3 CF - ソフトウェア - Fujitsu
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リソースデータベースの設定 クラスタリソース管理機構<br />
リソースマネージャは SEMMSL および SEMOPM を使用しないため、これらの値は変更しません。以下の<br />
コマンドを実行すると、変更前のパラメタの値が表示されます。<br />
● #sysctl -a | grep sem<br />
● #sysctl -a | grep shm<br />
以下のコマンドを実行すると、各パラメタの値が変更されます。<br />
● #sysctl -p filename (filename のデフォルト値は、/etc/sysctl.conf)<br />
このコマンドは、/etc/sysctl.conf の値をカーネルに適用します。カーネルの再構築は必要ありま<br />
せん。<br />
実行時にカーネルパラメタを変更するには sysctl (8) を使用します。sysctl の動作の詳細については、<br />
マニュアルページの sysctl (8) を参照してください。<br />
カーネルパラメタ 最低値 備考 ( パラメタの意味 )<br />
kernel.semmni 20 リソースデータベースで必要な値<br />
kernel.semmns 30 リソースデータベースで必要な値<br />
kernel.shmmax 1048576 + リソースデータベース<br />
に必要な値 ( 注 1)<br />
リソースデータベースで必要な値<br />
kernel.shmmni 30 リソースデータベースで必要な値<br />
(注 1): リソースデータベースに必要な値は、以下の方法に従って見積もります。<br />
リソースデータベースで必要な値 = 2776 ×リソース数<br />
リソース数は、以下の方法に従って見積もります。<br />
リソース数 = 共用ディスクデバイスのディスク数 × ( 共用ノード数 +1) × 2<br />
" 共用ディスクデバイスのディスク数 " には、以下を指定します。<br />
- ディスクアレイユニットの場合は論理ユニット数 (LUN)。<br />
- ディスクアレイユニット以外の場合は、物理ディスク数。<br />
" 共用ノード数 " は、共用ディスクに接続されているノード数を指定します。<br />
設備増設のために論理ディスク数を増やす場合は、リソースの再見積りを行い、クラスタを構成<br />
する各ノードを再起動する必要があります。このために、導入後のクラスタシステムにディスク<br />
を増設する場合は、増設後の論理ディスク数を考慮してリソースを計算する必要があります。<br />
4.3 リソースデータベースの設定<br />
<strong>CF</strong>、CIP および CIM を設定した後に、リソースデータベースを設定する必要があります。<br />
このセクションでは、新規クラスタにリソースデータベースをはじめて設定する場合の設定方法につい<br />
て説明します。以下の手順はクラスタ内のどのノードにもリソースデータベースが設定されていないこ<br />
とを前提にしています。<br />
すでに他のノードでリソースデータベースを使用しているクラスタに新規ノードを追加する場合、手順<br />
は若干異なります。詳細については、" 4.5 新規ノードを追加する " を参照してください。<br />
リソースデータベースを設定する前に、すべてのノードの CIP が正しく設定されていることを確認して<br />
ください。リソースデータベースではノード間通信に CIP を使うので、CIP が動作している必要があり<br />
ます。<br />
また、リソースデータベースは CIP 構成ファイル、/etc/cip.cf により <strong>CF</strong> ノード名と CIP 名を対応付<br />
けます。1 つのノードに複数の CIP が設定されている場合、最初の CIP のみが使用されます。最初の CIP<br />
は /etc/cip.cf に記述されている最初の CIP エントリです。<br />
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