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3. スキッシュ・エリアの測定 - Yamaha-Racingparts.com

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KIT TOOLS MANUAL


はじめに本 書 では、 YEC キットツールを 紹 介 します。YEC キットツールは、エンジン・パーツ(スタンダードまたは KIT)の 組 立 および R1と R6 のシャーシの 調 整 を 行 う 際 に 使 用 します。本 書 ではモータサイクルレースにおける 基 本 的 なエンジンチューンを 手 軽 に 行 える YECキットツールの 紹 介 や 使 い 方 をわかりやすく 解 説 しており、 本 書 を 参 考 に 本 文 中 で 解 説するツールを 積 極 的 に 活 用 することで、ビギナーは 最 新 のエンジンチューンのノウハウを 身 につけ、またプロのチューナはエンジンチューン 作 業 をより 効 率 化 していただければ 幸 いと 考 えます。本 書 では、YEC KIT TOOL の 以 下 の 方 法 について 説 明 します。• 車 高 と 車 両 姿 勢 の 調 整• ピストンの 組 み 付 け• スキッシュ・エリアの 測 定• タイミングの 調 整


もくじ1. 車 高 と 車 両 姿 勢 の 調 整1.1 リヤ 車 高 の 測 定 ........................................................................................ 41.2 車 両 姿 勢 の 測 定 ........................................................................................ 52. ピストンの 組 み 付 け2.1 ピストン 組 み 付 けツール......................................................................... 62.2 ピストンの 組 み 付 け 方 法 ......................................................................... 7<strong>3.</strong> スキッシュ・エリアの 測 定<strong>3.</strong>1 スキッシュ・エリア 測 定 ツール.............................................................. 8<strong>3.</strong>2 スキッシュ・エリアの 測 定 方 法 .............................................................. 9<strong>3.</strong>2.1 T.D.C.( 上 死 点 )の 検 出 ...............................................................................9<strong>3.</strong>2.2 スキッシュ・エリアの 測 定 .........................................................................104. バルブの 組 立4.1 バルブ 組 立 ツール.................................................................................. 134.2 バルブ 組 立 方 法 ...................................................................................... 145. カムシャフトの 調 整5.1 アジャストメントツール バルブタイミングベーシックキット 用 (R1 および R6)... 155.2 アタッチメントツール........................................................................... 165.3 カムシャフトの 調 整 方 法 ....................................................................... 175.<strong>3.</strong>1 T.D.C.( 上 死 点 ) 検 出 ツール......................................................................175.<strong>3.</strong>2 T.D.C.( 上 死 点 )の 検 出 方 法 ......................................................................185.<strong>3.</strong>3 指 針 の 正 確 な 取 り 付 け................................................................................195.<strong>3.</strong>4 カムシャフトタイミングの 測 定 ..................................................................215.<strong>3.</strong>5 タイミングの 変 更 .......................................................................................235.<strong>3.</strong>6 バルブとピストンの 間 隔 の 測 定 ..................................................................25


1. 車 高 と 車 両 姿 勢 の 調 整サーキットで 高 いパフォーマンスを 発 揮 するには、モーターサイクルを 正 しく「 調 整 」する 必 要 があり、このため YEC はシャーシの 様 々な 部 位 の 値 を 測 定 することができるツールを 開 発 しました。部 品 番 号 品 名 対 応 モデルMGC-A3108-08MGC-A3108-07-02シャーシの 高 さ 測 定 ツールシャーシの 高 さ 測 定 ツール2007-2010YZF-R12006-2010YZF-R61.1 リヤ 車 高 の 測 定このツールはモデファイ 後 車 高 を 比 較 することができます。この 作 業 を 行 うには、• 下 記 に 示 すように、シャーシにツールを 固 定 する。• 下 記 に 示 すように、 高 さを 確 認 するためモーターサイクルの 固 定 マーキングを 選 択する。ツールの 固 定 ポイント固 定 マーキング注 記 : 角 度 測 定 ツールは、この 作 業 には 使 いません。


車 高 と 車 両 姿 勢 の 調 整1.2 車 両 姿 勢 の 測 定このツールは、 車 両 姿 勢 を 測 定 することができます。この 作 業 を 行 うには、• 下 記 に 示 すように、サポートに 角 度 測 定 ツールを 取 り 付 ける。• 角 度 測 定 ツールを 初 期 化 する(リセットする)。• ( 下 記 に 示 すように)ステアリングコラムの 軸 に 角 度 測 定 ツールを 取 り 付 ける。• シャーシの 角 度 測 定 値 を 読 み 取 る。


2. ピストンの 組 み 付 けこのツールは、 青 銅 製 で、ピストンリングを 損 傷 することなく、 簡 単 にピストンを 取 り付 けることができます。このツールの 下 端 にはリブが 設 けられており、このリブでツールをシリンダーの 中 心 と合 わせピストンをシリンダの 中 に 挿 入 します。ツールの 上 部 は、ピストンを 簡 単 に 挿 入 できるように 円 錐 形 状 をしています。2.1 ピストン 組 み 付 けツール部 品 番 号 品 名 対 応 モデルMGC-A2708-07-02MGC-A290908-00ピストンの 組 み 付 けツールピストンの 組 み 付 けツール2006-2010YZF-R62009-2010YZF-R1位 置 合 わせリブ


ピ ス ト ン の 組 み 付 け2.2 ピストンの 組 み 付 け 方 法• サービスマニュアルの 指 示 にしたがって、ピストンリングとコネクティングロッドをピストンに 取 り 付 ける。• 青 銅 製 シリンダの 下 からピストンのスカートが 見 えるようになるまで、コネクティングロッドとピストンのアセンブリを、エンジンオイルを 塗 布 した 青 銅 製 ツールに挿 入 する。• エンジンのシリンダの 上 に 青 銅 製 ツールを 取 り 付 ける。• 手 で 押 しながら、ロッドとピストンのアセンブリをスライドさせる。


<strong>3.</strong> スキッシュ・エリアの 測 定スキッシュ・エリアの 高 さとは、ピストン( 上 死 点 )とシリンダヘッド(ガスケット 面 )の 間 の 距 離 のことです。この 測 定 は、シリンダヘッドガスケットの 厚 さを 調 べ、 該 当 するモデルの KIT マニュアルの 推 奨 値 を 実 現 することができます。<strong>3.</strong>1 スキッシュ・エリア 測 定 ツールスキッシュ・エリアの 高 さを 測 定 するには、 測 定 サポート MGC-A3108-07-05 とゲージMGC-A3589-80 を 使 用 してください。


ス キ ッ シ ュ ・ エ リ ア の 測 定<strong>3.</strong>2 スキッシュ・エリアの 測 定 方 法<strong>3.</strong>2.1 T.D.C.( 上 死 点 )の 検 出まず、ピストンの T.D.C. の 位 置 を 正 確 に 確 認 します。注 記 :この 作 業 では、タイミングホイールを 使 用 する 必 要 はありません。T.D.C. を 正 確 に 調 べるには、• 当 該 シリンダにツールを 設 置 する。• クランクシャフトを 回 転 させて、ピストンを 上 昇 させる。• ゲージの 指 針 が 最 大 値 を 指 すとき、 正 確 な T.D.C. を 示 す。


ダイアルゲージは、 指 針 が 最 大 値 を 指 すときに T.D.C. を 示 します。<strong>3.</strong>2.2 スキッシュ・エリアの 測 定スキッシュ・エリアの 正 確 な 測 定 をするには、4 箇 所 ( 図 示 された A、B、C、D のポイント)で 測 定 しなければなりません。この 測 定 は 各 ポイントごとに 行 わなければなりません。ACBD10


ス キ ッ シ ュ ・ エ リ ア の 測 定各 ピストンで 4 ポイント 測 定 を 行 い、その 結 果 を 下 記 の 表 に 記 入 してください。測 定 を 行 う 前 に、シリンダのガスケット 面 に 測 定 子 を 当 て、ゲージの 指 針 をゼロにリセットしてください。結 果 記 録 一 覧 表気 筒 番 号ABCD各 ピストンについて、この 作 業 を 繰 り 返 し 行 ってください。11


バ ル ブ の 組 立4. バルブの 組 立バルブの 組 立 作 業 を 容 易 にするため、YEC は、バルブ 組 立 ツールと 整 備 プレートを 開 発しました。4.1 バルブ 組 立 ツール部 品 番 号 品 名 対 応 モデル設 置 プレート2007-2010MGC-A3108-07-06バルブ 組 立 ボードYZF-R1 および YZF-R613


4.2 バルブ 組 立 方 法バルブの 設 置 と 組 立 については、サービスマニュアルを 参 照 してください。ボードの 使 用 目 的 は、バルブの 組 立 と 分 解 作 業 を 容 易 にするものです。シリンダヘッドを 適 切 に 保 持 する 為 、ヤマハスタンダードツールよりも 効 率 的 で、 手 早く 作 業 することができます。注 記 :ツールが 正 しく 取 り 付 けられ、ソケットがバルブ・スプリングに 対 して 平 行 方 向になっていることを 確 認 してください。14


カ ム シ ャ フ ト の 調 整5. カムシャフトの 調 整カムシャフトの 調 整 は、 次 の 場 合 に 必 要 となります。• KIT カムシャフトセットの 組 立• STD カムシャフトのタイミングの 変 更• KIT タイプのシリンダヘッドガスケットまたはシリンダジガスケットの 組 立• シリンダヘッドまたはシリンダブロックの 面 研• 「レーシング」ピストンの 組 立5.1 アジャストメントツール バルブタイミングベーシックキット 用 (R1 および R6)部 品 番 号 品 名 対 応 モデルアジャストメントツール2006-2010MGC A3589-80バルブタイミングベーシックキット 用 YZF-R1 および YZF-R6部 品 名 称個 数バルブポジション 測 定 ゲージ 2バルブ 持 ち 上 げ 用 レバー 1タイミングホイール 1T.D.C.( 上 死 点 ) 検 出 ツール 115


5.2 アタッチメントツールログマニュアル部 品 番 号 品 名 対 応 モデルATTACHMENT TOOL2006-20102C0-28116-702006-2010 YZF-R-6YZF-R62009-2010 YZF-R114B-28116-70ATTACHMENT TOOL2006-2010 YZF-R-62009-2010 YZF-R12009-2010YZF-R1注 記 :アタッチメントツールは、 単 品 で 納 品 されます(ダイアルゲージはアジャストメントツール バルブタイミングベーシックキット 用 に 入 っています)。16


カ ム シ ャ フ ト の 調 整5.3 カムシャフトの 調 整 方 法5.<strong>3.</strong>1 T.D.C.( 上 死 点 ) 検 出 ツールT.D.C.( 上 死 点 ) 検 出 ツールは、 単 品 として 入 手 することができます。部 品 番 号 品 名 対 応 モデルMGC A3108-07-01T.D.C. 検 出 ツール2006-2010YZF-R1 および YZF-R617


5.<strong>3.</strong>2 T.D.C.( 上 死 点 )の 検 出 方 法まず、STD または KIT カムシャフトを 取 り 付 け(サービスマニュアルを 参 照 )、バルブのクリアランスが 正 しいことを 確 認 して、 次 に 下 記 の 方 法 にしたがってください。• タイミングホイールをサポートに 固 定 し、クランクシャフトの 先 端 部 にソケットにて 組 み 付 ける(タイミングホイールがクランクシャフトと 固 定 されていることを 確認 する)。• エンジンの 取 り 付 けボルトに 指 針 を 共 締 めにて 組 み 付 ける ( クランクシャフトの 正確 な 位 置 を 読 み 取 ることができる )。• T.D.C.( 上 死 点 ) 検 出 ツールをシリンダ No.1 のスパークプラグホールにネジ 止 めする。• クランクシャフトが T.D.C. の 位 置 になるまで 回 転 し、ゲージをゼロにリセットする。• タイミングホイールを 調 整 し、( 側 面 固 定 用 ボルトを 使 用 して) 指 針 がゼロを 指 すようにする。• この 作 業 を 行 うときには、T.D.C. のゼロが 正 確 であることを 確 認 する。T.D.C( 上 死 点 ) 検 出 ツールタイミングホイール 固 定 用 側 面 ボルト指 針18


カ ム シ ャ フ ト の 調 整5.<strong>3.</strong>3 指 針 の 正 確 な 取 り 付 けタイミングホイールのゼロに 指 針 を 正 確 に 調 整 するには、 必 ず 次 の 方 法 にしたがってください。• T.D.C. 検 出 ツールのゲージの 指 針 がダイアルを 2 回 転 させるようにホイールを 時 計方 向 に 回 す。• ホイールから X( 例 :23°)を 直 接 読 み 取 る。• ホイールを 反 時 計 方 向 に 回 し、T.D.C. のゼロに 戻 る。• T.D.C. 検 出 ツールのゲージの 指 針 がダイアルを 3 回 転 転 させるようにホイールを 反時 計 方 向 に 回 し、 次 に T.D.C. 検 出 ツールのゲージにダイアルが 1 回 転 させるようにホイールを 時 計 方 向 に 回 す(3 回 転 - 1 回 転 = 2 回 転 )。この 作 業 でチェーンのバックラッシュをなくすことができる。• ホイールから X( 例 :19°)を 直 接 読 み 取 る。• T.D.C. 検 出 ツールのゼロが 正 確 でないことを 確 認 した 場 合 、 指 針 の 位 置 を 修 正 する必 要 がある。• この 作 業 を 2 つの 値 が 同 じになるまで 繰 り 返 し 行 う。( 例 :X(20°)= Y(20°))この 作 業 の 目 的 は 2 つの 値 の 平 均 値 を 算 出 し、できるだけ 正 確 にゼロを 出 すことです。注 記 :この 作 業 の 後 に 指 針 の 位 置 に 触 れないように 注 意 してください。AB,C19


下 記 の 表 は、タイミングホイールの 指 針 の 位 置 を 正 確 に 調 整 するための 方 法 について 解説 しています。ピストンポジション2mm BTDCB 位 置TDC2mm ATDCC 位 置ステージ 1 分 度 器 を 大 体 の 位 置 にセット " 0° "タイミングホイールの 角 度ステージ 2 上 死 点 前 後 2mm で 測 定 22° 24°ステージ 3 分 度 器 の 最 初 の 調 整 22.5° 2<strong>3.</strong>5°ステージ 4 分 度 器 の2 回 目 の 調 整 23° 0° 23°タイミングホイールの 両 側 で 角 度 が 対 称 =>タイミングホイールが T.D.C を 正 しく 表 示上 記 の 角 度 は 参 考 であり、 実 際 の 測 定 値 はこの 角 度 とは 異 なることがあります。これで、ゼロが 正 確 であると 判 断 でき、T.D.C. 検 出 ツールを 取 り 外 すことができます。20


カ ム シ ャ フ ト の 調 整5.<strong>3.</strong>4 カムシャフトタイミングの 測 定まず、 排 気 側 のカムシャフトを 調 整 することが 重 要 です。このため、シリンダ No.1 のカムシャフトキャップにサポートと 2 台 のゲージを 固 定 してください。これで、カムシャフトのタイミングを 調 整 することができます。バルブリフト 量 が 最 大 のときのクランクシャフトの 角 度 の 測 定この 測 定 は、タイミングホイールから 値 を 直 接 読 み 取 るのではなく、 平 均 値 を 算 出 します( 目 的 はできるだけ 正 確 な 値 を 読 み 取 ることです)。 原 則 は、T.D.C. と 同 じです。方 法• カムがタペット No.1 を 押 し 下 げ(このときゲージの 指 針 が 下 降 し 始 めるのを 確 認する)、カムがバルブの 最 大 リフトに 達 するまでクランクシャフトを 回 転 させる。• 正 確 にこの 位 置 でゲージをゼロにセットする。• ゲージの 指 針 にダイアルが 2 回 転 するように、クランクシャフトを 時 計 方 向 に 回 す。• 得 られた 値 X( 例 :168°)をタイミングホイールから 直 接 読 み 取 る。• クランクシャフトを 最 大 リフト 位 置 (ゼロ)まで 戻 す。• ゲージの 指 針 がダイアルを 3 回 転 するように、クランクシャフトを 反 時 計 方 向 に 回す。• ゲージの 指 針 がダイアルを 1 回 転 するように、クランクシャフトを 時 計 方 向 に 回 す(3回 転 - 1 回 転 = 2 回 転 )。• 得 られた 値 Y( 例 :52°)をタイミングホイールから 直 接 読 み 取 る。• 計 算 :(X + Y)/2 は、 上 記 の 場 合 には、(168 + 52)/ 2 = 110°となる。注 意 :• ゲージの 1 回 転 は、1mm のバルブリフトに 相 当 する。• チェーンのたるみは 読 み 取 りを 誤 らせる 可 能 性 がある。これを 防 ぐため、まず 後 側に 3 回 転 させ、 次 に 前 に 1 回 転 させる。21


CBAXY下 図 は、バルブのリフト 曲 線 を 示 しています。バルブリフトC最 大 バルブリフトから2mm 下 がった 位 置ABXYクランク 角22


カ ム シ ャ フ ト の 調 整5.<strong>3.</strong>5 タイミングの 変 更カムシャフトの 位 置 を 測 定 した 後 に、その 位 置 を 変 更 することが 必 要 になる 場 合 があります。この 場 合 には、 必 ず、キットマニュアルに 指 定 された 推 奨 データにしたがって 調 整 してください。カムシャフトの 位 置 の 変 更 :• カムシャフト スプロケット 固 定 ネジを 緩 める。• クランクシャフトを 動 かして、クランクシャフトを 中 心 としてカムシャフトスプロケットを 数 度 回 転 させる。• カムシャフトスプロケット 固 定 ネジをなおす。• 希 望 する 値 が 得 られるまで 作 業 を 繰 り 返 し、カムシャフトの 位 置 を 測 定 する。注 意 :カムシャフトスプロケット 組 立 用 の 2 本 の M7 ネジがゆるまないよう、ネジ 山にネジロック 剤 を 塗 布 する。これらのネジは、24 N.m の 推 奨 トルクで 締 め 付 ける。23


測 定 表バルブポジション最 大 リフト 前2mm 下最 大 リフト最 大 リフト 後2mm 下ステージ 1元 のカムシャフトポジションの測 定115°タイミングホイールの 角 度ステージ 2ステージ 3カムシャフトポジション 変 更 後 の2 番 目 の 測 定カムシャフトポジション 変 更 後 の3 番 目 の 測 定108°169° 111° 53°ステージ 4カムシャフトポジション 変 更 後 の4 番 目 の 測 定168° 110° 52°作 業 を 繰 り 返 し、いくつかのカムシャフトポジションを 経 て、ターゲットに 到 達上 記 の 角 度 は 参 考 であり、 実 際 には 値 が 異 なることがあります。24


カ ム シ ャ フ ト の 調 整5.<strong>3.</strong>6 バルブとピストンの 間 隔 の 測 定カムシャフトのタイミング 調 整 の 後 、バルブとピストンの 間 隔 を 測 定 することが 重 要です。 必 ず 下 記 の 方 法 にしたがってください。• 2 つのカムが 図 のような 配 置 となるようピストンを 排 気 上 死 点 まで 動 かす( 下 図 を参 照 )。• 指 針 が、 排 気 側 カムシャフトについては T.D.C. の 前 側 10°(R1)または 12°(R6)を 指 し、 吸 気 側 カムシャフト 測 定 時 については T.D.C. の 後 側 10°(R1)または12°(R6)を 指 すようにクランクシャフトを 時 計 方 向 に 回 す。• ゲージをゼロにセットする。• レバーに 力 を 加 え、 吸 気 側 バルブがピストンと 接 触 するまで 押 し 戻 す。 同 時 に、ゲージで 指 針 の 動 きを 読 み 取 る。• 値 を 読 み 取 る( 例 :ダイアル 指 針 が 2 回 転 半 すれば 2.5mm となる。)• この 作 業 を 正 確 に 行 う 事 ができなかった 場 合 には、 最 初 の 手 順 からやり 直 す• 最 小 間 隔 が 当 該 モデルの KIT マニュアルで 推 奨 されている 値 より 小 さくないことを確 認 してください。注 記 : • 外 側 の 目 盛 : 排 気 側 カムシャフトの 値• 内 側 の 目 盛 : 吸 気 側 カムシャフトの 値シリンダヘッドタイミングボックスのスラストレバーで、バルブ - ピストン 間 の 隙 間 を 測 定 することができます。このレバーでバルブのタペットを 作 動 させ、バルブを 開 くことができます( 下記 の 写 真 を 参 照 )。25


本 書 で 解 説 されている 方 法 は、あくまでも YEC が 推 奨 する 方 法 です。この 方 法 以 外 は適 用 できないということではありません。この KIT マニュアルに 記 載 されていない 技 術 仕 様 については、 当 該 モデルのヤマハサービスマニュアルを 参 照 してください。26

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