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のインターフェースを、ハイパーバイザというファームウェアが実現しています。<br />
以降では、SPARC M10 システムで使用されるファームウェア、ソフトウェアの概要<br />
を説明します。<br />
1.2 XSCFファームウェアとは<br />
ここでは、XSCF ファームウェアの概要/機能について説明します。<br />
1.2.1 XSCFの概要<br />
XSCFファームウェアは、SPARC M10 システムに標準で搭載されているシステム監<br />
視機構です。XSCFファームウェアは、サーバのプロセッサとは独立した専用プロセッ<br />
サ(サービスプロセッサ)上で動作します。XSCFファームウェアは、SPARC<br />
M10-1、SPARC M10-4、およびSPARCM10-4Sの各システムの筐体に1つずつ存在し、<br />
論理ドメインと対話したり、システム全体を管理したりします。SPARCM10-4Sのシ<br />
ステムでビルディングブロック(BB)構成の場合、SPARCM10-4Sの各筐体および各<br />
クロスバーボックス(XBBOX)に1つずつ存在します。<br />
サーバに入力電源が供給されていれば、論理ドメインが稼働していない状態や物理<br />
パーティションの電源が切断された状態でもXSCF ファームウェアは稼働し、サーバ<br />
が適切に動作しているかを常に監視します。また、必要に応じてサーバの構成を変更<br />
させたり、電源を投入/切断したりします。<br />
また、XSCFファームウェアは、ユーザーとのインターフェースを持ち、システム管<br />
理者が日常行いたいことをサポートします。<br />
本書では、XSCFファームウェアのことをXSCFということがあります。XSCFファー<br />
ムウェアが動作するサービスプロセッサを搭載したボードを、XSCFユニットという<br />
こともあります。<br />
1.2.2 XSCFの特長<br />
4<br />
日常のサーバ操作や保守時に利用するユーザーインターフェース搭載<br />
コマンドラインやウェブブラウザを使用してXSCFにアクセスすることにより、サー<br />
バの状態を把握したり、サーバを操作したり、保守したりできます。<br />
■ XSCFシェル(コマンドラインインターフェース)<br />
ユーザーのPCとサーバをシリアルケーブルで直接接続したり、XSCFのLANでイー<br />
サネット接続したりして、SSHサービスまたはTelnetサービスを利用できます。こ<br />
れにより、PCをXSCFのシェル端末として利用でき、XSCFシェルコマンドを使用<br />
できます。また、XSCFシェル上で制御ドメインを操作できるコンソール(以降、<br />
制御ドメインコンソール)に切り替えることもできます。<br />
SPARC M10 システム システム運用・管理ガイド・2<strong>01</strong>2年12月