プラズマエレクトロニクス分科会会報 No.56 - 応用物理学会
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幹 事 長 就 任 にあたって<br />
東 京 大 学 寺 嶋 和 夫<br />
この 4 月 より 2 年 間 、プラズマエレクトロニク<br />
ス 分 科 会 幹 事 長 を 務 めさせていただきます 東 京 大<br />
学 の 寺 嶋 和 夫 です。 分 科 会 会 員 のみなさまが 分 科<br />
会 に 入 会 されて 本 当 に 良 かったと 満 足 されるよう<br />
精 一 杯 努 めさせていただきます。どうぞよろしく<br />
お 願 い 申 し 上 げます。<br />
昨 年 10 月 に 本 分 科 会 の 発 足 20 周 年 を 祝 う 記 念<br />
講 演 会 が 名 古 屋 大 学 にて 前 幹 事 長 の 堀 先 生 ( 名 古<br />
屋 大 学 )の 強 力 なご 尽 力 ・リーダーシップの 下 に<br />
盛 大 に 開 催 されました。 本 分 科 会 の 前 身 であるプ<br />
ラズマエレクトロニクス 研 究 会 の 発 足 25 周 年 も<br />
祝 うこの 記 念 講 演 会 には、 本 分 科 会 、 研 究 会 の 立<br />
ち 上 げに 多 大 な 貢 献 をされてこられた 会 員 のみな<br />
さま、 幹 事 会 の 幹 事 のみなさまをはじめとして、<br />
次 代 の 分 科 会 を 担 う 学 生 会 員 のみなさま、 若 手 の<br />
研 究 者 、 技 術 者 の 会 員 のみなさまなど 多 岐 にわた<br />
るみなさまにお 集 りいただき、 現 在 520 名 を 超 え<br />
る 大 きな 集 団 にまで 発 展 した 本 会 の 活 況 をみなさ<br />
まと 祝 うことができました。このような 分 科 会 の<br />
隆 盛 は、 長 年 に 渡 る 会 員 のみなさまの 分 科 会 活 動<br />
への 積 極 的 なご 参 加 ・ご 協 力 ・ご 教 授 、そして、<br />
幹 事 会 の 幹 事 のみなさまの 会 の 運 営 へのご 尽 力 な<br />
くして 達 成 できなかったことは 言 を 待 ちません。<br />
この 学 会 活 動 への 積 極 的 な 参 加 という 良 き 文 化 ・<br />
伝 統 、そして 応 用 物 理 学 会 の 多 くの 分 科 会 の 中 で<br />
も 1,2 を 争 う 高 い 学 会 活 動 のアクテイビテイーこ<br />
そが 時 代 を 超 えて 受 け 継 いでいくべき 本 分 科 会 の<br />
最 大 の 財 産 だと 確 信 しております。さらにまた、<br />
受 け 継 ぐべきものを 守 るためには、 継 続 的 な 変 革<br />
が 必 要 とされ、 本 分 科 会 の 活 動 においてもこの 点<br />
を 肝 に 銘 じて 進 めてまいります。 春 ・ 秋 の 学 術 講<br />
演 会 においては 学 術 技 術 の 国 際 化 の 流 れを 迅 速 に<br />
取 り 入 れ 応 用 物 理 学 会 内 でも 一 番 早 くの 英 語 のセ<br />
ッションを 設 置 するとともに、この 4 月 のアメリ<br />
カ MRS(Materials Research Society) 学 術 講 演 会 に<br />
おける 合 同 シンポジウム(プラズマバイオ 応 用 )<br />
の 開 催 など 国 際 化 への 対 応 を 進 めており 今 後 益 々<br />
加 速 してまいります。また、 分 科 会 活 動 の 中 心 で<br />
あります 各 種 の 講 習 会 ・ 研 究 会 、 例 えば、 学 生 会<br />
員 のみなさんを 主 な 対 象 とさせていただいていま<br />
すインキュベーションホール、 会 社 にお 勤 めの 会<br />
員 のみなさまを 主 な 対 象 としておりますプラズマ<br />
エレクトロニクス 講 習 会 、プラズマ 領 域 の 新 しい<br />
研 究 領 域 を 拡 げる 野 心 的 な 研 究 者 ・ 技 術 者 の 会 員<br />
のみなさまの 発 表 、 研 鑽 の 場 となる 新 領 域 研 究 会 、<br />
などの 開 催 におきましても、 会 の 趣 旨 ・ 内 容 ・ 形<br />
式 の 継 続 的 な 検 討 を 行 い、 会 員 のみなさまにとっ<br />
て 十 二 分 の 満 足 をいただけることを 肝 に 銘 じ 担 当<br />
幹 事 が 日 夜 議 論 し 常 にフレッシュな 会 になるよう<br />
努 めております。 半 導 体 デバイスプロセス、 光 源<br />
応 用 を 中 心 に 発 展 してきましたプラズマ 応 用 も 現<br />
在 、 環 境 分 野 、 生 命 分 野 、エネルギー 分 野 などそ<br />
の 応 用 分 野 はたいへん 多 岐 にわたるものになって<br />
おります。このような 時 代 のニーズに 沿 った 内 容 、<br />
また、モバイル IT 時 代 にマッチした 形 式 へのたゆ<br />
まぬ 講 習 会 ・ 研 究 会 の 変 革 を 進 めております。<br />
さて、 元 幹 事 長 の 白 谷 先 生 ( 九 州 大 学 )、 堀 先 生<br />
のご 尽 力 によりこの 秋 の 文 部 科 学 省 の 科 学 研 究 費<br />
の 申 請 分 野 の 中 の 応 用 物 理 の 分 科 の 細 目 の 一 つと<br />
して“プラズマエレクトロニクス”が 設 定 される<br />
ことになりました。このことは 単 に 科 学 研 究 費 の<br />
カテゴリーについての 話 にとどまらず、 他 の 細 目 、<br />
すなわち、 応 用 物 性 、 結 晶 工 学 、 薄 膜 ・ 表 面 界 面<br />
物 性 、 光 工 学 ・ 光 量 子 科 学 、 応 用 物 理 学 一 般 、と<br />
並 んで 応 用 物 理 の 中 で6つの 大 きな 分 野 のうちの<br />
一 つとしてプラズマエレクトロニクス 分 野 が 広 く<br />
国 民 のみなさまにも 認 知 されたことを 意 味 します。<br />
このような 時 期 に 幹 事 長 の 重 責 をになえることに、<br />
会 員 のみなさまに 心 より 感 謝 いたします。 今 後 、<br />
分 科 会 の 発 展 に 全 力 で 取 り 組 みますので、 会 員 の<br />
みなさま、 幹 事 会 のみなさまには、ご 協 力 、ご 指<br />
導 を 賜 りますようよろしくお 願 いいたします。<br />
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