科 物 理 学 専 攻 ( 修 士 課 程 ) 修 了 1978 年 : 気 象 庁 東 京 航 空 地
方 気 象 台 に 入 庁 1982 年 : 気 象 庁 予 報 部 数 値 予 報 課 に 異 動 2003 年 : 気 象 研 究 所 環 境 ・ 応 用 気
象 研 究 部 第 三 研 究 室 長 現 在 に 至 る
主 な 研 究 内 容 : 気 象 研 究 所 環 境 ・ 応 用 気 象 研 究 部 第 三 研 究 室 では、 地 球 温 暖 化 による 気 候 変 化 を 関 東 圏
スケール 程 度 の 日 本 の 地 域 ごとに 予 測 できる 地 域 気 候 モデルを 開 発 し、これにより 日 本 の 地 域 ごとの 温 暖
化 予 測 を 行 っている。 予 測 結 果 は、 温 暖 化 の 水 資 源 等 への 影 響 評 価 の 研 究 にも 提 供 され、 利 用 されてい
る。
Main research activity: The Third Laboratory of the Atmospheric Environment and Applied Meteorology
Research Department, the Meteorological Research Institute, is developing a regional climate model
capable of projecting climate changes due to global warming for each region of Japan as large as the
Kanto area, and is making projection of climate change for each region with the model. The results of the
projections are provided for use in researches on impacts of global warming on various social conditions
like water resources.
講 演 題 名 : 関 東 圏 スケールの 日 本 の 地 域 ごとの 温 暖 化 予 測 手 法
講 演 概 要 : 地 球 温 暖 化 に 伴 う 気 候 変 化 が 生 活 環 境 に 大 きな 影 響 を 持 つことが 認 識 されるようになっている。これまでの 温 暖 化 予 測 の 研
究 には 全 球 を 対 象 とした 気 候 モデルが 用 いられてきたが、 全 球 を 対 象 とするモデルは 分 解 能 が 粗 く、 日 本 の 地 域 ごとの 気 候 を 予 測 する
ことは 困 難 である。 日 本 における 温 暖 化 対 策 に 役 立 てるため、 環 境 ・ 応 用 気 象 研 究 部 では、 高 い 分 解 能 を 持 ち、 関 東 圏 スケールの 地 域
的 な 気 候 予 測 のできる 地 域 気 候 モデルを 開 発 し、 温 暖 化 した 場 合 の 日 本 の 地 域 ごとの 気 候 変 化 予 測 の 研 究 を 実 施 している。 今 回 の 講 演
では、 地 域 気 候 モデルの 概 要 と、それにより 予 測 された 結 果 を 紹 介 する。
Title: Projections of Climate Changes over Japan due to Global Warming for Regions as Large as the Kanto area
We are becoming aware that climate change due to global warming will have a significant impact on our living conditions. Climate models
covering the entire globe have been used for studies on the projection of climate change due to global warming. However, resolutions of
these global climate models are low, and it is difficult to project climate for each region of Japan with the global models. In order to project
climate changes in Japan, the Atmospheric Environment and Applied Meteorology Research Department is developing a regional climate
model that has a high resolution and is capable of projecting climate for each region of Japan as large as the Kanto area, and is
conducting research on the projections of regional climate changes. This presentation presents an overview of the regional climate model
and the results of the projections which were produced by the model.