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SPSSシンタックスによる分析PDF - 立教大学

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SPSSシンタックスによるデータ 加 工 と 分 析 入 門2009/10 立 教 大 学 社 会 学 部村 瀬 洋 一1.Syntaxとは 何 か• データ 加 工 や 分 析 などの 命 令 文 (プログラム)クリックせずに、 自 分 の 操 作 を 記 述 できる• SPSSで、シンタックスのウィンドウを 開 く画 面 上 「File」→ 新 規 作 成 →シンタックス1


シンタックスの 長 所• 大 量 の 操 作 (データ 加 工 、 分 析 )ができる• 自 分 が 実 行 した 操 作 を 保 存 できる• 後 で 同 じ 操 作 を 再 現 できる2. 使 い 方• シンタックス・ウィンドウを 開 くSPSSには、シンタックス・ウィンドウの 他 、データウィンドウ、 出 力 ウィンドウがある• 自 分 でシンタックスを 書 く• 実 行 する( 実 行 ボタンを 押 す)2


シンタックス・ウィンドウの 開 き 方• この 後 、 自 分 でシンタックスを 書 いた 後 に、実 行 する実 行 ボタンを 押 すか、あるいは、ctrl+A( 全 選 択 ), ctrl+R( 実 行 )• シンタックスは、 好 きな 名 前 を 付 けて 保 存 する3


シンタックスの 例• 書 くときの 注 意 点• シンタックスは 大 文 字 と 小 文 字 を 区 別 しない。• 半 角 文 字 のみ。 全 角 文 字 は 使 わない。• 全 角 空 白 があるとエラーが 出 て 止 まってしまうので 注 意 。• 命 令 文 の 最 後 に1つだけピリオドをつける。• 変 数 名 ( 調 査 ならば 質 問 項 目 の 名 前 )は、実 在 する 名 前 を 正 確 に 書 くこと。 変 数 名 はSPSSのデータ・ウィンドウで 確 認 すればよい。詳 しくは『SPSSによる 多 変 量 解 析 』オーム 社 p.47 参 照4


3.1.データ 読 み 込 み 命 令 文テキスト 形 式 データファイルの 場 合普 通 、ハードディスクはCドライブマイドキュメント 内 のdata2009 というフォルダ 内 にあるda09.txtファイルを 読 み 込 め、という 命 令 文username はWindowsにログインした 時 のIDを 入 れるDATA LIST FILE='C:¥Documents and Settings¥username¥My Documents¥data2009¥da09.txt' FIXED RECORDS=2/1 ID 1-4 Q1 5 Q2 6 Q3 7 Q401 8 Q402 9 ...DATA LIST FILE シンタックスによりデータファイルを 開 く5


マイドキュメント 内 のdata2009というフォルダの 中にあるda09.txtというファイル … のアドレスは?各 フォルダのアドレスバーを 見 るC:¥Documents and Settings¥murase¥My Documents¥data2009アドレスバーが 出 ない 時6


3.2.データ 読 み 込 み 命 令 文SPSS 形 式 データファイルの 場 合普 通 、ハードディスクはCドライブ• マイドキュメント 内 のdata2009 というフォルダ 内 にあるdrei.savファイルを 読 み 込 め、という 命 令 文GET FILE='C:¥Documents and Settings¥username¥My Documents¥data2009¥drei.sav• Hドライブ 内 のmydata というフォルダ 内 にあるdrei.savファイルを 読 み 込 め、という 命 令 文GET FILE=‘H:¥mydata¥drei.savGET FILE シンタックスによりデータファイルを 開 くデータ・ウィンドウの 例7


4.データの 中 身 について• 横 1 行 が1 人 の 回 答1000 人 の 調 査 回 答 なら1000 行 あるQ1の 質 問 項 目 ( 変 数 )で1と 答 えたなど• 4 段 階 回 答 だが、9と 答 えている 人 がいる非 該 当 8、 無 回 答 (DK/NA)9 とすることが 多 いためDK/NA: Don’t Know, No Answer• 複 数 回 答いくつでも○をつけてください、という 問 の 場 合○をつけた 人 は1,なければ0,という1,0のデータになっている5.データ 加 工 の 例リコード 文 によるカテゴリー 合 併• 例 変 数 Q2の4 段 階 回 答 を2 段 階 にする。以 下 は、Q2という 変 数 をもとに、N2という 新 しい 変 数 を 作 成 。新 変 数 名 がN2ということを 理 解 する。リコード 文 によりN2の 回 答 を2 段 階 にする 例 。COMPUTE N2 = Q2 .RECODE N2 (1,2=1)(3,4=2) .CRO ← クロス 集 計 命 令/TAB = N2 by Q2/CEL = ROW .• 上 記 のシンタックスを 実 行 すると、N2を 用 いたクロス 集 計 結 果 が 出 る。 変 数 名は、 自 分 の 使 いたい 変 数 の 名 前 を 書 けばよい。• リコード 文 のみを 実 行 しても 何 もおきないように 見 えるが、その 後 に 新 変 数 を使 って 分 析 を 行 えばよい。8


例 収 入 カテゴリーの 作 成• 収 入 の 問 がQ15 だとする回 答 は1~14までの 選 択 肢COMPUTE ZAISANCT=Q15 .RECODE ZAISANCT (1 thru 4 =1)(5,6,7=2)(8,9=3)(10,11=4)(12,13,14=5) .6. 例 年 齢 を10 歳 刻 みに 分 けるには• リコード 文 によるカテゴリー 合 併 の 例AGEという 細 かい 変 数 を、NENDAIという5 段 階 の 変 数 ( 新しい 変 数 )に 変 換 。新 変 数 名 がNENDAIということを 理 解 する。COMPUTE NENDAI =AGE.RECODE NENDAI (1 THRU 29 =2)(30 THRU 39 =3)(40 THRU 49 =4)(50 THRU 59 =5)(60 THRU 97 =6) .CRO/TAB = NENDAI by Q3/CEL = ROW .• AGEの 部 分 は、 年 齢 の 変 数 名 に 書 き 変 える• Q3 の 部 分 は、 自 分 が 分 析 したい 変 数 名 に 書 き 変 える上 記 のシンタックスを 実 行 すると、 年 代 ごとの 集 計 が 出 る。9


7. 例 学 歴 を 教 育 年 数 に 変 換 するには• リコード 文 による 値 の 書 き 換 えの 例Q16という 本 人 学 歴 の 変 数 を、EDUという 教 育 年 数の 変 数 ( 新 変 数 )に 変 換 。以 下 のシンタックスを 書 いて 実 行 すればよい。COMPUTE EDU=Q16.RECODE EDU (1=6) (2=9)(3=12)(4=13)(5=14)(6=16)(7,9=99).MISSING VALUES EDU (99).1と 答 えた 人 ( 小 学 校 卒 )なら6 年 、などに 変 換 している。7のその 他 や9の 無 回 答 は 欠 損 値 としている。• Q16の 部 分 は、 学 歴 の 変 数 名 に 書 き 変 える。• これだけでは 何 もおきないが、この 後 に 新 変 数 EDUを 使 って、クロス 集 計 など 分 析 を 行 えばよい。• 無 回 答 は 普 通 、9や99を 入 力 している。• そのままだと、 分 析 上 問 題 が 起 きるので、 上 記 のようにMISSING VALUES コマンドを 使 い、欠 損 値 処 理 をする。• きちんと 新 変 数 ができたかどうか、 単 純集 計 やクロス 集 計 表 を 出 して、 新 変 数 の内 容 を 確 認 してから 分 析 すること。10


8. 男 女 別 にデータを 分 割SORT CASES BY Q21 .SPLIT FILE BY Q21 .• Q21の 部 分 は、 性 別 の 変 数 名 に 書 き 変 える• データ・ウィンドウを 見 ると、 全 員 のデータが 性 別 順 に 並 べ 替 えられている。• これを 実 行 した 後 に 分 析 を 行 うと、すべての 結 果 が 男 女 別 に 出 る。9.ある 値 の 人 にデータを 限 定• SELECT 文 を 使 うと、ある 条 件 の 人 のみのデータとなる。• データ 人 数 が 減 るので 注 意 。• 例 70 歳 未 満 の 人 のみを 使 って 分 析 したい 場 合SELECT IF AGE < 70.AGE 部 分 は 存 在 する 変 数 名 を 正 確 に 書 く11


10.IF 文 の 使 い 方• IF 文 を 使 うと、ある 条 件 の 場 合 のみ、 何 らかの 命 令 を 実 行 可• 例年 齢 が30 歳 以 上 の 場 合 に、 変 数 Q7Aの 値 に1を 足 す( ) 内 に 条 件 を 書 き、その 後 に、 条 件 に 合 う 場 合 に実 行 したい 命 令 を 書 けばよいIF (age >29) Q7A=Q7A+1.• 例 変 数 Q25の 値 が2か3の 場 合 に、変 数 SENMONの 中 身 を1にする。COMPUTE SENMON =0.IF (Q25=2) SENMON =1.IF (Q25=3) SENMON =1.Q25が2か3の 場 合 のみ、 SENMONの 中 身 は1、あとは0になる。11. 分 析 命 令 文 の 見 本• 単 純 集 計 シンタックス 見 本FRE VAR = Q2 Q3 .• クロス 集 計 シンタックス 見 本CRO/TAB = V3 by V29/CEL = ROW/STA ./CEL の 行 に COL を 書 くと 縦 %、COUを 書 くと 実 数 が 出 る。12


• 重 回 帰 分 析 の 例被 説 明 変 数 がQ6Bの 場 合REG /DEP Q6B/METHOD=ENT Q2 Q3 Q4A .• 分 散 分 析 の 例被 説 明 変 数 がEDUの 場 合UNI EDU by sex nendai/PLOT = PRO( nendai * sex ) .• 変 数 名 は 自 分 が 分 析 したい 変 数 に 書 き 換 える。• 最 後 に1つだけピリオドがつくのを 忘 れずに。Q2Q3Q4AQ6BQ4BQ4C図 1 重 回 帰 分 析 のモデル13


重 回 帰 分 析 の 注 意 点• 多 重 共 線 性 に 注 意 するX 同 士 の 相 関 を 確 認 する• 分 析 前 に• 変 数 の 方 向 をそろえる• 欠 損 値 処 理 をするまず、 用 いる 変 数 の 分 布 を 確 認 すること• なお、 男 女 別 、 国 別 にデータを 分 割 後 に 分 析 した 方 が、 説 明 力 が 上 がることが 多 い。• YもXがすべて 連 続 量 という 点 が、 分 散 分 析 と異 なる。できるだけ 細 かい 変 数 を 使 うこと。12. 変 数 や 値 に 名 前 をつける• 変 数 に 名 前 をつけるVARIABLE LABELSQ1 ' 年 齢 '/ Q2 'Life Satisfaction’ .• 値 に 名 前 をつけるVALUE LABELS Q6A TO Q6E1 'agree'2 'somewhat agree'3 'somewhat disagree'4 'disagree'9 ‘ 無 回 答 ‘ .その 他 、 詳 しくは「 応 用 調 査 実 習 」ホームページ 参 照14

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