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12<br />

セキュリティ<br />

XSCFは、SSH、SSLによる暗号化機能および監査機能を提供します。システム運用<br />

中の操作失敗や不正アクセスをログに記録します。システム管理者はシステム異常や<br />

不正アクセスの原因調査に利用できます。<br />

部品活性交換支援<br />

XSCFは、部品の活性交換時にXSCFシェルにより保守作業を支援します。保守のため<br />

のコマンドを実行すると、保守メニューが表示され、ユーザーはメニューに従って保<br />

守作業を行えます。<br />

コンソールリダイレクション機能<br />

XSCFは、各物理パーティションのOracle SolarisのOSコンソール(制御ドメインコン<br />

ソール)を出力する機能を提供します。XSCFにSSH(Secure Shell)またはTelnet接<br />

続すれば、OSコンソールとしての機能を使用できます。<br />

Capacity on Demand機能<br />

Capacity on Demand(CoD)機能は、サーバ用のCPUリソースを購入するための機<br />

能です。<br />

CPU リソースは、サーバを使用する前に必ず1 つまたは複数のCPUという形で購入<br />

する必要があります。<br />

XSCFは、追加でCPUが必要になった場合、またはCPUを減らしたい場合、リソース<br />

の追加および削除作業を支援します。<br />

CoDリソースの購入についての詳細は、「第14章 キャパシティオンデマンド(CoD)」<br />

を参照してください。<br />

ファームウェアアップデート機能<br />

XSCF WebおよびXSCFシェルコマンドを使用して、物理パーティションの電源を切<br />

断することなく新しいファームウェアイメージ(XSCFファームウェア、OpenBoot<br />

PROMファームウェア、POSTファームウェア、およびハイパーバイザファームウェ<br />

ア)をダウンロードできます。また、他の物理パーティションの電源を切断すること<br />

なくファームウェアアップデートができます。 なお、OpenBoot PROMファームウェ<br />

ア、Postファームウェア、およびハイパーバイザファームウェアをアップデートする<br />

場合、該当物理パーティションをリブートすると適用されます。ファームウェアアッ<br />

プデートについての詳細は、「18.1 XCPのファームウェアをアップデートする」を参<br />

照してください。<br />

グリーンIT 機能<br />

Oracle Solaris、ハイパーバイザ、およびXSCFは、使用されていないコンポーネント<br />

に対して電源供給を抑止したり、消費電力を抑えたりします。また、XSCFは、シス<br />

テムの消費電力を抑えるために、消費電力の上限値をコントロールできます。上限値<br />

を超えた場合、XSCFはただちにシステムの電源動作を判断し、シャットダウンした<br />

り、電源を切断したりします。<br />

SPARC M10 システム システム運用・管理ガイド・2<strong>01</strong>2年12月

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