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(SORST)パンフレット - 科学技術振興機構

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課 題 名 転 写 因 子 Cbfa1 による 関 節 軟 骨 の 再 生<br />

研 究 代 表 者<br />

小 守 壽 文 ● 大 阪 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 助 手<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 形 とはたらき」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 転 写 因 子 Cbfa1が 軟 骨 細 胞 の 成 熟 に 必 須 であるとともに、 最 終 的 に 骨 に 置 き 換 わる 成 長 軟 骨 、 又 は<br />

関 節 軟 骨 等 の 永 久 軟 骨 のどちらになるかを 決 定 する 重 要 な 因 子 であることを 解 明 した。<br />

本 研 究 課 題 では、このCbfa1のシグナル 伝 達 機 構 や 発 現 量 と 関 節 軟 骨 再 生 の 相 関 を 解 明 するとともに、 実 験 動 物 モデル<br />

においてドミナントネガティブ 型 Cbfa1を 組 み 込 んだアデノウィルスを 用 い 関 節 軟 骨 の 再 生 の 遺 伝 子 治 療 を 試 みる。 関 節 軟<br />

骨 の 再 生 技 術 により 中 高 齢 年 者 の 生 活 の 質 の 向 上 、 医 療 費 削 減 等 大 きな 社 会 的 貢 献 が 期 待 される。<br />

課 題 名 腫 瘍 血 管 を 選 択 的 に 破 壊 する 新 しい 遺 伝 子 治 療 法 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

高 橋 克 仁 ● 大 阪 府 立 成 人 病 センター 部 長<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 素 過 程 と 連 携 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 提 案 者 が 発 見 し、 血 管 平 滑 筋 の 分 化 マーカーとされるカルポニン 遺 伝 子 が 平 滑 筋 肉 腫 や 骨 肉 腫 細 胞<br />

等 で 発 現 していることを 見 出 した。また、ヘルペスウイルス 変 異 体 の 複 製 開 始 をカルポニンプロモーターで 制 御 することによ<br />

り 分 裂 増 殖 する 平 滑 筋 細 胞 だけを 選 択 的 に 破 壊 する 新 規 ウイルスベクターを 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、このカルポニンプロモーターで 制 御 されるベクターに 血 管 内 皮 細 胞 の 増 殖 抑 制 遺 伝 子 等 を 同 時 に 組 み<br />

込 むことで、がん 治 療 に 利 用 するための 新 規 ベクターを 作 製 する。この 新 規 ベクターの 臨 床 応 用 により、 腫 瘍 新 生 血 管 だ<br />

けを 選 択 的 に 破 壊 する 画 期 的 ながん 治 療 法 になることが 期 待 される。<br />

課 題 名 超 高 性 能 並 列 分 散 アーキテクチャに 関 する 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

山 㟢 信 行 ● 慶 應 義 塾 大 学 理 工 学 部 専 任 講 師<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 情 報 と 知 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ハードリアルタイム 通 信 とソフトリアルタイム 通 信 の 両 方 を 実 現 する「レスポンシブ・リンク」の 提 案 ・ 設 計 ・<br />

実 装 とマルチスレッド 型 のリアルタイムプロセッシングコアの 設 計 ・ 実 装 を 行 った。そして、それらを 融 合 して 通 信 と 処 理 を 共<br />

にリアルタイムに 行 うことが 可 能 なプロセッサ:RNPU(Real-time Networking and Processing Unit)を 実 現 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 成 果 をもとに、 高 い 演 算 性 能 と 通 信 性 能 の 両 方 を 実 現 する 並 列 分 散 アーキテクチャの 研 究 開<br />

発 を 行 う。さらにそれらを 複 数 個 接 続 した 超 高 性 能 並 列 分 散 コンピューティングシステムの 構 築 の 可 能 性 を 追 及 する。スー<br />

パーコンピュータ 以 上 の 演 算 性 能 を 安 価 に 実 現 出 来 るようになるため、 科 学 技 術 計 算 からアミューズメントに 至 るあらゆる 分<br />

野 における 技 術 革 新 が 期 待 出 来 る。<br />

<br />

課 題 名 脊 椎 動 物 の 多 能 性 細 胞 からの 器 官 ・ 組 織 形 成<br />

研 究 代 表 者<br />

浅 島 誠 ● 東 京 大 学 大 学 院 総 合 文 化 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 生 命 活 動 のプログラム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 両 生 類 の 未 分 化 細 胞 を 薬 剤 処 理 することにより、 正 常 胚 のそれとほぼ 同 じ 構 造 を 持 つ 器 官 や 組 織 を<br />

分 化 させることに 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 両 生 類 からほ 乳 類 への 発 展 を 試 み、マウスをターゲットとして 未 分 化 細 胞 から 三 次 元 構 造 を 持 つ 器 官<br />

や 組 織 を 作 ることを 目 指 す。<br />

課 題 名 ナノスケールの 触 媒 および 反 応 場 を 活 用 する 環 境 調 和 型 プロセスの 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

小 林 修 ● 東 京 大 学 大 学 院 薬 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 単 一 分 子 ・ 原 子 レベルの 反 応 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、いくつかの 重 要 な 反 応 系 について、マイクロカプセル 化 による 高 活 性 の 高 分 子 固 定 化 触 媒 の 開 発 、<br />

界 面 活 性 剤 を 用 いた 水 溶 媒 中 での 有 機 合 成 反 応 系 の 開 発 等 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、さまざまな 触 媒 のマイクロカプセル 化 や 界 面 活 性 剤 との 組 み 合 わせ 等 を 試 み、ナノスケールの 触 媒 及 び<br />

反 応 場 を 活 用 した 環 境 負 荷 の 少 ない 新 しい 有 機 合 成 工 業 への 展 開 を 図 る。

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