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ARM の DSTREAM と RVI デバッグハードウェア設定ユーティリティの使用

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®<strong>ARM</strong>の <strong>DSTREAM</strong>と <strong>RVI</strong>バージ ョ ン 4.2デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 使 用Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ (ID 081611)


<strong>ARM</strong> の <strong>DSTREAM</strong> と <strong>RVI</strong>デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 使 用Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved.リリース 情 報本 書 には 以 下 の 変 更 が 加 え ら れています。変 更 履 歴日 付 発 行 機 密 保 持 ステー タ ス 変 更 点2010 年 5 月 A 非 機 密 扱 い 初 期 リ リ ース2010 年 11 月 B 非 機 密 扱 い 第 2 版2011 年 4 月 30 日 C 非 機 密 扱 い <strong>DSTREAM</strong> と <strong>RVI</strong> バージ ョ ン 4.2.1 リリース2011 年 7 月 29 日 D 非 機 密 扱 い <strong>DSTREAM</strong> と <strong>RVI</strong> バージ ョ ン 4.2.1 リリースのアップデート 1著 作 権®または のマー ク が 付 いた 言 葉 およびロ ゴは、 こ の 著 作 権 情 報 で 別 段 に 規 定 さ れてい る 場 合 を 除 き、<strong>ARM</strong> ® の EU またはその 他 の 国 における 登 録 商 標 および 商 標 です。 本 書 に 記 載 されている 他 の 製 品 名 は、各 社 の 所 有 する 商 標 です。本 書 に 記 載 さ れてい る 情 報 の 全 部 ま たは 一 部 、 な らびに 本 書 で 紹 介 する 製 品 は、 著 作 権 所 有 者 の 文 書 に よる 事 前 の 許 可 を 得 ない 限 り 、 転 用 ・ 複 製 る こ と を 禁 じ ます。本 書 に 記 載 さ れてい る 製 品 は、 今 後 も 継 続 的 に 開 発 ・ 改 良 の 対 象 と な り ます。 本 書 に 含 まれる 製 品 およびその 利 用 方 法 についての 情 報 は、 <strong>ARM</strong> が 利 用 者 の 利 益 のために 提 供 する ものです。 し たがって 当 社 では、製 品 の 市 販 性 ま たは 利 用 の 適 切 性 を 含 め、 暗 示 的 ・ 明 示 的 に 関 係 な く 一 切 の 責 任 を 負 いません。本 書 は、 本 製 品 の 利 用 者 をサポー ト する こ と だけを 目 的 と し ています。 本 書 に 記 載 さ れてい る 情 報 の 使用 、 情 報 の 誤 り ま たは 省 略 、 あ るいは 本 製 の 誤 使 用 に よ って 発 生 し たいかな る 損 失 ・ 損 傷 について も、<strong>ARM</strong> は 一 切 責 任 を 負 いません。<strong>ARM</strong> と い う 用 語 が 使 用 さ れてい る 場 合 、 "<strong>ARM</strong> または 必 要 に 応 じてその 子 会 社 " を 指 し ます。この 製 品 には、 Apache Software Foundation (http://www.apache.org) が 開 発 したソフ ト ウェアが 含 まれています。機 密 保 持 ステー タ ス本 書 は 非 機 密 扱 いであ り 、 本 書 を 使 用 、 複 製 、 および 開 示 する 権 利 は、 <strong>ARM</strong> および <strong>ARM</strong> が 本 書 を 提 供 した 当 事 者 と の 間 で 締 結 し た 契 約 の 条 項 に 基 づいた ラ イ セン スの 制 限 に よ り 異 な り ます。製 品 ステー タ ス本 書 の 情 報 は 最 終 版 であ り 、 開 発 済 み 製 品 に 対 応 し ています。Web アドレスhttp://www.arm.com<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. iiID 081611Non-Confidential


適 合 性 情 報こ の 章 では、 適 合 性 表 示 について 説 明 し ます。米 国 連 邦 通 信 委 員 会 の 通 告このデバイスはテス ト 装 置 であるため、 15.103 (c) 条 の FCC 規 則 15 項 から 除 外 されます。クラス A重 要 : こ れは ク ラ ス A デバ イ ス です。 こ のデバ イ スは、 居 住 地 域 で 無 線 電 波 を 妨 害 する 可 能 性 があ り ます必 要 に 応 じ て、 安 全 措 置 を 講 じ て く だ さ い。CE 適 合 宣 言システムの 不 使 用 時 は 電 源 を 切 って く ださい。<strong>DSTREAM</strong>、 <strong>RVI</strong>、および RVT 装 置 の 取 り 扱 い 時 には ESD に 対 する 安 全 措 置 を 講 じ て く だ さ い。<strong>DSTREAM</strong>、 <strong>RVI</strong>、および RVT モジ ュールは 高 周 波 エネルギーを 放 出 する こ と があ り 、 無 線 通 信 を 妨 害 する 可 能 性 があ り ます。 特 定 の イ ン ス ト ール 状 況 で 害 が 発 生 し ない と い う 保 証 はあ り ません。 本 機 が ラ ジオやテ レ ビの 受 信 妨 害 を 引 き 起 こ し てい る かど う かは、 装 置 のオン / オフ を 切 り 替 えて 調 べます。 本 機 が 原因 であれば、 以 下 のいずれかの 方 法 で 修 正 を 試 みて く だ さ い。• 接 続 し てい る ケーブルが ターゲ ッ ト ボー ド を 横 切 っていない• 受 信 ア ンテナの 向 き を 変 え る• 装 置 と 受 信 機 の 距 離 を 離 す• 装 置 と 受 信 機 を 別 の 回 路 の コ ンセン ト に 接 続 する• ラジオ/ テ レ ビの 販 売 代 理 店 や 経 験 豊 富 な 技 術 者 に 相 談 する注可 能 な 限 り シール ド イ ン タ フ ェース ケーブルの 使 用 をお 勧 め し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. iiiID 081611Non-Confidential


目 次<strong>ARM</strong> の <strong>DSTREAM</strong> と <strong>RVI</strong> デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定ユーテ ィ リ テ ィ の 使 用第 1 章第 2 章第 3 章第 4 章表 記 規 則 と フ ィ ー ド バ ッ クデバッグハードウェア 設 定 ユーティ リティ 入 門2.1 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ について .............................................. 2-22.2 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 ................................................. 2-32.3 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のスキャ ン .......................................... 2-52.4 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 指 定 ................................................................... 2-72.5 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 ................................................................ 2-8デバッグハードウェアユニッ トのネッ トワーク 設 定3.1 ネッ トワーク 設 定 について ..................................................................................... 3-23.2 正 し いネ ッ ト ワーク 設 定 の 確 認 .............................................................................. 3-33.3 [Configure debug_hardware device] ダイアログボックス .................................... 3-43.4 [Configure new debug_hardware device] ダイアログボックス ............................ 3-63.5 デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定 .............................................. 3-83.6 デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定 ............................................ 3-103.7 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 の 変 更 ................................. 3-123.8 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 再 起 動 .............................................................. 3-143.9 トラブルシューティング ....................................................................................... 3-15デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.1 テンプレート とファームウェアファイルについて ................................................. 4-24.2 <strong>ARM</strong> 製 品 のフ ァ ームウ ェ ア フ ァ イルの 場 所 .......................................................... 4-34.3 ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 番 号 の 表 示 ................................................................... 4-44.4 フ ァ ームウ ェ アの 更 新 やパ ッ チ リ リ ースのイ ンス ト ール ....................................... 4-54.5 LVDS プローブのアップグレード ......................................................................... 4-10<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. ivID 081611Non-Confidential


目 次4.6 <strong>RVI</strong> 更 新 時 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 再 起 動 ........................................ 4-11第 5 章第 6 章デバッグハードウェアターゲッ ト コンフ ィギュレーショ ンの 作 成5.1 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成 について .......... 5-35.2 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 ............................ 5-45.3 RVConfig での 既 存 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギュ レーシ ョン フ ァ イルの 表 示 .................................................................................................... 5-65.4 JTAG スキャ ンチ ェ イ ンの 設 定 ............................................................................... 5-75.5 デバイ ス リ ス ト の 設 定 について ............................................................................ 5-105.6 スキャ ンチ ェ イ ンの 自 動 設 定 ................................................................................ 5-125.7 スキャ ンチ ェ イ ンへのデバイ スの 追 加 ................................................................. 5-135.8 スキャ ンチ ェ イ ンからのデバイ スの 削 除 .............................................................. 5-175.9 スキャ ンチ ェ イ ンのデバイ スの 順 序 の 変 更 .......................................................... 5-185.10 [Select Platform] ダイアログボックス ................................................................ 5-195.11 [Export As Platform] ダイアログボックス ........................................................... 5-205.12 プ ラ ッ ト フ ォームフ ァ イルへのコ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンのエ ク スポー ト ........... 5-215.13 [Device Properties] ダイアログボックス ............................................................. 5-225.14 デバイ スプロパテ ィ の 変 更 ................................................................................... 5-245.15 ク ロ ッ ク 速 度 の 設 定 .............................................................................................. 5-255.16 アダプテ ィ ブクロッキングについて ..................................................................... 5-275.17 デバイ ス コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 設 定 .............................................................. 5-285.18 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 ......................................................................... 5-365.19 トレースコンフィギュレーション 設 定 ................................................................. 5-395.20 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 ............................................ 5-405.21 命 令 のステ ッ プ 実 行 時 にプ ロセ ッ サク ロ ッ クが 停 止 し た 場 合 のSecurCore の 動 作 の 設 定 ....................................................................................... 5-415.22 デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プロセ ッ サの 動 作 の 設 定 ........... 5-425.23 プ ラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について .............................................................. 5-435.24 プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 ................................................................................ 5-445.25 プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 ................................................................................ 5-465.26 デバッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンからのプ ラ ッ トフ ォームの 割 り 当 てのク リ ア ................................................................................ 5-475.27 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 追 加 ............................................................................ 5-485.28 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 ............................................ 5-505.29 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成 .............................................................. 5-515.30 変 更 内 容 の 保 存 ..................................................................................................... 5-535.31 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト からの 切 断 .......................................................... 5-545.32 仮 想 Ethernet でのタ ーゲ ッ ト プロセ ッ サの 設 定 .................................................. 5-555.33 CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス ...................................................................... 5-56CoreSight システムの 設 定6.1 CoreSight システムの 設 定 について ........................................................................ 6-36.2 CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み ...................................................................... 6-46.3 CoreSight の 自 動 検 出 .............................................................................................. 6-56.4 シ リ アルワイヤデバ ッ グの 自 動 検 出 ....................................................................... 6-66.5 ト レースアソシエーシ ョ ンについて ....................................................................... 6-76.6 CoreSight ト レースア ソ シエーシ ョ ンの 定 義 .......................................................... 6-86.7 ト レースアソシエーシ ョ ンの 形 式 ........................................................................... 6-96.8 [Trace Association Editor] ダイアログボックス .................................................. 6-106.9 CoreSight ト レースア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イルの 設 定 ......................................... 6-126.10 ト レースアソシエーシ ョ ンフ ァ イルのロード ....................................................... 6-156.11 CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン ............................... 6-176.12 CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン .............................. 6-196.13 CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン .............................. 6-216.14 CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション ........................... 6-236.15 CoreSight プロセ ッ サの 設 定 ................................................................................. 6-246.16 CoreSight システム 内 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11 プロセ ッ サの 設 定 .................. 6-266.17 1 つの JTAG-AP マルチプ レ クサポー ト に 複 数 のデバイ スがある CoreSight システムの 設 定 ................................................................................ 6-28<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. 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目 次第 7 章第 8 章第 9 章第 10 章トレースの 使 用7.1 ト レースハー ド ウ ェ アの 使 用 について ................................................................... 7-27.2 ト レースハー ド ウ ェ アのキャ プチャ 速 度 ................................................................ 7-37.3 ト レース ラ イ ンの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) ............................................... 7-47.4 デバ ッ ガの ト レースキャ プチ ャの 設 定 ................................................................... 7-6デバッグハードウェアユニッ ト を 使 用 したデバッグ8.1 事 後 分 析 デバ ッ グ .................................................................................................... 8-38.2 セミホスティング .................................................................................................... 8-58.3 デバッ グハー ド ウ ェ アを 使 用 する 場 合 のアプ リ ケーシ ョ ン SVC ハンド ラの 追 加 ............................................................................................................... 8-68.4 Cortex-M3 セミホスティング .................................................................................. 8-88.5 ハー ド ウ ェ アブレークポイ ン ト .............................................................................. 8-98.6 ソフトウェア 命 令 ブレークポイント ..................................................................... 8-108.7 プロセ ッ サ 例 外 ..................................................................................................... 8-118.8 ブレークポイント とプログラムカウンタ .............................................................. 8-128.9 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブ レークポイ ン ト 処 理 間 のイ ンタラクション ......................................................................................................... 8-138.10 ブ レークポイ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題 ................................................................. 8-158.11 キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法 ........... 8-168.12 キャ ッ シ ュが 有 効 なプロセ ッ サをデバ ッ グする と きの 注 意 事 項 .......................... 8-188.13 ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ン をデバ ッ グする ........................................................ 8-198.14 リセッ トからデバッグする ................................................................................... 8-208.15 シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする ............................................ 8-218.16 リセッ トレジスタを 使 用 してデバッグする .......................................................... 8-228.17 ターゲッ ト リセッ トを 使 用 したデバッグ .............................................................. 8-238.18 ROM の 例 外 ベ ク タ を 使 用 し てシステムをデバ ッ グする ...................................... 8-24GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.1 GDB を 使 用 し てデバ ッ グするためのデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定 について ........ 9-39.2 GDB を 使 用 し たデバ ッ グ 時 の 機 能 サポー ト ........................................................... 9-49.3 GDB のデバッ グモー ド ........................................................................................... 9-59.4 デバッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 ......................................................... 9-69.5 DCC モード ............................................................................................................. 9-79.6 ス タ ン ド アロ ン 型 タ ーゲ ッ ト プ ラ ッ ト フ ォームの 構 築 .......................................... 9-89.7 リモート GDB セ ッ シ ョ ンからの 接 続 方 法 ............................................................. 9-99.8 デバ ッ グモー ド ご との 接 続 方 法 ............................................................................ 9-109.9 組 み 込 み GDB サポー ト のない タ ーゲ ッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) ........................ 9-129.10 GDB ス タ ブ を 使 用 し た タ ーゲ ッ ト への 接 続 (タ ーゲ ッ ト GDB) ........................ 9-149.11 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た タ ーゲ ッ ト GDB ス タ ブへの 接 続(ターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet) ......................................................................... 9-169.12 gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) ............................. 9-189.13 NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) ....................................... 9-209.14 デバッ グハー ド ウ ェ アのリ モー ト GDB 接 続 の 準 備 ............................................. 9-229.15 GDB からデバ ッ グハー ド ウ ェ アを 介 し た タ ーゲ ッ ト への 接 続 ............................ 9-239.16 DCC のパラ メ ー タの 設 定 ..................................................................................... 9-249.17 DCC と 割 り 込 み .................................................................................................... 9-269.18 完 全 なシステムのロー ド と ブー ト ......................................................................... 9-279.19 rvigdbconfig コマンド 構 文 ..................................................................................... 9-289.20 rviload コマンド 構 文 .............................................................................................. 9-299.21 <strong>RVI</strong>ahbload コマンド 構 文 ..................................................................................... 9-319.22 <strong>RVI</strong>vec コマンド 構 文 ............................................................................................. 9-339.23 GDB とデバッグハードウェアを 使 用 したマルチプロセッサのデバッグ ............. 9-35デバッグハードウェアユニッ トのト ラブルシューティング10.1 複 数 のプログ ラムがスキャ ン し よ う と する .......................................................... 10-210.2 USB サーバにア クセスできない ........................................................................... 10-310.3 接 続 タ イムアウ ト .................................................................................................. 10-410.4 他 のア ク テ ィ ブな 接 続 ........................................................................................... 10-5<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. 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目 次10.5 デバッグハードウェアユニッ トがリス ト に 含 まれていない ................................. 10-610.6 RVConfig で 自 動 設 定 ボ タ ンが 無 効 にな っ ている ................................................. 10-710.7 RVConfig で 削 除 ボ タ ンが 無 効 にな っ ている ........................................................ 10-810.8 ファームウェアアップグレードのインストールに 関 するトラブルシューティング ..................................................................................................... 10-910.9 スキャ ンチ ェ イ ンの 自 動 設 定 に 関 する ト ラ ブルシ ューテ ィ ング ........................ 10-11<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. viiID 081611Non-Confidential


第 1 章表 記 規 則 と フ ィ ー ド バ ッ ク以 下 では、 表 記 規 則 と フ ィ ー ド バ ッ ク の 方 法 について 説 明 し ます。表 記 規 則以 下 の 表 記 規 則 を 使 用 し ています。monospace コマンド、 ファイル 名 、 プログラム 名 、 ソースコードなど、 キーボード から 入 力 可 能 なテキス ト を 示 しています。monospace コ マン ド ま たはオプシ ョ ンに 使 用 可 能 な 略 語 を 示 し ます。 コ マンド 名 またはオプシ ョ ン 名 をすべて 入 力 する 代 わ り に、 下 線 部 分 の文 字 だけを 入 力 する こ と がで き ます。monospace italicコ マン ド ま たは 関 数 の 引 数 で、 特 定 の 値 に 置 き 換 え る こ と が 可 能なものを 示 しています。monospace boldサンプルコード 以 外 に 使 用 される 言 語 キーワードを 示 しています。italic 重 要 事 項 、 重 要 用 語 、 相 互 参 照 、 引 用 箇 所 を 斜 体 で 記 載 し ています。bold メ ニ ュー 名 な どのユーザ イ ン タ フ ェース 要 素 を 太 字 で 記 載 し ています。 ま た、 適 宜 記 述 リ ス ト 内 の 重 要 箇 所 と <strong>ARM</strong> ® プロセッサの信 号 名 にも 太 字 を 用 いています。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 1-1ID 081611Non-Confidential


表 記 規 則 と フ ィ ー ド バ ッ ク本 製 品 に 関 する フ ィ ー ド バ ッ ク本 製 品 についてのご 意 見 やご 提 案 がご ざいま し た ら、 以 下 の 情 報 を 添 えて 購 入 元 までお 寄 せ 下 さ い。• お 名 前 と 会 社 名• 製 品 のシ リ アル 番 号• 製 品 の リ リ ース 情 報• ご 使 用 のプラッ ト フォームの 詳 細 (ハードウェアプラッ ト フォーム、 オペレーテ ィ ングシステムの 種 類 とバージ ョ ンなど)• 問 題 を 再 現 するサ イ ズの 小 さ な 独 立 し たサンプルコー ド• 操 作 の 目 的 と 実 際 の 動 作 に 関 する 詳 し い 説 明• 使 用 し た コ マン ド (コ マン ド ラ イ ンオプシ ョ ン を 含 む)• 問 題 を 例 示 するサンプル 出 力• ツールのバージ ョ ン 情 報 (バージ ョ ン 番 号 、 ビル ド 番 号 を 含 む)内 容 に 関 する フ ィ ー ド バ ッ ク内 容 に 関 するご 意 見 につきましては、 電 子 メールを errata@arm.com まで送 信 し て 下 さ い。 その 際 には、 以 下 の 内 容 を 記 載 し て 下 さ い。• タイトル• 文 書 番 号 (<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ)• オン ラ イ ンでご 覧 の 場 合 は、 該 当 する ト ピ ッ ク 名• PDF 版 の 文 書 を ご 覧 の 場 合 は、 問 題 のあ るページ 番 号• 問 題 点 の 簡 潔 な 説 明ま た、 補 足 すべき 点 や 改 善 すべき 点 についての 全 般 的 なご 提 案 もお 待 ちしております。<strong>ARM</strong> では、 技 術 情 報 記 事 や FAQ の 拡 充 と 共 に、 ドキュメントに 対 する 更 新 と 訂 正 を<strong>ARM</strong> Information Center にて 定 期 的 に 行 ってお り ます。その 他 の 情 報• <strong>ARM</strong> Information Center、 http://infocenter.arm.com/help/index.jsp• <strong>ARM</strong> Technical Support Knowledge Articles、http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.faqs/index.html• <strong>ARM</strong> サポー ト およびメ ンテナンス、 http://www.arm.com/support/services/support-maintenance.php• <strong>ARM</strong> 用 語 集 、 http://infocenter.arm.com/help/topic/com.arm.doc.aeg0014-/index.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 1-2ID 081611Non-Confidential


第 2 章デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を 使 い 始 め る 方 法 を説 明 し ます。• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ について (2-2 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 指 定 (2-7 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-1ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門2.1 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ についてデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 する と 、 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム とPC の 間 のイ ン タ フ ェース と な るデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 でき ます。 以下 のユーテ ィ リ テ ィ が 用 意 されています。<strong>RVI</strong> Config IP ユーテ ィ リ テ ィデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト 上 の IP アドレスの 設 定 に 使 用 します。これによって Ethernet 経 由 でユニットにアクセスできるようになりますRVConfig ユーテ ィ リ テ ィデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 設 定 に 使 用 し ます。 こ れに よ っ て 以 下のことができるようになります。• 開 発 プラットフォームでターゲットデバイスを 識 別 する。これらのデバイ スには、 1 つまたは 複 数 のプロセッサと、 オプシ ョ ンの トレースデバイや CoreSight デバイ スがあ り ます。• 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム を 正 し く デバ ッ グする ためのデバ ッ グハード ウ ェ ア と ターゲ ッ ト 関 連 の 機 能 を 設 定 する。• 設 定 をデバ イ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルに 保 存 する。 デバイスコンフィギュレーショ ンファイルは、 デバッガが 開 発 プラ ッ ト フ ォームの ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サに 接 続 する ために 使 用 します。<strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィデバッグハード ウェアユニッ ト とプローブのファームウェアおよびデバイスの 更 新 に 使 用 します。注このドキュメン トは <strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グおよび ト レースユニ ッ ト と <strong>ARM</strong>の <strong>RVI</strong> デバッグユニッ トに 適 用 します。 ト レースハード ウェアとは 以 下 を 指 します。• <strong>DSTREAM</strong> ユニ ッ ト の 組 み 込 み ト レースハー ド ウ ェ ア• <strong>ARM</strong> RVT または <strong>ARM</strong> RVT2 トレースキャプチャユニット (<strong>RVI</strong> 用 )。ユニ ッ ト 間 のデバ ッ グおよび ト レースハー ド ウ ェ アの 機 能 の 違 いが 明 記 さ れています。2.1.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• 第 3 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定• 第 4 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のフ ァーム ウ ェ アの 管 理• 第 5 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア ターゲ ッ ト コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 作 成 .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-2ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門2.2 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 方 法 は、 以 下 に よ っ て 異 なります。• PC のオペレーテ ィ ングシステム• <strong>ARM</strong> ® のソフトウェア 開 発 製 品 を 使 用 してホストソフトウェアをインストールしたかどうか• デバ ッ ガセ ッ シ ョ ン を 実 行 し ているかど う か注独 自 のデバ ッ ガを 使 用 し てデバ ッ グする 場 合 は、 そのデバ ッ ガのマニ ュ アルを 参 照してください。2.2.1 Windows で RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 する必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を Windows プラッ ト フォームで 起動 する には1. [スタート] → [すべてのプ ロ グ ラ ム] → [product_group] → [option_path] を選 択 し ます。product_group と option_path は、 <strong>ARM</strong> ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 製 品 が 使 用 し てい る 名前 です。2. 使 用 する ユーテ ィ リ テ ィ のオプシ ョ ン を 選 択 し ます。• [nameConfig IP] を 選 択 して、 <strong>RVI</strong> Config IP ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 する• [nameConfiguration] を 選 択 して RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 する• [nameUpdate] を 選 択 して <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 するname は <strong>ARM</strong> ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 製 品 が 使 用 し てい る 名 前 です。注<strong>ARM</strong> 製 品 に よ っ ては、 [スタート] メニューに RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ のオプシ ョ ンが 表 示 さ れない 場 合 があ り ます。詳 細 については、 <strong>ARM</strong> ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 製 品 のマニ ュ アルを 参 照 し て く だ さ い。2.2.2 Red Hat Linux で RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 する必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を Red Hat Linux プラッ ト フォームで 起 動 する には、 該 当 する シ ョ ー ト カ ッ ト を 選 択 し ます。 シ ョ ーカ ッ ト は、 Red HatLinux のバージ ョ ン と 、 使 用 し てい るデス ク ト ッ プ 環 境 に よ っ て 異 な り ます。デス ク ト ッ プシ ョ ー ト カ ッ ト がない 場 合 は、 コ マン ド ラ イ ンで 以 下 の 手 順 に 従 います。1. ユーテ ィ リ テ ィ のパスが 設 定 されている こ と を 確 認 し ます。 詳 細 については、<strong>ARM</strong> ソ フ ト ウ ェ ア 開 発 製 品 に 付 属 の 『スタート ガイ ド』 ドキュメントを 参 照してください。2. 使 用 する ユーテ ィ リ テ ィ の コ マン ド を 以 下 の よ う に 入 力 し ます。• <strong>RVI</strong> Config IP ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 するには、 「rviconfigip」 と 入 力 し ます• RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 するには、 「rvconfig」 と 入 力 します<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-3ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門• <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 するには、 「rviupdate」 と 入 力 します2.2.3 デバッ ガから RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ へのアクセスデバ ッ ガか ら 直 接 RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ にア ク セスでき ます。 ア ク セス 方 法 の 詳細 については、 デバ ッ ガのマニ ュ アルを 参 照 し て く だ さ い。2.2.4 関 連 項 目タスク• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-4ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門2.3 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のスキャ ン使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を ス キ ャ ンするには1. 必 要 な 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ ( 例 えば RVConfig) を 起 動 します。2. ローカルネッ ト ワークまたは PC の USB ポー ト に 接 続 しているデバッ グハードウェアユニッ トをスキャンするには、 [Scan] ボタンをク リ ックします。[Scan] ボタンがアニメーシ ョ ンに 変 わって、 スキャンが 進 行 中 である こ と を示 し ます。 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ がユニ ッ ト を 検 出 する と 、 使 用 可 能 なユニ ッ とし て リ ス ト に 追 加 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 2-1 RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ注参 照 要 求 に 応 答 し たユニ ッ ト の う ち、 有 効 な IP アドレスがないユニッ トは 薄 い灰 色 で 表 示 さ れます。 ネ ッ ト ワー ク で 使 用 で き る よ う に 設 定 する まで、 そのユニッ トに TCP/IP で 接 続 する こ と はでき ません。ローカルネッ ト ワークまたは PC の USB ポー ト に 接 続 しているデバッ グハードウ ェ アユニ ッ ト を ス キ ャ ン ツールが 検 索 し ます。 検 出 さ れたユニ ッ ト 、 ブ ラ ウザのウ ィ ン ド ウの 右 側 に 一 覧 にな り ます。注別 のネッ ト ワークに 接 続 しているユニッ トは、 設 定 ユーティ リ ティに 表 示 されません。 し たがって、 別 のネ ッ ト ワーク 上 のデバッ グハード ウ ェアニ ッ ト に 接続 する 場 合 は、 そのユニ ッ ト の IP ア ド レ ス を 知 ってい る 必 要 があ り ます。ス キ ャ ン を 中 止 する 場 合 は、 [Scan] ボタンをク リ ックします。 [Scan] ボタンを も う 一 度 ク リ ッ ク する と 、 いつで も 再 ス キ ャ ン を 実 行 し て、 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の リ ス ト を 更 新 で き ます。3. [File] の [Exit] を 選 択 します。 接 続 していたユニッ ト から 切 断 され、 設 定ユーテ ィ リ テ ィ が 終 了 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-5ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門2.3.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 指 定 (2-7 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• 第 3 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-6ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門2.4 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 指 定ネ ッ ト ワー ク 上 に 複 数 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト があ る 場 合 は、 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ か ら ア ク セ スする ユニ ッ ト を 指 定 で き ます。アクセスするデバッグハードウェアユニッ トを 指 定 するには1. リ ス ト か ら ユニ ッ ト を 選 択 し ます。 別 のネ ッ ト ワー ク 上 にあ る 場 合 は、 ユニ ットの IP アドレスを 入 力 します。2. [Identify] をクリ ックします。選 択 し たデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 識 別 イ ンジケータ が 5 秒 間 点 滅 し ます。 選 択 する ユニ ッ ト を 間 違 えた 場 合 は、 リ ス ト か ら 別 のユニ ッ ト 選 択 し て この 手 順 を 繰 り 返 し ます。注<strong>RVI</strong> では、 識 別 中 フ ロ ン ト パネルのすべての LED が 点 滅 し ます。<strong>DSTREAM</strong> では、 識 別 中 <strong>DSTREAM</strong> のロゴが 点 滅 します。2.4.1 関 連 項 目タスク• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• 第 3 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 .参 照『<strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> :ハードウェアの 設 定 』:• <strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グ & トレース ユニッ ト 、 ../com.arm.doc.dui0481d/CHDCJEFH.html『<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT : ハー ド ウ ェ アの 設 定 』 :• <strong>RVI</strong> デバ ッ グユニ ッ ト 、 ../com.arm.doc.dui0481d/CHDCJEFH.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-7ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門2.5 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続ターゲッ トハード ウェアとデバッグハード ウェアの 詳 細 が 含 まれるコンフ ィギュレーシ ョ ン フ ァ イルを 作 成 するには、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ト を 接 続 する 必 要があ り ます。 コンフ ィ ギュレーシ ョ ンファ イルは、 デバッガがターゲッ ト 開 発 プラットフォームに 接 続 してソフトウェアをデッグするために 必 要 です。2.5.1 前 提 条 件デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 する 前 に、 必 ず 以 下 の 操 作 を 完 了 し て く だ さい。1. 開 発 プラットフォームにインタフェースするデバッグハードウェアユニットをセッ ト アップするか、 またはアクセスできるよ うにする。2. デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のホ ス ト ソ フ ト ウ ェ アの 正 しいバージ ョ ン を PCにインス トールする。2.5.2 手 順デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 するには1. 必 要 な 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ ( 例 えば RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ ) を 起 動 し ます。2. ローカルネ ッ ト ワー ク のデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が リ ス ト に 表 示 さ れない 場 合 は、 [Scan] ボタンをク リ ックします。 [Scan] ボタンがアニメーションに 変 わって、 スキ ャ ンが 進 行 中 であ る こ と を 示 し ます。 ローカルネ ッ ト ワーク上 にデバッグハードウェアユニットが 検 出 れると、 使 用 可 能 なユニットとしてリ ス ト に 追 加 されます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 2-2 デバッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 表 示 し ている RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ注スキャンツールは、 ローカルネッ ト ワークまたは PC の USB ポー ト に 接 続 しているデバッグハードウェアユニッ トだけを 検 索 します。 したがって、 のネッ トワー ク に 接 続 し てい る ユニ ッ ト は、 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ に 表 示 さ れません。 そ<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-8ID 081611Non-Confidential


デバッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ 入 門のため、 ローカルネ ッ ト ワーク でア ク セスでき ないデバグハード ウ ェ アユニ ット に 接 続 する 場 合 は、 そのデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の IP アドレスを 知 っている 必 要 があ り ます。参 照 要 求 に 応 答 し たユニ ッ ト の う ち、 有 効 な IP アドレスがないユニッ トは 薄 い灰 色 で 表 示 さ れます。 ネ ッ ト ワー ク で 使 用 で き る よ う に 設 定 する まで、 そのユニッ トに TCP/IP で 接 続 する こ と はでき ません。または、 USB ケーブルを 使 用 してデバッ グハード ウ ェアユニッ ト を 直 接 PC に接 続 し ます。3. 複 数 のユニ ッ ト が リ ス ト に 表 示 さ れ、 どのデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使用 する か 確 信 がない 場 合 は、 以 下 の 手 順 に 従 います。a. リ ス ト か ら ユニ ッ ト を 選 択 し ます。 別 のネ ッ ト ワー ク 上 にあ る 場 合 は、 ユニッ トの IP アドレスを 入 力 します。b. [Identify] を ク リ ッ ク し ます。 ユニ ッ ト の 識 別 イ ンジケータ が 5 秒 間 点 滅します。注<strong>RVI</strong> では、 識 別 中 フ ロ ン ト パネルのすべての LED が 点 滅 し ます。<strong>DSTREAM</strong> では、 識 別 中 <strong>DSTREAM</strong> のロゴが 点 滅 します。4. 必 要 なユニッ トを 接 続 するには、 ユニッ トを 選 択 して [Connect] をクリ ックし ます。 ま たは、 以 下 のいずれかを 行 います。• 接 続 先 のユニ ッ ト をダブル ク リ ッ ク し ます。• [IP Address/Host Name] フ ィ ール ド に、 接 続 先 デバイ スの IP アドレスかホスト 名 を 入 力 して [Connect] をク リ ックします。接 続 が 確 立 する と、 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 画 面 が 変 わ り 、 そのユーテ ィ リ テ ィが 提 供 する 設 定 機 能 が 表 示 さ れます。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 でき ない 場 合 は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 接 続 を ト ラブルシ ューテ ィ ングする 必 要 があ り ます。5. [File] メニューの [Exit] を 選 択 します。 接 続 していたユニッ トから 切 断 され、設 定 ユーテ ィ リ テ ィ が 終 了 し ます。2.5.3 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• 第 3 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定• 第 10 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング .参 照『<strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> :ハードウェアの 設 定 』:• <strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グ & トレース ユニッ ト 、 ../com.arm.doc.dui0481d/CHDCJEFH.html『<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT : ハー ド ウ ェ アの 設 定 』 :• <strong>RVI</strong> デバ ッ グユニ ッ ト 、 ../com.arm.doc.dui0481d/CHDCJEFH.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 2-9ID 081611Non-Confidential


第 3 章デバッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワー ク 設 定 を 指 定 する方 法 を 説 明 し ます。• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ)• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• [Configure debug_hardware device] ダイアログボックス (3-4 ページ)• [Configure new debug_hardware device] ダイアログボックス (3-6 ページ)• デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定 (3-8 ページ)• デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定 (3-10 ページ)• デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定 の 変 更 (3-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 再 起 動 (3-14 ページ)• トラブルシューティング (3-15 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-1ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.1 ネッ トワーク 設 定 について設 定 プ ロ セスは、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト と ホ ス ト コ ン ピ ュータ の 接 続 方 法と、 ネッ ト ワークが 動 的 ホ ス ト 構 成 プ ロ ト コル (DHCP) を 使 用 しているかど うかによって 異 なります。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を Ethernet ネ ッ ト ワー ク に 接 続 し てい る 場 合 や、Ethernet クロスオーバケーブルを 使 用 してホス ト コンピュータに 直 接 接 続 している 場合 は、 ユニ ッ ト でデバ ッ グする 前 にネ ッ ト ワー ク 設 定 を 指 定 する 必 要 があ り ます。ネ ッ ト ワー ク 設 定 は 一 度 指 定 する だけです。以 下 の 接 続 方 法 があ り ます。• DHCP ポー ト を 使 用 している ローカルネ ッ ト ワークにデバッ グハード ウ ェアユニッ トが 接 続 している。 この 状 況 では、 ユニッ トの Ethernet アドレスは 要 ですが、 DHCP を 有 効 にする 必 要 があ り ます。• DHCP ポー ト を 使 用 していないローカルネ ッ ト ワークにデバッ グハード ウ ェアユニ ッ ト が 接 続 し ている。 この 状 況 では、 デバッ グハード ウ ェアユニ ト に 静 的IP ア ド レ ス を 割 り 当 て る 必 要 があ り ます。注デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を USB ケーブルでホス ト コンピュータに 直 接 接 続 し、ネッ ト ワークに 接 続 しない 場 合 は、 ネッ ト ワーク 設 定 を 指 定 る 必 要 はありません。3.1.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ)• 第 10 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング .<strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> :ハードウェアの 設 定 :• 「<strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グおよび ト レースユニ ッ ト の 接 続 」、../com.arm.doc.dui0481d/I1004916.html<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :ハードウェアの 設 定 :• <strong>RVI</strong> デバ ッ グユニ ッ ト の 接 続 、 ../com.arm.doc.dui0515d/I1004916.html参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-8 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-2ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.2 正 し いネ ッ ト ワーク 設 定 の 確 認ネ ッ ト ワーク 設 定 を 指 定 する 前 に、 まずデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト の 正 しいネットワーク 設 定 を 確 認 する 必 要 があります。その 場 合 は、ネッワークのシステム管 理 者 に 相 談 し て く だ さ い。必 要 な 情 報 は、 ネ ッ ト ワー ク が 動 的 ホ ス ト 構 成 プ ロ ト コル (DHCP) を 使 用 しているかど うかによって 異 なり ます。表 3-1 必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アネ ッ ト ワーク 設 定情 報DHCP を 使用 しているDHCP を 使 用 していないホ ス ト 名 必 須 必 須IP アドレス - 必 須デフォル ト のゲー ト ウ ェ イサブネッ ト マスク- 必 須- 必 須Ethernet アドレス必 須必 須Ethernet タイプ 必 須 必 須3.2.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ) .参 照• [Configure debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-4 ページ)• [Configure new debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-3ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.3 [Configure debug_hardware device] ダイアログボックス[Configure debug_hardware device] ダイアログボッ クスでは、 以 前 に 設 定 されているデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワー ク 設 定 を 変 更 で き ます。 以 下 の 図 に 例を 示 し ます。図 3-1 [Configure debug_hardware device] ダイアログボックス注設 定 を 変 更 でき るのは、 ローカルネッ ト ワーク 上 にあるか、 PC の USB ポー ト に 接 続しているデバッグハードウェアユニッ トのみです。指 定 で き る ネ ッ ト ワー ク 設 定 は、 ネ ッ ト ワー ク が 動 的 ホ ス ト 構 成 プ ロ ト コル(DHCP) を 使 用 しているかど うかによって 異 なり ます。• ネッ ト ワークが DHCP を 使 用 し てい る 場 合 は、 以 下 の 情 報 が 必 要 です。— ユニ ッ ト に 使 用 する ホ ス ト 名 (あ る 場 合 )— ネッ ト ワークの Ethernet タイプ• ネッ ト ワークが DHCP を 使 用 し ていない 場 合 は、 以 下 の 情 報 が 必 要 です。— the ユニ ッ ト に 使 用 する ホ ス ト 名 (あ る 場 合 )— ユニ ッ ト に 使 用 する IP アドレス— ネ ッ ト ワー ク のデフ ォル ト のゲー ト ウ ェ イ ( 使 用 し てい る 場 合 )— ネッ ト ワークのサブネッ トマスク— ネッ ト ワークの Ethernet タイプ注Ethernet ア ド レ スのフ ィ ール ド は 読 み 取 り 専 用 です。ネッ ト ワーク 設 定 を 指 定 した 後 、 [Configure] をク リ ックして 値 をユニッ トに 書 き 込みます。[Exit] をクリ ックして [Configure debug_hardware device] ダイアログボッ クスを 閉じます。3.3.1 関 連 項 目タスク• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ)• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-4ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 の 変 更 (3-12 ページ)• トラブルシューティング (3-15 ページ) .参 照• [Configure new debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-6 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-8 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-5ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.4 [Configure new debug_hardware device] ダイアログボックス[Configure new debug_hardware device] ダイアログボックスでは、 以 下 の 設 定 ができます。• まだ 設 定 していないデバッグハード ウェアユニッ ト のネッ ト ワーク 設 定 を 指 定する• 別 のサブネッ ト 上 にあるデバッグハードウェアユニッ トのネッ ト ワーク 設 定 を指 定 する以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 3-2 [Configure new debug_hardware device] ダイアログボックス指 定 で き る ネ ッ ト ワー ク 設 定 は、 ネ ッ ト ワー ク が 動 的 ホ ス ト 構 成 プ ロ ト コル(DHCP) を 使 用 しているかど うかによって 異 なり ます。• ネッ ト ワークが DHCP を 使 用 し てい る 場 合 は、 以 下 の 情 報 が 必 要 です。— the ユニ ッ ト に 使 用 する ホ ス ト 名 (あ る 場 合 )— ユニッ ト の Ethernet アドレス— ネッ ト ワークの Ethernet タイプ• ネッ ト ワークが DHCP を 使 用 し ていない 場 合 は、 以 下 の 情 報 が 必 要 です。— the ユニ ッ ト に 使 用 する ホ ス ト 名 (あ る 場 合 )— ユニ ッ ト に 使 用 する IP アドレス— ネ ッ ト ワー ク のデフ ォル ト のゲー ト ウ ェ イ ( 使 用 し てい る 場 合 )— ネッ ト ワークのサブネッ トマスク— ユニッ ト の Ethernet アドレス— ネッ ト ワークの Ethernet タイプブラウザに 複 数 のユニッ トが 表 示 されている 場 合 は、 [Identify] をクリ ックしてユニ ッ ト を 特 定 し ます。 選 択 し たユニ ッ ト の 識 別 LED が 5 秒 間 点 滅 し ます。ネッ ト ワーク 設 定 を 指 定 した 後 、 [Configure] をク リ ックして 値 をユニッ トに 書 き 込みます。[Exit] をクリ ックして [Configure new debug_hardware device] ダイアログボッ クスを 閉 じ ます。3.4.1 関 連 項 目タスク• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-6ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-8 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-7ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.5 デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト には 以 下 のネ ッ ト ワーク 設 定 があ り ます。DHCP動 的 ホ ス ト 構 成 プ ロ ト コル (DHCP) の 有 効 または 無 効• ネッ ト ワークが DHCP を 使 用 している 場 合 は、 デバッグハードウ ェ アユニ ッ ト に 使 用 する ホ ス ト 名 (あ る 場 合 ) を 知 ってい る 必要 があ り ます。注デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の IP ア ド レ スや、 ネ ッ ト ワー ク のデフォル ト のゲー ト ウェ イ とサブネッ ト マス クを 知 っている 必 要はあ り ません。 これらの 設 定 はネ ッ ト ワーク 上 の DHCP サーバからフェッチされます。• ネッ ト ワークが DHCP を 使 用 していない 場 合 は、 以 下 の 情 報 が 必要 です。— デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 使 用 する ホ ス ト 名 (あ る 場合 )— デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 使 用 する IP アドレス— ネットワークのデフォルトゲートウェイ ( 使 用 している 場合 )— ネッ ト ワークのサブネッ トマスクホス ト 名ユニ ッ ト のホ ス ト 名 。 こ の 文 字 は 英 数 字 (A ~ Z、 a ~ z、 0 ~ 9) と - のみで、 長 さは 39 文 字 まで と し ます。IP アドレス DHCP が 無 効 の 場 合 に 使 用 する 静 的 IP アドレス。デフォル ト のゲー ト ウェ イDHCP が 無 効 の 場 合 に 使 用 するデフ ォル ト のゲー ト ウ ェ イ。サブネッ ト マス クDHCP が 無 効 の 場 合 に 使 用 するサブネ ッ ト マス ク。Ethernet アドレスユニッ ト の Ethernet アドレス。Ethernet タイプ使 用 し てい る ネ ッ ト ワー ク の 種 類 。• ネ ッ ト ワーク の 種 類 がわかっている 場 合 に 選 択 し ます。 以 下 のオプシ ョ ンがあ り ます。— 10-MBit、 半 二 重— 10-MBit、 全 二 重— 100-MBit、 半 二 重— 100-MBit、 全 二 重• 不 明 の 場 合 は、 [Auto-Detect] を 選 択 し ます。3.5.1 関 連 項 目タスク• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-8ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ)• トラブルシューティング (3-15 ページ) .参 照• [Configure debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-4 ページ)• [Configure new debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-9ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.6 デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 有 効 な IP ア ド レ スがない 場 合 や、 別 のネ ッ ト ワーク 上 にある 場 合 は、 設 定 中 に 手 動 で Ethernet ア ド レ ス を 入 力 す 必 要 があ り ます。3.6.1 前 提 条 件ネ ッ ト ワーク 設 定 を 指 定 する 前 に、 まずデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト の 正 しいネッ ト ワーク 設 定 を 確 認 する 必 要 があ り ます。• DHCP を 使 用 し ない 場 合 は、 ネ ッ ト ワー ク 管 理 者 か ら IP アドレス、 デフォルトゲー ト ウ ェ イ、 およびサブネ ッ ト マス ク を 入 手 し て く ださい。• DHCP を 使 用 する 場 合 は、 ネッ ト ワーク 管 理 者 にユニッ ト の Ethernet アドレスを 知 らせて、 DHCP サーバに 追 加 できるようにしてください。3.6.2 手 順新 しいデバッグハード ウェアユニッ ト を 設 定 するには1. <strong>RVI</strong> Config IP ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が ローカルネ ッ ト ワー ク 上 にあ る 場 合 、 ま たはPC の USB ポー ト に 接 続 し てい る 場 合 は、 手 順 3 に 進 んで く ださい。それ 以 外 の 場 合 は、 手 順 6 に 進 んで く ださい。3. [Scan] ツールをク リ ッ ク して、 デバッグハード ウェアユニッ ト をスキャンします。注ローカルネッ ト ワーク 上 にあるか PC の USB ポー ト に 接 続 し ているデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト のみが リ ス ト に 表 示 されます。4. 設 定 するデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 選 択 し ます。5. [Identify] ツールをク リ ッ ク して、 識 別 LED が 正 しいデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト で 点 滅 する こ と を 確 認 し ます。6. [Config New] ツールを ク リ ッ ク し ます。 以 下 の 図 の よ う な [Configure newdebug_hardware device] ダイアログボッ クスが 表 示 されます。図 3-3 [Configure new debug_hardware device] ダイアログボックス7. ユニ ッ ト 側 面 の ラベルか らデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の Ethernet アドレスを 確 認 し、 [Ethernet address] フィールドに 入 力 します。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-10ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定8. DHCP を 使 用 していない 場 合a. [DHCP] を 選 択 解 除 し ます。b. 以 下 のフ ィ ール ド に 必 要 な 詳 細 を 入 力 し ます。• IP アドレス• デフォル ト のゲー ト ウ ェ イ• サブネ ッ ト マス クc. 手 順 9 に 進 みます。9. DHCP を 使 用 している 場 合 は、 [DHCP] を 選 択 し ます。10. [Host Name] フ ィ ール ド にホ ス ト 名 を 入 力 し ます。 使 用 で き る 文 字 は 英 数 字(A-Z、 a-z、 0-9) と - のみで、 長 さは 255 文 字 まで と し ます。11. 必 要 な Ethernet タイプを 選 択 します。• 使 用 しているネッ ト ワークの 種 類 がわかっている 場 合 は、 その 種 類 を 選 択します。• 不 明 の 場 合 は、 [Auto-Detect] を 選 択 し ます。12. [Configure] をクリ ックします。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が 再 起 動 し ます。 再 起 動 中 、 そのユニ ッ ト がユニ ッ ト の リ ス ト か ら 削 除 さ れます。 再 起 動 が 完 了 する と 、 ユニ ッ ト 新 し いネ ットワーク 設 定 で 再 びリストに 表 示 されます。注デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が DHCP を 使 用 している 場 合 は、 その IP アドレスがユニットのリストに 127.0.0.2 と 表 示 さ れる 可 能 性 があ り ます。 こ れは、デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が DHCP サーバから IP アドレスを 取 得 できないときに 使 用 されるダミーアドレスです。DHCP サーバが IP ア ド レ ス を 割 り 当 ててい る 場 合 は、 ユニ ッ ト の リ ス ト に 正 しいア ド レ スが 表 示 さ れます。3.6.3 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• トラブルシューティング (3-15 ページ)• 第 10 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング .概 念• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-11ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.7 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 の 変 更ユニットがローカルネットワーク 上 にあるか、PC の USB ポー ト に 接 続 し ている 場 合にのみ、デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定 を 更 できます。注デバッグハードウェアユニットが 別 のネットワーク 上 にある 場 合 は、[Configure Newdebug_hardware device] ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を 使 用 する 必 要 があ り ます。3.7.1 前 提 条 件ネ ッ ト ワーク 設 定 を 指 定 する 前 に、 まずデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト の 正 しいネッ ト ワーク 設 定 を 確 認 する 必 要 があ り ます。• DHCP を 使 用 し ない 場 合 は、 ネ ッ ト ワー ク 管 理 者 か ら IP アドレス、 デフォルトゲー ト ウ ェ イ、 およびサブネ ッ ト マス ク を 入 手 し て く ださい。• DHCP を 使 用 する 場 合 は、 ネッ ト ワーク 管 理 者 にユニッ ト の Ethernet アドレスを 知 らせて、 DHCP サーバに 追 加 できるようにしてください。3.7.2 手 順手 動 で Ethernet ア ド レ ス を 入 力 し てデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 設 定 するには1. <strong>RVI</strong> Config IP ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. [スキャン] ツールを ク リ ッ ク してデバッグハード ウ ェアユニッ ト をスキャンします。3. 変 更 するデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 選 択 し ます。4. [ 指 定 ] ツールをク リ ッ ク して、 識 別 LED が 正 しいデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト で 点 滅 する こ と を 確 認 し ます。5. [Configure] ツールをク リ ッ ク して、 [Configure debug_hardware device] ダイアログボッ ク スを 表 示 し ます。 以 下 に 例 を 示 し ます。図 3-4 [Configure debug_hardware device] ダイアログボックス注Ethernet ア ド レ スのフ ィ ール ド は 読 み 取 り 専 用 です。6. DHCP を 使 用 していない 場 合a. [DHCP] を 選 択 解 除 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-12ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定b. 以 下 のフ ィ ール ド に 必 要 な 詳 細 を 入 力 し ます。• IP アドレス• デフォル ト のゲー ト ウ ェ イ• サブネ ッ ト マス クc. 手 順 9 に 進 みます。7. DHCP を 使 用 している 場 合 は、 [DHCP] を 選 択 し ます。8. [Host Name] フ ィ ール ド にホ ス ト 名 を 入 力 し ます。 使 用 で き る 文 字 は 英 数 字(A-Z、 a-z、 0-9) と - のみで、 長 さは 255 文 字 まで と し ます。9. 必 要 な Ethernet タイプを 選 択 します。• 使 用 しているネッ ト ワークの 種 類 がわかっている 場 合 は、 その 種 類 を 選 択します。• 不 明 の 場 合 は、 [Auto-Detect] を 選 択 し ます。10. [Configure] をクリ ックします。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が 再 起 動 し ます。 再 起 動 中 、 そのユニ ッ ト はユニ ッ ト の リ ス ト に 表 示 さ れません。 ユニ ッ ト が 再 起 動 する と 、 新 し ネ ッ ト ワーク 設 定 で 再 び リ ス ト に 表 示 さ れます。注デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が DHCP を 使 用 している 場 合 は、 その IP アドレス がユニットのリストに 127.0.0.2 と 表 示 さ れる 可 能 性 があ り ます。 こ れは、デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が DHCP サーバから IP アドレスを 取 得 できないときに 使 用 されるダミーアドレスです。DHCP サーバが IP ア ド レ ス を 割 り 当 ててい る 場 合 は、 ユニ ッ ト の リ ス ト に 正 しいア ド レ スが 表 示 さ れます。3.7.3 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ)• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• トラブルシューティング (3-15 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ)• 第 10 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング .概 念• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ) .参 照• [Configure debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-4 ページ)• [Configure new debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-13ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.8 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 再 起 動設 定 を 変 更 するたびに、 <strong>RVI</strong> Config IP ユーテ ィ リ テ ィ がデバッ グハード ウ ェアユニ ッ ト のネ ッ ト ワー ク ソ フ ト ウ ェ ア を 再 起 動 し ます。 必 要 な 場 合 は [<strong>RVI</strong>] メニューの [Restart] を 選 択 して く ださい。DHCP サーバから 新 しいネ ッ ト ワーク 設 定 を 取 得 するには、 デバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク ソ フ ト ウ ェ ア を 再 起 動 する こ と をお 勧 めます。 その 場 合 は、<strong>RVI</strong> メニューの [Restart] を 選 択 し ます。3.8.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-14ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定3.9 トラブルシューティングデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワー ク 設 定 中 に 問 題 が 発 生 し た 場 合 は、 以下 の 項 目 を 参 照 し て く ださ い。3.9.1 ネッ トワーク 上 に <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニ ッ ト が 表 示 されないのはなぜですか ?ネッ ト ワーク 上 で <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニッ ト を 表 示 した り 参 照 した りするのは、ポー ト 30000 と 30001 でブロード キャ ス ト パケ ッ ト (UDP) の 伝 播 を 可 能 にするLAN に 依 存 し ます。 通 常 は、 こ の 種 のパケ ッ ト の 伝 播 を ローカルネ ッ ト ワーク 領 域に 限 定 し て 輻 輳 を 防 止 し ていますが、 これらのポー ト パケ ッ ト を 伝 播 可 能 にでき る場 合 も あ り ます。 こ の 変 更 を 依 頼 するには、 ネ ッ ト ワー ク 管 理 者 に 連 絡 し て く だ さい。注この 問 題 は、 ファイアウォールのよ うに、 ネッ ト ワーク ト ラフィ ックをフィルタするネッ ト ワークコンポーネン トの 背 後 に <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニ ト があ る 場 合 に見 られます。3.9.2 いつ <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニッ ト に 固 定 IP ア ド レスを 割 り 当 てればよいでし ょ うか ?ツールを 使 用 してネッ ト ワーク 上 で <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニッ ト を 参 照 できない場 合 は、 ユニ ッ ト のホ ス ト 名 ( 例 えば My<strong>DSTREAM</strong>.local.example.com) を 指 定 してユニッ トを 探 すことができます。ホス ト 名 を 解 決 できない 場 合 は、 IP アドレス ( 例 えば 192.168.1.16) を 使 用 できます。 こ の 場 合 は、 <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニッ ト に 固 定 IP アドレスを 割 り 当 て、 この IP アドレスが 変 更 されるのを 防 ぎます。 固 定 IP アドレスをリクエストするには、ネ ッ ト ワー ク 管 理 者 に 連 絡 し て く だ さ い。 <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ユニッ ト にア ド レスが 割 り 当 てられる と、 ツールを 接 続 する 前 に、 DOS または UNIX のプロンプ ト から ping コマン ド を 使 用 して 正 しい 動 作 を 確 認 できます。固 定 IP アドレスは、Ethernet クロスオーバケーブルを 使 用 しているときにも 適 しています。 この 場 合 は、 ホス ト PC とユニッ ト 間 に 専 用 ネッ トワーが 作 成 されますが、USB 接 続 を 利 用 で き る こ と か ら、 こ れが 必 要 でない こ と も あ り ます。3.9.3 Mictor ケーブルを ターゲッ ト に 接 続 する と、 デバッ グ 接 続 でエラーが 発 生 するのはなぜですか ?一 部 の ターゲ ッ ト シ ス テムでは、 デバ ッ グ 信 号 が Mictor トレースコネクタと 別 のデバッ グ 専 用 コネ ク タの 両 方 に 接 続 し ています。 こ の 状 況 で、 Mictor ケーブルを 別 のデバ ッ グケーブル と 並 行 し て 接 続 する と 、 事 実 上 デバ ッ グ 信 号 に 終 端 のない 大 き いスタブが 生 じます。 これによってデバッグイ タフェースが 不 安 定 にな り ます。 この問 題 を 解 決 する には、 デバ ッ グ 信 号 と ト レース 信 号 の 両 方 に Mictor ケーブルを 使 用するよ うに <strong>DSTREAM</strong> または <strong>RVI</strong> ソフトウェアを 設 定 し、 その 他 のデバッグケーブルを 切 断 します。3.9.4 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 の 変 更 (3-12 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-15ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニットのネットワーク 設 定概 念• [Configure debug_hardware device] ダイアログボッ クス (3-4 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-8 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 3-16ID 081611Non-Confidential


第 4 章デバッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のフ ァームウ ェ アの 管理以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に イ ン ス ト ール さ れてい る ソ フトウェアを <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し て 管 理 / 更 新 する 方 法 を 説 明 します。• テンプレート とファームウェアファイルについて (4-2 ページ)• <strong>ARM</strong> 製 品 のフ ァーム ウ ェ ア フ ァ イルの 場 所 (4-3 ページ)• ソフトウェアのバージョン 番 号 の 表 示 (4-4 ページ)• フ ァーム ウ ェ アの 更 新 やパ ッ チ リ リ ースの イ ン ス ト ール (4-5 ページ)• LVDS プローブのアップグレード (4-10 ページ)• <strong>RVI</strong> 更 新 時 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 再 起 動 (4-11 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-1ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.1 テンプレート とファームウェアファイルについてデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト は、 サポー ト し てい る 各 デバ イ スのテンプレー ト を格 納 し ています。 各 テンプレー ト は、 デバ イ ス と の 通 信 方 法 やそのデバ イ スに 指 定でき る 設 定 を 定 義 しています。 テンプレー ト はフ ァームウェアのフ ァ イルで 提 供 されています。<strong>ARM</strong> では、 デバッ グハード ウ ェアユニ ッ ト にイ ンス ト ールされている フ ァームウ ェアの 更 新 やパ ッ チを 定 期 的 に リ リ ース し ます。 更 新 やパ ッ チはフ ァーム ウ ェ アのファイルとしてリ リースされます。 ファームウェアのファイル 名 には 以 下 の 構 文 が使 用 さ れます。<strong>ARM</strong>-<strong>RVI</strong>-N.n.p-bld-type.unit以 下 の 意 味 があ り ます。N.n.pbuildtypeunitフ ァーム ウ ェ アのバージ ョ ン 番 号 です。 例 えば、 4.2.0 はファームウェアバージ ョ ン 4.2 の 初 期 リ リ ースです。ビルド 番 号 です。以 下 のいずれかを 示 し ます。basepatchバージ ョ ン N.n のファームウェアの 初 期 リ リース該 当 する フ ァーム ウ ェ アの N.n リリースに 更 新 します。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 以 下 のよ う に 指 定 し ます。• <strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グおよび ト レースユニ ッ ト の 場 合 は dstream• <strong>RVI</strong> デバ ッ グユニ ッ ト の 場 合 は rvi例 えば、 <strong>DSTREAM</strong> ファームウェア v4.2 のパッチ 10 は、 フ ァ イルで 以 下 のよ う に 表示 されます。<strong>ARM</strong>-<strong>RVI</strong>-4.2.10-10-patch.dstreamこれらはデバッグハード ウェアの 機 能 を 拡 張 した り、 判 明 した 問 題 を 修 正 した り します。4.1.1 関 連 項 目概 念• <strong>ARM</strong> 製 品 のフ ァ ーム ウ ェ ア フ ァ イ ルの 場 所 (4-3 ページ) .タスク• ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 番 号 の 表 示 (4-4 ページ)• ファームウェアの 更 新 やパッチリ リースのインストール (4-5 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-2ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.2 <strong>ARM</strong> 製 品 のフ ァ ームウ ェ ア フ ァ イルの 場 所ファームウェアファイルは、 使 用 している <strong>ARM</strong> 製 品 に よ って、 <strong>ARM</strong> の Web サイ トま たは イ ン ス ト ール 先 か ら 入 手 で き ます。• DS-5 の 場 合 、 フ ァーム ウ ェ アフ ァ イルは 以 下 の 場 所 にあ り ます。install_directory\DS-5\sw\debughw\firmware• RVDS の 場 合 、 フ ァーム ウ ェ ア フ ァ イルは 以 下 の 場 所 にあ り ます。install_directory\<strong>ARM</strong>\<strong>RVI</strong>\Firmware\N.n\buildnumber詳 細 については、 <strong>ARM</strong> 製 品 の 『スタートガイド』 ドキュ メン ト を 参 照 してください。4.2.1 関 連 項 目概 念• テンプレート とファームウェアファイルについて (4-2 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-3ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.3 ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 番 号 の 表 示ソ フ ト ウェアのバージ ョ ン 番 号 を 表 示 するには、 <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ の[<strong>RVI</strong>] メニューから [Version Info...] を 選 択 します。 [Version Info] ダイアログボック スのウ ィ ン ド ウにバージ ョ ン 情 報 が 表 示 さ れます。 以 下 に 例 を 示 し ます。図 4-1 バージ ョ ン 情 報スクロールリストの 上 のテキストが、 インストールされているソフトウェアリ リースのバージ ョ ン 番 号 を 以 下 の 形 式 で 示 します。This is release version number major.minor.patch以 下 の 意 味 があ り ます。majorminorpatchメジャーリ リースのバージョン 番 号 です。マイナーリ リースのバージョン 番 号 です。major.minor バージ ョ ンのパ ッ チレベルです。スクロールリストは、 インストールされているソフトウェアの 各 コンポーネントのバージ ョ ン 番 号 を 示 し ます。[Log...] ボ タ ン を 使 用 する と 、 バージ ョ ン 情 報 を フ ァ イルに 保 存 で き ます。 その 場合 は、 以 下 の 手 順 に 従 います。1. [Log] をクリ ックします。 [Select Log File Name] ダイアログボッ クスが 表 示 されます。2. ロ グ フ ァ イルの 場 所 を 選 択 し ます。3. [Save] をクリ ックしてログファイルを 保 存 します。4. [OK] をクリ ックして [Version Info] ダイアログボッ クスを 閉 じます。4.3.1 関 連 項 目タスク• ファームウェアの 更 新 やパッチリ リースのインストール (4-5 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-4ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.4 フ ァ ームウ ェ アの 更 新 やパ ッ チ リ リ ースのイ ンス ト ールフ ァ ーム ウ ェ ア を 新 し いバージ ョ ンに 更 新 する 場 合 も 、 パ ッ チを 現 在 のバージ ョ ンに 適 用 する 場 合 も、 実 行 する 手 順 は 基 本 的 に 同 じ です。 ただ し フ ァーム ウ ェ アの 以前 のバージ ョ ンから 更 新 する 場 合 は ( 例 えば 4.0 から 4.1 へ)、 基 本 バージ ョ ン を 先 にア ッ プグ レー ド し てか ら、 そのバージンに 関 連 するパ ッ チを 適 用 し ます。 例 えば、<strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト の 場 合 は、 以 下 のよ う にし ます。1. <strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト を <strong>ARM</strong>-<strong>RVI</strong>-4.1.0-14-base.dstream で 更 新 し ます。2. <strong>ARM</strong>-<strong>RVI</strong>-4.1.16-16-patch.dstream のよ うなパッチファイルが 提 供 されている 場 合は、 そのパ ッ チを <strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト に 適 用 し ます。アップグレードをインストールした 後 で、 ファームウェアを 元 の 状 態 に 戻 すには、元 のファームウェアファイルを 再 インストールしてください。 このファイルは <strong>ARM</strong>の Web サイ トから 入 手 できます。デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアに 更 新 やパッチをインス トールするには1. <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ を 開 く には• DS-5 で、 以 下 の 順 に 選 択 し ます。[スタート] → [すべてのプ ロ グ ラ ム] → [<strong>ARM</strong> DS-5] → [DebugHardware] → [Debug Hardware Update]• RVDS で、 以 下 の 順 に 選 択 し ます。[スタート] → [すべてのプ ロ グ ラ ム] → [<strong>ARM</strong>] → [RealView ICEvN.n] → [RealView ICE Update]<strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィが 表 示 されます。 以 下 に 例 を 示 します。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し て く だ さ い。• リストからデバッグハードウェアユニットを 選 択 する図 4-2 <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-5ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の IP アドレスまたはホスト 名 を [OtherTCP/IP Devices] フ ィ ール ド に 入 力 する3. [Connect] を ク リ ッ ク し てデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 し ます。 ユニ ッ ト の 既 存 のフ ァーム ウ ェアの 詳 細 が 表 示 されます。 以 下 に 例 を 示 し ます。図 4-3 フ ァ ームウ ェ アの 詳 細4. <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ で、 [Install Firmwar] ツールをク リ ッ ク します。[Select Firmware Update to Install] ダイアログボックスが 表 示 されます。 以 下 に例 を 示 し ます。図 4-4 イ ンス ト ールする コ ンポーネン ト フ ァ イルの 選 択5. インストールする 更 新 またはパッチのコンポーネントファイルが 含 まれたディレ ク ト リ に 移 動 し て、 必 要 なフ ァ イルを 選 択 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-6ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理6. [Open] を ク リ ッ ク し ます。 その 後 、 コ ンポーネン ト フ ァ イルの 内 容 を 説 明 する 以 下 の 図 のよ う なダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表 示 されます。図 4-5 コ ンポーネン ト フ ァ イルのイ ンス ト ールの 確 認ファームウェア 更 新 ファイルをインストールしよう とするとき、 旧 バージョンの <strong>RVI</strong> Update ( 例 えば <strong>RVI</strong> v1.5 よ り 前 の リ リ ース) を 使 用 し てい る 場 合 、 以 下の 図 に 示 すよ う なエラー メ ッ セージが 表 示 されます。図 4-6 警 告 メ ッ セージ注ファームウェアの 更 新 に 進 む 前 に、 <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ を 最 新 のソ フ トウェアにアップグレードする 必 要 があります。同 様 に、 イ ン ス ト ール し よ う と し てい る フ ァ ーム ウ ェ ア と 互 換 性 のないバージ ョ ンのハード ウ ェ アを 使 用 し ている 場 合 も、 以 下 の 図 に 示 すよ う な ラー メ ッセージが 表 示 されます。図 4-7 互 換 性 のないバージ ョ ンのハー ド ウ ェ ア を 使 用 し ている と きのエ ラー<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-7ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理7. [Install update] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スで、 以 下 の 項 目 を ク リ ッ ク し ます。• コンポーネントのインストールを 承 認 する 場 合 は [Continue]• デバッグハード ウェアユニッ ト に 変 更 を 加 えない 場 合 は [Cancel][Continue] をクリ ックすると、 <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ がデバッ グハー ドウェアユニッ トにコンポーネントファイルをアップロードします。 デバッグハー ド ェ アユニ ッ ト がコ ンポーネン ト フ ァ イルの 圧 縮 を 解 凍 し、 格 納 されている 更 新 またはパッチをインストールします。 インストールの 進 行 状 況 が 以 下 の図 のよ う に 表 示 されます。図 4-8 イ ンス ト ール 中 の 進 行 状 況イ ン ス ト ールするパ ッ チや 更 新 によ っては、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト がこ の 手 順 の 過 程 で 自 動 的 に 再 起 動 し ます。 再 起 動 の 進 行 状 況 が 以 下 図 の よ う に表 示 さ れます。図 4-9 イ ンス ト ール 中 に 再 起 動 する と きの 進 行 状 況インストール 中 に FLASH LED が 点 灯 し て、 内 部 のフ ラ ッ シ ュ 記 憶 域 にユニ ット がア ク セ ス し てい る こ と を 示 し ます。 途 中 でデバ ッ グハー ド ウ ェ アユ ッ ト の電 源 を 切 ら ないで く だ さ い。 イ ン ス ト ール 中 に 問 題 が 発 生 し た 場 合 は、 フ ァームウェアアップグレードのインス トールをト ラブルシューティングする 必 要 があります。注インストール 中 に、 [Abort] ボ タ ンが 有 効 にな り ます。 こ れは、 こ のボ タ ン をク リ ッ クする と イ ン ス ト ールの 進 行 を 安 全 に 中 止 で き る こ と を 示 し ます。[Abort] ボ タ ンが 有 効 にな ら ない 場 合 は ( 例 えば 再 起 動 中 )、 再 起 動 を 中 止 できません。イ ン ス ト ールが 完 了 する と、 以 下 の 図 に 示 すよ う な メ ッ セージが 表 示 されます。図 4-10 イ ンス ト ールの 成 功 を 知 らせる メ ッ セージ<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-8ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.5 LVDS プローブのアップグレード<strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し て 低 電 圧 差 動 信 号 (LVDS) プローブのアップグレード をインス ト ールできます。 このアップグレード 手 順 は、 シリアルワイヤデバッグ (SWD) 機 能 を 利 用 する 場 合 にのみ 必 要 にな り ます。 こ の タ イ プのプ ローブは SWD 対 応 でないため、 こ れは、 LVDS プローブが <strong>RVI</strong> v3.0 と 一 緒 にリ リーされた場 合 に 必 要 な 1 回 限 り のア ッ プグ レー ド です。LVDS プローブをアップグレードするには1. <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ で、 [<strong>RVI</strong>] メニューの [Upgrade LVDS Probe...] を選 択 し ます。2. プローブをアップグレードするオプシ ョ ンを 確 認 するプロンプ トが 表 示 されます。 [Yes] を 選 択 する と 、 <strong>RVI</strong> Update ユーテ ィ リ テ ィ が 更 新 プロセス を 開 始 します。 その 間 、 プ ロ セ スが 完 了 する まではプ ローブを 切 断 し た り デバ ッ グハード ェ アユニ ッ ト の 電 源 を 切 った り し ない よ う に 警 告 が 表 示 さ れます。 以 下 の 図にこれを 示 します。図 4-11 プローブ 更 新 中 の 進 行 状 況注アップグレードを 実 行 するには、 デバッグハードウェアユニッ トに v3.1 以 降 のファームウェアがインストールされている 必 要 があります。また、 v2 以 上 の LVDS プローブが 必 要 です。v1 のプローブ (ボード 番 号 HPI-0090x) を 使 用 し てい る 場 合 は、 新 し いバージョンで 置 き 換 えてください。その 場 合 は、<strong>ARM</strong> まで 詳 細 をお 問 い 合 わせださい。4.5.1 関 連 項 目タスク• ファームウェアの 更 新 やパッチリ リースのインストール (4-5 ページ) .概 念• ファームウェアアップグレードのインストールに 関 するトラブルシューティング (10-9 ページ) .参 照『<strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> :システムおよびインタフェースデザインリファレンス』:• 「シ リ アルワ イヤデバッ グ」、 ../com.arm.doc.dui0499d/BEHIADEG.html『<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :システムおよびインタフェースデザインリファレンス』:• 「シ リ アルワ イヤデバッ グ」、 ../com.arm.doc.dui0517d/yCHDBDBHI.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-10ID 081611Non-Confidential


デバッグハードウェアユニッ トのファームウェアの 管 理4.6 <strong>RVI</strong> 更 新 時 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 再 起 動デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 再 起 動 するには、 [<strong>RVI</strong>] メニューの [Restart] を選 択 し ます。 <strong>RVI</strong> Update がデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 再 起 動 し、 再 起 動 の 完了 を 待 ってか ら 自 動 的 に 再 接 続 し ます。 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 再 起 動 する と い うメ ッ セージが 表 示 さ れます。4.6.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• ファームウェアの 更 新 やパッチリ リースのインストール (4-5 ページ)• LVDS プローブのアップグレード (4-10 ページ) .概 念• 第 10 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング• ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 番 号 の 表 示 (4-4 ページ) .参 照• 第 3 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 4-11ID 081611Non-Confidential


第 5 章デバッ グハー ド ウ ェ ア ターゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 デバ ッ ガで 使 用 するデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーションファイルを RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ で 作 成 する 方 法 について 説 明 し ます。• デバッ グハード ウ ェア ターゲ ッ ト コ ンフ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 作 成 について(5-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 (5-4 ページ)• RVConfig での 既 存 のデバッ グハード ウ ェアコンフ ィ ギュ レーシ ョ ンフ ァ イルの 表示 (5-6 ページ)• JTAG スキャンチェインの 設 定 (5-7 ページ)• デバイ ス リ ス ト の 設 定 について (5-10 ページ)• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 (5-12 ページ)• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキ ャ ンチェ イ ンのデバイ スの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• [Select Platform] ダイアログボッ クス (5-19 ページ)• [Export As Platform] ダイアログボッ クス (5-20 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-1ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成• プラッ ト フォームファイルへのコンフィギュレーションのエクスポート(5-21 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ)• アダプティブク ロ ッキングについて (5-27 ページ)• デバイ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 設 定 (5-28 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 (5-36 ページ)• トレースコンフィギュレーション 設 定 (5-39 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 (5-40 ページ)• 命 令 のス テ ッ プ 実 行 時 にプ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動作 の 設 定 (5-41 ページ)• デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロ セ ッ サの 動 作 の 設 定(5-42 ページ)• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンか ら のプ ラ ッ ト フ ォームの 割 り当 てのク リ ア (5-47 ページ)• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成 (5-51 ページ)• 変 更 内 容 の 保 存 (5-53 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト か ら の 切 断 (5-54 ページ)• 仮 想 Ethernet でのターゲッ ト プロセッサの 設 定 (5-55 ページ)• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-2ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.1 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成 についてデバ ッ グハー ド ウ ェ ア ターゲ ッ ト コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を 使 用 する と 、 デバ ッ ガで 以 下 の 機 能 が 有 効 にな り ます。• 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームでの ターゲ ッ ト デバ イ スへの 接 続• 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームでのアプ リ ケーシ ョ ンのデバ ッ グデバ ッ グハー ド ウ ェ ア ターゲ ッ ト コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンは、 コ ン フ ィ ギ ュ レーションファイルに 保 存 します。 このコンフィギュレーションファルは、デバッガでターゲ ッ ト 接 続 を 作 成 する 際 に 参 照 し ます。CoreSight シ ス テムには、 ト レース ソース と ト レース シン ク を 多 数 含 め る こ と がで きます。 デバッガがシステムから 正 確 に ト レースをキャプチャできる よ う にし、 そのト レース 情 報 を 生 成 し た ソ ース と ト レース 情 報 を 関 連 付 け る には、 デバ ッ グハー ドウェアコンフィギュレーションに 合 わせて CoreSight ア ソ シエーシ ョ ン を 設 定 する 必要 があ り ます。5.1.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 (5-4 ページ)• 第 6 章 CoreSight システムの 設 定 .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-3ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.2 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 作 成 するには1. RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 起 動 し ます。 以 下 に 例 を 示 し ます。2. デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 し ます。図 5-1 RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ3. [Auto Configure] をク リ ックして 開 発 プラッ トフォーム 上 のターゲッ トデバイスを 特 定 します。4. 開 発 プラットフォームに 適 したプラットフォームコンフィギュレーションが 存在 する 場 合 は、 そのプ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を 選 する よ う に促 されます。そのプ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を 使 用 するには [OK] をクリックします。それ 以 外 の 場 合 は、[Cancel] をクリ ックします。5. 必 要 に 応 じ て、 以 下 の 項 目 を 設 定 し ます。• デバイ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 設 定• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定• デバイ スプ ロパテ ィ ( 必 要 な 場 合 )• トレースコンフィギュレーションの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ)• トレースアソシエーション (CoreSight 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム を 設 定 する場 合 )6. [File] メニューから [Save] を 選 択 し て 設 定 内 容 を 保 存 し ます。 [Choose afilename to save as] ダイアログボッ クスが 表 示 されます。7. コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 保 存 するデ ィ レ ク ト リ を 見 つけて、 適 切 なフ ァ イル 名 を 入 力 します。 例 えば、 Cortex-A8 プロセッサを 搭 載 しているCoreSight システムであれば 「CoreSight_A8.rvc」 と します。8. [Save] を ク リ ッ ク し て フ ァ イ ルを 保 存 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-4ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成9. [File] メニューから [Exit] を 選 択 して RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 閉 じ ます。5.2.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• JTAG スキャンチェインの 設 定 (5-7 ページ)• デバイ スプ ロパテ ィ の 変 更 (5-24 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成 (5-51 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ) .概 念• デバイ ス リ ス ト の 設 定 について (5-10 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ)• アダプティブク ロ ッキングについて (5-27 ページ)• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ)• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Select Platform] ダイアログボッ クス (5-19 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ)• デバイ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 設 定 (5-28 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 (5-36 ページ)• トレースコンフィギュレーション 設 定 (5-39 ページ)• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• 第 10 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-5ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.3 RVConfig での 既 存 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 表示RVConfig でデバッ グハード ウ ェア コ ンフ ィ ギュ レーシ ョ ンフ ァ イル (.rvc) を 開 くには1. [File] メニューから [Open] を 選 択 します。 [Choose a file to open] ダイアログボックスが 表 示 されます。2. .rvc コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イ ルを 格 納 し てい るデ ィ レ ク ト リ を 見 つけ ます。3. 適 切 な .rvc ファイルを 選 択 します。4. [Open] を ク リ ッ ク し ます。 以 下 の 図 に 示 されている よ う に、 スキ ャ ンチェ インの 設 定 が 表 示 さ れます。図 5-2 スキャンチェ イン 制 御ユーテ ィ リ テ ィ のタ イ ト ルには、 コ ンフ ィ ギュ レーシ ョ ンフ ァ イルへの 完 全 パスが 含 まれます。 パス 名 が 示 されている もの と は 異 な る 場 合 があ り ます。5. 必 要 に 応 じ て 設 定 内 容 を 変 更 し ます。5.3.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ) .概 念• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア ターゲ ッ ト コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 作 成 について(5-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-6ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.4 JTAG スキャ ンチ ェ イ ンの 設 定現 在 接 続 さ れてい るデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト にス キ ャ ンチェ イ ン を 設 定 するには、 スキャ ンチェ イ ン 制 御 を 使 用 し ます。図 5-3 スキャンチェ イン 制 御JTAG スキ ャ ンチェ イ ンにデバイ ス を 追 加 する と、 以 下 の 例 に 示 されている よ う に、スキャンチェインの 回 路 図 が 作 成 されます。図 5-4 スキャ ンチ ェ イ ンの 回 路 図ターゲ ッ ト に 対 応 し たプ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルが 存 在 する 場 合 は、 [Select Platform] ダイアログボッ クスが 表 示 されます 既 存 のプラ ッ トフ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 使 用 する 場 合 は、 以 下 の 手 順 を 実 行 します。1. プラッ ト フォームを 選 択 します。2. [OK] を ク リ ッ ク し ます。 回 路 図 の 上 部 に、 プ ラ ッ ト フ ォーム を 特 定 する ラベルが 表 示 されます。5.4.1 デバイ スの 管 理以 下 のボ タ ン を 使 用 する と 、 独 自 の 設 定 でデバイ ス を 管 理 で き ます。• [Add...] をクリ ックすると、 スキャンチェインにデバイスが 追 加 されます。• 回 路 図 でデバ イ スが 選 択 さ れてい る 場 合— [Remove] をク リ ッ クする と、 選 択 されているデバイスが 削 除 されます。— [Properties...] をク リ ックすると、 選 択 されているデバイスのプロパティが 更 新 されます。— [Configure] をクリ ックすると、 デバイスコンフィギュレーションの 設 定が 表 示 されます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-7ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成• 複 数 のデバ イ ス を 含 んでい る ス キ ャ ンチェ イ ンの 場 合— [Move Left] をクリ ックすると、 選 択 されているデバイスが 左 側 に 移 動 します。— [Move Right] をクリ ックすると、 選 択 されているデバイスが 右 側 に 移 動します。5.4.2 デバイス コ ンテキス ト メ ニュー 制 御デバイ スの コ ンテキ ス ト メ ニ ューを 表 示 するには、 ス キ ャ ンチェ イ ン 回 路 図 でデバイスを 右 クリ ックします。 すべてのデバイスに 以 下 のオプショが 用 意 されています。• デバ イ スのプ ロパテ ィ を 変 更 する には [Properties...] を 選 択 し ます。• デバ イ ス を 設 定 する には [Configuration...] を 選 択 します。• 選 択 し たデバ イ ス を 削 除 する には [Remove Device] を 選 択 します。CoreSight シ ス テムの 場 合 、 <strong>ARM</strong>CS-DP デバイ スについては [Read CoreSight ROMtable] オプシ ョ ンを 利 用 でき ます。 このオプシ ョ ンを 使 用 する と、 お 使 いのデバッグハード ウェアで CoreSight ROM テーブルを 読 み 込 めます。5.4.3 プ ラ ッ ト フ ォームフ ァ イルの 管 理開 発 ボー ド でプ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イルを 管 理 するにはプ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イルが 存 在 する 場 合 は、 [Select Platform...] をクリ ックして 開発 ボード に 対 応 したプラ ッ ト フ ォームを 選 択 し ます。プラッ ト フォームが 設 定 に 割 り 当 てられると、 [Select Platform ...] ボタンが [ClearPlatform] に 変 わ り ます。 [Clear Platform] をクリ ックすると、 設 定 からプラッ トフォームの 割 り 当 てが 削 除 されます。5.4.4 トレースアソシエーションの 管 理CoreSight シ ス テム を 設 定 する 場 合 は、 [Trace Associations ...] をクリ ックしてCoreSight トレースアソシエーションを 管 理 します。5.4.5 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• デバイ スプ ロパテ ィ の 変 更 (5-24 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ) .概 念• デバイ ス リ ス ト の 設 定 について (5-10 ページ) .参 照• [Select Platform] ダイアログボッ クス (5-19 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-8ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ)• デバイ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 設 定 (5-28 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-9ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.5 デバイ ス リ ス ト の 設 定 についてデバイ ス リ ス ト は、 以 下 の 方 法 を 使 用 して 設 定 できます。• 自 動 設 定• 手 動 設 定5.5.1 自 動 設 定シ ス テムの 自 動 設 定 では、 該 当 する シリアルワイヤデバッグ (SWD) レジスタが 読み 込 まれる こ と に よ って、 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームで ターゲ ッ ト デバ イ スが 特 定 さ れます。 通 常 、 こ のレ ジ ス タ の 値 は、 デバイ を 設 計 に 組 み 込 む 設 計 者 が 設 定 し、 <strong>ARM</strong>デバイ スで 自 動 的 に 設 定 される こ と はあ り ません。 詳 細 については、 <strong>ARM</strong> データシー ト ま たは 組 み 込 むプ ロ セ ッ サのテ ク ニカル リ フ ァ レ ン ス マニ ュ アルを 参 照 し てください。警 告自 動 設 定 の 割 り 込 みに よ って、 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームの 通 常 の 動 作 が 停 止 する 可 能性 があ り ます。 リ セッ ト や 停 止 をせずに 開 発 プラ ッ ト フォームターゲッ ト に 接 続 するには、 デバイスを 手 動 でスキャンチェインに 追 加 する 必 要 があり ます。デバイ ス リ ス ト の 自 動 設 定 時 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはス キ ャ ンチェ イ ンに 問 い 合わせてサポー ト 対 象 の <strong>ARM</strong> ターゲ ッ ト デバ イ スに 対 応 し た 適 切 テンプレー ト を 自 動的 に 選 択 し、 正 しい 順 序 でスキ ャ ンチェ イ ンに 追 加 し ます。 これは、 現 在 の ク ロ ック 速 度 で 実 行 されます。• 固 定 されたク ロ ッ ク 速 度 を 使 用 しても、 デバッグハード ウェアがアダプテ ィブクロッキングを 必 要 とする 1 つま たは 複 数 のデバイ ス を 検 出 する と 、 自 動 的 にダプテ ィ ブ ク ロ ッ キ ン グが 選 択 さ れます。• アダプティブク ロ ッキングを 使 用 しよ う と しても、 デバッグハード ウェアによってアダプティブクロッキングをサポートするデバイスが 検 出 されいと、 エラー メ ッ セージが 生 成 さ れます。 固 定 の ク ロ ッ ク 速 度 を 選 択 し て く だ さ い。• ク ロ ッ ク 速 度 が 速 すぎ る 場 合 、 スキ ャ ンチェ イ ンの 一 部 のデバイ スが 検 出 されない 可 能 性 があ り ます。 こ の 可 能 性 があ る と 思 われる 場 合 は、 ク ロ ク 速 度 を 下げて く ださい。注現 在 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンに よ っ てプ ラ ッ ト フ ォームが割 り 当 てられている 場 合 、 RVConfig で 自 動 設 定 を 利 用 する こ と はき ません。5.5.2 手 動 設 定デバイ ス を 手 動 でスキ ャ ンチェ イ ンに 追 加 する 場 合 があ り ます。 これは、 開 発 プラ ッ ト フ ォームに 以 下 のデバイ スが 含 まれてい る 場 合 に 実 行 する 必 要 があ り ます。• サポー ト されていないデバイ ス。 つま り、 デバッグハード ウ ェアユニッ ト によってテンプレートが 提 供 されないデバイスです。• サポー ト 対 象 で も 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が 検 出 で き ないデバ イ ス。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-10ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.5.3 CoreSight 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム開 発 プ ラ ッ ト フ ォームに CoreSight デバ イ スが 搭 載 さ れてい る と 、 自 動 設 定 に よ って以 下 の 動 作 が 実 行 さ れます。1. <strong>ARM</strong> CoreSight デバ ッ グポー ト (<strong>ARM</strong>CS-DP) デバイスの 追 加 。2. CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み。 こ のテーブルは、 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームに 搭 載 される CoreSight デバイ スの リ ス ト を 含 んでいます。5.5.4 関 連 項 目タスク• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ)• JTAG スキャンチェインの 設 定 (5-7 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ) .<strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> ハー ド ウ ェ アの 設 定 :• <strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グおよび ト レースユニ ッ ト の 接 続 、../com.arm.doc.dui0481d/I1004916.html.<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :ハードウェアの 設 定 :• <strong>RVI</strong> デバ ッ グユニ ッ ト の 接 続 、 ../com.arm.doc.dui0515d/I1004916.html.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-11ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.6 スキャ ンチ ェ イ ンの 自 動 設 定ス キ ャ ンチェ イ ン を 自 動 設 定 する には1. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。スキャンチェインコンフィギュレーショ ンが 既 に 設 定 されており、 プラッ トフォームが 割 り 当 てられている 場 合 、 RVConfig で 自 動 設 定 を 利 用 する こはできません。 ス キ ャ ンチェ イ ン を 自 動 的 に 再 設 定 する には、 [Clear Platform] をクリックしてから 操 作 を 続 行 してください。2. [Auto Configure] をク リ ックします。 検 出 された 各 デバイスがコントロール 枠のスキャンチェインコンフ ィギュレーシ ョ ンに 追 加 され、 さらにツ リー 図 にも追 加 さ ます。 ほ と んどの 場 合 、 ス キ ャ ンチェ イ ン を 設 定 する ために 実 行 する ことはこれだけです。 次 に、 デバイスそのものを 設 定 する 必 要 があります3. スキ ャ ンチェ イ ン コ ンフ ィ ギ ュ レーシ ョ ンが 既 に 設 定 されている と、 以 下 の[Auto Configure Scan Chain] プロンプトが 表 示 されるこ とがあり ます。図 5-5 [Auto Configure Scan Chain] ダイアログボックス注 意[OK] をクリ ックすると、 現 在 のスキャンチェインコンフィギュレーションが失 われます。5.6.1 関 連 項 目タスク• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ)• デバイ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 設 定 (5-28 ページ)• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 に 関 する ト ラ ブルシ ューテ ィ ング (10-11 ページ).<strong>ARM</strong> ® の <strong>DSTREAM</strong> ハー ド ウ ェ アの 設 定 :• <strong>DSTREAM</strong> デバ ッ グおよび ト レースユニ ッ ト の 接 続 、../com.arm.doc.dui0481d/I1004916.html.<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :ハードウェアの 設 定 :• <strong>RVI</strong> デバ ッ グユニ ッ ト の 接 続 、 ../com.arm.doc.dui0515d/I1004916.html.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-12ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.7 スキャ ンチ ェ イ ンへのデバイ スの 追 加必 要 に 応 じ て、 デバ イ ス を 手 動 でス キ ャ ンチェ イ ンに 追 加 で き ます。 こ れは、 以 下の 状 況 で 実 行 でき ます。• 開 発 プラットフォームのターゲットをリセットおよび 停 止 したくない。• 自 動 設 定 がエ ラーにな る。• CoreSight システムの ROM テーブルの 読 み 込 み 自 動 設 定 フ ェーズで、 デバ イ スの 検 出 に 失 敗 する。• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を 作 成 し た 時 点 か ら 開 発 プ ラ ットフォームのデバイスコンフィギュレーションが 変 更 されており、 ラットフォームにサポート されていないデバイスが 搭 載 されている。例 えば、 1 つま たは 複 数 のデバ イ ス を 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームに 追 加 し た と し ます。 こ の 場 合 、 開 発 プ ラ ッ ト フ ォームでデバ イ スの 順 序 が 変 わったな ら、 追 加したデバイスの 順 序 も 変 更 しなければなりません。デバイ ス を ス キ ャ ンチェ イ ンに 追 加 するには1. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。2. [Add...] をクリ ックします。 [Add Device] ダイアログボッ クスが 表 示 されます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-6 [Add Device] ダイアログボックス利 用 でき るデバイ スは、 フ ァームウ ェアのバージ ョ ンによ って 異 な り ます。注デバイ ス グループが 薄 い 灰 色 で 示 さ れてい るのは、 その 関 連 デバ イ スが 利 用 不可 であ る と い う こ と を 意 味 し ています。 通 常 は、 CoreSight 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム を 自 動 設 定 し た 場 合 に こ の よ う に 表 示 さ れます。3. デバイ スが 登 録 済 みのデバイ スの リ ス ト に 表 示 された ら、 以 下 の 手 順 を 実 行 します。a. [Registered Devices] を 選 択 します。 登 録 済 みデバイスというのは、デバッグハードウェアユニッ トが 特 定 でき、 デバッグのサポートがある 程 度存 在 するデバ イ スの こ です。 つま り 、 そのデバ イ ス 用 のテンプレー ト が 存在 しています。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-13ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成b. 関 連 デバ イ ス グループを 展 開 し ます。c. 追 加 するデバ イ ス を 選 択 し ます。d. [Add] をクリ ックします。 デバイスがスキャンチェインに 追 加 されます。注デバイ ス をダブル ク リ ッ ク し て ス キ ャ ンチェ イ ンにデバイ ス を 追 加 する こともできます。e. 複 数 のデバ イ スがあ る 場 合 は、 手 順 4b ~ 4d を 繰 り 返 し て 登 録 済 みのデバイスをそれぞれ 追 加 します。f. すべてのデバ イ ス を 追 加 し た ら、 手 順 6 から 続 行 します。4. 現 在 開 発 中 のデバ イ スであ る ために、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アでは 識 別 さ れないデバイ ス を 追 加 する 必 要 が 生 じ る 場 合 があ り ます。 その 場 合 は、 以 の 手 順 に 従います。a. [Custom Device] を 選 択 し ます。b. [Device Name] フィールドにデバイスの 名 前 を 入 力 します。 これはツ リービ ューでデバイ ス ノ ー ド の 名 前 と し て 使 用 さ れ、 あ ら ゆ る 値 を 指 定 する ことができます。c. [IR Length] フィールドに JTAG 命 令 レ ジ ス タ の 長 さ (ビ ッ ト 単 位 ) を 入力 します。注IR の 長 さ に 正 し く ない 値 を 入 力 する と 、 デバイ スに 接 続 し よ う と し て も失 敗 し ます。d. [Add] をクリ ックします。 デバイスがスキャンチェインに 追 加 されます。e. 複 数 のデバ イ スがあ る 場 合 は、 手 順 5b ~ 5d を 繰 り 返 してカス タムデバイスをそれぞれ 追 加 します。注カスタムデバイスをデバッグすることはできません。 ただし、 カスタムデバイスを 正 しい 順 序 と 正 しい 長 さで 追 加 する と、 同 じスキャンチェインサポート されているデバイスをデバッグできるようになります。5. 操 作 が 完 了 し た ら、 [Close] をクリ ックします。注デバイ スの 削 除 、 またはスキ ャ ンチェ イ ンでのデバイ スの 順 序 の 変 更 は、 [AddDevice] ダイアログボッ クスを 閉 じなくても 実 行 できます。以 下 の 図 に、 階 層 的 な 形 式 でス キ ャ ンチェ イ ンに 追 加 さ れてい る 多 く のデバ イ ス を示 します。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-14ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成図 5-7 ヒ ン ト 機 能 が 表 示 されているスキャ ンチ ェ イ ンのデバイ ス5.7.1 スキャ ンチ ェ イ ンへのデバイ ス 追 加 時 の 注 意 事 項以 下 の 点 に 注 意 し て 下 さい。• 従 来 の JTAG コンフィギュレーションでは、 正 しい 順 序 でデバイスを 追 加 する必 要 があ り ます。 TDO に 最 も 近 いデバイ スがチェ イ ンの 最 後 にな り ます。注間 違 った 順 序 でデバイ ス を 追 加 し て も、 後 でその 順 序 を 変 更 する こ と がで き ます。• CoreSight コンフィギュレーションでは、 最 初 に <strong>ARM</strong>CS-DP デバイ ス を 追 加 する 必 要 があ り ます。 その 後 、 残 りの CoreSight デバイ ス を 任 意 の 順 序 で 追 加 できます。• CoreSight コ ンポーネン ト と し てデバ イ スが 追 加 さ れる と 自 動 的 に 階 層 が 作 成 され、 コンポーネントインタラクションを 容 易 に 管 理 できるようになります。• デバ イ スが 存 在 する 場 合 、 ス キ ャ ンチェ イ ンにはそのデバ イ スの 固 有 のア ソ シエーシ ョ ン 名 が 示 され、 ア ソ シエーシ ョ ンを 作 成 する と きに 正 しいバイ ス を 特定 する のに 役 立 ち ます。• カーソルをデバイ ス 上 に 置 く と 、 ツールチ ッ プにそのデバイ スに 関 する 詳 細 が表 示 さ れます。注ツールチップのアソシエーシ ョ ン 項 目 は、 デバイ スにアソシエーシ ョ ンが 設 定されている 場 合 にのみ 表 示 されます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-15ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.7.2 関 連 項 目タスク• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ) .• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 に 関 する ト ラ ブルシ ューテ ィ ング (10-11 ページ).<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-16ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.8 スキャ ンチ ェ イ ンからのデバイ スの 削 除不 要 なデバ イ ス を ス キ ャ ンチェ イ ンか ら 削 除 する には1. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。2. スキャンチェインコンフィギュレーショ ンでデバイスを 選 択 します。3. [Remove] をクリックします。デバイスに 子 コンポーネントがある 場 合 は、 確認 のプロ ンプ ト が 表 示 されます。注スキャンチェインコンフィギュレーショ ンが 既 に 設 定 されており、 プラッ ト フォームが 割 り 当 て ら れてい る 場 合 、 デバイ ス を 削 除 する こ と はで きせん。 ス キ ャ ンチェイ ンか らデバイ ス を 削 除 する には、 以 下 の 手 順 を 実 行 し ます。1. [★プ ラ ッ ト フ ォーム を ク リ ア] をクリ ックします。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し て 下 さ い。• ス キ ャ ンチェ イ ン を も う 一 度 自 動 設 定 し ます。• 保 持 するデバイスのみを 手 動 で 追 加 する。5.8.1 関 連 項 目タスク• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-17ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.9 スキャ ンチ ェ イ ンのデバイ スの 順 序 の 変 更従 来 の JTAG コンフィギュレーションの 場 合 、デバイスは、デバッグハードウェアのTDI および TDO と の 関 連 で 正 し い 順 序 で 追 加 さ れなければな り ません。 間 違 った 順序 でデバイ ス を 追 加 し て も、 後 でその 順 序 を 変 更 する こ と ができ ます。ス キ ャ ンチェ イ ンのデバ イ スの 順 序 を 変 更 する には1. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。2. ス キ ャ ンチェ イ ンの 回 路 図 で、 移 動 するデバ イ ス を 選 択 し ます。3. 以 下 のボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。• デバイ ス を 左 側 に 移 動 するには、 [Move Left]• デバイ ス を 右 側 に 移 動 するには、 [Move Right]注同 じデバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) 上 での CoreSight デバイ スの 順 序 は 重 要 ではありません。5.9.1 関 連 項 目タスク• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-18ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.10 [Select Platform] ダイアログボックス[Select Platform] ダイアログボックスでは、 開 発 プラットフォームに 適 したプラットフ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンを 選 択 でき ます。 以 下 の 図 にを 示 し ます。図 5-8 [Select Platform] ダイアログボックス[OK] をクリ ックすると、 選 択 されているプラッ トフォームが 選 択 されます。 そうするこ とで、 プラッ ト フォームのコンフィギュレーショ ン 全 体 がローされます。[Cancel] ボ タ ン を ク リ ッ クする と 、 選 択 さ れてい る 動 作 がキ ャ ンセル さ れます。[] を 選 択 する と 、 プ ラ ッ ト フ ォーム を 不 正 に ロー ド し た と きにデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が 既 知 の 状 態 にな り ます。 こ れに よ り 、 すべての 設 定 デフ ォルト 値 になります。5.10.1 関 連 項 目参 照• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-19ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.11 [Export As Platform] ダイアログボックス[Export As Platform] ダイアログボッ クスでは、 現 在 のコンフィギュレーシ ョ ンをプラットフォームのコンフィギュレーションとして 保 存 できます。 下 の 図 に 例 を 示 します。図 5-9 [Export As Platform] ダイアログボックス5.11.1 関 連 項 目参 照• プラッ ト フォームファイルへのコンフィギュレーションのエクスポート(5-21 ページ)• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-20ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.12 プ ラ ッ ト フ ォームフ ァ イルへのコ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンのエ ク スポー トコンフィギュレーションをプラッ トフォームファイルにエクスポートするには1. [File] メニューから [Export platform file...] を 選 択 し、 [Export As Platform]ダ イ ア ロ グボ ッ ク ス を 表 示 し ます。2. プラ ッ ト フォームのボード 名 を 指 定 し ます (「Integrator_AP_<strong>ARM</strong>926EJ-S」 など)。3. プラッ ト フォームの 製 造 元 を 指 定 します (「<strong>ARM</strong>」 など)。4. [OK] をクリ ックしてプラッ トフォームファイルを 保 存 し、 [Export AsPlatform] ダイアログボッ クスを 閉 じます。プ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イルは 以 下 の 場 所 に 格 納 さ れています。C:\Documents and Settings\username\My Documents\<strong>ARM</strong>\rvconfig\platformFilesプ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イルの 名 前 は 以 下 の よ う な 形 式 にな り ます。Manufacturer_BoardName.rvc5. [File] メニューから [Save] を 選 択 してコンフ ィギュレーシ ョ ンを 保 存 します。5.12.1 関 連 項 目参 照• [Export As Platform] ダイアログボックス (5-20 ページ)• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-21ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.13 [Device Properties] ダイアログボックス[Device Properties] ダイアログボックスでは、 必 要 に 応 じて、 スキャンチェインにあるデバイ スのプロパテ ィ を 変 更 でき ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-10 [Device Properties] ダイアログボックス以 下 の こ と がで き ます。• デバイ スに 1 つま たは 複 数 のオプシ ョ ン を 選 択 で き ます。 デバ ッ ガは、 こ れ らのオプシ ョ ンによ ってデバイ スでサポー ト される 機 能 を 特 定 でき ます。 例 えば、 NEON SIMD Extensions (Neon) オプシ ョ ンが 選 択 される と、 レジス タ ビューにNEON レジスタが 示 されます。• デバ イ スのテンプレー ト のバーシ ョ ン を 設 定 で き ます ( 複 数 のバージ ョ ンが 提供 さ れてい る 場 合 )。デバ イ スで 使 用 で き る プ ロパテ ィ がない 場 合 は、 [Options] リストに 以 下 のメッセージが 表 示 されます。No device options found in current template5.13.1 デバイスのプロパテ ィリスト されるデバイスのプロパティは 設 定 されるデバイスよって 異 なり、 以 下 のいずれかにな り ます。[Embedded Trace Macrocell (ETM)]ETM から ト レースをキャプチャする 場 合 に 選 択 します。[Embedded Trace Buffer (ETB)]ETB から ト レースをキャプチャする 場 合 に 選 択 します。 [EmbeddedTrace Macrocell (ETM)] も 選 択 する 必 要 があり ます。[Vector Floating Point (VFP)]サポー ト されている 場 合 は、 これを 選 択 して VFP を 使 用 し ます。[Vector Floating Point v3 (VFPv3)]サポー ト されている 場 合 は、 これを 選 択 して VFPv3 を 使 用 し ます。[Vector Floating Point v3-D16 (VFPv3-D16)]サポー ト されている 場 合 は、 これを 選 択 して VFPv3-D16 を 使 用 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-22ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成[NEON SIMD Extensions (Neon)]サポー ト されている 場 合 は、 これを 選 択 して NEON を 使 用 し ます。5.13.2 関 連 項 目タスク• デバイ スプ ロパテ ィ の 変 更 (5-24 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-23ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.14 デバイ スプ ロパテ ィ の 変 更スキャンチェインのデバイスのプロパティは、 必 要 に 応 じて 変 更 するこ とができます。 どのプ ロパテ ィ を 利 用 で き る かは、 設 定 し てい るデバ イ ス よ っ て 異 な り ます。例 えば、 ETM から ト レースをキャプチャするには、 必 ず Embedded Trace Macrocell(ETM) オプシ ョ ン を 選 択 する 必 要 があ り ます。デバイ スプ ロパテ ィ を 変 更 するには1. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。2. ス キ ャ ンチェ イ ン コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン リ ス ト でデバイ ス を 選 択 し ます。3. [Properties...] をク リ ックし、 [Device Properties] ダイアログボックスを 表 示 します。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-11 [Device Properties] ダイアログボックス注ETM なしで ETB を 使 用 する こ とはできないため、 ETB を 選 択 する と 自 動 的 にETM が 選 択 されます。4. 必 要 なオプシ ョ ン を 選 択 し ます。どのオプシ ョ ン を 利 用 で き る かは、 設 定 し てい るデバイ スに よ って 異 な り ます。5. [OK] をクリ ックします。5.14.1 関 連 項 目タスク• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• クロック 速 度 の 設 定 (5-25 ページ)• 第 4 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のフ ァーム ウ ェ アの 管 理 .参 照• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-24ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.15 ク ロ ッ ク 速 度 の 設 定システムに 最 適 なク ロ ッ ク 速 度 を 選 択 するのは 重 要 なこ とです。 ク ロ ッ ク 速 度 が 高速 であ る ほどダ ウ ン ロー ド の 速 度 も 向 上 し ますが、 ク ロ ッ ク 速 が 速 すぎ る と 断 続 的なエ ラーや 信 頼 性 の 問 題 が 発 生 する 可 能 性 があ り ます。 こ の よ う な 問 題 が 生 じ た 場合 は、 手 動 で ク ロ ッ ク 速 度 を 下 げます。 用 する ク ロ ッ ク 速 度 がわか ら ない 場 合 は、デフ ォル ト の 速 度 であ る 10MHz の 設 定 を 試 みて く ださい。注<strong>RVI</strong> の 場 合 、 高 速 の ク ロ ッ ク 速 度 で 信 頼 性 のあ る 動 作 を 実 現 する ためには、 低 電 圧 差動 信 号 (LVDS) ケーブルを 使 用 する 必 要 があ り ます。5.15.1 事 前 定 義 のク ロ ッ ク 速 度事 前 定 義 の ク ロ ッ ク 速 度 を 選 択 する には1. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。2. [Clock Speed] ド ロ ッ プダ ウ ン リ ス ト か ら、 使 用 する ク ロ ッ ク キ ングを 選 択 します。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-12 スキャ ンチ ェ イ ン 速 度 制 御注デバ ッ グハー ド ウ ェ アでは 13Hz までのクロッ ク 速 度 をサポートできますが、1kHz よ り も 低 速 の 場 合 、 デバッ グ 環 境 が 不 安 定 になる 可 能 性 があ り ます。5.15.2 カスタムなクロック 速 度使 用 する ク ロ ッ ク 速 度 をプ リ セ ッ ト 値 と し て 使 用 で き ない 場 合 は、 必 要 に 応 じ て、[Clock Speed] フ ィールドに Hz、 kHz、 または MHz を 末 尾 に 付 けて 必 要 な ク ロ ッ ク速 度 を 入 力 し ます (「40.0 kHz」 など)。5.15.3 関 連 項 目タスク• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ)• スキャンチェインからのデバイスの 削 除 (5-17 ページ)• スキャンチェインのデバイスの 順 序 の 変 更 (5-18 ページ)• [Device Properties] ダイアログボッ クス (5-22 ページ) .参 照<strong>ARM</strong> ® <strong>DSTREAM</strong> :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• <strong>DSTREAM</strong> シ ス テム 設 計 ガ イ ド ラ イ ン、 ../com.arm.doc.dui0499d/Chdbdcid.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-25ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• <strong>RVI</strong> と RVT のシステム 設 計 ガイ ド ラ イン、 ../com.arm.doc.dui0517d/Chdbdcid.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-26ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.16 アダプテ ィ ブクロッキングについてアダプテ ィ ブ ク ロ ッ キ ングを 使 用 する と 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アで JTAG クロック(TCK) を 動 的 に 調 整 し、 さらにプロセッサクロッ ク (CLK) を 変 更 できます。 これは、 一 般 的 に、 低 電 力 モー ド のシ ス テム をデバ ッ グ し た り ク ロ ッ ク を 変 更 し た り する と き に 役 立 ち ます。アダプティブク ロ ッキングは、 RTCK を 実 装 し てい る 同 期 可 能 な <strong>ARM</strong> ® プロセッサに 基 づいた ターゲ ッ ト のみを 対 象 と し ています。 固 定 された JTAG クロックが 使 用 される 場 合 、 JTAG クロックは 最 速 でもプロセッサクロクの 6 分 の 1 の 速 度 で 実 行 されなければな り ません。 固 定 JTAG クロックを 使 用 するとプロセッサクロック 速 度 の 変更 がサポー ト されず、 JTAG 接 続 を 悪 化 させる 可 能 性 があ り ます。アダプテ ィ ブ ク ロ ッ キ ングを 使 用 する と 、 伝 送 遅 延 、 ゲー ト 遅 延 、 および 同 期 の 要件 に よ って、 非 アダプテ ィ ブ ク ロ ッ キング よ り も 最 大 ク ロ ッ ク 波 数 が 低 下 し ます。5.16.1 関 連 項 目参 照<strong>ARM</strong> ® <strong>DSTREAM</strong> :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• <strong>DSTREAM</strong> シ ス テム 設 計 ガ イ ド ラ イ ン、 ../com.arm.doc.dui0499d/Chdbdcid.html<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• <strong>RVI</strong> と RVT のシステム 設 計 ガイ ド ラ イン、 ../com.arm.doc.dui0517d/Chdbdcid.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-27ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.17 デバイ ス コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 設 定開 発 環 境 で、 特 定 の ターゲ ッ ト デバ イ ス 固 有 の 設 定 を 構 成 する こ と がで き ます。 その 設 定 が 利 用 で き る かど う かは、 デバ イ スがプ ロ セ ッ サであ る、 プ ロ セ ッ サ 以 外 のCoreSight デバイ スであ るかに よ って 異 な り ます。5.17.1 プロセッサデバイスの 設 定選 択 し たプ ロ セ ッ サに よ っ て、 以 下 の 制 御 オプシ ョ ン を 使 用 で き ます。[Allow execution with T-Bit Clear]Cortex-M シリーズのプロセッサで 実 行 できるのは Thumb2 コードのみです。 ただ し、 xPSR には <strong>ARM</strong>/Thumb 状 態 を 設 定 する ためのビ ッ ト があり 、 リ セ ッ ト ベタ か ら 初 期 化 さ れます。 こ れに よ って、 こ の 例 外 タ イ プに 関 連 付 け ら れてい る 例 外 ハン ド ラ を テ ス ト で き ます。[Bypass memory protection when in debug]このオプションを 使 用 すると、 ターゲッ トハードウェアがデバッグ 状 態になっている と きに、 ハード ウェア (メモ リ 管 理 または 保 護 ユニッ ト )にって 行 われてい る メ モ リ 保 護 が 無 視 さ れます。 つま り 、 保 護 さ れているメモリにアクセスしてソフトウェアブレークポイントを 設 定 したり、メ リ の 内 容 を 変 更 し た り する こ と が 可 能 にな る と い う こ と です。[Clear breakpoint hardware on connect]この 制 御 を 利 用 でき るのは、 <strong>ARM</strong>11 フ ァ ミ リ のプ ロ セ ッ サを 使 用 する場 合 です。 テス ト アクセスポート (TAP : Test Access Port) のリセッ トが 適 用 される と 、 <strong>ARM</strong>11 プロセッサのデバッグロジックはリセッ ト されません。 接 続 するたびにデバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト でデバッ グ ロジ ッ クの リ セ ッ ト が 実 行 される よ う にするには、 このオプシ ョ ンを Trueに 設 定 し ます。[Code Sequence settings]大 部 分 のシ ス テムでは 変 数 と ス タ ッ ク および ヒ ープは RAM に 保 存 されますが、 一 部 のシ ス テムでは、 電 源 投 入 時 に Flash または ROM のみがマップさ、 RAM は、 ブー ト コー ド の ソ フ ト ウ ェ アで 有 効 にする 必 要 があります。一 部 の ターゲ ッ ト で 特 定 の 操 作 を 実 行 する には、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニッ ト でコード 部 分 を メモ リ にダウンロード して、 プロセッサがそのコー ド を 実 行 で き る よ う にする 必 要 があ り ます。 こ の コー ド は、 メ モ リの 書 き 込 み 可 能 領 域 (RAM) に 配 置 して、 JTAG ツールのみがアクセスで き る よ う にする 必 要 があ り ます。このコードのアドレスとサイズは、 [Code Sequence Address] 設 定 と[Code Sequence Size (bytes)] 設 定 を 使 用 する と 設 定 で き ます。デバ ッ ガで これら のターゲ ッ ト のいずれかに 接 続 する 場 合 は、 RAM がメモリでマップされていることと、 キャッシュク リーンコードまたはコー ド シーケン スのア ド レ スが 正 常 にマ ッ プ さ れてい る こ と を 確 認 し てください。 ターゲッ トに 接 続 したら、 スクリプトをコマンドラインから実 行 し、 ターゲ ッ ト の メ モ リ マ ッ プを 設 定 で き ます。この メ モ リ 領 域 には、 以 下 の 条 件 が 求 められます。• ターゲッ トによって 使 用 されない• 読 み 込 み 可 能• 書 き 込 み 可 能<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-28ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成• キャッシュ 不 能 (キャッシュ 付 きターゲッ トの 場 合 )• 128 バイ ト 以 上 のサイズデバ ッ グ ソ フ ト ウ ェ アはこ の 領 域 にコー ド シーケン ス をダ ウ ン ロー ドし、 <strong>ARM</strong>920T や <strong>ARM</strong>1136JF-S などのターゲッ トでキャッシュをクリーニングしたり 特 定 のシステムレジスタにアクセスしたりするなど、さまざまなタスクを 実 行 ますが、 デバッグソフトウェアがこの 領 域 の 内容 を 保 持 する こ とはあ り ません。注デバ ッ ガのレジス タ ビ ューの [Cache Operations] または [TLBOperations] への 書 き 込 みを 試 みる 前 に、 [Code Sequence Address] および [Code Sequence Size (bytes)] の 値 が 正 し く 設 定 されている こ と を 確認 する 必 要 があ り ます。 こ れら の 値 を 正 し く 設 定 し ない と 、 デバ ッ ガによ って 以 下 のエラーの 1 つま たは 複 が 発 生 し ます。• Error V28305 (Vehicle):Memory operation failed• Warning:Code sequence memory area size error• Unable to load code sequence into defined memory area.[Code Sequence Timeout (ms)] の 値 では、 ア ッ プロード し たコード シーケ ン スが 実 行 さ れる と き の タ イ ムア ウ ト を 設 定 し ます。 大 部 分 の ターゲッ トでは、 500 ミリ 秒 のタイムアウトで 十 分 です。[Use code sequence to clean cache] オプシ ョ ンを 使 用 する と、 <strong>ARM</strong> 920Tまたは <strong>ARM</strong>922T プロセッサを 使 用 する 場 合 のキャッシュのク リーニング 方 法 を 設 定 でき ます。 例 えば、 汎 用 非 同 期 送 受 信 機 (UART :Universal Asynchronous Receiver/Transmitter) の 周 辺 制 御 レ ジ ス タ(キャ ッ シュが 有 効 な 場 合 ) など、 デバッガを 使 用 して IO メモリにアクセスする 場 にこのオプショ ンを 使 用 します。[CoreSight AP index]対 応 するデバイ スの AP インデックスです。CoreSight シ ス テムの 一 部 になってい る プ ロ セ ッ サでのみ 使 用 で き ます。[CoreSight base address]アドバンストハイパフォーマンスバス (AHB) またはアドバンストペリフェラルバス (APB) にあるプロセッサの CoreSight レジスタのベースアドレス。CoreSight シ ス テムの 一 部 になってい る プ ロ セ ッ サでのみ 使 用 で き ます。[Debug acceleration level]デバッグ 操 作 で 使 用 されるアクセラレーシ ョ ンのレベルを 制 御 します。以 下 のオプシ ョ ンのいずれかを 選 択 し ます。[0 - Full] これがデフォルトです。 <strong>RVI</strong> およびターゲッ ト プロセッサの 性能 機 能 を 最 大 限 に 使 用 で き ます。[1 - Partial][Full] オプシ ョ ン を 選 択 し た 場 合 よ り も 性 能 が 低 下 し ます。[2 - None] 基 本 操 作 のみを 使 用 する には、 [None] オプシ ョ ン を 選 択 します。 こ れに よ って、 最 低 性 能 が 利 用 可 能 にな り ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-29ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成注<strong>ARM</strong> サポー ト エンジニアが 別 の 方 法 を 推 奨 する 場 合 を 除 いて、 ほとんどの 場 合 、 [Full] オプシ ョ ンを 選 択 し ます。[Default Gateway]仮 想 Ethernet を 使 用 する 場 合 のターゲッ ト のデフォル ト のゲー ト ウ ェ イです。 [IP Address] と [Network Mask] の 設 定 と 共 に 使 用 し て、 ネ ットワークからターゲットにアクセスできるようにします。[Fast Memory Download]こ の 設 定 項 目 は、 JTAG-AP に 接 続 されているプロセ ッ サでのみ 使 用 できます。 高 速 メモ リ ダウンロードで 問 題 が 生 じた 場 合 は、 False に 設 定 します。[Ignore bad JTAG IDCODE]デフ ォル ト では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはデバイ ス JTAG IDCODE を 読み 取 って、 JTAG 接 続 の 整 合 性 を 検 証 し ます。 JTAG 標 準 では JTAGIDCODE の 値 が 32 ビッ ト 長 に 制 限 され、 最 下 位 ビッ トは 1 である こ とが 求 め ら れます。 デバ ッ グハー ド ウ ェ アが 無 効 な ( 不 良 な) JTAGIDCODE を 読 み 取 る と JTAG 接 続 は 適 切 機 能 し ない も の と 見 な さ れ、 プロセッサへの 接 続 を 試 みても 失 敗 し ます。[Ignore bad JTAG IDCODE] オプシ ョ ンは、 デバッ グハード ウ ェアによって JTAG IDCODE が 無 効 であ る こ と が 検 出 されて もプロセ ッ サへの接 続 を 有 効 にする かど う か と い う こ と に 基 づいて 設 定 する 必 要 があ り ます。[Ignore debug privilege errors when starting core]SPIDEN 行 を HIGH から LOW に 変 更 する と、 以 下 のエラーが 示 される場 合 があ り ます。• Insufficient debug privilege to restore core state for restart.• Insufficient debug privilege to write software breakpoint to memory.• Set Ignore debug privilege errors when starting core to suppress theseerrors.True に 設 定 し た 場 合 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 ブレー ク ポ イ ン ト / プロセッサの 状 態 が 正 しくなくてもプロセッサの 実 行 を 開 始 します。False (デフ ォル ト ) に 設 定 する と 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはプ ロ セ ッ サの 起 動 を 拒 否 してエラーを 報 告 し ます。[IP Address] 仮 想 Ethernet を 使 用 する 場 合 のターゲッ ト の IP アドレスです。[DefaultGateway] および [Network Mask] と 共 に 使 用 する と 、 ネ ッ ト ワー ク から ターゲッ ト にアクセスでき る よ う にな り ます。[JTAG timeouts enabled]デフォル ト では、 JTAG の タ イ ムア ウ ト は 有 効 になっています。 デバ ッグハード ウェアはアダプテ ィブク ロ ッキングが 使 用 されている と ク ロ ック 速 を 検 出 できずに 内 部 タイムアウ トが 計 れないため、 低 速 のクロッ ク速 度 と アダプテ ィ ブ ク ロ ッ キ ングを 使 用 する プ ロ セ ッ サにデバ ッ グハード ウ ェ ア を 接 続 する 場 合 は、 JTAG タイムアウトを 無 効 にする 必 要 があ<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-30ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成ります。JTAG タ イ ムア ウ ト が 発 生 する と 、 JTAG は 不 明 状 態 のま まで、プ ロ セ ッ サに 再 続 し なければデバ ッ グハー ド ウ ェ アは 正 し く 動 作 で き ません。[Network Mask]仮 想 Ethernet を 使 用 する 場 合 の ターゲ ッ ト のネ ッ ト マ ス ク です。 [IPAddress] と [Default Gateway] の 設 定 と 共 に 使 用 し て、 ネ ッ ト ワークからターゲッ トにアクセスできるようにします。[No error if step-instr can't stop.]ステ ッ プの 実 行 が 完 了 し た 後 に SecurCore プロセッサの 停 止 を 試 みるタイ ムア ウ ト が 原 因 と なってデバ ッ ガの 命 令 のス テ ッ プ 実 行 操 作 が 失 敗 した 場 のエラーメ ッセージの 生 成 を 制 御 し ます。 これは、 命 令 の 実 行 によってプロセッサクロックが CLKEN で 無 効 にな る 場 合 に SecurCore で発 生 する 可 能 性 があ り ます。 プ ロ セ ッ サは 実 行 状 態 です。True (デフ ォル ト ) に 設 定 し た 場 合 、 説 明 し た 手 順 に よ ってプ ロ セ ッ サが 実 行 される と エラー メ ッ セージは 表 示 されません。False に 設 定 し た 場 合 は、 デバッ ガにエラーダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表 示されます。[Post Reset State]ターゲ ッ ト ハー ド ウ ェ アに 応 じ て 必 要 な 状 態 に 設 定 し ます。[Running] ターゲッ トハード ウェアは 実 行 されています。[Stopped] リセット 後 のプロセッサの 状 態 を 制 御 します。 このオプションは、 実 行 可 能 なデバイ ス (<strong>ARM</strong> プロセッサなど) でのみ 使用 で き ます。 ス キ ャ ンチェ イ ンにあ る 各 デバ イ ス を 同 じ 値 に設 定 する 必 要 はあ り ません。 つま り 、 あ る プ ロ セ ッ サを 実 行させて、 別 のプロセッサを 停 止 させるこ とができます。注リセットしたりターゲットを 停 止 したりせずに 実 行 中 のターゲットに 接続 する には、 以 下 の 両 方 を 実 行 する 必 要 があ り ます。• デバ ッ グハー ド ウ ェ アで、 [Post Reset State] を [Running] に 設 定する。• デバ ッ ガで、 [No Reset/No Stop] 接 続 モー ド を 使 用 し て 接 続 する。[Soft TAP reset on JTAG sync loss]プ ロ セ ッ サが 低 電 力 モー ド にな った 場 合 な ど、 JTAG システムでデバッグユニッ ト と TAP コ ン ト ローラ 間 の 同 期 が 失 われる 場 合 があ り ます。これによって、 デバッグステータスレジスタの 無 効 な 値 が 読 み 込 まれる可 能 性 があ り ます。 再 度 同 期 を と るには、 ソ フ ト TAP リセットを 実 行して TAP コ ン ト ローラ を 既 知 の 状 態 にする 必 要 があ り ます。[Soft TAP reset on JTAG sync loss] をオンにする と、 デバッグユニッ トがデバ ッ グ ス テータ ス レ ジ ス タ の 無 効 な 値 を 読 み 取 った と きに ソ フ ト TAPリセットが 実 行 されて、TAP コ ン ト ローラ が 既 知 の 状 態 にな り ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-31ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成[Software breakpoint mode]プ ロ セ ッ サでサポー ト さ れてい る 場 合 、 こ の 制 御 では、 デバ ッ グハー ドウ ェ アユニ ッ ト に よ る ソ フ ト ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト の 処 理 方 法 を 設 定で き ます。 以 下 か ら 必 要 なブレー ク ポ イ ン ト モー ド を 選 択 し て く だ さい。[ 自 動 ] すべてのテンプレー ト のデフ ォル ト のモー ド です。• デバ ッ グ 対 象 プロセ ッ サで BKPT 命 令 がサポー ト さ れていると、デバッグハードウェアはソフトウェアブレークポイントの BKPT 命 令 を 自 動 的 に 使 用 し ます。• 複 数 のソフトウェアブレークポイントに 対 して、 ウォッチポイ ン ト リ ソースは 1 つだけ 使 用 さ れます。 そのため、デバ ッ グ 対 象 プロセ ッ サで BKPT 命 令 がサポー ト さ れない場 合 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 ソ フ ト ウ ェ アブレークポイントが 設 定 されたときのウォッチポイン トユニッ トリソースを 使 用 します。すべてのソフトウェアブレークポイントがク リアされると、 デバッグハードウェアユニッ トは 自 動 的 にウォッチポイントユニッ ト ソースを 解放 します。[なし] こ のモー ド を 選 択 する と 、 ソ フ ト ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト を設 定 できません。 ソ フ ト ウェアブレークポイン ト の 設 定 を 試みる と、 デバッグハード ェアによって、 ブレークポイン ト を設 定 する ための 空 き リ ソ ースがない こ と を 通 知 する エ ラーメッセージが 生 成 されます。[WATCHPOINT]デバ ッ グ 対 象 プロセ ッ サが BKPT 命 令 をサポー ト する かど う かにかかわらず、 このモードでは、 1 つのウ ォ ッチポイ ン ト ユニ ッ ト を 使 用 し て ソ フ ト ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト 命 令 を 供 するようにデバッグハードウェアに 指 示 します。 このオプションは、 プロセッサが BKPT 命 令 をサポー ト し てい る 場 合 で もウ ォ ッ チポ イ ン ト ユニ ッ ト を 使 用 する と き に 選 択 し ます。[BKPT] このモードでは、 プロセッサが BKPT 命 令 をサポー ト する かどう かにかかわらず、 この 命 令 を 使 用 してソ フ ト ウ ェアブレークポイン ト 命 令 を 提 供 する よ う にデバッグハード ウェアに 指示 します。 このオプシ ョ ンは、 ウォッチポイン ト を 使 用 しないときに 選 択 します。[Unwind vector when halt on vector catch]この 制 御 を 利 用 でき るのは、 <strong>ARM</strong>10 プ ロ セ ッ サを 使 用 する 場 合 です。SWI、 未 定 義 命 令 、 プ リ フ ェ ッ チアボー ド 、 ま たはデータ アボー ト に 対してベクキャッチを 設 定 している 場 合 に、 デバッグユニッ トに 対 してベクタをアンワインドするよ うに 指 示 します。 ベクタをアンワインドすると、 PC はベク タ ア ド レ スで 保 留 されずに、 例 外 の 原 因 と なった コードのア ド レ スに 設 定 さ れます。 LR と CPSR が 復 元 され、 デバッ ガはこのアドレスにコードを 表 示 します。 これによって、 例 外 の 原 因 となったコー ド を 容 易 に 調 べる こ と がで き ます。 例 外 処 理 コー ド を 実 行 する には、 こ のオプシ ョ ン を 選 し ないで く だ さ い。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-32ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成注このオプショ ンは、 ベクタキャッチが 発 生 する 場 合 にのみアクティブにな り ます。 ベク タ キ ャ ッ チが 設 定 されていない 場 合 は、 通 常 どお り に 例外 理 が 実 行 さ れます。[Unwind vector when halt on SWI]この 制 御 を 利 用 でき るのは、 以 下 を 使 用 する 場 合 です。• Cortex-A8 または Cortex-R4 プロセッサ• <strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP、 <strong>ARM</strong>1156T2FS-JTAG-AP、 または<strong>ARM</strong>1176JZF-JTAG-AP デバイ スSVC にベク タ キ ャ ッチを 設 定 し ている 場 合 にスーパーバイザコールベクタ (SVC) をアン ワ イ ン ドする よ う に、 デバッ グハード ウ ェアに 指 示 します。 ベク タをアンワイン ドする と、 PC は、 ベク タ ア ド レ スで 保 留 されずに、 例 外 の 原 因 と なった コード のア ド レ スに 設 定 されます。 LR とCPSR が 復 元 さ、 デバッ ガはこのア ド レ スにコード を 表 示 し ます。 これに よ っ て、 例 外 の 原 因 と な った コー ド を 容 易 に 調 べる こ と がで き ます。例 外 処 理 コー ド 実 行 する には、 こ のオプシ ョ ン を 選 択 し ないで く だ さい。注このオプショ ンは、 SVC ベ ク タ キ ャ ッ チが 発 生 する 場 合 にのみア ク テ ィブにな り ます。 SVC ベ ク タ キ ャ ッ チが 設 定 さ れていない 場 合 は、 通 常 どお り 例 外 処 理 が 実 行 さ れます。[Use LDM or STM for memory access]このオプショ ンは、 ターゲッ ト メモリにアクセスするために 多 重 ロー ド命 令 (LDM) または 多 重 ス ト ア 命 令 (STM) を 使 用 するかど うかを 制御 します。 LDM と STM に 互 換 性 がない 場 合 など、 AMBA 2.0 標 準 規 格と 完 全 に 互 換 性 がない 周 辺 機 器 があ る 場 合 に、 こ のプシ ョ ン を 設 定 する必 要 があ り ます。[Write-Through L2 Cache when in debug]このオプショ ンは、 <strong>ARM</strong>11 プ ロ セ ッ サを 使 用 する 場 合 に 利 用 で き ます。このオプショ ンは、 デバッグ 操 作 を 妨 げるレベル 2 のキャ ッシュがあるプラッ トフォームで 使 用 します。 デフォルトでは False に 設 定 されていますが、 影 響 を 受 け るプラ ッ ト フ ォームに 提 供 されているプラ ッ トフォームコンフィギュレーションファイルでは True に 設 定 されます。注その 他 のプラ ッ ト フォームでこのオプシ ョ ンを 設 定 する と、 予 期 しない動 作 が 発 生 し、 エ ラーの 原 因 にな る 場 合 があ り ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-33ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.17.2 プロセ ッ サ 以 外 の CoreSight デバイ スの 設 定プロセッサ 以 外 の CoreSight デバイスでは、 以 下 のデバイスコンフィギュレーション設 定 を 使 用 できます。<strong>ARM</strong>11xx-JTAG-AP 固 有 の 設 定<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP、 <strong>ARM</strong>1156T2FS-JTAG-AP、 および<strong>ARM</strong>1176JZF-JTAG-AP デバイ スには、 以 下 の CoreSight 特 有 の 制 御 があります。[JTAG-AP Port index for core]プロセッサが JTAG-AP に 接 続 されている CoreSight システムの場 合 は、 プ ロ セ ッ サが 接 続 さ れてい る JTAG-AP のポー ト インデッ クスです。[Pre-scan IR bits for Devices after the core on the JTAG-AP scanchain]スキ ャ ンチェ イ ンのデバッ グ 対 象 プロセ ッ サの 後 ろに 表 示 されるデバイスの JTAG 命 令 レ ジ ス タ (IR) の 全 長 。例 えば、 IR の 長 さが 5、 7、 および 11 のプロセッサの 後 ろに 3つのデバイ スがあ る 場 合 は 23 に 設 定 し ます。[Post-scan IR bits for Devices before the core on the JTAG-AP scanchain]スキ ャ ンチェ イ ンのデバッ グ 対 象 プロセ ッ サの 前 に 表 示 されるデバイスの JTAG 命 令 レ ジ ス タ (IR) の 全 長 。例 えば、 IR の 長 さが 2、 3 のプロセッサの 前 に 2 つのデバイ スがある 場 合 は、 この 値 を 5 に 設 定 し ます。[Pre-scan DR bits for Devices after the core on the JTAG-AP scanchain]スキ ャ ンチェ イ ンのデバッ グ 対 象 プロセ ッ サの 後 ろに 表 示 されてい るデバ イ スの 総 数 。例 えば、 プロセッサの 後 ろに 3 つのデバイ スがあ る 場 合 は、 この 値 を 3 に 設 定 し ます。[Post-scan DR bits for Devices before the core on the JTAG-AP scanchain]スキ ャ ンチェ イ ンのデバッ グ 対 象 プロセ ッ サの 前 に 表 示 されてい るデバ イ スの 総 数 。例 えば、 プロセッサの 前 に 2 つのデバイ スがあ る 場 合 は、 この値 を 2 に 設 定 し ます。[Fast memory download.]この 制 御 は、 デバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) とプロセッサが、 デバ ッ グユニ ッ ト に よ っ て 送 信 さ れるデータ を 処 理 するのに 十 分 な 速 度 で 実 行 されている ターゲ ッ ト で 使 用 でき ます。デッグユニッ トは、 DAP での ト ラ ンザク シ ョ ンのそれぞれが成 功 し た こ と 確 認 する 必 要 はあ り ません。プロセッサは DAP の 背 後 にあ る ため、 すべてのプロセ ッ サのアクセスは DAP を 経 由 する 必 要 があ り ます。 参 考 のため、FPGA ベースの ターゲ ッ ト では 定 せず、 実 際 のシ リ コ ンで 製 造したターゲッ トにのみ 使 用 してください。このオプショ ンが 設 定 されるとエラーチェックが 無 効 になり、発 生 し たエ ラーがユーザに 通 知 さ れな く な り ます。 画 像 のダウンロード 時 に 問 題 がじた 場 合 は、 このオプションをオフにして 問 題 を 解 決 して く ださい。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-34ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成[CoreSight AP index]デバイ スの AP インデックス。<strong>ARM</strong>CS-DP、 <strong>ARM</strong>JTAG-DP、 および <strong>ARM</strong>SW-DP デバイ ス 以 外 のすべてのデバ イ ス で 使 用 で き ます。[CoreSight base address]AHB または APB にあるデバイスの CoreSight レジスタのベースアドレス。<strong>ARM</strong>CS-DP、 <strong>ARM</strong>JTAG-DP、 および <strong>ARM</strong>SW-DP デバイ ス 以 外 のすべてのデバ イ ス で 使 用 で き ます。[Force ETM power up on connect]デバ ッ ガが 接 続 を 試 みた と きに CoreSight ETM (CSETM) の 電 源 が 落 ちた 場 合 、 こ のデバ イ スの 電 源 を 投 入 し ます。[Memory Access AP index]DAP の AHB-AP メ モ リ バスの イ ンデ ッ ク ス 番 号 。 AHB-AP バスは、CoreSight シ ス テム 内 で メ モ リ 操 作 を 実 行 する ために 使 用 さ れます。<strong>ARM</strong>CS-DP、 <strong>ARM</strong>JTAG-DP、 および <strong>ARM</strong>SW-DP デバイ スでのみ 使 用 できます。<strong>ARM</strong>CS-DP デバイ スは CoreSight システムでデバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) を 表 します。 このデバイスは、 CoreSight シ ス テム を 自 動 設 定 する と 自 動 的 に 検 出 さ れます。ただし、 DAP に 接 続 さ れてい るデバ イ スはいずれ 検 出 さ れません。 そのため、 DAPに 接 続 されるデバイ ス を 特 定 するには、 <strong>ARM</strong>CS-DP の CoreSight ROM テーブルを 読み 込 む 必 要 があ り ます。<strong>ARM</strong>11xx-JTAG-AP デバイ スは CoreSight システムで JTAG-AP を 表 し ます。 プロセッサが DAP と JTAG-AP に 接 続 されている CoreSight システムをデバッグするには、 デバッグユニッ トが JTAG 操 作 のプレスキャンおよびポス ト スキャンのビッ トを 特 定 している 必 要 があ り ます。JTAG ス キ ャ ンチェ イ ン 上 の 複 数 のデバ イ スが 直 列 に 接 続 さ れ、 データ が TDI からTDO に 直 列 に 流 れています。 これは、 チェ イ ンで 指 定 のターゲ ッ ト デバッ グするには、 特 定 のプレ ス キ ャ ン ビ ッ ト と ポ ス ト ス キ ャ ン ビ ッ ト を 使 用 する 必 要 があ る こ とを 意 味 します。 これらのビッ トは、 その 他 のバイスがターゲッ トデバイスに 向 けられてい るデータ の 影 響 を 受 けずに、 ターゲ ッ ト デバ イ スの 連 続 ス キ ャ ンでデータ が正 し く 配 置 されるよ うにします。5.17.3 関 連 項 目タスク• CoreSight プロセッサの 設 定 (6-24 ページ)• CoreSight システム 内 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11 プロセッサの 設 定 (6-26 ページ)• 仮 想 Ethernet でのターゲッ ト プロセッサの 設 定 (5-55 ページ) .概 念• キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法(8-16 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-35ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.18 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定詳 細 設 定 では、 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンに 応 じ て 以 下 の 制 御オプシ ョ ン を 使 用 で き ます。[Allow ICE to perform TAP reset]こ の 項 目 を True に 設 定 する と、 ターゲ ッ ト で 開 始 された リ セ ッ ト の 後 に必 要 と な る 可 能 性 があ る リ セ ッ ト の 設 定 を 実 行 するのに 十 分 な 長 さ の間 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が nSRST 行 をアクテ ィブに 保 てるよ う にな り ます。 こ れに よ って、 ターゲ ッ ト を リ セ ッ ト 状 態 に 保 つ 時 間を 延 長 で き ます。 こ の 項 目 を False に 設 定 する と 、 デバッ グハード ウ ェアユニッ ト は リ セッ ト 行 をアサー ト しませんが、 ターゲッ ト を 起 動 して実 行 し ない と リ セ ッ ト 後 の 設 定 が 完 了 し ない 場 合 があ り ます。[Allow ICE to latch System Reset]こ の 項 目 を True に 設 定 する と、 デバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト はnSRST を 保 持 している 間 に nTRST のリセットを 実 行 できるようになります。 これによって、 テス トアクセスポート (TAP) ステートマシンと関 連 のデバ ッ グ ロ ジ ッ ク が 適 切 に リ セ ッ ト さ れます。[LVDS Debug Interface mode]JTAG または SWD に 設 定 し ます。 SWD に 設 定 する と 、 <strong>RVI</strong> は、 JTAG ではな く SWD プロ ト コルを 使 用 してターゲッ トに 接 続 するよ うになり ます。[nSRST High mode]リセット 信 号 が High 状 態 ま たは 非 ア ク テ ィ ブな 状 態 にあ る と き に 使 用さ れる 駆 動 強 度 を 選 択 し ます。 出 力 は 強 ま たは 弱 高 と し て 駆 動 さ れるか、 あいは 駆 動 されません (トライステート)。[nTRST High mode]リセット 信 号 が High 状 態 ま たは 非 ア ク テ ィ ブな 状 態 にあ る と き に 使 用さ れる 駆 動 強 度 を 選 択 し ます。 出 力 は 強 ま たは 弱 高 と し て 駆 動 さ れるか、 あいは 駆 動 されません (トライステート)。[nSRST Low mode]リセット 信 号 が Low 状 態 ま たはア ク テ ィ ブな 状 態 にあ る と き に 使 用 される 駆 動 強 度 を 選 択 し ます。 出 力 は 強 ま たは 弱 低 と し て 駆 動 さ れる か、あるは 駆 動 されません (ト ライステート)。[nTRST Low mode]リセット 信 号 が Low 状 態 ま たはア ク テ ィ ブな 状 態 にあ る と き に 使 用 される 駆 動 強 度 を 選 択 し ます。 出 力 は 強 ま たは 弱 低 と し て 駆 動 さ れる か、あるは 駆 動 されません (ト ライステート)。[nSRST Hold Time (ms)]デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト がハー ド ウ ェ ア nSRST システムリセット 信 号 LOW を 保 持 する 時 間 を 指 定 し ます。[nTRST Hold Time (ms)]デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が nTRST TAP リセット 信 号 LOW を 保持 する 時 間 を 指 定 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-36ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成[nSRST Post Reset Delay (ms)]ハー ド ウ ェ ア nSRST システムのリセッ ト 後 から、 デバッグハードウェアユニ ッ ト が リ セ ッ ト 後 状 態 にな る までの 時 間 を 指 定 し ます。[nTRST Post Reset Delay (ms)]nTRST TAP のリセット 後 から、デバッグハードウェアユニットがリセ ッ ト 後 状 態 にな る までの 時 間 を 指 定 し ます。[Perform TAP reset on first connect]接 続 する たびに ターゲ ッ ト ハー ド ウ ェ ア を リ セ ッ ト し ます。[Perform SYS reset on first connect]デバ ッ グセ ッ シ ョ ンで 最 初 にデバ イ スに 接 続 し た と き に nSRST 信 号 をアサー ト する こ とによってターゲッ ト ハード ウェアを リ セッ ト し ます。[Reset Type] 以 下 のいずれかを 指 定 し ます。[nSRST] ハー ド ウ ェ ア nSRST システム リセッ ト 信 号 LOW を保 持 する こ と に よ ってハー ド ウ ェ ア を リ セ ッ ト し ます。 こ れがデフ ォル ト です。[nTRST] nTRST TAP リセット 信 号 LOW を 保 持 する こ とによってターゲッ ト TAP をリセットします。[nSRST+nTRST] ハー ド ウ ェ ア nSRST シ ス テム リ セ ッ ト 信 号 とnTRST TAP リセット 信 号 LOW の 両 方 を 保 持 する ことによって、 ハードウェアとターゲッ ト TAP をリセッ ト します。[Fake]スーパーバイザモードにし、 プログラムカウンタをリセットベクタのアドレスに 設 定 することによって、シ ス テム を リ セ ッ ト し ます ( 別 名 、 ソフト リセット )。[Ctrl_Reg] 制 御 レ ジ ス タ。 例 えば、 プ ロ セ ッ サに リ セ ッ ト レ ジスタがある 場 合 などでこのオプションを 使 用 すると、外 部 のリセッ ト 行 を 使 用 せずにプロセッをリセッ トで き ます。 リ セ ッ ト の 種 類 を Ctrl_Reg に 設 定 する と 、こ の 制 御 レ ジ ス タ が 使 用 さ れます。[SWO Mode] ターゲッ トのモードに 応 じて、 [Manchester] または [UART] に 設 定します。[SWO Mode] が [UART] に 設 定 さ る と 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ットが SWO UART ボーレー ト を 検 出 できるようになります。こ の 設 定 は Manchester モード に 影 響 を 与 えません。[SWO UART Baud rate]受 信 データ の 周 波 数 についての 設 定 。 0 に 設 定 する と、 システムはボーレー ト の 自 動 検 出 を 試 みます。注SWO コンテキストでの UART モード も、 非 ゼロ 復 帰 (NRZ) モードになります。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-37ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成[TAP Reset via State Transitions]ステートマシン 内 で 強 制 的 に 遷 移 させるこ とによってターゲッ トハードウェアの JTAG ロジックをリセッ トする 場 合 。 これは、 nTRST TAP リセッ ト 信 号 LOW の 保 持 と 併 せて 実 行 されます。 nTRST が 接 続 されていない 場 合 や、 リ セ ッ ト のたびに JTAG ロ ジ ッ ク を 強 制 的 に リ セ ッ ト するこ と を ターゲ ッ ト ハード ウ ェアが 求 める 場 合 に、 このオプシ ョ ンを 選 択します。[Target nSRST + nTRST linked]ターゲッ トハード ウェアで nSRST および nTRST JTAG 信 号 が リ ン ク されている 場 合 。[Use SWJ Switching]こ れを 設 定 する と 、 ターゲ ッ ト デバ イ スに 接 続 する 前 に SWJ スイッチングシーケンスが 送 信 されます。 SWJ スイッチングがサポート されるデバイスは、 DAP によってインタフェースが 選 択 されたプロ ト コルに 切り 替 えられます。[Use deprecated SWJ Sequence]これを 設 定 する と、 デバッ グハード ウ ェ アユニ ッ ト は、 一 部 の 古 いSWD 準 拠 の ターゲ ッ ト で 使 用 さ れる、 代 替 の SWJ スイッチングシーケン ス を 使 用 し ます。 通 常 、 こ のオプシ ョ ンはプ ロ セ ッ サが 廃 止 予 定 のシーケ ン ス を 要 求 し ない 限 り 設 定 さ れません。注<strong>RVI</strong> では、 低 電 圧 差 動 信 号 (LVDS) プ ローブを 使 用 し ない 場 合 、 コ ントロール 枠 に [LVDS Debug Interface mode]、 [Use SWJ Switching]、 および [Use deprecated SWJ Sequence] の 制 御 が 表 示 される こ と はあ り ません。[User Outputn]<strong>RVI</strong> ユニ ッ ト の 背 面 、 ま たは <strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト の 前 面 にあるユーザIO ピンの 状 態 を 設 定 し ます。5.18.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成 (5-51 ページ) .• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ) .参 照<strong>ARM</strong> ® <strong>DSTREAM</strong> :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• <strong>DSTREAM</strong> リ セ ッ ト 信 号 、 ../com.arm.doc.dui0499d/CCHDEDGG.html.<strong>ARM</strong> ® の <strong>RVI</strong> と RVT :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• <strong>RVI</strong> リ セ ッ ト 信 号 、 ../com.arm.doc.dui0517d/CHDDDFEJ.html.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-38ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.19 トレースコンフィギュレーション 設 定5.19.1 関 連 項 目ト レースコンフ ィ ギュレーシ ョ ン 設 定 を 使 用 する と、 ト レース 行 に 遅 延 を 設 定 できます。[Delay Trace Clock, Delay Trace Signal N]75 ピコ 秒 間 隔 で 指 定 された 時 間 だけ 行 N を 遅 延 させます。 ユニッ ト にはデフォルトの 遅 延 が 設 定 されており、 これらのデフォルト 値 に 対 して指 定 し た 時 間 だけ 各 信 号 を 遅 延 さ せる こ と がで き、 さ ま ざ ま な ターゲ ットハードウェアに 対 応 します。[Invert Trace Clock]ク ロ ッ クの 立 ち 上 が り エッ ジではな く 立 ち 下 が り エッ ジでデータがサンプリングされるように、 クロックを 反 転 させます。タスク• トレースラインの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) (7-4 ページ)• デバ ッ ガの ト レース キ ャ プチャの 設 定 (7-6 ページ) .概 念• ト レースハード ウ ェ アの 使 用 について (7-2 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-39ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.20 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定デバ ッ グハー ド ウ ェ アに リ セ ッ ト オプシ ョ ン を 設 定 する 場 合 、 以 下 の 詳 細 な コ ンフ ィ ギュレーシ ョ ン 設 定 を 使 用 できます。[Allow ICE to latch System Reset] (AllowICELatchSysRst)このオプショ ンを 有 効 にすると、 デバッグハードウェアユニッ トで、ターゲッ ト コン ト ローラがターゲッ ト を リセッ ト 状 態 に 保 つ 時 間 を 延 長できす。 これによって、 デバッグハードウェアユニッ トはプロセッサが実 行 を 開 始 する 前 にブレー ク ポ イ ン ト 設 定 を 適 用 で き ます。 こ れはターゲッをリセッ トからデバッグする 際 に 役 立 ちます。 ユニッ トは、 リセット がユニ ッ ト に よ って 解 放 さ れてか ら 最 初 の 命 令 フ ェ ッ チでプ ロ セ ッ サを 停 止 できるようになります。このオプシ ョ ンを 無 効 にする と、 プロセ ッサが 実 行 を 開 始 し ない と ブレークポイン ト 設 定 が 有 効 にならず、 アプ リ ケーシ ョ ン リ セッ ト ハン ドラのバッグが 妨 げられます。デフ ォル ト の 設 定 は True です。[Allow ICE to perform TAP Reset] (AllowICETAPReset)<strong>ARM</strong>7TDMI など、 古 いプロセッサのテス トアクセスポート (TAP) リセッ トでも、 JTAG デバイ スに 関 連 付 け られているデバ ッ グ レジス タがリセットされます。<strong>ARM</strong>1176 などの 新 しいプロセッサは、 TAP リセットによる 影 響 を 受 けません。 TAP リセットの 主 な 目 的 は、デバッグハードウェアユニットからコマンドを 受 け 取 る TAP コント ローラの JTAG ステートマシンを リセッ トすることです。デフ ォル ト の 設 定 は True です。5.20.1 関 連 項 目概 念• 命 令 のス テ ッ プ 実 行 時 にプ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動作 の 設 定 (5-41 ページ)• デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロ セ ッ サの 動 作 の 設 定(5-42 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 (5-36 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-40ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.21 命 令 のステ ッ プ 実 行 時 にプ ロセ ッ サク ロ ッ クが 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動 作 の設 定命 令 のス テ ッ プ 実 行 操 作 に 失 敗 し た 場 合 は、 コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン 設 定 [No errorif step-instr can’ t stop] (NO_ERROR_ON_STEPRUN) を 検 討 する 必 要 があ り ます。このコンフィギュレーショ ン 項 目 は、 ステップの 実 行 が 完 了 した 後 にプロセッサの停 止 を 試 みる タ イムアウ ト が 原 因 となって 命 令 のステップ 実 行 stepi) 操 作 が 失 敗 した 場 合 のエ ラー メ ッ セージの 生 成 を 制 御 し ます。 こ れは、 命 令 の 実 行 に よ ってCLKEN か ら プ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 無 効 になった 場 合 に SecurCore で 行 われる 場 合 があります。プロセッサは 実 行 状 態 です。デフォルトの True 設 定 を 使 用 する と 、 ステ ッ プ 実 行 命 令 でプロセ ッ サが 実 行 された と きにエ ラーが 表 示 されません。 この 項目 を False に 設 定 する と 、 デバ ッ ガにエ ラーダ イ ア ロ グが 表 示 さ れます。5.21.1 関 連 項 目概 念• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 (5-40 ページ)• デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロ セ ッ サの 動 作 の 設 定(5-42 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-41ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.22 デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロセ ッ サの 動 作 の 設 定ターゲ ッ ト でプ ロ セ ッ サがデバ ッ グ 状 態 にあ る と き、 実 行 環 境 がセキ ュ ア ワール ドであ る 間 は、 侵 入 型 デバ ッ グは 許 可 さ れません。 侵 入 型 デバ ッ が 試 みられる と 、 以下 のエ ラーが 生 成 さ れる 可 能 性 があ り ます。• Insufficient debug privilege to restore processor state for restart.• Insufficient debug privilege to write software breakpoint to memory.これらのエラーを 抑 制 するには、 [Ignore debug privilege errors when starting core](IGNORE_START_DEBUG_PRIV_FAIL) 設 定 項 目 を 設 定 し ます。こ のオプシ ョ ンは、 ターゲ ッ ト の 現 在 の 接 続 状 態 がセキ ュ ア ワール ド であ って も アプ リ ケーシ ョ ン を 通 常 環 境 でデバ ッ グ し よ う と する 場 合 に 役 立 ます。こ の 設 定 で、 デバ ッ グ 情 報 と ブレーク ポ イ ン ト は 通 常 環 境 に 適 用 さ れます。 ただ し、ターゲ ッ ト がセキ ュ ア ワール ド であ る 間 に 最 初 の 接 続 が 行 わます。 こ の 状 態 でデバッグハードウェアユニッ トは 制 御 できないため、 デバッグの 制 御 はターゲッ トが通 常 環 境 にな る まで 遅 れます。 その 時 まで、 デバ ッ グ 操 作 に よ っ て 発 生 する エ ラーはそのまま 無 視 して く ださい。5.22.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 (5-40 ページ)• 命 令 のス テ ッ プ 実 行 時 にプ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動作 の 設 定 (5-41 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-42ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.23 プ ラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 についてデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト は、 さ ま ざ ま な 開 発 ボー ド をサポー ト し ています。プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 には、 以 下 の 方 法 を 使 用 でき ます。• 自 動 検 出• 手 動 での 選 択独 自 のプ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イルを 作 成 し て、 利 用 可 能 なプ ラ ッ ト フ ォームの リ ストに 追 加 することもできます。注プラッ ト フォームファイルには、 プラッ ト フォームファイルが 保 存 されたときのプラ ッ ト フ ォームのスキ ャ ンチェ イ ンに 関 する 情 報 が 含 まれています。 ただし、 異 なる 順 序 のデバイスで 新 しいスキャンチェインコンフ ィギュレーシ ョ ンを 作 成 する と、保 存 さ れたプ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イ ルは 動 的 に 検 出 さ れません。 し か し、 利 用 可 能なプラ ッ ト フォームのリ ス ト からプラ ッ ト フォームコンフ ィギュレーシ ョ ンを 手 動で 選 択 する こ と がで き ます。サポー ト している さ まざまなプラ ッ ト フォームの 詳 細 については、 デバッ グハードウェアユニッ トのホスト ソフトウェアのリ リースノート も 参 照 てください。5.23.1 関 連 項 目タスク• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-43ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.24 プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 自 動 検 出 機 能 では、 プ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョンファイルが 開 発 プラッ ト フォームのコンフィギュレーション 一 致 するかどうかが確 認 さ れます。 プ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を 使 用 で き る 場 合 は、[Select Platform] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表 示 さ れます。 以 下 に 例 を 示 し ます。図 5-13 自 動 プ ラ ッ ト フ ォームコ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンリストからプラットフォームを 選 択 し、[OK] をクリ ックします。 これを 実 行 すると 、 完 全 なプ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン (つま り 、 ス キ ャ ンチェ イ ンの 場 合 は、 詳 細 設 定 と ト レス 遅 延 ) がロードされます。 以 下 の 図 に 例 を 示 します。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-44ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成図 5-14 プ ラ ッ ト フ ォームの 設 定 と 識 別プ ラ ッ ト フ ォームの 設 定 が 完 了 する と 、 使 用 中 の 修 正 済 みス キ ャ ンチェ イ ンデバ イス / プラッ ト フォームコンフィギュレーションとロードされたプラッ ト フォームの 名前 が コ ン ト ロール 枠 に 示 さ れます。 新 し い コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンは、 ツ リ ー 図 にも 反 映 されます。注プ ラ ッ ト フ ォーム コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を 使 用 中 に、 デバイ スの 追 加 、 移 動 、 または 削 除 はでき ません。コ ンフ ィ ギ ュ レーシ ョ ン 処 理 の 間 に、 [Select Platform...] ボタンのラベルが [ClearPlatform] に 変 わ り ます。5.24.1 関 連 項 目タスク• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンか ら のプ ラ ッ ト フ ォームの 割 り当 てのク リ ア (5-47 ページ)• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ) .概 念• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-45ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.25 プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択自 動 的 に 検 出 さ れないプ ラ ッ ト フ ォームの 場 合 、 サポー ト さ れてい る プ ラ ッ トフ ォームの リ ス ト か ら 手 動 で 選 択 する こ と がで き ます。 こ れを 実 行 る には、RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ のシステムデバッ グ 枠 で [Select Platform...] ボタンをクリックし、[Select Platform] ダイアログボッ クスを 表 示 します。 以 下 の 図 に 例 を 示 します。図 5-15 サポー ト されているプ ラ ッ ト フ ォームのリ ス ト[Select Platform] ダイアログボッ クスで、 プラ ッ ト フォームを 選 択 して [OK] をクリ ッ ク し ます。 こ れを 実 行 する と 、 プ ラ ッ ト フ ォーム を 自 動 設 定 し た と き と 同 じ ように、 完 全 なプラットフォームコンフィギュレーションがードされます。コ ンフ ィ ギ ュ レーシ ョ ン 処 理 の 間 に、 [Select Platform...] ボタンのラベルが [ClearPlatform] に 変 わ り ます。独 自 のプ ラ ッ ト フ ォーム フ ァ イルを 作 成 し て、 利 用 可 能 なプ ラ ッ ト フ ォームの リ ストに 追 加 することもできます。5.25.1 関 連 項 目タスク• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンか ら のプ ラ ッ ト フ ォームの 割 り当 てのク リ ア (5-47 ページ)• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ) .概 念• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-46ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.26 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンからのプ ラ ッ ト フ ォームの 割 り 当 てのク リア開 発 プ ラ ッ ト フ ォームに 合 わせて ス キ ャ ンチェ イ ン を 再 設 定 する ために、 プ ラ ッ トフォームの 割 り 当 てをデバッグハードウェアコンフィギュレーョンからク リアする場 合 があ り ます。注これを 行 う と、 スキャンチェインコンフィギュレーショ ンもク リアされます。 代 替と し て、 新 し いデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン 作 成 する 場 合 があ ります。プラッ ト フォームの 割 り 当 てをク リアするには1. RVConfig で 必 要 なデバッ グハード ウ ェア コ ンフ ィ ギュ レーシ ョ ンフ ァ イルを 開きます。2. [Clear Platform] をクリ ックします。スキャンチェインコンフィギュレーショ ンが 削 除 されます。3. ス キ ャ ンチェ イ ン を 自 動 設 定 する か、 必 要 に 応 じ て 手 動 でデバイ ス を ス キ ャ ンチェインに 追 加 します。5.26.1 関 連 項 目タスク• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ)• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 (5-12 ページ)• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-47ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.27 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 追 加RVConfig は さ ま ざ ま なプ ラ ッ ト フ ォーム をサポー ト する よ う に 事 前 設 定 さ れていますが、 独 自 のプラッ ト フォームファイルを 作 成 することによってらに 多 くのプラット フォームについてサポート を 追 加 できます。 また、 新 しいプラ ッ ト フォームの 名前 を 付 けた り 、 製 造 元 の 詳 細 を 提 供 し た り る こ と も 可 能 です。新 し い コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 作 成 するには1. 新 し いプ ラ ッ ト フ ォーム 用 のス キ ャ ンチェ イ ン を 設 定 し ます。2. 必 要 なデバイ ス 設 定 を 変 更 し ます。3. 必 要 な 詳 細 設 定 を 変 更 し ます。4. 必 要 な ト レース 設 定 を 変 更 し ます。5. [Export As Platform] ダイアログボッ クスで、 新 しいプラ ッ ト フォームの 名 前 と製 造 元 を 指 定 し ます。 こ れを 実 行 するには、 [File] メニューから [Exportplatform file...] を 選 択 します。6. [Export As Platform] ダイアログボッ クスで、 [Board Name] フィールドと[Manufacturer] フィールドに、プラットフォームの 新 しい 名 前 と 製 造 元 の 詳細 をそれぞれ 入 力 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-16 [Export As platform] ダイアログボックスプラッ ト フォームの 名 前 と 製 造 元 の 詳 細 は 新 しいプラッ ト フォームファイルの命 名 に 使 用 さ れ、 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの [Select Platform] ダイアグボッ クスに 表 示 されます。Windows では、 先 ほどの 図 に 示 されている よ う に platformFiles ディレク ト リはMy Documents\<strong>ARM</strong>\rvconfig\platformFiles にあ り ます。 Linux では、~/.rvconfig/platformFiles にあ り ます。7. [OK] をクリ ックします。5.27.1 関 連 項 目タスク• JTAG スキャンチェインの 設 定 (5-7 ページ)• デバイ ス リ ス ト の 設 定 について (5-10 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 検 出 (5-44 ページ)• プ ラ ッ ト フ ォームの 手 動 選 択 (5-46 ページ)• 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加 (5-50 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成 (5-51 ページ)• トレースラインの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) (7-4 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-48ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成概 念• プラ ッ ト フ ォームの 検 出 と 選 択 について (5-43 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-49ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.28 新 し いプ ラ ッ ト フ ォームの 自 動 設 定 サポー ト の 追 加[Select Platform] ダ イ ア ロ グボ ッ ク スにプ ラ ッ ト フ ォーム を 追 加 する 際 、 ボー ド 名 とメーカを 事 前 に 設 定 しておく と、 プラッ トフォーム 定 義 ファイル .det が 自 動 的 に 作成 さ れます。 その 一 方 で、 複 数 の .det ファイルを platformFiles ディレク ト リに 追 加できます。 このファイルを 使 用 すると、 [Auto Configure] ボタンをク リ ックしたときにさまざまなハードウェアバージ ョ ンが 認 識 されるよ うになり ます。.det ファイルには、 1 つま たは 複 数 のプ ラ ッ ト フ ォームに 関 する 情 報 が 含 まれます。 プ ラ ッ トフォームの 記 述 は、ターゲットプラットフォームの JTAG キャンチェイン 上 の 各 デバイスの JTAG ID コードおよびマスク、 さ らに 関 連 するデバッグハード ウェアコンフィギュレーションファイル (.rvc) の 名 前 で 構 成 さ れています。以 下 に 例 を 示 し ます。0x0B73B02F,0xFFFFFFFF, 0x07926001,0xFFFFFFFF, 0,0, 0x2B900F0F,0xFFFFFFFF =mycompany_eg1.rvc上 記 の 例 で、 プ ラ ッ ト フ ォームは、 ス キ ャ ンチェ イ ンに 4 つのデバイ スが 含 まれてい る と 予 測 さ れています。 最 初 のデバ イ スには 0x0B73B02F の JTAG ID コードがあ り、2 番 目 は 0x07926001、 3 番 目 のデバイ スには 任 意 の ID コードがあ り、 4 番 目 のデバイスのコードは 0x2B900F0F です。いくつかの .det フ ァ イルが 提 供 され、 各 フ ァ イルに 複 数 の 行 が 含 まれている 可 能 性があ り ます。 以 下 に 例 を 示 し ます。0x22193024, 0xEFFFFFFF, 0,0, 0,0 = mycompany_eg2.rvc0x08210024, 0xFFFFFFFF, 0,0, 0,0 = mycompany_eg2.rvc0x05310024, 0xFFFFFFFF, 0,0, 0,0 = mycompany_eg3.rvcこの 例 では、 最 初 のデバイスの ID コードが 0x22193024、 0x32193024、 または 0x08210024である 3 つのデバイ ス を 含 んでいる スキ ャ ンチェ イ ンが mycompany_eg2.rvc に 関 連 付 けられています。マスク 値 0xEFFFFFFF は、0x22193024 と 0x32193024 の 両 方 が 同 一 であ る こと を 意 味 し ています。 3 つのデバイ スがあ り 、 最 初 のデバイ スに 0x05310024 の ID コード があ る 場 合 は、 最 初 のデバイ スが mycompany_eg3.rvc に 関 連 付 け られます。[Auto Configure] ボタンをク リ ックすると、 検 出 されたスキャンチェインが .detフ ァ イルに よ って 記 述 さ れるすべてのプ ラ ッ ト フ ォーム と 比 較 さ れます。 接 続 さ れた ターゲ ッ ト が こ れら のプ ラ ッ ト フ ォームのいずれか と 一 致 する と 、 [SelectPlatform] ダイアログボックスが 表 示 され、 プラッ トフォームが 正 常 に 検 出 されたこと を 確 認 する よ う に 求 め ら れます。指 定 さ れた ス キ ャ ンチェ イ ン をい く つかの .rvc ファイルと 関 連 付 けるプラッ トフ ォーム 情 報 を 作 成 する こ と がで き ます。 こ れを 実 行 する と 、 [Select Platform] ダイア ロ グボ ッ ク スに 一 致 するすべてのプ ラ ッ ト フ ォームが リ ス ト さ れ、 ハー ド ウ ェ アに 適 合 する プ ラ ッ ト フ ォーム を 選 択 する よ う に 求 め られます。5.28.1 関 連 項 目タスク• 新 しいプラ ッ ト フォームの 追 加 (5-48 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-50ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.29 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成詳 細 設 定 では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 広 範 囲 にわた る コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン 設 定 を 変 更 で き ます。 こ の よ う な 設 定 には、 デバ ッ グ 接 続 モー ド 設 定 やセ ット 設 定 が 含 まれます。詳 細 設 定 を 構 成 する には1. RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し ます。• デバッグハード ウェア 接 続 に 接 続 して 設 定 し、 新 しいコンフ ィギュレーションファイルを 作 成 する• 既 存 のデバ ッ グ コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 開 く3. ツ リ ー 制 御 の 詳 細 設 定 グループを 選 択 し、 設 定 内 容 を 表 示 し ます。 以 下 の 図 に例 を 示 し ます。4. 必 要 に 応 じ て 設 定 内 容 を 変 更 し ます。5. [File] メニューから [Save] を 選 択 し て 変 更 内 容 を 保 存 し ます。図 5-17 詳 細 制 御 の 表 示6. [File] メニューから [Exit] を 選 択 して RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 閉 じ ます。注こ れら の 設 定 内 容 は、 デバ ッ ガか らデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 する たびにデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 送 信 さ れます。 送 信 さ れた 定 内 容 は、 デバ ッ グハードウェアユニットでデバッガするすべてのターゲットハードウェアで、デフォルトのリセッ ト 動 作 として 使 用 されます<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-51ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.29.1 関 連 項 目タスク• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ)• 第 4 章 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のフ ァーム ウ ェ アの 管 理 .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 (5-36 ページ) .<strong>ARM</strong> ® <strong>DSTREAM</strong> :システムおよびインタフェースデザインリファレンス• 「リセッ ト 信 号 」、../com.arm.doc.dui0499d/CHDHFJEH.html• シリアルワイヤデバッグ、../com.arm.doc.dui0499d/BEHIADEG.html.『<strong>ARM</strong> の <strong>RVI</strong> と RVT : システムおよびインタフェースデザイン リ ファレンス』 :• リ セ ッ ト 信 号 、 ../com.arm.doc.dui0517d/CHDHFJEH.html• シリアルワイヤデバッグ、../com.arm.doc.dui0517d/BEHIADEG.html.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-52ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.30 変 更 内 容 の 保 存RVConfig ユーテ ィ リ テ ィでのコンフ ィ ギュレーシ ョ ンへの 変 更 を 保 存 するには、[File] メニューから [Save] を 選 択 し ます。変 更 内 容 は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イル (*.rvc) に 保存 されます。 こ のフ ァ イルの 位 置 については、 デバッ ガのマニ ュ アルを 参 照 し て くだ さ い。 こ の 場 所 には 多 く の *.rvc フ ァ イルが 存 在 する 可 能 性 があ り 、 それら のフ ァイルには 接 続 名 に 対 する 名 前 が 付 け られています。*.rvc ファイルの 位 置 を 変 更 したり、 さまざまなターゲッ トコンフィギュレーション用 に *.rvc フ ァ イ ルの コ ピーを 複 数 保 存 し た り する こ と がで き ます5.30.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 (5-4 ページ)• RVConfig での 既 存 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イ ルの表 示 (5-6 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト か ら の 切 断 (5-54 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-53ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.31 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト からの 切 断特 定 のデバッグハードウェアユニッ トから 切 断 し、 別 のデバッグハードウェアユニ ッ ト に 接 続 する 場 合 があ り ます。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト か ら 切 断 するには1. ツ リ ー 図 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 選 択 し、 RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 表 示 します。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-18 接 続 制 御 の 表 示2. [Disconnect] をクリ ックします。設 定 の 変 更 内 容 を 保 存 していない 場 合 、 警 告 ダイアログボッ ク スが 表 示 されます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 5-19 設 定 の 変 更 内 容 を 保 存 せずに 切 断 し よ う と する と きの 警 告3. こ の 警 告 ダ イ ア ロ グボ ッ ク スで、 以 下 のいずれかを 実 行 し て く だ さ い。• 切 断 する には、 [Yes] をクリ ックします。 保 存 されていないコンフィギュレーシ ョ ンデータは 失 われます。• 接 続 し た ま まにする には、 [No] を ク リ ッ ク し ます。 変 更 内 容 を 保 存 し てから 切 断 します。5.31.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 (5-4 ページ)• 変 更 内 容 の 保 存 (5-53 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-54ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.32 仮 想 Ethernet でのタ ーゲ ッ ト プ ロセ ッ サの 設 定ネ ッ ト ワー ク で 通 信 する ために ターゲ ッ ト に 適 用 する 場 合 、 ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サに 仮 想 Ethernet を 設 定 する 必 要 があ り ます。 こ の 手 順 は、 ターゲ ッ ト に 独 自 のEthernet ハード ウ ェアがない 場 合 や、 ド ラ イバが 書 き 込 まれていない 場 合 に 必 要 になります。注ネッ ト ワークの 設 定 は、 JTAG を 使 用 する <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11、 および <strong>ARM</strong>SecurCore プロセッサでのみサポート されます。 CoreSight システムではサポート さません。仮 想 Ethernet を ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サに 合 わせて 設 定 するには1. RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し て く だ さ い。• デバッグハード ウェア 接 続 に 接 続 して 設 定 し、 新 しいデバッグハード ウェア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 作 成 する• 既 存 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 開 く3. 必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 し ます。4. ツリー 図 の [Devices] ノードを 選 択 します。5. 仮 想 Ethernet 用 に 設 定 する プ ロ セ ッ サを 選 択 し ます。6. 必 要 に 応 じ てネ ッ ト ワーク の 設 定 を 行 います。 以 下 の 表 に 例 を 示 し ます。表 5-1 静 的 IP ア ド レスの 設 定 項 目デバイ スの 設 定例IP アドレス 110.35.3.21ネッ ト ワークマスクデフォル ト のゲー ト ウ ェ イ255.255.255.0110.35.3.2547. [File] メニューから [Save] を 選 択 し て 変 更 内 容 を 保 存 し ます。8. [File] メニューから [Exit] を 選 択 して RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 閉 じ ます。5.32.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 (5-4 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト か ら の 切 断 (5-54 ページ) .参 照• デバイ ス コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンの 設 定 (5-28 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-55ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成5.33 CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス以 下 の 表 に、 デバッ グハード ウ ェ アによ ってサポー ト されるすべての CoreSight デバイスの 名 前 とクラスを 示 します。表 5-2 CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ スデバイス 名 説 明 デバイス ク ラ ス<strong>ARM</strong>CS-DP<strong>ARM</strong> CoreSight デバ ッ グポー ト (JTAG-DP と SW-DP の 両方 をサポー ト )デバ ッ グポー トCSETB CoreSight Embedded Trace Buffer (ETB) ト レースシンクCSETM CoreSight 組 み 込 み ト レース マ ク ロ セル (ETM) ト レースソースCSETM11<strong>ARM</strong>11 向 け CoreSight 組 み 込 み ト レース マ ク ロ セル(ETM11)トレースソースCSTFUNNEL CoreSight トレースファンネル リンクCSTPIU CoreSight ト レースポート インタフェースユニッ ト ト レースシンクCSHTM32 CoreSight AHB トレースマクロセル (HTM32) ト レースソースCSHTM64 CoreSight AHB トレースマクロセル (HTM64) ト レースソースCSITMCoreSight インストルメンテーショントレースマクロセル(ITM)トレースソースCSPTM CoreSight Program Trace Macrocell (ITM) ト レースソースCSSWO CoreSight Serial Wire Output (SWO) ト レースシンク<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP JTAG-AP を 使 用 して 接 続 される <strong>ARM</strong>1136JF-S プロセッサ コア<strong>ARM</strong>1156T2FS-JTAG-AP JTAG-AP を 使 用 して 接 続 される <strong>ARM</strong>1156T2FS プロセッサ コア<strong>ARM</strong>1176JZF-JTAG-AP JTAG-AP を 使 用 して 接 続 される <strong>ARM</strong>1156T2FS プロセッサ コアCortex-M0 Cortex-M0 プロセッサ コアCortex-M1 Cortex-M1 プロセッサ コアCortex-M3 Cortex-M3 プロセッサ コアCortex-R4 Cortex-R4 プロセッサ コアCortex-A5 Cortex-A5 プロセッサ コアCortex-A8 Cortex-A8 プロセッサ コアCortex-A9 Cortex-A9 プロセッサ コアデバイ ス 名 は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルおよび トレースアソシエーシ ョ ンファ イルで 使 用 される 名 前 です。5.33.1 関 連 項 目概 念• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-56ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ ア タ ーゲ ッ ト コ ン フ ィ ギュ レーシ ョ ンの 作 成• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 5-57ID 081611Non-Confidential


第 6 章CoreSight システムの 設 定以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 CoreSight システムの 概 要 と、 RVConfig を 使 用 してシステムを設 定 する 方 法 を 説 明 します。タスク• トレースアソシエーションファイルのロード (6-15 ページ)• CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み (6-4 ページ)• シ リ アルワ イ ヤデバ ッ グの 自 動 検 出 (6-6 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• トレースアソシエーションファイルのロード (6-15 ページ)• CoreSight プロセッサの 設 定 (6-24 ページ)• CoreSight システム 内 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11 プロセッサの 設 定 (6-26 ページ) .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-1ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定参 照• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-2ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.1 CoreSight システムの 設 定 についてCoreSight システムは、 以 下 のコンポーネン トから 成 るデバ ッ グア ク セスポー ト(DAP) で 構 成 されています。• スキャンチェインまたはシリアルワイヤデバッグ (SWD) インタフェースに 接続 してデバッグハード ウェアにシステムインタフェースを 提 供 するデバ ッ グポー ト (DP)。• Advanced High-performance Bus Access Port (AHB アクセス 用 AHB-AP) または<strong>ARM</strong> Peripheral Bus Access Port (APB アクセス 用 APB-AP) のいずれか。デバ ッ グ コ ンポーネン ト はバスに 接 続 し、 DAP 上 の AP からアクセスします。CoreSight のデバ ッ グ コ ンポーネン ト は、 接 続 先 AP のインデックスとバスのベースアドレスを 使 用 して 設 定 します。DAP には、 内 部 スキャ ンチェ イ ンで JTAG デバイ ス ( 例 えば <strong>ARM</strong>11 プロセッサ) の接 続 を 可 能 にする JTAG-AP を 含 める こ と もできます。 JTAG デバイ スは、 特 定 のデバイスの JTAG-AP の AP インデックス、 AP の JTAG ポー ト 、 および IR スキャンとDR ス キ ャ ンのプレ ビ ッ ト と ポ ス ト ビ ッ ト を 使 用 し て 設 定 する 必 要 があ り ます。CoreSight のコンポーネン トは DAP に 関 連 付 け ら れてい る ので、 ス キ ャ ンチェ イ ン(または SWD 接 続 ) でその DAP の 後 に 配 置 されます。DAP はスキャンェイン 上 では<strong>ARM</strong>CS-DP デバイスによって 表 されます。 CoreSight のコンポーネン トは JTAG スキャンチェイン 上 にないので、 DAP と 次 の JTAG デバイ スの 間 に 配 置 する 必 要 があります。6.1.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ) .概 念• CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み (6-4 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ)• シ リ アルワ イ ヤデバ ッ グの 自 動 検 出 (6-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-3ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.2 CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 みターゲッ ト システムに 有 効 な CoreSight ROM テーブルが 含 まれている 場 合 は、 これを 使 用 して、 デバ ッ グア ク セス ポー ト (DAP) の 背 後 の AHB-AP デバイ ス と APB-APデバイ ス を 設 定 でき ます。CoreSight ROM テーブルを 使 用 して CoreSight のデバイ ス を 設 定 するには、 以 下 の 手順 に 従 います。• デバイ ス を ス キ ャ ンチェ イ ンに 手 動 で 追 加 する 場 合 :1. <strong>ARM</strong>CS-DP デバイ ス を 追 加 し ます。2. <strong>ARM</strong>CS-DP デバイ ス を 右 ク リ ッ ク し てか ら、 [Read CoreSight ROMTable] オプシ ョ ン を 選 択 し ます。• ス キ ャ ンチェ イ ン を 自 動 設 定 する 場 合 は、 自 動 設 定 する 前 に [Read CoreSightROM Tables] チェッ クボッ クスが 選 択 されているこ とを 確 認 します。 このチェッ クボッ クスはデフォルトで 選 択 されています。6.2.1 関 連 項 目タスク• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• トレースアソシエーションファイルのロード (6-15 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ)• シ リ アルワ イ ヤデバ ッ グの 自 動 検 出 (6-6 ページ) .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-4ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.3 CoreSight の 自 動 検 出CoreSight シ ス テム を 自 動 検 出 する と 、 <strong>ARM</strong>CS-DP デバ イ スが 追 加 さ れます。 こ のデバイスは CoreSight システムでデバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) を 表 します。 システムに 有 効 な CoreSight ROM テーブルが 含 まれてい る 場 合 は、 そのテーブルに 一 覧 になってい るデバ イ ス もデフ ォル ト で 追 加 れます。[Read CoreSight ROM Table] チェ ッ ク ボ ッ ク スでは、 自 動 設 定 中 のテーブルの 自 動読 み 込 みを 有 効 ま たは 無 効 にで き ます。 以 下 の 図 は、 こ のチェ ッ ク ボ ッ ク スの 場 所を 示 してます。図 6-1 [Read CoreSight ROM Table] オプショ ン以 下 の 手 順 で、 CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 みを 強 制 する こ と も で き ます。1. <strong>ARM</strong>CS-DP デバイスを 右 クリ ックします。2. コンテキスト メニューから [Read CoreSight ROM Tables] を 選 択 し ます。注[Read CoreSight ROM Table] チェ ッ ク ボ ッ ク ス をオフに し た 場 合 や、 テーブルの 読み 込 みに 失 敗 し た 場 合 は、 手 動 で CoreSight デバイ ス を ス キ ャ ンチェ イ ンに 追 加 できます。6.3.1 関 連 項 目タスク• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み (6-4 ページ)• シ リ アルワ イ ヤデバ ッ グの 自 動 検 出 (6-6 ページ) .概 念• デバイ ス リ ス ト の 設 定 について (5-10 ページ)• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-5ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.4 シ リ アルワイヤデバ ッ グの 自 動 検 出シリアルワイヤデバッグ (SWD) がスキャンチェインをサポートする 方 式 は、 JTAGの 場 合 と 異 な り ます。 SWD モー ド で 自 動 設 定 する と 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ット は 以 下 操 作 を 実 行 し ます。1. <strong>ARM</strong>CS-DP デバイスをスキャンチェイン 構 成 に 追 加 します。2. オプシ ョ ンで CoreSight ROM テーブルを 読 み 込 んで、 残 り のデバイ スを 追 加 します。 これはデフォル ト で 実 行 されますが、 オーバーラ イ ドする こ と も きます。6.4.1 関 連 項 目タスク• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み (6-4 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ) .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-6ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.5 ト レースアソシエーシ ョ ンについてト レースア ソ シエーシ ョ ンはデバッ グハード ウ ェアコンフ ィ ギュ レーシ ョ ンフ ァ イル (.rvc) に 保 存 さ れます。 ただ し、 同 様 の 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム を 使 用 し てい る 他のユーザにアソシエーシ ョ ンを 提 供 する 場 合 は、 別 のファ イルに 保 存 るこ と もできます。トレースアソシエーションは、 複 雑 な CoreSight システムでト レースに 関 連 するデバイ ス と プ ロ セ ッ サ と の 関 連 を 記 述 する ために 必 要 です。 以 下 は こ の よ う なア ソ シエーシ ョ ンの 例 です。• プロセッサは ETM に 出 力 する• ETM は ETB に 出 力 する• ETM は 特 定 のプ ロ セ ッ サか ら 入 力 する• CoreSight ETM は ト レースポート インタフェースユニッ ト (TPIU) に 出 力 する• TPIU は 特 定 の ト レース ソ ースか ら 入 力 する• ETB は 特 定 の ト レース ソースから 入 力 するデバ ッ グ ツールはデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルのア ソ シエーシ ョ ン を 使 用 し て、 シ ス テム 内 の 特 定 の ソ ース を ト レース る ためにプ ロ グ ラ ミングが 必 要 なコンポーネン ト を 判 別 します。ア ソ シエーシ ョ ンには 方 向 性 があ り 、 双 方 向 の 場 合 も あ り ます。 デバ ッ ガが ト レースの 出 力 をその 生 成 元 に 関 連 付 け る こ と がで き る よ う に、 ア ソ エーシ ョ ン を 正 し く設 定 する 必 要 があ り ます。注トレースアソシエーションは CoreSight 以 外 のシ ス テムに も 作 成 で き ますが、 それを変 更 し ないで く だ さ い。6.5.1 関 連 項 目概 念• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-7ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.6 CoreSight ト レースアソシエーシ ョ ンの 定 義CoreSight の ト レース ア ソ シエーシ ョ ンは 以 下 の 方 法 で 定 義 で き ます。順 序CoreSight のコンポーネン トにはデバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) からアクセスできます。 DAP にアクセスするために 使 用 するテンプレー トを <strong>ARM</strong> CoreSight デバ ッ グポー ト (<strong>ARM</strong>CS-DP) と 呼 びます。<strong>ARM</strong>CS-DP に 従 う CoreSight の コ ンポーネン ト はすべて、 それに 関 連 付け ら れます。 複 数 の DAP がある 場 合 は、 デバイスを 以 下 の 序 で 並 べる必 要 があ り ます。1. <strong>ARM</strong>CS-DP2. 関 連 付 け られてい る CoreSight デバイ ス3. <strong>ARM</strong>CS-DP4. 関 連 付 け られてい るデバイ ス注ト レース ア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イ ルに 並 ぶデバ イ スの 順 序 は、 RVConfigユーテ ィ リ テ ィ で 定 義 し た 順 序 と 一 致 する 必 要 があ り ます。入 力 と 出 力 の 属 性コ ンポーネン ト には 入 力 と 出 力 があ り 、 こ れら の 接 続 を 定 義 する と 、 システムの ト レースフローを 定 義 できます。6.6.1 関 連 項 目概 念• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-8ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.7 ト レースアソシエーシ ョ ンの 形 式ト レース ア ソ シエーシ ョ ンは、 セ ミ コ ロ ンで 区 切 っ た 多 数 の 要 素 で 構 成 さ れています。 以 下 の 表 に、 ア ソ シエーシ ョ ンの 要 素 を 一 覧 にし ます。表 6-1 ト レースア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イルの 要 素 名 と 説 明要 素 名説 明Name このリスト 内 の 一 意 のコンポーネント 名 。Type指 定 し た コ ンポーネン ト の 種 類 の 識 別 子 。 こ れは、 その コ ンポーネン ト のテンプレー ト 名と 一 致 する 必 要 があ り ます。Portn ト レースのシン ク であ る コ ンポーネン ト にのみ 使 用 さ れます。 こ の コ ンポーネン ト が、ポー ト を 使 用 し てそれに 接 続 し てい る と 指 定 さ れた コ ンポネン ト か ら 入 力 を 受 け 取 れる こと を 示 し ます。 ポー ト を 指 定 する と き、 “Port0=Cortex-R4;Port1=Cortex-A8;” のよ うに、 各ポー ト 要 素 タグの 後 に 0 か ら 順 に 番 号 を 付 け る 必 要 があ り ます。TraceOutputn ト レースのソース となるコンポーネン ト にのみ 使 用 されます。 このコンポーネン ト が、TraceOutput と 指 定 さ れた コ ンポーネン ト に 出 力 で き る こ と を し ます。 複 数 の TraceOutputを 指 定 する 必 要 があ る 場 合 は、 “TraceOutput0=ETB;TraceOutput1=TPIU;” のよ うに、 各TraceOutput 要 素 タ グの 後 に 0 か ら 順 に 番 号 を 付 け る 必 要 があ り ます。CoreETMコ ンポーネン ト をプロセッサに リ ン クするために 使 用 されます。コンポーネントを ETM にリンクするために 使 用 されます。6.7.1 ト レースア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イルの 例以 下 の 例 は、 Cortex-R4 プロセッサ、 CoreSight TPIU、 CoreSight ETM、 CoreSightETB、 および CoreSight DAP を 含 むシステムのア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルです。Name=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;Name=Cortex-R4;Type=Cortex-R4;ETM=ETMR4;Name=ETMR4;Type=CSETM;TraceOutput0=TPIU;TraceOutput1=ETB;Core=Cortex-R4;Name=ETB;Type=CSETB;Port0=ETMR4;Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETMR4;注ア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルの 形 式 はこの 例 のよ う にな り ますが、 [Trace Associations…] ボ タ ン を 使 用 し てア ソ シエーシ ョ ン を 作 成 する 必 要 があ り ます。6.7.2 関 連 項 目概 念• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-9ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.8 [Trace Association Editor] ダイアログボックス[Trace Association Editor] ダイアログボックスでは、 CoreSight システムのデバイスアソシエーションを 設 定 できます。デフォルトでは、すべてのアソシエーションが 展開 し て 表 示 さ れます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 6-2 [Trace Association Editor] ダイアログボックス[Trace Association Editor] ダイアログボックスに 表 示 されるデバイスは、 スキャンチェ イ ンでの 順 序 を 反 映 し ています。 デバイ スの 詳 細 を 展 開 するに、 デバイ ス 名 をダブルク リ ッ クするか、 デバイ スの [+] ボタンをク リ ックします。デバイ スにア ソ シエーシ ョ ン を 割 り 当 て るには1. デバイ スの [] をダブルク リ ッ クして、 [Edit Association] ダイ ア ロ グボ ッ ク ス を 表 示 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 6-3 [Edit Association] ダイアログボックス2. ダイアログボックスの 左 側 にあるドロップダウンリ ス トから、 アソシエーションに 使 用 するデバイスを 選 択 します。3. 右 側 のフ ィ ール ド にア ソ シエーシ ョ ンの 説 明 を 入 力 し ます。4. [OK] をクリ ックします。入 力 したテキス ト を 変 更 するには、 アソシエーシ ョ ンの 説 明 を ク リ ッ ク し、 [EditAssociation] ダ イ ア ロ グでテキ ス ト を 編 集 し ます。アソシエーションの 説 明 を 削 除 するには、 アソシエーションを 選 択 して [Delete] をクリックします。作 成 したア ソ シエーシ ョ ンをすべて 消 去 するには、 [Delete All] をク リ ックします。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-10ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定アソシエーションをファイルに 保 存 するには1. [Save...] ボタンをク リ ックします。 [Save RealView Associations File...] ダイアログボックスが 表 示 されます。2. 適 切 なデ ィ レ ク ト リ を 指 定 し て フ ァ イ ルを 保 存 し ます。3. [Save] をクリ ックします。アソシエーションファイルをロードするには1. [Load...] ボ タ ン を ク リ ッ ク し ます。 [Load RealView Associations File...] ダイアログボックスが 表 示 されます。2. CoreSight アソシエーションファイルを 格 納 しているディレク ト リを 見 つけます。3. 該 当 する .txt ファイルを 選 択 します。4. [Open] をクリ ックします。RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ の メ イ ン ウ ィ ン ド ウに 戻 るには、 [OK] をクリ ックします。6.8.1 関 連 項 目タスク• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ) .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-11ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.9 CoreSight ト レースア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イルの 設 定CoreSight シ ス テムには、 ト レース ソース と ト レース シン ク を 多 数 含 め る こ と がで きます。 デバッガがシステムから ト レースを 正 確 にキャプチャして、 ト レース 情 報 を生 成 元 に 関 連 付 け る こ と がで き る ためには、 CoreSight トレースアソシエーションフ ァ イ ルを 使 用 する 必 要 があ り ます。CoreSight ト レース ア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イルを 設 定 するには1. RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し て 下 さ い。• デバッグハード ウェア 接 続 に 接 続 して 設 定 し、 新 しいデバッグハード ウェア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 作 成 する• 既 存 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 フ ァ イルを 開 く3. [Trace Associations...] ボタンをク リ ックして、 [Trace Association Editor] ダイア ロ グボ ッ ク ス を 表 示 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 6-4 [Trace Association Editor] ダイアログボックス表 示 されるデバイ スは、 スキャンチェ インでの 順 序 を 反 映 しています。4. デバイ スの 詳 細 を 展 開 するには、 デバイ ス 名 をダブル ク リ ッ ク し ます。5. デバ イ スに 新 し いア ソ シエーシ ョ ン を 追 加 する には、 そのデバ イ スの [] をダブルク リ ッ ク して [Edit Association] ダイアログボッ クスを 表 示 し ます。6. 表 示 される 各 ド ロ ップダウン メ ニューから 必 要 なア ソシエーシ ョ ンを 設 定 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 6-5 [Edit Association] ダイアログボックス7. [OK] をクリ ックして [Trace Association Editor] ダイアログボッ クスに 戻 り ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-12ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定8. 必 要 に 応 じ て、 他 のデバイ スにア ソ シエーシ ョ ンを 割 り 当 てます。• [Association] 列 に 表 示 さ れてい る ア ソ シエーシ ョ ン を 変 更 するには、 そのアソシエーシ ョ ンをダブルク リ ッ ク して [Edit Association] ダイアログボ ッ ス を 表 示 し、 必 要 な 変 更 を 加 え ます。[OK] をクリ ックして [Trace Association Editor] ダイアログボッ クスに 戻ります。• アソシエーションを 1 つ 削 除 する には、 そのア ソ シエーシ ョ ン を 選 択 し て[Delete] をク リ ックします。削 除 の 確 認 は 要 求 さ れません。• システム 内 のア ソシエーシ ョ ンをすべて 削 除 するには、 [Delete All] をクリックします。削 除 の 確 認 は 要 求 さ れません。9. 以 下 の 手 順 で、 ト レース ア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イ ルを 保 存 し ます。a. [Save...] をクリ ックして [Save RealView Associations File...] ダイアログボックスを 表 示 します。b. フ ァ イルを 保 存 するデ ィ レ ク ト リ を 指 定 し ます。c. [Save] をクリ ックします。同 様 の 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム を 使 用 し てい る 他 のユーザにア ソ シエーシ ョ ン を提 供 する 場 合 は、 ト レース ア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イ ルを 保 存 し ておます。10. [OK] をクリ ックして RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ の メ イ ン ウ ィ ン ド ウに 戻 り ます。回 路 図 のデバイ スボ ッ ク スに 表 示 される ア ス タ リ ス ク は、 そのデバイ スが 別 のデバイ スに 関 連 付 け ら れてい る こ と を 示 し ます。 以 下 の 図 は、 デバス CSETMと Cortex-A8 にアソシエーシ ョ ンがある こ と を 示 しています。図 6-6 アソシエーションのあるデバイス6.9.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• トレースアソシエーションファイルのロード (6-15 ページ)• CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み (6-4 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ) .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-13ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定• シ リ アルワ イ ヤデバ ッ グの 自 動 検 出 (6-6 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-14ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.10 ト レースアソシエーシ ョ ンフ ァ イルのロードCoreSight トレースアソシエーションファイルをロードするには1. RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し て 下 さ い。• デバッグハード ウェア 接 続 に 接 続 して 設 定 し、 新 しいデバッグハード ウェア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルを 作 成 する• 既 存 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 フ ァ イルを 開 く3. [Trace Associations...] ボタンをク リ ックして、 [Trace Association Editor] ダイア ロ グボ ッ ク ス を 表 示 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 6-7 [Trace Association Editor] ダイアログボックス表 示 されるデバイ スは、 スキャンチェ インでの 順 序 を 反 映 しています。4. [Load...] をクリ ックして [Load RealView Associations File...] ダイアログボックスを 表 示 します。5. ト レース ア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イルを 保 存 し たデ ィ レ ク ト リ を 見 つけ ます。6. [Open] をクリ ックしてファイルをロードし、 [Trace Association Editor] ダイアログボックスに 戻 ります。7. [OK] をクリ ックして RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ の メ イ ン ウ ィ ン ド ウに 戻 り ます。回 路 図 のデバイ スボ ッ ク スに 表 示 される ア ス タ リ ス ク は、 そのデバイ スが 別 のデバイ スに 関 連 付 け ら れてい る こ と を 示 し ます。 以 下 の 図 は、 デバス CSETMと Cortex-A8 にアソシエーシ ョ ンがある こ と を 示 しています。図 6-8 アソシエーションのあるデバイス<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-15ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.10.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight ROM テーブルの 読 み 込 み (6-4 ページ)• CoreSight の 自 動 検 出 (6-5 ページ) .概 念• CoreSight システムの 設 定 について (6-3 ページ)• シ リ アルワ イ ヤデバ ッ グの 自 動 検 出 (6-6 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-16ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.11 CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン以 下 の 図 は、 CoreSight DK11 の CoreSight トポロジ 図 を 示 しています。TPIU<strong>ARM</strong>1136JF-SCSETM11ETBJTAG-APAPB-APDAP<strong>ARM</strong>CS-DPこれのア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルは 以 下 の とお り です。図 6-9 CoreSight システムトポロジ 図 - CoreSight DK11Name=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;Name=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP;Type=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP;ETM=ETM11;Name=ETM11;Type=CSETM11;TraceOutput0=ETB;TraceOutput1=TPIU;Core=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP;Name=ETB;Type=CSETB;Port0=ETM11;Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETM11;このアソシエーショ ンファイルの 各 行 について、 以 下 に 説 明 します。Name=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;この 行 は、 リ ス トの 最 初 のデバイスが <strong>ARM</strong> CoreSigh デバ ッ グポー ト であ る こ と を 示 し ます。 こ のテンプレー ト に 関 連 付 け ら れてい るデバ ッ グポー ト よ って 接 続 し ている CoreSight のコンポーネン トは、 すべてこのデバイ スの 後 に 続 く 必 要 があ り ます。Name=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP;Type=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP;ETM=ETM;この 行 は、<strong>ARM</strong>1136JF-S プロセッサが 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP の JTAG-AP に 接続 しているこ とを 示 します。ETM=ETM11 セクションは、 プロセッサにETM11 という ETM が 関 連 付 け ら れてい る こ と を 示 し ます。Name=ETM11;Type=CSETM11;TraceOutput0=ETB;TraceOutput1=TPIU;Core=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して ETM にアクセスでき る こ と を 示します。TraceOutput0=ETB は、 こ の ETM が ETB という 名 前 のコンポーネントに 出力 でき る こ と を 示 し ます。TraceOutput1=TPIU は、 こ の ETM が Trace Port Interface Unit (TPIU) という 名 前 の コ ンポーネン ト に 出 力 で き る こ と を 示 し ます。Core=<strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP は、 こ の ETM によってキャプチャされたト レースのソースが <strong>ARM</strong>1136JFS-JTAG-AP デバイ スであ る こ と を 示 し ます。Name=ETB;Type=CSETB;Port0=ETM11;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して CoreSight ETB にアクセスでき ることを 示 します。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-17ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定Port0=ETM11; は、 こ の ETB に 保 存 される ト レースのソースが ETM11 というコンポーネントであることを 示 します。Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETM;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して CoreSight TPIU にアクセスできることを 示 します。Port0=ETM は、 こ の ETB に 保 存 される ト レースの ソースが ETM11 というコンポーネントであることを 示 します。注ファネルはトレースソースと トレースシンクの 間 にありますが、 それをアソシエーションのマッピングに 含 める 必 要 はありません。 ファネルを 使 用 すると、 システムの ト レースのフ ローを 動 的 に 制 御 で き ます。 ア ソ シエーシ ョ ン フ ァ イ ルの 目 的 は、シ ス テムの ト レース フ ローの 静 的 ビ ューを 記 述 する こ と です。6.11.1 関 連 項 目概 念• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-18ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.12 CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン以 下 の 図 は、 Cortex-R4 FPGA の CoreSight ト ポロジ 図 を 示 しています。TPIUCortex-R4CSETMETBAPBAPB-APDAP<strong>ARM</strong>CS-DPこれのア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルは 以 下 の とお り です。図 6-10 CoreSight システムトポロジ 図 - Cortex-R4 FPGAName=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;Name=Cortex-R4;Type=Cortex-R4;ETM=ETMR4;Name=ETMR4;Type=CSETM;TraceOutput0=TPIU;TraceOutput1=ETB;Core=Cortex-R4;Name=ETB;Type=CSETB;Port0=ETMR4;Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETMR4;このアソシエーショ ンファイルの 各 行 について、 以 下 に 説 明 します。Name=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;この 行 は、 リ ス トの 最 初 のデバイスが <strong>ARM</strong> CoreSigh デバ ッ グポー ト であ る こ と を 示 し ます。 こ のテンプレー ト に 関 連 付 け ら れてい るデバ ッ グポー ト 接 続 し ている CoreSight のコンポーネン トは、 すべてこのデバイスの 後 に 続 く 必 要 があ り ます。Name=Cortex-R4;Type=Cortex-R4;ETM=ETMR4;この 行 は、 Cortex-R4 プロセッサが 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して 接 続 しているこ とを 示 します。ETM=ETMR4 セクションは、 プロセッサに ETMR4 という ETM が 関 連 付 け られてい る こ と を 示 し ます。Name=ETMR4;Type=CSETM;TraceOutput0=TPIU;TraceOutput1=ETB;Core=Cortex-R4;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して ETM にアクセスでき る こ と を 示します。TraceOutput0=TPIU は、 こ の ETM が Trace Port Interface Unit (TPIU) という 名 前 の コ ンポーネン ト に 出 力 で き る こ と を 示 し ます。TraceOutput1=ETB は、 こ の ETM が ETB という 名 前 のコンポーネントに 出力 でき る こ と を 示 し ます。Core=Cortex-R4 は、 こ の ETM によってキャプチャされたト レースのソースが Cortex-R4 デバイ スであ る こ と を 示 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-19ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定Name=ETB;Type=CSETB;Port0=ETMR4;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して CoreSight ETB にアクセスでき ることを 示 します。Port0=ETMR4; は、 こ の ETB に 保 存 される ト レースの ソースが ETMR4 というコンポーネントであることを 示 します。Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETMR4;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS_DP を 使 用 して CoreSight TPIU にアクセスできることを 示 します。Port0=ETMR4; は、 こ の TPIU から 転 送 される ト レースのソースが ETMR4というコンポーネントであることを 示 します。以 下 の 図 は Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ンを 示 しています。1<strong>ARM</strong>CS-DPCortex-R4ETMETBTPIU3245671. 2. Cortex-R4 ETM=ETM 5. TraceInput=ETM 6. TraceInput=ETM 3. Core=Cortex-R4 7. TraceOutput1=TPIU 4. TraceOutput2=ETB 図 6-11 Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン6.12.1 関 連 項 目概 念• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-20ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.13 CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン以 下 の 図 は、 Cortex-M3 FPGA の CoreSight ト ポロジ 図 を 示 しています。Cortex-M3CSETMTPIUAHBAHB-APDAP<strong>ARM</strong>CS-DPこれのア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルは 以 下 の とお り です。図 6-12 CoreSight システムトポロジ 図 - Cortex-M3 FPGAName=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;Name=Cortex-M3;Type=Cortex-M3;ETM=ETMM3;Name=ETMM3;Type=CSETM;Core=Cortex-M3;TraceOutput=TPIU;Name=Funnel;Type=CSTFunnel;Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETMM3;このアソシエーショ ンファイルの 各 行 について、 以 下 に 説 明 します。Name=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP;この 行 は、 リ ス トの 最 初 のデバイスが <strong>ARM</strong> CoreSigh デバ ッ グポー ト であ る こ と を 示 し ます。 こ のテンプレー ト に 関 連 付 け ら れてい るデバ ッ グポー ト 接 続 し ている CoreSight のコンポーネン トは、 すべてこのデバイスの 後 に 続 く 必 要 があ り ます。Name=Cortex-M3;Type=Cortex-M3;ETM=ETMM3;この 行 は、Cortex-M3 プロセッサが 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 してアクセスできるこ とを 示 します。ETM=ETMM3 セクションは、 プロセッサに ETMM3という ETM が 関 連 付 け られている こ と を 示 し ます。Name=ETMM3;Type=CSETM;Core=Cortex-M3;TraceOutput=TPIU;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して ETM にアクセスでき る こ と を 示します。TraceOutput=TPIU は、 こ の ETM が Trace Port Interface Unit (TPIU) という名 前 の コ ンポーネン ト に 出 力 で き る こ と を 示 し ます。Core=Cortex-M3 は、 こ の ETM によってキャプチャされたト レースのソースが Cortex-M3 デバイ スであ る こ と を 示 し ます。Name=Funnel;Type=CSTFunnel;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS-DP を 使 用 して CoreSight トレースファネルにアクセスできることを 示 します。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-21ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=ETMM3;この 行 は、 前 の <strong>ARM</strong>CS_DP を 使 用 して CoreSight TPIU にアクセスできることを 示 します。Port0=ETMM3 は、 こ の ETB に 保 存 されている ト レースのソースが ETMM3というコンポーネントであることを 示 します。6.13.1 関 連 項 目概 念• CoreSight トレースアソシエーションファイルの 設 定 (6-12 ページ)• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション (6-23 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-22ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.14 CoreSight トポロジと 複 数 トレースソースのアソシエーション以 下 の 図 は、 シ ス テムに Cortex-R4 プロセッサが 2 つあ り、 それぞれに ETM が 関 連付 けられている こ と を 示 しています。Cortex-R4 #1 CSETM #1TPIUCortex-R4 #2 CSETM #2ETBAPBAPB-APDAP<strong>ARM</strong>CS-DP図 6-13 CoreSight システムトポロジ 図 - 複 数 ト レース ソースのシステム便 宜 上 、 プ ロ セ ッ サ と ETM に 番 号 が 付 いてお り 、 ア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルではこの 番 号 方 式 が 使 用 さ れます。これのア ソ シエーシ ョ ンフ ァ イルは 以 下 の とお り です。Name=<strong>ARM</strong>CS-DP;Type=<strong>ARM</strong>CS-DP; Name=Cortex-R4_1;Type=Cortex-R4;ETM=CSETM_1;Name=Cortex-R4_2;Type=Cortex-R4;ETM=CSETM_2;Name=CSETM_1;Type=CSETM;TraceOutput0=TPIU;TraceOutput1=ETB;Core=Cortex-R4_1;Name=CSETM_2;Type=CSETM;TraceOutput0=TPIU;TraceOutput1=ETB;Core=Cortex-R4_2;Name=Funnel;Type=CSTFunnel; Name=ETB;Type=CSETB;Port0=CSETM_1;Port1=CSETM_2;Name=TPIU;Type=CSTPIU;Port0=CSETM_1;Port1=CSETM_2;6.14.1 関 連 項 目概 念• CoreSight デバイ スの 名 前 と ク ラ ス (5-56 ページ)• トレースアソシエーションについて (6-7 ページ)• CoreSight トレースアソシエーションの 定 義 (6-8 ページ)• トレースアソシエーションの 形 式 (6-9 ページ)• CoreSight トポロジと CoreSight DK11 のアソシエーシ ョ ン (6-17 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-R4 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-19 ページ)• CoreSight トポロジと Cortex-M3 FPGA のアソシエーシ ョ ン (6-21 ページ) .参 照• [Trace Association Editor] ダイアログボッ クス (6-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-23ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.15 CoreSight プ ロセ ッ サの 設 定以 下 の 図 は、 プ ロ セ ッ サの CoreSight デバ イ スの 設 定 例 です。図 6-14 プロセッサの CoreSight デバイ スの 設 定CoreSight プロセッサを 設 定 するとき、 以 下 のコンフィギュレーショ ンアイテムが 表示 されます。CoreSight AP index (CORESIGHT_AP_INDEX)これはデバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) の AP のインデックスで、CoreSight コンポーネントの CoreSight デバ ッ グ レジス タにア ク セスすると き に 使 用 する 必 要 があ り ます。CoreSight base address (CORESIGHT_BASE_ADDRESS)これはバスの CoreSight デバ ッ グ レジス タのベース ア ド レ スで、CoreSight AP Index 設 定 項 目 で 指 定 さ れる AP からアクセスします。6.15.1 関 連 項 目概 念• CoreSight システム 内 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11 プロセッサの 設 定 (6-26 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 (5-40 ページ)• 1 つの JTAG-AP マルチプレ クサポー ト に 複 数 のデバイ スがあ る CoreSight システムの 設 定 (6-28 ページ)• 命 令 のス テ ッ プ 実 行 時 にプ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動作 の 設 定 (5-41 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-24ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定• デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロ セ ッ サの 動 作 の 設 定(5-42 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-25ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.16 CoreSight システム 内 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11 プ ロセ ッ サの 設 定以 下 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、および <strong>ARM</strong>11 プロセッサが CoreSight システムでサポート されています。• <strong>ARM</strong>7EJ-S• <strong>ARM</strong>7TDMI• <strong>ARM</strong>7TDMI rev 4• <strong>ARM</strong>926EJ-S• <strong>ARM</strong>946ES• <strong>ARM</strong>966ES• <strong>ARM</strong>968ES• <strong>ARM</strong>9EJ-S• <strong>ARM</strong>1136JF-S• <strong>ARM</strong>1156T2F-S• <strong>ARM</strong>1176JZF-S• MPCore以 下 を 追 加 する 必 要 があ り ます。• <strong>ARM</strong>JTAG-DP デバイ ス• プロセッサの 対 応 する JTAG アクセスポート (JTAG-AP)CoreSight シ ス テムで こ れ ら のプ ロ セ ッ サを 設 定 する と き、 以 下 の コ ン フ ィ ギ ュ レーションアイテムが 表 示 されます。CoreSight AP index (CORESIGHT_AP_INDEX)これはデバッグアクセスポート (DAP) の JTAG AP のインデックスで、CoreSight コンポーネントの CoreSight デバ ッ グ レジス タにア ク セスすると き に 使 用 する 必 要 があ り ます。JTAG-AP Port index for core (JTAG_PORT_ID)各 JTAG-AP は 8 個 の JTAG ポー ト を 実 装 し、 そのそれぞれが 独 自 のTDI、 TDO、 TMS などを 使 用 しています。 ポート インデッ クスは、CoreSight のコンポーネトが 接 続 している JTAG を 指 し ます。Fast memory download (FAST_MEM_WRITES)[Fast Memory Download] オプシ ョ ンは、 デバッ グハード ウ ェアユニ ット か ら 送 信 さ れたデータ を 処 理 で き る ほどの 高 速 度 で DAP と Core が 実行 されており、 デバッグハードェアユニッ トが DAP の 個 々の ト ラ ンザクションが 成 功 したかどうかをチェックしなくてもよいターゲッ トに 使用 でき ます。 プロセ ッサは DAP の 背 にあ るので、 すべてのプロセ ッ サアクセスが DAP を 通 る 必 要 があ り ます。 ただし、 この 設 定 は FPGAベースの ターゲ ッ ト には 指 定 し ないで く だ さ い。注こ のオプシ ョ ン を 設 定 する と 、 エ ラーチェ ッ ク が 無 効 にな り 、 エ ラーが発 生 し て も 通 知 さ れません。 イ メ ージをダ ウ ン ロー ド し てい る と き に 問題 発 生 し た 場 合 は、 こ のオプシ ョ ンのチェ ッ ク を 外 し て 解 決 し て く だ さい。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-26ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.16.1 関 連 項 目概 念• CoreSight プロセッサの 設 定 (6-24 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 (5-40 ページ)• 1 つの JTAG-AP マルチプレ クサポー ト に 複 数 のデバイ スがあ る CoreSight システムの 設 定 (6-28 ページ)• 命 令 のス テ ッ プ 実 行 時 にプ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動作 の 設 定 (5-41 ページ)• デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロ セ ッ サの 動 作 の 設 定(5-42 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-27ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定6.17 1 つの JTAG-AP マルチプ レ クサポー ト に 複 数 のデバイ スがある CoreSight システムの 設 定デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト は、 JTAG-AP の 背 後 のデバ イ スの 自 動 検 出 をサポートしていません。 したがって、ユニットが 他 のデバイスをバイパモードにできるように、JTAG ス キ ャ ンチェ イ ンの 属 性 を 手 動 で 指 定 する 必 要 があ り ます。プロセッサが JTAG-AP を 介 してデバ ッ グア ク セス ポー ト (DAP) に 接 続 しているCoreSight システムをデバッグするには、JTAG 操 作 のプレ ビ ッ ト と ポ ス ト ビ ッ ト をデバッ グハード ウ ェ アが 知 っている 必 要 があ り ます。 以 下 の 図 は、 JTAG-AP に 接 続 できる 仮 想 スキャンチェインを 示 しています。DAPPostScan-IR=5IR PostScan-DR=2 PostScanPreScan-IR=23IR PreScan-DR=3PreScanDAPJTAG-APMUXTCK0RTCK0CSTDICSTDOIR=2IR=3CoreIR=5IR=7IR=11CSTDITCKnRTCKnCSTDO図 6-15 JTAG-AP に 接 続 しているスキャンチェインス キ ャ ンチェ イ ン 上 の 複 数 のデバイ スが 直 列 に 接 続 され、 データ が TDI から TDO に直 列 に 流 れています。 つま り 、 チェ イ ン 内 の ターゲ ッ ト をデバ ッ グする には、 特 定のプレスキャンビットとポストスキャンビットを 使 用 して、ターゲットデバイスに向 か う データが 他 のデバイ スに 影 響 し ないよにし、 ターゲ ッ ト デバイ スの 直 列 スキャンにデータが 正 し く 配 置 されるよ うにする 必 要 があります。このシステムをデバッグするには、 以 下 の 4 つのコ ンフ ィ ギ ュ レーシ ョ ンア イ テムを 指 定 する 必 要 があ り ます。• JTAG-AP スキャンチェイン 上 のコアの 後 のデバイスのプレスキャン IR(JTAG_AP_IR_PRE_BITS)こ れは、 設 定 する プ ロ セ ッ サ と JTAG-AP ポー ト の CSTDO 入 力 の 間 に 表 示 さ れるデバイスの JTAG 命 令 レ ジ ス タ (IR) の 長 さの 合 計 です。 上 の 図 では、 ターゲッ トプロセッサと JTAG-AP ポー ト の CSTDO 入 力 の 間 に 表 示 される 3 つのデバイスの IR の 長 さは、 それぞれ 5、 7、 11 です。 し たがって、 この 値 を 23 に 設定 する 必 要 があ り ます。• JTAG-AP スキャンチェインのコアの 前 にあるデバイスのポス ト スキャン IRビッ ト (JTAG_AP_IR_POST_BITS)これは、JTAG-AP ポー ト の CSTDI 出 力 と 設 定 する プ ロ セ ッ サの 間 に 表 示 さ れるデバイ スの JTAG IR の 長 さの 合 計 です。 上 の 図 では、 JTAG-AP ポー ト の CSTDI力 と 設 定 する プ ロ セ ッ サの 間 に 表 示 さ れる 2 つのデバイ スの IR の 長 さは、 それぞれ 2 と 3 です。 し たがって、 こ の 値 を 5 に 設 定 する 必 要 があ り ます。• JTAG-AP スキャンチェイン 上 のコアの 後 のデバイスのプレスキャン DR(JTAG_AP_DR_PRE_BITS)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-28ID 081611Non-Confidential


CoreSight システムの 設 定こ れは、 設 定 する プ ロ セ ッ サ と JTAG-AP ポー ト の CSTDO 入 力 の 間 に 表 示 さ れる 合 計 デバイ ス 数 です。 上 の 図 では、 設 定 する プ ロ セ ッ サ と JTAG-AP ポー ト のCSTDO 入 力 の 間 に 表 示 さ れるデバイ スは 3 つです。 し たがって、 この 値 を 3 に設 定 する 必 要 があ り ます。• JTAG-AP スキャンチェイン 上 のコアの 前 にあるデバイスのポス ト スキャン DR(JTAG_AP_DR_POST_BITS)これは、JTAG-AP ポー ト の CSTDI 出 力 と 設 定 する プ ロ セ ッ サの 間 に 表 示 さ れる合 計 デバイ ス 数 です。 上 の 図 では、 JTAG-AP ポー ト の CSTDI 出 力 と 設 定 する ロセッサの 間 に 表 示 されるデバイスは 2 つです。 し たがって、 この 値 を 2 に 設 定する 必 要 があ り ます。6.17.1 関 連 項 目概 念• CoreSight プロセッサの 設 定 (6-24 ページ)• CoreSight システム 内 の <strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11 プロセッサの 設 定 (6-26 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ セ ッ ト オプシ ョ ンの 設 定 (5-40 ページ)• 命 令 のス テ ッ プ 実 行 時 にプ ロ セ ッ サ ク ロ ッ ク が 停 止 し た 場 合 の SecurCore の 動作 の 設 定 (5-41 ページ)• デバ ッ グ 特 権 が 減 少 し た と きの TrustZone 対 応 プ ロ セ ッ サの 動 作 の 設 定(5-42 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 6-29ID 081611Non-Confidential


第 7 章ト レースの 使 用以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 ト レースハー ド ウ ェ アに よ ってサポー ト さ れてい る ト レース 機能 について 説 明 し ます。• ト レースハード ウ ェアの 使 用 について (7-2 ページ)• トレースハードウェアのキャプチャ 速 度 (7-3 ページ)• トレースラインの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) (7-4 ページ)• デバ ッ ガの ト レース キ ャプチャの 設 定 (7-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 7-1ID 081611Non-Confidential


ト レースの 使 用7.1 ト レースハー ド ウ ェ アの 使 用 についてトレースハードウェアは <strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト に 含 まれています。 または、 <strong>RVI</strong> で 使用 する RVT または RVT2 ユニ ッ ト と し て 別 途 入 手 で き ます。ト レースのデータ キ ャ プチャ 機 能 は、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アのデバ ッ グ 実 行 制 御 機能 と 連 動 し ます。 こ れ ら が 連 係 し て、 組 み 込 み ト レースマ ク ロ セル (ETM) ロジック を 含 むデ ィ ープエンベデ ッ ド プ ロ セ ッ サを 搭 載 し た 最 先 端 のシステムオンチップ(SoC) デバイ スで 実 行 している ソ フ ト ウェアに、 リ アルタ イムの ト レース 機 能 を 提供 します。ト レース 機 能 を 使 用 する と 、 以 下 の こ と がで き ます。• 最 大 ク ロ ッ ク 速 度 480MHz で ト レース 情 報 を 収 集 する。• USB2 インタフェースを 介 してデータス ト リーミ ング 機 能 を 提 供 する。 これとデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 組 み 合 わせて、 ハー ド ウ ェ アプ ラ ッ フ ォームから 直 接 プロファイ リングできるよ うになります。トレースデータのストリーミングは、 トレースキャプチャユニットのオンボードバッ フ ァのサイズ 依 存 性 を 排 除 します。 また、 プロフ ァ イ リ ングフ ト ウェアをホスト し てい る シ ス テム 上 のフ ァ イ ルに 含 まれてい る プ ロ フ ァ イ リ ン グデータ を 長 期 にわたってキ ャ プチ ャ で き る よ う にな り ますただ し、 以 下 の 制 限 があ り ます。• ホ ス ト シ ス テムで 使 用 可 能 なデ ィ ス ク 領 域• 分 析 が 妥 当 と 見 なすデータ 量注<strong>ARM</strong> プロファイラを 使 用 したプロファイ リ ングは <strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト からはサポート されていませんが、 ト レースビューを 使 用 したプロフ ァ イ リ ングはサポー ト されています。7.1.1 関 連 項 目タスク• トレースラインの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) (7-4 ページ)• デバ ッ ガの ト レース キ ャ プチャの 設 定 (7-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 7-2ID 081611Non-Confidential


ト レースの 使 用7.2 ト レースハー ド ウ ェ アのキャ プチャ 速 度連 続 モー ド の トレースポートインタフェースユニット (TPIU) を 使 用 する 場 合 は、 1~ 32 のすべてのポー ト 幅 を ターゲ ッ ト から 出 力 でき ます。 DDR クロッキングを 使 用する と、 TRACECLK の 両 方 のエ ッ ジで ETM からデータを 出 力 できます。 これによ って、 同 じデータ 速 度 の ク ロ ッ ク 周 波 数 が 事 実 上 半 分 にな り ます。7.2.1 <strong>DSTREAM</strong> ト レースハー ド ウ ェ アのキャ プチャ 速 度<strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト の 最 大 キャプチャ 速 度 は、 300 MHz DDR クロック 信 号 を 使 用 している 各 ト レース 信 号 につき 600 Mbps です。 キ ャプチャバッ フ ァのサイ ズ 4 GB です。注一 部 のデバ ッ ガは、 <strong>DSTREAM</strong> に よ る ト レースに 制 限 があ り ます。 使 用 し てい るデバッ ガの ト レース 機 能 の 詳 細 については、 デバッ ガのマニュ アルを 照 し て く ださい。7.2.2 関 連 項 目タスク• トレースラインの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) (7-4 ページ)• デバ ッ ガの ト レース キ ャ プチャの 設 定 (7-6 ページ) .概 念• ト レースハード ウ ェ アの 使 用 について (7-2 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 7-3ID 081611Non-Confidential


ト レースの 使 用7.3 ト レース ラ イ ンの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ)<strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト または RVT2 ユニッ ト がある 場 合 は、 ト レース ラ インの 遅 延 を 設定 で き ます。 その 場 合 は、 以 下 の 手 順 に 従 います。1. RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 開 き ます。2. 既 にデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 設 定 し てあ る 場 合 は、 [File] メニューの[Open] を 選 択 して、 その 設 定 フ ァ イルを 見 つけて 開 きます。まだ 設 定 し ていない 場 合 は、 次 の よ う に し ます。a. 必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 し ます。b. 新 し いデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 を 作 成 し ます。3. ツリーコントロールの [Trace] ノ ー ド を 選 択 し ます。 以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。図 7-1 RVConfig のトレースノード指 定 し た 時 間 (75 ピ コ 秒 間 隔 の 単 位 で 表 現 ) 各 ラ イ ン を 遅 延 させる こ と がで きます。 ユニ ッ ト にはデフ ォル ト の 遅 延 が 設 定 さ れてお り 、 ターゲ ッ ハー ド ウ ェアのばらつきを 考 慮 して、 これらのデフォルトに 対 して 指 定 した 時 間 だけ 各 信号 を 遅 延 させる こ とができます。また、 クロッ クの ( 立 ち 上 がりエッジではなく) 立 ち 下 がりエッジでデータがサンプ リ ングされるよ うに、 ク ロ ッ クを 反 転 させる こ と もできますその 場 合は、 [True/False] チェッ クボッ クスを 選 択 します。 デフォルトは False (チェ ックなし) です。注一 部 のデバ ッ ガは、 <strong>DSTREAM</strong> に よ る ト レースに 制 限 があ り ます。 使 用 し てい るデバッ ガの ト レース 機 能 の 詳 細 については、 デバッ ガのマニュ アルを 照 し て く ださい。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 7-4ID 081611Non-Confidential


ト レースの 使 用7.3.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イルの 作 成 (5-4 ページ)• デバ ッ ガの ト レース キ ャ プチャの 設 定 (7-6 ページ) .概 念• ト レースハード ウ ェ アの 使 用 について (7-2 ページ) .参 照• トレースハードウェアのキャプチャ 速 度 (7-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 7-5ID 081611Non-Confidential


ト レースの 使 用7.4 デバ ッ ガの ト レースキャ プチ ャの 設 定ホス ト ソフ ト ウェアをインス トールし、 デバッグハードウェアユニッ トを 接 続 して設 定 する と き、 デバ ッ ガが ト レース を 使 用 する よ う に 設 定 する 必 要 があ り ます。デバッガでトレースをキャプチャする 方 法 の 詳 細 については、 デバッガに 付 属 のマニュアルを 参 照 してください。7.4.1 関 連 項 目タスク• トレースラインの 設 定 (<strong>DSTREAM</strong> と RVT2 のみ) (7-4 ページ) .概 念• ト レースハード ウ ェ アの 使 用 について (7-2 ページ) .参 照• トレースハードウェアのキャプチャ 速 度 (7-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 7-6ID 081611Non-Confidential


第 8 章デバッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 使 用 し たデバ ッ グについて 説 明 し ます。• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ)• セミホスティング (8-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 使 用 する 場 合 のアプ リ ケーシ ョ ン SVC ハン ド ラの 追 加(8-6 ページ)• Cortex-M3 セミホスティング (8-8 ページ)• ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト (8-9 ページ)• ソフトウェア 命 令 ブレークポイント (8-10 ページ)• プロセッサ 例 外 (8-11 ページ)• ブレークポイン ト とプログラムカウンタ (8-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブレーク ポ イ ン ト 処 理 間 のイ ン タ ラ ク シ ョ ン(8-13 ページ)• ブレークポイン トの 設 定 に 関 する 問 題 (8-15 ページ)• キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法(8-16 ページ)• ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ンをデバッ グする (8-19 ページ)• リセットからデバッグする (8-20 ページ)• シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする (8-21 ページ)• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ)• ターゲッ ト リセッ ト を 使 用 したデバッグ (8-23 ページ)• ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバッ グする (8-24 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-1ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ注デバ ッ グの 全 般 的 な 詳 細 については、 デバ ッ ガのマニ ュ アルを 参 照 し て く だ さ い。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-2ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.1 事 後 分 析 デバ ッ グ事 後 分 析 デバ ッ グでは、 以 前 は 実 行 さ れていたシ ス テムが、 現 在 はデバ ッ グハー ドウ ェ ア と 接 続 し な く なった 場 合 に、 そのシ ス テムの 状 態 を 検 証 き ます。8.1.1 前 提 条 件デバ ッ グハー ド ウ ェ アを 使 用 し て 実 行 中 の ターゲ ッ ト を 検 証 するには、 まずデバ ッグハード ウ ェ アユニ ッ ト をそのハード ウ ェア 用 に 設 定 し てお く 要 があ り ます。 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 接 続 せずに 動 作 し てい る ターゲ ッ ト があ る 場 合 に、その ターゲ ッ ト を 検 証 し て 特 定 の 動 作 の 原 を 調 べるには、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト をパワーア ッ プし て、 ターゲ ッ ト の 状 態 に 支 障 を きた さずに 接 続 を 設 定 する必 要 があ り ます。 そのためには、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を ターゲ ッ ト に 接続 する 前 に 起 動 し てお く 必 要 があ り ます。デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト には、 電 源 調 整 と 切 り 替 えのための 回 路 が 備 わっ ているため、 ターゲッ トに 影 響 を 及 ぼさずに JTAG ケーブルを 差 しんだ り、 抜 いた り することができます。注デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の JTAG 回 路 が 使 用 する 基 準 電 圧 は、 JTAG コネクタ上 の VTref 信 号 に よ っ て 生 成 さ れます。 こ の 信 号 が ターゲ ッ ト で 接 続 さ れていない場 合 は、 適 切 な 基 準 電 圧 を 供 給 する よ う ターゲ ッ ト ま たは JTAG ケーブルを 変 更 する必 要 があ り ます。 通 常 は、 VTref を Vsupply に 接 続 すれば 十 分 です。8.1.2 手 順実 行 中 の ターゲ ッ ト に 接 続 するには1. JTAG の 入 力 ラ イ ン TDI、 TMS、 nSRST、 および nTRST にプルア ップ 抵 抗 があり ( 通 常 の 慣 行 )、 TCK にプルダ ウ ン 抵 抗 があ る こ と を 確 認 し ます。 こ れに より、 アダプタがターゲッ ト と 接 続 していないときに、 これらのラインが 静 止 状態 にな り ます。2. 電 源 ジ ャ ッ ク をデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 差 し 込 んで、 ユニ ッ ト が 起 動するまで 待 ちます。3. デバッ グハード ウ ェ ア 接 続 を 設 定 し ます。 以 下 のいずれかを 行 う 必 要 があ り ます。• 以 前 に 保 存 し た コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン を ロー ド する• 手 動 で 接 続 を 設 定 する• 別 のテ ス ト シ ス テム を 使 用 し て 自 動 設 定 する注デバ ッ グする ターゲ ッ ト に 対 し て 自 動 設 定 機 能 を 使 用 し ないで く だ さ い。 それを 行 う と 、 プ ロ セ ッ サが リ セ ッ ト さ れる 可 能 性 があ り ます。4. <strong>ARM</strong>7TDMI などのターゲッ トプロセッサにシステムレジスタがない 場 合 は、エンデ ィ アン 方 式 を 明 示 的 に 設 定 する 必 要 があ り ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-3ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ注シ ス テム レ ジ ス タ を 持 たない ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サのエンデ ィ ア ン 方 式 は 自 動で 検 出 し ないで く ださい。 それを 行 う と、 プロセ ッサの 状 態 が 不 安 になる 可 能性 があ り ます。5. JTAG ケーブルをターゲッ ト に 差 し 込 みます。注 意デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 接 続 時 に リ セ ッ ト が 意 図 せず 行 われる のを 防 ぐには、以 下 のいずれかの 条 件 が 満 た さ れてい る こ と が 必 要 です。• ターゲッ ト とデバッグハード ウェアが 正 し く 接 地 されている• デバ ッ グ コ ネ ク タのグ ラ ウ ン ド ピ ンが 信 号 ピ ンの 前 に 接 触 し ている6. デバッガを 起 動 して、 実 行 中 のターゲッ トに 接 続 します。デバ ッ グハー ド ウ ェ アのコ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンで、 [Post Reset State] を[Running] に 設 定 し ます。デバ ッ ガで、 [No Reset / No Stop] の [Connect (Connection Modes)] を 使 用 して 接 続 を 確 立 し ます。7. 問 題 の 概 要 ( ソ ース コー ド ) を 表 示 する には、 ターゲ ッ ト プ ロ グ ラ ムのシンボルテーブルをデバッガにロード し ます。8. デバッ グの 途 中 でプロセ ッ サが 停 止 し た 場 合 は、 デバッ ガで 以 下 の 操 作 を 行 います。a. 設 定 し たブレー ク ポ イ ン ト をすべて ク リ ア し ます。b. プロセッサの 実 行 を 開 始 します。c. 開 発 プ ラ ッ ト フ ォーム 上 の ターゲ ッ ト と デバ ッ ガ と の 接 続 を 解 除 し ます。プロセッサがまだ 実 行 されている 場 合 は、デバッガで、 開 発 プラットフォーム上 のターゲ ッ ト と デバッ ガ と の 接 続 を 解 除 し ます。9. JTAG コネクタを 開 発 プラッ ト フォームから 抜 きます。8.1.3 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 詳 細 設 定 の 構 成 (5-51 ページ) .概 念• セミホスティング (8-5 ページ)• キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法(8-16 ページ)• ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ンをデバッ グする (8-19 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-4ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.2 セミホスティングセ ミ ホ ス テ ィ ン グ 機 能 を 使 用 する と 、 <strong>ARM</strong> プロセッサのターゲッ トは、 デバッガを実 行 し てい る コ ン ピ ュータへの I/O 要 求 を 行 う こ と がで き ます。 そのため、 画 面 、キーボー ド 、 ま たはデ ィ ス ク が 開 発 期 間 中 に ターゲ ッ ト で 必 要 と な る こ と はあ り ません。 これらの I/O 要 求 は、 printf() や getenv() などの C ライブラリ 関 数 の 呼 び 出 しの 結 果 と し て 行 われます。8.2.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アを 使 用 する 場 合 のアプ リ ケーシ ョ ン SVC ハン ド ラの 追 加(8-6 ページ) .概 念• Cortex-M3 セミホスティング (8-8 ページ)• キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法(8-16 ページ)• ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ンをデバッ グする (8-19 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-5ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.3 デバッ グハー ド ウ ェ アを 使 用 する 場 合 のアプ リ ケーシ ョ ン SVC ハン ド ラの 追 加多 くのアプリケーションでは、 セミホスティング SVC に 加 え、 独 自 の SVC ハン ド ラが 必 要 と な り ます。 アプ リ ケーシ ョ ンの SVC ハン ド ラがデバッグハード ウェアのセミ ホ ス テ ィ ング メ カニズム と 確 実 に 連 動 する よ う にるには、 デバ ッ ガを 使 用 し て 以下 の 操 作 を 行 います。1. アプ リ ケーシ ョ ンの SVC ハン ド ラをベク タテーブルにインス トールします。2. ハン ド ラが SVC を 認 識 し ていない 場 合 、 ま たはハン ド ラ が SVC をセミ ホスティング SVC と して 認 識 している 場 合 にしかアクセス されない 場 所 を 参 照 る ように SEMIHOST_VECTOR の 値 を 編 集 します。例 えば、 SVC ハン ド ラによっては、 SVC の 処 理 が 失 敗 し たかど う かを 検 出 し て、 エラーハン ド ラ に 分 岐 する 場 合 があ り ます。 以 下 は 基 本 的 な 例 外 ハ ド ラ の 例 です。例 8-1 基 本 的 な SVC ハン ド ラ; SVC が 処 理 される 場 合 は r0 = 1CMP r0, #1; SVC が 処 理 された 場 合 はテ ス ト する。BNE NoSuchSVC ; 不 明 な SVC ハンドラを 呼 び 出 す。LDMFD sp!, {r0}; SPSR をスタッ ク 解 除 して...MSR spsr_cf, r0 ; ... 復 元 す る。LDMFD sp!, {r0-r12, pc}^ ; レジスタを 復 元 し、 復 帰 する。こ の コー ド を 編 集 する と 、 以 下 の 例 に 示 すよ う に、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アセ ミ ホ スティングと 共 にコードを 使 用 できるようになります。例 8-2 デバッ グハー ド ウ ェ ア リ ン ク を 持 つ SVC ハン ド ラ; SVC が 処 理 される 場 合 は r0 = 1CMP r0, #1; SVC が 処 理 された 場 合 はテ ス ト する。LDMFD sp!, {r0}; SPSR をスタッ ク 解 除 して...MSR spsr_cf, r0 ; ... 復 元 す る。LDMFD sp!, {r0-r12, lr} ; レジスタを 復 元 する。MOVEQS pc, lr; SVC が 処 理 された 場 合 は 復 帰 する。Semi_SVCMOVS pc, lr次 に、 Semi_SVC のアド レスを 使 用 して SEMIHOST_VECTOR を 設 定 する 必 要 があ り ます。 デバッグソフ ト ウェアはセミホステッ ド SVC を 処 理 した 後 でアプ リ ケーシ ョ ンに 直 接戻 るため、 このアド レスにある 令 が 実 際 に 実 行 される こ とは 決 してあ り ません。 通常 の SVC リ ターン 命 令 を 使 用 する と 、 セ ミ ホ ス テ ィ ングブレーク ポ イ ン ト が 設 定 されていない 場 合 にアプ リ ケーシ ョ ンがク ラ ッ シュするのを 防 ぐ こ とができ ます。アプリケーションがセミホステッド <strong>ARM</strong> C ライブラリとリンクされているために、C ラ イブラ リ スタート アップコードが 使 用 される 場 合 は、 アプリーシ ョ ンによって独 自 のハンドラがインストールされる 前 に、 メインコードでブレークポイントを 設定 する こ と に よ っ て SEMIHOST_VECTOR の 内 容 を 変 更 し てお く 必 要 があ り ます。 こ れは、SEMIHOST_VECTOR がアプ リ ケーシ ョ ン SVC ハン ド ラ のフ ォールスルー 部 分 に 設 定 さ れた 後 でアプ リ ケーシ ョ ンが 実 行 を 開 始 し た 場 合 、 ラ イ ブ ラ リ 初 期 化 に よ って 呼 出 されるセミ ホステッ ド SVC が 「 不 明 なブレーク ポ イ ン ト 」 エ ラーを 発 生 させる 可 能 性<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-6ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グがあ る か ら です。 こ の 時 点 では、 SVC ベクタにはアプリケーショ ンハンド ラが 書 き込 まれておらず、 ソ フ ト ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト のビ ッ ト パ ターン を まだ 含 んでいる 可 能 性 があ り ます。 こ のため、 現 在 ア ク セスで き ない 場 所 に SEMIHOST_VECTOR アドレ スが 移 動 し、 デバ ッ グ ソ フ ト ウ ェ アが 認 識 し ていないブレー ク ポ イ ン ト が ト リ ガされます。注スタートアップコードを 含 むセミホスティングがアプリケーションによって 使 用 されない 場 合 は、 SEMIHOST_ENABLED をゼ ロ に 設 定 する こ と に よ って、 こ のプ ロ セス を 簡略 化 で き ます。以 前 は Angel デバ ッ グモニ タ と 共 に 実 行 し ていたアプ リ ケーシ ョ ン をデバ ッ グハー ドウ ェ アシ ス テムに 移 動 する 場 合 は 注 意 が 必 要 です。 通 常 、 Angel デバ ッ グモニ タ シ ステムでは、 アプリ ケーシ ョ ンの SVC ハン ド ラ を 追 加 する 必 要 があ る 場 合 、 Angel によってインストールされた SVC ベ ク タ の 内 容 を 別 の 場 所 に 移 動 し て 調 整 し、 アプ リケーシ ョ ンの SVC ハン ド ラを SVC ベクタにインス トールします。SVC ベクタから 移動 する ための 命 令 SVC ベクタにジャンプするためのコードはないため、 この 方 法 はデバッグソフトウェアには 応 用 できません。 したがって、 デバッグハードウェアースのシステムにアプ リ ケーシ ョ ンを 移 動 する 場 合 は、 アプ リ ケーシ ョ ンおよびセ ミホステッ ド SVC ハン ド ラのインス トールをデバッグハード ウェアの 方 法 に 従 って 行う 必 要 があります。8.3.1 関 連 項 目概 念• Cortex-M3 セミホスティング (8-8 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-7ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.4 Cortex-M3 セミホスティングCortex-M3 は SVC でのベクタキャッチ 機 能 を 備 えておらず、 ベクタテーブルには 命令 ではな く ジ ャ ンプア ド レ スが 格 納 されるため、 SVC 命 令 を 使 用 し てセ ミ ホ ス テ ィングをサポートするこ とはできません。これに 代 わる 方 法 として、デバッガによってセミホスティングブレークとして 認 識されている 特 定 のソフ ト ウェアブレークポイン ト を 使 用 してセホスティングを 実 装する こ とができ ます。 ブレークポイン ト 命 令 のオペコードには、 8 ビッ トイミディエー ト 値 が 格 納 されます。 C ライブラリで、 セミホスティング 用 に BKPT 0xAB オペコードが 使 用 されます。 デバッガはこのオペコードのパターンをテス ト して、 ブレー ク ポ イ ン ト がセ ミ ホ ス テ ィ ング 要 求 であ ったかど う かを 判 定 で き ます。セミホスティングブレークが 実 行 されると、 セミホスティング 呼 び 出 しは 通 常 の 方法 で 処 理 されます。 処 理 が 完 了 する と、 ソ フ ト ウ ェアブレーク イ ン ト の 後 の 命 令 から 実 行 が 継 続 されます。 デバッガはブレークポイン ト で 停 止 しません。8.4.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アを 使 用 する 場 合 のアプ リ ケーシ ョ ン SVC ハン ド ラの 追 加(8-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-8ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.5 ハー ド ウ ェ アブレークポイ ン ト実 装 オプシ ョ ンにも よ り ますが、 大 半 の <strong>ARM</strong> プ ロ セ ッ サには、 特 定 のハー ド ウ ェ アイベン ト と 照 合 する ための 専 用 のハー ド ウ ェ ア リ ソ ース (<strong>ARM</strong> EmbeddedICE ® ロジ ッ ク など) が 含 まれています。 デバ ッ ガを 使 用 する と 、 命 令 およびデータ ブレーク ポ イ ン ト を 実 装 する よ う に、 こ れ ら の リ ソ ース を 設 定 する こ と がで き ます。注データ ブレー ク ポ イ ン ト はウ ォ ッ チポ イ ン ト と 呼 ばれる こ と も あ り ます。どのリ ソースを 利 用 できるかは、 使 用 しているプロセッサによって 異 な り ます。 詳細 については、 プロセ ッ サのデータ シー ト を 参 照 し て く だ さいハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト には、 追 加 的 な 照 合 機 能 が 備 わってい る 場 合 があ ります。この 例 としては、 外 部 信 号 と 照 合 して、 特 権 ありアクセと 特 権 なしアクセスを 区 別 する 機 能 が 挙 げ られます。 [Set Address/Data Breakpoint] ダイアログボッ クスには、 ハード ウ ェアの 機 能 が 表 示 されます。ハード ウ ェ ア 命 令 ブレーク ポ イ ン ト では、 メ モ リ 内 の 命 令 を 変 更 する 必 要 があ り ません。 つま り 、 これらのブレーク ポ イ ン ト を フ ラ ッ シ ュや ROM コードをデバッグする ために 使 用 し た り 、 自 己 変 更 型 コー ド と 共 に 使 用 し た り する こ と がで き ます。8.5.1 関 連 項 目概 念• ソフトウェア 命 令 ブレークポイント (8-10 ページ)• プロセッサ 例 外 (8-11 ページ)• ブレークポイン ト とプログラムカウンタ (8-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブレー ク ポ イ ン ト 処 理 間 の イ ン タ ラ ク シ ョン (8-13 ページ)• ブレー ク ポ イ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題 (8-15 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-9ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.6 ソフトウェア 命 令 ブレークポイントプロセッサがハード ウ ェア 命 令 ブレークポイン ト をサポー ト していない 場 合 、 または 使 用 可 能 なハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソースが 残 ってない 場 合 は、 ソ フ トウェア 命 令 ブレークポイントを 使 用 できます。 ソフト ウェアブレークポイントは、メ モ リ 内 の 命 令 を 編 集 し て、 実 行 時 にプセ ッ サをデバ ッ グ 状 態 に 切 り 替 え る 特 別 な値 を 作 成 し ます。 メ モ リ に 書 き 込 まれる 値 は、 使 用 し てい る プ ロ セ ッ サに よ って 異なります。<strong>ARM</strong> プロッサの 場 合 は、 アーキテクチャとプロセッサのリビジョンに 応じて、 以 下 のいずれかのスキームが 使 用 されます。• 未 定 義 命 令 が メ モ リ に 書 き 込 まれ、 ハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソース を使 用 し て、 実 行 中 の こ の 命 令 が 検 出 さ れます。 未 定 義 命 令 がパイ プ ラ イ ンの 実行 ステージに 達 したこ とがハード ウェアブレークポイン ト ユニッ ト によって 検出 される と、 プロセッサはデバッグ 状 態 に 切 り 替 わり ます。• <strong>ARM</strong>v5 BKPT 命 令 が メ モ リ に 書 き 込 まれ、 ハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソ ース を 使 用 し て、 実 行 中 の こ の 命 令 が 検 出 さ れます。 BKPT 命 令 がパイ プ ラ イ ンの実 行 ス テージに 達 し た こ と がハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト ユニ ッ ト に よ っ て検 出 される と、 プロセ ッ サはデバッ グ 状 態 に 切 り 替 わ り ます。• An <strong>ARM</strong>v5 BKPT 命 令 が メ モ リ に 書 き 込 まれます。 こ の 命 令 が 実 行 さ れる と 、 プロセ ッ サはデバッ グ 状 態 に 自 動 的 に 切 り 替 わ り ます。ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト ユニ ッ ト が ソ フ ト ウ ェ ア 命 令 ブレーク ポ イ ン ト を 検出 する ために 使 用 さ れる 場 合 は、 設 定 さ れてい る ソ フ ト ウ ェ ア 令 ブレー ク ポ イ ン トの 数 にかかわらず、 1 つのハー ド ウ ェ ア リ ソース しか 使 用 されません。 ソ フ ト ウ ェ ア命 令 ブレーク ポ イ ン ト を 設 定 でき ない 場 合 は、 まずハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン トリ ソース を 解 放 し てお く こ と が 必 要 と な る 可 能 性 があ り ます。ソフトウェアブレークポイントは、 フラッシュや ROM のコードをデバッグするために 使 用 する こ と はで きず、 自 己 変 更 型 コー ド では 正 し く 動 作 し い 可 能 性 があ り ます。注メ モ リ ま たは 逆 アセンブ リ を 表 示 する と 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アに よ って メ モ リ の実 際 の 内 容 が 報 告 さ れます。 ソ フ ト ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト があ る 場 合 、 それ ら はすべて 実 行 前 に メ モ リ に 書 き 込 まれます。 プ ロ セ ッ サが 停 止 する と 、 ソ フ ト ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト は メ モ リ か ら 削 除 さ れます。 多 く のプ ロ セ ッ サでは、 実 行 中 に メモ リ にア ク セスする こ と はで き ません。 つま り 、 ターゲ ッ ト の 実 行 中 にデバ ッ グハー ド ウ ェ ア をプ ロ セ ッ サか ら 接 続 解 除 し た 場 合 、 ブレー ク ポ イ ン ト は メ モ リ に残 ったまま と な り ます。 プロセッサがその 後 でいずれかの 命 令 を 実 行 した 場 合 は、プロセッのアーキテクチャに 応 じて、 プロセッサがソフ ト ウェアブレークポイン トで 停 止 する か、 未 定 義 の 例 外 を 受 け 入 れる かのいずれかにな り ます。8.6.1 関 連 項 目概 念• ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト (8-9 ページ)• プロセッサ 例 外 (8-11 ページ)• ブレークポイン ト とプログラムカウンタ (8-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブレー ク ポ イ ン ト 処 理 間 の イ ン タ ラ ク シ ョン (8-13 ページ)• ブレー ク ポ イ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題 (8-15 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-10ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.7 プ ロセ ッ サ 例 外実 装 オプシ ョ ンにも よ り ますが、 大 半 の <strong>ARM</strong> プロセッサには、 あらかじめ 定 義 された イベン ト が 発 生 し た と きにデバッ グ 状 態 に 切 り 替 え るための 用 のハード ウ ェアが用 意 さ れています。ほとんどの 最 近 の <strong>ARM</strong> プロセッサには、 例 外 を ト ラ ップするためのハード ウ ェアが備 わっ ています。 こ のハー ド ウ ェ ア を 有 効 にする と 、 選 択 し た ク タ テーブルエン トリ にブレー ク ポ イ ン ト を 配 置 する の と 同 様 の 効 果 があ り ます。 こ れをベクタキャッチ と 呼 びます。 ただ し、 以 下 の よ う な 例 外 も あ り ます。• <strong>ARM</strong>7 をはじめと した 一 部 の <strong>ARM</strong> プロセッサには、 ベクタキャッチハードウェアが 用 意 されていません。 これらのプロセッサでは、 デバッグハードウェアが 命 令 ブレークポイン ト を 使 用 してベクタキャッチをシミ ュレート します。• Cortex-M3 の 場 合 、 これはベク タのターゲ ッ ト にブレーク ポ イ ン ト を 配 置 することに 相 当 します。Cortex-M3 で 使 用 でき るベク タ キ ャ ッチは 少 数 に 限 ら ています。• 例 外 ベ ク タ が ROM にあ る 場 合 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト を 使 用 し てベ ク タ キ ャ ッ チをシ ミ ュ レー ト する 必 要 があ り ます。 このため、 プロセ ッ サがベク タ キ ャ ッチをサポー ト し ていない 場 合 は、 他 の 目 的で 使 用 でき る リ ソースの 数 が 少 な く な り ます。ベクタキャッチをサポート していない 古 い <strong>ARM</strong> プロセッサでベクタキャッチをシミ ュ レー ト する 場 合 、 ベ ク タ テーブルが RAM に 含 まれていれば、 デバッ グハードウェアはソフトウェアブレークポイントを 使 用 します。シ ス テム リ セ ッ ト を 使 用 し てデバ ッ グする 場 合 は 注 意 が 必 要 です。 一 部 のハー ドウェアターゲッ トはリセッ ト 後 にメモリマップを 変 更 するため、 フト ウェアブレーク ポ イ ン ト が 含 まれてい る 物 理 メ モ リ の 場 所 を 正 し い リ セ ッ ト 位 置 に 置 かない よ うにする 必 要 があ り ます。 デバッ グハード ウ ェアが 命 令 ブレーク ポ イ ン ト を 使 用 し てリ セ ッ ト ベ ク タ キ ャ ッ チをシ ミ ュ レー ト する 場 合 、 以 下 の 警 告 がデバ ッ ガの コ ンソールに 出 力 されます。Warning:A software breakpoint is being used to simulate reset vector catch.This may fail to be hit if the memory is remapped when a reset occurs.<strong>ARM</strong> ベク タキャ ッチハード ウ ェアの 正 確 な 動 作 はプロセッサによ って 異 な り ます。<strong>ARM</strong>9 プロセ ッ サは、 指 定 された 例 外 が 発 生 し た 場 合 にのみデバッ 状 態 に 切 り 替 わり ます。 ブレーク ポ イ ン ト を 使 用 する <strong>ARM</strong>11 以 前 のプロセッサなど、 その 他 のプロセッサは、 例 外 が 発 生 したかどうかにかかわらず、 例 外 ベクタの 命 令 が 実 行 されるたびにデバッ グ 状 態 に 切 り 替 わ り ます。8.7.1 関 連 項 目概 念• ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト (8-9 ページ)• ソフトウェア 命 令 ブレークポイント (8-10 ページ)• ブレークポイン ト とプログラムカウンタ (8-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブレー ク ポ イ ン ト 処 理 間 の イ ン タ ラ ク シ ョン (8-13 ページ)• ブレー ク ポ イ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題 (8-15 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-11ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.8 ブレークポイント とプログラムカウンタ以 下 の イベン ト は、 ブレー ク ポ イ ン ト が 取 得 さ れる と き のプ ロ グ ラ ム カ ウ ン タ の 値を 説 明 したものです。ハー ド ウ ェ アデータブレーク ポ イ ン トハー ド ウ ェ アデータブレーク ポ イ ン ト を ヒ ッ ト し た 後 のプロ グ ラ ムカ ウンタのアドレスは、 使 用 しているプロセッサによって 異 なります。<strong>ARM</strong> プロセッサの 場 合 は、 データブレークポイン ト をヒ ッ ト した 後 で、1 つまたは 2 つの 命 令 のス キ ッ ド が 発 生 し ます。 つま り 、 ブレー ク ポ イン ト 生 成 し た 命 令 、 および 場 合 に よ っ てはその 1 つ 後 の 命 令 が 両 方 実 行されます。 デバッガに 表 示 されるプログラムカウンタは、 ブレークポイン ト 生 成 し た 命 令 のア ド レ スであ る と は 限 り ません。ハー ド ウ ェ ア 命 令 ブレーク ポ イ ン トハードウェア 命 令 ブレークポイントをヒ ッ ト した 後 のプログラムカウンタのアドレスは、 使 用 しているプロセッサによって 異 なり ます。<strong>ARM</strong> プ ロ セ ッ サの 場 合 、 ハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト を ヒ ッ ト し た後 でスキ ッ ド は 発 生 し ません。 つま り 、 ブレーク ポイ ン ト を 生 成 した 命令 は 実 行 されておらず、 プロ グ ラ ムカ ウ ン タはこ のア ド レ スに 設 定 されます。ソフトウェア 命 令 ブレークポイントソフトウェアブレークポイントをヒッ トした 後 のプログラムカウンタのア ド レ スは、 常 にブレーク ポイ ン ト のア ド レ スにな り ます。 命 令 が BKPT命 令 でない 場 合 、 ブレー ク ポ イ ン ト を 生 成 し た 命 令 はまだ 実 行 さ れていません。プロセッサイベン トプロセッサイベントをヒ ッ ト した 後 のプログラムカウンタのアドレスは、 使 用 し てい る プ ロ セ ッ サに よ って 異 な り ます。 <strong>ARM</strong> プロセッサの場 合 は、 例 外 ベク タ がプ ロ グ ラ ム カ ウ ン タ に 示 さ れて、 ベ ク タ キ ャ ッ チハー ド ウ ェ アが 停 止 し た 後 で、 そのア ド レ スの 命 令 が 実 行 さ れます。8.8.1 関 連 項 目概 念• ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト (8-9 ページ)• ソフトウェア 命 令 ブレークポイント (8-10 ページ)• プロセッサ 例 外 (8-11 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブレー ク ポ イ ン ト 処 理 間 の イ ン タ ラ ク シ ョン (8-13 ページ)• ブレー ク ポ イ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題 (8-15 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-12ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.9 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブ レークポイ ン ト 処 理 間 のイ ン タ ラ ク シ ョ ン以 下 では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アのブレー ク ポ イ ン ト 処 理 と デバ ッ ガのブレー ク ポイント 処 理 との 間 のインタラクションについて 説 明 します。ブレークの 詳 細 またはブレークの 機 能使 用 可 能 なハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソ ース を 調 べる には、 デバ ッ ガでブレーク の 詳 細 ま たはブレー ク の 機 能 を 表 示 し ます。メモリマップデバ ッ ガを 使 用 する と 、 シ ステム 内 の メ モ リ のレ イ ア ウ ト と タ イ プについて 説 明 し た メ モ リ マ ッ プを 定 義 で き ます。 ブレー ク ポ イ ン ト が 設 定 されい る 場 合 、 読 み 出 し 専 用 と し てマー ク さ れてい る メ モ リ 領 域 (フ ラ ッシュや ROM など) は、 ハードウェア 命 令 ブレークポイン ト を 自 動 的 に使 用 し ます。 その 他 の タ イ プの メ モ リ は、 デフ ォル ト で ソ フ ト ウ ェ ア 命令 ブレー ク ポ イ ン ト を 使 用 し ます。ステップ 実 行 通 常 、 コー ド を ス テ ッ プ 実 行 する と 、 デバ ッ ガに よ って 一 時 的 なブレー ク ポ イ ン ト が 転 送 先 ア ド レ スに 設 定 さ れます。 コー ド が 読 み 出 し 専用 メモに 含 まれている 場 合 、 またはソフト ウェアブレークポイントの 実装 でハー ド ウ ェ ア 支 援 が 必 要 と な る 場 合 は、 ハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イントがの 代 わりに 使 用 されます。 ステップ 実 行 できない 場 合 は、ハードウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソース を 解 放 する こ と が 必 要 と な る 可 能 性 があります。<strong>ARM</strong>9 などの 一 部 のプロセッサには、 専 用 のシングルステップハードウ ェ アが 用 意 さ れています。 こ のハー ド ウ ェ アが 利 用 可 能 な 場 合 、 デバッグハドウェアはこのハードウェアを 使 用 します。 ただし、 1 つの 命令 よ り 大 き な ス テ ッ プの 場 合 は、 効 率 向 上 のため、 ブレー ク ポ イ ン ト の使 用 に 戻 る と があ り ます。注<strong>ARM</strong>7、 <strong>ARM</strong>9、 <strong>ARM</strong>11、 または Cortex-A8 の 各 プロセ ッ サでは、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 使 用 し てシングルス テ ッ プ 実 行 する 場 合 、 割 り 込みは 無 効 にな って ます。 Cortex-M3 プロセッサでは、 デバッグハードウ ェ ア を 使 用 し てシングルス テ ッ プ 実 行 する 場 合 、 割 り 込 みは 有 効 になっています。こ の 割 り 込 み 動 作 が 当 てはま る のは、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 使 用 し て1 つの 命 令 を ステ ッ プ 実 行 する 場 合 だけです。 これよ り 高 レベルのステ ッ プ 実 行 は、 デバ ッ ガのデバ ッ グ 方 法 、 つま り ブレーク ポ イ ン ト を 配置 し て 実 行 する 方 法 と 1 つの 命 令 か ら 成 る 複 数 のス テ ッ プを 実 行 する 方法 のいれを 採 用 し たかによ って 異 な り ます。注ハー ド ウ ェ アシングルス テ ッ プを 使 用 する 場 合 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 プロセッサによって 保 留 中 の 割 り 込 みが 処 理 されるのを 防 ぎます。リソースの 割 り 当 てデバッグハードウェアは、 デバッグセッションの 開 始 時 にすべてのハードウェアブレークポイント リソースを 一 度 にまとめて 割 り 当 てるのではな、 受 け 取 った リ ソ ース を 順 次 割 り 当 ててい き ます。 そのため、 使 用 可能 な リ ソースが 不 足 している と きにブレークポイン ト を 設 定 しよ う とする、 デバッ グが 開 始 される まで 待 たずに、 すぐにエラー メ ッ セージが 表示 されます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-13ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.9.1 関 連 項 目概 念• セミホスティング (8-5 ページ)• ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト (8-9 ページ)• ソフトウェア 命 令 ブレークポイント (8-10 ページ)• プロセッサ 例 外 (8-11 ページ)• ブレークポイン ト とプログラムカウンタ (8-12 ページ)• ブレー ク ポ イ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題 (8-15 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-14ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.10 ブ レークポイ ン ト の 設 定 に 関 する 問 題ブレー ク ポ イ ン ト を ス テ ッ プ 実 行 ま たは 設 定 で き ない 場 合 は、 原 因 と し て、 ハー ドウェアブレークポイント リソースが 不 足 していることが 考 えらます。 この 問 題 の 回避 策 と し て、 ハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソースの 一 部 を 解 放 し てか ら 操 作 を再 試 行 する こ と をお 勧 め し ます。 ハー ド ェ アブレー ク ポ イ ン ト リ ソースは 以 下 の 方法 で 解 放 でき ます。• 不 要 なブレー ク ポ イ ン ト をすべて 無 効 にする• 可 能 な 場 合 は、 ハー ド ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト を ソ フ ト ウ ェ アブレー ク ポ イ ントに 変 更 する• 古 いプロセ ッ サ (<strong>ARM</strong>7TDMI など) をデバッグしており、 ベクタテーブルがROM に 含 まれている 場 合 は、 ベク タ キ ャ ッチを 無 効 にする• セミホスティングを 使 用 していない 場 合 は 無 効 にする8.10.1 関 連 項 目概 念• ハー ド ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト (8-9 ページ)• ソフトウェア 命 令 ブレークポイント (8-10 ページ)• プロセッサ 例 外 (8-11 ページ)• ブレークポイン ト とプログラムカウンタ (8-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と デバ ッ ガのブレー ク ポ イ ン ト 処 理 間 の イ ン タ ラ ク シ ョン (8-13 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-15ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.11 キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 以 下 の 方 法 でキ ャ ッ シ ュ 付 き プ ロ セ ッ サをデバ ッ グ し ます。デバ ッ グエン ト リ• デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 こ のデバ ッ グ 機 能 をサポー ト し てい るプロセッサに 対 して、 ライトスルー (WT) を 強 制 的 に 適 用 し ます。• デバッグハードウェアは、 デバッグ 時 にこの 機 能 を 無 効 にできるプロセッサに 対 しては、 キャッシュラインフィルを 無 効 にします。• デバッグハードウェアは、 デバッグ 時 にこの 機 能 を 無 効 にできるプロセッサに 対 しては、 変 換 ル ッ ク アサ イ ド バ ッ フ ァ (TLB)ロードを 無 効 にします。• データ がキ ャ ッ シ ュ 可 能 メ モ リ か ら 読 み 出 さ れる 場 合 、 こ れら のデータは、 ラ イ ン フ ィ ルを 無 効 にする こ と が 不 可 能 な 場 合 に 限 りキ ャ ッ シ ュ に 読 込 まれます。• TLB エン ト リ とキャ ッシュは 有 効 なまま とな り ます。データ 書 き 込 み• WT が 可 能 な 場 合 、 キ ャ ッ シ ュ 関 連 の 操 作 は 一 切 実 行 さ れません。• WT が 不 可 能 な 場 合 は、 プロセッサのサイズ とデータのサイズに 応じ て 以 下 の よ う に 書 き 込 みが 行 われます。1. デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 キ ャ ッ シ ュ を 有 効 に し て メ モ リ に書 き 込 んだ 後 で、 書 き 込 みを 無 効 にするこ とによ り、 ラ イ トスルーをシ ミ ュレート できます。2. デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 D キャッシュをク リーニングして無 効 化 で き ます。注<strong>ARM</strong>940T プロセッサでは、 これを 行 うためにコードシーケンスが 有 効 になっている 必 要 があります。再 起 動 し てデバ ッ グモー ド に 切 り 替 え• こ の 機 能 をサポー ト し てい る プ ロ セ ッ サでは、 強 制 的 に 適 用 さ れた WT が 削 除 され、 ラ イ ン フ ィ ルが 再 度 有 効 にな り 、 TLB ロードが 有 効 にな り ますデータ が 書 き 込 まれてい る 場 合 に 限 り 、 I キャッシュが 無 効 にされます。 D キ ャ ッ シ ュは 無 効 になってい る 場 合 に限 り 、 再 度 有 効 に さ れます。こ こ で 説 明 し たキ ャ ッ シ ュ 操 作 の 原 因 と な るデータ 書 き 込 みには、 デバッガを 使 用 したユーザアクセス、 ダウンロード、 システム 内 のソフ トウェブレークポイントなどが 含 まれます。注<strong>ARM</strong>940T プ ロ セ ッ サの 場 合 は、 キ ャ ッ シ ュ を 有 効 に し てデバ ッ グ を 試 行 する 前 に、コードシーケンス 設 定 を 構 成 しておく 必 要 があ り ます。キャッシュが 有 効 になっている と、 デバッガによって 実 行 されるキャッシュ 保 守オーバーヘッ ド が 増 え るため、 セ ミ ホステ ィ ングの 速 度 は 低 下 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-16ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.11.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• セミホスティング (8-5 ページ)• ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ンをデバッ グする (8-19 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-17ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.12 キャ ッ シ ュが 有 効 なプ ロセ ッ サをデバ ッ グする と きの 注 意 事 項キ ャ ッ シ ュ が 有 効 になってい る プ ロ セ ッ サをデバ ッ グする 場 合 は、 デバ ッ グハー ドウ ェ ア し か 使 用 で き ない、 ターゲ ッ ト 上 の メ モ リ 領 域 のア ド レ を 指 定 する こ と が 必要 と な る 可 能 性 があ り ます。 一 部 の ターゲ ッ ト では、 デバ ッ グ ソ フ ト ウ ェ アが こ の領 域 にコードシーケンスをダウンロード、 キャッシュのク リーニングやシステムレジスタへのアクセスなどのさまざまなタスクを 実 行 します。 ただし、 デバッグハード ウ ェ アが こ の 領 域 の 内 容 を 保 持 する こ と はあ り ません。コー ド シーケン ス 領 域 を 必 要 と する のは、 必 要 な 操 作 を JTAG で 直 接 実 行 で き ない 一部 のプ ロ セ ッ サだけです。 デバ ッ グハー ド ウ ェ アに コー ド シーン ス 領 域 が 必 要 な 場合 に、 コード シーケン ス 領 域 が 有 効 になっていない と きは、 デバッ ガでエラーが 表示 さ れます。 以 下 に 例 を 示 し ます。• Error V28305 (Vehicle):Memory operation failed• Warning:Code sequence memory area size error• Unable to load code sequence into defined memory area.注コードシーケンス 領 域 は 128 バイ ト 長 に し、 キ ャ ッ シ ュ 不 可 能 な 読 み 書 き 可 能 領 域に 含 まれている 必 要 があ り ます。コードシーケンス 領 域 を 設 定 するには、 RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ でプロセ ッサご とに 固 有 のオプシ ョ ンを 使 用 し て く ださい。 これによ り 、 プロセ ッ ご と のコ ンフ ィギュレーシ ョ ンアイテムにアクセス し、 以 下 の 操 作 を 行 う こ とができ る よ う にな ります。• コードシーケンスの 有 効 化• コー ド シーケン ス 領 域 のア ド レ ス と サ イ ズの 設 定注こ れら の 設 定 は、 デバ ッ ガのレ ジ ス タ ビ ューに も 表 示 さ れる 場 合 があ り ます。 ただし、 デバッガのレジスタビューを 使 用 して 編 集 した 設 定 は、 デッグセッシ ョ ンの 期間 に 限 り 有 効 です。 一 方 、 RVConfig ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し て 編 集 し た 設 定 は、 再び 編 集 する まで 維 持 さ れます。8.12.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• セミホスティング (8-5 ページ)• キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法(8-16 ページ)• ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ンをデバッ グする (8-19 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-18ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.13 ROM 内 のアプ リ ケーシ ョ ン をデバ ッ グする以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 デバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 使 用 し て ROM 内 のアプ リ ケーシ ョンをデバッ グする 際 に 発 生 する 問 題 について 説 明 し ます。• リセットからデバッグする (8-20 ページ)• ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバッ グする (8-24 ページ) .8.13.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• セミホスティング (8-5 ページ)• キャッシュ 付 きプロセッサをデバッグハードウェアがデバッグする 方 法(8-16 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-19ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.14 リセッ トからデバッグするROM 内 で 実 行 さ れてい る シ ス テム をデバ ッ グで き ます。 標 準 的 な 組 み 込 みシ ス テムには、 ROM やフ ラ ッ シ ュ などの 不 揮 発 性 メ モ リ にアプ リ ケーシ ョ がプ ロ グ ラ ミ ングされています。 ターゲッ トハードウェアの 電 源 を 入 れると、 アプリケーショ ンが 実行 を 開 始 し ます。 アプ リ ケーシ ョ ンが 既 に 実 行 されている ターゲ ッ ト にデバッ ガを接 続 する と 、 アプ リ ケーシ ョ ンはコー ド 内 の 任 意 の 場 所 で 停 止 し ます。 デバ ッ ガのデフ ォル ト の 動 作 は、 接 時 に ターゲ ッ ト を 停 止 する こ と です。 イ メ ージシンボルをロー ド する と 、 現 在 の 場 所 の ソース コー ド が 表 示 さ れます。こ のため、 シ ス テムの 状 態 を 検 証 し て、 現 在 の 場 所 か ら 実 行 を 再 開 する こ と が 可 能です。 こ れで 十 分 な 場 合 も あ り ますが、 通 常 は、 電 源 を 投 入 し た と き と 同 様 にアプリ ケーシ ョ ンの 実 行 を 再 開 する こ と が 推 奨 さ れます。 こ れを 行 う 方 法 は 以 下 の 3 通りあります。• シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする• ターゲッ ト リセッ ト を 使 用 してデバッグするROM から 実 行 しているコードをデバッグする 場 合 は、 ROM 内 のコード にブレークポイントを 設 定 できるよ う、 使 用 可 能 なブレークポイントユニッ ト 少 なく とも 1 つ残 し てお く 必 要 があ り ます。 ソ フ ト ウ ェ アブレー ク ポ イ ン ト を こ の 目 的 で 使 用 することはできません。 ベクタキャッチハードウェアのないプロセッサでは、 デバッガを 起 動 した 後 すぐに、 セ ミ ホステ ィ ング とベク タキャ ッチを 無 効 にする 必 要 があ ります。 こ うする こ とによ り これらのユニッ ト がデバッガ 独 自 の 用 途 で 使 用 される 可能 性 を 低 く できます。ソフ ト ウェアブレークポイン トの 実 装 にブレークポイン ト リ ソースを 使 用 する <strong>ARM</strong>プロセッサ (<strong>ARM</strong>7TDMI など) では、 ブレークポイン ト リ ソースが 足 りなくなった場 合 に、 ソ フ ト ウ ェ アブレーク ポ イ ン ト をすべて 削 除 する 必 要 があ り ます。 こ う することで、1 つのハード ウ ェアブレーク ポ イ ン ト ROM に 配 置 でき る よ う にな り ます。ROM 内 でシステムをデバッ グする 際 は、 デバッ グ 情 報 が ROM イ メージにまったく含 まれていない こ と も 考 慮 する 必 要 があ り ます。 デバ ッ グ 時 には、 連 する 情 報 を ホスト 上 の ELF イ メージからデバッガにロードするこ とによって、 シンボルまたはソースコード 情 報 を 入 手 できます。8.14.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする (8-21 ページ)• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ)• ターゲッ ト リセッ ト を 使 用 したデバッグ (8-23 ページ)• ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバッ グする (8-24 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-20ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.15 シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグするサポー ト されている 場 合 は、 以 下 の 操 作 を 行 う こ とによってデバッガ 内 から リ セットをシミュレートできます。• PC を リ セ ッ ト ベ ク タ のア ド レ スに 設 定 する• 割 り 込 みを 無 効 にしたスーパバイザモードに CPSR を 切 り 替 えるこ れに よ り 、 電 源 投 入 時 ま たは リ セ ッ ト 時 に <strong>ARM</strong> プ ロ セ ッ サの 状 態 がシ ミ ュ レー トさ れます。 ただ し、 メ モ リ マ ッ プの リ セ ッ ト 、 ターゲ ッ ト に 特 し た 機 能 ( 周 辺 レ ジス タ な ど) の 初 期 化 をは じ め と し た リ セ ッ ト 後 の タ ス ク は 実 行 さ れません。 可 能 な場 合 は、 アプ リ ケーシ ョ ン を 再 び 実 行 する 前 に、 ターゲ ッ ト に 特 化 し た こ れら の 機能 を 編 集 し て 起 動 状 態 を 反 映 させてお く こ と が 推 奨 さ れます。 デバ ッ ガのス ク リ プト 作 成 機 能 を 使 用 する、 こ の 手 順 を 自 動 化 する こ と がで き ます。8.15.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• リセットからデバッグする (8-20 ページ)• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ)• ターゲッ ト リセッ ト を 使 用 したデバッグ (8-23 ページ)• ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバッ グする (8-24 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-21ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.16 リセッ トレジスタを 使 用 してデバッグするこ の 機 能 がサポー ト さ れてい る 場 合 、 CoreSight (Cortex-M3 など) をはじめと した 一部 のプ ロ セ ッ サには、 物 理 的 な リ セ ッ ト ラ イ ン を 使 用 せずにプ ロ セ ッ サを リ セ ッ トできる、 リセッ ト レジスタが 含 まれています。 マルチプロセッサシステムでは、 このレ ジ ス タ を 使 用 する こ と で、 シ ス テム 全 体 でな く ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サのみを リセッ トすることが 可 能 です。 このタイプのリセッ トを 選 択 するには、 リセッ ト タイプを Ctrl_Reg に 設 定 し ます。8.16.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• リセットからデバッグする (8-20 ページ)• シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする (8-21 ページ)• ターゲッ ト リセッ ト を 使 用 したデバッグ (8-23 ページ)• ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバッ グする (8-24 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-22ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.17 ターゲッ ト リセッ トを 使 用 したデバッグ回 路 の 設 計 に よ っ ては、 ボー ド の ターゲ ッ ト リ セ ッ ト を 実 行 で き る 場 合 があ り ます。ボー ド では、 以 下 の 2 つの 形 態 の リ セ ッ ト が 必 要 と な り ます• ボード 上 のすべての 項 目 を 完 全 に リ セ ッ ト する 電 源 オン リ セ ッ ト 。• 開 発 プラッ トフォームをリセッ トする リセッ トボタン。 プラッ トフォームがCoreSight システムであるかによって、 以 下 のよ うに 異 なり ます。— CoreSight 以 外 のシ ス テムの 場 合 、 EmbeddedICE ロジックを 除 くボード 上のすべての 項 目 が リ セ ッ ト されます。 EmbeddedICE ロジックはプロセッサのデバッ グロジ ッ クです。— CoreSight システムでは、 デバッグサブシステムと ト レースサブシステムを 除 く 設 計 全 体 が nSRST (システム リ セッ ト ) によ って リ セッ ト されます。 これには、 すべてのデバイス、 デバッグバス と ト レースバス、 アクセスポート、 およびデバ ッ グア ク セスポー ト (DAP) からのデバッグロジックが 含 まれます。注こ こ で 言 う リ セ ッ ト ボ タ ン と 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト 自 体 の RESET ボタンを 混 同 しないでください。nSRST だけでな く nTRST も 駆 動 する リセッ トボタンがターゲッ トに 実 装 されている場 合 は、 EmbeddedICE ロジックがボード と 共 にリセッ ト され、 デバッガは 同 期 を 回復 で き ない 可 能 性 があ り ます。 こ の 設 計 は 推 奨 さ れません。ベクタキャッチがリセッ トベクタ (またはリセッ ト コードの 開 始 アドレス) に 対 して 設 定 されてお り 、 推 奨 リ セ ッ ト 回 路 が 使 用 されている 場 合 に、 ターゲ ッ ト を リ ット する と、 リ セ ッ ト 回 路 が リ セ ッ ト 時 に 必 要 に 応 じ て 停 止 し ます。8.17.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• リセットからデバッグする (8-20 ページ)• シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする (8-21 ページ)• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ)• ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバッ グする (8-24 ページ) .参 照『<strong>ARM</strong> ® <strong>DSTREAM</strong> :ターゲットハードウェアの 設 定 』:• <strong>DSTREAM</strong> ユニッ ト 、 ../com.arm.doc.dui0481d/CHDCJEFH.html.<strong>ARM</strong> ® <strong>DSTREAM</strong> システムおよびインタフェースデザイン リ ファレンス :• システム 設 計 ガイド ライン、../com.arm.doc.dui0499d/Chdbdcid.html<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-23ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用 し たデバッ グ8.18 ROM の 例 外 ベク タ を 使 用 し てシステムをデバ ッ グするベクタキャッチハードウェアを 持 たず、 例 外 ベクタに RAM ではな く ROM を 持 つプロセッサをデバッグする 場 合 は、 ベクタキャッチ 機 能 を 無 効 にする 必 要 があります。これによ り、 デバッグハードウェアによってベクタテーブルにハードウェアブレークポイントが 設 定 されるのを 防 ぐことができす。デフォル ト 設 定 は、 リ セッ ト 、 プ リ フェ ッチアボー ト 、 およびデータアボー ト に 対して 例 外 ト ラップを 有 効 にすることです。 ベクタキャッチハーウェアのないプロセッサでは、 3 つのブレーク ポ イ ン ト リ ソースが ROM で 使 用 されます。 そのため、プロセッサのリ ソース 数 が 3 つ 以 下 の 場 合 はそのプ ロ セ ッ サで 実 行 さ れてい る アプリケーションをデバッグすることはできません。8.18.1 関 連 項 目タスク• 事 後 分 析 デバ ッ グ (8-3 ページ) .概 念• シミュレーションリセットを 使 用 してデバッグする (8-21 ページ)• リセットレジスタを 使 用 してデバッグする (8-22 ページ)• ターゲッ ト リセッ ト を 使 用 したデバッグ (8-23 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 8-24ID 081611Non-Confidential


第 9 章GDB 用 のデバッ グハー ド ウ ェ アの 設 定以 下 の 各 ト ピ ッ ク では、 GNU Debugger (GDB) を 使 用 してイ メージをデバッグし 始 める ために 必 要 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の 設 定 手 順 について 説 明 し ます。• GDB を 使 用 してデバッグするためのデバッグハード ウェアの 設 定 について(9-3 ページ)• GDB を 使 用 したデバッグ 時 の 機 能 サポー ト (9-4 ページ)• GDB のデバッ グモード (9-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ)• スタンドアロン 型 ターゲッ トプラッ トフォームの 構 築 (9-8 ページ)• リモート GDB セ ッ シ ョ ンか ら の 接 続 方 法 (9-9 ページ)• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• 組 み 込 み GDB サポー ト のない ターゲ ッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モード を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲッ トGDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-1ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ モー ト GDB 接 続 の 準 備 (9-22 ページ)• GDB からデバッグハードウェアを 介 したターゲッ トへの 接 続 (9-23 ページ)• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ)• DCC と 割 り 込 み (9-26 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ)• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ)• <strong>RVI</strong>ahbload コマンド 構 文 (9-31 ページ)• <strong>RVI</strong>vec コマンド 構 文 (9-33 ページ)• GDB とデバッグハードウェアを 使 用 したマルチプロセッサのデバッグ(9-35 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-2ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.1 GDB を 使 用 し てデバ ッ グするためのデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定 についてデバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 GDB のデバ ッ グ 機 能 を 拡 張 する 機 能 を 提 供 し ます。注GDB は USB を 直 接 にはサポー ト していません。注GDB と デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 互 換 性 についての 最 新 情 報 は、 デバ ッ グハー ド ウ ェアの 『 リ リ ース ノ ー ト 』 を 参 照 し て く だ さ い。GDB と Command Monitor のエラーコードについては、 <strong>ARM</strong> の Web サイ ト を 参 照 してください。9.1.1 関 連 項 目タスク• リモート GDB セ ッ シ ョ ンか ら の 接 続 方 法 (9-9 ページ) .概 念• GDB を 使 用 したデバッ グ 時 の 機 能 サポー ト (9-4 ページ)• スタンドアロン 型 ターゲッ トプラッ トフォームの 構 築 (9-8 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ モー ト GDB 接 続 の 準 備 (9-22 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ)• GDB とデバッグハードウェアを 使 用 したマルチプロセッサのデバッグ(9-35 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ) .その 他 の 情 報• <strong>ARM</strong> の Web サイ ト、http://www.arm.com.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-3ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.2 GDB を 使 用 し たデバ ッ グ 時 の 機 能 サポー トデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト は、 リ モー ト GDB セッションから TCP/IP を 介 した接 続 をサポー ト し ています。 こ れ ら の GDB 接 続 は、 OS 固 有 の 機 能 を く すべての 機能 をサポー ト しています。9.2.1 サポー ト されている 機 能GDB の 使 用 時 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト は 以 下 の 機 能 をサポー ト し ます。• メモリ とレジスタへの 完 全 アクセス• 実 行 と 停 止• ソフトウェアとハードウェアのブレークポイント とウォッチポイント• ターゲ ッ ト リ セ ッ ト ( 再 起 動 )• バイナリプログラムのダウンロード• ステップオーバーレンジ• シングルステップ9.2.2 サポー ト されない 機 能GDB の 使 用 時 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト は 以 下 の 機 能 をサポー ト し ません。• ス レ ッ ド (デバ ッ グの 開 始 停 止 で)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの USB ポー ト を 介 したデバッ グ• マルチプロセッサシステムの 開 始 と ステ ップの 同 期9.2.3 関 連 項 目概 念• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• スタンドアロン 型 ターゲッ トプラッ トフォームの 構 築 (9-8 ページ)• リモート GDB セ ッ シ ョ ンか ら の 接 続 方 法 (9-9 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-4ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.3 GDB のデバッ グモー ドGDB では、 以 下 のデバッ グモード を 使 用 でき ます。• 停 止 モー ド のデバ ッ グでは、 検 証 中 に ターゲ ッ ト が 停 止 し ます。• モニ タ モー ド のデバ ッ グでは、 ターゲ ッ ト がモニ タ ソ フ ト ウ ェ アの 制 御 下 で 実行 を 継 続 し ます。 GDB はデバ ッ グ 通 信 チャ ネル (DCC) から 仮 想 Ethernet/TTY接 続 を 使 用 してモニタ と 通 信 します。9.3.1 関 連 項 目概 念• GDB を 使 用 したデバッ グ 時 の 機 能 サポー ト (9-4 ページ)• スタンドアロン 型 ターゲッ トプラッ トフォームの 構 築 (9-8 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-5ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.4 デバッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号デバ ッ グハー ド ウ ェ アのコ マン ド モニ タ を 使 用 し て GDB でターゲッ ト をデバッグするために、 デバッ グハード ウ ェアユニ ッ ト は 次 の 表 に 示 す TCP/IP ポー ト を 使 用 し ます。ポー ト 説 明表 9-1 デバッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト4000 シリーズこのポート 範 囲 は、 GDB か ら ターゲ ッ ト に 接 続 し て 停 止 モー ド のデバ ッ グ を 実 行 する 場 合 に 使 用 さ れます。JTAG スキャンチェイン 上 または CoreSight DAP の 背 後 の 各 デバイ スに、 GDB か ら 接 続 する ための TCP/IP ポー ト 番 号 が 割 り 当 てられます。 ポー ト は 順 番 に り 当 て ら れ、 ポー ト 4000 がスキャンチェインの 最 初 のデバイ スに 接 続 し ます。 開 始 と ステ ッ プの 同 期 はサポー トされていません。注プロセッサ 以 外 のデバイスに 接 続 しよ う とするとエラーになり ますが、 ポー ト 番 号 はそのデバイ ス 用 に 予 約 さ れます。5000 シリーズこのポート 範 囲 は、 モニタモードのデバッグと 他 の 仮 想Ethernet/TTY モー ド の 接 続 に 使 用 さ れます。注こ れら のポー ト を 使 用 する には、 DCC モード をゼロ 以 外 の 値 に 設定 する 必 要 があ り ます。9.4.1 関 連 項 目タスク• GDB からデバッグハードウェアを 介 したターゲッ トへの 接 続 (9-23 ページ) .参 照• DCC モード (9-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-6ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.5 DCC モードターゲッ ト アプリ ケーシ ョ ンが DCC を 使 用 して 通 信 している 場 合 は、 DCC モード を設 定 する 必 要 があ り ます。 以 下 の DCC モード を 設 定 でき ます。モード 0 : 生 DCC処 理 さ れていない 生 データ が ターゲ ッ ト の DCC レジスタからクライアントにフィードされます。モード 1 :リダイレクトされた 生 DCCこのモードでは、 データは 5000 から 始 まる TCP/IP ポー ト 経 由 でフ ィ ードされます。データはホストからターゲットに 一 度 に 4 バイ ト 送 信 されます 4 バ イ ト 未 満 の 場 合 は、 データ が 4 バイ ト 長 になるまで 0 バイ トでパデ ィ ング さ れます。 ターゲ ッ ト か ら ホ ス ト へのデータは 一 度 に 4 バイト 受 信 れ、 パディングやト リ ミ ングは 実 行 されません。注仮 想 Ethernet/TTY モード (モード 2) の 使 用 をお 勧 めし ます。 ただし、仮 想 Ethernet/TTY モード が 用 途 に 合 わない 場 合 は、 モード 1 の DCC を使 用 で き まが、 適 切 な 通 信 プ ロ ト コル も 実 装 する 必 要 があ り ます。モード 2 : 仮 想 Ethernet/TTY モード仮 想 Ethernet/TTY は、 ターゲ ッ ト と の 仮 想 シ リ アル 接 続 と Ethernet 接 続を 提 供 するために 使 用 されます。 デバッグホス ト と ターゲッ ト に 関 する限 り、 想 Ethernet/TTY モードは 以 下 を 提 供 するデバッグハード ウェアの機 能 です。• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と ホ ス ト PC で DCC チャネルと ソフ ト ウェア ツール 一 式 を 使 用 する 仮 想 Ethernet 機 能 。 ターゲ ッ ト 自 体 にEthernet ポー ト が 搭 載 れているかのよ う に、 TCP/IP を 使 用 できるようになります。• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア と ホ ス ト PC で DCC チャネルと ソフ ト ウェア ツール 一 式 を 使 用 する 仮 想 シ リ アルポー ト 機 能 。9.5.1 関 連 項 目タスク• GDB からデバッグハードウェアを 介 したターゲッ トへの 接 続 (9-23 ページ) .概 念• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ)• DCC と 割 り 込 み (9-26 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• rvigdbconfig コマンド 構 文 (9-28 ページ)• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-7ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.6 ス タ ン ド アロ ン 型 タ ーゲ ッ ト プ ラ ッ ト フ ォームの 構 築スタンドアロンのターゲッ トプラッ トフォーム (つまりオペレーティングシステムな し) を 構 築 し てい る 場 合 、 <strong>ARM</strong> アーキテクチャの GNU ツールチインのコンパイル 済 み C ライブラリはデバッグモニタが ROM に 常 駐 する もの と 見 な し ます。デバ ッ グモニ タ、 Red Hat eCos/Redboot、 その 他 のオペレーティングシステムを 使 用し ていない 場 合 は、 以 下 の コ ンポーネン ト を 提 供 する 必 要 があ り ます。• 独 自 の I/O ルーチン と オプシ ョ ンでターゲ ッ ト GDB スタブ。• crt0.S ソース フ ァ イル ( 必 須 )。 こ の ソース フ ァ イルは、 ス タ ッ ク と ヒ ープの 設定 、 およびスタティ ッ ク 変 数 とグローバル 変 数 を 初 期 化 する C スタートアッププロシージャを 提 供 します。注デバ ッ グモニ タ、 Red Hat eCos/Redboot、 その 他 のオペレーティングシステムを 使 用し てい る 場 合 は、 少 な く と も 以 下 の コ ンポーネン ト を 提 供 し、 必 要 応 じ て gdbserverも 提 供 する 必 要 があ り ます。その 方 法 についてのマニ ュ アルは、 イ ン ターネ ッ ト か ら 簡 単 に 入 手 で き ます。9.6.1 関 連 項 目概 念• GDB を 使 用 したデバッ グ 時 の 機 能 サポー ト (9-4 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-8ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.7 リモート GDB セ ッ シ ョ ンからの 接 続 方 法ターゲ ッ ト に 接 続 する 方 法 は、 以 下 に よ って 異 な り ます。• ターゲッ ト アプリ ケーシ ョ ンが 必 要 とする リ ソース (IP スタックなど)• ターゲ ッ ト で 使 用 可 能 なデバ ッ グ 機 能 (GDB スタブなど)• ターゲッ トに OS が 組 み 込 まれてい る かど う か (gdbserver のインスタンスを 実行 している Linux など)9.7.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ モー ト GDB 接 続 の 準 備 (9-22 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ)• GDB とデバッグハードウェアを 使 用 したマルチプロセッサのデバッグ(9-35 ページ) .概 念• GDB を 使 用 し てデバッ グするためのデバッ グハード ウ ェアの 設 定 について(9-3 ページ)• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• 組 み 込 み GDB サポー ト のないターゲッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲット GDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ)• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-9ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.8 デバ ッ グモー ド ご との 接 続 方 法ターゲッ ト に 接 続 する 方 法 によって、 デバッグモードが 決 ま り ます。 各 デバッグモー ド には 以 下 の 接 続 方 法 があ り ます。9.8.1 停 止 モー ド のデバ ッ グ停 止 モー ド のデバ ッ グは、 GDB でターゲッ ト をデバッグする 最 も 簡 単 な 方 法 です。直 接 デバ ッ グハー ド ウ ェ アに 接 続 し て、 プ ロ セ ッ サの 開 始 と 停 止 を 制 御 し ます。 以降 、 こ の 接 続 方 法 を <strong>RVI</strong>-GDB 接 続 と 呼 びます。9.8.2 モニタモードのデバッグモニタモードのデバッグでは、 ターゲッ ト アプ リ ケーシ ョ ンが <strong>ARM</strong> アーキテクチャベースのプ ロ セ ッ サのデバ ッ グ 通 信 チャ ネル (DCC) を 使 用 して GDB と 通 信 する 必要 があ り ます。 ただし、 ターゲ ッ ト アプ リ ケーシ ョ ンに Ethernet 機 能 が 含 まれる 場 合は、 DCC を 使 用 する 必 要 はあ り ません。 ターゲ ッ ト の 必 要 条 件 に 応 じ て、 さ ま ざ まな DCC モー ド を 使 用 で き ます。モニ タモード のデバッ グには 以 下 の 接 続 方 法 があ り ます。ターゲッ ト GDB 接 続GDB ス タ ブへの 半 透 過 的 接 続 。 GDB スタブはシリアルポート としてDCC チャネルを 使 用 して GDB クライアントと 通 信 します。デバッグハー ド ウ ェ アユ ッ ト は、 こ の 通 信 を GDB クライアントの 接 続 先 TCP/IPポー ト で 使 用 で き る よ う に し ます。 GDB スタブはターゲッ トアプリケーシ ョ ンにコンパイルする 必 要 があ り ます。ターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet 接 続IP スタックを 実 行 しているスタンドアロンアプリケーション 用 のターゲッ ト GDB 接 続 の 拡 張 GDB スタブは Ethernet チャネルと して DCCチャネルを 使 用 して GDB クライアントと 通 信 します。デバッグハードウェアユニッ トは、 この 通 信 を GDB クライアントの 接 続 先 TCP/IP ポート で 使 用 で き る よ う に し ます。GDBserver 接 続オペレーテ ィ ングシステム (OS) 下 で 実 行 している gdbserver をターゲッ トが 実 行 しているターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet 接 続 の 代 替 。GDB-NFS 接 続NFS 上 にマウ ン ト されている ターゲ ッ ト OS のルー ト フ ァ イルシステムへの 接 続 。デバッグハードウェアユニットは、デバッグホストとターゲッ ト OS との 橋 渡 しの 役 目 を 果 たします。9.8.3 関 連 項 目タスク• 組 み 込 み GDB サポー ト のないターゲッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲット GDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-10ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ)• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ) .概 念• DCC モード (9-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-11ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.9 組 み 込 み GDB サポー ト のない タ ーゲ ッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB)これらは、 ターゲッ トアプリケーショ ンに GDB スタブが 組 み 込 まれていないターゲ ッ ト や、 停 止 モード のデバッ グを 実 行 する 場 合 のターゲ ッ ト 接 続 です。 こ の 種 の接 続 はデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 組 み 込 み GDB プロ ト コルインタプリ タを 使 用 してCPU を 直 接 制 御 し、 <strong>RVI</strong>-GDB 接 続 と 呼 ばれています。 CPU の 内 部 の 状 態 (レジスタ、 メ モ リ 、 変 数 な ど) を 調 べる と き、 ターゲ ッ ト 上 の イ メ ージが 実 行 を 停 止 し ます。 状 態 を 調 べた 後 で、 再 びイ メ ージ を 開 始 する 必 要 があ り ます。 以 下 の 図 に、 その 設 定 を 示 し ます。TelnetJTAG GDB4000, 4001,...GDB GDBJTAG図 9-1 <strong>RVI</strong>-GDB 接 続注GDB は JTAG 経 由 のセ ミ ホ ス テ ィ ン グ をサポー ト し ていません。 し たがっ て、 アプリ ケーシ ョ ンが 出 力 する プ ロ ンプ ト や メ ッ セージをデバ ッ ガで 表 示 で き ません。9.9.1 <strong>RVI</strong>-GDB のシナリオ<strong>RVI</strong>-GDB 接 続 方 法 を 使 用 し て 以 下 の こ と がで き ます。• 1 つの <strong>ARM</strong> プロセッサのデバッグを 実 行 / 停 止 する• アプ リ ケーシ ョ ンのデバッグ と 同 時 に GDB でデバッ グを 実 行 / 停 止 する た と えば、 GDB ス タ ブを 使 用 し た ターゲ ッ ト に 接 続 する 場 合 (ターゲ ッ ト GDB 続 )や、 ターゲ ッ ト アプ リ ケーシ ョ ンにデバ ッ グホ ス ト と の TCP/IP 通 信 が 必 要 な 場合 (ターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet 接 続 ) です。注イ メ ージが 停 止 する と 、 割 り 込 みルーチンの 処 理 も 停 止 し ます。 こ れは、 リ アルタイムのシステムをデバッグしているときには 望 ましくない 場 合 あります。9.9.2 前 提 条 件<strong>RVI</strong>-GDB 接 続 方 法 を 使 用 する には、 <strong>ARM</strong> アーキテクチャ 用 の GNU ツールチェ インを 使 用 してターゲッ ト アプ リ ケーシ ョ ンをコンパイルする こ と をお 勧 めし ます。9.9.3 手 順アプ リ ケーシ ョ ンに GDB サポー ト が リ ンク されていない 場 合 は、 デバッグハードウェアユニッ トに 組 み 込 まれている GDB プロ ト コルを 使 用 してアプリケーショ ンをデバ ッ グでき ます。 ただ し、 これは CPU を 直 接 制 御 する ので、 内 部 の 状 態 を 調 べようとするたびに CPU が 停 止 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-12ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定<strong>RVI</strong>-GDB 接 続 を 使 用 し てアプ リ ケーシ ョ ン をデバ ッ グする には1. ターゲッ ト ハード ウェア とデバッグハード ウェアユニッ ト に 電 源 を 入 れます。2. rvconfig を 使 用 し、 自 動 または 手 動 でプロセッサを 設 定 し ます。 rvc ファイルを便 利 な 場 所 に 保 存 し ます。3. rvigdbconfig を 実 行 し、 手 順 2 で 作 成 された rvc ファイルを 指 定 します。rvigdbconfig –f rvi.rvc4. GDB を 起 動 し、 必 要 に 応 じてシンボルをロード し、 (この 例 ではデバッグハードウェアのポート 4000 を 使 用 して) 最 初 のプロセッサに 接 続 します。arm-elf-gdb(gdb) file demo.elf(gdb) target remote rvi5:4000Remote debugging using rvi5:40000x00000000 in $a ()(gdb)これで GDB がプ ロ セ ッ サに 接 続 する ので、 イ メ ージを ロー ド し てデバ ッ グできます。注完 全 なシ ス テム を ロー ド し て 起 動 するには、 rviload ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し ます。5. ブレーク ポイ ン ト やその 他 のデバッ グ 機 能 を 設 定 し てから、 アプ リ ケーシ ョ ンを 実 行 し ます。 通 常 のよ う にアプ リ ケーシ ョ ンをデバッグし ます。9.9.4 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲット GDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ)• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ) .参 照• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• rvigdbconfig コマンド 構 文 (9-28 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-13ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.10 GDB ス タ ブ を 使 用 し た タ ーゲ ッ ト への 接 続 (タ ーゲ ッ ト GDB)これらは、 GDB スタブでアプリケーションを 実 行 しているターゲッ トへの 接 続 で、ターゲッ ト GDB 接 続 と 呼 ばれています。 GDB ス タ ブを 使 用 する と 、 ターゲ ッ ト アプリケーションは <strong>ARM</strong> アーキテクチャベースのプロセッサの DCC を 使 用 して、 デバッグハード ウェアからホス ト アプ リ ケーシ ョ ン と 通 信 できます。 次 の 図 で 示 すように、DCC は TCP/IP ポー ト 5000、 5001 などを 介 しターゲッ ト と リモート GDB セッション 間 で GDB プロ ト コルパケッ ト を 伝 送 します。JTAG "GDB5000, 5001,...Telnet (IP TTYDCCGDB 図 9-2 ターゲッ ト GDB 接 続9.10.1 ターゲッ ト GDB のシナリオターゲッ ト GDB 接 続 方 法 を 使 用 し て 以 下 の こ と がで き ます。• OS が 組 み 込 まれていないターゲ ッ ト システムをデバッ グする• GDB をサポートする OS が 組 み 込 まれてい る ターゲ ッ ト シ ス テム をデバ ッ グする9.10.2 前 提 条 件ターゲッ ト GDB 接 続 方 法 を 使 用 する には、 <strong>ARM</strong> アーキテクチャ 用 の GNU ツールチェインを 使 用 して DCC ドライバと GDB スタブをターゲッ トアプリケーョンにコンパイルする こ と をお 勧 めし ます。 次 のいずれかの 方 法 で 行 います。• サンプル GDB スタブをターゲッ トアプリケーションまたはオペレーティングシステムにリ ンクする• DCC ド ラ イ バを 使 用 する ために 既 存 のシ リ アル GDB スタブを 移 植 する注ターゲッ トへの GDB 接 続 では、プ ロ セ ッ サを 起 動 する 前 に DCC と 仮 想 Ethernet/TTYモー ド を 有 効 にする こ と をお 勧 め し ます。9.10.3 手 順アプ リ ケーシ ョ ンにターゲッ ト 常 駐 GDB スタブが 含 まれている 場 合 は、DCC で 通 信できます。ターゲッ ト GDB 接 続 を 使 用 し てアプ リ ケーシ ョ ン をデバ ッ グする には1. ターゲッ ト ハード ウェア とデバッグハード ウェアユニッ ト に 電 源 を 入 れます。2. rvconfig を 使 用 し、 自 動 または 手 動 でプロセッサを 設 定 し ます。 rvc ファイルを便 利 な 場 所 に 保 存 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-14ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定3. rvigdbconfig を 実 行 し、 手 順 2 で 作 成 された rvc ファイルと 適 切 な DCC モード(た と えば、 モード 2) を 次 のよ うに 指 定 します。 rvigdbconfig –f rvi.rvc -d 2:24. GDB を 起 動 し、 必 要 に 応 じてシンボルをロード し、 (たとえば) 2 番 目 のプ ロセ ッ サに 接 続 し、 通 常 の よ う にアプ リ ケーシ ョ ン を ロー ド し て 実 行 し ます。この 例 では、 次 のよ う にデバッ グハード ウ ェアのポー ト 4001 を 使 用 し ます。arm-elf-gdb(gdb) file demo.elf(gdb) target remote rvi5:4001Remote debugging using rvi5:40010x00000000 in $a ()(gdb)(gdb) load demo.elfLoading section .vectors, size 0x30 lma 0x0Loading section .text, size 0x1dbcc lma 0x8000Loading section .rodata, size 0x1bcb4 lma 0x25bccLoading section .data, size 0xc84 lma 0x41980Start address 0x8000, load size 238900Transfer rate:106177 bits/sec, 318 bytes/write.(gdb)(gdb) cContinuing.5. 別 の GDB を 開 始 し、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アの 最 初 に 使 用 可 能 なポー ト (こ の例 ではポー ト 5001) を 使 用 し て、 通 常 の よ う に イ メ ージ をデバ ッ グ し ます。(gdb) set remotetimeout 10(gdb) file myprogram(gdb) target remote rvi5:5001注手 順 1 ~ 3 は 開 始 時 に 一 度 実 行 するだけで 済 みます。 必 要 に 応 じ て 手 順 4 と 5 を 繰 り返 します。9.10.4 関 連 項 目タスク• 組 み 込 み GDB サポー ト のないターゲッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲット GDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ)• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ) .参 照• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• rvigdbconfig コマンド 構 文 (9-28 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-15ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.11 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た タ ーゲ ッ ト GDB ス タ ブへの 接 続 (タ ーゲ ッ トGDB 仮 想 Ethernet)ターゲッ ト アプリ ケーシ ョ ンがデバッグホス ト との 通 信 に TCP/IP を 必 要 とする 場 合は、 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し て ターゲ ッ ト に 接 続 し ます。 こ の 種 の 接 続 はターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet 接 続 と 呼 ばれています。 こ の 方 法 は、 GDB スタブでアプ リ ケーシ ョ ンを 実 行 し ている ターゲ ッ ト への 接 続 に 使 用 される 方 法 の 拡 張 です。以 下 の 図 に 例 を 示 し ます。JTAG GDB EthernetIPEthernetDCCDCC IPGDB 図 9-3 ターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet 接 続この 方 法 では、デバッグハードウェアがターゲットにネットワークブリッジの 機 能を 提 供 する ので、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アに JTAG 接 続 し かない ターゲ ッ ト が、 デバ ッグハードウェアと 同 じネッ トワークリソースにアクセスできるようになります。 これはネ ッ ト ワーク 上 の IP パケ ッ ト を イ ン ターセプ ト し てそれを 検 証 する こ と で 実 現します。 次 に、ターゲットにアドレス 指 定 されたパケットが 標 準 の GDB プロ ト コルと 並 行 して DCC 経 由 で 送 さ れます。 DCC チャネルがターゲッ トのプロ ト コルスタックにインタフェースして、 ブ リ ッジドネッ ト ワーク 接 続 をターゲッ ト 上 で Ethernet デバイスと して 表 示 させるには、 ターゲッ トにド ライバが 必 要 です。 サポート されているネッ ト ワーク 層 プロ ト コルは IP のみです。注DCC と JTAG 接 続 の 負 荷 を 減 らすため、ブロードキャストパケットはターゲットに送 信 さ れません。9.11.1 ターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet のシナリオTCP/IP ス タ ッ ク があ る ス タ ン ド ア ロ ンのアプ リ ケーシ ョ ン と 通 信 するには、 ターゲッ ト GDB 仮 想 Ethernet 接 続 方 法 を 使 用 し ます。 た と えば、 ホ ス ト に Web ページを配 信 する Web サーバをアプ リ ケーシ ョ ンが 提 供 し ます。9.11.2 手 順ターゲッ ト GDB 接 続 方 法 を 使 用 する には• <strong>ARM</strong> ® アーキテクチャ 用 の GNU ツールチェ イ ン を 使 用 し て、 DCC ドライバとGDB ス タ ブを ターゲ ッ ト アプ リ ケーシ ョ ンに コ ンパ イルする こ と をお 勧 め し ます。 DCC ドライバは、<strong>ARM</strong> 製 品 / ソリューション Web サイ トから Linux OS のダウンロード として 入 手 できます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-16ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定注ターゲッ トへの GDB 接 続 では、 プ ロ セ ッ サを 起 動 する 前 に DCC と 仮 想Ethernet/TTY モード を 有 効 にし て く ださい。• ターゲッ ト アプリ ケーシ ョ ンが TCP/IP スタックを 実 行 している 必 要 があります。• デバ ッ グハー ド ウ ェ アは 仮 想 Ethernet リンクを 使 用 して、 ターゲットプロセッサとホスト PC 間 のネ ッ ト ワーク ブ リ ッ ジ と し て 機 能 し ます。 ターゲ ッ ト 自 体に IP アドレスが 必 要 で、 固 定 アドレスにするか、 DHCP サーバから 入 手 し ます。 こ のア ド レ スは、 独 立 し たホ ス ト と し て 仮 想 Ethernet に 表 示 されます。9.11.3 関 連 項 目タスク• 組 み 込 み GDB サポー ト のないターゲッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ)• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ) .概 念• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ) .その 他 の 情 報• <strong>ARM</strong> ダウンロード、http://www.arm.com/products<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-17ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.12 gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver)ターゲッ ト アプリ ケーシ ョ ンがデバッグホス ト との 通 信 に TCP/IP を 必 要 とする 場 合は、 ブ リ ッ ジ ド Ethernet を 使 用 してターゲッ ト に 接 続 し ます。 こ 種 の 接 続 はGDBserver 接 続 と 呼 ばれています。 こ の 方 法 は、 GDB スタブでアプリケーションを実 行 し ている ターゲ ッ ト への 接 続 に 使 用 される 方 法 の 拡 張 です。 以 下 の 図 に 例 を 示します。JTAGOSGDBserverGDB EthernetIPEthernetDCC (DCC IP図 9-4 GDBserver 接 続この 方 法 では、 IP パケッ ト を 標 準 の GDB プ ロ ト コル と 並 行 し て 同 じ リ ン ク で 伝 送 できます。9.12.1 GDBserver のシナリオGDBserver 接 続 方 法 を 使 用 し て、 Linux などの OS が 組 み 込 まれてい る ターゲ ッ ト のアプ リ ケーシ ョ ンをデバッグします。 この 場 合 は、 GDB サーバ (gdbserver) のインスタンスを 実 行 できます。 GDB サーバは、 GDB を 実 行 しているデバッグホス ト にTCP/IP 接 続 を 確 立 で き ます。 DCC ドライバは、<strong>ARM</strong> の Web サイ トから Linux OS のダウンロード として 入 手 できます。9.12.2 前 提 条 件GDBserver 接 続 方 法 を 使 用 する には• ターゲッ トへの GDB 接 続 では、 プ ロ セ ッ サを 起 動 する 前 に DCC と 仮 想Ethernet/TTY モード を 有 効 にし て く ださい。• ターゲッ ト OS が TCP/IP スタックと gdbserver を 実 行 している 必 要 があ り ます。• デバ ッ グハー ド ウ ェ アは 仮 想 Ethernet リンクを 使 用 して、 ターゲットプロセッサとホスト PC 間 のネ ッ ト ワーク ブ リ ッ ジ と し て 機 能 し ます。 ターゲ ッ ト 自 体に IP アドレスが 必 要 で、 固 定 アドレスにするか、 DHCP サーバから 入 手 し ます。 こ のア ド レ スは、 独 立 し たホ ス ト と し て 仮 想 Ethernet に 表 示 されます。9.12.3 手 順アプ リ ケーシ ョ ンが IP スタックを 使 用 している 場 合 は、 ブリ ッジド Ethernet 接 続 を介 して DCC で 通 信 でき ます。GDBserver 接 続 を 使 用 してアプ リ ケーシ ョ ンをデバッグするには1. ターゲッ ト ハード ウェア とデバッグハード ウェアユニッ ト に 電 源 を 入 れます。2. rviload ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 し て ターゲ ッ ト をダ ウ ン ロー ド し、 起 動 し ます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-18ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定3. Linux カーネルの 起 動 が 完 了 する と、 gdbserver を 次 のよ う に 開 始 し ます。~ # gdbserver localhost:portnum filenameここで 指 定 する TCP/IP ポー ト 番 号 は、 以 降 の GDB セッションから targetremote コマンドで 使 用 しなければならないポート 番 号 です。 また、 このポート番 号 が 別 のサービスで 使 用 されていないこ と を 確 認 して く ださい。9.12.4 関 連 項 目タスク• 組 み 込 み GDB サポー ト のないターゲッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲット GDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)• NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS) (9-20 ページ) .概 念• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ) .その 他 の 情 報• <strong>ARM</strong> ダウンロード、http://www.arm.com/products<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-19ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.13 NFS を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDB-NFS)こ れは、 デ ィ ープエンベデ ッ ド シ ス テムで ソ フ ト ウ ェ アを 開 発 する 場 合 や、 最 初 はCPU と RAM し か 機 能 し ていない 新 規 ターゲ ッ ト をデバ ッ グする 場 合 に 便 利 です。 この 種 の 接 続 は GDB-NFS 接 続 と 呼 ばれています。 次 の 図 は、 GDB-NFS 接 続 方 法 を 示しています。TelnetrviloadOSTelnetGDB5000, 5001,... EthernetEthernetDCC (DCC IP図 9-5 GDB-NFS 接 続たとえば、 Linux が 必 要 と する 最 小 I/O サポー ト は、 システムコン ソールとルー トファイルシステムです。 コンソールを GDB コマンド ラインコンソールに 接 続 し、 適切 な ド ラ イ バがあれば、 ブ リ ッ ジ と し て 機 能 するデバ ッ グハー ド ウ ェ ア を 使 用 し てNFS にルー ト フ ァ イルシステムをマウ ン ト できす。 または、 フ ァ イルシステム とカーネルを メ モ リ にロード して 起 動 し、 NFS ファイルシステムをマウントして 後 で共 有 で き る よ う に し ます。注DCC の 帯 域 幅 に 制 限 があ る ため、 こ のネ ッ ト ワー ク 接 続 はオフ ィ ス LAN ほど 高 速 ではあ り ません。9.13.1 手 順ターゲ ッ ト に 完 全 なオペレーテ ィ ングシ ス テムが 組 み 込 まれてい る 場 合 は、 フ ァ イルシステムを NFS にマウン ト でき ます。 この 場 合 は、 デバッ グハード ウ ェアがブリッジとして 機 能 します。GDB-NFS 接 続 を 使 用 してターゲッ ト をデバッグするには1. ターゲッ ト ハード ウェア とデバッグハード ウェアユニッ ト に 電 源 を 入 れます。2. rviload を 使 用 して Linux カーネルと uBoot イメージをロードします。 以 下 に 例を 示 し ます。./rviload --host=rvi5 -j1000000 -mVEC -a0 7fc0:uImage 1000000:u-boot.binReturn を 押 し ます。 u-boot のロード と Linux カーネルの 実 行 を 示 すメ ッセージが 表 示 されます。注これは、 MSDOS ユーザに と っては rviload.exe と 似 ています。3. 次 のコマン ド を 使 用 し て、 NFS がエク スポー ト したディ レ ク ト リ をマウン ト します。~ # mount -t nfs -n client_IP_address:/exported_directory /mnt<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-20ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.13.2 関 連 項 目タスク• 組 み 込 み GDB サポー ト のないターゲッ ト への 接 続 (<strong>RVI</strong>-GDB) (9-12 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し た ターゲ ッ ト GDB スタブへの 接 続 (ターゲット GDB 仮 想 Ethernet) (9-16 ページ)• gdbserver を 使 用 したターゲッ ト OS への 接 続 (GDBserver) (9-18 ページ) .概 念• デバ ッ グモー ド ご と の 接 続 方 法 (9-10 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ)• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-21ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.14 デバッ グハー ド ウ ェ アのリ モー ト GDB 接 続 の 準 備デバ ッ グハー ド ウ ェ アが GDB 接 続 を 受 け 入 れ、 GDB セッションと 通 信 できるよ うにするには、 以 下 の 操 作 が 必 要 です。1. 開 発 シ ス テム 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ン フ ァ イ ルを 作成 します。2. rvigdbconfig コマン ド ラ インユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 して 以 下 を 指 定 し ます。• 手 順 1 で 作 成 し たデバッ グハード ウ ェア コ ンフ ィ ギュ レーシ ョ ンフ ァ イル• 必 要 な 場 合 は DCC パラ メータ3. GDB は 以 下 の 目 的 で 使 用 し ます。• 必 要 に 応 じ て イ メ ージシンボルを ロー ド する• プロセッサに 接 続 するシ ス テムに 複 数 のプ ロ セ ッ サがあ る 場 合 は、 ポー ト 番 号 を 指 定 する 必 要 があ ります。9.14.1 関 連 項 目タスク• リモート GDB セ ッ シ ョ ンか ら の 接 続 方 法 (9-9 ページ)• GDB からデバッグハードウェアを 介 したターゲッ トへの 接 続 (9-23 ページ)• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ) .概 念• GDB を 使 用 し てデバッ グするためのデバッ グハード ウ ェアの 設 定 について(9-3 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ)• GDB とデバッグハードウェアを 使 用 したマルチプロセッサのデバッグ(9-35 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ)• rvigdbconfig コマンド 構 文 (9-28 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-22ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.15 GDB からデバ ッ グハー ド ウ ェ アを 介 し た タ ーゲ ッ ト への 接 続GDB か ら ターゲ ッ ト に 接 続 する には、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アが ターゲ ッ ト デバ イ スを 認 識 する よ う に 設 定 する 必 要 があ り ます。 それには、 rvigdbconfig を 使 用 してデバ ッ グハー ド ウ ェ アにス キ ャ ンチェ イ ンの 詳 細 を 設 定 し ます。 次 に GDB をプロセッサに 接 続 し ます。GDB か ら ターゲ ッ ト に 接 続 する には1. ターゲッ ト ハード ウェア とデバッグハード ウェアユニッ ト に 電 源 を 入 れます。2. RVConfig を 起 動 し、 プロセッサを 設 定 し ます。3. rvigdbconfig を 実 行 し、 適 切 な rvc ファイルを 次 のように 指 定 します。rvigdbconfig –f rvi.rvc4. GDB を 起 動 し、 必 要 に 応 じてシンボルをロード し、 (この 例 ではデバッグハードウェアのポート 4000 を 使 用 して) 最 初 のプロセッサに 接 続 します。arm-elf-gdb(gdb) file demo.elf(gdb) target remote rvi5:4000Remote debugging using rvi5:40000x00000000 in $a ()(gdb)これで GDB がプ ロ セ ッ サに 接 続 する ので、 イ メ ージを ロー ド し てデバ ッ グできます。9.15.1 関 連 項 目タスク• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 起 動 (2-3 ページ)• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ)• rvigdbconfig コマンド 構 文 (9-28 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-23ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.16 DCC のパラ メ ー タの 設 定Ethernet ブ リ ッ ジはデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 受 信 パケ ッ ト を 調 べ、 どれがデバ ッ グハー ド ウ ェ ア 行 き で、 どれが ターゲ ッ ト 行 き かを 判 別 し ます。 そには、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アがターゲ ッ ト のパラ メ ータ であ る IP アドレス、 サブネッ トマスク、 デフォル ト ゲー ト ウェ イを 知 っていなければなません。 これらのパラ メータは 通 常DHCP を 通 して 決 定 されます。 つま り、 ターゲッ ト が 設 定 を 要 求 し、 サーバがネット ワー ク 経 由 でそれを 提 供 ます。 こ の 場 合 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはパ ラ メ ータ が含 まれた 着 信 DHCP パケ ッ ト を イ ン ターセプ ト し、 自 動 的 に 正 し く 設 定 でき ます。ただし、 スタテ ィ ッ ク IP ア ド レスを 使 用 してターゲッ ト を 設 定 する こ と も 可 能 です。この 場 合 は、 インターセプトする DHCP トランザクションがなく、デバッグハードウ ェ アが ターゲ ッ ト の 設 定 を 判 別 する 手 段 があ り ません。 正 し く 動 作 させる には、デバッグハード ウェアでこれらのパラ メータを 設 定 る 必 要 があ り ます。DCC Ethernet ブリッジは rvigdbconfig コマンドで 設 定 できます。DCC モード を 使 用 する と き には、 適 切 なパ ラ メ ータ を 設 定 する 必 要 があ り ます。rviload を 使 用 する 場 合 は、 DCC モード を VEC か VEP に 設 定 する 必 要 があ り ます。注Ethernet ブリッジが 実 行 しているときも、(DHCP と NFS を 含 め) 通 常 の LAN サービスにアクセスできます。9.16.1 DCC のパラ メ ー タの 設 定 例rvigdbconfig –f rvi.rvc -d 1:2は、 コマン ド はデバイ ス 1 (ス キ ャ ンチェ イ ンの 最 初 のデバ イ ス) を DCC モード 2に 設 定 し ます。その 他 のデバイ ス も 同 様 に 設 定 し ます。 以 下 に 例 を 示 し ます。rvigdbconfig –f rvi.rvc -d 1:2 -d 2:2は、 デバイ ス 1 と 2 をモード 2 に 設 定 し ます。スタティック IP 設 定 の IP パラ メータは 次 のよ うに 設 定 します。rvigdbconfig –f rvi.rvc –d 1:2 –s 1:10.0.0.10:255.255.255.0:10.0.0.1これは、 IP アドレス10.0.0.10、 サブネットマスク 255.255.255.0、 デフォルトゲートウェイ 10.0.0.1 でデバイ ス 1 が DCC モード 2 を 使 用 する よ う に 設 定 し ます。 こ の 形式 は、 必 要 に 応 じ て 複 数 のプロセ ッ サの 設 定 に 使 用 でき ます。 以 下 に 例 を 示 し ます。rvigdbconfig –f rvi.rvc –d 1:2 –d 2:2 –s 1:10.0.0.10:255.255.255.0:10.0.0.1 –s2:10.0.0.11:255.255.255.0:10.0.0.19.16.2 関 連 項 目タスク• 仮 想 Ethernet でのターゲッ ト プロセッサの 設 定 (5-55 ページ)• GDB スタブを 使 用 したターゲッ トへの 接 続 (ターゲッ ト GDB) (9-14 ページ)• GDB からデバッグハードウェアを 介 したターゲッ トへの 接 続 (9-23 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-24ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定概 念• DCC と 割 り 込 み (9-26 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ)• rvigdbconfig コマンド 構 文 (9-28 ページ)• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-25ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.17 DCC と 割 り 込 みDCC 割 り 込 みの 使 用 は、 仮 想 Ethernet/TTY モー ド を 使 用 し てい る 場 合 に、 速 度 と 密接 な 関 係 があ り ます。 可 能 であれば、 DCC 割 り 込 みをターゲッ トの 割 り 込 みシステムに 結 合 し て、 読 み 出 し と 書 き 込 みの 割 り 込 みを 個 別 に 有 効 / 無 効 にで き る 必 要 があります。注<strong>ARM</strong> ド ラ イバを 使 用 し てい る 場 合 、 こ れはカーネルを 設 定 する と き に 選 択 する 必 要のあ る 設 定 項 目 です。デバ ッ グハー ド ウ ェ アは JTAG を 使 用 してデバッグ 操 作 を 制 御 し、JTAG は DCC を 介し たデータ の 送 受 信 に 使 用 さ れます。 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはターゲ ッ ト JTAG をポー リ ング し てステータ ス を 確 認 し ます。• 割 り 込 みを 使 用 していると、データが DCC レジスタに 書 き 込 まれる と き、 またはそ こ か らデータ が 読 み 出 さ れる と きに ターゲ ッ ト に 割 り 込 みが 発 し ます。 これによってターゲッ ト はデータを 迅 速 に 処 理 し、 通 常 の 処 理 を 続 行 できます。• 割 り 込 みを 使 用 で き ない 場 合 、 ターゲ ッ ト は 定 期 的 に DCC レジスタをポーリ ング し て 新 し いデータ がないか 確 認 する 必 要 があ り ます。 つま り 、 ターゲ ッ ト はデータ がない と き も レ ジ ス タ をチェ ッ ク し て 時 間 を 無 駄 遣 い し ます。 その 後 のデータは、 次 のポー リ ン グで し か 検 出 さ れません。デバ ッ グハー ド ウ ェ アは、 DCC に 転 送 するデータや DCC か ら 転 送 するデータ があ ることを 検 知 すると、 事 前 に 定 義 された 限 度 までできるだけ 多 くのードを 1 つのバース ト と し て 転 送 し よ う と し ます。 ただ し、 ターゲ ッ ト がそれ 以 上 のデータ を 送 信 していない 場 合 や 転 送 レ ジ ス タ を 空 に し た 場 合 、 デバ ッ グハー ド ウ ェ アはそのバーストを 中 断 して、 実 行 ステータスと DCC のポー リ ングを 開 始 し ます。9.17.1 関 連 項 目タスク• GDB からデバッグハードウェアを 介 したターゲッ トへの 接 続 (9-23 ページ)• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ) .参 照• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの TCP/IP ポー ト 番 号 (9-6 ページ)• DCC モード (9-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-26ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.18 完 全 なシステムのロー ド と ブー ト完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト が コ マン ド ラ イ ンで 可 能 で、 デバ ッ グハー ド ウ ェアユニ ッ ト を 制 御 する ために GDB やサポー ト されているデバッ を 実 行 する 必 要 はありません。コマンド ラ インで 完 全 なシステムのロード とブート を 実 行 するには、 以 下 のコマンドを 使 用 します。• rviload• <strong>RVI</strong>ahbload• <strong>RVI</strong>vec.9.18.1 関 連 項 目タスク• リモート GDB セ ッ シ ョ ンか ら の 接 続 方 法 (9-9 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ モー ト GDB 接 続 の 準 備 (9-22 ページ) .概 念• GDB を 使 用 し てデバッ グするためのデバッ グハード ウ ェアの 設 定 について(9-3 ページ)• GDB とデバッグハードウェアを 使 用 したマルチプロセッサのデバッグ(9-35 ページ) .参 照• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ)• <strong>RVI</strong>ahbload コマンド 構 文 (9-31 ページ)• <strong>RVI</strong>vec コマンド 構 文 (9-33 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-27ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.19 rvigdbconfig コマンド 構 文rvigdbconfig を 使 用 する と 、 GDB を 使 用 してデバッグできるよ うにデバッグハードウェアを 設 定 できます。9.19.1 構 文rvigdbconfig [-h] [-v] [-d DEVICE:MODE] [-s DEVICE:IP-CONFIG] [-f RVC-FILE]-d DEVICE:MODEデバイ ス DEVICE の DCC モード を MODE に 設 定 し ます。 MODE は 次 のいずれかにな り ます。0 なし ( 生 DCC)1 リダイレクトされた 生 DCC2 DCC を 介 した 仮 想 Ethernet-f RVC-FILE スキャンチェインの 設 定 を RVC-FILE からロードします。-h コマンドのヘルプを 表 示 します。-s DEVICE:IP-CONFIGデバイ ス DEVICE の DCC モード を MODE に 設 定 し ます。 IP-CONFIG はip-address:subnet-mask:default-gateway の 形 式 です。-v 進 行 状 況 メ ッ セージを 印 刷 し ます。9.19.2 例以 下 は rvigdbconfig の 使 用 例 です。rvigdbconfig –f rvi.rvc -d 1:2デバイ ス 1 (スキャンチェインの 最 初 のデバイス) を DCC モード 2 に 設定 します。rvigdbconfig –f rvi.rvc -d 1:2 -d 2:2デバイ ス 1 と 2 をモード 2 に 設 定 し ます。rvigdbconfig –f rvi.rvc –d 1:2 –s 1:10.0.0.10:255.255.255.0:10.0.0.1スタティック IP 設 定 の IP パ ラ メ ータ を 設 定 し ます。 こ れは、 IP アドレス 10.0.0.10、 サブネットマスク 255.255.255.0、 デフォルトゲートウェイ10.0.0.1 でデバイ ス 1 が DCC モード 2 を 使 用 する よ う に 設 定 し ます。rvigdbconfig –f rvi.rvc –d 1:2 –d 2:2 –s 1:10.0.0.10:255.255.255.0:10.0.0.1 –s2:10.0.0.11:255.255.255.0:10.0.0.1複 数 のプ ロ セ ッ サの IP パラ メータを 設 定 します。9.19.3 関 連 項 目タスク• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ) .参 照• DCC モード (9-7 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-28ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.20 rviload コマンド 構 文rviload を 使 用 する と、 指 定 したデバッグハード ウェアユニッ ト から ターゲッ ト ボード に 特 定 のバイ ナ リ フ ァ イルを ロー ド で き ます。9.20.1 構 文rviload [options]... address:file [address:file]...address:file ターゲッ ト メモリ アドレス address に 16 進 数 で ロー ド する 生 バイ ナ リファイル file。--autoconfig=DELAYス キ ャ ンチェ イ ン を 自 動 設 定 し てか ら、 DELAY で 指 定 し た 秒 数 待 ちます。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -a DELAY--check書 き 込 まれる メモリ をチェ ッ ク します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -c--devnum=DEVNUMJTAG スキャンチェインのデバイス 番 号 (デフォルト 1)。 デバ イ ス 0 はデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 指 すので、 0 より 大 きいデバイスのみ指 定 き ます。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -d DEVNUM--help--host=HOST--jtagclockコマンドのヘルプを 表 示 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -hデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のホ ス ト IP アドレス / 名 前 。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -H HOSTJTAG ク ロ ッ ク 速 度 (Hz 単 位 )、 0== ‘RTCK’ (デフォルト 10MHz)。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -s--jump=JUMPTOロード 後 にこの (16 進 数 ) ア ド レ スか ら 実 行 を 開 始 し ます。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -j JUMPTO--dccmode=MODE特 定 の MODE でデバッ グ 通 信 を 可 能 にし、 次 のいずれかでなければな り ません。DCC クライアントからの 生 DCC。 ターゲットで DCC レジスタを 終了 したと き と 同 じ 処 理 されていない 生 データで、 ク ライアントにフィードされます。DCP ポー ト 範 囲 5000 から TCP/IP ポー ト を 通 る 生 DCC。 指 定 したポー ト 範 囲 の TCP/IP ポー ト にフ ィ ード される 生 データ。VEC クライアントから tty チ ャ ネルを 使 用 する 仮 想 Ethernet/TTY。VEP ポー ト 範 囲 5000 から tty チ ャ ネルを 使 用 する Ethernet/TTY。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-29ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定rviload の DCC モード は VEP や VEC などの 3 文 字 のモー ド 名 を 使 用 し て指 定 し ますが、 rvigdbconfig の DCC モード は 0、 1、 2 などのモード 番 号で 指 定 し ます。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -m MODE--page=PAGE--quiet--rule=RULEターゲ ッ ト の メ モ リ ページ 番 号 。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -p PAGEメ ッ セージ を 印 刷 し ません。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -qターゲッ トのルールコード。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -r RULE9.20.2 例Cygwin バッシュまたは Red Hat Linux シェルから rviload ユーテ ィ リ テ ィ を 使 用 するには、 次 のよ う に 入 力 し ます。$ rviload [option]... address:file [address:file]...以 下 に 例 を 示 し ます。rviload --host=192.168.1.200 -s0 -j7300000 -mVEC -a0 7300000:C:\DEMOS\Linux_<strong>RVI</strong>_DCC\vp-boot.bin9.20.3 関 連 項 目タスク• DCC のパラ メータの 設 定 (9-24 ページ) .参 照• <strong>RVI</strong>ahbload コマンド 構 文 (9-31 ページ)• <strong>RVI</strong>vec コマンド 構 文 (9-33 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-30ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.21 <strong>RVI</strong>ahbload コマンド 構 文<strong>RVI</strong>ahbload は、 シ ステムバスにブ リ ッ ジ される ア ク セスポー ト を 使 用 し、 これはAdvanced High-performance Bus (AHB) または Advanced Extensible Interface (AXI) です。 こ の 直 接 ルー ト に よ って 速 度 が 向 上 し ますが、 さ ら に 複 雑 化 する こ と を 考 慮 する 必 要 があ り ます。 た と えば、 ロー ド は 物 理 メ モ リ マプで 実 行 さ れます。ロードするファ イルを rviload と 同 様 に、-bin addr:binary file を 使 用 し て 指 定 する か、一 定 の 場 所 (--elf file.elf) にロードする ELF フ ァ イルを 指 定 で き ます。 接 続 先 のデバ ッ グユニ ッ ト は、 .rvc ファイルで 指 定 し、rviload の 場 合 のよ う にア ド レ スやホスト 名 を 入 力 する こ とはできません。 フ ァ イルがダウンロード される と、 -jump オプシ ョ ン を 使 用 し て ターゲ ッ ト の 実 行 を 開 始 し ます。 ただ し、 こ れに 成 功 する には、デバイ スが 実 行 をサポー ト し ていなければな り ません。9.21.1 構 文<strong>RVI</strong>ahbload [options]--bin address:file指 定 し た (16 進 数 ) ア ド レ スにあ る イ メ ージフ ァ イルを ロー ド し ます。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -i address:file--bus busnum検 出 さ れた AHB バスをオーバーラ イ ド してダウンロードに 使 用 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -b busnum--config RVCfile使 用 する .rvc コンフィギュレーションファイルの 完 全 パスを 指 定 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -f RVCfile--devnum deviceダ ウ ン ロー ド に 使 用 するデバ イ ス。 デフ ォル ト 1。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -d device--elf filenameロードする Elf ファイル。-i と 同 時 に 入 力 する こ と はでき ません。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -e filename--helpコマンドのヘルプを 表 示 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -h--jump addressデバイ スがサポー ト し ている 場 合 は、 ロー ド 後 に こ の (16 進 数 ) ア ドレスから 実 行 を 開 始 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -j address<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-31ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.21.2 例以 下 は <strong>RVI</strong>ahbload の 使 用 例 です。<strong>RVI</strong>ahbdownload -f rvi.rvc -i 8000:myprog.bin -d3 -b1 -j 0x8000これはバス 1 を 使 用 してバイナ リ フ ァ イル myprog.bin をデバイ ス 3 のアドレス 0x8000 にロード し、 実 行 を 開 始 し ます。<strong>RVI</strong>ahbdownload --file rvi2.rvc --elf my.elfこれは ELF ファイル my.elf をターゲッ トにロードし、 デフォルトでAHB バスを 選 択 します。9.21.3 関 連 項 目参 照• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ)• <strong>RVI</strong>vec コマンド 構 文 (9-33 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-32ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.22 <strong>RVI</strong>vec コマンド 構 文<strong>RVI</strong>vec は、 デバイ スへの 仮 想 Ethernet 接 続 を 可 能 に し ます。 <strong>RVI</strong>vec はパッ シブ 接 続 を使 用 する ので、 両 方 のアプ リ ケーシ ョ ンが 同 じ .rvc ファイルを 使 用 している 限 り、デバ ッ ガや 他 のアプ リ ケーシ ョ ン と 同 時 にデバイ スに 接 続 で き ます。 デバイ スの 実行 を 開 始 したデバッガが 終 了 した 後 でも、 <strong>RVI</strong>vec がまだ 実 行 している 限 り、 仮 想Ethernet 接 続 は 維 持 さ れます。9.22.1 構 文<strong>RVI</strong>vec [options]--config RVCfile使 用 する .rvc コンフィギュレーションファイルの 完 全 パスを 指 定 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -f RVCfile--devnum device接 続 先 のデバイ ス。 デフ ォル ト 1。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -d device--helpコマンドのヘルプを 表 示 します。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -h--jump addressオプシ ョ ン。 この (16 進 数 ) ア ド レ スか ら プ ロ セ ッ サを 開 始 し ます。注つま り パッ シブ 接 続 を 使 用 できないので、 このオプシ ョ ンはデバッガや他 のアプ リ ケーシ ョ ンが 実 行 し てい る 間 の 接 続 を 抑 制 し ます。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -j address--mode mode--verboserviload の 場 合 と 同 様 に、 mode は VEC または VEP です。 デフ ォル ト はVEC です。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -m modeオプション。 このオプションは、デバッグハードウェアユニットから 返さ れる 非 同 期 メ ッ セージを <strong>RVI</strong>vec がポー リ ングし、 それらを stdout に 表示 する と い う 意 味 です。同 じ 意 味 のオプシ ョ ン 構 文 : -v9.22.2 例通 常 、 (rvd、 rviload、 または rviahbload を 使 用 して) イ メージが 最 初 にターゲッ ト にロード され、 実 行 を 開 始 します。 以 下 に 例 を 示 します。<strong>RVI</strong>vec -f rvi.rvc<strong>RVI</strong> virtual ethernet utility.Started channel 0x504344.Virtual ethernet enabled.Hitreturn to quit.<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-33ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.22.3 関 連 項 目参 照• rviload コマンド 構 文 (9-29 ページ)• <strong>RVI</strong>ahbload コマンド 構 文 (9-31 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-34ID 081611Non-Confidential


GDB 用 のデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定9.23 GDB と デバ ッ グハー ド ウ ェ アを 使 用 し たマルチプ ロセ ッ サのデバ ッ グデバッグハードウェアは 複 数 のターゲッ トのデバッグを 同 時 に 同 期 しながら 実 行 できます。 ただし、 GDB はマルチプロセッサのデバッ グを 直 接 にはサポー ト していません。注GDB を 使 用 し たマルチプロセ ッ サのデバッ グは 可 能 ですが、 複 数 のプロセ ッ サは 上位 ツールを 使 用 してデバッグする こ と をお 勧 めし ます。9.23.1 複 数 プロセ ッ サへの 接 続 の 割 り 当 て複 数 の ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サに 接 続 する 場 合 、 ポー ト 5000、 5001、 ... での 接 続 がデバッグハードウェアによって 割 り 当 てられます。 つまり、 リダイク ト された 仮 想DCC に、 GDB 停 止 モー ド のデバ ッ グ と 同 様 に 各 デバ イ スのポー ト が 割 り 当 て ら れます。 ポー ト 範 囲 はポー ト 5000 か ら 開 始 する ので 仮 想 Ethernet またはリダイレク ト された 最 初 のデバイ スの 生 DCC がポー ト 5000、 2 番 目 のデバイ スがポー ト 5000 のよ うに 順 に 表 示 されます。9.23.2 複 数 のタ ーゲ ッ ト を GDB でデバ ッ グする と きの 注 意 事 項複 数 の ターゲ ッ ト を GDB でデバッ グする 場 合 は、 以 下 の 点 に 注 意 し て く ださい。• GDB を 使 用 してマルチプロセッサをデバッグするには、 複 数 のコマン ド ウ ィ ンドウ (Xterms な ど) を 開 く 必 要 があ り ます。 接 続 する 各 ターゲ ッ ト に GDBセッションが 1 つでなければな り ません。• デバ ッ グハー ド ウ ェ アのス キ ャ ンチェ イ ンに 複 数 のターゲ ッ ト があ る 場 合 は、以 下 の よ う に 処 理 さ れます。— ターゲッ ト プロセッサに 0 から 連 番 が 付 く— DCC で 使 用 可 能 な 帯 域 幅 はすべての ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サ 間 で 共 有 さ れる— すべての ターゲ ッ ト プ ロ セ ッ サ と の 通 信 に 単 一 の JTAG チェインが 使 用 される9.23.3 関 連 項 目タスク• リモート GDB セ ッ シ ョ ンか ら の 接 続 方 法 (9-9 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アの リ モー ト GDB 接 続 の 準 備 (9-22 ページ)• 完 全 なシ ス テムの ロー ド と ブー ト (9-27 ページ) .概 念• GDB を 使 用 し てデバッ グするためのデバッ グハード ウ ェアの 設 定 について(9-3 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 9-35ID 081611Non-Confidential


第 10 章デバッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィングデバッグハードウェアユニッ トに 接 続 しよ う としたときや、 ファームウェアをアップグレー ド し よ う と し た と き に 問 題 が 発 生 し た 場 合 は、 以 下 のピ ッ ク を 参 照 し て く だ さ い。• 複 数 のプ ロ グ ラ ムがス キ ャ ン し よ う と する (10-2 ページ)• USB サーバにア ク セスでき ない (10-3 ページ)• 接 続 タ イ ムア ウ ト (10-4 ページ)• 他 のア ク テ ィ ブな 接 続 (10-5 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト が リ ス ト に 含 まれていない (10-6 ページ)• RVConfig で 自 動 設 定 ボ タ ンが 無 効 になってい る (10-7 ページ)• RVConfig で 削 除 ボタ ンが 無 効 になっている (10-8 ページ)• ファームウェアアップグレードのインストールに 関 するトラブルシューティング(10-9 ページ)• スキャンチェインの 自 動 設 定 に 関 する ト ラブルシューティング (10-11 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-1ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.1 複 数 のプ ログラムがスキャ ン し よ う と するデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 検 出 する ために TCP/IP ネッ ト ワークや USB ポー トをスキャンできるのは、 ホス ト コンピュータ 1 台 につき 1 つのプロ グ ラ ムだけです。別 の 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ がス キ ャ ン し てい る 場 合 は、 以 下 のエ ラー メ ッ セージが 表示 されます。図 10-1 別 のプ ログ ラムがスキャ ン し ている 場 合 のエ ラー メ ッ セージ他 の 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ のスキ ャ ンを 中 止 する 必 要 があ り ます。 その 場 合 は、 スキ ャ ン を 中 止 する 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の [Scan] ボタンをク リ ックするか、 [<strong>RVI</strong>]メニューの [Stop Scan] を 選 択 し ます。10.1.1 関 連 項 目タスク• 使 用 可 能 なデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のス キ ャ ン (2-5 ページ) .• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト への 接 続 (2-8 ページ) .概 念• USB サーバにア ク セスできない (10-3 ページ)• 接 続 タ イ ムア ウ ト (10-4 ページ)• 他 のア ク テ ィ ブな 接 続 (10-5 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-2ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.2 USB サーバにア クセスできないRVConfig と USB サーバアプ リ ケーシ ョ ン 間 で 通 信 エラーが 発 生 し た 場 合 は、 以 下 のエラーメ ッセージが 表 示 されます。図 10-2 USB デバイスが 見 つから ないと きのエ ラー メ ッ セージ以 下 の 理 由 で USB サーバにア ク セスでき ない 可 能 性 があ り ます。• USB ドライバがロードされなかった。 この 場 合 は、 ホストソフトウェアを 再 インス トールしなければならない 可 能 性 があります。• USB サーバアプ リ ケーシ ョ ンが 機 能 し ていない。 こ の 場 合 は、 USB サーバプロセス を 強 制 終 了 し て RVConfig を 再 起 動 し ます。注USB 接 続 を 使 用 し ない 場 合 は、 TCP/IP 接 続 でデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト を 使 用し ます。 こ の 操 作 を まだ 行 っていない 場 合 は、 以 下 の 手 順 を 実 行 ます。1. ユニッ ト をネッ ト ワークに 接 続 します。2. ユニッ ト のネッ ト ワーク 設 定 を 指 定 します。10.2.1 関 連 項 目タスク• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ) .概 念• ネッ ト ワーク 設 定 について (3-2 ページ)• 複 数 のプ ロ グ ラ ムがス キ ャ ン し よ う と する (10-2 ページ)• 接 続 タ イ ムア ウ ト (10-4 ページ)• 他 のア ク テ ィ ブな 接 続 (10-5 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-3ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.3 接 続 タ イムアウ トTCP/IP 接 続 を 確 立 する ためのデフ ォル ト の タ イ ムア ウ ト は 5 秒 です。 デバッ グハード ウェアユニッ ト を 接 続 しよ う と して 何 度 もタイムアウ トになる 場 合 は、 この 設 定を 変 更 し ます。 その 場 合 は、 以 下 の 手 順 に 従 います。1. 環 境 変 数 <strong>RVI</strong>_COMMS_CONNECT_TIMEOUT がまだ 存 在 していない 場 合 は、 これを 作 成 します。2. こ の 変 数 の 値 を 適 切 な タ イ ムア ウ ト ( 秒 ) に 設 定 し ます。 こ れは 0 ~ 120 の 整数 とします。環 境 変 数 の 作 成 方 法 と 設 定 方 法 の 詳 細 については、 ホ ス ト コ ン ピ ュータ に 付 属 し ているオペレーティングシステムのマニュアルを 参 照 してください。注TCP/IP レ イ テンシがデバ ッ ガの 応 答 時 間 と パフ ォーマン スに 影 響 する 可 能 性 があ ることに 注 意 してください。10.3.1 関 連 項 目概 念• 複 数 のプ ロ グ ラ ムがス キ ャ ン し よ う と する (10-2 ページ)• USB サーバにア ク セスできない (10-3 ページ)• 他 のア ク テ ィ ブな 接 続 (10-5 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-4ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.4 他 のア ク テ ィ ブな 接 続ア ク テ ィ ブな 接 続 のあ るデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト に 接 続 し た 場 合 は、 以 下 のエラーメ ッセージが 表 示 されます。図 10-3 他 の 接 続 がア ク テ ィ ブな 場 合 のエ ラー続 行 する と 、 加 えた 変 更 が こ れら の 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ の 正 し い 動 作 を 妨 害 する 可能 性 があ り ます。 以 下 のいずれかを 行 っ て く だ さ い。• こ の 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を 使 い 続 け るには、 他 の 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ が 切 断 されている こ と を 確 認 してから [Yes] をクリ ックします。• こ の 設 定 ユーテ ィ リ テ ィ を 終 了 し、 後 で も う 一 度 実 行 するには、 [No] をクリックします。10.4.1 関 連 項 目概 念• 複 数 のプ ロ グ ラ ムがス キ ャ ン し よ う と する (10-2 ページ)• USB サーバにア ク セスできない (10-3 ページ)• 接 続 タ イ ムア ウ ト (10-4 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-5ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.5 デバッグハードウェアユニッ トがリス ト に 含 まれていないデバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト がデバ ッ グハー ド ウ ェ アユーテ ィ リ テ ィ の リ ス ト に表 示 さ れない 場 合 は、 以 下 の 理 由 が 考 え ら れます。• ユニッ ト が PC と 異 な る サブネ ッ ト 上 にあ る。 こ の 場 合 は、 ユニ ッ ト の IP アドレ スかホ ス ト 名 を 入 手 し、 使 用 し てい る ユーテ ィ リ テ ィ の [IP Address / HostName] フィールドに 値 を 入 力 します。• ユニットがネットワークで 使 用 できるように 設 定 されていない。ネットワークの 設 定 権 限 があ る 場 合 は、 こ れを 指 定 し ます。 権 限 がない 場 合 は、 ニ ッ ト の 責任 者 に 連 絡 し ます。• ユニットが 正 しくブートしない。ユニットを 再 起 動 します。ユニットが PC と同 じサブネッ ト 上 にある 場 合 は、 再 起 動 に 成 功 したと きユニッ トのリ ス トに 表示 されます。10.5.1 関 連 項 目タスク• 正 しいネッ ト ワーク 設 定 の 確 認 (3-3 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト のネ ッ ト ワーク 設 定 (3-10 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-6ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.6 RVConfig で 自 動 設 定 ボ タ ンが 無 効 にな っ ているデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定 にプ ラ ッ ト フ ォーム を 割 り 当 てている 場 合 は、RVConfig で [Auto Configure] ボタンが 無 効 になっています。ス キ ャ ンチェ イ ン を も う 一 度 自 動 設 定 する 場 合 は、 以 下 の 手 順 を 実 行 し ます。1. [Clear Platform] をクリ ックします。2. [Auto Configure] をク リ ックします。10.6.1 関 連 項 目タスク• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 (5-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンか ら のプ ラ ッ ト フ ォームの 割 り当 てのク リ ア (5-47 ページ) .• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-7ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.7 RVConfig で 削 除 ボ タ ンが 無 効 にな っ ているデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 設 定 にプ ラ ッ ト フ ォーム を 割 り 当 てている 場 合 は、RVConfig で [Remove] ボタンが 無 効 になっています。ス キ ャ ンチェ イ ンか らデバイ ス を 削 除 する には、 以 下 の 手 順 を 実 行 し ます。1. [Clear Platform] をクリ ックします。2. 以 下 のいずれかを 実 行 し て 下 さ い。• ス キ ャ ンチェ イ ン を も う 一 度 自 動 設 定 し ます。• 保 持 するデバイスのみを 手 動 で 追 加 します。10.7.1 関 連 項 目タスク• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 (5-12 ページ)• デバ ッ グハー ド ウ ェ ア コ ン フ ィ ギ ュ レーシ ョ ンか ら のプ ラ ッ ト フ ォームの 割 り当 てのク リ ア (5-47 ページ) .• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-8ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.8 ファームウェアアップグレードのインストールに 関 するトラブルシューティングフ ァーム ウ ェ アのパ ッ チの イ ン ス ト ール 中 に 発 生 する 主 なエ ラータ イ プは、 以 下 のとおりです。10.8.1 バージ ョ ンの 問 題パッチがソフ ト ウェアの 特 定 の major.minor リリースバージョンをターゲットとしている。 以 下 のよ うなコンポーネン トが 含 まれています。• ターゲッ ト ソフ ト ウェアにない 新 しいコンポーネン ト• 既 にターゲ ッ ト ソ フ ト ウ ェ アにあ る コ ンポーネン ト の 更 新パ ッ チの イ ン ス ト ールに 問 題 があ る 場 合 は、 以 下 の よ う なダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表示 されて 問 題 を 知 らせます。• パッチのターゲッ トが、 インス トールされていないソフ ト ウェアのバージョ ンであれば、 以 下 の 図 のよ う なダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表 示 されます。図 10-4 インス トールされていないソフ ト ウェアのパッチをインス トールしよ う と したときのエラーこの 場 合 、 パッチはインス トールされず、 デバッグハードウェアユニッ トのソフトウェアは 変 更 されません。 インストールされているファームウェアバージョンのパッチであることを 確 認 してください。• パッチに 新 しいコンポーネン トやコンポーネン トの 更 新 が 含 まれていない 場 合は ( 通 常 は、 これよ り 新 しいパッ チがイ ン ス ト ール 済 みであ るため、 以 下 の 図のよ うなダイアログボッ クスが 表 示 されます。図 10-5 新 しいコンポーネン トがないパッチをインストールしよう としたときのメ ッセージこのいずれかのダイアログボックスが 表 示 された 場 合 は、 [OK] をクリ ックしてください。10.8.2 ホス ト で フ ァ イル 操 作 中 のエ ラーホ ス ト でフ ァ イルを 操 作 し てい る と きにエ ラーが 発 生 し た 場 合 は、 以 下 の よ う なダイアログボックスが 表 示 されて 問 題 を 知 らせます。• コ ンパク ト フ ラ ッ シ ュにデータが 書 き 込 まれる 前 にエラーが 発 生 し た 場 合 は、以 下 の 図 の よ う なダ イ ア ロ グボ ッ ク スが 表 示 さ れます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-9ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング図 10-6 コンパクトフラッシュにデータが 書 き 込 まれる 前 のエラー[OK] を ク リ ッ ク し て イ ン ス ト ールを 再 開 し ます。• エ ラーの 発 生 時 に 一 部 のデータが 既 にコ ンパク ト フ ラ ッ シュに 書 き 込 まれている 場 合 は、 デバッグハード ウェアユニッ ト が 再 起 動 し、 インス トーの 失 敗 をクリ ーンア ッ プし てバッ ク ア ッ プ 済 みの 状 態 に 戻 し ます。 以 下 の 図 のよ う なダ イアログボックスが 表 示 されます。図 10-7 コ ンパク ト フ ラ ッ シ ュに 書 き 込 み 中 のエ ラー[OK] をク リ ッ ク します。 デバッグハード ウェアユニッ ト が 再 起 動 します。 これでイ ンス ト ールを 再 開 でき ます。10.8.3 関 連 項 目概 念• テンプレート とファームウェアファイルについて (4-2 ページ) .タスク• ソ フ ト ウ ェ アのバージ ョ ン 番 号 の 表 示 (4-4 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-10ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング10.9 スキャ ンチ ェ イ ンの 自 動 設 定 に 関 する ト ラ ブルシ ューテ ィ ングスキ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 中 に、 以 下 のいずれかのエラーが 表 示 される 可 能 性 があります。• デバ ッ グハー ド ウ ェ アが 電 源 が 入 っていないデバイ ス を 検 出 し た 場 合 は、 以 下の 図 に 示 すエラーが 表 示 されます。図 10-8 電 源 が 入 っ ていないデバイ スが 検 出 された と きのエ ラーこのエラーメ ッセージは、 ターゲッ トが JTAG リボンケーブルで 接 続 している場 合 、 低 電 圧 差 動 信 号 (LVDS) プ ローブが 接 続 し てい る と き にデバ ッ グハード ウ ェ アを 起 動 し た 場 合 、 ま たはデバ ッ グハー ド ウ ェ アの 起 動 後 にプ ローブを接 続 し て 使 用 し た 場 合 に も 表 示 さ れる こ と があ り ます。このエラーが 表 示 された 場 合 は、 以 下 のよ う に 処 理 し ます。— デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト と ターゲ ッ ト ハー ド ウ ェ ア 間 の JTAG 接 続を 調 べます。— すべてのデバ イ スに 電 源 が 供 給 さ れてい る こ と を 確 認 し ます。• デバ ッ グハー ド ウ ェ アがどのデバ イ ス も 識 別 で き ない 場 合 は、 以 下 の 図 に 示 すエラーが 表 示 されます。図 10-9 デバイ スが 検 出 されない と きのエ ラーこのエラーが 表 示 された 場 合 は、 以 下 のよ う に 処 理 し ます。— ターゲッ トがサポート していないデバイスがある 場 合 は、 スキャンチェインを 手 動 で 設 定 する。— ク ロ ッ ク 速 度 を 下 げて も う 一 度 自 動 設 定 を 実 行 し てみる。注ク ロ ッ ク 速 度 を 変 更 する と 、 ターゲ ッ ト ハー ド ウ ェ アの 電 源 を 入 れ 直 す 必要 が 生 じ る 可 能 性 があ り ます。• CoreSight システムの ROM テーブル 読 み 込 みフ ェーズでデバ イ スが 見 つか り ません。 ROM テーブルが 壊 れてい る 可 能 性 があ り ます。 ス キ ャ ンチェ イ ン を 手動 で 設 定 し て く ださい。• 現 在 の 設 定 でデバッ グハード ウ ェアユニ ッ ト と 通 信 を 確 立 できない 場 合 は、 以下 の 図 に 示 すエラーが 表 示 されます。<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-11ID 081611Non-Confidential


デバ ッ グハー ド ウ ェ アユニ ッ ト の ト ラ ブルシ ューテ ィ ング図 10-10 デバッ グハー ド ウ ェ ア と 通 信 できないと きのエ ラーこのエラーが 表 示 された 場 合 は、 設 定 ファイルに 記 述 されたデバッグハードウェアユニッ トがなくなっているか、 別 のネッ トワーク 設 定 を 使 用 し 設 定 されてい る 可 能 性 があ り ます。10.9.1 関 連 項 目タスク• ス キ ャ ンチェ イ ンの 自 動 設 定 (5-12 ページ)• スキャンチェインへのデバイスの 追 加 (5-13 ページ) .<strong>ARM</strong> DUI 0498DJ Copyright © 2010-2011 <strong>ARM</strong>. All rights reserved. 10-12ID 081611Non-Confidential

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