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3 CF - ソフトウェア - Fujitsu

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クラスタ整合性モニタ (CIM) <strong>CF</strong> 同期レジストリとクラスタ整合性モニタ<br />

Null 方式では、<strong>CF</strong> による相手ノードの状態を使用して、そのノードが既知の状態であるかどうかを定期<br />

的に判断します。既知であると判断される <strong>CF</strong> の状態は UP および DOWN です。起動途中状態や<br />

LEFTCLUSTER 状態は、不明の状態 ( クォーラムが保証されていない ) と判断されます。<br />

RCI 方式では、PRIMEPOWER RCI インタフェースを使用してクラスタノードの状態を非同期に判断しま<br />

す。<br />

MMB 方式では、PRIMEQUEST MMB インタフェースを使用してクラスタノードの状態を非同期に判断<br />

します。<br />

このように CIM はアプリケーションにノードのクォーラム状態 ( クォーラムの有無など ) を判断する一<br />

連の機能を提供します。<br />

PRIMECLUSTER はクラスタ整合性モニタにより、ユーザ業務がクラスタの複数ノードで共用されている<br />

資源を使った処理を、処理の競合をおこすことなく安全に処理することができるかどうかを判断します。<br />

つまり、処理を行うノードが、クラスタ整合状態 ( クォーラム ) であるクラスタシステムのメンバである<br />

場合、共用リソースを安全に使用することができることになります。 PRIMECLUSTER システムにおける<br />

整合状態とは、CIM が監視するクラスタシステムのすべてのノードが動作中 (UP) または停止中 (DOWN)<br />

のいずれかの状態、かつ安全な状態である場合に設定されます。 CIM が監視するノードとは、CIM 構成<br />

時に設定されたノードすべてです。 CIM はクラスタの状態を調べる場合、これらのノードのみを対象と<br />

します。 ノードが最初にクラスタに参入したり、クラスタを形成したりするとき、CIM は、CIM セット<br />

を構成する他のノードの状態を確認できる場合に限り、クラスタがクォーラムであること、およびこれ<br />

らのノードが安全であることを示します。<br />

CIM は現在、Null 方式 (NSM)、および RCI 方式、あるいは MMB 方式 に対応しています。CIM はノード<br />

の状態について、そのノードがクラスタ整合状態で正常 (true) か、そうでない (false) かを報告しま<br />

す。 true と false の定義は以下のとおりです。<br />

true — クラスタの CIM の全ノードが既知で正常な状態である。<br />

false — クラスタの CIM の 1 つ以上のノードが不明な状態、または異常な状態である。<br />

3.2.1 CIM の設定<br />

CLI<br />

CIM は以下の方法で設定します。<br />

● Cluster Admin GUI — この方法を推奨します。 GUI 手順の詳細については、" 5.12 CIM でのノードの<br />

追加と削除 " を参照してください。<br />

● CLI— 本セクションで説明したものを含め、すべての CLI オプションと引数の詳細については、<br />

" 12 マニュアルページ " を参照してください。また、コマンドは以下のディレクトリに格納され<br />

ています。<br />

/opt/SMAW/SMAWcf/bin<br />

CIM は、<strong>CF</strong> 起動後に、rcqconfig(1M) コマンドを使用して設定されます。 rcqconfig(1M) コマンド<br />

は、CIM 構成の設定または変更を行う場合に実行されます。 本コマンドは、クラスタを CLI で実行した<br />

場合は必ず手動で実行します。<br />

rcqconfig(1M) コマンドを実行すると、ノードがクラスタのメンバであるかどうかがチェックされま<br />

す。 ノードがクラスタに参入したあと、オプションを指定せずに rcqconfig(1M) コマンドを実行する<br />

と、<strong>CF</strong>Reg データベースに構成が存在するかどうかの問い合わせが行われます。存在しない場合はエラー<br />

を返します。GUI を使用している場合には、この処理は構成設定処理の一部として行われます。<br />

rcqconfig(1M) は、<strong>CF</strong> がクォーラム状態を決定しているノードのクォーラムセットを構成します。ま<br />

た、rcqconfig(1M) は現在の構成を示すのに使用されます。構成変更をせずに、または -v オプション<br />

のみで、rcqconfig(1M) を実行すると、rcqconfig(1M) はクラスタのすべてのノードに既存の構成を<br />

適用します。 次に、クォーラム運用を起動または再起動します。すると rcqconfig(1M) は、クォーラム<br />

を構成または起動するために、コマンドラインから呼び出されます。<br />

36 J2UZ-5284-02Z0(01)

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