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Seven Mini / Eleven T - Mits

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プリント 基 板 加 工 機<strong>Seven</strong> <strong>Mini</strong> / <strong>Eleven</strong> T2010 年 7 月


目 次Ⅰ. 加 工 機 のセットアップ・・・・・・・ P4パソコン・ 吸 塵 機 との 接 続ソフトウェアのインストールUSBドライバのインストール加 工 機 とソフトの 起 動CAM-Circuit2 の 起 動Ⅱ. 加 工 機 の 基 本 的 な 知 識・・・・・・・ P10各 部 の 名 称 と 働 き準 備 するもの両 面 基 板 の 位 置 合 わせ追 加 工 をしたい 場 合 は基 板 押 えの 役 割カメラオプションⅢ. 工 具 の 基 本 的 な 知 識・・・・・・・ P24工 具 の 種 類工 具 の 交 換 方 法Ⅳ. 加 工 機 を 動 かしてみましょう・・・・・・・ P28マニュアル 運 転 画 面 の 使 い 方マニュアル 運 転 で 工 具 交 換Ⅴ. 基 準 ピンの 穴 あけ ・・・・・・・ P31Ⅵ. 両 面 基 板 の 加 工・・・・・・・ P34加 工 データ 表 示工 具 の 準 備位 置 合 わせ 方 法 の 確 認P3 点 読 込 み加 工 順 位 の 設 定 ( 表 )位 置 合 わせ基 板 の 固 定P1 点 の 設 定 とP2 点 の 確 認加 工 の 深 さ 調 節 と 試 し 切 り基 準 ピン 穴 あけ2


P1P2の 穴 あけ表 の 加 工ESCキーによる 中 断加 工 の 終 了 ( 表 )再 加 工部 分 加 工中 断 位 置 からの 再 開基 板 を 裏 返 す加 工 順 位 の 設 定 ( 裏 )カメラでの 裏 面 の 位 置 合 わせ外 形 加 工Ⅶ. 追 加 工・・・・・・・ P53加 工 データ 表 示原 点 設 定位 置 合 わせⅧ. 加 工 機 条 件 の 詳 細・・・・・・・ P56加 工 条 件輪 郭 加 工 ・ 穴 加 工 ・ 外 形 加 工 条 件加 工 機 条 件 読 込 みと 登 録P3 点 読 込 みと 登 録Ⅸ.トラブルシューティング・・・・・・・ P60通 信 のトラブルシューティングⅩ. 使 用 上 の 注 意 ・・・・・・・ P633


Ⅰ. 加 工 機 のセットアップパソコン・ 吸 塵 機 との 接 続<strong>Seven</strong> <strong>Mini</strong> / <strong>Eleven</strong> T基 板 加 工 機 とパソコンは、RS-232Cケーブル、または、USBケーブルで 接 続 します。吸 塵 機 ( 掃 除 機 )の 電 源 プラグは、 加 工 機 AC OUT に 接 続 してください。機 械 式 スイッチの 吸 塵 機 の 場 合 、スイッチをオン 状 態 にしておくと、加 工 機 スピンドルモータの ON/OFF に 連 動 し、 加 工 中 に 発 生 するゴミをを 吸 い 取 ります。4


<strong>Eleven</strong> THP基 板 加 工 機 とパソコンは、RS-232Cケーブル、または、USBケーブルで 接 続 します。吸 塵 機 ( 掃 除 機 )の 電 源 プラグは、 加 工 機 AC OUT に 接 続 してください。機 械 式 スイッチの 吸 塵 機 の 場 合 、スイッチをオン 状 態 にしておくと、加 工 機 スピンドルモータの ON/OFF に 連 動 し、 加 工 中 に 発 生 するゴミをを 吸 い 取 ります。エアコンプレッサを 接 続 してください。● 圧 力 : 0.5 Mpa 以 上● 流 量 : 60 リットル/ 分 以 上5


加 工 機 とソフトの 起 動HPタイプ( 非 接 触 方 式 )の 機 種 はまずエアコンプレッサの 準 備 を 行 ってください。1. 最 初 にパソコンを 起 動 してください。2. 次 に、ソフトウェアを 起 動 します。[スタート] -> [プログラム] -> [<strong>Mits</strong> Design Pro] -> [Design Pro]MITS Design Pro を 起 動 してください。3. 加 工 機 の 電 源 スイッチをONにしてください。ヘッドが 自 動 的 に Z・Y・X 軸 の 順 番 で、それぞれの 原 点 方 向 に 移 動 し、 機 械 原 点 を感 知 して 停 止 します。(この 動 作 を 原 点 復 帰 といいます)機 械 原 点 の 位 置 は、 加 工 機 正 面 から 見 て左 奥 です。USBドライバ加 工 機 とパソコンを USB で 接 続 している 場 合 は、 初 めて 加 工 機 を 電 源 ONする 時 に、「 新 しいハードウェアが 見 つかりました」と 表 示 され、あらかじめパソコンにインストールされているドライバが 組 み 込 まれます。補 足加 工 機 を 起 動 した 後 に、パソコンを 起 動 すると、 通 信 がうまくいかないことがあります。その 場 合 は、 加 工 機 のみ 再 起 動 をしてから、 再 度 お 試 しください。それでも、 通 信 がうまくいかない 場 合 は、Ⅹ.トラブルシューティングを 参 照 して 下 さい。8


CAM-Circuit2 の 起 動CAM-Circuit2 は、MITS Design Pro の 上 で 動 く 一 つのアプリケーションであり、加 工 機 <strong>Seven</strong> <strong>Mini</strong>、<strong>Eleven</strong> T、<strong>Eleven</strong> THP を 制 御 します。CONVERTER や EASY CAD で 作 成 したデータを 実 際 に 加 工 機 で 加 工 する 際 に使 用 します。画 面 右 側 の アプリケーション から CAM-Circuit2 を 選 択 してください。CAM-Circuit2 に 切 り 替 わったら、[ 加 工 機 条 件 ]→[ 加 工 条 件 ]をクリックしてください。通 信 手 段 を、 加 工 機 が 接 続されているポート 番 号 に設 定 してください。設 定 後 、 画 面 を 閉 じて、ソフトを 再 起 動 してください。設 定 は 次 回 から 有 効 になります。9


Ⅱ. 基 板 加 工 機 の 基 本 的 な 知 識各 部 の 名 称 と 働 き< 非 接 触 方 式 (エアー 浮 上 型 、<strong>Eleven</strong> T HP / <strong>Eleven</strong> LT HP 型 )>10


接 触 方 式 (<strong>Eleven</strong> T / <strong>Eleven</strong> LT 型 ) >11


接 触 方 式 (<strong>Seven</strong> mini 型 ) >12


1.パワースイッチ加 工 機 のスイッチです。パソコンを 立 ち 上 げてから 入 れてください。2.ダウン 速 度 調 節 つまみ下 降 速 度 (ヘッドが 降 りるときの 速 度 )を 調 節 するつまみです。標 準 的 な 基 板 加 工 では、 右 写 真 のような 位 置 に 調 整 します。0.3~0.4mm のドリルの 穴 あけの 時 は、 下 降 速 度 を 遅 くして 下 さい。< 注 意 !> 下 降 速 度 が 速 すぎるとドリルが 折 れることがあります。加 工 に 入 る 前 には 必 ず 下 降 速 度 を 確 認 して 下 さい。3.プレッシャーフット / ピボット( 基 板 押 え)ここで 基 板 を 押 さえながら 加 工 します。4. 深 さ 調 節 ネジこのネジを 回 すと、 工 具 の 深 さを 調 節 できます。 上 から 見 て、 時 計 方 向 に 回 すと 深 く、反 対 方 向 に 回 すと 浅 くなります。 回 した 時 にカチッといくところを1ノッチといいます。<strong>Eleven</strong> T(HP) / <strong>Eleven</strong> LT(HP) 型 : 1 ノッチで 約 3ミクロン 上 下 します。<strong>Seven</strong> mini 型: 1ノッチで 約 10ミクロン 上 下 します。深 さ 調 節 ネジを1 周 回 すと 0.5 mm 上 下 します。5. 加 工 テーブル6.ベーク 下 敷 き加 工 テーブルの 上 にベーク 下 敷 を 敷 いて 加 工 します。7.エアホース(HP 型 のみ)エアプレッシャーフットにエアを 供 給 するホースです。13


8.ヘッド 固 定 ノブ(フック)工 具 交 換 時 は、ヘッドを 上 げて 固 定 してから 行 ってください( 下 左 画 面 )。交 換 が 終 わったら( 基 板 加 工 時 )は、ヘッドを 下 ろしておいてください( 下 右 画 面 )。ヘッドを 上 げて 固 定 した 状 態 で 加 工 したり、 長 時 間 放 置 しないでください。工 具 交 換 時基 板 加 工 時9. 工 具 着 脱 レバー工 具 を 交 換 するとき、スピンドルモータのコレットを 開 閉 するためのレバーです。加 工 終 了 時 には、ダミー 工 具 を 取 り 付 けてください。10.スピンドルモータ工 具 を 回 転 させるモータです。11.ヘッドブロックZ 軸 の 駆 動 ユニットです。12. 吸 塵 ダクトこのダクトの 先 に 吸 塵 ホースを 取 り 付 けてください。加 工 時 には 基 板 の 削 りかすが 出 ますので、 吸 塵 機 を 取 り 付 け、ゴミを 吸 い 取 ってください。吸 塵 機 をつけずに 加 工 すると、 基 板 上 にゴミがたまり、 削 り 残 しができることがあります。13.X 軸 リニアシャフト・X 軸 リードスクリューX 軸 の 駆 動 ユニットです。14.Y 軸 リニアシャフト・Y 軸 リードスクリューY 軸 の 駆 動 ユニットです。15.エアバルブ(HP 型 のみ)エア 浮 上 用 のエアバルブです。 通 常 は 操 作 する 必 要 はありません。14


16.ヒューズ2Aヒューズをセットしてください。17.AC IN電 源 コードを 接 続 してください。18.AC OUT吸 塵 機 のスイッチを 入 れた 状 態 で、 吸 塵 機 コンセントをここに 接 続 してください。19.USB 接 続 ポート20.RS-232C 接 続 ポートUSBケーブル(A コネクタ-B コネクタ)、または、RS-232Cケーブル(ストレート)で、パソコンと 接 続 してください。21.AIR OUT(HP 型 のみ)加 工 機 本 体 側 のエアホースを 接 続 してください。22.エアレギュレータドレン( 水 抜 き)(HP 型 のみ)水 が 多 くたまった 時 には、 手 動 でドレンを 下 から 押 して 水 を 排 出 してください。エアレギュレータに 水 がたまったままにしておくと、レギュレータ 内 の 水 が 加 工 機 本 体 に流 れ 込 み、 スピンドルモータやプレッシャーフットの 故 障 の 原 因 となりますので、ご 注 意 ください。23.エアレギュレーター(HP 型 のみ)エア 圧 力 の 設 定 を 行 います。エア 圧 力 は、0.4Mpaに 設 定 してください。24.AIR IN(HP 型 のみ)エアレギュレータからのエアホースを 接 続 してください。15


両 面 基 板 の 位 置 合 わせ表 と 裏 の 位 置 を 合 わせるために、 基 準 ピンを 使 用 します。( 直 径 3mm)加 工 機 のテーブル 上 には 溝 があり、この 溝 に、プラスチック 製 のコマを取 り 付 けます。そして、そのコマに 基 準 ピンを 立 てる 穴 をあけて、 基 準 ピンを 挿 入 します。同 様 に、 加 工 する 基 板 にも 基 準 ピン 用 の 穴 をあけておきます。片 面 の 加 工 が 終 わって 基 板 を 裏 返 す 時 、 基 準 ピンの 位 置 にしたがって、裏 返 した 基 板 を 固 定 する 位 置 が 決 まります。基 準 ピンは、 加 工 機 のテーブルの 手 前 と 奥 に 2 ヶ 所 立 てます。手 前 の 基 準 ピンの 位 置 のことを、ソフトウェアでは、「P3 点 」と 呼 びます。奥 の 基 準 ピンについては、 特 に 名 前 はありません。加 工 機 のテーブルに 基 板 を 固 定 した 後 、データをどこで 加 工 したいかを 決 めます。加 工 データは、「P1」 点 と「P2」 点 という2つの基 準 点 をもっています。P1・P2 点 の 位 置 は、データの 最 小 と 最 大 座 標 から2mmずつ 離 れたところに 自 動 的 に 算 出 されます。ユーザーは、 基 板 上 の 任 意 の 場 所 に P1 点 を 設 定 することにより、データをどこで 加 工 したいかを 決 めることができます。18


P1・P2 点 の 位 置 は、 表 から 見 るとそれぞれ左 手 前 と 右 奥 に 設 定 され、 裏 から 見 たときは、右 手 前 と 左 奥 に 逆 転 します。片 面 の 加 工 が 終 わって、 基 板 を 裏 返 したとき、ソフトウェアは、P3 点 ( 手 前 の 基 準 ピン)の 位 置 より 裏 の 加 工 すべき 位 置 をもとめ、表 と 裏 が 合 うように 加 工 を 行 います。応 用 になりますが、P2 点 の 位 置 を 調 整 して、 基 板 の 傾 きを 補 正 することもできます。このように、P1・P2・P3 の3つの 基 準 点 から加 工 の 位 置 合 わせを 行 う 方 式 をP1・P2 Revised 方 式 とよびます。ソフトウェアでは、 複 数 の 位 置 合 わせ 方 式 を 用 意 していますが、この P1・P2 Revised 方 式 が 基 本 です。出 荷 時 のデフォルト 設 定 であり、 加 工 機 条 件 →加 工 条 件 画 面 で 確 認 することができます。19


追 加 工 をしたい 場 合 は通 常 は、 無 地 の 基 板 の 上 にパターンを 加 工 しますが、 場 合 によって、 完 成 した 基 板 に追 加 工 したいこともあると 思 います。• 基 板 上 のあるマークを 基 準 にして、 穴 あけをしたい。• 基 板 上 のあるマークを 基 準 にして、 基 板 を 外 形 加 工 したい。このような 作 業 は、P1・P2 Revised 方 式 では 不 便 ですので、かわりに、 教 示 原 点 方 式 という 位 置 合 わせの 方 法 が 用 意 されています。CADデータの 原 点 を 利 用 して 位 置 合 わせを 行 う 方 式 で、 追 加 工 に適 しています。教 示 原 点 方 式 への 切 換 えは、 加 工 機 条 件 → 加 工 条 件 で 行 います。20


基 板 押 えの 役 割加 工 中 に 基 板 を 押 える 部 分 のことを「 基 板 押 え」または、「プレッシャーフット」といいます。基 板 押 さえは、 基 板 を 上 から 押 さえながら、 工 具 が突 出 している 分 だけ 基 板 の 表 面 を 加 工 します。このように 工 具 が 突 出 している 分 の 深 さで 均 一 に加 工 する 方 式 を「インクリメンタル 加 工 」といいます。もしも 基 板 押 えの 位 置 が 上 方 に 調 節 されていたら工 具 は 基 板 の 表 面 に 深 く 入 ってしまいます。 従 って、基 板 押 えの 位 置 は 上 手 に 調 整 しなければいけません。しかしながら、 基 板 を 上 から 押 える 力 も 大 切 なので、ソフトウェアでは、 意 図 的 に 基 板 の 表 面 より 十 分 深 く加 工 するよう 設 定 します。( 加 工 深 さ)加 工 機 は、ソフトウェアの 指 示 に 従 って、 基 板 の 表 面 より 深 く 加 工 しようとヘッドを 下 降 させますが、 基 板 押 えが 突 き 止 まる 位 置 で、それ 以 上 深 く 加 工 できません。この 仕 組 みが、 基 板 のたわみを 取 り、 加 工 の 溝 幅 を 均 一 にすることに 役 立 っています。21


接 触 方 式 と 非 接 触 方 式 >基 板 押 さえには、 接 触 方 式 と 非 接 触 方 式 の 2 種 類 があります。接 触 方 式加 工 ヘッドについている 足 で 基 板 を 押 えて 基 板 の 表 面 を 検 知 します。約 1.4kg 前 後 で 素 材 を 押 えながらヘッドが 移 動 するため、 やわらかい 素 材 は表 面 に 傷 がつくことがあります。対 応 機 種 :<strong>Seven</strong> <strong>Mini</strong>, <strong>Eleven</strong> T非 接 触 方 式足 で 直 接 押 えるのではなく、ヘッドの 下 部 から 噴 出 するエアで基 板 を 押 えて 加 工 するので、 表 面 に 傷 をつけることがありません。テフロンなどやわらかい 基 板 や、 薄 い 基 板 の 加 工 に 適 しています。対 応 機 種 :<strong>Eleven</strong> THP非 接 触 方 式 を 使 用 するには、エアコンプレッサが 必 要 です。● 圧 力 : 0.5 Mpa 以 上● 流 量 : 60 リットル/ 分 以 上22


カメラオプションオプションのカメラモニタシステムを使 用 すると、 簡 便 で 精 密 な 位 置 合 わせが可 能 になります。加 工 する 基 板 のサイズにもよりますが、カメラを 使 用 すると 基 準 ピンを 使 わずに両 面 の 位 置 合 せができます。( 注 ) 加 工 範 囲 の 右 側 約 70mm はカメラで 見 ることができないのでご 注 意 ください。この 場 合 は、P1・P2 点 に 穴 をあけ、基 板 を 裏 返 した 時 にその 基 準 穴 をカメラで見 て、 位 置 合 わせをします。追 加 工 の 場 合 は、 基 板 上 のマークをカメラで 見 て、 位 置 合 わせをします。また、カメラ 画 像 の 上 にマーカーを 表 示 しますので加 工 の 仕 上 り 確 認 や 溝 幅 の 計 測 に 便 利 です。対 応 機 種 :<strong>Eleven</strong> T, <strong>Eleven</strong> THP23


Ⅲ. 工 具 の 基 本 的 な 知 識工 具 の 種 類種 類 サイズ 用 途ミリングカッタ90°( 幅 0.2-0.4mm)片 面 基 板 ・ 両 面 ガラエポ 基 板 ( 厚 さ 1.6mm)の 加 工60°( 幅 0.1-0.2mm)120°( 幅 0.4-0.7mm)基 板 の 表 面 を 加 工 する 工 具 です。輪 郭 加 工 ・ハッチング 加 工 用先 端 に 角 度 がついており、 加 工 時 に 深 さを 調 節 することで 切 削 幅 を 変 えることができます。工 具 の 全 長 30mm意 図 的 に ドリルやルーターより2mm 短 く作 られています。ミリングカッタで 深 さを 調 整 した 後 、ドリルを 付ければ 1.6mm 厚 の 基 板 に 穴 があけられるように 考えられていますハッチングカッタ 1.0mm 片 面 基 板 ・ 両 面 ガラエポ 基 板 ( 厚 さ 1.6mm)の 加 工太 径 でのハッチング 加 工 用先 端 は 平 たい 形 状 をしています。工 具 の 全 長 30mm高 周 波 ミリングカッタ0.2mmテフロン 加 工 や 薄 い 基 板 の 加 工0.3mm0.5mm輪 郭 加 工 ・ハッチング 加 工 用先 端 は 平 たい 形 状 をしています。工 具 の 全 長 30mmエア 浮 上 のプレッシャーフットが 付 いた加 工 機 で 使 用 することをお 勧 めします。24


ドリルいろいろな 径 が穴 あけ 用あります工 具 の 全 長 32mmフォーミングカッタ0.8mm外 形 加 工 用(ルーター)1.0mm工 具 の 全 長 32mm2.0mm工 具 の 交 換 方 法< 注 意 !>・ 加 工 機 が 停 止 し、モータが 回 転 していないことを 確 認 してから、 作 業 を 行 ってください。・ 加 工 機 を 使 用 しないときは、 必 ずダミー 工 具 ( 破 損 した 工 具 でも 可 )を 取 り 付 けておいてください。→ダミー 工 具 を 取 り 付 けていない 状 態 で、 長 時 間 放 置 するとスピンドルモータのコレット 内 が 変 形 し、 工 具 を 取 り 付 けることができなくなる 恐 れがあります。1 ヘッド 固 定 ノブをひっぱりながら、ヘッドを 上 に持 ち 上 げます。ヘッドが 上 側 にある 状 態 で、ヘッド固 定 ノブを 戻 し、ロックしてください。( 右 写 真 のようにノブがかみ 合 う 位 置 )2 工 具 の 取 り 外 しは、 付 属 のピンセットで 工 具 をつかみ、工 具 着 脱 レバーを 右 に 静 かにまわして、 工 具 を 取 り外 してください。工 具 の 取 付 は、 工 具 を 突 き 当 たりまで 差 し 込 み、 工 具着 脱 レバーを 左 に 静 かにまわして、 固 定 してください。< 重 要 !>工 具 着 脱 レバーは、 一 番 右 ・ 一 番 左 までしっかり回 さなかったり( 途 中 でとめたり)、はじくように 回 すと、 故 障 の 原 因 になります。25


3 ヘッドを 手 で 支 えて、ヘッド 固 定 ノブをひっぱりながら、ヘッドを 下 側 にします。ヘッド 固 定 ノブをひねって 戻 します。< 重 要 !>ヘッドを 上 げて 固 定 した 状 態 で、 加 工 したり、長 時 間 放 置 しないでください。基 板 加 工 時 はヘッド 固 定 ノブの 位 置 ( 右 写 真 のようにノブがかみ 合 わず、かつ、 浅 い 溝 がある 位 置 )に 注 意してください。1 ヘッド 固 定 ノブをひっぱりながら、ヘッドを 上 に 持 ち 上 げます。ヘッドが 上 側 にある 状 態 で、ヘッド固 定 ノブを 戻 し、ロックしてください( 右 写 真 のようにノブがかみ 合 う 位 置 )2 工 具 を 手 で 支 えながら、モータのレバーを左 から 右 に 動 かすと、コレットが 開 き 工 具を 交 換 する 事 ができます。工 具 は 下 から 突 き 当 たるまで 差 し 込 み、レバーを 右 から 左 に 動 かし、 固 定 します。< 重 要 !>工 具 着 脱 レバーは、 一 番 右 ・ 一 番 左 までしっかり 回 さなかったり( 途 中 でとめたり)、はじくように 回 すと、 故 障 の 原 因 になります26


3 ヘッドを 手 で 支 えて、ヘッド 固 定 ノブをひっぱりながら、ヘッドを 下 側 にします。ヘッド 固 定 ノブをひねって 戻 します。< 重 要 !>ヘッドを 上 げて 固 定 した 状 態 で、 加 工 したり、 長 時 間 放 置 しないでください。 基 板 加 工 時 はヘッド 固 定ノブの 位 置 ( 右 写 真 のようにノブがかみ 合 わず、かつ、 浅 い 溝 がある 位 置 )に 注 意 してください。27


Ⅳ. 加 工 機 を 動 かしてみましょうマニュアル 運 転 の 使 い 方通 常 の 加 工 は、 加 工 データに 従 って 自 動 的 に 行 われますが、マニュアル 運 転( 手 操 作 で 加 工 機 を 動 作 させる)も 頻 繁 に 使 用 する 機 会 があります。ここでは、マニュアル 運 転 の 使 い 方 をご 説 明 します。HPタイプ( 非 接 触 方 式 )の 機 種 はまずエアコンプレッサの 準 備 を 行 ってください。加 工 機 とパソコンを 接 続 し、MiTS Design Pro CAM-Circuit2 を 起 動 してください。次 に、 加 工 機 の 電 源 を 投 入 して 下 さい。自 動 的 に 原 点 復 帰 (ヘッドが 奥 の 機 械 原 点 まで 移 動 する)します。※ 原 点 復 帰 を 行 わない 時 は 機 械 的 なトラブルが 考 えられますのでご 連 絡 ください。マニュアル 操 作 のアイコンをクリックしてくださいヘッドが 手 前 (P1 点 )に 移 動 し、マニュアル 運 転 のダイアログが 表 示 されます。画 面 の 各 ボタンをクリックすると 加 工 機 が 動 作 します。加 工 機 の 電 源 を 投 入 せずにマニュアル 運 転 のアイコンをクリックするとマークが 表 示 されます。SHIFT+ESC キーを 押 すとは 解 除 できます。ソフトウェア は、 一 旦 終 了 して、 再 度 起 動 してください。 加 工 機 の 電 源 を 投 入 してからマニュアル 運 転 を行 ってください。28


マニュアル 運 転 中 にリミットエラーになったら、それ 以 上 同 方 向 の 移 動 ボタンは 絶 対 にクリックしないでください。 反 対 方 向 の 移 動 ボタンをクリックして ヘッドを 一 旦 加 工 範 囲 内 に 戻 してください。その 後 原 点 をクリックして 下 さい。 加 工 機 が 原 点 復 帰 を 行 い、 加 工 動 作 を 再 開 できる 状 態 になります。TOP BOTTOMTOP( 部 品 面 ) 表 示 か、BOTTOM( 半 田 面 ) 表 示 かを 切 り 替 えます。これにより、 基 板 データの P1・P2 点 の 位 置 が 左 右 反 転 します。TOP( 部 品 面 ) 表 示 では、データの 左 下 が P1 点 、データ 右 上 が P2 点 になります。BOTTOM( 半 田 面 ) 表 示 では、データの 右 下 が P1 点 、データ 左 上 が P2 点 になります。スピンドル ON スピンドル OFFスピンドルモーターを 回 転 ・ 停 止 させます。UPDOWNヘッドの 上 げ 下 ろしを 行 います。原 点ヘッドの 原 点 復 帰 を 行 います。手 前 奥 左 移 動 右 移 動ヘッドを 前 後 左 右 に 移 動 します。P1 P2 P3 P4ヘッドをそれぞれ、P1・P2・P3・P4 点 に 移 動 します。ヘッド 待 避ヘッド 待 避 点 に 移 動 します。工 具 交 換工 具 交 換 を 行 います。単 位 移 動 距 離1ステップ(ヘッドの 移 動 ボタンを 1 回 クリックしたとき)の 移 動 距 離 を 入 力 します。29


待 避 位 置 設 定ヘッド 待 避 点 を 設 定 します。ヘッド 待 避 点 ・・・・ 加 工 した 基 板 全 面 を 確 認 するときや、 基 板 を 裏 返 したり 工 具 を 交 換 したりするときなどのために、ヘッドを 端 の 方 へ 移 動 させる 位 置 のことです。ヘッド 待 避 点 を 任 意 の 位 置 に 設 定 することができます。設 定 方 法 ・・・・・・ 待 避 点 にしたい 位 置 までヘッドを 移 動 し、 待 避 位 置 設 定 をクリックして 下 さい。その 位 置 がヘッド 待 避 点 となります。一 度 設 定 した 待 避 点 は、 加 工 機 、パソコンの 電 源 を 切 っても 記 憶 しています。ヘッド 待 避 点 を 変 更 する 場 合 は、 新 たな 位 置 までヘッドを 動 かし、改 めて 待 避 位 置 設 定 をクリックして 下 さい。ドリルウェイト穴 あけ 加 工 時 の 待 ち 時 間 (ヘッドがDOWNしている 時 間 )を 入 力 します。空 送 速 度ヘッドがUPしているときのX・Y 軸 の 移 動 速 度 を 入 力 します。加 工 速 度ヘッドがDOWNしているときのX・Y 軸 の 移 動 速 度 を 入 力 します。スピンドル 回 転 数スピンドルモーターの 回 転 数 を 設 定 します。 単 位 はX1000rpm です。X 座 標 Y 座 標ヘッドの 位 置 (X・Y 座 標 )を 表 示 します。CAMERAカメラ 視 点 でヘッドを 移 動 します。30


Ⅴ. 基 準 ピンの 穴 あけこの 後 の 説 明 に 従 って、 基 準 ピン 立 てコマに 基 準 ピンを 立 てる 穴 (3mm)を 作 成 して 下 さい。また、 加 工 する 基 板 にもピン 立 て 用 の 下 穴 をあけてください。このとき、 基 準 ピン2 穴 間 の 距 離 と 基 板 の2 穴 間 の 距 離 は、 同 じでなければなりません。* 付 属 の 基 板 をご 使 用 の 場 合 、小 さい 基 板 横 置 きの 場 合 、ピンとピンの 間 隔 は 180~190mm小 さい 基 板 縦 置 きの 場 合 、ピンとピンの 間 隔 は 230~240mm大 きい 基 板 横 置 きの 場 合 、ピンとピンの 間 隔 は 230~240mm が 適 当 です。1.[ 加 工 機 条 件 ]-[ 加 工 条 件 ]で 基 準 穴 加 工 法 が P1P2 Revised になっているか 確 認 して 下 さい。2.マニュアル 運 転 のアイコンをクリックします。この 画 面 で 穴 あけとP3 点 の 設 定 を 行 います。3. 基 準 ピン 立 てコマを 取 り 付 けて、ベーク 下 敷 を 敷 いて、テープで 固 定 してください。4.ミリングカッタに 工 具 を 交 換 してください。深 さ 調 節 ネジは 浅 い 方 向 に 回 し、カッタの 先 端 が 基 板 表 面 にちょうど 付 くぐらいに調 節 してください。次 のように 操 作 すると、うまく 調 節 できると 思 います。31


まず、ミリングカッタの 先 が、プレッシャーフットよりも 下 に 出 ないように、 深 さ 調 節 ネジを 浅 い 方 向 に十 分 に 回 しておきます。深 さ 調 節 ネジは 上 から 見 て 左 ( 反 時 計 回 り)に 回 すと浅 くなります。スピンドル ON をクリックし スピンドルモーターを 回 転 させてください。DOWNをクリックしてヘッドを 下 げます。深 さ 調 節 ネジを 深 い 方 向 に 回 し、ミリングカッタの 先 が基 板 面 に 軽 く 触 れる 程 度 にしてください。深 さ 調 節 ネジは 上 から 見 て 右 ( 時 計 回 り)に 回 すと深 くなります。このように 調 節 しておくと、 基 準 ピン 穴 あけにちょうどよい 深 さになります。UP をクリックしてヘッドを 上 げて、スピンドル OFF してください。5.P3 点 として 良 さそうな 場 所 まで( 手 前 のピンたてコマまで)ヘッドを 移 動 してください。ヘッドをDOWN して、 間 近 で 位 置 を 確 認 するとわかりやすいと 思 います。P3 点 設 定 をクリックして、 仮 に、P3 点 として 登 録 しておきます。この 点 が P3 点 として 良 いかを 確 認 するために、ヘッドを UP して 奥 の 基 準 ピンの 位 置 まで移 動 してみましょう。( 単 位 移 動 距 離 に、 例 えば 「190」mmと 入 力 して 奥 をクリック )前 後 の 基 準 ピンの 間 をヘッドが 移 動 して、ハードリミットのエラーが 表 示 されなければOKです。P3 点 の 位 置 をもう 少 し 調 整 したほうがよければ、P3 点 にふさわしい 位 置 までヘッドを 移 動 しP3 点 設 定 をクリックして 登 録 してください。!! 注 意 !!もしも ハードリミットエラーになった 場 合 は、OK でエラーメッセージを 閉 じた 後 、必 ず 原 点 をクリックして 原 点 復 帰 をしてから、 作 業 を 続 行 してください。そうでないと、ソフトウェアは 加 工 機 の 現 在 位 置 を 正 しく 把 握 できません。もしも 画 面 に P3 点 設 定 のボタンが 無 い 場 合 は、 一 度 、マニュアル 運 転 画 面 を 閉 じて、加 工 機 条 件 → 加 工 条 件 画 面 で 基 準 穴 加 工 法 が P1P2 Revised になっているか確 認 してください。32


6.P3 点 を 設 定 したら、いよいよ 穴 をあけます。“ 基 準 ピン 穴 用 のリング 付 き 3mm ドリル”に工 具 交 換 してください。P3 をクリックすると、ヘッドが、さきほど 設 定 したP3 点 に 移 動 します。7. 加 工 機 本 体 の“ダウン 速 度 調 節 つまみ”を SLOW 側 に回 して、 最 もゆっくり 下 降 するようにしてくださいスピンドルモータをON にし、ヘッドをDOWNすると 穴 があけられます。穴 があきましたら、UPをクリックしてください。8.ヘッドをまっすぐ 奥 に 移 動 してもうひとつピン 穴 をあけます。このとき2つのピン 穴 間 の 距 離 を 記 憶 しておいてください。9. 穴 あけが 終 わったら、OKをクリックしてマニュアル 運 転 画 面 を 閉 じてください。10.[ 加 工 機 条 件 ]―[P3 点 登 録 ]で、 今 設 定 したP3 点 の 位 置 を 登 録 してください。ファイル 名 は 任 意 の 名 前 でかまいません。33


Ⅵ. 両 面 基 板 の 加 工厚 さ 1.6mm の 標 準 的 な 両 面 基 板 を 例 にして、 加 工 の 方 法 をご 説 明 します。作 業 の 流 れMITS Design Pro CAM-Circuit2 起 動↓加 工 データを 開 く↓工 具 の 準 備↓位 置 合 わせ 方 法 の 確 認↓裏 の 加 工 を 開 始 する↓裏 の 加 工 が 終 了 したら 加 工 の 状 態 を 確 認 する↓外 形 加 工 を 開 始 する↓基 板 を 取 り 外 すP3 点 読 込 み↓加 工 アイコンをクリックする↓加 工 順 位 の 設 定 ( 表 )↓基 板 の 固 定↓P1 点 の 設 定 とP2 点 の 確 認↓加 工 の 深 さ 調 節 と 試 し 切 り↓基 準 穴 あけを 行 う↓表 の 加 工 を 開 始 する↓表 の 加 工 が 終 了 したら 加 工 の 状 態 を 確 認 する↓基 板 を 裏 返 す↓34


加 工 データ 表 示ファイル → 開 く でデータリストの 中 から加 工 するデータを 選 択 し、 開 くをクリックすると 画 面 に 表 示 します。今 回 の 例 では、Mdemo.mit を 開 きます。工 具 の 準 備データの 加 工 に 必 要 な 工 具 を 準 備 します。情 報 → 工 具 一 覧 をクリックすると、 加 工 データの 中 で 使 用 している 工 具 径 を確 認 することができます。1ミリングカッタ輪 郭 加 工 ・ハッチング 加 工90 度 のミリングカッタをもっともよく 使 います。太 い 径 でハッチング 加 工 をするために先 端 が 平 たい 形 状 をしている ハッチングカッタという 工 具 もあります。2ドリル穴 あけに 使 います。3フォーミングカッタ(ルーター)外 形 加 工 や 内 側 のくりぬきに 使 います。35


位 置 合 わせ 方 法 の 確 認加 工 機 条 件 → 加 工 条 件 画 面 を 開 いて、 以 下 の 数 値 を 入 力 してください。なお、 画 面 の 単 位 は、モード 設 定 バーの 単 位 と 連 動 していますので、ミリ 単 位 を使 用 する 場 合 には、あらかじめ、モード 設 定 バーの 単 位 を「ミリ」にしてください。• 基 準 穴 加 工 法 が P1-P2 Revised であることをご 確 認 ください。36


P3 点 読 込あらかじめ 設 定 し、 登 録 しておいたP3 点 ( 基 準 ピン)の 位 置 情 報 を 読 み 込 みます。加 工 をはじめる 前 にまず、[ 加 工 機 条 件 ]-[P3 点 読 込 ]で、P3 点 情 報 (****.p3i)を読 み 込 んでください。加 工 順 位 の 設 定 ( 表 )加 工 機 の 電 源 がONになっていることを 確 認 し、 加 工 のアイコンをクリックしてください。加 工 順 位 の 設 定 が 表 示 されます。ここでは 加 工 枚 数 と 加 工 順 序 を 設 定 します。37


[X 方 向 枚 数 ]・[Y 方 向 枚 数 ]X・Y 方 向 それぞれ 何 枚 加 工 するのか、 加 工 枚 数 を 入 力 してください。X 方 向 枚 数 1 X 方 向 枚 数 3Y 方 向 枚 数 1 Y 方 向 枚 数 2[ 加 工 順 位 リスト]加 工 対 象 リストから、 加 工 するレイヤを 加 工 する 順 番 に 選 択 して 下 さい。左 側 の 加 工 対 象 リストから 加 工 するレイヤをクリックします。>> をクリックすると、 選 択 したレイヤが 右 側 の 加 工 順 位 リストに 登 録 されます。通 常 両 面 加 工 の 場 合 、まず、ドリル 加 工 ( 表 )→ 輪 郭 加 工 ( 表 ) の 順 で 加 工 します。表 の 加 工 が 終 わったところで、 加 工 の 仕 上 がりを 確 認 します。よければ、 基 板 を 裏 返 して、 輪 郭 加 工 ( 裏 ) を 行 います。裏 の 加 工 が 終 わったところで、 加 工 の 仕 上 がりを 確 認 します。最 後 に、 外 形 加 工 ( 裏 ) を 行 って、 基 板 を 切 り 取 ります。また、 片 面 基 板 の 場 合 、ドリル 加 工 ( 裏 )→ 輪 郭 加 工 ( 裏 )の 順 で 加 工 し、その 後 あらためて 外 形 加 工 ( 裏 ) を 加 工 します。自 動 加 工 で 外 形 まで 切 り 取 ってしまうと、 再 加 工 したい 部 分 があった 場 合 でも 再 加 工 はできませんので、 外 形 加 工 は 後 で 行 うことをお 勧 めします。設 定 したら、OK ボタンをクリックしてください。ヘッドがP1 点 に 移 動 して 基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージが 表 示 されます。38


位 置 合 わせ基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージで、位 置 合 せボタンをクリックしてください。マニュアル 運 転 画 面 が 表 示 されます。この 画 面 では、 次 の 作 業 を 行 います。・P1 点 の 設 定 とP1、P2 点 の 設 定 と 位 置 確 認・ミリングカッタでの 深 さ 調 節 ( 切 削 溝 幅 調 節 )・ 基 準 穴 あけ詳 しい 操 作 を、 引 き 続 きご 説 明 します。39


基 板 の 固 定加 工 機 のテーブルに 基 板 を 置 いて、4 辺 をテープで 固 定 してください。40


P1 点 の 設 定 とP2 点 の 確 認1.まず、P1 点 を 設 定 します。P1 点 は、 表 から 見 て、 基 板 の 左 手 前 方 向 に 位 置 します。※ 片 面 基 板 (パターン 裏 )から 加 工 を 始 める 場 合 、P1 点 は 右 手 前 方 向 に 設 定 します。!! 注 意 !!もしも ハードリミットエラーになった 場 合 は、OK でエラーメッセージを 閉 じた 後 、必 ず 原 点 をクリックして 原 点 復 帰 をしてから、 作 業 を 続 行 してください。そうでないと、ソフトウェアは 加 工 機 の 現 在 位 置 を 正 しく 把 握 できません。2.HOME をクリックすると、その 位 置 がP1 点 となります。P2 点 の 位 置 調 整 を 行 いますか?とメッセージがでますので、いいえをクリックして 下 さい。(P2 点 の 位 置 調 整 は、 両 面 加 工 のように 一 度 基 板 を 取 りはずしたあと 位 置 合 わせをするときに 行 います)3. P1 点 が 決 まったら、P2 点 の 位 置 を 確 認 しておいて 下 さい。P2をクリックすると、 加 工 機 のヘッドはP2 点 まで 移 動 します。( 加 工 範 囲 の 確 認 のため 忘 れずに 行 ってください。)※ P1 点 を 変 更 する 場 合 は、 再 度 ヘッドを 動 かし HOME をクリックして 下 さい。その 位 置 が 新 たなP1 点 になります。加 工 範 囲 とP1・P2 点 の 関 係 は 次 のとおりです。TOP 面BOTTOM 面41


加 工 の 深 さ 調 節 と 試 し 切 り(テストカット)1 ミリングカッタに 工 具 を 交 換 してください。工 具 交 換 が 終 了 したら、ミリングカッタの 先 がプレッシャーフットよりも 下 に 出 ないように深 さ 調 節 ネジを 浅 い 方 向 に 十 分 に 回 しておきます。深 さ 調 節 ネジは 上 から 見 て 左 ( 反 時 計 回 り)に 回 すと浅 くなります。2 手 前 奥 右 移 動 左 移 動 ボタンを 操 作 して、 基 板 の 端 の 方 までヘッドを 移 動 してください。3 単 位 移 動 距 離 を5~10ミリにしてください。4 スピンドル ON をクリックし スピンドルモーターを 回 転 させてください。5 DOWNをクリックしてヘッドを 下 げます。深 さ 調 節 ネジを 深 い 方 向 に 回 し、ミリングカッタの 先 が基 板 面 に 軽 く 触 れる 程 度 にしてください。深 さ 調 節 ネジは 上 から 見 て 右 ( 時 計 回 り)に 回 すと深 くなります。6 この 状 態 で、 奥 をクリックすると、試 し 切 りができます。7 UPをクリックしてヘッドを 上 げ、 スピンドル OFF をクリックしてください。8 移 動 ボタンをクリックし、 切 削 溝 の 確 認 の 邪 魔 にならないよう、ヘッドを 移 動 してください。ルーペやオプションのカメラで、 切 削 溝 の 幅 を 確 認 して 下 さい。この 切 削 溝 幅 が EASY CAD または CONVERTER で、 輪 郭 線 処 理 を 行 った 時 に 指 定 した工 具 径 と 同 じになるように、 深 さ 調 節 ネジでミリングカッタの 深 さを 調 節 してください。42


基 準 ピン 穴 あけ基 準 ピン2 穴 間 の 距 離 と 基 板 の2 穴 間 の 距 離 が 同 じになるように 穴 をあけて 下 さい。1 下 敷 きの 上 に 基 板 を 固 定 し、 工 具 は3mm ドリルに 交 換 します。ミリングカッタで 正 しく 深 さが 調 節 されていれば、 穴 あけにもちょうどよい 深 さですので、ここで 深 さ 調 節 をする 必 要 はありません。2 P3 をクリックすると、ヘッドがP3 点 に 移 動 します。3 加 工 機 本 体 の“ダウン 速 度 調 節 つまみ”を SLOW 側 に 回 して、 最 もゆっくり下 降 するようにしてくださいスピンドルモータをON にし、ヘッドをDOWN すると 穴 があけられます。穴 があきましたら、UPをクリックしてください。4 ヘッドをまっすぐ 奥 に 移 動 してもうひとつの 基 準 ピンの 位 置 に 行 きます。このときの 距 離 を 間 違 えないように 注 意 してください。5 同 じ 要 領 で、もうひとつの 基 準 ピンの 穴 あけをおこないます。6 穴 あけが 終 わったら、ヘッドを UP し、スピンドル OFF してください。7 この 時 点 で、 基 準 ピンを 挿 入 してもよいですし、あとで 基 板 を 裏 返 す 時 でもかまいません。43


P1・P2 点 の 穴 あけオプションのカメラを 使 って、 裏 の 位 置 合 わせをする 場 合 は、あらかじめP1・P2 点 に 目 印 の 穴 をあけておきます。1 ドリル 0.8mm に 工 具 を 交 換 してください。( 必 ず 0.8mm のドリルでなければいけないということではありませんが、0.8mm が 適 しています。)2 基 準 穴 作 成 をクリックすると、ヘッドがP2 点 に 移 動 し、基 準 穴 加 工 を 行 いますか?とメッセージが 表 示 されます。はいをクリックすると 穴 あけを 行 います。(スピンドルモーターの ON/OFF は 自 動 で 行 います)以 上 で、 位 置 合 わせの 画 面 での 作 業 は 完 了 です。位 置 合 わせの 画 面 でOKをクリックすると 基 板 の 表 裏 変 更 メッセージの 画 面 に 戻 ります。44


表 の 加 工位 置 合 わせの 画 面 でOKをクリックすると 基 板 の 表 裏 変 更 メッセージの 画 面 に 戻 ります。続 行 ボタンをクリックしてください。 加 工 を 開 始 します。!! 警 告 !!加 工 中 、スピンドルモーター(ドリル)に 触 れたり、 顔 を 近 づけたりしないでください。どうしても 近 くで 見 る 必 要 があるときは、ゴーグルなど 保 護 眼 鏡 を 着 用 して 下 さい。45


ESCキーによる 中 断途 中 で 加 工 を 一 時 停 止 するときは、キーボードのESCキーを 押 してください。ESCキーを 押 した 時 点 で すでに 加 工 機 に 送 信 されたデータは、 赤 く 表 示 されています。加 工 機 は、 送 信 されたデータをすべて 処 理 してから 止 まり、 以 下 の 画 面 を 表 示 します。続 行 をクリックすると、 加 工 を 再 開 します。!! 注 意 !!即 座 に 加 工 を 停 止 したい 場 合 は、 加 工 機 本 体 に 付 いている 緊 急 停 止 スイッチを 押 してください。!! 警 告 !!加 工 中 、スピンドルモーター(ドリル)に 触 れたり、 顔 を 近 づけたりしないでください。どうしても 近 くで 見 る 必 要 があるときは、ゴーグルなど 保 護 眼 鏡 を 着 用 して 下 さい。加 工 の 終 了 ( 表 )加 工 順 位 の 設 定 画 面 で 選 択 した 加 工 が 終 了 すると、ヘッド 待 避 点 にヘッドが 移 動 して加 工 の 終 了 ダイアログが 表 示 されます。基 板 を 取 り 外 す 前 に、 加 工 の 仕 上 がりを 確 認 してください。終 了 をクリックすると、 加 工 機 は、ダミーツールに 工 具 を 交 換 してから、 停 止 します。46


再 加 工加 工 中 ドリルやミーリングカッタが 折 れてしまった 場 合 、 削 り 残 した 部 分 があった 場 合 には、加 工 のやり 直 しを 行 います。加 工 をやり 直 す 方 法 は、 次 の2 種 類 があります。・ 任 意 位 置 からの 再 加 工・ 選 択 した 部 分 のみ 加 工 する 部 分 加 工任 意 位 置 からの 再 加 工基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージや 加 工 中 断 メッセージのダイアログで 再 加 工 をクリックしてください。[ 再 加 工 ]ダイアログが 表 示 されますので、X・Y 方 向それぞれ 何 枚 目 から 再 加 工 するのか 入 力 して 下 さい。( 加 工 枚 数 が 一 枚 の 時 は、このダイアログは 表 示 されません)画 面 左 下 に< 要 素 を 選 んでください>とメッセージが 表 示 されます。再 加 工 を 始 める 要 素 をクリックしてください。加 工 の 対 象 となるデータは 黄 色 で 表 示 され、 加 工 の 再 開 確 認 のダイアログが 表 示 されます。いいえをクリックすると、 加 工 開 始 要 素 を 指 定 しなおすことができます。はいをクリックすると 工 具 交 換 メッセージが 表 示 され、 続 行 をクリックすると 加 工 を 始 めます。47


選 択 した 部 分 のみ 加 工 する 部 分 加 工部 分 加 工 のアイコンをクリックしてください。通 常 の 加 工 の 操 作 とほとんど 同 じですが、 唯 一 の 違 いは、 加 工 する 部 分 を 選 択 することです。基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージで 続 行 をクリックした 後 に、 加 工 領 域 を 指 定 することができます。要 素 自 体 をクリックしたり、 要 素 を 囲 むようにマウスで ドラッグすると、 要 素 の 色 が 変 わり選 択 したことになります。選 択 したら、 右 ボタンをクリックして確 定 終 了 を 選 択 してください。次 に 進 みます。あとの 操 作 は、 通 常 の 操 作 と 同 じです。48


中 断 位 置 からの 再 開加 工 途 中 に 加 工 を 中 断 した 場 合 、ソフトウェアはその 位 置 を 記 憶 しています。RE のマークが 付 いている 加 工 のアイコンをクリックすると、 中 断 位 置 からの再 加 工 を 行 うことができます。基 板 を 裏 返 す加 工 の 状 態 を 確 認 して 問 題 がなければ 基 板 を 裏 返 してください。基 板 は 左 右 が 反 対 になるように 裏 返 して、 基 準 ピンにセットし、テープで 止 めてください。このとき、 基 板 と 下 敷 きの 間 にごみが 挟 まらないようにしてください。49


加 工 順 位 の 設 定 ( 裏 )再 度 、 加 工 のアイコンをクリックします。加 工 の 順 位 設 定 画 面 では、 輪 郭 加 工 ( 裏 ) を 選 択 してください。設 定 したら、OK ボタンをクリックしてください。ヘッドが 裏 のP1 点 に 移 動 して 基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージが 表 示 されます。続 行 ボタンをクリックすると、 裏 の 加 工 を 開 始 します。カメラでの 裏 面 の 位 置 合 わせオプションのカメラを 使 用 して、 位 置 合 わせする 方 法 は 次 のとおりです。基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージで、 位 置 合 せをクリックすると、マニュアル 運 転 画 面 が 表 示 されます。作 業 を 行 う 前 に、 左 上 の CAMERA ボタンをクリックしてください。ボタンが 押 された 状 態 になります。この 時 、ソフトウェアは、カメラを 視 点 にして 作 業 を 行 うモードになります。50


ここでP1P2の 位 置 合 わせを 行 います。P1P2 方 式 の 位 置 合 わせとは・・・基 準 ピンを 使 用 せずに 基 板 を 固 定 した 場 合 、 基 板 は 若 干 傾 いています。基 板 を 裏 返 した 際 に、P1・P2 点 の 位 置 をユーザーがソフトに 教 えることによって、基 板 の 傾 きを 計 算 し、 角 度 補 正 を 行 うというものです。1.カメラの 十 字 マークの 中 心 が、P1 点 の 穴 の中 心 に 来 るところまで、ヘッドを 移 動 してください。2.HOME をクリックすると、その 位 置 がP1 点 となります。P2 点 の 位 置 調 整 を 行 いますか?とメッセージがでますので、はいをクリックして 下 さい。3.ヘッドは、 基 板 が 水 平 においてある 場 合 の P2 点 の 位 置 に 移 動 します。しかし、 基 板 は 傾 いていますので、 実 際 のP2 点 の 位 置 とは 離 れているはずです。4.カメラの 十 字 マークの 中 心 が、P2 点 の 穴 の 中 心 に 来 るところまでヘッドを 移 動 してください。5.その 位 置 でHOMEをクリックしてください。これにより、ソフトウェアはP2 点 の 位 置 を 認 識 し、 基 板 の 傾 きを 計 算 ・ 修 正 します。6.P2 点 の 設 定 が 終 わったら、OKをクリックして、マニュアル 運 転 画 面 を 閉 じてください。位 置 合 わせの 画 面 でOKをクリックすると 基 板 の 表 裏 変 更 メッセージの 画 面 に 戻 ります。続 行 ボタンをクリックしてください。 裏 の 加 工 を 開 始 します。51


外 形 加 工あらためて、 加 工 のアイコンをクリックしてください。加 工 順 位 の 設 定 が 表 示 されますので、 外 形 加 工 ( 裏 )を 選 択 してください。設 定 したら、OK ボタンをクリックしてください。ヘッドがP1 点 に 移 動 して 基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージが 表 示 されます。続 行 をクリックすると 加 工 を 開 始 しますが、 加 工 を 開 始 する 前 に、フォーミングカッタの 加 工 深 さを 確 認してください。位 置 合 わせをクリックしてください。工 具 をフォーミングカッタに 交 換 し、 基 板 の 端 のほうで 試 し 切 りを 行 って 下 さい。試 し 切 りを 行 う 前 に、 必 ず 加 工 速 度 を 確 認 してください。( 加 工 速 度 1~2mm/sec)加 工 スピードが 速 すぎると 工 具 が 折 れてしまいます。深 すぎないように、 深 さ 調 節 ネジで 加 工 深 さを 調 節 してください。図 のように 少 し 浅 く 加 工 するように 調 節 しておくと、 切 り 抜 いた 基 板 が 飛 び 出 ることもなくきれいにできます。深 さ 調 節 ができましたら、OKボタンをクリックしてください。基 板 の 表 裏 変 更 メッセージの 画 面 に 戻 りますので、 続 行 ボタンをクリックしてください。加 工 を 開 始 します。52


Ⅶ. 追 加 工通 常 は、 無 地 の 基 板 の 上 にパターンを 加 工 しますが、 場 合 によって、 完 成 した 基 板 に追 加 工 したいこともあると 思 います。追 加 工 の 位 置 合 わせには、P1・P2 Revised 方 式 では 不 便 ですので、かわりに、 教 示 原 点 方 式 という 方 法 が 用 意 されています。CADデータの 原 点 を 利 用 して 位 置 合 わせを 行 う 方 式 で、 追 加 工 に 適 しています。[ 加 工 機 条 件 ] → [ 加 工 条 件 ] で、 基 準 穴 加 工 法 を 教 示 原 点 に 設 定 してください。また、 教 示 原 点 方 式 では 位 置 合 わせの 際 にオプションのカメラモニタが 必 要 です。加 工 データ 表 示画 面 に 加 工 するデータを 読 み 込 んで 下 さい。[ファイル]-[ 開 く]でデータリストの 中 から 加 工 するデータを 選 択 し、 開 くをクリックすると画 面 に 表 示 します。原 点 設 定加 工 データを 表 示 しましたら 原 点 の 設 定 を 行 います。教 示 原 点 方 式 では、あらかじめCAD 上 で 原 点 を 設 定 し、その 原 点 位 置 を 位 置 合 わせに 使 います。< 注 意 > 教 示 原 点 を 設 定 するにあたって、加 工 する 基 板 の 中 にも 教 示 原 点 に設 定 する 印 があることを 確 認 してください。また 角 度 補 正 のために 教 示 原 点 に設 定 した 場 所 と、 水 平 な 印 が2 点 あることを確 認 してください。アプリケーションの CONVERTER か EASY CAD を 選 択 してください。メニュー の[ 設 定 ]-[ 原 点 ]をクリックしてください。< 原 点 位 置 を 指 定 してください>とメッセージが 出 ますので、 原 点 を 設 定 してください。53


位 置 合 わせ加 工 のアイコンをクリックしてください。加 工 順 位 の 設 定 が 表 示 されます。 加 工 枚 数 と 加 工 順 序 を 設 定 してください。基 板 の 表 / 裏 変 更 メッセージでは、まず 位 置 合 せボタンをクリックしてください。位 置 合 わせの 画 面 に 切 り 替 わります。54


教 示 原 点 の 位 置 合 わせ 方 法CAMERAをクリックしてボタンが 押 されている 状 態 にしてください。カメラの 十 字 マークが 原 点 位 置 の 中 心 にくるように移 動 してください。その 位 置 で 教 示 設 定 をクリックしてください。角 度 補 正 を 行 いますか。というメッセージが表 示 されます。基 板 の 傾 きの 角 度 補 正 を 行 わない 場 合 にはいいえを 選 択 してください。基 板 の 傾 きの 角 度 補 正 を 行 う 場 合 にははいを 選 択 してください。いいえを 選 択 した 場 合 には CAMERA ボタンをOFFにして 加 工 に 進 んでください。はいを 選 択 した 場 合 、 画 面 下 に水 平 な2 点 の1 点 目 まで 移 動 して 教 示 設 定 ボタンをピックしてください。というメッセージが 表 示 されますので、 本 来 “ 水 平 であるべき 線 “のどこかの 点 まで 移 動 して教 示 設 定 をクリックしてください。つぎに“ 水 平 であるべき 線 “のもう1 点 まで 移 動 して 教 示 設 定 をクリックしてください。画 面 下 に 傾 き 補 正 角 度 の 設 定 が 更 新 されました。というメッセージが 表 示 されましたら完 了 です。CAMERA ボタンをOFFにしてください。55


Ⅸ. 加 工 条 件 画 面 の 詳 細加 工 機 を 制 御 するために 必 要 な 各 設 定 を 行 います。1 加 工 機 の 基 本 動 作 環 境 を 設 定 します。2 加 工 時 のスピンドルモータの 回 転 数 や 加 工 速 度 、 使 用 する 工 具 のツールポスト 番 号 を 設 定 します。3 加 工 条 件 のファイルへの 登 録 や 読 み 込 みを 行 います。4 P3 点 ファイルへの 登 録 や 読 み 込 みを 行 います。56


1. 加 工 条 件[ 加 工 機 種 別 ]加 工 機 の 機 種 が 表 示 されます。[ 分 解 能 ]加 工 機 の 分 解 能 が 表 示 されます。[ 円 加 工 法 ]円 ・ 円 弧 の 加 工 を 設 定 します。円 ・ 八 角 形 どちらかを 選 択 できますが、 通 常 は 円 を 選 択 して 下 さい。[INK 加 工 ]ON 固 定 です。[ 基 準 穴 加 工 法 ]P1・P2 方 式 で 加 工 する 場 合 は、P1・P2 点 Revised を 選 択 してください。教 示 原 点 方 式 で 加 工 する 場 合 は、 教 示 原 点 を 選 択 してください。[ 加 工 速 度 ]手 操 作 時 の 加 工 速 度 を 設 定 します。[ 空 送 速 度 ]ヘッドがUPしているときのX・Y 軸 の 移 動 速 度 を 設 定 します。[ドリルウェイト]穴 あけ 加 工 時 のヘッドの 待 ち 時 間 (ヘッドがDOWNしてUPするまでの 時 間 )を 設 定 します。[ 切 削 前 ドゥエル]切 削 前 の 待 ち 時 間 (ヘッドがDOWNしてからX・Y 軸 が 動 き 始 めるまでの 時 間 )を 設 定 します。[ 切 削 後 ドゥエル]切 削 後 の 待 ち 時 間 ( 加 工 後 ヘッドがUPしてからX・Y 軸 が 動 き 始 めるまでの 時 間 )を 設 定します。57


[ 塗 布 前 ドゥエル][ 塗 布 後 ドゥエル]使 用 しません。[ 通 信 手 段 ]加 工 機 とパソコンの 接 続 により、COM*ポート、または、USB ポートを 設 定 します。[ 通 信 速 度 ]RS232C で 通 信 する 場 合 の 通 信 速 度 を 設 定 します。9600[カメラ 有 無 ]カメラをお 持 ちの 場 合 は、ON に 設 定 してください。2. 輪 郭 加 工 条 件 ・ハッチング 加 工 条 件 ・ 穴 加 工 条 件 ・ 外 形 加 工 条 件[ 加 工 速 度 ]それぞれの 工 具 に 対 して、 加 工 速 度 を 設 定 してください。単 位 は、mm/sec です。(ドリルにはこの 項 目 はありません)加 工 機 の 空 送 り 速 度 の 適 正 値 ・ 加 工 速 度 の 目 安 は 次 の 通 りです。空 送 り‥‥12~16mm/secミリング 加 工 ‥‥10~13mm/secこれは 90°ミリングカッタを 使 用 し、 切 削 溝 幅 0.3mm で 加 工 する 場 合 です。切 削 溝 幅 が 小 さい 場 合 や 60°ミリングカッタを 使 用 する 場 合 は 加 工 速 度 を少 しおとしてください。(10mm/sec 程 度 にして、テストカットし、適 正 値 を 探 してください)外 形 加 工‥‥ 1~ 2mm/secフォーミングカッタで 加 工 する 場 合 は、これより 速 く 加 工 すると工 具 が 折 れてしまう 恐 れがありますので 注 意 してください)[ 回 転 数 ]それぞれの 工 具 に 対 して、スピンドルモータの 回 転 数 を 設 定 してください。単 位 は、1000rpm です。 基 板 加 工 の 場 合 、 標 準 値 は 30~40(×1000rpm)です。回 転 数 の 適 正 値 は、 加 工 対 象 物 の 材 質 と 工 具 の 種 類 によって 変 わります。58


4. 加 工 条 件 読 込 ・ 加 工 条 件 登 録[ 加 工 条 件 読 込 ]ファイル 登 録 されている 条 件 情 報 を 読 み 込 みます。ファイル 名 を 選 択 し、 開 くをクリックしてください。条 件 ファイルを 読 み 込 むと、それまで 使 用 していた 各 条 件 の 情 報 は 上 書 きされてしまいますので、ご 注 意 ください[ 加 工 条 件 登 録 ]現 在 設 定 している 各 加 工 条 件 の 情 報 をファイルとして 登 録 します。ファイル 名 を 入 力 し、OKをクリックしてください。特 に 指 定 がないときには、 拡 張 子 prc で 登 録 されます。登 録 される 情 報 : 加 工 条 件輪 郭 加 工 条 件穴 加 工 条 件外 形 加 工 条 件5.P3 点 読 込 ・P3 点 登 録[P3 点 読 込 ]P3 点 の 位 置 (テーブル 上 の 基 準 ピンの 位 置 )は 登 録 することができます。[P3 点 読 込 ]では、ファイル 登 録 されているP3 点 情 報 (****.p3i)を 読 み 込 みます。基 準 ピンを 使 用 して 加 工 を 行 うときには 必 ずP3 点 情 報 を 読 み 込 んでください。* 詳 しくは、Ⅶ. 加 工 P1・P2( 対 角 点 ) 方 式 の 項 目 をご 覧 ください。[P3 点 登 録 ]任 意 のP3 点 情 報 をファイルとして 登 録 できます。59


Ⅸ.トラブルシューティング通 信 のトラブルシューティング1. 加 工 のアイコンをクリックしても、 加 工 機 が 応 答 しない。この 場 合 は、いったん、SHIFT+ESC キーを 押 して、 通 信 を 強 制 終 了 してから、以 下 の 項 目 をご 確 認 ください。• 加 工 機 の 電 源 が ON になっていない• RS-232C ケーブル がきちんと 接 続 されていない。• 正 しい RS-232C ケーブル を 使 用 していない。ストレート 結 線 のケーブルをご 使 用 ください。リバースは 不 可 です。2. 加 工 のアイコンをクリックすると、「 回 線 オープンエラー」「ポート 番 号 エラー」と 表 示 される。• [ 加 工 条 件 ]→[ 加 工 機 条 件 ] 画 面 にて 通 信 手 段 のポート 番 号 が間 違 えている。• 通 信 手 段 の 設 定 を 変 更 したら、ソフトを 再 起 動 してください。設 定 は 次 回 から 有 効 になります。60


1. 加 工 のアイコンをクリックすると、「 回 線 オープンエラー」と 表 示 される。• 加 工 機 の 電 源 が ON になっていない。• USBドライバーをインストールしていない。• USBケーブルがきちんと 接 続 されていない。*この 場 合 は、デバイスマネージャー 上 に「MITS USB」と 表 示 されません。2.デバイスマネージャー 上 に「MITS USB」が 表 示 されている。しかし、 加 工 のアイコンをクリックしても、 加 工 機 が 応 答 しない。• いったん、SHIFT+ESC を 押 して 通 信 を 強 制 終 了 し、[ 加 工 機 条 件 ]→[ 加 工 条 件 ] 画 面 の 通 信 手 段 が USB になっているか 確 認 する。COMx になっている 場 合 は、USB に 変 更 する。* 通 信 手 段 を 変 更 した 場 合 には、プログラムを 再 起 動 してください。3. 加 工 のアイコンをクリックしても、 加 工 機 は 応 答 しない。SHIFT+ESC を 押 しても、 通 信 を 強 制 終 了 できない。• SHIFT+ESC でも 通 信 を 強 制 終 了 できない 場 合 は、 加 工 機 の 電 源 をOFFしてから、 再 度 、SHIFT+ESC を 押 してみる。• デバイスマネージャーでUSBルートハブの 設 定 を 変 えて 再 度 実 行 する。( 次 ページ 参 照 )上 記 の 対 策 を 行 っても、USBの 通 信 ができない、または、 不 安 定 な 場 合 には、恐 れ 入 りますが、 市 販 の USB-シリアル 変 換 ケーブル を 利 用 し、RS-232Cでの 通 信 をお 試 しいただきますよう、お 願 い 致 します。61


デバイスマネージャ 画 面 を 開 き、USBルートハブのプロパティを 開 く。電 源 の 管 理 をクリックし、 電 源 の 節 約 の...のチェックをはずす。USBルートハブは 複 数 あるので、 全 てについて 上 記 の 設 定 を 行 う。62


Ⅹ. 使 用 上 の 注 意◆ 電 源 電 圧 について加 工 機 の 許 容 電 源 電 圧 は、85V~264Vです。この 範 囲 を 逸 脱 する 電 源 の 地 域 でご 使 用 される 場 合 は、 必 ず 自 動 電 圧 調 整 器 を 通 してお 使 い下 さい。◆ 加 工 範 囲加 工 は、 加 工 機 の 最 大 加 工 範 囲 内 で 行 ってください。加 工 前 には、 加 工 する 基 板 のサイズ・P1,P2 点 の 位 置 を 十 分 に 確 認 してください。加 工 中 またはマニュアル 運 転 中 に、 最 大 加 工 範 囲 をはずれる(リミットエラーになる)と、 画 面 に「ハードリミット 検 出 (L)」というメッセージが 表 示 されます。マニュアル 運 転 の 場 合リミットエラーになったら、それ 以 上 同 方 向 の 移 動 ボタンは 絶 対 にクリックしないでください。反 対 方 向 の 移 動 ボタンをクリックして ヘッドを 一 旦 加 工 範 囲 内 に 戻 してください。その 後 原 点 をクリックして 下 さい。 加 工 機 が 原 点 復 帰 を 行 い、 加 工 動 作 を 再 開 できる 状 態 になります。加 工 中 の 場 合リミットエラーになったら、 一 旦 加 工 機 の 電 源 を 切 って 下 さい。パソコン 側 は、 中 断 をクリックしてダイアログを 抜 けて 下 さい。画 面 にが 表 示 されたままになりましたら、SHIFT+ESC キーを 押 して 下 さい。その 後 、 再 度 加 工 機 の 電 源 を 入 れて 下 さい。◆ 脱 調加 工 中 またはマニュアル 運 転 中 に 加 工 速 度 が 速 すぎたり、 加 工 テーブルが 何 かにぶつかったりすると、 脱 調 してしまうことがあります。 脱 調 は ソフトウェアの 指 令 通 りに 加 工 機 が 動 作 できなかった 場 合 に 起 きます。 脱 調 すると、 基 準 点 の 位 置 情 報 がずれてしまいます。脱 調 した 場 合 は、 一 度 加 工 機 の 原 点 復 帰 動 作 を 行 って 下 さい。マニュアル 運 転 画 面 の 原 点 をクリックすると 加 工 機 が 原 点 復 帰 動 作 を 行 います。63


◆ 工 具 と 回 転 数 について基 板 加 工 の 時 は 回 転 数 30~40 にして 下 さい。 単 位 はx1000rpm です。また、ドリル 0.3~0.4mm の 穴 あけの 時 は ダウン 速 度 調 節 つまみにより、ヘッドの 下 降 速 度 を遅 くしてください。< 重 要 >ヘッドの 下 降 速 度 を 遅 くしたときは、 加 工 条 件 の 設 定 を 変 更 します。メニュー[アプリケーション]-[CAM*]を 選 択 します。続 いて、[ 加 工 機 条 件 ]-[ 加 工 条 件 ]を 選 択 します。ドリルウェイト切 削 前 ドゥエル: 初 期 値 +100~300: 初 期 値 +100~300ドリルウェイトや 切 削 前 ドゥエルが 短 いと、 穴 をあけきらない 内 にヘッドが 上 がったり、ヘッドが 降 りきらない 内 に 加 工 を 開 始 したりすることがあります。◆ 空 送 り・ 加 工 速 度 について本 機 の 空 送 り・ 加 工 の 適 正 速 度 は 次 の 通 りです。これより 速 く 動 作 させないでください。空 送 り ‥‥ 12~16mm/secミリング 加 工 ‥‥ 10~13mm/secルータ 加 工フォーミングカッタ2mm ‥‥ 1~ 2mm/sec◆ 加 工 条 件 の 確 認加 工 は、[ 加 工 機 条 件 ]-[ 輪 郭 加 工 条 件 ]・[ 外 形 加 工 条 件 ]・[ 穴 加 工 条 件 ]で設 定 されている 内 容 に 従 って 行 います。加 工 条 件 の 設 定 が 抜 けていたり、 間 違 えていたりすると、 加 工 中 にドリルが 折 れたり、加 工 エラーが 起 きてしまったりすることがあります。加 工 に 入 る 前 に、 再 度 各 加 工 条 件 の 設 定 内 容 を 確 認 してください。Ⅴ. 加 工 条 件 の 設 定 の 推 奨 値 を 目 安 に 加 工 条 件 を 設 定 してください。ただし、 推 奨 値 は 絶 対 的 なものではありませんので、 状 況 に 合 わせて 見 直 してください。◆ 工 具 の 深 さについて加 工 深 さが 深 すぎると 加 工 機 のテーブルを 損 傷 しますのでご 注 意 下 さい。◆ 吸 塵 機 の 使 用加 工 中 ゴミがたまると、 基 板 がきれいに 加 工 できないばかりでなく、 加 工 機 のヘッド 周 辺 の故 障 の 原 因 にもなります。加 工 時 には、ゴミを 吸 い 取 るために 必 ず 吸 塵 機 をつけておいて 下 さい。64


◆ 他 のソフトとの 共 存他 社 のCADソフトなどで、セキュリティボックスを 使 用 しているものと 共 存 する 場 合 、基 板 加 工 時 には、 必 ず 他 社 ソフトのセキュリティボックスをはずしてください。加 工 機 動 作 エラーが 出 ることがあります。◆ 加 工 中 の 注 意加 工 中 は 加 工 機 に 近 づかないでください。 特 にヘッド 部 分 に 注 意 して 下 さい。ヘッド 部 分 は 絶 えず 動 いていますので、 顔 をぶつけたり 手 をはさんだりすることのないよう、十 分 に 注 意 して 下 さい。また、 加 工 機 の 動 作 中 は 保 護 眼 鏡 を 着 用 して 下 さい。◆ 輸 送 について精 密 機 械 ですので、 輸 送 を 行 う 場 合 は、 弊 社 が 納 入 時 使 用 した 箱 をご 使 用 してください。また、 社 外 輸 送 のため、 外 部 業 者 に 委 託 される 場 合 は、 貨 物 の 取 扱 が 丁 寧 な 業 者 をご 指 定 ください。加 工 機 を 持 ち 上 げるときには、“Lift Here Only”のところを 持 ちます。各 軸 のシャフトやリードスクリュー、ヘッドには 力 をかけないでください。精 度 が 狂 う 恐 れがあります。◆ メンテナンスについてプリント 基 板 加 工 機 の 保 証 期 間 は、 正 常 に 使 用 し、メンテナンスを 行 っていた 場 合 に 1 年 です。それ 以 降 については、 保 守 契 約 、メンテナンス 契 約 をご 用 意 しております。この 保 証 には、スピンドルモータ・ 消 耗 品 は 含 まれません。保 証 期 間 内 でも、 次 の 場 合 には 有 料 修 理 になります。誤 使 用 、 不 適 切 な 組 み 立 て、 不 注 意 による 破 損 、 天 災 、 摩 耗 、 装 置 の 改 造 、メーカー 純 正 部 品 以 外 の 使 用 、指 定 電 圧 以 外 での 使 用 等 。特 に、トレーニング 無 しで 基 板 加 工 機 を 購 入 の 場 合 には、 誤 使 用 にご 注 意 ください。65


1.リニアシャフト、リードスクリュー加 工 機 の 使 用 中 、X 軸 Y 軸 移 動 時 に 異 音 が 出 た 場 合 は、 音 のする 軸 に 注 油 を 行 ってください。注 油 は 頻 繁 に 行 う 必 要 はありません。 異 音 がする 時 に 適 宜 注 油 してください。X 軸 は、 写 真 の 印 で 示 した、リニアシャフト・リードスクリューに 注 油 します。少 量 のミシン 油 を 塗 布 した 後 、 油 がまんべんなくいきわたるように、マニュアル 運 転 でヘッドを 左 右 に 移 動 してください。Y 軸 は、 加 工 機 の 側 面 の 隙 間 からリニアシャフト・リードスクリューに 注 油 します。少 量 のミシン 油 を 塗 布 した 後 、 油 がまんべんなくいきわたるように、マニュアル 運 転 でヘッドを 前 後 に 移 動 してください。注 意 : 注 油 にはミシン 油 をご 使 用 ください。揮 発 性 の 高 い 油 、また 粘 度 の 高 い 油 (グリス)は 不 向 きなので 使 用 しないでください。注 油 をする 時 は。すでにリードスクリューに 付 いている 古 い 油 を、拭 き 取 ってから 注 油 を 行 ってください。2 深 さ 調 整 ネジ使 用 頻 度 ( 切 り 粉 などのたまり 具 合 )により、 深 さ 調 整 ネジを 回 すのが 硬 くなったら、メンテナンスを行 います。< 注 意 !>分 解 ・ 組 み 立 て 時 に、 深 さ 調 整 ネジのネジ 山 をつぶさないようご 注 意 ください。ネジ 山 がつぶれますと、ヘッド 部 全 体 の 交 換 が 必 要 になります。66


1.ヘッド 固 定 ノブを 引 き、ヘッドを 上 げてロックしてください。2.ホースを 取 り 外 し、 手 で 支 えながら2ヶ 所のイモネジを 緩 めて、 取 り 外 します。3. ブラシでネジ 山 を 清 掃 します。4. 上 記 の 手 順 とは 逆 に 組 み 立 てます。< 注 意 !>組 み 立 てる 時 には、ネジ 山 をつぶさないように、 特 に 慎 重 に 作 業 してください。67

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