修士論文 - 東北大学
修士論文 - 東北大学
修士論文 - 東北大学
Create successful ePaper yourself
Turn your PDF publications into a flip-book with our unique Google optimized e-Paper software.
結論<br />
歯科衛生士と看護師の相互理解と連携を進めるためには、How to?ではなく<br />
Why?の教育が必要である。常に患者へ実践する行為の意味を考え、根拠あるケ<br />
アを提供しなければならないからだ。歯科衛生士が対象者(患者・生活者)を中<br />
心に考える考え方さえできれば、看護師だけでなく、多職種と連携が推進する。<br />
歯科衛生士は医科的な知識を学ぶ時間数を増やすことも必要かもしれないが、<br />
患者を丸ごと捉える歯科衛生過程をしっかりと展開できるようにし、今の患者<br />
の状態や段階を共通項で話せるようになることが必要である。これは臨床臨地<br />
実習の時間を有効に使うことで、実践できる と考えられる。目の前の患者を通<br />
じて、3 大業務のテクニックを学ぶだけでなく、患者そのものを捉えて健康に必<br />
要なための援助は何なのかを考えられる考え方が重要となる。<br />
37