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SteelEye Protection Suite for Linuxv8.1.2Technical <strong>Documentation</strong>April 2013


本 書 およびその 内 容 は <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. ( 旧 称 SteelEye® <strong>Technology</strong>, Inc.) の 所 有 物 であり、 許 可なき 使 用 および 複 製 は 禁 止 されています。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は 本 書 の 内 容 に 関 していかなる 保 証 も行 いません。また、 事 前 の 通 知 なく 本 書 を 改 訂 し、 本 書 に 記 載 された 製 品 に 変 更 を 加 える 権 利 を 保 有 しています。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は、 新 しい 技 術 、コンポーネント、およびソフトウェアが 利 用 可 能 になるのに合 わせて 製 品 を 改 善 することを 方 針 としています。そのため、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は 事 前 の 通 知 なく 仕 様を 変 更 する 権 利 を 留 保 します。LifeKeeper、SteelEye、および SteelEye DataKeeper は <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. の 登 録 商 標 です。本 書 で 使 用 されるその 他 のブランド 名 および 製 品 名 は、 識 別 のみを 目 的 として 使 用 されており、 各 社 の 商 標が 含 まれています。出 版 物 の 品 質 を 維 持 するために、 弊 社 は 本 書 の 正 確 性 、 明 瞭 性 、 構 成 、および 価 値 に 関 するお 客 様 のご意 見 を 歓 迎 いたします。以 下 の 宛 先 に 電 子 メールを 送 信 してください。ip@us.sios.comCopyright © 2013By <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>.San Mateo, CA U.S.A.All rights reserved


目 次Chapter 1: はじめに 1SteelEye Protection Suite for Linux について 1SPS for Linux の 統 合 コンポーネント 1ドキュメンテーションとトレーニング 1ドキュメンテーション 1トレーニング 2テクニカルサポート 2Chapter 3: SteelEye DataKeeper for Linux 3はじめに 3保 護 対 象 のリソース 3LifeKeeper Core 4LifeKeeper Core ソフトウェア 4File System、Generic Application、IP、および RAW I/O の Recovery Kit ソフトウェア 5LifeKeeper GUI ソフトウェア 6LifeKeeper のマニュアルページ 6設 定 の 概 念 6共 通 のハードウェアコンポーネント 6すべての LifeKeeper 設 定 に 共 通 するコンポーネント 7システムのグループ 化 の 配 置 7アクティブ - アクティブのグループ 化 8アクティブ - スタンバイのグループ 化 9インテリジェントスイッチバックと 自 動 スイッチバックの 違 い 10syslog によるログの 記 録 11リソース 階 層 11リソースタイプ 11Table of Contentsi


リソースの 状 態 12階 層 の 関 係 13イクイバレンシ 情 報 13リソース 階 層 の 情 報 14リソース 階 層 の 例 15ステータスの 詳 細 表 示 15リソース 階 層 の 情 報 17通 信 ステータスの 情 報 18LifeKeeper のフラグ 19シャットダウンストラテジー 20ステータスの 簡 略 表 示 20リソース 階 層 の 情 報 20通 信 ステータスの 情 報 21障 害 検 出 とリカバリのシナリオ 21IP ローカルリカバリ 21ローカルリカバリのシナリオ 21コマンドラインの 操 作 22リソースのエラーリカバリのシナリオ 23サーバの 障 害 リカバリのシナリオ 25インストールと 設 定 27SPS for Linux のインストール 27SPS for Linux の 設 定 27SPS の 設 定 手 順 27TTY 接 続 のセットアップ 28SNMP による LifeKeeper イベント 転 送 29SNMP による LifeKeeper イベント 転 送 の 概 要 29LifeKeeper イベントテーブル 29LifeKeeper イベント 転 送 の 設 定 31前 提 条 件 31設 定 作 業 31Table of Contentsii


SPS API でカスタム 証 明 書 を 使 用 する 44証 明 書 の 使 用 方 法 45独 自 の 証 明 書 の 使 用 45Linux の 設 定 45データレプリケーションの 設 定 48ネットワーク 設 定 48アプリケーションの 設 定 49ストレージとアダプタの 設 定 50HP のマルチパス I/O 設 定 71EMC PowerPath のマルチパス I/O 設 定 74IBM SDD によるマルチパス I/O 設 定 76日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定 77Device Mapper Multipath I/O の 設 定 95LifeKeeper I-O フェンシングの 概 要 97SCSI リザベーション 98SCSI リザベーションを 利 用 したストレージフェンシング 98I/O フェンシングのための 代 替 方 式 99リザベーションの 無 効 化 99非 共 有 ストレージ 100リザベーションを 使 用 しない I/O フェンシングの 設 定 100I/O フェンシング 表 100Quorum/Witness 102Quorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper 102機 能 の 概 要 102パッケージの 要 件 102パッケージのインストールと 設 定 103設 定 可 能 なコンポーネント 103使 用 可 能 な quorum モード 104使 用 可 能 な witness モード 105Quorum を 喪 失 したときに 利 用 可 能 なアクション 105Table of Contentsiv


共 有 witness トポロジーのための 追 加 設 定 1062 ノードクラスタに witness ノードを 追 加 する 107期 待 される 動 作 (デフォルトモードを 仮 定 ) 108シナリオ1 108シナリオ2 108シナリオ3 108シナリオ4 109STONITH 109STONITH で IPMI を 使 用 する 110パッケージの 要 件 110VMware vSphere 環 境 での STONITH 110パッケージの 要 件 110STONITH サーバ 110監 視 対 象 仮 想 マシン 110インストールと 設 定 110 112期 待 される 動 作 112Watchdog 112コンポーネント 112設 定 113アンインストール 114リソースポリシー 管 理 115概 要 115Steeleye Protection Suite 115ポリシーによるカスタム 動 作 およびメンテナンスモード 動 作 115標 準 ポリシー 116メタポリシー 116リソースレベルのポリシーに 関 する 重 要 な 考 慮 事 項 117lkpolicy ツール 117lkpolicy の 使 用 方 法 の 例 117Table of Contentsv


ローカルおよびリモートサーバとの 認 証 117ポリシーのリスト 表 示 118現 在 のポリシーの 表 示 118ポリシーの 設 定 118ポリシーの 削 除 119認 証 情 報 の 設 定 119認 証 情 報 の 追 加 または 変 更 119ストア 内 の 認 証 情 報 のリスト 表 示 119サーバの 認 証 情 報 の 削 除 120追 加 情 報 120LifeKeeper API 120ネットワーク 設 定 120認 証 120LifeKeeper 管 理 121概 要 121エラーの 検 出 および 通 知 121N-Way リカバリ 121管 理 作 業 122サーバプロパティの 編 集 122コミュニケーションパスの 作 成 122コミュニケーションパスの 削 除 124サーバのプロパティ - フェイルオーバ 124リソース 階 層 の 作 成 125LifeKeeper アプリケーションリソース 階 層 126Recovery Kit のオプション 126ファイルシステムリソース 階 層 の 作 成 126Generic Application リソース 階 層 の 作 成 128Raw デバイスリソース 階 層 の 作 成 129リソースのプロパティの 編 集 130リソースの 優 先 順 位 の 編 集 130Table of Contentsvi


[Up] および [Down] ボタンの 使 用 131優 先 順 位 の 値 の 編 集 132変 更 の 適 用 132リソース 階 層 の 拡 張 132ファイルシステムリソース 階 層 の 拡 張 133Generic Application リソース 階 層 の 拡 張 133Raw デバイスリソース 階 層 の 拡 張 134階 層 の 拡 張 解 除 134リソース 依 存 関 係 の 作 成 135リソース 依 存 関 係 の 削 除 136すべてのサーバからの 階 層 の 削 除 137LifeKeeper User Guide 139LifeKeeper for Linux の 使 用 140GUI 140GUI の 概 要 - 全 般 140GUI サーバ 140GUI クライアント 140GUI クライアントの 終 了 141LifeKeeper GUI ソフトウェアパッケージ 141メニュー 141SteelEye LifeKeeper for Linux のメニュー 141リソースのコンテキストメニュー 141サーバのコンテキストメニュー 142[File] メニュー 143[Edit] メニュー - [Resource] 144[Edit] メニュー - [Server] 144[View] メニュー 145[Help] メニュー 146ツールバー 146SteelEye LifeKeeper for Linux のツールバー 146Table of Contentsvii


GUI のツールバー 146リソースのコンテキストツールバー 148サーバのコンテキストツールバー 149GUI の 実 行 の 準 備 149LifeKeeper の GUI - 概 要 149GUI サーバ 150GUI クライアント 150GUI クライアントの 開 始 150LifeKeeper GUI アプレットの 開 始 150アプリケーションクライアントの 開 始 151GUI クライアントの 終 了 151LifeKeeper の GUI の 設 定 151GUI 管 理 用 の LifeKeeper サーバの 設 定 151GUI の 実 行 151GUI の 設 定 152GUI の 制 限 153GUI サーバの 開 始 / 停 止 153LifeKeeper GUI サーバを 開 始 するには 153トラブルシューティング 153LifeKeeper GUI サーバを 停 止 するには 153LifeKeeper GUI サーバのプロセス 154Java のセキュリティポリシー 154ポリシーファイルの 場 所 154ポリシーファイルの 作 成 と 管 理 155ポリシーファイルでの 権 限 の 付 与 155ポリシーファイルの 例 156Java プラグイン 156Java プラグインのダウンロード 157リモートシステムでの GUI の 実 行 157リモートシステムでの GUI の 設 定 157Table of Contentsviii


リモートシステムでの GUI の 実 行 158アプレットのトラブルシューティング 158LifeKeeper サーバでの GUI の 実 行 159GUI アプレットを 使 用 するためのブラウザのセキュリティパラメータ 159Firefox 160Internet Explorer 160ステータスの 表 160プロパティパネル 161出 力 パネル 161メッセージバー 161GUI の 終 了 162共 通 の 作 業 162LifeKeeper の 起 動 162LifeKeeper サーバプロセスの 起 動 162LifeKeeper の 自 動 再 起 動 の 有 効 化 162LifeKeeper の 停 止 163LifeKeeper の 自 動 再 起 動 の 無 効 化 163LifeKeeper プロセスの 表 示 163LifeKeeper GUI サーバプロセスの 表 示 165LifeKeeper の 制 御 プロセスの 表 示 165サーバのクラスタへの 接 続 166クラスタからの 切 断 167接 続 サーバの 表 示 167サーバのステータスの 表 示 168サーバのプロパティの 表 示 168サーバのログファイルの 表 示 169リソースのタグと ID の 表 示 169リソースのステータスの 表 示 169サーバリソースのステータス 170グローバルリソースのステータス 171Table of Contentsix


リソースのプロパティの 表 示 171[Status] ウィンドウの 表 示 オプションの 設 定 172Resource Labels 172Resource Tree 173Comm Path Status 173Row Height 173Column Width 173メッセージ 履 歴 の 表 示 174メッセージ 履 歴 の 解 釈 174リソース 階 層 ツリーの 展 開 と 折 り 畳 み 175[Cluster Connect] ダイアログ 176[Cluster Disconnect] ダイアログ 176[Resource Properties] ダイアログ 177[General] タブ 177[Relations] タブ 178[Equivalencies] タブ 178[Server Properties] ダイアログ 178[General] タブ 179[CommPaths] タブ 181[Resources] タブ 182オペレータの 作 業 183リソースを In Service にする 183リソースを Out of Service にする 184高 度 な 作 業 184LCD 184LifeKeeper 設 定 データベース 184関 連 トピック 185LCDI のコマンド 185シナリオの 状 況 185階 層 の 定 義 186Table of Contentsx


LCD の 設 定 データ 188依 存 関 係 の 情 報 188リソースのステータス 情 報 188サーバ 間 のイクイバレンシ 情 報 188LCD のディレクトリ 構 造 189LCD のリソースタイプ 189LifeKeeper のフラグ 189リソースのサブディレクトリ 190リソースの 動 作 191/opt/LifeKeeper の LCD のディレクトリ 構 造 191LCM 192通 信 ステータスの 情 報 193LifeKeeper の 警 報 とリカバリ 193警 報 クラス 193警 報 の 処 理 194警 報 ディレクトリのレイアウト 194メンテナンス 作 業 194LifeKeeper の 設 定 値 の 変 更 194ファイルシステムの 健 全 性 の 監 視 196条 件 の 定 義 197フル (またはほぼフル) のファイルシステム 197アンマウントされた、または 不 適 切 にマウントされたファイルシステム 197LifeKeeper が 保 護 するシステムのメンテナンス 198リソース 階 層 のメンテナンス 198フェイルオーバ 後 の 復 旧 198LifeKeeper の 削 除 199GnoRPM からの 削 除 200コマンドラインからの 削 除 200ディストリビューションの 有 効 化 パッケージの 削 除 200ファイアウォールを 使 用 した 状 態 での LifeKeeper の 実 行 200Table of Contentsxi


LifeKeeper のコミュニケーションパス 201LifeKeeper GUI の 接 続 201LifeKeeper の IP アドレスリソース 201LifeKeeper Data Replication 201ファイアウォールの 無 効 化 202ファイアウォール 経 由 での LifeKeeper GUI の 実 行 202リソース 階 層 の 転 送 203テクニカルノート 204LifeKeeper の 機 能 204チューニング 205LifeKeeper の 動 作 206サーバの 設 定 207LifeKeeper 8.2.0 以 降 の GUI 要 件 207[Confirm Failover] と [Block Resource Failover] の 設 定 207Confirm Failover On: 208Block Resource Failover On: 208条 件 / 考 慮 事 項 : 208NFS クライアントのオプション 209NFS クライアントをマウントするときの 考 慮 事 項 209UDP または TCP の 選 択 209/etc/exports の Sync オプション 209Red Hat EL6 (および Fedora 14) クライアントと Red Hat EL6 NFS サーバの 使 用 209Red Hat EL5 NFS クライアントと Red Hat EL6 NFS サーバの 使 用 210クラスタの 例 210拡 張 したマルチクラスタの 例 210トラブルシューティング 211SPS が 開 始 するフェイルオーバの 一 般 的 な 原 因 211サーバレベルでの 原 因 212サーバの 障 害 212通 信 障 害 / ネットワーク 障 害 212Table of Contentsxii


スプリットブレイン 213リソースレベルでの 原 因 213アプリケーションの 障 害 214ファイルシステム 214IP アドレスの 障 害 214リザベーションコンフリクト 215SCSI デバイス 215既 知 の 問 題 と 制 限 215インストール 215LifeKeeper Core 218インターネット /IP ライセンス 223GUI 223データレプリケーション 226Recovery Kit for EC2 228IPv6 229Apache 232Oracle Recovery Kit 232NFS Server Recovery Kit 233SAP Recovery Kit 235LVM Recovery Kit 236DMMP Recovery Kit 236DB2 Recovery Kit 237237MD Recovery Kit 237SAP DB/MaxDB Recovery Kit 238Sybase ASE Recovery Kit 239GUI トラブルシューティング 242ネットワーク 関 連 トラブルシューティング (GUI) 242Windows プラットフォームでの 論 理 接 続 の 遅 延 242Sun FAQ から: 242Table of Contentsxiii


モデムからの 実 行 : 242プライマリネットワークインターフェースのダウン: 243ホストへのルートが 存 在 しない 例 外 : 243不 明 なホストの 例 外 : 243Windows から: 244Linux から: 245X Window Server に 接 続 できない: 246システムの 日 付 と 時 刻 の 調 整 246コミュニケーションパスの 稼 働 と 停 止 247推 奨 される 対 策 247不 完 全 なリソースの 作 成 247不 完 全 なリソースの 優 先 順 位 の 変 更 247一 貫 した 状 態 への 階 層 のリストア 248階 層 の 設 定 中 に 共 有 ストレージが 見 つからない 248LifeKeeper サーバ 障 害 からの 復 旧 249推 奨 される 対 策 : 250停 止 できないプロセスからの 復 旧 250手 動 リカバリ 時 のパニックからの 復 旧 250Out-of-Service 階 層 の 復 旧 250リソースタグ 名 の 制 限 251タグ 名 の 長 さ 251有 効 な 特 殊 文 字 251無 効 な 文 字 251シリアル (TTY) コンソールの 警 告 251システムが init 状 態 S に 遷 移 しているという 警 告 251共 有 ストレージでスレッドがハングしているというメッセージ 251説 明 252推 奨 される 対 策 : 252Chapter 4: SteelEye DataKeeper for Linux 253はじめに 253Table of Contentsxiv


SteelEye DataKeeper for Linux によるミラーリング 253DataKeeper の 特 長 253同 期 ミラーリングと 非 同 期 ミラーリングの 違 い 254同 期 ミラーリング 254非 同 期 ミラーリング 254Steeleye DataKeeper の 仕 組 み 255同 期 ( および 再 同 期 ) 255標 準 ミラーの 構 成 256N+1 Configuration 256複 数 ターゲットの 構 成 257SteelEye DataKeeper リソース 階 層 258フェイルオーバのシナリオ 259シナリオ1 259シナリオ2 259シナリオ3 260シナリオ4 260インストールと 設 定 263DataKeeper リソースを 設 定 する 前 に 263ハードウェアとソフトウェアの 要 件 263ハードウェアの 要 件 263ソフトウェアの 要 件 263全 般 的 な 設 定 264ネットワーク 設 定 264データレプリケーションパスの 変 更 265ネットワーク 帯 域 幅 の 要 件 の 特 定 265Linux システム( 物 理 または 仮 想 ) での 変 化 率 の 測 定 265基 本 変 化 率 の 測 定 266詳 細 変 化 率 の 測 定 266収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析 266詳 細 変 化 率 データのグラフ 作 成 272Table of Contentsxv


SteelEye DataKeeper for Linux のリソースタイプ 275Replicate New File System 276Replicate Existing File System 276DataKeeper Resource 276リソースの 設 定 作 業 276概 要 277DataKeeper リソース 階 層 の 作 成 277リソース 階 層 の 拡 張 279DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張 280リソース 階 層 の 拡 張 解 除 282リソース 階 層 の 削 除 282DataKeeper リソースを Out of Service にする 283DataKeeper リソースを In Service にする 283リソース 階 層 のテスト 283LifeKeeper の GUI からの 手 動 スイッチオーバの 実 行 283管 理 285SteelEye DataKeeper for Linux の 管 理 285ミラーのステータスの 表 示 285GUI からのミラーの 管 理 286リワインドブックマークの 作 成 と 表 示 287ミラーを 強 制 的 にオンラインにする 288一 時 停 止 と 再 開 288ミラーの 一 時 停 止 288ミラーの 再 開 288データのリワインドと 復 旧 288圧 縮 レベルの 設 定 291リワインドログの 場 所 の 設 定 291リワインドログの 最 大 サイズの 設 定 291コマンドラインからのミラー 管 理 292ミラーの 操 作 292Table of Contentsxvi


例 : 292ミラーの 設 定 292例 : 293ミラーのサイズ 変 更 293ミラーのサイズ 変 更 の 推 奨 手 順 : 294ビットマップの 管 理 294コマンドラインからのミラーステータスの 監 視 295例 : 295サーバの 障 害 296再 同 期 296全 同 期 の 回 避 297方 法 1 297手 順 297方 法 2 298手 順 298DataKeeper で LVM を 使 用 する 299Fusion-io を 使 用 するクラスタ 化 300DataKeeper のパフォーマンスを 最 大 に 発 揮 させるための Fusion-io のベストプラクティス 300ネットワーク 300TCP/IP の 調 整 301設 定 上 の 推 奨 項 目 301Multi-Site Cluster 303SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster 303SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster 303Multi-Site Cluster を 設 定 する 際 の 考 慮 事 項 304Multi-Site Cluster の 制 限 305SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster リソース 階 層 の 作 成 305Replicate New File System 306Replicate Existing File System 309DataKeeper Resource 310Table of Contentsxvii


Chapter 1: はじめにSteelEye Protection Suite for Linux についてSteelEye Protection Suite (SPS) for Linux は、 高 可 用 性 のクラスタリングと 革 新 的 なデータ 複 製 機 能 をエンタープライズクラスのソリューションに 統 合 したものです。SPS for Linux の 統 合 コンポーネントSteelEye LifeKeeper は、 障 害 回 復 性 の 高 いソフトウェアソリューションであり、お 使 いのサーバのファイルシステム、アプリケーション、およびプロセスの 高 い 可 用 性 を 維 持 します。LifeKeeper には、カスタマイズした 耐 障 害 性のハードウェアは 不 要 です。LifeKeeper を 使 用 するには、ネットワーク 内 にある 2 台 以 上 のシステムをグループ 化するだけです。サイト 固 有 の 構 成 データが 作 成 され、 自 動 の 障 害 検 出 とリカバリが 実 行 されます。障 害 が 発 生 した 場 合 、 障 害 が 発 生 したサーバから LifeKeeper が 保 護 しているリソースを 指 定 のバックアップサーバに 移 行 します。 実 際 のスイッチオーバ 時 に 短 時 間 の 中 断 が 発 生 します。ただし、オペレータの 介 入 なしにLifeKeeper がバックアップサーバに 動 作 をリストアします。SteelEye DataKeeper は、LifeKeeper 環 境 において 統 合 データミラーリング 機 能 を 提 供 します。この 機 能 により、LifeKeeper リソースが 共 有 / 非 共 有 ストレージ 環 境 で 動 作 可 能 になります。ドキュメンテーションとト レーニングドキュメンテーションSteelEye Protection Suite for Linux をインストール、 設 定 、 管 理 、およびトラブルシューティングするための 方 法 を説 明 する 完 全 なリファレンスです。 次 のセクションは、SPS for Linux のあらゆる 側 面 を 網 羅 します。セクションはじめにSPS forLinux インストールガイド設 定管 理User'sGuide説 明SteelEye Protection Suite for Linux 製 品 の 概 要 を 説 明 します。ソフトウェアパッケージと 設 定 コンセプトが 含 まれます。SPS 環 境 のプランニングと 設 定 、SPS のインストールとライセンス、LifeKeeper のグラフィカルユーザインターフェース (GUI) の 設 定 に 役 立 つ 情 報 を 提 供 します。クラスタ 内 の 各 サーバで LifeKeeper ソフトウェアを 設 定 するための 詳 細 情 報 と 手 順 があります。サーバのプロパティの 編 集 やリソースの 作 成 などのサーバレベルの 作 業 、およびリソースの 編 集 、拡 張 、 削 除 などのリソースレベルの 作 業 について 説 明 します。LifeKeeper GUI で 実 行 できる 多 数 の 作 業 を 含 めて、LifeKeeper の GUI に 関 する 詳 細 情 報 があります。テクニカルノートセクション、および 多 数 の 高 度 なトピックもあります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 1


トレーニングセクション説 明DataKeeper SteelEye DataKeeper for Linux の 計 画 とインストールの 手 順 、および 管 理 、 設 定 、およびユーザの 情 報 があります。トラブルシューティングRecoveryKitエラーコードの 検 索既 知 の 問 題 と 制 限 について 説 明 し、SteelEye LifeKeeper for Linux のインストール、 設 定 、および 使 用 を 行 うときに 発 生 する 可 能 性 がある 問 題 に 対 する 解 決 策 を 説 明 します。LifeKeeper で 特 定 のアプリケーションを 管 理 および 制 御 するために 必 要 なオプションのRecovery Kit のプランニングおよびインストール 手 順 、 管 理 、 設 定 、およびユーザ 情 報 が 含 まれます。SteelEye Protection Suite for Linux の 使 用 中 に 表 示 される 可 能 性 のあるすべてのメッセージの一 覧 が 含 まれます。 必 要 に 応 じて、エラーの 原 因 およびエラー 状 態 を 解 消 するために 必 要 な処 置 についても 説 明 しています。この 全 一 覧 から、 受 信 したエラーコードを 検 索 できます。ト レーニングSPS トレーニングは、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. または 代 理 店 から 受 講 可 能 です。 詳 細 については、 営 業 担 当者 にお 問 い 合 わせください。テクニカルサポート<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. と 有 効 なサポート 契 約 を 結 んだお 客 様 は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のセルフサービスサポートポータルにアクセスできます。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のセルフサービスサポートポータルでは、 以 下 のことができます。• 弊 社 のソリューションナレッジベースから、 問 題 の 解 決 策 と 質 問 に 対 する 回 答 を 検 索 する。• 次 のメニューを 選 択 して、 年 中 無 休 の <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のサポートチームにアクセスする。• Log a Case - 新 しいインシデントを 報 告 する。• View Cases - お 客 様 の 未 解 決 と 解 決 済 みのインシデントをすべて 表 示 する。• Review Top Solutions - 弊 社 のお 客 様 が 表 示 した、 最 も 一 般 的 な 問 題 の 解 決 策 の 情報 を 表 示 する。セルフサービスポータルを 設 定 してアカウントを 有 効 にする 方 法 については、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のサポート(support@us.sios.com) にお 問 い 合 わせください。また、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のサポートには、 以 下 の 方 法 でも 連 絡 できます。1-877-457-5113 ( 通 話 料 無 料 )1-803-808-4270 ( 米 国 以 外 のお 客 様 )電 子 メール:support@us.sios.comSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 2


LifeKeeper CoreLifeKeeper CoreLifeKeeper Core は、 以 下 の 4 つの 主 要 コンポーネントで 構 成 されています。• LifeKeeper Core ソフトウェア• File System、Generic Application、Raw I/O、および IP の Recovery Kit ソフトウェア• LifeKeeper GUI ソフトウェア• LifeKeeper のマニュアルページLifeKeeper Core ソフト ウェアLifeKeeper Core ソフトウェアは、 以 下 のコンポーネントで 構 成 されます。• LifeKeeper 構 成 データベース (LCD) - LCD は、LifeKeeper が 保 護 するリソースの 情 報 を 保 存 します。リソースインスタンス、 依 存 関 係 、イクイバレンシ 情 報 、リカバリの 方 向 、LifeKeeper の 動 作 フラグに 関 する情 報 が 含 まれます。システムの 起 動 後 にデータが 記 憶 されているように、データは 共 有 メモリにキャッシュされ、ファイルに 保 存 されます。• LCD インターフェース (LCDI) - LCDI は、LCD に 保 存 されているデータやデータの 変 更 を 要 求 するクエリを設 定 データベース (LCD) にクエリを 送 信 します。また、リソースの 状 態 や 説 明 の 情 報 を 取 得 するために、Application Recovery Kit が LCDI を 使 用 することもできます。• LifeKeeper Communications Manager (LCM) - LCM は、クラスタ 内 にあるサーバのステータスの 特 定 、および LifeKeeper のプロセス 間 通 信 (ローカルとリモート) に 使 用 されます。クラスタ 内 のあるサーバ 上 にあるすべてのコミュニケーションパスで LCM 通 信 がないことは、サーバに 障 害 が 発 生 したことを 示 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 4


File System、Generic Application、IP、および RAW I/O の Recovery Kit ソフトウェア• LifeKeeper アラームインターフェース - LifeKeeper アラームインターフェースは、イベントを 起 動 するためのインフラストラクチャです。LifeKeeper が 保 護 するリソースに 障 害 が 検 出 された 場 合 、アプリケーションデーモンにより sendevent プログラムが 呼 び 出 されます。sendevent プログラムが LCD と 通 信 し、リカバリプロセスが 使 用 可 能 かどうかを 判 断 します。• LifeKeeper のローカルリカバリ 動 作 と 制 御 のインターフェース ( LRACI) - LRACI はリソースに 適 切 なリカバリスクリプトを 判 断 し、リソースに 適 切 な restore / remove スクリプトを 呼 び 出 します。File System、Generic Application、IP、および RAW I/O の Recovery Kit ソフト ウェアLifeKeeper Core は、サーバ 上 の 指 定 リソースを 保 護 します。リソースを 以 下 に 示 します。• File Systems - LifeKeeper では、 共 有 ストレージデバイス 上 にあるファイルシステムの 指 定 とフェイルオーバができます。ファイルシステムは、 共 有 SCSI バス 経 由 で 2 台 のサーバからアクセス 可 能 なディスク 上 に 作成 できます。LifeKeeper のファイルシステムリソースは、1 台 目 のサーバに 作 成 されてから、2 台 目 のサーバに 拡 張 されます。ファイルシステムの 健 全 性 監 視 がディスクフルと 不 適 切 なマウント (またはアンマウント)のファイルシステム 条 件 を 検 出 します。 検 出 した 条 件 に 従 って、Recovery Kit が 警 告 メッセージのログ 記録 、ローカルリカバリの 試 行 、またはファイルシステムリソースのバックアップサーバへのフェイルオーバを 実 行できます。File System Recovery Kit に 関 連 するヘルプトピックとして、ファイルシステムのリソース 階 層 の 作 成 、 拡張 、ファイルシステムの 健 全 性 の 監 視 などがあります。• Generic Applications - Generic Application Recovery Kit は、リソースタイプに 対 して 事 前 定 義 リカバリキットが 指 定 されていない 汎 用 アプリケーションやユーザ 定 義 アプリケーションを 保 護 できます。このキットを使 用 すると、 特 定 アプリケーションについてカスタマイズした 監 視 スクリプトやリカバリスクリプトを 指 定 できます。Generic Application Recovery Kit に 関 連 するヘルプトピックとして、 汎 用 アプリケーションのリソース 階 層の 作 成 、 拡 張 などがあります。• IP Addresses - IP Recovery Kit には、LifeKeeper 環 境 で、 障 害 が 発 生 したプライマリサーバから「 切 り替 え 可 能 な」IP アドレスをバックアップサーバにリカバリするメカニズムがあります。 切 り 替 え 可 能 な IP アドレスとは、サーバ 間 で 切 り 替 えることができる 仮 想 IP アドレスであり、 各 サーバのネットワークインターフェースカードに 関 連 付 けられている IP アドレスとは 別 のものです。LifeKeeper で 保 護 されているアプリケーションは 切 り 替 え 可 能 な IP アドレスに 関 連 付 けられているので、プライマリサーバに 障 害 が 発 生 した 場 合 、切 り 替 え 可 能 な IP アドレスはバックアップサーバに 関 連 付 けられます。LifeKeeper で 保 護 されているリソースは、 切 り 替 え 可 能 な IP アドレスです。特 定 の 製 品 、 構 成 、および 管 理 に 関 する 情 報 については、リカバリキットに 含 まれるIP Recovery KitTechnical <strong>Documentation</strong>を 参 照 してください。• RAW I/O - RAW I/O Recovery Kit は、カーネルのバッファリングを 迂 回 するアプリケーションのロー I/O デバイスをサポートします。RAW I/O Recovery Kit では、 共 有 ストレージデバイスにボンディングされた RAWデバイスの 指 定 とフェイルオーバができます。RAW デバイスは、リソースの 作 成 前 に、プライマリノードに 設定 する 必 要 があります。ローリソースを 作 成 した 後 、 追 加 サーバに 拡 張 できます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 5


LifeKeeper GUI ソフトウェアLifeKeeper GUI ソフト ウェアLifeKeeper GUI は、Java テクノロジを 使 用 して 開 発 されたクライアント/サーバアプリケーションであり、LifeKeeperおよびその 設 定 データ 用 のグラフィカルな 管 理 インターフェースです。LifeKeeper GUI クライアントは、スタンドアロンの Java アプリケーション、および Web ブラウザから 呼 び 出 される Java アプレットの 両 方 として 実 装 されます。LifeKeeper のマニュアルページLifeKeeper 製 品 用 の LifeKeeper Core のリファレンスマニュアルページです。設 定 の 概 念LifeKeeper は、2 台 以 上 のサーバを 持 つグループに 対 してユーザが 定 義 したリソース 階 層 に 基 づいて 機 能 します。 以 下 のトピックで、LifeKeeper のフェイルオーバ 設 定 の 概 念 を 説 明 しています。共 通 のハードウェアコンポーネントLifeKeeper のすべての 設 定 には、 以 下 の 共 通 コンポーネントが 含 まれます。1. サーバグループ。LifeKeeper が 提 供 する 障 害 回 復 機 能 は、2 台 以 上 のサーバをクラスタにグループ 化 することを 基 礎 にしています。サーバは、サポートする Linux のディストリビューションを 実 行 するサポートするプラットフォームであれば、いずれでもかまいません。LifeKeeper には、 複 数 の 重 なり 合 うグループにサーバを設 定 する 柔 軟 性 があります。ただし、リカバリ 可 能 なリソースについての 重 要 な 要 件 は、リソースの 役 割と 優 先 順 位 が 定 義 されたサーバのグループをリンクすることです。リソースに 対 するサーバの 優 先 順 位 は、現 在 実 行 中 のサーバに 障 害 が 発 生 した 場 合 に、どのサーバがそのリソースを 復 旧 するかを 決 定 するために 使 用 されます。 最 高 の 優 先 順 位 を 示 す 値 は 1 です。 特 定 のリソースについて、 最 高 の 優 先 順 位 の値 ( 通 常 は 1) を 持 つサーバが 通 常 、そのリソースのプライマリサーバと 呼 ばれます。その 他 のサーバは、そのリソースのバックアップサーバとして 定 義 されます。2. コミュニケーションパス。LifeKeeper のハートビートは、LifeKeeper クラスタ 内 にあるサーバ 間 の 定 期 的 なメッセージで、 主 要 な 障 害 検 出 機 能 です。クラスタ 内 のすべてのサーバには、 単 純 な 通 信 障 害 でシステムに 障 害 が 発 生 しないように、 冗 長 なハートビートコミュニケーションパス (comm パス) が 必 要 です。2 つの 独 立 したサブネットを 使 用 する LAN ベース (TCP) の 個 別 な 2 つのコミュニケーションパスが 推 奨 されます ( 少 なくとも 1 つのコミュニケーションパスをプライベートネットワークとして 設 定 してください)。ただし、TCPと TTY のコミュニケーションパスの 組 み 合 わせの 使 用 もサポートしています。TCP コミュニケーションパスは、 他 のシステムの 通 信 にも 使 用 できます。注 記 : TTY コミュニケーションパスは、クラスタ 内 の 他 のサーバがアクティブかどうかを 検 出 するためにのみLifeKeeper で 使 用 されます。LifeKeeper の GUI は、TCP/IP を 使 用 して、 保 護 するリソースに 関 するステータス 情 報 を 通 信 します。TCP コミュニケーションパスが 2 つ 設 定 されている 場 合 、LifeKeeper はパブリックネットワークのコミュニケーションパスをリソースステータスの 通 信 に 使 用 します。このため、LifeKeeperの GUI が 使 用 しているネットワークがダウンすると、TTY (または 他 の TCP) コミュニケーションパスが 動 作可 能 な 場 合 でも、GUI には 他 のサーバのステータスが UNKNOWN として 表 示 されます。3. 共 有 データリソース。 共 有 ストレージの 構 成 では、LifeKeeper クラスタ 内 のサーバは 同 一 セットのディスクに 対 するアクセスを 共 有 します。プライマリサーバに 障 害 が 発 生 した 場 合 、LifeKeeper は 障 害 が 発 生 したサーバ 上 にあるディスクのロック 解 除 、および 次 に 使 用 可 能 なバックアップサーバのディスクのロックを 自SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 6


すべての LifeKeeper 設 定 に 共 通 するコンポーネント動 管 理 します。4. 共 有 通 信 。LifeKeeper は TCP/IP アドレスのような 通 信 リソースの 切 り 替 えを 自 動 管 理 できるので、アプリケーションが 現 在 どのサーバでアクティブになっているかには 無 関 係 に、ユーザはアプリケーションに 接 続できます。すべての LifeKeeper 設 定 に 共 通 するコンポーネントシステムのグループ 化 の 配 置リソース 階 層 は、LifeKeeper サーバのクラスタに 対 して 定 義 されます。ある 階 層 について、 各 サーバに 優 先 順 位が 割 り 当 てられます。1 が 最 高 の 優 先 順 位 です。プライマリ、つまり 優 先 順 位 が 最 高 のサーバが、それらのリソースの 通 常 動 作 に 使 用 するコンピュータです。2 番 目 に 高 い 優 先 順 位 を 持 つサーバがバックアップサーバであり、プライマリサーバに 障 害 が 発 生 した 場 合 に、LifeKeeper がリソースを 切 り 替 える 先 のサーバです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 7


アクティブ - アクティブのグループ 化アクティブ / アクティブのグループでは、すべてのサーバがプロセスをアクティブに 実 行 します。ただし、 他 のサーバのリソース 階 層 ではバックアップサーバとしても 機 能 します。アクティブ / スタンバイのグループでは、プライマリサーバは処 理 を 実 行 し、バックアップサーバはプライマリサーバに 障 害 が 発 生 した 場 合 に 備 えてスタンバイするように 設 定できます。スタンバイシステムは 小 型 でパフォーマンスの 低 いシステムでもかまいませんが、プライマリサーバに 障 害が 発 生 した 場 合 にリソースの 可 用 性 を 確 保 できるだけの 処 理 能 力 が 必 要 です。共 有 リソースに 対 する 物 理 的 な 接 続 とアクセスにより、グループ 化 のオプションが 決 まります。グループ 化 するサーバには、 通 信 とハートビートパスがインストールされ、 動 作 可 能 である 必 要 があり、すべてのサーバが 共 有 SCSIまたはファイバチャネルインターフェース 経 由 で、ディスクリソースにアクセスできる 必 要 があります。 例 えば、 以 下 の図 では、サーバ 1 のリソース AppA にはグループ 化 オプションが 1 つのみあります。この 構 成 で AppA データベースへの 共 有 アクセスを 持 つ 他 のサーバはサーバ 2 のみです。ただし、サーバ 3 のリソース AppB は、その 他 3 台 のいずれを 含 むグループにも 属 するように 設 定 できます。これは、この 例 の 共 有 SCSI バスが、 構 成 内 の 4 台 すべてのサーバに AppB データベースへのアクセスを 提 供 しているからです。アクティブ - アクティブのグループ 化アクティブ / アクティブペアの 設 定 では、すべてのサーバがプロセスをアクティブに 実 行 します。また、 他 のサーバのリソース 階 層 ではバックアップサーバとして 機 能 します。以 下 の 設 定 例 に、2 つのアクティブ / アクティブペアのサーバを 示 します。サーバ 1 は AppA を 処 理 していますが、サーバ 2 で 実 行 中 の AppX のバックアップサーバとして 機 能 します。この 逆 も 当 てはまります。サーバ 2 は AppX を処 理 していますが、サーバ 1 で 実 行 中 の AppA のバックアップサーバとして 機 能 します。サーバ 3 とサーバ 4 の 間には、 同 じタイプのアクティブ/アクティブの 関 係 があります。サーバ 1 とサーバ 2 の 設 定 と、サーバ 3 とサーバ 4 の 設 定 は 似 ていますが、 大 きな 違 いがあります。AppA とAppX のアプリケーションについて、サーバ 1 とサーバ 2 のみをグループ 化 できます。これらのサーバのみが、 共 有 リソースにアクセスできます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 8


アクティブ - スタンバイのグループ 化ただし、AppB と AppC は、 複 数 のグループ 化 オプションを 持 ちます。これは、4 台 のサーバすべてが AppB とAppC の 共 有 リソースにアクセスできるからです。AppB と AppC は、 第 3、 第 4 のバックアップシステムとしてサーバ1 や サーバ 2 にフェイルオーバするように 設 定 することもできます。注 記 : LifeKeeper はディスクレベルでロックを 適 用 するので、AppB と AppC のディスクリソースに 接 続 する 4 つのシステムのうち、 任 意 の 時 点 でそれらにアクセスできるのは 1 つのみです。このため、サーバ 3 がアクティブに AppB を処 理 しているときには、サーバ 1、サーバ 2、および サーバ 4 は 物 理 的 に 接 続 していても AppB のディスクリソースを 使 用 できません。アクティブ - スタンバイのグループ 化アクティブ / スタンバイのペア 設 定 では、プライマリサーバは 処 理 を 実 行 し、バックアップサーバはプライマリサーバに障 害 が 発 生 した 場 合 に 備 えてスタンバイします。スタンバイシステムは 小 型 でパフォーマンスの 低 いシステムでもかまいませんが、プライマリサーバに 障 害 が 発 生 した 場 合 にリソースの 可 用 性 を 確 保 できるだけの 処 理 能 力 が必 要 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 9


インテリジェントスイッチバックと 自 動 スイッチバックの 違 いスタンバイサーバは、 複 数 のアクティブサーバにバックアップを 提 供 します。 例 えば、 上 の 図 では、3 つのアクティブ /スタンバイのリソースペアでサーバ 2 がスタンバイサーバです。LifeKeeper のリソース 定 義 が、 以 下 のアクティブ / スタンバイのペアの 関 係 を 指 定 します。• サーバ 1 の AppA が サーバ 2 にフェイルオーバする。• サーバ 3 の AppB が サーバ 2 にフェイルオーバする。• サーバ 4 の AppC が サーバ 2 にフェイルオーバする。複 数 のアクティブ / スタンバイグループを 持 つ 設 定 を 検 討 するときには、 以 下 の 3 つの 重 要 な 設 定 概 念 を 念 頭に 置 いてください。• ディスクの 所 有 権 。 複 数 の 異 なるアクティブなアプリケーションは、 異 なる 複 数 のサーバから、 同 じ 共 有ディスクまた LUN にあるディスクパーティションを 使 用 できません。LifeKeeper は、ディスクまたは LUN のレベルでロックを 適 用 します。SCSI ロックが 適 用 された 場 合 、 共 有 SCSI バス 上 にあるシステム 1 台 のみが、ディスクまたは LUN のパーティションにアクセスできます。このため、 同 一 ディスク 上 の 異 なるパーティションにアクセスする 複 数 のアプリケーションは、 同 一 サーバ 上 でアクティブにする 必 要 があります。この 例 では、サーバ 3 が AppB のディスクリソースを 所 有 し、サーバ 4 が AppC のリソースを 所 有 します。• 処 理 能 力 。サーバ 1、サーバ 3、およびサーバ 4 に 同 時 に 障 害 が 発 生 する 可 能 性 は 非 常 に 低 いですが、 複 数 のリソース 関 係 をサポートするスタンバイサーバを 指 定 するときには、 複 数 の 障 害 が 発 生 した 場合 にスタンバイサーバが 重 要 な 処 理 のすべてを 処 理 できるように 注 意 する 必 要 があります。• LifeKeeper の 管 理 。この 例 では、サーバ 2 がその 他 3 台 のサーバをバックアップします。 一 般 的に、LifeKeeper のデータベースを 複 数 の 論 理 グループで 同 時 に 管 理 することは 望 ましくありません。はじめに、 予 備 システムと 1 台 のアクティブなシステムとの 間 でリソースを 作 成 し、 次 に 予 備 システムと 別 のアクティブなシステムとの 間 、という 手 順 を 繰 り 返 してリソースを 作 成 する 必 要 があります。インテリジェント スイッチバックと 自 動 スイッチバックの 違 いデフォルトでは、リソースのスイッチバック 設 定 はインテリジェントです。これは、そのリソースについてサーバ A からサーバ B にフェイルオーバが 発 生 すると、 別 の 障 害 が 発 生 するか、 管 理 者 がリソースを 別 のサーバにインテリジェントに 切 り 替 えるまで、リソースはサーバ B に 残 ります。このため、サーバ A が In Service に 戻 った 後 も、リソースはサーバ B で 動 作 を 続 行 します。この 時 点 では、サーバ A はリソースのバックアップとして 機 能 します。状 況 によっては、 障 害 が 発 生 したサーバが 復 旧 したときに、リソースをそのサーバに 自 動 でスイッチバックすることが 望 ましい 場 合 があります。LifeKeeper には、 前 述 したデフォルトのインテリジェントスイッチバック 動 作 に 代 わる選 択 肢 として、 自 動 スイッチバックオプションがあります。このオプションは、 各 サーバの 個 々 のリソース 階 層 に 設 定できます。 特 定 のサーバ 上 にあるリソース 階 層 に 自 動 スイッチバックを 選 択 し、そのサーバに 障 害 が 発 生 した 場合 、そのリソース 階 層 はバックアップシステムにフェイルオーバします。 障 害 が 発 生 したサーバが 復 旧 したときに、リソース 階 層 は 元 のサーバに 自 動 的 にスイッチバックします。注 記 :• 自 動 スイッチバックのチェックは、LifeKeeper を 起 動 したとき、またはクラスタに 新 しいサーバを 追 加 したときにのみ 実 行 されます。 通 常 のクラスタ 動 作 中 には 実 行 されません。• LifeKeeper は、 優 先 順 位 が 上 位 のサーバから 下 位 のサーバへの 自 動 スイッチバックを 実 行 しません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 10


syslog によるログの 記 録syslog によるログの 記 録LifeKeeper 8.0 から、 標 準 の syslog 機 能 を 使 用 してログの 記 録 が 行 われます。LifeKeeper では、3 つのsyslog の 実 装 ( 標 準 の syslog、rsyslog、および syslog-ng) をサポートしてます。パッケージのインストール 時 には、すべての LifeKeeper ログメッセージに 対 して「local6」 機 能 を 使 用 するように syslog が 設 定 されます。すべての LifeKeeper ログメッセージを /var/log/lifekeeper.log に 送 信 する LifeKeeper 固 有 のルーティングを 含むように、syslog 設 定 ファイル (/etc/syslog-ng/syslog-ng.conf など) が 変 更 されます。( 元 の 設 定 ファイルは、「~」で 終 わる 同 じ 名 前 を 使 用 してバックアップされます。)この 機 能 は、インストール 後 に /opt/LifeKeeper/bin にある lklogconfig ツールを 使 用 して 変 更 することができます。このツールの 詳 細 については、LifeKeeper がインストールされているシステム 上 の lklogconfig(8) マニュアルページを 参 照 してください。注 意 : LifeKeeper がサーバから 削 除 されると、LifeKeeper 固 有 の syslog 設 定 が 削 除 されます。リソース 階 層LifeKeeper の GUI を 使 用 すると、あるサーバにリソース 階 層 を 作 成 し、 次 にその 階 層 を 1 台 以 上 のバックアップサーバに 拡 張 できます。その 後 、LifeKeeper により、 指 定 したすべてのサーバに 指 定 階 層 が 自 動 作 成 されます。LifeKeeper は、 各 サーバのデータベースで 階 層 情 報 を 管 理 します。コマンドラインインターフェースを 使 用 する場 合 は、 各 サーバの 階 層 を 明 示 的 に 指 定 する 必 要 があります。リソース 階 層 の 作 成 後 、LifeKeeper が 階 層 内 のリソースの 停 止 と 開 始 を 管 理 します。 以 下 の 関 連 トピックで、階 層 の 指 定 作 業 の 基 本 情 報 を 説 明 しています。リソースタイプリソースはハードウェアとソフトウェアのいずれかであり、リソースタイプ 別 に 分 類 できます。LifeKeeper はファイルシステムと SCSI のリソースタイプに 処 理 を 提 供 し、リカバリキットは 通 信 、RDBMS、その 他 のアプリケーションのリソースタイプに 処 理 を 提 供 します。例 えば、 保 護 するファイルシステムの 階 層 には、 以 下 のタイプのリソースインスタンスが 含 まれます。• filesys - Linux のファイルシステムリソースオブジェクトで、マウントポイントにより 識 別 されます。• device - SCSI ディスクパーティションと 仮 想 ディスクで、デバイスファイル 名 で 識 別 されます ( 例 : sdc1)。• disk - SCSI ディスクまたは RAID システム 論 理 ユニットで、SCSI デバイス 名 で 識 別 されます ( 例 : sd)。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 11


リソースの 状 態リソースの 状 態状 態In Service、保 護 (ISP)意 味リソースが 動 作 可 能 です。LifeKeeper のローカルリカバリが 正 常 に 動 作 しています。LifeKeeperのサーバ 間 リカバリと 障 害 検 出 が 動 作 可 能 です。In Service、未 保 護(ISU)Out ofService、 障害 (OSF)Out ofService、 障害 なし(OSU)リソースが 動 作 可 能 です。このリソースについて、LifeKeeper のローカルリカバリ 方 式 が 動 作 不能 です。LifeKeeper のサーバ 間 リカバリと 障 害 検 出 が 動 作 可 能 です。リソースが、 障 害 により Out of Service になっています。リカバリは 完 了 していないか、 失 敗 しました。このリソースについて、LifeKeeper の 警 告 機 能 は 動 作 不 能 です。リソースは Out of Service ですが、 別 のサーバからリソースを 引 き 継 ぐことができます。不 正 ( 未 定義 ) 状 態(ILLSTATE)この 状 態 は、リソースインスタンスについて 状 態 が 設 定 されていない 場 合 に 表 示 されます。 通常 の 状 況 では、この 不 正 状 態 が 長 く 続 くことはありません。ある 状 態 から 別 の 状 態 への 移 行 が予 測 されます。LifeKeeper の 情 報 テーブルがすべて 更 新 される 前 (LifeKeeper が 初 めて 起 動 するときなど) にスイッチオーバが 発 生 した 場 合 に、この 状 態 になります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 12


階 層 の 関 係階 層 の 関 係LifeKeeper では、リソースインスタンス 間 の 関 係 を 作 成 できます。 主 な 関 係 は 依 存 関 係 で、 例 えばあるリソースインスタンスが 動 作 するために、 別 のリソースインスタンスに 依 存 します。リソースインスタンスと 依 存 関 係 の 組 み合 わせが、リソース 階 層 です。例 えば、/usr1 の 動 作 はディスクサブシステムに 依 存 するので、/usr1 と、ディスクサブシステムを 表 すインスタンスとの 間 に 順 序 付 きの 階 層 の 関 係 を 作 成 できます。リソース 階 層 により 指 定 された 依 存 関 係 は、リソースインスタンスを In Service と Out of Service にする 適 切 な順 序 を LifeKeeper に 示 します。このリソース 階 層 の 例 では、disk と device のインスタンスを 正 常 に In Service にするまで、LifeKeeper は /usr1 リソースを In Service にすることができません。イクイバレンシ 情 報LifeKeeper リソース 階 層 を 作 成 して 拡 張 すると、そのリソース 階 層 はプライマリサーバとセカンダリサーバの 両 方 に存 在 します。ほとんどのリソースインスタンスは、1 台 のサーバでのみ 同 時 にアクティブにできます。このようなリソースについて、LifeKeeper は「イクイバレンシ 情 報 」という 第 2 の 種 類 の 関 係 を 定 義 します。これにより、リソースがあるサーバで In Service になると、イクイバレンシ 情 報 が 定 義 されている 他 のサーバでは Out of Service になります。以 下 の 例 に、 各 サーバのディスクパーティションのリソースインスタンス 間 のイクイバレンシ 情 報 を 示 します。この 例では、 各 リソースインスタンスが 類 似 のイクイバレンシを 持 ちます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 13


リソース 階 層 の 情 報リソース 階 層 の 情 報各 リソースのステータスは、ステータスの 詳 細 表 示 とステータスの 簡 略 表 示 で 表 示 されます。root リソースを 表 すLifeKeeper のタグ 名 は、[TAG] 列 の 左 端 から 開 始 され、 階 層 内 のリソースのタグ 名 は 適 切 にインデントされてリソース 間 の 依 存 関 係 を 表 します。以 下 の 例 は、ステータスの 簡 略 表 示 のリソース 階 層 セクションから 取 ったものです( デバイスとディスクの ID は、 表示 領 域 に 収 まるように 切 り 詰 められている) 。LOCAL TAG ID STATE PRIO PRIMARYsvr1 app3910-on-svr1 app4238 ISP 1 svr2svr1 filesys4083 /jrl1 ISP 1 svr2svr1 device2126 000...300-1 ISP 1 svr2svr1 disk2083 000...300 ISP 1 svr2階 層 の 図 についてはリソース 階 層 の 例 のトピックを 参 照 してください。 詳 細 については、ステータスの 詳 細 表 示 とステータスの 簡 略 表 示 のトピックの「リソース 階 層 の 情 報 」セクションを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 14


リソース 階 層 の 例リソース 階 層 の 例ステータスの 詳 細 表 示このトピックでは、lcdstatus コマンドの 出 力 例 を 使 用 してステータスの 詳 細 表 示 で 提 供 される 情 報 のカテゴリについて 説 明 します。この 情 報 を 表 示 する 方 法 の 詳 細 については、LCD (1M) のマニュアルページを 参 照 してください。コマンドラインに、man lcdstatus または man LCD を 入 力 できます。LifeKeeper の GUI で 使 用 できるステータス 情 報 については、サーバーのステータスの 表 示 またはリソースのステータスの 表 示 を 参 照 してください。ステータスの 詳 細 表 示 の 例 :シャットダウンストラテジーResource hierarchies for machine "wileecoyote":ROOT of RESOURCE HIERARCHYapache-home.fred: id=apache-home.fred app=webserver type=apache state=ISPinitialize=(AUTORES_ISP) automatic restore to IN-SERVICE by LifeKeeperinfo=/home/fred /usr/sbin/httpdreason=restore action has succeededdepends on resources: ipeth0-172.17.104.25,ipeth0-172.17.106.10,ipeth0-172.17.106.105Local priority = 1SHARED equivalency with "apache-home.fred" on "roadrunner", priority = 10SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 15


ステータスの 詳 細 表 示FAILOVER ALLOWEDipeth0-172.17.104.25: id=IP-172.17.104.25 app=comm type=ip state=ISPinitialize=(AUTORES_ISP) automatic restore to IN-SERVICE by LifeKeeperinfo=wileecoyote eth0 172.17.104.25 fffffc00reason=restore action has succeededthese resources are dependent: apache-home.fredLocal priority = 1SHARED equivalency with "ipeth0-172.17.104.25" on "roadrunner", priority = 10FAILOVER ALLOWEDipeth0-172.17.106.10: id=IP-172.17.106.10 app=comm type=ip state=ISPinitialize=(AUTORES_ISP) automatic restore to IN-SERVICE by LifeKeeperinfo=wileecoyote eth0 172.17.106.10 fffffc00reason=restore action has succeededthese resources are dependent: apache-home.fredLocal priority = 1SHARED equivalency with "ipeth0-172.17.106.10" on "roadrunner", priority = 10FAILOVER ALLOWEDipeth0-172.17.106.105: id=IP-172.17.106.105 app=comm type=ip state=ISPinitialize=(AUTORES_ISP) automatic restore to IN-SERVICE by LifeKeeperinfo=wileecoyote eth0 172.17.106.105 fffffc00reason=restore action has succeededThese resources are dependent: apache-home.fredLocal priority = 1SHARED equivalency with "ipeth0-172.17.106.105" on "roadrunner", priority = 10FAILOVER ALLOWED通 信 ステータスの 情 報The following LifeKeeper servers are known:machine=wileecoyote state=ALIVEmachine=roadrunner state=DEAD (eventslcm detected failure at Wed Jun 7 15:45:14 EDT2000)The following LifeKeeper network connections exist:SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 16


リソース 階 層 の 情 報to machine=roadrunner type=TCP addresses=192.168.1.1/192.168.105.19state="DEAD" priority=2 #comm_downs=0LifeKeeper のフラグThe following LifeKeeper flags are on:shutdown_switchoverシャットダウンストラテジーThe shutdown strategy is set to: switchover.リソース 階 層 の 情 報LifeKeeper は、リソースのステータスを root リソースから 表 示 します。 表 示 には、リソースのすべての 依 存 関 係 についての 情 報 が 含 まれます。複 数 のリソースに 共 通 する 要 素 は、 最 初 の root リソースの 下 に 1 回 のみ 表 示 されます。 各 リソース 記 述 の 第 1行 には、リソースタグとその 後 に 続 くコロン (:) が 表 示 されます ( 例 : device13557:)。 階 層 内 でリソースの 記 述 に 使用 できる 情 報 要 素 を 以 下 に 示 します。• id - LifeKeeper が 使 用 する 一 意 のリソース 識 別 文 字 列 。• app - アプリケーションのタイプを 示 します。 例 えば、サンプルリソースは Web サーバアプリケーションです。• type - リソースのクラスタイプを 示 します。 例 えば、サンプルリソースは Apache アプリケーションです。• state - リソースの 現 在 の 状 態 。• ISP — ローカルで In Service であり、 保 護 されています。• ISU — In Service であり、 保 護 されていません。• OSF — Out of Service であり、 障 害 が 発 生 しています。• OSU — Out of Service であり、 障 害 はありません。• initialize - リソースの 初 期 化 方 法 を 指 定 します。 例 えば、LifeKeeper はアプリケーションのリソースをリストアしますが、ホストアダプタは LifeKeeper なしで 初 期 化 します。• info - オブジェクトの remove と restore のスクリプトが 使 用 する、オブジェクトに 固 有 の 情 報 があります。• reason - 存 在 する 場 合 、リソースが 現 在 の 状 態 にある 原 因 を 示 します。 例 えば、あるアプリケーションがOSU の 状 態 になった 原 因 は、 別 のサーバでそのアプリケーションがIn Service (ISP または ISU) になったからです。 共 有 リソースは、グループ 内 の 1 台 のサーバでのみ 同 時 にアクティブにできます。• depends on resources - 存 在 する 場 合 、このリソースが 依 存 するリソースのタグ 名 がリストされます。• these resources are dependent - このオブジェクトに 直 接 依 存 するすべての 親 リソースのタグ 名 が 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 17


通 信 ステータスの 情 報• Local priority - このリソースについて、ターゲットサーバのフェイルオーバの 優 先 順 位 の 値 を 示 します。• SHARED equivalency - このリソースが 同 等 として 定 義 されたリモートリソースのリソースタグとサーバ 名 、およびこのリソースについてのフェイルオーバの 優 先 順 位 の 値 を 示 します。• FAILOVER ALLOWED - 存 在 する 場 合 、 上 の 行 で 同 等 と 指 定 されたリモートサーバで LifeKeeper が動 作 可 能 であること、およびアプリケーションが 障 害 に 対 して 保 護 されていることを 示 します。FAILOVERINHIBITED は、LifeKeeper がシャットダウンされているかリモートサーバが 停 止 していることにより、アプリケーションが 保 護 されていないことを 示 します。通 信 ステータスの 情 報ステータス 表 示 のこのセクションには、LifeKeeper が 認 識 しているサーバとその 現 在 の 状 態 、および 各 コミュニケーションパスの 情 報 がリストされます。これらの 通 信 情 報 の 要 素 は、ステータス 表 示 にあります。• state -コミュニケーションパスのステータス。 通 信 ステータスの 値 は 以 下 の 値 をとります。• ALIVE - 通 常 の 動 作 中 。• DEAD - 通 常 の 動 作 をしていません。• priority -コミュニケーションパスに 割 り 当 てられた 優 先 順 位 の 値 。この 項 目 は TCP パスについてのみ 表示 されます。• #comm_downs - ポートに 障 害 が 発 生 してフェイルオーバが 発 生 した 回 数 。パスの 障 害 によりフェイルオーバが 発 生 するのは、 障 害 発 生 時 に「ALIVE」のコミュニケーションパスが 他 にない 場 合 のみです。さらに、ステータス 表 示 では、TTY コミュニケーションパスについてのみ 維 持 されている 以 下 の 統 計 値 を 提 供 できます。• wrpid - 個 々 の TTY コミュニケーションパスが、 一 意 の 読 み 取 りプロセスと 書 き 込 みプロセスを 持 ちます。wrpid フィールドには、 書 き 込 みプロセスのプロセス ID があります。 書 き 込 みプロセスは、 以 下 の 2 つの 条 件 のうちいずれかが 発 生 するまでスリープ 状 態 です。• ハートビートタイマの 期 限 が 切 れ、 書 き 込 みプロセスにメッセージを 送 信 させる。• ローカルプロセスが、LifeKeeper のメンテナンスメッセージを 他 のサーバに 送 信 するように 書 き 込 みプロセスに 要 求 する。 書 き 込 みプロセスは、 関 連 付 けられた TTY ポートを 使 用 して、メッセージを他 のシステムの TTY ポート 上 にある 読 み 取 りプロセスに 送 信 します。• rdpid - 個 々 の TTY コミュニケーションパスが、 一 意 の 読 み 取 りプロセスと 書 き 込 みプロセスを 持 ちます。rdpid フィールドには、 読 み 取 りプロセスのプロセス ID があります。 読 み 取 りプロセスは、 以 下 の 2 つの条 件 のうちいずれかが 発 生 するまでスリープ 状 態 です。• ハートビートタイマの 期 限 が 切 れ、 定 義 済 みのハートビート 間 隔 が 期 限 切 れになったかどうかを 読み 取 りプロセスが 判 断 する 必 要 がある 場 合 。 期 限 切 れの 場 合 、 読 み 取 りプロセスはコミュニケーションパスに DEAD 状 態 のマークを 付 けます。これにより、ALIVE とマークされた 他 のコミュニケーションパスがない 場 合 はフェイルオーバイベントが 開 始 されます。• リモートシステムの 書 き 込 みプロセスが LifeKeeper のメンテナンスメッセージを 送 信 し、 読 み 取 りプロセスがメッセージの 受 信 に 必 要 なプロトコルを 実 行 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 18


LifeKeeper のフラグ• #NAKs - 書 き 込 みプロセスが negative acknowledgment ( NAK) を 受 信 した 回 数 。NAK メッセージは、他 のシステム 上 にある 読 み 取 りプロセスが、 書 き 込 みプロセスが 送 信 したメッセージを 受 け 取 らず、 書 き込 みプロセスがメッセージパケットを 再 送 信 する 必 要 があったことを 意 味 します。#NAKs の 統 計 値 は、 回線 ノイズに 起 因 して、 長 期 間 にわたって 集 計 できます。ただし、 急 激 に 数 値 が 増 加 した 場 合 、 通 信 サブシステムで 診 断 手 順 を 実 行 する 必 要 があります。• #chksumerr - サーバ 間 のチェックサムメッセージが 一 致 しなかった 回 数 。この 統 計 値 は、 回 線 ノイズに 起因 して、 長 期 間 にわたって 集 計 できます。ただし、 急 激 に 数 値 が 増 加 した 場 合 、 通 信 サブシステムで 診断 手 順 を 実 行 する 必 要 があります。• #incmpltmes - 受 信 メッセージパケットが 予 測 サイズに 一 致 しなかった 回 数 。 不 一 致 の 回 数 が 多 い 場合 、コミュニケーションパスに 関 連 付 けられたハードウェアポートで 診 断 手 順 の 実 行 が 必 要 な 可 能 性 があります。• #noreply - 書 き 込 みプロセスが 肯 定 応 答 の 待 機 中 にタイムアウトし、メッセージを 再 送 信 しなければならなかった 回 数 。 肯 定 応 答 がない 場 合 、サーバの 過 負 荷 、またはサーバの 障 害 を 意 味 することがあります。• #pacresent - 読 み 取 りプロセスが 同 一 パケットを 受 診 した 回 数 。これは、 送 信 サーバの 書 き 込 みプロセスがタイムアウトし、 同 一 メッセージを 再 送 信 する 場 合 に 発 生 することがあります。• #pacoutseq - 読 み 取 りプロセスが、 順 序 が 不 正 のパケットを 受 診 した 回 数 。このフィールドの 値 が 大 きい場 合 、メッセージパケットの 脱 落 を 示 すことがあり、 通 信 サブシステムで 診 断 手 順 の 実 行 が 必 要 な 可 能性 があります。• #maxretrys - 特 定 のメッセージについて、 再 送 信 の 最 大 回 数 を 超 えたときに 増 加 する 指 標 (NAK とnoreply のメッセージ)。#maxretrys フィールドの 値 が 大 きい 場 合 、 通 信 サブシステムで 診 断 手 順 を 実 行する 必 要 があります。LifeKeeper のフラグステータスの 詳 細 表 示 の 後 部 近 くに、システムのフラグセットがあります。 共 通 タイプは、プロセスのロックが 動 作 を完 了 するまで 他 のプロセスを 確 実 に 待 機 させるために 使 用 する LCD のロックフラグです。LCD のロックの 標 準フォーマットは 以 下 のとおりです。!action!processID!time!machine:id.一 般 的 な LCD のロックフラグの 例 を 示 します。• !action!02833!701236710!server1:filesys。ファイルシステム 階 層 を 作 成 すると、このフォーマットでステータス 表 示 にフラグが 生 成 されます。filesys の 指 定 は、 他 のアプリケーションリソース 階 層 では 別 のリソースタイプである 場 合 も、 一 般 的 なアプリケーションやユーザ 定 義 アプリケーションでは app である 場 合 もあります。• 他 の 代 表 的 なフラグとして、!nofailover!machine、!notarmode!machine、shutdown_switchover などがあります。!nofailover!machine と !notarmode!machine のフラグは、LifeKeeper が 作 成 と 削 除 を 行 う 内 部の 一 時 フラグで、サーバのフェイルオーバを 制 御 します。shutdown_switchover フラグは、このサーバのシャットダウンストラテジーが switchover に 設 定 されたことを 示 し、サーバのシャットダウンによりスイッチオーバが 発 生 します。 使 用 可 能 なフラグの 詳 細 については、 依 存 関 係 の 作 成 方 法 については、LCDI-flag(1M) を 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 19


シャットダウンストラテジーシャット ダウンスト ラテジーステータスの 詳 細 表 示 の 最 後 の 項 目 は、このシステム 用 に 選 択 された LifeKeeper のシャットダウンストラテジーを示 します。 詳 細 については、サーバのシャットダウンストラテジーの 設 定 を 参 照 してください。ステータスの 簡 略 表 示このトピックでは、lcdstatus -e コマンドの 出 力 例 を 使 用 して、ステータスの 簡 略 表 示 で 提 供 される 情 報 のカテゴリについて 説 明 します。この 情 報 を 表 示 する 方 法 の 詳 細 については、LCD (1M) のマニュアルページを 参 照 してください。コマンドラインに、man lcdstatus または man LCD を 入 力 できます。LifeKeeper の GUI で 使 用 できるステータス 情 報 については、サーバーのステータスの 表 示 またはリソースのステータスの 表 示 を 参 照 してください。ステータスの 簡 略 表 示 の 例 :リソース 階 層 の 情 報BACKUP TAG ID STATE PRIO PRIMARYsvr1 appfs3910-on-svr1 appfs4238 ISP 1 svr2svr1 filesys4083 /jrl1 ISP 1 svr2svr1 device2126 000...300-1 ISP 1 svr2svr1 disk2083 000...300 ISP 1 svr2通 信 ステータスの 情 報MACHINE NETWORK ADDRESSES/DEVICE STATE PRIOsvr1 TCP 100.10.1.20/100.11.1.21 ALIVE 1svr1 TTY /dev/ttyS0 ALIVE --リソース 階 層 の 情 報LifeKeeper は、 各 リソースのステータスを 表 示 します。root リソースを 表 す LifeKeeper のタグ 名 は、[TAG] 列 の 左端 から 開 始 され、 階 層 内 のリソースのタグ 名 は 適 切 にインデントされてリソース 間 の 依 存 関 係 を 表 します。BACKUP 列 は、フェイルオーバの 優 先 順 序 内 で、このステータス 表 示 の 対 象 システムの 次 にあるシステムを 示します。 指 定 したリソースについて、ターゲットシステムが 優 先 順 位 の 最 も 低 いシステムである 場 合 、そのリソースの BACKUP 列 にはダッシュ (------) が 表 示 されます。• TAG 列 - リソースの root タグがあります。• ID 列 - 各 リソースの 識 別 文 字 列 があります。• STATE 列 - 各 リソースの 現 在 の 状 態 があります (リソースの 状 態 を 参 照 )。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 20


通 信 ステータスの 情 報• PRIO 列 - 各 リソースについて、ローカルサーバのフェイルオーバの 優 先 順 位 の 値 があります。• PRIMARY 列 - 各 リソースについて、 優 先 順 位 が 最 高 のサーバ 名 があります。通 信 ステータスの 情 報表 示 のこのセクションには、ターゲットシステムで 定 義 された 各 コミュニケーションパスのリストがあります。 各 パスについて、 以 下 の 情 報 が 表 示 されます。• MACHINE - コミュニケーションパスのリモートサーバ 名 。• NETWORK - コミュニケーションパスのタイプ (TCP または TTY)。• ADDRESSES/DEVICE - コミュニケーションパスの IP アドレスまたはデバイス 名 のペア。• STATE - コミュニケーションパスの 状 態 (ALIVE または DEAD)。• PRIO - TCP パスの 場 合 、パスに 割 り 当 てられた 優 先 順 位 。TTY パスの 場 合 、 優 先 順 位 が 割 り 当 てられていないので、この 列 にはダッシュ (----) が 表 示 されます。障 害 検 出 とリカバリのシナリオ障 害 検 出 とリカバリを 実 行 するために、LifeKeeper のさまざまなコンポーネントがどのように 連 携 しているかを 調 べるには、3 つのタイプのリカバリシナリオを 説 明 する 以 下 のトピックを 参 照 してください。IP ローカルリカバリ<strong>SIOS</strong> では、バックアップインターフェースが 必 要 な 場 合 、すべての LifeKeeper リリースに 含 まれる 標 準 Linux のNIC ボンディングメカニズムを 使 用 してボンディングしたインターフェースを 使 用 することを 推 奨 しています。LifeKeeper のリリース 7.4.0 から、ボンディングしたインターフェースがサポートする 唯 一 の 方 法 になりました。7.4.0 以 前 のリリースでは、 後 述 の IP キットのバックアップインターフェース 機 能 を 使 用 できます。IP ローカルリカバリ 機 能 を 使 用 すると、IP Recovery Kit が 障 害 を 検 出 したときに、LifeKeeper は、 保 護 しているIP アドレスを、 設 定 されているインターフェースから 同 一 サーバ 上 の 別 のインターフェースに 移 動 できます。ローカルリカバリはオプションのバックアップ 方 式 を 提 供 するので、サーバで 特 定 のインターフェースに 障 害 が 発 生 した 場合 、 保 護 している IP アドレスをバックアップインターフェースで 動 作 可 能 にできます。このため、アプリケーション/リソース 階 層 全 体 がバックアップサーバにフェイルオーバすることを 防 ぐことができます。ローカルリカバリのシナリオIP ローカルリカバリを 使 用 すると、サーバ 上 で LifeKeeper が 保 護 する 各 IP アドレスについて、バックアップネットワークインターフェースを 1 つ 指 定 できます。バックアップインターフェースが 正 しく 動 作 するためには、プライマリインターフェースと 同 じ 物 理 ネットワークに 接 続 する 必 要 があります。システム 管 理 者 は、 有 効 なインターフェースが 選択 されていることを 確 認 する 必 要 があります。バックアップインターフェースをあるサーバに 指 定 し、クラスタ 内 の 他のサーバには 指 定 しないことには、 正 当 性 があります。 選 択 されたあるサーバ 上 のバックアップインターフェースは、他 のサーバ 上 のバックアップの 選 択 に 影 響 を 与 えません。IP Recovery Kit によって IP アドレスの 障 害 が 検 出 されると、 結 果 として 生 じる 障 害 によって IP ローカルリカバリスクリプトが 起 動 されます。LifeKeeper は 最 初 に、その IP アドレスを 現 在 のネットワークインターフェース 上 で InService に 戻 そうとします。この 動 作 に 失 敗 した 場 合 、LifeKeeper はリソースインスタンスをチェックして、 使 用 可SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 21


コマンドラインの 操 作能 なバックアップインターフェースの 有 無 を 調 べます。 使 用 可 能 なバックアップインターフェースがある 場 合 、IP アドレスをバックアップインターフェースに 移 動 しようとします。ローカルリカバリの 試 行 がすべて 失 敗 した 場合 、LifeKeeper は IP アドレスとすべての 依 存 リソースをバックアップサーバにフェイルオーバします。バックアップインターフェース 名 は、IP リソースインスタンスの 情 報 フィールドに 指 定 できます。 情 報 フィールドの 値 はスペースで 区 切 り、プライマリサーバ 名 、ネットワークインターフェース 名 、IP アドレス、ネットマスク、バックアップインターフェース 名 の 順 に 指 定 します。 例 を 示 します。ServerA eth0 172.17.106.10 fffffc00 eth1バックアップインターフェースを 設 定 しない 場 合 、5 番 目 のフィールド 値 を none に 設 定 してください。保 護 している IP アドレスがバックアップインターフェースに 移 動 すると、2 番 目 と 5 番 目 のフィールド 値 が 入 れ 替 えられ、 元 のバックアップインターフェースがプライマリになり、 元 のプライマリインターフェースがバックアップになります。この 結 果 、LifeKeeper の 起 動 時 、スイッチオーバ 時 、およびフェイルオーバ 時 には、LifeKeeper は 常 に 最 後 に 設定 されたインターフェースで IP アドレスを In Service にしようとします。コマンドラインの 操 作LifeKeeper for Linux v3.01 以 降 では、 既 存 の IP リソースインスタンスにバックアップインターフェースを 追 加 したり削 除 したりする 機 能 は、コマンドラインユーティリティとして 提 供 されています。この 機 能 は、lkipbu ユーティリティが 提 供 します。コマンドと 構 文 は 以 下 のとおりです。lkipbu [-d machine] -{a|r} -t tag -f interfaceこのインスタンスについてバックアップインターフェースがすでに 定 義 済 みの 場 合 、または 不 正 なインターフェース 名が 指 定 された 場 合 、add 動 作 (-a オプションで 指 定 ) は 失 敗 します。 指 定 したインターフェースが、このDataKeeperの 現 在 のバックアップインターフェースでない 場 合 、 削 除 動 作 (-r オプションで 指 定 ) は 失 敗 します。コマンドライン 操 作 で、IP アドレスをバックアップインターフェースに 手 動 で 移 動 することもできます。この 操 作 は、以 下 の 構 文 で -m オプションにより 指 定 します。lkipbu [-d machine] -m -t tagこのインスタンスについてバックアップインターフェースが 設 定 されていない 場 合 、この 操 作 は 失 敗 します。 指 定 したリソースインスタンスが 現 在 In Service である 場 合 、 現 在 のインスタンスから IP アドレスを 設 定 解 除 するipaction remove 動 作 、および IP アドレスをバックアップインターフェースに 設 定 する ipaction restore動 作 を 使 用 して、 移 動 が 実 行 されます。 移 動 後 、 execute_broadcast_ping の 機 能 を 使 用 して 新 しいインターフェース 上 にあるアドレスの 動 作 が 確 認 され、 正 常 に 動 作 している 場 合 は、IP リソースインスタンスのINFO フィールドにあるインターフェースの 値 が 入 れ 替 えられます。このコマンドの 実 行 時 に、 指 定 した IP リソースインスタンスが Out of Service である 場 合 、INFO フィールドのプライマリとバックアップのインターフェースの 値 が 単純 に 入 れ 替 えられます。lkipbu ユーティリティには、 指 定 した IP リソースインスタンスについて 現 在 指 定 されているプライマリとバックアップのインターフェース、およびプライマリインターフェース 上 のリソースの 状 態 ( 動 作 中 または 停 止 ) を 取 得 するオプションもあります。この 操 作 は、 以 下 の 構 文 で -s オプションにより 指 定 します。lkipbu [-d machine] -s -t tag出 力 は、 以 下 のようになります。IP address: 172.17.106.10SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 22


リソースのエラーリカバリのシナリオNetmask: 255.255.252.0Primary interface: eth0 (up)Backup interface: eth1詳 細 については、lkipbu(8) のマニュアルページを 参 照 してください。リソースのエラーリカバリのシナリオLifeKeeper は、LifeKeeper が 保 護 するリソースのステータスと 健 全 性 をチェックするリアルタイムデーモンモニタlkcheck を 装 備 しています。 In Service の 各 リソースについて、lkcheck が 定 期 的 にそのリソースタイプのquickCheck スクリプトを 呼 び 出 します。quickCheck スクリプトがリソースのクイック 健 全 性 チェックを 実 行 し、リソースが 障 害 のある 状 態 にあると 判 断 すると、quickCheck スクリプトはイベント 通 知 メカニズム sendevent を 呼び 出 します。以 下 の 図 に、lkcheck がプロセスを 開 始 したときのリカバリプロセスの 作 業 を 示 します。1. lkcheck が 実 行 されます。デフォルトでは、lkcheck プロセスは 2 分 ごとに 実 行 されます。lkcheck が 動 作すると、システムで In Service の 各 リソースについて 適 切 は quickCheck スクリプトを 呼 び 出 します。2. quickCheck スクリプトがリソースをチェックします。quickCheck スクリプトが 実 行 するチェックの 内 容 は、各 リソースタイプによって 異 なります。 通 常 、スクリプトは、リソースのクライアントの 動 作 をシミュレートして、 予 測 した 応 答 を 受 信 するかどうかを 確 認 することにより、 目 的 の 作 業 を 実 行 するためにリソースが 使用 可 能 かどうかを 単 純 に 確 認 します。3. quickCheck スクリプトが sendevent を 呼 び 出 します。quickCheck スクリプトが、リソースが 障 害 のある状 態 にあると 判 断 した 場 合 、sendevent を 呼 び 出 して、 適 切 なクラスとタイプを 持 つイベントを 開 始 します。4. リカバリ 手 順 の 検 索 。システムイベント 通 知 メカニズム sendevent は、はじめに、イベントタイプまたはコンポーネントについて、LCD がリソースまたはリカバリを 持 つかどうかを 判 断 しようとします。この 判 断 を 行 うたSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 23


リソースのエラーリカバリのシナリオめに、is_recoverable プロセスは LCD のリソース 階 層 をスキャンして、イベントに 対 応 するリソースインスタンス (この 例 では filesys の 名 前 ) を 検 索 します。次 の 手 順 の 動 作 は、スキャンでリソースレベルのリカバリ 手 順 が 検 出 されたかどうかによって 異 なります。• 検 出 されない 場 合 。リカバリ 手 順 が 見 つからない 場 合 、is_recoverable は sendevent に 戻り、sendevent は 基 本 イベント 通 知 を 続 行 します。• 検 出 された 場 合 。スキャンでリソースが 検 出 された 場 合 、is_recoverable はリカバリプロセスをバックグラウンドに 運 びます。is_recoverable プロセスが 戻 り、sendevent が 基 本 イベント 通 知 を 続 行 します。 推 奨 フラグ「-A」を 基 本 警 告 イベント 応 答 スクリプトに 渡 し、LifeKeeper がリカバリを 実 行 することを 示 します。5. リカバリプロセスが 開 始 されます。リカバリが 続 行 していると 仮 定 して、is_recoverable はリカバリプロセスを開 始 し、はじめにローカルリカバリを 試 行 します。6. ローカルリカバリが 試 行 されます。インスタンスが 検 出 された 場 合 、リカバリプロセスは、LCD 内 のリソース階 層 にアクセスし、 階 層 ツリーからイベントに 応 答 する 方 法 を 知 っているリソースを 検 索 して、ローカルリカバリを 試 行 します。 各 リソースタイプについて、イベントクラスにちなむ 名 前 を 持 つサブディレクトリ (そのイベントタイプのリカバリスクリプトを 持 つ) を 含 むリカバリサブディレクトリを 検 索 します。リカバリプロセスが、リソース 階 層 で 障 害 が 発 生 しているリソースから 上 方 向 に 最 も 離 れたリソースに 関 連付 けられている、リカバリスクリプトを 実 行 します。リカバリスクリプトが 正 常 に 完 了 した 場 合 、リカバリは 停止 します。スクリプトが 失 敗 した 場 合 、 次 のリソースに 関 連 付 けられたスクリプトが 実 行 され、リカバリスクリプトが 正 常 に 完 了 するか、 障 害 が 発 生 したインスタンスに 関 連 付 けられたリカバリスクリプトが 試 行 されるまで 続 行 されます。ローカルリカバリが 正 常 に 完 了 した 場 合 、リカバリは 停 止 します。7. サーバ 間 のリカバリが 開 始 されます。ローカルリカバリに 失 敗 した 場 合 、イベントはサーバ 間 のリカバリにエスカレートします。8. リカバリが 続 行 されます。ローカルリカバリに 失 敗 しているので、リカバリプロセスは 失 敗 したインスタンスをOut-of-Service-FAILED (OSF) 状 態 にマークし、この 失 敗 したリソースに 依 存 するすべてのリソースをOut-of-Service-UNIMPAIRED (OSU) 状 態 にマークします。リカバリプロセスは 次 に、 障 害 が 発 生 したリソース、または 障 害 が 発 生 したリソースに 依 存 するリソースが、 他 のシステム 上 にあるリソースとイクイバレンシー 情 報 を 持 っているかどうかを 判 断 し、 優 先 順 位 が 最 高 の 動 作 可 能 なサーバを 選 択 します。 同 時にアクティブにできるイクイバレンシー 情 報 を 持 つリソースは 1 つのみです。イクイバレンシー 情 報 が 存 在 しない 場 合 、リカバリプロセスは 停 止 します。イクイバレンシー 情 報 が 検 出 されて 選 択 された 場 合 、LifeKeeper はサーバ 間 のリカバリを 開 始 します。リカバリプロセスが LCM 経 由 で、イクイバレンシー 情 報 を 持 つリソースを 持 つ 選 択 されたバックアップシステムの LCD プロセスにメッセージを 送 信 します。これは、LifeKeeper がサーバ 間 のリカバリを 試 行 することを 意味 します。9. lcdrecover プロセスが 転 送 を 調 整 します。バックアップサーバの LCD プロセスが lcdrecover プロセスを 運び、 同 等 リソースの 転 送 を 調 整 します。10. バックアップサーバのアクティブ 化 。lcdrecover プロセスが 同 等 のリソースを 検 出 し、そのリソースが Out ofService のリソースに 依 存 しているかどうかを 判 断 します。lcdrecover が、 必 要 な 各 リソースについてrestore スクリプト (リソースリカバリ 動 作 スクリプトの 一 部 ) を 実 行 し、リソースを In Service にします。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 24


サーバの 障 害 リカバリのシナリオバックアップサーバでリソースをリストアすることにより、プライマリシステムからより 多 くの 共 有 リソースを 転 送することが 必 要 になる 場 合 があります。プライマリシステムとの 間 で、プライマリサーバ 上 でのサービスから 削除 する 必 要 があるリソースを 示 すメッセージが 送 受 信 され、 次 に 選 択 したバックアップサーバで In Serviceになり、 重 要 なアプリケーションのすべての 機 能 が 提 供 されます。この 動 作 は、 転 送 する 追 加 の 共 有 リソースがなくなり、バックアップで 必 要 なすべてのリソースインスタンスがリストアされるまで 続 行 されます。サーバの 障 害 リカバリのシナリオLifeKeeper Communications Manager (LCM) には、2 つの 機 能 があります。• メッセージング。LCM は、LifeKeeper がリカバリ、 設 定 、または 監 査 の 実 行 を 行 うときに 送 信 するメッセージの 経 路 として 機 能 します。• 障 害 検 出 。また、LCM には、サーバに 障 害 が 発 生 しているかどうかを 検 出 する 役 割 もあります。LifeKeeper には、 構 成 内 の 各 サーバに、ペアのサーバが 動 作 していることを 定 期 的 に 通 知 する 組 み 込 みのハートビート 信 号 があります。あるサーバが、いずれかのコミュニケーションパス 経 由 でハートビートメッセージを 受 信 しなかった 場 合 、LifeKeeper はそのパスを DEAD としてマークします。以 下 の 図 に、LCM ハートビートメカニズムがサーバの 障 害 を 検 出 したときのリカバリ 作 業 を 示 します。以 下 の 手 順 では、 上 の 図 で、LifeKeeper があるサーバのすべての 通 信 接 続 を DEAD としてマークした 場 合 のリカバリシナリオを 説 明 します。1. LCM が eventslcm を 起 動 します。LifeKeeper がすべてのコミュニケーションパスを DEAD としてマークすると、LCM は eventslcm プロセスを 開 始 します。eventslcm プロセスを 停 止 する 活 動 は 1 つのみです。• コミュニケーションパスが、アクティブである。いずれかのコミュニケーションパスがハートビート 信 号 の 送 信 を再 開 した 場 合 、LCM は eventslcm プロセスを 停 止 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 25


サーバの 障 害 リカバリのシナリオ通 信 障 害 に 起 因 するフェイルオーバやシステムの 障 害 を 防 止 するために、 各 ペアのサーバ 間 に、 物 理 的に 独 立 した 冗 長 なコミュニケーションパスを 2 つ 以 上 設 定 することが 重 要 です。2. sendevent へのメッセージ 送 信 。eventslcm は、sendevent をイベントタイプ machfail で 呼 び 出 してシステム 障 害 アラームを 送 信 します。3. sendevent がフェイルオーバリカバリを 開 始 します。sendevent プログラムが、LifeKeeper がシステム 障 害 イベントを 処 理 できることを 判 断 し、LifeKeeper フェイルオーバリカバリプロセス lcdmachfail を 実 行 します。4. lcdmachfail のチェック。lcdmachfail プロセスがはじめに、 応 答 していないサーバがシャットダウンしていないことを 確 認 します。システム 障 害 の 発 生 前 に、 他 のシステムが 正 常 にシャットダウンしている 場 合 、フェイルオーバは 禁 止 されます。 次 に、lcdmachfail は、 障 害 が 発 生 したシステムと 同 等 の 共 有 を 持 つリソースをすべて 特 定 します。これが、リカバリの 関 与 ポイントです。5. lcdmachfail がリソースをリストアします。lcdmachfail が、 障 害 が 発 生 したシステムと 同 等 のイクイバレンシ 情 報 を 持 つ、バックアップサーバ 上 のリソースをすべて 特 定 します。また、バックアップサーバが 該 当 するリソースが 構 成 されている、 優 先 順 位 が 最 高 のアクティブなサーバであるかどうかを 判 断 します。すべてのバックアップサーバがこのチェックを 実 行 するので、1 台 のサーバのみが 階 層 のリカバリを 試 行 します。このチェックに 合 格 した 個 々 の 同 等 リソースについて、lcdmachfail が、 関 連 付 けられたリストアプログラムを呼 び 出 します。 次 に、lcdmachfail は、リストアしたリソースに 依 存 する 各 リソースもリストアします。これは、バックアップサーバ 上 の 階 層 全 体 がサービス 中 になるまで 続 行 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 26


インスト ールと 設 定SPS for Linux のインスト ールSPS for Linux ソフトウェアのインストールに 関 する 詳 細 な 手 順 については、SPS for Linux インストールガイドを参 照 してください。その 他 の 情 報 については、 SPS for Linux リリースノートを 参 照 してください。SPS for Linux の 設 定SPS 環 境 がインストールされると、クラスタ 内 の 各 サーバ 上 で SPS ソフトウェアを 設 定 することができます。 以 下の SPS 設 定 手 順 トピックに 記 載 の 手 順 に 従 ってください。ここには、 詳 細 情 報 を 含 む 各 トピックへのリンクが 記載 されています。SPS の 設 定 手 順SPS インストールガイドの 説 明 に 従 って SPS 環 境 をインストールした 場 合 、クラスタ 内 の 各 サーバで SPS ソフトウェアを 起 動 し、 設 定 することができます。詳 細 を 説 明 するトピックへのリンクを 含 む 以 下 の 手 順 を 実 行 してください。 以 下 の 手 順 は、クラスタ 内 の 各 サーバで 実 行 します。1. 次 のコマンドを root として 実 行 して LifeKeeper を 起 動 します。/etc/init.d/lifekeeper startこのコマンドによって、 管 理 対 象 のサーバ 上 のまだ 起 動 していないすべての LifeKeeper デーモンプロセスを 起 動 します。LifeKeeper の 起 動 および 停 止 の 詳 細 については、LifeKeeper の 起 動 および LifeKeeper の 停 止 を 参 照してください。2. TTY 通 信 接 続 をセットアップ します。LifeKeeper のハートビート 用 に TTY 通 信 パスを 利 用 する 場 合 は、ハートビート 用 の 物 理 的 な 接 続 をセットアップする 必 要 があります。3. GUI を 設 定 します。GUI の 設 定 には 多 くのタスクが 含 まれます。GUI の 実 行 準 備 のLifeKeeper GUI - 概要 トピックから 始 めてください。 詳 細 な 手 順 については、GUIの 実 行 準 備 に 網 羅 されたリンクの 順 番 に従 ってください。注 記 : LifeKeeper GUI を 初 めて 実 行 すると、QuickStart ボタンが 表 示 され、これを 押 すと LifeKeeper のリソースの 設 定 を 案 内 する 手 順 とリンクを 含 むウィンドウが 開 きます。QuickStart Configuration Assistantは [Help] メニュー からいつでもアクセスできます。4. コミュニケーションパスを 作 成 します。LifeKeeper の 保 護 を 有 効 にする 前 に、コミュニケーションパス (ハートビート) の 定 義 を 作 成 する 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 27


TTY 接 続 のセットアップ5. 以 下 の 設 定 作 業 を 任 意 で 実 行 します。• サーバのシャットダウンストラテジーの 設 定• 手 動 フェイルオーバ 確 認 オプションの 設 定• LifeKeeper ハートビートの 調 整• デスクトップのツールバーに LifeKeeper GUI のアイコンを 追 加 する• SNMP イベント 転 送 の 設 定• イベントメール 通 知 の 設 定• クラスタで STONITH デバイスを 使 用 する 場 合 は、STONITH デバイスを 制 御 するスクリプトを 作 成 し、LifeKeeper の 適 切 なイベントディレクトリに 配 置 します。6. SPS でアプリケーションを 保 護 する 準 備 ができました。 以 降 の 手 順 は、オプションの SPS Recovery Kitのいずれかを 使 用 するかどうかによって 異 なります。• SPS Recovery Kit を 使 用 する 場 合 、リソース 階 層 の 作 成 と 拡 張 の 手 順 についてはRecovery Kit に 関 連 するドキュメンテーションを 参 照 してください。• 関 連 する Recovery Kit がないアプリケーションを 使 用 する 場 合 、2 通 りの 選 択 肢 があります。• シンプルなアプリケーションの 場 合 、アプリケーションと LifeKeeper との 間 のインターフェースの 作 成 方 法 を 慎 重 に 検 討 してください。LifeKeeper Core に 含 まれるGeneric Application Recovery Kit を 使 用 して 保 護 することもできます。TTY 接 続 のセット アップLifeKeeper のハートビート 用 に TTY コミュニケーションパスを 利 用 する 場 合 は、ハートビート 用 の 物 理 的 な 接 続をセットアップする 必 要 があります。 単 一 の 通 信 障 害 による 誤 ったフェイルオーバを 抑 止 するためには、 複 数 のコミュニケーションパスが 必 要 です。2 つ 以 上 の LAN ベース (TCP) のコミュニケーションパスも 使 用 する 必 要 があります。使 用 する 各 サーバのシリアルポートにシリアルハートビート 用 の TTY ケーブルを 接 続 します。1. 次 のコマンドを 実 行 してシリアルパスをテストします。/opt/LifeKeeper/bin/portio -r -p port -b baudここで、• baud は、シリアルパス 用 に 選 択 したボーレート ( 通 常 は 9600)• port は、サーバ 1 でテスト 中 のシリアルポート。 例 えば、/dev/ttyS0これでサーバ 1 は、サーバ 2 からの 入 力 を 待 っている 状 態 です。2. サーバ 2 で portio コマンドを 実 行 します。ペアの 2 番 目 のシステムで 次 のコマンドを 実 行 します。echo Helloworld | /opt/LifeKeeper/bin/portio -p port -b baudここで、SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 28


SNMP による LifeKeeper イベント 転 送• baud は、サーバ 1 に 合 わせて 選 択 した 同 じボーレート• port は、サーバ 2 でテスト 中 のシリアルポート。 例 えば、/dev/ttyS0。3. コンソールを 確 認 します。コミュニケーションパスが 正 常 に 動 作 する 場 合 、サーバ 1 のコンソールには「Helloworld」が 表 示 されます。 表 示 されない 場 合 は、 診 断 、 修 正 作 業 を 終 えてから LifeKeeper の 設定 を 続 けてください。SNMP による LifeKeeper イベント 転 送SNMP による LifeKeeper イベント 転 送 の 概 要SNMP (Simple Network Management Protocol) は、ネットワークを 管 理 するための、デバイスに 依 存 しないフレームワークです。ネットワーク 上 のデバイスは、デバイスのベンダーが 提 供 する MIB (Management InformationBase) 変 数 によって 記 述 されます。ネットワーク 内 の 各 ノード 上 では SNMP エージェントが 実 行 され、ネットワークマネージャノードと 通 信 を 行 います。ネットワークマネージャは、エージェントに 対 するクエリで MIB 変 数 の 値 を 取得 、 設 定 することにより、エージェントノードを 監 視 、 制 御 します。エージェントは、トラップと 呼 ばれるメッセージを非 同 期 に 生 成 して 例 外 イベントの 発 生 をマネージャにしらせることもできます。SNMP (Simple NetworkManagement Protocol) を 使 用 してネットワークを 監 視 および 管 理 するアプリケーションは 多 数 提 供 されています。LifeKeeper のイベント 通 知 機 能 では、 特 定 のイベントが 起 きたときに 通 知 を 受 信 するアプリケーションを 登 録 することができます (sendevent(5) マニュアルページを 参 照 )。LifeKeeper は、LifeKeeper の 動 作 を 監 視 するサードパーティのネットワーク 管 理 コンソールに 向 けて LifeKeeper の 重 要 なイベントに 関 する SNMP トラップ 通 知 を 送信 するように 簡 単 に 設 定 できます。SNMP トラップを 受 信 するリモート 管 理 コンソールは、 最 初 にそのシステムの 管 理 用 ソフトウェアを 使 用 して 設 定する 必 要 があります。LifeKeeper は、 外 部 の SNMP の 設 定 機 能 を 提 供 していません。リモート 管 理 サーバは、通 常 、LifeKeeper クラスタの 外 側 に 配 置 されます (つまり LifeKeeper のノードではありません)LifeKeeper イベント テーブル以 下 の 表 では、LifeKeeper のイベントのリストと 関 連 付 けられているトラップ 番 号 を 示 しています。オブジェクト ID(OID) は、プリフィックスとそれに 続 く 個 別 のトラップ 番 号 から、 次 のフォーマットで 構 成 されます。prefix.0.specific trap numberプリフィックスは「.1.3.6.1.4.1.7359」であり、これは MIB ツリーで iso.org.dod.internet.private.enterprises.7359に 展 開 されます(7359 は、SteelEye (<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong>) の 企 業 番 号 です。LifeKeeper を 表 す「1」をこれに 続 けます)。 例 えば、「LifeKeeper Startup Complete」イベントは 次 の OID を 生 成 します: .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.100。LifeKeeper イベント/ 説 明LifeKeeper Startup CompleteLifeKeeper が 起 動 したノードから 送 信 されますトラップ番 号オブジェクト ID100 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.100SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 29


LifeKeeper イベントテーブルLifeKeeper Shutdown InitiatedLifeKeeper のシャットダウンを 開 始 したノードから 送 信 されますLifeKeeper Shutdown CompleteLifeKeeper のシャットダウンを 完 了 したノードから 送 信 されますLifeKeeper Manual Switchover Initiated on Server手 動 スイッチオーバを 要 求 したノードから 送 信 されますLifeKeeper Manual Switchover Complete - recovered list手 動 スイッチオーバを 完 了 したノードから 送 信 されますLifeKeeper Manual Switchover Complete - failed list手 動 スイッチオーバに 失 敗 したクラスタ 内 の 各 ノードから 送 信 されますLifeKeeper Node Failure Detected for Serverクラスタ 内 のノードに 障 害 が 発 生 したときに、クラスタ 内 の 各 ノードから送 信 されますLifeKeeper Node Recovery Complete for Server - recovered list障 害 ノードからのリソースをリカバリしたクラスタ 内 の 各 ノードから 送 信 されますLifeKeeper Node Recovery Complete for Server - failed list障 害 ノードからのリソースのリカバリに 失 敗 したクラスタ 内 の 各 ノードから送 信 されますLifeKeeper Resource Recovery Initiatedリソースをリカバリしているノードから 送 信 されます。リカバリが 完 了 したか失 敗 したかを 示 す 131 または 132 トラップが 必 ずこれに 続 きます。LifeKeeper Resource Recovery Failedリカバリを 試 みたリソースを 稼 働 できなかったときに、トラップ 130 を 送 信したノードから 送 信 されますLifeKeeper Resource Recovery Completeリソースのリカバリが 完 了 したときに、トラップ 130 を 送 信 したノードから送 信 されますLifeKeeper Communications Path Upノードへのコミュニケーションパスが 確 立 されましたLifeKeeper Communications Path Downノードへのコミュニケーションパスがダウンしました101 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.101102 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.102110 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.110111 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.111112 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.112120 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.120121 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.121122 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.122130 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.130131* .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.131132 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.132140 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.140141 .1.3.6.1.4.1.7359.1.0.141SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 30


LifeKeeper イベント 転 送 の 設 定トラップ PDU に 追 加 情 報 を 含 めるために 以 下 の 変 数 が 使 用 されます。Trap messageすべてのトラップ.1.3.6.1.4.1.7359.1.1Resource Tag 130 .1.3.6.1.4.1.7359.1.2Resource Tag 131 .1.3.6.1.4.1.7359.1.2Resource Tag 132 .1.3.6.1.4.1.7359.1.2List of recovered resources 111 .1.3.6.1.4.1.7359.1.3List of recovered resources 121 .1.3.6.1.4.1.7359.1.3List of failed resources 112 .1.3.6.1.4.1.7359.1.4List of failed resources 122 .1.3.6.1.4.1.7359.1.4* 複 数 のバックアップサーバでリカバリに 失 敗 すると、このトラップは 複 数 回 表 示 されることがあります。LifeKeeper イベント 転 送 の 設 定前 提 条 件SNMP のイベント 転 送 機 能 は、LifeKeeper Core の 機 能 の 一 部 として 含 まれているので、LifeKeeper の 追 加パッケージをインストールする 必 要 はありません。ただし、LifeKeeper イベントのトラップ 通 知 を 生 成 するLifeKeeper の 各 ノードに SNMP ソフトウェアがインストールされている 必 要 があります。LifeKeeper は、このSNMP トラップユーティリティを 使 ってトラップを 生 成 します。このユーティリティは、ほとんどの Linux ディストリビューションで snmp-utils パッケージによって 提 供 されています (SuSE では snmp と 呼 ばれます)。以 前 のバージョン (4.1 以 前 ) の snmp の 実 装 では、defCommunityめ、トラップは「public」コミュニティストリングを 使 用 して 送 信 されます。ディレクティブがサポートされていないたLifeKeeper のノードで SNMP エージェント snmpdを 起 動 しておく 必 要 はありません。ネットワーク 管 理 コンソール 上 のトラップハンドラおよびトラップメッセージに 対 するハンドラの 応 答 に 関 する 設 定は、LifeKeeper の 本 機 能 が 提 供 する 範 囲 ではありません。 必 要 な 手 順 については、お 使 いのシステム 管 理ツールが 提 供 するドキュメンテーションを 参 照 してください。設 定 作 業LifeKeeper SNMP イベント 転 送 を 設 定 するには、 以 下 の 作 業 を 実 施 します。SNMP トラップを 生 成 するLifeKeeper クラスタの 各 ノードにおいて、 最 後 の 手 順 以 外 のすべてを 繰 り 返 す 必 要 があります。1. 上 述 の snmptrap ユーティリティが 利 用 できることを 確 認 します。2. SNMP トラップを 受 信 するネットワーク 管 理 ノードを 指 定 します。 指 定 するには、コマンドラインを 使 用 するSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 31


設 定 の 確 認か、/etc/default/LifeKeeper ファイルを 編 集 します。DNS の 問 題 に 影 響 されないように、ドメイン 名 ではなく IP アドレスを 指 定 してください。• コマンドラインからは、 lk_configsnmp を 使 用 します ( 詳 細 については、lk_configsnmp(1M) のマニュアルページを 参 照 )。このユーティリティでは、IP アドレスのみ 使 用 できます。• または、デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper を 編 集 して IP アドレスを 追 加 します。 LK_TRAP_MGR= エントリを 見 つけて「=」の 右 側 に IP アドレスを 入 力 します (「=」の 前 後 にはスペースを 入 れません)。3. defCommunity をサポートとしない SNMP 実 装 の 以 前 のバージョンをお 使 いの 場 合 は、このステップを飛 ばしてください。トラップは「public」コミュニティストリングを 使 用 して 送 信 されます。 新 しいバージョンの 場合 は 次 の 手 順 を 実 行 します。/usr/share/snmp/snmp.conf にデフォルトのコミュニティを 指 定 してください。このファイルが存 在 しない 場 合 は、 十 分 な 制 限 付 きの 権 限 で 作 成 します。ディレクティブ defCommunity を値 と 共 に 追 加 します。これにより、トラップの 送 信 時 に SNMP バージョン 2c のコミュニティストリングが 指 定 されます。 例 えば、 以 下 のような 行 を 追 加 します。defCommunity myCommunityStringこの 設 定 ファイルの 詳 細 については、snmp.conf マニュアルページを 参 照 してください。4. リモート 管 理 コンソール 上 で、LifeKeeper のイベントから 送 られて 来 るトラップ OID を 検 出 し 応 答 するために 必 要 な 設 定 手 順 をすべて 実 行 します。 管 理 ノードがLinux サーバの 場 合 、この 機 能 の 検 証 を 開 始 するために 最 低 限 必 要 なことは、-f -Lo オプション (メッセージを stdout に 出 力 ) を 指 定 して snmptrapdデーモンを 開 始 することです。設 定 の 確 認設 定 が 正 常 に 動 作 することを 確 認 するには、LifeKeeper の 処 理 を 実 行 します ( 例 えば、LifeKeeper を 開 始 または 停 止 する、または LifeKeeper GUI を 使 用 して、あるリソースを 手 動 で in service にするなど)。 管 理 コンソールでトラップメッセージを 受 信 していることを 確 認 します。トラップを 受 信 していない 場 合 は、 管 理 システムの 適 切 なログファイルを 調 査 し、 管 理 ソフトウェアが 提 供 する 標 準 のトラブルシューティング 手 順 を 実 行 してください。LifeKeeper のログを 調 べると、トラップメッセージの 送 信 に 問 題 があるかどうかを 判 断 することができます。 詳細 については、SNMP のトラブルシューティングを 参 照 してください。SNMP イベント 転 送 の 無 効 化LifeKeeper による SNMP トラップの 生 成 を 無 効 にするには、ファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_TRAP_MGR 環 境 変 数 から IP アドレスの 割 り 当 てを 削 除 します。 削 除 するには、コマンドラインで 「disable」オプションを 指 定 して lk_configsnmp ユーティリティを 実 行 します ( 例 については lk_configsnmp(1M) マニュアルページを 参 照 )。または、/etc/default/LifeKeeper を 編 集 して、 LK_TRAP_MGR のエントリを LK_TRAP_MGR= に 変 更 します (または 行 全 体 を 削 除 する)。この 手 順 は、トラップメッセージの 送 信 を 無 効 にしたい各 ノードで 実 行 する 必 要 があります。SNMP のト ラブルシューティングSNMP によるイベント 転 送 に 関 連 して 予 想 される 問 題 とその 解 決 策 を 以 下 に 説 明 します。 具 体 的 なエラーメッセージについては、 LifeKeeper メッセージカタログを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 32


LifeKeeper イベントメール 通 知問 題 : LifeKeeper から SNMP のトラップメッセージが 送 信 されない。解 決 策 : snmptrap ユーティリティがインストールされていることを 確 認 します ( 通 常 は /bin/bin にあります)。インストールされていない 場 合 は、 適 切 な SNMP パッケージをインストールします ( 前 提 条 件 を 参 照 )。 別 の 場 所 にインストールされている 場 合 は、ファイル /etc/default/LifeKeeper の PATH 変 数 に 適 切 なパスを 追 加 します。問 題 : SNMP のエラーメッセージがログに 記 録 されない。LifeKeeper サーバから SNMP のトラップメッセージが 送信 されていないように 見 える。解 決 策 : トラップを 受 信 するネットワーク 管 理 サーバの IP アドレスが LK_TRAP_MGR に 設 定 されていることを 確認 します。コマンドラインで、lk_configsnmp を「--query」オプション 付 きで 使 用 して 設 定 を 確 認 します (lk_configsnmp(1M) マニュアルページの 例 を 参 照 してください)。または、ファイル/etc/default/LifeKeeper の LK_TRAP_MGR のエントリを 確 認 します。この 変 数 は、SNMP トラップメッセージを 生 成 する LifeKeeper の 各 ノードで 設 定 する 必 要 があります。LifeKeeper イベント メール 通 知LifeKeeper イベント メール 通 知 の 概 要LifeKeeper イベントメール 通 知 は、 特 定 のイベントが LifeKeeper クラスタで 発 生 したときに 1 人 以 上 のユーザがメールによる 通 知 を 受 信 する 仕 組 みです。LifeKeeper のイベント 通 知 機 能 では、 特 定 のイベントが 起 きたときに通 知 を 受 信 するアプリケーションを 登 録 することができます (sendevent(5) マニュアルページを 参照 )。LifeKeeper は、LifeKeeper の 動 作 を 監 視 したいユーザのグループに 向 けて LifeKeeper の 重 要 なイベントに関 するメール 通 知 を 送 信 するように 簡 単 に 設 定 できます。さらに、/var/log/lifekeeper.log ファイルまたは LifeKeeper GUI の サーバログファイルの 表 示 機 能 を 使 用 すると、 送 信 された 各 メール 通 知 のログを 参 照 することができます。メッセージは 通 常 NOTIFY ログに 入 ります。ログの 内 容 をコマンドラインで 表 示 する 方 法 の 詳 細については、lk_log(8) マニュアルページを 参 照 してください。デフォルトでは、LifeKeeper イベントメール 通 知 は 無 効 になっています。この 機 能 を 有 効 にするには、/etc/default/LifeKeeper で 指 定 する LK_NOTIFY_ALIAS 環 境 変 数 を 設 定 する 必 要 があります。LK_NOTIFY_ALIAS 環 境 変 数 には、メールアドレスまたはエイリアスを 1 つまたは 複 数 個 (カンマ 区 切 り) 設定 できます。LK_NOTIFY_ALIAS を 設 定 するには、コマンドラインから lk_confignotify alias (lk_confignotifyalias(1M) マニュアルページで 例 を 参 照 してください) を 実 行 してイベントが 発 生 したときにメールを 受 信 するアドレスまたはアドレスリストを 指 定 するか、デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeperを 編 集 してメールアドレスまたはアドレスリストを 追 加 します。LK_NOTIFY_ALIAS= エントリを 見 つけて、アドレスまたはカンマ 区 切 りのアドレスリストを 入 力 します。 選 択 した LifeKeeper イベントについてメールを 送 信 する 必要 があるクラスタのすべてのノードで 以 上 の 手 順 を 繰 り 返 します。メール 通 知 を 無 効 にするには、 引 数 -disable を 付 けて lk_confignotifyalias (lk_confignotifyalias(1M) マニュアルページで 例 を 参 照 してください) を 実 行 するか、デフォルトファイル/etc/default/LifeKeeper を 編 集 して LK_NOTIFY_ALIAS の 設 定 を 削 除 します (この 行 を LK_NOTIFY_ALIAS= に 変 更 )。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 33


メールが 生 成 される LifeKeeper のイベントメールが 生 成 される LifeKeeper のイベント以 下 の LifeKeeper イベントが 発 生 するとメール 通 知 が 生 成 されます (LK_NOTIFY_ALIAS が 設 定 されている場 合 )。LifeKeeper のイベントLifeKeeper StartupCompleteLifeKeeper ShutdownInitiatedLifeKeeper ShutdownCompleteLifeKeeper ManualSwitchover Initiated onServerLifeKeeper ManualSwitchover Complete -recovered listLifeKeeper ManualSwitchover Complete -failed listLifeKeeper NodeFailure DetectedLifeKeeper NodeRecovery Complete forServer - recovered listLifeKeeper NodeRecovery Complete forServer - failed listLifeKeeper ResourceRecovery InitiatedLifeKeeper ResourceRecovery CompleteLifeKeeper ResourceRecovery FailedLifeKeeperCommunications PathUpイベントの 説 明LifeKeeper が 起 動 したノードから 送 信 されます。LifeKeeper のシャットダウンを 開 始 したノードから 送 信 されます。LifeKeeper のシャットダウンを 完 了 したノードから 送 信 されます。手 動 スイッチオーバを 要 求 されたノードから 送 信 されます。手 動 スイッチオーバが 完 了 したノードから、リカバリに 成 功 したリソースのリストと 共 に送 信 されます。手 動 スイッチオーバが 完 了 したノードから、 切 り 替 えに 失 敗 したリソースのリストと 共に 送 信 されます。クラスタ 内 のノードに 障 害 が 発 生 したときに、クラスタ 内 の 各 ノードから 送 信 されます。障 害 ノードからのリソースをリカバリしたクラスタ 内 の 各 ノードから、リカバリに 成 功 したリソースのリストと 共 に 送 信 されます。障 害 ノードからのリソースのリカバリに 失 敗 したクラスタ 内 の 各 ノードから、リカバリに失 敗 したリソースのリストと 共 に 送 信 されます。リソースをリカバリしているノードから 送 信 されます。このメールに 続 いて、リカバリが完 了 したか 失 敗 したかを 示 すメッセージ(「Resource Recovery Complete」または「Resource Recovery Failed」) が 必 ず 送 信 されます。リソースのリカバリが 成 功 した 時 点 で、「LifeKeeper Resource Recovery Initiated」メッセージを 送 信 したノードから、リカバリに 成 功 したリソースのリストと 共 に 送 信 されます。リソースが In Service の 状 態 になることができない 場 合 に、「LifeKeeper ResourceRecovery Initiated」メッセージを 送 信 したノードから、リカバリに 成 功 したリソースのリストと 共 に 送 信 されます。ノードへのコミュニケーションパスが 確 立 されました。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 34


LifeKeeper イベントメール 通 知 の 設 定LifeKeeperCommunications PathDownノードへのコミュニケーションパスがダウンしました。LifeKeeper イベント メール 通 知 の 設 定前 提 条 件イベントメール 通 知 機 能 は、LifeKeeper のコア 機 能 の 一 部 として 含 まれており、LifeKeeper の 追 加 パッケージをインストールする 必 要 はありません。ただし、LifeKeeper イベントのメール 通 知 を 生 成 する LifeKeeper の 各 ノードに 電 子 メールソフトウェアがインストールされている 必 要 があります。LifeKeeper は、mailx パッケージによってインストールされるメールユーティリティを 使 用 して 通 知 を 送 信 します。メールの 設 定 は、LifeKeeper の 本 機 能 が 提 供 する 範 囲 ではありません。デフォルトでは、LifeKeeper イベントメール 通 知 は 無 効 になっています。設 定 作 業LifeKeeper イベントメール 通 知 を 設 定 するには、 以 下 の 作 業 を 実 施 します。1. 上 述 のメールユーティリティが 利 用 できることを 確 認 します。2. LifeKeeper のイベントのメール 通 知 を 受 信 するユーザ (1 人 以 上 ) を 特 定 し、LifeKeeper のデフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS を 設 定 します。これを 行 うには、コマンドラインを 使 用 するか、ファイル /etc/default/LifeKeeper を 編 集 して 通 知 を 受 信 するメールアドレスまたはエイリアスを 指 定 します。• コマンドラインからは、lk_confignotifyalias を 使 用 します ( 詳 細 については、lk_confignotifyalias (1M) のマニュアルページを 参 照 してください)。このユーティリティでは、カンマ 区 切 りのメールアドレスまたはエイリアスのみ 使 用 できます。• または、デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper を 編 集 してメールアドレスまたはエイリアスを 追 加 します。LK_NOTIFY_ALIAS= エントリを 見 つけて「=」の 右 側 にメールアドレスまたはエイリアス (1 つまたはカンマ 区 切 りのリスト) を 入 力 します (「=」の 前 後 にはスペースを 入 れません)。設 定 の 確 認設 定 が 正 常 に 動 作 することを 確 認 するには、LifeKeeper の 処 理 を 実 行 します ( 例 えば、LifeKeeper を 開 始 または 停 止 する、または LifeKeeper GUI を 使 用 して、あるリソースを 手 動 で In Service の 状 態 にするなど)。ファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS で 指 定 したユーザがメールを 受 信 していること、LifeKeeper のログファイルにメッセージが 記 録 されていることを 確 認 します。メールを 受 信 していない 場 合 は、メール 障 害 に 対 する 通 常 のトラブルシューティング 手 順 を 実 行 してください。LifeKeeper のログを 調 べると、メール送 信 に 問 題 があるかどうかを 判 断 することができます。 詳 細 については、メール 通 知 のトラブルシューティングを参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 35


イベントメール 通 知 の 無 効 化イベント メール 通 知 の 無 効 化LifeKeeper によるメール 通 知 の 生 成 を 無 効 にするには、ファイル /etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS 環 境 変 数 からメールアドレスとエイリアスの 割 り 当 てを 削 除 するだけです。コマンドラインで lk_confignotifyalias ユーティリティを「--disable」オプションを 付 けて 実 行 します (k_confignotifyalias(1M) マニュアルページの 例 を 参 照 してください)。または、/etc/default/LifeKeeper を 編 集 して、LK_NOTIFY_ALIAS のエントリを LK_NOTIFY_ALIAS = に 変 更 します。この 手 順 は、メール 送 信 を 無 効 にしたい各 ノードで 実 行 する 必 要 があります。メール 通 知 のト ラブルシューティングLifeKeeper イベントのメール 通 知 に 関 連 して 予 想 される 問 題 とその 解 決 策 を 以 下 に 説 明 します。 具 体 的 なエラーメッセージについては、 LifeKeeper メッセージカタログを 参 照 してください。問 題 : LifeKeeper からのメールを 受 信 しない。解 決 策 : メールユーティリティがインストールされていることを 確 認 します ( 通 常 は /bin/mail にあります)。インストールされていない 場 合 は、mailx パッケージをインストールします。 別 の 場 所 にインストールされている 場 合 は、ファイル /etc/default/LifeKeeperPATH 変 数 にメールユーティリティのパスを 追 加 します。問 題 : LifeKeeper からのメールを 受 信 しない。解 決 策 : メール 設 定 を 確 認 し、 配 信 用 のキューにメールメッセージが 滞 留 していないことを 確 認 します。メール設 定 の 問 題 が 原 因 でメッセージが 滞 留 することがあります。LK_NOTIFY_ALIAS で 指 定 しているメールアドレスが 有 効 なアドレスであり、カンマで 区 切 られていることを 確 認 します。問 題 : ログファイルに「mail returned」というエラーメッセージがある。解 決 策 : メールコマンドがエラー「X」を 返 す 場 合 、LifeKeeper イベントがメールを 生 成 、 送 信 する 際 に 問 題(「node failure」など) が 発 生 しています。メール 設 定 を 確 認 し、LK_NOTIFY_ALIAS に 含 まれるメールアドレスが 有 効 であり、アドレスのリストがカンマで 区 切 られていることを 確 認 します。また、LK_NOTIFY_ALIAS で 指 定しているメールアドレスのフォーマットを 使 用 してコマンドラインからそれらのアドレスにメールを 送 信 できることを 確認 します。問 題 : メッセージや 成 功 または 失 敗 がログに 何 も 記 録 されず、ノードのフェイルなどの LifeKeeper イベントが 発 生したときもメールを 受 信 するはずのユーザがメールを 受 信 しない。解 決 策 : LK_NOTIFY_ALIAS にメールアドレスが 設 定 されており、 複 数 の 場 合 はカンマで 区 切 られていることを確 認 します。コマンドラインで、lk_confignotifyalias を「--query」オプション 付 きで 使 用 して 設 定 を 確 認 します (lk_confignotifyalias(1M) マニュアルページの 例 を 参 照 してください)。または、ファイル/etc/default/LifeKeeper の LK_NOTIFY_ALIAS で 確 認 します。この 変 数 は、メール 通 知 メッセージを生 成 する LifeKeeper の 各 ノードで 設 定 する 必 要 があります。また、LifeKeeper イベントメール 通 知 の 概 要 で、その LifeKeeper イベントがメールメッセージを 生 成 するのかどうかを 確 認 します (すべてのイベントがメールメッセージを 生 成 するわけではありません)。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 36


任 意 の 設 定 作 業任 意 の 設 定 作 業デスクト ップのツールバーに LifeKeeper GUI のアイコンを 追 加 するLifeKeeper GUI パッケージをインストールすると、LifeKeeper GUI のアイコンが 自 動 的 に [System] サブメニューの下 のデスクトップメニューに 追 加 されます (アイコンが 表 示 されない 場 合 は、ログアウトして、ログインし 直 してください)。デスクトップのツールバーにアイコンを 追 加 したい 場 合 は、 次 の 手 順 を 実 行 してください。注 記 : [System] メニューの 場 所 は Linux ディストリビューションごとに 異 なります。アイコンの 位 置 を 変 更 するツールバー 上 の LifeKeeper GUI のアイコンの 位 置 を 変 更 したい 場 合 は、 次 の 手 順 を 実 行 してください(Gnome、KDE 共 通 )。1. ツールバーの LifeKeeper GUI アイコンで 右 クリックし、[Move] (または [Move Applet] ) を 選 択 します。2. アイコンはツールバーの 任 意 の 場 所 に 移 動 させることができます。3. 好 きな 場 所 で 左 クリックしてアイコンを 新 しい 位 置 に 固 定 します。[Confirm Failover] と [Block Resource Failover] の 設 定設 定 によっては、 障 害 が 検 出 されたシステムのフェイルオーバリカバリを LifeKeeper が 実 行 する 前 にシステム 管理 者 の 手 動 による 確 認 を 必 須 とすることが 望 ましいこともあります。この 機 能 を 使 用 すると、 実 際 には 起 きていないリモートシステムのクラッシュを LifeKeeper が 検 出 した 状 況 で、LifeKeeper によるフェイルオーバの 実 行 を 防 ぐことができます。このような 状 況 は、ハートビートのコミュニケーションパスが 冗 長 化 されていない 設 定 で 発 生 する可 能 性 があります。以 下 の 説 明 、 例 、および 考 慮 事 項 をよく 読 んで 理 解 してから、お 使 いの SPS 環 境 で [Confirm Failover] または [Block Resource Failover] を 設 定 してください。これらの 設 定 は、コマンドライン、または LifeKeeper のGUI の [Properties] パネルから 使 用 できます。[Confirm Failover On][Confirm Failover] 設 定 を 使 用 して、SPS のクラスタ 内 にある 特 定 システムからのフェイルオーバをユーザに 確認 するように 要 求 できます。この 設 定 は、SPS の 管 理 者 のみが 使 用 できます。オペレータとゲストには、この 設定 は 表 示 されません。デフォルトでは、フェイルオーバはすべて、ユーザの 操 作 を 必 要 とせず 自 動 実 行 されます。ただし、[Confirm Failover] フラグが 設 定 されると、 指 定 システムからのフェイルオーバを 実 行 するには、 確 認 操作 が 必 要 です。フェイルオーバを 確 認 するには、 以 下 の lk_confirmso コマンドからいずれかを 実 行 してください。フェイルオーバを 続 行 するには:lk_confirmso -y systemSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 37


この 設 定 を 選 択 するタイミングフェイルオーバをブロックするには:lk_confirmso -n systemデフォルトでは、このコマンドを 実 行 するまで 管 理 者 には 10 分 の 猶 予 時 間 があります。この 時 間は、/etc/default/LifeKeeper の CONFIRMSOTO 設 定 で 変 更 できます。CONFIRMSOTO は 秒 単 位 で 設定 され、デフォルト 動 作 を 実 行 する 前 に LifeKeeper が 待 機 する 時 間 を 示 します (この 値 をゼロに 設 定 すると、「 待 機 せずにデフォルト 動 作 を 実 行 」する)。管 理 者 が 猶 予 時 間 内 に lk_confirmso コマンドを 実 行 しない 場 合 、フェイルオーバは 続 行 されるか、ブロックされます。デフォルトでは、フェイルオーバが 続 行 されます。この 動 作 は、/etc/default/LifeKeeper のCONFIRMSODEF 設 定 で 変 更 できます。CONFIRMSODEF は、 実 行 する 動 作 を 指 定 します。「0」に 設 定 した 場合 、フェイルオーバを 実 行 します。「1」に 設 定 した 場 合 、フェイルオーバをブロックします。注 記 : このオプションを 設 定 するには、コマンドラインを 使 用 して、フェイルオーバリカバリを 実 行 するシステムにconfirmso!uname フラグを 設 定 します。uname は 障 害 が 発 生 したリモートシステムの 名 前 です。LCDIflag(1M)マニュアルページを 参 照 してください。この 設 定 を 選 択 するタイミングこの 設 定 は、 構 成 に 冗 長 ハートビートコミュニケーションパスを 含 まない 多 くのディザスタリカバリ、XenServer、その他 の WAN 構 成 で 使 用 されます。• 通 常 のサイト( 非 マルチサイトクラスタおよび 非 XenServer) では、あるサーバで [Properties] ページを 開き、[Confirm Failover] フラグをオンに 設 定 するサーバを 選 択 してください。• マルチサイト WAN の 構 成 の 場 合 :フェイルオーバの 手 動 確 認 を 有 効 にしてください。• マルチサイト LAN の 構 成 の 場 合 :フェイルオーバの 手 動 確 認 を 有 効 にしないでください。• マルチサイトクラスタ 環 境 では、 非 ディザスタシステムから DR システムを 選 択 し、[Set Confirm Failoverflag] チェックボックスをオンにします。クラスタ 内 の 非 ディザスタサーバのそれぞれについて、[Properties] パネルを 開 いてこの 設 定 を 選 択 する 必 要 があります。• XenServer 環 境 では、リスト 内 のすべてのサーバ( DR サイトのみでなく) のチェックボックスをオンにする 必要 があります。[Block Resource Failover On][Block Resource Failover] 設 定 は、 指 定 したシステムでのリソース 障 害 に 起 因 するリソースの 転 送 をすべてブロックします。デフォルトでは、リソースのすべての 障 害 について、ローカルシステムでの 障 害 リソースのリカバリを 試 行 するリカバリイベントが 発 生 します。ローカルリカバリが 失 敗 した 場 合 、または 有 効 になっていない 場 合 は、リソースが 定 義 されている、 優 先 順 位 が 次 に 最 も 高 いシステムに、LifeKeeper がローカル 履 歴 を 転 送 します。ただし、 宛 先 として指 定 したシステムでこの 設 定 を 選 択 している 場 合 、リソース 障 害 に 起 因 するリソースの 転 送 はすべてブロックされます。この 設 定 が 有 効 の 場 合 、 以 下 のメッセージがログに 記 録 されます。Local recovery failure, failover blocked, MANUAL INTERVENTIONSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 38


条 件 / 考 慮 事 項REQUIRED条 件 / 考 慮 事 項• マルチサイト 設 定 では、 設 定 に 含 まれるすべてのサーバについて、フェイルオーバのブロックを 選 択 しないでください。• XenServer 環 境 では、クラスタ 内 の 各 システムについて、フェイルオーバのブロックを 選 択 してください。注 記 : この 設 定 は、システム 全 体 の 障 害 が 発 生 した 場 合 のフェイルオーバ 動 作 には 影 響 しません。ローカルリソースの 障 害 に 起 因 するフェイルオーバのみをブロックします。各 サーバのフラグの 設 定1. LifeKeeper の GUI にログインし、クラスタ 内 のサーバを 選 択 してください。[View] メニューで [Properties]パネルのオプションを 選 択 した 場 合 は、[Properties] パネルが 表 示 されます( GUI の 右 端 ) 。パネルの 下 部 にある [General] タブに、システム 設 定 が 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 39


各 サーバのフラグの 設 定2. [Set Confirm Failover On] 列 で、 確 認 を 必 要 とするクラスタ 内 の 各 サーバのチェックボックスをオンにしてください。前 述 の 例 では、ServerA のプロパティが、ServerA から ServerB へのフェイルオーバを 確 認 するように 設 定されます。ServerB から ServerA へのフェイルオーバを 確 認 するように 設 定 するには、ServerB のプロパティの ServerA の 横 にあるチェックボックスに 移 動 する 必 要 があります。3. [Set Block Resource Failover On] 列 で、 必 要 に 応 じてクラスタ 内 の 各 サーバのチェックボックスをオンにしてください。以 下 の 例 では、ServerA のプロパティが、ServerA から ServerB へのフェイルオーバをブロックするように 設定 されます。ServerB から ServerA へのフェイルオーバをブロックするように 設 定 するには、ServerB のプロパティの ServerA の 横 にあるチェックボックスに 移 動 する 必 要 があります。マルチサイトクラスタ 構 成 での 重 要 な 考 慮 事 項 :マルチサイトクラスタ 構 成 のサーバについては、[SetBlock Resource Failover On] 列 のチェックボックスをオンにしないでください。4. [Apply Changes] をクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 40


例例自 動 フェイルオーバをすべてブロック1. クラスタ 内 のサーバを 選 択 し、[Properties] を 表 示 してください。2. [General] タブで、 各 サーバの 横 にある [Set Confirm Failover On] ボックスをオンにしてください。3. /etc/default/LifeKeeper において、 以 下 のように 設 定 してください。CONFIRMSODEF = 1CONFIRMSOTO = 04. 上 記 の 手 順 を、クラスタ 内 の 各 サーバで 実 行 してください。一 方 向 のフェイルオーバをブロック1. このシナリオでフェイルオーバするクラスタ 内 のサーバを 選 択 し、[Properties] を 表 示 してください。2. [General] タブで、フェイルオーバをブロックするサーバの 横 にある [Set Confirm Failover On] ボックスをオンにしてください。3. /etc/default/LifeKeeper において、 以 下 のように 設 定 してください。CONFIRMSOTO = 0CONFIRMSODEF = 1フェイルオーバをブロックしたサーバで、デフォルト 設 定 を 使 用 してください。これにより、このサーバから 他 のサーバへのフェイルオーバは 許 可 されますが、 他 のサーバからこのサーバへのフェイルオーバは許 可 されません。以 下 の 図 にこれを 示 します。、ServerA から ServerB へのフェイルオーバが 許 可 され、ServerB から ServerA へのフェイルオーバがブロックされます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 41


サーバのシャットダウンストラテジーの 設 定サーバのシャット ダウンスト ラテジーの 設 定シャットダウンストラテジーは、サーバがシャットダウンするときにバックアップサーバにリソースをスイッチオーバするかどうかを 制 御 する LifeKeeper の 設 定 オプションです。 以 下 のオプションがあります。Do Not Switch Over Resources (デフォルト)Switch Over ResourcesLifeKeeper は、 正 常 なシャットダウンではバックアップサーバのリソースを起 動 しません。LifeKeeper は、 正 常 なシャットダウンでバックアップサーバのリソースを 起動 します。シャットダウンストラテジーは、デフォルトでは「Do Not Switch Over Resources」に 設 定 されています。クラスタ 内の 各 サーバでどちらのストラテジーを 使 用 するかを 決 定 し、 必 要 に 応 じてシャットダウンストラテジーを「SwitchOver Resources」に 変 更 してください。クラスタ 内 の 各 サーバで 次 のようにします。1. [Edit] メニューで [Server] を 選 択 し、 次 に [Properties] をクリックします。2. 修 正 するサーバを 選 択 します。3. [Server Properties] ダイアログの [General] タブで、[Shutdown Strategy] を 選 択 します。注 記 : シャットダウンストラテジーが 有 効 に 機 能 するには、 正 常 なシャットダウン 時 に LifeKeeper のプロセスが 起動 している 必 要 があります。 LifeKeeper が 起 動 していないか、リソースが In Service でない 場 合 、リソースはスイッチオーバされません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 42


LifeKeeper ハートビートの 調 整LifeKeeper ハート ビート の 調 整ハート ビート 設 定 項 目 の 概 要LifeKeeper のハートビートは、 各 サーバが「 生 存 」していることを 確 認 するためにコミュニケーションパスを 通 じてLifeKeeper のサーバ 間 で 送 受 信 される 信 号 です。ハートビートに 関 しては、LifeKeeper が 障 害 を 検 知 する 速 さを 決 定 する 要 素 が 2 つあります。• 間 隔 : ハートビートの 間 の 秒 数 。• ハートビート 回 数 : コミュニケーションパスが 切 断 していると LifeKeeper が 判 定 するまでに 許 容 されるハートビートの 失 敗 回 数 。これらのハートビートの 値 は、LifeKeeper デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper 内 の 以 下 の 2 つの 設 定 項目 で 指 定 します。デフォルト 値 を 使 用 した 場 合 よりも 早 期 にサーバの 障 害 を 検 知 したい 場 合 は、 設 定 項 目 を変 更 することができます。• LCMHBEATTIME ( 間 隔 )• LCMNUMHBEATS (ハートビート 回 数 )次 の 表 は、TCP および TTY 経 由 のハートビートの 設 定 項 目 についてのデフォルト 値 と 最 小 値 の 一 覧 です。TTY コミュニケーションパスは、 媒 体 として 通 信 速 度 が 遅 いため、 間 隔 を 2 秒 未 満 にすることはできません。設 定 項 目 デフォルト 値 最 小 値LCMHBEATTIME 5 1 (TCP) 2 (TTY)LCMNUMHBEATS 32 (TCP、TTY)重 要 な 注 記 : どちらの 設 定 項 目 も、クラスタ 内 のすべてのサーバで 必 ず 同 じ 値 にする 必 要 があります。例LifeKeeper のクラスタで 両 方 の 間 隔 がデフォルト 値 に 設 定 されていると 仮 定 します。LifeKeeper は、サーバ 間 で5 秒 ごとにハートビートを 送 信 します。 通 信 障 害 によって 2 回 のハートビートが 途 絶 し、3 回 目 のハートビートで再 開 した 場 合 、LifeKeeper はアクションを 実 行 しません。コミュニケーションパスの 切 断 継 続 時 間 がハートビート3 回 分 になった 場 合 は、LifeKeeper はそのコミュニケーションパスを 切 断 と 判 定 します。ただし、 他 方 の 冗 長 的なコミュニケーションパスも 切 断 と 判 定 されるまではフェイルオーバを 開 始 しません。ハート ビート の 設 定設 定 項 目 とその 値 を 追 加 するには、/etc/default/LifeKeeper ファイルを 手 動 で 編 集 する 必 要 があります。 通 常 、デフォルトファイルにはこれらの 設 定 項 目 のエントリが 含 まれていません。 設 定 する 値 を 含 む 次 の 行 を 最 終 行 以降 に 追 加 してください。LCMHBEATTIME=xLCMNUMHBEATS=ySteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 43


設 定 上 の 考 慮 事 項最 小 値 を 下 回 る 値 を 設 定 した 場 合 、LifeKeeper はその 値 を 無 視 して 代 わりに 最 小 値 を 採 用 します。設 定 上 の 考 慮 事 項• 間 隔 を 5 秒 未 満 に 設 定 すると、ネットワークの 中 断 による 誤 ったフェイルオーバを 発 生 させるリスクが 高 くなるため、5 秒 未 満 に 設 定 する 場 合 は、コミュニケーションパスをプライベートネットワーク 上 で 構 成 してください。• 検 証 によると、ハートビート 回 数 を 2 未 満 にした 場 合 に 誤 ったフェイルオーバの 発 生 リスクが 高 まります。このため、この 値 は 2 以 上 に 制 限 されています。• 誤 ったフェイルオーバを 回 避 するため、 間 隔 およびハートビート 回 数 の 値 はどちらもクラスタ 内 のすべてのサーバで 必 ず 同 じ 値 にする 必 要 があります。このため、これらの 値 を 編 集 する 前 に 両 方 のサーバでLifeKeeper を 停 止 しておく 必 要 があります。LifeKeeper の 稼 働 開 始 後 、アプリケーションを 保 護 している状 態 でハートビートの 設 定 項 目 を 編 集 する 場 合 は、コマンド /etc/init.d/lifekeeper stopdaemonsを 使 用 できます。このコマンドは LifeKeeper を 停 止 しますが、 保 護 下 のアプリケーションは 停 止しません。• LCMHBEATTIME および LCMNUMHBEATS の 値 に 上 限 値 はありません。ただし、 非 常 に 大 きい 数 字に 値 を 設 定 すると、LifeKeeper の 障 害 検 知 能 力 は 著 しく 損 なわれます。 例 えば、 両 方 の 値 を 25 に 設定 した 場 合 、サーバ 障 害 を 検 知 するまで LifeKeeper は 625 秒 間 (10 分 間 以 上 ) 待 機 します。これはサーバをリブートしてクラスタに 再 参 加 させるのに 十 分 な 時 間 です。注 記 : TTY および TCP コミュニケーションパスの 両 方 を 使 用 する 場 合 、 各 設 定 項 目 の 値 は 両 方 のコミュニケーションパスに 適 用 されます。 唯 一 の 例 外 は、TTY コミュニケーションパスの 最 小 値 である 2 未 満 の 値 が 間 隔 に 設定 された 場 合 です。例 えば、 障 害 をできるだけ 早 く 検 知 するために、LifeKeeper で 許 容 される 最 小 値 を 指 定 したとします。LCMHBEATTIME=1LCMNUMHBEATS=2このとき LifeKeeper は TCP コミュニケーションパスの 間 隔 に 1 秒 を 採 用 し、TTY の 間 隔 には 2 秒 を 採 用 します。サーバ 障 害 が 発 生 すると、LifeKeeper は 間 隔 の 短 い TCP の 障 害 (1 秒 間 隔 の 2 回 のハートビート 後 ) を 先に 検 知 します。ただし、TTY の 障 害 (2 秒 間 隔 の 2 回 のハートビート 後 ) を 検 知 するまでは 何 もしません。SPS API でカスタム 証 明 書 を 使 用 するSteeleye Protection Suite (SPS) API のリリース 7.5 以 降 では、 異 なるシステムとの 通 信 に SSL/TLS が 使 用 されます。 現 在 、この API は 一 部 のみ 使 用 され、 内 部 使 用 のみとして 予 約 されていますが、 将 来 のリリースではお 客 様 とサードパーティが 使 用 できるように 公 開 される 可 能 性 があります。デフォルトでは、ノード 間 で 一 定 の 身元 確 認 が 可 能 なデフォルト 証 明 書 が SPS と 共 にインストールされます。このドキュメントでは、デフォルト 証 明 書を 組 織 独 自 の 認 証 局 (CA) が 作 成 した 証 明 書 に 置 き 換 える 方 法 を 説 明 します。注 記 : 通 常 の SPS 通 信 では、これらの 証 明 書 は 使 用 されません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 44


証 明 書 の 使 用 方 法証 明 書 の 使 用 方 法データ 転 送 を 保 護 するために SPS サーバ 間 の 通 信 に SSL/TLS が 使 用 されている 場 合 、システムがそれ 自 体 を識 別 するために 証 明 書 を 提 供 します。また、システムは、CA 証 明 書 を 使 用 して、SSL 接 続 経 由 で 提 示 された 証 明 書 を 検 証 します。以 下 の 3 種 類 の 証 明 書 が 使 用 されます。• /opt/LifeKeeper/etc/certs/LK4LinuxValidNode.pem (server certificate)• /opt/LifeKeeper/etc/certs/LK4LinuxValidClient.pem (client certificate)• /opt/LifeKeeper/etc/certs/LKCA.pem(certificate authority)最 初 の 2 つの 証 明 書 は、サーバが 実 行 する 検 証 に 合 格 するために CA 証 明 書 による 署 名 が 必 要 です。 証 明書 の 共 通 名 は 検 証 されません。 証 明 書 は CA によって 署 名 されるのみということに 注 意 してください。独 自 の 証 明 書 の 使 用運 用 環 境 によっては、デフォルト 証 明 書 を 組 織 内 部 の CA または 商 用 CA が 作 成 した 証 明 書 に 置 き 換 える必 要 がある 場 合 があります。そのような 場 合 は、 上 記 の 3 種 類 の 証 明 書 を、 同 じ 証 明 書 ファイル 名 を 持 つ 新しい 証 明 書 に 置 き 換 えます。これらの 証 明 書 は PEM 形 式 です。LK4LinuxValidNode.pem およびLK4LinuxValidClient.pem はそれぞれ、キーと 証 明 書 の 両 方 を 含 んでいます。LK4LinuxValidNode.pem 証 明書 は、サーバタイプの 証 明 書 です。LK4LinuxValidClient.pem は、クライアントタイプの 証 明 書 です。デフォルトの 証 明 書 を 置 換 した 場 合 、 変 更 を 反 映 すために SPS を 再 起 動 する 必 要 があります。 証 明 書 の 設定 を 間 違 えると、steeleye-lighttpd デーモンが 起 動 に 失 敗 し、LifeKeeper のログファイルにエラーが 記 録 されます。 問 題 が 発 生 した 場 合 、このログファイルを 参 照 すると 実 行 すべき 完 全 なコマンドを 見 ることができます。Linux の 設 定オペレーティングシステム必 要 なすべてのパッケージをインストールするためには、オペレーティングシステムはデフォルトでインストールしてください。 最 小 構 成 のオペレーティングシステムでは 必 要 なすべてのパッケージが 含 まれないため、LifeKeeper で 使 用 することはできません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 45


Linux の 設 定LifeKeeper クラスタの 可 用 性 を 最 大 限 に 引 き 出 すには、システムで 使 用 するカーネルのバージョンが 非 常 に 重 要 です。 次 の 表 に、KerLifeKeeper 認 定 テストに 合 格 した、サポート 対 象 のディストリビューション、バージョン、およびカーネルを 示 します。注 記 : SPS 8.1 以 降 、Red Hat Enterprise Linux システムでカーネルのアップグレードを 実 行 する 際 、インストールイメージから setup スクリプト(./setup) を 再 実 行 する 必要 はなくなりました。カーネルが 適 切 な Red Hat package (rpm ファイル) からインストールされている 限 り、モジュールはアップグレードしたカーネルで 特 別 な 操 作 を 必 要 とせずに、 自 動 的 に 使 用 可 能 になります。ディストリビューション/バージョンサポート 対象 のバージョンサポート 対 象 のカーネルカーネルのアップデートRed Hat Enterprise Linux およびRed Hat Enterprise LinuxAdvanced Platform x86 およびAMD64/EM64TRed Hat Enterprise Linux for x86および AMD64/EM64T(*6.0 は 非 推 奨 )SUSE SLES 11 (x86 およびx86_64)Oracle Enterprise Linux for x86および x86_64Oracle LinuxCommunity ENTerprise Page 46Operating System (CentOS) forx86 および x86_6455.15.25.35.45.55.65.75.85.96.0 *6.16.26.36.4SP1SP2SP355.15.25.35.45.55.65.75.85.96.36.455.15.25.35.45.52.6.18-8.el52.6.18-8.1.1.el5 (デフォルトカーネル)2.6.18-53.el52.6.18-92.el52.6.18-128.el52.6.18-164.el52.6.18-194.el52.6.18-238.el52.6.18-274.el52.6.18-308.el52.6.18-348.el52.6.32-71.el62.6.32-131.17.1.el62.6.32-220.el62.6.32-279.el62.6.32-358.el62.6.27.19-52.6.32.12-0.73.0.42-0.7.33.0.76-0.11.12.6.18-8.el52.6.18-53.0.0.0.1.el52.6.18-92.0.0.0.1.el52.6.18-128.0.0.0.1.el52.6.18-164.0.0.0.1.el52.6.18-194.0.0.0.1.el52.6.18-238.0.0.0.1.el52.6.18-274.0.0.0.1.el52.6.18-308.0.0.0.1.el52.6.18-348.0.0.0.1.el52.6.32-279.el62.6.32-358.el6SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>2.6.18-8.el52.6.18-53.el52.6.18-92.1.10.el52.6.18-128.el52.6.18-164.2.1.el52.6.18-194.el5


Linux の 設 定デバイスの 動 的 な 追加LifeKeeper が 起 動 する 前 に、Linux 側 ですべてのデバイスの 設 定 を 完 了 しておく 必要 があります。LifeKeeper の 起 動 後 に LifeKeeper の 保 護 対 象 のデバイスを 設 定 する 場 合 、そのデバイスを 共 有 する 各 サーバで LifeKeeper を 停 止 して 再 起 動 する 必要 があります。これにより、デバイスを 検 知 および 検 証 する 機 能 によって 設 定 が 確 認され、LifeKeeper がデバイスにアクセスできるようになります。Linux の SCSI ドライバには、 論 理 ユニット (LUN) の 検 索 対 象 とするデバイスを 制 御するいくつかのパラメータがあります。• LUN をサポートしないデバイスのリスト - このリストのデバイスは LUN をサポートしないことが 既 知 であるため、SCSI ドライバはこれらのデバイスに 対 して LUNを 検 索 することを 許 可 しません。• LUN をサポートするデバイスのリスト - このリストのデバイスは LUN をサポートすることが 既 知 であるため、 必 ず LUN を 検 索 します。• Probe all LUNs on each SCSI device - デバイスがどちらのリストにも 存 在 しない 場 合 、 検 索 するかどうかを 指 定 します。このパラメータは、make config を 使用 して SCSI モジュールセクションで 設 定 します。LUN のサポート(SUSE を 含 む) ほとんどのディストリビューションでは、Probe all LUNs 設 定 はデフォルトで 有 効 になっていますが、Red Hat ではデフォルトで 無 効 に 設 定 されています。LifeKeeper の 構 成 でデータ 保 護 を 目 的 として 通 常 使 用 される 外 部 RAID コントローラには、 多 くの 場 合 、 複 数 の LUN ( 論 理 ユニット) が 設 定 されます。LUN のサポートを 有 効 にするには、このフィールドを 選 択 してカーネルを 再 構 築 する 必 要 があります。カーネルやモジュールを 再 構 築 せずに Probe all LUNs を 有 効 にするには、 変 数 max_scsi_luns を 255 に 設 定 します (これによって 最 大 255 個 の LUN をスキャンするようになります)。SCSI ドライバがモジュールになっているカーネル (Red Hat など) で max_scsi_luns を 設 定 するには、/etc/modules.conf に 以 下 のエントリを 追 加 し、 初 期RAM ディスクを 再 構 築 して、 再 起 動 してからその RAM ディスクを 読 み 込 みます。options scsi_mod max_scsi_luns=255SCSI ドライバがコンパイルされるカーネル (SUSE など) で max_scsi_luns を 設 定 するには、/etc/lilo.conf に 以 下 のエントリを 追 加 します。append="max_scsi_luns=255"注 記 : 255 個 の LUN をスキャンすると、デバイスによってはブートのパフォーマンスに 悪影 響 を 与 える 可 能 性 があります ( 特 に、BLIST_SPARSELUN が 指 定 されたデバイス)。Dell PV650F というアレイではそのような 状 況 が 発 生 しました。このパフォーマンスの 問 題 を 回 避 するには、アレイ 上 で 設 定 した LUN の 最 大 数 (16 または 32 など) をmax_scsi_luns に 設 定 します。 例 えば、 以 下 のようになります。append="max_scsi_luns=16"SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 47


データレプリケーションの 設 定データレプリケーションの 設 定項 目説 明SteelEye DataKeeper は、Linux カーネルバージョン 2.6 以 降 をサポートします。一 部 の DataKeeper 機 能 には、 追 加 でカーネルの 最 低 要 件 があります。次 の 表 は、DataKeeper の 各 機 能 をサポートする Linux ディストリビューションを「X」で 示 しています。SteelEye DataKeeper の機 能 / ディストリビューションマトリクスDataKeeper の 機 能RED HATRHEL5+RHEL6SLES10SUSESLES11複 数 ターゲットサポート (カーネル 2.6.7+) X X X Xビットマップインテントログ (カーネル2.6.16+)X X X X非 同 期 (WAN) レプリケーション (カーネル2.6.16+)X X X Xビットマップマージ(2.6.27+)X * X X* RHEL 5.4 以 降 が 該 当 します。ビットマップマージのコードは、Red Hat EL5Update 4 カーネルにバックポートされました。SteelEye DataKeeper ドキュメンテーションSteelEye DataKeeper のドキュメンテーションは、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のWeb サイトにある「SteelEye Protection Suite テクニカルドキュメンテーション」の中 に 収 録 されています。ネット ワーク 設 定項 目説 明ルーティングテーブルに 対 するIPRecoveryKit の 影響LifeKeeper が 保 護 する IP アドレスは、 論 理 インターフェースとして、Linux 上 で 実 装 されます。Linux 上 で 論 理 インターフェースを 設 定 すると、その 論 理 インターフェースに 関 連 付 けられたサブネットへのルートが 自 動 的 にルーティングテーブルに 追 加 されます。 例 えば、 物 理 インターフェースによってそのサブネットへのルートがすでに 存 在 する 場 合 も 同 様 です。この 追 加 により、 同 じサブネットに 対 して 複 数 のルーティングテーブルエントリが 作 成 される 可 能 性 があります。接 続 元 のアドレスを 検 査 して 確 認 するアプリケーションの 場 合 、 複 数 のルーティングテーブルエントリがあると、LifeKeeper システムが (LifeKeeper がインストールされていない) 他 のシステム 上 のそのようなアプリケーションに 接 続 しようとしたときに 問 題 が 発 生 することがあります。 複 数 のルーティングテーブルエントリによって、 物 理 インターフェースからではなく 論 理 インターフェースから 接 続 が張 られているように 見 えます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 48


アプリケーションの 設 定項 目IP サブネットマスクEEpro100ドライバの初 期 化説 明LifeKeeper 保 護 下 の IP 設 定 では、 物 理 インターフェースの IP アドレスと、LifeKeeper が 保 護 するエイリアス IP アドレスのサブネットを 同 じにする 場 合 、2 つのアドレスのサブネットマスクを 同 じにする 必 要 があります。サブネットマスクの 設 定 を 間 違 えると、LifeKeeper GUI のクライアントとサーバ 間 の 接 続 に 遅 延 や 障 害 が 発 生 します。Intel Ethernet インターフェースを 搭 載 するシステムでは、eepro100 ドライバの 初 期 化 の 問 題 を 解決 するために、Intel e100 ドライバをインストールする 必 要 があります。eepro100 ドライバを 使 用 すると、ブート 時 にインターフェースが 起 動 したときに 以 下 のエラーが 発 生 し、インターフェースをシャットダウンするまでエラーを 出 し 続 けることがあります。eth0: card reports no Rx bufferseth0: card reports no resourcesアプリケーションの 設 定項 目データベース 初 期 設定 ファイルOracle のローカルマウントポイントApacheのアップデート説 明データベースの 初 期 設 定 ファイルは、 共 有 デバイス 上 に 置 いてローカルファイルシステムの 指 定場 所 にシンボリックリンクを 作 成 するか、または 個 別 のシステム 上 に 保 持 して 変 更 を 適 用 する 必要 がある 場 合 に 手 動 で 両 方 のシステムを 更 新 するかのいずれかに 必 要 があります。Oracle のローカル 環 境 は、internal として 接 続 するか、sysdba として 接 続 するかによって 異 なります。データベースを LifeKeeper の 保 護 下 に 置 く 場 合 、「connect / as sysdba」を 使 用 してローカルマウントポイント 上 にデータベースを 作 成 する 必 要 があります。Linux オペレーティングシステムのアップグレードの 一 環 として、SPS が 保 護 する Apache アプリケーションをアップグレードするには、 起 動 時 にデフォルトサーバインスタンスを 無 効 にする 必 要 があります。設 定 ファイル (httpd.conf) がデフォルトのディレクトリ (/etc/httpd/conf) にある 場 合 、Red Hat のアップグレードにより 設 定 ファイルが 上 書 きされます。したがって、アップグレードする 前 にファイルのコピーを 作 成 し、アップグレードした 後 にファイルをリストアする 必 要 があります。また、Apache Web Server Recovery Kit 管 理 ガイドの「Apache Web Server の 設 定 に 関 する 考慮 事 項 」セクションも 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 49


ストレージとアダプタの 設 定スト レージとアダプタの 設 定項 目マルチパス I/O および 冗 長 コントローラ説 明マルチパス I/O のソリューションには 数 種 類 あり、すでに 利 用 可 能 なものや Linux 環 境 向 けに 開 発 中 のものなどがあります。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は、 多 くのサーバベンダ、アダプタベンダ、およびドライバ 開 発 者と 積 極 的 に 協 力 することで、LifeKeeper とマルチパスI/O ソリューションとの 協 調 動 作 を 実 現 しています。データの 整 合 性 を 保 護 するために LifeKeeper が 使用 する SCSI リザベーションは、 特 殊 な 要 件 を 必 要 とするため、マルチパス I/O ソリューションの 最 初 の 実 装では 多 くの 場 合 要 件 が 満 たされません。ディスクアレイサポートに 関 する 以 下 の 技 術 情 報 を 参照 し、 個 別 のアレイがマルチパスおよび 特 定 のマルチパスソリューションでサポートされているかを 判 断 してください。マルチパスおよび 特 定 のマルチパスソリューションと 共 に 動 作 する LifeKeeper のサポート 対 象 として一 覧 に 指 定 されていないアレイは、サポート 対 象 ではないと 考 えてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 50


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明マルチパス 構 成 では、パスの 操 作 中 に 大 量 の I/O を実 行 すると、システムが 応 答 しなくなったように 見 えることがあります。マルチパスのソフトウェアが LUN のアクセスをあるパスから 別 のパスに 移 動 する 場 合 、 処 理中 の I/O も 新 しいパスに 移 動 させる 必 要 があります。この I/O の 経 路 変 更 は、その I/O の 応 答 時 間 の 遅延 を 発 生 させます。この 間 にさらに I/O が 発 行 されると、それらはシステム 内 のキューとなり、システムはプロセス 用 のメモリを 使 い 果 たしてしまう 可 能 性 があります。 非 常 に 高 負 荷 の I/O の 下 では、これらの 遅 延 と低 メモリ 状 態 によってシステムが 無 応 答 になり、LifeKeeper がこれをサーバのダウンとして 検 知 し、フェイルオーバを 開 始 することがあります。この 問 題 が 発 生 する 頻 度 には 多 くの 要 因 が 影 響 を及 ぼします。• プロセッサの 速 度 は、I/O がキューに 保 持 される 速 さに 影 響 します。 高 速 なプロセッサでは、障 害 が 検 知 される 頻 度 が 高 くなります。• システムメモリの 搭 載 量 は、システムが 無 応 答になるまでにキューに 保 持 できる I/O の 数 に 影響 します。メモリが 多 いシステムでは、 障 害 が検 知 される 頻 度 が 低 くなります。マルチパス 構 成 での 大 量 の I/O• 使 用 する LUN の 数 は、キューに 保 持 できるI/O の 量 に 影 響 します。• I/O の 特 性 は、キューに 保 持 される I/O の 量 に影 響 します。 問 題 が 発 生 したテストケースでは、ディスクにデータを 無 制 限 に 書 き 込 んでいました。ほとんどのアプリケーションは、データの読 み 取 りと 書 き 込 みの 両 方 を 行 うはずです。フェイルオーバを 待 って 読 み 取 りがブロックされることで 書 き 込 みも 抑 制 され、 結 果 的 に I/O速 度 が 減 少 して 障 害 検 知 の 頻 度 が 低 くなります。例 えば、RDAC を 使 用 した IBM DS4000 のマルチパス 構 成 のテストでは、DS4000 への I/O スループットを毎 秒 190 MB 以 上 にしてパス 障 害 をシミュレーションした 場 合 に LifeKeeper は 約 12 回 に 1 回 サーバの 障害 を ( 誤 ) 検 出 しました。このテストでは、サーバとしてIBM x345 (デュアル Xeon 2.8GHz プロセッサとメモリ 2GB を 搭 載 ) を 使 用 し、DS4400 に 接 続 して 使 用サーバ 当 たり 8 ボリューム (LUN) にしました。フェイルオーバを 抑 止 するために、LifeKeeper のLCMNUMHBEATS パラメータ(/etc/default/LifeKeeper 内 ) を 16 に 増 やしました。このパラメータの 変 更 により、 無 応 答 のシステムが 生 存 していないと 判 定 するまでに LifeKeeperSteelEye Protection Suite for Linux は、デフォルトの Technical <strong>Documentation</strong>約 15 秒 ではなく、 約 80 秒 間 待 機Pageするようになります。51


ストレージとアダプタの 設 定項 目大 規 模 ストレージ 構 成 の 場 合 のスイッチオーバに 関 する 特 別 な 考 慮 事 項HP MA8000HP MSA1000 および MSA1500HP 3PAR F200/F400/T400/T800説 明いくつかの 大 規 模 ストレージ 構 成 ( 例 えば、 複 数 の論 理 ボリュームグループがあり、 各 ボリュームグループ内 に 10 以 上 の LUN を 持 つ 構 成 ) では、LifeKeeperは 障 害 を 検 出 したときにデフォルトの 300 秒 のタイムアウト 時 間 内 に sendevent を 完 了 することができない場 合 があります。その 結 果 、バックアップシステムへのスイッチオーバが 失 敗 します。サービス 状 態 にならないリソースが 生 じ、LifeKeeper のログにエラーメッセージが 記 録 されます。大 規 模 ストレージ 構 成 では、/etc/default/LifeKeeper ファイルのSCSIERROR を「event」から「halt」に 変 更 することを推 奨 します。これにより LifeKeeper は SCSI エラーの発 生 時 に「halt」を 実 行 します。LifeKeeper はバックアップシステムへのフェイルオーバに 成 功 するようになります。QLogic 2200 アダプタとの 組 み 合 わせで <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。qla2200 ドライバのバージョン 6.04.50 以 降 を 使 用 してください。シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、HPFCA2214 (QLA 2340) アダプタとの 組 み 合 わせで<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。マルチパス 設定 で MSA1000 をサポートするための 設 定 要 件 と 注意 事 項 は、HP のマルチパス I/O 設 定 セクションで 別途 説 明 しています。HP 3PAR は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. によってテスト済 みです。テスト 構 成 は 次 の 通 りです。HP 3PART400 (ファームウェア (InForm OS) バージョン 2.3.1MU4) + HP 82Q 8Gb Dual Port PCI-e FC HBAAJ764A (ファームウェアバージョン 5.03.02、ドライババージョン 8.03.01.05.05.06-k) + DMMP (device-mapper-1.02.55-2.el5、device-mapper-multipath-0.4.7-42.el5)。テストは、LifeKeeper for Linux v7.3 と RHEL 5.6 (カーネル 2.6.18-238.el5) を 使 用 して 行 われました。特 に、F400 の 場 合 は、Device Mapper Multipath I/Oの 設 定 セクションを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 52


ストレージとアダプタの 設 定HP 3PAR V400項 目説 明HP 3PAR V400 は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. によってテスト 済 みです。テスト 構 成 は 次 の 通 りです。HP3PAR V400 (ファームウェア (InForm OS) バージョン3.1.1) + HP 82E 8Gb Dual Port PCI-e FC HBAAJ763A/AH403A (ファームウェアバージョン 1.11A5(U3D1.11A5) sli-3、ドライババージョン 8.3.5.30.1p(RHEL にバンドル) + DMMP (device-mapper-1.02.62-3、device-mapper-multipath-0.4.9-41.el6)。テストは、LifeKeeper for Linux v7.5 と RHEL 6.1 を 使用 して 行 われました。HP 3PAR StoreServ 7200 は、 以 下 の 構 成 で <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナーによってテスト 済 みです。HP 3PAR StoreServ 7200 FCQLogic QMH2572 8Gb FC HBA for HPBladeSystem c-Class(ファームウェアバージョン5.06.02 (90d5) を 使 用 した)HP 3PAR StoreServ7200 (ファームウェア (HP 3PAR OS) バージョン 3.1.2),ドライババージョン 8.03.07.05.06.2-k (RHELにバンドル) + DMMP (device-mapper-1.02.66-6, devicemapper-multipath-0.4.9-46.el6)テストはRHEL 6.2 (x86_64) を 使 用 したSPS forLinux v8.1.1 で 実 施 されました。注 記 : 3PAR StoreServ 7200 は、デフォルトのパスチェッカとのリザベーション 競 合 を 返 します。この 競 合 を回 避 するには、/etc/default/LifeKeeper 内 に 次 のパラメータを 設 定 ( 追 加 ) してください。DMMP_REGISTRATION_TYPE=hbaSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 53


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明HP 3PAR StoreServ 7400は、 以 下 の 構 成 で <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナーによってテスト 済 みです。HP 3PAR StoreServ 7400 (ファームウェア (HP 3PAROS) バージョン3.1.2) + HP DL380p Gen8 + EmulexLightPulse Fibre Channel SCSI HBA (ドライババージョン 8.3.5.45.4p) + DMMP (device-mapper-1.02.66-6, device-mapper-multipath-0.4.9-46.el6)HP 3PAR StoreServ 7400 FCテストはRHEL 6.2 (x86_64) を 使 用 したSPS forLinux v8.1.1 で 実 施 されました。注 記 : 3PAR StoreServ 7400 は、デフォルトのパスチェッカとのリザベーション 競 合 を 返 します。この 競 合 を回 避 するには、/etc/default/LifeKeeper 内 に 次 のパラメータを 設 定 ( 追 加 ) してください。DMMP_REGISTRATION_TYPE=hbaおよびユーザーフレンドリーデバイスマッピングはサポートされません。 "multipath.conf" に 次 のパラメータを 設定 してください。"user_friendly_names no"HP 3PAR StoreServ 7400は、 以 下 の 構 成 で <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナーによってテスト 済 みです。iSCSI (iscsi-initiator-utils-6.2.0.872-21.el6.x86_64)+ DMMP (device-mapper-multipath-0.4.9-41 +device-mapper-1.02.62-3) + nx_nic v4.0.588.HP 3PAR StoreServ 7400 iSCSIDMMP と DMMP Recovery Kit を RHEL 6.1 で 利 用する 場 合 には、Quorum/Witness Server Kit とSTONITH 機 能 を 利 用 する 必 要 があります。SCSI リザベーションを 無 効 にするため、"/etc/default/LifeKeeper"にRESERVATIONS=none を 追 記 する 必 要 があります。サーバは IPMI 2.0 に 準 拠 したインタフェースを 備 えている 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 54


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明HP 3PAR StoreServ 10800 FC は、 以 下 の 構 成 で<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナーによってテスト済 みです。ファームウェア (HP 3PAR OS) バージョン3.1.2 + HPDL380p Gen8 + Emulex LightPulse Fibre ChannelHBA (ドライババージョン 8.3.5.45.4p) + DMMP(device-mapper-1.02.66-6, device-mappermultipath-0.4.9-46el6)HP 3PAR StoreServ 10800 FCテストはRHEL 6.2 (x86_64) を 使 用 したSPS forLinux v8.1.2 で 実 施 されました。注 記 : 3PAR StoreServ 10800 FC は、デフォルトのパスチェッカとのリザベーション 競 合 を 返 します。この 競 合を 回 避 するには、/etc/default/LifeKeeper 内 に 次 のパラメータを 設 定 ( 追 加 ) してください。DMMP_REGISTRATION_TYPE=hbaおよびユーザーフレンドリーデバイスマッピングはサポートされません。 "multipath.conf" に 次 のパラメータを 設定 してください。"user_friendly_names no"HP EVA 3000/5000 および EVA 4X00/6X00/8X00(XCS 6.x シリーズファームウェア)HP EVA4400HP EVA6400/8400シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、HPFCA2214 (QLA 2340) アダプタとの 組 み 合 わせで<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。マルチパス 設定 で EVA をサポートするための 設 定 要 件 と 注 意 事項 は、HP のマルチパス I/O 設 定 セクションで 別 途 説明 しています。Hewlett-Packard 社 により 認 定 。シングルパスとマルチパス 構 成 の 両 方 で DMMP Recovery Kit およびHP DMMP ソフトウェアが 必 要 です。EVA4400は、Red Hat EL 5 Update 3 および Novell SLES 11 とLifeKeeper の 組 み 合 わせで 動 作 することが 検 証 済 みです。Novell のテストは、HP Storage Group によって行 われました。Hewlett-Packard 社 により 認 定 。シングルパスとマルチパス 構 成 の 両 方 で DMMP Recovery Kit およびHP DMMP ソフトウェアが 必 要 です。EVA6400/8400は、Red Hat EL 5 Update 3 および Novell SLES 11 とLifeKeeper の 組 み 合 わせで 動 作 することが 検 証 済 みです。Novell のテストは、HP Storage Group によって行 われました。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 55


ストレージとアダプタの 設 定項 目HP EVA 8100 (XCS 6.x シリーズファームウェア)説 明DMMP マルチパス 構 成 において、HP FC 1142SR アダプタとの 組 み 合 わせで <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーにより 認 定 。マルチパス 構 成 で EVA をサポートするための 構 成 要 件 と 注 意 事 項 は、Device MapperMultipath I/O の 設 定 セクションで 別 途 説 明 しています。EVA 8100 は、XCS v6.200 ファームウェア + devicemapper-multipath-0.4.7.-23.el5+ DMMP RecoveryKit v7.3 + RHEL 5.3 でテスト 済 みです。HP MSA2000fcHP MSA2000iHP MSA2000saHP MSA 2300fcHP MSA 2300iシングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、ファイバチャネルとの 組 み 合 わせで Hewlett-Packard 社 により 認 定 。テストされたモデルは、QLogic QMH2462HBA (ドライババージョン 8.01.07.25) を 使 用 したMSA2012fc および MSA2212fc のシングルパス 構 成です。マルチパス 構 成 のテストでは、 同 一 モデルと HPDMMP および LifeKeeper DMMP Recovery Kit が 使用 されました。マルチパス 構 成 において、iSCSI との 組 み 合 わせでHewlett-Packard 社 により 認 定 。テストに 使 用 されたモデルは、MSA2012i (HP DMMP 使 用 ) です。HP ではシングルパス 構 成 のテストは 行 われていませんが、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は、HP DMMP およびLifeKeeper DMMP Recovery Kit を 組 み 合 わせたシングルパス 構 成 をサポートします。シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、SAとの 組 み 合 わせで Hewlett-Packard 社 により 認 定 。テストに 使 用 されたモデルは、MSA2012sa です。シングルパスとマルチパス 構 成 の 両 方 で DMMPRecovery Kit および HP DMMP ソフトウェアが 必 要 です。 現 在 、HP によるサポートは 直 接 接 続 構 成 のみです。シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、ファイバチャネルとの 組 み 合 わせで Hewlett-Packard 社 により 認 定 。テストに 使 用 されたモデルは、HP AE312A(FC2142SR) HBA (ドライババージョン 8.02.09-d0-rhel4.7-04) を 使 用 した MSA2324fc のシングルパス 構成 です。マルチパス 構 成 のテストでは、 同 一 モデルとHP DMMP および LifeKeeper DMMP Recovery Kitが 使 用 されました。Hewlett-Packard 社 により 認 定 。シングルパスとマルチパス 構 成 の 両 方 で DMMP Recovery Kit およびHP DMMP ソフトウェアが 必 要 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 56


ストレージとアダプタの 設 定HP MSA 2300saHP P2000 G3 MSA SASHP P4000/P4300 G2HP P4500 G2HP P6300 EVA FCHP P9500/XP項 目説 明Hewlett-Packard 社 により 認 定 。シングルパスとマルチパス 構 成 の 両 方 で DMMP Recovery Kit およびHP DMMP ソフトウェアが 必 要 です。DMMP を 使 用する MSA2300sa ラックおよびタワー 型 構 成 のみサポートされます。LifeKeeper を 使 用 するブレード 構 成はサポートされていません。Device Mapper Multipath Recovery Kit を 使 用 するマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。LifeKeeper for Linux は、P2000 G3 SAS アレイを 使 用 する 単 一 クラスタで 最 大 11 LUN をサポートします。RHEL 5.5 + LifeKeeper Core に 内 蔵 の SCSI サポート + iSCSI Software Initiators 環 境 のシングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong><strong>Corp</strong>. により 認 定 。テストに 使 用 されたモデルは、HPP4300 G2 7.2TB SAS Starter SAN BK716A です。デフォルトキットは、シングルパスおよび 一 部 のマルチパスストレージをサポートします。 一 般 的 に、マルチパスストレージは、アクティブ / パッシブ 構 成 に 限 定 されます。Hewlett-Packard 社 により 認 定 。HP では、P4500 について P4000 ( 上 記 参 照 ) との 互 換 性 を 保 証 しています。このストレージユニットは、Device Mapper MultipathRecovery Kit を 使 用 する RHEL 6.1 のマルチパス 設定 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー 企業 によりテスト 済 みです。SteelEye LifeKeeper for Linux v7.2 以 降 を 使 用 する場 合 について、Hewlett-Packard 社 により 認 定 。テストに 使 用 されたモデルは HP P9500/XP です。 以 下 の環 境 の LifeKeeper で 動 作 することが 認 定 されています。• Red Hat Enterprise (32 bit、x64 (64 bit;Opteron および Intel EMT64))RHEL 5.3、RHEL 5.4、RHEL 5.5• SuSE Enterprise Server (32 bit、x64 (64 bit;Opteron および Intel EMT64))SLES 10 SP3、SLES 11、SLES 11 SP1• ネイティブまたは 内 蔵 のクラスタリングソリューション: RHCS および SLE HASteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 57


ストレージとアダプタの 設 定項 目HP XP20000/XP24000IBM DS4000 Storage ( 旧 IBM FAStT)IBM DS5000説 明RHEL 5、SLES10、SLES 11 上 で LifeKeeper forLinux + DMMP ARK を 使 用 するマルチパス 構 成(DMMP 使 用 ) において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。テストに 使 用 されたストレージのモデル 番号 は、XP20000 および XP24000 です。 接 続 インターフェースは FC です。テストに 使 用 された HBA のモデル 番 号 は、QLogic QMH2562 (ファームウェア4.04.09、ドライババージョン 8.03.00.10.05.04-k) です。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. では、XP ストレージのpath_checker の 設 定 を readsector0 に 変 更 することを 推 奨 します。シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、QLogic 2200 および 2340 アダプタとの 組 み 合 わせで <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。qla2200 または qla2300 ドライバのバージョン 6.03.00 以 降 を 使 用してください (IBM の 指 定 による)。IBM DS4000 ストレージアレイシステムで Emulex FC アダプタを 使 用 する 場 合 は、 後 述 の「Emulex ドライバ」に 指 定 されている lpfc ドライバのバージョンを 使 用 してください。シングルパス (= シングルループ) サポート: シングルパス 構成 では、LifeKeeper が 正 常 に 動 作 するにはファイバチャネルスイッチまたはハブが 必 要 です。マルチパス (=デュアルループ) サポート: マルチパスは、RDAC サポート 付 きでリリースされたモデル ( 現 在 のところ、DS4300、DS4400、DS4500 モデル) でサポートされています。RDAC を 使 用 したマルチパス 構 成 では、ファイバチャネルスイッチおよびハブは 必 須 ではありません。RDAC は、アプリケーションがパスの 障 害 に 影響 されないように、パスのフェイルオーバを 処 理 するソフトウェアパッケージです。RDAC をインストールおよび設 定 する 手 順 は、 使 用 するバージョンによって 若 干異 なります。インストール、ビルド、 設 定 の 手 順 については、RDAC に 関 する IBM のドキュメンテーションを参 照 してください。IBM RDAC を 使 用 するマルチパス 構 成 において、パートナーテストにより 認 定 。お 使 いのディストリビューションでサポートされている RDAC ドライバについては、IBM の Web サイトを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 58


ストレージとアダプタの 設 定IBM DS3500(FC モデル)IBM DS3400 Storage項 目説 明Red Hat Enterprise Linux Server Release 5.5(Tikanga) 環 境 のシングルパスおよびマルチパスの 両構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定(HBA: QLE2560、QLE2460、RDAC: RDAC09.03.0C05.0331)。シングルパスおよびマルチパスの両 構 成 で RDAC が 必 要 です。注 記 : SAS および iSCSI 接 続 はサポートされていません。シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、QLogic 2300 アダプタとの 組 み 合 わせで <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。qla2200 またはqla2300 ドライバのバージョン 6.03.00 以 降 を 使 用 してください (IBM の 指 定 による)。シングルパスおよびマルチパスのサポートに 関 する 詳 細 については、 表 内 の「IBM DS4000 Storage」エントリを 参 照 してください。IBM System Storage DS3300IBM System Storage DS3200IBM DS400IBM San Volume Controller (SVC)iSCSI Software Initiators との 組 み 合 わせで <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。このストレージデバイスは、シングルパスおよびマルチパスの 両 設 定 において、2 ノードのLifeKeeper クラスタで 動 作 します。シングルパスまたはマルチパスのいずれの 場 合 も、 両 方 のサーバに IBM RDAC ドライバをインストールする 必 要があります。マルチパス 構 成 を 使 用 する 場 合は、/etc/default/LifeKeeper ファイルでSCSIHANGMAX を 50 に 設 定 する 必 要 があります。お 使 いのディストリビューションでサポートされているRDAC ドライバについては、IBM の Web サイトを 参照 してください。IBM SAS HBA (25R8060) との 組 み 合 わせで <strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認 定 。このストレージデバイスは、シングルパスおよびマルチパスの 両 設 定 において、2 ノードのLifeKeeper クラスタで 動 作 します。シングルパスまたはマルチパスのいずれの 場 合 も、 両 方 のサーバに IBM RDAC ドライバをインストールする 必 要があります。お 使 いのディストリビューションでサポートされている SAS および RDAC ドライバについては、IBM の Web サイトを 参 照 してください。シングルパス 構 成 の 場 合 のみ、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong><strong>Corp</strong>. により 認 定 。ファームウェアバージョン 7.01 ビルド0838 以 降 を 使 用 してください (IBM より 指 定 )。シングルパス 構 成 において、パートナーテストにより 認定 。Device Mapper Multipath Recovery Kit を 使 用するマルチパス 設 定 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong><strong>Corp</strong>. により 認 定 。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 59


ストレージとアダプタの 設 定項 目IBM eServer xSeries ストレージソリューションサーバType445-R / Type445-FR for SANmelodyIBM Storwize V7000 iSCSI説 明マルチパス 構 成 において、IBM TotalStorage FC2-133 ホストバスアダプタとの 組 み 合 わせでパートナーテストにより 認 定 。qla2200 ドライバのバージョン 7.00.61(フェイルオーバなし) 以 降 を 使 用 してください (IBM より 指 定 )。マルチパスサポート: マルチパスは、MultipathLinux Driver for IBM SANmelody Solution Server(バージョン 1.0.0) を 使 用 する IBM eServer xSeries ストレージソリューションサーバ Type445-R / Type445-FR for SANmelody でサポートされています。パートナーテストによりiSCSI (iscsi-initiator-utils-6.2.0.872-34.el6.x86_64) と DMMP (device-mapper-1.02.66-6.el6、device-mapper-multipath-0.4.9-46.el6) を 使 用 する IBM Storwize V7000 (FirmwareVersion 6.3.0.1)を 認 定 しています。テストは、LifeKeeper for Linux v7.5 と RHEL 6.2 を 使 用 して 行 われました。制 限 事 項 : IBM Storwize V7000は、Quorum/Witness Server Kit および STONITH と組 み 合 わせて 使 用 する 必 要 があります。/etc/default/LifeKeeper 内 で 以 下 の 設 定 により、SCSI リザベーションを 無 効 にしてください。RESERVATIONS=noneIBM Storwize V7000 FCIBM XIV Storage Systemパートナテストにより Red Hat Enterprise Linux ServerRelease 6.2 (Tikanga)、HBA: QLE2562 DMMP:0.4.9-46 の 組 み 合 わせたマルチパス 構 成 で 認 定 済み。パートナテストにより Red Hat Enterprise Linux SeverRelease 5.6、HBA: NEC N8190-127 Single CH4Gbps (Emulex LPe1150 相 当 品 )、XIV HostAttachement Kit: バージョン 1.7.0 を 組 み 合 わせたマルチパス 構 成 でのみ 認 定 済 み。注 記 : LifeKeeper を 使 用 する IBM XIV StorageSystem で 32 個 以 上 の LUN を 作 成 する 必 要 がある場 合 、 詳 細 については IBM の 営 業 担 当 者 にお 問 い合 わせください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 60


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は、 以 下 の 構 成 要 件 を 満たす 場 合 の、Dell PERC 2/DC、Dell PERC 4/DC、および LSI Logic MegaRAID Elite 1600 ストレージコントローラを 使 用 する 2 ノードクラスタでの DellPowerVault ストレージアレイを 認 定 しています。(DellPERC 3/DC は、MegaRAID Elite 1600 の OEM バージョンです。) 以 下 の 要 件 が 必 要 となるのは、これらのホストベースの RAID コントローラが、LifeKeeper の 通常 の 要 件 である SCSI リザベーションと 一 意 のデバイス ID をサポートしていないためです。Dell PERC および LSI Logic MegaRAID コントローラを 搭 載 する Dell PowerVault1. Dell PowerVault ストレージは、 同 一 クラスタ内 の LifeKeeper の 管 理 下 では 他 のタイプの共 有 ストレージと 共 存 できません。2. Dell PowerVault ストレージおよびコントローラをクラスタで 使 用 するための 設 定 方 法 については、ハードウェアに 付 属 のマニュアルに 従 ってください。 具 体 的 には、 両 方 のシステムで 同時 にコントローラファームウェアの 設 定 画 面 を開 き、アダプタプロパティページを 選 択 、「Cluster Mode]」を 「Enabled」に 設 定 、「Initiator ID」を 一 方 のシステムでは「6」に、 他方 のシステムでは「7」に 設 定 することなどが 含まれます。その 後 、 両 方 のコントローラから 同 じLUN が 認 識 されること、および Linuxmegaraidドライバがロードされるように 適 切 に 設 定 されていることを 確 認 する 必 要 があります。3. 以 上 のストレージ 設 定 は SCSI リザベーションをサポートしないため、LifeKeeper 内 で SCSIリザベーションの 使 用 を 無 効 にする 必 要 があります。 無 効 にするには、クラスタ 内 の 両 ノードで、LifeKeeper のデフォルトファイル/etc/default/LifeKeeper に「RESERVATIONS=none」オプションを 追 加します。LifeKeeper によって 管 理 される 各LUN の 一 意 の IDは、/opt/LifeKeeper/bin/lkID ユーティリティを使 用 して 手 動 で 設 定 する 必 要 があります。 割り 当 てる ID はクラスタ 内 で 一 意 にしてください。また、 将 来 競 合 が 発 生 しないように 割 り当 て 方 法 を 工 夫 してください。 必 要 に 応 じて、lkID ユーティリティが 一 意 の ID を 自 動 的に 生 成 します。lkID ユーティリティの 使 用 方法 、 生 成 する ID、ID が 置 かれる 場 所 、 制 限事 項 などの 詳 細 については、lkID(8) マニュアルページを 参 照 してください。LVM で lkID を使 用 するときの 注 意 については、LVMRecovery Kit の「 既 知 の 問 題 」セクションを 参照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 61 4. I/O フェンシングを 提 供 する STONITH デバイスを 用 意 して 設 定 します。これは、 上 記 の 構成 で SCSI リザベーションのサポートがないため


ストレージとアダプタの 設 定項 目Dell | EMC (CLARiiON) CX200DELL MD3000Dell PowerVault MD3200/3220Dell EqualLogic PS5000説 明EMC は、このアレイと QLA2340 アダプタの 環 境 用 に次 の 2 つのバージョンのドライバを 認 定 しています:qla2x00-clariion-v6.03.00-1 および qla2x00-clariionv4.47.18-1。両 バージョンとも QLogic の Web サイト(www.qlogic.com) で 入 手 できます。シングルパスおよびマルチパスの 両 構 成 において、DELL SAS 5/e との 組 み 合 わせでパートナーテストにより 認 定 。テストは RHEL4 で 行 われましたが、LifeKeeper がサポートする 他 の Linux ディストリビューションまたはバージョンを 使 用 する 場 合 の 既 知の 問 題 はありません。シングルパスおよびマルチパスの両 構 成 で RDAC が 必 要 です。シングルパス 構 成 では、HBA ホストタイプに「Windows MSCS Clustersingle path」を 使 用 してください。マルチパス 構 成 では、HBA ホストタイプに「Linux 」を 使 用 してください。Dell PowerVault MD3200/3220 は、<strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーによってテスト 済 みです。テスト 構 成 は 次 の 通 りです。RHEL 5.5 で DMMP と DMMP RecoveryKit。Quorum/Witness Server Kit および STONITH と組 み 合 わせて 使 用 する 必 要 があります。SCSI の 予約 を 無 効 にするには、「/etc/default/LifeKeeper 」 内に RESERVATIONS=none を 設 定 します。サーバには IPMI 2.0 に 準 拠 のインターフェースが 必 須 です。Dell EqualLogic は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーによってテスト 済 みです。テスト 構 成 は 次 の 通 りです。• Dell EqualLogic PS5000 + iscsi-initiator(Software イニシエータ) による SCSI -2 リザベーション + Red Hat Enterprise Linux ESrelease 4 (Nahant Update 5、カーネル 2.6.9-55.EL)。テストには、iscsi-initiator-utils-4.0.3.0-5、マルチパス 構 成 、active-backup(mode=1) による bonding が 使 用 されました。• Dell EqualLogic PS5000 + DMMP + DMMPRecovery Kit + RHEL 5 + iscsi-initiator-utils-6.2.0.865-0.8.el5。LUN 数 が 大 きい 場 合 (20以 上 ) は、/etc/default/LifeKeeper のREMOTETIMEOUT 設 定 をREMOTETIMEOUT=600 に 変 更 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 62


ストレージとアダプタの 設 定項 目Dell EqualLogicPS4000/4100/4110/6000/6010/6100/6110/6500/6510FalconStor Network Storage Server (NSS)説 明Dell EqualLogic は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーによってテスト 済 みです。テスト 構 成 は 次 の 通 りです。Dell EqualLogicPS4000/4100/6000/6100/6110/6500/6510 + DMMP+ DMMP Recovery Kit + RHEL 5.3 + iscsi-initiatorutils-6.2.0.868-0.18.el5。LUN数 が 大 きい 場 合 (20以 上 ) は、/etc/default/LifeKeeper のREMOTETIMEOUT 設 定 をREMOTETIMEOUT=600 に 変 更 してください。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認定 。/etc/multipath.conf に 以 下 のパラメータを設 定 する 必 要 があります。polling_interval 5no_path_retry 36日 立 HDS RAID 700 (VSP)この RAID 700 (VSP) は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナー 企 業 によってテスト 済 みです。テストのシングルパス 設 定 は 次 の 通 りです。OS: Red HatEnterprise Linux Server Release 5.5 (Tikanga)HBA:Qlogic QLE2562 (ドライバ: OSbundle-8.03.01.04.05.05-k) / Emulex LPe12002 (ドライバ:OSbundle-8.2.0.63.3p)。注 記 : マルチパス 設 定 は 認 定 されていません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 63


ストレージとアダプタの 設 定項 目日 立 HDS 9570V、9970V、9980V説 明QLogic 23xx アダプタを 使 用 するシングルパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により 認定 。qla2300 ドライバのバージョン 6.04 以 降 を 使 用 してください。注 記 : これらのアレイでは、ファイバチャネルスイッチまたはハブを 使 用 して、シングルコントローラ (シングルループ) のみの 構 成 にすることを <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong><strong>Corp</strong>. は 推 奨 します。ただし、 各 サーバのストレージへのパスが 単 一 である 限 り、スイッチやハブを 使 用 することなく 各 サーバが 日 立 アレイの 個 別 のコントローラまたはポートに 直 接 接 続 する LifeKeeper クラスタを 構 成することもできます。この 構 成 を 使 用 する 場合 、LifeKeeper はスプリットブレインの 状 況 で 通 常 の動 作 とは 非 常 に 異 なる 動 作 をすることに 注 意 してください。 通 常 、LifeKeeper は、スプリットブレインの 状況 でアクティブな 階 層 のフェイルオーバを 実 行 し、 元 のプライマリノードは SCSI リザベーションを 奪 われた 結果 としてリブートを 行 います。サーバを 直 接 複 数 のコントローラまたはポートに 接 続 する 構 成 の 日 立 アレイの 場 合 、アレイ 内 の 特 定 のタイミングに 特 殊 性 があるため、LifeKeeper はバックアップノード 上 で SCSI リザベーションを 獲 得 することができずにフェイルオーバに失 敗 します。これにより、 階 層 の 少 なくとも 一 部 が 元のプライマリノードで 稼 働 し 続 けます。このため、このように 設 定 されているすべての LifeKeeper リソースがディスクリソースのいずれかと、ディスクリソースの 転 送ができない 場 合 にリソースを in service にできないような 直 接 の 依 存 関 係 を 持 つことが 重 要 です。このことは、 階 層 内 の IP リソースについて 特 に 重 要 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 64


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明日 立 アレイには、このアレイのような 直 接 接 続 の 構成 で LifeKeeper を 正 常 に 動 作 させるために 必 要 なある 特 定 の「ホストモード」があります。9570V アレイの場 合 は 以 下 の 設 定 が 必 要 です。日 立 HDS 9980Vホスト 接 続 モード 1 --> 標 準 モードホスト 接 続 モード 2 --> ターゲットリセットモード (バスデバイスリセット)サードパーティプロセスのログアウト 伝 播 モードLIP ポート 全 リセットモード --> LIP ポート 全 リセットモード9970V および 9980V アレイについては、「ホストモード"」を「SUN」に 設 定 する 必 要 があります。HDS9980V は、SLES9 SP3、LSI Logic FusionHBA、DMMP を 使 用 するマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー 企 業 によりテスト 済 みです。 詳 細 については、Device MapperMultipath I/O の 設 定 セクションを 参 照 してください。nStor NexStor 4320FADTX ArrayMasStorL および FC-IIこのストレージは、2 ノードクラスタの 各 サーバがアレイ内 の 別 々 のコントローラに 直 接 接 続 するデュアルコントローラ 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー 企 業 によりテスト 済 みです。この 構 成 では、スプリットブレインの 状 況 で LifeKeeper は 日 立 HDS ストレージアレイについて 説 明 した 動 作 と 同 じように 動 作するため、 階 層 構 成 上 の 同 じ 注 意 事 項 が 当 てはまります。このストレージユニットは、スイッチを 使 用 するシングルパス 構 成 、および 2 ノードクラスタの 各 サーバがアレイ内 の 別 々 のコントローラに 直 接 接 続 するデュアルコントローラ 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーによりテスト 済 みです。 両 方 の 構 成 において、スプリットブレインの 状 況 で LifeKeeper は 日 立 HDSストレージアレイについて 説 明 した 動 作 と 同 じように動 作 するため、 階 層 構 成 上 の 同 じ 注 意 事 項 が 当 てはまります。ArrayMasStor L は、QLogic 2340 および2310 ホストアダプタ、QLogic フェイルオーバドライバ(バージョン 6.06.10) を 使 用 するマルチパス 構 成 においても、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーによってテストおよび 認 定 済 みです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 65


ストレージとアダプタの 設 定富 士 通 ETERNUS3000富 士 通 ETERNUS 6000富 士 通 FibreCAT S80項 目説 明このストレージユニットは、PG-FC105 (EmulexLP9001)、PG-FC106 (Emulex LP9802)、PG-PC107ホストバスアダプタ、および lpfc ドライバ v7.1.14-3 を使 用 するシングルパス 設 定 においてのみ、<strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナー 企 業 によりテスト 済 みです。このストレージユニットは、PG-FC106 (EmulexLP9802) ホストバスアダプタ、および lpfc ドライバv7.1.14-3 を 使 用 するシングルパス 設 定 においてのみ、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナー 企 業 によりテスト 済 みです。このアレイを 使 用 するには、/etc/default/LifeKeeper に 次 のエントリを 追 加 する 必 要 があります。ADD_LUN_TO_DEVICE_ID=TRUE富 士 通ETERNUS DX60 S2 / DX80 S2 / DX90 S2 iSCSIETERNUS DX410 S2 / DX440 S2 iSCSIETERNUS DX8100 S2 / DX8700 S2 iSCSIETERNUS DX60 / DX80 iSCSIETERNUS DX410 / DX440 iSCSIETERNUS DX8100 / DX8700 iSCSI富 士 通 ETERNUS SX300富 士 通 ETERNUS2000 Model 50マルチパス 環 境 にてDMMP ARKを 利 用 する 際 、/etc/multipath.conf に 以 下 の 設 定 が 必 要 となります。prio aluapath_grouping_policy group_by_priofailback immediateno_path_retry 10Path_checker turこのストレージユニットは、PG-FC106 (EmulexLP9802) および PG-FC107 ホストバスアダプタ、lpfc ドライバ v7.1.14 を 使 用 するマルチパス 設 定 においてのみ、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のパートナー 企 業 によりテスト 済 みです。SX300 に 同 梱 の RDAC ドライバが必 要 です。このストレージユニットは、PG-FC202 (LPe1150-F) ホストバスアダプタ、EMPD マルチパスドライバを 使 用 するデュアル RAID コントローラによるマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー 企 業 によりテスト 済 みです。テストでは、ファームウェアバージョンWS2.50A6 およびドライババージョン EMPD V2.0L12が 使 用 されました。テストは、LifeKeeper for Linuxv6.2 と RHEL4 (カーネル 2.6.9-67.ELsmp) およびRHEL5 (カーネル 2.6.18-53.el5) を 使 用 して 行 われました。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 66


ストレージとアダプタの 設 定項 目富 士 通 ETERNUS4000 Model 300富 士 通 ETERNUS2000 Model 200説 明このストレージユニットは、PG-FC202 (LPe1150-F) ホストバスアダプタ、EMPD マルチパスドライバを 使 用 するデュアル RAID コントローラによるマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー 企 業 によりテスト 済 みです。このストレージユニットは、PG-FC203L (EmulexLPe1250-F8) ホストバスアダプタ (ファームウェアバージョン 1.11A5、ドライババージョン 8.2.0.48.2p)、EMPD マルチパスドライバ (ドライババージョンV2.0L20、パッチバージョン T000973LP-1) を 使 用 するマルチパス 構 成 において、Fujitsu Limited によりテスト済 みです。テストは、LifeKeeper for Linux v7.1 と RHEL 5 (カーネル 2.6.18-164.el5) を 使 用 して 行 われました。富 士 通ETERNUS VS850Device Mapper Multipath Recovery Kit を 使 用 するシングルパス 設 定 およびマルチパス 設 定 において、ベンダサポートステートメントにより 認 定 済 みです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 67


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明マルチパスデバイスを 使 用 するアプリケーションとファイルシステムの 保 護 : SPS デバイスを 使 用 するアプリケーションやファイルシステムを SPS によって 設 定 し 保護 するには、SPS Recovery Kit をインストールする 必要 があります。SPS Kit のインストール 後 は、1 つ 以 上 のマルチパスデバイスノードを 使 用 するアプリケーション 階 層 を 作 成するだけで、SPS Kit が 提 供 する 新 しいリソースタイプが 自 動 的 に 組 み 込 まれます。マルチパスデバイスノード: SPS Kit を 使 用 するには、すべてのファイルシステムおよび Raw デバイスをネイティブの /dev/sd* デバイスノードではなく、マルチパスデバイスノード (/dev/vpath*) 上 にマウントまたは 設 定する 必 要 があります。SCSI-3 Persistent Reservations の 使 用 : SPS Kitは、リザベーションタイプを「 書 き 込 み 専 用 」とするSCSI-3 Persistent Reservations を 使 用 します。この場 合 、クラスタのあるノードが 予 約 したデバイスは、クラスタの 他 のノードから 読 み 取 り 可 能 のままですが、他 のノードからデバイスへの 書 き 込 みはできなくなります。このことは、それらの 他 のノード 上 で 進 行 中 の 読み 取 り 専 用 アクセスのためにファイルシステムをマウントできるという 意 味 ではないことに 注 意 してください。LifeKeeper では、sg_persist ユーティリティを 使 用 してパーシステントリザベーションを 発 行 し、 監 視 します。必 要 であれば、LifeKeeper は sg_persist(8) ユーティリティをインストールします。テスト 環 境 : SPS Kit は、Emulex HBA およびEmulex lpfc ドライバを 使 用 する NEC iStorage ディスクアレイにおいて、テストおよび 認 定 済 みです。SPSKit は、SPS がサポートする 他 の NEC iStorageD、S、および M でも 同 様 に 問 題 なく 動 作 すると 考 えられます。[テストされた Emulex HBA]iStorage D-10===========================LP952NEC iStorage Storage Path Savior Multipath I/OLP9802LP1050LP1150===========================SteelEye Protection Suite for LinuxiStorageTechnicalM100<strong>Documentation</strong>Page 68===========================


ストレージとアダプタの 設 定項 目説 明このストレージユニットは、QLogic PCI to FibreChannel Host Adapter for QLE2462 (ファームウェアバージョン 4.03.01 [IP]、ドライババージョン 8.02.08)、ストレージファームウェア J200 を 使 用 するデュアルRAID コントローラによるマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー 企 業 によりテスト 済 みです。テストは、LifeKeeper for Linuxv6.2、DMMP Recovery Kit v6.2、および 以 下 のディストリビューションとカーネルを 使 用 して 行 われました。RHEL4 DMMPNewtech SweeperStor SATA および SASEmulex LP 11002 8.0.16.32 以 降Emulex LPe 11002 8.0.16.32 以 降Qlogic QLA 2462 8.01.07 以 降Qlogic QLE 2462 8.01.07 以 降RHEL5 DMMPEmulex LP 11002 8.1.10.9 以 降Emulex LPe 11002 8.1.10.9 以 降Qlogic QLA 2462 8.01.07.15 以 降Qlogic QLE 2462 8.01.07.15 以 降SLES10 DMMPEmulex LP 11002 8.1.10.9 以 降Emulex LPe 11002 8.1.10.9 以 降Qlogic QLA 2462 8.01.07.15 以 降Qlogic QLE 2462 8.01.07.15 以 降注 記 : マルチパス 構 成 では DMMP が 必 要 です。このストレージは、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナーによってテスト 済 みです。テストのシングルパス 構 成 は次 の 通 りです。• ホスト 1 Qlogic QLE2562 (HBA BIOS 2.10、ドライババージョン qla2xxx-8.03.01.04.05.05-k *)TID MassCareRAID• ホスト 2 HP AE312A (HBA BIOS 1.26、ドライババージョン qla2xxx-8.03.01.04.05.05-k *)• テスト は、LifeKeeper for Linux v7.3 と Red HatEnterprise Linux 5.5 (カーネル2.6.18-194.el5) を 使 用 して 行 われました。LifeKeeper for Linux は、TID MassCareRAID アレイを 使用 する 単 一 クラスタで 最 大 11 LUN をサポートします。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 69


ストレージとアダプタの 設 定TIDMassCareRAIDⅡSun StorageTek 2540QLogic ドライバEmulex ドライバAdaptec 29xx ドライバ項 目説 明このストレージユニットは、Qlogic ドライバと SCSI-2 リザベーションを 使 用 し、ファイバチャネルスイッチを 使 用しないマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong><strong>Corp</strong>. パートナー 企 業 によりテスト 済 みです。Red HatEnterprise Linux ES release 4 Update6 (カーネル2.6.9-67.ELsmp) が 使 用 されました。/etc/default/LifeKeeper の FAILFASTTIMER 設定 を 5 から 30 に 変 更 する 必 要 があります。このストレージユニットは、StorageTek 4Gb PCI-EDual FC ホストバスアダプタおよび Sun StorageTek4Gb PCI Dual FC ネットワークアダプタを 使 用 するRDAC + デュアル RAID コントローラによるマルチパス構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. パートナー企 業 によりテスト 済 みです。QLogic アダプタを 使 用 するサポート 対 象 の 他 のファイバチャネルアレイについては、qla2200 または qla2300ドライバのバージョン 6.03.00 以 降 を 使 用 してください。サポート 対 象 の Emulex のファイバチャネル HBA については、lpfc ドライバ v8.0.16 以 降 を 使 用 してください。Adaptec 29xx を 使 用 するサポート 対 象 の SCSI アレイについては、OS ディストリビューションに 付 属 のaic7xxx ドライバのバージョン 6.2.0 以 降 を 使 用 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 70


HP のマルチパス I/O 設 定DataCore SANsymphony項 目説 明このストレージデバイスは、SUSE SLES 9 ServicePack 3、Device Mapper Multipath、および Qlogic2340 アダプタを 使 用 してテスト 済 みです。 他 のバージョン、ディストリビューション、アダプタを 組 み 合 わせても 動 作 すると 考 えられますが、テストは 実 施 されていません。この 構 成 および 他 の 構 成 についての 具 体 的なサポートについては、DataCore にお 問 い 合 わせください。高 負 荷 でのフェイルオーバのテストで 1 つの 問 題 が 見つかっています。 複 数 のサーバがリブートした 場 合 に、サーバがシングルパスのみを 構 成 する 状 態 になります。テストは 3 ノードクラスタで 構 成 され、2 台 のサーバが 同 時 に 切 断 されました。2 台 のサーバがリブートした 後 、 約 半 分 の 時 間 、1 台 のサーバがシングルパスのみを 持 つ 状 態 になりました。この 問 題 は、そのサーバをリブートすれば 解 決 します。サーバを 1 台 だけリブートしたときは、この 問 題 は 見 られませんでした。この 問 題 は DataCore に 報 告 済 みです。 最 低 1 つのパスが 継 続 的 に 利 用 できるため、この 問 題 は 深 刻 な問 題 とはみなされていません。このストレージデバイスは、ed Hat EL 4 Update 3 および Qlogic 2340 アダプタを 使 用 してテスト 済 みです。他 のバージョン、ディストリビューション、アダプタを 組 み合 わせても LifeKeeper は 動 作 すると 考 えられますが、テストは 実 施 されていません。この 構 成 および 他の 構 成 についての 具 体 的 なサポートについては、Xiotech にお 問 い 合 わせください。Magnitude 3D は、シングルパス 構 成 でテストが 行 われました。Xiotech Magnitude 3Dセットアップ 中 に、OS で 8 LUN しか 構 成 できないという 構 成 上 の 問 題 が 1 つ 検 出 されました。これは、Magnitude 3D が SCSI 問 い 合 わせデータの 中で、 自 身 を SCSI-2 デバイスに 指 定 しているためです。2.6 カーネルの SCSI ドライバは、デバイスが 例 外リストに 含 まれていない 限 り、8 を 超 える LUN をSCSI-2 デバイス 上 で 自 動 で 認 識 しません。Magnitude 3D はそのリストに 入 っていません。/proc/scsi/scsi にコマンドを 発 行 して 各 LUN を構 成 するという 対 応 策 が Xiotech からテスト 用 に 提供 されました。HP のマルチパス I/O 設 定SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 71


HP のマルチパス I/O 設 定項 目Secure Path を 使 用する 場 合 のMSA1000 およびMSA1500 のマルチパス 要 件HP P2000Secure Path を 使 用する 場 合 のEVA3000 およびEVA5000 のマルチパス 要 件説 明LifeKeeper は、MSA1000 および MSA1500 を 使 用 するマルチパス I/O 構 成 で SecurePath をサポートします。このサポートの 要 件 として、Secure Path v3.0C 以 降 を 使 用 する 必 要 があります。LifeKeeper は、HP P2000 MSA FC の 使 用 をサポートします。このストレージユニットは、RHEL 5.4 上 のマルチパス 構 成 において、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. によってテスト済 みです。Secure Path を 使 用 するマルチパス I/O 構 成 で EVA3000 および EVA5000 をLifeKeeper がサポートするには、 次 の 要 件 があります。1. EVA VCS v2.003 または v3.00 以 降 各 サーバで Command View v3.00 を 使用 して [Host OS type] を [Custom] に、[Custom Mode Number] を[hex000000002200282E] に 設 定 してください。 詳 細 な 手 順 については、HPSecure Path リリースノートを 参 照 してください。2. HP Secure Path v3.0C 以 降Secure Path を 使 用するマルチパスクラスタのインストールSecure Path を 使 用 するマルチパスクラスタを 新 規 にインストール 場 合 は、 次 の 手 順 を実 行 します。1. 選 択 した OS を 各 サーバにインストールします。2. 次 のクラスタハードウェアをインストールします。FCA2214 アダプタ、ストレージ、スイッチ、およびケーブル。3. HP Platform Kit をインストールします。4. HP Secure Path ソフトウェアをインストールします。ここでシステムをリブートする必 要 があります。Secure Path からストレージへのパスを 適 切 に 設 定 したことを確 認 してください。 詳 細 については、Secure Path のドキュメンテーションを 参 照してください。5. LifeKeeper をインストールします。QLogic FailoverDriver を 使 用 するMSA1000 およびMSA1500 のマルチパスサポートQLogic FailoverDriver を 使 用 するEVA のマルチパスサポートLifeKeeper for Linux は、MSA1000 および MSA1500 を 使 用 するマルチパス I/O 構 成で QLogic Failover Driver をサポートします。このサポートの 要 件 として、QLogic ドライバ v7.00.03 以 降 を 使 用 する 必 要 があります。LifeKeeper は、EVA 3000/5000 および EVA 4X00/6X00/8X00 で QLogic FailoverDriver をサポートします。3000/5000 ではファームウェアバージョン 4000 以 上 が 必 要 です。4000/6000/8000 ではファームウェアバージョン 5030 以 上 が 必 要 です。HP が 提 供する QLogic ドライバの 最 新 版 (v8.01.03 以 降 ) を 使 用 する 必 要 があります。ホスト 接続 は「Linux 」にしてください。パス / モード 設 定 に LifeKeeper からの 制 限 はありません。 特 殊 なホスト 接 続 、パス / モードの 推 奨 設 定 、および 使 用 可 能 な EVA のポートなどの 以 前 の 制 限 は、このバージョンのファームウェアとドライバには 存 在 しないことに注 意 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 72


HP のマルチパス I/O 設 定MSA1000/MSA1500または EVA のシングルパス 設 定 からSecure Path を 使 用するマルチパス 設 定へのアップグレードシングルパスからマルチパスにクラスタをアップグレードするには、 次 の 手 順 を 実 行 します(アップグレードはクラスタ 全 体 で 行 う 必 要 があります)。1. 通 常 のアップグレード 手 順 に 従 って、LifeKeeper を 最 新 バージョンにアップグレードします。この 手 順 をローリングアップグレードで 行 うと、クラスタ 全 体 の 停 止 を 回避 できます。2. すべてのノードで LifeKeeper を 停 止 します。ハードウェアのアップグレードが 完 了し、すべてのノードでステップ 5 が 完 了 するまでクラスタはダウンした 状 態 です。3. 各 ノードで HP Platform Kit をインストール / アップグレードします。4. 各 ノードに HP Secure Path ソフトウェアをインストールします。ここでシステムをリブートする 必 要 があります。Secure Path からストレージへのパスを 適 切 に 設 定したことを 確 認 してください。 詳 細 については、Secure Path のドキュメンテーションを 参 照 してください。5. LifeKeeper を 起 動 します。すべての 階 層 がアップグレード 前 と 同 様 に 動 作 するはずです。注 記 : これは、LifeKeeper の 以 前 のバージョンがサポートしていたアップグレード 方 法 から 変 更 された 点 です。Secure Path による永 続 的 デバイスノードSecure Path は、/dev/spdev/spXX (XX はデバイス 名 ) の 形 式 の 「 永 続 的 な」デバイスノードをサポートします。これらのノードは、 特 定 の SCSI デバイスノード /dev/sdXX へのシンボリックリンクです。LifeKeeper はこれらのノードを「 通 常 の」SCSI デバイスノード/dev/sdXX であるかのように 認 識 します。LifeKeeper は、デバイスが /dev/sda1 か/dev/sdq1 かを 直 接 検 出 し、その 後 正 しいデバイスノードを 直 接 使 用 することにより、リブートおよびクラスタノードをまたがってデバイス 名 の 永 続 性 を 独 自 に 維 持 しています。注 記 : SCSI デバイスノードへのシンボリックリンクのサポートは、LifeKeeper v4.3.0 で 追加 されました。アクティブ / パッシブコントローラおよびコントローラスイッチオーバ起 動 時 にシングルパスでも 通 知 が 発 生 しないMSA1000 では、 一 方 のコントローラをアクティブに、 他 方 のコントローラをスタンバイモードにすることによってマルチパスを 実 装 しています。アクティブなコントローラまたはアクティブなコントローラへのパスのいずれかに 問 題 が 起 きた 場 合 、スタンバイコントローラがアクティブ 化 されて 処 理 を 引 き 継 ぎます。コントローラをアクティブにする 場 合 、コントローラの 準 備 ができるまでにある 程 度 の 時 間 がかかります。アレイ 上 で 設 定 されている LUNの 数 に 応 じて、30 ~ 90 秒 の 時 間 を 必 要 とします。この 間 、ストレージへの I/O は、 新しくアクティブになるコントローラに 経 路 変 更 できるようになるまでブロックされます。システムがロードされたときに、サーバがシングルパスでしかストレージにアクセスできない場 合 でも、この 問 題 に 関 する 通 知 が 発 生 しません。この 問 題 は、システムがリブートしたときに 上 記 のような 物 理 的 なパスの 障 害 が 起 きると 発 生 しますが、 一 時 的 なパス障 害 でも 発 生 しています。システムをロードするときは、 管 理 者 はストレージへのすべてのパスが 正 しく 構 成 されたことを 必 ず 確 認 し、 構 成 されていない 場 合 は、ハードウェアの 問 題 を 修 復 するか、システムをリロードして 一 時 的 な 問 題 を 解 決 するかいずれかのアクションを 取 ることを 推 奨 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 73


EMC PowerPath のマルチパス I/O 設 定EMC PowerPath のマルチパス I/O 設 定マルチパスデバイスを 使 用するアプリケーションとファイルシステムの保 護EMC PowerPath デバイスを 使 用 するアプリケーションやファイルシステムを LifeKeeper によって設 定 し 保 護 するには、PowerPath Recovery Kit をインストールする 必 要 があります。PowerPath Kit のインストール 後 は、1 つ 以 上 のマルチパスデバイスノードを 使 用 するアプリケーション 階 層 を 作 成 するだけで、PowerPath Kit が 提 供 する 新 しいリソースタイプが 自 動的 に 組 み 込 まれます。マルチパスデバイスノードSCSI-3PersistentReservationsの 使 用PowerPath Kit を 使 用 するには、すべてのファイルシステムおよび Raw デバイスをネイティブの/dev/sd* デバイスノードではなく、マルチパスデバイスノード (/dev/emcpower*) 上 にマウントまたは 設 定 する 必 要 があります。PowerPath Kit は、リザベーションタイプを「 書 き 込 み 専 用 」とする SCSI-3 PersistentReservations を 使 用 します。この 場 合 、クラスタのあるノードが 予 約 したデバイスは、クラスタの 他 のノードから 読 み 取 り 可 能 のままですが、 他 のノードからデバイスへの 書 き 込 みはできなくなります。このことは、それらの 他 のノード 上 で 進 行 中 の 読 み 取 り 専 用 アクセスのためにファイルシステムをマウントできるという 意 味 ではないことに 注 意 してください。LifeKeeper では、sg_persist ユーティリティを 使 用 してパーシステントリザベーションを 発 行 し、監 視 します。 必 要 であれば、LifeKeeper は sg_persist(8) ユーティリティをインストールします。EMC Symmetrix (VMAX を 含 む) アレイをマルチパスソフトウェアおよび LifeKeeper と 組 み 合 わせて 使 用 する 場 合 は、SCSI-3 Persistent Reservations を LUN 単 位 で 有 効 にする 必 要 があります。これは、DMMP と PowerPath の 両 方 に 当 てはまります。ハードウェア要 件PowerPath Kit は、QLogic QLA2340 HBA (EMC が 推 奨 する qla2xxx ドライバを 使 用 ) および Emulex LP10000 HBA (EMC が 推 奨 する lpfc ドライバを 使 用 ) を 使 用 する EMCCLARiiON CX300 ディスクアレイにおいて、テストおよび 認 定 済 みです。PowerPath Kitは、QLogic QLA2340 HBA を 使 用 する EMC CLARiX CX3-20 においても、テストおよび 認 定済 みです。注 記 : RHEL 6 上 の LifeKeeper は、EMC Clariion に 接 続 されているリザベーションをサポートできません。このキットは、EMC の 他 の CLARiiON モデルまたは EMC から Dell や 他 のベンダへの OEM のCLARiiON モデルでも 同 様 に 問 題 なく 動 作 すると 考 えられます。マルチパスソフトウェアの 要件PowerPath Kit v6.4.0-2 には、PowerPath for Linux v5.3 が 必 要 です。PowerPath Kit v6.4.0-2 より 前 のバージョンでは、PowerPath for Linux v4.4.x、v4.5.x、v5.0.x、v5.0.x が 必 要 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 74


EMC PowerPath のマルチパス I/O 設 定PowerPathv5.3 ドライバへの 移 行 方法オプション A1. 以 下 の 手 順 を 実 行 して PowerPath 5.3 ドライバにアップグレードしてください。a. 古 い PowerPath ドライバを 削 除 します。b. PowerPath 5.3 ドライバをインストールします。2. PowerPath 6.4.0-2 Kit にアップグレードします。3. サーバをリブートします。注 記 : サーバをリブートするとき、PowerPath 6.4.0-2 Kit が LifeKeeper PowerPath リソースとして 使 用 されます。PowerPath ドライバ 5.3 に 問 題 があり、 古 い PowerPath ドライバを 使 用 しなければならない 場 合 、このオプションでは、v6.4.0-2 キットをインストールする 前 に 使 用 していたバージョンの PowerPath Kit を 再 インストールする 必 要 があります。オプション B1. 以 下 の 手 順 を 実 行 して PowerPath 5.3 ドライバにアップグレードしてください。a. 古 い PowerPath ドライバを 削 除 します。b. PowerPath 5.3 ドライバをインストールします。c. サーバをリブートします。2. PowerPath 6.4.0-2 Kit にアップグレードし、 以 下 のいずれかを 実 行 してアップグレードされた Recovery Kit を 使 用 して PowerPath リソースを 開 始 します。オプション 1: PowerPath リソースをサービス 休 止 にして 再 度 サービス 状 態 に 戻 します。注 記 : これを 行 うには、PowerPath デバイスを 使 用 するすべてのアプリケーションをいったん 停 止 してから 再 起 動 する 必 要 があります。このオプションの 場 合 、 操 作 を 順 次 実行 することができるため、 別 々 の 時 間 に 実 行 して 大 きな 変 更 を 回 避 することが 可 能 です。オプション 2: LifeKeeper を 停 止 (/etc/init.d/lifekeeper stopnofailover)してから 開 始 (/etc/init.d/lifekeeper start) してください。これにより、すべてのリソースがいったんサービス 休 止 になった 後 、 再 度 サービス 状 態 に戻 ります。注 記 : この 方 法 では、オプション 1 と 同 様 にすべてのアプリケーションを 停 止 しますが、2つのコマンドだけですべての PowerPath リソースが 新 しいキットを 使 うようにできるため、ユーザの 介 入 が 少 なくて 済 みます。オプション 3: LifeKeeper をただちに 停 止 (/etc/init.d/lifekeeper stopdaemons)してから 開 始 (/etc/init.d/lifekeeper start) してください。注 記 : この 方 法 では、アプリケーションを 実 行 したまま、LifeKeeper にストレージへのアクセス 方 法 をリロードさせます。アプリケーションの 停 止 時 間 はありません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 75


IBM SDD によるマルチパス I/O 設 定IBM SDD によるマルチパス I/O 設 定マルチパスデバイスを 使 用するアプリケーションとファイルシステムの 保 護マルチパスデバイスノードSCSI-3PersistentReservationsの 使 用IBM SDD デバイスを 使 用 するアプリケーションやファイルシステムを LifeKeeper によって 設 定 し保 護 するには、SDD Recovery Kit をインストールする 必 要 があります。SDD Kit のインストール 後 は、1 つ 以 上 のマルチパスデバイスノードを 使 用 するアプリケーション階 層 を 作 成 するだけで、SDD Kit が 提 供 する 新 しいリソースタイプが 自 動 的 に 組 み 込 まれます。SDD Kit を 使 用 するには、すべてのファイルシステムおよび Raw デバイスをネイティブの/dev/sd* デバイスノードではなく、マルチパスデバイスノード (/dev/vpath*) 上 にマウントまたは設 定 する 必 要 があります。SDD Kit は、リザベーションタイプを「 書 き 込 み 専 用 」とする SCSI-3 Persistent Reservationsを 使 用 します。この 場 合 、クラスタのあるノードが 予 約 したデバイスは、クラスタの 他 のノードから 読 み 取 り 可 能 のままですが、 他 のノードからデバイスへの 書 き 込 みはできなくなります。このことは、それらの 他 のノード 上 で 進 行 中 の 読 み 取 り 専 用 アクセスのためにファイルシステムをマウントできるという 意 味 ではないことに 注 意 してください。LifeKeeper では、sg_persist ユーティリティを 使 用 してパーシステントリザベーションを 発 行 し、監 視 します。 必 要 であれば、LifeKeeper は sg_persist(8) ユーティリティをインストールします。ハードウェア要 件マルチパスソフトウェアの要 件SDD パスの追 加 または修 復SDD Kit は、QLogic QLA2340 HBA (IBM が 推 奨 する qla2xxx ドライバを 使 用 ) を 使 用 するIBM ESS、6800、8100 ディスクアレイおよび IBM SAN Volume Controller (SVC) において、テストおよび 認 定 済 みです。SDD Kit は、SDD ドライバがサポートする 他 の IBM ディスクアレイとHBA アダプタ (Emulex) でも 同 様 に 問 題 なく 動 作 すると 考 えられます。IBM が 推 奨 する HBAドライバを 必 ず 使 用 する 必 要 があります。SDD Kit には、IBM SDD ドライバ v1.6.0.1-8 以 降 を 使 用 する 必 要 があります。LifeKeeper は、SDD リソースを 起 動 する 場 合 、パーシステントリザベーションを 確 立 してその時 点 でアクティブなパスに 登 録 します。 最 初 のリザベーションの 後 に 新 しいパスが 追 加 されるか、 障 害 が 起 きたパスが 修 復 されて SDD がそのパスを 自 動 的 に 再 度 アクティブにした 場 合 、そのパスは、LifeKeeper が SDD リソースに 対 する 次 の quickCheck を 実 行 するまでリザベーションの 一 部 として 登 録 されません。その 時 点 までに SDD がそのパスに 対 する 書 き 込 みを 許可 した 場 合 、リザベーションコンフリクトが 発 生 し、SDD のログファイルとシステムのメッセージファイルに 競 合 が 記 録 されます。SDD ドライバは、 登 録 されたパスでそれらの I/O を 再 試 行 するため、アプリケーションにとっては 検 出 可 能 な 障 害 になりません。quickCheck によるパスの登 録 が 完 了 すると、その 後 の 書 き 込 みは 成 功 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 76


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定マルチパスデバイスを 使 用 するアプリケーションとファイルシステムの 保護マルチパスデバイスノードSCSI-3PersistentReservationsの 使 用HDLM デバイスを 使 用 するアプリケーションやファイルシステムを LifeKeeper によって 設 定 し 保護 するには、HDLM Recovery Kit をインストールする 必 要 があります。HDLM Kit のインストール 後 は、マルチパスデバイスノードを 1 つ 以 上 使 用 するアプリケーション 階 層 を 作 成 するだけで、HDLM Kit が 提 供 する 新 しいリソースタイプが 自 動 的 に 組 み 込 まれます。HDLM Kit を 使 用 するには、すべてのファイルシステムおよび Raw デバイスをネイティブの/dev/sd* デバイスノードではなく、マルチパスデバイスノード (/dev/sddlm*) 上 にマウントするか、 設 定 する 必 要 があります。HDLM Kit は、リザベーションタイプを「 書 き 込 み 専 用 」とする SCSI-3 PersistentReservations を 使 用 します。この 場 合 、クラスタのあるノードが 予 約 したデバイスは、クラスタの 他 のノードから 読 み 取 り 可 能 のままですが、 他 のノードからデバイスへの 書 き 込 みはできなくなります。このことは、それらの 他 のノード 上 で 進 行 中 の 読 み 取 り 専 用 アクセスのためにファイルシステムをマウントできるという 意 味 ではないことに 注 意 してください。LifeKeeper では、sg_persist ユーティリティを 使 用 してパーシステントリザベーションを 発 行 し、監 視 します。 必 要 であれば、LifeKeeper は sg_persist(8) ユーティリティをインストールします。ハードウェア 要件HDLM Kit は、QLogic qla2432 HBA と 8.02.00-k5-rhel5.2-04 ドライバ、および Silkworm3800FC スイッチを 使 用 する 日 立 SANRISE AMS1000 ディスクアレイにおいて、テストおよび 認 定済 みです。HDLM Kit は、 他 の 日 立 ディスクアレイでも 同 様 に 問 題 なく 動 作 すると 考 えられます。HDLM Kit は、SANRISE AMS シリーズ、SANRISE USP、および 日 立 の VSP においても、テストおよび 認 定 済 みです。HBA および HBA ドライバは HDLM がサポートするものを 使用 してください。BR1200 は、Hitachi Data Systems により 認 定 済 みです。シングルパスとマルチパスの 両 方 の設 定 で、RDAC ドライバが 必 要 です。RDAC ドライバを 使 用 する BR1200 設 定 のみをサポートします。HDLM (HDLM ARK) を 使 用 する BR1200 設 定 はサポートしません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 77


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定マルチパスソフトウェアの 要件HDLM Kit は、 以 下 の HDLM for Linux でテスト 済 みです05-80, 05-81, 05-90, 05-91, 05-92, 05-93, 05-94, 6.0.0, 6.0.1, 6.1.0, 6.1.1, 6.1.2, 6.2.0,6.2.1, 6.3.0, 6.4.0, 6.4.1, 6.5.0, 6.5.1, 6.5.2, 6.6.0, 6.6.2, 7.2.0, 7.2.1, 7.3.0, 7.3.1, 7.4.0,7.4.1, 7.5.0インストールされている HDLM パッケージに 対 する 既 知 の 依 存 関 係 はありません。注 記 : HDLM 6.0.0 以 降 から 製 品 名 が「Hitachi Dynamic Link Manager Software (HDLM)」に 変 更 されました。6.0.0 (05-9X) より 古 いバージョンでは、「Hitachi HiCommand DynamicLink Manager (HDLM)」という 製 品 名 です。注 記 : HDLM version 6.2.1 以 降 は、HDLM Recovery Kit v6.4.0-2 でサポートされていません。このバージョンの HDLM を 使 用 する 必 要 がある 場 合 は、HDLM Recovery Kit v7.2.0-1以 降 と LifeKeeper Core v7.3 以 降 を 使 用 できます。注 記 : LVM と HDLM をともに 使 用 する 場 合 、HDLM がサポートするバージョンが 必 要 です。また、フィルタ 設 定 を /etc/lvm/lvm.conf に 追 加 して、システムが /dev/sddlm* に 対応 する /dev/sd* を 検 出 しないようにする 必 要 があります。 詳 細 については、HDLM のマニュアルの「LVM Configuration」を 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 78


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定Linux ディストリビューションの 要 件Linux ディストリビューションの 要 件HDLM Kit は 以 下 のディストリビューションでサポートされています。RHEL 4 (AS/ES) (x86 or x86_64) Update 1、2、3、4、Update 4 セキュリティフィックス(*2)、4.5、4.5 セキュリティフィックス(*4)、4.6、4.6 セキュリティフィックス(*8)、4.7、4.7セキュリティフィックス(*9)、4.8、4.8 セキュリティフィックス(*12) (x86/x86_64)(*1)RHEL 5、5.1、5.1 セキュリティフィックス(*5)、5.2、5.2 セキュリティフィックス(*6)、5.3、5.3 セキュリティフィックス(*10)、5.4、5.4 セキュリティフィックス(*11)、5.5、(x86/x86_64)(*1)RHEL 6、6.1、6.2、6.3、6.4 (x86/x86_64)(*1)(*15)(*1) AMD Opteron(シングルコア、デュアルコア) あるいは Intel EM64T アーキテクチャ CPU +x86_64 カーネル(*2) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.9-42.0.3.EL,2.6.9-42.0.3.ELsmp,2.6.9-42.0.3.ELhugememx86_64:2.6.9-42.0.3.EL,2.6.9-42.0.3.ELsmp,2.6.9-42.0.3.Ellargesmp(*3) 日 立 では、RHEL4 U2 の 環 境 をサポートしていません。(*4) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.9-55.0.12.EL,2.6.9-55.0.12.ELsmp,2.6.9-55.0.12.Elhugememx86_64:2.6.9-55.0.12.EL,2.6.9-55.0.12.ELsmp,2.6.9-55.0.12.Ellargesmp(*5) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.18-53.1.13.el5,2.6.18-53.1.13.el5PAE,2.6.18-53.1.21.el5,2.6.18-53.1.21.el5PAEx86_64:2.6.18-53.1.13.el5,2.6.18-53.1.21.el5(*6) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.18-92.1.6.el5,2.6.18-92.1.6.el5PAE,2.6.18-92.1.13.el5,2.6.18-92.1.13.el5PAE,2.6.18-92.1.22.el5,2.6.18-92.1.22.el5PAEx86_64:2.6.18-92.1.6.el5,2.6.18-92.1.13.el5,2.6.18-92.1.22.el5(*7) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.9-34.0.2.EL,2.6.9-34.0.2.ELsmp,2.6.9-34.0.2.ELhugememx86_64:2.6.9-34.0.2.EL,2.6.9-34.0.2.ELsmp,2.6.9-34.0.2.Ellargesmp(*8) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.9-67.0.7.EL,2.6.9-67.0.7.ELsmp,2.6.9-67.0.7.ELhugemem,2.6.9-67.0.22.EL,2.6.9-67.0.22.ELsmp,2.6.9-67.0.22.ELhugememx86_64:2.6.9-67.0.7.EL,2.6.9-67.0.7.ELsmp,2.6.9-67.0.7.ELlargesmp2.6.9-67.0.22.EL,2.6.9-67.0.22.ELsmp,2.6.9-67.0.22.Ellargesmp(*9) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.9-78.0.1.EL,2.6.9-78.0.1.ELsmp,2.6.9-78.0.1.ELhugemem,2.6.9-78.0.5.EL,2.6.9-78.0.5.ELsmp,2.6.9-78.0.5.ELhugemem,2.6.9-78.0.8.EL,2.6.9-78.0.8.ELsmp,2.6.9-78.0.8.ELhugemem, 2.6.9-78.0.17.EL,2.6.9-78.0.17.ELsmp,2.6.9-78.0.17.ELhugemem,2.6.9-78.0.22.EL,2.6.9-78.0.22.ELsmp,2.6.9-78.0.22.Elhugememx86_64:2.6.9-78.0.1.EL,2.6.9-78.0.1.ELsmp,2.6.9-78.0.1.ELlargesmp, 2.6.9-78.0.5.EL,2.6.9-78.0.5.ELsmp,2.6.9-78.0.5.ELlargesmp,2.6.9-78.0.8.EL,2.6.9-78.0.8.ELsmp,2.6.9-78.0.8.ELlargesmp,2.6.9-78.0.17.EL,2.6.9-78.0.17.ELsmp,2.6.9-78.0.17.ELlargesmp,2.6.9-78.0.22.EL,2.6.9-78.0.22.ELsmp,2.6.9-78.0.22.ELlargesmp(*10) 次 のカーネルがサポートされています。x86:2.6.18-128.1.10.el5,2.6.18-128.1.10.el5PAE,2.6.18-128.1.14.el5, SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong> 2.6.18-128.1.14.el5PAE,2.6.18-128.7.1.el5,2.6.18-128.7.1.el5PAEPage 79x86_64:2.6.18-128.1.10.el5,2.6.18-128.1.14.el5


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定インストール 要件HDLM パスの追 加 または 修復HDLM Recovery Kit をインストールする 前 に HDLM ソフトウェアをインストールする 必 要 があります。また、SCSI デバイスから HDLM デバイスに 環 境 を 転 送 したい 場 合 は、HDLM 環 境 を設 定 した 後 、インストールセットアップスクリプトを 実 行 する 必 要 があります。そのようにしないと、sg3_utils がインストールされません。LifeKeeper は、HDLM リソースを 起 動 する 場 合 、パーシステントリザベーションを 確 立 してその時 点 でアクティブなパスに 登 録 します。 最 初 のリザベーションの 後 に 新 しいパスが 追 加 されるか、 障 害 が 起 きたパスが 修 復 されて HDLM がそのパスを 自 動 的 に 再 度 アクティブにした 場合 、そのパスは、LifeKeeper が HDLM リソースに 対 する 次 の quickCheck を 実 行 するまでリザベーションの 一 部 として 登 録 されません。その 時 点 までに HDLM がそのパスに 対 する 書 き込 みを 許 可 した 場 合 、リザベーションコンフリクトが 発 生 し、システムのメッセージファイルに 競合 が 記 録 されます。HDLM ドライバは、 登 録 されたパスでそれらの I/O を 再 試 行 するため、アプリケーションにとっては 検 出 可 能 な 障 害 になりません。quickCheck によるパスの 登 録 が 完了 すると、その 後 の 書 き 込 みは 成 功 します。quickCheck がリザベーションコンフリクトを 検 出すると、ステータスが「Offline(E)」に 変 更 されます。ステータスが「Offline(E)」の 場 合 、ユーザはオンラインの HDLM コマンドを 使 用 して 手 動 でステータスを「Online」に 変 更 する 必 要 があります。OS のバージョン / アーキテクチャRHEL4U1-U4U3 セキュリティフィックス (*7)U4 セキュリティフィックス (*2)4.54.5 セキュリティフィックス (*4)4.64.6 セキュリティフィックス (*8)4.74.7 セキュリティフィックス (*9)4.84.8セキュリティフィックス(*12)x86/x86_64SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 80


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定05-8005-8105-9005-9105-92XXX05-93 X(*3) X X05-94 X(*3) X X X X X6.0.0 X(*3) X X X X X X X X X6.0.1 X(*3) X X X X X X X X X6.1.0 X(*3) X X X X X X X X X6.1.1 X(*3) X X X X X X X X X X6.1.2 X(*3) X X X X X X X X X XHDL-M6.2.0 X(*3) X X X X X X X X X X6.2.1 X(*3) X X X X X X X X X X6.3.0 X(*3) X X X X X X X X X X6.4.0 X(*3) X X X X X X X X X X6.4.1 X(*3) X X X X X X X X X X6.5.0 X(*3) X X X X X X X X X X6.5.1 X(*3) X X X X X X X X X X6.5.2 X(*3) X X X X X X X X X X6.6.0 X(*3) X X X X X X X X X X6.6.2 X(*3) X X X X X X X X X X7.2.0 X(*3) X X X X X X X X X X7.2.1 X(*3) X X X X X X X X X X7.3.0 以降X(*3) X X X X X X X X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 81


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定LifeKeeperv6.0 X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 82


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.0(v6.0.1-2以 降 )v6.1(v6.1.0-5以 降 )v6.2(v6.2.0-5以 降 )v6.2(v6.2.2-1以 降 )v6.3(v6.3.2-1以 降 )v6.4(v6.4.0-10 以 降 )v7.0(v7.0.0-5以 降 )V 7.1(v7.1.0-8以 降 )V7.2(v7.2.0-10 以 降 )V 7.3(v7.3.0-21 以 降 )V 7.4(v7.4.0-63 以 降 )V 7.5(v7.5.0-3640 以降 )X X XX X X X X X XX X X X X X XX X X X X X XX X X X X X X X XX X X X X X X X X X XX X X X X X X X X X XX X X X X X X X X X XX X X X X X X X X X XX X X X X X X X X X XRHEL4 は、LifeKeeper の v7.5 以 降 ではサポートされません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 83


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定6.0.1-2 X X X X X X X6.1.0-4 X X X X X X XHDL-MARK6.2.2-3 X X X X X X X6.2.3-1 X X X X X X X X X X X6.4.0-2 X X X X X X X X X X X7.0.0-1 X X X X X X X X X X X7.2.0-1 X X X X X X X X X X XX = サポートあり、 空 白 = サポートなしRHEL5未 更新5-.15.1 セキュリティフィッ-クス(*5)5-.25.2セキュリティフィッ-クス(*6)5-.35.3セキュリティフィッ-クス(*10)5-.45.4セキュリティフィッ-クス(*11)5.-55.5セキュリティフィッ-クス(*13)5.65.6セキュリティフィッ-クス(*14)5.7セキュリティフィッ-クス(*16)5.8セキュリティフィッ-クス(*17)x86/x86_64SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 84


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定05-8005-8105-9005-9105-9205-93 X05-94 X X6.0.0 X X X X X6.0.1 X X X X X6.1.0 X X X X X6.1.1 X X X X X6.1.2 X X X X X X X X X X X X X X X6.2.0 X X X X X X X X X X X X X X X6.2.1 X X X X X X X X X X X X X X X6.3.0 X X X X X X X X X X X X X X XHDLM6.4.0 X X X X X X X X X X X X X X X6.4.1 X X X X X X X X X X X X X X X6.5.0 X X X X X X X X X X X X X X X6.5.1 X X X X X X X X X X X X X X X6.5.2 X X X X X X X X X X X X X X X6.6.0 X X X X X X X X X X X X X X X6.6.2 X X X X X X X X X X X X X X X7.2.0 X X X X X X X X X X X X X X X7.2.1 X X X X X X X X X X X X X X X7.3.0 X X X X X X X X X X X X X X X7.3.1 X X X X X X X X X X X X X X X7.4.0 X X X X X X X X X X X X X X X7.4.1 X X X X X X X X X X X X X X X7.5.0 X X X X X X X X X X X X X X X7.6.0 X X X X X X X X X X X X X X X7.6.1 X X X X X X X X X X X X X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 85


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.0LifeKeeper(v6.0.-1-2 以降 )SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 86


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.1(v6.1.-0-5 以降 )XXSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 87


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.2(v6.2.-0-5 以降 )XXSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 88


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.2(v6.2.-2-1 以降 )X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 89


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.3(v6.3.-2-1 以降 )X X X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 90


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v6.4(v6.4.-0-10 以降 )X X X X X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 91


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v7.0(v7.0.-0-5 以降 )X X X X X X X X Xv7.1(v7.1.-0-8 以降 )X X X X X X X X X X Xv7.2(v7.2.-0-10 以降 )X X X X X X X X X X Xv7.3(v7.3.-0-21 以降 )X X X X X X X X X X X X Xv7.4(v7.4.-0-63 以降 )X X X X X X X X X X X X X Xv7.5(v7.5.-0-3640以 降 )X X X X X X X X X X X X X X Xv8.0(v8.0.-0-510以 降 )X X X X X X X X X X X X X X Xv8.1(v8.1.-1-5620以 降 )X X X X X X X X X X X X X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 92


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定6.0.1-26.1.0-4 X X6.2.2-3 X X XHDLMARK6.2.3-1 X X X X X6.4.0-2 X X X X X X X7.0.0-1 X X X X X X X X X X X7.2.0-1 X X X X X X X X X X X X X X X8.1.1-5620X X X X X X X X X X X X X X XX = サポートあり、 空 白 = サポートなしOS のバージョン / アーキテクチャRHEL6HDLM6.5.06.5.16.5.2 X6.6.0 X6.6.2 X6 6.16.6.2-01 X X6.2セキュリティフィックス(*18)x86/x86_646.3セキュリティフィックス(*19)6.4セキュリティフィックス(*20)7.2.0 X X X X X7.2.1 X X X X X7.3.0 X X X X X7.3.1 X X X X X7.4.0 X X X X X7.4.1 X X X X X7.5.0 X X X X X7.6.0 X X X X X7.6.1 X X X X XSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 93


日 立 HDLM Multipath I/O の 設 定v7.0(v7.0.0-5 以降 )V 7.1(v7.1.0-8 以降 )V7.2(v7.2.0-10 以降 )LifeKeeperHDLMARKV 7.3(v7.3.0-21 以降 )V 7.4(v7.4.0-63 以降 )V 7.5(v7.5.0-3640以 降 )v8.0(v8.0.0-510以 降 )v8.1(v8.1.1-5620以 降 )v8.1.2(v8.1.2-5795以 降 )7.0.0-1XXX X X XX X X XX X X XX X X X X7.2.0-1 X X X X8.1.1-5620 X X X X8.1.2-5795 X X X X XX = サポートあり、 空 白 = サポートなしSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 94


Device Mapper Multipath I/O の 設 定Device Mapper Multipath I/O の 設 定DeviceMapperMultipath デバイスを 使 用するアプリケーションとファイルシステムの 保 護Device Mapper Multipath デバイスを 使 用 するアプリケーションやファイルシステムを LifeKeeperによって 設 定 し 保 護 するには、Device Mapper Multipath (DMMP) Recovery Kit をインストールする 必 要 があります。DMMP Kit のインストール 後 は、1 つ 以 上 のマルチパスデバイスノードを 使 用 するアプリケーション 階 層 を 作 成 するだけで、DMMP Kit が 提 供 する 新 しいリソースタイプが 自 動 的 に 組 み 込 まれます。マルチパスデバイスノードDMMP Kit を 使 用 するには、すべてのファイルシステムおよび Raw デバイスをネイティブの/dev/sd* デバイスノードではなく、マルチパスデバイスノード 上 にマウントまたは 設 定 する 必 要があります。ディスク 全 体 を 利 用 できるサポート 対 象 のマルチパスデバイスノードは、/dev/dm-#、/dev/mapper/、/dev/mapper/ および /dev/mpath/ です。ディスクのパーティションに 対 応 するには、/dev/mapper ディレクトリに 作 成 される 各 パーティション 用 のデバイスノードを 使 用 します。SCSI-3PersistentReservationsの 使 用Device Mapper Multipath Recovery Kit は、リザベーションタイプを「 書 き 込 み 専 用 」とするSCSI-3 Persistent Reservations を 使 用 します。この 場 合 、クラスタのあるノードが 予 約 したデバイスは、クラスタの 他 のノードから 読 み 取 り 可 能 のままですが、 他 のノードからデバイスへの 書き 込 みはできなくなります。このことは、それらの 他 のノード 上 で 進 行 中 の 読 み 取 り 専 用 アクセスのためにファイルシステムをマウントできるという 意 味 ではないことに 注 意 してください。LifeKeeper では、sg_persist ユーティリティを 使 用 してパーシステントリザベーションを 発 行 、 監視 します。 必 要 であれば、LifeKeeper は sg_persist(8) ユーティリティをインストールします。EMC Symmetrix (VMAX を 含 む) アレイをマルチパスソフトウェアおよび LifeKeeper と 組 み 合 わせて 使 用 する 場 合 は、SCSI-3 Persistent Reservations を LUN 単 位 で 有 効 にする 必 要 があります。これは、DMMP と PowerPath の 両 方 に 当 てはまります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 95


Device Mapper Multipath I/O の 設 定Device Mapper Multipath Kit は、EMC CLARiiON CX300、HP EVA 8000、HPMSA1500、HP P2000、IBM SAN Volume Controller (SVC)、IBM DS8100、IBMDS6800、IBM ESS、DataCore SANsymphony、HDS 9980V を 使 用 して <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong><strong>Corp</strong>. によりテスト 済 みです。Device Mapper Multipath のサポートについては、ストレージベンダにお 問 い 合 わせください。CX300 およびVNXシリーズでリザベーションのサポートを 有 効 にするには、リザベーションに 従 うようにハードウェアハンドラに 通 知 する 必 要 があります。このアレイ 用 に/etc/multipath.conf 内 に 次 のパラメータを 設 定 してください。hardware_handler 「3 emc 0 1」HP MSA1500 の 場 合 、デフォルトのパスチェッカ (tur) とのリザベーションコンフリクトを 返 します。これによりスタンバイノードは、すべてのパスを 障 害 であると 判 定 します。この 状 態 を 回 避 するには、このアレイ 用 に /etc/multipath.conf 内 に 次 のパラメータを 設 定 してください。path_checker readsector0ハードウェア要 件HP 3PAR F400 は、デフォルトのパスチェッカとのリザベーション 競 合 を 返 します。この 競 合 を 回避 するには、このアレイ 用 に /etc/default/LifeKeeper 内 に 次 のパラメータを 設 定 ( 追加 ) してください。DMMP_REGISTRATION_TYPE=hbaHDS 9980V の 場 合 、 以 下 の 設 定 が 必 要 です。• Host mode: 00• System option: 254 ( 有 効 にする 必 要 がある。すべてのサーバに 影 響 を 与 えるグローバルな HDS 設 定 )• Device emulation: OPEN-VHDS の DMMP 設 定 の 詳 細 については、HDS ドキュメンテーション「Suse Linux DeviceMapper Multipath for HDS Storage」または「Red Hat Linux Device Mapper Multipath forHDS Storage」の v1.15 以 降 を 参 照 してください。このドキュメンテーションでは、 互 換 性 のある multipath.conf ファイルも 提 供 しています。ファームウェアバージョン 6 以 降 を 使 用 する EVA ストレージでは、DMMP Recovery Kit v6.1.2-3 以 降 が 必 要 です。これ 以 前 のバージョンの DMMP Recovery Kit は、バージョン 6 より 前 のファームウェアを 使 用 する EVA ストレージでサポートされています。マルチパスソフトウェアの要 件Linux ディストリビューションの 要 件SUSE の 場 合 、multipath-tools-0.4.5-0.14 以 降 が 必 要 です。Red Hat の 場 合 、device-mapper-multipath-0.4.5-12.0.RHEL4 以 降 が 必 要 です。ベンダが 提 供 する 最 新 のマルチパスツールの 組 み 合 わせを 使 用 することを 推 奨 します。このマルチパス 製 品 の 機 能 と 安 定 性 は 急 速 に 向 上 しています。IBM などの 一 部 のストレージベンダは、 現 時 点 では SLES 11 を 使 用 する DMMP を 認 定 していません。<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. は、DMMP、SLES 11、EMC CLARiiON および Symmetrix アレイの組 み 合 わせで 報 告 された 問 題 を 現 在 調 査 中 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 96


LifeKeeper I-O フェンシングの 概 要Device Mapper Multipath デバイスで I/O テストを 実 行 中 に、サーバのリブートなどの SAN 上の 操 作 によって 一 時 的 なパスの 障 害 が 報 告 されることは 珍 しくありません。ほとんどの 場 合 、結 果 として 単 に 1 つのパスだけが 障 害 となり 他 のパスは I/O を 送 信 するため、パフォーマンスへのわずかな 影 響 以 外 に 検 出 される 障 害 はありません。ただし 一 部 のケースでは、 複 数 のパスが 障 害 として 報 告 され、 機 能 するパスがまったくない 状 態 になることがあります。この 状 態 では、ファイルシステムやデータベースなどのアプリケーションからは I/O エラーが 発 生 しているように 見 えます。このような 障 害 を 排 除 する 上 で、Device Mapper Multipath およびベンダのサポートはこれまでに 大 きく 改 善 されました。ただし、まだ 問 題 が 発 生 することはあります。このような状 況 を 回 避 するため、 以 下 の 措 置 を 検 討 してください。1. ディスクアレイベンダの 手 順 に 従 ってマルチパス 構 成 が 正 しく 設 定 されていることを 確 認します。2. 「failback」 機 能 の 設 定 を 確 認 します。この 機 能 は、パスの 障 害 および 修 復 後 にパスを再 度 アクティブにするまでの 時 間 を 指 定 します。「immediate」に 設 定 した 場 合 、パスがオンラインに 戻 るとすぐに 使 用 を 再 開 することを 意 味 します。 整 数 に 設 定 した 場 合 、パスがオンラインに 戻 ってから 使 用 を 再 開 するまでの 秒 数 を 意 味 します。10 ~ 15 に 設定 すると、 一 般 的 に SAN 上 のスラッシングを 回 避 するのに 十 分 な 処 理 時 間 が 得 られます。一 時 的 なパス 障 害3. 「no_path_retry」 機 能 の 設 定 を 確 認 します。この 機 能 は、すべてのパスに 障 害 が 発 生したときに Device Mapper Multipath がやるべきことを 指 定 します。10 ~ 15 に 設 定 することを 推 奨 します。この 機 能 によって、すべてのパスに 障 害 が 起 きた 一 時 的 なイベントを「 乗 り 切 る」 方 法 が 提 供 され、 復 旧 に 必 要 な 妥 当 な 時 間 を 稼 ぐことができます。LifeKeeper の DMMP Kit はストレージへの I/O を 監 視 しており、4 分 以 内 に 応 答がなかった 場 合 、LifeKeeper はスタンバイサーバにリソースをスイッチオーバします。 注記 : 簡 単 には 削 除 できない I/O が 発 生 するため、LifeKeeper では「no_path_retry」 設定 を「queue」に 設 定 することは 推 奨 されません。それらを 削 除 するためのメカニズムは、新 しいバージョンの DM に 含 まれており、デバイスの 設 定 を 次 のように 変 更 できます。/sbin/dmsetup message -u 'DMid' 0 fail_if_no_pathこれによって no_path_retry の 設 定 が 一 時 的 に「fail」に 変 更 され、 未 処 理 の I/O がすべて 失 敗 します。ただし、multipathd は、no_path_retry をいつでもデフォルトにリセットできます。 失 敗 した I/O を 消 去 するために 設 定 が fail_if_no_path に 変 更 されたときは、デバイスにアクセスする 前 に ( 手 動 または LifeKeeper によって) 設 定 をデフォルトにリセットする 必 要 があります。「no_path_retry」が「queue」に 設 定 されていて 障 害 が 発 生 した 場 合 、LifeKeeper はリソースをスタンバイサーバにスイッチオーバします。ただし、LifeKeeper は 失 敗 した I/O を削 除 しません。この I/O を 消 去 するための 推 奨 の 方 法 はリブートですが、 上 記 のdmsetup コマンドを 使 用 して 管 理 者 が 消 去 することもできます。I/O を 消 去 しておかないと、 他 方 のサーバでリソースがサービス 休 止 状 態 になってロックを 解 放 した 場 合 にこの「 古 い」I/O が 発 行 される 事 態 になってデータの 破 損 が 発 生 します。LifeKeeper I-O フェンシングの 概 要I/O フェンシングは、 障 害 ノードをデータから 切 り 離 すことにより、 共 有 ストレージへの 非 協 調 的 なアクセスを 防 止する 機 能 です。 複 数 のサーバが 同 じデータにアクセスできる 環 境 では、データの 破 損 を 防 ぐためにすべての 書 きSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 97


SCSI リザベーション込 みを 制 御 された 方 法 で 行 うことが 不 可 欠 です。 障 害 検 知 メカニズムが 破 綻 した 場 合 、この 破 綻 によってノード 障 害 に 似 た 状 況 になるため 問 題 が 発 生 します。 例 えば、2 ノードクラスタで 2 つのノード 間 の 接 続 に 障 害 が発 生 した 場 合 、 各 ノードは 相 手 側 に 障 害 が 発 生 したと「 思 い 込 む」ため、 両 方 のノードがデータに 対 する 制 御を 獲 得 しようと 試 みてデータの 破 損 につながります。I/O フェンシングは、 特 定 のノードからのデータアクセスをブロックすることによりこのデータ 破 損 のリスクを 排 除 します。SCSI リザベーションSCSI リザベーションを 利 用 したスト レージフェンシングLifeKeeper for Linux は、リソースフェンシングとノードフェンシングの 両 方 をサポートしますが、 主 要 なフェンシングメカニズムは、SCSI リザベーションによるストレージフェンシングです。 共 有 ストレージに 対 する 最 高 レベルのデータ保 護 を 提 供 するこのフェンシングを 使 用 すると、 非 常 に 粒 度 の 高 い LUN レベルのロックによって 最 大 限 の 柔 軟性 と 最 大 限 のセキュリティが 可 能 になります。このアーキテクチャでベースとなる 共 有 リソース (LUN) は、プライマリquorum デバイスです。 quorum は、 共 有 ストレージに 対 する 排 他 的 なアクセスと 定 義 できます。つまり、この 共有 ストレージは 1 度 に 1 台 のサーバからしかアクセスできません。 quorum ( 排 他 的 アクセス) を 持 つサーバは、「プライマリ」の 役 割 を 持 ちます。 quorum の 確 立 ( 排 他 的 アクセスをどのサーバに 与 えるか) は、「quorum デバイス」によって 行 われます。上 述 の 通 り、リザベーションが 有 効 の 場 合 、quorum デバイスはその 共 有 リソースです。 共 有 リソースは、 共 有 リソースに 対 するリザベーションを 持 つサーバを 判 断 して quorum を 確 立 します。これにより、ある 1 つのサーバがその LUN にアクセスできる 限 り、クラスタは 実 質 的 には 単 一 のサーバで 運 用 されることになります。SCSI リザベーションは、 共 有 のユーザデータを 保 護 し、LifeKeeper が 指 定 するシステムのみデータを 変 更 できるようにします。クラスタ 内 外 の 他 のシステムがそのデータを 変 更 することは 許 可 されません。さらに SCSI リザベーションによって、クラスタ 内 の 複 数 のサーバで 障 害 が 起 きた 場 合 に、LifeKeeper 保 護 下 のアプリケーションは 共 有SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 98


I/O フェンシングのための 代 替 方 式のユーザデータに 安 全 にアクセスできます。サーバの 多 数 派 quorum は 必 要 ありません。 唯 一 の 要 件 は、 共 有データの 所 有 権 の 帰 属 が 確 立 していることです。quorum/witness 機 能 を 追 加 すると、 quorum のメンバーシップを 確 立 することができます。このメンバーシップがない 場 合 、スプリットブレインの 状 況 で 複 数 のサーバ ( 場 合 によっては 全 サーバ) がお 互 いを 終 了 させることも 考 えられます。リザベーションが 有 効 になっている 構 成 に Watchdog を 追 加 すると、 部 分 的 にサーバがハングしている 状態 からリカバリするメカニズムが 提 供 されます。ハングしたサーバが LifeKeeper に 検 出 されないような 場 合に、Watchdog はリカバリを 開 始 します。また、サーバがハングしてさらにリザベーションが 奪 われた 場 合に、Watchdog はそのサーバをリブートしてリカバリを 開 始 することができます。I/O フェンシングのための 代 替 方 式SCSI リザベーションを 利 用 したリソースフェンシングに 加 えて、LifeKeeper for Linux はリザベーションの 無 効 化 もサポートします。リザベーションが 有 効 か 無 効 にかかわらず、 以 下 の 2 つの 点 に 注 意 すべきです。• ストレージへのアクセスは LifeKeeper が 制 御 する 必 要 があります。• ストレージへの 意 図 しないアクセス (ファイルシステムのマウント、 手 動 の fsck など) が 発 生 しないように 細心 の 注 意 を 払 う 必 要 があります。以 上 の 2 つのルールを 順 守 してリザベーションを 有 効 にすると、LifeKeeper はたいていのエラーを 防 止 できます。リザベーションが ( 単 独 で) 無 効 になった 状 態 は、 保 護 がない 状 態 です。したがって、この 保 護 を 実 現 するには、他 の 選 択 肢 を 検 討 する 必 要 があります。 以 降 のセクションでは、SCSI リザベーションなしでも LifeKeeper で 非常 に 信 頼 性 の 高 い 構 成 を 実 現 できる 各 種 のフェンシングオプションと 代 替 方 式 を 説 明 します。リザベーションの 無 効 化リザベーションを 使 用 すると、 共 有 ストレージに 対 する 最 高 レベルのデータ 保 護 が 可 能 になりますが、 場 合 によっては、リザベーションを 使 用 できず LifeKeeper 内 で 無 効 にしなければならないことがあります。リザベーションを 無効 にすると、 複 数 のシステムが 意 図 的 または 意 図 せずにストレージにアクセスしようとする 場 合 にストレージが 調停 役 として 動 作 することがなくなります。そのため、システムハング、システムビジー、またはサーバが 停 止 したように 見 えるあらゆる 状 況 に 対 応 できるように、クラスタメンバーシップによってストレージをフェンシングする 別 の 方 法 を 採 用 することを 検 討 する 必 要 があります。リザベーションがなくても 信 頼 性 の 高 い 構 成 を 実 現 する 鍵 は、フェイルオーバが 発 生 したとき、「 他 の」サーバの 電源 がオフになったこと、または 電 源 が 再 投 入 されたことを「 知 る」ことです。この 要 件 を 満 たすために 利 用 可 能 なフェンシングオプションは 4 つあり、これらは SCSI リザベーションなしでも LifeKeeper で 非 常 に 信 頼 性 の 高 い 構成 を 実 現 できます。オプションは 以 下 の 通 りです。• STONITH (Shoot the Other Node in the Head) ( 高 信 頼 性 のインターコネクト、すなわちサーバとSTONITH デバイスとの 間 のシリアル 接 続 を 使 用 ) - STONITH は、サーバがクラスタの 一 部 とみなされなくなったときに、そのサーバを 物 理 的 に 停 止 させたり、 電 源 を 切 断 したりする 技 術 です。LifeKeeper フェイルオーバのイベント 時 にサーバの 電 源 を 切 断 する 機 能 をサポートしています。これにより 共 有 データへの 安全 なアクセスを 保 証 します。このオプションはリザベーションと 同 様 の 信 頼 性 を 提 供 できますが、 利 用 できるのは 物 理 的 に 同 じ 場 所 に 配 置 された 2 つのノードに 限 定 されます。• Quorum/Witness - Quorum/Witness サーバは、 特 にクラスタサーバが 異 なる 場 所 に 配 置 されている 場 合に、クラスタ 内 でのメンバーシップを 確 認 するために 使 用 されます。このオプションはスプリットブレインに 対SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 99


非 共 有 ストレージ応 できるもののシステムハングに 対 応 できないため、 単 独 での 使 用 は 推 奨 されません。• Watchdog - Watchdog は、サーバーの 状 態 を 監 視 します。 問 題 が 検 出 されると、 問 題 のあるサーバは 再起 動 または 電 源 を 切 断 されます。このオプションではサーバーのハングからのリカバリはできますが、スプリットブレインには 対 応 できません。したがって、このオプションもまた 単 独 での 使 用 は 推 奨 されません。• CONFIRM_SO - このオプションでは 自 動 フェイルオーバを 無 効 にする 必 要 があります。そのため、 信 頼 性が 非 常 に 高 い ( 管 理 者 のスキルによって 異 なります) 一 方 で、 可 用 性 はあまり 高 くありません。これらの 代 替 フェンシング 方 式 はどれも 単 独 では 十 分 とは 言 えませんが、 組 み 合 わせて 使 用 ​することで 非 常 に信 頼 性 の 高 い 構 成 を 実 現 できます。非 共 有 スト レージ非 共 有 ストレージ 環 境 で LifeKeeper を 使 用 する 計 画 の 場 合 、 共 有 ストレージに 存 在 するデータ 破 損 のリスクは 問 題 にならないため、リザベーションは 不 要 です。ただし、データの 部 分 的 または 完 全 な 再 同 期 およびマージが 必 要 な 場 合 があります。 信 頼 性 と 可 用 性 を 最 適 化 するには、 非 共 有 ストレージでも 上 記 のオプションを 検 討する 必 要 があります。注 記 : 各 オプションの 信 頼 性 と 可 用 性 の 比 較 の 詳 細 については、I/O フェンシング 比 較 表 を 参 照 してください。完 全 なデータ 保 護 を 実 現 するオプションはないことを 理 解 することは 重 要 です。ただし、 以 下 のように 組 み 合 わせるとリザベーションとほぼ 同 等 レベルの 保 護 を 実 現 できます。リザベーションを 使 用 しない I/O フェンシングの 設 定ノードフェンシングをサポートするクラスタを 構 成 するには 以 下 の 手 順 を 実 行 します。1. LifeKeeper を 停 止 します。2. LifeKeeper 内 での SCSI リザベーションの 使 用 を 無 効 にします。 無 効 にするには、クラスタのすべてのノードで LifeKeeper のデフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper を 編 集 します。Reservations 変 数 を 追 加 または 修 正 して「none」にします (RESERVATIONS=”none”)。このオプションはリザベーションを 利 用 できない 場 合 のみ 使 用 することに 注 意 してください。3. I/O フェンシングを 提 供 する STONITH デバイスを 用 意 して 設 定 します。この 設 定 では、STONITH デバイスが reboot コマンドではなく、poweroff コマンドをシステムに 対 して 実 行 するようにします。LifeKeeper の通 信 が 何 らかの 理 由 で 中 断 したとき、 手 動 操 作 によって 同 時 に 両 ノード 上 のデバイス 階 層 を InService の 状 態 にしないように 注 意 してください。4. 必 要 に 応 じて、quorum/witness サーバを 用 意 して 設 定 します。quorum/witness サーバを 設 定 、 使 用 する 詳 細 な 手 順 と 情 報 については、Quorum/Witness Server Support Package トピックを 参 照 してください。注 記 : サイトの 障 害 時 に 最 良 の 保 護 機 能 を 提 供 するため、quorum/witness サーバはクラスタ 内 の 別サーバから 離 れた 場 所 にある 必 要 があります。5. 必 要 に 応 じて、Watchdog を 設 定 します。 詳 細 については、 Watchdog トピックを 参 照 してください。I/O フェンシング 表SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 100


I/O フェンシング 表Reservations オン単 体制 御 分 離ハングしたサーバQuorum/WitnessWatchdogWatchdog & Quorum/WitnessSTONITH( シリアル)Reservations オフなしSTONITH (シリアル)CONFIRM_SO *Quorum/WitnessWatchdog非 共 有 ストレージデフォルトの 機 能Quorum/WitnessCONFIRM_SO *WatchdogSTONITH (シリアル)SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 101


Quorum/WitnessWatchdog & STONITH信 頼 性 最 大信 頼 性 最 小* CONFIRM_SO は 信 頼 性 が 高 いが( 管 理 者 の 知 識 による) 、 自 動 フェイルオーバがオフになっているという 事実 により 可 用 性 が 低 い。Quorum/WitnessQuorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper機 能 の 概 要LifeKeeper Core の 既 存 のフェイルオーバプロセスに Quorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper(steeleye-lkQWK) を 組 み 合 わせることにより、ネットワーク 全 体 にわたる 障 害 の 恐 れがある 環 境 において、より 高い 信 頼 度 でシステムフェイルオーバを 実 行 できます。つまり、「スプリットブレイン」の 発 生 リスクを 大 幅 に 軽 減 しながら、ローカルサイトのフェイルオーバと WAN 越 しのノードへのフェイルオーバを 実 行 することができます。このパッケージでは、 多 数 決 ベースの quorum check を 使 用 して 3 ノード 以 上 のクラスタを 制 御 できます。 追 加 のquorum ロジックは、witness サポートパッケージをインストールした 場 合 のみ 有 効 になります。1 台 以 上 の witness サーバを 使 用 すると、 通 信 障 害 後 にリソースを 起 動 する 前 に、 障 害 ノードのステータスについて 他 のノードから「セカンドオピニオン」を 取 得 できます。witness サーバは、クラスタを 構 成 するサーバを 判 断 する 調 停 役 として 機 能 する 追 加 的 なサーバです。フェイルオーバ 先 となることができるノードは、witness サーバが障 害 となったノードのステータスに 関 して 同 じ 意 見 である 場 合 のみ、リソース 起 動 が 許 可 されます。これにより、ノード 間 で 発 生 する 単 純 な 通 信 障 害 から 発 生 するフェイルオーバを 回 避 し、 全 体 のアクセスや、パフォーマンス、サービス 中 のノードに 影 響 を 与 えないようにします。 実 際 の 運 用 では、 最 初 に 実 行 されたとき、witness ノードを 含 め、クラスタ 内 の 他 のすべてのノードに 問 い 合 わせをします。パッケージの 要 件すでに 説 明 した 要 件 に 加 えて、このパッケージの 要 件 として、ライセンス 認 証 された 標 準 の LifeKeeper Core がwitness server として 機 能 するサーバにインストールされている 必 要 があります。 注 記 : コミュニケーションパスが 正しく 設 定 されている 限 り、 複 数 のクラスタが 単 一 の quorum/witness server を 共 有 できます ( 詳 細 については、 下の 共 有 witness トポロジーのための 追 加 設 定 を 参 照 してください)。quorum/witness モードのクラスタに 参 加 するすべてのノード (witness 専 用 のノードを 含 む) には、Quorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper をインストールする 必 要 があります。tcp_remotequorum モードを 使 用 する 場 合 は、/etc/default/LifeKeeper 内 の QUORUM_HOSTS に 設 定 したホストにはQuorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper をインストールする 必 要 はありません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 102


パッケージのインストールと 設 定パッケージのインスト ールと 設 定Quorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper は、quorum/witness モードのクラスタ 内 の 各 サーバ(witness 専 用 のサーバを 含 む) にインストールする 必 要 があります。witness ノードに 必 要 な 唯 一 の 設 定 は、 適切 なコミュニケーションパスを 作 成 することです。witness サーバを 追 加 する 一 般 的 なプロセスには 以 下 の 手 順 が 含 まれます。• witness ノード 用 のサーバをセットアップし、 他 のノードとのネットワーク 通 信 ができることを 確 認 します。• witness ノード 上 に LifeKeeper Core をインストールし、 適 切 にライセンス 認 証 /アクティベーションを 行 います。• クラスタ 内 のすべてのノードに quorum/witness サポートパッケージをインストールします。• witness ノードを 含 め、すべてのノード 間 でコミュニケーションパスを 作 成 します。上 記 の 手 順 が 完 了 すると、クラスタは quorum/witness モードで 動 作 するようになり、フェイルオーバが 許 可 される前 に、witness ノードを 含 む 他 のノードにフェイルオーバの 確 認 が 行 われます。パッケージインストール 後 のデフォルト 設 定 では、 多 数 決 ベースの quorum check および witness check が 有 効 になっています。注 記 : Quorum (クラスタ 構 成 に 必 要 な 最 小 メンバー 数 ) が 多 数 決 ベースのため、クラスタを 構 成 するノードの 台数 を 奇 数 にすることを 推 奨 します。詳 細 な 設 定 オプションについては、 下 の「 設 定 可 能 なコンポーネント」セクションを 参 照 してください。注 記 : witness パッケージをインストールしたノードであれば、witness 機 能 に 参 加 できます。witness 専 用 ノードとは、 互 換 性 のある LifeKeeper Core と witness パッケージがインストールされていて、 保 護 対 象 のリソースを 持たないノードのことを 単 に 指 しています。設 定 可 能 なコンポーネントquorum/witness パッケージでは、quorum と witness という 2 つのモードを 設 定 できます。デフォルトでは、quorum/witness パッケージをインストールすると、quorum と witness の 両 方 のモードが 有 効 になります。これは、witness 機 能 を 必 要 とする 大 部 分 の 環 境 に 適 した 動 作 です。これらのモードの 動 作 は、/etc/default/LifeKeeper 設 定 ファイルでカスタマイズすることが 可 能 です。quorum と witness のモードを 個 別 に 調 整 することもできます。パッケージがインストールされると 設 定 ファイルにはデフォルト 設 定 が 書 き 込 まれ、majority がデフォルトの quorum モードに、remote_verify がデフォルトのwitness モードになります。 以 下 はその 例 です。QUORUM_MODE=majorityWITNESS_MODE=remote_verify注 記 : クラスタの 各 ノードでまったく 異 なる quorum/witness 設 定 をすることはできますが、 予 想 外 の 状 況 や 診 断の 困 難 な 状 況 になることを 避 けるため、すべてのノードで 同 じ 設 定 にすることを 推 奨 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 103


使 用 可 能 な quorum モード使 用 可 能 な quorum モードquorum チェックモードとして 次 の 3 種 類 のモードが 用 意 されています。これらは、/etc/default/LifeKeeper の QUORUM_MODE 設 定 を 使 用 して 設 定 できます。majority (デフォルト)、tcp_remote、none/off。 以 下 に 各 モードを 説 明 します。majorityデフォルトの majority 設 定 では、チェック 時 に 可 視 / 生 存 している LifeKeeper ノードの 数 に 基 づいて Quorum が決 定 されます。このチェックは、 単 純 な 多 数 決 方 式 です。 全 ノード 数 の 過 半 数 を 見 ることができるノードはQuorum に 属 します。tcp_remotetcp_remote quorum モードは、 以 下 の 点 を 除 いて majority モードと 共 通 です。• 問 い 合 わせを 受 けるサーバは、クラスタとそのコミュニケーションパスから 独 立 して 設 定 する (これらのサーバに LifeKeeper をインストールする 必 要 はありません)。• サーバへの 確 認 は、 単 に 指 定 ポート 上 の TCP/IP サービスに 接 続 できるかどうかによって 行 われる。このモードでは、TCP のタイムアウト 設 定 (QUORUM_TIMEOUT_SECS) と 問 い 合 わせ 先 のホスト (QUORUM_HOSTS) を /etc/default/LifeKeeper に 追 加 する 必 要 があるため、 追 加 設 定 が 必 要 です。tcp_remoteの 設 定 例 は 以 下 の 通 りです。QUORUM_MODE=tcp_remote# comm_up/down および lcm_avail (その 他 の 場 合 もある) の# イベントハンドラで 実 行 する quorum 検 証 のスタイル。# とることができる 値 :# none/off: 何 も 実 行 せずチェックを 省 略 し、すべてが 良 好 であると 仮 定 する。# majority:このノード、および 到 達 可 能 なノードが# クラスタ 内 の 半 分 を 超 えるノードを 持 つことを 検 証 する。# tcp_remote:このノードが、TCP/IP 経 由 で 半 分 を 超 える# QUORUM_HOSTS に 到 達 可 能 であることを 検 証 する。QUORUM_HOSTS=myhost:80,router1:443,router2:22# QUORUM_MODE が tcp_remote の 場 合 、これは、host:port 値 の# カンマ 区 切 りリストにする 必 要 がある ( 例 : myhost:80,router1:443,router2:22)。# QUORUM_MODE が 他 の 値 の 場 合 は、カンマ 区 切 りリストにする 必 要 はない。QUORUM_TIMEOUT_SECS=20# TCP/IP witness 接 続 を 完 了 するまでの 許 容 時 間 。# この 時 間 内 に 完 了 しなかった 接 続 は、# 失 敗 / 使 用 不 可 として 扱 われる。# これは、QUORUM_MODE が tcp_remote の 場 合 にのみ 適 用 される。WITNESS_MODE=remote_verify# これは、off/none、remote_verify のいずれかの 値 に 設 定 できる。remote_verify# モードでは、Core のイベントハンドラ (comm_down) が、SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 104


使 用 可 能 な witness モード# 他 の 認 識 可 能 なノードもシステムが 停 止 していると# 判 断 するかかどうかを 調 べて、システムの 停 止 をダブルチェックする。QUORUM_LOSS_ACTION=fastboot# これは、osu、fastkill、fastboot のいずれかの 値 に 設 定 できる。# fastboot は、quorum の 喪 失 を 検 出 した 場 合 、# 即 座 にシステムを 再 起 動 する。# fastkill は、quorum の 喪 失 を 検 出 した 場 合 、# 即 座 にシステムを 停 止 するか、 電 源 をオフにする。# osu は、In Service のリソースを Out of Service にする。# 注 記 : この 動 作 では、ディスクの 同 期 やファイルシステムのアンマウントは 実 行 されない。QUORUM_DEBUG=# Quorum モジュールからのデバッグメッセージを 有 効 にするには、# true/on/1 に 設 定 する。HIDE_GUI_SYS_LIST=1注 記 : このモードは 本 質 的 に 柔 軟 性 と 複 雑 さを 備 えるため、 使 用 するには、LifeKeeper および 関 連 する 特 定 のネットワーク/クラスタ 設 定 の 両 方 に 対 する 十 分 な 理 解 と 注 意 が 必 要 です。none/offこのモードでは、すべての quorum check が 無 効 になっています。この 設 定 では、クラスタの 実 際 の 状 態 にかかわらず、あたかもそのノードが 常 に Quorum を 持 っているように quorum check が 動 作 します。使 用 可 能 な witness モード2 種 類 の witness モードが 用 意 されており、/etc/default/LifeKeeper の WITNESS_MODE 設 定 を 使用 して 設 定 できます。remote_verify および none/off。 以 下 に 各 モードを 説 明 します。remote_verifyこのデフォルトモードでは、witness check によってノードのステータスを 確 認 します。 通 常 、この 確 認 はノード 障害 が 疑 われるときに 行 われます。このモードでは、 各 ノードはクラスタ 内 の 他 のすべての 可 視 ノードに 対 して 障 害ノードのステータスに 関 する 意 見 を 求 めることにより、 疎 通 を 二 重 にチェックします。none/offこのモードでは、witness check が 無 効 になっています。 通 信 障 害 の 場 合 は、あたかも witness 機 能 がインストールされていないかのような 論 理 で 動 作 します。注 記 : リソースを 持 たずに quorum/witness 専 用 ノードとして 動 作 するサーバは witness check を 実 行 する 必 要がないため、そのようなサーバでは、witness モードを none/off に 設 定 する 必 要 があります。Quorum を 喪 失 したときに 利 用 可 能 なアクションwitness パッケージでは、quorum を 喪 失 したときにシステムがどのように 応 答 すべきかについて 3 種 類 のオプションを 提 供 しています。“fastboot”、“fastkill” および “osu” です。これらのオプションSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 105


共 有 witness トポロジーのための 追 加 設 定は、/etc/default/LifeKeeper 内 の QUORUM_LOSS_ACTION 設 定 によって 選 択 できます。3 つのオプションはすべてそのシステムのリソースをサービス 休 止 状 態 にしますが、それぞれ 異 なる 動 作 をします。quorum パッケージがインストールされている 場 合 のデフォルトオプションは fastboot です。 以 下 に 各 オプションを 説 明 します。fastbootfastboot オプションを 選 択 している 場 合 、( 通 信 ができないことにより) Quorum の 喪 失 が 検 出 されるとシステムは直 ちにリブートします。これは 過 激 な 方 法 ですが、 確 実 にシステムを 外 部 のリソースから 素 早 く 切 り 離 すことができます。ストレージレベルのレプリケーションなど、 多 くの 場 合 にリソースをこのように 即 座 にリリースすることが 望 まれます。このオプションには、 以 下 の 2 つの 重 要 な 注 意 点 があります。fastkill1. システムは、シャットダウン 手 順 を 最 初 に 実 行 することなく 直 ちにハードリブートを 実 行 します。(ディスクの同 期 などの) タスクは 一 切 実 行 されません。2. システムは、ストレージとのネゴシエーションやリソースへのアクセスなどを 含 む 通 常 の 起 動 ルーチンを 実 行しながら 復 帰 します。fastkill オプションは、fastboot オプションに 非 常 に 似 ていますが、システムは Quorum を 喪 失 したときにハードリブートするのではなく、 即 座 に 停 止 します。fastboot オプションと 同 様 に (ディスクの 同 期 などの) タスクは 一 切 実行 されません。システムは 手 動 でリブートする 必 要 があります。その 後 システムは、ストレージとのネゴシエーションやリソースへのアクセスなどを 含 む 通 常 の 起 動 ルーチンを 実 行 しながら 復 帰 します。osuosu オプションは、 最 も 穏 健 なオプションです。Quorum を 喪 失 したシステムはそのまま 稼 働 しますが、システム 上のリソースはサービス 休 止 状 態 にされます。 一 部 のクラスタ 構 成 ではこの 方 法 で 十 分 ですが、 他 のクラスタ 構 成では 保 護 能 力 不 足 だったり 応 答 が 遅 すぎる 場 合 があります。共 有 witness ト ポロジーのための 追 加 設 定quorum/witness サーバを 複 数 のクラスタで 共 有 する 場 合 、 個 々 のクラスタの 管 理 を 簡 素 化 するように 設 定 することができます。 標 準 的 な 操 作 では、LifeKeeper GUI を 使 用 して 最 初 のノードに 接 続 しようとすると、LifeKeeper GUI はすべてのクラスタノードとの 接 続 を 試 みます。つまり、クラスタ 内 の 各 システムから 見 えるすべてのシステムに 接 続 します。 共 有 witness サーバはすべてのクラスタに 接 続 されているため、GUI は witness ノードから 見 えるすべてのクラスタ 内 のすべてのシステムに 接 続 することになります。この 状 況 を 回 避 するには、すべての 共 有 witness サーバで HIDE_GUI_SYS_LIST 設 定 パラメータを「true」に設 定 する 必 要 があります。この 設 定 によって witness サーバから 見 えるサーバは 実 質 的 に 不 可 視 になり、GUIは 最 初 に 接 続 したサーバに 関 連 付 けられたクラスタ 内 のサーバにのみ 接 続 するようになります。 注 記 : この 設 定は witness サーバにのみ 設 定 してください。GUI は、 最 初 に 接 続 したサーバに 関 連 付 けられたクラスタ 内 のサーバにのみ 接 続 するため、その 最 初 のサーバが witness サーバで、かつ HIDE_GUI_SYS_LIST が「true」に 設 定 されている 場 合 、GUI はコミュニケーションパスが 確 立 している 他 のサーバに 自 動 的 には 接 続 しません。この 現 象 は LifeKeeper GUI の 典 型 的 な 動 作 ではないため、ネットワークまたは 他 の 設 定 に 問 題 があるとインストーラが 間 違 って 判 断 する 可 能 性 があります。この設 定 をした witness サーバ 上 で LifeKeeper GUI を 使 用 する 場 合 は、クラスタ 内 の 他 のいずれかのノードに 手 動で 接 続 すると、クラスタの 残 りのノードが 正 しく GUI に 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 106


2 ノードクラスタに witness ノードを 追 加 する注 記 : すべてのクラスタ 内 のすべてのシステムで witness check が 実 行 されるのを 防 ぐには、 共 有 するquorum/witness 専 用 ノードで witness_mode を 常 に none/off に 設 定 してください。2 ノードクラスタに witness ノードを 追 加 する以 下 は Quorum/Witness Server Support Package for LifeKeeper を 利 用 する 2 ノードクラスタに 3 番 目 のノードとなる witness ノードを 追 加 する 場 合 の 例 です。witness ノードを 持 つ 単 純 な 2 ノードクラスタサーバ A とサーバ B は、LifeKeeper Core を 使 用 したセットアップがすでに 完 了 し、サーバ A で 作 成 されたリソース階 層 がサーバ B に 拡 張 されています (サーバ W は、 拡 張 されたリソース 階 層 を 持 っていません)。 以 下 の 手 順 を使 用 して 3 番 目 のノードを witness ノードとして 追 加 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 107


期 待 される 動 作 (デフォルトモードを 仮 定 )1. witness 用 のノードをセットアップし、 他 の 2 ノードとのネットワーク 通 信 ができることを 確 認 します。2. witness ノード 上 に LifeKeeper Core をインストールし、 適 切 にライセンス 認 証 /アクティベーションを 行 います。3. 3 ノードすべてに Quorum/Witness Server Support Package をインストールします。4. 3 ノードの 間 すべてにコミュニケーションパスを 作 成 します。5. /etc/default/LifeKeeper に 目 的 の quorum チェックモード (majority、tcp_remote、none/off) を設 定 します (この 例 では majority を 選 択 )。これらのモードの 説 明 については、 使 用 可 能 な quorum モードを 参 照 してください。6. /etc/default/LifeKeeper に、 目 的 の witness モード (remote_verify, none/off) を 設 定 します。これらのモードの 説 明 については、 使 用 可 能 な witness モードを 参 照 してください。期 待 される 動 作 (デフォルト モードを 仮 定 )シナリオ 1サーバ A とサーバ B との 間 の 通 信 に 障 害 が 発 生サーバ A とサーバ B の 間 の 通 信 に 障 害 が 発 生 した 場 合 、 以 下 のように 動 作 します。• サーバ A と B は、 通 信 障 害 イベントの 処 理 を 開 始 します。ただし、 全 く 同 時 とは 限 りません。• 両 方 のサーバは 簡 単 な quorum check を 実 行 し、 両 方 共 自 身 が 多 数 派 に 属 すると 判 断 します (A と Bの 両 方 から W が 見 えているため、 既 知 の 3 ノードのうちの 2 ノード 側 にいると 判 断 します)。• 各 サーバは、まだ 通 信 可 能 な 他 方 のノードに 対 し、 自 ノードと 通 信 できなくなったサーバの 状 態 について問 い 合 わせます。このシナリオでは、サーバ A が B のステータスについて W に 問 い 合 わせ、サーバ B が Aのステータスについて W に 問 い 合 わせることになります。• サーバ A と B は 共 に witness サーバへの 問 い 合 わせによって 他 方 のサーバがまだ 生 存 していると 判 断し、フェイルオーバ 処 理 は 何 も 発 生 しません。リソースはサービス 状 態 のままになります。シナリオ 2サーバ A と W との 間 の 通 信 に 障 害 が 発 生witness パッケージがインストールされていると、すべてのノードがwitness ノードとして 動 作 することが 可 能 であり、 実 際 にそのように 動 作 するため、このシナリオは 前 のシナリオと 同 じになります。この 場 合 、サーバ A とwitness サーバ W は 共 にサーバ B への 問 い 合 わせによって 他 方 のサーバがまだ 生 存 していると 判 断 します。シナリオ 3サーバ A と 他 の 全 ノードとの 間 の 通 信 に 障 害 が 発 生 (A に 障 害 が 発 生 )この 場 合 、サーバ B は 以 下 の 動 作 をします。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 108


シナリオ4• サーバ A との 通 信 障 害 イベントの 処 理 を 開 始 します。• witness サーバ W とまだ 通 信 が 可 能 であり、したがって Quorum を 持 っていると 判 断 します。• サーバ A が 見 えないことをサーバ W に 確 認 した 後 、 通 常 のフェイルオーバ 動 作 を 開 始 します。• これにより 保 護 対 象 のリソースはサーバ B 上 でサービス 中 になります。B がソースとして 動 作 している 状 態 で、サーバ A の 通 信 が 回 復前 のシナリオの 状 態 から、サーバ A が 通 信 を 再 開 したとします。サーバ B は、comm_up イベントを 処 理し、Quorum を 持 っている (3 ノードすべてが 見 える) ことと、サービス 中 のリソースを 持 っていることを 判 断 します。サーバ A は、comm_up イベントを 処 理 し、 自 身 も Quorum を 持 っていることと、リソースが 別 の 場 所 でサービス中 であることを 判 断 します。この 時 点 では、サーバ A はリソースを 起 動 しません。B がソースとして 動 作 している 状 態 で、サーバ A に 電 源 が 入 れられて 他 のノードと 通 信 可 能この 場 合 、サーバ B は 前 のシナリオと 同 じように 応 答 しますが、サーバ A は lcm_avail イベントを 処 理 します。サーバ A は、Quorum を 持 っていると 判 断 し、この 場 合 は、 現 在 サーバ B でサービス 中 のリソースを 起 動 しないことにより 正 常 に 応 答 します。B がソースとして 動 作 している 状 態 で、サーバ A に 電 源 が 入 れられて 他 のノードと 通 信 不 能この 場 合 、サーバ A は lcm_avail イベントを 処 理 し、サーバ B と W はサーバ A と 通 信 できないので 何 もしません。サーバ A は、3 ノードのうちの 1 ノードとしか 通 信 できないため Quorum を 持 っていないと 判 断 します。Quorum を 持 たない 場 合 、サーバ A はリソースを 起 動 しません。シナリオ 4サーバ A と 他 の 全 ノードとの 間 の 通 信 に 障 害 が 発 生 (A のネットワークに 障 害 が 発 生 しているが、A は 稼 動中 )この 場 合 、サーバ B は 以 下 の 動 作 をします。• サーバ A との 通 信 障 害 イベントの 処 理 を 開 始 します。• witness サーバ W とまだ 通 信 が 可 能 であり、したがって Quorum を 持 っていると 判 断 します。• サーバ A が 見 えないことをサーバ W に 確 認 した 後 、 通 常 のフェイルオーバ 動 作 を 開 始 します。• これにより 保 護 対 象 のリソースはサーバ B 上 でサービス 中 になります。また、この 場 合 、サーバ A は 以 下 の 動 作 をします。• サーバ B との 通 信 障 害 イベントの 処 理 を 開 始 します。• サーバ B とも witness サーバ W とも 通 信 できないため、Quorum を 持 っていないと 判 断 します。• 直 ちにリブートします (「fastboot」がデフォルトの 動 作 のため、ハードリブートされます)。STONITHSTONITH (Shoot the Other Node in the Head) は、クラスタ 内 のノードの 電 源 をリモートから 切 断 するフェンシング方 式 です。LifeKeeper の STONITH 機 能 は、 外 部 電 源 スイッチコントロール、IPMI 対 応 マザーボード、およびSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 109


STONITH で IPMI を 使 用 するハイパーバイザーが 提 供 する 電 源 機 能 を 利 用 してクラスタ 内 の 他 のノードの 電 源 を 切 断 します。STONITH で IPMI を 使 用 するIPMI (Intelligent Platform Management Interface) は、コンピュータシステムにアクセスする 共 通 インターフェースのセットを 提 供 します。IPMI を 使 用 すると、システムの 状 態 を 監 視 してシステムを 管 理 できます。IPMI をSTONITH で 使 用 すると、 故 障 と 思 われるクラスタノードの 電 源 スイッチをクラスタソフトウェアが 制 御 することにより、シリアル 接 続 またはネットワーク 接 続 を 介 してノードの 電 源 切 断 やリブートができるため、 故 障 ノードが 共 有データにアクセスしたりデータを 破 損 するのを 確 実 に 防 ぎます。パッケージの 要 件• IPMI ツールのパッケージ (ipmitool-1.8.11-6.el6.x86_64.rpm など)VMware vSphere 環 境 での STONITHvCLI (vSphere Command-Line Interface) は、ESXi ホストと 仮 想 マシンを 含 む 仮 想 インフラストラクチャを 管 理 するための VMware でサポートされているコマンドラインインターフェースです。vCLI コマンドがお 使 いの 環 境 のニーズに 合 致 する 場 合 は、VMware の 仮 想 マシン 間 での LifeKeeper STONITH の 実 装 に 適 用 することができます。パッケージの 要 件STONITH サーバ• VMware vSphere SDK パッケージまたは VMware vSphere CLI(vSphere CLI は、vSphereSDK と 同 じインストールパッケージに 含 まれています)監 視 対 象 仮 想 マシン• VMware Toolsインスト ールと 設 定LifeKeeper をインストールし、クラスタ 内 の 各 ノードでコミュニケーションパスを 設 定 した 後 、STONITH をインストールおよび 設 定 します。1. 次 のコマンドを 実 行 して LifeKeeper STONITH スクリプトをインストールします。/opt/LifeKeeper/samples/STONITH/stonith-install2. (*IPMI を 利 用 する 場 合 のみ) BIOS または ipmitool コマンドを 使 用 して、 以 下 の BMC (BaseboardManagement Controller) 変 数 を 設 定 します。• 静 的 IP アドレスの 使 用• IP アドレス• サブネットマスクSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 110


インストールと 設 定• ユーザ 名• パスワード• ユーザに 管 理 者 権 限 を 追 加• ユーザのネットワークアクセスを 有 効 化ipmitool コマンドの 使 用 例 を 示 します。( 詳 細 については、 ipmitool のマニュアルページを 参 照 してください。)# ipmitool lan set 1 ipsrc static# ipmitool lan set 1 ipaddr 192.168.0.1# ipmitool lan set 1 netmask 255.0.0.0# ipmitool user set name 1 root# ipmitool user set password 1 secret# ipmitool user priv 1 4# ipmitool user enable 13. 設 定 ファイルを 編 集 します。設 定 ファイルを 編 集 し、STONITH を 有 効 にして 電 源 を 切 断 するコマンドラインを 追 加 します。 注 記 : フェンシングループ (2 台 のマシン 間 で、 通 信 は 喪 失 しているもののお 互 いをまだ STONITH できる 場 合 に、お 互 いに 電 源 オフとリブートをし 続 ける 状 態 ) を 回 避 するため、リブートではなく 電 源 オフを 推 奨 します。/opt/LifeKeeper/config/stonith.conf# LifeKeeper STONITH configuration## Each system in the cluster is listed below.To enable STONITH for a# given system,# remove the '#' on that line and insert the STONITH command line to power off# that system.# Example1: ipmi command# node-1 ipmitool -I lanplus -H 10.0.0.1 -U root -P secret power off# Example2: vCLI-esxcli command# node-2 esxcli --server=10.0.0.1 --username=root --password=secret vms vm kill --type='hard' --world-id=1234567# Example3: vCLI-vmware_cmd command# node-3 vmware-cmd -H 10.0.0.1 -U root -P secret stop hardminute-maid ipmitool -I lanplus -H 192.168.0.1 -U root -P secret power offkool-aid ipmitool -I lanplus -H 192.168.0.2 -U root -P secret power offvm1 esxcli --server=10.0.0.1 --username=root --password=secret vms vm kill --type='hard' --world-id=1234567vm2 vmware-cmd -H 10.0.0.1 -U root -P secret stop hardSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 111


vSphere CLI コマンドは、vSphere SDK for Perl の 上 ​で 実 行 されます。vm_id > は、VM の 識 別 子 として 使 用 されています。この 変 数 によって、 設 定 対 象 の VM 用 の 設 定 ファイルを 指 定 します。設 定 ファイルのパスを 調 べるには、 以 下 の 手 順 を 実 行 してください。1. 次 のコマンドを 実 行 します。vmware-cmd -H -l2. 上 記 のコマンドによって VMware ホストのリストが 表 示 されます。vmware-cmd -l の 出 力 例 を 以 下 に 示 します (3 台 の VM を 表 示 )。/vmfs/volumes/4e08c1b9-d741c09c-1d3e-0019b9cb28be/lampserver/lampserver.vmx/vmfs/volumes/4e1e1386-0b862fae-a859-0019b9cb28bc/oracle10/oracle.vmx/vmfs/volumes/4e08c1b9-d741c09c-1d3e-0019b9cb28be/lampserver02/lampserver02.vmx出 力 されたリストで 設 定 中 の VM を 見 つけます。3. パス 名 を 変 数 にペーストします。 上 記 の 例 では 以 下 の 通 りになります。vmware-cmd -H 10.0.0.1 -U root -P secret /vmfs/volumes/4e08c1b9-d741c09c-1d3e-0019b9cb28be/lampserver/lampserver.vmx stop hard注 記 : VMware コマンドの 詳 細 については、 引 数 なしで vmware-cmd を 実 行 するとすべてのオプションに 関 するヘルプページが 表 示 されます。期 待 される 動 作LifeKeeper がノードとの 通 信 障 害 を 検 出 すると、そのノードの 電 源 が 切 断 され、フェイルオーバが 発 生 します。問 題 を 修 復 した 後 に、 手 動 でそのノードの 電 源 を 入 れる 必 要 があります。WatchdogWatchdog は、サーバが 正 常 に 動 作 しない 場 合 に、 問 題 の 発 生 を 予 防 する 修 正 処 置 (リブート) を 確 実 に 実行 できるようにサーバを 監 視 する 方 法 です。 Watchdog は、 特 別 な Watchdog ハードウェアを 使 用 して 実 装 する場 合 と、ソフトウェアのみのオプションを 使 用 して 実 装 する 場 合 があります。( 注 記 : この 構 成 は、Red Hat Enterprise Linux Versions 5 および 6 でのみ 検 証 されています。 他 のオペレーティングシステムでは 検 証 されていないため、 現 時 点 ではサポートされません。)コンポーネント• Watchdog タイマのソフトウェアドライバまたは 外 部 ハードウェアコンポーネント• Watchdog デーモン - 該 当 する Linux ディストリビューションを 通 じて rpm が 入 手 可 能SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 112


設 定• LifeKeeper Core デーモン - LifeKeeper のインストールに 付 随• ヘルスチェックスクリプト - LifeKeeper の 監 視 スクリプトLifeKeeper と Watchdog の 相 互 運 用 性次 のセクションを 注 意 深 く 読 んでください。デーモンは、エラーからリカバリするように 設 計 されており、 注 意 深 く 設定 しないとデーモンはシステムをリセットします。インストールおよび 設 定 を 行 う 前 に 慎 重 に 計 画 してください。このセクションの 目 的 は、 Watchdog についての 説 明 や 設 定 をすることではありません。ここでは、 Watchdog 構 成 での LifeKeeper との 相 互 運 用 についての 説 明 や 設 定 のみ 行 います。設 定以 下 の 手 順 は、root ユーザ 権 限 を 持 つ 管 理 者 が 行 う 必 要 があります。 管 理 者 は、 Watchdog のリスクおよび問 題 についてすでに 熟 知 しているものとします。ヘルスチェックスクリプト (LifeKeeper 監 視 スクリプト) は、LifeKeeper の 設 定 と Watchdog の 設 定(/opt/LifeKeeper/samples/watchdog/LifeKeeper-watchdog) を 関 連 付 けるコンポーネントです。このスクリプトは、LifeKeeper の 完 全 な 監 視 を 提 供 するものであり、 一 切 の 修 正 は 不 要 です。1. 以 前 に Watchdog を 設 定 していた 場 合 は、 次 のコマンドを 入 力 して Watchdog を 停 止 します。そうでない 場 合 は、 手 順 2 に 進 みます。/etc/rc.d/init.d/watchdog stopWatchdog の 停 止 を 示 す 以 下 の 確 認 メッセージが 表 示 されるはずです。Stopping watchdog:[OK]2. Watchdog ソフトウェアのインストールで 供 給 される Watchdog 設 定 ファイル (/etc/watchdog.conf)を 編 集 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 113


アンインストール• test-binary を 次 のように 修 正 します。test-binary = /opt/LifeKeeper/samples/watchdog/LifeKeeper-watchdog• test-timeout を 次 のように 修 正 します。test-timeout = 5• interval を 次 のように 修 正 します。interval = 7interval は、LifeKeeper のコミュニケーションパスのタイムアウト (15 秒 ) よりも 小 さい 値 にしてください。 約 半分 の 値 が 妥 当 です。3. LifeKeeper が 起 動 していることを 確 認 します。まだの 場 合 は、LifeKeeper の 起 動 トピックを 参 照 してください。4. 次 のコマンドを 入 力 して Watchdog を 起 動 します。/etc/rc.d/init.d/watchdog startWatchdog の 起 動 を 示 す 以 下 の 確 認 メッセージが 表 示 されるはずです。Starting watchdog: [OK]5. 今 後 の 再 起 動 の 際 に Watchdog を 自 動 的 に 起 動 させるには、 次 のコマンドを 入 力 します。chkconfig --levels 35 watchdog on注 記 : Watchdog を 設 定 すると、 予 想 外 のリブートがときどき 発 生 する 可 能 性 があります。これは、 Watchdogの 仕 組 みから 来 る 一 般 的 な 性 質 です。 正 常 に 応 答 しないプロセスがあると、 Watchdog 機 能 は LifeKeeper (またはオペレーティングシステム) がハングしていると 判 断 し、( 警 告 なしに) システムをリブートします。アンインスト ールLifeKeeper をアンインストールする 場 合 は、 慎 重 に 行 ってください。 以 下 に 列 記 の 通 り、 上 記 の 手 順 を 逆 の 順で 実 行 します。警 告 : LifeKeeper を 構 成 する RPM パッケージを 削 除 する 方 法 で LifeKeeper をアンインストールする 場 合 は、 先に Watchdog を 停 止 してください。 上 記 の 手 順 2 では、LifeKeeper の Watchdog スクリプトを 呼 び 出 すようにWatchdog 設 定 ファイルを 修 正 しています。したがって、 先 に Watchdog を 停 止 しておかないと、 存 在 しないスクリプトを 呼 び 出 すことになります。リブートを 実 行 するこのスクリプトが 見 つからない 場 合 は、エラーが 発 生 します。この 状 態 は Watchdog を 停 止 するまで 継 続 します。1. 次 のコマンドを 入 力 して Watchdog を 停 止 します。/etc/rc.d/init.d/watchdog stopWatchdog の 停 止 を 示 す 以 下 の 確 認 メッセージが 表 示 されるはずです。Stopping watchdog: [OK]2. Watchdog ソフトウェアのインストールで 供 給 される Watchdog 設 定 ファイル (/etc/watchdog.conf)を 編 集 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 114


リソースポリシー 管 理• test-binary および interval の 両 エントリをコメントアウトします ( 各 行 の 先 頭 に # を 追 加 します)。#test-binary =#interval =( 注 記 : interval が 他 の 機 能 によって 以 前 から 使 用 されていた 場 合 は、そのままにしておくこともできます)3. LifeKeeper をアンインストールします。LifeKeeper の 削 除 トピックを 参 照 してください。4. これで Watchdog を 起 動 し 直 すことができます。LifeKeeper のみが Watchdog を 使 用 していた 場 合 は、次 のコマンドを 入 力 すると Watchdog を 永 続 的 に 無 効 にできます。chkconfig --levels 35 watchdog offリソースポリシー 管 理概 要Steeleye Protection Suite for Linux のリソースポリシー 管 理 では、リソースのローカルリカバリとフェイルオーバの 動作 管 理 機 能 が 提 供 されます。リソースポリシーは、lkpolicy コマンドラインツール (CLI) を 使 用 して 管 理 できます。Steeleye Protection SuiteSteeleye Protection Suite には、 個 々 のアプリケーションおよび 関 連 し 合 うアプリケーションのグループを 監 視 する機 能 があり、 定 期 的 にローカルリカバリを 実 行 したり、 保 護 下 のアプリケーションに 障 害 が 発 生 したときに 通 知 することができます。 関 連 し 合 うアプリケーションの 例 としては、 主 アプリケーションが 下 位 のストレージまたはネットワークリソースに 依 存 する 階 層 などがあります。アプリケーションまたはリソースに 障 害 が 発 生 した 場 合 のデフォルトの 動 作 は 以 下 の 通 りです。1. ローカルリカバリ: 最 初 に、リソースまたはアプリケーションのローカルでリカバリを 試 みます。このときは、 外部 の 介 入 なしにローカルサーバ 上 でリソースまたはアプリケーションをリストアしようとします。ローカルリカバリが 成 功 した 場 合 、Steeleye Protection Suite は 追 加 のアクションを 実 行 しません。2. フェイルオーバ: 次 に、ローカルリカバリでリソースまたはアプリケーションのリストアに 失 敗 した (またはリソースを 監 視 するリカバリキットがローカルリカバリをサポートしていない) 場 合 、フェイルオーバは 開 始 されません。フェイルオーバ 処 理 では、クラスタ 内 の 別 のサーバ 上 で 該 当 アプリケーション (および 依 存 するすべてのリソース) を 起 動 しようと 試 みます。リカバリ 動 作 の 詳 細 については、SteelEye Protection Suite 障 害 検 出 とリカバリのシナリオを 参 照 してください。ポリシーによるカスタム 動 作 およびメンテナンスモード 動 作Steeleye Protection Suite Version 7.5 以 降 では、デフォルトのリカバリ 動 作 を 変 更 する 追 加 ポリシーを 設 定 する機 能 をサポートします。リソース 単 位 またはサーバ 単 位 で、4 つのポリシーが 設 定 可 能 です (リソース 単 位 のポリシーに 関 する 注 意 については 下 のセクションを 参 照 してください)。サーバレベルでポリシーを 変 更 する 方 法 を 推奨 します。利 用 可 能 なポリシーは 以 下 の 通 りです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 115


標 準 ポリシー標 準 ポリシー• Failover - このポリシー 設 定 を 使 用 すると、リソースフェイルオーバを 有 効 / 無 効 にできます。(S: リザベーションが 適 切 に 処 理 されるには、フェイルオーバは、 個 々 の SCSI リソースで 無 効 にすることはできません。)• LocalRecovery - Steeleye Protection Suite は、デフォルトでは、フェイルオーバを 実 行 する 前 に、 個 々 のリソースまたは 保 護 対 象 アプリケーション 全 体 を 再 起 動 することにより、 保 護 対 象 リソースのリカバリを 試みます。このポリシー 設 定 を 使 用 すると、ローカルリカバリを 有 効 / 無 効 にできます。• TemporalRecovery - 通 常 、Steeleye Protection Suite は、 障 害 リソースのローカルリカバリを 実 行 します。ローカルリカバリに 失 敗 すると、Steeleye Protection Suite は、リソース 階 層 を 別 ノードにフェイルオーバします。ローカルリカバリに 成 功 した 場 合 は、フェイルオーバは 実 行 されません。ローカルリカバリに 成 功 した 場 合 でも、サーバの 何 らかの 異 常 によって 短 時 間 の 間 にローカルリカバリが 再試 行 される 場 合 があり、 結 果 として 何 度 も 連 続 してローカルリカバリが 試 行 されることになります。これが発 生 すると、 問 題 のアプリケーションは 可 用 性 が 悪 化 します。この 反 復 的 なローカルリカバリ / 障 害 サイクルを 回 避 するために、 時 間 的 リカバリポリシーを 設 定 できます。 時 間 的 リカバリポリシーを 使 用 すると、 管 理 者 は 指 定 した 時 間 内 に 試 行 するローカルリカバリの 回 数を ( 成 功 かどうかにかかわらず) 制 限 することができます。例 : リソースが 試 行 するローカルリカバリの 回 数 を 30 分 間 で 3 回 に 限 定 するポリシー 定 義 をユーザが 設 定 した 場 合 、30 分 以 内 に 3 回 目 のローカルリカバリが 試 行 されると、Steeleye ProtectionSuite はフェイルオーバを 実 行 します。定 義 した 時 間 的 リカバリポリシーは 有 効 または 無 効 にできます。 時 間 的 リカバリポリシーが 無 効 の 場 合 、時 間 的 リカバリ 処 理 は 継 続 して 実 行 され、ポリシーが 適 用 されるはずの 時 間 に 通 知 がログに 表 示 されますが、 実 際 のアクションは 実 行 されません。注 記 : 時 間 的 リカバリポリシーを 設 定 した 状 態 で、フェイルオーバとローカルリカバリの 一 方 または 両 方 を無 効 にすることは 可 能 です。フェイルオーバまたはローカルリカバリを 無 効 にした 場 合 に、 時 間 的 リカバリポリシーは 実 行 されることがないため、この 状 態 は 非 論 理 的 です。メタポリシー「メタ」ポリシーは、 他 の 複 数 のポリシーに 影 響 を 与 える 可 能 性 があるポリシーです。 通 常 、これらのポリシーは、 標 準 ポリシーであれば 複 数 個 の 設 定 が 必 要 になるような 特 定 のシステム 動 作 を 実 現 するためのショートカットとして 使 用 します。• NotificationOnly - このモードでは、 管 理 者 は Steeleye Protection Suite を「 監 視 専 用 」 状 態 にすることができます。1 つのリソース (または、サーバ 単 位 のポリシーの 場 合 はすべてのリソース) のローカルリカバリおよびフェイルオーバの 両 方 が 影 響 を 受 けます。 障 害 が 検 知 されると、ユーザインターフェースにはFailure 状 態 が 表 示 されます。ただし、リカバリもフェイルオーバも 実 行 されません。 注 記 : 管 理 者 は、 障害 の 原 因 となった 問 題 を 手 動 で 修 正 し、 障 害 が 起 きたリソースを 復 帰 させて 通 常 の SteeleyeProtection Suite の 運 用 を 継 続 する 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 116


リソースレベルのポリシーに 関 する 重 要 な 考 慮 事 項リソースレベルのポリシーに 関 する 重 要 な 考 慮 事 項リソースレベルのポリシーとは、リソース 階 層 全 体 またはサーバレベルのポリシーとは 異 なり、 特 定 のリソースにのみ 適 用 されるポリシーです。例 :アプリケーション- IP- file system上 記 のリソース 階 層 では、アプリケーションは IP とファイルシステムの 両 方 に 依 存 しています。ポリシーは、特 定 のリソースのローカルリカバリまたはフェイルオーバを 無 効 にするように 設 定 できます。これは、 例 えば、IP リソースのローカルリカバリが 失 敗 し、IP リソースのフェイルオーバが 無 効 に 設 定 されていた 場合 、IP リソースはフェイルオーバを 実 行 せず、 他 のリソースのフェイルオーバも 発 生 させないことを 意 味 します。ただし、ファイルシステムリソースのローカルリカバリが 失 敗 し、ファイルシステムリソースのポリシーのフェイルオーバが 無 効 化 されていない 場 合 、 階 層 全 体 がフェイルオーバを 実 行 します。注 記 : 重 要 事 項 として、リソースレベルのポリシーは 設 定 対 象 の 特 定 のリソースにのみ 適 用 されることに注 意 してください。上 記 は 単 純 な 例 です。 複 雑 な 階 層 を 構 成 することもできるため、リソースレベルのポリシーを 設 定 するときは 注意 してください。lkpolicy ツールlkpolicy ツールは、Steeleye Protection Suite for Linux が 稼 働 するサーバのポリシーを 管 理 ( 参 照 、 設 定 、 削除 ) するためのコマンドラインツールです。lkpolicy は、ポリシーの 設 定 および 修 正 、ポリシーの 削 除 、 利 用 可 能なポリシーと 現 在 の 設 定 値 の 表 示 をサポートします。さらに、 設 定 したポリシーは、 有 効 または 無 効 に 設 定 できるため、リカバリ 動 作 に 影 響 を 与 えながらリソース / サーバ 設 定 を 保 持 できます。全 体 的 な 使 用 方 法 は 次 の 通 りです。lkpolicy [--list-policies | --get-policies | --set-policy | --remove-policy] は、 運 用 方 法 および 対 象 のポリシーによって 異 なります ( 特 にポリシーを 設 定する 場 合 )。 例 : 有 効 / 無 効 タイプのポリシーのほとんどでは、 必 要 なのは [--on] または [--off] のスイッチのみですが、 時 間 的 ポリシーの 場 合 は、しきい 値 を 設 定 するための 値 も 必 要 です。lkpolicy の 使 用 方 法 の 例ローカルおよびリモート サーバとの 認 証lkpolicy ツールは、サーバが 公 開 する API を 通 じて Steeleye Protection Suite サーバと 通 信 します。この APIは、lkpolicy ツールなどのクライアントに 対 して 認 証 を 要 求 します。lkpolicy ツールで Steeleye Protection Suiteサーバに 最 初 にアクセスしようとしたときに、そのサーバに 対 する 認 証 情 報 がまだ 保 存 されていない 場 合 、ユーザは 認 証 情 報 を 求 められます。 認 証 情 報 はユーザ 名 とパスワードの 形 式 であり、さらに 以 下 の 条 件 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 117


ポリシーのリスト 表 示1. クライアントには Steeleye Protection Suite の 管 理 者 権 限 が 必 要 です。したがって、そのユーザ 名 は、(PAM による) オペレーティングシステムの 認 証 設 定 によって lkadmin グループに 属 する 必 要 があります。 必ずしも root で 実 行 する 必 要 はありませんが、root ユーザはデフォルトで 適 切 なグループに 属 しているため、root を 使 用 することもできます。2. 認 証 情 報 は 認 証 情 報 ストアに 保 存 されるため、ツールを 使 用 してこのサーバにアクセスするたびに 手 動で 認 証 情 報 を 入 力 する 必 要 はありません。認 証 情 報 ストアと credstore ユーティリティによる 管 理 の 詳 細 については、SteelEye Protection Suite の 認 証 情報 の 設 定 を 参 照 してください。lkpolicy によるセッションの 例 は 以 下 のようになります。[root@thor49 ~]# lkpolicy -l -d v6test4Please enter your credentials for the system 'v6test4'.Username: rootPassword:Confirm password:FailoverLocalRecoveryTemporalRecoveryNotificationOnly[root@thor49 ~]# lkpolicy -l -d v6test4FailoverLocalRecoveryTemporalRecoveryNotificationOnly[root@thor49 ~]#ポリシーのリスト 表 示lkpolicy --list-policy-types現 在 のポリシーの 表 示lkpolicy --get-policieslkpolicy --get-policies tag=\*lkpolicy --get-policies --verbose tag=mysql\* # all resources starting with mysqllkpolicy --get-policies tag=mytagonlyポリシーの 設 定lkpolicy --set-policy Failover --offlkpolicy --set-policy Failover --on tag=myresourcelkpolicy --set-policy Failover --on tag=\*SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 118


ポリシーの 削 除lkpolicy --set-policy LocalRecovery --off tag=myresourcelkpolicy --set-policy NotificationOnly --onlkpolicy --set-policy TemporalRecovery --on recoverylimit=5 period=15lkpolicy --set-policy TemporalRecovery --on --force recoverylimit=5 period=10ポリシーの 削 除lkpolicy --remove-policy Failover tag=steve注 記 : NotificationOnly はポリシーのエイリアスです。NotificationOnly を 有 効 にすることは、 対 応 するLocalRecovery および Failover ポリシーを 無 効 にすることと 等 価 です。認 証 情 報 の 設 定他 のシステムと 通 信 するための 認 証 情 報 は、 認 証 情 報 ストアを 使 用 して 管 理 されています。このストアは、 必要 に 応 じて /opt/LifeKeeper/bin/credstore ユーティリティで 管 理 できます。このユーティリティを 使 用 すると、サーバアクセスに 必 要 な 認 証 情 報 をサーバごとに 設 定 、 変 更 、 削 除 することができます。認 証 情 報 の 追 加 または 変 更認 証 情 報 の 追 加 と 変 更 は 同 じ 方 法 で 実 行 できます。 代 表 的 な 例 として、サーバー server.mydomain.com に対 する 資 格 情 報 を 追 加 または 変 更 する 場 合 は 次 のようになります。/opt/LifeKeeper/bin/credstore -k server.mydomain.com myuserこの 例 では、server.mydomain.com へのアクセスに 使 用 するユーザ 名 として myuser を 指 定 して しています。パスワードを 入 力 / 確 認 するプロンプト (passwd の 様 に) が 表 示 されます。注 記 : LifeKeeper サーバの 認 証 情 報 を 格 納 するために 使 用 されるキー 名 は、lkpolicy などのコマンドで 使 用 するホスト 名 と 完 全 に 一 致 する 必 要 があります。コマンドで 使 用 するホスト 名 が FQDN であれば、 認 証 情 報 のキーも FQDN でなければなりません。コマンドで 使 用 するホスト 名 がショートネームであれば、 認 証 情 報 のキーもショートネームでなければなりません。認 証 情 報 ストアにデフォルトキーを 作 成 することもできます。サーバキーが 存 在 しない 場 合 にデフォルトの 認 証 情報 が 認 証 に 使 用 されます。デフォルトキーを 追 加 、 変 更 するには 以 下 のコマンドを 実 行 してください。/opt/LifeKeeper/bin/credstore -k default myuserスト ア 内 の 認 証 情 報 のリスト 表 示現 在 格 納 されている 認 証 情 報 をリスト 表 示 するには、 以 下 のコマンドを 実 行 します。/opt/LifeKeeper/bin/credstore -lこれにより、 認 証 情 報 ストア 内 に 格 納 されているキーが 表 示 されます。この 場 合 の「キー」は、 認 証 情 報 を 使 用する 対 象 のサーバを 示 しています ( 認 証 情 報 自 体 は 秘 密 情 報 のため、このコマンドが 表 示 するのは、 実 際 の 認証 情 報 の 内 容 ではなくキー 名 のみです)。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 119


サーバの 認 証 情 報 の 削 除サーバの 認 証 情 報 の 削 除特 定 のサーバに 対 する 認 証 情 報 を 削 除 するには、 以 下 のコマンドを 実 行 します。/opt/LifeKeeper/bin/credstore -d -k myserver.mydomain.comこの 例 では、サーバ myserver.mydomain.com に 対 する 認 証 情 報 がストアから 削 除 されます。追 加 情 報credstore ユーティリティの 詳 細 については、 以 下 のコマンドを 実 行 してください。/opt/LifeKeeper/bin/credstore --manコマンドのマニュアルページがすべて 表 示 されます。LifeKeeper APILifeKeeper API を 使 用 すると、LifeKeeper サーバ 間 の 通 信 を 行 えるようになります。重 要 な 注 記 : 現 在 、この API は 内 部 使 用 のみに 予 約 されていますが、 将 来 のリリースでは、ユーザやサードパーティが 使 用 できるように 開 放 される 可 能 性 があります。ネット ワーク 設 定LifeKeeper の 各 サーバは、ポート 778 の SSL 接 続 を 使 用 してこの API を 提 供 します。このポートは、/etc/default/LifeKeeper 内 の 設 定 変 数 API_SSL_PORT を 使 用 して 変 更 できます。認 証LifeKeeper API は 認 証 に PAM を 使 用 します。API へのアクセス 権 限 は、グループlkadmin、lkoper、lkguest のメンバーであるユーザにのみ 付 与 されます。ユーザに 権 限 を 与 えるには、システムの PAM 設 定 に 応 じて、ローカルシステムファイル (/etc/passwd および /etc/group) を 使 用 するか、ユーザをLDAP または Active Directory のグループに 追 加 します。注 記 : LifeKeeper API は、lkpasswd で 管 理 されるユーザデータベースは 使 用 しません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 120


LifeKeeper 管 理概 要LifeKeeper は 操 作 時 に 管 理 を 必 要 としません。LifeKeeper は、 保 護 されたリソースを 監 視 し、 障 害 が 発 生 した場 合 に 指 定 されたリカバリアクションを 実 行 するように、 自 動 的 に 機 能 します。 以 下 のケースでは LifeKeeperGUI を 使 用 します。• リソースおよび 階 層 の 定 義 。LifeKeeper は 次 のインターフェースオプションを 提 供 します。• LifeKeeper GUI。• LifeKeeper コマンドラインインターフェース。• リソース 監 視 。LifeKeeper GUI は、リソースステータス 情 報 および LifeKeeper ログへのアクセスを 提 供 します。• 手 動 での 処 理 。メンテナンスやその 他 の 管 理 アクションのために、サーバまたは 特 定 のリソースを 停 止 することが 必 要 になる 場 合 があります。LifeKeeper GUI には、 特 定 のリソースを 稼 動 させたり 停 止 させることができるメニュー 機 能 が 用 意 されています。アプリケーションが LifeKeeper の 保 護 下 に 置 かれると、これらのLifeKeeper のインターフェースを 介 してのみアプリケーションを 起 動 および 停 止 させることができます。LifeKeeper の 起 動 および 停 止 は、コマンドラインを 介 してのみ 行 われます。LifeKeeper の 管 理 、 設 定 、およびメンテナンス 操 作 を 実 行 する 詳 細 な 手 順 については、GUI の 作 業 およびメンテナンス 作 業 を 参 照 してください。エラーの 検 出 および 通 知アプリケーション 内 の 問 題 を 検 出 して 通 知 する 機 能 は、 最 適 な 総 合 的 耐 障 害 性 ソリューションを 構 築 する 上 で非 常 に 重 要 です。すべての 個 々 のアプリケーションは、 障 害 発 生 のメカニズムと 形 式 によって 異 なるため、 一 般的 なメカニズムを 示 すことはできません。ただし、 一 般 的 に、 多 くのアプリケーションの 設 定 は、LifeKeeper に 用 意されている Core システムのエラー 検 出 機 能 を 利 用 することができます。リソースエラー 回 復 シナリオおよびサーバ障 害 回 復 シナリオの 各 トピックでは、 共 通 する 2 つの 障 害 状 況 を 使 用 して、LifeKeeper のコア 機 能 を 示 しています。LifeKeeper には、エラー、アラーム、およびリカバリ 手 順 を 起 動 するイベントを 定 義 するための 完 全 な 環 境 も 用意 されています。このインターフェースは、 通 常 、システムエラーログ 用 のパターンマッチ 定 義(/var/log/messages)、またはカスタムビルドのアプリケーション 固 有 の 監 視 プロセスが 必 要 になります。N-Way リカバリN-Way リカバリを 使 用 すると、 異 なる 複 数 のリソースを、クラスタ 内 の 異 なるバックアップサーバにフェイルオーバすることができます。保 護 されたリソースに 戻 るSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 121


管 理 作 業管 理 作 業サーバプロパティの 編 集1. サーバプロパティを 編 集 するには、サーバプロパティを 表 示 する 場 合 と 同 様 に、[Server Properties] ダイアログを 表 示 してください。2. 該 当 のサーバに 適 切 な 権 限 でログインした 場 合 は、 次 の 項 目 が 編 集 可 能 になります。• シャットダウン 方 法• フェイルオーバ 確 認3. 変 更 が 加 えられると、[Apply] ボタンが 有 効 になります。このボタンをクリックすると 変 更 が 適 用 されます。ウィンドウは 閉 じられません。4. 完 了 したら、[OK] をクリックし、 変 更 内 容 を 保 存 してウィンドウを 閉 じるか、または [Cancel] をクリックして、 変 更 内 容 を 適 用 せずにウィンドウを 閉 じます。コミュニケーションパスの 作 成サーバ 間 の LifeKeeper コミュニケーションパスを 設 定 する 前 に、ハードウェアおよびソフトウェアのセットアップを 検証 します。 詳 細 については、SPS for Linuxリリースノートを 参 照 してください。サーバのペア 間 にコミュニケーションパスを 作 成 するには、 両 方 のサーバに 個 別 にパスを 定 義 する 必 要 があります。LifeKeeper では、サーバのペア 間 に TCP (TCP/IP) と TTY の 両 方 のコミュニケーションパスを 作 成 することができます。TTY パスは、 所 定 のペア 間 に 1 つだけ 作 成 できます。これに 対 し、TCP コミュニケーションパスは、パスの 終 点 となるローカルおよびリモートのアドレスを 指 定 することで、サーバのペア 間 に 複 数 作 成 することができます。 所 定 のリモートサーバへの TCP パスを 使 用 する 順 序 を LifeKeeper に 設 定 するには、 優 先 値 を 使 用 します。重 要 : 単 一 のコミュニケーションパスを 使 用 した 場 合 、 互 いに 通 信 するクラスタ 内 のサーバの 機 能 に 支 障 をきたす可 能 性 があります。 単 一 のコミュニケーションパスを 使 用 しているときに、そのコミュニケーションパスで 障 害 が 発 生した 場 合 、 複 数 のサーバ 上 で 同 時 に LifeKeeper の 階 層 が 使 用 可 能 になることがあります。これは、「 偽 のフェイルオーバ」と 呼 ばれます。また、TCP コミュニケーションパス 上 のネットワークトラフィックが 大 きくなると、 偽 のフェイルオーバや LifeKeeper の 初 期 化 の 問 題 など、 予 期 せぬ 動 作 が 生 じる 可 能 性 があります。1. 開 始 するには、 次 の 4 つの 方 法 があります。• サーバアイコンを 右 クリックし、サーバコンテキストメニューが 表 示 されたら [Create Comm Path]をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Create Comm Path] ボタンをクリックしてください。• サーバコンテキストツールバーで ( 表 示 されている 場 合 )、[Create Comm Path] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Server]、[Create Comm Path] の 順 に 選 択 してください。2. [Create Comm Path] というタイトルのダイアログが 表 示 されます。 表 示 されるオプションのそれぞれについSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 122


コミュニケーションパスの 作 成て、[Help] をクリックすると、 選 択 した 項 目 の 説 明 が 表 示 されます。3. リストボックスから [Local Server] を 選 択 し、[Next] をクリックしてください。4. リストボックスで 1 つ 以 上 の [Remote Servers] を 選 択 してください。リストボックスにリモートサーバが 表 示されていない (つまり、クラスタにまだ 接 続 されていない) 場 合 は、[Add] を 使 用 して 入 力 してください。ローカルとリモートの 両 方 のサーバに 対 するネットワークアドレスが 解 決 可 能 であることを 確 認 する 必 要 があります (たとえば、DNS で 解 決 するか、/etc/hosts ファイルに 追 加 します)。[Next] をクリックしてください。5. [Device Type] に 対 して [TCP] または [TTY] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。6. [Device Type] が [TCP] に 設 定 されている 場 合 は、1 つ 以 上 の [Local IP Addresses] を 選 択 してください。[Device Type] が [TTY] に 設 定 されている 場 合 は、[Local TTY Device] を 選 択 してください。[Next] をクリックしてください。7. [Device Type] が [TCP] に 設 定 されている 場 合 は、[Remote IP Address] を 選 択 してください。[Device Type] が [TTY] に 設 定 されている 場 合 は、[Remote TTY Device] を 選 択 してください。 [Next]をクリックしてください。8. [Device Type] が [TCP] に 設 定 されている 場 合 は、このコミュニケーションパスに 対 して [Priority] を 入 力または 選 択 してください。 [Device Type] が [TTY] に 設 定 されいる 場 合 は、このコミュニケーションパスに対 して [Baud Rate] を 入 力 または 選 択 してください。[Next] をクリックしてください。9. [Create] をクリックしてください。ネットワーク 接 続 が 正 常 に 作 成 されたことを 示 すメッセージが 表 示 されます。[Next] をクリックしてください。10. 複 数 のローカル IP アドレスまたは 複 数 のリモートサーバを 選 択 したときに、[Device Type] が [TCP] に 設定 されている 場 合 は、 手 順 6 に 戻 り、 次 のコミュニケーションパスの 設 定 を 続 けます。 複 数 のリモートサーバを 選 択 したときに、[Device Type] が [TTY] に 設 定 されている 場 合 は、 手 順 5 に 戻 り、 次 のコミュニケーションパスの 設 定 を 続 けます。11. 終 了 メッセージが 表 示 されたら、[Done] をクリックしてください。[Server Properties] ダイアログを 表 示 するか、またはコマンド lcdstatus -q を 入 力 することで、コミュニケーションパスを 確 認 することができます。lcdstatus の 使 用 方 法 については、LCD(1M) マニュアルページを 参 照 してください。[ALIVE] ステータスが 表 示 されます。さらに、GUI の 右 ペインのサーバアイコンをチェックしてください。これが、 作 成 済 みの 1 つ 目 のコミュニケーションパスである 場 合 は、1 つのコミュニケーションパスが [ALIVE] であるが、 冗 長 コミュニケーションパスがないことを 示 す黄 色 のハートビートがサーバアイコンに 表 示 されます。[ALIVE] のコミュニケーションパスが 2 つ 以 上 ある 場 合 は、 緑 色 のハートビートがサーバアイコンに 表 示 されます。重 要 :IPv6 アドレスを 使 用 してコミュニケーションパスを 作 成 する 場 合 は、 自 動 設 定 /ステートレスアドレスではなく、 静 的 に 割 り 当 てられたアドレスを 使 用 してください。 自 動 設 定 /ステートレスアドレスは、 時 間 がたつと 変 更 され、コミュニケーションパスが 使 用 できなくなる 可 能 性 があります。数 分 たってもコミュニケーションパスが 使 用 可 能 にならない 場 合 は、ペアのサーバのコンピュータ 名 が 正 しいことを確 認 してください。TTY コミュニケーションパスを 使 用 している 場 合 は、2 つのサーバ 間 のケーブル 接 続 が 正 しく、緩 んでいないことを 確 認 してください。 必 要 に 応 じて portio(1M) コマンドを 使 用 して、TTY 接 続 の 動 作 を 確認 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 123


コミュニケーションパスの 削 除コミュニケーションパスの 削 除1. 開 始 するには、 次 の 4 つの 方 法 があります。• サーバアイコンを 右 クリックして、サーバコンテキストメニューが 表 示 されたら [Delete Comm Path]をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Delete Comm Path] ボタンをクリックしてください。• サーバコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Delete Comm Path] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Server]、[Delete Comm Path] の 順 に 選 択 してください。2. [Delete Comm Path] というタイトルのダイアログが 表 示 されます。 表 示 されるオプションのそれぞれについて、[Help] をクリックすると、 選 択 した 項 目 の 説 明 が 表 示 されます。3. リストから [Local Server] を 選 択 し、[Next] をクリックしてください。このダイアログが 表 示 されるのは、グローバルツールバーの [Delete Comm Path] ボタンを 使 用 するか、[Edit] メニューの [Server] を 選 択 して、 削 除 を 選 択 した 場 合 のみです。4. 削 除 するコミュニケーションパスを 選 択 して、[Next] をクリックしてください。5. [Delete Comm Path(s)] をクリックしてください。 出 力 パネルが 有 効 の 場 合 、ダイアログが 閉 じ、コミュニケーションパスを 削 除 するコマンドの 結 果 が 出 力 パネルに 表 示 されます。 有 効 でない 場 合 は、ダイアログが 表 示 されたままこれらの 結 果 が 表 示 されます。 すべての 結 果 が 表 示 されたら、[Done] をクリックして 終了 してください。ネットワーク 接 続 が 正 常 に 削 除 されたことを 示 すメッセージが 表 示 されます。6. [Done] をクリックして、ダイアログを 閉 じ、GUI ステータス 表 示 に 戻 ってください。サーバのプロパティ - フェイルオーバプライマリサーバがローカルリカバリを 試 行 して 失 敗 した 場 合 、または 完 全 に 機 能 停 止 した 場 合 、ほとんどのサーバ 管 理 者 は、LifeKeeper で 保 護 されたリソースをバックアップサーバに 復 元 することが 必 要 になります。これがデフォルトの LifeKeeper の 動 作 になります。ただし 管 理 者 によっては、 保 護 されたリソースをリカバリサイトで 自 動的 に 稼 動 するようにしたくない 場 合 もあります。 例 えば、ディザスタリカバリ 状 況 においてサーバ 間 のネットワーク 接続 の 信 頼 性 が 低 くなるような WAN 環 境 に LifeKeeper がインストールされている 場 合 です。デフォルトでは、 保 護 されたすべてのリソースに 対 して 自 動 フェイルオーバが 有 効 になっています。 保 護 されたリソースに 対 する 自 動 フェイルオーバを 無 効 にしたり、バックアップサーバへの 自 動 フェイルオーバを 行 わないようにするには、[Server Properties] の [General] タブにある [Failover] セクションを 使 用 して、 以 下 の 通 り 設 定 してください。クラスタ 内 の 各 サーバで 次 のようにします。1. サーバのプロパティを 表 示 する 場 合 と 同 様 に、[Server Properties] ダイアログを 表 示 してください。2. [General] タブを 選 択 してください。[Server Properties] ダイアログの [Failover] セクションで、システムおよびリソースのフェイルオーバ 機 能 を 無 効 にするサーバをチェックしてください。デフォルトでは、LifeKeeper のすべてのフェイルオーバ 機 能 が 有 効 になっています。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 124


リソース 階 層 の 作 成[Disable System Failover] 列 で、ローカルサーバの 完 全 な 機 能 停 止 に 対 応 するバックアップサーバとしての 資 格 を 喪 失 させるサーバを 選 択 してください。[Disable Resource Failover] 列 で、このローカルサーバ 上 でリソース 階 層 に 障 害 が 発 生 した 場 合 に 対応 するバックアップサーバとしての 資 格 を 喪 失 させるサーバを 選 択 してください。 最 初 にシステムのフェイルオーバ 機 能 を 無 効 にしなければ、リソースのフェイルオーバを 無 効 にすることはできません。選 択 内 容 を 適 用 するには、[Apply] ボタンを 押 してください。リソース 階 層 の 作 成1. リソース 階 層 の 作 成 を 開 始 するには、 次 の 4 つの 方 法 があります。• サーバアイコンを 右 クリックして、サーバコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Create ResourceHierarchy] をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• サーバコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 125


LifeKeeper アプリケーションリソース 階 層リックしてください。• [Edit] メニューで、[Server] を 選 択 して、[Create Resource Hierarchy] をクリックしてください。2. [Create Resource Wizard] というタイトルのダイアログが 表 示 され、クラスタ 内 にインストールされているすべての 認 識 されたリカバリキットのリストが 示 されます。 アプリケーションを 保 護 するためにリソース 階 層 を 構築 する Recovery Kit を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。3. [Switchback Type] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。4. [Server] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。 注 記 : サーバコンテキストメニューから 開 始 した 場合 、クリックしたサーバアイコンから 自 動 的 にサーバが 決 定 されるので、この 手 順 はスキップされます。5. 続 いて 表 示 されるダイアログを 使 用 して、 作 成 しているリソース 階 層 の 種 類 に 必 要 なデータを 入 力 してください。LifeKeeper アプリケーションリソース 階 層LifeKeeper をリカバリキット 無 しでインストールした 場 合 、デフォルトでは [Select Recovery Kit] リストに、ファイルシステムまたは Generic Application 用 のオプションが 含 まれています。Generic Application のオプションは、 関 連付 けられたリカバリキットがないアプリケーションに 使 用 できます。Raw I/O Recovery Kit または IP Recovery Kit (これらは 両 方 とも、 別 個 にパッケージ 化 され、LifeKeeper Core メディアに 含 まれている Core Recovery Kit です) をインストールした 場 合 、[Select Recovery Kit] リストはこれらのRecovery Kit に 対 する 追 加 のオプションを 提 供 します。これらの 利 用 可 能 なオプションについては、 以 下 のトピックを 参 照 してください。• ファイルシステムリソース 階 層 の 作 成• Generic Application リソース 階 層 の 作 成• Raw デバイスリソース 階 層 の 作 成IP Recovery Kit については、 IP Recovery Kit テクニカルドキュメンテーションを 参 照 してください。Recovery Kit のオプションインストールしたオプションの 各 リカバリキットは、[Select Recovery Kit] リストにエントリを 追 加 します。たとえば、Oracle、Apache、および NFS の Recovery Kit がリストに 表 示 されます。 必 要 なリソース 階 層 を 作 成 する 手順 については、 各 リカバリキットに 付 属 の 管 理 ガイドを 参 照 してください。注 記 : ファイルシステムまたは 論 理 ボリューム 上 に 構 築 されるその 他 のアプリケーションリソース 階 層 を 作 成 する 場合 、 最 初 に Logical Volume Manager (LVM) Recovery Kit をインストールする 必 要 があります。ファイルシステムリソース 階 層 の 作 成このオプションは、ファイルシステムのみを 保 護 する 場 合 (たとえば、 保 護 を 必 要 とする 共 有 ファイルがある 場 合 )に 使 用 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 126


ファイルシステムリソース 階 層 の 作 成1. ファイルシステムリソース 階 層 の 作 成 を 開 始 するには、 次 の 4 つの 方 法 があります。• サーバアイコンを 右 クリックして、サーバコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Create ResourceHierarchy] をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• サーバコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Server] を 選 択 して、[Create Resource Hierarchy] をクリックしてください。2. [Create Resource Wizard] というタイトルのダイアログが 表 示 され、[Recovery Kit] リストが 示 されます。[File System Resource] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。3. [Switchback Type] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。4. [Server] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。 注 意 :サーバコンテキストメニューから 開 始 した 場合 、クリックしたサーバアイコンから 自 動 的 にサーバが 決 定 されるので、この 手 順 はスキップされます。5. [Create gen/filesys Resource] ダイアログが 表 示 されます。ファイルシステムリソース 階 層 に 対 して[Mount Point] を 選 択 し、[Next] をクリックしてください。 選 択 したマウントポイントが、クラスタ 内 の 別 のサーバと 共 有 されていることを 確 認 するには、 各 ストレージキットをチェックして、マウントされたデバイスを共 有 として 認 識 しているかどうかを 確 認 します。ストレージキットがマウントされたデバイスを 認 識 していない 場 合 は、 次 のエラーダイアログが 表 示 されます。 is not a shared file system[OK] を 選 択 すると、[Create gen/filsys Resource] ダイアログに 戻 ります。注 記 :• マウントポイントを 選 択 リストに 表 示 するには、そのマウントポイントがマウントされている 必要 があります。マウントポイントに 対 するエントリが /etc/fstab ファイルに 存 在 する 場 合 、階 層 の 作 成 および 拡 張 時 にこのエントリが 削 除 されます。NAS Recovery Kit を 使 用 する前 に ( 特 にマウント 設 定 が 複 雑 な 場 合 )、/etc/fstab のバックアップを 作 成 することをお勧 めします。/etc/default/LifeKeeper で 調 整 可 能 なREPLACEFSTAB=true|TRUE を 設 定 することにより、/etc/fstab のエントリが 削 除 されても、 元 に 戻 すように 指 定 することができます。• これらのリソースの 多 く (SteelEye DataKeeper、LVM、Device Mapper Multipath など) は、ファイルシステムリソースを 作 成 するために、クラスタ 内 の 各 サーバで LifeKeeper リカバリキットを 必 要 とします。 これらのキットが 適 切 にインストールされていない 場 合 、クラスタ 内 で 共有 されるファイルシステムが 表 示 されません。6. ファイルシステムリソース 階 層 に 対 するデフォルトの [Root Tag] が 作 成 されます。(これは、ステータス 表 示でこのリソースに 使 用 されるラベルです)。このルートタグを 選 択 するか、 独 自 のルートタグを 作 成 して、[Next] をクリックしてください。7. [Create Instance] をクリックしてください。インスタンス 作 成 のステータスを 示 すメッセージが、ウィンドウに 表示 されます。8. [Next] をクリックしてください。ファイルシステム 階 層 が 正 常 に 作 成 されたというメッセージが、ウィンドウに 表示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 127


Generic Application リソース 階 層 の 作 成9. この 時 点 で、ファイルシステムリソース 階 層 の 拡 張 に 移 動 するには [Continue] をクリックし、GUI に 戻 るには [Cancel] をクリックします。[Cancel] をクリックすると、 階 層 が 1 つのサーバにしか 存 在 しないという 警 告メッセージが 表 示 され、この 時 点 で 保 護 されなくなります。Generic Application リソース 階 層 の 作 成このオプションは、 関 連 付 けられたリカバリキットがないユーザ 定 義 のアプリケーションを 保 護 する 場 合 に 使 用 します。 下 記 のユーザ 指 定 スクリプトに 対 するテンプレートは、$LKROOT/lkadm/subsys/gen/app/templatesに 用 意 されています。これらのテンプレートは、 保 護 するアプリケーション 用 にカスタマイズしてテストする 前 に、 別のディレクトリにコピーしてください。注 記 : ファイルシステム、ディスクパーティション、IP アドレスなどの 他 のリソースに 依 存 するアプリケーションについては、これらの 各 リソースを 個 別 に 作 成 し、Create Dependency を 使 用 して 適 切 な 依 存 関 係 を 作 成 してください。1. Generic Application リソース 階 層 の 作 成 を 開 始 するには、 次 の 4 つの 方 法 があります。• サーバアイコンを 右 クリックして、サーバコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Create ResourceHierarchy] をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• サーバコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Server] を 選 択 して、[Create Resource Hierarchy] をクリックしてください。2. [Create Resource Wizard] というタイトルのダイアログが 表 示 され、[Recovery Kit] リストが 示 されます。Generic Application を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。3. [Switchback Type] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。4. [Server] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。 注 記 : サーバコンテキストメニューから 開 始 した 場合 、クリックしたサーバアイコンから 自 動 的 にサーバが 決 定 されるので、この 手 順 はスキップされます。5. 次 のダイアログで、アプリケーションに 対 する [Restore Script] へのパスを 入 力 し、[Next] をクリックしてください。これは、アプリケーションを 起 動 するコマンドです。テンプレートディレクトリに、テンプレート 起 動 スクリプト restore.template が 用 意 されています。この restore スクリプトが、 既 に 起 動 されているアプリケーションに 影 響 を 与 えてはなりません。6. アプリケーションに 対 する [Remove Script] へのパスを 入 力 し、[Next] をクリックしてください。これは、アプリケーションを 停 止 するコマンドです。テンプレートディレクトリに、テンプレート 停 止 スクリプトremove.template が 用 意 されています。7. アプリケーションに 対 する [quickCheck Script] へのパスを 入 力 し、[Next] をクリックしてください。これは、アプリケーションを 監 視 するコマンドです。テンプレートディレクトリに、テンプレート 監 視 スクリプトquickCheck.template が 用 意 されています。8. アプリケーションに 対 する [Local Recovery Script] へのパスを 入 力 し、[Next] をクリックしてください。これは、ローカルサーバ 上 の 障 害 が 発 生 したアプリケーションの 復 元 を 試 みるコマンドです。テンプレートディレクトリに、テンプレート 回 復 スクリプト recover.template が 用 意 されています。9. [Application Information] を 入 力 し、[Next] をクリックしてください。これは、 起 動 、 停 止 、 回 復 、 監 視SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 128


Raw デバイスリソース 階 層 の 作 成の 各 スクリプトで 必 要 になる 可 能 性 のあるアプリケーションに 関 するオプションの 情 報 です。10. [Bring Resource In Service] に 対 して [Yes] または [No] を 選 択 し、[Next] をクリックしてください。[No]を 選 択 すると、リソース 状 態 が 作 成 後 に OSU に 設 定 されます。[Yes] を 選 択 すると、あらかじめ 用 意 された restore スクリプトが 実 行 されます。 ファイルシステム、ディスクパーティション、IP アドレスなどの 他 のリソースに 依 存 するアプリケーションについては、 適 切 な 依 存 リソースをまだ 作 成 していない 場 合 には、[No] を 選 択 してください。11. [Root Tag] を 入 力 してください。これは、リソースインスタンスに 対 する 一 意 の 名 前 です。(これは、ステータス 表 示 でこのリソースに 対 して 表 示 されるラベルです。)12. [Create Instance] をクリックして、 作 成 プロセスを 起 動 してください。インスタンス 作 成 のステータスを 示 すメッセージが、ウィンドウに 表 示 されます。13. [Next] をクリックしてください。 階 層 が 正 常 に 作 成 されたというメッセージが、ウィンドウに 表 示 されます。14. この 時 点 で、Generic Application リソース 階 層 の 拡 張 に 移 動 するには [Continue] をクリックし、GUI に戻 るには [Cancel] をクリックします。[Cancel] をクリックすると、 階 層 が 1 つのサーバにしか 存 在 しないという 警 告 が 表 示 され、この 時 点 で 保 護 されなくなります。Raw デバイスリソース 階 層 の 作 成このオプションは、Raw デバイスリソースを 保 護 する 場 合 に 使 用 します。たとえば、 既 存 のデータベース 階 層 に 追加 する 必 要 がある Raw デバイスに 対 して 追 加 のテーブルスペースを 作 成 する 場 合 、このオプションを 使 用 してRaw デバイスリソースを 作 成 します。注 記 : LifeKeeper では、ディスク 論 理 ユニット (または LUN) レベルのディスクパーティションリソースを、 一 度 に 1 つのクラスタの 1 つのシステムにロックします。1. Raw デバイスリソース 階 層 の 作 成 を 開 始 するには、 次 の 4 つの 方 法 があります。• サーバアイコンを 右 クリックして、サーバコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Create ResourceHierarchy] をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• サーバコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Create Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Server] を 選 択 して、[Create Resource Hierarchy] をクリックしてください。2. [Create Resource Wizard] というタイトルのダイアログが 表 示 され、[Recovery Kit] リストが 示 されます。Raw デバイスを 選 択 して、[Next] をクリックしてください。3. [Switchback Type] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。4. [Server] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。注 記 : サーバコンテキストメニューから 開 始 した 場 合 、クリックしたサーバアイコンから 自 動 的 にサーバが 決定 されるので、この 手 順 はスキップされます。5. このリソースが 配 置 される 共 有 ストレージデバイスで [Raw Partition] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 129


リソースのプロパティの 編 集6. [Root Tag] を 入 力 してください。これは、リソースインスタンスに 対 する 一 意 の 名 前 です。(これは、ステータス 表 示 でこのリソースに 対 して 表 示 されるラベルです。)7. [Create Instance] をクリックして、 作 成 プロセスを 起 動 してください。 作 成 中 に 何 が 発 生 したかを 示 すテキストが、[Creating scsi/raw resource] というタイトルのウィンドウに 表 示 されます。8. [Next] をクリックしてください。 階 層 が 正 常 に 作 成 されたというメッセージが、ウィンドウに 表 示 されます。9. この 時 点 で、Raw リソース 階 層 の 拡 張 に 移 動 するには [Continue] をクリックし、GUI に 戻 るには[Cancel] をクリックします。[Cancel] をクリックすると、 階 層 が 1 つのサーバにしか 存 在 しないということを 警告 するメッセージが 表 示 され、この 時 点 で 保 護 されなくなります。リソースのプロパティの 編 集1. リソースのプロパティを 編 集 するには、リソースのプロパティを 表 示 する 場 合 と 同 様 に、[ResourceProperties] ダイアログを 表 示 してください。2. 該 当 のサーバに 適 切 な 権 限 でログインした 場 合 は、 次 の 項 目 が 編 集 可 能 になります。• スイッチバック• リソース 設 定 ( 特 殊 な 設 定 を 持 つリソースの 場 合 のみ)• リソースの 優 先 順 位3. 変 更 が 加 えられると、[Apply] ボタンが 有 効 になります。このボタンをクリックすると 変 更 が 適 用 されます。ウィンドウは 閉 じられません。4. 完 了 したら、[OK] をクリックし、 変 更 内 容 を 保 存 してウィンドウを 閉 じるか、または [Cancel] をクリックして、 変 更 内 容 を 適 用 せずにウィンドウを 閉 じます。リソースの 優 先 順 位 の 編 集リソース 階 層 が 定 義 されているサーバの 優 先 順 位 は、 編 集 または 変 更 することができます。 最 初 に、リソースのプロパティを 表 示 する 場 合 と 同 様 に、Resource Properties ダイアログを 表 示 してください。 下 に 示 すようにResource Properties ダイアログの [Equivalencies] タブに、サーバ 上 の 特 定 のリソースに 対 する 優 先 順 位 が 表示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 130


[Up] および [Down] ボタンの 使 用優 先 順 位 を 変 更 するには、 次 の 2 つの 方 法 があります。• [Up]/[Down] ボタンを 使 用 してイクイバレンシを 移 動 することにより、 優 先 順 位 を 変 更 してください。または• 優 先 順 位 の 値 を 直 接 編 集 してください。[Up] および [Down] ボタンの 使 用1. Equivalencies 表 で 行 をクリックして、イクイバレンシを 選 択 してください。 選 択 したイクイバレンシに 応 じて、[Up] または [Down] ボタンが 有 効 になります。 最 も 優 先 順 位 が 高 いサーバを 選 択 した 場 合 以 外は、[Up] ボタンが 有 効 になります。 最 も 優 先 順 位 が 低 いサーバを 選 択 した 場 合 以 外 は、[Down] ボタンが 有 効 になります。2. [Up] または [Down] をクリックして、 優 先 順 位 リストのイクイバレンシを 移 動 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 131


優 先 順 位 の 値 の 編 集数 値 の 優 先 順 位 の 列 は 変 更 されませんが、イクイバレンシがリスト 内 で 上 下 に 移 動 します。優 先 順 位 の 値 の 編 集1. Equivalencies 表 の Priority 列 で 優 先 順 位 の 値 をクリックすることにより、 優 先 順 位 を 選 択 してください。優 先 順 位 の 値 の 周 りにボックスが 表 示 され、 値 が 強 調 表 示 されます。2. 必 要 な 優 先 順 位 を 入 力 して、Enter を 押 してください。• 注 記 : 有 効 なサーバの 優 先 順 位 は、1 ~ 999 です。優 先 順 位 を 編 集 した 後 、Equivalencies 表 が 再 ソートされます。変 更 の 適 用Equivalencies 表 で 必 要 な 優 先 順 位 を 設 定 したら、[Apply] (または [OK]) をクリックして 変 更 を 適 用 します。[Apply] ボタンをクリックすると、 加 えられた 変 更 内 容 が 適 用 されます。[OK] ボタンをクリックすると、 加 えられた 変更 内 容 が 適 用 され、ウィンドウが 閉 じられます。[Cancel] ボタンをクリックすると、[Apply] が 直 前 にクリックされているので、 加 えられた 変 更 内 容 を 保 存 せずにウィンドウが 閉 じられます。リソース 階 層 の 拡 張LifeKeeper の [Extend Resource Hierarchy] オプションは、あるサーバから 既 存 の 階 層 をコピーして、 別 のLifeKeeper サーバ 上 に 同 様 の 階 層 を 作 成 します。 階 層 が 他 のサーバに 拡 張 されると、そのリソースに 対 してカスケーディングフェイルオーバが 使 用 可 能 になります。 既 存 の 階 層 が 現 在 存 在 するサーバは、テンプレートサーバと呼 ばれます。 新 たに 拡 張 された 階 層 が 配 置 されるサーバは、ターゲットサーバと 呼 ばれます。ターゲットサーバは、 拡 張 された 階 層 をサポートすることができ、 他 のリモートサーバ 上 の 同 等 の 階 層 と (アクティブな LifeKeeper コミュニケーションパスを 介 して) 通 信 できなければなりません。つまり、 既 存 の 階 層 内 のリソースに関 連 付 けられているすべてのリカバリキットが、ターゲットサーバだけでなく、 階 層 が 現 在 存 在 する 他 のすべてのサーバに 既 にインストールされている 必 要 があります。1. GUI を 介 してリソース 階 層 を 拡 張 するには、 次 の 5 つの 方 法 があります。• 新 しいリソース 階 層 を 作 成 してください。 階 層 が 作 成 されたことがダイアログに 表 示 されたら、[Continue] ボタンをクリックして、Pre-Extend Wizard を 介 して 新 しい 階 層 の 拡 張 を 開 始 してください。• グローバルまたはサーバ 固 有 のリソースアイコンを 右 クリックして、リソースコンテキストメニューを 表示 し、 次 に [Extend Resource Hierarchy] をクリックして、Pre-Extend Wizard を 介 して 選 択 したリソースを 拡 張 してください。• グローバルツールバーで、[Extend Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。[Pre-ExtendWizard] ダイアログが 表 示 されたら、[Template Server] および [Tag to Extend] を 選 択 し、それぞれ 選 択 した 後 に [Next] をクリックしてください。• リソースコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Extend Resource Hierarchy] ボタンをクリックして、Pre-Extend Wizard を 表 示 してください。• [Edit] メニューで、[Resource] を 選 択 して、[Extend Resource Hierarchy] をクリックしてくださSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 132


ファイルシステムリソース 階 層 の 拡 張い。[Pre-Extend Wizard] ダイアログが 表 示 されたら、[Template Server] および [Tag to Extend]を 選 択 し、それぞれ 選 択 した 後 に [Next] をクリックしてください。2. デフォルトの [Target Server] を 選 択 するか、または 選 択 リストの 中 から 1 つ 入 力 して、[Next] をクリックしてください。3. [Switchback Type] を 選 択 して、[Next] をクリックしてください。4. デフォルト 値 を 選 択 するか、または 独 自 の [Template Priority] を 入 力 して、[Next] をクリックしてください。5. 独 自 の [Target Priority] を 選 択 するか 入 力 して、[Next] をクリックしてください。6. ダイアログに、 次 に 実 行 される 拡 張 前 のチェックが 表 示 されます。これらのテストが 成 功 した 場合 、LifeKeeper は、 拡 張 している 特 定 の 種 類 のリソースに 必 要 な 手 順 の 実 行 を 開 始 します。[Extend Resource Hierarchy] オプションの [Accept Defaults] ボタンは、LifeKeeper の [Extend ResourceHierarchy] のデフォルト 値 を 熟 知 して、 値 の 入 力 や 確 認 をしないで 素 早 く LifeKeeper リソース 階 層 を 拡 張 したいユーザ 向 けです。GUI ダイアログを 使 用 して 対 話 的 に 段 階 を 追 って LifeKeeper リソース 階 層 を 拡 張 する 場 合は、[Next] ボタンを 選 択 します。注 記 : マルチルート 階 層 のすべてのルートは、まとめて 拡 張 する 必 要 があります。つまり、 単 一 ルート 階 層 として拡 張 することはできません。注 記 : コマンドラインによる 手 順 については、SAP ドキュメントのコマンドラインからの SAP リソースの 拡 張 を 参 照してください。ファイルシステムリソース 階 層 の 拡 張この 操 作 は、リソース 階 層 の 拡 張 に 関 するセクションで 説 明 されているように、ファイルシステムリソース 階 層 の 作成 を 完 了 した 後 に 自 動 的 に 開 始 したり、 既 存 のファイルシステムリソースから 開 始 することができます。それが 済んだら、 次 に 以 下 の 手 順 を 完 了 します。これらの 手 順 は、ファイルシステムリソースに 固 有 のものです。1. [Extend gen/filesys Resource Hierarchy] ダイアログボックスが 表 示 されます。ファイルシステム 階 層 に 対して [Mount Point] を 選 択 し、[Next] をクリックしてください。2. LifeKeeper が 提 供 する [Root Tag] を 選 択 するか、またはターゲットサーバ 上 のリソース 階 層 に 対 する 独自 のタグを 入 力 して、[Next] をクリックしてください。3. ダイアログに 拡 張 操 作 のステータスが 表 示 され、 階 層 が 正 常 に 拡 張 されたことを 示 すメッセージが 表 示 されて 終 了 します。 同 じリソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 する 場 合 は、[Next Server] をクリックしてください。その 場 合 は、 拡 張 の 操 作 が 繰 り 返 されます。または、[Finish] をクリックして、この 操 作 を 完 了 してください。4. 拡 張 された 階 層 が 検 証 されると、 確 認 情 報 がダイアログに 表 示 されます。これが 終 了 すると、[Done] ボタンが 有 効 になります。[Done] をクリックして 終 了 してください。Generic Application リソース 階 層 の 拡 張この 操 作 は、リソース 階 層 の 拡 張 に 関 するセクションで 説 明 されているように、Generic Application リソース 階 層の 作 成 を 終 了 した 後 に 自 動 的 に 開 始 したり、 既 存 の Generic Application リソースから 開 始 することができます。それが 済 んだら、 次 に 以 下 の 手 順 を 完 了 します。これらの 手 順 は、Generic Application リソースに 固 有 のもSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 133


Raw デバイスリソース 階 層 の 拡 張のです。1. LifeKeeper が 提 供 する [Root Tag] を 選 択 するか、またはターゲットサーバ 上 のリソース 階 層 に 対 する 独自 のタグを 入 力 して、[Next] をクリックしてください。2. 次 に [Application Information] (オプション) を 入 力 し、[Next] をクリックしてください。3. ダイアログに 拡 張 操 作 のステータスが 表 示 され、 階 層 が 正 常 に 拡 張 されたことを 示 すメッセージが 表 示 されて 終 了 します。 同 じリソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 する 場 合 は、[Next Server] をクリックしてください。その 場 合 は、 拡 張 の 操 作 が 繰 り 返 されます。または、[Finish] をクリックして、この 操 作 を 完 了 してください。4. 拡 張 された 階 層 が 確 認 されると、 確 認 情 報 がダイアログに 表 示 されます。これが 終 了 すると、[Done] ボタンが 有 効 になります。[Done] をクリックして 終 了 してください。Raw デバイスリソース 階 層 の 拡 張この 操 作 は、リソース 階 層 の 拡 張 に 関 するセクションで 説 明 されているように、Raw デバイスリソース 階 層 の 作成 を 終 了 した 後 に 自 動 的 に 開 始 したり、 既 存 の Raw デバイスリソースから 開 始 することができます。それが 済 んだら、 次 に 以 下 の 手 順 を 完 了 します。これらの 手 順 は、Raw デバイスリソースに 固 有 のものです。1. LifeKeeper が 提 供 する [Root Tag] を 選 択 するか、またはターゲットサーバ 上 のリソース 階 層 に 対 する 独自 のタグを 入 力 して、[Next] をクリックしてください。2. ダイアログに 拡 張 操 作 のステータスが 表 示 され、 階 層 が 正 常 に 拡 張 されたことを 示 すメッセージが 表 示 されて 終 了 します。 同 じリソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 する 場 合 は、[Next Server] をクリックしてください。その 場 合 は、 拡 張 の 操 作 が 繰 り 返 されます。または、[Finish] をクリックして、この 操 作 を 完 了 してください。3. 拡 張 された 階 層 が 検 証 されると、 確 認 情 報 がダイアログに 表 示 されます。これが 終 了 すると、[Done] ボタンが 有 効 になります。[Done] をクリックして 終 了 してください。階 層 の 拡 張 解 除LifeKeeper の [Unextend Resource Hierarchy] オプションは、 単 一 サーバから 階 層 全 体 (すべてのリソースを 含む) を 削 除 します。これは、すべてのサーバから 1 つの 階 層 を 削 除 する [Delete Resource Hierarchy] 選 択 項目 とは 異 なります。[Unextend Resource Hierarchy] を 使 用 する 場 合 、 既 存 の 階 層 を 削 除 するサーバは、ターゲットサーバと 呼 ばれます。[Unextend Resource Hierarchy] 選 択 項 目 は、ターゲットへのアクティブな LifeKeeper コミュニケーションパスを持 つ LifeKeeper サーバから 使 用 することができます。1. 開 始 するには、 次 の 5 つの 可 能 な 方 法 があります。• 拡 張 解 除 したいリソース 階 層 /サーバの 組 み 合 わせに 対 するアイコンを 右 クリックしてください。リソースコンテキストメニューが 表 示 されたら、 [Unextend Resource Hierarchy] をクリックしてください。• 拡 張 解 除 したいグローバルリソース 階 層 のアイコンを 右 クリックしてください。リソースコンテキストメニューが 表 示 されたら、 [Unextend Resource Hierarchy] をクリックしてください。ダイアログが 表SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 134


リソース 依 存 関 係 の 作 成示 されたら、リソース 階 層 の 拡 張 を 解 除 するサーバを [Target Server] リストで 選 択 し、[Next]をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Unextend Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 階 層 の 拡 張 を 解 除 するサーバを [Target Server] リストで 選 択 し、[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Hierarchy to Unextend] リストから 拡 張 解 除 したいリソース 階 層 を 選 択 し、 再 度 [Next] をクリックしてください。• リソースコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Unextend Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Resource] をポイントして、[Unextend Resource Hierarchy] をクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 階 層 の 拡 張 を 解 除 するサーバを [Target Server] リストで 選 択 し、[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Hierarchy to Unextend] リストから拡 張 解 除 したいリソース 階 層 を 選 択 し、 再 度 [Next] をクリックしてください。2. 拡 張 解 除 するように 指 定 したサーバおよびリソース 階 層 を 確 認 するメッセージが、ダイアログに 表 示 されます。[Unextend] をクリックしてアクションを 実 行 してください。3. 出 力 パネルが 有 効 な 場 合 、ダイアログが 閉 じて、リソース 階 層 の 拡 張 を 解 除 するコマンドの 結 果 が 出 力パネルに 表 示 されます。 有 効 でない 場 合 は、ダイアログが 表 示 されたままこれらの 結 果 が 表 示 されます。すべての 結 果 が 表 示 されたら、[Done] をクリックして 終 了 します。リソース 依 存 関 係 の 作 成ほとんどの Recovery Kits では、 元 のリソース 階 層 作 成 タスク 中 にそれらの 依 存 関 係 が 作 成 されますが、 特 定の 条 件 下 では、 新 規 または 追 加 のリソース 依 存 関 係 を 作 成 したり、 既 存 のリソース 依 存 関 係 を 削 除 することが 必 要 になる 場 合 があります。 一 例 として、 既 存 の IP 依 存 関 係 を 別 の IP アドレスに 変 更 する 場 合 が 挙 げられます。リソース 階 層 全 体 を 削 除 して、 新 しいリソース 階 層 を 作 成 する 代 わりに、 既 存 の IP 依 存 関 係 を 削 除して、 異 なる IP アドレスを 持 つ 新 しい 依 存 関 係 を 作 成 することができます。1. 開 始 するには、 次 の 4 つの 可 能 な 方 法 があります。• 親 子 依 存 関 係 を 追 加 したい、サーバの 下 の 親 サーバ 固 有 のリソース、または 親 グローバルリソースに 対 するアイコンを 右 クリックしてください。リソースコンテキストメニューが 表 示 されたら、 [CreateDependency] をクリックしてください。注 記 : 右 ペインでサーバ 固 有 のリソースを 右 クリックした 場 合 、[Server] の 値 はそのサーバになります。 左 ペインでグローバルリソースを 右 クリックした 場 合 、[Server] の 値 は、リソースが 最 も 高 い 優先 度 を 持 つサーバになります。• グローバルツールバーで、[Create Dependency] ボタンをクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 依 存 関 係 の 作 成 を 開 始 するサーバを [Server] リストで 選 択 し、[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Parent Resource Tag] リストから 親 リソースを 選 択 し、 再 度[Next] をクリックしてください。• リソースコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Create Dependency] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Resource] をポイントして、[Create Dependency] をクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 依 存 関 係 の 作 成 を 開 始 するサーバを [Server] リストで 選 択 し、SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 135


リソース 依 存 関 係 の 削 除[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Parent Resource Tag] リストから 親 リソースを 選択 し、 再 度 [Next] をクリックしてください。2. サーバ 上 の 既 存 の 有 効 なリソースのドロップダウンボックスから、[Child Resource Tag] を 選 択 してください。 以 下 の 例 外 を 持 つサーバ 上 で 利 用 可 能 なすべてのリソースが、ダイアログに 表 示 されます。• 親 リソース、その 先 祖 、およびその 子 。• 親 リソースと 同 じサーバに 拡 張 されていないリソース。• 親 リソースと 同 じ 相 対 優 先 度 を 持 たないリソース。• 親 リソースが 稼 働 中 の 場 合 に、 親 と 同 じサーバ 上 で 稼 働 していないリソース。[Next] をクリックして、 次 のダイアログに 進 んでください。3. このダイアログで、 依 存 関 係 の 作 成 に 対 して 適 切 な 親 および 子 のリソースタグが 選 択 されていることを 確認 できます。[Create Dependency] をクリックして、 親 を 拡 張 したクラスタ 内 のすべてのサーバで 依 存 関係 を 作 成 してください。4. 出 力 パネルが 有 効 な 場 合 、ダイアログが 閉 じて、 依 存 関 係 を 作 成 するコマンドの 結 果 が 出 力 パネルに表 示 されます。 有 効 でない 場 合 は、ダイアログが 表 示 されたままこれらの 結 果 が 表 示 されます。 すべての結 果 が 表 示 されたら、[Done] をクリックして 終 了 します。リソース 依 存 関 係 の 削 除1. 開 始 するには、 次 の 4 つの 可 能 な 方 法 があります。• 親 子 依 存 関 係 を 削 除 したい、サーバの 下 の 親 サーバ 固 有 のリソース、または 親 グローバルリソースに 対 するアイコンを 右 クリックしてください。リソースコンテキストメニューが 表 示 されたら、 [DeleteDependency] をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Delete Dependency] ボタンをクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 依 存 関 係 の 削 除 を 開 始 するサーバを [Server] リストで 選 択 し、[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Parent Resource Tag] リストから 親 リソースを 選 択 し、 再 度[Next] をクリックしてください。• リソースコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Delete Dependency] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Resource] をポイントして、[Delete Dependency] をクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 依 存 関 係 の 削 除 を 開 始 するサーバを [Server] リストで 選 択 し、[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Parent Resource Tag] リストから 親 リソースを 選択 し、 再 度 [Next] をクリックしてください。2. ドロップダウンボックスから [Child Resource Tag] を 選 択 してください。これは、 削 除 したい 依 存 関 係 における 子 のタグ 名 である 必 要 があります。[Next] をクリックして、 次 のダイアログボックスに 進 んでください。3. このダイアログで、 依 存 関 係 の 削 除 に 対 して 適 切 な 親 および 子 のリソースタグが 選 択 されていることを 確認 できます。[Delete Dependency] をクリックして、クラスタ 内 のすべてのサーバ 上 の 依 存 関 係 を 削 除 してください。4. 出 力 パネルが 有 効 な 場 合 、ダイアログが 閉 じて、 依 存 関 係 を 削 除 するコマンドの 結 果 が 出 力 パネルにSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 136


すべてのサーバからの 階 層 の 削 除表 示 されます。 有 効 でない 場 合 は、ダイアログが 表 示 されたままこれらの 結 果 が 表 示 されます。 すべての結 果 が 表 示 されたら、[Done] をクリックして 終 了 します。すべてのサーバからの 階 層 の 削 除1. 開 始 するには、 次 の 5 つの 可 能 な 方 法 があります。• 削 除 を 開 始 するサーバの 下 の、 削 除 したい 階 層 にあるリソースのアイコンを 右 クリックしてください。リソースコンテキストメニューが 表 示 されたら、 [Delete Resource Hierarchy] をクリックしてください。• 削 除 したい 階 層 にあるグローバルリソースのアイコンを 右 クリックしてください。リソースコンテキストメニューが 表 示 されたら、 [Delete Resource Hierarchy] をクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 階 層 の 削 除 を 開 始 するサーバを [Server] リストで 選 択 し、[Next] をクリックしてください。• グローバルツールバーで、[Delete Resource Hierarchy] ボタンをクリックしてください。ダイアログが表 示 されたら、リソース 階 層 の 削 除 を 開 始 するサーバを [Target Server] リストで 選 択 し、[Next]をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Hierarchy to Delete] リストから 削 除 したい 階 層 内 のリソースを 選 択 し、 再 度 [Next] をクリックしてください。• プロパティパネルのリソースコンテキストツールバーで ( 表 示 された 場 合 )、[Delete ResourceHierarchy] ボタンをクリックしてください。• [Edit] メニューで、[Resource] をポイントして、[Delete Resource Hierarchy] をクリックしてください。ダイアログが 表 示 されたら、リソース 階 層 の 削 除 を 開 始 するサーバを [Target Server] リストで選 択 し、[Next] をクリックしてください。 次 のダイアログで、[Hierarchy to Delete] リストから 削 除 したい 階 層 内 のリソースを 選 択 し、 再 度 [Next] をクリックしてください。2. 削 除 するために 指 定 した 階 層 を 確 認 するメッセージが、ダイアログに 表 示 されます。[Delete] をクリックしてアクションを 実 行 してください。3. 出 力 パネルが 有 効 な 場 合 、ダイアログが 閉 じて、 階 層 を 削 除 するコマンドの 結 果 が 出 力 パネルに 表 示されます。 有 効 でない 場 合 は、ダイアログが 表 示 されたままこれらの 結 果 が 表 示 されます。 すべての 結 果が 表 示 されたら、[Done] をクリックして 終 了 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 137


LifeKeeper User GuideUser Guide は、 検 索 可 能 な 総 合 リソースで、LifeKeeper の GUI で 実 行 できる 多 くの 作 業 の 詳 細 情 報 があります。このドキュメンテーションにアクセスするには、User Guideをクリックしてください。GUI から 実 行 できる 作 業 は 3 つの 分 野 に 分 類 できます。共 通 の 作 業 - これらはどのユーザでも 実 行 できる 基 本 的 な 作 業 で、クラスタへの 接 続 、サーバやリソースのプロパティの 表 示 、ログファイルの 表 示 、GUI の 設 定 の 変 更 などがあります。オペレータの 作 業 - これらは Operator (オペレータ) の 権 限 を 必 要 とする 高 度 な 作 業 で、リソースを in service および out of service にする 操 作 などがあります。管 理 者 の 作 業 - これらは、Administrator ( 管 理 者 ) の 権 限 を 必 要 とする 作 業 です。サーバのプロパティの 編 集 、リソースの 作 成 、コミュニケーションパスの 作 成 や 削 除 などのサーバレベルの 作 業 、およびリソースの 編 集 、 拡張 、 削 除 などのリソースレベルの 作 業 があります。以 下 の 表 に、それぞれのユーザ 権 限 で 使 用 できるデフォルトの 作 業 を 示 します。 特 定 のリソースタイプについてその 他 の 作 業 が 使 用 できることがあります。これらの 作 業 については、 関 連 するリソースキットのドキュメントで 説 明しています。作 業権 限ゲスト オペレータ 管 理 者サーバとリソースの 表 示 X X Xサーバへの 接 続 と 切 断 X X Xサーバのプロパティとログの 表 示 X X Xサーバのプロパティの 変 更リソース 階 層 の 作 成コミュニケーションパスの 作 成 と 削 除リソースのプロパティの 表 示 X X Xリソースのプロパティの 変 更リソースのサービス 中 とサービス 休 止 の 切 り 替 え X Xリソース 階 層 の 拡 張 と 拡 張 解 除リソースの 依 存 関 係 の 作 成 と 削 除リソース 階 層 の 削 除XXXXXXXSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 139


LifeKeeper for Linux の 使 用LifeKeeper for Linux の 使 用以 下 のトピックでは、LifeKeeper のグラフィカルユーザインターフェース (GUI)、および LifeKeeper の GUI から 実 行できる 多 数 の 作 業 について 詳 しく 説 明 しています。GUIGUI のコンポーネントは、LifeKeeper Core のインストールの 一 部 として、すでにインストールされています。LifeKeeper の GUI は、Java テクノロジを 使 用 して、LifeKeeper およびその 設 定 データ 用 にグラフィカルユーザインターフェースを 提 供 します。LifeKeeper の GUI はクライアント / サーバアプリケーションなので、ユーザはクライアントシステムでグラフィカルユーザインターフェースを 実 行 して、LifeKeeper が 動 作 中 のサーバシステムの 監 視 や 管 理を 行 います。クライアントとサーバのコンポーネントは、 同 一 システム 上 にある 場 合 も、ない 場 合 もあります。GUI の 概 要 - 全 般クラスタマシンの 必 要 なグループメンバシップをユーザが 持 っている 限 り、GUI を 使 用 することで、 任 意 のマシンから、 任 意 のクラスタ 内 のサーバとリソースの 管 理 、 操 作 、または 監 視 ができます ( 詳 細 については、GUI のユーザの 設 定 を 参 照 )。GUI のサーバとクライアントのコンポーネントについて 説 明 します。GUI サーバGUI サーバは、ハイパーテキスト 転 送 プロトコル (HTTP) とリモートメソッド 呼 び 出 し (RMI) を 使 用 して GUI クライアントと 通 信 します。デフォルトでは、GUI サーバは LifeKeeper の 起 動 時 に 初 期 化 されますが、 任 意 に 設 定 することもできます。GUI サーバの 開 始 / 停 止 を 参 照 してください。GUI クライアントGUI クライアントは、 任 意 の LifeKeeper サーバ 上 のアプリケーションとして、または Java が 有 効 な 任 意 のシステム 上 のWeb クライアントとして 実 行 できます。クライアントには、 以 下 のコンポーネントがあります。• 左 上 のステータスの 表 には、 接 続 しているサーバとそのリソースの 上 位 のステータスが 表 示 されます。• 右 上 のプロパティパネルには、ステータスの 表 で 直 前 に 選 択 したオブジェクトの 詳 細 情 報 が 表 示 されます。• 下 部 の 出 力 パネルには、コマンドの 出 力 が 表 示 されます。• ウィンドウの 最 下 部 にあるメッセージバーには、 処 理 のステータスメッセージが 表 示 されます。• コンテキストツールバー (プロパティパネル 内 ) とグローバルツールバーを 使 用 すると、 頻 繁 に 使 用 する 作 業に 即 座 にアクセスできます。• コンテキストメニュー (ポップアップ) とグローバルメニューから、すべての 作 業 にアクセスできます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 140


GUI クライアントの 終 了GUI クライアント の 終 了[File] メニューから [Exit] を 選 択 すると、すべてのサーバから 切 断 され、クライアントが 終 了 します。LifeKeeper GUI ソフト ウェアパッケージLifeKeeper GUI は、LifeKeeper Core パッケージクラスタにバンドルされている steeleye-lkGUI ソフトウェアパッケージに 含 まれています。steeleye-lkGUI パッケージは、 以 下 の 動 作 を 実 行 します。• Java アーカイブフォーマットの LifeKeeper GUI クライアントをインストールする。• LifeKeeper GUI サーバをインストールする。• LifeKeeper 管 理 Web サーバをインストールする。注 記 : LifeKeeper 管 理 Web サーバは、パブリック Web サーバとは 異 なるポート 81 を 使 用 するように 設定 されます。• ディレクトリ /opt/LifeKeeper/htdoc/ に Java ポリシーファイルをインストールします。このファイルには、LifeKeeper GUI の 実 行 に 必 要 な 最 小 限 の 権 限 があります。LifeKeeper GUI アプリケーションは、この 場 所 にある java.policy ファイルを 使 用 して、アクセスを 制 御 します。• GUI 管 理 用 に LifeKeeper を 準 備 する。続 行 する 前 に、LifeKeeper サーバに LifeKeeper GUI パッケージがインストール 済 みであることを 確 認 する 必 要 があります。コマンド rpm -qi steeleye-lkGUI を 入 力 して、このパッケージがインストール 済 みであるかどうかを 確 認 できます。GUI パッケージがインストール 済 みである 場 合 、 出 力 にパッケージ 名 steeleye-lkGUI が 表示 されます。メニューSteelEye LifeKeeper for Linux のメニューリソースのコンテキスト メニューSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 141


サーバのコンテキストメニューリソースのコンテキストメニューは、ステータスの 表 内 にあるグローバル (クラスタ 全 体 の) リソース ( 上 図 )、またはサーバ 固 有 のリソースインスタンス ( 下 図 ) を 右 クリックしたときに 表 示 されます。デフォルトのリソースコンテキストメニューについて、ここで 説 明 しますが、このメニューは 特 定 のリソースタイプについてカスタマイズされていることがあります。この 場 合 、メニューは 該 当 するリソースキットのドキュメンテーションで 説 明 されています。選 択 したリソースについて、 動 作 が 呼 び 出 されます。 特 定 のサーバ 上 にあるリソースインスタンスを 選 択 した 場合 、そのサーバについて 動 作 が 呼 び 出 されます。 一 方 、グローバル (クラスタ 全 体 の) リソースを 選 択 した 場 合は、サーバを 選 択 する 必 要 があります。In Service -リソース 階 層 を in service にします。Out of Service -リソース 階 層 を out of service にします。Extend Resource Hierarchy -フェイルオーバをサポートするために、リソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 します。Unextend Resource Hierarchy -1 台 のサーバから 拡 張 リソース 階 層 を 削 除 します。Create Dependency -2 つのリソース 間 に 親 / 子 の 関 係 を 作 成 します。Delete Dependency -2 つのリソース 間 にある 親 / 子 の 関 係 を 削 除 します。Delete Resource Hierarchy -リソース 階 層 を LifeKeeper クラスタ 内 のすべてのサーバから 削 除 します。Properties -[Resource Properties] ダイアログを 表 示 します。サーバのコンテキスト メニューサーバのコンテキストメニューは、ステータスの 表 内 にあるサーバアイコンを 右 クリックしたときに 表 示 されます。このメニューは [Edit] メニューの [Server] サブメニューと 同 じですが、 動 作 は 常 に、 最 初 に 選 択 したサーバ 上 で 呼 び出 される 点 が 異 なります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 142


[File] メニューDisconnect -クラスタから 切 断 します。Refresh -GUI を 最 新 情 報 に 更 新 します。View Logs - 接 続 しているサーバについて、LifeKeeper のログメッセージを 表 示 します。Create Resource Hierarchy -リソース 階 層 を 作 成 します。Create Comm Path -サーバ 間 にコミュニケーションパスを 作 成 します。Delete Comm Path -サーバからコミュニケーションパスを 削 除 します。Properties -[Server Properties] ダイアログを 表 示 します。[File] メニューConnect - LifeKeeper クラスタに 接 続 します。LifeKeeper クラスタ 内 の 各 サーバに 接 続 するには、そのサーバでログイン 認 証 が 必 要 です。Exit - すべてのサーバから 切 断 し、GUI のウィンドウを 閉 じます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 143


[Edit] メニュー - [Resource][Edit] メニュー - [Resource]In Service - リソース 階 層 を in service にします。Out of Service - リソース 階 層 を out of service にします。Extend Resource Hierarchy - フェイルオーバをサポートするために、リソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 します。Unextend Resource Hierarchy - 1 台 のサーバから 拡 張 リソース 階 層 を 除 去 します。Create Dependency - 2 つのリソース 間 に 親 / 子 の 関 係 を 作 成 します。Delete Dependency - 2 つのリソース 間 にある 親 / 子 の 関 係 を 削 除 します。Delete Resource Hierarchy - リソース 階 層 を LifeKeeper クラスタ 内 のすべてのサーバから 削 除 します。Properties - [Resource Properties] ダイアログを 表 示 します。[Edit] メニュー - [Server]SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 144


[View] メニューDisconnect - クラスタから 切 断 します。Refresh - GUI を 最 新 情 報 に 更 新 します。View Logs - 接 続 しているサーバについて、LifeKeeper のログメッセージを 表 示 します。Create Resource Hierarchy - リソース 階 層 を 作 成 します。Create Comm Path - サーバ 間 にコミュニケーションパスを 作 成 します。Delete Comm Path - サーバからコミュニケーションパスを 削 除 します。Properties -[Server Properties] ダイアログを 表 示 します。[View] メニューGlobal Toolbar -チェックボックスがオンの 場 合 、このコンポーネントを 表 示 します。Message Bar -チェックボックスがオンの 場 合 、このコンポーネントを 表 示 します。Properties Panel -チェックボックスがオンの 場 合 、このコンポーネントを 表 示 します。Output Panel -チェックボックスがオンの 場 合 、このコンポーネントを 表 示 します。Options -GUI の 表 示 プロパティを 編 集 します。History -メッセージバーに 表 示 された 最 新 メッセージを、LifeKeeper の GUI の [Message History] ダイアログボックスに 表 示 します ( 最 大 1000 行 )。Expand Tree -リソース 階 層 ツリー 全 体 を 展 開 します。Collapse Tree -リソース 階 層 ツリー 全 体 を 折 り 畳 みます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 145


[Help] メニュー[Help] メニューTechnical <strong>Documentation</strong> - <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. のテクニカルドキュメンテーションの 開 始 ページを 表 示 します。About... - LifeKeeper GUI のバージョン 情 報 を 表 示 します。ツールバーSteelEye LifeKeeper for Linux のツールバーGUI のツールバーこのツールバーは、プロパティパネルに 表 示 されるデフォルトのサーバとリソースのコンテキストツールバーを 組 み 合わせたものですが、このツールバーから 動 作 を 実 行 するときには、サーバとリソースを 選 択 する 必 要 があります。Connect -LifeKeeper クラスタに 接 続 します。Disconnect -LifeKeeper クラスタから 切 断 します。Refresh -GUI を 最 新 情 報 に 更 新 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 146


GUI のツールバーView Logs - 接 続 しているサーバについて、LifeKeeper のログメッセージを 表 示 します。Create Resource Hierarchy -リソース 階 層 を 作 成 します。Delete Resource Hierarchy -リソース 階 層 を LifeKeeper クラスタ 内 のすべてのサーバから 削 除 します。Create Comm Path -サーバ 間 にコミュニケーションパスを 作 成 します。Delete Comm Path -サーバからコミュニケーションパスを 削 除 します。In Service -リソース 階 層 を in service にします。Out of Service -リソース 階 層 をサービス 停 止 にします。Extend Resource Hierarchy -フェイルオーバをサポートするために、リソース 階 層 を 別 のサーバに拡 張 します。Unextend Resource Hierarchy -1 台 のサーバから 拡 張 リソース 階 層 を 削 除 します。Create Dependency -2 つのリソース 間 に 親 / 子 の 関 係 を 作 成 します。Delete Dependency -2 つのリソース 間 にある 親 / 子 の 関 係 を 削 除 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 147


リソースのコンテキストツールバーMigrate Hierarchy to Multi-Site Cluster - 既 存 の 階 層 を Multi-Site Cluster 環 境 に 移 行 します。リソースのコンテキスト ツールバーステータスの 表 からサーバ 固 有 のリソースインスタンスを 選 択 すると、プロパティパネルにリソースのコンテキストツールバーが 表 示 されます。選 択 したサーバとリソースについて、 動 作 が 呼 び 出 されます。 灰 色 表 示 のリソースについて、 動 作 を 選 択 することはできません。In Service -リソース 階 層 を in service にします。Out of Service -リソース 階 層 を out of service にします。Extend Resource Hierarchy -フェイルオーバをサポートするために、リソース 階 層 を 別 のサーバに拡 張 します。Unextend Resource Hierarchy -1 台 のサーバから 拡 張 リソース 階 層 を 削 除 します。Add Dependency - 2 つのリソース 間 に 親 / 子 の 関 係 を 作 成 します。Remove Dependency - 2 つのリソース 間 にある 親 / 子 の 関 係 を 削 除 します。Delete Resource Hierarchy -リソース 階 層 をすべてのサーバから 削 除 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 148


サーバのコンテキストツールバーサーバのコンテキスト ツールバーステータスの 表 からサーバを 選 択 すると、プロパティパネルにサーバのコンテキストツールバーが 表 示 されます。 選 択したサーバについて、 動 作 が 呼 び 出 されます。Disconnect -LifeKeeper クラスタから 切 断 します。Refresh -GUI を 最 新 情 報 に 更 新 します。View Logs - 接 続 しているサーバについて、LifeKeeper のログメッセージを 表 示 します。Create Resource Hierarchy -リソース 階 層 を 作 成 します。Delete Resource Hierarchy -リソース 階 層 を LifeKeeper クラスタ 内 のすべてのサーバから 削 除 します。Create Comm Path -サーバ 間 にコミュニケーションパスを 作 成 します。Delete Comm Path -サーバからコミュニケーションパスを 削 除 します。GUI の 実 行 の 準 備LifeKeeper の GUI - 概 要LifeKeeper の GUI は、Java テクノロジを 使 用 して、LifeKeeper およびその 設 定 データとのグラフィカルなステータSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 149


GUI サーバスのインターフェースを 提 供 します。LifeKeeper の GUI はクライアント / サーバアプリケーションなので、ユーザはクライアントシステムでグラフィカルユーザインターフェースを 実 行 して、LifeKeeper が 動 作 中 のサーバシステムの 監 視や 管 理 を 行 います。クライアントとサーバは、 同 一 システム 上 にある 場 合 も、ない 場 合 もあります。クラスタマシンの 必 要 なグループメンバシップをユーザが 持 っている 限 り、LifeKeeper の GUI を 使 用 することで、 任 意 のマシンから、 任 意 のクラスタ 内 のサーバとリソースの 管 理 、 操 作 、または 監 視 ができます ( 詳 細 については、GUI のユーザの 設 定 を 参 照 )。LifeKeeper GUI のサーバとクライアントのコンポーネントについて 説 明 します。GUI サーバシステムの 起 動 時 に、LifeKeeper クラスタ 内 の 各 サーバで、LifeKeeper GUI サーバが 初 期 化 されます。LifeKeeper GUI サーバは、Java ネイティブインターフェース (JNI) 経 由 で LifeKeeper Core ソフトウェアと、リモートメソッド 呼 び 出 し (RMI) を 使 用 して LifeKeeper GUI と 通 信 します。GUI クライアントLifeKeeper GUI クライアントは、Linux システム 上 のアプリケーションとして、または Windows や Unix システム 上の Web ブラウザから 呼 び 出 し 可 能 なアプレットとして 動 作 するように 設 計 されています。LifeKeeper GUI クライアントには、 以 下 のグラフィカルコンポーネントがあります。• 左 上 のステータスの 表 には、 接 続 しているサーバとそのリソースの 上 位 のステータスが 表 示 されます。• 右 上 のプロパティパネルには、ステータスの 表 で 直 前 に 選 択 したオブジェクトの 詳 細 情 報 が 表 示 されます。• 下 部 の 出 力 パネルには、コマンドの 出 力 が 表 示 されます。• ウィンドウの 最 下 部 にあるメッセージバーには、 処 理 のステータスメッセージが 表 示 されます。• サーバのコンテキストツールバーとリソースのコンテキストツールバー (プロパティパネル 内 )、およびグローバルツールバーからは、 頻 繁 に 使 用 する 作 業 に 即 座 にアクセスできます。• サーバのコンテキストメニューとリソースのコンテキストメニュー (ポップアップ) およびグローバルメニュー([File]、[Edit Server]、[Edit Resource]、{View]、および [Help}) からは、すべての 作 業 にアクセスできます。グラフィックのリソース、サーバ、または 表 のセルを 右 クリックすると、コンテキストメニューが 表 示 されます。また、 多 くの 作 業 はこれらのコンテキストメニューから 開 始 できます。この 場 合 、リソースとサーバは 自 動 的 に 指 定 されます。GUI クライアント の 開 始LifeKeeper GUI アプレットの 開 始Web から LifeKeeper GUI アプレットを 実 行 するには、 好 みの Web ブラウザを 開 き、URL http://:81 ( は LifeKeeper サーバの 名 前 ) に 移 動 します。これにより、そのマシン 上 にあるLifeKeeper GUI サーバから LifeKeeper GUI アプレットがロードされます。ロードの 完 了 後 、[Cluster Connect] ダイアログが 表 示 されます。このダイアログで、 任 意 の GUI サーバに 接 続 できます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 150


アプリケーションクライアントの 開 始注 記 : アプレットの 実 行 時 に、 必 須 の Java プラグインがシステムにない 場 合 、プラグインをダウンロードする Webサイトが 自 動 的 に 表 示 されます。また、Java を 有 効 にするように、ブラウザのセキュリティパラメータを 設 定 する 必要 があります。パラメータが 設 定 済 みでもクライアントがロードされない 場 合 は、GUI のトラブルシューティングを 参 照 してください。アプリケーションクライアントの 開 始ある LifeKeeper サーバで 管 理 者 権 限 を 持 つユーザは、そのサーバからアプリケーションクライアントを 実 行 できます。LifeKeeper GUI アプリケーションを 開 始 するには、グラフィカルウィンドウから/opt/LifeKeeper/bin/lkGUIapp を 実 行 してください。この 操 作 を 実 行 してもクライアントがロードされない 場 合 は、GUI のトラブルシューティングを 参 照 してください。GUI クライアント の 終 了[File] メニューから [Exit] を 選 択 すると、すべてのサーバから 切 断 され、クライアントが 終 了 します。LifeKeeper の GUI の 設 定GUI 管 理 用 の LifeKeeper サーバの 設 定各 LifeKeeper サーバについて、 以 下 の 手 順 を 実 行 してください。 各 手 順 には、 詳 細 手 順 の 参 照 先 またはリンクがあります。1. 各 サーバに、Java 実 行 時 環 境 (JRE) または Java ソフトウェア 開 発 キット (JDK) をインストールする 必 要があります。 必 要 な Java のバージョンおよび 必 要 なダウンロードにアクセスするための URL については、SPS for Linux リリースノートを 参 照 してください。 注 記 : JRE は、SPS のインストールイメージファイルから、 設 定 スクリプトを 実 行 し、JRE のインストールのみを 選 択 することでインストールできます ( 詳 細 については、SPS for Linux インストールガイドを 参 照 )。2. 各 サーバで、LifeKeeper GUI サーバを 開 始 してください (GUI サーバの 開 始 / 停 止 を 参 照 )。 注 記 : GUIサーバが 後 続 の 初 期 インストールを 開 始 した 後 、LifeKeeper の 開 始 と 停 止 は、GUI サーバを 含 むLifeKeeper のすべてのデーモンプロセスの 開 始 と 停 止 を 行 います。3. root 以 外 のユーザに GUI の 使 用 を 許 可 するように 計 画 している 場 合 は、GUI ユーザの 設 定 が 必 要 です。GUI の 実 行LifeKeeper の GUI は、 以 下 の 場 所 で 実 行 できます。• クラスタ 内 の LifeKeeper サーバ• クラスタ 外 のリモートシステムSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 151


GUI の 設 定LifeKeeper クラスタ 内 のサーバで GUI の 設 定 と 実 行 を 行 う 方 法 については、LifeKeeper サーバでの GUI の 実行 を 参 照 してください。LifeKeeper クラスタ 外 のリモートシステムで GUI の 設 定 と 実 行 を 行 う 方 法 については、リモートシステムでの GUIの 実 行 を 参 照 してください。GUI の 設 定項 目GUI のクライアントとサーバの 通信GUI サーバの Java プラットフォームJava リモートオブジェクトレジストリのサーバポートLifeKeeperの 管 理Web サーバGUI クライアントのネットワークアクセス説 明LifeKeeper GUI のクライアントとサーバは、 通 信 に Java のリモートメソッド 呼 び 出 し (RMI) を 使用 します。RMI が 正 しく 動 作 するためには、クライアントとサーバは 解 決 可 能 なホスト 名 またはIP アドレスを 使 用 する 必 要 があります。DNS が 実 装 されていない 場 合 (または、 他 の 名 前 のルックアップメカニズムを 使 用 して 名 前 が 解 決 できない 場 合 ) は、クライアントとサーバのそれぞれについて、/etc/hosts ファイルを 編 集 し、 他 のすべての LifeKeeper サーバの 名 前 とアドレスを 含めてください。LifeKeeper GUI サーバには、Java 実 行 時 環 境 (JRE) - Java 仮 想 マシン、Java プラットフォームのコアクラス、およびサポートするファイル - をインストールする 必 要 があります。JRE for Linuxは、SPS for Linux インストールイメージファイルで 提 供 されています (SPS for Linux インストールガイドを 参 照 )。または、http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html から 直 接 ダウンロードすることもできます ( 注 記 : このサイトから 直 接 ダウンロードする 場 合 は、バージョン 1.6 をダウンロードしてください)。注 記 : デフォルトでは、LifeKeeper GUI サーバは、JRE が 各 サーバのディレクトリ/usr/java/jre1.6.0_33 にインストールされていると 予 測 します。JRE が 見 つからない 場 合 、GUIサーバはディレクトリ /usr/java/jdk1.6.0_33 から Java ソフトウェア 開 発 キット (JDK) を 探 します。JRE または JDK を 別 のディレクトリの 場 所 で 使 用 する 場 合 は、LifeKeeper のデフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper の PATH を 編 集 し、Java インタープリタ java.exe を 持 つディレクトリを 含 めてください。このファイルの 編 集 時 に LifeKeeper が 実 行 中 である 場 合 は、 変 更 内 容 を認 識 させるために LifeKeeper GUI サーバを 停 止 し、 再 起 動 する 必 要 があります。 再 起 動 しない 場 合 、LifeKeeper GUI は Java コマンドを 見 つけることができません。LifeKeeper GUI サーバは、 各 LifeKeeper サーバ 上 の Java リモートオブジェクトレジストリ 用 にポート 82 を 使 用 します。これにより、サーバは、 典 型 的 なファイアウォールの 後 にあるクライアントからの RMI 呼 び 出 しをサポートできます。LifeKeeper GUI サーバには、クライアントのブラウザの 通 信 用 に 管 理 Web サーバが 必 要 です。現 在 、LifeKeeper GUI サーバは、 管 理 Web サーバとして lighttpd Web サーバのプライベートコピーを 使 用 しています。この Web サーバは、steeleye-lighttpd パッケージによりインストールと 設定 が 実 行 され、 他 の Web サーバとの 競 合 を 避 けるためにポート 81 を 使 用 します。LifeKeeper GUI クライアントには、LifeKeeper クラスタ 内 のすべてのホストへのネットワークアクセスが 必 要 です。LifeKeeper GUI クライアントをブラウザ 内 で 実 行 する 場 合 、アプレットへのネットワークアクセスを 可 能 にするためにセキュリティレベルを 低 下 させる 必 要 があります。セキュリティを低 い 値 に 設 定 した 状 態 で、 他 のサイトを 閲 覧 しないように 注 意 してください (つまり、イントラネットまたは 信 頼 できるサイトについてのみセキュリティ 設 定 を 変 更 する)。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 152


GUI の 制 限GUI の 制 限項 目GUI の 相 互運 用 性 の 制限説 明LifeKeeper for Linux クライアントは、Linux サーバ 上 の LifeKeeper の 管 理 にのみ 使 用 できます。LifeKeeper for Linux の GUI と LifeKeeper for Windows は、 同 時 には 使 用 できません。GUI サーバの 開 始 / 停 止LifeKeeper GUI サーバを 開 始 するにはLifeKeeper GUI サーバが 動 作 していない 場 合 は、root として 以 下 のコマンドを 入 力 してください。/opt/LifeKeeper/bin/lkGUIserver startこのコマンドは、 管 理 しているサーバで LifeKeeper GUI サーバのデーモンプロセスが 現 在 動 作 していない 場 合 、それらのデーモンプロセスをすべて 開 始 します。 以 下 のようなメッセージが 表 示 されます。# Installing GUI Log# LK GUI Server Startup at:# Mon May 8 14:14:46 EDT 2006# LifeKeeper GUI Server Startup completed at:# Mon May 8 14:14:46 EDT 2006LifeKeeper GUI サーバが 開 始 した 後 、 以 降 の LifeKeeper の 開 始 操 作 はすべて、LifeKeeper GUI サーバのプロセスを 自 動 的 に 開 始 します。ト ラブルシューティングLifeKeeper GUI は、 各 サーバのポート 81 を 管 理 Web サーバ 用 に、ポート 82 を Java リモートオブジェクトレジストリに 使 用 します。 他 のアプリケーションがそれらのポートを 使 用 している 場 合 、LifeKeeper GUI は 正 しく 機 能 しません。これらの 値 は、ファイル /etc/default/LifeKeeper の 以 下 のエントリを 編 集 することにより 変 更 できます。GUI_WEB_PORT=81 GUI_RMI_PORT=82注 記 : これらのポートの 値 は、 起 動 時 に GUI サーバで 初 期 化 されます。ポートの 値 を 変 更 した 場合 、GUI サーバを 停 止 し、 再 起 動 する 必 要 があります。これらの 値 は、 接 続 するすべてのクラスタ 全 体 で同 一 である 必 要 があります。LifeKeeper GUI サーバを 停 止 するにはLifeKeeper GUI サーバが 動 作 している 場 合 は、root として 以 下 のコマンドを 入 力 してください。/opt/LifeKeeper/bin/lkGUIserver stopSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 153


LifeKeeper GUI サーバのプロセスこのコマンドは、 管 理 しているサーバで LifeKeeper GUI サーバのデーモンプロセスが 現 在 動 作 している 場 合 、それらのデーモンプロセスをすべて 停 止 します。 以 下 のメッセージが 表 示 されます。# LifeKeeper GUI Server Shutdown at:# Fri May 19 15:37:27 EDT 2006# LifeKeeper GUI Server Shutdown Completed at:# Fri May 19 15:37:28 EDT 2006LifeKeeper GUI サーバのプロセスLifeKeeper GUI サーバが 動 作 していることを 確 認 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 してください。ps -ef | grep runGuiSer以 下 のような 出 力 が 表 示 されます。root 2805 1 0 08:24 ?00:00:00 sh/opt/LifeKeeper/bin/runGuiSer現 在 動 作 している 他 の GUI サーバのデーモンプロセスのリストを 表 示 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 してください。ps -ef | grep S_LK以 下 のような 出 力 が 表 示 されます。root 30228 30145 0 11:20 ? 00:00:00 java -Xint -Xss3M-DS_LK=true -Djava.rmi.server.hostname=thor48 ...Java のセキュリティポリシーLifeKeeper の GUI は、ポリシーベースのアクセス 制 御 を 使 用 します。GUI クライアントのロード 時 に、 現 在 有 効なセキュリティポリシーに 基 づいて 権 限 がGUI クライアントに 割 り 当 てられます。ポリシーはさまざまな 署 名 者 / 場所 からのコードに 提 供 される 権 限 を 指 定 し、 外 部 から 設 定 可 能 なポリシーファイルから 初 期 化 されます。デフォルトでは、システム 全 体 のポリシーファイルとオプションのユーザポリシーファイルが 1 つずつあります。システム全 体 でコードに 権 限 を 付 与 するシステムポリシーファイルが 先 にロードされ、 次 にユーザポリシーファイルが 追 加 されます。LifeKeeper GUI がアプリケーションとして 起 動 される 場 合 は、これらのポリシーファイルに 加 えて、LifeKeeper GUI のポリシーファイルもロードされることがあります。ポリシーファイルの 場 所デフォルトでは、システムポリシーファイルは 以 下 の 場 所 にあります。/lib/security/java.policy (Linux)\lib\security\java.policy (Windows)注 記 : JAVA.HOME は、システムのプロパティ「JAVA.HOME」の 値 を 指 し、JRE または JDK がインストールされたディレクトリの 場 所 を 指 定 します。ユーザポリシーファイルは「.」の 文 字 で 始 まり、デフォルトでは 以 下 の 場 所 にあります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 154


ポリシーファイルの 作 成 と 管 理\.java.policy注 記 : USER.HOME は、システムのプロパティ「user.home」の 値 を 指 し、ユーザのホームディレクトリを 指 定 します。 例 えば、Windows NT ワークステーション 上 にあるユーザ Paul のホームディレクトリは、「paul.000」です。Windows システムの 場 合 、user.home のプロパティ 値 のデフォルト 値 は 以 下 のとおりです。C:\WINNT\Profiles\ (マルチユーザ Windows NT システム)C:\WINDOWS\Profiles\ (マルチユーザ Windows 95/98 システム)C:\WINDOWS (シングル- ユーザ Windows 95/98 システム)デフォルトでは、LifeKeeper GUI のポリシーファイルは 以 下 の 場 所 にあります。/opt/LifeKeeper/htdoc/java.policy (Linux)ポリシーファイルの 作 成 と 管 理デフォルトでは、LifeKeeper GUI がアプリケーションとして 起 動 される 場 合 に LifeKeeper GUI のポリシーファイルが使 用 されます。LifeKeeper GUI をアプレットとして 実 行 する 場 合 、ホームディレクトリにユーザポリシーファイルを 作成 する 必 要 があります ( 存 在 しない 場 合 )。ユーザポリシーファイルは、LifeKeeper GUI を 実 行 するために 必 要 な最 低 限 の 権 限 を 指 定 する 必 要 があります。このトピックの「ポリシーファイルの 例 」セクションで 後 述 します。ポリシーファイルの 作 成 と 管 理 は、 単 純 なテキストエディタ、または Java 実 行 時 環 境 (JRE) や Java 開 発 キット(JDK) に 含 まれるグラフィカルな Policy Tool ユーティリティから 行 うことができます。Policy Tool を 使 用 すると、 入力 が 簡 略 化 され、ポリシーファイルに 必 要 な 構 文 の 知 識 が 不 要 になります。Policy Tool の 使 用 方 法 の 詳 細 については、http://docs.oracle.com/javase/6/docs/technotes/tools/にある Policy Tool のドキュメンテーションを 参照 してください。LifeKeeper GUI を 実 行 するために 必 要 な 最 低 限 の 権 限 を 持 つユーザポリシーファイルを 作 成 する 最 も 簡 単 な方 法 は、/opt/LifeKeeper/htdoc/java.policy にある LifeKeeper GUI のポリシーファイルをホームディレクトリにコピーし、ファイル 名 を .java.policy に 変 更 することです (ファイル 名 の 前 にあるドットは 必 須 )。Windows システムでは、ファイル http://:81/java.policy ( は LifeKeeper サーバのホスト 名 ) を 開 いてホームディレクトリに .java.policy の 名 前 を 付 けて 保 存 することで、LifeKeeper GUI のポリシーファイルをコピーできます。ユーザポリシーファイルの 正 しい 場 所 を 特 定 する 必 要 がある 場 合 は、Java のコントロールパネルを 使 用 して Java コンソールを 有 効 にし、LifeKeeper GUI をアプレットとして 起 動 します。ユーザポリシーファイルのホームディレクトリのパスが、Java コンソールに 表 示 されます。ポリシーファイルでの 権 限 の 付 与権 限 は、システムリソースへのアクセスを 表 します。アプレットにリソースへのアクセスを 許 可 するには、 対 応 する 権限 を、アクセスを 試 行 するコードに 明 示 的 に 付 与 する 必 要 があります。 権 限 は 通 常 、 名 前 を 持 ち (「ターゲット名 」として 参 照 される)、 場 合 によっては、1 つ 以 上 の 動 作 を 含 むカンマ 区 切 りリストを 持 ちます。 例 えば、 以 下 のコードは、/tmp ディレクトリのファイル abc に 対 する 読 み 取 りアクセスを 表 す FilePermission オブジェクトを 作 成 します。perm = new java.io.FilePermission("/tmp/abc","read");この 例 では、ターゲット 名 は「/tmp/abc」、 動 作 文 字 列 は「read」です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 155


ポリシーファイルの 例ポリシーファイルは、 指 定 したコードソースからのコードに 許 可 する 権 限 を 指 定 します。この 例で、/home/sysadmin ディレクトリのコードにファイル /tmp/abc への 読 み 取 りアクセスを 付 与 するポリシーファイルのエントリは 以 下 のとおりです。grant codeBase "file:/home/sysadmin/" { permissionjava.io.FilePermission"/tmp/abc", "read"; };ポリシーファイルの 例このポリシーファイルの 例 には、LifeKeeper GUI の 実 行 に 必 要 な 最 小 限 の 権 限 があります。このポリシーファイルは、LifeKeeper GUI パッケージにより /opt/LifeKeeper/htdoc/java.policy にインストールされます。/** LifeKeeper GUI に 必 要 な 権 限 。コードベースで* これを 制 限 することもできます。ただし、そのようにする 場 合 は、リカバリキットが* 任 意 のコードベース 付 きの 任 意 の jar コンポーネントを 持 つことができることに* 注 意 してください。したがって、これらも 含 めるには* grant 文 を 変 更 する 必 要 があります。*/grant {/** LifeKeeper クラスタ 内 のすべてのマシンに 対 して* これを 行 うことができなければなりません。それに 合 わせてネットワーク 仕 様 を* 制 限 することもできます。*/permission java.net.SocketPermission"*", "accept,connect,resolve";/** リモートプロパティファイルおよび* jar ファイルを 取 得 するには、URLClassLoaders を 使 用 してください。*/permission java.lang.RuntimePermission"createClassLoader";/** GUI をアプリケーションとして 実 行 する 場 合 のみ 以 下 が 必 要 です* (デフォルトの RMI セキュリティマネージャは、* ブラウザがアプレット 用 にインストールするセキュリティマネージャよりも* 制 限 あり)。*/permission java.util.PropertyPermission "*","read";permission java.awt.AWTPermission "*";permission java.io.FilePermission "","read,execute";};Java プラグイン使 用 しているブラウザに 関 係 なく (サポートするブラウザを 参 照 )、ブラウザが 初 めて LifeKeeper GUI のロードを 試行 するときには、Java プラグインソフトウェアを 自 動 ダウンロードするか、Java プラグインソフトウェアのダウンロードとインストールを 行 う Web ページを 表 示 します。その 後 は、Java プラグインソフトウェアのテクノロジをサポートするSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 156


Java プラグインのダウンロードWeb ページに 遭 遇 するたびに、ブラウザは Java プラグインソフトウェアを 自 動 的 に 起 動 します。Java プラグインのダウンロードJava プラグインソフトウェアは、Solaris、Linux、および Windows の Java 実 行 時 環 境 (JRE) の 一 部 として 含 まれています。JRE のダウンロードには、お 使 いのネットワークとシステム 設 定 のサイズにより、 合 計 で 3 ~ 10 分 かかります。ダウンロードのWeb ページには、JRE と Java プラグインソフトウェアについての 詳 細 なドキュメンテーションとインストール 手 順 があります。注 記 1: プラグインのインストール 後 、およびプラグインのプロパティを 変 更 するたびに、ブラウザを 閉 じて 再 起 動 する 必 要 があります。注 記 2: LifeKeeper は、Java プラグインのバージョン 1.6.x 以 降 のみをサポートしています。リモート システムでの GUI の 実 行LifeKeeper GUI を Java アプレットとして 実 行 することにより、LifeKeeper クラスタ 外 の Linux、Unix、またはWindows のシステムから LifeKeeper の 管 理 ができます。この 環 境 での GUI の 設 定 と 実 行 について、 説 明 します。リモート システムでの GUI の 設 定リモートの Linux、Unix、または Windows のシステムで LifeKeeper GUI を 実 行 するには、 使 用 するブラウザがJDK 1.6 アプレットをフルにサポートする 必 要 があります。LifeKeeper GUI でサポートされているプラットフォームおよびブラウザについては、SPS for Linux リリースノートを 参 照 してください。1. LifeKeeper GUI をアプレットとして 実 行 する 場 合 、ホームディレクトリにユーザポリシーファイルを 作 成 する必 要 があります ( 存 在 しない 場 合 )。ユーザポリシーファイルには、LifeKeeper GUI の 実 行 に 必 要 な 最 小限 の 権 限 を 指 定 する 必 要 があります。• LifeKeeper GUI を 実 行 するために 必 要 な 最 小 限 の 権 限 を 持 つユーザポリシーファイルを作 成 する 最 も 簡 単 な 方 法 は、/opt/LifeKeeper/htdoc/java.policy にある LifeKeeperGUI のポリシーファイルをホームディレクトリにコピーし、ファイル 名 を .java.policy に 変 更 します (ファイル 名 の 前 にあるドットは 必 須 )。Windows システムでは、ファイル http://:81/java.policy ( は LifeKeeper サーバのホスト 名 ) を 開 いてホームディレクトリに .java.policy の 名 前 を 付 けて 保 存 することで、LifeKeeper GUI のポリシーファイルをコピーできます。ユーザポリシーファイルの 正 しい 場 所 を 特 定 する 必 要 がある 場 合は、Java のコントロールパネルを 使 用 して Java コンソールを 有 効 にし、LifeKeeper GUI をアプレットとして 起 動 します。ユーザポリシーファイルのホームディレクトリのパスが、Java コンソールに 表 示 されます。• ユーザポリシーファイルがすでにある 場 合 は、LifeKeeper サーバの /opt/LifeKeeper/htdoc/java.policy に 指 定 されている 必 須 エントリを、 単 純 なテキストエディタを 使 用 して既 存 のファイルに 追 加 できます。 詳 細 については、Java のセキュリティポリシーを 参 照 してください。2. ブラウザのセキュリティパラメータを 低 に 設 定 する 必 要 があります。この 設 定 では 通 常 、Java と Java アプレットが 有 効 になります。さまざまなブラウザとバージョンが 存 在 するので、ブラウザのセキュリティパラメータの設 定 手 順 はGUI アプレットを 使 用 するためのブラウザのセキュリティパラメータの 設 定 で 説 明 しています。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 157


リモートシステムでの GUI の 実 行注 記 : セキュリティを 低 く 設 定 した 状 態 で 外 部 サイトを 閲 覧 するときには、 注 意 が 必 要 です。3. GUI を 初 めて 実 行 するときに Netscape または Internet Explorer を 使 用 し、かつ 必 要 な Java プラグインがシステムにない 場 合 、プラグインをダウンロードする Web サイトが 自 動 的 に 表 示 されることがあります。 必 要 な Java プラグインのバージョンとダウンロードにアクセスするための URL については、SPS forLinux リリースノートを 参 照 してください。リモート システムでの GUI の 実 行上 記 の 作 業 を 完 了 すると、リモートシステムで LifeKeeper GUI を Java アプレットとして 実 行 できます。1. LifeKeeper GUI の Web ページの URL http://:81 ( は LifeKeeper サーバの 名 前 ) を 開 いてください。この Web ページには、LifeKeeper のスプラッシュ 画 面 とアプレットがあります。Web ページが 開 くと、 以 下 の 動 作 が 実 行 されます。• スプラッシュ 画 面 が 表 示 される。• アプレットがロードされる。• Java 仮 想 マシンが 開 始 される。• 一 部 のサーバファイルがダウンロードされる。• アプレットが 初 期 化 される。ネットワークとシステムの 設 定 によっては、これらの 動 作 に 最 大 20 秒 かかることがあります。 通 常 、アプレットのロード 時 と 初 期 化 時 に、ブラウザには 最 小 のステータスがいくつか 表 示 されます。すべてのものが 正 しくロードされた 場 合 、アプレット 領 域 に [Start] ボタンが 表 示 されます。スプラッシュ 画 面に [Start] ボタンが 表 示 されない 場 合 、またはアプレットのロードと 初 期 化 が 失 敗 した 疑 いがある 場 合は、「アプレットのトラブルシューティング」またはネットワークに 関 するトラブルシューティングを 参 照 してください。2. 要 求 されたら、[Start] をクリックしてください。LifeKeeper の GUI が 表 示 され、[Cluster Connect] ダイアログが 自 動 的 に 表 示 されます。サーバが 開 始 され、クラスタへの 接 続 が 確 立 した 後 、GUI のウィンドウに、接 続 しているサーバにより 保 護 されているリソースとステータスがグラフィックで 表 示 されます。GUI のメニューとツールバーのボタンから、LifeKeeper の 管 理 機 能 を 使 用 できます。注 記 : 一 部 のブラウザでは、アプレットで 作 成 されたウィンドウとダイアログに「Warning: AppletWindow」が 表 示 されます。これは 通 常 の 動 作 であり、 無 視 できます。アプレット のト ラブルシューティングアプレットのロードと 初 期 化 に 失 敗 した 疑 いがある 場 合 は、 以 下 の 操 作 を 試 してください。1. アプレットが 失 敗 したことを 確 認 してください。 通 常 、アプレットの 状 態 を 示 すブラウザウィンドウ 内 に、メッセージが 出 力 されます。Netscape と Internet Explorer では、テキストのステータスに 加 えて、アプレットの代 わりにアイコンが 表 示 されることがあります。アイコンをクリックすると、 失 敗 の 内 容 が 表 示 される 場 合 があります。2. Java プラグインをインストールしていることを 確 認 してください。 問 題 が Java プラグインに 関 連 する 場 合は、Java プラグインのトピックを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 158


LifeKeeper サーバでの GUI の 実 行3. ブラウザの 設 定 要 件 、 特 にセキュリティ 設 定 を 満 たしていることを 確 認 してください。 詳 細 については、GUI アプレットを 使 用 するためのブラウザのセキュリティパラメータの 設 定 を 参 照 してください。 設 定 について 明 らかな 間 違 いが 見 つからない 場 合 は、 次 の 手 順 に 進 んでください。4. Java コンソールを 開 いてください。• Firefox、Netscape、および 旧 バージョンの Internet Explorer の 場 合 は、マシンのコントロールパネルから Java プラグイン アプレットを 実 行 し、コンソールを 表 示 するオプションを 選択 してから、ブラウザを 再 起 動 してください。• 最 新 バージョンの Internet Explorer の 場 合 は、[Tools] > [Java Console] を 選 択 してください。[Java Console] のメニュー 項 目 が 表 示 されない 場 合 は、[Tools] > [ManageAdd-Ons] を 選 択 し、コンソールを 有 効 にしてください。その 後 、コンソールを 表 示 するには、ブラウザの 再 起 動 が 必 要 になることがあります。• Mozilla の 場 合 は、[Tools] > [Web Development] > [Java Console] を 選 択 してください。5. URL http://:81 を 再 度 開 いて、GUI アプレットを 開 始 してください。Java プラグインのコンソールパネルを 変 更 した 場 合 は、ブラウザを 再 起 動 してください。6. コンソールに 表 示 されたメッセージを 確 認 してください。メッセージは、 問 題 の 解 決 に 役 立 ちます。 問 題 がネットワークに 関 連 する 場 合 は、ネットワークに 関 するトラブルシューティングを 参 照 してください。LifeKeeper サーバでの GUI の 実 行LifeKeeper GUI を 実 行 する 最 も 簡 単 な 方 法 は、LifeKeeper サーバでアプリケーションとして 実 行 することです。これは、 実 際 には、 同 一 システム 上 で GUI のクライアントとサーバを 実 行 することです。1. GUI 管 理 用 の LifeKeeper サーバを 設 定 した 後 、root として 以 下 のコマンドを 入 力 することにより、サーバ上 で GUI をアプリケーションとして 実 行 できます。/opt/LifeKeeper/bin/lkGUIapp2. lkGUIapp スクリプトが 適 切 な 環 境 変 数 を 設 定 して、アプリケーションを 開 始 します。アプリケーションのロード 時 に、LifeKeeper のアプリケーション 指 定 ダイアログまたはスプラッシュ 画 面 が 表 示 されます。3. アプリケーションのロード 後 、LifeKeeper の GUI が 表 示 され、[Cluster Connect] ダイアログが 自 動 的 に 表示 されます。 接 続 先 のサーバ 名 、およびログインとパスワードを 入 力 してください。4. クラスタへの 接 続 が 確 立 した 後 、GUI のウィンドウに、 接 続 しているサーバにより 保 護 されているリソースとステータスがグラフィックで 表 示 されます。GUI のメニューとツールバーのボタンから、 管 理 機 能 を 使 用 できます。GUI アプレット を 使 用 するためのブラウザのセキュリティパラメータ警 告 :セキュリティを 低 い 値 に 設 定 した 状 態 での 他 のサイトの 閲 覧 には 注 意 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 159


FirefoxFirefox1. [Edit] メニューの [Preferences] を 選 択 してください。2. [Preferences] ダイアログボックスの [Content] を 選 択 してください。3. [Enable Java] と [Enable Java Script] のオプションを 選 択 してください。4. [Close] をクリックしてください。Internet Explorerセキュリティが 最 高 の 状 態 で Internet Explorer を 使 用 するには、 以 下 の 手 順 で LifeKeeper サーバを 信 頼 済 みサイトのゾーンに 追 加 してください。1. [Tools] メニューの [Internet Options] をクリックしてください。2. [Security] タブをクリックしてください。3. [Trusted Sites] ゾーンを 選 択 し、[Custom Level] をクリックしてください。4. [Reset custom settings] の [Medium/Low] を 選 択 し、[Reset] をクリックしてください。5. [Sites] をクリックしてください。6. 接 続 する LifeKeeper サーバのサーバ 名 とポート 番 号 を 入 力 してください ( 例 : http://server1:81)。以 下 の 手 順 で 行 う 別 の 方 法 (セキュリティが 低 くなる 可 能 性 がある) もあります。1. [Tools] メニューの [Internet Options] をクリックしてください。2. [Internet] または [Local Intranet] を 選 択 してください (リモートシステムと LifeKeeper クラスタが 同 じイントラネット 上 に 存 在 するかどうかによって 異 なる)。3. [Security Level] バーを [Medium] ([Internet] を 選 択 した 場 合 )、または [Medium-low] ([Local Intranet]を 選 択 した 場 合 ) に 調 整 してください。これらは、 各 ゾーンのデフォルト 設 定 です。4. [OK] をクリックしてください。ステータスの 表ステータスの 表 には、 接 続 しているサーバとそのリソースのステータスがグラフィック 表 示 されます。 以 下 の 項 目 が表 示 されます。• 最 も 上 の 行 に、 各 サーバの 状 態 。• 左 端 の 列 に、 各 リソースのグローバル (サーバ 全 体 での) 状 態 と 親 / 子 の 関 係 。• 残 りのセルに、 各 サーバの 各 リソースの 状 態 。サーバとリソースの 状 態 は、グラフィックス、テキスト、および 色 を 使 用 して 表 示 されます。サーバのテーブルの 空 白セルは、 特 定 のリソースがそのサーバで 定 義 されていないことを 示 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 160


プロパティパネルステータスの 表 でサーバまたはリソースを 選 択 した 場 合 、その 項 目 の 詳 細 な 状 態 の 情 報 とコンテキスト 依 存 ツールバーがプロパティパネルに 表 示 されます。また、 任 意 の 項 目 のセルを 右 クリックすることで、 該 当 するサーバのコンテキストメニューまたはリソースのコンテキストメニューをポップアップ 表 示 できます。ステータスの 表 は 2 つのセクションに 分 かれています。 左 右 のセクションの 境 界 を 移 動 して、それらのセクションの相 対 サイズを 変 更 できます。また、ステータスの 表 を 折 り 畳 んで、 階 層 ツリーの 上 位 項 目 のみを 表 示 できます。ツリーのリソース 項 目 の 折 り 畳 み / 展 開 を 実 行 すると、 表 内 にリストされる 階 層 に 対 しても 折 り 畳 み / 展 開 が 適用 されます。プロパティパネルプロパティパネルには、ステータスの 表 から 選 択 されたサーバまたはリソースのプロパティが 表 示 されます。プロパティパネルは、[Server Properties] ダイアログまたは [Resource Properties] ダイアログと 同 じ 機 能 を 持 ち、さらに 一 般的 に 使 用 するコマンドに 即 座 にアクセスできるコンテキスト 依 存 ツールバーがあります。このパネルの 上 部 には、サーバを 選 択 した 場 合 は server_name、リソースを 選 択 した 場 合 は server_name: resource_name がキャプションとして 表 示 されます。プロパティパネルに 表 示 されるコンテキスト 依 存 ツールバーは、サーバのコンテキストツールバーとリソースのコンテキストツールバーです。サーバまたはリソースのツールバーもカスタマイズできます。ツールバーのカスタマイズの 詳 細 については、 該 当 するApplication Recovery Kit のドキュメンテーションを 参 照 してください。プロパティパネル 下 部 にあるボタンは、 以 下 の 機 能 を 持 ちます。• [Apply] ボタンは、パネルの 編 集 可 能 なプロパティに 対 する 変 更 内 容 を 適 用 します。このボタンが 有 効 になるのは、 編 集 可 能 なプロパティを 変 更 した 場 合 のみです。• [Reset] ボタンは、サーバにすべてのプロパティの 現 在 の 値 を 照 会 し、これまで 変 更 した 内 容 を 消 去 します。このボタンは 常 に 有 効 です。• [Help] ボタンは、プロパティパネルのコンテキスト 依 存 ヘルプを 表 示 します。このボタンは 常 に 有 効 です。プロパティパネルのサイズを 増 減 するには、パネルの 左 端 にある 境 界 を 左 右 にスライドしてください。このパネルを開 閉 するには、[View] メニューの [Properties Panel] チェックボックスを 使 用 してください。出 力 パネル出 力 パネルは、LifeKeeper GUI クライアントが 送 出 したコマンドの 出 力 を 収 集 します。コマンドの 実 行 開 始 時に、タイムスタンプ 付 きのラベルが 出 力 パネルに 追 加 され、そのラベルの 下 に、そのコマンドの 出 力 がすべて 追 加されます。 複 数 のコマンドを 同 時 に 実 行 する 場 合 ( 通 常 は 異 なるサーバ 上 )、 各 コマンドの 出 力 が 対 応 するセクションに 送 られ、 各 コマンドの 結 果 が 見 やすくなります。出 力 パネルのサイズを 増 減 するには、パネル 上 部 にある 境 界 を 上 下 にスライドしてください。このパネルを 開 閉 するには、[View] メニューの [Output Panel] チェックボックスを 使 用 してください。 出 力 パネルを 閉 じているときには、 各 コマンドを 開 始 するダイアログが 表 示 されたままになり、このダイアログを 閉 じるまで 出 力 がこのダイアログに表 示 されます。そして、このダイアログを 閉 じた 後 はコマンドの 出 力 を 確 認 できなくなります。 出 力 パネルを 再 び開 いた 後 は、LifeKeeper の GUI はデフォルトの 動 作 に 戻 ります。メッセージバーメッセージバーは、[Status] ウィンドウの 下 に 表 示 されます。メッセージが 1 行 のテキストで 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 161


GUI の 終 了「Connecting to Server X」や「Failure to connect to Server X」などのメッセージが 表 示 されます。メッセージバーを 非 表 示 にするには、[View] メニューの [Message Bar] チェックボックスをオフにします。メッセージバーを 表 示 するには、[View] メニューの [Message Bar] チェックボックスをオンにします。メッセージバーに 表 示 されたメッセージの 履 歴 を 表 示 する 方 法 については、メッセージ 履 歴 の 表 示 を 参 照 してください。GUI の 終 了[File] メニューから [Exit] を 選 択 すると、すべてのサーバから 切 断 され、GUI のウィンドウが 閉 じます。共 通 の 作 業以 下 に、すべてのユーザが 実 行 できる 基 本 作 業 を 示 します。LifeKeeper の 起 動SPS ソフトウェアはすべて、/opt/LifeKeeper ディレクトリにインストールされます。すべての 確 認 作 業 が 完 了 すると、 両 方 のサーバで LifeKeeper を 起 動 する 準 備 が 整 います。このセクションでは、LifeKeeper サーバデーモンプロセスの 起 動 について 説 明 します。LifeKeeper GUI アプリケーションは、 別 個 のコマンドを 使 用 して 起 動 され、LifeKeeper GUI の 設 定 に 説 明 されています。LifeKeeper には、LifeKeeper デーモンプロセスの 起 動 と 停 止 を 行 うコマンドラインインターフェースが 用 意 されています。これらのデーモンプロセスは、LifeKeeper GUI を 起 動 する 前 に 実 行 する 必 要 があります。LifeKeeper サーバプロセスの 起 動LifeKeeper がシステムで 現 在 実 行 されていない 場 合 は、すべてのサーバに 対 するユーザルートとして 次 のコマンドを 入 力 してください。/etc/init.d/lifekeeper start数 秒 の 遅 延 の 後 、 情 報 メッセージが 表 示 されます。注 記 : LifeKeeper を 起 動 するときに LifeKeeper Distribution Enabling Package を 参 照 するエラーメッセージが 表 示 された 場 合 は、LifeKeeper インストールイメージファイルをインストール/ 再 インストールする 必 要 があります。/etc/init.d/lifekeeper start コマンドの 詳 細 については、コマンドラインに man LCD と 入 力 して、LCD(1M) ヘルプページを 参 照 してください。LifeKeeper の 自 動 再 起 動 の 有 効 化上 述 のコマンドで LifeKeeper が 起 動 しますが、システムを 再 起 動 するたびに 毎 回 同 じコマンドを 実 行 する 必 要があります。サーバの 起 動 時 に LifeKeeper が 自 動 的 に 起 動 するようにするには、 次 のコマンドを 入 力 してください。chkconfig lifekeeper onSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 162


LifeKeeper の 停 止詳 細 については、chkconfig マニュアルページを 参 照 してください。LifeKeeper の 停 止LifeKeeper を 停 止 する 必 要 がある 場 合 は、ルートとして 次 のコマンドを 入 力 して 停 止 してください。/etc/init.d/lifekeeper stop-nofailoverこのコマンドを 使 用 すると、ローカルシステム 上 の LifeKeeper をシャットダウンします ( 実 行 されている 場 合 )。まず、すべての 保 護 されたリソースをローカルシステム 上 のサービスから 取 り 除 いてから、LifeKeeper デーモンをシャットダウンします。 保 護 されたリソースは、クラスタ 内 の 別 のシステムにフェイルオーバされません。LifeKeeper は、システムが 再 起 動 すると 自 動 的 に 再 起 動 されます。/etc/init.d/lifekeeper stop-daemonsこのコマンドを 使 用 すると、リソースをサービスから 取 り 除 くセクションを 実 行 しません。 リソースはローカルシステム上 で 引 き 続 き 実 行 されますが、LifeKeeper の 保 護 はなくなります。リソースを 正 常 にシャットダウンしない 場合 、SCSI ロックなどの 項 目 などを 取 り 除 くことができなくなるため、このコマンドの 使 用 には 注 意 が 必 要 です。このコマンドを 実 行 した 後 、そのシステムで 障 害 が 発 生 するかシステムがシャットダウンされた 場 合 、システムは 適切 なリソースにフェイルオーバを 開 始 できません。LifeKeeper は、システムが 再 起 動 すると 自 動 的 に 再 起 動 されます。/etc/init.d/lifekeeper stopこのコマンドを 使 用 すると、サービスからリソースを 取 り 除 きますが、!nofailover! フラグ[LCDIflag(1M) を参 照 ] を 通 信 可 能 などのシステムにも 設 定 しません。これは、shutdown_switchover フラグが 設 定 されたらフェイルオーバが 実 行 されることを 意 味 します。shutdown_switchover が 設 定 されていない 場 合 、このコマンドは、/etc/init.d/lifekeeper stop-nofailover と 同 様 に 動 作 します。LifeKeeper は、システムが再 起 動 すると 自 動 的 に 再 起 動 されます。LifeKeeper の 自 動 再 起 動 の 無 効 化システムの 再 起 動 時 に LifeKeeper が 自 動 で 再 起 動 しないようにするには、 次 のコマンドを 入 力 してください。chkconfig lifekeeper off詳 細 については、chkconfig マニュアルページを 参 照 してください。LifeKeeper プロセスの 表 示現 在 実 行 されているすべての LifeKeeper Core デーモンプロセスのリストを 表 示 するには、 次 のコマンドを 実 行 してください。ps -ef | grep LifeKeeper | grep -w bin | grep -v lklogmsgSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 163


LifeKeeper GUI サーバプロセスの 表 示LifeKeeper GUI サーバプロセスの 表 示LifeKeeper GUI サーバが 動 作 していることを 確 認 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 してください。ps -ef | grep runGuiSer以 下 のような 出 力 が 表 示 されます。root 2805 1 0 8:24 ?00:00:00 sh /opt/LifeKeeper/bin/runGuiServer現 在 動 作 している 他 の GUI サーバのデーモンプロセスのリストを 表 示 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 してください。ps -efw | grep S_LK以 下 のような 出 力 が 表 示 されます。root 819 764 0 Oct16 ?00:00:00 java -Xint -Xss3M -DS_LK=true -Djava.rmi.server.hostname=wake -Dcom.steeleye.LifeKeeper.rmiPort=82 -Dcom.steeleye.LifeKeeper.LKROOT=/opt/LifeKeeper -DGUI_RMI_REGISTRY=internal -DGUI_WEB_PORT=81 com.steeleye.LifeKeeper.beans.S_LKLifeKeeper GUI サーバ 管 理 Web サーバが 動 作 していることを 確 認 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 してください。ps -ef|grep steeleye-light | egrep -v "lklogmsg|runsv"以 下 のような 出 力 が 表 示 されます。root 12330 11872 0 14:04 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/steeleyelighttpd-D -f/opt/LifeKeeper/etc/lighttpd/lighttpd.confLifeKeeper の 制 御 プロセスの 表 示LifeKeeper の 制 御 プロセスが 動 作 していることを 確 認 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 してください。ps -ef | grep runsv以 下 のような 出 力 が 表 示 されます。root 11663 11662 0 14:03 pts/0 00:00:00 /bin/bash /etc/redhat-lsb/lsb_start_daemon/opt/LifeKeeper/sbin/runsvdir -P /opt/LifeKeeper/etc/service log:runit juststarted....................................................................................................................................................................root 11666 11663 0 14:03 pts/0 00:00:00 /bin/bash -c ulimit -S -c 0 >/dev/null 2>&1 ;/opt/LifeKeeper/sbin/runsvdir -P /opt/LifeKeeper/etc/service log: runit juststarted..................................................................................................................................................................SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 165


サーバのクラスタへの 接 続root 11667 11666 0 14:03 pts/0 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsvdir -P/opt/LifeKeeper/etc/service log: runit juststarted....................................................................................................................................................................root 11871 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lkvmhadroot 11872 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv steeleye-lighttpdroot 11873 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lk_logmgrroot 11874 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lkcheckroot 11875 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lkscsidroot 11876 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lcdroot 11877 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lcmroot 11878 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv lkguiserverroot 11879 11667 0 14:03 ? 00:00:00 /opt/LifeKeeper/sbin/runsv ttymonlcmこれらのプロセスは LifeKeeper Core のデーモンプロセスの 開 始 、 停 止 、および 監 視 を 行 います。LifeKeeper を 開始 するにはこれらのプロセスが 動 作 している 必 要 があります。これらのプロセスは、デフォルトでシステムの 起 動 時に 開 始 するように 設 定 されています。この 動 作 は 変 更 しないでください。サーバのクラスタへの 接 続1. 開 始 するには、 以 下 の 2 つの 方 法 があります。• グローバルツールバーの [Connect] ボタンをクリックする。• [File] メニューの [Connect] をクリックする。2. [Cluster Connect] ダイアログの [Server Name] フィールドに、 接 続 するクラスタ 内 のサーバ 名 を 入 力 してください。注 記 : IPv6 アドレスを 使 用 する 場 合 は、このアドレスを 大 かっこ [ ] で 囲 む 必 要 があります。これにより、マシンの IPv6 アドレス 経 由 で 接 続 を 確 立 できます。 別 の 方 法 として、 名 前 をアドレスに 割 り 当 てることができ、その 名 前 を 使 用 して 接 続 できます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 166


クラスタからの 切 断3. [Login] と [Password] のフィールドに、 指 定 のサーバ 上 で LifeKeeper が 認 証 に 使 用 するユーザのログイン 名 とパスワードを 入 力 してください。4. [OK] をクリックしてください。GUI が 正 常 に 指 定 サーバに 接 続 した 場 合 、GUI は、 新 しいサーバが 検 出 されなくなるまで、クラスタ 内 にあるすべての 既 知 のサーバへの 接 続 (およびステータス 表 示 への 追 加 ) を 継 続 します。注 記 : 最 初 のログイン 名 とパスワードが、クラスタ 内 のサーバ 上 にあるクライアントで 認 証 に 失 敗 した 場 合 、そのサーバでの 別 のログイン 名 とパスワードを 入 力 するように 要 求 されます。[Password] ダイアログで [Cancel] を 選択 した 場 合 、サーバへの 接 続 は 中 止 され、GUI はクラスタ 内 の 残 りのコンポーネントへの 接 続 を 継 続 します。クラスタからの 切 断この 作 業 は、 選 択 したサーバ 経 由 で、GUI クライアントをクラスタ 内 のすべてのサーバから 切 断 します。1. 開 始 するには、 以 下 の 3 つの 方 法 があります。• グローバルツールバーの [Disconnect] ボタンをクリックする。• [Edit] メニューの [Server] を 選 択 し、[Disconnect] をクリックする。• サーバのコンテキストツールバーが 表 示 される 場 合 は、そこにある [Disconnect] ボタンをクリックする。2. [Cluster Disconnect] ダイアログの [Select Server in Cluster] リストから、 切 断 するクラスタ 内 のサーバ 名を 選 択 してください。3. [OK] をクリックしてください。クラスタ 内 の 全 サーバのリストを 持 つ [Confirmation] ダイアログが 表 示 されます。4. [Confirmation] ダイアログの [OK] をクリックして、クラスタ 内 の 全 サーバからの 切 断 を 確 定 してください。クラスタからの 切 断 後 、そのクラスタ 内 にあるすべてのサーバが、GUI のステータス 表 示 から 消 去 されます。接 続 サーバの 表 示サーバの 状 態 は、 下 図 に 示 すように、 表 内 のサーバのグラフィック 表 示 で 表 されます。サーバアイコンが 視 覚 的 にSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 167


サーバのステータスの 表 示示 すサーバの 状 態 の 詳 細 については、サーバの 状 態 の 表 示 を 参 照 してください。サーバのステータスの 表 示サーバの 状 態 は、 下 図 に 示 すように、 表 内 のサーバのグラフィック 表 示 で 表 されます。サーバの 状態ALIVEALIVE状 態 のシンボル意 味クライアントはサーバに 有 効 な 接 続 を 行 うことができます。このサーバから ALIVE のリモートサーバへのコミュニケーションパスが ALIVE です。DEAD とマークされたコミュニケーションパス、および DEAD のサーバをターゲットとするコミュニケーションパスは 無 視 されます。これは、DEAD のサーバには DEAD のグラフィックで 表 されるからです。クライアントはサーバに 有 効 な 接 続 を 行 うことができます。このサーバから 指 定 リモートサーバへの 1 つ 以 上 のコミュニケーションパスが DEAD です。このサーバから 指 定 リモートサーバへの 間 には、 冗 長 コミュニケーションパスが 存 在 しません。DEADクラスタ 内 の 他 のサーバから DEAD として 報 告 されました。UNKNOWNネットワーク 接 続 が 失 われました。 最 後 に 分 かっている LifeKeeper の 状 態 が ALIVEです。サーバのプロパティの 表 示1. 開 始 するには、 以 下 の 2 つの 方 法 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 168


サーバのログファイルの 表 示• プロパティを 表 示 するサーバのアイコンを 右 クリックします。サーバのコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Properties] をクリックします。サーバのプロパティは、サーバをクリックすると プロパティパネル( 有 効 になっている 場 合 ) にも 表 示 されます。• [Edit] メニューの [Server] をポイントし、[Properties] をクリックします。ダイアログが 表 示 されたら、表 示 するサーバを [Server] リストから 選 択 します。2. 別 のサーバのプロパティを 表 示 する 場 合 は、サーバを [Server] リストから 選 択 してください。3. 確 認 が 完 了 したら、[OK] をクリックしてウィンドウを 閉 じてください。サーバのログファイルの 表 示1. 開 始 するには、 以 下 の 4 つの 方 法 があります。• サーバのアイコンを 右 クリックしてサーバのコンテキストメニューを 表 示 し、 次 に [View Log] をクリックして [LifeKeeper Log Viewer] ダイアログを 表 示 する。• グローバルツールバーの [View Log] ボタンをクリックし、[LifeKeeper Log Viewer] ダイアログの[Server] リストから、 表 示 するサーバを 選 択 する。• サーバのコンテキストツールバーが 表 示 される 場 合 は、その [View Log] ボタンをクリックする。• [Edit] メニューの [Server] をポイントし、[View Log] をクリックする。 次 に、[LifeKeeper LogViewer] ダイアログの [Server] リストから、 表 示 するサーバを 選 択 する。2. グローバルツールバーまたは [Edit] メニューから 捜 査 を 開 始 して、 別 のサーバのログを 表 示 する 場 合 は、[LifeKeeper Log Viewer] ダイアログの [Server] リストから、そのサーバを 選 択 します。サーバのコンテキストメニューまたはサーバのコンテキストツールバーから [View Log] を 選 択 した 場 合 は、この 機 能 は 使 用 できません。3. 確 認 が 完 了 したら、[OK] をクリックして [Log Viewer] ダイアログを 閉 じてください。リソースのタグと ID の 表 示リソースのタグと ID を 即 座 に 表 示 するには、[Status] ウィンドウのリソースアイコンにカーソルを 合 わせて、マウスの左 ボタンを 1 回 押 します (シングルクリック)。 優 先 順 位 が 最 も 低 いサーバのリソースのタグと ID がメッセージバーに表 示 されます。 特 定 サーバ 上 にあるリソースのタグと ID を 表 示 する 場 合 は、 表 内 のリソースインスタンスセルを左 クリックしてください。メッセージバーに 表 示 されるメッセージは、 以 下 のようになります。Resource Tag = ipdnet0-153.98.87.73, Resource ID = IP-153.98.87.73特 定 の 状 況 では、GUI がリソース ID を 特 定 できないことがあります。この 場 合 は、リソースタグのみがメッセージバーに 表 示 されます。リソースのステータスの 表 示リソースのステータスつまり 状 態 は、グローバルリソースのステータス (すべてのサーバについて) とサーバリソースのステータス (1 台 のサーバ 上 ) の 2 つの 形 式 で 表 示 されます。グローバルリソースのステータスは、[Status] ウィンドウSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 169


サーバリソースのステータスの 左 ペインにあるリソース 階 層 ツリーに 表 示 されます。サーバリソースのステータスは、リソースの 列 とサーバ 行 の交 点 にある 表 のセルにあります。サーバリソースのステータス下 図 に、アクティブ、スタンバイ、および 不 明 のリソースステータスを 持 つサーバを 示 します。• 「wallace」 上 のリソースはすべて、アクティブです。• 「gromit」、「pat」、「mike」、および「batman」 上 のリソースはすべてスタンバイです。• 「bullwinkle」 上 のリソースはすべて、 不 明 です。サーバリソースの 状 態状 態 のシンボル意 味アクティブこのサーバ 上 でリソースは 動 作 可 能 であり、 保 護 されています。 (ISP)可 用 性 の 低 下このサーバ 上 でリソースは 動 作 可 能 ですが、バックアップリソースによる 保 護 はされていません。 (ISU)スタンバイサーバは、リソースの 動 作 を 引 き 継 ぐことができます。(OSU)障 害このサーバ 上 のリソースに 問 題 が 検 出 されました。 例 えば、リソースを InService にする 試 行 が 失 敗 しました。(OSF)不 明空 のパネルリソースが 初 期 化 されていないか (ILLSTATE)、このサーバで LifeKeeper が動 作 中 でありません。サーバのリソースが 定 義 されていません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 170


グローバルリソースのステータスグローバルリソースのステータス状 態 のシンボル説 明意 味 / 原 因正 常リソースがアクティブ (ISP) で、バックアップがアクティブです。警 告障 害 。リソースが、いずれのサーバでもアクティブでありません (OSF)。リソースがアクティブ (ISP) です。1 つ 以 上 のバックアップが、不 明 または 障 害 (OSF) としてマークされています。リソースが、 通 常 の 原 因 により Out of Service になりました。リソースが、 通 常 ではない 方 法 により 動 作 が 停 止 しました。リカバリは 完 了 していないか、 失 敗 しました。不 明 。 利 用 可 能 な 情 報 からは、 状態 を 特 定 できませんでした。複 数 のサーバがアクティブであることを 告 げています。サーバへの 接 続 が 遮 断 されました。サーバのリソースインスタンスがすべて、 不 明 の 状 態 です。リソースのプロパティの 表 示1. 開 始 するには、 以 下 の 3 つの 方 法 があります。• プロパティを 表 示 するリソース / サーバの 組 み 合 わせのアイコンを 右 クリックします。リソースのコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Properties] をクリックします。リソースのプロパティは、プロパティパネル ( 有 効 になっている 場 合 ) にも 表 示 されます。• プロパティを 表 示 するグローバルリソースのアイコンを 右 クリックします。リソースのコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Properties] をクリックします。ダイアログが 表 示 されたら、 表 示 するリソースが 存在 するサーバを [Server] リストから 選 択 します。• [Edit] メニューの [Resource] をポイントし、[Properties] をクリックします。ダイアログが 表 示 されたSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 171


[Status] ウィンドウの 表 示 オプションの 設 定ら、プロパティを 表 示 するリソースを [Resource] リストから 選 択 し、 表 示 するリソースが 存 在 するサーバを [Server] リストから 選 択 します。2. 別 のリソースのプロパティを 表 示 する 場 合 は、リソースを [Resource] リストから 選 択 してください。3. 別 のサーバ 上 にあるリソースのプロパティを 表 示 する 場 合 は、サーバを [Server] リストから 選 択 してください。4. 確 認 を 終 了 したら、[OK] をクリックしてウィンドウを 閉 じてください。[Status] ウィンドウの 表 示 オプションの 設 定[Options] ダイアログは、[View] メニューから 表 示 できます。[Options] ダイアログで、LifeKeeper のさまざまな 表示 形 式 を 指 定 できます。これらの 設 定 、およびチェックボックスのメニュー 項 目 の 全 ての 設 定 とさまざまなウィンドウサイズは、クライアントマシンのホームフォルダにあるファイル .lkGUIpreferences で 複 数 のセッションにわたって 保存 されます。このファイルは、Web クライアントとアプリケーションクライアントの 両 方 が 使 用 します。 各 クライアントマシンの 優 先 設 定 は、 他 のマシンの 優 先 設 定 から 独 立 しています。2 台 のマシンで 優 先 設 定 を 同 期 する 場 合は、 優 先 ファイルを 恒 常 的 に 共 有 するか、 一 時 的 にマシン 間 でコピーを 移 動 します。1. [View] メニューの [Options] をクリックしてください。[View Options] ダイアログが 表 示 されます。2. [Status] ウィンドウでのリソースの 表 示 位 置 を 変 更 するには、[Display Options] タブをクリックし、 変 更 するオプショングループを 選 択 してください。 以 下 に 示 すオプショングループの 詳 細 説 明 を 参 照 してください。3. [OK] をクリックして 設 定 を 保 存 し、[Status] ウィンドウに 戻 ってください。Resource Labelsこのオプショングループを 使 用 すると、リソース 階 層 ツリー 内 のリソースを、タグ 名 別 と ID 別 のいずれで 表 示 するかを 指 定 できます。注 記 : リソース 階 層 ツリーに 表 示 されるリソースタグ/ID は、 優 先 順 位 が 最 も 低 い 番 号 を 持 つサーバに 属 します。 特 定 サーバ 上 にあるリソースのタグ/ID を 表 示 する 場 合 は、 表 内 のリソースインスタンスセルを 左 クリックしてください。メッセージバーにそのタグ/ID が 表 示 されます。By tag name:By ID:SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 172


Resource TreeResource Treeこのオプショングループを 使 用 すると、リソース 階 層 ツリー 内 に 表 示 するリソースのソート 順 序 を 指 定 できます。• Sort By Resource - リソースラベルのみを 基 準 にしてリソースをソートします。• Sort By Cluster - 同 じサーバクラスタに 属 するリソースがグループ 化 されるように、サーバクラスタとリソースラベルを 基 準 にしてソートします。• No Sort - ソートを 無 効 にします。リソースは、GUI が 検 出 した 順 序 で 表 示 されます。リソース 階 層 ツリーの 上 位 リソースは、ツリー 内 のリソースを 左 クリックして 新 しい 位 置 に「ドラッグ」することで 手 動ソートできます。 順 序 は、 移 動 したリソース、およびツリー 内 の 移 動 先 の 位 置 によって 異 なります。注 記 : 「0」と「9」のキーは、リソース 階 層 ツリーの 展 開 / 折 り 畳 みを 即 座 に 実 行 するホットキー / アクセラレータキーとして 指 定 されています。マウスも、ツリー 全 体 の 展 開 や 折 り 畳 みに 使 用 できます。リソース 階 層 ツリーのタイトル領 域 をクリックし、ダブルクリックするとツリーが 展 開 します。クリックするとツリーが 折 り 畳 まれます。Comm Path Statusこのオプショングループを 使 用 すると、サーバの 状 態 のグラフィックに 表 示 するコミュニケーションパスの 状 態 の 形 式を 指 定 できます。• Warn if No Redundancy - 1 組 のサーバ 間 のコミュニケーションパスが 冗 長 コミュニケーションパスとして 設定 されていない 場 合 、サーバの 警 告 グラフィックを 表 示 します。• No Redundancy Required - 1 組 のサーバ 間 に 冗 長 コミュニケーションパスがないことを 無 視 しますが、コミュニケーションパスに 障 害 が 発 生 した 場 合 にはサーバの 警 告 グラフィックを 表 示 します。Row Heightこのオプショングループを 使 用 すると、 表 内 の 行 の 高 さを 指 定 できます。 選 択 肢 は [Default]、[Small]、および[Smallest] です。注 記 : 「+」と「-」のキーは、リソース 階 層 ツリー 内 と 表 内 にあるリソースのサイズを 即 座 に 変 更 するホットキー / アクセラレータキーとして 指 定 されています。Column Widthこのオプショングループを 使 用 すると、 表 内 のサーバとリソースの 列 幅 を 指 定 できます。 選 択 肢 は 以 下 のとおりです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 173


メッセージ 履 歴 の 表 示• Default: 標 準 の 幅 。• Custom:ドロップダウンリストから 幅 (ピクセル 単 位 ) を 選 択 できます。• Automatic: 使 用 可 能 な 領 域 全 体 に 収 まるように、すべての 列 のサイズを 自 動 変 更 します。注 記 : 「7」と「8」のキーは、リソース 階 層 の 表 内 にあるリソース 列 のサイズを 即 座 に 変 更 するホットキー / アクセラレータキーとして 指 定 されています。メッセージ 履 歴 の 表 示1. [View] メニューの [History] をクリックしてください。LifeKeeper GUI の [Message History] ダイアログが 表示 されます。2. 履 歴 のメッセージをすべて 消 去 する 場 合 は、[Clear] をクリックしてください。3. ダイアログを 閉 じるには、[OK] をクリックしてください。[Message History] ダイアログには、メッセージバーからの 最 新 のメッセージが 表 示 されます。 履 歴 リストには、 最大 1000 行 を 表 示 できます。 最 大 行 数 を 超 えた 場 合 、 新 しいメッセージにより 最 も 古 いメッセージが「 押 し 出 され」ます。これらのメッセージは、クライアントとサーバとの 間 の 動 作 のみを 表 し、 時 系 列 で 表 示 されます。 最 新 のメッセージがリストの 上 部 に 表 示 されます。メッセージ 履 歴 の 解 釈"server name":"res instance":"action"[Clear] ボタンをクリックすると、 履 歴 が 消 去 されますが、ダイアログは 閉 じません。[OK] ボタンをクリックすると、 履 歴 を 消 去 せずにダイアログが 閉 じます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 174


リソース 階 層 ツリーの 展 開 と 折 り 畳 みリソース 階 層 ツリーの 展 開 と 折 り 畳 みこのツリーのセグメントでは、リソース file_system_2 が 展 開 されており、リソース nfs-/opt/qe_auto/NFS/export1 が 折 り 畳 まれています。展 開 されているリソースアイコンの 左 には、す。が 表 示 されま折 り 畳 まれているリソースアイコンの 左 には、ます。が 表 示 されリソース 階 層 ツリーを 展 開 するには、• をクリックするか、• の 右 側 にあるリソースアイコンをダブルクリックしてください。リソース 階 層 ツリーをすべて 展 開 するには、• [View] メニューの [Expand Tree] をクリックするか、• [Status] ウィンドウの 左 ペインにある 列 ヘッダの [Resource Hierarchy Tree] ボタンをダブルクリックしてください。注 記 : リソース 階 層 ツリーに 表 示 されるリソースタグ/ID は、 優 先 順 位 が 最 も 低 い 番 号 を 持 つサーバに 属 します。 特 定 サーバ 上 にあるリソースのタグ/ID を 表 示 する 場 合 は、 表 内 のリソースインスタンスセルを 左 クリックしてください。メッセージバーにそのタグ/ID が 表 示 されます。リソース 階 層 ツリーを 折 り 畳 むには、• をクリックするか、• の 右 側 にあるリソースアイコンをダブルクリックしてください。リソース 階 層 ツリーをすべて 折 り 畳 むには、• [View] メニューの [Collapse Tree] をクリックするか、• [Status] ウィンドウの 左 ペインにある 列 ヘッダの [Resource Hierarchy Tree] ボタンをダブルクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 175


[Cluster Connect] ダイアログ注 記 : 「9」と「0」のキーは、すべてのリソース 階 層 ツリーに 対 して 即 座 に 展 開 / 折 り 畳 みを 実 行 するホットキー /アクセラレータキーとして 指 定 されています。[Cluster Connect] ダイアログServer Name - 接 続 先 のサーバ 名 。Login - 接 続 先 のサーバに LifeKeeper 認 証 情 報 を 持 つユーザのログイン 名 。Password - 接 続 先 のサーバで 指 定 ログインを 認 証 するパスワード。[Cluster Disconnect] ダイアログSelect Server in Cluster -接 続 しているサーバの 名 前 がドロップダウンリストボックスに 表 示 されます。リストから、 切 断 するクラスタのサーバを選 択 してください。 切 断 されるクラスタ 内 のすべてのサーバが、 確 認 ダイアログに 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 176


[Resource Properties] ダイアログ[Resource Properties] ダイアログ[Resource Properties] ダイアログは、[Edit] メニューやリソースコンテキストメニューから 使 用 できます。このダイアログには、サーバ 上 にある 特 定 のリソースのプロパティが 表 示 されます。[Edit] メニューからアクセスした 場 合 は、リソースとサーバを 選 択 できます。リソースコンテキストメニューからアクセスした 場 合 、はサーバを 選 択 できます。[General] タブ• Tag - リソースインスタンスの 名 前 。システムに 対 して 一 意 で、 管 理 者 にリソースを 示 します。• ID - リソースインスタンスに 関 連 する 文 字 列 であり、リソースタイプのすべてのインスタンス 間 で 一 意 です。関 連 するアプリケーションソフトウェアに 対 して、リソースインスタンスの 内 部 特 性 のいくつかを 示 します。• Switchback ( 管 理 者 権 限 を 持 つユーザは 編 集 可 能 ) - サービス 起 動 中 のリソースが 存 在 するサーバに 障害 が 発 生 した 場 合 に、サーバのリカバリ 動 作 を 管 理 する 設 定 。この 設 定 が [Intelligent] の 場 合 、 指 定 リソースの 可 能 なバックアップとしてサーバが 動 作 します。この 設 定 が [Automatic] の 場 合 、サーバはアクティブにリソースの 再 取 得 を 試 行 します ( 以 下 の 条 件 が 満 たされる 場 合 )。• サーバがクラスタから 離 れるときには、リソース 階 層 のサービスが 既 に 起 動 している 必 要 があります。• リソース 階 層 がすべてサービス 起 動 している 場 合 は、 低 プライオリティのサーバでサービスを 起 動 している 必 要 があります。注 記 : 自 動 スイッチバックのチェックは、LifeKeeper を 起 動 したとき、またはクラスタに 新 しいサーバを 追 加 したときにのみ 実 行 されます。 通 常 のクラスタ 動 作 中 には 実 行 されません。• State -リソースインスタンスの 現 在 の 状 態 。• Active - ローカルで in service であり、 保 護 されています。• Warning - ローカルで in service ですが、ローカルリカバリは 試 行 されません。• Failed - out of service、 障 害 。• Standby - サービス 停 止 、 障 害 なし。• LLSTATE - LifeKeeper の 起 動 シーケンスの 一 部 として 実 行 されるリソース 初 期 化 プロセスにより適 切 に 初 期 化 されていません。この 状 態 のリソースは、LifeKeeper で 保 護 されていません。• UNKNOWN - リソースの 状 態 を 特 定 できませんでした。GUI サーバが 使 用 できない 可 能 性 があります。• Reason - 存 在 する 場 合 、リソースが 現 在 の 状 態 にある 原 因 (つまり、 最 後 の 状 態 変 化 の 原 因 ) を 示 します。 例 えば、galahad 上 にあるアプリケーションの 状 態 が OSU である 原 因 は、tristan 上 にある 共 有 プライマリリソース ordbfsaa-on-tristan の 状 態 が ISP か ISU であることです。 共 有 リソースは、グループ 内 の 1つのシステムでのみ 同 時 にアクティブにできます。• Initialization - 起 動 時 のリソースの 初 期 化 動 作 を 決 定 する 設 定 であり、AUTORES_ISP、INIT_ISP、INIT_OSU などがあります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 177


[Relations] タブ[Relations] タブ• Parent - このリソースに 直 接 依 存 するリソースのタグ 名 を 示 します。• Child - このリソースが 依 存 するすべてのリソースのタグ 名 を 示 します。• Root - このリソース 階 層 で、 親 を 持 たないリソースのタグ 名 。[Equivalencies] タブ• Server - リソースが 定 義 済 みの 同 等 性 を 持 つサーバ 名 。• Priority ( 管 理 者 権 限 を 持 つユーザは 編 集 可 能 ) - このリソースについて、ターゲットサーバのフェイルオーバの 優 先 順 位 の 値 。• Tag - 同 等 のサーバ 上 にあるこのリソースのタグ 名 。• Type - 同 等 性 のタイプ (SHARED、COMMON、COMPOSITE)。• Reorder Priorities ( 管 理 者 権 限 を 持 つユーザは 編 集 可 能 ) - [Up]/[Down] ボタンを 使 用 して、 選 択 した同 等 リソースの 優 先 順 位 を 並 べ 替 えることができます。[OK] ボタンをクリックすると、 変 更 内 容 が 適 用 されてウィンドウが 閉 じます。[Apply] ボタンをクリックすると、 変 更内 容 が 適 用 されます。[Cancel] ボタンをクリックすると、 最 後 に [Apply] をクリックして 以 降 の 変 更 内 容 を 保 存 せずに、ウィンドウが 閉 じます。[Server Properties] ダイアログ[Server Properties] ダイアログは、サーバのコンテキストメニューや[Edit] メニューから 使 用 できます。このダイアログには、 特 定 のサーバのプロパティが 表 示 されます。サーバのプロパティは、プロパティパネル ( 有 効 になっている 場合 ) にも 表 示 されます。このダイアログの 3 つのタブについて 説 明 します。[OK] ボタンをクリックすると、 変 更 内 容 が 適 用 されてウィンドウが閉 じます。[Apply] ボタンをクリックすると、 変 更 内 容 が 適 用 されます。[Cancel] ボタンをクリックすると、 最 後 に[Apply] をクリックして 以 降 の 変 更 内 容 を 保 存 せずに、ウィンドウが 閉 じます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 178


[General] タブ[General] タブ• Name - 選 択 したサーバの 名 前 。• State -サーバの 現 在 の 状 態 。サーバの 状 態 は 以 下 の 値 をとります。• ALIVE - サーバが 使 用 可 能 。• DEAD - サーバが 使 用 不 可 。• UNKNOWN - リソースの 状 態 を 特 定 できませんでした。GUI サーバが 使 用 できない 可 能 性 があります。• Permission - そのサーバに 現 在 ログインしているユーザの 権 限 レベル。 権 限 は 以 下 の 値 をとります。• Administrator - ユーザは LifeKeeper のすべての 作 業 を 実 行 できます。• Operator - ユーザは、LifeKeeperのリソースとサーバのステータスを 監 視 でき、リソースのサービス 起動 やサービス 停 止 ができます。• Guest - ユーザは LifeKeeper のリソースとサーバのステータスを 監 視 できます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 179


[General] タブ• Shutdown Strategy( 管 理 者 権 限 を 持 つユーザは 編 集 可 能 ) - サーバがシャットダウンしたときに、リソースがクラスタ 内 のバックアップサーバにスイッチオーバするかどうかを 制 御 する 設 定 。 設 定 「SwitchoverResources」は、リソースがクラスタ 内 のバックアップサーバでサービスが 起 動 することを 示 します。 設 定 「Donot Switchover Resources」は、リソースがクラスタ 内 にある 別 のサーバでサービスが 起 動 しないことを 示 します。• Failover Strategy - この 設 定 を 使 用 して、LifeKeeper のクラスタ 内 にある 特 定 システムからのフェイルオーバをユーザに 確 定 するよう 要 求 できます。この 設 定 は、LifeKeeper の 管 理 者 のみが 使 用 できます。オペレータとゲストには、この 設 定 は 表 示 されません。デフォルトでは、フェイルオーバはすべて、ユーザの 操 作を 必 要 とせず 自 動 実 行 されます。ただし、confirm failover フラグが 設 定 されると、 指 定 システムからフェイルオーバするには、 以 下 のコマンドを 実 行 して 確 定 することが 必 要 です。lk_confirmso -ysystem。 以 下 のコマンドを 実 行 して、フェイルオーバをブロックできます。lk_confirmso -nsystem。 指 定 期 間 内 にこれらのコマンドのいずれかが 実 行 されない 限 り、システムは 事 前 プログラミングされたデフォルト 動 作 を 実 行 します。 /etc/default/LifeKeeper ファイル 内 にある 2 つのフラグが、この 自 動 動 作 を 制 御 します。• CONFIRMSODEF• CONFIRMSOTOこれは、デフォルト 動 作 を 指 定 します。「0」に 設 定 されている 場 合 、デフォルト 動 作 はフェイルオーバを 実 行 します。「1」に 設 定 されている 場 合 、デフォルト 動 作 はフェイルオーバをブロックします。これは 秒 単 位 で 設 定 され、デフォルト 動 作 を 実 行 する 前 に LifeKeeper が 待 機 する 時 間 を 示 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 180


[CommPaths] タブ[CommPaths] タブ• Server -LifeKeeper のクラスタ 内 で、コミュニケーションパスが 接 続 している 他 のサーバのサーバ 名 。• Priority - 2 台 のサーバ 間 でコミュニケーションパスを 使 用 する 順 序 を 定 義 する 優 先 順 位 。1 が 最 高 の 優先 順 位 で、99 が 最 低 の 優 先 順 位 です。• State -LifeKeeper の 設 定 データベース (LCD) のコミュニケーションパスの 状 態 。コミュニケーションパスの 状態 は 以 下 の 値 をとります。• ALIVE - 通 常 の 動 作 をしています。• DEAD - 通 常 の 動 作 をしていません。• UNKNOWN - 状 態 を 特 定 できませんでした。GUI サーバが 使 用 できない 可 能 性 があります。• Type -リスト 内 のサーバと、[Server] フィールドに 指 定 されたサーバとの 間 のコミュニケーションパスの 種類 。TCP (TCP/IP)、または TTY。• Address/Device - コミュニケーションパスが 使 用 する IP アドレスまたはデバイス 名 。• Comm Path Status - LifeKeeper の 設 定 データベース (LCD) 内 のコミュニケーションパスの 状 態 に 基 づいて、GUI が 判 定 したコミュニケーションパスのステータスの 概 要 。 以 下 に、コミュニケーションパスのステータSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 181


[Resources] タブスの 値 を 示 します。これらの 値 は、 下 のパネルの 詳 細 テキストの 下 に 表 示 されます。• NORMAL - すべてのコミュニケーションパスが 通 常 の 動 作 をしています。• FAILED - 指 定 サーバに 対 するすべてのコミュニケーションパスが 動 作 していません。• UNKNOWN - コミュニケーションパスのステータスを 特 定 できませんでした。GUI サーバが 使 用 できない 可 能 性 があります。• WARNING - 指 定 サーバに 対 する 1 つ 以 上 のコミュニケーションパスが 動 作 していません。• DEGRADED - 指 定 サーバに 対 する 1 つ 以 上 の 冗 長 コミュニケーションパスが 動 作 していません。• NONE DEFINED - コミュニケーションパスが 定 義 されていません。[Resources] タブ• Name - 選 択 したサーバ 上 にあるリソースインスタンスのタグ 名 。• Application - リソースタイプのアプリケーション 名 (gen、scsi など)。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 182


オペレータの 作 業• Resource Type - サービスを 提 供 するリソースタイプ、ハードウェアのクラス、ソフトウェアのクラス、またはシステムのエンティティのクラス (app、filesys、nfs、device、disk など)。• State -リソースインスタンスの 現 在 の 状 態 。• ISP — ローカルでサービス 起 動 中 であり、 保 護 されています。• ISU - ローカルでサービス 起 動 中 ですが、ローカルリカバリは 試 行 されません。• OSF - サービス 停 止 、 障 害 。• OSU - サービス 停 止 、 障 害 なし。• LLSTATE - LifeKeeper の 起 動 シーケンスの 一 部 として 実 行 されるリソース 初 期 化 プロセスにより、リソースの 状 態 が 適 切 に 初 期 化 されていません。この 状 態 のリソースは、LifeKeeper で 保 護 されていません。• UNKNOWN - リソースの 状 態 を 特 定 できませんでした。GUI サーバが 使 用 できない 可 能 性 があります。オペレータの 作 業以 下 のトピックは、オペレータの 権 限 を 必 要 とする 高 度 な 作 業 です。リソースを In Service にする1. 開 始 するには、 以 下 の 5 つの 方 法 があります。• in service にするリソース / サーバの 組 み 合 わせのアイコンを 右 クリックします。リソースのコンテキストメニューが 表 示 されたら、[In Service] をクリックします。• in service にするグローバルリソースのアイコンを 右 クリックします。リソースのコンテキストメニューが表 示 されたら、[In Service] をクリックします。ダイアログが 表 示 されたら、in service にするリソースが 存 在 するサーバを [Server] リストから 選 択 し、[Next] をクリックします。• グローバルツールバーの [In Service] ボタンをクリックします。ダイアログが 表 示 されたら、in serviceにするリソースが 存 在 するサーバを [Server] リストから 選 択 し、[Next] をクリックします。 次 のダイアログで、in service にするリソースを 1 つ 以 上 [Resouce(s)] リストから 選 択 し、[Next] をもう 一 度 クリックします。• リソースのコンテキストツールバーが 表 示 される 場 合 は、その [In Service] ボタンをクリックします。• [Edit] メニューの [Resource] をポイントし、[In Service] をクリックします。ダイアログが 表 示 されたら、in service にするリソースがあるサーバを [Server] リストから 選 択 し、[Next] をクリックします。 次のダイアログで、in service にするリソースを 1 つ 以 上 [Resouce(s)] リストから 選 択 し、[Next] をもう 一 度 クリックします。2. 選 択 したサーバとリソースを In Service にすることを 示 すダイアログボックスが 表 示 されます。 親 リソースのin service にせずに 依 存 する 子 リソースを in service にしようとする 場 合 、このダイアログには 警 告 も 表 示されます。[In Service] をクリックして、 依 存 する 子 リソースと 共 にリソースを in service にしてください。3. 出 力 パネルが 有 効 の 場 合 は、ダイアログが 閉 じ、リソースを In Service にするコマンドの 結 果 が 出 力 パネSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 183


リソースを Out of Service にするルに 表 示 されます。 出 力 パネルが 無 効 の 場 合 は、これらの 結 果 を 表 示 するダイアログが 表 示 されたままになり、 結 果 がすべて 表 示 されたら [Done] をクリックします。in service になった 追 加 の 依 存 ( 子 ) リソースが、ダイアログまたは 出 力 パネルに 表 示 されます。4. リソースを in service にする 動 作 で 発 生 したエラーは、in service にするリソースがあるサーバのLifeKeeper ログに 記 録 されます。リソースを Out of Service にする1. 開 始 するには、 以 下 の 4 つの 方 法 があります。• Out of Service にするグローバルリソース、またはリソース / サーバの 組 み 合 わせのアイコンを 右 クリックします。リソースのコンテキストメニューが 表 示 されたら、[Out of Service] をクリックします。• グローバルツールバーの [Out of Service] ボタンをクリックします。[Out of Service]ダイアログが 表 示されたら、 Out of Service にするリソースを 1 つ 以 上 [Resouce(s)] リストから 選 択 し、[Next] をクリックします。• リソースのコンテキストツールバーが 表 示 される 場 合 は、[Out of Service] ボタンをクリックします。• [Edit] メニューの [Resource] をポイントし、[Out of Service] をクリックします。[Out of Service] ダイアログが 表 示 されたら、 Out of Service にするリソースを 1 つ 以 上 [Resouce(s)] リストから 選 択し、[Next] をクリックします。2. 選 択 したリソースが Out of Service になることを 示 す [Out of Service] ダイアログボックスが 表 示 されます。 親 リソースを Out of Service にせずに 依 存 する 子 リソースを Out of Service にしようとする 場 合 、このダイアログには 警 告 も 表 示 されます。[Out of Service] をクリックして、 次 のダイアログボックスに 進 みます。3. 出 力 パネルが 有 効 の 場 合 は、ダイアログが 閉 じ、リソースを Out of Service にするコマンドの 結 果 が 出 力パネルに 表 示 されます。 出 力 パネルが 無 効 の 場 合 は、これらの 結 果 を 表 示 するダイアログが 表 示 されたままになり、 結 果 がすべて 表 示 されたら [Done] をクリックします。4. リソースを Out of Service にする 動 作 で 発 生 したエラーは、 Out of Service にするリソースが 存 在 するサーバの LifeKeeper ログに 記 録 されます。高 度 な 作 業LCDLifeKeeper 設 定 データベースLifeKeeper 設 定 データベース (LCD) は、LifeKeeper が 既 知 のすべてのリソースタイプについて、オブジェクト 指 向のリソース 階 層 情 報 を 管 理 し、リカバリ 方 向 の 情 報 を 保 存 します。データは 共 有 メモリにキャッシュされ、ファイルに 保 存 されるので、システムの 再 起 動 後 もデータが 保 持 されます。LCD には、リカバリが 必 要 なリソースインスタンスについての 状 態 の 情 報 、および 特 定 の 詳 細 情 報 もあります。LCD のディレクトリ 構 造 、 保 存 されるデータタイプ、 使 用 できるリソースタイプ、およびアプリケーションスクリプトの使 用 の 詳 細 については、 以 下 の 関 連 トピックを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 184


関 連 トピック関 連 トピックLCDI のコマンドLifeKeeper には、アプリケーションのリソース 階 層 を 定 義 するためのメカニズムが 2 つ 用 意 されています。• LifeKeeper の GUI• LifeKeeper 設 定 データベースのインターフェース (LCDI) コマンドLCDI は LifeKeeper が 提 供 するインターフェースコマンドのセットで、 使 用 するアプリケーションのニーズに 合 わせてリソース 階 層 の 設 定 の 作 成 とカスタマイズができます。アプリケーションが 複 数 のリソース ( 例 : 2 つ 以 上 のファイルシステム) に 依 存 する 場 合 、コマンドインターフェースを 使 用 します。コマンドの 詳 細 については、LCDI のマニュアルページを 参 照 してください。このトピックでは、 開 発 シナリオを 示し、GUI とコマンドの 両 方 の 機 能 を 使 用 してリソース 階 層 を 作 成 できる 方 法 を 説 明 します。シナリオの 状 況アプリケーションの 例 である ProjectPlan は、サーバ 1 とサーバ 2 が 共 有 する SCSI ファイルシステムにデータを 保存 しています。サーバ 1 が、アプリケーションのプライマリ 階 層 にあります。アプリケーションには、/project-data と/schedule の 2 つのファイルシステムがあります。 階 層 定 義 の 最 初 の 手 順 では、 依 存 関 係 を 指 定 します。このアプリケーションの 例 には、 以 下 の 依 存 関 係 があります。• 共 有 ファイルシステム。アプリケーションは、/project-data と /schedule のファイルシステムに 依 存 します。• SCSI ディスクサブシステム。. 次 に、ファイルシステムは、SCSI ディスクサブシステム (デバイス、ディスク、およびホストアダプタのリソースを 含 む) に 依 存 します。結 果 として、 階 層 を 作 成 する 作 業 は 以 下 の 図 のようになります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 185


階 層 の 定 義階 層 の 定 義この 例 のアプリケーション 階 層 を 作 成 するために 必 要 な 作 業 を 示 します。1. ファイルシステムリソースの 作 成 。LifeKeeper の GUI には、ファイルシステムリソースを 作 成 するメニューがあります。ファイルシステムリソース 階 層 の 作 成 を 参 照 してください。この 定 義 作 業 の 最 後 で、LCD では 2 つのファイルシステムリソースが 以 下 のように 定 義 されます。ID タグ サーバ/project-data/project-data/schedule/scheduleproject-data-on-Server1project-data-from-Server1schedule-on-Server1schedule-from-Server1Server1Server2Server1Server2注 記 : LifeKeeper で 使 用 されるタグ 名 には 意 味 はありません。 単 なるラベルです。 表 内 のタグ 名 はLifeKeeper のデフォルト 値 です。2. リソースの 定 義 。この 例 では、 以 下 の 項 目 を 定 義 する 必 要 があります。アプリケーション:リソースタイプ:インスタンス ID:タグ:projectappplan1yrplanthe-project-planSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 186


階 層 の 定 義注 記 : LifeKeeper の GUI を 使 用 して 定 義 の 大 部 分 を 作 成 できますが、この 例 の 以 降 ではコマンドインターフェースの 操 作 を 説 明 します。3. ディレクトリの 作 成 。 各 システムで 以 下 のコマンドを 使 用 して、ディレクトリ /opt/LifeKeeper/subsys の 下 に必 要 なアプリケーションリカバリディレクトリを 作 成 します。mkdir -p /opt/LifeKeeper/subsys/projectapp/Resources/plan/actions4. アプリケーションの 定 義 。 以 下 のコマンドで、アプリケーション projectapp を 作 成 します。app_create -d Server1 -a projectappapp_create -d Server2 -a projectapp5. リソースタイプの 定 義 。 以 下 のコマンドで、リソースタイプ plan を 作 成 します。typ_create -d Server1 -a projectapp -r plantyp_create -d Server2 -a projectapp -r plan6. リカバリスクリプトのインストール。restore と remove のスクリプトを 各 サーバの 以 下 のディレクトリにコピーします。/opt/LifeKeeper/subsys/projectapp/Resources/plan/actions7. インスタンスの 定 義 。 以 下 のコマンドで、リソースのインスタンスタイプが plan、ID が 1yrplan のリソースを 定義 します。ins_create -d Server1 -a projectapp -r plan -I\AUTORES_ISP -t the-project-plan -i 1yrplanins_create -d Server2 -a projectapp -r plan -I\SEC_ISP -t the-project-plan -i 1yrplanServer1 に 作 成 したインスタンスの -I AUTORES_ISP 命 令 は、LifeKeeper の 再 起 動 時 にそのリソースを 自 動 的 に in service にするように LifeKeeper に 指 示 します。この 例 では、リソースのrestore スクリプトが 実 行 され、 正 常 に 実 行 された 場 合 はリソースが ISP 状 態 になります。この 動作 は、ペアのリソースがすでにサービス 起 動 している 場 合 は 実 行 されません。Server2 に 作 成 したインスタンスの -I SEC_ISP 命 令 は、LifeKeeper の 再 起 動 時 にそのリソースをin service にしないように LifeKeeper に 指 示 します。その 代 わり、Server2 は Server1 上 にあるリソースのバックアップとして 機 能 し、プライマリのリソースまたはサーバに 障 害 が 発 生 したときにローカルリソースを in service にします。8. 依 存 関 係 の 定 義 。 以 下 のコマンドは、アプリケーションとファイルシステムの 依 存 関 係 を 定 義 します。dep_create -d Server1 -p the-project-plan -c project-data-on-System1dep_create -d Server2 -p the-project-plan -c project-data-from-Server1dep_create -d Server1 -p the-project-plan -c schedule-on-Server1dep_create -d Server2 -p the-project-plan -cschedule-from-Server1SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 187


LCD の 設 定 データ9. lcdsync の 実 行 。 以 下 の lcdsync コマンドを 実 行 して、 設 定 のコピーを 更 新 するように LifeKeeper に通 知 します。lcdsync -d Server1lcdsync -d Server210. リソースを In Service にする。プライマリサーバで LifeKeeper の GUI にアクセスし、[Edit] > [Resource] >[In-Service] をクリックしてリソースを In Service にします。LCD の 設 定 データLCD には、 以 下 の 関 連 するデータタイプが 保 存 されます。• 依 存 関 係 の 情 報• リソースのステータス 情 報• サーバ 間 のイクイバレンシ 情 報依 存 関 係 の 情 報定 義 した 各 リソースについて、LifeKeeper は 依 存 関 係 のリスト、および 依 存 物 (あるリソースに 依 存 するリソース)のリストを 保 持 します。 詳 細 については、LCDI_relationship (1M) と LCDI_instances (1M) のマニュアルページを 参 照 してください。リソースのステータス 情 報LifeKeeper は、 各 リソースインスタンスのステータス 情 報 をメモリに 保 持 します。LCD が 認 識 するリソースの 状 態は、ISP、ISU、OSF、OSU、および ILLSTATE です。システムイベントが 発 生 した 場 合 、または 管 理 者 が 特 定の 操 作 を 行 った 場 合 に、リソースがある 状 態 から 別 の 状 態 に 変 化 することがあります。リソースの 状 態 が 変 化 した 場 合 、ステータスの 変 化 が、ローカルサーバの LCD、およびそのリソースのダイアログサーバ 上 にあるデータベースに 反 映 されます。サーバ 間 のイクイバレンシ 情 報さまざまなサーバ 上 にある 複 数 のリソース 間 に 関 係 が 存 在 することがあります。イクイバレンシ 情 報 とは、 別 のサーバ 上 にある 2 つのリソースが 同 一 の 物 理 エンティティであることを 示 す 関 係 です。2 台 のサーバが、イクイバレンシ 情 報 の 関 係 にある 1 つのリソースを 持 つ 場 合 、LifeKeeper はその 動 作 により、2 台 のサーバ 上 にあるリソースの 1 つのみが 同 時 に In Service、 保 護 (ISP) になるようにします。 両 方 のサーバでそのリソースインスタンスをOut of Service (OSU または OSF) にすることができますが、データの 整 合 性 の 理 由 から、 同 時 に In Service にできるリソースは 1 つのみです。SCSI バス 上 にある 複 数 のディスクが、 同 等 なリソースの 一 例 です。SCSI のロック (または 予 約 ) メカニズムにより、 任 意 の 時 点 でディスクデバイスのロックを 所 有 できるのは 1 台 のサーバのみです。このロック 所 有 機 能 により、同 時 に 複 数 のサーバによる 同 一 ディスクリソースへのアクセスが 防 止 されます。さらに、 階 層 内 の 依 存 関 係 により、ファイルシステムのようにディスクに 依 存 するリソースはすべて、 同 時 に 1 台 のサーバでのみ In Service になります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 188


LCD のディレクトリ 構 造LCD のディレクト リ 構 造/opt/LifeKeeper の 下 にある 主 なサブディレクトリを 示 します。• config - LifeKeeper の 設 定 ファイル。イクイバレンシ 情 報 を 含 みます。• bin - LifeKeeper の 実 行 可 能 プログラム。is_recoverable などがあります。 詳 細 については、 障 害 検 出 とリカバリのシナリオを 参 照 してください。• subsys - リソースとタイプ。LifeKeeper は、 共 有 SCSI ディスクサブシステムのリソースとタイプの 定 義 をscsi で、 汎 用 アプリケーションのメニュー 機 能 を gen で 提 供 します。アプリケーションのインターフェースを 定義 する 場 合 は、subsys の 下 にディレクトリを 作 成 してください。• events - 警 報 イベント。 詳 細 については、LifeKeeper の 警 報 とリカバリを 参 照 してください。/opt/LifeKeeper 内 の LCD ディレクトリの 構 造 については、/opt/LifeKeeper 内 の LCD ディレクトリの 構 造 のトピックを 参 照 してください。LCD のリソースタイプLCD は 共 有 メモリ、および /opt/LifeKeeper ディレクトリの 両 方 に 保 持 されます。ディレクトリ 構 造 の 図 に 示 すように、subsys には、アプリケーションインターフェースの 指 定 に 使 用 できるアプリケーションリソースセットが 2 つあります。• gen - 汎 用 アプリケーションとファイルシステムの 情 報• scsi - SCSI に 固 有 のリカバリ 情 報これらのサブディレクトリについてはリソースのサブディレクトリを 参 照 してください。LifeKeeper のフラグステータスの 詳 細 表 示 の 後 部 近 くに、システムのフラグセットがあります。 共 通 タイプは、プロセスのロックが 動 作 を完 了 するまで 他 のプロセスを 確 実 に 待 機 させるために 使 用 する LCD のロックフラグです。LCD のロックの 標 準フォーマットは 以 下 のとおりです。!action!processID!time!machine:id.一 般 的 な LCD のロックフラグの 例 を 示 します。• !action!02833!701236710!:filesys.ファイルシステム 階 層 を 作 成 すると、このフォーマットでステータス 表 示 にフラグが 生 成 されます。filesys の 指 定 は、 他 のアプリケーションリソース 階層 では 別 のリソースタイプである 場 合 も、 一 般 的 なアプリケーションやユーザ 定 義 アプリケーションでは appである 場 合 もあります。• 他 の 代 表 的 なフラグとして、!nofailover!machine and shutdown_switchover があります。!nofailover!machine フラグは、LifeKeeper が 作 成 と 削 除 を 行 う 内 部 の 一 時 フラグで、サーバのフェイルオーバを 制 御 します。 shutdown_switchover フラグは、このサーバのシャットダウン 方 針 がSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 189


リソースのサブディレクトリスイッチオーバに 設 定 されたことを 示 し、サーバのシャットダウンによりスイッチオーバが 発 生 します。 使 用 可能 なフラグの 詳 細 については、LCDI-flag (1M) を 参 照 してください。リソースのサブディレクト リscsi と gen のディレクトリはそれぞれ、リソースのサブディレクトリを 持 ちます。これらのディレクトリの 内 容は、LifeKeeper が 提 供 するリソースタイプのリストです。scsi のリソースタイプ。これらのリソースタイプは、/opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources ディレクトリにあります。実 際 の 設 定 によっては、その 他 のディレクトリが 存 在 する 場 合 があります。• device - ディスクパーティション、または 仮 想 ディスクデバイス• disk - 物 理 ディスク、または LUN• hostadp - ホストアダプタgen のリソースタイプ。これらのリソースタイプは、/opt/LifeKeeper/subsys/gen/resources ディレクトリにあります。• filesys - ファイルシステム• app - 汎 用 またはユーザ 定 義 のアプリケーションであり、 他 のリソースに 依 存 することがある各 リソースタイプのディレクトリには、 以 下 のものが 1 つ 以 上 あります。• インスタンス。このファイルは、LCD に 保 存 されている、リソースインスタンスに 関 する 恒 久 的 な 情 報 を 反映 します。このリソースタイプに 関 連 付 けられたリソースインスタンスの 記 述 的 な 情 報 があります。警 告 : インスタンスファイル (または LCD ファイル) を 直 接 変 更 しないでください。リソースインスタンスの 作 成 や 操作 を 行 うには、LifeKeeper の GUI の 機 能 、または ins_create、ins_remove、ins_gettag、ins_setas、ins_setinfo、ins_setinit、ins_setstate、および ins_list の LifeKeeper の LCDI_instances コマンドのみを 使 用 してください。これらのコマンドの 詳 細 については、LCDI_instances (1M) のマニュアルページを 参 照 してください。• recovery。このオプションのディレクトリには、 障 害 が 検 出 されたリソースのローカルリカバリの 試 行 に 使 用されるプログラムがあります。recovery ディレクトリには、sendevent に 渡 されるイベントクラスに 対 応 するディレクトリがあります。ディレクトリの 名 前 は、sendevent プログラムに 渡 されるクラスパラメータ (-C) と 一 致する 必 要 があります。 (LifeKeeper の 警 告 とリカバリを 参 照 )。各 サブディレクトリに、アプリケーションは 対 応 するイベントタイプを 処 理 するリカバリプログラムを 入 れることができます。これらのプログラムの 名 前 は、sendevent の -E パラメータで 渡 される 文 字 列 と 一 致 する 必 要 があります。このオプションのディレクトリは、 複 数 のアプリケーションに 使 用 されるように 存 在 することはできません。• actions。このディレクトリには、 特 定 のリソースタイプのリソースインスタンスについてのみ 動 作 するリカバリ実 行 プログラムのセットがあります。 使 用 するアプリケーションについて、アプリケーション 内 のすべてのリソースに 適 用 する 動 作 がある 場 合 は、その 動 作 を、resource type ディレクトリではなく、アプリケーションディレクトリの actions サブディレクトリに 入 れてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 190


リソースの 動 作リカバリ 指 示 ソフトウェアが、リソースインスタンスの 変 更 や 復 旧 に 使 用 されます。 各 リソースタイプの actions ディレクトリに、remove と restore の 2 つの 動 作 が 必 要 です。リソースの 動 作リソースタイプの actions ディレクトリには、 特 定 のアプリケーションの 動 作 を 記 述 するプログラム ( 多 くの 場 合 はshell スクリプト) があります。 各 リソースタイプについて、restore と remove の 2 つの 動 作 が 必 要 です。remove と restore のプログラムは、 正 反 対 の 機 能 を 実 行 する 必 要 があります。つまり、 相 互 の 動 作 を 元 に 戻 す必 要 があります。これらのスクリプトは、 絶 対 に 手 動 で 実 行 しないでください。これらのスクリプトは、LifeKeeper のリカバリ 動 作 と 制 御 のインターフェース (LRACI) の perform_action shell プログラムのみが 実 行 する 必 要 があります (LRACI-perform_action (1M) マニュアルページを 参 照 )。/opt/LifeKeeper の LCD のディレクト リ 構 造以 下 の 図 に、/opt/LifeKeeper のディレクトリ 構 造 を 示 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 191


LCMLCMThe LifeKeeper Communications Manager (LCM) は、1 台 以 上 の LifeKeeper サーバ 上 にあるプロセス 間 に 信頼 性 の 高 い 通 信 を 提 供 します。このプロセスは、システム 間 の 冗 長 コミュニケーションパスを 使 用 できるので、1つのコミュニケーションパスに 障 害 が 発 生 しても、LifeKeeperやそれが 保 護 するリソースには 障 害 が 発 生 しません。LCM は、RS-232 (TTY) と TCP/IP の 接 続 を 含 む 多 様 な 通 信 方 法 をサポートしています。LCM は 以 下 の 機 能 を 提 供 します。• LifeKeeper のハートビート。 接 続 している 他 の LifeKeeper システムと 定 期 的 に 通 信 して、 他 のシステムが 動 作 を 継 続 しているかどうかを 判 断 します。LifeKeeper はハートビート 信 号 がないことを 認 識 することにより、 他 の 方 法 では 検 出 されないシステム 全 体 の 障 害 を 検 出 できます。• 管 理 サービス。LifeKeeper の 管 理 機 能 は、LCM の 機 能 を 使 用 してリモート 管 理 を 実 行 します。この 機能 は、シングルポイントの 管 理 、 設 定 の 検 証 、および 管 理 動 作 の 正 常 性 チェックに 使 用 されます。• 設 定 とステータスの 通 信 。LifeKeeper 設 定 データベース (LCD) は、リソースのステータス、 可 用 性 、および設 定 を LCM 機 能 経 由 で 記 録 します。LCM の 機 能 により、LCD はプライマリとセカンダリのシステム 間 で整 合 性 のあるリソース 情 報 を 保 持 できます。• フェイルオーバリカバリ。あるシステム 上 のリソースに 障 害 が 発 生 すると、LCM は LifeKeeper に、バックアップシステム 上 にリソースを 復 旧 するように 通 知 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 192


通 信 ステータスの 情 報LCM が 提 供 する LifeKeeper のサービスに 加 えて、shell コマンドセットによりアプリケーションによる 信 頼 性 の 高 いシステム 間 通 信 が 可 能 です。これらのコマンドとして、snd_msg, rcv_msg、can_talk などがあります。これらのコマンドの 詳 細 については、LCMI_mailboxes (1M) のマニュアルページを 参 照 してください。LCM はシステム 上 でリアルタイムプロセスとして 動 作 し、システムのハートビートが 送 信 されるなどの 重 要 な 通 信 が 確 実 に 実行 されるようにします。通 信 ステータスの 情 報ステータス 表 示 の 通 信 ステータスの 情 報 のセクションには、LifeKeeper が 認 識 しているサーバとその 現 在 の 状態 、および 各 コミュニケーションパスの 情 報 がリストされます。以 下 の 例 は、ステータスの 簡 略 表 示 の 通 信 ステータスのセクションのものです。MACHINE NETWORK ADDRESSES/DEVICE STATE PRIOtristan TCP 100.10.100.100/100.10.100.200 ALIVE 1tristan TTY /dev/ttyS0 ALIVE --詳 細 については、ステータスの 詳 細 表 示 とステータスの 簡 略 表 示 のトピックの「 通 信 ステータスの 情 報 」セクションを 参 照 してください。LifeKeeper の 警 報 とリカバリLifeKeeper のエラー 検 出 と 通 知 は、イベント 警 報 メカニズム sendevent をベースにしています。sendevent メカニズムの 重 要 な 概 念 は、 独 立 したアプリケーションが 重 要 なコンポーネントについて 警 報 を 受 信 できるように 登 録できることです。 警 報 を 開 始 する 側 のコンポーネントと 受 信 する 側 のアプリケーションのいずれも、 他 のアプリケーションの 存 在 を 知 るように 変 更 する 必 要 はありません。アプリケーションに 固 有 のエラーが、sendevent 機 能 経 由で LifeKeeper のリカバリメカニズムをトリガできます。このセクションでは、 警 報 クラス、 警 報 の 処 理 、および 警 報 ディレクトリのレイアウトを 含 む 警 報 に 関 連 するトピックを 説 明 し、 次 に 警 報 の 概 念 を 示 す 処 理 シナリオを 示 します。警 報 クラス/opt/LifeKeeper/events ディレクトリには、アラームクラスのセットがリストされます。これらのクラスは、イベントを 生成 するシステムの 特 定 サブコンポーネントに 対 応 します ( 例 : filesys)。 各 警 報 クラスのサブディレクトリには、 可 能性 のある 警 報 のセットがあります ( 例 : badmount、diskfull)。shell スクリプトまたはプログラムを 適 切 なディレクトリに 入 れることで、これらの 警 報 を 受 信 するようにアプリケーションを 登 録 できます。LifeKeeper は 基 本 的 な 警 報 通 知 機 能 を 使 用 しています。この 警 報 機 能 により、イベントについて 登 録 されたすべてのアプリケーションで、 該 当 する 警 報 の 発 生 時 に sendevent により 処 理 プログラムが 非 同 期 で 実 行 されます。LifeKeeper が 存 在 する 場 合 、sendevent プロセスははじめに、LifeKeeper のリソースオブジェクトがクラスとイベントを 処 理 できるかどうかを 判 断 します。LifeKeeper がクラス/イベントの 一 致 を 検 出 した 場 合 、 適 切 な 復 旧 シナリオが 実 行 されます。sendevent 警 報 機 能 の 追 加 スクリプトを 定 義 することは 任 意 です。LifeKeeper リソースを 定 義 すると、LifeKeeper が 基 本 的 な 警 報 機 能 を 提 供 します。その 詳 細 は、この 章 の 処 理 シナリオで 後 述 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 193


警 報 の 処 理注 記 : リソースインスタンスのローカルリカバリは、LifeKeeper の 制 御 下 にあるアプリケーションが、 中 断 されたリソースサービスを、イベントが 発 生 したシステムのエンドユーザに 返 そうとする 試 行 です。サーバ 間 リカバリでは、アプリケーションはバックアップシステムに 移 行 できます。この 種 のリカバリは、ローカルリカバリが 失 敗 したか、ローカルリカバリが 不 可 能 である 場 合 に 試 行 されます。警 報 の 処 理LifeKeeper の 注 意 が 必 要 な 可 能 性 のあるイベントを 検 出 するアプリケーションまたはプロセスは、sendevent プログラムを 実 行 し、 各 エラークラス、エラー 名 、および 障 害 のあるインスタンスの 引 数 を 渡 すことにより、イベントを報 告 できます。 必 須 の 詳 細 、オプションのパラメータ、および 構 文 については、sendevent (5) のマニュアルページを 参 照 してください。警 報 ディレクト リのレイアウト/opt/LifeKeeper/events ディレクトリには、2 種 類 の 内 容 があります。• LifeKeeper の 指 定 クラス。LifeKeeper は、events ディレクトリの 下 に lifekeeper と filesys の 2 つの 警報 クラスを 用 意 しています。 警 報 イベントの 例 としては、diskfull などがあります。 警 報 クラスは、sendevent コマンドの-C オプションで 渡 される 文 字 列 に 対 応 し、 警 報 イベントは -E オプションで 渡 される 文 字 列 に 対 応 します。Lifekeeper の 警 報 クラスは、LifeKeeper のサブシステム 内 のイベント 報 告 用に 内 部 的 に 使 用 されます。• アプリケーションに 固 有 のクラス。 特 定 のアプリケーションで 警 報 クラスの 定 義 が 必 要 な 場 合 、events ディレクトリに 他 のサブディレクトリが 追 加 されます。アプリケーションは shell スクリプトまたはバイナリプログラムをそのサブディレクトリに 入 れることで、これらの 警 報 を 受 信 するように 登 録 します。これらのプログラムの 名前 は、 属 するアプリケーションパッケージの 名 前 に 由 来 します。メンテナンス 作 業以 下 に、LifeKeeper のメンテナンス 作 業 を 示 します。LifeKeeper の 設 定 値 の 変 更LifeKeeper には、 設 定 と 設 定 を 行 った 後 に 変 更 を 要 する 場 合 がある 値 が 多 数 あります。 変 更 を 要 する 場 合 がある 値 の 例 として、LifeKeeper サーバの uname、コミュニケーションパスの IP アドレス、IP リソースのアドレス、タグ名 などがあります。これらの 値 を 変 更 するには、 注 意 して 以 下 の 手 順 に 従 ってください。1. 以 下 のコマンドを 使 用 して、すべてのサーバで LifeKeeper を 停 止 してください。/etc/init.d/lifekeeper stop-nofailoverコミュニケーションパスを 削 除 したり、サーバからリソース 階 層 を 拡 張 解 除 したりする 必 要 はありません。2. LifeKeeper サーバの uname を 変 更 する 場 合 は、hostname(1) コマンドを 使 用 してサーバのホスト 名 を変 更 してください。3. 先 に 進 む 前 に、 新 しいホスト 名 がクラスタ 内 のすべてのサーバで 解 決 可 能 であることを 確 認 してください。コミュニケーションパスのアドレスを 変 更 する 場 合 は、 新 しいアドレスが 設 定 され、 動 作 していることを 確 認してください (ping と telnet のユーティリティをこの 確 認 に 使 用 可 能 )。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 194


LifeKeeper の 設 定 値 の 変 更4. LifeKeeper の 複 数 の 値 を 変 更 する 必 要 がある 場 合 は、クラスタ 内 の 各 サーバ 上 のファイルで、 古 い 値 と新 しい 値 を 以 下 のフォーマットで 指 定 する 必 要 があります。old_value1=new_value1....old_value9=new_value95. クラスタ 内 のすべてのサーバで lk_chg_value コマンドを 実 行 し、 出 力 を 確 認 して、 予 測 しなかった 変更 内 容 による 副 作 用 が 発 生 していないことを 確 認 してください。 変 更 する 値 が 複 数 ある 場 合 は、 以 下のコマンドを 実 行 してください。$LKROOT/bin/lk_chg_value -Mvf file_namefile_name は、 手 順 4 で 作 成 したファイルの 名 前 です。変 更 する 値 が 1 つのみの 場 合 は、 以 下 のコマンドを 実 行 してください。$LKROOT/bin/lk_chg_value -Mvo old_value -n new_value-M オプションは、LifeKeeper のすべてのファイルに 対 して 変 更 を 行 わないことを 指 定 します。6. クラスタ 内 のすべてのサーバで、-M オプションを 指 定 せずに lk_chg_value コマンドを 実 行 して、LifeKeeper のファイルを 変 更 してください。 変 更 する 値 が 複 数 ある 場 合 は、 以 下 のコマンドを 実 行 してください。$LKROOT/bin/lk_chg_value -vf file_namefile_name は、 手 順 4 で 作 成 したファイルの 名 前 です。変 更 する 値 が 1 つのみの 場 合 は、 以 下 のコマンドを 実 行 してください。$LKROOT/bin/lk_chg_value -vo old_value -n new_value7. 以 下 のコマンドを 使 用 して、LifeKeeper を 再 起 動 してください。/etc/init.d/lifekeeper startLifeKeeper の GUI を 使 用 してクラスタを 表 示 する 場 合 は、GUI を 閉 じてから 再 起 動 しなければならないことがあります。例 :Server1 と Server2 は、2 ノードクラスタ 内 にある LifeKeeper サーバの uname です。Server1 は、アドレス172.17.100.48 のコミュニケーションパスを 持 ちます。Server2 はアドレス 172.17.100.220 の IP リソースを 持ち、この IP リソースは Server1 に 拡 張 されています。Server1 について 以 下 の 値 を 変 更 します。値 旧 新uname Server1 Newserver1コミュニケーションパスのアドレス 172.17.100.48 172.17.105.49IP リソースのアドレス 172.17.100.220 172.17.100.221SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 195


ファイルシステムの 健 全 性 の 監 視これらの 変 更 を 行 うには、 以 下 の 手 順 を 実 行 する 必 要 があります。注 記 :1. 以 下 のコマンドを 使 用 して、Server1 と Server2 の 両 方 で LifeKeeperを 停 止 してください。/etc/init.d/lifekeeper stop-nofailover2. 以 下 のコマンドを 使 用 して、Server1 の uname を Newserver1 に 変 更 してください。hostname Newserver13. Newserver1 と Server2 の 両 方 に、 以 下 の 内 容 を 持 つファイル /tmp/subs を 作 成 してください。Server1=Newserver1172.17.100.48=172.17.105.49172.17.100.220=172.17.100.2214. 両 方 のサーバで 以 下 のコマンドを 実 行 し、 出 力 を 確 認 して、 予 測 しなかった 変 更 内 容 による 副 作 用 が発 生 していないことを 確 認 してください。$LKROOT/bin/lk_chg_value -Mvf /tmp/subs5. 両 方 のサーバで、-M オプションを 指 定 せずに lk_chg_value コマンドを 実 行 して、LifeKeeper のファイルを 変 更 してください。$LKROOT/bin/lk_chg_value -vf /tmp/subs6. 以 下 のコマンドを 使 用 して、 両 方 のサーバで LifeKeeper を 再 起 動 してください。/etc/init.d/lifekeeper start• LifeKeeper のファイルを 変 更 せずに lk_chg_value による 変 更 内 容 を 表 示 するには、-M オプションを使 用 してください。lk_chg_value が 調 べるファイルを 表 示 するには、-v を 使 用 してください。タグ 名 を変 更 しない 場 合 は、-T オプションを 使 用 してください。リソース ID を 変 更 しない 場 合 は、-I オプションを 使用 してください。ファイルシステムの 健 全 性 の 監 視ファイルシステムの 健 全 性 の 監 視 機 能 は、LifeKeeper が 保 護 する、ファイルシステム 依 存 のアプリケーションで 障害 が 発 生 する 原 因 となる 条 件 を 検 出 します。 監 視 は、アクティブ / サービス 中 のリソース (つまりファイルシステム)でのみ 実 行 されます。 監 視 する 条 件 は、 以 下 の 2 つです。• ファイルシステムがフル (またはほぼフル) の 状 態 になる。• ファイルシステムが 不 適 切 にマウント (またはアンマウント) された。これら 2 つの 条 件 のいずれかが 検 出 されると、いくつかの 動 作 のいずれかが 実 行 されることがあります。• 警 告 メッセージがログ 記 録 され、システム 管 理 者 に 電 子 メールを 送 信 できる。• リソースインスタンスのローカルリカバリを 試 行 できる。• リソースをバックアップサーバにフェイルオーバできる。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 196


条 件 の 定 義条 件 の 定 義フル(またはほぼフル) のファイルシステム「ディスクがフル」の 条 件 は 検 出 できますが、ローカルリカバリまたはフェイルオーバの 実 行 で 解 決 することはできません。 管 理 者 の 操 作 が 必 要 です。デフォルトでは、メッセージがログ 記 録 されます。 追 加 の 通 知 機 能 を 使 用 できます。 例 えば、 電 子 メールをシステム 管 理 者 に 送 信 できます。また、 他 の 方 法 により、 別 のアプリケーションを起 動 して 警 告 メッセージを 送 信 できます。この 通 知 機 能 を 有 効 にする 方 法 についてはLifeKeeper のイベント 電子 メール 通 知 の 設 定 のトピックを 参 照 してください。「ディスクフル」の 条 件 に 加 えて、「ディスクがほぼフル」の 条 件 を 検 出 し、 警 告 メッセージを LifeKeeper のログに 記録 できます。「ディスクフル」のしきい 値 は 以 下 のとおりです。FILESYSFULLERROR=95「ディスクがほぼフル」のしきい 値 は 以 下 のとおりです。FILESYSFULLWARN=90デフォルト 値 は 上 記 のとおりそれぞれ 90% と 95% ですが、/etc/default/LifeKeeper ファイルの 調 整 可 能 なパラメータを 使 用 して 設 定 できます。これら 2 つのしきい 値 の 意 味 は 以 下 のとおりです。FILESYSFULLWARNING - ファイルシステムがこの 割 合 までフルになると、メッセージが LifeKeeper のログに 表 示 されます。FILESYSFULLERROR - ファイルシステムがこの 割 合 までフルになると、メッセージが LifeKeeper のログ、およびシステムログに 表 示 されます。ファイルシステムの 通 知 スクリプトも 呼 び 出 されます。アンマウントされた、または 不 適 切 にマウントされたファイルシステムLifeKeeper は /etc/mtab ファイルをチェックして、LifeKeeper が 保 護 するサービス 中 のファイルシステムが 実 際 にマウントされているかどうかを 調 べます。さらに、filesys のリソース 情 報 フィールドに 保 存 されているマウントオプションに 対 してマウントオプションをチェックし、 階 層 の 作 成 時 に 使 用 されていた 元 のマウントポジションと 一 致 するかどうかを 確 認 します。ファイルシステムがアンマウントされているか、 不 適 切 にマウントされていることを 検 出 した 場 合 、ローカルリカバリが起 動 され、 正 しいマウントオプションを 使 用 してファイルシステムの 再 マウントが 試 行 されます。再 マウントに 失 敗 した 場 合 、 条 件 を 解 消 するためにフェイルオーバが 試 行 されます。 以 下 のリストに、フェイルオーバに 進 行 する 場 合 がある 再 マウントの 障 害 の 一 般 的 な 原 因 を 示 します。• ファイルシステムが 破 損 している (fsck の 障 害 )• マウントポイントディレクトリの 作 成 失 敗• マウントポイントがビジー• マウントの 失 敗• LifeKeeper の 内 部 エラーSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 197


LifeKeeper が 保 護 するシステムのメンテナンスLifeKeeper が 保 護 するシステムのメンテナンスLifeKeeper が 保 護 するサーバをシャットダウンしてメンテナンスを 行 うときには、メンテナンスの 前 に、バックアップサーバでシステムのリソース 階 層 を in service にする 必 要 があります。このプロセスにより、メンテナンスが 必 要 なシステム 上 にある 共 有 ディスクの 動 作 がすべて 停 止 します。記 載 の 順 序 で、 以 下 の 操 作 を 実 行 してください。Server A はメンテナンスが 必 要 なプライマリシステム、ServerB はバックアップサーバです。1. Server B で 階 層 を in service にしてください。バックアップの Server B で、LifeKeeper の GUI を 使 用 して、 現 在 Server A でサービス 中 のリソース 階 層 を in service にします。これにより、LifeKeeper の 保 護 下にある 共 有 ディスクに 存 在 している Server A のファイルシステムがアンマウントされます。 詳 細 については、リソースを In Service にするを 参 照 してください。2. Server A で LifeKeeper を 停 止 してください。LifeKeeper のコマンド /etc/init.d/lifekeeperstop-nofailover を 使 用 して、LifeKeeper を 停 止 します。リソースが 保 護 されていない 状 態 になります。3. Linux をシャットダウンし、Server A の 電 源 をオフにしてください。Server A のLinux オペレーティングシステムをシャットダウンし、サーバの 電 源 をオフにします。4. メンテナンスを 実 行 してください。Server A で 必 要 なメンテナンスを 実 行 します。5. Server A の 電 源 をオンにし、Linux を 再 起 動 してください。Server A の 電 源 をオンにし、 次 に Linux オペレーティングシステムを 再 起 動 します。6. Server A で LifeKeeper を 開 始 してください。LifeKeeper のコマンド /etc/init.d/lifekeeperstart を 使 用 して、LifeKeeper を 開 始 します。リソースが 保 護 されている 状 態 になります。7. 必 要 に 応 じて、Server A で 階 層 を in-service にしてください。Server A で LifeKeeper の GUI を 使 用 して、Server B にスイッチオーバしていたすべてのリソース 階 層 を in service にしてください。リソース 階 層 のメンテナンスシステム 上 のその 他 すべての 階 層 を LifeKeeper で 保 護 した 状 態 で、あるリソース 階 層 のメンテナンスを 実 行 できます。このためには、メンテナンスが 必 要 な 階 層 を Out of Service にし、メンテナンス 作 業 の 完 了 後 にその 階 層を In Service にします。リソース 階 層 のメンテナンスを 実 行 するには、 以 下 の 手 順 に 従 ってください。1. 階 層 を Out of Service にしてください。LifeKeeper の GUI を 使 用 して、メンテナンスを 実 行 する 必 要 があるリソース 階 層 をすべて Out of Service にします。 詳 細 については、リソースを Out of Service にするを参 照 してください。2. メンテナンスを 実 行 してください。リソース 階 層 で 必 要 なメンテナンスを 実 行 します。3. 階 層 をリストアしてください。LifeKeeper の GUI を 使 用 して、リソース 階 層 を In Service にします。 詳 細 については、リソースを In Service にするを 参 照 してください。フェイルオーバ 後 の 復 旧LifeKeeper がプライマリサーバ (Server A) からバックアップサーバ (Server B) にフェイルオーバリカバリを 実 行 したSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 198


LifeKeeper の 削 除後 、 以 下 の 手 順 を 実 行 してください。1. ログを 確 認 してください。Server B の LifeKeeper が Server A からフェイルオーバリカバリを 実 行 すると、フェイルオーバ 中 にステータスメッセージが 表 示 されます。実 際 の 出 力 は、 設 定 によって 異 なります。マウントやアンマウントの 失 敗 に 関 するいくつかのメッセージが表 示 されることが 予 測 されますが、これらのメッセージはリカバリの 失 敗 を 示 唆 しません。これらのメッセージ、および Server B でリソースを in service にするときに 発 生 したエラーは、LifeKeeper のログに 記 録 されます。2. メンテナンスを 実 行 してください。Server A の 障 害 の 原 因 を 特 定 し、 解 決 します。メンテナンスを 実 行 するために、Server A の 電 源 をオフにすることが 必 要 な 場 合 があります。3. 必 要 に 応 じて、Server A を 再 起 動 してください。メンテナンスが 完 了 したら、 必 要 に 応 じて Server A を再 起 動 します。4. 必 要 に 応 じて、LifeKeeper を 開 始 してください。Server A で LifeKeeper が 動 作 していない 場 合 は、コマンド /etc/init.d/lifekeeper start を 使 用 して、LifeKeeper を 開 始 してください。5. アプリケーションを Server A に 戻 してください。 都 合 のよい 時 点 で、LifeKeeper の GUI を 使 用 して、Server A でアプリケーションを in service にします。 詳 細 については、リソースを In Service にするを 参照 してください。Server A でアプリケーションが [Automatic Switchback] に 設 定 されている 場 合 は、この手 順 は 不 要 なことがあります。LifeKeeper の 削 除Linux 環 境 での LifeKeeper パッケージのアンインストールは、rpm をサポートするグラフィカルインターフェース、またはコマンドラインから 実 行 できます。このセクションでは、コマンドラインから rpm コマンドを 使 用 して LifeKeeperをアンインストールする 手 順 を 詳 しく 説 明 します。rpm コマンドを 使 用 する 手 順 の 詳 細 については、rpm(8) のマニュアルページを 参 照 してください。rpm ソフトウェアの 詳 細 については、 以 下 の Web サイトを 参 照 してください。http://www.rpm.org/以 下 に、LifeKeeper ソフトウェアを 削 除 するための 要 件 を 示 します。• アプリケーションの 移 動 。LifeKeeper ソフトウェアを 削 除 する 前 に、サーバ 上 に LifeKeeper の 保 護 を 必 要とするアプリケーションがないことを 確 認 する 必 要 があります。アプリケーションリソース 階 層 が In Service のサーバからは、 絶 対 に LifeKeeper を 削 除 しないでください。LifeKeeper を 削 除 すると、 同 等 性 、リソース階 層 定 義 、ログファイルなどの 設 定 データがすべて 削 除 されます。 追 加 情 報 については、リソース 階 層 の転 送 を 参 照 してください。• LifeKeeper の 開 始 。LifeKeeper のリカバリキットソフトウェアを 削 除 するときには、LifeKeeper が 実 行 中でなければならない 場 合 があります。LifeKeeper が 実 行 中 でない 場 合 、 削 除 プロセスはクラスタ 内 の 他の LifeKeeper サーバからリソースインスタンスを 削 除 できず、 複 数 のサーバが 不 整 合 の 状 態 になることがあります。• すべてのパッケージの 削 除 。LifeKeeper Core を 削 除 する 場 合 、 初 めに LifeKeeperに 依 存 する 他 のパッケージ ( 例 : LifeKeeper のリカバリキット) を 削 除 する 必 要 があります。LifeKeeper のリカバリキットを 削 除 する 前 に、まず 関 連 するアプリケーションリソース 階 層 を 削 除 することが 推 奨 されます。注 記 : LifeKeeper のリカバリキットソフトウェアを 削 除 する 前 に、まず 関 連 する 階 層 をそのサーバから 削 除することが 推 奨 されます。この 削 除 は、リソースの 拡 張 解 除 の 設 定 作 業 で 実 行 できます。 既 存 の 階 層 のSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 199


GnoRPM からの 削 除拡 張 解 除 を 実 行 せずに LifeKeeper のリカバリキットパッケージを 削 除 した 場 合 、 現 在 定 義 され、このリカバリキットにより 保 護 されている 該 当 のリソース 階 層 は、システムから 自 動 的 に 削 除 されます。 一 般 的 なルールは 以 下 のとおりです。リソース 階 層 が In Service のサーバからは、 絶 対 にリカバリキットを 削 除 しないでください。これにより 現 在 の 階 層 が 破 壊 され、リカバリキットの 再 インストール 時 に 階 層 の 再 作 成 が 必要 になります。GnoRPM からの 削 除GnoRPM のウィンドウで、 削 除 する 各 パッケージのアイコンを 右 クリックし、ポップアップメニューの [Uninstall] をクリックしてください (または、パッケージアイコンを 選 択 して [Uninstall] ボタンをクリックできます)。コマンドラインからの 削 除サーバから LifeKeeper を 削 除 するには、rpm -e コマンドを 使 用 して LifeKeeper のパッケージをすべて 削 除 してください。rpm コマンドを 使 用 する 手 順 の 詳 細 については、rpm(8) のマニュアルページを参 照 してください。 例 えば、LifeKeeper Core パッケージを 削 除 するには、 以 下 のコマンドを 入 力 します。rpm -e steeleye-lk参 考 として、LifeKeeper Core パッケージクラスタに 含 まれるパッケージを 示 します。steeleye-lksteeleye-lkGUIsteeleye-lkHLPsteeleye-lkIPsteeleye-lkMANsteeleye-lkRAWsteeleye-lkCCISSディスト リビューションの 有 効 化 パッケージの 削 除LifeKeeper パッケージを 削 除 した 後 、 SPS のインストールイメージファイルに 含 まれる 設 定 スクリプトがインストールしたディストリビューションに 固 有 の 有 効 化 パッケージを 削 除 する 必 要 があります。お 使 いの Linux ディストリビューションにより、パッケージの 名 前 は steeleye-lk のようになっています。steeleye-lkRedHatsteeleye-lkSuSEファイアウォールを 使 用 した 状 態 での LifeKeeper の 実 行以 下 のネットワークアクセス 要 件 を 満 たす 場 合 、LifeKeeper for Linux は、 同 一 サーバ 上 にファイアウォールを 設定 した 状 態 で 実 行 できます。注 記 : ファイアウォールを 単 に 無 効 にする 場 合 は、 後 述 のファイアウォールの 無 効 化 を 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 200


LifeKeeper のコミュニケーションパスLifeKeeper のコミュニケーションパスコミュニケーションパスは、 特 定 の IP アドレスを 使 用 して、LifeKeeper クラスタ 内 にあるサーバペアの 間 に 設 定 されます。TCP ポート 7365 は、 作 成 時 にデフォルトで 各 通 信 のリモート 側 により 使 用 されますが、 通 信 の 開 始 側の TCP ポートは 任 意 です。 推 奨 方 法 は、そのシステムが 既 知 のコミュニケーションパスでローカルとリモートの IPアドレスの 各 指 定 ペアについて、 受 信 と 送 信 の 両 方 のトラフィックを 許 可 するように、 各 LifeKeeper サーバにファイアウォールを 設 定 することです。LifeKeeper GUI の 接 続LifeKeeper GUI は、デフォルトの 初 期 接 続 ポートであるポート 81 と 82 を 含 めて、 特 定 の TCP ポートを 多 数 使用 します。また、LifeKeeper GUI は、ポート 1024 以 降 をオブジェクトの 送 受 信 に 使 用 するリモートメソッド 呼 び出 し (RMI) も 使 用 します。これらすべてのポートが、 各 LifeKeeper サーバのファイアウォールで、 少 なくとも GUI クライアントが 動 作 する 外 部 システムに 対 して 開 いている 必 要 があります。LifeKeeper の IP アドレスリソースIP アドレスに 関 連 するアプリケーションにアクセスする 必 要 があるクライアントシステムから、LifeKeeper の 階 層 にある IP アドレスリソースにアクセスできるように、ファイアウォールを 設 定 する 必 要 があります。IP アドレスリソースはLifeKeeper クラスタ 内 のあるサーバから 別 のサーバに 移 動 できるので、すべての LifeKeeper サーバ 上 のファイアウォールを 適 切 に 設 定 する 必 要 があります。また、LifeKeeper は、ブロードキャスト ping のテストを 使 用 して、IP アドレスリソースの 健 全 性 を 定 期 的 にチェックします。このテストでは、 仮 想 IP アドレスからブロードキャスト ping パケットを 送 信 し、ローカルサブネット 上 の 他 のいずれかのシステムが 最 初 に 応 答 するまで 待 ちます。このテストが 失 敗 しないようにするには、 各 LifeKeeperサーバ 上 のファイアウォールが 以 下 のタイプのネットワーク 動 作 を 許 可 するように 設 定 する 必 要 があります。• 仮 想 IP アドレスからのインターネット 制 御 メッセージプロトコル (ICMP) パケットの 送 信 (アクティブなLifeKeeper サーバがブロードキャスト ping を 送 信 できる)• 仮 想 IP アドレスからの ICMP パケットの 受 信 ( 他 の LifeKeeper サーバがブロードキャスト ping を 受 信 できる)• 任 意 のローカルアドレスからの ICMP 応 答 パケットの 送 信 ( 他 の LifeKeeper サーバがブロードキャスト pingに 応 答 できる)• 仮 想 IP アドレスでの ICMP 応 答 パケットの 受 信 (アクティブな LifeKeeper サーバがブロードキャスト pingへの 応 答 を 受 信 できる)LifeKeeper Data ReplicationLifeKeeper Data Replication を 使 用 する 場 合 は、 複 製 に ndb を 使 用 する 任 意 のポートへのアクセスを 許 可 するように、ファイアウォールを 設 定 する 必 要 があります。nbd が 使 用 するポートは、 以 下 の 式 で 計 算 できます。10001 + + SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 201


ファイアウォールの 無 効 化i は 0 から 始 まり、 使 用 されていないポート 番 号 が 計 算 されるまで 加 算 されます。/etc/services に 定 義 されているポート、netstat -an --inet の 出 力 に 含 まれるポート、または LifeKeeper Data Replication の 他 のリソースが 使用 中 としてすでに 定 義 されているポートは、 使 用 中 です。例 : LifeKeeper Data Replication リソースのミラー 番 号 が 0 である 場 合 、 式 は 当 初 、 使 用 するポートを 10001 として 計 算 しますが、この 番 号 は、 一 部 の Linux ディストリビューションでは SCP 設 定 ポートとして /etc/services に定 義 されています。この 場 合 、i が 1 だけ 増 分 されてポート 番 号 10257 が 得 られます。この 番 号 は、これらのLinux ディストリビューションの /etc/services には 定 義 されていません。ファイアウォールの 無 効 化ファイアウォールを 無 効 にする 場 合 は、 以 下 の 手 順 に 従 ってください。1. 以 下 のコマンド (お 使 いのファイアウォールパッケージによって 異 なる) を 使 用 して、ファイアウォールを 停 止してください。/etc/init.d/ipchains stop または/etc/init.d/iptables stopIPv6 環 境 を 使 用 している 場 合 は、かならず ip6tables を 考 慮 してください。/etc/init.d/ip6tables stopSuSE Linux Enterprise Server を 実 行 している 場 合/etc/init.d/SuSEfirewall2_init stop/etc/init.d/SuSEfirewall2_setup stop2. パッケージを 削 除 するか (rpm -e を 使 用 )、 以 下 のいずれかのコマンド (お 使 いのファイアウォールパッケージによって 異 なる) を 使 用 して 起 動 を 無 効 にしてください。/sbin/chkconfig --del ipchains または/sbin/chkconfig --del iptables/sbin/chkconfig --del ip6tablesSuSE Linux Enterprise Server を 実 行 している 場 合 は、SuSEfirewall2 の 設 定 を 管 理 する 必要 があります。ファイアウォール 経 由 での LifeKeeper GUI の 実 行場 合 によっては、LifeKeeper クラスタが 会 社 のファイアウォール 内 に 配 置 され、 管 理 者 はファイアウォールの 外 側にあるリモートシステムから LifeKeeper GUI を 実 行 します。LifeKeeper は、GUI のサーバとクライアントとの 通 信 にリモートメソッド 呼 び 出 し (RMI) を 使 用 します。RMI クライアントは、それぞれの 方 向 に 通 信 を 確 立 できる 必 要 があります。RMI クライアントは 動 的 ポートを 使 用 するので、クライアントには 推 奨 ポートを 使 用 できません。解 決 法 としては、 以 下 のように ssh を 使 用 して、ファイアウォールを 通 過 する 方 法 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 202


リソース 階 層 の 転 送1. 社 内 の IT 部 門 が、ファイアウォール 内 にアクセスするために 十 分 にセキュリティの 高 い shell ポートを 社 内ファイアウォールに 開 けていることを 確 認 します。 多 くの 場 合 、IT 部 門 がアクセスを 許 可 するマシンは、 実際 にはクラスタ 内 のマシンではなく、そこからクラスタ 内 にアクセスできる 中 間 マシンです。このマシンは、Unix または Linux が 動 作 するマシンである 必 要 があります。2. 中 間 マシンと LifeKeeper サーバの 両 方 が、sshd (Secure Shell デーモン) を 実 行 していること、および X11ポート 転 送 が 有 効 になっていること (これは 通 常 、etc/ssh/sshd_config の `X11Forwarding yes' 行 にある) を 確 認 してください。 不 明 の 場 合 は、IT 部 門 に 依 頼 してください。3. X の Unix クライアントから 以 下 のコマンドを 使 用 して、 中 間 マシンにトンネルを 作 成 します。ssh -X -C -C は「トラフィックの 圧 縮 」を 意 味 し、 低 速 のインターネットリンクから 受 信 する 場 合 に 役 立 つことが 多 々 あります。4. 中 間 マシンから 以 下 のコマンドを 使 用 して、LifeKeeper サーバにトンネルを 作 成 します。ssh -X 中 間 マシンは LifeKeeper サーバとの 間 にかなり 高 い 帯 域 幅 の 接 続 をもつはずなので、このコマンドには圧 縮 は 不 要 です。5. すべての 操 作 が 良 好 に 完 了 した 場 合 、 以 下 のコマンドを 実 行 してください。echo $DISPLAY「localhost:10.0」のような 値 に 設 定 されます。 値 が 設 定 されない 場 合 、X11 の 転 送 がいずれかの sshd設 定 ファイルで 無 効 になっています。6. 以 下 のコマンドを 実 行 して、LifeKeeper サーバから 単 純 な xterm をポップアップ 表 示 できることを 確 認 してください。/usr/X11R6/bin/xterm7. xterm が 表 示 された 場 合 、 以 下 のコマンドを 使 用 して、LifeKeeper で lkGUIapp を 実 行 できます。/opt/LifeKeeper/bin/lkGUIapp8. GUI コンソールが 表 示 されるまで 待 ってください。Java は 多 くのグラフィックス 動 作 を 使 用 し、 低 速 リンクで伝 播 するには 時 間 がかかります ( 圧 縮 している 場 合 でも)。しかし、 最 終 的 には GUI コンソールが 表 示 されます。リソース 階 層 の 転 送LifeKeeper サーバで 定 期 的 なメンテナンスやその 他 の 作 業 を 実 行 する 必 要 がある 場 合 、LifeKeeper の GUI を使 用 して In Service のリソースを 別 のサーバに 移 動 できます。サーバ A からサーバ B に In Service のリソース 階層 を 転 送 するには、GUI を 使 用 してサーバ B でリソース 階 層 を in service にします。サーバ A のリソースがすべて、 対 応 するバックアップサービスで In Service になるまで、 操 作 を 繰 り 返 します。 手 順 については、リソースを InService にするを 参 照 してください。サーバ A のリソースがすべて、バックアップサーバでアクティブになった 後 、アプリケーションの 処 理 に 影 響 を 与 えることなく、サーバ A をシャットダウンできます。ただし、メンテナンスの 期 間 中 、クラスタ 内 にあるサーバ 数 によっては、リソースが LifeKeeper で 保 護 されないことがあります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 203


テクニカルノートテクニカルノートお 使 いの LifeKeeper 環 境 に 関 する 設 定 と 動 作 上 の 問 題 に 関 する 以 下 のテクニカルノートをお 読 みになることを強 く 推 奨 します。LifeKeeper の 機 能項 目ライセンス大 型 クラスタのサポート国 際 化 とローカライズ説 明LifeKeeper を 使 用 するには、 各 サーバに 一 意 の 実 行 時 ライセンスキーが 必 要 です。これは 物理 サーバおよび 仮 想 サーバの 両 方 に 適 用 されます。ライセンスキーは、LifeKeeper Core ソフトウェア、および LifeKeeper リカバリキットの 各 パッケージにそれぞれ 必 要 です。インストールスクリプトで、サーバの Host ID を 取 得 して 表 示 するラインセンスユーティリティパッケージをインストールします。ライセンスがインストールされた 後 、ユーティリティが、 使 用 可 能 な Entitlement ID、またはHost ID (Entitlement ID が 使 用 できない 場 合 ) を 返 します。ホスト ID およびソフトウェアに 付 属のアクティベーション ID を 使 用 して <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. の Web サイトからライセンスキーを 取 得 してください。LifeKeeper は、 最 大 32 台 のサーバを 持 つ 大 型 クラスタの 設 定 をサポートします。ただし、LifeKeeper 以 外 の 多 くの 要 因 が、クラスタ 内 でサポートされるサーバの 台 数 に 影 響 することがあります。この 要 因 として、ストレージの 相 互 接 続 、オペレーティングシステム、ストレージソフトウェアの 制 限 などがあります。サポートされる 最 大 クラスタサイズを 調 べるには、ベンダ 固 有 のハードウェアとソフトウェアの 設 定 情 報 を 参 照 してください。LifeKeeper for Linux v5.2 以 降 は、リソース 名 とタグ 名 でのワイド / マルチバイト 文 字 の 使 用 をサポートしていますが、ネイティブの 言 語 メッセージサポートは 含 まれていません。Java のプロパティファイルのロケール 固 有 バージョンを 作 成 することにより、LifeKeeper の GUI をローカライズできますが、 現 在 フルにローカライズされているのは 英 語 バージョンのみです。ただし、LifeKeeper のGUI に 表 示 される 多 くのメッセージは LifeKeeper Core から 来 ているので、GUI のローカライズは、ユーザにとって、Core ソフトウェアがフルにローカライズされるまでの 単 なる 部 分 的 な 解 決 法です。追 加 情 報 については、 制 限 または 既 知 の 問 題 の「 言 語 環 境 の 影 響 」も 参 照 してください。LifeKeeperの MIB ファイルWatchdogSTONITHLifeKeeper は、LifeKeeper クラスタ 内 で 発 生 するイベントを 記 述 する SNMP トラップを 送 出 するように 設 定 できます。この 機 能 の 設 定 に 関 する 詳 細 については、lk_configsnmp(8) のマニュアルページを 参 照 してください。LifeKeeper のトラップを 記 述 する MIB ファイルは、/opt/LifeKeeper/include/LifeKeeper-MIB.txt に 記 載 されています。LifeKeeper は、Watchdog 機 能 をサポートしています。この 機 能 は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により Red Hat EL 5.5 の 64-ビット、および Red Hat EL 6 + softdog でテスト 済 みです。LifeKeeper は、STONITH 機 能 をサポートしています。この 機 能 は、<strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. により IBM x3550 x86_64 アーキテクチャ 上 の SLES 11、および RHEL5.5 の 64-ビットでテスト 済 みです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 204


チューニングXFS ファイルシステムIPv6XFS ファイルシステムは、ファイルシステムのチェックと 修 正 に fsck ユーティリティを 使 用 しません。その 代 わりに、ログの 再 生 をマウントに 依 存 します。 整 合 性 の 問 題 についての 懸 念 がある 場 合は、システム 管 理 者 がファイルシステムを out of service にしてシステムをアンマウントし、xfs_check(8) と xfs_repair(8) を 実 行 して 問 題 を 解 決 する 必 要 があります。<strong>SIOS</strong> は、ip コマンドの 使 用 に 移 行 し、ifconfig コマンドを 使 用 しなくなりました ( 詳 細 については IPv6 の 既 知 の 問 題 を 参 照 )。チューニング項目説 明IPCセマフォとIPC共有メモリシステムファイルテーブルLifeKeeper には、プロセス 間 通 信 (IPC) セマフォと IPC 共 有 メモリが 必 要 です。 以 下 の Linux カーネルオプションの Red Hat のデフォルト 値 は、/usr/src/linux/include/linux/sem.h にあり、LifeKeeper の 多 数 の設 定 をサポートするのに 十 分 な 値 です。必 要 なオプション Red Hat 6.2 のデフォルト 値SEMOPM 14 32SEMUME 20 32SEMMNU 60 32000SEMMAP 25 32000SEMMNI 25 128LifeKeeper がバックアップシステムに 正 常 にフェイルオーバするためには、システムリソースが 使 用 可 能 である 必 要 があります。 例 えば、システムファイルテーブルがフルの 場 合 、LifeKeeper が 新 しいプロセスを 開始 してリカバリを 実 行 することができない 可 能 性 があります。エンタプライズパッチを 持 つカーネル(LifeKeeper がサポートするものを 含 む) では、file-max、つまりシステムで 開 いているファイルの 最 大 数は、デフォルトでシステムメモリサイズの 1/10 に 設 定 されます。これは、LifeKeeper の 多 数 の 設 定 をサポートするのに 十 分 な 値 です。file-max 値 をデフォルト 値 よりも 低 く 設 定 すると、 予 期 しない LifeKeeperの 障 害 が 発 生 することがあります。file-max 値 は、 以 下 のコマンドで 取 得 できます。cat /proc/sys/fs/file-nrこのコマンドは、3 つの 値 を 返 します。1 番 目 の 値 はファイルテーブルのエントリのこれまでの 最 大 値 (システムがこれまでに 検 出 した 最 大 値 )、2 番 目 の 値 は 現 在 のファイルテーブルのエントリ 数 、3 番 目 の 値 はfile-max 値 です。file-max を 調 整 するには、/etc/sysctl.conf の「fs,file-max」 値 を 追 加 (または 変 更 ) し (フォーマットについては sysctl.conf(5) を 参 照 )、sysctl –p次 にこのファイルを 実 行 して、システムを 更 新 します。/etc/sysctl.conf の 値 は、 再 起 動 後 も 保 持 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 205


LifeKeeper の 動 作LifeKeeper の 動 作項 目カーネルデバッガ(kdb)init sロックしている共 有 デバイスでのシステムパニックnolockオプションOut-of-Service 階 層の 復 旧説 明LifeKeeper が 保 護 するサーバでカーネルデバッガ (kdb) を 使 用 したり init s に 移 動 する 前 に、そのサーバで LifeKeeper をシャットダウンするか、LifeKeeper が 保 護 するリソースをバックアップサーバにスイッチオーバする 必 要 があります。LifeKeeper の SCSI 予 約 デーモン (lkscsid と lkccissd) を 有 効 にした 状 態 で (デフォルトで 有 効 )、kdb を 使 用 すると、 予 期 しないパニックが 発 生 することがあります。LifeKeeper はロックを 使 用 して、 共 有 SCSI バス 上 にある 他 のサーバがアクセスしないように 共 有データを 保 護 します。 他 のサーバがデバイスをロックしたことにより LifeKeeper がデバイスにアクセスできない 場 合 、 致 命 的 なエラーが 発 生 し、 即 座 に 対 処 する 必 要 があります。 対 処 しない 場 合 、データが 破 損 するおそれがあります。この 条 件 が 検 出 された 場 合 、LifeKeeper はシステムにパニックを 発生 させる 機 能 を 有 効 にします。共 有 デバイスが 予 約 された 状 態 で、LifeKeeper が「/etc/init.d/lifekeeper stopnofailover」以 外 の 方 法 により 停 止 した 場 合 (init s の 実 行 で 発 生 することがある)、 他 のサーバがリソースを 復 旧 するときに LifeKeeper のロックメカニズムによりカーネルのパニックがトリガされることがあります。この 方 法 で LifeKeeper を 停 止 する 前 に、リソースをすべて out-of-service にする 必 要 があります。When using storage applications with locking and following recommendations for the NFS mountoptions, SPS requires the additional nolock option be set, e.g.rw,nolock,bg,hard,nointr,tcp,nfsvers=3,timeo=600,rsize=32768,wsize=32768,actimeo=0.LifeKeeper サーバの 障 害 発 生 後 のリカバリの 一 部 として、 障 害 が 発 生 したサーバに 設 定 されているリソース 階 層 のうち、 障 害 発 生 時 にいずれかのサーバで in-service ではないものは、その 時 点 で 優先 順 位 が 最 高 の alive のサーバで 復 旧 されます。これは、 障 害 が 発 生 したサーバ、 復 旧 中 のサーバ、クラスタ 内 の 他 のサーバを 含 め、out of service の 階 層 が 最 後 にどこで in service だったかには 無関 係 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 206


サーバの 設 定LinuxファイアウォールとSELinux の共 存Suid マウントオプションファイアウォールと SELinux が、インストール 時 に 有 効 になります。インストールの 完 了 後 、SELinuxを 無 効 にし、ファイアウォールを 変 更 する 必 要 があります。SELinux のモードが「 有 効 」または「 許 可 」の 場 合 、LifeKeeper はインストールされず、 機 能 しません。Red Hat の SELinux を 無 効 にするには、ホストシステムのコンソールから system-configsecuritylevel-tuiツールを 実 行 してください。SELinux for SLES 11 SP1 が 提 供 されていますが、これも 無 効 にする 必 要 があります(http://www.novell.com/linux/releasen.../SUSE-SLES/11/)。AppArmor (このセキュリティモデルを 使 用 するディストリビューションの 場 合 ) は 有 効 にすることができます。ホストのファイアウォールが 有 効 の 場 合 、LifeKeeper は 機 能 します。ただし、 絶 対 に 必 要 な 場 合 以外 は、ファイアウォールは 無 効 にし、LifeKeeper が 保 護 するリソースは 別 の 保 護 ファイアウォール 内 に配 置 してください。LifeKeeper を、ファイアウォールを 有 効 にしたホストと 共 存 させる 必 要 がある 場 合 、LifeKeeper はコミュニケーションパス、GUI、IP、およびデータ 複 製 に 特 定 のポートを 使 用 します。Linux のファイアウォール 機 能 を 使 用 する 場 合 、LifeKeeper が 使 用 する 特 定 のポートを 開 く 必 要 があります。Red Hat のファイアウォールを 無 効 にしたり 変 更 したりするには、ホストシステムのコンソールからsystem-config-securitylevel-tui ツールを 実 行 してください。SUSE のファイアウォールを無 効 にしたり 変 更 したりするには、yast2 を 実 行 し、[Security and User]、[Firewall] を 順 に 選 択してください。 詳 細 については、ファイアウォールを 使 用 した 状 態 での LifeKeeper の 実 行 を 参 照 してください。suid マウントオプションは、root としてマウントするときのデフォルトであり、マウントコマンドにより/etc/mtab に 書 き 込 まれることはありません。LifeKeeper 環 境 では、suid マウントオプションは 不 要 です。サーバの 設 定項 目BIOS のアップデート説 明使 用 可 能 な 最 新 の BIOS を 常 にすべての LifeKeeper サーバにインストールする 必 要 があります。LifeKeeper 8.2.0 以 降 の GUI 要 件LifeKeeper GUI クライアントでユーザを 正 常 に 認 証 するには、64 ビットバージョンの PAM 関 連 のパッケージがすべて 必 要 です。[Confirm Failover] と [Block Resource Failover] の 設 定以 下 の 説 明 、 例 、および 考 慮 事 項 をよく 読 んで 理 解 してから、お 使 いの LifeKeeper 環 境 で [ConfirmFailover] または [Block Resource Failover] を 設 定 してください。これらの 設 定 は、コマンドライン、またはLifeKeeper の GUI の [Properties] パネルから 使 用 できます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 207


Confirm Failover On:Confirm Failover On:定 義 – システム A からシステム B へのフェイルオーバの 手 動 確 認 を 有 効 にします (システム A はプロパティが[Properties] パネルに 表 示 されるサーバで、システム B はチェックボックスの 左 にあるシステム)。あるシステムでこのオプションをオンに 設 定 した 場 合 、 障 害 発 生 が 検 出 されたシステムについて LifeKeeper がフェイルオーバリカバリを 実 行 するには、システム 管 理 者 による 手 動 確 認 が 必 要 になります。フェイルオーバを 確 認 するには、lk_confirmso コマンドを 使 用 してください。デフォルトでは、このコマンドを 実行 するまで 管 理 者 には 10 分 の 猶 予 時 間 があります。この 時 間 は、/etc/default/LifeKeeper のCONFIRMSOTO 設 定 で 変 更 できます。 管 理 者 が 10 分 以 内 に lk_confirmso コマンドを 実 行 しない 場合 、フェイルオーバは 続 行 されるか、ブロックされます。デフォルトでは、フェイルオーバが 続 行 されます。この 動 作は、/etc/default/LifeKeeper の COMFIRMSODEF 設 定 で 変 更 できます。例 : 自 動 フェイルオーバをすべてブロックする 場 合 は、[Properties] パネルの [Confirm Failover On] オプションを設 定 し、さらに CONFIRMSODEF を 1 (フェイルオーバをブロック)、CONFIRMSOTO を 0 (フェイルオーバ 動 作 が決 定 されるまで 待 機 しない) に 設 定 してください。この 設 定 を 選 択 するタイミング:この 設 定 は、 設 定 に 冗 長 ハートビートコミュニケーションパスを 含 まない 多 くのディザスタリカバリ、その 他 の WAN設 定 で 使 用 されます。通 常 のサイト ( 非 マルチサイトクラスタ) では、あるサーバで [Properties] ページを 開 き、[Confirm Failover] フラグをオンに 設 定 するサーバを 選 択 してください。マルチサイト WAN の 構 成 の 場 合 : フェイルオーバの 手 動 確 認 を 有 効 にしてください。マルチサイト LAN の 構 成 の 場 合 : フェイルオーバの 手 動 確 認 を 有 効 にしないでください。マルチサイトクラスタ 環 境 では、 非 ディザスタシステムから DR システムを 選 択 し、[Set Confirm Failover] フラグチェックボックスをオンにします。クラスタ 内 の 非 ディザスタサーバのそれぞれについて、[Properties] パネルを 開 いてこの 設 定 を 選 択 する 必 要 があります。Block Resource Failover On:定 義 - デフォルトでは、リソースのすべての 障 害 について 復 旧 イベントが 発 生 し、ローカルシステムの 障 害 リソースの 復 旧 が 試 行 されます。ローカルリカバリが 失 敗 した 場 合 、または 有 効 になっていない 場 合 は、リソースが 定 義されている、 優 先 順 位 が 次 に 最 も 高 いシステムに、LifeKeeper がローカル 履 歴 を 転 送 します。ただし、 宛 先 として 指 定 したシステムでこの 設 定 を 選 択 している 場 合 、リソース 障 害 に 起 因 するリソースの 転 送 はすべてブロックされます。この 設 定 が 有 効 の 場 合 、 以 下 のメッセージがログに 記 録 されます。Local recovery failure, failover blocked, MANUAL INTERVENTION REQUIRED条 件 / 考 慮 事 項 :マルチサイト 設 定 では、 設 定 内 のすべてのサーバについて、フェイルオーバのブロックを 選 択 しないでください。注 記 : この 設 定 は、システム 全 体 の 障 害 が 発 生 した 場 合 のフェイルオーバ 動 作 には 影 響 しません。リソースの障 害 に 起 因 するフェイルオーバのみをブロックします。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 208


NFS クライアントのオプションNFS クライアント のオプションLifeKeeper で 保 護 する NFS サーバを 設 定 するときには、NFS クライアントがこのサーバに 接 続 する 方 法 が、フェイルオーバ 時 に 再 接 続 する 速 さに 大 きな 影 響 を 与 えます。NFS クライアントをマウントするときの 考 慮 事 項NFS サーバは、クライアントコンピュータにネットワークベースのストレージシステムを 提 供 します。このリソースを 使用 するには、クライアントシステムは、NFS サーバによりエクスポートされた、 既 に NFS であるファイルシステムを「マウント」する 必 要 があります。NFS クライアントを LifeKeeper が 保 護 する NFS リソースに 接 続 する 方 法 について、いくつかのオプションをシステム 管 理 者 は 考 慮 する 必 要 があります。UDP または TCP の 選 択NFS プロトコルは、ユーザデータグラムプロトコル (UDP) と 伝 送 制 御 プロトコル (TCP) のいずれかを 活 用 できます。.NFS は 従 来 、クライアント / サーバの 通 信 に UDP プロトコルを 使 用 してきました。この 理 由 の 1 つは、NFSが UDP プロトコルを 使 用 してステートレス 方 式 で 動 作 するほうが 容 易 だからです。この「ステートレス」であることが、 高 可 用 性 のクラスタ 化 では 重 要 です。これは、 保 護 されている NFS サーバリソースがクラスタホスト 間 で 切 り替 えられた 場 合 に、クライアントを 容 易 に 認 識 できるからです。 一 般 的 に、LifeKeeper が 保 護 する NFS リソースを 操 作 するときには、UDP プロトコルが TCP よりも 良 好 に 動 作 する 傾 向 があります。/etc/exports のSync オプションLifeKeeper が 保 護 する NFS リソースの 場 合 、エクスポートオプションとして「sync」を 指 定 することが 推 奨 されます。「sync」オプションは、ディスクに 書 き 込 みを 実 行 してから 肯 定 応 答 を NFS クライアントに 送 信 するようにNFS に 指 示 します。もう 1 つのオプションである「async」も 使 用 できますが、このオプションを 使 用 するとデータが破 損 するおそれがあります。これは、ディスクに 書 き 込 みを 実 行 する 前 に NFS 書 き 込 みの 肯 定 応 答 をクライアントに 送 信 するからです。NFS クライアントも、NFS ファイルシステムのマウント 時 にオプションとして「sync」を 指 定 できます。Red Hat EL6 (および Fedora 14) クライアントと Red Hat EL6 NFS サーバの 使 用Red Hat EL6 用 NFS サーバのバグと 思 われるものにより、Red Hat EL6 (および Fedora 14) を 実 行 する NFS クライアントは、NFS のバージョン (nfsvers) および UDP の 両 方 をマウントコマンドに 指 定 できません。これと 同 じ 動作 が、Ubuntu10.10 クライアントでも 確 認 されています。この 動 作 は、Red Hat EL6 NFS を 使 用 する Red HatEL5 クライアントでは 確 認 されておらず、Red Hat EL5 NFS サーバを 使 用 するすべてのクライアントで 確 認 されていません。Red Hat EL6 (Fedora 14) クライアントと Red Hat EL 6 NFS サーバを 使 用 するための NFS マウントディレクトリの 最 善 の 組 み 合 わせは 以 下 のとおりです。mount : -o nfsvers=2,sync,hard,intr,timeo=1• この 組 み 合 わせでは、LifeKeeper が 保 護 する NFS サーバがスイッチオーバまたはフェイルオーバを 実 行 する 場 合 に、クライアントの 再 接 続 時 間 が 最 短 になります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 209


Red Hat EL5 NFS クライアントと Red Hat EL6 NFS サーバの 使 用Red Hat EL5 NFS クライアントと Red Hat EL6 NFS サーバの 使 用Red Hat EL5 を 実 行 する NFS クライアントと Red Hat EL6 NFS サーバを 使 用 するときに、 再 接 続 時 間 が 短 い最 善 のオプションの 組 み 合 わせは 以 下 のとおりです。mount : -o nfsvers=3,sync,hard,intr,timeo=1,udpクラスタの 例拡 張 したマルチクラスタの 例SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 210


ト ラブルシューティングメッセージカタログ ( 場 所 は、<strong>SIOS</strong> テクニカルドキュメンテーション Web サイトの「エラーコードの 検 索 」の 下 ) には、操 作 、 管 理 、GUI など、SteelEye Protection Suite for Linux の 使 用 中 に 遭 遇 する 可 能 性 のあるすべてのエラーコードが 列 挙 されています。また、エラーコードの 原 因 に 関 する 追 加 の 説 明 や、 問 題 解 決 のために 必 要 な処 置 についても、 必 要 に 応 じて 記 載 されています。この 完 全 なリストを 検 索 すると、 受 信 したエラーコードを 見 つけることができます。また、 以 下 の 個 別 のメッセージカタログに 直 接 アクセスすることもできます。• コアメッセージカタログ• DB2 メッセージカタログ• DMMP Kit メッセージカタログ• Recovery Kit for EC2 メッセージカタログ• ファイルシステムキットメッセージカタログ• Gen/App Kit メッセージカタログ• GUI メッセージカタログ• IP Kit メッセージカタログ• Oracle Listener Kit メッセージカタログ• Oracle Kit メッセージカタログ• SCSI Kit メッセージカタログ• DataKeeper Kit メッセージカタログ上 記 のメッセージカタログに 加 え、 以 下 のトピックでも、 直 面 する 可 能 性 がある 問 題 や 制 限 事 項 のトラブルシューティングについて 詳 細 を 説 明 します。SPS が 開 始 するフェイルオーバの 一 般 的 な 原 因障 害 が 発 生 した 場 合 、SPS には 2 つのリカバリ 方 式 があります。ローカルリカバリとサーバ 間 リカバリです。ローカルリカバリが 失 敗 した 場 合 、「フェイルオーバ」が 実 行 されます。フェイルオーバは、アクティブだったアプリケーション、サーバ、システム、ハードウェアコンポーネント、ネットワークの 障 害 や 異 常 終 了 が 発 生 したときのバックアップサーバへの 自 動 的 な 切 り 替 えと 定 義 されます。フェイルオーバとスイッチオーバは 基 本 的 には 同 じ 動 作 ですが、スイッチオーバが 人 の 介 入 を 必 要 とするのに 対 し、フェイルオーバは 自 動 で、 通 常 は 警 告 なしで 実 行 されます。この 自 動 的 なフェイルオーバは、さまざまな 理 由 で 発 生 します。 以 下 は、SPS が 開 始 するフェイルオーバの 最 も 一般 的 な 例 の 一 覧 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 211


サーバレベルでの 原 因サーバレベルでの 原 因サーバの 障 害SPS には、 設 定 内 の 各 サーバに、ペアのサーバが 動 作 していることを 定 期 的 に 通 知 する 組 み 込 みのハートビート 信 号 があります。サーバがハートビートメッセージを 受 信 しなかった 場 合 に、 障 害 として 検 出 されます。• プライマリサーバが 電 源 を 喪 失 するか、 電 源 がオフになる。• 過 負 荷 による CPU 使 用 率 -- 非 常 に 高 負 荷 の I/O の 下 では、これらの 遅 延 と 低 メモリ 状 態 によってシステムが 無 応 答 になり、SPS がこれをサーバのダウンとして 検 知 し、フェイルオーバを 開 始 することがあります。• Quorum/Witness - プライマリサーバが Quorum を 失 った 場 合 、Quorum/Witness の I/O フェンシングメカニズムの 一 環 として、( 設 定 に 基 づいて)「fastboot」、「fastkill」、または「osu」が 実 行 され、フェイルオーバが開 始 されます。フェイルオーバ 時 を 決 定 する 際 、プライマリサーバで 障 害 が 発 生 しクラスタを 構 成 できなくなったことが 確 認 できた 場 合 にのみ、witness サーバによりバックアップサーバ 上 でリソースを in service にすることができます。 全 体 のアクセスや、パフォーマンス、in-service のノードが 影 響 を 受 けない 場 合 は、これによってノード 間 で 発 生 する 単 純 な 通 信 障 害 から 発 生 するフェイルオーバを 回 避 します。ストレージとアダプタの 設 定サーバ 障 害 リカバリのシナリオLifeKeeper ハートビートの 調 整Quorum/Witness関 連 トピック通 信 障 害 / ネットワーク 障 害SPS は、サーバ 間 で 5 秒 ごとにハートビートを 送 信 します。 通 信 障 害 によって 2 回 のハートビートが 途 絶 し、3回 目 のハートビートで 再 開 した 場 合 、SPS は 一 切 処 置 を 行 いません。コミュニケーションパスの 切 断 継 続 時 間がハートビート 3 回 分 になった 場 合 は、SPS はそのコミュニケーションパスを 切 断 と 判 定 します。ただし、 他 方 の冗 長 的 なコミュニケーションパスも 切 断 と 判 定 されるまではフェイルオーバを 開 始 しません。• プライマリサーバへのネットワーク 接 続 の 喪 失 。• ネットワークの 遅 延 。• TCP コミュニケーションパス 上 のネットワークトラフィックが 大 きくなると、 偽 のフェイルオーバや LifeKeeper の初 期 化 の 問 題 など、 予 期 せぬ 動 作 が 生 じる 可 能 性 があります。• STONITH を 使 用 しているときに SPS がノードとの 通 信 障 害 を 検 出 すると、そのノードの 電 源 が 切 断 され、フェイルオーバが 発 生 します。• NIC の 障 害 。• ネットワークスイッチの 障 害 。• 手 動 によるネットワーク 接 続 の 解 除 。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 212


スプリットブレイン関 連 トピックコミュニケーションパスの 作 成LifeKeeper ハートビートの 調 整ネットワーク 設 定ネットワーク 設 定 の 確 認SNMP 経 由 の LifeKeeper イベントの 転 送ネットワーク 関 連 のトラブルシューティング(GUI)ファイアウォールを 使 用 した 状 態 での LifeKeeper の 実 行STONITHスプリットブレイン単 一 のコミュニケーションパスを 使 用 しているときに、そのコミュニケーションパスで 障 害 が 発 生 した 場 合 、 複 数 のシステム 上 で 同 時 に SPS の 階 層 が in service になることがあります。これは、 偽 のフェイルオーバまたは「スプリットブレイン」シナリオと 呼 ばれます。「スプリットブレイン」シナリオでは、 各 サーバが、アプリケーションを 制 御 できると認 識 しているため、データにアクセスしようとしたり 共 有 ストレージデバイスにデータを 書 き 込 もうとする 場 合 があります。スプリットブレインシナリオを 解 決 するために、SPS では、サーバの 電 源 をオフにしたり、 再 起 動 したり、 階層 を out-of-service にすることで、すべての 共 有 データに 対 するデータの 整 合 性 を 保 証 することができます。また、TCP コミュニケーションパス 上 のネットワークトラフィックが 大 きくなると、 偽 のフェイルオーバや LifeKeeper が 適切 に 初 期 化 できなくなるなど、 予 期 しない 動 作 が 生 じる 可 能 性 があります。以 下 に、スプリットブレインが 発 生 する 可 能 性 のあるシナリオを 示 します。• 上 記 のいずれかの 通 信 障 害• LifeKeeper の 不 正 なシャットダウン• サーバリソースの 枯 渇• すべてのネットワークパスの 喪 失• DNS またはその 他 のネットワークの 問 題• システムのロックアップ / 解 除リソースレベルでの 原 因SPS には、 個 々 のアプリケーションおよび 関 連 アプリケーションのグループを 監 視 する 機 能 があり、 定 期 的 にローカルリカバリを 実 行 したり、 保 護 下 のアプリケーションに 障 害 が 発 生 したときに 通 知 することができます。 関 連 し 合うアプリケーションの 例 としては、 主 アプリケーションが 下 位 のストレージまたはネットワークリソースに 依 存 する 階 層などがあります。SPS は、これらの 保 護 下 のリソースのステータスと 健 全 性 を 監 視 します。SPS は、リソースが 障害 状 態 にあると 判 断 すると、 外 部 の 介 入 なしに 現 在 のシステム (in-service のノード) でリソースまたはアプリケーションをリストアしようとします。このローカルリカバリが 失 敗 した 場 合 、リソースのフェイルオーバが 開 始 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 213


アプリケーションの 障 害アプリケーションの 障 害• アプリケーションの 障 害 が 検 出 されたが、ローカルリカバリプロセスが 失 敗 。• 削 除 の 失 敗 - リソースのフェイルオーバプロセスでは、 該 当 する 重 要 なアプリケーションのすべての 機 能 を提 供 するために、プライマリサーバ 上 でのサービスから 特 定 のリソースを 削 除 し、 選 択 したバックアップサーバでそのリソースを in service にする 必 要 があります。この 削 除 プロセスが 失 敗 した 場 合 は、プライマリサーバの 再 起 動 が 実 行 され、その 結 果 、 完 全 なサーバフェイルオーバに 移 行 します。削 除 の 失 敗 の 例• ファイルシステムをアンマウントできない• 保 護 対 象 のアプリケーション (Oracle、mySQL、Postgres など) をシャットダウンできないファイルシステムの 健 全 性 監 視リソースエラーリカバリのシナリオ関 連 トピックファイルシステム• ディスクフル - SPS のファイルシステムの 健 全 性 監 視 は、ファイルシステムリソースのフェイルオーバになる 可能 性 のある、ファイルシステムのディスクフル 状 態 を 検 出 できます。• アンマウントされた、または 不 適 切 にマウントされたファイルシステム - in-service 状 態 で LK 保 護 下 のファイルシステムをユーザが 手 動 でアンマウントまたはオプションを 変 更 。• 再 マウントの 障 害 - 以 下 のリストに、フェイルオーバに 進 行 する 場 合 がある 再 マウントの 障 害 の 一 般 的 な原 因 を 示 します。• ファイルシステムが 破 損 している (fsck の 障 害 )• マウントポイントディレクトリの 作 成 失 敗• マウントポイントがビジー• マウントの 失 敗• SPS の 内 部 エラーファイルシステムの 健 全 性 監 視関 連 トピックIP アドレスの 障 害IP Recovery Kit によって IP アドレスの 障 害 が 検 出 されると、 結 果 として 生 じる 障 害 によって IP ローカルリカバリスクリプトが 起 動 されます。SPS は 最 初 に、その IP アドレスを 現 在 のネットワークインターフェース 上 で in serviceSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 214


リザベーションコンフリクトに 戻 そうとします。ローカルリカバリの 試 みが 失 敗 すると、SPS はその IP アドレスと 依 存 関 係 を 持 つすべてのリソースのバックアップサーバへのフェイルオーバを 実 行 します。フェイルオーバ 中 に、 削 除 プロセスによって 現 在 のサーバ 上 の 該 当 する IP アドレスの 設 定 が 解 除 され、バックアップサーバ 上 でそのアドレスを 設 定 できるようになります。この 削 除 プロセスに 失 敗 すると、システムは 再 起 動 します。• IP 競 合• IP コリジョン• DNS の 名 前 解 決 の 障 害• NIC やスイッチの 障 害切 り 替 え 可 能 な IP アドレスの 作 成IP ローカルリカバリ関 連 トピックリザベーションコンフリクト• 保 護 されたデバイスへのリザベーションの 喪 失 または 盗 難• 保 護 されたリソースデバイスへのリザベーションまたは 制 御 の 回 復 が 不 可 能 ( 手 動 のユーザ 介 入 、HBAまたはスイッチの 障 害 が 原 因 )SCSI リザベーションリザベーションの 無 効 化関 連 トピックSCSI デバイス• 保 護 された SCSI デバイスを 開 くことができない。デバイスに 障 害 が 発 生 しているか、システムからデバイスが 削 除 されている 可 能 性 があります。既 知 の 問 題 と 制 限下 記 に、LifeKeeper for Linux で 明 らかになっている 制 限 または 既 知 の 問 題 を 機 能 領 域 ごとに 示 します。インスト ール説 明リリース 7.4 以 降 では、SteelEye 製 品 RPM パッケージの 再 割 り 当 てはサポートされません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 215


インストール説 明Linux の 依 存 関 係オプションの Recovery Kit を 含 めて SteelEye Protection Suite for Linux のインストールを 正 常 に 完 了 するには、 前 提 条 件 である 多 数 のパッケージをインストールしておく 必 要 があります。 注 記 : 依 存 関 係 にあるこれらのパッケージのインストールが 正 常 に 完 了 していない 場 合 、SteelEye Protection Suite for Linux を 起 動 する 機能 、および SteelEye Protection Suite for Linux の GUI をロードする 機 能 にも 影 響 します。スクリプトの 失 敗 を 防 ぐには、これらのパッケージをインストールしてから、インストール 設 定 スクリプトを 実 行 してください。 依 存 関 係 の 詳 細 については、Linux の 依 存 関 係 を 参 照 してください。新 しいデバイスがスキャンされているときに nbd ドライバがロードされると、multipathd デーモンはエラーログにエラーを 記 録 します解 決 方 法 : これらのエラーをログに 記 録 しないようにするには、/etc/multipath.conf の blacklist に devnode"^nbd" を 追 加 します。NFS Setup Logging が 不 完 全 ですISO イメージ (sps.img) からインストール 設 定 スクリプトを 実 行 する 場 合 、NFS のスクリプトパッチプロセスの 結果 は、LifeKeeper インストールログ(/var/log/LK_install.log) でキャプチャされません。 対 応 策 はありません。RHEL 5.9、CentOS 5.9、および Oracle Linux 5.9 では、Java 1.6.0_33 のインストール 手 順 で 軽 微 なエラーが 発 生SteelEye Protection Suite のインストール / 設 定 フェーズで Java 1.6.0_33 コンポーネントがインストールされるときに、 軽 微 なエラーが 発 生 します。このエラーは、Java パッケージで 発 生 するものです。 致 命 的 ではありません。Java package はインストールされ、フルに 機 能 します。このエラーは RHEL 5.9 およびその 派 生 カーネルに固 有 のものであり、Red Hat の 既 知 の 問 題 です。メッセージは、 以 下 のようになります。[] security_ops_task_setrlimit+0x87/0x96[] do_prlimit+0xd7/0x1d2[] sys_setrlimit+0x36/0x43[] tracesys+0xd5/0xdfSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 216


インストール説 明mksh SteelEye Protection Suite for Linux の 必 須 設 定 との 矛 盾 kshmksh パッケージがインストール 済 みの 場 合 、 SteelEye Protection Suite for Linux の 設 定 は、パッケージの 矛盾 があることを 示 して、 失 敗 します。SteelEye Protection Suite for Linux には ksh パッケージが 必 須 です。対 応 策 : RHEL、CentOS、または Oracle Linux では、mksh パッケージをアンインストールして ksh パッケージをインストールしてください。ksh パッケージをインストールした 後 、SteelEye Protection Suite for Linux の 設 定を 再 実 行 してください。例 :1. mksh パッケージをアンインストールしてください。yum remove mksh2. ksh パッケージをインストールしてください。yum install ksh3. 設 定 スクリプトを 再 実 行 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 217


LifeKeeper CoreLifeKeeper CoreSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 218


LifeKeeper Core説 明言 語 環 境 の 影 響一 部 の LifeKeeper スクリプトは、Linux システムユーティリティの 出 力 を 解 析 し、 一 定 のパターンに 従 って 情 報を 抽 出 します。 英 語 圏 以 外 のロケールで 一 部 のコマンドが 実 行 されている 場 合 、 予 測 されたパターンは 変 更され、LifeKeeper スクリプトは 必 要 な 情 報 の 取 得 に 失 敗 します。このため、/etc/default/LifeKeeper では、 言語 環 境 変 数 LC_MESSAGES が POSIX「C」のロケール (LC_MESSAGES=C) に 設 定 されています。 言 語を 英 語 にして Linux をインストールする 必 要 はありません (インストールメディアで 使 用 できる 任 意 の 言 語 を 選択 可 能 )。/etc/default/LifeKeeper の LC_MESSAGES の 設 定 は LifeKeeper にのみ 影 響 します。/etc/default/LifeKeeper の LC_MESSAGES の 値 を 変 更 する 場 合 、LifeKeeper の 動 作 に 悪 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 があることに 注 意 してください。 悪 影 響 は、メッセージカタログがさまざまな 言 語 とユーティリティに 対応 してインストールされているかどうか、および LifeKeeper が 予 期 していないテキスト 出 力 をそれらが 生 成 するかどうかによって 異 なります。ファイルシステムラベルは、 大 規 模 な 設 定 で 使 用 しないことを 推 奨 しますファイルシステムラベルを 使 用 すると、 大 きなクラスタの 場 合 、 起 動 時 にパフォーマンスが 低 下 する 可 能 性 があります。ラベルを 使 用 するには、システムに 接 続 されるすべてのデバイスをスキャンする 必 要 があり、 通 常 はその結 果 として 問 題 が 生 じます。SAN に 接 続 されているシステム、 特 にデバイスへのアクセスがブロックされているLifeKeeper が 導 入 されているシステムの 場 合 、このスキャニングは 非 常 に 遅 くなる 可 能 性 があります。Red Hat システムでこのパフォーマンスの 問 題 を 防 ぐには、/etc/fstab を 編 集 し、ラベルをパス 名 に 置 き 換 えます。gen/app リソースで 構 文 エラーが 発 生 する 可 能 性 がありますコアのアップグレードをせずに、steeleye-lkGUI パッケージのみアップグレードした 場 合 、gen/app リソースで 構 文エラーが 発 生 します。steeleye-lkGUI パッケージには、 同 じバージョンまたはそれ 以 降 のバージョンのコアを 必 要とする gen/app GUI コンポーネントへの 更 新 が 含 まれています。注 記 : LifeKeeper をアップグレードする 際 に、GUI とコアパッケージを 最 新 バージョンにアップグレードする 必 要 があります。GUI パッケージと 一 緒 にコアをアップグレードした 場 合 、エラーは 発 生 しないはずです。lkscsid は、 次 のものを 発 行 するとシステムを 停 止 します sendeventlkscsid がディスク 障 害 を 検 出 すると、デフォルトでは sendevent を LifeKeeper に 発 行 し、 障 害 から 復旧 しようとします。sendevent はまず、ローカルで 障 害 から 復 旧 しようとします。それに 失 敗 すると、ディスクの階 層 を 別 のサーバに 切 り 替 えて 障 害 から 復 旧 しようとします。 一 部 のバージョンの Linux (RHEL 5 および SLES11) では、lkscsid は sendevent を 発 行 できないため、 代 わりにすぐにシステムを 停 止 します。これは、/dev/sda などの SCSI デバイスノードを 使 用 している 階 層 にのみ 影 響 します。RHEL 6 64-bit ではセットアップが 失 敗 しますRed Hat Enterprise Linux 6 64-bit には 互 換 性 の 問 題 があります。解 決 方 法 : Linux の 依 存 関 係 のトピックに 記 載 されているパッケージをインストールしてください。SteelEyeProtection Suite をインストールする 前 にこれらのパッケージがインストールされていない 場 合 、インストール 作業 が 正 常 に 終 了 しません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 219


LifeKeeper CoreDataKeeper の Create Resource が 失 敗 します説 明特 定 の 環 境 (IDE ディスクエミュレーションを 使 用 する 仮 想 環 境 、HP CCISS ストレージを 装 備 したサーバなど) で DataKeeper を 使 用 している 場 合 、ミラーの 作 成 時 にエラーが 発 生 することがあります。ERROR 104052: Cannot get the hardware ID of the device "dev/hda3"この 原 因 は、LifeKeeper が 該 当 ディスクを 認 識 せず、デバイスに 関 連 付 けられている 一 意 の ID を 取 得 できないからです。対 応 策 : ディスクのパターンを DEVNAME device_pattern ファイルに 追 加 します。 次 に 例 を 示 します。# cat /opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/DEVNAME/device_pattern/dev/hda*API アクセスに 対 するホスト 名 の 指 定LifeKeeper サーバ 認 証 情 報 の 格 納 に 使 用 するキー 名 は 他 の LifeKeeper サーバのホスト 名 と 完 全 に 一 致 する 必 要 があります (そのサーバに 対 する hostname コマンドで 表 示 されます)。ホスト 名 が FQDN の 場 合 、 認 証キーは FQDN である 必 要 があります。ホスト 名 が 短 縮 名 の 場 合 、キーも 短 縮 名 にする 必 要 があります。対 応 策 : credstore によって 格 納 されたホスト 名 がホスト 名 と 完 全 に 一 致 していることを 確 認 します。8.2.0 より 前 のバージョンの LifeKeeper の lkbackups を 使 用 する 場 合 は、それ 以 降 のバージョンでリストアするときに /etc/default/LifeKeeper を 手 動 で 更 新 する 必 要 があります。LifeKeeper/SPS の 現 在 のバージョンでは、ロギングなどの 主 要 なコアコンポーネントに 対 して 大 幅 な 機 能 強化 が 加 えられています。これらの 機 能 強 化 は /etc/default/LifeKeeper ファイルの 設 定 に 影 響 します。 旧 バージョンの LifeKeeper/SPS で 作 成 した lkbackup を 新 しいバージョンの LifeKeeper/SPS でリストアすると、これらの 設 定 値 が 正 しくなくなり、 矛 盾 が 発 生 します。解 決 方 法 : lkbackup をリストアする 前 に、/etc/default/LifeKeeper を 保 存 してください。lkbackup からリストアした 後 、 以 下 のチューニングパラメータにマージします。8.0.0 より 前 のバージョンから 取 得 した lkbackup を 使 用 して、8.0.0 以 降 でリストアする 場 合 :LKSYSLOGTAG=LifeKeeperLKSYSLOGSELECTOR=local68.2.0 より 前 のバージョンから 取 得 した lkbackup を 使 用 して、8.2.0 以 降 でリストアする 場 合 :PATH=/opt/LifeKeeper/bin:/usr/java/jre1.6.0_45/bin:/usr/java/bin:/usr/java/jdk1.6.0_45/bin:/bin:/usr/bin:/usr/sbin:/sbin詳 細 については、syslog でのロギング を 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 220


LifeKeeper Core説 明リソースの 作 成 後 に lkbackupをリストアすると、 破 損 したイクイバレンシが 残 されます作 成 したリソースの 設 定 ファイルは lkbackup 中 に 保 存 されます。lkbackup でバックアップした 後 に 初 めて作 成 したリソースは、このバックアップからリストアする 際 に 適 切 に 把 握 されない 可 能 性 があります。解 決 方 法 : 新 しいリソースを 初 めて 追 加 する 前 に lkbackup からリストアしてください。 新 しいリソースがlkbackup の 後 で 追 加 された 場 合 、リストアの 前 に 削 除 するか、リソースの 階 層 のインスタンスを 削 除 し、リストアの 後 で 階 層 を 再 拡 張 してください。 注 記 : 特 定 のリソースを 初 めて 作 成 する 際 に lkbackup を 実 行 することを 推 奨 します。フェイルオーバ 時 に 誤 った 順 序 でリソースが 削 除 されます階 層 が 共 通 リソースインスタンスを 別 のルート 階 層 と 共 有 している 場 合 、カスケーディングフェイルオーバまたはリソースフェイルオーバの 間 、リソースは 誤 った 順 序 で 削 除 されることがあります。解 決 方 法 : 共 通 ルートを 作 成 すると、 階 層 のリソースの 削 除 がトップダウンで 実 行 されます。1. restore と remove を 常 に 進 める gen/app を 作 成 します。2. 現 在 のルートをすべて、この 新 しい gen/app の 子 にします。注 記 : restore および remove スクリプトに /bin/true を 使 用 すると、これが 可 能 になります。AppArmor を 有 効 にした SLES11 ホストのコンソールには、LifeKeeper syslog の EMERG 重 大 度 メッセージは 表 示 されません。LifeKeeper は、SLES11 の AppArmor syslog-ng 設 定 によって 不 許 可 にされた /var/run/utmp にアクセスしています。解 決 方 法 : AppArmor を 有 効 にした SLES11 のコンソールに LifeKeeper syslog の EMERG 重 大 度 メッセージを 表 示 するには、/etc/apparmor.d/sbin.syslog-ng に 以 下 のエントリを 追 加 してください。/var/run/utmp krsbin.syslog-ng に 追 加 すると、( 再 起 動 することなく) 既 存 の AppArmor の 定 義 を 以 下 の 定 義 で 置 き 換えることができます。apparmor_parser -r /etc/apparmor.d/sbin.syslog-ng以 下 のコマンドで EMERG syslog エントリを 送 信 し、AppArmor が 更 新 されたことを 確 認 してください。logger -p local6.emerg "This is a syslog/lk/apparmor test."SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 221


LifeKeeper Core説 明RHEL 6.0 は 推 奨 されませんRHEL 6.0 の 使 用 はできるだけ 避 けてください。RHEL 6.0 を 使 用 する 場 合 、 以 下 のような 問 題 (これらに 限定 されません) を 解 決 するために OS のアップデートが 必 要 になることを 理 解 してください。• EMC CLARiiON において、DMMP はケーブルの 抜 線 からの 復 旧 に 失 敗 します (RHEL 6.1 で 修 正 済み)。• md のリカバリプロセスがハングします (RHEL 6.1 のカーネルの 最 初 のアップデートで 修 正 済 み)注 記 : DataKeeper 設 定 では、オペレーティングシステムを 更 新 すると、SteelEye Protection Suite for Linux の再 インストール / アップグレードが 必 要 になります。ネストされたファイルシステム 階 層 を 削 除 すると、メッセージ「Object does not exist」が 生 成 されます解 決 方 法 : これは 問 題 ではないので、メッセージを 無 視 してかまいません。ネストされたマウントの 作 成 時 に filesyshierが 正 しくないタグを 返 しますネストされたファイルシステムのリソースがデータベースに 存 在 する 場 合 、ファイルシステムキットは、 親 とネストされた 子 の 両 方 にファイルシステムを 作 成 します。ただし、filesyshier は 子 のタグのみを 返 します。これにより、アプリケーションは 子 の 依 存 関 係 を 作 成 しますが、 親 の 依 存 関 係 は 作 成 しません。解 決 方 法 : 1 つのマウントポイント 内 で 複 数 のファイルシステムがネストされている 場 合 、dep_create またはUI の [Create Dependency] を 使 用 して、 親 アプリケーションタグの 追 加 の 依 存 関 係 を 手 動 で 作 成 しなければならないことがあります。DataKeeper: ネストされているファイルシステムの 作 成 は DataKeeper で 失 敗 します既 存 のファイルシステムを 複 製 するために DataKeeper ミラーを 作 成 するときに、ファイルシステムがこの 構 造 内でネストされている 場 合 、ファイルシステムをアンマウントしてからファイルシステムリソースを 作 成 する 必 要 があります。対 応 策 : ネストされているファイルシステムを 手 動 でアンマウントしてから、 個 々 のネストされているマウントの 再マウント / 作 成 を 行 ってください。lkstart on SLES 11 SP2 generates insserv messageSLES 11 SP2 で lkstart の 実 行 中 に、 以 下 の insserv メッセージが 生 成 されます。insserv: Service syslog is missed in the runlevel 4 to useservice steeleye-runitLifeKeeper と steeleye-runit のスクリプトは、デフォルトで 実 行 レベル 4 で 起 動 するように 設 定 されていますが、依 存 する init スクリプトの syslog はそのように 設 定 されていません。システムの 実 行 レベルが 4 に 変 更 された場 合 、syslog は 終 了 し LifeKeeper はロギングができなくなります。解 決 方 法 : システムの 実 行 レベルを 絶 対 に 実 行 レベル 4 に 変 更 しないでください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 222


インターネット /IP ライセンスインターネット /IP ライセンス説 明/etc/hosts の 設 定 の 依 存 関 係/etc/hosts 設 定 :インターネットベースのライセンス (IPv4 アドレス) を 使 用 している 場 合 、/etc/hosts の 設 定 はライセンスの 検 証に 悪 影 響 を 与 える 可 能 性 があります。LifeKeeper の 起 動 に 失 敗 した 場 合 は、 以 下 のようなメッセージが 出力 されます。Error in obtaining LifeKeeper license key:Invalid host.The hostid of this system does not match the hostid specified in thelicense file.リストされているインターネットホスト ID が 正 しい 場 合 、/etc/hosts の 設 定 が 原 因 の 可 能 性 があります。/etc/hosts エントリを 正 しく 一 致 させるには、IPv6 エントリの 前 に IPv4 エントリを 記 載 する 必 要 があります。/etc/hosts 設 定 が 原 因 かどうかを 確 認 するには、 次 のコマンドを 実 行 します。/opt/LifeKeeper/bin/lmutil lmhostid -internet -n記 載 された IPv4 アドレスが、インストールされたライセンスファイルの IPv4 アドレスと 一 致 しない 場 合 、 正 しいアドレスを 返 すために、/etc/hosts を 変 更 し、IPv4 エントリを IPv6 エントリの 前 に 配 置 する 必 要 があります。GUI説 明GUI を 終 了 した 後 で Web ブラウザを 介 して 再 接 続 すると、GUI ログインプロンプトが 再 表 示 されない 場 合 がありますGUI アプレットを 終 了 するか 切 断 してから 同 じ Web ブラウザセッションから 再 接 続 しようとすると、ログインプロンプトが 表 示 されない 場 合 があります。対 応 策 : Web ブラウザを 閉 じ、 開 き 直 してからサーバに 接 続 してください。Firefox を 使 用 している 際 は、すべての Firefox を 閉 じ、 再 び 開 きます。RHEL 5 の lkGUIapp が、 対 応 していないテーマに 関 するエラーを 報 告 しますGUI アプリケーションクライアントを 起 動 すると、 以 下 のコンソールメッセージが 表 示 される 場 合 があります。このメッセージは RHEL 5 および FC6 Java プラットフォームのルックアンドフィールに 由 来 するもので、GUI クライアントの 動 作 に 悪 影 響 を 及 ぼすことはありません。/usr/share/themes/Clearlooks/gtk-2.0/gtkrc:60:Engine "clearlooks"is unsupported, ignoringSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 223


GUI説 明ネットワークが 切 断 され、 再 接 続 された 後 で、GUI は IP リソースの 状 態 をすぐに 更 新 しませんクラスタ 内 のサーバ 間 のプライマリネットワークが 切 断 され、 再 接 続 されると、RMI/TCP レイヤーの 問 題 のため、リモート GUI クライアントの IP リソースの 状 態 が 更 新 されるまで 1 分 25 秒 かかる 場 合 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 224


GUI説 明Java 署 名 / 未 署 名 混 合 コードの 警 告 - LifeKeeper Java GUI クライアントアプレットをリモートシステムからロードすると、 以 下 のセキュリティ 警 告 が 表 示 されることがあります。[Run] をクリックすると、 以 下 のダイアログが 表 示 されます。ブロックするかどうかを 確 認 するメッセージが 表 示 されます。[No] をクリックすると、LifeKeeper GUI の 動 作 が 可能 になります。推 奨 される 処 置 : セキュリティ 警 告 の 数 を 減 らすには、2 つのオプションがあります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>1. [Always trust content from this publisher] Pageボックスをチェックし、[Run] 225をクリックします。 次に LifeKeeper GUI Java クライアントを 読 み 込 むときには、 警 告 メッセージが 表 示 されません。


データレプリケーション説 明ポート 778 が 使 用 中 の 場 合 、steeleye-lighttpd プロセスの 開 始 に 失 敗 しますsteeleye-lighttpd の 起 動 時 にプロセスがポート 778 を 使 用 している 場 合 、steeleye-lighttpd の 起 動 に 失 敗し、GUIへの 接 続 障 害 が 発 生 する。解 決 方 法 : クラスタ 内 のすべてのノードで 以 下 の 設 定 を 行 い、LifeKeeper をすべてのノードで 再 起 動 します。以 下 の 行 を /etc/default/LifeKeeper に 追 加 します。API_SSL_PORT=port_numberport_number は 使 用 する 新 しいポートです。データレプリケーション説 明両 方 のサーバに 重 要 な I/O トラフィックを 持 つシンメトリックなアクティブ SDR 設 定 で、netraid デバイス (ミラー) にマウントされたファイルシステムが 応 答 を 停 止 し、 結 果 的 にシステム 全 体 がハングしますLinux バッファキャッシュの 単 一 スレッドの 特 性 により、バッファキャッシュフラッシングデーモンは、リモートでコミットする 必 要 があるバッファをフラッシュアウトしようとしてハングする 可 能 性 があります。フラッシングデーモンがハングすると、クリアされていないバッファの 数 がシステムで 許 容 されている 上 限 (/proc/sys/kernel/vm/bdflush で 設定 ) を 超 えると、クリアされていないバッファを 持 つ Linux システムのすべてのアクティビティが 停 止 します。これは、リモートシステムがリモートバッファを 消 去 できなくなるような 事 態 でないかぎり、 通 常 は 深 刻 な 問 題 ではありません。LifeKeeper はネットワークの 障 害 を 検 出 し、そのときにレプリケーションを 停 止 するので、ハング状 態 は 消 去 されます。ただし、リモートシステムがローカルシステムにもレプリケートされた 場 合 (つまり、 相 互 がシンメトリカルにレプリケートされた 場 合 )、 両 方 のシステムでこのフラッシングデーモンのハング 状 態 が 発 生 すると、 永 久 にデッドロックする 可 能 性 があります。デッドロックを 解 除 するには、 両 方 のシステムの nbd-client デーモンを 手 動 で 停 止 します (これにより、ミラーが切 断 されます)。ただし、このデッドロックを 完 全 に 防 止 する 場 合 は、シンメトリックアクティブレプリケーションを 推奨 しません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 226


データレプリケーション説 明ミラーが 切 断 され、/var/log/messages にたくさんのエラーが 記 述 されますこの 問 題 は、(Red Hat EL 6.x や CentOS 6 で) 意 図 的 に 障 害 を 発 生 させるストレステストを 実 行 しているとき( 特 に、ミラーターゲットシステムで 実 行 されている nbd_server プロセスを 停 止 しているときに) にときおり 見 られます。ディストリビューションの 最 新 カーネル (Red Hat EL 6.0 または 6.1 の 場 合 は kernel-2.6.32-131.17.1 など)にアップグレードすると、この 問 題 が 発 生 するリスクの 軽 減 に 役 立 つ 場 合 があります。ソースシステムを 再 起 動すると、この 問 題 はなくなります。CentOS 6 に 付 属 のデフォルトカーネル (2.6.32-71) では、(ミラーの 過 負 荷 に 過 ぎない 場 合 でも) この 問 題 はさらに 頻 繁 に 発 生 する 可 能 性 があります。 残 念 なことに、CentOS はこの 状 態 を 改 善 するカーネル (2.6.32-131.17.1) をまだリリースしていません。<strong>SIOS</strong> は、CentOS 6で 入 手 可 能 になり 次 第 、2.6.32-131.17.1 カーネルへのアップグレードを 推 奨 しています。注 記 : SPS 8.1 以 降 、Red Hat Enterprise Linux システムでカーネルのアップグレードを 実 行 する 際 、インストールイメージから setup スクリプト(./setup) を 再 実 行 する 必 要 はなくなりました。カーネルが 適 切 な Red Hatpackage (rpm ファイル) からインストールされている 限 り、モジュールはアップグレードしたカーネルで 特 別 な 操 作を 必 要 とせずに、 自 動 的 に 使 用 可 能 になります。大 きなミラーサイズを 備 えた md_raid1 プロセスではトップで 高 い CPU 使 用 率 がレポートされますmdX_raid1 プロセス (X はミラー 番 号 ) では、 非 常 に 大 きなミラー (500GB 以 上 ) を 操 作 している 際 に、 一部 の OS ディストリビューションで 高 い CPU 使 用 率 がトップで 報 告 されることがあります。解 決 方 法 : CPU の 使 用 率 を 減 らすには、LifeKeeper 設 定 LKDR_CHUNK_SIZE でチャンクサイズを 1024 に変 更 し、この 新 しい 設 定 を 使 用 するためにミラーを 削 除 して 再 作 成 します。DataKeeper リソースで lkbackup を 使 用 する 場 合 は、 全 同 期 が 必 要 ですlkbackup では instance と mirror_info ファイルを 保 存 しますが、リソースが 存 在 しないときにソースおよびターゲットの 状 態 は 保 証 されないため、lkbackup から restore した 後 で、DataKeeper ミラーの 全 同 期を 実 行 することがベストプラクティスです。初 期 の Red Hat/CentOS 6.x のカーネルバージョンでは、LifeKeeper のログに「Failed to remove device」というメッセージを 出 してミラーの 再 同 期 がハングすることがありますバージョン 2.6.32-131.17.1 より 前 のカーネルバージョン ( 更 新 前 の RHEL 6.1 カーネルバージョン 2.6.32-131.0.15 など) では、レプリケーションに 使 用 する md ドライバに 問 題 があります。この 問 題 によって、nbd デバイスがミラーから 解 放 されなくなり、「Failed to remove device」メッセージが 複 数 記 録 され、ミラーの 再 同 期 が 中止 されます。この 状 態 を 解 消 するには、システムの 再 起 動 が 必 要 です。この 問 題 は、ミラー 作 成 後 の 最 初 の再 同 期 中 、およびミラーが 高 負 荷 のときに 発 生 したことがあります。解 決 方 法 : カーネル 2.6.32-131.17.1 にはこの 問 題 の 修 正 が 含 まれていることが 確 認 されています。2.6.32-131.17.1 より 前 のカーネルバージョンの Red Hat または CentOS 6 で DataKeeper をお 使 いの 場 合 は、このバージョンまたは 最 新 のバージョンにアップデートすることを 推 奨 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 227


Recovery Kit for EC2Recovery Kit for EC2説 明Postfix Recovery Kit と 共 に 使 用 する 場 合 、Recovery Kit for EC2 の Elastic IP シナリオはサポートされませんRecovery Kit for EC2 には 機 能 が 2 つあります。 動 作 原 理 のトピックを 参 照 してください。この 制 限は、Elastic IP シナリオ(フロントエンドクラスタ) にのみ 適 用 されます。ルートテーブルシナリオ(バックエンドクラスタ) には 適 用 されません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 228


IPv6IPv6SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 229


IPv6説 明<strong>SIOS</strong> は、 ifconfig コマンドから ip コマンドの 使 用 に 移 行 しました。この 変 更 のため、 外 部 スクリプトを使 用 するお 客 様 も、 同 様 の 変 更 を 行 うことを 推 奨 します。ifconfig コマンドを 発 行 し、 結 果 を 解 析 して 特定 のインターフェースを 探 す 代 わりに、スクリプトは「ip -o addr show」を 使 用 し、 結 果 を 解 析 して、「inet」および「secondary」という 語 を 含 む 行 を 検 索 します。# ip -o addr show1: lo: mtu 16436 qdisc noqueue state UNKNOWN\ link/loopback 00:00:00:00:00:00 brd 00:00:00:00:00:001: lo inet 127.0.0.1/8 scope host lo1: lo inet6 ::1/128 scope host\ valid_lft forever preferred_lft forever2: eth0: mtu 1500 qdisc pfifo_faststate UP qlen 1000\ link/ether d2:05:de:4f:a2:e6 brd ff:ff:ff:ff:ff:ff2: eth0 inet 172.17.100.77/22 brd 172.17.103.255 scope global eth02: eth0 inet 172.17.100.79/22 scope global secondary eth02: eth0 inet 172.17.100.80/22 scope global secondary eth02: eth0 inet6 2001:5c0:110e:3364::1:2/64 scope global\ valid_lft forever preferred_lft forever2: eth0 inet6 2001:5c0:110e:3300:d005:deff:fe4f:a2e6/64 scopeglobal dynamic\ valid_lft 86393sec preferred_lft 14393sec2: eth0 inet6 fe80::d005:deff:fe4f:a2e6/64 scope link\ valid_lft forever preferred_lft foreverip コマンドの 上 記 の 結 果 では、 以 下 の 行 に eth0 インターフェースの 仮 想 IP アドレスが 含 まれます。2: eth0 inet 172.17.100.79/22 scope global secondary eth02: eth0 inet 172.17.100.80/22 scope global secondary eth0SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 230


IPv6説 明/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg- の「IPV6_AUTOCONF = No」が 再 起 動 または 起 動 の際 に 考 慮 されません起 動 時 に、 自 動 設 定 されたステートレスな IPv6 アドレスがネットワークインターフェースに 割 り 当 てられます。IPV6_AUTOCONF=No が 設 定 されているインターフェースのステートレス IPv6 アドレスでコミュニケーションパスが 作 成 された 場 合 、 任 意 のシステムリソースが ifdown ;ifup などのインターフェースを 管 理 する 際 にアドレスが 削 除 されます。IPV6_AUTOCONF が No に 設 定 されていたため、プライマリサーバを 再 起 動 した 後 で、 自 動 設 定 されたIPv6 アドレスを 使 用 しているコミュニケーションパスは 復 旧 せず、 無 効 のままでした。解 決 方 法 : スタティックな IPv6 アドレスのみを 使 用 してください。 自 動 設 定 された IPv6 アドレスを 使 用 すると、再 起 動 後 に 通 信 が 失 われたり、NIC が 変 更 されたりする 可 能 性 があります。自 動 設 定 された IPv6 アドレスをコミュニケーションパスの 作 成 に 使 用 できますが、システム 管 理 者 は 以 下 の条 件 を 認 識 する 責 任 があります。• 自 動 設 定 されたステートレス IPv6 アドレスがネットワークインターフェース (NIC) の MAC アドレスに 準拠 していること。コミュニケーションパスが 作 成 され、 関 連 NIC が 後 で 置 き 換 えられた 場 合 、 自 動 設 定された IPv6 アドレスは 異 なるものになり、LifeKeeper はコミュニケーションパスが 無 効 になっていることを正 しく 表 示 します。コミュニケーションパスを 再 作 成 する 必 要 があります。• RHEL 5.6 では、ホスト 操 作 のあらゆる 側 面 で 一 貫 した IPv6 自 動 設 定 を 確 保 するための 動 作 を 実行 するには、sysctl.conf、net.ipv6.* 命 令 ('if/ip' ユーティリティで 参 照 される ifcfg- の 明 示 的な IPV6_AUTOCONF 設 定 、およびシステムが 起 動 して init レベルを 切 り 替 える 際 に NIC 制 御 に 影響 する /etc/sysctl.conf) に 加 え、 個 々 のインターフェース 設 定 ファイルを 正 確 に 設 定 するために、 詳 細かつ 具 体 的 なドメインの 知 識 が 必 要 になります。IP:IPv6 のソースアドレス 変 更 設 定 ではソースアドレスが 設 定 されませんIPv6 IP リソースのソースアドレスを 設 定 しようとすると、 何 も 変 更 されていない 場 合 でも 成 功 となります。対 応 策 : 現 在 のところ、 対 応 策 はありません。 今 後 のリリースで 対 応 する 予 定 です。IP: 無 効 な IPv6 アドレス 設 定 が IP リソース 作 成 で 許 可 されますオクテットに 4 文 字 を 超 える 文 字 が 含 まれている 場 合 、2001:5c0:110e:3368:000000:000000001:61:14 という形 式 の IPv6 アドレスが 許 容 されます。対 応 策 : 正 しい 形 式 の IPv6 アドレスを 入 力 してください。IPv6 アドレス 設 定 からホストに 接 続 できませんlkGUIapp は、 解 決 可 能 なホスト 名 または IP アドレスの 場 合 でも、IPv6 の 16 進 数 アドレス 設 定 からホストに接 続 できません。lkGUIapp が 接 続 するには、IPv4 設 定 のノードが 必 要 です。IPv6 コミュニケーションパスは完 全 にサポートされています。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 231


Apache説 明bonding NIC に 割 り 当 てられているものの、「 暫 定 的 な」 状 態 のアドレスでは、IPv6 リソースが ISP としてレポートされますLifeKeeper の IPv6 保 護 リソースは、IPv6 リソースが bonding インターフェース 上 にある SLES システムでは「InService Protected」 (ISP: in service の 保 護 ) と 不 正 に 識 別 されます。これは、'active-backup' (1) および2.6.21 以 前 の Linux カーネルとは 別 のモードです。IPv6 の bonding リンクは、 解 決 できないアドレスを 持 つ「 暫定 的 な」 状 態 のままになります。対 応 策 : bondingインターフェースモードを 'active-backup' (1) に 設 定 します。または、'active-backup' (1) 以 外のモードの 場 合 、リンク 状 態 を「tentative ( 暫 定 的 )」から「valid ( 有 効 )」に 設 定 する 更 新 したカーネルで 操 作 します。注 記 : SPS 8.1 以 降 、Red Hat Enterprise Linux システムでカーネルのアップグレードを 実 行 する 際 、インストールイメージから setup スクリプト(./setup) を 再 実 行 する 必 要 はなくなりました。カーネルが 適 切 な Red Hatpackage (rpm ファイル) からインストールされている 限 り、モジュールはアップグレードしたカーネルで 特 別 な 操 作を 必 要 とせずに、 自 動 的 に 使 用 可 能 になります。Apache説 明Apache キットは IPv6 をサポートしていません。httpd.conf で IPv6 を 識 別 しませんhttpd.confファイルの「Listen」 命 令 エントリに IPv6 アドレスを 割 り 当 てると、 問 題 が 発 生 します。解 決 方 法 : Apache Recovery Kit で IPv6 がサポートされるまで、リソース 作 成 後 に IPv6 アドレスを httpd.conf ファイルに 指 定 できません。Oracle Recovery Kit説 明Oracle Recovery Kit には Connection Manager および Oracle Names 機 能 のサポートが 含 まれていませんLifeKeeper Oracle Recovery Kit には、Oracle Connection Manager と Oracle Names という Oracle Net 機 能のサポートが 含 まれていません。Oracle Connection Manager は、 同 じサービスにアクセスする 必 要 がある 多 数の 接 続 を 管 理 するルーティングプロセスです。Oracle Names はサービスアドレスの 一 括 格 納 を 管 理 するOracle 固 有 の 命 名 サービスです。LifeKeeper Oracle Recovery Kit は、 送 信 されてきたクライアント 接 続 要 求 をリスニングし、サーバへのトラフィックを 管 理 する Oracle Net Listener プロセスを 保 護 します。Oracle Listener に 固 有 の LifeKeeper 設 定 情報 については、『LifeKeeper for Linux Oracle Recovery Kit 管 理 ガイド』を 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 232


NFS Server Recovery Kit説 明Oracle Recovery Kit は Oracle 10g の ASM またはグリッドコンポーネント 機 能 をサポートしていません以 下 の 情 報 は Oracle 10g データベースインスタンスのみを 対 象 とします。Oracle 10g で 提 供 されているOracle Automatic Storage Manager (ASM) 機 能 は 現 在 、LifeKeeper ではサポートされていません。また、10gのグリッドコンポーネントは LifeKeeper Oracle Recovery Kit によって 保 護 されません。Raw デバイス、ファイルシステム、 論 理 ボリュームに 対 するサポートは、 現 在 の LifeKeeper for Linux Oracle Recovery Kit に 含 まれています。グリッドコンポーネントに 対 するサポートは、gen/app リカバリキットを 使 用 して LifeKeeper の 保 護 機 能に 追 加 できます。Oracle Recovery Kit は NFS バージョン 4 をサポートしていませんOracle Recovery Kit は 共 有 データベースストレージ 用 に NFS バージョン 3 をサポートしています。NFSv4 ファイルロッキングメカニズムのため、NFS バージョン 4 は、 現 時 点 ではサポートされていません。フェイルオーバ 後 にプライマリサーバで Oracle Listener が in service のままになりますネットワーク 障 害 により、アップリケ- ションがバックアップサーバにフェイルオーバした 後 、プライマリサーバでListener プロセスがアクティブなままになります。 正 しいデータベースへの 接 続 は 影 響 を 受 けませんが、そのListener プロセスを 終 了 したいと 考 えるかもしれません。NFS Server Recovery Kit説 明最 上 位 の NFS リソース 階 層 は hanfs リソースのスイッチバックタイプを 使 用 します障 害 からサービス 状 態 に 復 旧 する 際 に NFS リソース 階 層 がプライマリサーバにスイッチバックするかどうかを 制御 するスイッチバックタイプは、hanfs リソースで 定 義 されます。一 部 のクライアントが nfs ファイルロックを 再 取 得 できませんNFS クライアントとして 動 作 しているとき、 一 部 の Linux カーネルは、「NFS ロックが 解 除 されているので、 再 取得 する 必 要 がある」という、NFS サーバからの 通 知 に 正 常 に 応 答 しません。そのため、これらのシステムが、LifeKeeper に 保 護 されている NFS ファイル 共 有 のクライアントである 場 合 、これらのクライアントで 保 持 されている NFS ロックは、フェイルオーバまたはスイッチオーバの 際 に 失 われます。When using storage applications with locking and following recommendations for the NFS mount options,SPS requires the additional nolock option be set, e.g.rw,nolock,bg,hard,nointr,tcp,nfsvers=3,timeo=600,rsize=32768,wsize=32768,actimeo=0.NFS v4 の 変 更 は SLES 11 nfs サブシステムの 操 作 と 互 換 性 がありませんSLES 11 の 非 NFS v4 リモートエクスポートのマウンティングによって、rpc.statd が 開 始 されます。NFS v4 ルートエクスポートを 保 護 するクラスタ 内 の out of service ノードでは、rpc.statd の 開 始 に 失 敗 します。解 決 方 法 : NFS v4 ルートエクスポートを 保 護 しているクラスタで NFS v2/v3 と 混 在 させないでください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 233


NFS Server Recovery Kit説 明IPv6 では NFS v4 を 設 定 できませんIPv6 仮 想 IP は NFSv4 階 層 にまとめられます。解 決 方 法 : NFSv4 リソースの 作 成 時 に IPv6 仮 想 IP リソースを 使 用 しないでください。NFS v4: 拡 張 解 除 後 に 階 層 を 再 拡 張 できませんエクスポートポイントがすでにターゲットサーバでエクスポート 済 みなので、 拡 張 に 失 敗 します。NFS v4 階 層 がサーバ A で 作 成 され、サーバ B に 拡 張 され、サーバ B で in service になった 後 にサーバ A から 拡 張 解 除 された 場 合 、NFS v4 階 層 のサーバ A への 再 拡 張 は 失 敗 します。解 決 方 法 : サーバ A で「exportfs -ra」というコマンドを 実 行 し、 残 された 追 加 エクスポート 情 報 をクリーンアップします。NFSv3:Red Hat 6.x および CentOS 6.x ではファイルロックのスイッチオーバに 失 敗 しますサーバのフェイルオーバまたはスイッチオーバの 際 に、ファイルロックのフェイルオーバは、Red Hat 6.x またはCentOS 6.x のシステムでは 機 能 しません。NFSv3 のロックフェイルオーバは 現 在 、これらの OS バージョンではサポートされていません。解 決 方 法 : NFSv4 で 有 効 なロックフェイルオーバ 機 能 を 使 用 します。Oracle Recovery Kit は NFSv4 をサポートしていませんOracle Recovery Kit は 共 有 データベースストレージ 用 に NFSv3 をサポートしています。NFSv4 ファイルロッキングメカニズムのため、NFSv4 は、 現 時 点 ではサポートされていません。NFS サブシステムの 停 止 と 起 動 が、SteelEye Protection Suite で 保 護 される NFS エクスポートに 悪 影 響 を及 ぼしますSteelEye Protection Suite for Linux が NFS エクスポートを 保 護 しているときに、NFS サブシステム (Red Hatの /etc/init.d/nfs または SuSE の /etc/init.d/nfsserver) が 停 止 された 場 合 、NFS の 停 止 動作 ですべてのディレクトリのエクスポート 解 除 が 実 行 されるため、SteelEye Protection Suite for Linux が 保 護 しているすべてのエクスポート 済 みディレクトリが 影 響 を 受 けます。SteelEye Protection Suite for Linux の NFSquickCheck スクリプトが 停 止 した NFS のプロセスを 検 出 し、ローカルリカバリを 実 行 してプロセスを 再 起 動 してから、ディレクトリを 再 エクスポートします。ただし、SteelEye Protection Suite の NFS ARK がすべてを 復 旧するために、 保 護 されたエクスポートのすべてについて quickCheck が 実 行 されます。 例 えば、SteelEyeProtection Suite for Linux の NFS ARK により 5 個 のエクスポートが 保 護 されている 場 合 、そのキットが 保 護 するすべてのエクスポート 済 みディレクトリを 復 旧 するために、quickCheck が 5 回 実 行 されます。デフォルトのquickCheck 時 間 は 2 分 なので、すべてのエクスポート 済 みディレクトリを 復 旧 するには、10 分 かかります。対 応 策 : SteelEye Protection Suite の NFS ARK がシステム 上 のエクスポート 済 みディレクトリをアクティブに 保護 しているときには、NFS サブシステムを 停 止 しないでください。NFS サブシステムを 停 止 する 必 要 がある 場合 は、すべての NFS リソースをスタンバイノードに 切 り 替 えてから NFS サブシステムを 停 止 してください。exportfs コマンドの 使 用 も 検 討 する 必 要 があります。このコマンドラインユーティリティは 1 つのディレクトリのエクスポート / エクスポート 解 除 の 機 能 を 装 備 しているので、NFS サブシステム 全 体 を 停 止 する 必 要 がなくなります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 234


SAP Recovery KitSAP Recovery Kit説 明SAP 階 層 の 削 除 または 拡 張 解 除 に 失 敗 します同 じ IP リソースを 階 層 内 の 複 数 の 場 所 に 格 納 している SAP 階 層 を 削 除 または 拡 張 解 除 すると、リソースが 削 除 されず、コアダンプが 発 生 することもあります。この 問 題 を 修 正 するには、 拡 張 解 除 または 削 除 操 作 に 失 敗 した 後 で、 残 ったリソースを LifeKeeper GUI から 手 動 で 削 除 します。サーバからコアファイルを 削 除 するという 方 法 もあります。[Handle Warnings] により -e 行 1 で 構 文 エラーが 発 生 します[Handle Warnings] のデフォルトの 動 作 [No] を [Yes] に 変 更 すると、エラーを 受 信 します。解 決 方 法 : このオプションをデフォルト 設 定 の [No] のままにしてください。 注 記 : 黄 は 過 渡 的 な 状 態 であり、ほとんどの 場 合 は 障 害 を 表 すものではないため、この 設 定 はデフォルト 選 択 の [No] のままにすることを 強 くお 勧めします。同 じ 設 定 を 選 択 すると、Update Wizard のボタンが 非 表 示 になります現 在 の 設 定 を 変 更 せずに [Handle Warnings] を 更 新 しようとすると、 戻 る 必 要 があることを 示 す 次 の 画 面で [Done] ボタンが 表 示 されません。res_state に 変 更 を 加 えると、 監 視 が 無 効 になります[Protection Level] を [BASIC] に 設 定 し、SAP を 手 動 でダウンさせた 場 合 (メンテナンスなどの 目 的 で)、「FAILED」とマークされ、 監 視 が 停 止 します。解 決 方 法 : 監 視 を 再 開 する 場 合 、LifeKeeper はリソースを 手 動 ではなく 開 始 する 必 要 があります。ERS が Core/CI の 親 ではない 場 合 、サービス 中 の ERS がリモートホストで 失 敗 します追 加 SAP リソースの 依 存 関 係 なしで ERS リソースを 作 成 すると、スイッチオーバ 時 に 初 期 のサービス 中 状 態が 失 敗 します。解 決 方 法 : CI/Core インスタンス (SCS または ASCS) の 親 として ERS を 作 成 してから、in-service を 再 試 行します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 235


LVM Recovery KitLVM Recovery Kit説 明lkID の 使 用 はディスク 全 体 で LVM を 上 書 きした 状 態 と 互 換 性 がありませんlkID を 使 用 して、LVM 物 理 ボリュームとして 設 定 されているディスクで 一 意 のディスク ID を 生 成 すると、lkIDおよび LVM 情 報 が 格 納 されているディスク 上 の 場 所 で 競 合 が 発 生 します。これにより、lkID および pvcreateが 使 用 された 順 番 に 従 って、lkID または LVM 情 報 のどちらかが 上 書 きされます。対 応 策 : lkID を LVM と 組 み 合 わせて 使 用 する 必 要 がある 場 合 は、ディスクをパーティション 化 し、ディスク 全体 ではなくディスクパーティションを LVM 物 理 ボリュームとして 使 用 します。LVM のアクションが RHEL 6 では 遅 くなりますRHEL 6 で 一 部 の LVM コマンドを 実 行 している 際 、 前 のリリースよりもパフォーマンスが 遅 くなる 場 合 があります。LVM リソースを 含 む 階 層 の restore および remove に 要 する 時 間 がやや 長 くなることとして 現 れることがあります。Raw および LVM の Recovery Kit を 組 み 合 わせた 設 定 は、RHEL 6 環 境 ではサポートされませんRaw リソースを 作 成 するとき、Raw Recovery Kit は Raw デバイスの major 番 号 および minor 番 号 に 基 づいてデバイスファイルを 探 します。その 結 果 、/dev/dm-* がそのデバイスになります。ただし、LVM Recovery Kitはこのタイプの /dev/dm-* を 処 理 できないため、GUI で「raw device not found」エラーが 発 生 します。DMMP Recovery Kit説 明DMMP:スタンバイサーバで 発 行 された write がハングすることがあります別 のサーバでリザーブされている DMMP デバイスに write が 発 行 されると、IO が 永 久 に (またはデバイスがもう一 方 のサーバでリザーブされなくなるまで) ハングすることがあります。もう 一 方 のサーバでデバイスが 解 放 され、write が 発 行 されると、データが 破 損 することがあります。この 問 題 の 原 因 は、DMMP での IO 再 試 行 に 従 ってパス 確 認 が 実 行 される 方 法 にあります。「no_path_retry」が 0 ( 失 敗 ) に 設 定 されている 場 合 、このハングは 発 生 しません。 別 のサーバでパスがリザーブされているときにデバイスの path_checker が 失 敗 しても (MSA1000)、この 問 題 は 発 生 しません。対 応 策 : 「no_path_retry」を 0 ( 失 敗 ) に 設 定 します。しかしこれにより、 一 時 的 なパスの 障 害 が 原 因 で、IOの 障 害 が 発 生 する 可 能 性 もあります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 236


DB2 Recovery Kit説 明DMMP: 複 数 のイニシエータが ATP_C をサポートする SAS アレイで 正 しく 登 録 されていませんLifeKeeper は、 複 数 の SAS イニシエータが SAS アレイに 接 続 される 設 定 をネイティブにサポートしていません。こうした 設 定 では、 各 イニシエータが 正 常 に 登 録 されないので、1 つのイニシエータのみが IO を 発 行 できるようになります。マルチパスドライバ (DMMP など) が 未 登 録 のイニシエータに IO を 発 行 すると、エラーが 発 生 します。解 決 方 法 : SAS ストレージ 情 報 に 基 づいてパス ID が 設 定 されるように、/etc/default/LifeKeeper の設 定 値 を 以 下 のように 設 定 してください。MULTIPATH_SAS=TRUERHEL 6 の 場 合 、LifeKeeper は EMC Clariion に 接 続 されているリザベーションをサポートできませんDB2 Recovery KitDB2 Recovery Kit が 不 要 なエラーをレポートします説 明DB2 が 共 有 ディスクにインストールされている 場 合 、DB2 リソースを 拡 張 する 際 に 以 下 のメッセージが 表 示 されることがあります。LifeKeeper was unable to add instance "%s" and/or its variables tothe DB2 registry.このメッセージは、DB2 リソースの 拡 張 動 作 には 悪 影 響 を 及 ぼしません。MD Recovery Kit説 明MD Recovery Kit は、「homehost」で 作 成 されたミラーをサポートしませんLifeKeeper MD Recovery Kit は、「homehost」 機 能 で 作 成 されたミラーでは 正 常 に 機 能 しません。「homehost」が 設 定 された 場 合 、LifeKeeper は、 不 正 なフォーマットの 一 意 の ID を 使 用 するので、in-service操 作 が 失 敗 します。SLES 11 システムでは、「homehost」はミラーの 作 成 時 にデフォルトで 設 定 されます。「homehost」に 対 応 している mdadm のバージョンは、 別 のディストリビューションやバージョンでも 使 用 可 能 と 思われます。この 機 能 を 無 効 にするには、ミラー 作 成 時 にコマンドラインで --homehost="" を 指 定 します。「homehost」 設 定 を 使 用 して 作 成 されたミラーがすでに 存 在 している 場 合 は、 設 定 を 無 効 にしてミラーを 再作 成 する 必 要 があります。「homehost」 設 定 を 使 用 して 作 成 されたミラーで LifeKeeper 階 層 がすでに 構 築 されている 場 合 、 階 層 を 削 除 し、「homehost」を 無 効 にしてミラーを 構 築 した 後 で 再 作 成 する 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 237


SAP DB/MaxDB Recovery Kit説 明MD Recovery Kit は LVM デバイスで 作 成 された MD デバイスをサポートしていませんLifeKeeper MD Recovery Kit は、LVM デバイスで 作 成 された MD デバイスを 正 常 に 処 理 しません。MD デバイスの 作 成 時 にLifeKeeper が 認 識 できない 名 前 が 付 けられます。/etc/mdadm.conf の MD Recovery Kit 設 定 ファイルエントリがコメントアウトされていません/etc/mdadm.conf の LifeKeeper 設 定 ファイルエントリ 破 砕 起 動 後 にコメントアウトする 必 要 があります。これらのファイルエントリはコメントアウトされていません。大 規 模 な 設 定 ではローカルリカバリが 実 行 されません大 規 模 な 設 定 (6 以 上 の 階 層 ) では、ローカルリカバリがトリガされた 場 合 (sendevent)、すべての 階 層 がチェックされず、ローカルリカバリが 失 敗 することがあります。起 動 時 にミラーが 自 動 的 に 開 始 されます一 部 のシステム (RHEL 6 を 実 行 しているシステムなど) では、 起 動 時 に 自 動 的 にミラーを 開 始 する 設 定 ファイル (/etc/mdadm.conf) に AUTO エントリがあります ( 例 : AUTO +imsm +1.x –all).解 決 方 法 : LifeKeeper では、ミラーを 自 動 的 に 開 始 しないようにする 必 要 があるので、このエントリを 編 集し、 起 動 時 に 自 動 的 に 開 始 しないように 指 定 する 必 要 があります。 前 の 例 (AUTO +imsm +1.x –all)は、imsm メタデータおよび 1.x メタデータから 他 のすべてを 除 いたものを 使 用 して 作 成 したミラーを 自 動 的 に開 始 するようにシステムに 指 示 しています。このエントリを「AUTO -all」に 変 更 し、あらゆるものからすべてを 除いて 自 動 的 に 開 始 するように (つまり、 何 も 自 動 的 に 開 始 されないように) システムに 指 示 する 必 要 があります。重 要 : クリティカルなシステムリソース (root など) が MD を 使 用 している 場 合 、それらのミラーが 他 の 方 法 で 開始 され、LifeKeeper で 保 護 されているミラーは 開 始 されないようにしてください。SAP DB/MaxDB Recovery Kit説 明MaxDB を 共 有 ストレージ 上 でインストールおよび 設 定 すると、 拡 張 に 失 敗 します対 応 策 : MaxDB のローカルコピーをバックアップノード 上 でプライマリシステムと 同 じディレクトリにインストールしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 238


Sybase ASE Recovery KitSybase ASE Recovery KitSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 239


Sybase ASE Recovery Kit説 明ユーザ 名 / パスワードの 問 題 :• デフォルトのユーザ 名 がパスワードで 保 護 されている 場 合 、すべての 検 証 が 完 了 するまで create UI はこれを 検 出 しませんSybase リソースを 作 成 する 際 に、ユーザ 名 の 入 力 が 要 求 されます。フロントのヘルプには、ユーザが 指 定 されない 場 合 はデフォルトの「sa」が 使 用 されるというメッセージが 表 示 されます。ただし、この 時 点 ではデフォルトのアカウントに 対 するパスワード 検 証 は 実 行 されません。SteelEyeProtection Suite が Sybase リソースを 作 成 しようとする 際 に、パスワードの 検 証 / 入 力 が 行 われていないためにリソース 作 成 が 失 敗 します。パスワード 検 証 は [user/password] ダイアログで発 生 しますが、ユーザプロンプトに 有 効 なユーザが 実 際 に 入 力 された 場 合 のみです。デフォルトのユーザ 名 を 使 用 する 場 合 でも、create 操 作 時 にそのユーザ 名 を 指 定 する 必 要 があります。• ユーザ 名 が 指 定 されない 場 合 、パスワードの 入 力 要 求 が 省 略 されますユーザ 名 を 入 力 しない 場 合 、[user/password] ダイアログはパスワードの 入 力 要 求 を 省 略 します。UI オプションを 使 用 してユーザ / パスワードを 更 新 する 際 に Sybase のユーザ 名 を 入 力 しない 場 合 、デフォルトの「sa」が 使 用 され、そのアカウントのパスワード 検 証 は 実 行 されません。これにより、 無 効 な 認 証 情 報 のエラーが 発 生 して、データベースの 監 視 が 失 敗 します。デフォルトのユーザ 名 を 使 用 する 場 合 でも、update 操 作 時 にそのユーザ 名 を 指 定 する 必 要 があります。この 問 題 を 解 決 するには、 以 下 の 手 順 を 実 行 してください。1. 必 要 な Sybase データファイルが、 目 的 のサーバから 現 在 アクセス 可 能 であることを 確 認します。 多 くの 場 合 、プライマリ 上 のローカルリカバリの 障 害 を 監 視 するため、これはバックアップサーバです。2. このサーバのコマンドラインから Sybase データベースインスタンスを 開 始 してください (データベースを 手 動 で 開 始 する 方 法 の 詳 細 は、Sybase 製 品 のドキュメンテーションを 参照 )。3. コマンドラインを 使 用 して、LKROOT/bin ディレクトリ (ほとんどのインストールでは/opt/LifeKeeper/bin) に 移 動 (cd) してください。4. bin ディレクトリで 次 のコマンドを 実 行 してください。./ins_setstate –t -S ISP は Sybase リソースのタグ 名 です。5. コマンドの 実 行 が 完 了 した 後 、ただちに UI から Update User/Password Wizard を 実行 し、 有 効 なユーザ 名 を 入 力 してください (Sybase のデフォルトの「sa」を 使 用 する 場 合も 同 様 )。 注 記 : Update User/Password Wizard にアクセスするには、Sybase リソースインスタンスを 右 クリックし、[Change Username/Password] を 選 択 してください。6. ローカルサーバ 上 で 階 層 が 更 新 された 後 、リソースがすべてのノードで in service にすることができることを 確 認 してください。• Sybase のローカルユーザ 名 が 8 文 字 以 上 の 場 合 、バックアップサーバの 保 護 が 失 敗 しますSybase のユーザ 名 は 8 文 字 未 満 にする 必 要 があります。Sybase のローカルユーザ 名 が 8 文字 以 上 の 場 合 、リソース 作 成 に 使 用 されるプロセスとユーザ ID のチェック、および 監 視 が 失 敗します。また、これにより、 有 効 な Sybase Backup Server のインスタンスを 保 護 の 対 象 として 選択 できなくなります。この 問 題 は、オペレーティングシステムが 8 文 字 以 上 のユーザ 名 を 各 種 コマンド (ps など) の UID に 変 換 することに 起 因 します。7 文 字 以 下 のユーザ 名 を 使 用 する 必 要があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 240


Sybase ASE Recovery Kit説 明リソース 作 成 問 題 :• Sybase のデフォルトのインストールプロンプトは、12.5 に 基 づきます。SteelEye Protection Suite でリソースを 作 成 する 際 に、Sybase のインストール 場 所 のデフォルトプロンプトが、Sybase バージョン 12.5からの 相 対 パスとして 表 示 されます。リソース 作 成 のプロンプトには、Sybase の 正 しいインストール 場所 を 手 動 で 入 力 するか、 参 照 する 必 要 があります。拡 張 の 問 題 :• 拡 張 時 に Sybase のタグプロンプトが 編 集 可 能 ですが 変 更 しないでください 拡 張 時 に Sybase のタグプロンプトが 編 集 可 能 ですが、これは 推 奨 されません。サーバごとに 異 なるタグを 使 用 すると、コマンドラインによるリモート 管 理 で 問 題 が 発 生 するおそれがあります。• 拡 張 時 に Sybase インストール 先 ディレクトリのプロンプトが 編 集 可 能 ですが 変 更 しないでくださいSybase Recovery Kit は、 各 常 時 におけるインストール 先 ディレクトリの 変 更 をサポートしていません。ターゲット 上 のインストール 先 ディレクトリが 異 なる 場 合 、extend 操 作 が 失 敗 することがあり、 基本 操 作 (restore、remove 、および monitoring) がネイティブに 悪 影 響 を 受 けることがあります。Sybase Recovery Kit は、プライマリのインストール 先 ディレクトリを 使 用 してデフォルト 値 を 設 定し、リソースが 拡 張 されるすべてのサーバ 上 でこのデフォルト 値 が 使 用 されます。[Properties] ページの 問 題 :• [Properties] ペインに [update user/password] の 画 像 が 表 示 されません 正 しい 画 像 の 代 わりに 小さい 四 角 がツールバーに 表 示 されます。この 四 角 を 選 択 すると、User/Password Update Wizard が起 動 されます。ログの 問 題 :• Sybase Kit の create と extend のログメッセージが 記 録 されませんcreate と extend 操 作 のエラーおよび 情 報 は、 操 作 時 に UI ウィンドウにのみ 表 示 されます。トラブルシューティングに 必 要 な 場合 、これらのメッセージを UI からコピーして 保 存 できます。• Sybase Kit と Core でログのフォーマットが 異 なります。Sybase Kit のログ 出 力 の 表 示 は、Core の 他のログ 出 力 の 表 示 と 一 貫 性 がありません。これは、アプリケーション 保 護 のエラーの 原 因 にはなりませんが、ログビューアやログ 解 析 ツールを 使 用 する 場 合 に 特 別 な 解 析 やロジックが 必 要 になることがあります。Sybase Monitor Server は、Sybase 15.7 と SteelEye Protection Suite の 組 み 合 わせではサポートされていません。Sybase 15.7 で Sybase Monitor Server プロセスを 設 定 する 場 合 、Generic Application (gen/app) リソースを 使 用 してこのサーバプロセスを 保 護 する 必 要 があります。Remove コマンドが SLES 11 上 の Sybase から 認 識 されませんバックアップサーバで Sybase を in service にする 場 合 、はじめにプライマリサーバで out of service にする 必 要があります。Sybase からこのコマンドを 認 識 するようにするには、 行 に「locales/locales.dat」を 追 加し、SteelEye Protection Suite が「POSIX」を「vendor_locale」として 使 用 して、リモートで Sybase コマンドを 実 行 するようにします。例 :locale = POSIX, us_english, utf8SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 241


GUI トラブルシューティングGUI ト ラブルシューティングLifeKeeper GUI をリモートシステムから 設 定 する 際 に 問 題 が 発 生 した 場 合 は、 以 下 のいずれかのトピックを 参 照してください。Java プラグイントラブルシューティングアプレットトラブルシューティングネットワーク 関 連 トラブルシューティング( GUI)ネット ワーク 関 連 ト ラブルシューティング (GUI)LifeKeeper は GUI クライアントとサーバの 通 信 に Java RMI (Remote Method Invocation) を 使 用 します。 問 題 となりうる 要 素 の 一 部 は RMI に 関 連 し、それ 以 外 は 一 般 的 なネットワークの 設 定 に 関 する 問 題 です。Windows プラット フォームでの 論 理 接 続 の 遅 延Sun FAQ から:最 も 蓋 然 性 が 高 いのは、ホストのネットワーク 設 定 が 誤 りというものです。RMI は Java API ネットワーククラス、特 に ava.net.InetAddress を 使 用 します。これは、アドレスマッピングおよびホスト 名 へのアドレスに 対 して 両 方 のホストに TCP/IP ホスト 名 のルックアップを 実 行 させます。Windows では、ルックアップ 機 能 はネイティブ Windowsソケットライブラリで 実 行 されるので、 遅 延 は RMI ではなく、Windows ライブラリで 発 生 するものです。ホストがDNS を 使 用 するように 設 定 されている 場 合 、これは、 通 信 に 関 連 するホストについて 認 識 しないという DNSサーバの 問 題 となる 可 能 性 があります。その 場 合 、DNS ルックアップのタイムアウトが 発 生 します。このケースに 当てはまる 場 合 は、ファイル\windows\system32\drivers\etc\hosts で 関 連 ホスト 名 /アドレスをすべて 指 定 してください。 通 常 のホストファイルのフォーマットを 次 に 示 します。例 :IP アドレス サーバ 名 称208.2.84.61 homer.somecompany.com homerこれで、 最 初 のルックアップにかかる 時 間 を 短 縮 できるはずです。また、サブネットマスクとゲートウェイアドレスの 設 定 が 誤 っていると、 接 続 の 遅 延 や 障 害 を 引 き 起 こす 可 能 性 があります。これらの 設 定 が 正 しいことをネットワーク 管 理 者 に 確 認 してください。モデムからの 実 行 :サーバが 存 在 するネットワークにモデムで (PPP または SLIP を 使 用 して) 接 続 する 場 合 、コンピュータは 一 時 的な IP 番 号 を 操 作 用 に 取 得 します。この 一 時 的 な 番 号 は、ホスト 名 がマップしたものではない 可 能 性 があります(ホスト 名 が 何 かにマップしている 場 合 )。そのため、この 場 合 は、IP のみで 通 信 するようにサーバに 指 示 する 必 要があります。これには、モデム 接 続 ウィンドウを 開 いて 一 時 的 な IP 番 号 を 取 得 します。この 番 号 を 使 用 して、GUI クライアントのホスト 名 プロパティを 設 定 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 242


プライマリネットワークインターフェースのダウン:プラグインでブラウザのホスト 名 を 設 定 するには、[Java Plug-In Control Panel] を 開 き、[Java Run TimeParameters] に 以 下 の 値 を 追 加 してクライアントのホスト 名 を 設 定 します。-Djava.rmi.server.hostname=HotJava ブラウザのホスト 名 を 設 定 するには、hotjava コマンドラインに 以 下 の 値 を 追 加 します。-Djava.rmi.server.hostname=たとえば、 以 下 のようになります。-Djava.rmi.server.hostname=153.66.140.1プライマリネット ワークインターフェースのダウン:LifeKeeper GUI は、GUI クライアントと GUI サーバの 通 信 を 維 持 するために Remote Method Invocation (RMI)を 使 用 します。ほぼどのような 場 合 でも、プライマリネットワーク・インターフェースを 介 してサーバへの 接 続 が 確 立されます。つまり、サーバのプライマリイーサネットインターフェースがダウンした 場 合 、 接 続 は 失 われ、GUI クライアントに [Unknown] というサーバの 状 態 が 表 示 されます。この 問 題 の 唯 一 の 解 決 策 は、サーバのプライマリイーサネットインターフェースを 再 び 有 効 にすることです。また、RMI の 制 限 のため、マルチホームサーバ ( 複 数 のネットワークインターフェースを 備 えたサーバ) でこの 問 題 を解 決 することはできません。ホスト へのルート が 存 在 しない 例 外 :ホストに 接 続 できなかったため、ソケットをリモートホストに 接 続 できませんでした。これは 通 常 、ネットワークのローカルサーバとリモートホストの 間 のリンクの 一 部 がダウンしたか、ホストがファイアウォールの 後 ろにあることを 意 味 します。不 明 なホスト の 例 外 :LifeKeeper GUI クライアントとサーバは、 通 信 に Java RMI (Remote Method Invocation) 技 術 を 使 用 します。RMI が 正 常 に 動 作 するために、クライアントとサーバは 解 決 可 能 なホスト 名 または IP アドレスを 使 用 する 必要 があります。 解 決 不 可 能 な 名 前 、WINS 名 、 修 飾 されていない DHCP 名 を 使 用 した 場 合 、Java はUnknownHostException を 送 出 します。このエラーメッセージは、 以 下 の 条 件 でも 発 生 する 可 能 性 があります。• サーバ 名 が 存 在 しない 場 合 。サーバ 名 の 誤 記 がないか 確 認 してください。• 設 定 された DHCP サーバが、RMI サーバが 実 際 に 存 在 するドメインではなく、リゾルバドメインのドメイン名 になるように RMI サーバの 完 全 修 飾 ドメイン 名 を 設 定 している 場 合 。この 場 合 、サーバの DHCP ドメインの 外 側 の RMI クライアントは、 不 正 なドメイン 名 のためにサーバにアクセスできません。• サーバが、Windows Internet Naming Service (WINS) を 使 用 するように 設 定 されたネットワーク 上 にある場 合 。DNS にのみ 依 存 しているホストは、WINS の 下 に 登 録 されたホストにアクセスできない 場 合 があります。• RMI クライアントとサーバがファイアウォールをはさんだ 反 対 側 にある 場 合 。ファイアウォールの 外 側 に RMISteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 243


Windows から:クライアント、 内 側 にサーバがある 場 合 、クライアントはサーバに 対 してリモート 呼 び 出 しを 実 行 できません。LifeKeeper GUI を 使 用 している 場 合 、クライアントによって 提 供 されたホスト 名 はサーバから 解 決 できるものであり、サーバからのホスト 名 はクライアントによって 解 決 できるものである 必 要 があります。LifeKeeper GUI はこの 例外 を 捕 捉 し、ユーザに 警 告 します。クライアントがサーバのホスト 名 を 解 決 できない 場 合 、この 例 外 が 捕 捉 され、メッセージ 115 が 表 示 されます。サーバがクライアントのホスト 名 を 解 決 できない 場 合 、この 例 外 が 捕 捉 され、メッセージ 116 が 表 示 されます。どちらのメッセージにも、 実 行 が 試 された 未 修 飾 ホスト 名 を 指 定 する Java例 外 の 一 部 が 含 まれています。下 記 に、ホスト 名 の 解 決 が 正 常 に 機 能 していることをテストまたは 検 証 するために 使 用 できる 手 順 をいくつか 示します。Windows から:1. Linux サーバとの 通 信 の 確 認DOS プロンプトから、ホスト 名 を 使 用 してターゲットを ping します。ping たとえば、 以 下 のようになります。ping homerターゲットの 修 飾 されたホスト 名 と IP アドレスをリストする 応 答 が 表 示 されるはずです。2. 正 しい 設 定 の 確 認• DNS の 設 定 を 確 認 するか、ネットワークに DNS サーバをインストールします。• ControlPanel->Network->Protocols->TCP/IP の 設 定 を 確 認 します。これらの 設 定 が 正 しいことをネットワーク 管 理 者 に 確 認 してください。[DNS] タブのホスト 名 は、ローカルネームサーバで 使 用 されているものと 一 致 している 必 要 があります。これは、GUI エラーメッセージで 指 定 したホスト 名 とも 一 致 している 必 要 があります。• ローカルホストおよびその 接 続 先 となる LifeKeeper サーバのエントリを 含 める 形 で hosts ファイルを 編 集 してください。Windows 95/98 システムでは、hosts ファイルは 以 下 のようになります。%windir%\HOSTS (for example, C:\WINDOWS\HOSTS).注 記 : Windows 95/98 では、hosts ファイルの 最 後 のエントリがキャリッジリターン(CR) またはラインフィード (LF) で 終 わっていない 場 合 、hosts ファイルはまったく 読 み取 られません。Windows NT システムでは、hosts ファイルは 以 下 のようになります。%windir%\System32\DRIVERS\ETC\HOSTS(for example, C:\WINNT\System32\DRIVERS\ETC\HOSTS).SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 244


Linux から:たとえば、システムが HOSTCLIENT.MYDOMAIN.COM と 呼 ばれ、IP アドレスとして 153.66.140.1 を 使 用 している 場 合 、hosts ファイルに 次 のエントリを 追 加 します。153.66.140.1 HOSTCLIENT.MYDOMAIN.COM HOSTCLIENT3. GUI クライアントで 使 用 するホスト 名 プロパティを 設 定 してください。プラグインでブラウザからホスト 名 を 設定 するには、[Java Plug-In Control Panel] を 開 き、[Java Run Time Parameters] に 以 下 の 値 を 追加 してクライアントのホスト 名 を 設 定 します。Djava.rmi.server.hostname=4. Microsoft のネットワーク 関 連 のパッチを www.microsoft.com で 確 認 してください。Linux から:1. ホスト 名 または IP アドレスを 使 用 して Linux からターゲットサーバを ping し、 他 のサーバとの 通 信 を 確 認します。ping たとえば、 以 下 のようになります。ping homerターゲットの 修 飾 されたホスト 名 をリストする 応 答 が 表 示 されるはずです。2. ホスト 名 または IP アドレスで ping を 実 行 し、クラスタ 内 の 各 サーバでローカルホストが 解 決 可 能 であることを 確 認 します。DNS が 実 装 されていない 場 合 、/etc/hosts ファイルを 編 集 し、ローカルホスト 名 のエントリを 追 加 します。このエントリで、ローカルサーバの IP アドレスまたはデフォルトエントリ (127.0.0.1) をリストできます。3. DNS が NIS の 前 に 指 定 されていることを 確 認 します。/etc/nsswitch.conf の hosts 行 で DNS を NIS の前 に 置 く 必 要 があります。また、/etc/resolv.conf は 正 しく 設 定 された DNS サーバを 指 す 必 要 があります。4. DNS を 実 装 しない 場 合 、または 他 の 方 法 がうまくいかない 場 合 は、/etc/hosts ファイルを 編 集 し、ホスト名 のエントリを 追 加 します。5. GUI クライアントで 使 用 するホスト 名 プロパティを 設 定 してください。これは、 管 理 者 ごとに 変 更 する 必 要があります。プラグインでブラウザからホスト 名 を 設 定 するには、[Java Plug-In Control Panel] を 開 き、[Java RunTime Parameters] に 以 下 の 値 を 追 加 してクライアントのホスト 名 を 設 定 します。-Djava.rmi.server.hostname=HotJava ブラウザからホスト 名 を 設 定 するには、hotjava コマンドラインに 以 下 の 値 を 追 加 します。-Djava.rmi.server.hostname=たとえば、 以 下 のようになります。-Djava.rmi.server.hostname=153.66.140.1-Djava.rmi.server.hostname= homer.somecompany.comSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 245


X Window Server に 接 続 できない:X Window Server に 接 続 できない:LifeKeeper GUI アプリケーションを telnet セッションから 実 行 している 場 合 、GUI クライアントが LifeKeeper サーバで X Window Server にアクセスできることを 確 認 する 必 要 があります。LifeKeeper サーバは GUI クライアントのホスト 名 またはネットワークアドレスを 解 決 できる 必 要 があります。LifeKeeper サーバに 対 して telnet を 実 行 して LifeKeeper GUI アプリケーションを 実 行 した 場 合 、DISPLAY 環境 変 数 にはクライアントのホスト 名 と 表 示 番 号 を 含 める 必 要 があります。たとえば、Server1 というサーバにClient1 というクライアントから telnet を 実 行 した 場 合 、DISPLAY 環 境 変 数 は Client1:0 に 設 定 される 必 要 があります。LifeKeeper GUI アプリケーションを 実 行 した 場 合 、Client1 の DISPLAY 名 に 出 力 が 送 信 されます。Client1 が X Window Server にアクセスできない 場 合 、 例 外 が 発 生 して LifeKeeper GUI アプリケーションは失 敗 します。LifeKeeper GUI をアプリケーションとして 起 動 したときに、X Window Server に 接 続 できない、またはクライアントDISPLAY 名 を 開 くことができないというエラーが 発 生 した 場 合 は、 以 下 の 手 順 を 実 行 してください。1. ホスト 名 または IP アドレスを 使 用 して 表 示 変 数 を 設 定 します。たとえば、 以 下 のようになります。DISPLAY=Client1.somecompany.com:0DISPLAY=172.17.5.74:02. xhost または xauth コマンドを 使 用 し、クライアントが LifeKeeper サーバで X Window Server に 接続 できることを 確 認 します。3. クライアント 用 の DNS エントリを 追 加 するか、クライアント 用 のエントリを LifeKeeper サーバのローカルホストファイルに 追 加 します。LifeKeeper サーバからクライアントに 対 して、ホスト 名 または IP アドレスを 使 用 して ping を 実 行 し、クライアントとの 通 信 を 確 認 します。システムの 日 付 と 時 刻 の 調 整マルチユーザモードのときにシステムの 日 付 / 時 刻 を 過 去 に 変 更 すると、LifeKeeper に 問 題 が 発 生 する 可 能 性があります。リソース 管 理 の 際 には SCSI ha_xref_tbl が 使 用 されます。 日 付 または 時 刻 が 過 去 の 時 間 値 に 変更 された 場 合 、 新 しい 時 刻 よりも 後 のタイムスタンプが 付 いているリソースの 管 理 は、 新 しい 時 間 が ha_xref_tbl の 作 成 時 点 に 達 するまでフリーズする 可 能 性 もあります。この 問 題 の 結 果 、フリーズしている 間 にリソースを作 成 または 変 更 する 際 に 問 題 になる 可 能 性 があります。システムの 日 付 / 時 刻 カウンタを 過 去 に 調 整 するには:1. シングルユーザモードにします( LifeKeeperを 停 止 させてから) 。2. 日 付 または 時 刻 を 過 去 のものに 変 更 します。3. マルチユーザモードに 戻 します。4. LifeKeeper を 再 起 動 します。この 操 作 によって、 新 しい 現 在 時 刻 を 設 定 した 新 しい ha_xref_tbl が 作成 され、 操 作 を 続 行 できるようになります。注 記 : タイムゾーン( TZ シェル 変 数 ) を 変 更 した 場 合 、または 夏 時 間 から 標 準 時 間 に 変 更 した 場合 、LifeKeeper には 影 響 しません。Linux は、すべての 時 間 値 を 1970 年 1 月 1 日 からの 絶 対 秒 数 として 保 持SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 246


コミュニケーションパスの 稼 働 と 停 止します。タイムゾーンまたは 夏 時 間 / 標 準 時 間 の 変 更 は、その 絶 対 秒 数 を ASCII で 解 釈 した 値 に 過 ぎないので、カウンタ 自 体 は 変 更 されません。コミュニケーションパスの 稼 働 と 停 止コミュニケーションパスの 停 止 と 稼 働 が 繰 り 返 される 場 合 ( LifeKeeper GUI でAlive、Dead、Aliveというように 表示 される 場 合 ) 、ハートビートの 設 定 がクラスタ 内 のすべてのサーバで 同 じ 値 に 設 定 されていない 可 能 性 があります。この 状 態 は、いずれか 一 方 のサーバにある LifeKeeper デフォルトファイル /etc/default/LifeKeeper で 設 定 名 に誤 記 がある 場 合 にも 発 生 する 可 能 性 があります。推 奨 される 対 策1. クラスタ 内 のすべてのサーバで LifeKeeper を 停 止 します。2. クラスタ 内 の 各 サーバで、/etc/default/LifeKeeper にある LCMHBEATTIME 設 定 とLCMNUMHBEATS 設 定 の 値 とスペルを 確 認 します。 設 定 値 、スペルミスの 無 いことを 各 ノードで 確 認 します。3. クラスタ 内 のすべてのサーバで LifeKeeper を 再 起 動 します。不 完 全 なリソースの 作 成インスタンスの 一 部 のみが 作 成 された 状 態 で、リソース 設 定 プロセスが 中 断 された 場 合 、 階 層 を 再 設 定 する 前に、 手 動 でクリーンアップする 必 要 があります。LifeKeeper GUI を 使 用 し、 一 部 が 作 成 されたリソースを 削 除 してください。 手 順 については、すべてのサーバからの 階 層 の 削 除 を 参 照 してください。 階 層 リストにこれらのリソースが 含 まれていない 場 合 、ins_remove( LCDI-instances(1M) を 参 照 ) および dep_remove( LCDI-relationship(1M)) を 使 用 し、 部 分 的 な 階 層 をクリーンアップしなければならない 可 能 性 もあります。不 完 全 なリソースの 優 先 順 位 の 変 更LifeKeeper の 階 層 は、 親 子 の 関 係 によって 関 連 付 けられたすべてのリソースとして 定 義 されています。 複 数 の親 を 持 つリソースの 場 合 、GUI と 階 層 のすべてのリソースを 区 別 することは 一 概 に 簡 単 とも 言 えなくなります。 階層 の 整 合 性 を 保 持 するには、サーバごとに 階 層 内 のすべてのリソースに 対 して 優 先 順 位 を 変 更 する 必 要 があります。[OK] または [Apply] ボタンを 押 した 後 で 選 択 される 階 層 のすべてのルートリソースを 表 示 することで、GUIはこの 要 件 を 強 制 します。この 時 点 で、すべてのルートを 受 け 付 けるか、 操 作 をキャンセルするかを 選 択 できます。ルートのリストを 受 け 付 けた 場 合 、 新 しい 優 先 順 位 の 値 が 階 層 内 のすべてのリソースに 割 り 当 てられます。その 階 層 の [Resource Properties] ダイアログが 表 示 されている 間 、 他 の 変 更 を 階 層 に 加 えていることを 確 認 する 必 要 があります。[Resource Properties] ダイアログの 優 先 順 位 を 編 集 する 前 に、LifeKeeper に 加 えられた 変更 が 動 的 にダイアログで 更 新 されます。ただし、 変 更 を 加 えると、 基 本 的 な 変 更 が LifeKeeper で 加 えられた 場合 でも、ダイアログの 値 は 凍 結 されます。[Apply] または [OK] ボタンをクリックした 後 でのみ、 変 更 が 加 えられたことが 通 知 されるので、 優 先 順 位 の 変 更 操 作 は 要 求 どおりに 進 みません。複 数 の 優 先 順 位 の 変 更 を 伴 う 優 先 順 位 の 変 更 操 作 時 に、 復 旧 できないエラーの 可 能 性 を 最 低 限 に 抑 えるには、プログラムは、 一 度 に 1 つのサーバに 対 して 個 別 に 行 われる 一 連 の 変 更 として、 複 数 の 優 先 順 位 の 変更 操 作 を 実 行 します。また、 操 作 時 に 優 先 順 位 の 競 合 を 防 ぐために、 必 要 に 応 じて 一 時 的 な 値 がプロパティSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 247


一 貫 した 状 態 への 階 層 のリストアに 割 り 当 てられます。この 一 時 的 な 値 は、 最 大 許 容 値 999 を 超 えるもので、 優 先 順 位 の 変 更 中 に 一 時 的 にGUI に 表 示 されることもあります。 操 作 が 完 了 すると、 一 時 的 な 値 はすべて、 要 求 された 値 に 置 き 換 えられます。エラーが 発 生 し、 優 先 順 位 の 値 をロールバックできない 場 合 、 一 時 的 な 優 先 順 位 の 値 の 一 部 がそのまま残 る 可 能 性 もあります。この 場 合 は、 下 記 の 推 奨 手 順 に 従 って 階 層 を 修 復 してください。一 貫 した 状 態 への 階 層 のリスト ア優 先 順 位 の 変 更 操 作 の 間 にエラーが 発 生 し、 操 作 を 完 了 できない 場 合 、 優 先 順 位 は 不 整 合 の 状 態 のまま残 る 可 能 性 があります。エラーは、システムやコミュニケーションパスの 障 害 を 含 め、さまざまな 理 由 で 発 生 します。 操 作 が 開 始 された 後 や 完 了 する 前 にエラーが 発 生 し、プログラムが 前 の 優 先 順 位 にロールバックできなかった 場 合 、 操 作 中 にエラーがあったこと、および 前 の 優 先 順 位 を restore できなかったことを 示 すメッセージが 表 示されます。この 場 合 、 以 下 の 処 置 を 実 行 し、 階 層 を 一 貫 性 のある 状 態 に restore する 必 要 があります。1. 可 能 であれば、 問 題 の 原 因 を 特 定 します。システムまたはコミュニケーションパスの 障 害 を 確 認 します。優 先 順 位 管 理 プログラムの 実 行 中 に、その 他 の 操 作 が 行 われていないことを 確 認 します。2. 可 能 であれば、 問 題 の 原 因 を 修 正 してから 先 に 進 みます。たとえば、 階 層 を 修 復 する 前 に、 障 害 が 発生 したシステムまたはコミュニケーションパスを restore する 必 要 があります。3. [Resource Properties] ダイアログから 操 作 を 再 試 行 します。4. [Resource Properties] ダイアログから 変 更 できない 場 合 は、コマンドライン hry_setpri を 使 用 して 階層 を 修 復 するとより 簡 単 かもしれません。このスクリプトを 使 用 すると、 一 度 に 1 つのサーバに 対 して 優 先順 位 を 変 更 できます。このスクリプトは、GUI からは 実 行 できません。5. 修 復 を 実 行 したら、 階 層 が 存 在 するすべてのサーバに 対 して eqv_list コマンドを 実 行 し、 階 層 のすべてのリソースに 対 して 返 された 優 先 順 位 の 値 を 調 べ、LifeKeeper データベースがすべてのサーバで 一 貫していることを 確 認 します。6. 最 終 的 に、 階 層 を 修 復 できない 場 合 は、 階 層 を 削 除 して 再 作 成 する 必 要 がある 可 能 性 もあります。階 層 の 設 定 中 に 共 有 スト レージが 見 つからないリソースの 階 層 を 設 定 中 に、LifeKeeper が「No shared storage」( 共 有 ストレージがありません) というメッセージをレポートする 状 況 がいくつかあります。考 えられる 原 因 : ストレージを 共 有 するサーバー 間 でコミュニケーションパスが 定 義 されていません。 共 有 ストレージデバイスで 階 層 が 設 定 されている 場 合 、LifeKeeper は、クラスタ 内 の 別 のサーバを 少 なくとも 1 つ 検 証 し、その共 有 ストレージにアクセスできることを 確 認 します。推 奨 される 対 策 : LifeKeeper GUI または lcdstatus (1M) を 使 用 し、コミュニケーションパスが 設 定 されており、アクティブになっていることを 確 認 します。考 えられる 原 因 : ストレージを 共 有 するサーバー 間 でコミュニケーションパスが 機 能 していません。推 奨 される 対 策 : LifeKeeper GUI または lcdstatus (1M) を 使 用 し、コミュニケーションパスが 設 定 されており、アクティブになっていることを 確 認 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 248


LifeKeeper サーバ 障 害 からの 復 旧考 えられる 原 因 : Linux が 共 有 ストレージにアクセスできない。この 原 因 としては、ドライバがロードされていないことや、ドライバがロードされたときにストレージの 電 源 が 入 っていないこと、あるいはストレージデバイスが 正 しく 設定 されていないことなどが 考 えられます。推 奨 される 対 策 : /proc/scsi/scsi でデバイスが 正 しく 定 義 されていることを 確 認 します。考 えられる 原 因 : LifeKeeper を 起 動 する 前 にストレージが Linux で 設 定 されていない。LifeKeeper の 起 動 時に、すべての SCSI デバイスがスキャンされ、デバイスのマッピングが 判 別 されます。LifeKeeper の 起 動 後 にデバイスが 設 定 された ( 電 源 がオンにされた、 接 続 された、またはドライバがロードされた) 場 合 、デバイスを 設 定 して 使用 できるようにするには、LifeKeeper を 停 止 してから 再 起 動 する 必 要 があります。推 奨 される 対 策 : $LKROOT/subsys/scsi/Resources/hostadp/device_info にデバイスがリストされていることを 確 認 してください。$LKROOT は、デフォルトでは /opt/LifeKeeper. です。デバイスがこのファイルにリストされていない 場 合 、LifeKeeper はそのデバイスを 使 用 しません。考 えられる 原 因 : ストレージがサポートされていない。ストレージとアダプタのトピックでは、LifeKeeper で 動 作 がテストされ、サポートされている 具 体 的 な SCSI デバイスが 列 挙 されています。ただし、このリストに 含 まれているのは、すでに 知 られているデバイスなので 注 意 してください。LifeKeeper の 要 件 を 満 たしているものの、<strong>SIOS</strong><strong>Technology</strong> <strong>Corp</strong>. がテストしていないデバイスが 存 在 する 可 能 性 もあります。推 奨 される 対 策 : $LKROOT/subsys/scsi/Resources/hostadp/device_info にデバイスがリストされていることを 確 認 してください。$LKROOT は、デフォルトでは /opt/LifeKeeper です。デバイスがこのファイルにリストされているものの、デバイス 名 の 後 に 来 る ID が「NU-」で 始 まる 場 合 、LifeKeeper はデバイスから 一 意 の IDを 取 得 できなかったことを 示 します。 一 意 の ID がない 場 合 、LifeKeeper はデバイスが 共 有 されているかどうかを判 別 できません。考 えられる 原 因 : ストレージでは、デバイスを LifeKeeper で 使 用 できるようにする 前 に、 特 定 の LifeKeeper ソフトウェアをインストールする 必 要 があります。たとえば、Raw I/O サポートを 有 効 にするための steeleye-lkRAW キット、データレプリケーションを 有 効 にするための steeleye-lkDR ソフトウェアなどです。推 奨 される 対 策 : 必 要 な LifeKeeper パッケージが 各 サーバにインストールされていることを 確 認 します。ソフトウェアの 要 件 については、 SPS for Linux リリースノート を 参 照 してください。補 足 のヒント:test_lk(1M) ツールを 使 用 すると、ストレージおよび 通 信 の 問 題 のデバッグに 役 立 ちます。LifeKeeper サーバ 障 害 からの 復 旧LifeKeeper クラスタ 内 のサーバに、オペレーティングシステムの 再 インストールを (したがって LifeKeeper の 再 インストールも) 必 要 とする 障 害 が 発 生 した 場 合 、クラスタの 各 サーバからリソース 階 層 を 再 拡 張 する 必 要 があります。ただし、 再 インストールしたサーバとの 共 有 イクイバレンシ 関 係 がクラスタのサーバにある 場 合 、LifeKeeper は、 再インストールしたサーバへ 既 存 のリソース 階 層 を 拡 張 することを 許 可 しません。また、 再 インストールされたサーバには 階 層 が 実 際 には 存 在 していないため、 再 インストールしたサーバから 階 層 を 拡 張 解 除 することもできません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 249


推 奨 される 対 策 :推 奨 される 対 策 :1. リソース 階 層 が 設 定 されている 各 サーバで、eqv_list コマンドを 使 用 してすべての 共 有 イクイバレンシのリストを 取 得 します ( 詳 細 については、LCDI-relationship を 参 照 してください).下 記 の 例 では、server1 および server2 に 対 する IP リソースの iptag のコマンドおよび 結 果 の 出 力 を 示 します。ここでは、server2 が 再 インストールされたサーバ、server1 が 設 定 された 階 層 です。eqv_list -f:server1:iptag:server2:iptag:SHARED:1:102. リソース 階 層 が 設 定 された 各 サーバで、eqv_remove を 使 用 して、 階 層 の 各 リソースのイクイバレンシ 関係 を 手 動 で 削 除 します ( 詳 細 については、LCDI-relationship を 参 照 してください)。たとえば、 上 記 の 手 順 1 の 例 を 基 に、server1 に 対 して 以 下 のコマンドを 実 行 します。eqv_remove -t iptag -S server2 -e SHARED3. 2つ 以 上 のサーバがあるクラスタでは、これらのリソース 階 層 のイクイバレンシ 関 係 が 定 義 されているクラスタ 内 の 各 サーバに 対 して 手 順 1 と 2 を 繰 り 返 します。4. 最 後 に、GUI を 使 用 し、リソース 階 層 が in-service になっているサーバから 再 インストールされたサーバに各 リソース 階 層 を 拡 張 します。停 止 できないプロセスからの 復 旧プロセスが 停 止 不 可 の 場 合 、LifeKeeper は 共 有 ディスクパーティションをアンマウントできない 可 能 性 があります。そのため、リソースを 別 のシステムで In Service にすることができません。 停 止 できないプロセスから 復 旧 する唯 一 の 方 法 は、システムを 再 起 動 することです。手 動 リカバリ 時 のパニックからの 復 旧手 動 スイッチオーバ 時 に PANIC になると、リカバリが 不 完 全 に 終 わる 可 能 性 があります。PANIC またはその 他の 大 きなシステム 障 害 が 手 動 スイッチオーバ 時 に 発 生 した 場 合 、バックアップシステムへの 完 全 自 動 リカバリは 保証 できなくなります。In Service になる 必 要 があるすべてのリソースが In Service であることをバックアップシステムで 確 認 してください。In Service ではないリソースがあった 場 合 は、LifeKeeper GUI を 使 用 して、そのリソースを手 動 で In Service にします。 手 順 については、リソースを In-Service するを 参 照 してください。Out-of-Service 階 層 の 復 旧LifeKeeper サーバの 障 害 からの 復 旧 の 一 環 として、 障 害 が 発 生 したサーバで 設 定 されているものの、サーバの障 害 時 にどのサーバでも In Service ではなかったリソース 階 層 が、 障 害 時 に 最 優 先 で Alive になったサーバで復 旧 されます。これは、 障 害 が 発 生 したサーバ、 復 旧 中 のサーバ、 階 層 内 の 他 のサーバを 含 め、Out ofService の 階 層 が 最 後 にどこで In Service だったかには 無 関 係 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 250


リソースタグ 名 の 制 限リソースタグ 名 の 制 限タグ 名 の 長 さLifeKeeper 内 のすべてのタグは、256 文 字 以 内 にする 必 要 があります。有 効 な 特 殊 文 字- _ . /タグの 最 初 の 文 字 に「.」および「/」を 使 用 することはできません。無 効 な 文 字+ ; : ! @ # $ * = 「スペース」シリアル (TTY) コンソールの 警 告シリアルコンソールデータパスの 一 部 が 信 頼 できない 場 合 、または Out of Service になった 場 合 、シリアル (RS-232 TTY) コンソールを 使 用 するユーザは LifeKeeper サービスで 深 刻 な 問 題 に 直 面 する 可 能 性 があります。 操作 中 に、LifeKeeper はコンソールメッセージを 生 成 します。 設 定 に ( 標 準 的 な VGA コンソールではなく) シリアルコンソールがある 場 合 、これらのコンソールメッセージが 確 実 に 配 信 されるようにするために、LifeKeeper からエンドユーザターミナルへのデータパス 全 体 が 機 能 している 必 要 があります。ターミナルの 電 源 オフ、モデムの 未 接 続 、ケーブルのゆるみなど、データパスがつながっていない 場 合 、LinuxSTREAMS ファシリティは、コンソールメッセージをキューに 入 れます。STREAMS キューがいっぱいになった 場合 、Unix カーネルは、STREAMS バッファキューにメッセージを 入 れる 余 地 ができるまで LifeKeeper を 保 留 にします。これにより、LifeKeeper がハングすることもあります。注 記 : LifeKeeper 環 境 のシリアルコンソールは 可 能 なかぎり 避 け、VGA コンソールを 使 用 することを 推 奨 します。シリアルコンソールを 使 用 する 必 要 がある 場 合 、シリアルコンソールがオンになっていること、ケーブルとオプションのモデムが 正 しく 接 続 されていること、メッセージが 表 示 されていることを 必 ず 確 認 してください。システムが init 状 態 S に 遷 移 しているという 警 告LifeKeeper が 動 作 している 場 合 、システムを 直 接 、init 状 態 S に 切 り 替 えないでください。Linux の init システムの 操 作 が 原 因 で、こうした 遷 移 が 全 LifeKeeper プロセスの 即 時 停 止 につながり、 突 発 的 な 障 害 を 発 生 させる可 能 性 があります。この 場 合 は、 代 わりに LifeKeeper を (lkstop で) 手 動 停 止 するか、システムを 最 初 に init状 態 1 にしてから init 状 態 S にしてください。共 有 スト レージでスレッドがハングしているというメッセージデバイス 確 認 スレッドがそれほど 迅 速 に 処 理 を 完 了 していない 場 合 、スレッドがハングしているというメッセージがLifeKeeper ログに 記 録 されることがあります。これにより、リソースがあるサーバから 別 のサーバに 移 動 し、さらに 悪SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 251


説 明いケースでは、サーバが 停 止 する 可 能 性 があります。説 明(/etc/default/LifeKeeperの) FAILFASTTIMER は、 各 デバイスが 正 常 に 動 作 していること、および 特 定のシステムによって 所 有 されているすべてのリソースがそのシステムからアクセス 可 能 で、そのシステムに 所 有 されていることを 確 認 するための 秒 数 を 定 義 します。FAILFASTTIMER は、この 所 有 権 を 確 定 し、データの 信 頼 性を 最 大 限 に 確 保 するために、 可 能 なかぎり 小 さくする 必 要 があります。ただし、デバイスがビジー 状 態 で、 負 荷がピークの 場 合 、 指 定 した 時 間 内 で 応 答 できない 可 能 性 もあります。デバイスの 操 作 が FAILFASTTIMER よりも 長 くかかっている 場 合 、LifeKeeper はデバイスがハングしている 可 能 性 を 検 討 します。FAILFASTTIMER の時 間 を 3 回 繰 り 返 してもデバイスが 応 答 しない 場 合 、LifeKeeper は、デバイスに 障 害 が 発 生 したものとみなして、リカバリを 実 行 します。リカバリプロセスは、SCSIERROR の 設 定 で 定 義 します。SCSIERROR の 設 定 によっては、ローカルリカバリを 実 行 し、 失 敗 した 場 合 はスイッチオーバを 実 行 するために sendevent が 発 行 されることもあります。この 操 作 がない 場 合 、システムが 停 止 するおそれもあります。推 奨 される 対 策 :ハングメッセージがまれにエラーログに 出 力 され、もうハングしていないというメッセージがそれに 続 く 場 合 、さらに 括弧 の 数 が 常 に 1 つの 場 合 、それほど 警 戒 する 理 由 はありません。ただし、このメッセージが 頻 繁 にログに 記 録 され、 数 が 2 または 3 の 場 合 、 以 下 の 2 つの 処 置 が 必 要 になる 可 能 性 があります。• ストレージの 負 荷 を 減 らすことを 試 みる。ストレージの 処 理 に FAILFASTTIMER (デフォルトでは、5 秒 または 15 秒 を 3 回 ) の 3 倍 の 時 間 がかかっている 場 合 、ストレージに 対 する 負 荷 を 考 慮 し、I/O の 長 い 遅延 を 避 けるために 負 荷 を 分 散 する 必 要 があります。これにより、LifeKeeper は、デバイスを 頻 繁 に 確 認 できるようになり、さらにそのデバイスを 使 用 しているアプリケーションのパフォーマンスも 向 上 します。• 負 荷 を 減 らすことができない 場 合 、FAILFASTTIMER をデフォルトの 5 秒 から 増 やすことができます。この値 は、できる 限 り 低 く 抑 える 必 要 があります。そのため、メッセージがまったく 表 示 されなくなるか、まれにしか 表 示 されなくなるまで、 少 しずつ 値 を 増 やしてください。注 記 : FAILFASTTIMER の 値 が 変 更 された 場 合 、 新 しい 値 を 有 効 にするために、LifeKeeper を 終 了 し、 再 起動 する 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 252


Chapter 4: SteelEye DataKeeper for LinuxはじめにSteelEye DataKeeper for Linux は、LifeKeeper 環 境 に 統 合 データミラーリング 機 能 を 提 供 します。この 機 能 により、LifeKeeper リソースが 共 有 / 非 共 有 ストレージ 環 境 で 動 作 可 能 になります。SteelEye DataKeeper for Linux によるミラーリングSteeleye DataKeeper の 仕 組 みSteelEye DataKeeper for Linux によるミラーリングSteelEye DataKeeper for Linux は、 共 有 ストレージを 使 用 せずに 可 用 性 の 高 いクラスタ( SteelEye LifeKeeperを 使 用 ) を 構 築 したいお 客 様 や、ビジネスに 不 可 欠 なデータをサーバ 間 でリアルタイムに 複 製 したいお 客 様 に 別の 方 法 を 提 供 します。SteelEye DataKeeper は、 同 期 または 非 同 期 のボリュームレベルのミラーリングを 使 用 して、プライマリサーバ( ミラーソース) から 1 台 以 上 のバックアップサーバ( ミラーターゲット) にデータを 複 製 します。DataKeeper の 特 長SteelEye DataKeeper には、 以 下 の 特 長 があります。• TCP/IP ベースのローカルエリアネットワーク( LAN) またはワイドエリアネットワーク( WAN) 経 由 で、リモートの 場 所 に 高 い 信 頼 性 、 効 率 、 整 合 性 でデータをミラーリングできます。• 同 期 と 非 同 期 のミラーリングをサポートします。• 複 製 はファイルシステムの 下 のブロックレベルで 実 行 されるので、 関 与 するアプリケーションに 対 して 透 過的 です。• LifeKeeper と 共 に 使 用 した 場 合 、 複 数 ターゲットへのカスケーディングフェイルオーバも 含 めて、 複 数 ターゲットへの 同 時 ミラーリングをサポートします。• 特 定 時 点 のデータへのリワインドをサポートしているので、 喪 失 したデータや 破 損 データの 復 旧 ができます。• 内 蔵 のネットワーク 圧 縮 ににより、ワイドエリアネットワークでの 最 大 スループットが 向 上 します。• 主 要 なファイルシステムをすべてサポートします( ファイルシステムのジャーナリングサポートの 詳 細 については、 SPS for Linux リリースノートの 製 品 説 明 を 参 照 してください) 。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 253


同 期 ミラーリングと 非 同 期 ミラーリングの 違 い• ミラーリングしたデータにフェイルオーバの 保 護 を 提 供 します。• LifeKeeper のグラフィカルユーザインターフェースに 統 合 されています。• 他 の LifeKeeper Application Recovery Kit をフルにサポートします。• システムリカバリ 時 に、プライマリサーバとバックアップサーバとの 間 でデータを 自 動 的 に 再 同 期 します。• 障 害 発 生 時 には、 仮 想 のシステムコンポーネントの 健 全 性 を 監 視 し、ローカルリカバリを 実 行 します。• I/O フェンス 用 の Stonith デバイスをサポートします。 詳 細 については、STONITH のトピックを 参 照 してください。同 期 ミラーリングと 非 同 期 ミラーリングの 違 い同 期 ミラーリングと 非 同 期 ミラーリングの 違 いを 理 解 すると、アプリケーション 環 境 に 適 切 なミラーリング 方 法 を 選択 することができます。同 期 ミラーリングSteelEye DataKeeper は、プライマリサーバとバックアップサーバに 同 時 にデータを 書 き 込 む 同 期 ミラーリング 方 法を 使 用 して、リアルタイムミラーを 実 現 します。 書 き 込 み 動 作 のたびに、DataKeeper は 書 き 込 みをターゲットデバイスに 転 送 し、リモート 確 認 を 受 信 してから I/O 完 了 を 通 知 します。 同 期 ミラーリングの 長 所 は、データの 保 護レベルが 高 いことです。これは、 常 にデータのすべてのコピーを 確 実 に 同 一 にしているからです。ただし、リモート確 認 を 待 つために、パフォーマンスが 低 下 することがあり、これは 特 に WAN 環 境 で 発 生 します。非 同 期 ミラーリング非 同 期 ミラーリングでは、それぞれの 書 き 込 みがソースデバイスに 対 して 行 われ、 次 に、コピーがターゲットデバイスに 送 信 されるキューに 入 れられます。これはつまり、 任 意 の 時 点 で、ソースからターゲットデバイスへの 送 信 を待 っている 多 数 の 書 き 込 みトランザクションが 存 在 する 可 能 性 があります。 非 同 期 ミラーリングの 長 所 は、 書 き込 みがプライマリディスクに 到 達 した 時 点 で 確 認 されるため、パフォーマンスが 高 いことです。ただし、プライマリディスクに 障 害 が 発 生 した 場 合 、 非 同 期 書 き 込 みキュー 内 にある 書 き 込 みはターゲットに 送 信 されないため、 信 頼性 が 低 くなります。この 問 題 を 緩 和 するために、SteelEye DataKeeper はプライマリディスクに 対 する 個 々 の 書 き込 みについてインテントログファイルにエントリを 作 成 します。インテントログとは、プライマリとターゲットのミラー 間 で 同 期 していないデータブロックを 示 すビットマップです。サーバの 障 害 発 生 時 にインテントログを 使 用 すると、データ 全 体 の 再 同 期 を 回 避 できます。補 足 : 非 同 期 ミラーリングを 作 成 するとき、DataKeeper はターゲットデバイスへの 書 き 込 みキューの数 をデフォルトの 256 にセットするため、write-behind を 値 なしでセットします。LKDR_ASYNC_LIMIT パラメータに 2 以 上 の 値 がセットされている 場 合 には、その 値 が 用 いられます。一 度 ターゲットデバイスへの 書 き 込 みキューがこの 値 に 達 すると、 書 き 込 みキューがこの 値 を 下 回 るまでの 間 ミラーリングは 同 期 モードとして 動 作 します。ブロックサイズが 4K である 場 合 、この 値 がデフォルト( 非 同 期 書 き 込 みキューの 上 限 256) であるならば、 最 大 で 1 MB の 転 送 待 ちデータが 発 生 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 254


Steeleye DataKeeper の 仕 組 み注 記 : インテントログは、 同 期 と 非 同 期 の 両 方 のミラーモードで 使 用 できます。ただし、 非 同 期 ミラーリングのインテントログは、2.6.16 以 降 の Linux カーネルでのみサポートされます。Steeleye DataKeeper の 仕 組 みSteelEye DataKeeper は、NetRAID デバイスを 作 成 して 保 護 します。NetRAID デバイスは RAID1 のデバイスであり、 下 図 に 示 すようにローカルのディスクまたはパーティション、およびネットワークブロックデバイス( NBD) で 構 成されます。LifeKeeper がサポートするファイルシステムは、その 他 すべてのストレージデバイスと 同 様 に、NetRAID デバイスにマウントできます。この 場 合 、ファイルシステムは 複 製 されたファイルシステムと 呼 ばれます。LifeKeeperは、NetRAID デバイスと 複 製 されたファイルシステムの 両 方 を 保 護 します。ファイルシステムは、DataKeeper [リソース 階 層 を 作 成 することにより 作 成 されます。NetRAID デバイスを 別 のサーバに 拡 張 すると NBD デバイスが 作 成 され、2 台 のサーバ 間 にネットワーク 接 続 が 確 立 されます。NBD 接 続が 確 立 されるとただちに、SteelEye DataKeeper がデータの 複 製 を 開 始 します。nbd-client プロセスがプライマリサーバで 実 行 され、バックアップサーバで 動 作 している nbd-server プロセスと 接 続します。同 期 ( および 再 同 期 )DataKeeper リソース 階 層 は 作 成 されてから 拡 張 されるまでの 間 、デグレードモードです。つまり、データはローカルのディスクまたはパーティションにのみ 書 き 込 まれます。 階 層 をバックアップ( ターゲット) システムに 拡 張 すると、SteelEye DataKeeper が 2 つのシステム 間 でデータを 同 期 し、 以 降 の 書 き 込 みはすべてターゲットに 複 製 されます。どの 時 点 でもデータが「 非 同 期 」になった 場 合 ( システムまたはネットワークの 障 害 が 発 生 した 場合 ) 、SteelEye DataKeeper はソースとターゲットのシステムでデータを 自 動 的 に 再 同 期 します。インテントログSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 255


標 準 ミラーの 構 成( ビットマップファイル) を 使 用 するようにミラーが 設 定 されている 場 合 、SteelEye DataKeeper はインテントログを 使用 して 非 同 期 のデータを 特 定 するので、 全 体 の 再 同 期 は 不 要 です。インテントログ( ビットマップファイル) を 使 用するようにミラーが 設 定 されていない 場 合 は、データ 複 製 の 中 断 後 に 全 体 の 再 同 期 が 実 行 されます。標 準 ミラーの 構 成最 も 一 般 的 なミラーの 構 成 では、 下 図 に 示 すように 2 台 のサーバがあり、 各 サーバのローカルのディスクまたはパーティションとの 間 にミラーが 確 立 されます。サーバ 1 は、ミラーソースを 持 つプライマリサーバです。サーバ 2 は、ミラーターゲットを 持 つバックアップサーバです。N+1 Configuration前 述 した 標 準 ミラーの 構 成 の 変 形 として 一 般 的 に 使 用 される 構 成 では、クラスタ 内 にある 2 台 以 上 のサーバが 共 通 のバックアップサーバにデータを 複 製 します。この 場 合 は、 下 図 に 示 すように、 各 ミラーソースがバックアップサーバの 個 別 のディスクまたはパーティションに 複 製 する 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 256


複 数 ターゲットの 構 成複 数 ターゲット の 構 成適 切 な Linux のディストリビューションとバージョン 2.6.7 以 降 のカーネルと 共 に 使 用 した 場 合 、 下 図 に 示 すように、SteelEye DataKeeper は、プライマリサーバの 1 つのディスクまたはパーティションから 複 数 のバックアップシステムにデータを 複 製 することもできます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 257


SteelEye DataKeeper リソース 階 層特 定 のソースのディスクまたはパーティションを 最 大 7 つのミラーターゲットに 複 製 でき、 各 ミラーターゲットは 別 のシステムに 存 在 する 必 要 があります。つまり、ソースのディスクまたはパーティションを、 同 一 ターゲットシステム 上 にある 複 数 のディスクまたはパーティションにミラーリングすることはできません。このタイプの 構 成 では、LifeKeeper のカスケーディングフェイルオーバ 機 能 を 使 用 でき、 保 護 するアプリケーションとそのデータに 対 して 複 数 のバックアップシステムを 提 供 できます。SteelEye DataKeeper リソース 階 層以 下 の 例 に、LifeKeeper の GUI に 表 示 される 典 型 的 な DataKeeper リソース 階 層 を 示 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 258


フェイルオーバのシナリオリソース datarep-ext3-sdr は NetRAID リソースであり、 親 リソース ext3-sdr はファイルシステムリソースです。 本 書の 以 降 の 部 分 では、「DataKeeper リソース」は 両 方 のリソースを 合 わせたものを 指 すことに 注 意 してください。ファイルシステムリソースは NetRAID リソースに 依 存 するので、NetRAID リソースに 対 する 動 作 はその 上 にあるファイルシステムにも 影 響 します。フェイルオーバのシナリオ以 下 の 4 つの 例 で、SteelEye DataKeeper を 使 用 するフェイルオーバで 何 が 起 きるかを 説 明 します。これらの 例では、LifeKeeper for Linux クラスタは、サーバ 1( プライマリサーバ) とサーバ 2( バックアップサーバ) の 2 台 のサーバで 構 成 されます。シナリオ 1サーバ 1 からサーバ 2 へのミラーが 正 常 に 完 了 し、その 後 サーバ1が 動 作 不 能 に 陥 る。結 果 : フェイルオーバが 発 生 します。サーバ 2 がプライマリサーバの 役 割 を 担 当 し、サーバ 1 が 再 び 動 作 可 能 になるまでデグレードモード( バックアップなし) で 動 作 します。サーバ 1 が 再 び 動 作 可 能 になると、SteelEyeDataKeeper がサーバ 2 からサーバ 1 への 再 同 期 を 開 始 します。2.6.18 以 前 のカーネルでは、 全 体 の 再 同 期 が実 行 されます。2.6.19 以 降 のカーネル、または Red Hat Enterprise Linux 5.4 の 2.6.18-164 以 降 のカーネル( または Red Hat 5.4 以 降 のサポートする 派 生 カーネル) では、 部 分 的 な 再 同 期 が 実 行 されます。つまり、ソースとターゲットにあるビットマップファイルに 記 録 された 変 更 部 分 についてのみ 同 期 が 必 要 です。注 記 : SteelEye DataKeeper は、 現 在 ミラーソースとして 動 作 しているサーバに 以 下 のフラグをセットします。$LKROOT/subsys/scsi/resources/netraid/$TAG_last_ownerサーバ 1 がサーバ 2 にフェイルオーバすると、このフラグがサーバ 2 にセットされます。このため、サーバ 1 が 動 作 を再 開 すると、SteelEye DataKeeper はこの 最 終 オーナフラグをサーバ 1 から 削 除 します。その 後 、サーバ 2 からサーバ 1 にデータの 再 同 期 を 開 始 します。シナリオ 2シナリオ1 で、サーバ 2( プライマリサーバである 状 態 ) が、サーバ 1( この 時 点 ではバックアップサーバ) との 再 同 期中 に 動 作 不 能 になる。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 259


シナリオ3結 果 : 再 同 期 プロセスが 正 常 に 完 了 しなかったので、データが 破 損 している 可 能 性 があります。この 結果 、LifeKeeper は DataKeeper リソースをサーバ 1 にフェイルオーバしません。サーバ 2 が 動 作 可 能 になった 場 合にのみ、LifeKeeper はサーバ 2 で DataKeeper リソースをサービス 中 ( ISP) にします。シナリオ 3サーバ 1( プライマリ) とサーバ 2( ターゲット) の 両 方 が 動 作 不 能 になる。サーバ 1( プライマリ) が 最 初 に 動 作 可 能になる。結 果 : サーバ 1 は、DataKeeper リソースを in service にしません。この 理 由 は、 停 止 してからオンラインに 戻 ったソースサーバは、ターゲットと 通 信 できないからです。ソースサーバは 以 下 のタグをセットします。$LKROOT/subsys/scsi/resources/netraid/$TAG_data_corruptこれは、 正 しくない 方 向 へのデータ 同 期 を 防 止 する 安 全 策 です。この 場 合 、サーバ 1 でミラーを 強 制 的 にオンラインにする 必 要 があります。つまり、サーバ 1 の data_corrupt フラグを 削 除 し、リソースを in service にします。ミラーを 強 制 的 にオンラインにするを 参 照 してください。注 記 :$TAG_data_corrupt フラグを 削 除 する 前 に、サーバ 1 が 最 終 のプライマリサーバであることを 確 認 する 必 要があります。サーバ 1 が 最 終 のプライマリサーバでない 場 合 、データが 破 損 する 可 能 性 があります。これは、last_owner フラグの 有 無 で 確 認 できます。シナリオ 4サーバ 1( プライマリ) とサーバ 2( ターゲット) の 両 方 が 動 作 不 能 になる。サーバ 2( プライマリ) が 最 初 に 動 作 可 能になる。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 260


シナリオ4結 果 : LifeKeeper は、サーバ 2 の DataKeeper リソースを ISP にしません。サーバ 1 が 動 作 可 能 になると、LifeKeeper はサーバ 1 の DataKeeper リソースを ISP にします。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 261


インスト ールと 設 定DataKeeper リソースを 設 定 する 前 に以 下 のトピックには、DataKeeper リソースの 作 成 と 管 理 を 行 う 前 に 考 慮 が 必 要 な 情 報 があります。また、3 種類 の DataKeeper リソースについても 説 明 しています。LifeKeeper Core のリソース 階 層 を 設 定 する 手 順 については、LifeKeeper の 設 定 セクションを 参 照 してください。ハードウェアとソフト ウェアの 要 件SteelEye DataKeeper をインストールするには、LifeKeeper の 構 成 が 次 の 要 件 を 満 たしている 必 要 があります。ハードウェアの 要 件• サーバ - LifeKeeper for Linux をサポートする 2 台 以 上 のサーバ。• IP ネットワークインターフェースカード - 各 サーバにネットワークインターフェースカードが1 つ 以 上 必 要 です。ただし、LifeKeeper クラスタには 2 つのコミュニケーションパスが 必 要 です。 独 立 した 2 つのサブネットを使 用 する 2 つの 分 離 した LAN ベースのコミュニケーションパスが 推 奨 され、これらの 1 つ 以 上 をプライベートネットワークとして 構 成 する 必 要 があります。ただし、TCP と TTY を 組 み 合 わせて 使 用 することもできます。注 記 : ソフトウェアミラーリングの 特 性 により、サーバ 間 のネットワークトラフィックが 多 くなる 可 能 性 があります。このため、SteelEye DataKeeper のデバイス 用 に 個 別 のプライベートネットワークを 実 装 することが 推奨 されます。この 実 装 には、 各 サーバに 追 加 のネットワークインターフェースカードが 必 要 になることがあります。• ディスクまたはパーティション - ソースとターゲットのディスクまたはパーティションとして 動 作 する、プライマリサーバとバックアップサーバのディスクまたはパーティション。ターゲットのディスクまたはパーティションは、ソースのディスクまたはパーティション 以 上 のサイズである 必 要 があります。注 記 : SteelEye Data Replication 7.1.1 のリリースから、パーティションが 作 成 されていないディスク 全 体( /dev/sdd) の 複 製 が 可 能 になりました。 旧 バージョンの SteelEye Data Replication では、ディスクを 複 製するには、パーティションを 作 成 する 必 要 がありました( /dev/sdd1 のような 1 つの 大 きいパーティションの 場合 でも) 。SteelEye Data Replication 7.1.1 からこの 制 限 が 取 り 除 かれました。ソフト ウェアの 要 件• オペレーティングシステム – SteelEye DataKeeper は、Linux カーネル 2.6 をベースにする 主 要 な Linux のディストリビューションと 共 に 使 用 できます。サポートするディストリビューションのリストについては、SPS forLinuxリリースノートを 参 照 してください。 非 同 期 ミラーリングとインテントログは、2.6.16 以 降 の Linux カーSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 263


全 般 的 な 設 定ネルを 使 用 するディストリビューションでのみサポートされます。 複 数 のターゲットのサポート( 複 数 のミラーターゲットのサポート) には、2.6.7 以 降 の Linux カーネルが 必 要 です。• LifeKeeper Installation スクリプト - 多 くの 場 合 、 以 下 のパッケージをインストールする 必 要 があります( 特 定 の SteelEye DataKeeper の 要 件 については、SPS for Linux リリースノートの「 製 品 要 件 」セクションを 参 照 してください)。HADR-generic-2.6SteelEye DataKeeper をインストールする 前 に、LifeKeeper クラスタの 各 サーバにこのパッケージをインストールする 必 要 があります。HADR パッケージはSPS のインストールイメージファイル 内にあり、Installation の setup スクリプトにより 自 動 的 に 適 切 なパッケージがインストールされます。• LifeKeeper ソフトウェア - 各 サーバに 同 じバージョンの LifeKeeper Core をインストールする 必 要 があります。また、 使 用 を 計 画 している 同 じバージョンの Recovery Kit も 各 サーバにインストールする 必 要 があります。 特 定 の SPS の 要 件 については、SPS for Linuxリリースノートを 参 照 してください。• SteelEye DataKeeper ソフトウェア – SPS クラスタの 各 サーバには SteelEye DataKeeper ソフトウェアが必 要 です。SteelEye DataKeeper のインストールとアンインストールの 手 順 については、SPS for Linux インストールガイドを 参 照 してください。全 般 的 な 設 定• ターゲットのディスクまたはパーティションのサイズ( バックアップサーバ 上 ) は、ソースのディスクまたはパーティションのサイズ( プライマリサーバ 上 ) 以 上 である 必 要 があります。• DataKeeper リソースを 作 成 して 拡 張 すると、 同 期 プロセスによりターゲットのディスクまたはパーティションに存 在 するデータが 削 除 され、ソースのパーティションにあるデータに 置 き 換 えられます。ネット ワーク 設 定• 各 ペアのサーバ 間 でデータのレプリケーション 用 に 選 択 するパスは、あらかじめそれらのサーバ 間 のLifeKeeper コミュニケーションパスとしても 設 定 されている 必 要 があります。ネットワークパスを 変 更 する 方法 については、データレプリケーションパスの 変 更 を 参 照 してください。• DataKeeper リソースを 設 定 するときには、ローカルリカバリを 有 効 にしている LifeKeeper IP リソースがすでに 使 用 しているインターフェース/アドレスの 使 用 は 避 けてください。 例 えば、LifeKeeper IP リソースがインターフェース eth1 に 構 成 されており、インターフェース eth2 でのローカルリカバリが 有 効 にされている 場合 、eth1 と eth2 のいずれについても DataKeeper リソースによる 使 用 を 避 ける 必 要 があります。ローカルリカバリを 有 効 にすると、バックアップインターフェースへのスイッチオーバ 中 にインターフェースが 無 効 になるので、SteelEye DataKeeper に 障 害 が 発 生 することがあります。• このリリースの SteelEye DataKeeper は、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックをサポートしていません。さらに、 自 動 スイッチバックの 制 限 は、DataKeeper リソースの 上 に 存 在 する 他 の LifeKeeper リソースにも 適 用 されます。• Fusion-io を 使 用 する 場 合 のネットワーク 設 定 情 報 については、Fusion-io を 使 用 するクラスタ 化 の「ネットワーク」セクションを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 264


データレプリケーションパスの 変 更データレプリケーションパスの 変 更LK 7.1 から、lk_chg_value を 使 用 して、ミラーのレプリケーションパスを 変 更 できるようになりました。 例 えば、ミラーのレプリケーションパスを IP アドレスの 192.168.0.1 から 192.168.1.1 に 変 更 するには、 以 下 の 操 作 を 行 ってください。1. /etc/init.d/lifekeeper stop-nofailover (lk_chg_value は、LifeKeeper の 動 作 中 は実 行 できません)。2. lk_chg_value -o 192.168.0.1 -n 192.168.1.13. /etc/init.d/lifekeeper startこの IP アドレスを 使 用 するミラーに 含 まれるすべてのサーバで、これらのコマンドを 実 行 してください。注 記 : このコマンドは、 該 当 アドレスを 使 用 するコミュニケーションパスも 変 更 します。ネット ワーク 帯 域 幅 の 要 件 の 特 定SteelEye DataKeeper をインストールする 前 に、 現 在 の 構 成 の 複 製 に 仮 想 マシンを 使 用 するか、 物 理 的 なLinux サーバを 使 用 するかによりネットワーク 帯 域 幅 の 要 件 を 特 定 する 必 要 があります。 仮 想 マシン( VM) を 使用 する 場 合 は、Linux システム( 物 理 または 仮 想 ) の 更 新 頻 度 の 測 定 方 法 を 使 用 して、 複 製 を 計 画 している仮 想 マシンの 変 化 率 を 測 定 してください。この 値 は、 仮 想 マシンの 複 製 に 必 要 となるネットワーク 帯 域 幅 を 表 します。ネットワーク 帯 域 幅 の 要 件 を 特 定 した 後 、ネットワークが 最 大 のパフォーマンスを 発 揮 するように 構 成 してください。ネットワーク 帯 域 幅 の 要 件 が、 現 在 使 用 できるネットワーク 能 力 を 超 えている 場 合 は、 以 下 のオプションを 1つ 以 上 検 討 しなければならない 可 能 性 があります。• SteelEye DataKeeper( または 可 能 な 場 合 はネットワークハードウェア) の 圧 縮 を 有 効 にする。• ネットワーク 能 力 を 増 強 する。• 複 製 するデータ 量 を 低 減 する。• 一 時 データおよびスワップファイル 用 に、 複 製 しないローカルのストレージリポジトリを 作 成 する。• 毎 日 、ピーク 時 以 外 に 複 製 を 手 動 でスケジュールする。Linux システム( 物 理 または 仮 想 ) での 変 化 率 の 測 定DataKeeper for Linux は、 使 用 できるネットワーク 内 でデータを 複 製 できます。マルチサイト、すなわち 広 域 ネットワーク( WAN) 構 成 では、「ソースパーティションが 1 日 中 更 新 されるときに、パーティションを 正 常 に 複 製 してミラーをミラーリング 状 態 に 維 持 するために 十 分 な 帯 域 幅 があるか」という 質 問 に 対 して 特 別 な 検 討 が 必 要 です。ミラーがミラーリング 状 態 でない 場 合 にはパーティションのスイッチオーバは 許 可 されないので、ミラーをミラーリング状 態 に 維 持 することが 重 要 です。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 265


基 本 変 化 率 の 測 定SteelEye DataKeeper はデータを 非 同 期 キューに 追 加 することにより、 短 期 間 に 急 増 した 書 き 込 み 動 作 を 処理 します。ただし、 長 期 間 にわたって 複 製 されるすべてのボリュームのディスク 書 き 込 み 動 作 の 合 計 が、 平 均 して DataKeeper とネットワークが 送 信 できる 変 化 量 を 下 回 ることを 確 認 してください。ネットワーク 能 力 が 不 十 分 なためにディスクの 変 化 率 に 対 処 できず、 非 同 期 キューがいっぱいになった 場 合 、ミラーは 同 期 動 作 に 戻 ります。これによりソースサーバのパフォーマンスに 悪 影 響 を 及 ぼすことがあります。基 本 変 化 率 の 測 定以 下 のコマンドを 使 用 して、ミラーリングするファイルまたはパーティションを 特 定 してください。 例 えば/dev/sda3 を 使 用 して、1 日 に 書 き 込 まれたデータ 量 を 測 定 します。1 日 後MB_START=`awk '/sda3 / { print $10 / 2 / 1024 }' /proc/diskstats`MB_END=`awk '/sda3 / { print $10 / 2 / 1024 }' /proc/diskstats`1 日 の 変 化 率 ( 単 位 : MB) は MB_END – MB_START で 得 られます。SteelEye DataKeeper が 1 日 にミラーリングできるおよその 量 は 以 下 のとおりです。T1( 1.5 Mbps) - 14,000 MB/ 日 ( 14 GB)T3( 1.5 Mbps) - 410,000 MB/ 日 ( 410 GB)ギガビット( 1 Gbps) - 5,000,000 MB/ 日 ( 5 TB)詳 細 変 化 率 の 測 定変 化 率 を 収 集 する 最 良 の 方 法 は、 一 定 期 間 ( 例 : 1 日 ) ディスクの 書 き 込 み 動 作 をログに 記 録 して、ディスクの書 き 込 みのピーク 期 間 を 特 定 することです。ディスクの 書 き 込 み 動 作 を 追 跡 するには、システムのタイムスタンプをログに 記 録 して /proc/diskstats のダンプを行 う cron ジョブを 作 成 してください。 例 えば、2 分 間 隔 でディスクの 統 計 値 を 収 集 するには、/etc/crontab に 以下 のリンクを 追 加 します。:*/2 * * * * root ( date ; cat /proc/diskstats ) >> /path_to/filename.txt1 日 、1 週 間 などの 期 間 が 経 過 した 後 、cron ジョブを 無 効 にし、 得 られたデータファイルを 安 全 な 場 所 に 保 存します。収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析roc-calc-diskstats ユーティリティは、 前 述 の 手 順 で 収 集 したデータを 解 析 します。このユーティリティは、長 期 間 ログに 記 録 された 出 力 を 持 つ /proc/diskstats 出 力 ファイルから、データセットに 含 まれるディスクの 変 化率 を 計 算 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 266


収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析roc-calc-diskstats#!/usr/bin/perl# Copyright (c) 2011, <strong>SIOS</strong> <strong>Technology</strong>, <strong>Corp</strong>.# Author:Paul Clementsuse strict;sub msg {printf STDERR @_;}sub dbg {return if (!$ENV{'ROC_DEBUG'});msg @_;}$0 =~ s@^.*/@@; # basenamesub usage {msg "Usage:$0 [dev-list]\n";msg "\n";msg "This utility takes a /proc/diskstats output file that contains\n";msg "output, logged over time, and calculates the rate of change of\n";msg "the disks in the dataset\n";msg "OUTPUT_CSV=1 set in env. dumps the full stats to a CSV file on STDERR\n";msg "\n";msg "Example:$0 1hour \"jun 23 12pm\" steeleye-iostat.txt sdg,sdh\n";msg "\n";msg "interval - interval between samples\n";msg "start time - the time when the sampling starts\n";msg "iostat-data-file - collect this with a cron job like:\n";msg "\t0 * * * * (date ; cat /proc/diskstats) >> /root/diskstats.txt\n";msg "dev-list - list of disks you want ROC for (leave blank for all)\n";exit 1;}usage if (@ARGV < 3);my $interval = TimeHuman($ARGV[0]);my $starttime = epoch($ARGV[1]);my $file = $ARGV[2];my $blksize = 512; # /proc/diskstats is in sectorsmy %devs = map { $_ => 1 } split /,/, $ARGV[3];my %stat;my $firsttime;SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 267


収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析my $lasttime;# datestamp divides outputmy %days = ( 'Sun' => 1, 'Mon' => 1, 'Tue' => 1, 'Wed' => 1,'Thu' => 1, 'Fri' => 1, 'Sat' => 1);my %fields = ( 'major' => 0,'minor' => 1,'dev' => 2,'reads' => 3,'reads_merged' => 4,'sectors_read' => 5,'ms_time_reading' => 6,'writes' => 7,'writes_merged' => 8,'sectors_written' => 9,'ms_time_writing' => 10,'ios_pending' => 11,'ms_time_total' => 12,'weighted_ms_time_total' => 13 );my $devfield = $fields{'dev'};my $calcfield = $ENV{'ROC_CALC_FIELD'} || $fields{'sectors_written'};dbg "using field $calcfield\n";open(FD, "$file") or die "Cannot open $file:$!\n";foreach () {chomp;@_ = split;if (exists($days{$_[0]})) { # skip datestamp dividerif ($firsttime eq '') {$firsttime = join ' ', @_[0..5];}$lasttime = join ' ', @_[0..5];next;}next if ($_[0] !~ /[0-9]/); # ignoreif (!%devs || exists $devs{$_[$devfield]}) {push @{$stat{$_[$devfield]}}, $_[$calcfield];}}@{$stat{'total'}} = totals(\%stat);SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 268


収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析printf "Sample start time:%s\n", scalar(localtime($starttime));printf "Sample end time:%s\n", scalar(localtime($starttime + ((@{$stat{'total'}} - 1) * $interval)));printf "Sample interval:%ss #Samples:%s Sample length:%ss\n", $interval, (@{$stat{'total'}} - 1), (@{$stat{'total'}} - 1) * $interval;print "(Raw times from file:$firsttime, $lasttime)\n";print "Rate of change for devices " .(join ', ', sort keys %stat) ."\n";foreach (sort keys %stat) {my @vals = @{$stat{$_}};my ($max, $maxindex, $roc) = roc($_, $blksize, $interval, @vals);printf "$_ peak:%sB/s (%sb/s) (@ %s) average:%sB/s (%sb/s)\n", HumanSize($max), HumanSize($max * 8), scalar localtime($starttime + ($maxindex *$interval)), HumanSize($roc), HumanSize($roc * 8);}# functionssub roc {my $dev = shift;my $blksize = shift;my $interval = shift;my ($max, $maxindex, $i, $first, $last, $total);my $prev = -1;my $first = $_[0];if ($ENV{'OUTPUT_CSV'}) { print STDERR "$dev," }foreach (@_) {if ($prev != -1) {if ($_ < $prev) {dbg "wrap detected at $i ($_ < $prev)\n";$prev = 0;}my $this = ($_ - $prev) * $blksize / $interval;if ($this > $max) {$max = $this;$maxindex = $i;}if ($ENV{'OUTPUT_CSV'}) { print STDERR "$this," }}$prev = $_; # store current val for next time around$last = $_;$i++;SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 269


収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析}if ($ENV{'OUTPUT_CSV'}) { print STDERR "\n" }return ($max, $maxindex, ($last - $first) * $blksize / ($interval * ($i -1)));}sub totals { # params: stat_hashmy $stat = shift;my @totalvals;foreach (keys %$stat) {next if (!defined($stat{$_}));my @vals = @{$stat{$_}};my $i;foreach (@vals) {$totalvals[$i++] += $_;}}return @totalvals;}# converts to KB, MB, etc. and outputs size in readable formsub HumanSize { # params: bytes/bitsmy $bytes = shift;my @suffixes = ( '', 'K', 'M', 'G', 'T', 'P' );my $i = 0;while ($bytes / 1024.0 >= 1) {$bytes /= 1024.0;$i++;}return sprintf("%.1f %s", $bytes, $suffixes[$i]);}# convert human-readable time interval to number of secondssub TimeHuman { # params: human_timemy $time = shift;my %suffixes = ('s' => 1, 'm' => 60, 'h' => 60 * 60, 'd' => 60 * 60 * 24);$time =~ /^([0-9]*)(.*?)$/;$time = $1;my $suffix = (split //, $2)[0]; # first letter from suffixif (exists $suffixes{$suffix}) {$time *= $suffixes{$suffix};SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 270


収 集 した 詳 細 変 化 率 データの 解 析}return $time;}sub epoch { # params: datemy $date = shift;my $seconds = `date +'%s' --date "$date" 2>&1`;if ($?!= 0) {die "Failed to recognize time stamp:$date\n";}return $seconds;}使 用 法 :# ./roc-calc-diskstats [dev-list]使 用 例 ( 概 要 のみ) :# ./roc-calc-diskstats 2m “Jul 22 16:04:01” /root/diskstats.txtsdb1,sdb2,sdc1 > results.txtこの 例 は、 概 要 ( およびディスク 別 のピーク I/O 情 報 ) を results.txt にダンプします。使 用 例 ( 概 要 とグラフデータ) :# export OUTPUT_CSV=1# ./roc-calc-diskstats 2m “Jul 22 16:04:01” /root/diskstats.txtsdb1,sdb2,sdc1 2> results.csv > results.txtこの 例 は、グラフデータを results.csv に、 概 要 ( およびディスク 別 のピーク I/O 情 報 ) を results.txt にダンプします。結 果 の 例 ( results.txt)Sample start time:Tue Jul 12 23:44:01 2011Sample end time:Wed Jul 13 23:58:01 2011Sample interval:120s #Samples:727 Sample length:87240s(Raw times from file:Tue Jul 12 23:44:01 EST 2011, Wed Jul 13 23:58:01EST 2011)Rate of change for devices dm-31, dm-32, dm-33, dm-4, dm-5, totaldm-31 peak:0.0 B/s (0.0 b/s) (@ Tue Jul 12 23:44:01 2011) average:0.0 B/s(0.0 b/s)dm-32 peak:398.7 KB/s (3.1 Mb/s) (@ Wed Jul 13 19:28:01 2011)average:19.5 KB/s (156.2 Kb/s)SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 271


詳 細 変 化 率 データのグラフ 作 成dm-33 peak:814.9 KB/s (6.4 Mb/s) (@ Wed Jul 13 23:58:01 2011)average:11.6 KB/s (92.9 Kb/s)dm-4 peak:185.6 KB/s (1.4 Mb/s) (@ Wed Jul 13 15:18:01 2011) average:25.7KB/s (205.3 Kb/s)dm-5 peak:2.7 MB/s (21.8 Mb/s) (@ Wed Jul 13 10:18:01 2011) average:293.0KB/s (2.3 Mb/s)total peak:2.8 MB/s (22.5 Mb/s) (@ Wed Jul 13 10:18:01 2011)average:349.8 KB/s (2.7 Mb/s)詳 細 変 化 率 データのグラフ 作 成お 客 様 に 固 有 の 経 時 的 な 帯 域 幅 のニーズを 分 かりやすくするために、テンプレートスプレッドシート diskstatstemplate.xlsxが 用 意 されています。このスプレッドシートにはサンプルデータがあり、roc-calc-diskstats で収 集 したデータで 上 書 きできます。をダウンロードするにはdiskstats-template1. results.csv を 開 き、total 列 を 含 めてすべての 行 を 選 択 してください。2. diskstats-template.xlsx を 開 き、diskstats.csv ワークシートを 選 択 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 272


詳 細 変 化 率 データのグラフ 作 成3. セル 1-A を 右 クリックし、[Insert Copied Cells] を 選 択 してください。4. レプリケーション 用 に 割 り 当 てた 帯 域 幅 の 量 を 反 映 するように、ワークシートの 左 下 にあるセルのbandwidth 値 を 調 整 してください。単 位 : メガビット/ 秒 ( Mb/sec)注 記 : その 右 側 にあるセルの 値 は、 収 集 した 生 データに 合 わせて 自 動 的 にバイト / 秒 単 位 に 変換 されます。5. 以 下 の 行 / 列 番 号 を 記 録 してください。a. Total( 下 のスクリーンショットでは 行 6)b. Bandwidth( 下 のスクリーンショットでは 行 9)c. 最 終 データポイント( 下 のスクリーンショットでは 列 R)6. bandwidth vs ROC ワークシートを 選 択 してください。7. グラフを 右 クリックし、[Select Data...] を 選 択 してください。a. Bandwidth 系 列 を 調 整 してください。i. 左 の [Series] リストから bandwidth を 選 択 してください。ii.[Edit] をクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 273


詳 細 変 化 率 データのグラフ 作 成iii.以 下 の 構 文 を 使 用 して、[Series Values] フィールドを 調 整 してください。“=diskstats.csv!$B$:$$"例 : “=diskstats.csv!$B$9:$R:$9"iv.[OK] をクリックしてください。b. ROC 系 列 を 調 整 してください。i. 左 の [Series] リストから ROC を 選 択 してください。ii.[Edit] をクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 274


SteelEye DataKeeper for Linux のリソースタイプiii.以 下 の 構 文 を 使 用 して、[Series Values] フィールドを 調 整 してください。“=diskstats.csv!$B$:$$"例 :“=diskstats.csv!$B$6:$R:$6"iv.[OK] をクリックしてください。c. [OK] をクリックしてウィザードを 終 了 してください。8. Bandwidth vs ROC のグラフが 更 新 されます。 結 果 を 解 析 して、データのレプリケーションをサポートするために 十 分 な 帯 域 幅 があるかどうかを 判 断 してください。SteelEye DataKeeper for Linux のリソースタイプDataKeeper リソース 階 層 を 作 成 するときに、リソースタイプを 選 択 するように LifeKeeper から 要 求 されまSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 275


Replicate New File Systemす。DataKeeper リソースには、いくつかのタイプがあります。お 使 いの 環 境 に 最 適 なタイプを 選 択 するときに、 以下 の 情 報 が 役 立 ちます。Replicate New File SystemReplicate New File System を 選 択 すると、NetRAID デバイスが 作 成 / 拡 張 され、NetRAID デバイスに 指 定 のマウントポイントがマウントされます。また、LifeKeeper がサポートするファイルシステムと NetRAID デバイスの 両 方が、LifeKeeper で 保 護 されます。ローカルのディスクまたはパーティションがフォーマットされます。 注 意 : データがすべて 削 除 されます。Replicate Existing File SystemReplicate Existing File System を 選 択 すると、 現 在 マウントされているディスクまたはパーティションが 使 用 され、ディスクまたはパーティションのデータが 削 除 されることなく NetRAID デバイスが 作 成 されます。SteelEyeDataKeeper はローカルのディスクまたはパーティションをアンマウントし、ローカルのディスクまたはパーティションを 使用 して NetRAID デバイスを 作 成 します。そして、NetRAID デバイスにマウントポイントをマウントします。 次に、NetRAID デバイスと LifeKeeper がサポートするファイルシステムの 両 方 を LifeKeeper で 保 護 します。重 要 : SteelEye Protection Suite for Linux のマルチサイトクラスタ 階 層 を 作 成 する 場 合 、 作 成 プロセス 中 にアプリケーションが 停 止 します。 階 層 の 作 成 と 拡 張 が 完 了 した 後 、アプリケーションを 再 起 動 する 必 要 があります。DataKeeper ResourceDataKeeper リソースを 選 択 すると、NetRAID デバイスが 作 成 / 拡 張 され、ファイルシステムは 含 めずにLifeKeeper で 保 護 されます。RAW I/O デバイスを 使 用 できるデータベースを 使 用 している 場 合 は、この 複 製 タイプを 選 択 できます。ユーザがデータアクセスを 続 行 できるように、SteelEye DataKeeper は、 現 在 マウントされている NetRAID デバイスのアンマウントと 削 除 は 実 行 しません。ユーザは、 手 動 スイッチオーバの 前 に NetRAID デバイスを 手 動 でアンマウントし、 手 動 スイッチオーバの 後 に 他 のサーバにマウントする 必 要 があります。注 記 : DataKeeper リソースの 作 成 後 に、 手 動 マウントしたファイルシステムを LifeKeeper で 保 護 する 場 合 は、以 下 の 操 作 を 行 います。1. LifeKeeper がサポートするファイルシステムで、NetRAID デバイスをフォーマットしてください。2. NetRAID デバイスをマウントしてください。3. NetRAID デバイスを 使 用 して、 共 有 ストレージのディスクまたはパーティションにあるかのようにファイルシステムの 階 層 を 作 成 し、 拡 張 してください。これで、LifeKeeper のファイルシステムリカバリキットが、フェイルオーバ 時 のファイルシステムのマウント / アンマウントを 実 行 します。リソースの 設 定 作 業SteelEye DataKeeper の 設 定 作 業 はすべて、LifeKeeper のグラフィカルユーザインターフェース( GUI) から 実 行 できます。LifeKeeper の GUI では、SteelEye DataKeeper のリソースの 設 定 、 管 理 、 監 視 の 作 業 をガイド 付 きでSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 276


概 要行 うことができます。概 要SteelEye DataKeeper の 設 定 に 関 して、 以 下 の 作 業 を 行 うことができます。• Create a Resource Hierarchy - DataKeeper リソース 階 層 を 作 成 します。• Delete a Resource Hierarchy - DataKeeper リソース 階 層 を 削 除 します。• Extend a Resource Hierarchy - DataKeeper リソース 階 層 をプライマリサーバからバックアップサーバに 拡張 します。• Unextend a Resource Hierarchy - LifeKeeper クラスタ 内 にある 1 台 のサーバの DataKeeper リソース 階層 を 拡 張 解 除 ( 削 除 ) します。• Create Dependency - 既 存 のリソース 階 層 と 別 のリソースインスタンスとの 間 に 子 の 依 存 関 係 を 作 成し、クラスタ 内 のすべての 対 象 サーバに 依 存 関 係 の 変 更 を 伝 播 します。• Delete Dependency - リソースの 依 存 関 係 を 削 除 して、クラスタ 内 にあるすべての 対 象 サーバに 依 存 関係 の 変 更 を 伝 播 します。• In Service - リソース 階 層 をアクティブにします。• Out of Service - リソース 階 層 を 非 アクティブにします。• View/Edit Properties - リソース 階 層 のプロパティの 表 示 または 編 集 を 行 います。DataKeeper リソース 階 層 の 作 成マルチサイトクラスタ 環 境 に DataKeeper リソース 階 層 を 作 成 する 場 合 は、[Hierarchy Type] を 選 択 した 後 、このセクションの 最 後 にある 手 順 を 参 照 してください。プライマリサーバで 以 下 の 操 作 を 行 ってください。1. [Edit] > [Server] > [Create Resource Hierarchy] を 選 択 してください。[Create Resource Wizard] ダイアログボックスが 表 示 されます。2. ドロップダウンリストから [Data Replication] オプションを 選 択 し、[Next] をクリックして 続 行 してください。3. 以 下 の 情 報 を 入 力 するように 要 求 されます。ダイアログボックスで [Back] ボタンが 有 効 な 場 合 は、 前 のダイアログボックスに 戻 ることができます。これは、エラーが 発 生 して、 前 に 入 力 した 情 報 を 修 正 する 必 要がある 場 合 に 便 利 な 機 能 です。いつでも [Cancel] をクリックして、 作 成 処 理 全 体 を 取 り 消 すことができます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 277


DataKeeper リソース 階 層 の 作 成フィールドSwitchbackTypeServerHierarchyTypeヒント[intelligent switchback] を 指 定 する 必 要 があります。これは、バックアップサーバにフェイルオーバした 後 、 管 理 者 が 手 動 で DataKeeper リソースをプライマリサーバにスイッチバックする 必 要 があることを 意 味 します。注 意 :このリリースの SteelEye DataKeeper は、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックをサポートしていません。さらに、 自 動 スイッチバックの 制 限 は、DataKeeper リソースの 上 に 存 在 する 他 の LifeKeeper リソースにも 適 用 されます。作 成 する NetRAID デバイスが 存 在 するサーバ( 通 常 はプライマリサーバ) の 名 前 を 選択 してください。ドロップダウンリストボックスには、クラスタ 内 のすべてのサーバが 表 示 されます。以 下 のいずれかを 選 択 して、 作 成 するデータレプリケーションのタイプを 選 択 してください。• Replicate New File System• Replicate Existing File SystemBitmap FileEnableAsynchronousReplication ?• DataKeeper Resourceインテントログの 記 録 に 使 用 するビットマップファイルの 名 前 を 選 択 するか、 入 力 してください。[None] を 選 択 すると、インテントログは 使 用 されず、すべての 再 同 期 が 部 分 的 ではなく 全 体 の 再 同 期 になります。重 要 : ビットマップファイルは btrfs ファイルシステム 上 に 置 いてはいけません。データレプリケーションのビットマップファイルが btrfs ファイルシステム 上 に 置 かれると、LifeKeeper がミラーを 構 成 しようとした 時 、"invalid argument" エラーの 原 因 になります。ビットマップファイルのデフォルトの 置 き 場 所 は、 /opt/LifeKeeper の 下 です。このデフォルトの 置 き場 所 は、/opt/LifeKeeper が btrfs ファイルシステム 上 にある 場 合 変 更 されます。このレプリケーションリソースによるターゲットシステムへの 非 同 期 レプリケーションのサポートを 許 可 するには、[Yes] を 選 択 してください。すべてのターゲットについて 同 期 レプリケーションを 使 用 する 場 合 は、[No] を 選 択 してください。 後 で、レプリケーションリソースが 各 ターゲットサーバに 拡 張 されるときに、 実 際 のレプリケーションタイプ( 同 期 または 非同 期 ) を 選 択 するように 要 求 されます。( 両 方 のレプリケーションタイプの 詳 細 については、SteelEye DataKeeper によるミラーリングを 参 照 してください)。これらのターゲットのいずれかへのレプリケーションを 非 同 期 で 実 行 する 場 合 は、 他 のターゲットへのレプリケーションを 同 期 実 行 する 場 合 でもここでは [Yes] を 選 択 する 必 要 があります。以 降 の 一 連 のダイアログボックスは、[Hierarchy Type] で 選 択 した 項 目 によって 異 なります。 一 部 のダイアログボックスはすべての 階 層 タイプで 同 じですが、 表 示 される 順 序 と 必 要 な 情 報 が 少 し 異 なることがあります。 以 下 の 3 つのトピックで、 階 層 作 成 の 残 りのプロセスについて 説 明 しています。• DataKeeper Resource• Replicate New File System• Replicate Existing File SystemSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 278


リソース 階 層 の 拡 張リソース 階 層 の 拡 張この 操 作 は [Edit] メニューから 開 始 できます。または [Create Resource Hierarchy] オプションの 動 作 が 完 了 すると 自 動 的 に 開 始 されます。その 場 合 は、 手 順 2 を 参 照 してください。1. [Edit] メニューの [Resource] から [Extend Resource Hierarchy] を 選 択 します。Pre-Extend Wizardが 表 示 されます。 拡 張 操 作 に 慣 れていない 場 合 は、[Next] をクリックしてください。LifeKeeper の[Extend Resource Hierarchy] のデフォルト 値 が 分 かっていて、 入 力 と 確 認 を 省 略 する 場 合 は [AcceptDefaults] をクリックしてください。2. Pre-Extend Wizard に 以 下 の 情 報 を 入 力 します。注 記 : 最 初 の 2 つのフィールドは [Edit] メニューから 拡 張 を 開 始 した 場 合 にのみ 表 示 されます。フィールドTemplateServerTag toExtendTargetServerSwitchbackTypeTemplatePriorityヒント現 在 In Service のDataKeeper リソース 階 層 が 存 在 するテンプレートサーバを 選 択 してください。ここで 選 択 するテンプレートサーバと 次 のダイアログボックスで 選 択 する 拡 張 するタグによって、 In Service ( アクティブ) のリソース 階 層 が 表 されることを 理 解 しておくことが 重 要 です。選 択 したテンプレートサーバで In Service でないリソースタグを 選 択 した 場 合 、エラーメッセージが 表 示 されます。このダイアログのドロップダウンボックスには、クラスタ 内 にある 全サーバの 名 前 が 表 示 されます。これは、テンプレートサーバからターゲットサーバに 拡 張 する DataKeeper インスタンスの 名前 です。ドロップダウンボックスには、テンプレートサーバ 上 に 作 成 したすべてのリソースが 表示 されます。拡 張 先 のサーバを 入 力 するか、 選 択 してください。[intelligent switchback] を 指 定 する 必 要 があります。これは、バックアップサーバにフェイルオーバした 後 、 管 理 者 が 手 動 で DataKeeper リソースをプライマリサーバにスイッチバックする 必 要 があることを 意 味 します。注 意 : このリリースの SteelEye DataKeeper は、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックをサポートしていません。さらに、 自 動 スイッチバックの 制 限 は、SteelEye DataKeeper リソースの 上 に 存 在 する 他 の LifeKeeper リソースにも 適 用 されます。テンプレートの 優 先 順 位 を 選 択 するか、 入 力 してください。これはサーバで 現 在 InService の DataKeeper 階 層 の 優 先 順 位 です。1 ~ 999 の 範 囲 で、まだ 優 先 順 位 として使 用 されていない 値 が 有 効 で、 小 さい 数 字 ほど 優 先 順 位 が 高 くなります( 数 値 1 が 最 高の 優 先 順 位 )。 拡 張 処 理 時 に、 別 のシステムですでに 使 用 中 の 優 先 順 位 をこの 階 層 に対 して 指 定 することはできません。デフォルト 値 をが 推 奨 されます。注 記 : このフィールドは、 階 層 をはじめて 拡 張 するときにだけ 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 279


DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張フィールドTargetPriorityヒントターゲットの 優 先 順 位 を 選 択 するか、 入 力 してください。これは、 他 のサーバにある 同 等 の階 層 に 対 する、 新 しく 拡 張 する DataKeeper 階 層 の 優 先 順 位 です。1 ~ 999 の 範 囲で、まだ 優 先 順 位 として 使 用 されていない 値 が 有 効 で、リソースのカスケーディングフェイルオーバシーケンスにおけるサーバの 優 先 順 位 を 示 します。 数 値 が 小 さいほど 優 先 順 位 は高 くなります( 数 値 1 が 最 高 の 優 先 順 位 ) 。LifeKeeper のデフォルトでは、 階 層 が 作 成 されたサーバに「1」が 割 り 当 てられることに 注 意 してください。 優 先 順 位 は 連 続 している 必要 はありませんが、 特 定 のリソースについて 2 つのサーバに 同 じ 優 先 順 位 を 割 り 当 てることはできません。拡 張 前 のチェックが 正 常 に 終 了 したというメッセージが 表 示 されたら、[Next] をクリックしてください。拡 張 する 階 層 に 応 じて、 拡 張 されるリソースタグ( 一 部 編 集 不 可 ) を 示 す 一 連 の 情 報 ボックスが 表 示 されます。3. [Next] をクリックして、[Extend Resource Hierarchy] の 構 成 タスクを 開 始 してください。4. 次 のセクションには、 別 のサーバに DataKeeper リソースを 拡 張 するために 必 要 な 手 順 を 示 します。DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張1. pre-extend スクリプトが 正 常 に 実 行 されたというメッセージが 表 示 されたら、 以 下 の 情 報 を 指 定 するように要 求 されます。フィールドMount PointRoot Tagヒントターゲットサーバ 上 にあるファイルシステムマウントポイントを 入 力 してください( DataKeeperリソースに 関 連 する、LifeKeeper が 保 護 するファイルシステムがない 場 合 は、このダイアログは 表 示 されません) 。ルートタグを 選 択 するか、 入 力 してください。これは、ターゲットサーバ 上 にあるファイルシステムリソースインスタンスの 一 意 の 名 前 です( DataKeeper リソースに 関 連 する、LifeKeeperが 保 護 するファイルシステムがない 場 合 は、このダイアログは 表 示 されません) 。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 280


DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張フィールドヒント複 製 するファイルシステムの 配 置 先 となる、ターゲットサーバ 上 のディスクまたはパーティションを 選 択 してください。ドロップダウンボックスのディスクまたはパーティションのリストには、 以 下 のものを 除 いて、 使用 できるすべてのディスクが 表 示 されます。Target Diskor Partition• すでにマウント 済 みのもの• スワップディスクまたはスワップパーティション• LifeKeeper が 保 護 するディスクまたはパーティションドロップダウンリストには、root (/)、boot (/boot)、/proc, floppy、cdrom などの 特 殊 なディスクまたはパーティションも 表 示 されません。注 記 : ターゲットのディスクまたはパーティションは、ソースのディスクまたはパーティション 以 上のサイズである 必 要 があります。DataKeeperResourceTagBitmap FileReplicationPathReplicationTypeDataKeeper リソースタグの 名 前 を 選 択 するか、 入 力 してください。インテントログの 記 録 に 使 用 するビットマップファイルの 名 前 を 選 択 するか 入 力 してください。[None] を 選 択 すると、インテントログは 使 用 されず、すべての 再 同 期 が 部 分 的 ではなく 全 体 の 再 同 期 になります。ターゲットサーバとクラスタ 内 の 他 の 指 定 サーバとの 間 で 複 製 に 使 用 する、ローカルとリモートの IP アドレスのペアを 選 択 してください。 有 効 なパスおよび 対 応 する IP アドレスは、このサーバのペアに 対 して 指 定 した LifeKeeper コミュニケーションパスのセットから 得 られます。DataKeeper の 特 性 により、プライベート( 専 用 ) ネットワークを 使 用 することが 強 く 推 奨されます。DataKeeper リソースをすでに 1 台 以 上 のターゲットサーバに 拡 張 している 場 合 、 追 加 のサーバに 対 する 拡 張 を 実 行 すると、 新 しいターゲットサーバと 既 存 のサーバとの 組 み 合 わせのそれぞれについて、 繰 り 返 し 複 製 パスを 指 定 するように 要 求 されます。指 定 したサーバのペアについて 使 用 する 複 製 タイプとして、[synchronous] または[asynchronous] を 選 択 してください。前 述 の [Replication Path] フィールドと 同 様 に、DataKeeper リソースをすでに 1 台 以 上 のターゲットサーバに 拡 張 している 場 合 、 追 加 のサーバに 対 する 拡 張 を 実 行 すると、 新 しいターゲットサーバと 既 存 のサーバとの 組 み 合 わせのそれぞれについて、 繰 り 返 し 複 製 タイプを 指 定 するように 要 求 されます。2. [Extend] をクリックして 次 に 進 んでください。 拡 張 が 実 行 中 であることを 確 認 する 情 報 ボックスが 表 示 されます。3. [Finish] をクリックして、DataKeeper リソースインスタンスが 正 常 に 拡 張 されたことを 確 認 してください。4. [Done] をクリックして、[Extend Resources Hierarchy] メニューを 終 了 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 281


リソース 階 層 の 拡 張 解 除注 記 : 必 ずすべてのサーバでスイッチオーバを 手 動 実 行 して、 新 しいインスタンスの 機 能 をテストしてください。 詳 細 については、リソース 階 層 のテストを 参 照 してください。この 時 点 で、SteelEye DataKeeper がソースからターゲットのディスクまたはパーティションにデータの 再 同 期 を 開 始 しています。LifeKeeper のGUI では、ターゲットサーバにある DataKeeper リソースのステータスは「Resyncing」になります。 再 同 期 が完 了 すると、ステータスは「Target」になります。これは 通 常 のスタンバイ 状 態 です。再 同 期 中 、DataKeeper リソース、およびそれに 依 存 するリソースはフェイルオーバできません。これは、データの 破 損 を 防 止 するためです。リソース 階 層 の 拡 張 解 除LifeKeeper クラスタ 内 にある 1 台 のサーバからリソース 階 層 を 削 除 するには、 次 の 手 順 を 実 行 します。1. [Edit] メニューの [Resource] から [Unextend Resource Hierarchy] を 選 択 してください。2. DataKeeper リソースを 拡 張 解 除 するターゲットサーバを 選 択 してください。DataKeeper リソースが 現 在 InService ( アクティブ) のサーバは 選 択 できません。注 記 : 右 側 のペインから 個 々 のリソースインスタンスを 右 クリックして [Unextend] 作 業 を 選 択 した 場 合 、このダイアログボックスは 表 示 されません。[Next] をクリックしてください。3. 拡 張 解 除 する DataKeeper 階 層 を 選 択 し、[Next] をクリックしてください( このダイアログは、いずれかのペインでリソースインスタンスを 右 クリックして、[Unextend] を 選 択 した 場 合 には 表 示 されません) 。4. 選 択 したターゲットサーバと DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張 解 除 を 確 認 する 情 報 ボックスが 表 示 されます。[Unextend] をクリックしてください。5. DataKeeper リソースが 正 常 に 拡 張 解 除 されたことを 確 認 する 別 の 情 報 ボックスが 表 示 されます。[Done]をクリックして、[Unextend Resource Hierarchy] メニューを 終 了 してください。注 記 : これで、データがバックアップサーバにレプリケーションされなくなります。リソース 階 層 の 削 除LifeKeeper 構 成 内 のすべてのサーバから DataKeeper リソースを 削 除 するには、 次 の 手 順 を 実 行 してください。注 記 : DataKeeper リソースは、 削 除 する 前 に Out of Service にすることが 推 奨 されます。 Out of Service にしない 場 合 、md と NetRAID のデバイスが 削 除 されず、ファイルシステムを 手 動 でアンマウントする 必 要 があります。DataKeeper リソースを Out of Service にするを 参 照 してください。1. [Edit] メニューの [Resource] から [Delete Resource Hierarchy] を 選 択 してください。2. 削 除 する DataKeeper リソース 階 層 が 存 在 するターゲットサーバの 名 前 を 選 択 してください。注 記 : 左 側 ペインのグローバルリソースまたは 右 側 ペインの 個 々 のリソースインスタンスを 右 クリックして[Delete Resource] 作 業 を 選 択 した 場 合 、このダイアログボックスは 表 示 されません。3. [Hierarchy to Delete] を 選 択 してください( 左 右 のペインのリソースインスタンスを 右 クリックして [DeleteResource] 作 業 を 選 択 した 場 合 、このダイアログは 表 示 されません) [Next] をクリックしてください。4. 選 択 したターゲットサーバと、 削 除 の 対 象 として 選 択 した 階 層 を 確 認 する 情 報 ボックスが 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 282


DataKeeper リソースを Out of Service にする[Delete] をクリックしてください。5. DataKeeper リソースが 正 常 に 削 除 されたことを 確 認 する 別 の 情 報 ボックスが 表 示 されます。[Done] をクリックして 終 了 してください。注 記 : リソースを 削 除 する 前 にマウントされた 状 態 の NetRAID デバイスは、マウントされたまま 残 ります。それ 以外 の NetRAID デバイスは 削 除 されます。DataKeeper リソースを Out of Service にするDataKeeper リソースを Out of Service にすると、LifeKeeper によるリソースの 保 護 が 解 除 されます。ミラーが 解 除され、ファイルシステムがアンマウントされます( 該 当 する 場 合 ) 。md デバイスが 停 止 し、nbd サーバとクライアントが 強 制 終 了 されます。警 告 : データのミラーリングを 停 止 して LifeKeeper の 保 護 を 解 除 する 場 合 以 外 は、DataKeeper リソースを Outof Service にしないでください。 一 時 停 止 の 操 作 を 使 用 して、ミラーリングを 一 時 停 止 してください。1. LifeKeeper の GUI の 右 側 ペインにある、 In Service の DataKeeper リソースを 右 クリックしてください。2. リソースのポップアップメニューの [Out of Service] をクリックしてください。3. 選 択 したリソースが Out of Service になることを 示 すダイアログボックスが 表 示 されます。この 操 作 に 関 連するリソースの 依 存 関 係 がダイアログに 表 示 されます。[Next] をクリックしてください。4. 情 報 ボックスに、 Out of Service にするリソースの 結 果 が 表 示 されます。[Done] をクリックしてください。DataKeeper リソースを In Service にするDataKeeper リソースを In Service にする 操 作 は、リソースの 作 成 と 似 ています。LifeKeeper は nbd サーバとクライアントを 起 動 し、ソースとターゲットのデバイス 間 でデータを 同 期 する md デバイスを 起 動 して、ファイルシステムをマウントします( 該 当 する 場 合 ) 。1. 右 側 のペインにある DataKeeper リソースインスタンスを 右 クリックしてください。2. ポップアップメニューの [In Service] をクリックしてください。 選 択 したサーバとリソースを In Service にすることを 確 認 するダイアログボックスが 表 示 されます。[In Service] をクリックしてリソースを In Service にしてください。3. 情 報 ボックスに、 In Service にするりソースの 結 果 が 表 示 されます。この 操 作 に 関 連 するリソースの 依 存関 係 が 確 認 ダイアログに 表 示 されます。[Done] をクリックしてください。リソース 階 層 のテスト手 動 スイッチオーバを 開 始 することによって、DataKeeper リソース 階 層 をテストできます。このテストは、プライマリサーバからバックアップサーバへのリソースインスタンスのフェイルオーバをシミュレートします。LifeKeeper のGUI からの 手 動 スイッチオーバの 実 行手 動 スイッチオーバを 開 始 するには、LifeKeeper の GUI で [Edit] > [Resource] > [In Service] を 選 択 します。例 えば、バックアップサーバで In Service リクエストが 実 行 されると、DataKeeper リソース 階 層 がバックアップサーバSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 283


LifeKeeper の GUI からの 手 動 スイッチオーバの 実 行側 で In Service になり、プライマリサーバ 側 では Out of Service になります。この 時 点 で、 元 のバックアップサーバがプライマリサーバに、 元 のプライマリサーバがバックアップサーバになります。スイッチオーバ 後 、LifeKeeper の GUI では、ターゲットサーバにある DataKeeper リソースのステータスが「Resyncing」( 再 同 期 中 ) になります。 再 同 期 が 完 了 すると、ステータスは「Target」になります。これは 通 常 のスタンバイ 状 態 です。注 記 : 再 同 期 中 は、DataKeeper リソースの 手 動 フェイルオーバはできません。[Out of Service] 要 求 を 実 行 した 場 合 、リソース 階 層 は 他 のサーバで In Service にならずに、Out of Service になります。リソースを 同 じサーバ 上 で In Service に 戻 すことができるのは、 再 同 期 中 にリソースが Out of Serviceになった 場 合 のみです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 284


管 理SteelEye DataKeeper for Linux の 管 理以 下 のトピックには、リソースを 作 成 した 後 の SteelEye DataKeeper for Linux の 動 作 と 問 題 を 理 解 し、 管 理 するのに 役 立 つ 情 報 があります。ミラーのステータスの 表 示[Replication Status] ダイアログには、ミラーに 関 する 以 下 の 情 報 が 表 示 されます。• Mirror status:Fully Operational( フルに 動 作 可 能 ) 、Paused( 一 時 停 止 ) 、Resyncing( 再 同 期 中 ) 、またはOut Of Sync( 同 期 停 止 )• Synchronization status: 同 期 が 完 了 した 割 合• Replication type: synchronous( 同 期 ) または asynchronous( 非 同 期 )• Replication direction: ソースサーバからターゲットサーバに• Bitmap: ビットマップ / インテントログの 状 態• Rewind Log: リワインドログの 場 所 とサイズ( 有 効 の 場 合 )• Network Compression Level: 圧 縮 レベル( 有 効 の 場 合 )[Replication Status] ダイアログを 表 示 するには、 次 の 手 順 に 従 います。1. [View] メニューをクリックし、[Properties Panel] を 選 択 します。2. [LifeKeeper status] 表 示 にある DataKeeper リソースをクリックします。または1. [LifeKeeper status] 表 示 にある DataKeeper リソースを 右 クリックします。2. ポップアップメニューから [Properties] を 選 択 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 285


GUI からのミラーの 管 理GUI からのミラーの 管 理SteelEye DataKeeper のミラーは、LifeKeeper の GUI から 以 下 の 2 とおりの 方 法 で 実 行 できます。1. [Properties Panel] を 有 効 にし、ツールバーのアイコン( スクリーンショットを 参 照 ) をクリックします。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 286


リワインドブックマークの 作 成 と 表 示説 明 を 表 示 するには、それぞれのアイコンをクリックしてください。または2. data replication リソースを 右 クリックし、ポップアップメニューから 動 作 を 選 択 します。リワインドブックマークの 作 成 と 表 示ブックマークとは、リワインドログファイル 内 に 配 置 されるエントリです。リワインドの 実 行 が 必 要 な 場 合 に、ブックマークは 重 要 なシステムイベント( アップグレードなど) の 追 跡 に 役 立 ちます。リワインドの 実 行 時 に、ブックマークの 付 いたログエントリがすべて、リワインド 位 置 の 選 択 肢 として 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 287


ミラーを 強 制 的 にオンラインにするミラーを 強 制 的 にオンラインにする[Force Mirror Online] は、 両 方 のサーバが 動 作 不 能 になり、かつプライマリサーバの 再 起 動 後 にリソースを InService にできない 場 合 にのみ 使 用 してください。[Force Mirror Online] を 選 択 すると、data_corrupt フラグが削 除 され、DataKeeper リソースが In Service になります。 詳 細 については、トラブルシューティングセクションの「プライマリサーバがリソースを ISP にできない」を 参 照 してください。注 記 : mirror_settings はターゲットシステム( ミラーのソースになるシステムには 無 関 係 に 設 定 を 有 効 にする 場 合 はすべてのシステム) で 実 行 する 必 要 があります。 設 定 の 変 更 内 容 を 有 効 にするには、ミラーを 一 時 停止 してから 再 起 動 する 必 要 があります。一 時 停 止 と 再 開ミラーの 一 時 停 止ミラーの 再 開ミラーを 一 時 停 止 して、すべての 書 き 込 みをターゲットディスクに 複 製 する 動 作 を 一 時 的 に 停 止 できます。 例 えば、ミラーを 一 時 停 止 して、ターゲットディスクのスナップショットを 収 集 することも、トラフィックのピーク 時 にソースシステムの I/O パフォーマンスを 向 上 させることもできます。ミラーを 一 時 停 止 すると、ミラーは、ターゲットシステムの 通 常 のファイルシステムのマウントポイントに 読 み 取 りアクセスするように( カーネル 2.6.19 以 降 は 読 み 取 り / 書 き 込 みアクセス) マウントされます。ミラーの 一 時 停 止 中 にターゲットに 書 き 込 まれたデータはすべて、ミラーの 再 開 時 に 上 書 きされます。データのリワインドと 復 旧リワインド 機 能 を 使 用 すると、ターゲットディスクのデータを 以 前 の 任 意 のディスク 書 き 込 みに 戻 すことができます。手 順 は 以 下 のとおりです。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 288


データのリワインドと 復 旧1. ミラーを 一 時 停 止 します。2. 以 前 のディスク 書 き 込 みに 対 応 するタイムスタンプを 選 択 し、ディスクがその 時 点 までリワインドされます。3. リワインドしたデータを 確 認 し、その 状 態 ( 良 好 または 不 良 ) を 指 定 するように 要 求 されます。4. その 後 、ユーザは、 現 在 のデータを 使 用 することも( 手 順 5 に 移 動 ) 、 別 のタイムスタンプを 選 択 してリワインドを 続 行 することも( 手 順 2 に 移 動 ) できます。5. ユーザは、データを 手 動 で 復 旧 してからミラーを 再 開 ( リワインドしたデータを 消 去 ) することも、ミラーと 任意 の 保 護 されたアプリケーションをターゲットシステムに 切 り 替 えて、リワインドしたデータを 新 規 の 実 稼 働データとして 使 用 することもできます。上 記 の 手 順 が、 一 連 のウィザードのダイアログとして 表 示 されます。ダイアログを 以 下 に 示 します。1. データのリワインドを 確 定 してください。[Continue] をクリックしてください。2. ミラーがリワインドの 準 備 をするために 一 時 停 止 します。[Next] をクリックしてください。3. リワインドする 時 点 のタイムスタンプを 選 択 するか、 入 力 してください。ブックマーク 付 きのログエントリ、および 他 のログエントリのランダムサンプリングがドロップダウンリストに 表 示 されます。ダイアログ 下 部 の 進 行 状況 バーに、 良 好 のデータ( 緑 ) 、 不 良 のデータ( 赤 ) 、 不 明 のデータ( 黄 ) が 表 示 されます。したがって、リワインドプロセスの 開 始 時 には、 進 行 状 況 バーはすべて 黄 で 表 示 されます。データがリワインドされ、ユーザがデータの 良 好 、 不 良 を 指 定 すると、それに 合 わせて 進 行 状 況 バーが 緑 と 赤 のセクションで 更 新 されます。ダイアログ 3SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 289


データのリワインドと 復 旧4. データのリワインド 中 です。データのリワインド 後 、データを 検 証 できるようにターゲットディスクが 読 み 取 り専 用 アクセス 用 にマウントされます。[Next] をクリックしてください。ダイアログ 45. データのコメントを 入 力 するように 要 求 されます。コメントを 入 力 し( 任 意 ) 、[Next] をクリックしてください。6. 次 に、データが 有 効 かどうかを 指 定 するように 要 求 されます。[Yes] または [No] をクリックし、[Next] をクリックしてください。7. 次 に、リワインドを 続 行 するか( ダイアログ3 に 戻 る) 、 現 在 のリワインドされたデータを 使 用 してリカバリを開 始 するか( ダイアログ8 に 進 む) を 尋 ねられます。8. リカバリ 方 法 を 選 択 するように 要 求 されます。 選 択 肢 は 以 下 のとおりです。a. アプリケーションをに 移 動 する( ダイアログ9 に 進 む)b. ソースシステムにデータを 手 動 コピーする( ダイアログ10 に 進 む)c. 項 目 を 選 択 し、[Next] をクリックしてください。9. ターゲットサーバに 階 層 がスイッチオーバされます。リワインドされたデータが、 古 いソースディスクと 再 同 期されます。[Finish] をクリックしてください。リワインドが 完 了 しました。10. ソースシステムにファイルを 手 動 でコピーするように 要 求 されます。 保 持 するリワインドデータを 安 全 な 場SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 290


圧 縮 レベルの 設 定所 にコピーし、[Next] をクリックしてください。11. ミラーが 再 開 されます。ソースからターゲットへの 全 体 の 再 同 期 が 実 行 されます。[Finish] をクリックしてください。リワインドが 完 了 しました。圧 縮 レベルの 設 定ネットワークの 圧 縮 レベルは、0 ~ 9 の 値 に 設 定 できます。 値 0 は、 圧 縮 を 無 効 にします。レベル 1 は 最 も 高 速で 圧 縮 率 が 最 も 低 いレベルです。 一 方 、レベル 9 は 最 も 低 速 ですが 圧 縮 率 が 最 高 です。ネットワーク 圧 縮 は通 常 、WAN 環 境 で 利 用 することによって 効 果 を 発 揮 します。リワインドログの 場 所 の 設 定リワインドログファイルの 保 存 場 所 を 選 択 します( システムがミラーのターゲットである 場 合 のみ) 。 必 要 とするログ履 歴 1 の 量 を 保 存 するために、この 場 所 には 十 分 な 容 量 が 必 要 です。ログはミラーまたは 共 有 ディスクに 置 くことができません。 最 大 のパフォーマンスを 発 揮 するには、ミラーとは 別 の 物 理 ディスクに 置 いてください。 空 の 設 定は、リワインドログを 無 効 にします。注 記 : 設 定 の 変 更 内 容 を 有 効 にするには、ミラーを 一 時 停 止 してから 再 起 動 する 必 要 があります。1 ログファイルはミラーディスクに 書 き 込 まれる 各 ディスクブロックのコピーを 持 つため、 同 一 のディスクブロックを 複 数回 書 き 込 んだ 場 合 やファイルを 変 更 したりファイルの 最 後 に 内 容 を 付 け 加 えたりした 場 合 、ログファイルがミラーディスク 自 体 よりも 大 きなサイズになる 可 能 性 があります。リワインドログの 最 大 サイズの 設 定ログファイルの 最 大 サイズを MB 単 位 で 入 力 してください。 空 の 値 、または 値 0 は、ファイルサイズの 制 限 を 無 効にします。 最 大 サイズまで 増 大 するログファイルを 保 存 するために、ログファイルディスクには 十 分 な 容 量 が 必 要です。ただし、ディスク 容 量 が 不 足 したことが 検 出 された 場 合 、ログが 折 り 返 され、 最 も 古 いエントリが 上 書 きされます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 291


コマンドラインからのミラー 管 理コマンドラインからのミラー 管 理ミラーの 管 理 は、LifeKeeper の GUI からの 操 作 だけでなく、コマンドラインからも 実 行 できます。DataKeeper のリソースの 管 理 に 使 用 できるコマンドがいくつかあります( $LKROOT/bin ディレクトリを 参 照 ) 。ミラーの 操 作mirror_action [source] [target(s)] DataKeeper リソースを 表 す LifeKeeper リソースタグ 以 下 のいずれか: pause、resume、force、 fullresync[source](オプション) 現 在 のソースシステム (ソースが 指 定 されない 場 合 、コマンドが 実 行 されたカレントシステムを 使 用 )[target] (オプション) 操 作 対 象 のターゲットシステム (またはシステムのリスト。ターゲットが 指 定されない 場 合 、 該 当 するすべてのターゲットを 使 用 )注 記 : force 操 作 を 使 用 する 場 合 、ソースノードを 指 定 するためにsource 引 数 が 必 要 ですが、target(s) 引 数 は 必 要 ありません。pause、resume、fullresync のいずれかの 操 作 を 使 用 するときに target(s) 引 数 を 指 定 する 場 合 は、source 引 数 も 必 要です。例 :datarep-ext3 という 名 前 のミラーを 一 時 停 止 する。mirror_action datarep-ext3 pauseadam から eve と sophocles の 両 方 のシステムへの 複 製 を 再 開 する。mirror_action datarep-ext3 resume adam eve sophoclesシステム eve へのオンラインミラーリングを 強 制 実 行 する。mirror_action datarep-ext3 force eveadam から sophocles への 複 製 を 再 開 し、これらのシステム 間 で 全 体 の 再 同 期 を 強 制 実 行 する。mirror_action datarep-ext3 fullresync adam sophoclesミラーの 設 定mirror_settings DataKeeper リソースを 表 す LifeKeeper リソースタグ 以 下 のいずれか: logdir、logmax、 compressSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 292


例 : 設 定 する 値注 記 : mirror_settingsはターゲットシステム( ミラーのソースになるシステムには 無 関 係 に 設 定 を 有効 にする 場 合 はすべてのシステム) で 実 行 する 必 要 があります。 設 定 の 変 更 内 容 を 有 効 にするには、ミラーを 一 時 停 止 してから 再 起 動 する 必 要 があります。例 :ネットワーク 圧 縮 のレベルを 5 に 設 定 する。mirror_settings datarep-ext3 compress 5ネットワーク 圧 縮 を 無 効 にする。mirror_settings datarep-ext3 compress 0リワインドログのディレクトリを 設 定 する( そしてリワインドログを 有 効 にする) 。mirror_settings datarep-ext3 logdir /tmp/logsリワインドログを 無 効 にする。mirror_settings datarep-ext3 logdir “”リワインドログの 最 大 サイズを 1GB に 設 定 する。mirror_settings datarep-ext3 logmax 1073741824リワインドログの 最 大 サイズの 制 限 を 無 効 にする。mirror_settings datarep-ext3 logmax 0ミラーのサイズ 変 更mirror_resize コマンドはオフラインのミラーのサイズ 変 更 を 実 行 し、DataKeeper ミラーのサイズを 変 更 します。リソースを 削 除 して 再 作 成 する 必 要 はありません。ソースシステム 上 で 実 行 し、ミラーは Out of Service でなければなりません。ミラーのサイズを 変 更 する 前 に、ベースとなるディスクのサイズを 変 更 する 必 要 があります。ベースとなるディスクのサイズが 自 動 的 に 検 出 され、 新 しいミラーのサイズとして 使 用 されます。mirror_resize [-f] [-s ] ミラーリソースのタグ-fユーザに 確 認 せずにサイズ 変 更 を 強 制 実 行-s 代 替 ミラーサイズ (KB 単 位 ) を 指 定( 注 記 : このオプションは 通 常 は 必 要 ありません。 慎 重 に 使 用 してください)SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 293


ミラーのサイズ 変 更 の 推 奨 手 順 :ミラーのサイズ 変 更 の 推 奨 手 順 :1. ミラーおよびすべての 従 属 リソースを Out of Service にします。2. ベースとなるミラーディスクでディスクサイズを 変 更 します ( 例 : 論 理 ボリュームの 拡 張 、LUNの 拡 張 )。ソースとターゲットの 両 方 でこれを 実 行 します(ターゲットのサイズはソースのサイズ以 上 でなければならないことに 注 意 してください)。3. ソースシステムで mirror_resize を 実 行 します。これによってミラーの 内 部 メタデータとビットマップが 更 新 され、 新 しく 拡 張 したディスクサイズが 反 映 されます。4. ミラー (datarep) リソースのみを In Service にします。 新 しく 拡 張 したディスク rion の 再 同期 が 実 行 されます。5. ミラーデバイス 上 でファイルシステムのサイズ 変 更 を 実 行 します ( 例 : resize2fs /dev/mdX。Xはサイズを 変 更 するミラーの md デバイス 番 号 で、/dev/md0 のようになります)。 注 記 : ファイルシステムのサイズを 変 更 する 前 に、fsck が 必 要 になる 場 合 があります。6. ファイルシステムとアプリケーションリソースをオンラインにします。注 記 : mirror_resizeはマルチターゲット/マルチサイト 構 成 ではサポートされません。ビット マップの 管 理bitmap -a |-c|-d|-x |-X -a ビットマップファイルに 非 同 期 書 き 込 みのパラメータを 追 加 します。 同 期 ミラーのアップグレードにより 非 同 期 ターゲットを 含 むようになった 場 合 、これは 必 須 です。 のデフォルト値 は 256 です。この 制 限 に 最 適 な 値 を 計 算 するには、SteelEye DataKeeper for Linux によるミラーリングの 非 同 期 ミラーリング 情 報 を 参 照 してください。-c ビットマップファイルをクリーニングします (すべてのビットを 0 に 設 定 )。ソースディスクの 余 分 な 複製 がターゲットに 存 在 する 場 合 、これを 使 用 することで 全 体 の 再 同 期 を 回 避 できます。、このオプションは、 特 に 注 意 して 使 用 してください。-d ビットマップファイルをダーティに 設 定 します (すべてのビットを 1 に 設 定 )。 例 えば 制 御 分 離 の 状況 が 発 生 した 後 などに、このオプションを 使 用 して 全 体 の 再 同 期 を 強 制 実 行 できます。-m ビットマップを 読 み 取 り、マージストリームを 作 成 します。-X ビットマップファイルを 調 べて、ビットマップとミラーに 関 する 有 用 な 情 報 を 表示 します。-x size_kb. のディスクが 有 効 になるようにビットマップファイルを 拡 張 します。( 注 記 : このオプションはミラーのサイズ 変 更 のために 内 部 的 にのみ 使 用 されます。)さらに、mdadm コマンドを 使 用 して、DataKeeper のリソースを 管 理 できます。これは、DataKeeper のリソースが実 際 には md デバイスに 存 在 するからです。 詳 細 については、mdadm(8) のマニュアルページを 参 照 してくださSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 294


コマンドラインからのミラーステータスの 監 視い。 注 記 : mdadm を 使 用 するときには、オペレーティングシステムに 含 まれているバージョンよりも 新 しい、$LKROOT/bin 内 のバージョンを 必 ず 使 用 してください。コマンドラインからのミラーステータスの 監 視通 常 、ミラーステータスは、LifeKeeper の GUI から、[Resource Properties] ダイアログの [Replication Status]を 使 用 して 確 認 できます。ただし、 以 下 の 操 作 でもミラーのステータスを 監 視 できます。$LKROOT/bin/mirror_status 例 :# mirror_status datarep-ext3-sdr[-] eve -> adamStatus: PausedType: Asynchronous[-] eve -> sophoclesStatus: Resynchronizing[=> ] 11%Resync Speed: 1573K/secType: SynchronousBitmap: 4895 bits (chunks), 4895 dirty (100.0%)以 下 のコマンドも 役 に 立 つことがあります。cat /proc/mdstatサンプルの mdstat ファイルを 示 します。eve:~ # cat /proc/mdstatPersonalities : [raid1]md1 : active raid1 nbd10[1] nbd8[3](F) sdb1[0]313236 blocks super non-persistent [3/2] [UU_]bitmap: 3/3 pages [12KB], 64KB chunk, file:/opt/LifeKeeper/bitmap_ext3-sdrunused devices: SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 295


サーバの 障 害サーバの 障 害プライマリサーバとバックアップサーバの 両 方 が 動 作 不 能 になった 場 合 、DataKeeper リソースは、 両 方 のサーバが再 び 動 作 可 能 になった 場 合 にのみ In Service / アクティブになります。これは、 間 違 った 方 向 への 再 同 期 に 起因 するデータの 破 損 を 防 ぐためです。 動 作 可 能 なサーバが、リソースが「 In Service Protected」(ISP) である 最後 のサーバであることが 確 実 に 分 かっている 場 合 は、DataKeeper リソースを 右 クリックし、[Force Mirror Online]を 選 択 してそのリソースを 強 制 的 にオンラインにすることができます。再 同 期DataKeeper リソースの 再 同 期 中 、ターゲットサーバにあるこのリソースインスタンスのステータスは「Resyncing」( 再 同 期 中 ) になります。ただし、リソースインスタンスは、プライマリサーバの「ソース」( ISP) です。LifeKeeper のGUI は、ターゲットサーバにある DataKeeper のリソースのステータスを 以 下 のアイコンで 表 示 します。プライマリサーバにある DataKeeper のリソースは、 以 下 のアイコンで 表 示 されます。再 同 期 が 完 了 するとすぐに、ターゲットのリソースの 状 態 が「ターゲット」になり、アイコンが 以 下 のように 変 化 します。再 同 期 プロセスについて、 以 下 の 点 に 注 意 してください。• SteelEye DataKeeper のリソースとその 親 リソースは、プライマリでの 障 害 発 生 時 に 再 同 期 プロセス 中 のターゲットにはフェイルオーバできません。• ターゲットサーバの 同 期 中 に DataKeeper リソースが out of service / 非 アクティブになった 場 合 、そのリソースは、 同 じシステム、またはすでに 同 期 済 みの 別 のターゲット( 複 数 のターゲットが 存 在 する 場 合 ) でのみIn Service / アクティブにすることができ、 再 同 期 が 続 行 されます。• 再 同 期 プロセス 中 にプライマリサーバが 動 作 不 能 になった 場 合 、 同 期 プロセス 中 のターゲットサーバはすべて、DataKeeper リソースを In Service にすることができません。プライマリサーバが 再 び 動 作 可 能 になった 後 に、ミラーの 再 同 期 が 続 行 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 296


全 同 期 の 回 避全 同 期 の 回 避大 量 のデータを WAN リンク 経 由 で 複 製 する 場 合 、 膨 大 なネットワーク 帯 域 幅 と 時 間 を 消 費 する 可 能 性 がある全 同 期 は 避 けることが 望 ましいです。 新 しいカーネルと 共 に 使 用 する 場 合 、SteelEye DataKeeper はビットマップテクノロジを 使 用 して 全 同 期 をほぼ 防 ぐことができます。ただし、 既 存 のデータを 複 製 する 場 合 、ミラーの 初 期 設定 時 に 発 生 する 最 初 の 全 同 期 を 回 避 することはできません( 新 規 データの 場 合 には SteelEye は 全 同 期 を 実行 しないので 以 降 の 手 順 は 不 要 です) 。既 存 のデータを 複 製 するときに、 全 同 期 を 回 避 する 方 法 がいくつかあります。ここでは 推 奨 する2とおりの 方 法 を説 明 します。方 法 11 番 目 の 方 法 では、RAW ディスクイメージを 取 得 してターゲットサイトに 輸 送 します。データがターゲットシステムに 到 着 するまで、ソースシステムのミラーをアクティブにしておくことができるので、この 方 法 ではダウンタイムが 最 小になります。手 順1. ミラーを 作 成 してください( [Replicate Existing Filesystem] を 選 択 ) 。ただし、ターゲットシステムにミラーを拡 張 しないでください。2. ミラーを out of service にしてください。3. ソースディスクまたはパーティションのイメージを 取 得 してください。この 例 では、 選 択 したディスクまたはパーティションは /dev/sda1 ですroot@source# dd if=/dev/sda1 of=/tmp/sdr_disk.img bs=65536( ブロックサイズの 引 数 65536は 単 に 効 率 的 にするためです) 。ディスクまたはパーティションの RAW ディスクイメージを 持 つファイルが 作 成 されます。ファイルの 代 わりに、ハードドライブやその 他 の 記 憶 デバイスも使 用 できます。4. オプション 手 順 - ソースディスクまたはパーティションのチェックサムを 取 得 してください。root@source# md5sum /dev/sda15. オプション 手 順 - ディスクイメージファイルを 圧 縮 してください。root@source# gzip /tmp/sdr_disk.img6. ビットマップファイルをクリアしてください。root@source# /opt/LifeKeeper/bin/bitmap -c /opt/LifeKeeper/bitmap_sdrSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 297


方 法 27. ミラーと 依 存 ファイルシステム、およびアプリケーション( 存 在 する 場 合 ) のサービスを 開 始 してください。ビットマップファイルにより、データがターゲットシステムに 転 送 される 間 に 発 生 した 変 更 内 容 が 追 跡 されます。8. 好 みの 転 送 方 法 を 使 用 して、ターゲットシステムにディスクイメージを 転 送 してください。9. オプション 手 順 - ターゲットシステムでディスクイメージファイルを 圧 縮 解 除 してください。root@target# gunzip /tmp/sdr_disk.img.gz10. オプション 手 順 – イメージファイルのチェックサムが、 手 順 4 で 取 得 した 元 のチェックサムと 一 致 することを 確認 してください。root@target# md5sum /tmp/sdr_disk.img11. イメージをターゲットシステム( 例 : /dev/sda2) に 転 送 してください。root@target# dd if=/tmp/sdr_disk.img of=/dev/sda2 bs=6553612. 両 方 のシステムで、etc/default/LifeKeeper に LKDR_NOFULL_SYNC=1 を 設 定 してください。root@source# echo 'LKDR_NO_FULL_SYNC=1' >>/etc/default/LifeKeeperroot@target# echo 'LKDR_NO_FULL_SYNC=1' >> /etc/default/LifeKeeper13. ミラーをターゲットに 拡 張 してください。 部 分 的 な 再 同 期 が 実 行 されます。方 法 2ターゲットシステムを 簡 単 に 輸 送 できる 場 合 、またはシステムの 設 定 時 にターゲットシステムがソースと 同 じ 場 所にある 場 合 に、この 方 法 を 使 用 できます。この 方 法 では、 最 初 の 全 同 期 を 高 速 なローカルネットワークで 実 行できるように、 最 終 的 な WAN ミラーを 作 成 するネットワークルートを LAN ミラーに 一 時 的 に 変 更 します。 以 下 の例 では、ソースサイトはサブネット 10.10.10.0/24 にあり、ターゲットサイトがサブネット10.10.20.0/24 にあると 仮 定しています。ソースとターゲットのシステムの 間 に 一 時 的 に 静 的 ルートを 設 定 することにより、ローカルのイーサネット 接 続 またはループバックケーブルを 使 用 して「WAN」トラフィックをあるサーバから 別 のサーバに 直 接 送 信 できます。手 順1. ソースサイトでシステムをインストールし、 設 定 してください。2. 静 的 ルートを 追 加 してください。root@source# route add -net 10.10.20.0/24 dev eth0root@target# route add -net 10.10.10.0/24 dev eth0この 時 点 で、 両 方 のシステムが LAN 上 で 相 互 に 通 信 できる 必 要 があります。3. LifeKeeper でコミュニケーションパスを 設 定 してください。4. ミラーを 作 成 し、ターゲットに 拡 張 してください。 全 同 期 が 実 行 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 298


DataKeeper で LVM を 使 用 する5. ミラーを Pause にしてください。ミラーが 再 開 されるまで、 変 更 内 容 はビットマップファイルで 追 跡 されます。6. 静 的 ルートを 削 除 してください。root@source# route del -net 10.10.20.0/24root@target# route del -net 10.10.10.0/247. ターゲットシステムをシャットダウンし、 恒 久 的 に 配 置 する 場 所 に 輸 送 してください。8. ターゲットシステムを 起 動 し、ソースとのネットワーク 接 続 を 確 立 してください。9. Resume the mirror を 実 行 してください。 部 分 的 な 再 同 期 が 実 行 されます。DataKeeper で LVM を 使 用 するSPS for Linux は 現 在 LVM 上 での DataKeeper の 使 用 と DataKeeper 上 での LVM の 使 用 の 両 方 をサポートしています。 標 準 的 な DataKeeper の 設 定 では、LVM 上 での DataKeeper 使 用 がサポートされ、SPS LVMRecovery Kit は 不 要 です。 必 要 なリカバリキットは、DataKeeper だけです。ただし、DataKeeper 設 定 上 でLVM を 使 用 する 場 合 は、LVM Recovery Kit が 必 要 になります。<strong>SIOS</strong> では LVM 上 での DataKeeper 使 用 を 推 奨 していますが、DataKeeper 設 定 上 で LVM が 使 用 される 場合 は、2 段 階 の 階 層 作 成 プロセスが 必 要 になります。DataKeeper デバイス ( 階 層 ) では、プライマリサーバ 上 でLVM ボリュームグループと 論 理 ボリュームを 作 成 する 前 に、DataKeeper の「Data Replication Resource」オプションを 使 用 した 設 定 を 行 う 必 要 があります。 必 要 なボリュームグループと 論 理 ボリュームが 作 成 できたら、 残 りの 階層 を 保 護 されるアプリケーションに 関 連 したリカバリキットの 設 定 手 順 に 従 って 作 成 します。 完 成 した 階 層 は 以下 に 示 す 図 3 のようになります。 注 記 : データの 整 合 性 を 保 つため、DataKeeper 設 定 上 の LVM に 存 在 するのは、DataKeeper ミラー 1 つだけ、または 複 数 の 同 期 ミラーのどちらかになります。図 3: DataKeeper 上 の LVM を 含 む 階 層SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 299


Fusion-io を 使 用 するクラスタ 化Fusion-io を 使 用 するクラスタ 化DataKeeper のパフォーマンスを 最 大 に 発 揮 させるための Fusion-io のベスト プラクティスSPS for Linux はブロックレベルのデータレプリケーション 機 能 を 備 えており、 共 有 ストレージを 使 用 しないHAクラスタを 非 常 に 簡 単 に 設 定 できます。Fusion-io を 使 用 すると、SPS for Linux ではフェイルオーバ 保 護 用 として「shared nothing」クラスタを 構 成 できます。クラスタ 設 定 の 一 部 としてデータレプリケーションを 活 用 する 場 合 、ディスクへの 書 き 込 みと 同 等 な 速 度 でデータがネットワーク 上 で 複 製 可 能 なだけの 十 分 な 帯 域 幅 があることが 重 要 です。 以 下 のベストプラクティスを 使 用 すると、 高 速 ストレージを 使 用 する 場 合 に「shared nothing」 SPS クラスタ 設 定 を 最 大 に 活 用 できます。ネットワーク• 10 Gbps の NIC を 使 用 する。Fusion-io のフラッシュベースのストレージデバイス (または OCZ、LSI、などの 同 様 な 製 品 ) は、750 MB/ 秒 を 超 えるデータ 速 度 でデータを 書 き 込 むことができます。1 Gbps の NICは 理 論 的 な 最 大 値 である 約 125 MB/ 秒 のみを 送 出 できるので、ioDrive の 性 能 を 活 用 すると、1 Gbpsのネットワーク 接 続 での 複 製 よりもはるかに 高 速 で 簡 単 にデータを 書 き 込 むことができます。リアルタイムのデータレプリケーションを 実 行 するのに 十 分 な 帯 域 幅 をサーバ 間 に 確 保 するには、レプリケーショントラフィックの 転 送 に 必 ず 10 Gbps の NIC を 使 用 してください。• ジャンボフレームを 有 効 にする。 使 用 しているネットワークカードとスイッチでサポートされている 場 合 、ジャンボフレームを 有 効 にするとネットワークのスループットが 増 加 するだけでなく、CPU サイクルが 減 少 します。ジャンボフレームを 有 効 にするには、 以 下 の 設 定 を 実 行 してください (RedHat/CentOS/OEL Linuxディストリビューションの 例 )。• 次 のコマンドを 実 行 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 300


TCP/IP の 調 整ifconfig mtu 9000• 再 起 動 後 も 変 更 内 容 を 保 持 するには、 以 下 のファイルに「MTU=9000」を 追 加 してください。/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-• エンドツーエンドのフレーム 動 作 を 検 証 するには、 次 のコマンドを 実 行 してください。ping -s 8900 -M do • NIC の 転 送 キュー 長 を 変 更 する。• 次 のコマンドを 実 行 してください。/sbin/ifconfig txqueuelen 10000• 再 起 動 後 も 変 更 内 容 を 保 持 するには、/etc/rc.local に 追 加 してください。• NIC の netdev_max_backlog を 変 更 する。• 次 の 設 定 を /etc/sysctl.conf に 追 加 してください。net.core.netdev_max_backlog = 100000TCP/IP の 調 整• レプリケーションのパフォーマンスを 向 上 することが 確 認 された TCP/IP の 調 整 を 以 下 に 示 します。• /etc/sysctl.conf を 編 集 して、 以 下 のパラメータを 追 加 してください ( 注 記 : これらは 例 であり、 使 用 している 環 境 で 異 なる 場 合 がある)。net.core.rmem_default = 16777216net.core.wmem_default = 16777216net.core.rmem_max = 16777216net.core.wmem_max = 16777216net.ipv4.tcp_rmem = 4096 87380 16777216net.ipv4.tcp_wmem = 4096 65536 16777216net.ipv4.tcp_timestamps = 0net.ipv4.tcp_sack = 0net.core.optmem_max = 16777216net.ipv4.tcp_congestion_control=htcp設 定 上 の 推 奨 項 目• Fusion-io ドライブ 上 に、ビットマップファイルを 入 れる 小 型 の ( 約 100 MB) のディスクパーティションを 割 り 当ててください。このパーティションにファイルシステムを 作 成 し、マウントしてください ( 例 : /bitmap)。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 301


設 定 上 の 推 奨 項 目# mount | grep /bitmap/dev/fioa1 on /bitmap type ext3 (rw)• ミラーを 作 成 する 前 に、/etc/default/LifeKeeper 内 の 以 下 のパラメータを 調 整 してください。• LKDR_CHUNK_SIZE=4096• デフォルト 値 は 64 です。• LKDR_SPEED_LIMIT=1500000• デフォルト 値 は 50000 です。• LKDR_SPEED_LIMIT は、 再 同 期 に 使 用 する 最 大 帯 域 幅 を 指 定 します。 可 能な 最 大 速 度 で 再 同 期 が 実 行 されるように、この 値 を 十 分 高 い 値 に 設 定 する 必 要があります。• LKDR_SPEED_LIMIT_MIN=200000• デフォルト 値 は 20000 です。• LKDR_SPEED_LIMIT_MIN は、 同 時 に 他 の I/O が 実 行 されているときに 許 可 する再 同 期 の 速 度 を 指 定 してください。 再 同 期 の 実 行 時 に 通 常 の I/O 動 作 が 妨 げられないようにするには、 経 験 則 として、この 値 をドライブの 最 大 書 き 込 みスループットの 半 分 以 下 に 設 定 する 必 要 があります。• 通 常 と 同 様 に、ミラーを 作 成 してクラスタを 設 定 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 302


SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site ClusterMulti-Site ClusterSteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster は 別 のライセンス 製 品 であり、2 台 以 上 のサーバ 間 でLifeKeeper の 共 有 ストレージ 構 成 を 使 用 し、さらにSteelEye DataKeeper for Linux を 使 用 して 共 有 ディスクを 1台 以 上 のターゲットサーバに 複 製 する 機 能 を 持 ちます。SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site ClusterSteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster は、LifeKeeper を 使 用 して 2 台 以 上 のサーバ 間 で共 有 ストレージを 構 成 し、その 共 有 ディスクを SteelEye DataKeeper を 使 用 して、1 台 以 上 のサーバへミラーリングを 構 成 する 付 加 機 能 のための 個 別 ライセンス 製 品 です。SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster は、 異 なるサブネットに 存 在 する 複 数 のネットワークセグメントにわたって IP アドレスのフェイルオーバを 提 供 するように 構 成 されたワイドエリアネットワークに 組 み 込 むことができます。この 構 成 には、 仮 想 ネットワーク( 仮 想 LAN( VLAN) ) と 仮 想 プライベートネットワーク( VPN) が 含 まれます。以 下 の 画 像 は、SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster 製 品 を 構 成 した 後 の SteelEyeLifeKeeper の GUI です。 階 層 の 釣 り 合 いが 取 れていないように 見 えますが、 階 層 は 適 切 に 構 成 されており、 正SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 303


Multi-Site Cluster を 設 定 する 際 の 考 慮 事 項しく 機 能 します。すでに SteelEye DataKeeper を 使 用 していて SteelEye LifeKeeper のグラフィカルユーザインターフェースに 慣 れている 場 合 、LifeKeeper の GUI での SteelEye Protection Suite Multi-Site Cluster リソース 階 層の 表 示 は、 旧 リリースの SteelEye DataKeeper とは 異 なります。Multi-Site Cluster を 設 定 する 際 の 考 慮 事 項システムの 構 成 を 始 める 前 に、Linux のマルチサイトクラスタ 階 層 の 環 境 では 避 けるべき 階 層 構 成 を 理 解 しておくことが 重 要 です。以 下 に、Linux Multi-Site Cluster 環 境 で 避 ける 必 要 のある 階 層 構 成 の 例 を 3 つ 示 します。これらすべての 例で、Linux Multi-Site Cluster 階 層 は、 下 にあるデバイスを 別 の 階 層 と 共 有 しています。いずれかの 階 層 で 障 害またはスイッチオーバが 起 こると、 関 連 する 階 層 が 影 響 を 受 けます。これにより、アプリケーションの 障 害 やミラーの破 損 など、 予 期 しない 結 果 が 起 こる 可 能 性 があります。この 場 合 、 後 で 全 同 期 プロセスを 実 行 する 必 要 があります。さらに、ミラーソースから DR サイトに 切 り 替 えて DR サイトからプライマリサイトへのミラーバックを 許 可 すると、 事 態 が 複 雑 になることがあります。これは、ミラーターゲットシステムが 回 レベルのディスクリソースを In Serviceにしているからです。すべての 共 有 リソースも、ミラーターゲットと 同 じノードで 動 作 可 能 ( ISP) にする 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 304


Multi-Site Cluster の 制 限例 :説 明1 Multi-Site Cluster 階 層 のミラーディスクリソースを、 複 数 回 、 同 じ 階 層 または 別 の 階 層 で 使 用 する。23ミラービットマップ 用 に、 同 じ Multi-Site Cluster のファイルシステムまたはディスクリソースを、 複 数 の Multi-Site Cluster 階 層 で 使 用 する( 各 ミラーのビットマップファイルは、 一 意 の LUN に 存 在 する 必 要 があり、共 有 できない) 。ビットマップファイルシステム、デバイス、またはディスクリソースを、 別 の 階 層 ( マルチサイトまたは 非 マルチサイト) で 使 用 する。Multi-Site Cluster の 制 限• Linux Multi-Site Cluster を 使 用 する 場 合 、SteelEye Logical Volume Manager Recovery Kit をディザスタリカバリノードにインストールしないでください。SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster リソース階 層 の 作 成プライマリサーバで 以 下 の 操 作 を 行 ってください。1. [Edit] > [Server] > [Create Resource Hierarchy] を 選 択 してください。[Create Resource Wizard] ダイアログボックスが 表 示 されます。2. ドロップダウンリストから [Data Replication] オプションを 選 択 し、[Next] をクリックして 続 行 してください。3. 以 下 の 情 報 を 入 力 するように 要 求 されます。ダイアログボックスで [Back] ボタンが 有 効 な 場 合 は、 前 のダイアログボックスに 戻 ることができます。これは、エラーが 発 生 して、 前 に 入 力 した 情 報 を 修 正 する 必 要がある 場 合 に 便 利 な 機 能 です。いつでも [Cancel] をクリックして、 作 成 処 理 全 体 を 取 り 消 すことができます。フィールドSwitchbackTypeServerヒント[intelligent switchback] を 指 定 する 必 要 があります。これは、バックアップサーバにフェイルオーバした 後 、 管 理 者 が 手 動 で Multi-Site Cluster リソースをプライマリサーバにスイッチバックする 必 要 があることを 意 味 します。注 意 : このリリースの SteelEye DataKeeper は、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックをサポートしていません。さらに、 自 動 スイッチバックの 制 限 は、Multi-Site Cluster 階 層 を 構 成 する LifeKeeper リソースにも 適 用 されます。この 制 限の 対 象 として、 階 層 の 上 に 存 在 するもの、または 階 層 内 の 子 が 含 まれます。NetRAID デバイスを 作 成 するサーバ( 通 常 はプライマリサーバ) の 名 前 を 選 択してください。ドロップダウンリストボックスには、クラスタ 内 のすべてのサーバが 表示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 305


Replicate New File SystemフィールドHierarchyTypeヒント以 下 のいずれかを 選 択 して、 作 成 するデータ 複 製 のタイプを 選 択 してください。• Replicate New File System• Replicate Existing File System• DataKeeper Resource以 降 の 一 連 のダイアログボックスは、[Hierarchy Type] で 選 択 した 項 目 によって 異 なります。 一 部 のダイアログボックスはすべての 階 層 タイプで 同 じですが、 表 示 される 順 序 と 必 要 な 情 報 が 少 し 異 なることがあります。 以 下の 3 つのトピックで、 階 層 作 成 の 残 りのプロセスについて 説 明 しています。• Replicate New File System• Replicate Existing File System• DataKeeper ResourceReplicate New File Systemこのオプションは、NetRAID デバイスを 作 成 し、LifeKeeper がサポートするファイルシステムタイプでフォーマットします。ファイルシステムを NetRAID デバイスにマウントし、マウントしたファイルシステムと NetRAID デバイスの 両 方を LifeKeeper で 保 護 します。NetRAID デバイスとローカルのディスクまたはパーティションがフォーマットされ、 既 存のデータが 削 除 されます。 新 しいファイルシステムにミラーを 作 成 し、LifeKeeper で 保 護 する 場 合 にこのオプションを 選 択 してください。このリソースタイプには、1 つの 空 いているディスクまたはパーティションが 必 要 です。注 意 :このオプションを 選 択 すると、ローカルのディスクまたはパーティションがフォーマットされ、 既 存 のデータがすべて 削 除 されます。1. 要 求 されたら、 以 下 の 情 報 を 入 力 してください。フィールドSource Disk orPartitionヒント[Source Disk or Partition] ドロップダウンリストには、 以 下 のものを 除 いて、 使 用 できるすべてのディスクが 表 示 されます。• 現 在 マウントされているもの• スワップディスクまたはスワップパーティション• LifeKeeper が 保 護 するディスクまたはパーティションドロップダウンリストには、root (/)、boot (/boot)、/proc、floppy、cdrom などの 特 殊 なディスクまたはパーティションも 表 示 されません。2. 非 共 有 のソースのディスクまたはパーティションを 選 択 した 場 合 、 以 下 の 画 面 が 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 306


Replicate New File System3. 共 有 のソースのディスクまたはパーティションを 選 択 するには、[Back] を 選 択 してください。 残 りの 情 報 を指 定 して、SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster リソースの 構 成 を 完 了 してください。フィールドNew MountPointNew FileSystemTypeDataKeeperResourceTagFile SystemResourceTagヒント新 しいファイルシステムの 新 しいマウントポイントを 入 力 してください。これは、 複 製 したディスクまたはパーティションが 配 置 されるマウントポイントです。ファイルシステムタイプを 選 択 します。LifeKeeper がサポートするファイルシステムタイプのみを 選 択 できます。DataKeeper リソースインスタンスの 一 意 の DataKeeper リソースタグ 名 を 選 択 するか、 入力 してください。ファイルシステムリソースインスタンスのファイルシステムリソースタグを 選 択 するか、 入 力 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 307


Replicate New File SystemフィールドBitmap Fileヒントプルダウンリストからビットマップファイルの 項 目 を 選 択 してください。表 示 されたリストには、ビットマップファイルの 保 持 に 使 用 できる 共 有 ファイルシステムがあります。$LKROOT/bin ディレクトリを 参 照 ) 。ビットマップファイルは、 階 層 内 のローカルノード間 で 切 り 替 え 可 能 な 共 有 デバイスに 配 置 する 必 要 があります。重 要 : ビットマップファイルは btrfs ファイルシステム 上 に 置 いてはいけません。データレプリケーションのビットマップファイルが btrfs ファイルシステム 上 に 置 かれると、LifeKeeper がミラーを 構 成 しようとした 時 、"invalid argument" エラーの 原 因 になります。ビットマップファイルのデフォルトの 置 き 場 所 は、 /opt/LifeKeeper の 下 です。このデフォルトの 置 き 場 所は、/opt/LifeKeeper が btrfs ファイルシステム 上 にある 場 合 変 更 されます。4. [Next] をクリックして、 確 認 画 面 に 進 んでください。5. 確 認 画 面 に、 新 しいファイルシステムの 作 成 場 所 、およびローカルのディスクまたはパーティションについて保 留 中 の 再 フォーマットに 関 する 警 告 が 表 示 されます。[Create] をクリックして、リソースの 作 成 を 開 始 します。6. リソースを 新 しいファイルシステムに 作 成 するために 有 効 なデータを 指 定 したかどうかが、LifeKeeper により 検 証 されます。LifeKeeper が 問 題 を 検 知 した 場 合 は、 情 報 ボックスにエラーが 表 示 されます。 検 証 が正 常 に 完 了 すると、リソースが 作 成 されます。ディスクまたはパーティションのサイズにより、ファイルシステムの 作 成 には 数 分 かかることがあります。[Next] をクリックして 次 に 進 んでください。7. 新 しい 複 製 ファイルシステムのリソース 階 層 が 正 常 に 作 成 されたことを 示 す 情 報 ボックスが 表 示 されます。 複 製 を 開 始 してリソース 階 層 を LifeKeeper で 保 護 するには、クラスタ 内 の 別 のサーバにリソース 階 層を 拡 張 する 必 要 があります。リソースを 拡 張 する 場 合 は [Next]、 後 でリソースを 拡 張 する 場 合 は [Cancel] をクリックしてください。[Continue] をクリックすると、Pre-extend Wizard が 起 動 します。リソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 する方 法 の 詳 細 については、 リソース 階 層 の 拡 張 の 手 順 2 を 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 308


Replicate Existing File SystemReplicate Existing File Systemこのオプションは、ローカルのディスクまたはパーティションに 現 在 マウントされているファイルシステムをアンマウントし、NetRAID デバイスを 作 成 して、ファイルシステムを NetRAID デバイスに 再 マウントします。NetRAID デバイスとマウントされたファイルシステムの 両 方 が、LifeKeeper で 保 護 されます。 既 存 のファイルシステムにミラーを 作 成し、LifeKeeper で 保 護 する 場 合 にこのオプションを 選 択 してください。1. 要 求 されたら、 以 下 の 情 報 を 入 力 してください。フィールドExistingMountPointヒントこれは、プライマリサーバの NetRAID デバイスにマウントするマウントポイントです。ローカルのディスクまたはパーティションがすでに、このマウントポイントにマウントされている 必 要 があります。2. 非 共 有 のソースのマウントポイントを 選 択 した 場 合 、 以 下 の 画 面 が 表 示 されます。3. 共 有 のマウントポイントを 選 択 するには、[Back] を 選 択 してください。 残 りの 情 報 を 指 定 して、SteelEyeProtection Suite for Linux Multi-Site Cluster リソースの 構 成 を 完 了 してください。フィールドDataKeeperResourceTagFile SystemResourceTagヒントDataKeeper リソースインスタンスの 一 意 の DataKeeper リソースタグ 名 を 選 択 するか、 入力 してください。ファイルシステムリソースタグの 名 前 を 選 択 するか、 入 力 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 309


DataKeeper ResourceフィールドBitmap Fileヒントプルダウンリストからビットマップファイルの 項 目 を 選 択 してください。表 示 されたリストには、ビットマップファイルの 保 持 に 使 用 できる 共 有 ファイルシステムがあります。$LKROOT/bin ディレクトリを 参 照 ) 。ビットマップファイルは、 階 層 内 のローカルノード間 で 切 り 替 え 可 能 な 共 有 デバイスに 配 置 する 必 要 があります。重 要 : ビットマップファイルは btrfs ファイルシステム 上 に 置 いてはいけません。データレプリケーションのビットマップファイルが btrfs ファイルシステム 上 に 置 かれると、LifeKeeper がミラーを 構 成 しようとした 時 、"invalid argument" エラーの 原 因 になります。ビットマップファイルのデフォルトの 置 き 場 所 は、 /opt/LifeKeeper の 下 です。このデフォルトの 置 き 場 所は、/opt/LifeKeeper が btrfs ファイルシステム 上 にある 場 合 変 更 されます。4. [Next] をクリックして、DataKeeper リソースをプライマリサーバに 作 成 してください。5. DataKeeper リソースのを 作 成 するために 有 効 なデータを 指 定 したかどうかが、LifeKeeper により 検 証 されます。LifeKeeper が 問 題 を 検 知 した 場 合 は、 情 報 ボックスにエラーが 表 示 されます。 検 証 が 正 常 に 完了 すると、リソースが 作 成 されます。[Next] をクリックしてください。6. 既 存 のレプリケーションファイルシステムのリソース 階 層 が 正 常 に 作 成 されたことを 示 す 情 報 ボックスが 表示 されます。レプリケーションを 開 始 してリソース 階 層 を LifeKeeper で 保 護 するには、クラスタ 内 の 別 のサーバにリソース 階 層 を 拡 張 する 必 要 があります。リソースを 拡 張 する 場 合 は [Next]、 後 でリソースを 拡 張 する 場 合 は [Cancel] をクリックしてください。[Continue] をクリックすると、Pre-extend Wizard が 起 動 します。リソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 する 方法 の 詳 細 については、 リソース 階 層 の 拡 張 の 手 順 2 を 参 照 してください。DataKeeper Resourceこのオプションは、NetRAID デバイスのみを 作 成 し( ファイルシステムは 作 成 しない) 、NetRAID デバイスをLifeKeeper で 保 護 します。ディスクまたはパーティション 上 に DataKeeper デバイスのみを 作 成 し、LifeKeeper で保 護 する 場 合 にこのオプションを 選 択 してください。 読 み 取 り 可 能 なミラーを 作 成 するには、このデバイス 上 にファイルシステムを 作 成 し、マウントする 操 作 を 手 動 で 行 う 必 要 があります。このリソースタイプには、1 つの 空 いているディスクまたはパーティションが 必 要 です。1. 要 求 されたら、 以 下 の 情 報 を 入 力 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 310


DataKeeper Resourceフィールドヒントドロップダウンボックスのソースディスクまたはパーティションのリストには、 以 下 のものを 除いて、 使 用 できるすべてのディスクが 表 示 されます。• 現 在 マウントされているものSource Diskor Partition• スワップタイプのディスクまたはパーティション• LifeKeeper が 保 護 するディスクまたはパーティションドロップダウンリストには、root (/)、boot (/boot)、/proc, floppy、cdrom などの 特 殊 なディスクまたはパーティションも 表 示 されません。注 記 : VMware を 使 用 する 場 合 は、「VMware の 既 知 の 問 題 」を 参 照 してください。2. 非 共 有 のソースのディスクまたはパーティションを 選 択 した 場 合 、 以 下 の 画 面 が 表 示 されます。3. 共 有 のソースのディスクまたはパーティションを 選 択 するには、[Back] を 選 択 してください。 残 りの 情 報 を指 定 して、SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster リソースの 構 成 を 完 了 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 311


リソース 階 層 の 拡 張フィールドDataKeeperResourceTagBitmap FileヒントDataKeeper リソースインスタンスの 一 意 の DataKeeper リソースタグ 名 を 選 択 するか、 入力 してください。プルダウンリストからビットマップファイルの 項 目 を 選 択 してください。表 示 されたリストには、ビットマップファイルの 保 持 に 使 用 できる 共 有 ファイルシステムがあります。$LKROOT/bin ディレクトリを 参 照 ) 。ビットマップファイルは、 階 層 内 のローカルノード間 で 切 り 替 え 可 能 な 共 有 デバイスに 配 置 する 必 要 があります。重 要 : ビットマップファイルは btrfs ファイルシステム 上 に 置 いてはいけません。データレプリケーションのビットマップファイルが btrfs ファイルシステム 上 に 置 かれると、LifeKeeper がミラーを 構 成 しようとした 時 、"invalid argument" エラーの 原 因 になります。ビットマップファイルのデフォルトの 置 き 場 所 は、 /opt/LifeKeeper の 下 です。このデフォルトの 置 き 場 所は、/opt/LifeKeeper が btrfs ファイルシステム 上 にある 場 合 変 更 されます。4. [Next] をクリックします。5. 使 用 する 前 に、ファイルシステムを 手 動 で 作 成 し、NetRAID デバイス( /dev/mdX) にマウントする 必 要 があることを 示 す 情 報 ウィンドウが 表 示 されます。[Create] をクリックして、DataKeeper デバイスをローカルのディスクまたはパーティションに 作 成 してください。6. 情 報 ボックスが 表 示 され、DataKeeper リソースのを 作 成 するために 有 効 なデータを 指 定 したかどうかが、LifeKeeper により 検 証 されます。LifeKeeper が 問 題 を 検 知 した 場 合 は、 情 報 ボックスにエラーが 表示 されます。 検 証 が 正 常 に 完 了 すると、リソースが 作 成 されます。[Next] をクリックして 次 に 進 んでください。7. DataKeeper リソースデバイスが 正 常 に 作 成 されたことを 示 す 情 報 ボックスが 表 示 されます。データの 複 製を 開 始 し、バックアップ/ターゲットサーバを LifeKeeper で 保 護 するには、クラスタ 内 の 別 のサーバに 階 層 を拡 張 する 必 要 があります。リソースを 拡 張 する 場 合 は [Continue]、 後 でリソースを 拡 張 する 場 合 は [Cancel] をクリックしてください。[Continue] をクリックすると、Pre-extend Wizard が 起 動 します。リソース 階 層 を 別 のサーバに 拡 張 する方 法 の 詳 細 については、 リソース 階 層 の 拡 張 の 手 順 2 を 参 照 してください。リソース 階 層 の 拡 張この 操 作 は [Edit] メニューから、プライマリサーバからセカンダリサーバに 開 始 する 必 要 があります。または [CreateResource Hierarchy] オプションの 動 作 が 完 了 すると 自 動 的 に 開 始 されます。その 場 合 は、 手 順 2 を 参 照 してください。1. [Edit] メニューの [Resource] から [Extend Resource Hierarchy] を 選 択 してください。Pre-ExtendWizard が 表 示 されます。 拡 張 操 作 に 慣 れていない 場 合 は、[Next] をクリックしてください。LifeKeeperの [Extend Resource Hierarchy] のデフォルト 値 が 分 かっていて、 入 力 と 確 認 を 省 略 する 場 合 は[Accept Defaults] をクリックしてください。2. Pre-Extend Wizard に 以 下 の 情 報 を 入 力 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 312


リソース 階 層 の 拡 張注 記 : 最 初 の 2 つのフィールドは、[Edit] メニューの [Extend] から 操 作 を 開 始 した 場 合 にだけ 表 示 されます。フィールドTemplateServerTag toExtendTargetServerSwitchbackTypeテンプレートの 優 先 順位ヒントDataKeeper リソースが 現 在 in service のテンプレートサーバを 選 択 してください。ここで 選択 するテンプレートサーバと 次 のダイアログボックスで 選 択 する 拡 張 するタグによって、サービス 中 (アクティブ) のリソース 階 層 が 表 示 されることを 理 解 しておくことが 重 要 です。選 択 したテンプレートサーバで in service でないリソースタグを 選 択 した 場 合 、エラーメッセージが 表 示 されます。このダイアログのドロップダウンボックスに、クラスタ 内 の 全 サーバの名 前 が 表 示 されます。これは、テンプレートサーバからターゲットサーバに 拡 張 する DataKeeper インスタンスの 名前 です。ドロップダウンボックスには、テンプレートサーバ 上 に 作 成 したすべてのリソースが 表示 されます。拡 張 先 のサーバを 入 力 するか、 選 択 してください。[intelligent switchback] を 指 定 する 必 要 があります。これは、バックアップサーバにフェイルオーバした 後 、 管 理 者 が 手 動 で Multi-Site Cluster 階 層 のリソースをプライマリサーバにスイッチバックする 必 要 があることを 意 味 します。注 意 : このリリースの DataKeeper for Linux は、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックをサポートしていません。さらに、 自 動 スイッチバックの 制 限 は、マルチサイトクラスタ 階 層 を 構成 する LifeKeeper リソースにも 適 用 されます。この 制 限 の 対 象 として、 階 層 の 上 位 あるいは 下 位 にあるリソースも 含 まれます。[Template Priority] を 選 択 または 入 力 します。これはサーバで 現 在 in service のDataKeeper 階 層 の 優 先 順 位 です。 優 先 順 位 は、1 ~ 999 の 範 囲 で 未 使 用 の 値 が 有効 で、 小 さい 数 字 ほど 優 先 順 位 が 高 くなります ( 数 字 1 が 最 高 の 優 先 順 位 に 相 当 )。 拡張 処 理 時 に、 別 のシステムですでに 使 用 中 の 優 先 順 位 をこの 階 層 に 対 して 指 定 することはできません。デフォルト 値 を 推 奨 します。注 記 : このフィールドは 階 層 を 最 初 に 拡 張 するときだけ 表 示 されます。TargetPriorityTarget の 優 先 順 位 を 選 択 するか、 入 力 してください。これは、 他 のサーバにある 同 等 の階 層 に 対 する、 新 しく 拡 張 する DataKeeper 階 層 の 優 先 順 位 です。1 ~ 999 の 範 囲で、まだ 優 先 順 位 として 使 用 されていない 値 が 有 効 で、リソースのカスケーディングフェイルオーバシーケンスにおけるサーバの 優 先 順 位 を 示 します。 数 値 が 小 さいほど 優 先 順 位 は高 くなります (1 は 最 高 の 優 先 順 位 を 表 す)。LifeKeeper のデフォルトでは、 階 層 が 作 成 されたサーバに「1」が 割 り 当 てられることに 注 意 してください。 優 先 順 位 は 連 続 している 必要 はありませんが、 特 定 のリソースについて 2 つのサーバに 同 じ 優 先 順 位 を 割 り 当 てることはできません。3. 拡 張 前 のチェックが 正 常 に 終 了 したというメッセージが 表 示 された 後 、[Next] をクリックしてください。4. 拡 張 する 階 層 に 応 じて、 拡 張 されるリソースタグ( 一 部 編 集 不 可 ) を 示 す 一 連 の 情 報 ボックスが 表 示 されます。リソース 階 層 の 拡 張 を 実 行 する 場 合 は、[Next] をクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 313


DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張次 のセクションには、 別 のサーバに DataKeeper リソースを 拡 張 するために 必 要 な 手 順 を 示 します。DataKeeper リソース 階 層 の 拡 張1. pre-extend スクリプトが 正 常 に 実 行 されたというメッセージが 表 示 されたら、 以 下 の 情 報 を 指 定 するように要 求 されます。フィールドMount PointRoot TagDataKeeperResourceTagBitmap Fileヒントターゲットサーバ 上 にあるファイルシステムのマウントポイント 名 を 入 力 してください(DataKeeper リソースに 関 連 する、LifeKeeper が 保 護 するファイルシステムがない 場 合は、このダイアログは 表 示 されません)。ルートタグを 選 択 するか、 入 力 してください。これは、ターゲットサーバ 上 にあるファイルシステムリソースインスタンスの 一 意 の 名 前 です (DataKeeper リソースに 関 連 する、LifeKeeperが 保 護 するファイルシステムがない 場 合 は、このダイアログは 表 示 されません)。DataKeeper リソースタグの 名 前 を 選 択 するか、 入 力 してください。インテントログの 記 録 に 使 用 するビットマップファイルの 名 前 を 選 択 してください。[None] を選 択 すると、インテントログは 使 用 されず、すべての 再 同 期 が 部 分 的 ではなく 全 体 の 再同 期 になります。重 要 : ビットマップファイルは btrfs ファイルシステム 上 に 置 いてはいけません。データレプリケーションのビットマップファイルが btrfs ファイルシステム 上 に 置 かれると、LifeKeeper がミラーを 構 成 しようとした 時 、"invalid argument" エラーの 原 因 になります。ビットマップファイルのデフォルトの 置 き 場 所 は、 /opt/LifeKeeper の 下 です。このデフォルトの 置 き 場 所は、/opt/LifeKeeper が btrfs ファイルシステム 上 にある 場 合 変 更 されます。2. [Next] をクリックして 次 に 進 んでください。 拡 張 を 実 行 中 であることを 確 認 する 情 報 ボックスが 表 示 されます。3. [Finish] をクリックして、DataKeeper リソースインスタンスが 正 常 に 拡 張 されたことを 確 認 してください。4. [Done] をクリックして、[Extend Resources Hierarchy] メニューを 終 了 してください。注 記 : 必 ずすべてのサーバで 手 動 スイッチオーバを 実 行 して、 新 しいインスタンスの 機 能 をテストしてください。 詳 細 については、リソース 階 層 のテストを 参 照 してください。この 時 点 で、DataKeeper がソースからターゲットのディスクまたはパーティションにデータの 再 同 期 を 開 始 しています。LifeKeeper の GUI では、ターゲットサーバにある DataKeeper リソースのステータスは「Resyncing」になります。 再 同 期 が 完 了 すると、ステータスは「Target」になります。これは 通 常 のスタンバイ 状 態 です。再 同 期 中 、DataKeeper リソース、およびそれに 依 存 するリソースはフェイルオーバできません。これは、データの 破 損 を 防 止 するためです。ディザスタリカバリシステムへの 階 層 の 拡 張この 操 作 は、ISP ノードから、または 複 数 ノードの 作 成 プロセスの 一 環 として [Edit] メニューからのみ 実 行 できます。または [Create Resource Hierarchy] オプションの 動 作 が 完 了 すると 自 動 的 に 開 始 されます。その 場 合SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 314


ディザスタリカバリシステムへの 階 層 の 拡 張は、 手 順 2 を 参 照 してください。1. [Edit] メニューの [Resource] から [Extend Resource Hierarchy] を 選 択 します。Pre-Extend Wizardが 表 示 されます。 拡 張 操 作 に 慣 れていない 場 合 は、[Next] をクリックしてください。LifeKeeper の[Extend Resource Hierarchy] のデフォルト 値 が 分 かっていて、 入 力 と 確 認 を 省 略 する 場 合 は [AcceptDefaults] をクリックしてください。2. Pre-Extend Wizard に 以 下 の 情 報 を 入 力 します。注 記 : 最 初 の 2 つのフィールドは [Edit] メニューから 拡 張 を 開 始 した 場 合 にのみ 表 示 されます。フィールドTargetServerSwitchbackTypeTargetPriorityTemplatePriorityヒント拡 張 先 のサーバを 入 力 するか、 選 択 してください。[intelligent switchback] を 指 定 する 必 要 があります。これは、バックアップサーバにフェイルオーバした 後 、 管 理 者 が 手 動 で Multi-Site Cluster 階 層 のリソースをプライマリサーバにスイッチバックする 必 要 があることを 意 味 します。注 意 :このリリースの SteelEye DataKeeper for Linux は、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックをサポートしていません。さらに、 自 動 スイッチバックの 制 限 は、Multi-Site Cluster階 層 を 構 成 する LifeKeeper リソースにも 適 用 されます。この 制 限 の 対 象 として、 階 層 の上 位 あるいは 下 位 にあるリソースも 含 まれます。ターゲットの 優 先 順 位 を 選 択 するか、 入 力 してください。これは、 他 のサーバにある 同 等 の階 層 に 対 する、 新 しく 拡 張 する DataKeeper 階 層 の 優 先 順 位 です。1 ~ 999 の 範 囲で、まだ 優 先 順 位 として 使 用 されていない 値 が 有 効 で、リソースのカスケーディングフェイルオーバシーケンスにおけるサーバの 優 先 順 位 を 示 します。 数 値 が 小 さいほど 優 先 順 位 は高 くなります( 数 値 1 が 最 高 の 優 先 順 位 ) 。LifeKeeper のデフォルトでは、 階 層 が 作 成 されたサーバに「1」が 割 り 当 てられることに 注 意 してください。 優 先 順 位 は 連 続 している 必要 はありませんが、 特 定 のリソースについて 2 つのサーバに 同 じ 優 先 順 位 を 割 り 当 てることはできません。テンプレートの 優 先 順 位 を 選 択 するか、 入 力 してください。これはサーバで 現 在 サービス 中の DataKeeper 階 層 の 優 先 順 位 です。1 ~ 999 の 範 囲 で、まだ 優 先 順 位 として 使 用 されていない 値 が 有 効 で、 小 さい 数 字 ほど 優 先 順 位 が 高 くなります( 数 値 1 が 最 高 の 優 先順 位 )。 拡 張 処 理 時 に、 別 のシステムですでに 使 用 中 の 優 先 順 位 をこの 階 層 に 対 して指 定 することはできません。デフォルト 値 を 推 奨 します。注 記 : このフィールドは、 階 層 を 最 初 に 拡 張 するときにだけ 表 示 されます。3. Pre-Extend のチェックが 正 常 に 終 了 したというメッセージが 表 示 されたら、[Next] をクリックしてください。注 記 : 拡 張 する 階 層 に 応 じて、 拡 張 されるリソースタグ( 一 部 編 集 不 可 ) を 示 す 一 連 の 情 報 ボックスが表 示 されます。4. [Next] をクリックして、[Extend Resource Hierarchy] の 構 成 タスクを 開 始 してください。次 のセクションには、 別 のサーバに DataKeeper リソースを 拡 張 するために 必 要 な 手 順 を 示 します。1. pre-extend スクリプトが 正 常 に 実 行 されたというメッセージが 表 示 されたら、 以 下 の 情 報 を 指 定 するように要 求 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 315


ディザスタリカバリシステムへの 階 層 の 拡 張フィールドMount PointRoot Tagヒントターゲットサーバ 上 にあるファイルシステムのマウントポイント 名 を 入 力 してください( DataKeeper リソースに 関 連 する、LifeKeeper が 保 護 するファイルシステムがない 場 合は、このダイアログは 表 示 されません) 。ルートタグを 選 択 するか、 入 力 してください。これは、ターゲットサーバ 上 にあるファイルシステムリソースインスタンスの 一 意 の 名 前 です( DataKeeper リソースに 関 連 する、LifeKeeperが 保 護 するファイルシステムがない 場 合 は、このダイアログは 表 示 されません) 。複 製 するファイルシステムの 配 置 先 となる、ターゲットサーバ 上 のディスクまたはパーティションを 選 択 してください。ドロップダウンボックスのディスクまたはパーティションのリストには、 以 下 のものを 除 いて、 使用 できるすべてのディスクが 表 示 されます。Target Diskor Partition• すでにマウント 済 みのもの• スワップディスクまたはスワップパーティション• LifeKeeper が 保 護 するディスクまたはパーティションドロップダウンリストには、root (/)、boot (/boot)、/proc, floppy、cdrom などの 特 殊 なディスクまたはパーティションも 表 示 されません。注 記 : ターゲットのディスクまたはパーティションは、ソースのディスクまたはパーティション 以 上のサイズである 必 要 があります。DataKeeperResourceTagDataKeeper リソースタグの 名 前 を 選 択 するか、 入 力 してください。インテントログの 記 録 に 使 用 するビットマップファイルの 名 前 を 選 択 するか 入 力 してください。[None] を 選 択 すると、インテントログは 使 用 されず、すべての 再 同 期 が 部 分 的 ではなく 全 体 の 再 同 期 になります。Bitmap FileReplicationPath重 要 : ビットマップファイルは btrfs ファイルシステム 上 に 置 いてはいけません。データレプリケーションのビットマップファイルが btrfs ファイルシステム 上 に 置 かれると、LifeKeeper がミラーを 構 成 しようとした 時 、"invalid argument" エラーの 原 因 になります。ビットマップファイルのデフォルトの 置 き 場 所 は、 /opt/LifeKeeper の 下 です。このデフォルトの 置 き 場 所は、/opt/LifeKeeper が btrfs ファイルシステム 上 にある 場 合 変 更 されます。ターゲットサーバとクラスタ 内 の 他 の 指 定 サーバとの 間 で 複 製 に 使 用 する、ローカルとリモートの IP アドレスのペアを 選 択 してください。 有 効 なパスおよび 対 応 する IP アドレスは、このサーバのペアに 対 して 指 定 した LifeKeeper コミュニケーションパスのセットから 得 られます。DataKeeper の 特 性 により、プライベート( 専 用 ) ネットワークを 使 用 することが 強 く 推 奨されます。DataKeeper リソースをすでに 1 台 以 上 のターゲットサーバに 拡 張 している 場 合 、 追 加 のサーバに 対 する 拡 張 を 実 行 すると、 新 しいターゲットサーバと 既 存 のサーバとの 組 み 合 わせのそれぞれについて、 繰 り 返 し 複 製 パスを 指 定 するように 要 求 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 316


IP リソースのリストアおよびリカバリの 設 定フィールドReplicationTypeヒント指 定 したサーバのペアについて 使 用 する 複 製 タイプとして、[synchronous] または[asynchronous] を 選 択 してください。前 述 の [Replication Path] フィールドと 同 様 に、DataKeeper リソースをすでに 1 台 以 上のターゲットサーバに 拡 張 している 場 合 、 追 加 のサーバに 対 する 拡 張 を 実 行 すると、 新 しいターゲットサーバと 既 存 のサーバとの 組 み 合 わせのそれぞれについて、 繰 り 返 し 複 製 タイプを 指 定 するように 要 求 されます。2. [Next] をクリックして 次 に 進 んでください。 拡 張 が 実 行 中 であることを 確 認 する 情 報 ボックスが 表 示 されます。3. [Finish] をクリックして、DataKeeper リソースインスタンスが 正 常 に 拡 張 されたことを 確 認 してください。4. [Done] をクリックして、[Extend Resources Hierarchy] メニューを 終 了 してください。IP リソースのリスト アおよびリカバリの 設 定この 設 定 を 完 了 するには、IP リソースの [Restore] と [Recovery] の 設 定 を [Disable] にする 必 要 があります。このオプションは、[Properties] ペインに 表 示 されます。ある IP リソースの [Properties] ペインを 開 いたとき、またはある IP リソースのプロパティを 表 示 するときには、この 設 定 は 3 つのボタンオプションのいずれかです。このオプションの 詳 細 については、IP Recovery Kitを 参 照 してください。注 記 : 必 ずすべてのサーバで 手 動 スイッチオーバを 実 行 して、 新 しいインスタンスの 機 能 をテストしてください。詳 細 については、リソース 階 層 のテストを 参 照 してください。ディザスタリカバリノードへの 拡 張 が 完 了 している 場合 、この 時 点 で、SteelEye DataKeeper がソースからターゲットのディスクまたはパーティションにデータの 再 同 期 を開 始 しています。LifeKeeper の GUI では、ターゲットサーバにある DataKeeper リソースのステータスは「Resyncing」( 再 同 期 中 ) になります。 再 同 期 が 完 了 すると、ステータスは「Target」になります。これは 通 常 のスタンバイ 状 態 です。再 同 期 中 、DataKeeper リソースおよびそれに 依 存 するリソースはフェイルオーバできません。これは、データの 破損 を 防 止 するためです。まだ 実 行 していない 場 合 は、 必 ず confirm failover フラグをセットしてください。この 手 順 の 詳 細 については、[Confirm Failover] と [Block Resource Failover] の 設 定 のセクションを 参 照 してください。Multi-Site Cluster 環 境 へのマイグレーションSteelEye Multi-Site Migrate 機 能 が、SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster 製 品 に 装 備 されています。この 追 加 機 能 を 使 用 すると、 管 理 者 は 既 存 の SteelEye Linux LifeKeeper 環 境 を Multi-Site Cluster環 境 に 移 行 できます。 移 行 手 順 により、 階 層 のダウンタイムを 最 小 に 抑 えて、 選 択 した 共 有 ファイルシステムのリソースを 安 全 に 移 行 して 複 製 できます。既 存 のファイルシステムから Multi-Site リソースを 作 成 するときの 重 要 な 考 慮 事 項 をいくつか 示 します。• Multi-Site の 移 行 手 順 では、 作 成 プロセスでファイルシステムをアンマウントし、NetRAID デバイスに 再 マウントします。• リソースの 作 成 手 順 中 は、このファイルシステムに 依 存 するアプリケーションをすべて、 停 止 する 必 要 があSteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 317


要 件ります。この 操 作 は 移 行 手 順 が 処 理 するので、 管 理 者 からの 操 作 は 不 要 です。• NAS( scsi/netstorage) 、DRBD( scsi/drbd) 、SDR( scsi/netraid) 、および Multi-Site Cluster リソース( scsi/disrec) のリソースタイプを 含 む 階 層 は、Multi-Site の 移 行 機 能 を 使 用 して 移 行 することはできません。要 件マイグレーションを 実 行 する 前 に、お 使 いのシステムが 本 書 のインストールと 設 定 セクションに 記 載 されている 要件 を 満 たすことを 確 認 してください。「SDR のインストール」セクションにまとめられている 一 般 的 な SDR の 要 件に 加 えて、クラスタ 内 の 各 システムに Novell の SLES 11、または Red Hat Enterprise Linux 5 がインストールされている 必 要 があります。この 機 能 は、ストレージデバイスを 共 有 する 2 つのサーバがある 構 成 のために 定 義 されています。1 台 のサーバはプライマリで、プライマリサイトにあります。3 台 目 のサーバはリモートで、ディザスタリカバリサイトにあります。SteelEye Protection Suite for Linux Multi-Site Cluster をプライマリとその 他 の 共 有 ストレージノードにインストールした 後 は、マイグレーション 機 能 を 活 用 するために 必 要 な 追 加 のインストールや 設 定 は 不 要 です。始 める 前 に以 下 の 画 像 に、 移 行 を 開 始 する 前 のファイルシステムのリソース 階 層 を 示 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 318


マイグレーションの 実 行マイグレーションの 実 行Multi-Site Migrate を 構 成 して 実 行 するには 3 とおりの 方 法 があります。 以 下 の 操 作 ができます。• LifeKeeper GUI のツールバーから [Migrate] アイコン を 選 択 し、 移 行 するリソースを 選 択 します。• ファイルシステムリソースを 右 クリックして、[Migrate Hierarchy to Multi-Site Cluster] メニューオプションを選 択 します。• ファイルシステムリソースを 選 択 し、[Properties Panel] ツールバーの [Migration] アイコンを 選 択 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 319


マイグレーションの 実 行グローバルツールバーのアイコンから 移 行 を 開 始 した 場 合 、 以 下 のダイアログボックスが 表 示 されます。1. 移 行 する 階 層 が 存 在 する、サービス 中 のサーバを 選 択 してください。[Next] をクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 320


マイグレーションの 実 行2. 移 行 する root 階 層 タグを 選 択 し、[Next] をクリックしてください。root タグは、ファイルシステムにすることも、 他 のアプリケーションリソースにすることもできます。 選 択 したタグ( ファイルシステム 以 外 のリソースの 場合 ) には、ファイルシステムに 依 存 するリソースが 含 まれている 必 要 があります。LifeKeeper の GUI のウィンドウでファイルシステムを 選 択 し、ポップアップウィンドウから [MigrateHierarchy to Multi-Site Cluster] を 選 択 するか、[Properties Panel Migrate] アイコンの [Migrate] アイコンを 選 択 した 場 合 、 以 下 の 初 期 化 画 面 が 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 321


マイグレーションの 実 行3. [Continue] ボタンが 有 効 になったらクリックしてください。 以 下 のビットマップダイアログが 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 322


マイグレーションの 実 行4. 移 行 するファイルシステムのビットマップファイルを 選 択 してください。[Next] をクリックしてください。重 要 :[Next] をクリックした 後 は、このファイルシステムのビットマップファイルの 選 択 を 変 更 できなくなります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 323


マイグレーションの 実 行5. 階 層 内 で 移 行 する 2 番 目 のファイルシステムのビットマップファイルを 選 択 してください。 前 のダイアログボックスで 1 番 目 のビットマップファイルを 選 択 した 後 、 追 加 のファイルシステムタグが 表 示 されるので、それらの 各 タグについて 一 意 のビットマップファイルを 入 力 できます。注 記 : 移 行 するファイルシステムが 1 つのみの 場 合 は、この 画 面 は 表 示 されません。また、 移 行 するファイルシステムが 2 つ 以 上 の 場 合 、この 画 面 に 似 た 複 数 の 画 面 が 表 示 されます。6. [Next] をクリックしてください。 以 下 のような 概 要 画 面 が 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 324


マイグレーションの 実 行7. この 概 要 画 面 には、 移 行 手 順 で 送 信 したすべての 構 成 情 報 が 表 示 されます。[Migrate] をクリックすると、 以 下 の 画 面 が 表 示 されます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 325


マイグレーションの 実 行8. 移 行 ステータスがこのウィンドウに 表 示 されます。[Finish] ボタンが 有 効 になったらクリックしてください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 326


マイグレーションの 正 常 な 完 了マイグレーションの 正 常 な 完 了以 下 の 画 像 に、Multi-Site のマイグレーションが 完 了 した 後 のファイルシステムリソース 階 層 の 例 を 示 します。これで、 階 層 を 非 共 有 ノード( megavolt) に 拡 張 できます。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 327


マイグレーションの 正 常 な 完 了SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 328


ト ラブルシューティングこのセクションでは、DataKeeper for Linux の 使 用 時 に 遭 遇 する 可 能 性 がある 問 題 に 関 する 情 報 を 示 します。必 要 に 応 じて、エラーの 原 因 およびエラー 状 態 を 解 消 するために 必 要 な 処 置 についても 説 明 しています。DataKeeper for Linux に 固 有 のメッセージについては、DataKeeper のメッセージカタログを 参 照 してください。 他の SPS コンポーネントからメッセージが 送 出 されることもあります。その 場 合 は、 総 合 メッセージカタログを 参 照 してください。これらのメッセージカタログは 両 方 とも、 弊 社 のテクニカルドキュメンテーションサイトの「エラーコードの検 索 」から 見 つけることができます。これらのメッセージカタログには、SteelEye Protection Suite for Linux の 使 用中 に 遭 遇 される 可 能 性 のあるすべてのエラーコード ( 操 作 、 管 理 、および GUI に 関 するものを 含 む) の 一 覧 があります。また、エラーコードの 原 因 に 関 する 追 加 の 説 明 や、 問 題 解 決 のために 必 要 な 処 置 についても、 必 要 に応 じて 記 載 されています。この 一 覧 から、 受 信 したエラーコードを 検 索 できます。また、 該 当 する SPS コンポーネントの 個 別 のメッセージカタログに 直 接 アクセスすることもできます。以 下 の 表 に、 予 測 される 問 題 と 推 奨 される 処 置 を 示 します。症 状DataKeeper リソースを 削 除 した 後 にNetRAID デバイスが 削 除 されない。インストール/HADR rpmの 失 敗フェイルオーバ 中のエラー推 奨 される 処 置NetRAID デバイスがマウントされている 場 合 、DataKeeper リソースを 削 除 しても NetRAIDデバイスは 削 除 されません。 以 下 のコマンドを 使 用 して、 手 動 でデバイスをアンマウントして削 除 することができます。mdadm –S ( を 調 べるには cat /proc/mdstat)これらのファイルを 手 動 でインストールするための 詳 細 手 順 については、インストールセクションを 参 照 してください。デバイスのステータスを 確 認 してください。 再 同 期 が 進 行 中 の 場 合 、フェイルオーバは 実 行できません。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 329


トラブルシューティング症 状プライマリサーバに 障 害 が 発 生すると、セカンダリサーバのDataKeeper リソースが ISP になります。ただし、プライマリサーバが 再 起動 すると、 両 方のサーバでDataKeeper リソースが OSF になります。両 方 のサーバが動 作 不 能 になってからプライマリサーバが 再起 動 したときに、リソースをISP にすることができない。現 在 マウントしている NFS ファイルシステムにDataKeeper 階層 を 作 成 するときのエラーDataKeeper のGUI のウイザードに、 新 しく 作成 したパーティションがリストされない。推 奨 される 処 置DataKeeper リソース 階 層 の 作 成 時 に 選 択 した「スイッチバックタイプ」を 確 認 してください。このリリースでは、DataKeeper リソースの 自 動 スイッチバックはサポートされていません。リソースプロパティのウィンドウで、スイッチバックタイプを [Intelligent] に 変 更 できます。セカンダリサーバよりも 前 にプライマリサーバが 動 作 可 能 になった 場 合 、DataKeeper リソースを 強 制 的 にオンラインにすることができます。このためには、リソースプロパティのダイアログを 開 き、[Replication Status] タブ、[Actions] ボタンを 順 にクリックし、 次 に [Force MirrorOnline] を 選 択 してください。[Continue] をクリックして 確 認 してから、[Finish] をクリックしてください。現 在 NFS がエクスポートしたファイルシステムに、DataKeeper 階 層 を 作 成 しようとしています。エクスポートする 前 に、このファイルシステムを 複 製 する 必 要 があります。Linux OS は、システムを 次 回 再 起 動 するまで、 新 しく 作 成 したパーティションを 認 識 しないことがあります。 新 しく 作 成 したパーティションのエントリを 調 べるには、/proc/partitions ファイルを 表 示 してください。 新 しく 作 成 したパーティションがこのファイルに 表 示 されない 場 合 、システムを 再 起 動 する 必 要 があります。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 330


トラブルシューティング症 状推 奨 される 処 置これは、「 制 御 分 離 」のシナリオで、 一 時 的 な 通 信 障 害 により 発 生 することがあります。 通信 の 再 開 後 、 両 方 のシステムがそれぞれ、それ 自 体 をプライマリと 見 なします。プライマリとバックアップの 両 方 のサーバで、リソースが 緑 ( ISP) で表 示 される。いずれのシステムが 最 終 のプライマリシステムであったかが 不 明 なので、DataKeeper はデータを 再 同 期 しません。 手 動 操 作 が 必 要 です。ビットマップを 使 用 しない 場 合 :最 終 のバックアップであったサーバを 特 定 し、そのサーバのリソースをサービス 休 止 にする 必要 があります。その 後 、DataKeeper が 全 体 の 再 同 期 を 実 行 します。ビットマップを 使 用 している 場 合 ( 2.6.18 以 前 のカーネル) :元 のバックアップノードから 始 めて、 両 方 のリソースをサービス 休 止 にする 必 要 があります。次 に、 以 下 のコマンドを 実 行 して、プライマリノードのビットマップをダーティに 設 定 する 必 要があります。$LKROOT/lkadm/subsys/scsi/netraid/bin/bitmap –d/opt/LifeKeeper/bitmap_filesys( /opt/LifeKeeper/bitmap_filesys ハビットマップファイルの 名 前 )。これにより、リソースがサービス 中 になると、 全 体 の 再 同 期 が 強 制 実 行 されます。 次 に、プライマリノードでリソースを inservice にします。 全 体 の 再 同 期 が 開 始 されます。ビットマップを 使 用 する 場 合 (2.6.19 以 降 のカーネル、Red Hat Enterprise Linux 5.4 の2.6.18-164 以 降 のカーネル、または Red Hat 5.4 以 降 のサポートする 派 生 カーネル):最 終 のバックアップであったサーバを 特 定 し、そのサーバのリソースをサービス 休 止 にする 必要 があります。その 後 、DataKeeper が 部 分 的 な 再 同 期 を 実 行 します。Core - 言 語 環境 の 影 響GUI - GUI の 終了 後 に Web ブラウザから 再 接続 したときに、GUI のログインプロンプトが再 表 示 されないことがある。LifeKeeper の 一 部 のスクリプトは Linux のシステムユーティリティの 出 力 を 解 析 し、 情 報 を抽 出 するために 特 定 のパターンに 依 存 します。 英 語 圏 以 外 のロケールで 一 部 のコマンドが実 行 されている 場 合 、 予 測 されたパターンは 変 更 され、LifeKeeper スクリプトは 必 要 な 情報 の 取 得 に 失 敗 します。このため、/etc/default/LifeKeeper では、 言 語 環 境 変 数 LC_MESSAGES が POSIX「C」のロケール (LC_MESSAGES=C) に 設 定 されています。 言 語を 英 語 にして Linux をインストールする 必 要 はありません (インストールメディアで 使 用 できる任 意 の 言 語 を 選 択 可 能 )。/etc/default/LifeKeeper の LC_MESSAGES の 設 定 はLifeKeeper にのみ 影 響 します。/etc/default/LifeKeeper の LC_MESSAGES の 値 を 変 更 する 場 合 は、LifeKeeper の 動 作 に 悪 影 響 を 及 ぼす 可 能 性 があることに 注 意 してください。悪 影 響 は、メッセージカタログがさまざまな 言 語 とユーティリティに 対 応 してインストールされているかどうか、および LifeKeeper が 予 期 していないテキスト 出 力 をそれらが 生 成 するかどうかに 左 右 されます。GUI アプレットを 終 了 するか 切 断 してから、 同 じ Web ブラウザのセッションから 再 接 続 しようとすると、ログインプロンプトが 表 示 されないことがあります。回 避 策 : Web ブラウザを 閉 じ、Web ブラウザを 開 き 直 してからサーバに 接 続 します。Firefoxブラウザを 使 用 している 場 合 は、Firefox のウィンドウをすべて 閉 じてから、 開 き 直 します。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 331


Recovery Kit症 状GUI - RHEL5 のlkGUIapp が 未サポートのテーマエラーをレポートする。推 奨 される 処 置GUI アプリケーションクライアントの 開 始 時 に、 以 下 のコンソールメッセージが 表 示 されることがあります。/usr/share/themes/Clearlooks/gtk-2.0/gtkrc:60:Engine "clearlooks" is unsupported,ignoringこのメッセージは、RHEL 5 および FC6 Java プラットフォームの 表 示 方 式 からのもので、GUIクライアントの 動 作 に 悪 影 響 は 及 ぼしません。特 定 の 環 境 ( 例 : IDE ディスクエミュレーションを 使 用 した 仮 想 環 境 、HP CCISS ストレージを 使 用 したサーバ) で DataKeeper を 使 用 する 場 合 、ミラーを 作 成 すると 以 下 のエラーが発 生 することがあります。ERROR 104052: Cannot get the hardware ID of the device"dev/hda3"DataKeeper のCreateResource が 失敗 しますこれは、LifeKeeper が 問 題 のディスクを 認 識 せず、 一 意 の ID を 取 得 してそのデバイスに 関連 付 けることができないためです。回 避 策 : DEVNAME device_pattern ファイルに、ディスクのパターンを 追 加 します。 次 に 例を 示 します。# cat/opt/LifeKeeper/subsys/scsi/resources/DEVNAME/device_pattern/dev/hda*Recovery KitSteelEye Protection Suite の 全 リカバリキットのリストとその 管 理 ガイドについては、<strong>SIOS</strong> テクニカルドキュメンテーション (http://docs.us.sios.com) の Linux Recovery Kit 用 ドキュメンテーションを 参 照 してください。SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 332


IndexIndexAAPI 120BBitmap File 278Block Resource Failover 38btrfs Filesystem 278, 308, 310, 312, 314, 316CConfirm Failover 37CONFIRM_SOリザベーションの 無 効 化 100Core 4FFile Systems 5GGeneric Applications 5GUILifeKeeper サーバでの 実 行 159ソフトウェアパッケージ 141デスクトップのツールバーにアイコンを 追 加 する 37リモートシステムでの 実 行 157開 始 153概 要 149終 了 162設 定 151停 止 153GUI からのミラーの 管 理 286SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 333


IndexIIn Service 183INTERFACELIST 222IP Addresses 5JJavaセキュリティポリシー 154プラグイン 156LLifeKeeper Communications Manager (LCM) 192ステータスの 情 報 193警 報 とリカバリLifeKeeper の 警 報 インターフェース 193LifeKeeper イベントメール 通 知設 定 35LifeKeeper のローカルリカバリ 動 作 と 制 御 のインターフェース (LRACI) 5LifeKeeper の 起 動 162LifeKeeper の 削 除 199LifeKeeper の 自 動 再 起 動 の 無 効 化 163LifeKeeper の 自 動 再 起 動 の 有 効 化 162LifeKeeper の 停 止 163LifeKeeper 設 定 データベース (LCD) 184/opt/LifeKeeper の LCD のディレクトリ 構 造 191コマンドLCD インターフェース (LCDI) 185ディレクトリ 構 造 189フラグ 189リソースタイプ 189SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 334


Indexリソースのサブディレクトリ 190設 定 データ 188lkbackupSDR による 227破 損 したイクイバレンシ 221lkpolicy ツール 117MMulti-Site Cluster 303ファイルシステム既 存 の 複 製 309新 規 の 複 製 306リストアおよびリカバリの 設 定 317リソース 階 層ディザスタリカバリシステムへの 拡 張 314作 成 305移 行実 行 319正 常 な 完 了 327概 要 303制 限 305設 定 する 際 の 考 慮 事 項 304要 件 318NN-Way リカバリ 121Nested File System 222OOut of Service 184SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 335


IndexQQuorum/Witness 102quorum モード 104Quorum を 喪 失 した ( 多 数 派 ではなくなった) ときのアクション 105witness モード 105インストールと 設 定 103リザベーションの 無 効 化 99共 有 Witness 106設 定 可 能 なコンポーネント 103RRAW I/O 5SSNMP によるイベント 転 送 29SNMP のトラブルシューティング 32概 要 29設 定 31STONITHリザベーションの 無 効 化 99TTTY 接 続 28アアクティブ / スタンバイ 9アクティブ/アクティブ 8イイクイバレンシ 情 報 13イベントメール 通 知 33トラブルシューティング 36概 要 29SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 336


Indexインテリジェントスイッチバック 10ウウオッチドッグリザベーションの 無 効 化 100エエラーの 検 出 121カカスタム 証 明 書 44ココマンドラインミラーステータスの 監 視 295ミラー 管 理 292コミュニケーションパスハートビート 6ファイアウォール 200作 成 122削 除 124ササーバグループ 6サーバのプロパティフェイルオーバ 124表 示 168サーバの 障 害 296サーバプロパティ編 集 122シシステムの 日 付 と 時 刻 246SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 337


Indexスステータスの 表 160ステータス 表 示簡 略 20詳 細 15ダダイアログCluster Connect 176Cluster Disconnect 176Resource Properties 177Server Properties 178タタグ 名リソース 251有 効 な 文 字 251ツツールバー 146GUI 146サーバのコンテキスト 149リソースのコンテキスト 148デデータ 複 製 パス 265テテクニカルサポート 2テクニカルノート 204SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 338


Indexトトラブルシューティング 211, 329GUIトラブルシューティング 242コミュニケーションパス 247既 知 の 問 題 215制 限 215不 完 全 なリソースの 作 成 247不 完 全 なリソースの 優 先 順 位 の 変 更 247ネネストされたファイルシステム 222ネットワーク 帯 域 幅変 化 率 の 測 定 265要 件 の 特 定 265ハハードウェア 6ははじめにミラーリング 253仕 組 み 255フファイアウォールファイアウォールを 使 用 した 状 態 での LifeKeeper の 実 行 200ファイアウォール 経 由 での LifeKeeper GUI の 実 行 202フェイルオーバのシナリオ 259フェンシングI/O フェンシング 表 100概 要 97SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 339


Index代 替 方 式 99ブブラウザのセキュリティパラメータ 159フラグ 39ププロパティパネル 161ママルチサイトクラスタリソース 階 層拡 張 312始 める 前 に 318ミミラーステータスコマンドラインからの 監 視 295ミラーのステータス表 示 285ミラーを 強 制 的 にオンラインにする 288ミラー 管 理コマンドライン 292メメッセージバー 161メニュー 141[Edit] メニュー - [Resource] 144[Edit] メニュー - [Server] 144File 143Help 146View 145サーバのコンテキスト 142SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 340


Indexリソースのコンテキスト 141リリカバリOut-of-Service 階 層 250サーバ 障 害 249フェイルオーバ 後 198手 動 リカバリ 時 のパニック 250停 止 できないプロセス 250リザベーションSCSI 98無 効 化 99リソースタイプ 11リソースのプロパティ 130リソースの 状 態 12リソースの 優 先 順 位 130リソースポリシー 管 理 115リソース 依 存 関 係作 成 135削 除 136リソース 階 層 11In Service 283Out of Service 283ツリーの 折 り 畳 み 175ツリーの 展 開 175テスト 283メンテナンス 198階 層 の 関 係 13拡 張 132, 279Generic Application 133SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 341


IndexRaw デバイス 134ファイルシステム 133拡 張 解 除 134, 282作 成 125, 277Generic Application 128Raw デバイス 129ファイルシステム 126削 除 137, 282情 報 14転 送 203例 15リワインドデータのリワインドと 復 旧 288リワインドブックマークの 作 成 と 表 示 287リワインドログの 最 大 サイズの 設 定 291リワインドログの 場 所 の 設 定 291圧圧 縮 レベル 291一一 時 停 止 と 再 開 288管管 理 121共共 有 データリソース 6共 有 通 信 7健健 全 性 の 監 視 196SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 342


Index再再 同 期 296全 体 の 回 避 297自自 動 スイッチバック 10手手 動 フェイルオーバー 確 認 37出出 力 パネル 161障障 害 検 出 とリカバリ 21IP ローカルリカバリ 21サーバの 障 害 リカバリのシナリオ 25リソースのエラーリカバリのシナリオ 23切切 断 167接接 続サーバをクラスタに 166設設 定 27アプリケーション 49ストレージとアダプタ 50データレプリケーション 48ネットワーク 48ネットワークと LifeKeeper 264概 念 6SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 343


Index手 順 27全 般 264値 194任 意 の 作 業 37同同 期 ミラーリング 254認認 証 情 報 119非非 同 期 ミラーリング 254表表 示サーバのステータス 168サーバのプロパティ 168サーバのログファイル 169メッセージ 履 歴 174リソースのステータス 169リソースのタグと ID 169リソースのプロパティ 171接 続 サーバ 167表 示 オプション 172変変 化 率 265保保 護 対 象 のリソース 3SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 344


Index要要 件DataKeeper 48Quorum/Witness パッケージ 102STONITH 110ソフトウェア 263ハードウェア 263ファイアウォール 200SteelEye Protection Suite for Linux Technical <strong>Documentation</strong>Page 345

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