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(SORST)パンフレット - 科学技術振興機構

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趣 旨<br />

戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 等 の 研 究 課 題 のうち、 優 れた 成 果 が 期<br />

待 され、かつ 発 展 の 見 込 まれる 研 究 について、 当 初 の 研 究 開 発<br />

期 間 を 越 えて 切 れ 目 なく 研 究 を 継 続 することで、 今 後 の 科 学 技 術<br />

の 鍵 となる 大 きな 研 究 成 果 、または 将 来 実 用 化 が 見 込 まれる 研 究<br />

成 果 の 創 出 に 資 する 事 をねらいとします。<br />

関 連 事 業<br />

▪ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業<br />

(CREST、ERATO、ICORP、さきがけ、ACT-JST)<br />

ポイント 〜フレキシブルな 形 態 と 事 業 運 営 〜<br />

出 身 制 度 (CREST、ERATO、ICORP、さきがけ、ACT-JST)<br />

における 研 究 体 制 を 踏 まえ、 適 切 な 研 究 体 制 を 構 築 した 上 で 研 究<br />

を 支 援 ・ 実 施 します。<br />

研 究 期 間<br />

CREST、ERATOおよびICORP 出 身 課 題 については5 年 を 限 度<br />

とします。<br />

さきがけ、ACT-JST 出 身 課 題 については3 年 を 限 度 とします。<br />

実 施 場 所<br />

研 究 実 施 場 所 は、 原 則 として 大 学 や 国 研 等 の 既 存 の 研 究 場 所 や<br />

機 構 が 賃 借 し 既 に 整 備 した 研 究 場 所 とします。


研 究 体 制<br />

<br />

研 究 主 監<br />

研 究 主 監<br />

研 究 総 括<br />

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研 究 総 括<br />

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研 究 総 括<br />

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<br />

▪CREST 出 身 課 題 、さきがけ 出 身 課 題 、ACT-JST 出 身 課 題<br />

▪ERATO、ICORP 出 身 課 題 (15 年 度 以 前 に 採 択 された 課 題 )<br />

16 年 度 以 降 に 採 択 された<br />

ERATO、ICORP 出 身 課 題<br />

<br />

個 人 研 究 者<br />

個 人 研 究 者 研 究 チーム 研 究 チーム<br />

ポスドク<br />

研 究 代 表 者<br />

研 究 者<br />

研 究 者<br />

研 究 代 表 者<br />

研 究 者<br />

研 究 者


発 展 研 究<br />

研 究 主 監<br />

研 究 総 括<br />

紹<br />

介<br />

<br />

研 究 主 監<br />

竜 田<br />

邦 明<br />

● 早 稲 田 大 学<br />

理 工 学 術 院 教 授<br />

高 等 研 究 所 所 長<br />

専 門 ⇔ 有 機 合 成 化 学 、 生 理 活 性 物 質 科 学<br />

研 究 総 括 ( 化 学 ・ 環 境 分 野 )<br />

中 井<br />

武<br />

● 早 稲 田 大 学<br />

理 工 学 総 合 研 究 センター 客 員 教 授<br />

専 門 ⇔ 有 機 合 成 化 学<br />

研 究 総 括 ( 物 理 ・ 情 報 分 野 )<br />

三 谷<br />

忠 興<br />

●JSTイノベーションプラザ 石 川 館 長<br />

専 門 ⇔ 光 物 性 、 分 子 エレクトロニクス、<br />

エネルギー 変 換<br />

研 究 総 括 ( 生 物 分 野 )<br />

吉 田<br />

光 昭<br />

● 東 京 大 学<br />

大 学 院 新 領 域 創 成 科 学 研 究 科<br />

専 門 ⇔ がんの 分 子 生 物 学 、ウィルス 学<br />

客 員 教 授


研 究 推 進 中 の 課 題 一 覧 <br />

<br />

化 学 ・ 環 境 分 野<br />

研 究 総 括 中 井 武 ● 早 稲 田 大 学 理 工 学 総 合 研 究 センター 客 員 教 授<br />

<br />

課 題 名 多 置 換 π 電 子 系 分 子 の 開 発 と 応 用<br />

研 究 代 表 者<br />

高 橋 保 ● 北 海 道 大 学 触 媒 化 学 研 究 センター 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 分 子 複 合 系 の 構 築 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 多 置 換 アセン 類 、 多 置 換 ビニレンフェニレン、シクロブテニレンビフェニレン 等 の 新 規 多 置 換 π 電 子 系 分<br />

子 の 合 成 、 薄 膜 化 技 術 を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 有 機 機 能 性 材 料 として 応 用 研 究 を 進 め、 電 子 − 光 変 換 素 子 である 有 機 発 光 素 子 、 光 − 電 子 変 換 素 子<br />

として 太 陽 電 池 への 応 用 を 図 る。<br />

課 題 名 ダイオキシン 受 容 体 の 生 体 における 本 来 的 機 能 の 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

藤 井 義 明 ● 筑 波 大 学 先 端 学 際 領 域 研 究 センター 客 員 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 内 分 泌 かく 乱 物 質 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、アリルハイドロカーボン 受 容 体 (AhR)がダイオキシンによる 催 奇 形 性 やベンツピレン 等 の 発 癌 性 に 関 与 し<br />

ていることが 証 明 された。<br />

本 研 究 課 題 では、AhRの 生 殖 における 役 割 、 免 疫 、 皮 膚 における 役 割 を 解 明 し、AhRが 魚 類 から 哺 乳 類 まで 保 存 され<br />

ている 進 化 的 意 義 を 明 らかにすると 同 時 に、 外 来 異 物 に 対 する 生 体 応 答 の 理 解 をさらに 深 化 させる。<br />

<br />

課 題 名 ハイブリッド 天 然 物 をモチーフとする 分 子 多 様 性<br />

研 究 代 表 者<br />

鈴 木 啓 介 ● 東 京 工 業 大 学 大 学 院 理 工 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 分 子 複 合 系 の 構 築 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、ハイブリッド 構 造 を 有 する 生 理 活 性 天 然 有 機 化 合 物 の 高 効 率 構 築 のため、その 基 盤 となる 有 機 合<br />

成 反 応 の 開 発 と 新 規 合 成 戦 略 の 案 出 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、それらの 知 見 を 縦 横 に 活 用 し、 分 子 機 能 発 現 に 必 要 な 官 能 基 を 備 えた 合 成 単 位 同 士 を 自 在 に 結 合 さ<br />

せ、 多 彩 な 複 合 型 有 機 分 子 構 造 群 の 創 製 に 資 する“モジュール 型 分 子 構 築 法 ”を 開 拓 し、 有 用 な 新 機 能 分 子 の 探 索 研<br />

究 を 行 う。<br />

課 題 名 超 分 子 複 合 系 人 工 光 合 成 型 エネルギー 変 換 システムの 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

福 住 俊 一 ● 大 阪 大 学 大 学 院 工 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 分 子 複 合 系 の 構 築 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 光 合 成 の 光 電 荷 分 離 過 程 について、 人 工 系 で 初 めて 天 然 の 電 荷 分 離 寿 命 を 凌 ぐ 分 子 複 合 系 の<br />

開 発 に 成 功 し、 電 荷 分 離 寿 命 の 世 界 記 録 を 次 々と 更 新 した。 水 の 酸 化 還 元 過 程 についても 人 工 的 に 再 現 出 来 るめどが<br />

ついた。<br />

本 研 究 課 題 では、この 研 究 成 果 を 基 にさらに 高 次 に 組 織 化 された 超 分 子 複 合 系 電 子 移 動 システムを 構 築 し、それを 用 い<br />

て 実 際 に 太 陽 エネルギーによる 人 工 光 合 成 型 エネルギー 変 換 を 実 現 することを 目 的 とする。


課 題 名 植 物 系 分 子 素 材 の 逐 次 精 密 機 能 制 御 システム<br />

研 究 代 表 者<br />

舩 岡 正 光 ● 三 重 大 学 生 物 資 源 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 資 源 循 環 ・エネルギーミニマム 型 システム 技 術 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、リグニンの 精 密 な 機 能 制 御 システムを 開 発 すると 共 に、 新 しいリグニン 系 循 環 型 材 料 の 創 成 に 関 し<br />

検 討 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、リグニン 及 び 炭 水 化 物 両 者 の 同 時 精 密 機 能 制 御 システム、およびリグニンと 糖 質 の 最 終 構 造 制 御 ( 単<br />

純 分 子 への 転 換 )について 集 中 的 に 検 討 し、 森 林 を 起 点 とする 新 しい 工 業 ネットワークのモデルを 構 築 する。<br />

<br />

課 題 名 水 を 電 子 源 とする 人 工 光 合 成 システムの 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

井 上 晴 夫 ● 首 都 大 学 東 京 都 市 環 境 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 資 源 循 環 ・エネルギーミニマム 型 システム 技 術 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 特 別 の 金 属 錯 体 への 可 視 光 照 射 により 水 分 子 から 電 子 を 取 ることが 出 来 ることを 見 出 した。 高 効 率<br />

の 光 酸 化 還 元 物 質 変 換 系 の 構 築 に 成 功 し、 水 分 子 が 金 属 錯 体 上 で 活 性 化 される 分 子 機 構 を、 主 に 中 間 体 の 直 接 検 出<br />

により 明 らかにした。 二 酸 化 炭 素 が 高 効 率 で 光 還 元 される 反 応 系 も 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、エネルギー 的 にも 物 質 循 環 の 視 点 からも 理 想 的 な 電 子 源 としての 水 分 子 に 着 目 し、 水 を 電 子 源 、 酸 素<br />

源 とする 錯 体 分 子 触 媒 による 人 工 光 合 成 型 エネルギー 変 換 、 物 質 変 換 システムを 構 築 する。<br />

課 題 名 超 分 子 ナノチューブアーキテクトニクスとナノバイオ 応 用<br />

研 究 代 表 者<br />

清 水 敏 美 ● 産 業 技 術 総 合 研 究 所 界 面 ナノアーキテクトニクス 研 究 センター 研 究 センター 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 分 子 複 合 系 の 構 築 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、10〜100nm 幅 の 一 次 元 中 空 シリンダー 部 をもつ 脂 質 ナノチューブに 関 して、サイズ 制 御 、 形 態 制 御 、<br />

ナノチューブ1 本 の 機 械 的 物 性 解 明 、 水 相 ナノ 空 間 の 水 特 性 解 明 等 を 達 成 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 脂 質 ナノチューブの 中 空 シリンダー 部 が 有 する 特 性 に 着 目 し、タンパク 質 等 のナノバイオ 構 造 体 の 包 接<br />

と 一 次 元 組 織 化 、さらにはナノバイオ 分 析 デバイス 実 現 のためのハイブリッドナノチューブ 部 品 の 創 製 を 目 指 す。<br />

課 題 名 走 査 型 相 互 作 用 分 光 顕 微 鏡 による 表 面 単 一 分 子 の 力 学 ・ 電 子 物 性 計 測<br />

研 究 代 表 者<br />

新 井 豊 子 ● 金 沢 大 学 理 工 研 究 域 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ・ナノテクノロジー 分 野 別 バーチャルラボ)「 情 報 、バイオ、 環 境 とナノテクノロジーの 融 合 による 革 新 的 技 術 の 創 製 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 探 針 - 試 料 間 電 圧 を 変 化 させて、 表 面 原 子 に 局 在 した 化 学 結 合 を 支 配 する 準 位 を 原 子 レベルの 空<br />

間 分 解 能 で 解 析 する 表 面 局 在 相 互 作 用 分 光 法 を 確 立 し、 非 接 触 原 子 間 力 顕 微 鏡 と 表 面 局 在 相 互 作 用 分 光 法 の 機 能 を<br />

併 せ 持 つ 走 査 型 相 互 作 用 分 光 顕 微 鏡 の 開 発 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、 表 面 局 在 相 互 作 用 分 光 法 を 単 一 分 子 系 へ 応 用 ・ 展 開 し、 電 子 ・ 光 デバイス 機 能 を 持 つ 固 体 表 面 上<br />

単 一 分 子 の 構 造 や、 単 一 分 子 界 面 での 結 合 ・ 電 子 物 性 等 を、 原 子 ・ 分 子 スケールで 解 析 し、ナノスケール 加 工 技 術 へ<br />

の 応 用 を 目 指 す。<br />

課 題 名 欠 陥 誘 起 ナノドメインによる 新 規 リラクサ 強 誘 電 体 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

野 口 祐 二 ● 東 京 大 学 先 端 科 学 技 術 研 究 センター 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 秩 序 と 物 性 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 層 状 構 造 を 持 つ 遷 移 金 属 酸 化 物 を 対 象 として、 電 子 ・ 原 子 レベルでの 局 所 構 造 を 考 慮 して 格 子 欠<br />

陥 を 積 極 的 に 導 入 ・ 利 用 する「 欠 陥 エンジニアリング」により 新 規 な 強 誘 電 材 料 を 開 拓 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 三 次 元 構 造 をもつペロブスカイト 型 強 誘 電 体 に、 二 次 元 的 な 層 状 欠 陥 を 導 入 するという 従 来 にない 材<br />

料 設 計 指 針 を 提 案 し、 新 規 な 次 元 融 合 リラクサ 強 誘 電 体 を 開 発 する。


課 題 名 超 分 散 マイクロアクティブセンシング<br />

研 究 代 表 者<br />

橋 本 浩 一 ● 東 北 大 学 大 学 院 情 報 科 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 協 調 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、ゾウリムシ1 個 体 のトラッキング、 電 気 走 性 モデルの 構 築 、 運 動 制 御 、 状 態 観 測 等 の、ゾウリムシの<br />

運 動 制 御 に 関 する 研 究 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、これまでに 得 られた 運 動 制 御 の 知 見 に 基 づき、 微 生 物 群 を 用 いて 微 量 物 質 や 微 小 光 を 検 知 出 来 るアク<br />

ティブセンシングシステムの 実 現 を 目 指 す。<br />

課 題 名 ホウ 素 耐 性 生 物 の 育 成 と 利 用<br />

研 究 代 表 者<br />

藤 原 徹 ● 東 京 大 学 生 物 生 産 工 学 研 究 センター 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 変 換 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 新 たなホウ 素 輸 送 体 やモリブデン 輸 送 体 を 同 定 し、 複 数 のトランスポーターによる 植 物 のホウ 素 輸 送<br />

制 御 機 構 を 分 子 レベルで 明 らかにし、モデル 植 物 シロイヌナズナのホウ 素 栄 養 特 性 の 改 善 に 成 功 した。また、ホウ 素 毒 性<br />

の 分 子 機 構 を 明 らかにすると 共 に、 高 濃 度 のホウ 素 に 耐 性 を 示 す 生 物 ( 細 菌 )を 複 数 同 定 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 有 用 作 物 のホウ 素 栄 養 特 性 の 改 善 と、ホウ 素 要 求 性 微 生 物 からのホウ 素 結 合 物 の 同 定 について 研 究<br />

を 行 う。ホウ 素 耐 性 の 分 子 機 構 や 結 合 物 を 同 定 することによって、 結 合 物 を 利 用 したホウ 素 の 汚 染 水 等 からの 除 去 に 道 を<br />

開 くことが 出 来 る。


物 理 ・ 情 報 分 野<br />

研 究 総 括 三 谷 忠 興 ●JSTイノベーションプラザ 石 川 館 長<br />

<br />

課 題 名 ナノフォトニックデバイスとシステムの 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

大 津 元 一 ● 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 大 津 局 在 フォトンプロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 極 微 小 な 光 である 近 接 場 光 の 本 質 を 探 る 理 論 体 系 を 構 築 し、ナノメートル 寸 法 の 新 物 質 の 創 製 、<br />

さらには 原 子 レベルの 新 物 質 の 創 製 を 目 指 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 従 来 研 究 をより 深 化 させることにより、 実 際 に 使 用 出 来 る 光 機 能 素 子 への 応 用 可 能 性 を 探 索 する。<br />

課 題 名 北 野 共 生 システムプロジェクト<br />

研 究 代 表 者<br />

北 野 宏 明 ●システム・バイオロジー 研 究 機 構 会 長<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 北 野 共 生 システムプロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 生 物 をシステムとして 理 解 するという「システムバイオロジー」の 方 法 論 及 びそれを 応 用 したコンピュー<br />

タ 上 での 仮 想 実 験 系 の 確 立 に 関 する 研 究 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、この 成 果 をさらに 深 化 させ、 生 物 学 実 験 系 と 融 合 することで、 統 合 的 なシステムバイオロジーの 方 法 論<br />

と 理 論 の 確 立 を 目 指 す。<br />

課 題 名 光 を 用 いた 量 子 情 報 システムの 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

山 本 喜 久 ●スタンフォード 大 学 応 用 物 理 ・ 電 気 工 学 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 国 際 共 同 研 究 事 業 ( 旧 ICORP)「 量 子 もつれプロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 単 一 量 子 ドットを 用 いた 単 一 光 子 光 源 による 量 子 暗 号 伝 送 実 験 に 成 功 する 等 、 量 子 相 関 を 持 った 複<br />

数 の 光 子 や 原 子 を 制 御 する 原 理 と 実 験 技 術 の 基 本 研 究 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、 既 存 成 果 を 深 化 させることにより 将 来 の 量 子 情 報 技 術 ( 量 子 コンピュータ、 量 子 暗 号 等 )に 関 する 中 核<br />

技 術 の 確 立 を 目 指 す。<br />

<br />

課 題 名 感 覚 運 動 統 合 理 論 に 基 づく「 手 と 脳 」の 工 学 的 実 現<br />

研 究 代 表 者<br />

石 川 正 俊 ● 東 京 大 学 大 学 院 情 報 理 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 創 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 脳 が 持 つ 感 覚 と 運 動 の 統 合 機 能 に 注 目 して、 超 高 速 ・ 高 機 能 ロボットハンドシステムの 構 築 を 行 い、<br />

握 る、 捕 る、 打 つ 等 の 基 本 的 なタスクにおける 高 速 マニピュレーションを 可 能 とした。<br />

本 研 究 課 題 では、さらなる 高 速 化 をすすめ、ロボットの 物 理 的 な 動 作 限 界 を 極 める 超 高 速 マニピュレーションを 実 現 するこ<br />

とを 目 的 とする。


課 題 名 ネオシリコンによるナノメカ・ 情 報 エレクトロニクス<br />

研 究 代 表 者<br />

小 田 俊 理 ● 東 京 工 業 大 学 量 子 ナノエレクトロニクス 研 究 センター 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 電 子 ・ 光 子 等 の 機 能 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、デジタルプラズマCVD 技 術 により、ナノ 結 晶 シリコン 粒 径 と 粒 子 間 隔 を 制 御 した 新 機 能 材 料 "ネオシ<br />

リコン"を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、ネオシリコンの 集 積 構 造 制 御 とトップダウン 型 シリコンプロセスとの 融 合 を 進 めるとともに、エレクトロ&メカ<br />

ニカル 量 子 特 性 の 精 密 エンジニアリングによる 機 能 制 御 技 術 ・ 素 子 応 用 技 術 を 更 に 発 展 させることで、 新 たな 研 究 分 野 「ナ<br />

ノメカ・ 情 報 エレクトロニクス」を 切 り 開 く。<br />

課 題 名 人 工 衛 星 による 海 洋 基 礎 生 産 モニタリング<br />

研 究 代 表 者<br />

才 野 敏 郎 ● 海 洋 研 究 開 発 機 構 地 球 環 境 観 測 研 究 センター プログラムディレクター<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 地 球 変 動 のメカニズム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 海 中 自 動 昇 降 式 ブイシステムの 開 発 、 及 び 光 学 的 計 測 による 基 礎 生 産 測 定 のためのセンサーとアル<br />

ゴリズムの 開 発 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 計 測 システムを 簡 便 化 した 実 用 機 を 複 数 展 開 運 用 し、 得 られる 検 証 済 み 衛 星 データを 利 用 して、<br />

海 洋 表 層 での 気 象 ・ 海 象 変 動 に 対 する 生 物 過 程 の 応 答 のプロセス 研 究 を 行 う。これに 基 づき、 衛 星 を 利 用 した 海 洋 の 生<br />

物 過 程 のモニタリングのための 実 運 用 システムを 設 計 する。<br />

<br />

課 題 名 特 異 値 分 解 法 の 革 新 による 情 報 処 理 基 盤 の 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

中 村 佳 正 ● 京 都 大 学 大 学 院 情 報 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「シミュレーション 技 術 の 革 新 と 実 用 化 基 盤 の 構 築 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 行 列 の 特 異 値 分 解 において、 収 束 性 と 数 値 安 定 性 の 保 証 された 大 規 模 行 列 の 特 異 値 分 解 法<br />

I-SVDを 確 立 した。<br />

本 研 究 課 題 では、より 高 速 な 並 列 型 特 異 値 分 解 ライブラリを 開 発 し、 高 速 ・ 高 精 度 で 信 頼 性 の 高 い 特 異 値 分 解 ライブラリ<br />

群 を 作 成 することにより、リアルタイムの 高 精 度 医 療 画 像 処 理 を 含 む 様 々な 情 報 処 理 ・ 情 報 検 索 ソフトウェア 開 発 の 環 境 を<br />

整 える。


生 物 分 野<br />

研 究 総 括 吉 田 光 昭 ● 東 京 大 学 大 学 院 新 領 域 創 成 科 学 研 究 科 客 員 教 授<br />

<br />

課 題 名 脳 関 門 排 出 輸 送 に 基 づくアルツハイマー 型 痴 呆 症 の 解 明 と 創 薬<br />

研 究 代 表 者<br />

寺 崎 哲 也 ● 東 北 大 学 大 学 院 薬 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 守 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 血 液 脳 関 門 において 脳 内 の 神 経 伝 達 物 質 、その 代 謝 物 、 尿 毒 症 物 質 、 神 経 毒 性 物 質 、βアミロイド<br />

蛋 白 等 の 不 要 代 謝 物 、 薬 物 を 循 環 血 液 中 へ 排 出 する 輸 送 特 性 を 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、アルツハイマー 型 痴 呆 症 患 者 の 脳 内 に 蓄 積 するβアミロイド 蛋 白 の 除 去 機 構 に 焦 点 を 絞 り、 血 液 脳 関 門<br />

輸 送 系 の 実 体 を 分 子 レベルで 解 明 し、アルツハイマー 型 痴 呆 症 の 新 規 治 療 薬 開 発 の 突 破 口 を 開 くことを 目 指 す。<br />

課 題 名 アポトーシスと 貪 食 の 分 子 機 構 とその 生 理 作 用<br />

研 究 代 表 者<br />

長 田 重 一 ● 京 都 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「ゲノムの 構 造 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ある 種 のサイトカインがアポトーシスを 誘 導 することを 見 出 し、この 系 の 異 常 が、 細 胞 の 異 常 増 殖 、がん、<br />

自 己 免 疫 疾 患 、 組 織 の 破 壊 等 さまざまな 疾 患 へと 結 びつくことを 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、アポトーシスに 続 く 貪 食 の 分 子 機 構 、その 生 理 作 用 、 赤 血 球 やレンズ 細 胞 等 無 核 細 胞 の 生 成 機 構 を 明<br />

らかにすることを 目 指 す。<br />

<br />

課 題 名 VCP 蛋 白 質 の 機 能 修 飾 を 介 した 神 経 変 性 疾 患 の 治 療 戦 略 の 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

垣 塚 彰 ● 京 都 大 学 大 学 院 生 命 科 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 守 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、ポリグルタミン 等 の 異 常 蛋 白 質 の 蓄 積 ・ 凝 集 が 神 経 変 性 を 引 き 起 こしていると 仮 定 し、ポリグルタミン<br />

をモデルに 用 いて 神 経 変 性 疾 患 に 共 通 する 発 症 メカニズムの 解 析 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 得 られた 知 見 に 基 づき、 神 経 変 性 疾 患 の 障 害 部 位 で 共 通 に 見 つかるVCP 蛋 白 質 の 機 能 異 常 の 実 態<br />

を 解 明 することで、 神 経 変 性 疾 患 に 共 通 する 発 症 原 理 の 解 明 を 目 指 し、また、 治 療 戦 略 を 構 築 することを 目 的 とする。<br />

課 題 名 記 憶 の 脳 内 表 現 と 長 期 定 着 のメカニズム<br />

研 究 代 表 者<br />

重 本 隆 一 ● 自 然 科 学 研 究 機 構 生 理 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 知 る( 京 都 )」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 脳 の 神 経 細 胞 膜 上 の 情 報 伝 達 機 能 分 子 の 局 在 や 動 態 を 電 子 顕 微 鏡 レベルで 定 量 解 析 したり、 蛍<br />

光 によりリアルタイムで 可 視 化 したりする 等 のイメージング 手 法 を 確 立 し、 電 気 生 理 学 的 解 析 と 組 み 合 わせて 神 経 伝 達 調 節<br />

メカニズムを 追 求 してきた。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 機 能 分 子 動 態 やシナプス 等 の 脳 のハードウェアの 変 化 によって、 記 憶 がどのように 脳 内 で 表 現<br />

され、さらに 長 期 にわたって 定 着 するのか、そのメカニズムの 解 明 に 焦 点 を 絞 る。


課 題 名 ゲノムの 修 復 機 構 を 基 盤 とした 癌 化 ・ 老 化 の 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

花 岡 文 雄 ● 学 習 院 大 学 理 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「ゲノムの 構 造 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、DNAの 損 傷 を 治 すしくみに 欠 陥 のあるヒト 遺 伝 病 の 患 者 細 胞 を 用 い、ヌクレオチド 除 去 修 復 という<br />

最 も 広 範 な 修 復 機 構 の 分 子 レベルでの 解 析 の 進 展 、さらに「 損 傷 乗 り 越 え 複 製 」という 全 く 新 しいタイプの 修 復 機 構 の 発<br />

見 という 成 果 が 得 られた。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 修 復 系 を 特 に 巨 大 タンパク 質 複 合 体 の 単 離 ・ 解 析 に 焦 点 を 当 てて 分 子 レベルで 徹 底 的 に 解 明<br />

すると 同 時 に、これらの 修 復 系 に 働 く 遺 伝 子 のノックアウトマウスを 作 成 ・ 解 析 する 等 の 手 段 も 駆 使 し、 老 化 やがん 化 を 制<br />

御 するための 手 だてを 獲 得 する。<br />

<br />

課 題 名 内 在 性 神 経 幹 細 胞 活 性 化 による 神 経 再 生 戦 略<br />

研 究 代 表 者<br />

岡 野 栄 之 ● 慶 應 義 塾 大 学 医 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 生 物 の 発 生 ・ 分 化 ・ 再 生 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 成 人 脳 において 神 経 幹 ・ 前 駆 細 胞 が 存 在 することを 先 駆 けて 示 し、 成 体 脳 におけるニューロン 新 生<br />

の3つのステップである、1 幹 細 胞 の 自 己 複 製 と 活 性 化 、2 中 間 的 前 駆 細 胞 の 増 殖 とニューロブラストの 移 動 の 調 節 、3<br />

新 生 ニューロンのシナプス 形 成 と 成 熟 の 解 明 を 目 指 してきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 上 記 3つのステップの 統 合 的 理 解 、そのための 可 視 化 技 術 の 開 発 と、 遺 伝 学 的 ・ 発 生 工 学 的 研 究 手<br />

法 の 開 発 を 含 めた 霊 長 類 モデルの 構 築 による 再 生 医 学 への 応 用 促 進 を 目 指 す。<br />

課 題 名 性 的 可 塑 性 の 分 子 メカニズムに 関 する 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

長 濱 嘉 孝 ● 自 然 科 学 研 究 機 構 基 礎 生 物 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 内 分 泌 かく 乱 物 質 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 性 ステロイドホルモンや 内 分 泌 かく 乱 物 質 が 成 熟 した 雌 雄 異 体 魚 の 性 を 転 換 させることから、 性 的<br />

可 塑 性 が 発 生 初 期 の 臨 界 期 に 限 定 されるのではなく、 成 体 の 生 殖 腺 や 脳 でも 保 持 されていることを 発 見 した。また、 試<br />

験 管 内 での 生 殖 腺 の 性 転 換 にも 世 界 に 先 駆 け 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 魚 類 (メダカと 性 転 換 魚 等 )を 実 験 モデルに 用 いて、 成 体 の 生 殖 腺 と 脳 ( 性 行 動 )に 保 持 されている 性<br />

的 可 塑 性 の 分 子 的 基 盤 を 明 らかにすることを 目 指 す。<br />

課 題 名 染 色 体 構 造 異 常 を 基 盤 とした 疾 病 遺 伝 子 の 単 離 と 解 析<br />

研 究 代 表 者<br />

新 川 詔 夫 ● 北 海 道 医 療 大 学 個 体 差 健 康 科 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「ゲノムの 構 造 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 単 因 子 病 と 染 色 体 転 座 を 合 併 して 発 症 する 疾 病 を 対 象 に、 転 座 切 断 点 からStotos 症 候 群 、<br />

Marfan 症 候 群 等 の 疾 病 遺 伝 子 の 単 離 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、さらに 多 くの 疾 病 遺 伝 子 の 単 離 を 行 い、 医 療 上 の 貢 献 のみならず、 遺 伝 子 機 能 を 利 用 した 細 胞 生 物<br />

学 的 発 見 を 目 指 す。<br />

課 題 名 発 生 神 経 系 の 情 報 伝 達 機 構 の 解 明 から 遺 伝 性 疾 患 モデル 系 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

松 本 邦 弘 ● 名 古 屋 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 生 物 の 発 生 ・ 分 化 ・ 再 生 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、TAK1カスケードが 制 御 する 発 生 ・ 分 化 のシグナル 伝 達 経 路 の 解 明 を 行 ってきた。 更 に 新 規 シグナ<br />

ル 伝 達 因 子 群 の 発 見 と 機 能 解 析 を 進 める 過 程 で、アルツハイマー 病 やパーキンソン 病 等 の 原 因 遺 伝 子 も 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 遺 伝 性 疾 患 原 因 関 連 因 子 に 焦 点 を 合 わせ、これらの 因 子 群 による 発 生 ・ 分 化 ・ 神 経 系 のシグナル 伝<br />

達 制 御 機 構 を 明 らかにし、 遺 伝 性 疾 患 のモデル 系 構 築 を 目 指 す。


課 題 名 感 染 症 を 制 御 する 特 異 的 免 疫 レセプターの 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

荒 瀬 尚 ● 大 阪 大 学 微 生 物 病 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 生 体 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 種 々のウィルスが 免 疫 細 胞 の 発 現 している 抑 制 化 レセプターのリガンドを 獲 得 することによる 免 疫 逃<br />

避 機 構 を 持 っていること、また、マラリア 原 虫 が 今 までに 知 られていない 新 たな 免 疫 逃 避 機 構 を 持 っていること 等 を 明 らか<br />

にした。<br />

本 研 究 課 題 では、これまでの 研 究 の 結 果 明 らかにしてきたマラリア 原 虫 の 免 疫 逃 避 機 構 の 分 子 メカニズムの 全 貌 解 明 、お<br />

よび、マラリア 原 虫 の 持 つ 免 疫 逃 避 機 構 とマラリア 感 染 抵 抗 性 との 関 係 を 明 らかにすることにより、マラリア 感 染 制 御 のた<br />

めの 新 たな 標 的 分 子 の 解 明 を 行 う。また、HIVやHCV 等 の 重 要 な 感 染 症 に 関 しても 新 たな 免 疫 逃 避 機 構 の 解 明 を 行 い、<br />

新 規 の 感 染 症 予 防 法 および 治 療 法 の 開 発 を 目 指 す。<br />

課 題 名 脊 髄 小 脳 変 性 症 の 根 治 的 遺 伝 子 治 療 法 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

平 井 宏 和 ● 群 馬 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 情 報 と 細 胞 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 小 脳 の80% 近 いプルキンエ 細 胞 にレンチウイルスベクターを 用 いて 遺 伝 子 を 発 現 させる 方 法 を 開 発 し<br />

た。この 方 法 を 用 いて、 発 達 期 の 神 経 細 胞 にのみ 存 在 する 新 規 蛋 白 質 (CRAG)がポリグルタミンを 完 全 分 解 することを 見<br />

出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 本 遺 伝 子 導 入 法 を 用 いたポリグルタミンの 分 解 による 脊 髄 小 脳 変 性 症 根 治 を 目 指 す。<br />

課 題 名 魚 類 精 原 幹 細 胞 株 からの 個 体 の 作 出<br />

研 究 代 表 者<br />

吉 崎 悟 朗 ● 東 京 海 洋 大 学 海 洋 科 学 部 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 認 識 と 形 成 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 成 魚 の 精 巣 内 に 含 まれる 精 原 幹 細 胞 は 卵 にも 分 化 可 能 であること、すなわち 性 的 可 塑 性 を 有 する 事<br />

を 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、この 性 的 可 塑 性 を 有 する 魚 類 精 原 幹 細 胞 をin vitroで 培 養 する 技 術 を 確 立 し、 得 られた 培 養 細 胞 を<br />

宿 主 個 体 に 移 植 することで、これを 卵 ・ 精 子 へと 分 化 させ、 最 終 的 には 受 精 を 介 して 個 体 へと 改 変 する 技 術 の 樹 立 を 目<br />

指 す。


出 身 課 題 <br />

<br />

<br />

課 題 名 カイロモルフォロジー: 物 質 界 ・ 生 物 界 における 分 子 から 分 子 集 合 体 の 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

黒 田 玲 子 ● 東 京 大 学 大 学 院 総 合 文 化 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 黒 田 カイロモルフォロジープロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 固 体 における 分 子 の 再 配 列 等 の 新 しい 現 象 を 見 出 し、 固 体 試 料 のキラリティー 測 定 装 置 を 設 計 ・<br />

開 発 した。また、 生 物 レベルでは 巻 貝 の 巻 型 決 定 と 細 胞 骨 格 の 関 係 を 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、 巻 型 決 定 因 子 の 解 明 、 固 体 状 態 でのキラリティーの 認 識 、 制 御 、 転 写 、 増 幅 等 新 しい 固 体 化 学 を 展<br />

開 する。また、 開 発 した 測 定 装 置 を 活 用 し、 研 究 対 象 を 生 体 に 近 い 状 態 での 生 体 物 質 にも 展 開 し、 生 命 現 象 の 解 明 に<br />

取 り 組 む。<br />

課 題 名 透 明 酸 化 物 のナノ 構 造 を 活 用 した 機 能 開 拓 と 応 用 展 開<br />

研 究 代 表 者<br />

細 野 秀 雄 ● 東 京 工 業 大 学 応 用 セラミックス 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 細 野 透 明 電 子 活 性 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 室 温 ・ 空 気 中 で 安 定 なエレクトライド、 多 結 晶 シリコン 並 みの 性 能 を 持 つ 透 明 トランジスタ、 最 高 の<br />

電 気 伝 導 率 を 持 つ 透 明 p 型 半 導 体 等 を 実 現 し、またこれらが 結 晶 構 造 中 に 内 包 されたナノ 構 造 に 起 因 することを 明 らかに<br />

した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 透 明 酸 化 物 によるユニークな 機 能 の 探 索 やデバイスの 試 作 等 の 応 用 を 目 指 す。<br />

課 題 名 液 晶 ナノシステム<br />

研 究 代 表 者<br />

横 山 浩 ● 産 業 技 術 総 合 研 究 所 ナノテクノロジー 研 究 部 門 主 幹 研 究 員<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 横 山 液 晶 微 界 面 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 液 晶 “ 微 界 面 ”の 共 通 コンセプトのもとに、 表 面 配 向 マイクロパターンによるメモリー 液 晶 、 液 晶 コロイ<br />

ドの 構 造 形 成 と 制 御 、 液 晶 性 に 基 づく 分 子 ナノ 構 造 自 己 組 織 化 と 分 子 ダイナミカルシステムの 実 現 に 成 果 が 得 られた。<br />

本 研 究 課 題 では、これらを 発 展 させ、 液 晶 の 動 的 ナノ 構 造 を 自 在 に 制 御 する 方 法 を 確 立 し、 新 たな 機 能 を 発 現 する 液 晶<br />

材 料 ・デバイスの 新 機 軸 を 切 り 開 くことを 目 指 す。<br />

<br />

課 題 名 分 子 プログラミングによる 電 子 ナノ 空 間 の 創 成 と 応 用<br />

研 究 代 表 者<br />

相 田 卓 三 ● 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 相 田 ナノ 空 間 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 特 異 なナノ 空 間 の 構 築 と 機 能 開 拓 を 目 的 に、これまでデンドリマーやメソポーラスシリカを 対 象 とした<br />

研 究 を 精 力 的 に 展 開 する 一 方 で、 超 分 子 グラファイトナノチューブ 等 、 独 自 のモチーフを 構 築 し、ナノマテリアルデザインへ<br />

の 新 しい 道 標 を 築 いてきた。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 知 見 をさらに 発 展 させ、π 電 子 系 を 中 心 とした 機 能 分 子 の 自 己 組 織 化 を 利 用 し、 分 子 配 列 が<br />

空 間 特 異 的 に 制 御 された 新 規 な 電 子 ・ 磁 気 ・ 光 機 能 性 ソフトマテリアルを 開 拓 する。「 分 子 化 学 」と「 物 性 物 理 学 」の 融 合 に<br />

よる 材 料 設 計 に 基 づき、 柔 軟 性 に 富 み、 塗 布 等 による 成 形 加 工 が 容 易 で、デバイスのミニチュア 化 を 可 能 にする 次 世 代<br />

の 機 能 性 ナノ 材 料 を 創 成 する。


課 題 名 量 子 情 報 システムアーキテクチャ<br />

研 究 代 表 者<br />

今 井 浩 ● 東 京 大 学 大 学 院 情 報 理 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 今 井 量 子 計 算 機 構 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 量 子 情 報 技 術 の 基 となる 概 念 の 構 築 、 手 法 ・ 要 素 技 術 の 開 発 に 重 点 を 置 き、 情 報 科 学 ・ 計 算 科 学 ・<br />

物 理 学 といった 異 なるアプローチから、 理 論 研 究 を 行 いつつ、 量 子 通 信 や 量 子 暗 号 関 連 の 実 験 も 併 せて 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 理 論 と 実 験 の 有 機 的 結 合 を 源 に、 量 子 鍵 配 送 システムについてその 長 距 離 化 ・ 高 速 化 研 究 と 耐 エラー<br />

性 を 高 める 符 号 の 設 計 等 、 量 子 計 算 について 量 子 回 路 の 構 成 ・ 量 子 学 習 ・ 量 子 分 散 プロトコルの 研 究 開 発 を 行 い、 基<br />

礎 的 な 研 究 も 合 わせて 将 来 に 繋 がる 量 子 情 報 システムの 実 現 を 目 指 す。<br />

課 題 名 Fiber To The Display のためのフォトニクスポリマー<br />

研 究 代 表 者<br />

小 池 康 博 ● 慶 應 義 塾 大 学 理 工 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 小 池 フォトニクスポリマープロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 光 の 偏 波 またはフォトンが、さまざまな 高 分 子 の 鎖 (オングストロームのオーダ)やその 集 合 体 ( 数 百 オ<br />

ングストローム)、 高 次 構 造 、 更 に 巨 大 な 不 均 一 構 造 との 関 わりを 有 するかを 詳 細 に 検 討 し、その 基 礎 的 研 究 から、 光 通<br />

信 等 のフォトニクス 分 野 において、ガラスの 代 用 ではなく、 新 しい 光 機 能 をもったフォトニクスポリマーを 創 製 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 超 低 材 料 分 散 フォトニクスポリマー、 完 全 ゼロ 複 屈 折 フォトニクスポリマー 等 を 新 たに 創 出 し、これらフォ<br />

トニクスポリマーが 発 現 する 新 機 能 により、 新 規 の 高 速 通 信 ネットワークやディスプレイ 技 術 に 繋 がるシステムを 構 築 する。


出 身 課 題 <br />

<br />

<br />

課 題 名 ナノ・マイクロ 超 分 子 複 合 体 によるメカノトランスダクション 機 構 の 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

曽 我 部 正 博 ● 名 古 屋 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 国 際 共 同 研 究 事 業 ( 旧 ICORP)「 細 胞 力 覚 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 高 等 生 物 のメカノトランスダクションはSAチャネル 単 独 ではなく、 例 えばSAチャネルと 細 胞 骨 格 からな<br />

るナノ・マイクロスケールの 超 分 子 複 合 体 によって 実 現 されるというキーコンセプトを 得 るに 至 った。<br />

本 研 究 課 題 では、1)SAチャネル 自 体 の 活 性 化 機 構 をサブナノスケールで 解 明 するとともに、2)SAチャネル/ 細 胞 骨 格<br />

/ 接 着 分 子 の 超 分 子 複 合 体 として 初 めて 可 能 になる、 力 の 方 向 の 感 知 、すなわち 力 ベクトル 感 知 機 構 の 解 明 を 目 指 す。<br />

<br />

課 題 名 カルシウム 振 動<br />

研 究 代 表 者 御 子 柴 克 彦 ● 理 化 学 研 究 所 脳 科 学 総 合 研 究 センター グループディレクター<br />

出 身 事 業 ▶ 国 際 共 同 研 究 事 業 ( 旧 ICORP)「カルシウム 振 動 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、IP 3 レセプターを 発 見 し、その 全 構 造 を 決 定 し、さらにIP 3 レセプターが 細 胞 内 のカルシウム 振 動 を 引<br />

き 起 こすことを 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、IP 3 レセプターの 性 質 を 分 子 ・ 細 胞 レベルで 解 析 して、IP 3 レセプターがカルシウム 振 動 を 引 き 起 こす 分<br />

子 メカニズムを 解 明 する。 細 胞 の 機 能 調 節 のメカニズムを 明 らかにし、 将 来 的 には 病 気 の 治 療 ・ 予 防 法 の 確 立 を 目 指 す。


研 究 終 了 課 題 一 覧 <br />

<br />

<br />

課 題 名 新 しい 量 子 効 果 スイッチの 機 能 素 子 化<br />

研 究 代 表 者<br />

青 野 正 和 ● 物 質 ・ 材 料 研 究 機 構 ナノマテリアル 研 究 所 所 長<br />

代 行 中 山 知 信 ● 物 質 ・ 材 料 研 究 機 構 ナノマテリアル 研 究 所 アソシエートディレクター<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 量 子 効 果 等 の 物 理 現 象 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 室 温 、 大 気 中 で 駆 動 する 全 く 新 しい 原 子 スケールの “ 量 子 効 果 スイッチ”の 開 発 に 成 功 し、それを 組<br />

み 合 わせて 論 理 回 路 の 形 成 が 可 能 であることを 示 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 新 しい 量 子 効 果 スイッチを、まず 各 種 センサー 等 、 極 微 弱 信 号 の 入 出 力 素 子 として 完 成 する。 次 にコ<br />

ンピュータの 記 憶 セル、 論 理 ゲート 素 子 として 微 細 化 集 積 化 し 将 来 のシリコン 集 積 デバイスと 結 合 する 等 、 産 業 化 までを 視<br />

野 に 入 れた 研 究 開 発 を 行 う。<br />

課 題 名 自 然 免 疫 システムの 分 子 機 構 の 解 明<br />

研 究 代 表 者 審 良 静 男 ● 大 阪 大 学 微 生 物 病 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 生 体 防 御 のメカニズム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 世 界 にさきがけ 自 然 免 疫 反 応 に 必 須 の 受 容 体 であるTLRファミリーのノックアウトマウスの 作 製 に 成 功 し、<br />

各 TLRの 微 生 物 認 識 における 役 割 分 担 を 証 明 した。TLRの 発 見 で 自 然 免 疫 も 重 要 な 働 きがあり、 自 然 免 疫 があってこそ<br />

獲 得 免 疫 が 有 効 に 働 くことが 明 らかになってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、TLRファミリーを 中 心 に、 自 然 免 疫 系 の 活 性 化 機 構 を 詳 細 に 解 析 し、さらには 獲 得 免 疫 系 への 橋 渡 し<br />

の 分 子 機 構 の 解 明 を 目 指 す。これらは、 各 種 免 疫 疾 患 の 原 因 解 明 につながるだけでなく、 感 染 免 疫 におけるより 効 果 的<br />

なワクチンの 開 発 、 癌 免 疫 療 法 、アレルギー 疾 患 の 治 療 に 役 立 つと 期 待 出 来 る。<br />

課 題 名 遺 伝 子 発 現 の 特 異 的 抑 制 による 神 経 難 病 の 新 しい 治 療 法 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

金 澤 一 郎 ● 国 立 精 神 ・ 神 経 センター 総 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 脳 を 知 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ナトリウムイオンチャンネル 遺 伝 子 の 発 現 を 特 異 的 に 抑 制 することによってこれらのチャンネルの 過 剰 反<br />

応 を 伴 う 慢 性 疼 痛 等 の 治 療 が 可 能 であることが 推 定 され、また、CAGリピート 病 においては、 特 定 遺 伝 子 の 発 現 抑 制 が<br />

根 本 的 治 療 になることがより 鮮 明 になった。<br />

本 研 究 課 題 では、RNA 化 学 を 応 用 した 全 く 新 しい 方 法 で 遺 伝 子 発 現 を 特 異 的 に 抑 制 するという 構 想 のもと、 難 治 性 神<br />

経 疾 患 の 画 期 的 治 療 法 を 開 発 することを 目 指 す。<br />

課 題 名 電 子 波 の 位 相 と 振 幅 の 微 細 空 間 解 像 手 法 の 応 用 展 開<br />

研 究 代 表 者<br />

北 澤 宏 一 ● 東 京 大 学 大 学 院 新 領 域 創 成 科 学 研 究 科 教 授<br />

代 行 花 栗 哲 郎 ● 理 化 学 研 究 所 高 木 磁 性 研 究 室 先 任 研 究 員<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 極 限 環 境 状 態 における 現 象 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、1MV 干 渉 型 電 子 顕 微 鏡 と、 極 低 温 ・ 超 高 真 空 ・ 強 磁 場 中 で 測 定 可 能 な 原 子 位 置 指 定 トンネル 分 光<br />

装 置 を 開 発 した。1MV 干 渉 型 電 子 顕 微 鏡 では 分 解 能 の 世 界 記 録 を 樹 立 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これら2 装 置 の 最 高 性 能 をさらに 追 求 し、 高 温 超 伝 導 体 の 課 題 として 残 る 臨 界 電 流 を 高 める 基 本 指 針<br />

を 微 視 的 立 場 から 探 求 する。そのためのアプローチとして、 高 温 超 伝 導 のピン 止 めのミクロ 機 構 を 解 明 し 学 問 的 体 系 化 等<br />

を 試 みる。


課 題 名 高 性 能 バイオプラスチック 生 産 システムの 確 立<br />

研 究 代 表 者<br />

土 肥 義 治 ● 理 化 学 研 究 所 理 事<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 環 境 低 負 荷 型 の 社 会 システム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、バイオプラスチックを 生 産 する 微 生 物 の 遺 伝 子 機 能 解 析 に 成 功 し、その 利 用 により 植 物 油 や 糖 からポ<br />

リエステルを 生 産 するプロセスの 基 盤 技 術 を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これら 基 盤 技 術 を 最 適 化 して 優 れた 性 能 や 性 質 等 を 持 つ 高 性 能 ポリエステルを 生 合 成 する 効 率 的 なプ<br />

ロセスを 確 立 するとともに、 菌 体 内 からポリエステルを 高 純 度 で 安 価 に 回 収 出 来 るシステムを 開 発 する。これによって、 生<br />

分 解 性 の 高 強 力 繊 維 や 高 強 力 フィルムの 作 成 技 術 を 確 立 し、 生 分 解 性 の 漁 網 や 農 業 用 フィルム 等 の 実 用 化 を 目 指 す。<br />

課 題 名 オルガネラ 形 成 の 遺 伝 子 システムと 細 胞 機 能 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

藤 木 幸 夫 ● 九 州 大 学 大 学 院 理 学 研 究 院 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 生 命 活 動 のプログラム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ペルオキシソームの 形 成 に 必 須 な 一 連 のペルオキシン 遺 伝 子 の 単 離 、 関 連 病 因 遺 伝 子 の 解 明 、クロー<br />

ニングを 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、クローニングしたペルオキシン 遺 伝 子 産 物 の 生 化 学 的 機 能 の 解 明 や、 遺 伝 子 発 現 と 細 胞 機 能 の 発 現 ・<br />

制 御 のメカニズムを 解 明 し、「オルガネラ 形 成 の 遺 伝 子 システムと 細 胞 機 能 制 御 」の 基 本 原 理 を 導 き 出 すことを 目 的 とする。<br />

これにより、タンパク 質 の 細 胞 内 選 別 輸 送 、オルガネラ 形 成 、 生 体 膜 形 成 等 、 現 代 分 子 細 胞 生 物 学 、 生 化 学 の 命 題 を<br />

解 決 すると 同 時 に、 形 態 形 成 ・ 脳 中 枢 神 経 系 の 形 成 と 障 害 のメカニズム 解 明 につながる 等 、 医 学 領 域 への 貢 献 も 期 待 さ<br />

れる。<br />

課 題 名 ルイス 酸 精 密 反 応 剤 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

山 本 尚 ●シカゴ 大 学 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 単 一 分 子 ・ 原 子 レベルの 反 応 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ルイス 酸 触 媒 の 利 用 等 、 光 学 活 性 体 合 成 のための 新 手 法 を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、このルイス 酸 触 媒 の 構 造 を 人 工 的 に 修 飾 し、 適 切 な 配 位 子 を 設 計 し、 金 属 触 媒 同 士 の 会 合 を 抑 え、<br />

高 い 反 応 性 を 獲 得 すると 同 時 に、 固 有 の 反 応 場 を 提 供 し、 様 々な 反 応 に 選 択 性 と 汎 用 性 を 同 時 に 与 え 得 る 触 媒 を 誕 生 さ<br />

せる。これによって、さらに 進 化 した 反 応 設 計 が 可 能 となり、 真 に 実 用 的 で 環 境 と 調 和 した 理 想 的 な 化 学 合 成 法 に 基 づく<br />

有 用 物 質 の 大 量 生 産 等 が 可 能 な 汎 用 性 の 高 い、 常 温 、 常 圧 、 無 公 害 溶 媒 で 進 行 する 完 全 反 応 触 媒 を 開 発 することを<br />

目 標 とする。<br />

課 題 名 アポトーシス 医 療 技 術 の 開 発 に 関 する 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

池 田 穰 衛 ● 東 海 大 学 医 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 国 際 共 同 研 究 事 業 ( 旧 ICORP)「 神 経 遺 伝 子 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 脊 髄 性 筋 萎 縮 症 、 遺 伝 性 筋 萎 縮 性 側 索 硬 化 症 2 型 等 の 原 因 遺 伝 子 の 同 定 に 成 功 し、これらの 遺 伝<br />

子 産 物 のアポトーシス 制 御 機 能 の 変 異 が 神 経 疾 患 に 見 られる 神 経 細 胞 の「 変 性 ・ 死 」の 本 態 として 捉 えることが 可 能 になっ<br />

てきた。<br />

本 研 究 課 題 では、このような 視 点 から、 脳 ・ 神 経 に 特 異 的 なアポトーシス 制 御 機 能 分 子 及 びそれらの 制 御 技 術 を 用 いた<br />

神 経 難 病 の 根 本 的 な 治 癒 薬 および 医 療 技 術 (ゲノム・ 分 子 医 療 技 術 )の 開 発 を 目 指 す。パーキンソン 病 、 老 人 性 痴 呆 症 、<br />

アルツハイマー 病 、 大 脳 基 底 核 の 変 性 による 運 動 失 調 症 等 の 予 防 、 治 療 への 可 能 性 が 期 待 される。<br />

課 題 名 超 分 子 ラジカル 結 晶 における 磁 気 的 双 安 定 性<br />

研 究 代 表 者<br />

阿 波 賀 邦 夫 ● 名 古 屋 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 状 態 と 変 革 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、Mn12 核 クラスター( 以 下 Mn12)が、ブロッキング 温 度 が 異 なる2 種 類 の 分 子 から 成 るモザイク 結 晶 を<br />

作 りやすいことを 見 出 し、それぞれの 構 造 解 析 からMn12の 分 子 構 造 と 磁 気 特 性 の 相 関 を 明 らかにする 一 方 、TTTA( 有<br />

機 結 晶 )の 室 温 磁 気 双 安 定 性 を 発 見 した。Mn12は 単 分 子 磁 石 として 関 心 を 集 める 一 方 、TTTAの 高 温 相 と 低 温 相 は<br />

EPRにより 高 感 度 に 識 別 出 来 るため、センサー、メモリー、スイッチ 等 への 展 開 が 期 待 される。<br />

本 研 究 課 題 では、Mn12やTTTAの 超 分 子 化 合 物 を 合 成 し、 双 安 定 性 や 多 次 元 的 な 相 互 作 用 に 由 来 した 新 規 物 性 の 開<br />

拓 を 行 う。


課 題 名 転 写 因 子 Cbfa1 による 関 節 軟 骨 の 再 生<br />

研 究 代 表 者<br />

小 守 壽 文 ● 大 阪 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 助 手<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 形 とはたらき」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 転 写 因 子 Cbfa1が 軟 骨 細 胞 の 成 熟 に 必 須 であるとともに、 最 終 的 に 骨 に 置 き 換 わる 成 長 軟 骨 、 又 は<br />

関 節 軟 骨 等 の 永 久 軟 骨 のどちらになるかを 決 定 する 重 要 な 因 子 であることを 解 明 した。<br />

本 研 究 課 題 では、このCbfa1のシグナル 伝 達 機 構 や 発 現 量 と 関 節 軟 骨 再 生 の 相 関 を 解 明 するとともに、 実 験 動 物 モデル<br />

においてドミナントネガティブ 型 Cbfa1を 組 み 込 んだアデノウィルスを 用 い 関 節 軟 骨 の 再 生 の 遺 伝 子 治 療 を 試 みる。 関 節 軟<br />

骨 の 再 生 技 術 により 中 高 齢 年 者 の 生 活 の 質 の 向 上 、 医 療 費 削 減 等 大 きな 社 会 的 貢 献 が 期 待 される。<br />

課 題 名 腫 瘍 血 管 を 選 択 的 に 破 壊 する 新 しい 遺 伝 子 治 療 法 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

高 橋 克 仁 ● 大 阪 府 立 成 人 病 センター 部 長<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 素 過 程 と 連 携 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 提 案 者 が 発 見 し、 血 管 平 滑 筋 の 分 化 マーカーとされるカルポニン 遺 伝 子 が 平 滑 筋 肉 腫 や 骨 肉 腫 細 胞<br />

等 で 発 現 していることを 見 出 した。また、ヘルペスウイルス 変 異 体 の 複 製 開 始 をカルポニンプロモーターで 制 御 することによ<br />

り 分 裂 増 殖 する 平 滑 筋 細 胞 だけを 選 択 的 に 破 壊 する 新 規 ウイルスベクターを 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、このカルポニンプロモーターで 制 御 されるベクターに 血 管 内 皮 細 胞 の 増 殖 抑 制 遺 伝 子 等 を 同 時 に 組 み<br />

込 むことで、がん 治 療 に 利 用 するための 新 規 ベクターを 作 製 する。この 新 規 ベクターの 臨 床 応 用 により、 腫 瘍 新 生 血 管 だ<br />

けを 選 択 的 に 破 壊 する 画 期 的 ながん 治 療 法 になることが 期 待 される。<br />

課 題 名 超 高 性 能 並 列 分 散 アーキテクチャに 関 する 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

山 㟢 信 行 ● 慶 應 義 塾 大 学 理 工 学 部 専 任 講 師<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 情 報 と 知 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ハードリアルタイム 通 信 とソフトリアルタイム 通 信 の 両 方 を 実 現 する「レスポンシブ・リンク」の 提 案 ・ 設 計 ・<br />

実 装 とマルチスレッド 型 のリアルタイムプロセッシングコアの 設 計 ・ 実 装 を 行 った。そして、それらを 融 合 して 通 信 と 処 理 を 共<br />

にリアルタイムに 行 うことが 可 能 なプロセッサ:RNPU(Real-time Networking and Processing Unit)を 実 現 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 成 果 をもとに、 高 い 演 算 性 能 と 通 信 性 能 の 両 方 を 実 現 する 並 列 分 散 アーキテクチャの 研 究 開<br />

発 を 行 う。さらにそれらを 複 数 個 接 続 した 超 高 性 能 並 列 分 散 コンピューティングシステムの 構 築 の 可 能 性 を 追 及 する。スー<br />

パーコンピュータ 以 上 の 演 算 性 能 を 安 価 に 実 現 出 来 るようになるため、 科 学 技 術 計 算 からアミューズメントに 至 るあらゆる 分<br />

野 における 技 術 革 新 が 期 待 出 来 る。<br />

<br />

課 題 名 脊 椎 動 物 の 多 能 性 細 胞 からの 器 官 ・ 組 織 形 成<br />

研 究 代 表 者<br />

浅 島 誠 ● 東 京 大 学 大 学 院 総 合 文 化 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 生 命 活 動 のプログラム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 両 生 類 の 未 分 化 細 胞 を 薬 剤 処 理 することにより、 正 常 胚 のそれとほぼ 同 じ 構 造 を 持 つ 器 官 や 組 織 を<br />

分 化 させることに 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 両 生 類 からほ 乳 類 への 発 展 を 試 み、マウスをターゲットとして 未 分 化 細 胞 から 三 次 元 構 造 を 持 つ 器 官<br />

や 組 織 を 作 ることを 目 指 す。<br />

課 題 名 ナノスケールの 触 媒 および 反 応 場 を 活 用 する 環 境 調 和 型 プロセスの 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

小 林 修 ● 東 京 大 学 大 学 院 薬 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 単 一 分 子 ・ 原 子 レベルの 反 応 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、いくつかの 重 要 な 反 応 系 について、マイクロカプセル 化 による 高 活 性 の 高 分 子 固 定 化 触 媒 の 開 発 、<br />

界 面 活 性 剤 を 用 いた 水 溶 媒 中 での 有 機 合 成 反 応 系 の 開 発 等 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、さまざまな 触 媒 のマイクロカプセル 化 や 界 面 活 性 剤 との 組 み 合 わせ 等 を 試 み、ナノスケールの 触 媒 及 び<br />

反 応 場 を 活 用 した 環 境 負 荷 の 少 ない 新 しい 有 機 合 成 工 業 への 展 開 を 図 る。


課 題 名 赤 外 −サブミリ 波 領 域 の 光 子 検 出 器 開 発 と 走 査 型 顕 微 鏡 の 開 拓<br />

研 究 代 表 者<br />

小 宮 山 進 ● 東 京 大 学 大 学 院 総 合 文 化 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 量 子 効 果 等 の 物 理 現 象 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 赤 外 からサブミリ 波 の3 波 長 における 高 感 度 検 出 器 の 開 発 に 成 功 し、この 波 長 領 域 の 電 磁 波 の 単 一<br />

光 子 検 出 が 可 能 であることを 示 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 赤 外 〜サブミリ 波 の 広 い 波 長 領 域 において 単 一 光 子 検 出 を 可 能 とする 検 出 器 を 開 発 し、さらにこの 単<br />

一 光 子 検 出 器 を 用 いた 走 査 型 遠 赤 外 顕 微 鏡 の 開 発 を 目 指 す。<br />

課 題 名 準 周 期 構 造 を 利 用 した 新 物 質 の 創 製<br />

研 究 代 表 者<br />

蔡 安 邦 ● 東 北 大 学 多 元 物 質 科 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 極 限 環 境 状 態 における 現 象 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 結 晶 、 非 晶 質 に 続 く 第 三 の 物 質 群 である「 準 結 晶 」について、 新 しい 準 結 晶 合 金 の 開 発 、 構 造 、 物<br />

性 等 の 解 析 を 行 い、アルコール 分 解 触 媒 等 の 新 たな 触 媒 活 性 のある 準 結 晶 系 の 発 見 等 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、さらなる 新 たな 準 結 晶 物 質 の 開 発 、 準 結 晶 の 表 面 解 析 ・ 修 飾 、 準 結 晶 への 元 素 添 加 による 新 たな 物<br />

性 の 発 現 等 の 研 究 を 行 い、 新 規 機 能 の 触 媒 やエレクトロニクス 等 、 新 しい 産 業 への 展 開 を 目 指 す。<br />

課 題 名 ゲノム 化 学 に 基 づくインテリジェント 分 子 の 創 製<br />

研 究 代 表 者<br />

齋 藤 烈 ● 日 本 大 学 工 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 単 一 分 子 ・ 原 子 レベルの 反 応 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ある 種 の 高 分 子 化 合 物 と 反 応 剤 を 用 いることにより、 特 定 のDNAの 配 列 に 特 異 的 に 化 学 反 応 を 起 こ<br />

させてその 発 現 の 制 御 を 行 いうるという 事 実 が 発 見 された。<br />

本 研 究 課 題 では、 特 定 遺 伝 子 に 特 異 的 に 結 合 してその 発 現 を 制 御 するデバイスの 創 製 を 目 指 し、その 応 用 として 新 しい<br />

ゲノム 創 薬 としての 有 効 性 についても 検 討 していく。<br />

課 題 名 炎 症 ・ 免 疫 反 応 のケモカインと 樹 状 細 胞 による 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

松 島 綱 治 ● 東 京 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 生 体 防 御 のメカニズム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ケモカインの 生 理 作 用 及 び 細 胞 における 受 容 体 のシグナル 伝 達 機 構 の 解 析 を 行 い、ケモカインと 樹 状<br />

細 胞 が 炎 症 、 免 疫 反 応 に 大 きな 役 割 を 果 たしていることを 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、ケモカインと 樹 状 細 胞 に 焦 点 を 当 ててその 免 疫 制 御 反 応 の 分 子 機 構 を 明 らかにするとともに、 新 しい 炎<br />

症 / 免 疫 制 御 剤 の 開 発 、 新 規 がん 治 療 法 開 発 の 基 盤 作 成 を 目 指 す。<br />

課 題 名 脳 ダイナミックスの 分 子 機 構<br />

研 究 代 表 者<br />

三 品 昌 美 ● 東 京 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 脳 を 知 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 脳 内 における 部 位 ・ 時 期 特 異 的 標 的 遺 伝 子 組 み 換 え 法 や 神 経 回 路 特 異 的 分 子 操 作 法 等 、 脳 の 構<br />

造 と 機 能 の 相 互 作 用 を 司 る 分 子 機 構 の 解 明 を 行 うための 基 盤 を 整 備 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 手 法 を 用 いることにより、 神 経 回 路 網 の 形 成 と 再 編 の 分 子 機 構 を 明 らかにし、 脳 の 発 達 や 記 憶 ・<br />

学 習 等 、 脳 ダイナミックスの 基 盤 解 明 を 目 指 す。<br />

課 題 名 アイソトポマーによる 温 暖 化 気 体 ソース・シンクの 定 量 的 評 価<br />

研 究 代 表 者<br />

吉 田 尚 弘 ● 東 京 工 業 大 学 フロンティア 創 造 共 同 研 究 センター 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 環 境 低 負 荷 型 の 社 会 システム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、アイソトポマー( 分 子 内 に 同 位 体 を 含 む 分 子 種 の 総 称 ) 計 測 法 の 開 発 に 成 功 し、 環 境 物 質 のソース( 起<br />

源 )、 特 に 自 然 起 源 について 明 らかにしてきた。<br />

本 研 究 課 題 では、これまでの 研 究 で 開 発 した 手 法 を 温 暖 化 ガスに 適 用 し、 人 為 ソースの 分 類 ・シンク( 消 滅 過 程 )の 模 擬<br />

実 験 ・ネットワーク 観 測 等 により、 地 球 規 模 での 温 暖 化 ガスの 収 支 評 価 の 高 精 度 化 を 目 指 す。


課 題 名 微 小 管 ネットワークの 動 的 制 御 機 構 の 解 析<br />

研 究 代 表 者<br />

月 田 承 一 郎 ● 京 都 大 学 大 学 院 医 学 研 究 科 教 授<br />

代 行 月 田 早 智 子 ● 京 都 大 学 医 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 月 田 細 胞 軸 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 細 胞 軸 ( 細 胞 が 自 らの 中 に 持 っていると 思 われる 普 遍 的 な 座 標 軸 )の 実 体 が 何 であるのか 解 明 を 行 い、<br />

その 中 で 新 たな 細 胞 内 小 器 官 の 発 見 、 細 胞 内 でのタンパク 質 の 動 態 解 析 等 の 成 果 を 上 げてきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 細 胞 軸 の 大 きな 構 成 要 素 と 思 われる 細 胞 内 の 微 小 管 ネットワークの 動 的 制 御 機 構 の 解 明 を 通 して、 細<br />

胞 形 態 形 成 の 分 子 機 構 の 理 解 を 深 めることを 目 指 す。<br />

課 題 名 1 次 元 分 子 認 識 システムを 応 用 した 多 糖 系 遺 伝 子 マニピュレーターの 創 製<br />

研 究 代 表 者<br />

新 海 征 治 ● 九 州 大 学 大 学 院 工 学 研 究 院 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 国 際 共 同 研 究 事 業 ( 旧 ICORP)「 分 子 転 写 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、DNAやRNAと 相 互 作 用 する 天 然 物 ( 糖 鎖 )を 発 見 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 天 然 物 − 核 酸 の 複 合 体 に 関 する 基 礎 的 研 究 等 を 通 して、 低 コストなメッセンジャーRNA 分 離 精 製<br />

システム、 新 規 非 ウイルス 性 遺 伝 子 ベクターの 開 発 等 を 目 指 す。<br />

課 題 名 細 胞 内 ゴルジ 体 ・ 小 胞 体 の 形 態 異 常 と 病 態 症 状<br />

研 究 代 表 者<br />

近 藤 久 雄 ● 三 菱 化 学 生 命 科 学 研 究 所 主 任 研 究 員<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 形 とはたらき」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 細 胞 内 小 器 官 であるゴルジ 体 の 構 造 がどのように 形 成 され、どのような 機 能 に 結 びついているのか<br />

の 研 究 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、これら 成 果 を 用 いてモデル 細 胞 系 を 構 成 し、その 形 態 異 常 の 生 じるメカニズム、あるいは 形 態 異 常 によ<br />

る 細 胞 機 能 異 常 のメカニズム 解 明 を 行 い、 最 終 的 にはある 種 の 神 経 変 性 疾 患 治 療 の 基 礎 データ 収 集 を 目 指 す。<br />

課 題 名 タンパク 質 系 レーザー 化 学 を 駆 使 した 新 規 分 析 システムの 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

坪 井 泰 之 ● 北 海 道 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 状 態 と 変 革 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ある 種 のタンパク 質 が 高 輝 度 レーザー 照 射 下 でも 容 易 に 分 解 せずに、 薄 膜 としてタンパク 質 を 堆 積 させ、<br />

さらに 特 殊 な 加 工 等 が 可 能 であることが 明 らかとなった。<br />

本 研 究 課 題 では、この 手 法 を 用 いて 生 体 分 子 で 修 飾 したマイクロ 分 析 チップやレーザートラップ・ラマン 顕 微 鏡 の 構 築 を 目<br />

指 す。<br />

課 題 名 糖 鎖 を 介 した 細 胞 分 裂 ・ 細 胞 分 化 制 御 工 学 の 展 開<br />

研 究 代 表 者<br />

野 村 一 也 ● 九 州 大 学 大 学 院 理 学 研 究 院 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 素 過 程 と 連 携 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 糖 鎖 を 用 いることにより 今 まで 一 方 向 のみに 進 むと 思 われていた 細 胞 分 化 、 分 裂 の 方 向 を 逆 転 させうる<br />

という 成 果 を 得 た。<br />

本 研 究 課 題 では、このメカニズムをより 詳 細 に 解 析 し、 細 胞 分 裂 、 分 化 の 基 本 的 メカニズムを 解 明 することを 目 指 す。<br />

課 題 名 見 まねにより 手 話 や 舞 踊 動 作 が 可 能 なヒト 型 ロボット<br />

研 究 代 表 者<br />

星 野 聖 ● 筑 波 大 学 大 学 院 システム 情 報 工 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 情 報 と 知 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 創 作 舞 踊 のように 全 く 新 しい 順 序 運 動 を 創 発 し 獲 得 するために、 中 枢 神 経 系 がどのような 評 価 を 行 い、<br />

運 動 指 令 を 生 成 しているかを 感 性 情 報 処 理 、 計 算 論 的 脳 科 学 、ロボティクスの 観 点 から 明 らかにしてきた。<br />

本 研 究 課 題 では、その 成 果 を 応 用 して 他 者 の 動 作 の 見 まねにより 手 話 動 作 等 が 可 能 なヒト 型 ロボット・システムの 開 発 を 目<br />

指 す。


課 題 名 アミロイド 形 成 の 分 子 機 構 解 明 と 阻 害 剤 ・ 診 断 法 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

三 原 久 和 ● 東 京 工 業 大 学 大 学 院 生 命 理 工 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 形 とはたらき」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 狂 牛 病 等 のアミロイド 性 疾 患 の 原 因 であるアミロイド 性 タンパク 質 の 立 体 構 造 変 化 によるアミロイド 繊 維<br />

形 成 の 分 子 機 構 を 明 らかにし、そのモデル 化 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 繊 維 形 成 機 構 の 詳 細 を 解 明 し、 繊 維 形 成 阻 害 薬 の 開 発 、 安 全 な 診 断 法 の 開 発 を 目 指 す。<br />

<br />

課 題 名 遺 伝 情 報 制 御 分 子 としてのステロイドレセプター<br />

研 究 代 表 者<br />

加 藤 茂 明 ● 東 京 大 学 分 子 細 胞 生 物 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 生 命 活 動 のプログラム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 核 内 ステロイドレセプター 群 の 転 写 制 御 能 の 解 析 を 行 い、その 転 写 共 役 因 子 の 機 能 的 ・ 生 理 的 必 須<br />

性 を 部 分 的 に 解 明 することが 出 来 た。<br />

本 研 究 課 題 では、「 核 内 レセプターと 共 役 する 新 規 核 内 因 子 および 複 合 体 の 精 製 、 同 定 」と「 核 内 レセプターおよびその 共<br />

役 因 子 のレセプター 時 期 ・ 組 織 特 異 機 能 の 評 価 」に 焦 点 を 合 わせ、レセプター 遺 伝 子 発 現 制 御 機 能 の 分 子 メカニズム 解<br />

明 を 目 指 す。<br />

課 題 名 遅 発 性 神 経 細 胞 死 後 の 海 馬 神 経 細 胞 の 再 生<br />

研 究 代 表 者 桐 野 高 明 ● 国 立 国 際 医 療 センター 研 究 所 所 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 守 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 海 馬 CA1 領 域 の 神 経 前 駆 細 胞 が 再 生 すること、および、その 活 性 化 により 構 造 的 ・ 機 能 的 な 再 生 が<br />

可 能 であることを 確 認 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 再 生 した 神 経 組 織 の 機 能 や 再 生 のための 最 適 条 件 等 を 明 らかにすることを 目 指 す。<br />

課 題 名 言 語 の 脳 機 能 に 基 づく 言 語 獲 得 装 置 の 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

酒 井 邦 嘉 ● 東 京 大 学 大 学 院 総 合 文 化 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 脳 を 創 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 文 法 処 理 に 関 わる 言 語 能 力 の 座 を 特 定 するとともに、 言 語 解 析 パラダイムの 確 立 、 脳 をモデルとした<br />

自 然 言 語 処 理 の 開 発 等 成 果 を 上 げてきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 言 語 の 脳 機 能 イメージングを 行 い、 言 語 獲 得 装 置 の 機 能 局 在 と 機 能 分 化 を 明 らかにし、 脳 における 普<br />

遍 文 法 の 計 算 原 理 を 解 明 することを 目 指 す。<br />

課 題 名 細 胞 死 シグナル 伝 達 分 子 を 標 的 とした 疾 患 治 療 薬 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

辻 本 賀 英 ● 大 阪 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 守 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ミトコンドリア 膜 チャネルが 細 胞 死 制 御 破 綻 に 起 因 する 疾 患 の 治 療 薬 の 標 的 分 子 になり 得 ることを 提 示<br />

すると 同 時 に、 治 療 薬 の 候 補 を 示 すに 至 った。<br />

本 研 究 課 題 では、 細 胞 死 の 分 子 メカニズムをより 系 統 的 に 解 析 し、 新 たな 治 療 薬 標 的 分 子 の 提 示 や、 治 療 薬 候 補 の 有<br />

効 性 解 析 等 を 目 指 す。


課 題 名 シガトキシン 類 全 合 成 - 抗 体 調 製 ・ 食 中 毒 予 防 と 神 経 科 学 の 新 展 開<br />

研 究 代 表 者<br />

平 間 正 博 ● 東 北 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 単 一 分 子 ・ 原 子 レベルの 反 応 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 により、 熱 帯 等 で 頻 発 する 食 中 毒 の 原 因 物 質 であるシガトキシン 類 の 一 つの 全 合 成 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 別 種 のシガトキシンの 全 合 成 、シガトキシンと 生 体 との 相 互 作 用 の 解 明 、 及 びシガトキシンに 対 する 高 感<br />

度 抗 体 の 作 成 による 食 中 毒 の 予 防 を 目 指 す。<br />

課 題 名 可 搬 型 超 伝 導 ミリ 波 大 気 分 子 測 定 装 置 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

福 井 康 雄 ● 名 古 屋 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 地 球 変 動 のメカニズム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 超 伝 導 受 信 機 を 搭 載 した 高 感 度 大 気 ミリ 波 分 子 スペクトル 観 測 装 置 を 開 発 し、 世 界 で 初 めて 南 半 球<br />

中 緯 度 帯 におけるオゾン 層 破 壊 分 子 種 の 時 間 別 、 高 度 別 分 布 を 観 測 することを 可 能 とした。<br />

本 研 究 課 題 では、この 観 測 を 継 続 し 経 年 変 化 等 を 詳 細 に 測 定 、 解 析 するとともにシステムの 小 型 化 、 低 電 力 化 を 行 い、<br />

観 測 拠 点 のネットワーク 形 成 を 目 指 す。<br />

課 題 名 全 球 高 精 度 植 生 バイオマス 推 定 の 実 用 化<br />

− 衛 星 による 多 方 向 観 測 を 利 用 した 高 精 度 バイオマス 推 定 の 実 用 化 −<br />

研 究 代 表 者<br />

本 多 嘉 明 ● 千 葉 大 学 環 境 リモートセンシング 研 究 センター 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 地 球 変 動 のメカニズム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 草 本 植 生 のバイオマスを 衛 星 データから 正 確 に 把 握 する 手 法 の 開 発 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 衛 星 からの 多 方 向 観 測 手 法 を 利 用 し、 高 さ 方 向 の 情 報 を 加 えたバイオマス 推 定 手 法 を 開 発 し 木 本 を<br />

含 む 森 林 植 生 のバイオマスをこれまで 以 上 に 正 確 に 把 握 する 手 法 を 実 用 化 する。これにより 過 去 20 年 で 人 類 が 地 球 上 の<br />

植 生 バイオマス 資 源 をどのように 利 用 してきたか 把 握 出 来 る。<br />

課 題 名 スループットを 最 大 化 する 住 空 間 システム<br />

研 究 代 表 者<br />

松 藤 泰 典 ● 北 九 州 大 学 国 際 環 境 工 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 CREST)「 環 境 低 負 荷 型 の 社 会 システム」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 産 業 廃 棄 物 等 を 用 いた 煉 瓦 を 用 いることにより、リサイクル 可 能 でかつ 人 間 や 環 境 に 優 しい 住 宅 を 作<br />

成 しうることを 示 すことが 出 来 た。<br />

本 研 究 課 題 では、この 煉 瓦 の 事 業 化 の 可 能 性 を 確 認 するとともに、この 煉 瓦 を 用 いた 住 宅 の 完 成 度 をさらに 上 げることを<br />

目 指 す。<br />

課 題 名 脳 における 神 経 回 路 形 成 と 細 胞 移 動<br />

研 究 代 表 者<br />

村 上 富 士 夫 ● 大 阪 大 学 大 学 院 生 命 機 能 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 知 る」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 正 しい 神 経 回 路 形 成 のために 必 須 である「 神 経 細 胞 の 移 動 」について 動 態 の 可 視 化 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 神 経 回 路 形 成 の 機 構 と 細 胞 移 動 の 機 構 との 関 係 を 明 らかにし、 二 つの 現 象 を 統 合 的 に 理 解 することを<br />

目 指 す。<br />

課 題 名 自 己 構 造 ・ 組 織 創 成 型 過 冷 金 属 の 応 用 展 開<br />

研 究 代 表 者<br />

井 上 明 久 ● 東 北 大 学 総 長<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 井 上 過 冷 金 属 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 金 属 過 冷 却 液 体 に 関 する 総 合 的 な 研 究 を 実 施 し、その 結 果 、 金 属 過 冷 却 液 体 の 安 定 化 条 件 、 加<br />

工 性 や 相 変 異 等 の 制 御 因 子 に 関 する 知 見 を 得 ることが 出 来 た。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 成 果 を 基 盤 として、 金 属 過 冷 却 液 体 の 永 久 磁 石 材 料 、 光 ディスク 材 料 、 軟 磁 性 広 幅 板 材 とし<br />

ての 応 用 の 可 能 性 を 探 る。


課 題 名 電 子 系 の 多 体 量 子 相 関 とその 光 制 御 機 能<br />

研 究 代 表 者<br />

五 神 真 ● 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 五 神 共 同 励 起 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、レーザー 光 を 巧 みにコントロールして 幅 広 い 物 質 系 で 集 団 の 量 子 効 果 を 発 現 させることを 目 指 し、その<br />

中 で 半 導 体 の 非 線 形 光 学 応 答 における 多 体 相 関 効 果 に 関 する 知 見 を 得 ることが 出 来 た。<br />

本 研 究 課 題 では、この 研 究 をさらに 推 し 進 めることにより、 光 スイッチや 光 信 号 バッファ 等 への 応 用 の 基 礎 となる 物 理 現 象<br />

について 研 究 を 進 める。<br />

課 題 名 カーボンナノチューブの 特 異 な 吸 着 現 象<br />

− 水 素 吸 蔵 とバイオテクノロジーへの 応 用 −<br />

研 究 代 表 者 飯 島 澄 男 ● 名 城 大 学 理 工 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 国 際 共 同 研 究 事 業 ( 旧 ICORP)「ナノチューブ 状 物 質 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、カーボンナノチューブ 及 びその 類 似 物 質 の 生 成 機 構 、 製 造 方 法 、 構 造 と 性 質 を 明 らかにし、その 中<br />

でこれらの 物 質 が 電 子 デバイス、 燃 料 電 池 、 触 媒 、 特 定 分 子 の 貯 蔵 等 に 応 用 可 能 であることが 明 らかになった。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 性 質 の 中 で 特 に 特 定 分 子 種 の 吸 着 現 象 に 着 目 し、 吸 着 量 の 増 大 とこの 現 象 のバイオテクノロ<br />

ジーへの 発 展 を 目 指 す。<br />

課 題 名 光 受 容 体 フォトトロピン2の 機 能 解 析 と 葉 緑 体 運 動<br />

研 究 代 表 者<br />

加 川 貴 俊 ● 筑 波 大 学 生 命 環 境 科 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 素 過 程 と 連 携 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、シロイヌナズナを 用 いた 遺 伝 学 的 解 析 から、 逃 避 反 応 、 集 合 反 応 とフォトトロピン1、2との 関 係 を 明 ら<br />

かにした。<br />

本 研 究 課 題 では、 特 にフォトトロピン2の 機 能 ドメインの 確 定 を 目 指 すとともに、これら 改 変 遺 伝 子 を 導 入 したシロイヌナズナ<br />

の 形 質 転 換 植 物 を 作 出 することにより、 葉 緑 体 光 定 位 運 動 ・ 光 屈 折 ・ 気 孔 開 口 に 必 要 なドメインを 明 らかにすることを 目 指 す。<br />

課 題 名 超 高 速 画 像 分 光 法 による 溶 液 化 学 反 応 の 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

鈴 木 俊 法 ● 理 化 学 研 究 所 中 央 研 究 所 主 任 研 究 員<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 状 態 と 変 革 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、フェムト 秒 時 間 分 解 光 電 子 画 像 観 測 法 を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 手 法 を 用 いて 溶 液 中 化 学 反 応 における 反 応 物 の 電 子 状 態 変 化 実 時 間 観 測 を 行 い、この 手 法 の<br />

溶 液 化 学 研 究 の 新 しいツールとして 使 用 出 来 るようにする。<br />

課 題 名 発 達 脳 科 学 における 機 能 的 イメージング<br />

研 究 代 表 者<br />

多 賀 厳 太 郎 ● 東 京 大 学 大 学 院 教 育 学 研 究 科 講 師<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 情 報 と 知 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 生 後 2ヶ 月 の 乳 児 が 自 然 な 状 態 で 物 を 見 ているときの 視 覚 野 のイメージングに 世 界 で 初 めて 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 光 トポグラフィーを 用 いた 研 究 を 推 進 し、 発 達 過 程 における 脳 の 機 能 分 化 と 統 合 のメカニズムを 解 明 す<br />

ることを 目 指 す。<br />

課 題 名 新 開 発 の 高 濃 度 実 用 加 水 分 解 反 応 の 立 体 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

徳 永 信 ● 九 州 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 形 とはたらき」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、エステル 類 やエーテル 類 の 加 水 分 解 を 高 濃 度 条 件 下 で 行 いうる 新 規 触 媒 を 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、その 新 規 触 媒 をさらに 改 良 することにより、 加 水 分 解 生 成 物 の 立 体 制 御 が 可 能 な 触 媒 の 開 発 を 行 い、<br />

工 業 化 を 目 指 す。


課 題 名 均 等 分 裂 と 還 元 分 裂 : 染 色 体 分 配 機 構 の 総 合 的 な 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

渡 邊 嘉 典 ● 東 京 大 学 分 子 細 胞 生 物 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 基 礎 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 素 過 程 と 連 携 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 二 つの 染 色 体 接 着 因 子 Rad21とRec8が、 体 細 胞 分 裂 と 減 数 分 裂 の 染 色 体 分 配 様 式 ( 均 等 分 裂 と<br />

還 元 分 裂 )を 規 定 する 上 で 中 心 的 な 役 割 を 果 たしていることを 明 らかにしてきた。<br />

本 研 究 課 題 では、コヒーシンと 協 調 して 動 く 動 原 体 構 成 因 子 およびその 制 御 因 子 を 分 子 遺 伝 学 的 な 手 法 により 新 たに 見 つ<br />

けその 解 析 を 推 進 することにより、 真 核 生 物 一 般 に 通 用 する 体 細 胞 分 裂 と 減 数 分 裂 の 染 色 体 分 配 機 構 の 統 合 的 な 理 解 を<br />

目 指 す。<br />

<br />

課 題 名 遺 伝 子 改 変 細 胞 キメラ 培 養 による 神 経 回 路 網 形 成 機 構 の 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

津 本 忠 治 ● 理 化 学 研 究 所 脳 科 学 総 合 研 究 センター ユニットリーダー<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 脳 を 知 る( 京 都 )」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 神 経 回 路 網 形 成 への 関 与 が 想 定 されてきた 神 経 栄 養 因 子 に 注 目 し、 蛍 光 蛋 白 質 標 識 遺 伝 子 ベク<br />

ターの 細 胞 核 内 への 直 接 注 入 法 を 開 発 、 神 経 栄 養 因 子 が 神 経 活 動 とともに 標 的 細 胞 に 移 行 することを 発 見 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 複 数 の 遺 伝 子 改 変 神 経 細 胞 のキメラ 培 養 標 本 を 作 製 し、 神 経 栄 養 因 子 の 移 行 が 回 路 網 形 成 に 果 た<br />

す 役 割 の 解 明 を 目 指 す。<br />

課 題 名 太 陽 光 による 高 効 率 水 分 解 光 触 媒 系 の 実 現<br />

研 究 代 表 者<br />

堂 免 一 成 ● 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 分 子 複 合 系 の 構 築 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 において、 遷 移 金 属 オキシナイトライド 等 非 酸 化 物 系 物 質 群 が 可 視 光 を 十 分 に 吸 収 し、 水 を 分 解 出 来 るポ<br />

テンシャルを 持 つ 安 定 な 光 触 媒 材 料 として 活 用 出 来 ることを 初 めて 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 新 たに 見 出 した 物 質 群 をベースに、 格 子 欠 陥 の 少 ない 新 規 な 光 触 媒 材 料 の 調 整 法 の 開 発 や 水 素<br />

と 酸 素 の 効 率 的 生 成 サイトを 構 築 するための 新 規 な 触 媒 修 飾 法 の 開 発 等 を 行 い、 太 陽 光 で 効 率 よく 水 を 分 解 する 光 触 媒<br />

系 を 構 築 する。<br />

課 題 名 キャリア 相 関 を 用 いた 量 子 コヒーレントシステム<br />

研 究 代 表 者<br />

平 山 祥 郎 ● 東 北 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 電 子 ・ 光 子 等 の 機 能 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 半 導 体 ナノ 構 造 の 基 礎 的 評 価 研 究 を 行 い、 量 子 計 算 機 構 成 素 子 として 使 用 出 来 る 可 能 性 を 明 確<br />

にした。<br />

本 研 究 課 題 では、この 成 果 をうけ、 電 気 系 で 制 御 出 来 る 半 導 体 量 子 コンピュータの 基 となる 素 子 の 作 成 を 目 指 す。<br />

課 題 名 一 分 子 観 察 / 操 作 による 細 胞 膜 の 動 的 情 報 変 換 システムの 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

楠 見 明 弘 ● 京 都 大 学 再 生 医 科 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 楠 見 膜 組 織 能 プロジェクト」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、「 生 きている 細 胞 」 中 で、1 分 子 毎 に、 相 互 作 用 ( 一 分 子 蛍 光 共 鳴 エネルギー 移 動 )・ 共 局 在 ・ 運 動 を<br />

調 べる 方 法 を 開 発 し、 細 胞 内 シグナル 系 はデジタル 式 に 働 くという 仮 説 を 得 た。<br />

本 研 究 課 題 では、ラフト 経 由 の 系 等 、 細 胞 膜 上 でのシグナル 変 換 を 取 り 上 げ、この 仮 説 を 検 証 し、シグナル 伝 達 システム<br />

に 共 通 する 作 動 原 理 を 明 らかにすることを 目 指 す。


課 題 名 小 型 魚 突 然 変 異 体 群 を 用 いた 脳 領 域 発 生 の 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

近 藤 寿 人 ● 大 阪 大 学 大 学 院 生 命 機 能 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 近 藤 誘 導 分 化 プロジェクト」<br />

概 要 : 脊 椎 動 物 における 胚 発 生 の 機 構 を 明 らかにするために、 世 界 ではじめてメダカでの 大 規 模 突 然 変 異 体 作 製 を 実 施 し、<br />

1600の 劣 性 致 死 突 然 変 異 体 の 中 から300 余 の 胚 発 生 にかかわる 突 然 変 異 体 ( 特 に 脳 の 形 成 の 変 異 体 )を 選 んだ。<br />

本 研 究 課 題 では、 特 に 脳 の 機 能 領 域 形 成 にかかわる 変 異 体 の 原 因 遺 伝 子 を 明 らかにし、その 分 子 機 能 を 解 明 すること<br />

を 目 指 す。<br />

課 題 名 モルフォジュネティック・アポトーシスによる 恒 常 性 維 持<br />

研 究 代 表 者<br />

安 達 ( 山 田 ) 卓 ● 神 戸 大 学 大 学 院 自 然 科 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 認 識 と 形 成 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 周 辺 の 正 常 細 胞 との 相 互 作 用 によって 異 常 細 胞 が 認 識 される 仕 組 と、それに 続 くアポトーシス<br />

(Morphogenetic Apoptosis)を 発 見 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 環 境 汚 染 、 発 癌 初 期 といった 条 件 でのMorphogenetic Apoptosisの 作 用 を 明 らかにするとともに 分 子<br />

レベルでの 反 応 経 路 の 解 明 を 進 める。<br />

課 題 名 自 己 組 織 性 三 次 元 フォトニッククリスタルの 創 生<br />

研 究 代 表 者<br />

菊 池 裕 嗣 ● 九 州 大 学 先 導 物 質 化 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 組 織 化 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、ブルー 相 と 呼 ばれる 特 殊 構 造 状 態 の 液 晶 の 基 礎 的 物 性 研 究 を 行 い、 同 相 の 温 度 安 定 性 、 電 気 応<br />

答 性 を 向 上 させた。<br />

本 研 究 課 題 では、この 応 用 として 発 光 や 光 の 伝 搬 を 人 工 的 に 制 御 出 来 る 新 しい 光 材 料 の 確 立 を 目 指 す。<br />

課 題 名 時 間 順 序 の 脳 内 協 調 表 現<br />

研 究 代 表 者 北 澤 茂 ● 順 天 堂 大 学 医 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 協 調 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 交 差 した 手 に 加 えた 刺 激 について 時 間 順 序 の 錯 覚 現 象 が 生 じることを 発 見 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 錯 覚 現 象 を 手 がかりとして、 時 間 順 序 が 脳 のどこで、どのように 表 現 されているのかを、ニューロン<br />

活 動 のレベルにいたるまで 解 明 することを 目 指 す。<br />

課 題 名 パターン 照 合 とテキスト 圧 縮 に 基 づく 高 速 知 識 発 見 技 術 に 関 する 基 盤 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

竹 田 正 幸 ● 九 州 大 学 大 学 院 システム 情 報 科 学 研 究 院 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 情 報 と 知 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 非 定 型 データの 高 速 処 理 において 核 となるデータ 圧 縮 および 高 速 パターン 照 合 技 術 を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 技 術 に 基 づき、 膨 大 な 量 の 非 定 型 データから、そこに 埋 没 した 知 識 を 人 間 にとって 有 益 な 情 報<br />

として 出 力 する 知 識 発 見 システムを 構 築 する。<br />

課 題 名 酵 素 によるプラスチックの 化 学 的 再 資 源 化<br />

研 究 代 表 者<br />

中 島 ( 神 戸 ) 敏 明 ● 筑 波 大 学 応 用 生 物 化 学 系 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 個 人 研 究 推 進 事 業 ( 旧 さきがけ)「 変 換 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で 新 しいポリウレタン 分 解 酵 素 の 創 製 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、この 酵 素 融 合 技 術 を 用 いた 新 規 ポリエステル 系 プラスチック 分 解 酵 素 の 創 製 と、 選 択 的 モノマー 化 に 適 し<br />

た 酵 素 を 自 然 界 から 選 出 する。これらを 用 いて、プラスチック 混 合 物 の 中 から 高 純 度 のモノマーを 効 率 よく 取 り 出 し、 再 資 源<br />

化 することを 目 指 す。


課 題 名 可 塑 性 シグナルの 操 作 による 長 期 記 憶 の 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

尾 藤 晴 彦 ● 東 京 大 学 大 学 院 医 学 系 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「タイムシグナルと 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で 長 期 記 憶 に 必 須 な「シナプスへの 持 続 的 な 新 規 蛋 白 質 の 供 給 」と「 神 経 シナプスの 形 態 変 化 」の 両 事 象<br />

に 関 与 する 分 子 について 単 離 ・ 固 定 ・ 解 析 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 長 期 記 憶 の 分 子 機 構 を 一 層 解 明 し、 長 期 記 憶 をウィルスベクターにより 遺 伝 子 治 療 的 に 改 変 する 手 法<br />

の 確 立 を 目 指 す。<br />

課 題 名 ナノメカニカル 単 一 電 子 素 子 の 創 製<br />

研 究 代 表 者<br />

真 島 豊 ● 東 京 工 業 大 学 大 学 院 理 工 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 組 織 化 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 固 有 振 動 と 単 一 原 子 現 象 に 関 する 新 しい 原 理 を 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 新 しい 原 理 を 基 礎 にナノメカニカル 単 一 電 子 素 子 がテラヘルツ 領 域 の 光 源 および 検 出 器 として 単 素 子 レ<br />

ベルで 機 能 することを 確 認 する。<br />

<br />

課 題 名 p53とRB 蛋 白 質 によるアポトーシスと 細 胞 老 化 の 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

田 矢 洋 一 ● 国 立 がんセンター 研 究 所 放 射 線 研 究 部 部 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「ゲノムの 構 造 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、p53のSer46のリン 酸 化 とアポトーシス、 並 びにRB 蛋 白 質 上 のリン 酸 化 部 位 の 使 い 分 けの 意 義 等 につ<br />

いて 新 発 見 をした。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 研 究 をさらにすすめ、p53のアポトーシスと 細 胞 老 化 の 誘 導 機 構 の 解 明 、また、RB 蛋 白 質 の<br />

アポトーシス 抑 制 メカニズムの 解 明 を 行 う。<br />

課 題 名 非 相 反 デジタル 光 集 積 回 路 の 開 発 と 全 光 ネットワークへの 応 用<br />

研 究 代 表 者<br />

中 野 義 昭 ● 東 京 大 学 先 端 科 学 技 術 研 究 センター 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 電 子 ・ 光 子 等 の 機 能 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 原 子 層 単 位 の 組 成 制 御 を 通 じて 光 能 動 基 本 機 能 ならびに 光 非 線 型 性 を 高 めた 半 導 体 結 晶 を 創 製<br />

し、これに 基 づく 全 光 子 制 御 デジタルデバイスや 磁 気 光 学 非 相 反 光 デバイスの 開 発 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 全 光 信 号 処 理 に 向 けた 非 相 反 デジタル 光 集 積 機 能 回 路 の 開 発 にフォーカスして、(1) 要 素 デジタル 光<br />

デバイス、 非 相 反 導 波 路 の 設 計 ・ 試 作 、(2) 磁 性 半 導 体 や 強 磁 性 金 属 の 成 長 ・ 集 積 プロセス 技 術 開 発 、(3)これらデバイ<br />

スのモノリシック 集 積 化 技 術 開 発 、(4) 光 ネットワーク 用 デジタル 光 集 積 機 能 回 路 の 試 作 ・ 実 証 、を 中 心 に 研 究 を 進 める。<br />

課 題 名 高 度 メディア 社 会 のための 発 展 的 協 調 的 学 習 支 援 システム<br />

研 究 代 表 者<br />

三 宅 なほみ ● 中 京 大 学 情 報 科 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 高 度 メディア 社 会 の 生 活 情 報 技 術 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 協 調 的 な 学 習 を 支 援 する 環 境 として、 一 人 一 人 の 考 え 方 をノート 配 置 によって 外 化 し 相 互 吟 味 や 編<br />

集 を 可 能 にしたシステム、またマルチメディア 教 材 を 相 互 に 関 連 付 けて 構 造 化 するシステム 等 を 構 築 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 上 記 のシステムをさらに 使 いやすく 統 合 し、より 汎 用 性 の 高 い 学 習 実 践 理 論 と 実 効 力 のある 学 習 環 境 を<br />

提 供 することを 目 指 す。


課 題 名 人 工 原 子 ・ 分 子 の 量 子 スピン 情 報<br />

研 究 代 表 者<br />

樽 茶 清 悟 ● 東 京 大 学 大 学 院 理 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 創 造 科 学 技 術 推 進 事 業 ( 旧 ERATO)「 樽 茶 多 体 相 関 場 プロジェクト」<br />

概 要 : これまで 人 工 原 子 の 研 究 を 行 い、パウリ 効 果 や 近 藤 効 果 等 の「スピン 相 関 の 物 理 」を 開 拓 するとともに、スピン 制 御 が 量 子<br />

計 算 に 有 用 であることを 確 認 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 研 究 の 主 体 を 人 工 分 子 に 移 し、より 多 彩 なスピン 相 関 の 世 界 を 探 求 するとともに、 量 子 情 報 処 理 への<br />

研 究 展 開 を 重 点 化 する。<br />

課 題 名 軟 骨 に 特 異 的 な 遺 伝 子 機 能 による 軟 骨 分 化 制 御 の 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

浅 原 弘 嗣 ● 国 立 成 育 医 療 センター 研 究 所 移 植 外 科 部 門 部 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 認 識 と 形 成 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 生 物 を 形 作 る 軟 骨 の 分 化 制 御 に 関 わるクロマチンの 修 飾 ファクターの 同 定 、 機 能 解 析 を 行 った。<br />

本 研 究 課 題 では、この 結 果 を 更 に 深 化 させ、 遺 伝 子 発 現 や 発 生 の 制 御 について 新 たな 解 釈 を 試 みる。<br />

課 題 名 専 用 計 算 機 によるホログラフィ 動 画 像 システム<br />

研 究 代 表 者<br />

伊 藤 智 義 ● 千 葉 大 学 工 学 部 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 情 報 基 盤 と 利 用 環 境 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ホログラフィによるリアルタイムの3 次 元 動 画 像 システムの 開 発 を 目 指 して 試 作 を 行 い、 高 速 なホログラフィ<br />

専 用 計 算 機 システムを 構 築 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 開 発 した 既 存 の 専 用 計 算 機 システムを 活 用 して、 実 用 化 を 指 向 した 表 示 システムの 構 築 を 試 みる。<br />

課 題 名 白 色 発 光 透 明 シリカガラスの 創 製 と 機 能 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

内 野 隆 司 ● 神 戸 大 学 理 学 部 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 秩 序 と 物 性 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ナノサイズシリカガラス 微 粒 子 が、1000℃ 程 度 というガラス 転 移 温 度 以 下 の 温 度 による 焼 結 でも 固 相 反<br />

応 による 緻 密 化 が 起 こり、 透 明 なバルクシリカガラスへと 変 化 するとともに、 同 試 料 が 紫 外 光 励 起 により 強 い 白 色 発 光 を 示<br />

すという、 新 規 な 現 象 を 発 見 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 新 たに 見 出 した 白 色 発 光 現 象 の 全 貌 を 実 験 、 理 論 の 両 面 から 解 明 するとともに、 発 光 効 率 の 最 適 化 、<br />

色 度 の 制 御 等 、 実 用 化 に 向 けた 材 料 設 計 指 針 の 確 立 を 目 指 す。<br />

課 題 名 立 体 構 造 情 報 を 利 用 した 蛋 白 質 間 相 互 作 用 様 式 の 予 測 法 の 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

木 下 賢 吾 ● 東 京 大 学 医 科 学 研 究 所 ヒトゲノム 解 析 センター 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 生 体 分 子 の 形 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 機 能 未 知 タンパク 質 の 生 化 学 的 な 機 能 を 立 体 構 造 から 推 定 する 手 法 を 開 発 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 方 法 を 発 展 させ、タンパク 質 の 生 物 学 的 機 能 の 予 測 を 念 頭 に、タンパク 質 のどの 部 分 がどのように<br />

タンパク 質 相 互 作 用 に 関 与 するかを、 立 体 構 造 情 報 を 利 用 して 予 測 する 方 法 の 開 発 を 目 指 す。<br />

課 題 名 バイオリン 鉱 石 の 生 産 技 術 開 発<br />

研 究 代 表 者<br />

黒 田 章 夫 ● 広 島 大 学 大 学 院 先 端 物 質 科 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 変 換 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 微 生 物 におけるリン 酸 ポリマーの 蓄 積 機 構 を 分 子 レベルで 解 明 し、 菌 体 内 のリン 含 有 量 を 飛 躍 的 に<br />

増 加 させる 方 法 を 開 発 した。それをもとに 改 良 した 微 生 物 は、 天 然 のリン 鉱 石 に 近 い 含 有 量 でリンを 菌 体 内 に 蓄 積 するこ<br />

とがわかった。<br />

本 研 究 課 題 では、 菌 体 内 のリン 含 有 量 を 更 に 増 加 させるとともに、 実 際 に 排 水 からのリンの 回 収 を 試 みる。これにより、 枯<br />

渇 が 予 想 されるリン 資 源 のリサイクルと 環 境 の 富 栄 養 化 防 止 技 術 の 開 発 を 行 う。


課 題 名 ATP 駆 動 型 ソフト&ウェット 運 動 素 子 の 開 発 と 応 用<br />

研 究 代 表 者 龔 剣 萍 ● 北 海 道 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 組 織 化 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでにホタテ 貝 筋 肉 由 来 のアクチン・ミオシンを 自 己 集 合 させながら 化 学 架 橋 を 施 すことにより、ATPを 加 えながら 相 互<br />

作 用 させると 滑 り 運 動 を 示 すことを 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、この 成 果 を 発 展 させて、ATPで 駆 動 する 人 工 運 動 素 子 の 創 製 を 目 指 す。<br />

課 題 名 マウス 大 脳 神 経 幹 細 胞 の 時 期 依 存 的 シグナル 応 答 機 構 の 解 析<br />

研 究 代 表 者<br />

後 藤 由 季 子 ● 東 京 大 学 分 子 細 胞 生 物 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「タイムシグナルと 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 発 生 初 期 の 大 脳 における 神 経 系 前 駆 細 胞 ( 神 経 幹 細 胞 )について、 発 生 時 期 特 異 的 な 分 化 制 御 因<br />

子 の 存 在 を 示 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 従 来 の 研 究 を 進 展 させる 事 により、 発 生 における 分 化 タイミングの 調 節 機 構 を 示 して 大 脳 の 成 り 立 ちに<br />

関 する 理 解 を 深 め、 将 来 の 再 生 医 療 への 基 盤 としての 成 果 を 目 指 す。<br />

課 題 名 人 とロボットの 持 続 的 相 互 作 用 に 関 する 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

柴 田 崇 徳 ● 産 業 技 術 総 合 研 究 所 知 能 システム 研 究 部 門 主 任 研 究 員<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 相 互 作 用 と 賢 さ」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、ロボットに 対 する 人 の 主 観 的 な 評 価 を 高 める 方 法 論 の 研 究 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 従 来 より 長 期 的 な 相 互 作 用 を 研 究 することにより、ロボットと 相 互 作 用 する 人 の 属 性 と、ロボットから 人 に<br />

与 える 効 果 の 目 的 に 応 じてロボットに 与 えるべき 機 能 を 明 らかにする。<br />

課 題 名 破 骨 細 胞 分 化 シグナルに 基 づく 自 己 免 疫 性 関 節 炎 の 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

高 柳 広 ● 東 京 医 科 歯 科 大 学 大 学 院 医 歯 学 総 合 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 生 体 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 関 節 リウマチ 等 の 自 己 免 疫 性 関 節 炎 における 病 的 な 骨 吸 収 を 担 う 破 骨 細 胞 の 分 化 シグナルの 解 析 を<br />

行 い、 破 骨 細 胞 分 化 を 決 定 する 転 写 因 子 等 を 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、 破 骨 細 胞 分 化 を 司 るシグナル 経 路 の 全 貌 を 解 明 し、 骨 免 疫 学 と 呼 ばれる 新 規 研 究 領 域 を 発 展 させ、<br />

将 来 的 には 関 節 リウマチ 等 の 治 療 法 の 開 発 に 結 びつけることを 目 指 す。<br />

課 題 名 半 導 体 をベースとしたスピン 機 能 材 料 の 開 発 とスピンエレクトロニクスへの 展 開<br />

研 究 代 表 者<br />

田 中 雅 明 ● 東 京 大 学 大 学 院 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 光 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 化 合 物 半 導 体 をベースとした 磁 気 光 学 結 晶 の 作 製 、 加 工 に 成 功 し、 様 々な 新 規 物 性 を 観 測 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 結 晶 を 用 いることにより、 集 積 型 磁 気 光 学 デバイス、スピン 依 存 伝 導 デバイス 等 の 実 用 素 子 への 応<br />

用 の 可 能 性 を 探 る。<br />

課 題 名 Webサービス・セキュリティ 技 術<br />

研 究 代 表 者<br />

中 島 震 ● 国 立 情 報 学 研 究 所 アーキテクチャ 科 学 研 究 系 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 機 能 と 構 成 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 複 数 のWebサービスを 組 み 合 わせる 際 に、 無 応 答 等 の 安 全 性 に 関 わる 不 具 合 がないことを 自 動 的 に<br />

検 証 する 方 法 、ならびに 情 報 漏 洩 に 関 するセキュリティ 制 御 の 検 証 方 法 等 を 検 討 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 成 果 を 応 用 して、Webサービス 連 携 記 述 にセキュリティレベルを 導 入 した 言 語 仕 様 を 考 案 し、 安 全<br />

性 とセキュリティの 双 方 を 自 動 的 に 検 査 ・ 検 証 するツールの 開 発 を 目 指 す。


課 題 名 運 動 と 認 知 の 協 調 制 御 による 汎 用 的 能 力 獲 得 の 神 経 機 構<br />

研 究 代 表 者<br />

本 田 学 ● 国 立 精 神 ・ 神 経 センター 神 経 研 究 所 部 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 協 調 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 人 間 特 有 の 思 考 の 基 盤 となる 認 知 的 制 御 と 運 動 制 御 とが 多 くの 神 経 基 盤 と 作 動 原 理 を 共 有 し、それ<br />

らの 機 能 が 両 者 に 不 可 欠 であること 等 を 明 らかにした。<br />

本 研 究 課 題 では、この 運 動 と 思 考 の 共 通 制 御 機 構 が 実 際 に 人 間 の 日 常 生 活 の 上 でどのような 意 義 を 持 っているかを 明 ら<br />

かにしつつ、 現 代 社 会 の 重 要 課 題 のひとつである 総 合 的 教 育 システムの 確 立 に 向 けて、 人 間 の 汎 用 的 能 力 開 発 を 支 える<br />

神 経 機 構 を 解 明 する。<br />

課 題 名 有 機 エレメントπ 電 子 系 の 創 製 と 応 用<br />

研 究 代 表 者<br />

山 口 茂 弘 ● 名 古 屋 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 合 成 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、アセチレン 類 の 効 率 的 環 化 反 応 の 開 拓 を 基 に、 種 々の 典 型 元 素 を 導 入 した 高 平 面 性 π 電 子 系 材 料 の<br />

開 発 に 成 功 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 新 π 電 子 系 物 質 群 について、 応 用 に 向 けた 更 なる 構 造 修 飾 を 図 り、 有 機 発 光 素 子 や 有 機 トラ<br />

ンジスタ 等 の 有 機 エレクトロニクス 分 野 における 基 盤 材 料 としての 可 能 性 を 追 求 する。<br />

課 題 名 センサー 型 転 写 因 子 とセンサー 型 RNaseによる 生 体 防 御 ネットワークの 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

吉 田 秀 郎 ● 京 都 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 情 報 と 細 胞 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、 神 経 変 性 疾 患 の 原 因 となる 小 胞 体 ストレスに 対 する 生 体 防 御 機 構 ( 小 胞 体 ストレス 応 答 )の 分 子 メカニ<br />

ズムを 解 明 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 小 胞 体 ストレス 応 答 の 解 析 過 程 で 発 見 した 全 く 新 規 のRNAスプライシング 機 構 を 解 析 するとともに、ゴ<br />

ルジ 体 に 蓄 積 した 異 常 タンパク 質 の 処 理 システム(ゴルジ 体 ストレス 応 答 )を 解 析 することによって、 分 泌 経 路 で 機 能 してい<br />

る 生 体 防 御 機 構 の 全 体 像 を 明 らかにすることを 目 指 す。<br />

課 題 名 超 ヘテロ・ナノ 結 晶 による 光 − 電 子 新 機 能 デバイスの 創 製<br />

研 究 代 表 者<br />

渡 辺 正 裕 ● 東 京 工 業 大 学 大 学 院 総 合 理 工 学 研 究 科 助 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「ナノと 物 性 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 で、シリコン−フッ 化 物 系 材 料 を 用 いた 高 品 質 な 超 ヘテロ 結 晶 の 成 長 技 術 を 開 拓 することにより、 結 晶 の 均<br />

一 性 や 再 現 性 を 向 上 させた 結 果 、 室 温 で 高 いパフォーマンスを 有 する 共 鳴 トンネル 素 子 の 実 現 や、 量 子 井 戸 構 造 中 のサ<br />

ブバンドの 制 御 をはじめて 達 成 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 超 へテロ 構 造 のユニークな 光 / 電 子 物 性 を 応 用 して、シリコンLSIと 集 積 可 能 なメモリ 素 子 や 光 増 幅 ・<br />

発 振 / 受 光 デバイスへの 応 用 等 を 検 討 する。<br />

課 題 名 衛 星 観 測 ・モデル 統 合 によるアジア 環 境 、 災 害 評 価 システムの 構 築<br />

研 究 代 表 者<br />

安 岡 善 文 ● 東 京 大 学 生 産 技 術 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 計 算 科 学 技 術 活 用 型 特 定 研 究 開 発 推 進 事 業 (ACT-JST)「 地 球 ・ 環 境 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 東 大 とアジア 工 科 大 に 設 置 した 衛 星 データ 受 信 システムをネットワークでつなぎ、そのデータを 転 送 、<br />

処 理 、 蓄 積 、 配 布 するネットワークシステムを 構 築 した。<br />

本 研 究 課 題 では、データを 陸 域 生 態 系 モデルにネットワークを 介 して 結 合 し、 準 実 時 間 で 環 境 ・ 災 害 のシミュレーションを<br />

行 うシステムに 拡 張 する。


課 題 名 KaiCリン 酸 化 サイクルによる 生 物 時 計 の 計 時 機 構<br />

研 究 代 表 者 近 藤 孝 男 ● 名 古 屋 大 学 大 学 院 理 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 植 物 の 機 能 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 転 写 も 翻 訳 も 停 止 する 条 件 下 でも、シアノバクテリアの 時 計 蛋 白 質 KaiCのリン 酸 化 の 概 日 リズムが 持<br />

続 することを 報 告 し、このKaiCリン 酸 化 サイクルが 生 物 時 計 ( 概 日 時 計 )の 真 のペースメーカーであることを 明 らかにした。<br />

これは 概 日 時 計 が 時 計 遺 伝 子 の 転 写 と 翻 訳 の 基 づくとする 定 説 を 覆 す 極 めてインパクトの 大 きなものである。<br />

本 研 究 課 題 では、いかにして3つのKai 蛋 白 質 が 安 定 した24 時 間 の 振 動 を 発 生 し、 時 間 を 刻 むかを 分 子 レベルで 解 明 し、<br />

生 物 時 計 の 謎 の 最 終 解 答 を 得 ることを 目 指 す。<br />

課 題 名 次 世 代 テキストマイニングの 技 術 基 盤 に 関 する 研 究<br />

研 究 代 表 者<br />

辻 井 潤 一 ● 東 京 大 学 大 学 院 情 報 理 工 学 系 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 高 度 メディア 社 会 の 生 活 情 報 技 術 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、Webに 分 散 的 に 蓄 積 された 巨 大 なテキスト 集 合 を 対 象 に、その 効 果 的 な 収 集 、 蓄 積 、 検 索 、 提<br />

示 を 行 う 技 術 の 確 立 を 目 指 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 言 語 の 意 味 と 知 識 を 結 びつける 理 解 処 理 や、ひとつの 文 の 境 界 線 を 越 える 文 脈 の 処 理 等 の 技 術 開 発<br />

を 行 うことで、 意 味 と 背 景 知 識 を 統 合 した 次 世 代 のテキストマイニング 技 術 を 確 立 する。<br />

課 題 名 体 の 極 性 の 起 源 と 対 称 性 が 破 られる 機 構<br />

研 究 代 表 者<br />

濱 田 博 司 ● 大 阪 大 学 大 学 院 生 命 機 能 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (CREST)「 生 物 の 発 生 ・ 分 化 ・ 再 生 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、どの 時 点 で 左 右 の 対 称 性 が 破 られるのか、 非 対 称 な 形 態 形 成 はどのように 起 こるのか、という 生 物<br />

の 発 生 の 本 質 的 な 問 題 の 解 明 を 目 指 してきた。<br />

本 研 究 課 題 では、 左 右 と 前 後 ( 頭 尾 )という2つの 体 軸 を 題 材 にして、 対 称 性 が 破 られる 機 構 や、 体 の 極 性 がどれほど 早<br />

い 時 期 まで 遡 る 事 が 出 来 るのかを 検 証 する。<br />

課 題 名 思 考 支 援 とコミュニケーションのための3 次 元 CG 製 作 ・ 利 用 技 術<br />

研 究 代 表 者<br />

五 十 嵐 健 夫 ● 東 京 大 学 大 学 院 情 報 理 工 学 系 研 究 科 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 情 報 基 盤 と 利 用 環 境 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 一 般 の 人 が3 次 元 コンピュータグラフィックス(CG)を 日 常 的 な 知 的 生 産 活 動 の 道 具 として 使 えるように<br />

することを 目 指 し、3 次 元 的 な 表 現 を 簡 単 に 作 成 ・ 操 作 するための 基 礎 技 術 の 開 発 を 行 ってきた。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 成 果 を 発 展 ・ 統 合 させることにより 実 用 的 なシステムの 構 築 を 進 め、3 次 元 CGをより 身 近 な 道<br />

具 にするという 長 期 的 な 目 標 の 実 現 を 目 指 す。 具 体 的 には、 応 用 を 視 野 に 入 れて 各 要 素 技 術 の 拡 張 を 行 うとともに、 医 療 ・<br />

建 築 ・ 教 育 ・スポーツ 科 学 といった3 次 元 的 な 表 現 を 必 要 としている 専 門 分 野 においてコミュニケーション 支 援 の 手 段 として<br />

使 用 出 来 るような 個 別 アプリケーションの 研 究 開 発 を 進 める。<br />

課 題 名 人 間 との 相 互 作 用 に 基 づくロボットの 認 知 発 達<br />

研 究 代 表 者<br />

久 保 田 直 行 ● 首 都 大 学 東 京 システムデザイン 学 部 准 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 相 互 作 用 と 賢 さ」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、パートナーロボットを 開 発 し、 模 倣 に 基 づくコミュニケーションの 形 成 や、 模 倣 から 行 動 あるいはジェ<br />

スチャーの 獲 得 機 構 に 関 する 検 討 を 行 った。 近 年 、 小 学 校 等 では、コミュニケーション 能 力 の 発 達 に 関 する 問 題 が 重 視 さ<br />

れている。<br />

本 研 究 課 題 では、 人 間 とロボットとの 経 時 的 なコミュニケーションに 基 づく 言 語 能 力 発 達 や 認 知 発 達 の 構 成 論 的 な 解 明 を 通<br />

し、 人 間 との 協 調 を 目 的 としたロボットパートナーに 関 する 学 術 的 な 新 分 野 を 確 立 する。


課 題 名 遺 伝 暗 号 翻 訳 装 置 の 機 能 的 統 合 および 機 能 的 分 散 の 構 造 的 基 盤 の 解 明<br />

研 究 代 表 者<br />

濡 木 理 ● 東 京 工 業 大 学 大 学 院 生 命 理 工 学 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 生 体 分 子 の 形 と 機 能 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、tRNAの 成 熟 (プロセシング、 転 写 後 修 飾 、アミノアシル 化 )を 触 媒 する 酵 素 群 の 個 々の 立 体 構 造 お<br />

よびtRNA 前 駆 体 との 複 合 体 の 立 体 構 造 を 決 定 した。<br />

本 研 究 課 題 では、これらの 酵 素 群 が 超 分 子 複 合 体 を 形 成 し、 統 合 された 一 連 の 機 能 を 効 率 よく 遂 行 する 構 造 的 基 盤 を<br />

解 明 する。 加 えて、アミノアシルtRNA 合 成 酵 素 とその 補 因 子 が、 恒 常 的 な 蛋 白 質 生 産 を 営 みながら、 機 能 的 に 分 散 し<br />

て 異 常 細 胞 のプログラム 死 ・ 免 疫 系 の 活 性 化 ・ 組 織 の 再 形 成 に 働 く 構 造 的 基 盤 を 解 明 する。<br />

課 題 名 細 胞 を 標 的 とする 送 達 ペプチド: 機 能 解 析 と 制 御<br />

研 究 代 表 者<br />

二 木 史 朗 ● 京 都 大 学 化 学 研 究 所 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「 合 成 と 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、アルギニンペプチドの 取 り 込 みにはマクロピノサイトーシスと 呼 ばれる 特 殊 なエンドサイトーシスが 関 与<br />

していることや、 細 胞 骨 格 タンパク 質 であるアクチンの 形 態 が 変 化 することを 見 出 し、アルギニンペプチドが 細 胞 表 層 と 相<br />

互 作 用 することにより、 細 胞 内 での 情 報 伝 達 系 を 活 性 化 する 可 能 性 を 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 様 々なアルギニンペプチド 類 縁 体 の 合 成 を 通 してこの 効 率 的 輸 送 を 可 能 とする 生 理 的 機 序 を 明 らかとす<br />

るとともに、 機 序 の 理 解 に 基 づいた 合 理 的 かつ 効 果 的 な 標 的 細 胞 への 薬 物 送 達 系 を 確 立 する。<br />

課 題 名 オートファジーによる 細 胞 内 クリアランス 機 構<br />

研 究 代 表 者<br />

水 島 昇 ● 東 京 医 科 歯 科 大 学 大 学 院 医 歯 学 総 合 研 究 科 教 授<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「タイムシグナルと 制 御 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 飢 餓 や 出 生 によって 激 しく 誘 導 されるオートファジー( 自 食 作 用 )が 栄 養 自 給 システムとして 重 要 である<br />

ことを 示 した。 一 方 で、 恒 常 的 におこっている 低 いレベルのオートファジーも 細 胞 内 タンパク 質 の 品 質 管 理 に 貢 献 している<br />

証 拠 を 見 出 した。<br />

本 研 究 課 題 では、 原 則 として 非 選 択 的 でありながらもオートファジーが 細 胞 内 品 質 管 理 を 担 える 仕 組 み、さらに 変 性 疾 患<br />

や 加 齢 に 伴 う 細 胞 内 異 常 タンパク 質 蓄 積 抑 止 におけるオートファジーの 役 割 を 明 らかにすることを 目 指 す。<br />

課 題 名 MgO 障 壁 TMR 素 子 の 高 性 能 化 と 次 世 代 MRAM への 応 用<br />

研 究 代 表 者<br />

湯 浅 新 治 ● 産 業 技 術 総 合 研 究 所 エレクトロニクス 研 究 部 門 研 究 グループ 長<br />

出 身 事 業 ▶ 戦 略 的 創 造 研 究 推 進 事 業 (さきがけ)「ナノと 物 性 」<br />

概 要 : これまでの 研 究 では、 画 期 的 な 新 材 料 である 結 晶 性 の 酸 化 マグネシウム(MgO)をトンネル 障 壁 に 用 いた 新 型 のTMR 素 子<br />

を 開 発 し、 室 温 で230%という 世 界 最 高 の 磁 気 抵 抗 を 実 現 した。<br />

本 研 究 課 題 では、この 新 型 TMR 素 子 の 磁 気 抵 抗 の 更 なる 向 上 のための 研 究 を 行 い、 室 温 で500% 以 上 の 実 現 を 目 指 す。<br />

また、 低 抵 抗 のTMR 素 子 を 研 究 し、 次 世 代 の 超 高 密 度 ハードディスク 用 磁 気 ヘッドへの 応 用 も 目 指 す。さらに、MgOト<br />

ンネル 障 壁 を 介 したコヒーレントなスピン 依 存 トンネルの 物 理 機 構 を 解 明 する。


索<br />

引<br />

木 下 賢 吾 きのした けんご <br />

桐 野 高 明 きりの たかあき <br />

楠 見 明 弘 くすみ あきひろ <br />

久 保 田 直 行 くぼた なおゆき <br />

あ<br />

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相 田 卓 三 あいだ たくぞう <br />

青 野 正 和 あおの まさかず <br />

審 良 静 男 あきら しずお <br />

浅 島 誠 あさしま まこと <br />

浅 原 弘 嗣 あさはら ひろし <br />

安 達 ( 山 田 ) 卓 あだち たかし <br />

新 井 豊 子 あらい とよこ <br />

荒 瀬 尚 あらせ ひさし <br />

阿 波 賀 邦 夫 あわが くにお <br />

飯 島 澄 男 いいじま すみお <br />

五 十 嵐 健 夫 いがらし たけお <br />

池 田 穰 衛 いけだ じょうえ <br />

石 川 正 俊 いしかわ まさとし <br />

伊 藤 智 義 いとう ともよし <br />

井 上 明 久 いのうえ あきひさ <br />

井 上 晴 夫 いのうえ はるお <br />

今 井 浩 いまい ひろし <br />

内 野 隆 司 うちの たかし <br />

大 津 元 一 おおつ もといち <br />

岡 野 栄 之 おかの ひでゆき <br />

小 田 俊 理 おだ しゅんり <br />

か<br />

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加 川 貴 俊 かがわ たかとし <br />

垣 塚 彰 かきづか あきら <br />

加 藤 茂 明 かとう しげあき <br />

金 澤 一 郎 かなざわ いちろう <br />

菊 池 裕 嗣 きくち ひろつぐ <br />

北 澤 宏 一 きたざわ こういち <br />

北 澤 茂 きたざわ しげる <br />

北 野 宏 明 きたの ひろあき <br />

黒 田 章 夫 くろだ あきお <br />

黒 田 玲 子 くろだ れいこ <br />

龔 剣 萍 ぐん ちぇんびん <br />

小 池 康 博 こいけ やすひろ <br />

後 藤 由 季 子 ごとう ゆきこ <br />

五 神 真 ごのかみ まこと <br />

小 林 修 こばやし しゅう <br />

小 宮 山 進 こみやま すすむ <br />

小 守 壽 文 こもり としふみ <br />

近 藤 孝 男 こんどう たかお <br />

近 藤 久 雄 こんどう ひさお <br />

近 藤 寿 人 こんどう ひさと <br />

さ<br />

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蔡 安 邦 さい あんぽう <br />

齋 藤 烈 さいとう いさお <br />

才 野 敏 郎 さいの としろう <br />

酒 井 邦 嘉 さかい くによし <br />

重 本 隆 一 しげもと りゅういち <br />

柴 田 崇 徳 しばた たかのり <br />

清 水 敏 美 しみず としみ <br />

新 海 征 治 しんかい せいじ <br />

鈴 木 啓 介 すずき けいすけ <br />

鈴 木 俊 法 すずき としのり <br />

曽 我 部 正 博 そかべ まさひろ <br />

た<br />

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多 賀 厳 太 郎 たが げんたろう <br />

高 橋 克 仁 たかはし かつひと <br />

高 橋 保 たかはし たもつ <br />

高 柳 広 たかやなぎ ひろし <br />

竹 田 正 幸 たけだ まさゆき <br />

田 中 雅 明 たなか まさあき


田 矢 洋 一 たや よういち <br />

樽 茶 清 悟 たるちゃ せいご <br />

月 田 早 智 子 つきた さちこ <br />

月 田 承 一 郎 つきた しょういちろう <br />

辻 井 潤 一 つじい じゅんいち <br />

辻 本 賀 英 つじもと よしひで <br />

坪 井 泰 之 つぼい やすゆき <br />

津 本 忠 治 つもと ただはる <br />

寺 崎 哲 也 てらさき てつや <br />

堂 免 一 成 どうめん かずなり <br />

徳 永 信 とくなが まこと <br />

土 肥 義 治 どい よしはる <br />

な<br />

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中 島 震 なかじま しん <br />

中 島 ( 神 戸 ) 敏 明 なかじま としあき <br />

長 田 重 一 ながた しげかず <br />

中 野 義 昭 なかの よしあき <br />

長 濱 嘉 孝 ながはま よしたか <br />

中 村 佳 正 なかむら よしまさ <br />

中 山 知 信 なかやま とものぶ <br />

新 川 詔 夫 にいかわ のりお <br />

濡 木 理 ぬれき おさむ <br />

野 口 祐 二 のぐち ゆうじ <br />

野 村 一 也 のむら かずや <br />

は<br />

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橋 本 浩 一 はしもと こういち <br />

花 岡 文 雄 はなおか ふみお <br />

花 栗 哲 郎 はなぐり てつお <br />

濱 田 博 司 はまだ ひろし <br />

尾 藤 晴 彦 びとう はるひこ <br />

平 井 宏 和 ひらい ひろかず <br />

平 間 正 博 ひらま まさひろ <br />

平 山 祥 郎 ひらやま よしろう <br />

福 井 康 雄 ふくい やすお <br />

福 住 俊 一 ふくずみ しゅんいち <br />

藤 井 義 明 ふじい よしあき <br />

藤 木 幸 夫 ふじき ゆきお <br />

藤 原 徹 ふじわら とおる <br />

二 木 史 朗 ふたき しろう <br />

舩 岡 正 光 ふなおか まさみつ <br />

星 野 聖 ほしの きよし <br />

細 野 秀 雄 ほその ひでお <br />

本 田 学 ほんだ まなぶ <br />

本 多 嘉 明 ほんだ よしあき <br />

ま<br />

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真 島 豊 まじま ゆたか <br />

松 島 綱 治 まつしま こうじ <br />

松 藤 泰 典 まつふじ やすのり <br />

松 本 邦 弘 まつもと くにひろ <br />

御 子 柴 克 彦 みこしば かつひこ <br />

三 品 昌 美 みしな まさよし <br />

水 島 昇 みずしま のぼる <br />

三 原 久 和 みはら ひさかず <br />

三 宅 なほみ みやけ なおみ <br />

村 上 富 士 夫 むらかみ ふじお <br />

や<br />

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安 岡 善 文 やすおか よしふみ <br />

山 口 茂 弘 やまぐち しげひろ <br />

山 㟢 信 行 やまざき のぶゆき <br />

山 本 尚 やまもと ひさし <br />

山 本 喜 久 やまもと よしひさ <br />

湯 浅 新 治 ゆあさ しんじ <br />

横 山 浩 よこやま ひろし <br />

吉 崎 悟 朗 よしざき ごろう <br />

吉 田 尚 弘 よしだ なおひろ <br />

吉 田 秀 郎 よしだ ひでろう <br />

わ<br />

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渡 辺 正 裕 わたなべ まさひろ <br />

渡 邊 嘉 典 わたなべ よしのり


●お 問 い 合 わせ<br />

本 部<br />

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事 業 本 部<br />

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アクセス▶▶▶<br />

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研 究 事 務 所

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