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OPC-UA-Interoperability-For-Industrie4-and-IoT-JP-v3
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OPC UA:IoTに 向 けた 産 業 用 相 互 運 用 性<br />
デジタル 化 は、 重 要 で 非 常 に 魅 力 的 な 成 長 市 場 です。<br />
その 目 標 は、 設 計 から 生 産 、そしてメンテナンスに 至 る 価<br />
値 全 体 に 渡 って、IT 技 術 と 製 品 、システム、ソリューショ<br />
ン、サービスとの 統 合 を 促 進 することにあります。さらに、<br />
製 品 やシステムのデジタル 化 、ソフトウェアソリューション<br />
の 新 規 開 発 や 改 良 、 新 しいデジタルサービスといった 新<br />
しいビジネスチャンスも 登 場 するでしょう。<br />
IoTは、これまで 接 続 されていなかった、 今 後 IPベースの<br />
ネットワークに 接 続 されようとしている 一 連 の 技 術 を 定 義<br />
します。これらの 技 術 はデジタル 成 長 の 最 も 重 要 な 原 動<br />
力 です。 標 準 化 の 中 心 は、いわゆる「マシン・ツー・マシン」<br />
(M2M) 通 信 です。 多 くの 企 業 やOPC Foundationの<br />
ような 協 会 が、OPC UAと 共 に、 長 年 これらの 標 準 化 に<br />
取 り 組 んでいます。<br />
機 械 相 互 作 用<br />
一 般 にM2Mは、2 台 の 機 械 の 通 信 、またはインテリジェン<br />
ト 装 置 と 中 央 コンピューター 間 のデータ 転 送 を 定 義 しま<br />
す。 通 信 媒 体 は 有 線 または 無 線 モデムです。 例 えば、 現<br />
代 的 な 自 動 販 売 機 では、 携 帯 電 話 ネットワークと 各 機 に<br />
セットされたSIMカードを 使 って 通 信 が 行 われていました。<br />
そして、 専 用 コンピューターが ポイント・ツー・ポイント 接 続<br />
を 介 して 、セン サ ー の デ ータ( 例 : 残 量 レ ベ ル )や そ の 他 の<br />
アラームメッセージを 機 械 の 所 有 者 に 直 接 通 知 しまし<br />
た。この 結 果 として 生 まれたビジネスモデルには、 主 に 物<br />
流 、メンテナンス、 特 殊 な 状 態 監 視 、 予 防 メンテナンスが<br />
あります。 例 えば 産 業 環 境 では、 飛 行 機 のタービンを 空<br />
港 に 送 り、 常 時 監 視 して、 適 宜 交 換 部 品 を 送 ることで、メ<br />
ンテナンス 時 間 を 短 縮 します。<br />
インタ ー ネット<br />
基 本 的 にモノのインターネットには、リモートデバイスのア<br />
クセスも 必 要 です。そのためM2MがIoTの 構 成 要 素 とな<br />
りますが、これはインテリジェント 機 器 間 のデータ 交 換 に<br />
留 まりません。 単 純 なセンサーや 動 作 デバイスからのデ<br />
ータも、まずローカルで 集 約 処 理 されてから、ゲートウェイ<br />
(スマートフォン)を 介 してクラウドの 中 央 システムに 送 ら<br />
れます。IoTでは、 非 常 に 複 雑 なインテリジェントシステム<br />
のネットワークが 現 れてきています。 産 業 用 ソリューション<br />
でも 同 じような 展 開 が 見 受 けられます。 機 械 とフィールド<br />
デバイスはネットワークに 接 続 されてデータを 送 るだけで<br />
はありません。 計 算 能 力 が 向 上 したため、 他 のデバイスか<br />
ら の デ ー タも 処 理 し 、まとめられ るように なって い ま す 。 他<br />
のフィールドデバイスと 情 報 をやり 取 りし、ユーザーに 新<br />
しい 価 値 を 生 み 出 すことができます。 最 終 的 には、 機 械<br />
が 油 圧 や 温 度 のデータを 提 供 するだけでなく、 自 主 的 に<br />
メンテナンス 計 画 やメンテナンス 履 歴 に 関 する 情 報 を 技<br />
術 者 に 提 供 することができるようになるでしょう。